JPWO2017212535A1 - 電力変換装置の筐体および樹脂キャップ - Google Patents

電力変換装置の筐体および樹脂キャップ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017212535A1
JPWO2017212535A1 JP2018522194A JP2018522194A JPWO2017212535A1 JP WO2017212535 A1 JPWO2017212535 A1 JP WO2017212535A1 JP 2018522194 A JP2018522194 A JP 2018522194A JP 2018522194 A JP2018522194 A JP 2018522194A JP WO2017212535 A1 JPWO2017212535 A1 JP WO2017212535A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin cap
casing
housing
flange
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018522194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6523565B2 (ja
Inventor
直也 橋居
直也 橋居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017212535A1 publication Critical patent/JPWO2017212535A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6523565B2 publication Critical patent/JP6523565B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/06Hermetically-sealed casings
    • H05K5/069Other details of the casing, e.g. wall structure, passage for a connector, a cable, a shaft
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/02Details
    • H05K5/0217Mechanical details of casings
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/02Details
    • H05K5/03Covers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/14Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
    • H05K7/1422Printed circuit boards receptacles, e.g. stacked structures, electronic circuit modules or box like frames
    • H05K7/1427Housings
    • H05K7/1432Housings specially adapted for power drive units or power converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Power Engineering (AREA)

Abstract

電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、サービスホール(3)を塞ぐための樹脂キャップ(2)は、サービスホール(3)に嵌合される円筒シール面(7)と筐体(1)の外側表面に当接されるフランジ(4)とを有し、樹脂キャップ(2)の内部には、円筒カップ状の芯金(5)を有し、芯金(5)は、筐体(1)外側にサービスホール(3)の円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金(5a)を有し、また筐体(1)内側に形成された樹脂キャップ(2)の凹部(17)の円筒カップ底面(8)には、円筒シール面(7)と同軸かつ筐体(1)の外側方向へ突出して形成された凸部(8a)を有し、フランジ(4)面には筐体(1)に当接されたリップシール(6)が設けられたものである。

