JPWO2017199620A1 - 電池パックの端子接続構造 - Google Patents

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Abstract

端子接続構造は、第1ボルトが固定された第1端子台と、前記第1ボルトとは軸方向が異なる第2ボルトが固定された第2端子台と、前記第1ボルトと前記第2ボルトとを接続する屈曲形状のバスバーと、前記第1ボルトと螺合し、前記バスバーの一端側を前記第1端子台に対して締め付ける第1ナットと、前記第2ボルトと螺合し、前記バスバーの他端側を前記第2端子台に対して締め付ける第2ナットとを備え、前記バスバーの一端側には、前記第1ボルトが挿通する孔部が設けられており、前記バスバーの他端側には、前記バスバーの他端に開放し、前記第2ボルトが挿通する切欠部が設けられている。

Description

本発明の一側面は、電池パックの端子接続構造に関する。
従来における電池パックの端子接続構造としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の電池パックの端子接続構造は、電池セルの電極端子と出力ラインとを接続する中継バスバーを備えている。中継バスバーは、屈曲加工されている。中継バスバーの一端側には、電極端子の止ネジが貫通する貫通孔が設けられ、中継バスバーの他端側には、エンドプレートに固定されたナットにねじ込まれる止ネジが貫通する貫通孔が設けられている。
特開2010−80353号公報
ところで、電池パックの端子接続構造においては、第1端子台に固定された第1ボルトと第2端子台に固定された第2ボルトとをバスバーにより接続することがある。このとき、第1ボルトの軸方向と第2ボルトの軸方向とが異なる場合には、上記従来技術のように、第1ボルト及び第2ボルトが貫通する貫通孔が両端側にそれぞれ設けられた屈曲形状のバスバーが使用される。しかし、このような構造では、バスバーを第1端子台及び第2端子台に一方向から組み付けることは不可能である。このため、バスバーの一方の貫通孔に第1ボルトを通した後、バスバーを回転させながらバスバーの他方の貫通孔に第2ボルトを通す必要がある。従って、バスバーの組み付けが困難である。また、部品公差によってはバスバーの組み付けができない場合がある。
本発明の一側面は、軸方向が異なるボルト同士を屈曲形状のバスバーにより接続する場合に、バスバーの組み付け性を向上させることができる電池パックの端子接続構造を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池パックの端子接続構造は、第1ボルトが固定された第1端子台と、第1ボルトとは軸方向が異なる第2ボルトが固定された第2端子台と、第1ボルトと第2ボルトとを接続する屈曲形状のバスバーと、第1ボルトと螺合し、バスバーの一端側を第1端子台に対して締め付ける第1ナットと、第2ボルトと螺合し、バスバーの他端側を第2端子台に対して締め付ける第2ナットとを備え、バスバーの一端側には、第1ボルトが挿通する孔部が設けられており、バスバーの他端側には、バスバーの他端に開放し、第2ボルトが挿通する切欠部が設けられていることを特徴とする。
このような電池パックの端子接続構造において、屈曲形状のバスバーを第1端子台及び第2端子台に組み付けるときは、バスバーの一端側に設けられた孔部に第1ボルトを挿通させると共に、バスバーの他端側に設けられた切欠部に第2ボルトを挿通させた状態で、第1ボルトに第1ナットをねじ込んでバスバーの一端側を第1端子台に対して締め付けると共に、第2ボルトに第2ナットをねじ込んでバスバーの他端側を第2端子台に対して締め付ける。このとき、切欠部はバスバーの他端に開放しているため、第1ボルトが孔部を挿通するようにバスバーを第1ボルトの軸方向に移動させると、第2ボルトが切欠部を挿通するようになる。従って、バスバーを第1端子台及び第2端子台に一方向から組み付けることが可能となる。これにより、軸方向が異なる第1ボルト及び第2ボルト同士を屈曲形状のバスバーにより接続する場合に、バスバーの組み付け性を向上させることができる。
第2ナットは、バスバーに接触した状態でバスバーの他端側を第2端子台に対して締め付け、第2ボルトは、第2ナットとバスバーとの接触面積が第2ナットによるバスバーの締め付けの緩みを生じさせない最小値となるように切欠部の底部から離間した第1位置と、切欠部の底部に当接する第2位置との間に配置されていてもよい。
