JP2015162278A - サービスカバー - Google Patents

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Tomokazu Kashiwada
知一 柏田
雅文 宇野
Masafumi Uno
雅文 宇野
清貴 居附
Kiyotaka Itsuki
清貴 居附
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Abstract

【課題】成形後の加工作業を伴うことなく、シール部材のシール性を確保する。【解決手段】防水コネクタ10のハウジング本体21に設けられた後端開口部25を閉鎖するために装着されるサービスカバー50であって、後端開口部25に嵌合可能な嵌合部52と、後端開口部25と嵌合部52との間を止水する環状のシールリング80と、嵌合部52の外周面に凹設され、シールリング80が嵌着される嵌着凹部54とを備え、嵌着凹部54は、嵌合部52の前端部を構成する小径部58よりも大径に設けられたフロント部材70を小径部58に装着することで形成されているところに特徴を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、サービスカバーに関する。
例えば、コネクタハウジングに設けられた開口部に装着されるカバー部材を有するコネクタとして、下記特許文献1に記載のものが知られている。このカバー部材は、開口部に嵌合可能な本体部を有している。本体部の外周面には開口部の内周面と本体部の外周面との間を止水する環状のパッキンが嵌着されており、このパッキンは、コネクタハウジングの外周面に全周に亘って凹設された凹溝内に嵌着されることで本体部から脱落しないように抜け止めされている。
特開2013−4446号公報
ところで、上記のような凹溝は、本体部を樹脂成形する際に、径方向に型開きする成形金型によって本体部と同時に形成される。しかしながら、成形金型を径方向に型開きして凹溝を成形すると、凹溝には、凹溝を横切るように成形金型のパーティングラインが形成されてしまい、パーティングラインに沿って生じるバリによってシール部材のシール性が低下する虞がある。また、このような場合においてシール部材のシール性を確保するには、バリを取り除くなど加工作業が必要となってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、成形後の加工作業を伴うことなく、シール部材のシール性を確保することを目的とする。
本発明は、箱体に設けられた開口部を閉鎖するために装着されるサービスカバーであって、前記開口部に嵌合可能な嵌合部と、前記開口部と前記嵌合部との間を止水する環状のシール部材と、前記嵌合部の外周面に凹設され、前記シール部材が嵌着される嵌着凹部とを備え、前記嵌着凹部は、前記嵌合部の嵌合方向前端部を構成する小径部よりも大径に設けられたフロント部材を前記小径部に装着することで形成されているところに特徴を有する。
このような構成のサービスカバーによると、嵌合方向に型開きする成形金型を用いて小径部を成形し、この小径部に小径部よりも大径のフロント部材を装着することで嵌着凹部を形成することができる。これにより、嵌着凹部におけるシール部材が装着される面にパーティングラインが形成されることを防ぎ、シール部材のシール性を確保することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記フロント部材は、前記小径部が内部に嵌合されて前記嵌着凹部の前壁を構成すると共に、前記小径部から前方に延出された係止片と前後方向に係止する抜け止め部を有している構成としてもよい。
このような構成によると、嵌着凹部の前壁を構成する抜け止め部と小径部の係止片とを前後方向に係止させることで、嵌合部に対してフロント部材を固定することができる。これにより、例えば、小径部の係止片と係止する係止部を抜け止め部の前後の何れかに別途設ける場合に比べて、フロント部材の前後方向の長さ寸法を小さくすることができる。
前記抜け止め部には、前記係止片を案内して位置決めするガイド部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、係止片をガイド部によって案内して抜け止め部と係止片とを係止させることができる。これにより、係止片と抜け止め部とを確実に係止させることができる。