Description

この発明は、電力変換装置の筐体および樹脂キャップに関し、特に、電力変換装置の筐体内部の各部品を接合するためのサービスホールを塞ぐための樹脂キャップを有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップに関するものである。
近年、自動車は燃費等の環境性能を向上するため、電気自動車やハイブリッド自動車、あるいは燃料電池自動車のように、従来の内燃機関以外に電気の動力を利用した車両の開発および市場への投入が急速に進んでいる。このような自動車には、電気を動力に変換するための電力変換装置が搭載されている。また、さらなる高出力化・高効率パッケージに対応するため、電力変換装置内の発熱素子の冷却は、エンジンクーラント液による水冷方式が主流となっている。この水冷化に伴い、エンジンルーム内に搭載される電力変換装置の筐体には、耐振性や防水性、耐塩水性、防塵性が要求されている。
また高機能化に対応するため、電力変換装置の筐体内には、スイッチング素子等の発熱素子を冷却するための水冷式ヒートシンク、制御回路基板、昇圧コンバータ等の部品が収容されている。またさらに、電力変換装置の筐体内には、リップル電流抑制のための平滑コンデンサ、電源接続用端子台、モーター接続用端子台等の部品が収容されている。そして、それらの各部品は、高圧系および低圧系のハーネスおよびバスバーで電気的に接合されている。
このような多数の部品を搭載する電力変換装置では、小型・軽量化や低コスト化、耐振性向上、組立性向上のため、制御回路基板などの各部品は、それぞれ構造材を兼ねた筐体に取り付けられ、各部品が取り付けられた筐体同士を締結後、筐体のサービスホールを利用して電気的接合を実施し、最後にサービスホールを樹脂キャップで閉塞する構造が提案されている。また樹脂キャップは、円板状のフランジを有するため、組立時はフランジが筐体に当接するまで挿入するだけの組立性に優れた構造である(例えば、特許文献1参照)。
さらにシール性の向上を図るため、樹脂キャップの内部に、筐体内側へ突出するフランジ付き円筒カップ形状の芯金を設けることで、筐体側円筒シール面に当接する樹脂の面圧の増大と均一化を図り、さらに円板状のフランジ部にリップシールを設けた構造が提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−163148号公報 特願2015−066021
しかしながら、特許文献1または特許文献2に開示された従来の電力変換装置の筐体および樹脂キャップは、弾性体である樹脂と筐体の間で発生する摩擦力のみで筐体に固定されているため、冷熱サイクル時にフランジ部芯金が円筒部芯金より大きな膨張・収縮を繰り返すことで、樹脂キャップが蠕動運動を行い、温度条件によっては筐体から外れてしまう課題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、冷熱サイクルによる樹脂キャップ外れを防止できる電力変換装置の筐体および樹脂キャップを得ることを目的とする。
この発明に係る電力変換装置の筐体および樹脂キャップは、電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、また前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部の円筒カップ底面には、前記円筒シール面と同軸かつ前記筐体の外側方向へ突出して形成された凸部を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールが設けられたものである。
また、この発明に係る電力変換装置の筐体および樹脂キャップは、電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部には円筒カップ底面を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールを有し、前記筐体の表面には前記樹脂キャップの前記フランジの外周側にリブが設けられ、前記樹脂キャップが前記筐体に組み付けられた後、前記リブが内径側に折り曲げられたものである。
さらにまた、この発明に係る電力変換装置の筐体および樹脂キャップは、電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部には円筒カップ底面を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールを有し、前記樹脂キャップが前記筐体に組み付けられた後、前記樹脂キャップを覆った状態でカバーが前記筐体に組み付けられており、前記カバーの材質を溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板とし、前記カバーの一部を変形させることで前記樹脂キャップの鉛直下方向以外の前記フランジ面に当接させたものである。
また、この発明に係る電力変換装置の筐体および樹脂キャップは、電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部には円筒カップ底面を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールを有し、前記樹脂キャップが前記筐体に組み付けられた後、前記樹脂キャップを覆った状態でカバーが前記筐体にネジ固定で組み付けられており、前記カバーの材質をアルミニウム合金とし、前記カバーの一部を変形させることで前記円筒シール面と同軸の凸部が形成され、前記凸部を前記樹脂キャップの前記フランジ全面に当接させたものである。