このように第2ボルトは上記第1位置と上記第2位置との間に配置されるので、バスバーの切欠部において部品公差を許容する範囲を広くとることができる。このとき、第1位置は、第2ナットとバスバーとの接触面積が第2ナットによるバスバーの締め付けの緩みを生じさせない最小値となるように切欠部の底部から離間した位置である。このため、第2ナットとバスバーとの接触面積は、常に当該最小値以上となる。従って、第2ナットとバスバーとの接触面圧の増加に起因する第2ナットまたはバスバーの変形によって第2ナットによるバスバーの他端側の締め付けが緩むことが防止される。また、第2位置は、第2ボルトが切欠部の底部に当接する位置である。このため、バスバーが第1端子台及び第2端子台に組み付けられなくなることが防止される。
切欠部の底面は、断面半円形状を呈し、第1位置と第2位置との中間位置は、第2ボルトの軸方向から見て切欠部の底面によって仮想的に形成される仮想円の中心よりも切欠部の開放側にオフセットしていてもよい。
このような構成では、第1位置と第2位置との中間位置から第1位置及び第2位置までの距離が長くなるため、バスバーの切欠部において部品公差を許容する範囲を更に広くとることができる。
バスバーの上に重ねられた状態で第2ボルトに接続される他のバスバーを更に備え、他のバスバーには、第2ボルトが挿通する孔部が設けられており、第2ナットは、他のバスバーに接触した状態でバスバーの他端側を他のバスバーと共に第2端子台に対して締め付けてもよい。
このような構成では、第2ナットは、孔部を有する他のバスバーに接触し、切欠部を有するバスバーには接触しない。従って、第2ボルトが切欠部の底部から離間して配置されても、第2ナットと他のバスバーとの接触面積が確保されるため、第2ナットによりバスバーの他端側が他のバスバーを介して第2端子台に対して確実に締め付けられる。このように第2ボルトが切欠部の底部から離間して配置されても、特に支障はないため、バスバーの切欠部において部品公差を許容する範囲を十分に広くとることができる。
本発明の一側面によれば、軸方向が異なるボルト同士を屈曲形状のバスバーにより接続する場合に、バスバーの組み付け性を向上させることができる電池パックの端子接続構造が提供される。
図1は、一実施形態に係る端子接続構造を備えた電池パックを示す概略側面図である。 図2は、一実施形態に係る端子接続構造を示す斜視図である。 図3は、図2に示された端子接続構造の断面図である。 図4(a)は、端子接続構造におけるバスバーの一端側の部分を示す平面図であり、図4(b)は、端子接続構造におけるバスバーの他端側の部分を示す正面図である。 図5(a)は、ボルトが切欠部の底部から僅かに離間した設計位置にある状態を示す正面図であり、図5(b)は、ボルトが設計位置よりも切欠部の開放側にある状態を示す正面図であり、図5(c)は、ボルトが設計位置よりも切欠部の底部側にある状態を示す正面図である。 図6は、バスバーの切欠部に対するボルトの設計位置を示す概念図である。 図7は、従来の端子接続構造の一例を示す断面図である。 図8は、他の実施形態に係る端子接続構造の一部を示す断面図である。 図9は、図8に示された端子接続構造におけるナットを除く部分を示す平面図である。 図10は、端子接続構造の変形例を説明するための図である。 図11は、端子接続構造の変形例を説明するための図である。 図12は、端子接続構造の変形例を説明するための図である。 図13は、端子接続構造の変形例を説明するための図である。 図14は、端子接続構造の変形例を説明するための図である。
以下、本発明の一側面に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る端子接続構造を備えた電池パックを示す概略側面図である。図1において、電池パック1は、直方体形状の筐体2と、この筐体2内に収容された電池モジュール3とを備えている。筐体2の上面には、コネクタ端子4A,4Bが取り付けられている。コネクタ端子4Aは正極用コネクタ端子であり、コネクタ端子4Bは負極用コネクタ端子である。
電池モジュール3は、特に詳述はしないが、一方向に配列された複数のリチウムイオン二次電池等の電池5を有している。各電池5には、電極端子6A,6Bが設けられている。電極端子6Aは正極端子であり、電極端子6Bは正極端子である。
また、電池パック1は、コネクタ端子4A,4Bと電極端子6A,6Bとをそれぞれ接続する端子接続ユニット7A,7Bを備えている。端子接続ユニット7A,7Bは、本発明の一実施形態に係る端子接続構造を有している。以下、本発明の一実施形態に係る端子接続構造を端子接続ユニット7Aに適用した場合を例にとって説明する。
図2は、一実施形態に係る端子接続構造を示す斜視図である。図3は、図2に示された端子接続構造の断面図である。図2及び図3において、本実施形態の端子接続構造10は、ボルト11(第1ボルト)が固定された端子台12(第1端子台)と、ボルト13(第2ボルト)が固定された端子台14(第2端子台)と、ボルト11とボルト13とを接続するL字形のバスバー15と、ボルト11と螺合し、バスバー15の一端側を端子台12に対して締め付けるナット16(第1ナット)と、ボルト13と螺合し、バスバー15の他端側を端子台14に対して締め付けるナット17(第2ナット)とを備えている。
ボルト11,13及びナット16,17は、鉄で形成されている。バスバー15は、アルミニウム、銅または鉄等の導電部材で形成されている。これにより、ボルト11,13同士は、ナット16、バスバー15及びナット17を介して電気的に接続されている。
ボルト11の軸方向とボルト13の軸方向とは異なっている。具体的には、ボルト13の軸方向は、ボルト11の軸方向に対して垂直となっている。従って、バスバー15は、垂直に屈曲した屈曲形状を呈している。ボルト11は、一部が端子台12の上面から突出するように端子台12の内部に埋め込まれた状態で固定されている。ボルト13は、一部が端子台14の上面から突出するように端子台14の内部に埋め込まれた状態で固定されている。ナット16は、バスバー15に接触した状態でバスバー15の一端側を端子台12に対して締め付ける。ナット17は、バスバー15に接触した状態でバスバー15の他端側を端子台14に対して締め付ける。
なお、ボルト11は、少なくとも1つの他のバスバー(図示せず)を介してコネクタ端子4Aと接続されている。ボルト13は、少なくとも1つの他のバスバー(図示せず)を介して電極端子6Aと接続されている。他のバスバーは、端子台12,14の上面に接触している。
バスバー15の一端側には、図3及び図4(a)に示されるように、ボルト11が挿通する断面円形状の孔部18が設けられている。ナット16の座面の外径は、孔部18の内径よりも大きい。バスバー15の他端側には、図3及び図4(b)に示されるように、バスバー15の他端に開放し、ボルト13が挿通する切欠部19が設けられている。切欠部19の底面19aは、断面半円形状を呈している。ナット17の座面の外径は、ナット16の座面の外径と等しい。
このようにバスバー15の一端側には孔部18が設けられ、バスバー15の他端側には切欠部19が設けられているため、ナット17とバスバー15との接触面積は、ナット16とバスバー15との接触面積よりも小さくなる。ところで、ボルト13とバスバー15の切欠部19との間には、図5に示されるように、部品公差が発生する。このとき、ボルト13と切欠部19との位置関係によってナット17とバスバー15との接触面積が変わってくる。
具体的には、図5(a)に示されるように、ボルト13が切欠部19の底部19bから所定量だけ離間した設計位置にある状態では、ナット17とバスバー15との必要接触面積が確保される。しかし、図5(b)に示されるように、ボルト13が設計位置よりも切欠部19の開放側にある状態では、ナット17とバスバー15との接触面積が減少し、場合によってはナット17とバスバー15との必要接触面積が確保されなくなる。この場合には、ナット17とバスバー15との接触面圧が高くなり、ナット17またはバスバー15が陥没変形することで、ナット17によるバスバー15の締め付けの緩みが生じる。また、図5(c)に示されるように、ボルト13が設計位置よりも切欠部19の底部19b側にある状態では、ナット17とバスバー15との接触面積が増加するが、切欠部19の深さによってはバスバー15が端子台14に組み付けられなくなる。
そこで、バスバー15の切欠部19に対するボルト13の設計位置は、図6に示されるように、ナット17とバスバー15との接触面積がナット17によるバスバー15の締め付けの緩みを生じさせない最小値となるようにボルト13が切欠部19の底部19bから離間した第1位置(図中のP位置)と、ボルト13が切欠部19の底部19bに当接する第2位置(図中のQ位置)との中間位置に設定されている。
ナット17によるバスバー15の締め付けの緩みを生じさせない最小値となるようなナット17とバスバー15との接触面積は、バスバー15の厚み及び材料、切欠部19の寸法等に応じて適宜設定される。
第1位置と第2位置との中間位置は、ボルト13の軸方向から見て切欠部19の底面19aによって仮想的に形成される仮想円Xの中心Gよりも切欠部19の開放側にオフセットしている。具体的には、ボルト13が設計位置(第1位置と第2位置との中間位置)にあるときのボルト13の中心Eは、仮想円Xの中心Gよりも切欠部19の開放側に所定量eだけオフセットしている。仮想円Xの直径は、孔部18の内径と等しい。切欠部19の底面19aは、仮想円Xの半分の部分を形成している。
従って、ボルト13は、ナット17とバスバー15との接触面積がナット17によるバスバー15の締め付けの緩みを生じさせない最小値となるように切欠部19の底部19bから離間した第1位置と、切欠部19の底部19bに当接する第2位置との間に配置されることとなる。
バスバー15を端子台12,14に組み付けるときは、バスバー15をボルト11の軸方向(図3の矢印方向)に移動させることで、バスバー15の孔部18にボルト11を挿通させると共に、バスバー15の切欠部19にボルト13を挿通させる。そして、ボルト11にナット16をねじ込んでバスバー15の一端側を端子台12に対して締め付けると共に、ボルト13にナット17をねじ込んでバスバー15の他端側を端子台14に対して締め付ける。
図7は、従来の端子接続構造の一例を示す断面図である。図7において、端子接続構造50は、ボルト11とボルト13とを接続するL字形のバスバー51を備えている。バスバー51の両端側には、ボルト11,13が挿通する断面円形状の孔部52,53がそれぞれ設けられている。その他の構成は、上記の端子接続構造10と同様である。
このような端子接続構造50では、ボルト11の軸方向とボルト13の軸方向とが直交しているため、バスバー51を端子台12,14に一方向から組み付けることが不可能である。このため、バスバー51の孔部52にボルト11を通した後、バスバー51を回転させながらバスバー51の孔部53にボルト13を通す必要がある。しかし、この場合には、ボルト11,13の長さ及び孔部52,53の径等を適切に設計しないと、バスバー51を端子台12,14に組み付けることができない。
これに対し本実施形態では、バスバー15の一端側に、ボルト11が挿通する孔部18が設けられ、バスバー15の他端側に、ボルト13が挿通する切欠部19が設けられている。切欠部19は、バスバー15の他端に開放している。このため、ボルト11が孔部18を挿通するようにバスバー15をボルト11の軸方向に移動させると、ボルト13が切欠部19を挿通するようになる。従って、バスバー15を端子台12,14に一方向から組み付けることが可能となる。これにより、軸方向が異なるボルト11,13同士を屈曲形状のバスバー15により接続する場合に、バスバー15の組み付け性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ボルト13は、ナット17とバスバー15との接触面積がナット17によるバスバー15の締め付けの緩みを生じさせない最小値となるように切欠部19の底部19bから離間した第1位置と、切欠部19の底部19bに当接する第2位置との間に配置されている。このため、バスバー15の切欠部19において部品公差を許容する範囲を広くとることができる。このとき、第1位置は、ナット17とバスバー15との接触面積がナット17によるバスバー15の締め付けの緩みを生じさせない最小値となるように切欠部19の底部19bから離間した位置である。このため、ナット17とバスバー15との接触面積は、常に当該最小値以上となる。従って、ナット17とバスバー15との接触面圧の増加に起因するナット17またはバスバー15の変形によってナット17によるバスバー15の他端側の締め付けが緩むことが防止される。また、第2位置は、ボルト13が切欠部19の底部19bに当接する位置である。このため、バスバー15が端子台12,14に組み付けられなくなることが防止される。
また、本実施形態では、第1位置と第2位置との中間位置は、ボルト13の軸方向から見て切欠部19の底面19aによって仮想的に形成される仮想円Xの中心Gよりも切欠部19の開放側にオフセットしている。従って、第1位置と第2位置との中間位置から第1位置及び第2位置までの距離が長くなるため、バスバー15の切欠部19において部品公差を許容する範囲を更に広くとることができる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る端子接続構造の一部を示す断面図である。図9は、図8に示された端子接続構造におけるナットを除く部分を示す平面図である。図8及び図9において、ボルト13には、バスバー20の一端側が接続されている。バスバー20の一端側には、ボルト13が挿通する断面円形状の孔部21が設けられている。バスバー20は、バスバー15の上に重ねられた状態でボルト13に接続されている。従って、バスバー15の他端側は、端子台14の上面に接触していることとなる。バスバー20は、バスバー15の長手方向に対して垂直な方向に延びている。ナット17は、バスバー20に接触した状態でバスバー15の他端側をバスバー20と共に締め付ける。
本実施形態においては、ナット17は、孔部21を有するバスバー20に接触し、切欠部19を有するバスバー15には接触しない。従って、ボルト13が切欠部19の底部19bから離間して配置されても、ナット17とバスバー20との接触面積が確保されるため、ナット17によりバスバー15の他端側がバスバー20を介して端子台14に対して確実に締め付けられる。このようにボルト13が切欠部19の底部19bから離間して配置されても、特に支障はないため、バスバー15の切欠部19において部品公差を許容する範囲を十分に広くとることができる。
なお、本発明の一側面は、上記実施形態には限定されない。引き続いて、端子接続構造10の変形例について説明する。図10に示される例では、ボルト13及び切欠部19が変形されている。より具体的には、ここでのボルト13は、図4に示されたボルト13の直径と同等の直径Cを有する螺合部13aと、螺合部13aの直径Cよりも小さな直径Dを有する縮径部13bと、を含む。縮径部13bは、螺合部13aよりも端子台14側に位置する。すなわち、ここでは、ボルト13における端子台14側の部分が相対的に細くされている。ナット17は、螺合部13aに螺合される。
一方、ここでは、切欠部19の差し渡しの寸法A(底面19aの半円の直径)が、縮径部13bの直径Dよりも大きく、且つ、螺合部13aの直径Cよりも小さくされている。すなわち、ここでは、切欠部19が上記実施形態と比較して小さくされている。そして、切欠部19には、ボルト13の相対的に細い縮径部13bが配置される。この例によれば、バスバー15とナット17との接触面積を増大させると共に、組み付け交差を小さくすることができる。
一方、切欠部19は、図11に示されるように種々の変形が可能である。図11の(a)に示される例では、切欠部19は、バスバー15の長手方向に沿って延びる部分19cと、部分19cから連続してバスバー15の短手方向に延びる部分19dと、を含むことにより、L字状に形成されている。部分19dの延在方向は、例えば、バスバー15における孔部18が形成された部分の面方向(板面に沿った方向)に沿っている。このため、例えば孔部18に挿通されたボルト11にナット16を螺合するときにバスバー15が当該方向に沿って回転した場合に、切欠部19の内面にボルト13が接触することが抑制される。
図11の(b)に示される例では、切欠部19は、テーパ状に形成されている。より具体的には、ここでは、切欠部19は、断面半円状の底面19aを含む底部19bと、底部19bからバスバー15の端部に向かうにつれて拡大するテーパ部19eと、を含む。この場合には、ボルト13を切欠部19内に配置することが容易となる。
図11の(c)に示される例では、切欠部19の全体の延在方向が、バスバー15の長手方向に対して傾斜している。このように、バスバー15の形状や組み付けの態様に応じて、ボルト13を切欠部19内に配置しやすいように切欠部19の延在方向を任意に設定することが可能である。
さらに、図12の(a),(b)に示されるように、バスバー15の短手方向(切欠部19の差し渡しの方向)について、組み付け時のずれを見越して、ボルト13の中心Eを所定量eだけ切欠部19の中心からオフセットさせておいてもよい。この場合、ずれが生じることによりボルト13の中心Eが切欠部19の中心に近くなり、ナット17とバスバー15との接触面積の減少を抑制可能である。特に、ナット17の座面の直径とバスバー15の幅(短手方向の寸法)とが同程度である場合には、当該方向へのずれに起因した接触面積の減少が顕著になるため、この変形例がより有効となる。
ここで、例えば上記実施形態では、ボルト11の軸方向とボルト13の軸方向とが直交しているが、特にその形態には限られず、ボルト11の軸方向とボルト13の軸方向とが交差していればよい。この場合、バスバー15の屈曲角度は、ボルト11の軸方向とボルト13の軸方向との交差角度に対応する。図13の例では、ボルト11の軸方向とボルト13の軸方向との交差角度が、90°よりも小さくなっている。これに伴い、バスバー15の屈曲角度が、交差角度と90°との差分だけ90°よりも大きくなっている。この他、ボルト11の軸方向とボルト13の軸方向との交差角度、及び、バスバー15の屈曲角度は、互いに独立して設定されてもよいし、種々の変形が可能である。
さらに、図14の(a)に示される例のように、単一のバスバー15に対して複数(ここでは2つ)の切欠部19を設けてもよい(孔部18についても同様である)。また、図14の(b)に示される例のように、バスバー15における孔部18が設けられる部分の面方向(板面に沿った方向)に沿って、切欠部19が孔部18に対してシフトしていてもよい。
より具体的には、ここでは、バスバー15は、上記実施形態と同様に、孔部18が設けられる部分15aと、部分15aに交差(直交)する方向に部分15aから延在する部分15bと、を含む。バスバー15は、部分15aと部分15bとによって、L字板状に形成されている。さらに、バスバー15は、部分15aの面方向に沿って部分15bから突出した部分15cを含んでいる。そして、切欠部19は、この部分15cに設けられている。これにより、ここでは、切欠部19の形成位置が、部分15aの面方向に沿って孔部18の形成位置に対してシフトすることになる。このように、組み付けの態様に応じて、孔部18と切欠部19との位置関係を任意に設定可能である。
また、上記実施形態の端子接続構造10は、コネクタ端子4A,4Bと電極端子6A,6Bとをそれぞれ接続する端子接続ユニット7A,7Bに適用されているが、本発明の一側面は、特にそのような端子接続ユニットには限られず、電池パックにおいて端子同士を接続する構造であれば適用可能である。
軸方向が異なるボルト同士を屈曲形状のバスバーにより接続する場合に、バスバーの組み付け性を向上させることができる電池パックの端子接続構造が提供される。
1…電池パック、10…端子接続構造、11…ボルト(第1ボルト)、12…端子台(第1端子台)、13…ボルト(第2ボルト)、14…端子台(第2端子台)、15…バスバー、16…ナット(第1ナット)、17…ナット(第2ナット)、18…孔部、19…切欠部、19a…底面、19b…底部、20…バスバー(他のバスバー)、21…孔部。

Claims (4)

  1. 第1ボルトが固定された第1端子台と、
    前記第1ボルトとは軸方向が異なる第2ボルトが固定された第2端子台と、
    前記第1ボルトと前記第2ボルトとを接続する屈曲形状のバスバーと、
    前記第1ボルトと螺合し、前記バスバーの一端側を前記第1端子台に対して締め付ける第1ナットと、
    前記第2ボルトと螺合し、前記バスバーの他端側を前記第2端子台に対して締め付ける第2ナットとを備え、
    前記バスバーの一端側には、前記第1ボルトが挿通する孔部が設けられており、
    前記バスバーの他端側には、前記バスバーの他端に開放し、前記第2ボルトが挿通する切欠部が設けられている、
    電池パックの端子接続構造。
  2. 前記第2ナットは、前記バスバーに接触した状態で前記バスバーの他端側を前記第2端子台に対して締め付け、
    前記第2ボルトは、前記第2ナットと前記バスバーとの接触面積が前記第2ナットによる前記バスバーの締め付けの緩みを生じさせない最小値となるように前記切欠部の底部から離間した第1位置と、前記切欠部の底部に当接する第2位置との間に配置されている、
    請求項1記載の電池パックの端子接続構造。
  3. 前記切欠部の底面は、断面半円形状を呈し、
    前記第1位置と前記第2位置との中間位置は、前記第2ボルトの軸方向から見て前記切欠部の底面によって仮想的に形成される仮想円の中心よりも前記切欠部の開放側にオフセットしている、
    請求項2記載の電池パックの端子接続構造。
  4. 前記バスバーの上に重ねられた状態で前記第2ボルトに接続される他のバスバーを更に備え、
    前記他のバスバーには、前記第2ボルトが挿通する孔部が設けられており、
    前記第2ナットは、前記他のバスバーに接触した状態で前記バスバーの他端側を前記他のバスバーと共に前記第2端子台に対して締め付ける、
    請求項1記載の電池パックの端子接続構造。
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