前記係止片は、前記小径部の径方向内側に向かって弾性変位可能に形成されており、前記抜け止め部の前面には、前記係止片の外側を覆う保護壁が形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、抜け止め部と係止している係止片を保護することができる。これにより、係止片に他の部材が接触するなどして、係止片が損傷したり、係止片と抜け止め部との係止が解除されたりすることを防ぐことができる。
本発明によれば、成形後の加工作業を伴うことなく、シール部材のシール性を確保することができる。
サービスカバーを備えた防水コネクタの正面図 図1のA−A線の断面における一部切欠断面図 図1のB−B線の断面における一部切欠断面図 サービスカバーの正面図 同平面図 同側面図 図5のC−C線断面図 図7の要部拡大断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態について図1から図8を参照して説明する。
本実施形態は、車両に搭載されるインバータなどの機器のケースに設けられた取付孔に装着される防水コネクタ10を例示している。
防水コネクタ10は、図2および図3に示すように、取付孔に嵌合可能なハウジング(「箱体」に相当する)20と、ハウジング20に収容される雌端子40と、ハウジング20に装着されるサービスカバー50と、ハウジング20の後部を覆う金属製のシールドシェル60とを備えて構成されている。
ハウジング20は、ブロック状のハウジング本体21の前端面に略円筒状のケース嵌合部22が設けられた形態とされている。ケース嵌合部22はケースの取付孔に嵌合可能とされている。ケース嵌合部22の外周面には、環状のゴムリング23が嵌着されており、ケース嵌合部22が取付孔に嵌合されると、ゴムリング23が取付孔の内周面とケース嵌合部22の外周面との間を止水するようになっている。
ケース嵌合部22の前端面には、ケース嵌合部22の前端面から前方に向けて突出する端子収容部24が設けられている。この端子収容部24内には一対の雌端子40が幅方向に横並びとなるように収容されている。ケース嵌合部22が取付孔に嵌合されると、ケース内に配された図示しない機器コネクタに端子収容部24が嵌合され、雌端子40と機器コネクタに設けられた図示しない雄端子とが電気的に接続されるようになっている。
各雌端子40には、図3に示すように、前後方向に圧縮された状態の編組導体41がそれぞれ接続されており、各編組導体41は、ケース嵌合部22を通してハウジング本体21内に前方から導入されている。ハウジング本体21内に導入された編組導体41の端末には、L字状のL字端子42が接続されている。L字端子42は、編組導体41の端末部分から後方に延出された後、幅方向外側に向けて屈曲された形態をなしており、幅方向に延出された部分には、固定ねじS1が挿通可能とされている。
ハウジング本体21は、図2および図3に示すように、下方に開口すると共に、上部後端において後方に向けて開口する後端開口部(「開口部」に相当する)25を有する形態をなしている。ハウジング本体21内には、隔壁26によって幅方向に二分割された収容室27が幅方向横並びに設けられており、収容室27内には、後端開口部25を通して外部に臨む端子固定台座28がそれぞれ設けられている。
また、収容室27内には、ハウジング本体21の下方から電線90がそれぞれ導入されている。収容室27内に導入された電線90の端末には、L字端子42と共に端子固定台座28の後面に重ねて配置される中継端子91が接続されている。中継端子91は、固定ねじS1が挿通可能とされており、端子固定台座28に配置された中継端子91とL字端子42とに固定ねじS1を連続して挿通させ、ハウジング本体21の後端開口部25から挿入した工具(図示せず)によって固定ねじS1を端子固定台座28に締め込むことで、図3に示すように、中継端子91とL字端子42とが電気的に接続されている。
ハウジング本体21の後端開口部25には、図2および図3に示すように、サービスカバー50が装着可能とされており、固定ねじS1の締め込み作業後、後端開口部25にサービスカバー50を装着することで、後端開口部25がサービスカバー50によって閉止される。
サービスカバー50は、図2から図7に示すように、幅広な長円形板状の蓋体51と、後端開口部25内に嵌合可能な嵌合部52とを備えて構成されている。蓋体51は、ハウジング本体21の後端開口部25を後方から閉止可能な大きさに形成されており、この蓋体51の前端面に嵌合部52が前方に突出した形態で設けられている。
蓋体51の幅方向両端部には、図3に示すように、ハウジング本体21の幅方向両側に突設された係止部21Aと係止可能な略矩形状の係止枠53が設けられている。これらの係止枠53は幅方向外側に向けて弾性変位可能とされており、嵌合部52が後端開口部25内に嵌合され、蓋体51によって後端開口部25が閉止されると、係止枠53が弾性変位して係止部21Aを乗り越える。そして、係止部21Aと係止枠53とが前後に係止することで、サービスカバー50がハウジング本体21から外れないように固定される。
嵌合部52は、図3から図5に示すように、幅方向に長い略円筒状をなしている。嵌合部52の外周面には、環状のシールリング(「シール部材」に相当する)80が嵌着される嵌着凹部54が凹設されており、嵌着凹部54は、図2、図3および図7に示すように、嵌合部52の外周面から嵌合部52の軸心に向けて凹状に凹んだ形態をなしている。
つまり、嵌着凹部54の底壁54Aは、嵌合部52の外周面よりも一段深い位置に設定されており、嵌着凹部54の前側内壁54Bおよび後側内壁54Cは、底壁54Aの前後両側において径方向外方に向けて立ち上がった形態とされている。
シールリング80は、嵌合部52に対応した正面視長円形の環状をなすシール本体81を有している。シール本体81は、図7および図8に示すように、断面略矩形状をなしており、シールリング80が嵌着凹部54に嵌着されると、シール本体81の前後両端面は、嵌着凹部54の前後両内壁54B,54Cと前後方向に近接して対向した配置となる。これにより、シールリング80は嵌着凹部54の前側内壁54Bによって前方から係止され、嵌合部52からのシールリング80の脱落が防止されるようになっている。
シール本体81の外周面には、図8に示すように、外側に向けて突出する外周リップ85が全周に亘って形成されている。外周リップ85はシール本体81の後端面と隣接する配置でシール本体81の後端部に偏心して設けられており、これに伴い、シール本体81の前端部における外周面は、嵌合部52の外周面とほぼ面一となっている。なお、ここでいうほぼ面一とは、シール本体81の前端部における外周面の高さが、嵌合部52の外周面と同一もしくは嵌合部52の外周面よりも低く設定されている場合を含むものとする。
また、シール本体81の内周面には、内側に向けて突出する内周リップ84が形成されている。内周リップ84は、シール本体81の内周面に全周に亘って、かつ前後方向に複数条(本実施形態では二条)に並んで形成されている。
したがって、嵌合部52を後端開口部25内に嵌合させて、サービスカバー50を後端開口部25に装着すると、図2および図3に示すように、シールリング80の各内周リップ84が嵌着凹部54の底壁54Aに全周に亘って密着し、外周リップ85が後端開口部25の内周面に全周に亘って密着する。これにより、後端開口部25の内周面と嵌合部52との間を通って水などがハウジング本体21内に浸入することを防ぐことができるようになっている。
また、シール本体81の長辺部分における後端面には、図5に示すように、後方に突出する位置決め片83が複数形成されている。この位置決め片83は、嵌着凹部54の後側内壁54Cに凹設された位置決め凹部55内にそれぞれ嵌合可能とされており、位置決め片83が対応する位置決め凹部55にそれぞれ嵌合されることで、嵌着凹部54に対してシールリング80が正規の位置に位置決めされて装着されるようになっている。
また、ハウジング本体21には、図2に示すように、ロアシェル62とアッパーシェル61とを互いに組み付けて構成される金属製のシールドシェル60が装着されている。
ロアシェル62はハウジング本体21の下部を全周に亘って覆う筒状に形成されており、ロアシェル62の下端部には、ハウジング本体21に導入される複数の電線90を一括して覆う図示しない編組線が、かしめリング63によってかしめ付けられて接続されるようになっている。
アッパーシェル61は、ハウジング本体21の上部を後方から覆う箱形状をなしており、ハウジング本体21に対してロアシェル62を下方から組み付けた後、アッパーシェル61を後方から組み付けることでシールドシェル60が構成されるようになっている。
シールドシェル60は、後方からアッパーシェル61の後面下部に締め込まれる取付ねじS2によって、ハウジング本体21に固定されている。また、アッパーシェル61の上端前縁には、前方に向けて延出された固定部64が設けられており、この固定部64が機器のケースにボルトなどの固定部材(図示せず)によって固定されることで、防水コネクタ10がケースに装着されるようになっている。
さて、サービスカバー50における嵌合部52は、図2、図3および図7に示すように、蓋体51の前端面に一体に設けられた略円筒状の筒状部56に別体のフロント部材70を装着することで形成されている。
筒状部56は、幅方向に横長で、かつ蓋体51の前端面から前方に突出した形態をなしており、筒状部56の前部は、筒状部56の後端部に大径に設けられた大径部57よりも小径に設けられた小径部58とされている。
したがって、筒状部56は、前方に向かうほど、小径となるように構成されており、筒状部56は、前後方向に型開きする成形金型(図示せず)によって成形されている。また、小径部58と大径部57とは、段付状に連なった形態とされており、この段付状となった部分が嵌着凹部54の後側内壁54Cを構成し、小径部58の外周部分が嵌着凹部54の底壁54Aを構成する。
また、小径部58の長辺部分における前端面には、図4、図5および図7に示すように、前方に向けて突出する一対の係止片59が幅方向に並んだ状態でそれぞれ形成されている。各係止片59は、小径部58の径方向内側に向けて弾性変位可能に形成されており、係止片59の外面には、外方に向けて突出する係止突起59Aが設けられている。
一方、フロント部材70は、図4から図7に示すように、小径部58の前端部に前方から組み付けられる板状の抜け止め部71を有している。抜け止め部71は、小径部58の開口縁に対応した正面視長円形の環状に形成されており、抜け止め部71の後面には、小径部58の前端部が後方から浅く嵌合する嵌合溝72が設けられている。
図7および図8に示すように、抜け止め部71の嵌合溝72に小径部58の前端部が嵌合されると、抜け止め部71における嵌合溝72よりも径方向外側の部分が筒状部56における小径部58と大径部57との間の段付状となった部分の前方に配置され、嵌着凹部54の前側内壁54Bを構成するようになっている。
言い換えると、抜け止め部71は、小径部58よりも大径に形成されており、抜け止め部71の外周縁部が、嵌着凹部54の前側内壁54Bを構成する。
すなわち、フロント部材70が筒状部56に組み付けられると、小径部58の外周部分(嵌着凹部54の底壁54A)と、筒状部56における小径部58と大径部57との間の段付状となった部分(嵌着凹部54の後側内壁54C)と、抜け止め部71における嵌合溝72よりも径方向外側の部分(嵌着凹部54の前側内壁54B)とによって、嵌合部52の外周面に嵌着凹部54が構成される。
また、嵌合溝72よりも径方向内側となる抜け止め部71の内周縁部には、図2に示すように、抜け止め部71の後面から後方に延びる略円筒状の内筒部73が設けられており、この内筒部73は、筒状部56の内周面に緊密に嵌合可能とされている。したがって、フロント部材70が筒状部56に組み付けられると、内筒部73が筒状部56の内周面に緊密に嵌合した状態となり、筒状部56が内筒部73によって内側から補強されることで、嵌合部52が構成される。
フロント部材70の長辺部分における小径部58の係止片59と対応する位置には、図4に示すように、係止片59が前後方向に挿通されるガイド部74が設けられている。各ガイド部74は、図7に示すように、抜け止め部71および内筒部73における係止片59と対応する部分を径方向内側に肉厚に形成し、この肉厚となった部分の内部を前後に貫通させることで形成されている。
ガイド部74内には、フロント部材70を筒状部56に組み付ける際に、径方向内側に弾性変位した係止片59が後方から挿入されるようになっており、係止片59がガイド部74内に挿入される過程で、係止片59がガイド部74に案内されて正規の位置に位置決めされる。そして、ガイド部74によって案内された係止片59の前端部がガイド部74を貫通すると、係止片59の係止突起59Aと抜け止め部71の前面とが前後方向に係止し、フロント部材70が筒状部56に対して位置決めされた状態で固定される。
また、ガイド部74の前端開口縁部には、図4から図7に示すように、保護壁75が形成されている。保護壁75は、前方と抜け止め部71の径方向内側とに開口した箱形状に形成されており、ガイド部74から前方に突出した係止片59が保護壁75によって外側から覆われるようになっている。これにより、係止片59に他の部材が接触するなどして係止片59が破損したり、係止片59の係止突起59Aと抜け止め部71との係止が解除されたりすることを防ぐことができるようになっている。
本実施形態は、以上のような構成であって、続いて、防水コネクタ10の組み付け手順を簡単に説明すると共に、本実施形態の作用および効果について説明する。
まず、端子収容部24内に一対の雌端子40が収容されたハウジング20を用意し、雌端子40に接続された編組導体41のL字端子42をハウジング本体21の端子固定台座28の後面に配置する。
次に、ハウジング本体21の下方から中継端子91が接続された電線90を各収容室27にそれぞれ導入し、端子固定台座28に配されたL字端子42の後面に、中継端子91を重ね合わせる。
次に、ハウジング本体21の後端開口部25から固定ねじS1を収容室27内に挿入し、L字端子42および中継端子91に固定ねじS1を挿通させる。次いで、後端開口部25から工具(図示せず)を収容室27内に挿入し、工具によって固定ねじS1を端子固定台座28に締め込む。これにより、L字端子42および中継端子91がハウジング本体21に固定され、L字端子42と中継端子91とが電気的に接続される。
次に、ハウジング本体21の後端開口部25にサービスカバー50を装着し、後端開口部25を閉止することから、予めサービスカバー50を構成しておく。
以下に、サービスカバー50を構成する手順を説明する。
まず、フロント部材70が装着される前の筒状部56とシールリング80とを前後方向に向かい合わせに配置し、小径部58に対してシールリング80を嵌着させる。
このとき、筒状部56は、大径部57から小径部58へと前方に向かうほど小径となるように形成されているから、小径部58の外周面に対してシールリング80を前方から容易に嵌着させることができる。また、この嵌着過程において、シールリング80の位置決め片83を筒状部56の位置決め凹部55に嵌合させることで、シールリング80を小径部58に対して正規の位置に位置決めして嵌着させることができる。
また、小径部58に対してシールリング80が前後方向に正規の位置に配されると、シールリング80の後端面が小径部58と大径部57との間の段付状の部分(嵌着凹部54の後側内壁54C)に当接することで、シールリング80が後止まりされる。
シールリング80が後止まりされ、小径部58に対してシールリング80が正規の位置に配置されたところで、小径部58の前端部にフロント部材70を組み付ける。
小径部58へのフロント部材70の組み付け過程では、フロント部材70の抜け止め部71における各ガイド部74内に小径部58の係止片59を後方からそれぞれ挿入する。すると、各係止片59がガイド部74によって案内され、係止片59の前端部がガイド部74を貫通する。そして、係止片59の係止突起59Aと抜け止め部71の前面とが前後方向に係止することで、図7に示すように、フロント部材70が筒状部56に対して位置決めされて固定される。
また、抜け止め部71の前面と係止状態となった係止片59の外側には保護壁75が配された状態となる。これにより、他の部材が係止片59に対して接触するなどして係止片59が破損したり、係止片59の係止突起59Aと抜け止め部71との係止が解除されたりすることを防ぐことができ、フロント部材70が筒状部56から脱落することを防ぐことができる。
また、フロント部材70が筒状部56に対して固定されると、図2に示すように、抜け止め部71の嵌合溝72に小径部58の前端部が後方から浅く嵌合すると共に、フロント部材70の内筒部73が筒状部56の内周面に嵌合する。これにより、筒状部56が内筒部73によって内側から補強され、嵌合部52が構成される。
嵌合部52が構成されると、抜け止め部71における嵌合溝72よりも径方向外側の部分が筒状部56における小径部58と大径部57との間の段付状となった部分の前方に配置され、抜け止め部71における嵌合溝72よりも径方向外側の部分(嵌着凹部54の前側内壁54B)と、小径部(嵌着凹部54の底壁54A)58と、筒状部56における小径部58と大径部57との間の段付状となった部分(嵌着凹部54の後側内壁54C)とによって、嵌合部52の外周面にシールリング80が嵌着された嵌着凹部54が構成される。
つまり、例えば、径方向に型開きする成形金型によって嵌合部と同時に嵌着凹部を成形すると、嵌着凹部には、嵌着凹部を横切るように成形金型のパーティングラインが形成されてしまい、パーティングラインに沿って生じるバリによってシールリングのシール性が低下する嫌いがある。また、このような場合において嵌着凹部におけるシールリングのシール性を確保するためには、バリを取り除くなど加工作業が必要となる。
しかしながら、本実施形態によると、嵌合方向に型開きする成形金型を用いて筒状部56を成形し、小径部58の前端部にフロント部材70を装着することで嵌着凹部54を形成することができる。これにより、シールリング80が嵌着される嵌着凹部54にパーティングラインが形成されることを防ぎ、嵌着凹部54におけるシールリング80のシール性を確保することができる。
以上のようにして、サービスカバー50を予め構成しておき、固定ねじS1の締め込み作業が終了したところで後端開口部25にサービスカバー50の嵌合部52を嵌合させて後端開口部25を閉止する。また、後端開口部25がサービスカバー50によって閉止されると、図2および図3に示すように、シールリング80の各内周リップ84が嵌着凹部54の底壁54Aに全周に亘って密着すると共に、外周リップ85が後端開口部25の内周面に全周に亘って密着する。これにより、後端開口部25の内周面と嵌合部52との間を通って水などがハウジング本体21内に浸入することを防ぐことができる。
次に、ハウジング本体21に対してロアシェル62を下方から組み付け、アッパーシェル61を後方から組み付けることでシールドシェル60を構成する。
そして、最後に、アッパーシェル61の後面下部に後方から取付ねじS2を締め込むことで、シールドシェル60がハウジング本体21に固定され、防水コネクタ10が完成する。
以上のように、本実施形態のサービスカバー50は、前後方向に型開きする成形金型を用いて筒状部56を成形し、筒状部56の小径部58における前端部にフロント部材70を装着することで嵌着凹部54を形成することができるから、シールリング80が嵌着される嵌着凹部54にパーティングラインが形成されることを防ぎ、嵌着凹部54におけるシールリング80のシール性を確保することができる。
また、嵌着凹部54の前側内壁54Bを構成する抜け止め部71と小径部58の係止片59とを前後方向に係止させることで、筒状部56に対してフロント部材70を固定することができるから、例えば、小径部の係止片と前後に係止する係止部を抜け止め部の前後に別途設ける場合に比べて、フロント部材70の前後方向の長さ寸法を小さくすることができる。
また、小径部58の係止片59をガイド部74によって案内し、係止片59の係止突起59Aと抜け止め部71の前面とを前後方向に係止させることができるから、フロント部材70を筒状部56に対して位置決めして固定することができる。
さらには、抜け止め部71と係止状態となった係止片59の外周には保護壁75が配されているから、他の部材が係止片59に接触するなどして係止片59が破損したり、係止片59の係止突起59Aと抜け止め部71との係止が解除されたりすることを防ぐことができる。これにより、フロント部材70が筒状部56から脱落することを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明をハウジング本体の後端開口に装着されるサービスカバーに適用した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、機器のケースに設けられた開口部に装着されるサービスカバーに適用してもよい。
(2)上記実施形態では、サービスカバー50を幅方向に横長な長円形状に構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、サービスカバーを略方形状や円形状に構成してもよい。
(3)上記実施形態では、筒状部56の小径部58に係止片59を形成し、係止片59とフロント部材70の抜け止め部71とを係止させることで、フロント部材70を筒状部56に固定する構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、フロント部材に係止片を形成し、係止片と筒状部とを係止させることで、フロント部材を筒状部に固定する構成にしてもよい。
20:ハウジング(箱体)
21:ハウジング本体(箱体)
25:後端開口部(開口部)
50:サービスカバー
52:嵌合部
54:嵌着凹部
59:係止片
70:フロント部材
71:抜け止め部
74:ガイド部
75:保護壁
80:シールリング(シール部材)

Claims (4)

  1. 箱体に設けられた開口部を閉鎖するために装着されるサービスカバーであって、
    前記開口部に嵌合可能な嵌合部と、
    前記開口部と前記嵌合部との間を止水する環状のシール部材と、
    前記嵌合部の外周面に凹設され、前記シール部材が嵌着される嵌着凹部とを備え、
    前記嵌着凹部は、前記嵌合部の嵌合方向前端部を構成する小径部よりも大径に設けられたフロント部材を前記小径部に装着することで形成されているサービスカバー。
  2. 前記フロント部材は、前記小径部が内部に嵌合されて前記嵌着凹部の前壁を構成すると共に、前記小径部から前方に延出された係止片と前後方向に係止する抜け止め部を有している請求項1記載のサービスカバー。
  3. 前記抜け止め部には、前記係止片を案内して位置決めするガイド部が設けられている請求項2記載のサービスカバー。
  4. 前記係止片は、前記小径部の径方向内側に向かって弾性変位可能に形成されており、
    前記抜け止め部の前面には、前記係止片の外側を覆う保護壁が形成されている請求項2または請求項3記載のサービスカバー。
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