この発明の電力変換装置の筐体および樹脂キャップによれば、冷熱サイクル時に芯金の径方向変位量において筐体の外側と内側で釣り合いを取ることで、樹脂キャップの蠕動運動を抑制し、樹脂キャップが外れるのを防止する効果がある。
また、高圧水の直撃を防ぐことができるため、高い防水性を確保できる効果がある。さらにまた、フランジの引っかけによる樹脂キャップ外れを防止する効果や意図的に外そうとしても容易に外れない効果がある。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の筐体および樹脂キャップの平面図である。 図1AのA−A線の断面図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の筐体および樹脂キャップの平面図である。 図2AのB−B線の断面図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の筐体および樹脂キャップに板金カバーを配置した平面図である。 図3AのC−C線の断面図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の筐体および樹脂キャップに板金カバーを配置した平面図である。 図4AのD−D線の断面図である。 この発明の実施の形態4による電力変換装置の筐体および樹脂キャップに板金カバーを配置した平面図である。 図5AのE−E線の断面図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態1について説明する。
なお、各図面中において、同一符号は同一あるいは相当のものであることを示す。
実施の形態1.
図1Aは、この発明の実施の形態1における電力変換装置を側面側から見た時の平面図であり、図1Bは図1AのA−A線の断面図である。図1A、図1Bにおいて、電力変換装置の筐体1は、軽量化および成型性の観点からアルミダイキャスト製であり、筐体1には、外側表面から内側に向けて貫通するサービスホール3が複数設けられている。サービスホール3は、電力変換装置の筐体1の内部における端子台とバスバーのネジ締結や基板と端子の半田付けなど、電気回路を電気的に接合するために設けられている。また、このサービスホール3を塞ぐために、円筒状の樹脂キャップ2が設けられている。樹脂キャップ2は、サービスホール3に嵌合する円筒シール面7と筐体1の外側表面に当接するフランジ4とを有している。円筒状の樹脂キャップ2の内部には、筐体1の外側にリング状のフランジを有する円筒カップ状の鋼板製の芯金5が設けられている。樹脂キャップ2は、筐体1の内側に形成された樹脂キャップ2の凹部17に円筒カップ底面8を有しており、この円筒カップ底面8には、円筒シール面7と同軸でかつ筐体1の出口側方向(筐体1の外側方向)へ突出して形成された芯金5の凸部8aが設けられている。また、芯金5は、筐体1の外側にサービスホール3の円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金5aと、サービスホール3内に配置された樹脂キャップ2の内部に形成された円筒部芯金5bを有している。
また、筐体1に当接するフランジ4には、円周方向につながっているリップシール6が設けられており、フランジ4を有さない側の樹脂キャップ2の先端には、テーパ面9が設けられている。
さらにまた、筐体1には、サービスホール3の樹脂キャップ2の挿入口側にテーパ面10が設けられている。また、電力変換装置の筐体1の外側表面には、樹脂キャップ2のフランジ4の外周側に筐体1の外側方向に向かって突出して形成されたリブ11が設けられている。電力変換装置の筐体1に設けられたリブ11は、樹脂キャップ2のフランジ4の厚み以上の高さを有している。
ここで、フランジ4の厚みとは、リップシール6が筐体1と当接する面から樹脂キャップ2の筐体外側端面までの長さであり、その長さをh1とする。また、リブ11の高さとは、リップシール6の筐体1との当接面からリブ11の外側端面までの長さであり、その長さをh2とする。そして、h1とh2において、h1≦h2の関係としている。なお、リブ11の外側端面は、サービスホール軸心12に直交している。
実施の形態1における電力変換装置の筐体および樹脂キャップでは、樹脂キャップ2の内部に芯金5を設けたことにより、筐体1側の円筒シール面7に当接する樹脂の面圧の増大と均一化の効果があり、さらに、芯金入りフランジ4にリップシール6が設けられたことにより、リップシール面圧の増大と均一化の効果がある。また、筐体1の外側のフランジ4内部に形成されたフランジ部芯金5aに対し、筐体1の内側の円筒カップ底面8に芯金5の凸部8aを設けたことにより、冷熱サイクル時に膨張・収縮する芯金5の径方向変位量を筐体1の外側と内側で均等化することができ、冷熱サイクル時の樹脂キャップ2の蠕動運動を抑制し、樹脂キャップ2が外れるのを防止する効果がある。
また、特許文献2のように樹脂キャップ2の先端に樹脂キャップ外れ防止用の大径部を設ける必要がないため、樹脂キャップ2を筐体1に組付ける際の挿入性が高い効果がある。
その結果、高い防水性・耐塩水性と耐冷熱サイクル性および組み付け性を両立できる効果がある。
実施の形態2.
図2Aは、この発明の実施の形態2における電力変換装置を側面側から見た時の平面図であり、図2Bは図2AのB−B線の断面図である。実施の形態2において、実施の形態1と同一の符号については、実施の形態1と同一の構成であるので説明を省略する。図2A、図2Bに示すように、筐体1のリブ11は、樹脂キャップ2を筐体1に組み付け後、リブ11をカシメにより内径側に折り曲げた構造となっている。
実施の形態2における電力変換装置の筐体および樹脂キャップでは、リップシール6の外周を囲むリブ11を設けたことにより、リップシール6に対する高圧水の直撃を防ぐことができるため、高い防水性を確保できる効果がある。またリブ11の折り曲げ部13により、冷熱サイクル時の樹脂キャップ2の蠕動運動による樹脂キャップ外れを防止する効果があり、またフランジ4の引っかけによる樹脂キャップ外れを防止する効果や意図的に外そうとしても容易に外れない効果がある。
実施の形態3.
図3A、図4Aは、この発明の実施の形態3における電力変換装置を側面側から見た時の平面図である。また、図3Bは、図3AのC−C線の断面図であり、図4Bは、図4AのD−D線の断面図である。実施の形態3において、実施の形態1と同一の符号については、実施の形態1と同一の構成であるので説明を省略する。
図3A、図3B、図4A、図4Bに示すように、樹脂キャップ2を筐体1に組み付け後、樹脂キャップ2を覆う板金カバー14を筐体1に組み付け、板金カバー14の一部を変形させることで、フランジ4端面の鉛直下方向以外の部分に板金カバー14を当接させた構造となっている。
実施の形態3における電力変換装置の筐体および樹脂キャップでは、板金カバー14を配置したことにより、樹脂キャップ2への高圧水の直撃を防ぐことができるため、高い防水性を確保できる効果がある。また、冷熱サイクル時の樹脂キャップ2の蠕動運動による樹脂キャップ外れを防止する効果やフランジ4の引っかけによる樹脂キャップ外れを防止する効果や意図的に外そうとしても容易に外れない効果がある。
また、樹脂キャップ2の挿入位置が安定し、リップシール6のつぶし代が設計通りの状態で安定するため、高い防水性・耐塩水性を長時間維持できる。さらに、塩水によりリップシール6が接している筐体1が一部腐食し、その腐食生成物により樹脂キャップ2が外れる方向にフランジ4を押し上げようとしても、板金カバー14の板金絞り部15または板金絞り部16がフランジ4を押えているため、樹脂キャップ2の後退によるリップシール6のシール面圧低下を抑制する効果がある。
また、板金カバー14の材質は、溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板としているため、めっき層に含まれるマグネシウムとアルミニウムの効果により、緻密で付着性の強い保護膜がめっき表面に形成され、高い耐食性を保有する低コストな材質である。しかし、滞水により常時水に接する環境では、マグネシウム溶け出しにより、保護膜が消失し、早期腐食に至る課題があるため、フランジ4端面に当接する板金絞り部15または板金絞り部16を、フランジ4端面の鉛直下方向は当接させない構造とした。これにより、樹脂キャップ2の円筒カップ底面8まで水が浸入しても、水が排出されるため、樹脂キャップ2から板金カバー14間を長時間滞水させない効果がある。
実施の形態4.
図5Aは、この発明の実施の形態4における電力変換装置を側面側から見た時の平面図である。また、図5Bは、図5AのE−E線の断面図である。実施の形態4において、実施の形態1および実施の形態3と同一の符号については、実施の形態1および実施の形態3と同一の構成であるので説明を省略する。
図5A、図5Bに示すように、実施の形態4においては、板金カバー14の一部を変形させることで形成された板金絞り部18を、円筒シール面7と同軸の凸形状とし、樹脂キャップ2のフランジ4端面の全面に当接させたことにより、実施の形態3よりも、樹脂キャップ2の挿入位置をより安定的に保つ効果があるため、より高い防水性・耐塩水性を長時間維持できる。
つまり、実施の形態4においては、板金カバー14の材質をアルミニウム合金(例えばA5052材やA6063材)とし、板金カバー14の一部を変形させることで、円筒シール面7と同軸の凸部19が形成され、この凸部19を樹脂キャップ2のフランジ4の全面に当接させたことを特徴とする。
また、板金カバー14の材質をアルミニウム合金としたことにより、樹脂キャップ2から板金カバー14間が長時間滞水しても、板金カバー14は腐食することがない。
さらに、アルミニウム合金の線膨張係数は筺体1のアルミダイキャスト(例えばADC12材)と近い値のため、冷熱サイクル時の板金カバー14と筺体1の熱膨張差が少なく、板金カバー14を固定しているネジが緩み難い効果がある。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 筐体、2 樹脂キャップ、3 サービスホール、4 フランジ、5 芯金、5a フランジ部芯金、5b 円筒部芯金、6 リップシール、7 円筒シール面、8 円筒カップ底面、8a 凸部、9 テーパ面、10 テーパ面、11 リブ、12 サービスホール軸心、13 折り曲げ部、14 板金カバー、15 板金絞り部、16 板金絞り部、17 凹部、18 板金絞り部、19 凸部

Claims (4)

  1. 電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、また前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部の円筒カップ底面には、前記円筒シール面と同軸かつ前記筐体の外側方向へ突出して形成された凸部を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールが設けられたことを特徴とする電力変換装置の筐体および樹脂キャップ。
  2. 電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部には円筒カップ底面を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールを有し、前記筐体の表面には前記樹脂キャップの前記フランジの外周側にリブが設けられ、前記樹脂キャップが前記筐体に組み付けられた後、前記リブが内径側に折り曲げられたことを特徴とする電力変換装置の筐体および樹脂キャップ。
  3. 電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部には円筒カップ底面を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールを有し、前記樹脂キャップが前記筐体に組み付けられた後、前記樹脂キャップを覆った状態でカバーが前記筐体に組み付けられており、前記カバーの材質を溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板とし、前記カバーの一部を変形させることで前記樹脂キャップの鉛直下方向以外の前記フランジ面に当接させたことを特徴とする電力変換装置の筐体および樹脂キャップ。
  4. 電力変換装置の筐体内部の回路を電気的に接合するためのサービスホールを前記筐体面に複数有する電力変換装置の筐体および樹脂キャップにおいて、前記サービスホールを塞ぐための前記樹脂キャップは、前記サービスホールに嵌合される円筒シール面と前記筐体の外側表面に当接されるフランジとを有し、前記樹脂キャップの内部には、円筒カップ状の芯金を有し、前記芯金は、前記筐体外側に前記サービスホールの円筒部より径方向に大きな円板状のフランジ部芯金を有し、前記筐体内側に形成された前記樹脂キャップの凹部には円筒カップ底面を有し、前記フランジ面には前記筐体に当接されたリップシールを有し、前記樹脂キャップが前記筐体に組み付けられた後、前記樹脂キャップを覆った状態でカバーが前記筐体にネジ固定で組み付けられており、前記カバーの材質をアルミニウム合金とし、前記カバーの一部を変形させることで前記円筒シール面と同軸の凸部が形成され、前記凸部を前記樹脂キャップの前記フランジ全面に当接させたことを特徴とする電力変換装置の筐体および樹脂キャップ。
JP2018522194A 2016-06-07 2016-06-07 電力変換装置の筐体および樹脂キャップ Expired - Fee Related JP6523565B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/066824 WO2017212535A1 (ja) 2016-06-07 2016-06-07 電力変換装置の筐体および樹脂キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017212535A1 true JPWO2017212535A1 (ja) 2018-08-09
JP6523565B2 JP6523565B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=60577678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018522194A Expired - Fee Related JP6523565B2 (ja) 2016-06-07 2016-06-07 電力変換装置の筐体および樹脂キャップ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10477709B2 (ja)
EP (1) EP3468322A4 (ja)
JP (1) JP6523565B2 (ja)
CN (1) CN109196964B (ja)
WO (1) WO2017212535A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7143771B2 (ja) * 2019-01-17 2022-09-29 株式会社豊田自動織機 電力変換装置
JP7259621B2 (ja) * 2019-07-29 2023-04-18 住友電装株式会社 ケース用の開口カバー装置
JP2021090284A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 株式会社デンソー 電力変換装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246321A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Toyota Motor Corp 高圧ユニットケース
JP2011163148A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インバータ一体型電動圧縮機およびその組立方法
JP2011163231A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インバータ一体型電動圧縮機
JP2015122914A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 電力変換ユニットケース
JP2015209905A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 日本精工株式会社 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4141651B2 (ja) * 2001-02-28 2008-08-27 スガツネ工業株式会社 ヒンジ装置
US20040083593A1 (en) * 2002-10-30 2004-05-06 Mike Jackson Fiberglass hole plug
CN100575755C (zh) * 2004-09-24 2009-12-30 Nok株式会社 密封装置
US9578765B2 (en) * 2008-07-25 2017-02-21 Robroy Industries, Inc. Hole plug device
JP5548592B2 (ja) * 2010-11-19 2014-07-16 本田技研工業株式会社 コージェネレーション装置
JP5781135B2 (ja) 2013-09-27 2015-09-16 エフ・エーシステムエンジニアリング株式会社 3dナビゲーション映像生成装置
JP2015162278A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 住友電装株式会社 サービスカバー
EP3306800B1 (en) * 2015-06-03 2019-10-30 Mitsubishi Electric Corporation Housing and resin cap for power conversion device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246321A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Toyota Motor Corp 高圧ユニットケース
JP2011163148A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インバータ一体型電動圧縮機およびその組立方法
JP2011163231A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インバータ一体型電動圧縮機
JP2015122914A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 電力変換ユニットケース
JP2015209905A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 日本精工株式会社 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
US20190090368A1 (en) 2019-03-21
CN109196964A (zh) 2019-01-11
US10477709B2 (en) 2019-11-12
EP3468322A1 (en) 2019-04-10
EP3468322A4 (en) 2019-06-26
WO2017212535A1 (ja) 2017-12-14
JP6523565B2 (ja) 2019-06-05
CN109196964B (zh) 2020-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10476341B2 (en) Motor assembly
JP6289753B2 (ja) 電力変換装置の筐体および樹脂キャップ
WO2017212535A1 (ja) 電力変換装置の筐体および樹脂キャップ
CN110506385B (zh) 功率转换装置
JP2005236162A (ja) 電子ユニット筐体
JP2020537726A (ja) 電動ポンプ
JP2011108633A (ja) 車両用電源装置
JP4968193B2 (ja) リアクトル装置
JPWO2018055668A1 (ja) 電力変換装置
US20170347485A1 (en) Power Conversion Device
CN109139491A (zh) 电子水泵及具有该电子水泵的新能源汽车
JP2006217736A (ja) ブスバーの放熱プレートへの取り付け構造
JP6750809B1 (ja) 冷却器
JP4372479B2 (ja) インバータカバー
CN104303295A (zh) 冷却构造体和电力转换装置
KR100587133B1 (ko) 차량용 교류 발전기의 정류 장치 및 그 제조 방법
JP6760691B1 (ja) 電力変換装置
JP2016052204A (ja) 電力変換装置
JP2005327991A (ja) 筐体および筐体の製造方法
US20180080129A1 (en) Corrosion protection of sealing gap between aluminum alloy and gasket
JP2019203389A (ja) 電動ポンプ
JP2003151676A (ja) 電子部品収納ハウジング
JP2013211325A (ja) ケースモールド型コンデンサ
JP2022178698A (ja) 冷却構造体
JP2015094434A (ja) 異種金属部材の締結構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190425

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6523565

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees