JPWO2017169644A1 - レンズユニット - Google Patents

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Abstract

光の光軸方向に見て第1直径を有する第1円形部と、前記光軸方向に見て前記第1直径よりも大きい第2直径を有する第2円形部とが、前記光軸方向に並んだレンズと、前記光軸方向に見て環状に形成され、内周面が前記第1円形部の外周面と接触するシール材と、前記光軸方向に見て円形とされ前記第1円形部と共に前記シール材を挟む第1内壁部と、前記第2円形部の外周面と接触する接触部が前記レンズの周方向に間隔をあけて3箇所以上形成された第2内壁部と、を備えた鏡筒と、を有するレンズユニットを提供する。

Description

本願は2016年3月29日出願の日本出願第2016−065654号の優先権を主張すると共に、その全文を参照により本明細書に援用する。
本開示は、レンズユニットに関する。
複数のレンズを1つの鏡筒に収容したレンズユニットの一例として、特許第4999508号公報に記載されたレンズユニットがある。
特許第4999508号公報のレンズユニットは、鏡筒と複数のレンズで構成されたレンズ群とを有している。レンズ群のうち最も物体側に位置するレンズは、ガラス製であり、隣接するレンズに近い側の周縁に凹部が形成されている。凹部には、シール部材が設けられている。また、鏡筒内において、最も物体側に位置するレンズを受け入れる受け入れ部は、円形状の内周面で構成されている。
しかしながら、特許第4999508号公報のレンズユニットでは、大径のレンズの外周面と接触する鏡筒の内壁部が、光軸方向に見て円形となっている。光軸方向に見て円形のレンズと円形の内壁部とが接触する構成では、鏡筒にレンズを収容する場合にレンズの周方向全体に摩擦力が作用するため、レンズの光軸の傾きを補正し難く、レンズユニットの組立性が悪い。
本開示は、上記事実を考慮して、鏡筒の第2内壁部が光軸方向に見て円形となっている構成に比べて、鏡筒内のシール性を確保してレンズユニットの組立性を向上させることができるレンズユニットを提供する。
本開示の第1態様に係るレンズユニットは、光の光軸方向に見て第1直径を有する第1円形部と、光軸方向に見て第1直径よりも大きい第2直径を有する第2円形部とが、光軸方向に並んだレンズと、光軸方向に見て環状に形成され、内周面が第1円形部の外周面と接触するシール材と、光軸方向に見て円形とされ第1円形部と共にシール材を挟む第1内壁部と、第2円形部の外周面と接触する接触部がレンズの周方向に間隔をあけて3箇所以上形成された第2内壁部と、を備えた鏡筒と、を有する。
第1態様に係るレンズユニットでは、レンズの第1円形部と鏡筒の第1内壁部とでシール材が挟まれる。第1内壁部は光軸方向に見て円形であり、シール材が第1内壁部に接触した場合にシール材と第1内壁部との間に隙間が形成され難いので、鏡筒内のシール性を確保することができる。
さらに、鏡筒の第2内壁部には、レンズの周方向に間隔をあけて3箇所以上の接触部が形成されているため、レンズの第2円形部と鏡筒の第2内壁部との接触状態は、レンズの周方向に間隔をあけた多点の嵌合状態となる。第2円形部と鏡筒の第2内壁部との嵌合状態が多点の嵌合状態となることで、第2円形部と接触部との接触面積が、第2円形部と第2内壁部の周方向全体とが接触した場合の接触面積よりも小さくなるので、鏡筒に第2円形部を収容し易くなる。つまり、鏡筒の第2内壁部が光軸方向に見て円形となっている構成に比べて、レンズユニットの組立性を向上させることができる。
本開示の第2態様に係るレンズユニットの第2内壁部は、光軸方向に見て多角形状に形成され、接触部が多角形状の辺となる平面である。
第2態様に係るレンズユニットでは、第2内壁部が光軸方向に見て多角形状となっているため、第2円形部と第2内壁部の接触部との接触が光軸方向に見て点接触となる。第2円形部と接触部との接触が点接触となることで、光軸方向に見て第2円形部と接触部が周方向に線接触する構成に比べて、第2円形部と接触部との接触面積が小さくなるので、第2円形部と接触部との摩擦力が小さくなる。つまり、レンズユニットの組立性を向上させることができる。
本開示の第3態様に係るレンズユニットの第2内壁部には、周方向に隣り合う平面を繋ぐ曲面が形成されている。
第3態様に係るレンズユニットでは、平面と平面が曲面で繋がっているため、第2内壁部においてレンズの周方向で隣り合う平面を直接繋ぐ構成に比べて、鏡筒の一部への応力集中を抑制することができる。
本開示の第4態様に係るレンズユニットの接触部には、光軸方向に見て鏡筒の径方向外側に窪み第2円形部と線接触する曲面が形成されている。
第4態様に係るレンズユニットでは、光軸方向に見て、接触部の曲面と第2円形部の側面とが線接触するので、接触部と第2円形部の側面とが点接触する構成に比べて、第2円形部が接触部から外れるのを抑制することができる。
本開示の第5態様に係るレンズユニットは、光軸方向において第2円形部が第1円形部よりも物体側に配置されている。
第5態様に係るレンズユニットでは、第2円形部が第1円形部よりも物体側に配置され、レンズと鏡筒とが多点で嵌合する第2内壁部が、第1内壁部よりも物体側に配置される。レンズと鏡筒とが多点で嵌合する第2内壁部が、第1内壁部よりも物体側に配置されることで、鏡筒にレンズを組み付けた場合に、第2内壁部とレンズとの嵌合状態を鏡筒の物体側から確認し易くなる。
本開示の第6態様に係るレンズユニットの光軸方向における第2内壁部に対する物体側には、物体側が像面側よりも光軸から遠くなる傾斜とされた傾斜面が形成されている。
第6態様に係るレンズユニットでは、光軸の位置が鏡筒の中心軸に対してずれた状態で鏡筒にレンズを挿入する場合に、レンズの第2円形部の外周が傾斜面に案内されることでレンズの光軸が鏡筒の中心軸に近づき、第2円形部が第2内壁部に嵌合する。つまり、レンズの第2円形部の外周が傾斜面に案内されるので、傾斜面が無い構成に比べて、鏡筒にレンズを嵌める作業を簡単に行うことができる。
本開示の第7態様に係るレンズユニットの第1内壁部は、光軸方向に見て第2内壁部よりも光軸側に張り出されている。
第7態様に係るレンズユニットでは、光軸方向に見て、第1内壁部の内径が第2内壁部の内接円の直径よりも小さくなる。言い換えると、第2内壁部の内側の空間が第1内壁部の内側の空間よりも広くなるので、レンズユニットを組み付ける場合に、第1内壁部と接触するシール材が第2内壁部に引っ掛かるのを抑制することができる。
本開示の第8態様に係るレンズユニットの第1内壁部には、シール材が接触しない部位でかつレンズが嵌合する部位が形成され、レンズには、第1内壁部と嵌合する第3円形部が形成されている。
第8態様に係るレンズユニットでは、第1内壁部とシール材との接触部位にさらに第1内壁部と第3円形部との嵌合部位が加わるので、第3円形部が無い構成に比べて、レンズの光軸の傾きを抑制することができる。
本開示の第9態様に係るレンズユニットの第3円形部は、光軸方向における第1円形部と第2円形部との間に配置されている。
第9態様に係るレンズユニットでは、第3円形部の光軸方向の端面と第1円形部の外周面とで段差が形成される。そして、鏡筒にレンズを組み付けた場合に、シール材が段差と接触して光軸方向に押されるので、鏡筒にレンズを嵌める場合にシール材が光軸方向にずれるのを抑制することができる。
本開示の第10態様に係るレンズユニットは、光軸方向において第1円形部が第2円形部よりも物体側に配置されている。
第10態様に係るレンズユニットでは、第1円形部が第2円形部よりも物体側に配置されることより、シール材が鏡筒内の最も物体側に配置されるので、シール材が第1円形部と第1内壁部との間に嵌まっているかどうかを簡単に確認できる。
本開示の第11態様に係るレンズユニットのレンズには、第1内壁部と嵌合する第3円形部が形成されている。
第11態様に係るレンズユニットでは、第1内壁部とシール材との接触部位にさらに第1内壁部と第3円形部との嵌合部位が加わるので、第3円形部が無い構成に比べて、レンズの光軸の傾きを抑制することができる。
本開示の第12態様に係るレンズユニットの第3円形部は、光軸方向における第1円形部と第2円形部との間に配置されている。
第12態様に係るレンズユニットでは、第3円形部が第1円形部よりも像面側に配置されるので、光軸方向に見て、第3円形部によってシール材が覆われない。第3円形部によってシール材が覆われないことにより、シール材を視認し易くなる。
第13態様に係るレンズユニットは、第1態様から第12態様のいずれか1つに記載のレンズユニットであって、車載用又は監視用のレンズユニットである。
第13態様に係る車載用や監視用のレンズユニットでは、高温に晒される場合があるが、高温に晒された場合も、鏡筒の第2内壁部が光軸方向に見て円形となっている構成に比べて、レンズユニットの性能劣化を抑制することができる。
本開示によれば、鏡筒の第2内壁部が光軸方向に見て円形となっている構成に比べて、鏡筒内のシール性を確保してレンズユニットの組立性を向上させることができるレンズユニットを提供できる。
第1実施形態に係るレンズユニットの全体構成及び撮像モジュールを示す説明図である。 第1実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第1実施形態に係る第2内壁部を示す横断面図(図2の3A−3A断面)である。 第1実施形態に係る第1内壁部を示す横断面図(図2の3B−3B断面)である。 第2実施形態に係る第2内壁部を示す横断面図である。 第2実施形態に係る第2内壁部の一部を拡大して示す横断面図である。 第3実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第3実施形態に係るレンズユニットの一部を拡大して示す縦断面図である。 第3実施形態に係る第2内壁部を示す横断面図(図5の7−7断面)である。 第4実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第4実施形態に係るレンズユニットの一部を拡大して示す縦断面図である。 第5実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第6実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第7実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第8実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第9実施形態に係るレンズユニットの一部を示す縦断面図である。 第1変形例の第2内壁部を示す説明図である。 第2変形例の第2内壁部を示す説明図である。 第3変形例の第2内壁部を示す説明図である。
以下、本開示に係るレンズユニットの実施形態の一例について説明する。なお、本実施形態におけるレンズユニットは、監視用カメラや車載用カメラなどの高温に晒される可能性があり結像性能の維持が難しい環境下で用いられるものであり、性能劣化を少なくできるレンズユニットに関するものである。監視用のレンズユニットとは、建物などに設けられ、周囲の物体などを見るためのレンズユニットである。車載用のレンズユニットとは、車両(主に車室内)に設けられて車両の外部の物体などを見るためのレンズユニットである。
[第1実施形態]
図1には、撮像装置10が示されている。撮像装置10は、一例として、車載カメラに用いられる装置である。また、撮像装置10は、撮像モジュール20と、レンズユニット30とを有している。さらに、撮像装置10は、物体12の像をレンズユニット30を介して撮像モジュール20に結像する。
なお、以後の説明では、レンズユニット30における光の光軸方向でありかつ後述する鏡筒44の中心軸方向をZ方向と称する。さらに、レンズユニット30の後述するレンズ群32の径方向でありZ方向に直交する直交方向のうち、一方向をY方向と称し、Z方向及びY方向に直交する方向をX方向と称する。また、レンズユニット30に物体側から入射する光の光軸をKと称し、一点鎖線又は点で図示する。
〔撮像モジュール〕
撮像モジュール20は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどの撮像素子22を有している。撮像素子22は、後述するレンズユニット30の光学系の結像点に配置されており、X方向にレンズユニット30と対向する像面22Aを有している。像面22Aは、X−Y面に沿って配置された面である。なお、以後の説明では、Z方向における物体側を+Z側と称し、像面側を−Z側と称する。
また、撮像モジュール20は、レンズユニット30に取り付けられた図示しないホルダに支持されている。さらに、撮像モジュール20は、レンズユニット30を通して到達した光を電気信号に変換する。変換された電気信号は、画像データであるアナログデータやデジタルデータに変換される。
〔レンズユニット〕
レンズユニット30は、一例として、レンズ群32と、間隔環34、36、38と、シール材42と、鏡筒44とを有している。レンズ群32、間隔環34、36、38及びシール材42は、鏡筒44の内側に収容されている。
<レンズ群>
レンズ群32は、一例として、+Z側から順に配置された、第1レンズ52と、第2レンズ56と、第3レンズ57と、第4レンズ58と、第5レンズ59とを有している。なお、第1レンズ52は、レンズの一例である。
図2に示す第1レンズ52は、ガラス製となっている。また、第1レンズ52は、一例として、第1円形部53と第2円形部54とがZ方向に並んで一体化されている。第2円形部54は、第1円形部53よりも+Z側に配置されている。第1円形部53の光軸位置と第2円形部54の光軸位置とは、Z方向に見て同じ位置にある。
(第1円形部)
第1円形部53は、Z方向に見た直径が第1直径D1となっている。第1円形部53における第1直径D1となる部位は、Z方向に見て円形の側面53Aを有している。側面53AにおけるZ方向の−Z側の端部は、面取りされている。また、第1円形部53は、−Z側の端面であり光が出射する出射面53Bを有している。
(第2円形部)
第2円形部54は、Z方向に見た直径が第2直径D2となっている。第2直径D2は、第1直径D1よりも大きい。第2円形部54における第2直径D2となる部位は、Z方向に見て円形の側面54Aを有している。また、第2円形部54は、側面54Aよりも+Z側の周縁に形成され後述する熱カシメによって鏡筒44により押え付けられる被押付面54Bを有している。さらに、第2円形部54は、+Z側の端面であり光が入射する入射面54Cを有している。なお、Z方向における側面54Aの−Z側の端部は、面取りされている。
第1直径D1と第2直径D2が異なる大きさであることにより、第1円形部53と第2円形部54との境界には段差55が形成されている。Y方向における段差55の長さdは、周方向の各部でd=(D2−D1)/2となる。
図1に示す第2レンズ56は、ガラス製となっている。また、第2レンズ56は、Z方向に見て円形の側面56Aを有している。さらに、第2レンズ56は、+Z側から入射された光を−Z側に出射させる。第3レンズ57は、+Z側及び−Z側に光学面(入射面及び出射面)を有するレンズ部57Aと、レンズ部57Aの周囲に広がる周縁部57Bとを有している。
第4レンズ58は、+Z側及び−Z側に光学面(入射面及び出射面)を有するレンズ部58Aと、レンズ部58Aの周囲に広がる周縁部58Bとを有している。なお、第3レンズ57の周縁部57Bと第4レンズ58の周縁部58Bとが接触している。第5レンズ59は、+Z側及び−Z側に光学面(入射面及び出射面)を有するレンズ部59Aと、レンズ部59Aの周囲に広がる周縁部59Bとを有している。
<間隔環>
間隔環34は、Z方向に見て環状の部材であり、Z方向における+Z側の端面が第1レンズ52の第1円形部53と接触し、−Z側の端面が第2レンズ56と接触している。つまり、間隔環34は、第1レンズ52と第2レンズ56とのZ方向の間隔を決めている。
間隔環36は、Z方向に見て環状の部材であり、Z方向における+Z側の端面が第2レンズ56と接触し、−Z側の端面が第3レンズ57と接触することで、第2レンズ56と第3レンズ57とのZ方向の間隔を決めている。間隔環38は、Z方向に見て環状の部材であり、Z方向における+Z側の端面が第4レンズ58と接触し、−Z側の端面が第5レンズ59と接触することで、第4レンズ58と第5レンズ59とのZ方向の間隔を決めている。
<シール材>
図2に示すシール材42は、一例として、ゴム製でありZ方向に見て環状に形成されたOリング部材とされている。また、シール材42は、自由状態で、内径が第1レンズ52の第1直径D1よりも小さくなっているため、第1レンズ52の第1円形部53に取り付けられた場合に、シール材42の内周面が第1円形部53の外周面である側面53Aと接触する。
さらに、シール材42は、一例として、第1レンズ52に取り付けていない状態において、周方向に対して直交する断面の形状が円形状となっている。そして、シール材42の断面の直径は、既述の段差55の長さdよりも大きくなっている。シール材42の断面の直径が長さdよりも長いことにより、シール材42は、第1レンズ52の第1円形部53の側面53Aと後述する第1内壁部47とに接触して、第1レンズ52と鏡筒44との間を封止している。
<鏡筒>
図1に示す鏡筒44は、筒状に形成されており、Z方向を軸方向として配置されている。具体的には、鏡筒44は、Z方向に開口した筒部44Aと、筒部44Aの−Z側を覆う底壁部44Bとを有している。筒部44Aの+Z側の端部には、図示しない治具による熱カシメ後の状態において、Z方向に見て円形の開口部44Cが形成されている。底壁部44Bには、Z方向に貫通され開口部44Cよりも内径が小さい開口部44Dが形成されている。また、鏡筒44における開口部44Cから開口部44Dまでの間には、レンズ群32、間隔環34、36、38及びシール材42を収容する空間である収容部46が形成されている。
収容部46は、一例として、+Z側から−Z側へ向けて順番に形成された第1収容部46A、第2収容部46B、第3収容部46C、第4収容部46D、第5収容部46E、第6収容部46F、第7収容部46G及び第8収容部46Hを有している。
第1収容部46Aには、第1レンズ52及びシール材42が収容されている。第2収容部46Bには、間隔環34が収容されている。第3収容部46Cには、第2レンズ56が収容されている。第4収容部46Dには、間隔環36が収容されている。第5収容部46Eには、第3レンズ57が収容されている。第6収容部46Fには、第4レンズ58が収容されている。第7収容部46Gには、間隔環38が収容されている。第8収容部46Hには、第5レンズ59が収容されている。
第1収容部46Aの詳細については後述する。第2収容部46Bの内壁、第4収容部46Dの内壁及び第7収容部46Gの内壁は、一例として、Z方向に見てそれぞれ円形に形成されている。図示は省略するが、第2収容部46Bの内径da、第4収容部46Dの内径db、第7収容部46Gの内径dcは、da>db>dcとなっている。
第3収容部46Cの内壁、第5収容部46Eの内壁、第6収容部46Fの内壁、第8収容部46Hの内壁は、一例として、Z方向に見てそれぞれ正八角形状に形成されている。また、第3収容部46Cの内側の空間、第5収容部46Eの内側の空間、第6収容部46Fの内側の空間、第8収容部46Hの内側の空間は、順番に小さくされており、第8収容部46Hの空間が最も小さい空間となっている。
図2に示す第1収容部46Aは、−Z側に配置された第1内壁部47と、第1内壁部47よりも+Z側に配置された第2内壁部48とを備えている。また、第1内壁部47と第2内壁部48は、Z方向に並んでいる。Z方向に見て、第1内壁部47の中心位置と第2内壁部48の中心位置とは、同じ位置にある。
(第1内壁部)
図3Bに示す第1内壁部47は、Z方向に見て円形とされており、Z方向に延びる壁部である。なお、第1内壁部47の内径をD3とする。
図2に示す第1収容部46Aに第1レンズ52及びシール材42を収容した状態において、第1内壁部47は、径方向で第1円形部53の側面53Aと対向する。第1内壁部47の内径D3(図3B参照)の大きさは、既述の第1直径D1及び長さdに対して、D1<D3<(D1+2d)となっている。つまり、第1収容部46Aに第1レンズ52及びシール材42を収容した状態において、第1内壁部47は、第1円形部53と共にシール材42を挟むので、シール材42が径方向に圧縮されている。
(第2内壁部)
図3Aに示す第2内壁部48は、一例として、Z方向に見て、3つの円弧部48Aと3つの接触部48Bとが第1レンズ52(図2参照)の周方向に交互に並んだ形状とされている。
3つの円弧部48Aは、図示しない1つの仮想円上に配置されている。また、3つの円弧部48Aが配置される仮想円の直径D4は、既述の内径D3(図3B参照)よりも大きくなっている。
3つの接触部48Bは、一例として、Z方向に見て、第1レンズ52(図2参照)の周方向に中心角で120〔°〕のピッチをあけて形成されている。また、3つの接触部48Bは、円弧部48Aよりも光軸K側にそれぞれ同じ長さで突出されている。さらに、3つの接触部48Bの光軸K側の先端には、それぞれ接触面49が形成されている。3つの接触面49は、曲面の一例であり、Z方向に見て、第2円形部54の側面54A(図2参照)の形状に合わせて径方向外側に窪んだ曲面とされている。また、3つの接触面49は、第2円形部54の側面54A(図2参照)の一部と接触する。
図2に示す第1収容部46Aに第1レンズ52及びシール材42を収容した状態において、第2内壁部48は、径方向で第2円形部54の外周面と対向又は接触する。第2内壁部48における開口部44Cの周縁部は、一例として、第2内壁部48における第1内壁部47側の部位よりも薄肉とされており、熱カシメにより光軸K側に向けて屈曲される熱カシメ部44Eとされている。
<レンズユニットの組み立て>
図1に示すレンズユニット30の組み立てでは、鏡筒44の収容部46内に、底壁部44B側から順に、第5レンズ59、間隔環38、第4レンズ58、第3レンズ57、間隔環36、第2レンズ56、間隔環34が嵌合され、Z方向に重ねられる。続いて、第1円形部53の外周面にシール材42が取り付けられた状態で、第1レンズ52が第1円形部53側から第1収容部46A内に挿入される。
第1円形部53が第1内壁部47と対向する位置まで挿入された場合に、シール材42が径方向に圧縮され、シール材42の反発力が第1円形部53及び第1内壁部47に作用する。つまり、シール材42によって、第1円形部53の側面53Aと第1内壁部47との隙間が密閉される。さらに、第2円形部54の側面54Aの周方向の3箇所と、3つの接触面49とが接触する。3つの接触面49と第2円形部54との接触状態は、多点の嵌合状態である。
鏡筒44の熱カシメ部44Eは、第1レンズ52が第1収容部46A内に収容された後で、図示しない治具により熱カシメされることにより、光軸K側に屈曲され、第1レンズ52の被押付面54Bが熱カシメ部44Eにより−Z側へ押し付けられる。つまり、熱カシメ部44Eにより、第1レンズ52、間隔環34、第2レンズ56、間隔環36、第3レンズ57、第4レンズ58、間隔環38、第5レンズ59が、鏡筒44の収容部46内に固定される。レンズユニット30が組み立てられた状態では、レンズ群32の光軸Kが鏡筒44の筒部44Aの中心軸と一致している。
〔作用〕
次に、第1実施形態のレンズユニット30の作用について説明する。
図2に示すレンズユニット30では、第1円形部53の側面53Aと鏡筒44の第1内壁部47とでシール材42が挟まれている。第1内壁部47はZ方向に見て円形であるため、環状のシール材42が第1内壁部47に接触した場合に、シール材42と多角形の内壁部とが接触した場合に比べて、シール材42と第1内壁部47との間に隙間が形成され難い。つまり、鏡筒44内のシール性を確保することができる。なお、シール性とは、鏡筒44内への気体及び液体の流入を抑制する性能を意味する。
さらに、レンズユニット30では、第1レンズ52とシール材42とを合わせて鏡筒44の収容部46に挿入する場合に、シール材42の反発力に起因して、シール材42と第1内壁部47との接触部位に摩擦力が生じる。
一方、鏡筒44の第2内壁部48には、第1レンズ52の周方向に間隔をあけて3箇所の接触部48Bが形成されているため、第2円形部54と第2内壁部48との接触状態は、第1レンズ52の周方向に間隔をあけた多点の嵌合状態となる。つまり、第2円形部54と接触部48Bとの接触面積が、第2円形部54と第2内壁部48の周方向全体とが接触した場合の接触面積よりも小さくなるので、鏡筒44に第2円形部54を収容し易い。レンズユニット30では、鏡筒44に第2円形部54を収容し易くなることにより、鏡筒44の第2内壁部48がZ方向に見て内径D2の円形となっている構成に比べて、レンズユニット30の組立性を向上させることができる。
さらに、接触部48Bには、Z方向に見て鏡筒44の径方向の外側に窪み第2円形部54の側面54Aと接触する接触面49が形成されている。Z方向に見て、接触部48Bの接触面49と第2円形部54の側面54Aとが線接触するので、接触部48Bと第2円形部54とが点接触する構成に比べて、第2円形部54が接触部48Bから外れるのを抑制することができる。
また、レンズユニット30では、第2円形部54が第1円形部53よりも物体側に配置され、第1レンズ52と多点で嵌合する第2内壁部48が、第2内壁部48に比べて広い接触面積で接触する第1内壁部47よりも+Z側に配置されている。つまり、接触面積の小さい部位が、接触面積の大きい部位よりも+Z側に配置されている。レンズユニット30では、第2内壁部48が、第1内壁部47よりも+Z側に配置されることで、鏡筒44に第1レンズ52を収容した場合に、第2内壁部48と第1レンズ52との接触状態を鏡筒44の+Z側から確認し易くなる。
さらに、レンズユニット30では、接触部48Bと第2円形部54とが多点で嵌合するので、接触部48Bの第2円形部54と接触する部位の接触面積が、第2内壁部48がZ方向に見て円形の構成の接触面積に比べて小さくなる。接触部48Bの接触面積が小さくなることにより、接触部48Bの面精度を上げることができる。レンズユニット30を車載用や監視用として用いると、高温に晒される場合があるが、第2内壁部48が円形の構成に比べて接触部48Bの面精度が上がっているので、鏡筒44が高温により膨張しても、第1レンズ52が傾き難い。第1レンズ52が傾き難いため、レンズユニット30の性能劣化を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のレンズユニット70について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図4A及び図4Bに示すレンズユニット70は、レンズユニット30(図1参照)において、鏡筒44の第2内壁部48(図3A参照)を第2内壁部72に置き換えた構成とされている。第2内壁部72以外の構成は、レンズユニット30と同一の構成とされている。
第2内壁部72は、第1レンズ52の第2円形部54の外周面と対向している。また、第2内壁部72は、Z方向に見て、多角形状の一例として、正八角形状に形成されている。なお、本明細書における多角形状とは、多角形の形状だけでなく、多角形の角部がC面取り又はR面取りされた形状も含む。第2内壁部72には、鏡筒44をZ方向に見て、正八角形の辺となる8つの平面72Aと、8つの曲面72Bとが形成されている。また、第2内壁部72には、熱カシメ部44E(図2参照)が形成されている。
8つの平面72Aは、接触部の一例である。また、8つの平面72Aは、Z方向に見て、それぞれ第2円形部54の外周面を表す円の接線の1つと重なって配置されている。つまり、8つの平面72Aは、Z方向に見て、それぞれ第2円形部54の外周面の一部と点接触している。
8つの曲面72Bは、第1レンズ52の周方向において、それぞれ隣り合う2つの平面72Aを繋いでいる。また、8つの曲面72Bは、Z方向に見て、図示しない1つの仮想円上に配置されている。8つの曲面72Bが配置される仮想円の直径は、既述の内径D3(図3B参照)よりも大きくなっている。
〔作用〕
次に、第2実施形態のレンズユニット70の作用について説明する。
レンズユニット70では、第2内壁部72がZ方向に見て正八角形状となっているため、第2円形部54と、第2内壁部72のそれぞれの平面72Aとの接触が、Z方向に見て多点接触となる。第2円形部54とそれぞれの平面72Aとの接触が点接触となることで、Z方向に見て第2円形部54と接触部が周方向に線接触する構成に比べて、第2円形部54と平面72Aとの接触面積が小さくなるので、第2円形部54と平面72Aとの摩擦力が小さくなる。つまり、レンズユニット70では、Z方向に見て第2円形部54と接触部が線接触する構成に比べて、レンズユニット70の組立性を向上させることができる。
また、レンズユニット70では、2つの平面72Aを曲面72Bが繋いでいる。レンズユニット70では、外力が作用した場合に、周方向で隣り合う2つの平面72Aを直接、繋ぐ構成に比べて、2つの平面72Aを繋ぐ部位に応力が集中し難くなるので、鏡筒44の一部への応力集中を抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のレンズユニット80について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5及び図6に示すレンズユニット80は、レンズユニット30(図1参照)において、鏡筒44の第1内壁部47(図2参照)を第1内壁部82に置き換え、第2内壁部48(図2参照)を第2内壁部84に置き換えた構成とされている。第1内壁部82及び第2内壁部84以外の構成は、レンズユニット30と同一の構成とされている。
第1内壁部82は、Z方向に見て第2内壁部84よりも光軸K側に張り出され、円形に形成されている。つまり、レンズユニット80では、Z方向に見て、第1内壁部82の内径が、第2内壁部84の図示しない内接円の直径よりも小さくなっている。そして、シール材42は、Z方向と直交する方向に第1円形部53と第1内壁部82とに挟まれている。なお、第1内壁部82のZ方向と直交する方向において、第2内壁部84から光軸K側に張り出された長さL1は、既述の長さd(図2参照)よりも短くなっている。
図7に示す第2内壁部84は、一例として、Z方向に見て、正八角形に形成されている。つまり、第2内壁部84は、正八角形の辺となる8つの平面72Aを有している。なお、平面72Aは、Z方向に見て、第2円形部54と点接触している。
〔作用〕
次に、第3実施形態のレンズユニット80の作用について説明する。
レンズユニット80に対する比較例として、Z方向に見て第1内壁部の内径と第2内壁部の内径とが同じ大きさのレンズユニットでは、第1レンズ52を鏡筒に収容する場合に、シール材42が第2内壁部に引っ掛かる可能性がある。
一方、図5に示すレンズユニット80では、Z方向に見て、第1内壁部82の内径が第2内壁部84の図示しない内接円の直径よりも小さくなっている。言い換えると、第2内壁部84の内側の空間の方が、第1内壁部82の内側の空間よりも広くなっているので、第1レンズ52及びシール材42を鏡筒44に収容する場合に、シール材42が第2内壁部84に引っ掛かるのを抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態のレンズユニット90について説明する。なお、第1実施形態から第3実施形態までと同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すレンズユニット90は、レンズユニット80(図5参照)において、鏡筒44の第2内壁部84(図5参照)を第2内壁部92に置き換えた構成とされている。第2内壁部92以外の構成は、レンズユニット80と同一の構成とされている。
図9に示す第2内壁部92は、熱カシメ部44Eと、熱カシメ部44Eよりも−Z側にあり第2円形部54と多点で嵌合する平面72Aと、Z方向における熱カシメ部44Eと平面72Aとの間にある傾斜面94とを有している。つまり、傾斜面94は、Z方向における第2内壁部92の平面72Aに対する+Z側に形成されている。なお、平面72Aは、第1レンズ52の周方向で8つ形成されている。
傾斜面94は、Z方向に見て、鏡筒44に円環状に形成されている。さらに、傾斜面94は、+Z側の部位が−Z側の部位よりも光軸K(鏡筒44の中心軸)から遠くなる傾斜とされている。つまり、傾斜面94の+Z側では、−Z側に比べて第1レンズ52が挿入される空間が広げられている。
〔作用〕
次に、第4実施形態のレンズユニット90の作用について説明する。
レンズユニット90では、一例として、鏡筒44の図示しない中心軸に対して第1レンズ52の光軸Kの位置がずれた状態で鏡筒44に第1レンズ52を挿入する場合に、第1レンズ52の第2円形部54の面取りされた部位が傾斜面94と接触する。そして、第1レンズ52は、傾斜面94に案内されることで、光軸Kが鏡筒44の図示しない中心軸に近づき、第2円形部54が平面72Aと接触する。つまり、第2円形部54が傾斜面94に案内されるので、傾斜面94が無い構成に比べて、鏡筒44に第1レンズ52を嵌める作業を簡単に行うことができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態のレンズユニット100について説明する。なお、第1実施形態から第4実施形態までと同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すレンズユニット100は、レンズユニット80(図5参照)において、第1レンズ52(図5参照)を第1レンズ102に置き換えた構成とされている。第1レンズ102以外の構成は、レンズユニット80と同一の構成とされている。
第1レンズ102は、ガラス製であり、第1円形部53と、第2円形部54と、第3円形部104とを有している。第2円形部54は第1円形部53よりも+Z側に形成され、第3円形部104は第1円形部53よりも−Z側に形成されている。レンズユニット100では、Z方向における第1円形部53の長さと第3円形部104の長さとを合わせた長さが、レンズユニット80(図5参照)のZ方向における第1円形部53(図5参照)の長さと同じになっている。
第3円形部104は、Z方向に見て、最外周の直径である第3直径D5を有している。第3直径D5は、第1直径D1(図2参照)よりも大きく第2直径D2(図2参照)よりも小さい。また、第3円形部104の外周面となる側面104Aは、第1内壁部82におけるシール材42が接触しない部位と嵌合する。なお、シール材42は、第1円形部53と、第2円形部54と、第3円形部104と、第1内壁部82とで囲まれた空間内に配置されている。
〔作用〕
次に、第5実施形態のレンズユニット100の作用について説明する。
レンズユニット100では、第1円形部53とシール材42との接触部位に、さらに第1内壁部82と第3円形部104との嵌合部位が加わるので、第3円形部104が無い構成に比べて、第1レンズ102の光軸Kの傾きを抑制することができる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態のレンズユニット110について説明する。なお、第1実施形態から第5実施形態までと同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すレンズユニット110は、レンズユニット100(図10参照)において、第1レンズ102(図10参照)を第1レンズ112に置き換えた構成とされている。また、レンズユニット110の第2内壁部84には、Z方向における熱カシメ部44Eと平面72Aとの間に傾斜面94が形成されている。さらに、隣り合う平面72Aは、曲面72B(図4B参照)により繋がれている。なお、レンズユニット110において、第1レンズ112、傾斜面94、曲面72B以外の構成は、レンズユニット100と同一の構成とされている。
第1レンズ112は、第1レンズ102(図10参照)において、第1円形部53と第3円形部104とを入れ換え、第3円形部104の−Z側の面取り部位を無くした構成とされている。第3円形部104は、第1円形部53よりも+Z側で第2円形部54よりも−Z側に形成されている。
〔作用〕
次に、第6実施形態のレンズユニット110の作用について説明する。
レンズユニット110では、第3円形部104のZ方向の端面と第1円形部53の外周面とで段差106が形成される。そして、鏡筒44に第1レンズ112を組み付けた場合に、シール材42が段差106に接触してZ方向の−Z側に押されるので、鏡筒44に第1レンズ112を嵌める場合に、第1レンズ112に対してシール材42がZ方向にずれるのを抑制できる。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態のレンズユニット120について説明する。なお、第1実施形態から第6実施形態までと同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示すレンズユニット120は、レンズユニット70(図4A参照)において、第1レンズ52(図4A参照)を第1レンズ122に置き換えた構成とされている。さらに、レンズユニット110は、鏡筒44の第1内壁部47(図2参照)及び第2内壁部72(図4A参照)を、第1内壁部124及び第2内壁部126に置き換えて、第1内壁部124を第2内壁部126よりも+Z側に配置した構成とされている。なお、第1レンズ122、第1内壁部124、第2内壁部126以外の構成は、レンズユニット70と同一の構成とされている。
第1レンズ122は、ガラス製となっている。また、第1レンズ122は、一例として、第1円形部122Aと第2円形部122BとがZ方向に並んで一体化されている。第1円形部122Aは、Z方向に見て、最外周の直径である第1直径D1を有している。また、第1円形部122Aは、光が入射する入射面122Cを有している。
第2円形部122Bは、第1円形部122Aよりも−Z側に配置されている。また、第2円形部122Bは、Z方向に見て、最外周の直径である第2直径D2を有している。第2直径D2は、第1直径D1よりも大きい。第1直径D1と第2直径D2が異なることにより、第1円形部122Aと第2円形部122Bとの境界には、段差123が形成されている。
第2円形部122BのZ方向の長さは、第1円形部122AのZ方向の長さよりも長くなっている。なお、第1円形部122Aの中心位置と第2円形部122Bの中心位置は、Z方向に見て同じ位置にある。
第1内壁部124は、Z方向に見て、円形に形成されている。また、第1内壁部124は、Z方向と直交する方向において、第1円形部122Aと対向している。さらに、第1内壁部124における開口部44Cの周縁部は、熱カシメにより光軸K側に向けて屈曲される熱カシメ部44Eとされている。そして、シール材42は、第1円形部122Aと第1内壁部124とに挟まれている。
第2内壁部126は、一例として、Z方向に見て、正八角形状に形成されている。第2内壁部126のZ方向の長さは、第2円形部122BのZ方向の長さと同じになっている。第2円形部122Bは、Z方向に見て、第2内壁部126の正八角形の辺を構成するそれぞれの平面126Aと点接触している。平面126Aは、接触部の一例である。なお、Z方向に見て隣り合う平面126Aは、曲面72B(図4B参照)により繋がれている。
〔作用〕
次に、第7実施形態のレンズユニット120の作用について説明する。
レンズユニット120では、第1内壁部124がZ方向に見て円形であるため、シール材42が第1内壁部124に接触した場合に、シール材42と多角形の内壁部とが接触した場合に比べて、シール材42と第1内壁部124との間に隙間が形成され難い。つまり、鏡筒44内のシール性を確保することができる。
また、レンズユニット120では、第2内壁部126がZ方向に見て八角形状となっているため、第2円形部122Bと第2内壁部126との接触が、Z方向に見て点接触となる。第2円形部122Bと第2内壁部126とが点接触となることで、第2円形部122Bと第2内壁部とが線接触する構成に比べて、第2円形部122Bと第2内壁部126との接触面積が小さくなり、第2円形部122Bと第2内壁部126との摩擦力が小さくなる。つまり、レンズユニット120では、Z方向に見て第2円形部122Bと第2内壁部とが線接触する構成に比べて、レンズユニット120の組立性を向上させることができる。
さらに、レンズユニット120では、第1円形部122Aが第2円形部122Bよりも+Z側に配置されている。つまり、段差123が鏡筒44内の最も+Z側に配置されることで、シール材42が鏡筒44内の最も+Z側に配置されるので、シール材42が第1内壁部124と第1円形部122Aとの隙間に嵌まっているかどうかを鏡筒44の外側から簡単に確認できる。
[第8実施形態]
次に、第8実施形態のレンズユニット130について説明する。なお、第1実施形態から第7実施形態までと同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示すレンズユニット130は、レンズユニット120(図12参照)において、第1レンズ122(図12参照)を第1レンズ132に置き換えた構成とされている。さらに、レンズユニット130は、鏡筒44の第1内壁部124(図12参照)及び第2内壁部126(図12参照)を、第1内壁部134及び第2内壁部136に置き換えた構成とされている。なお、第1レンズ132、第1内壁部134、第2内壁部136以外の構成は、レンズユニット120と同一の構成とされている。
第1レンズ132は、ガラス製であり、第1円形部132Aと、第2円形部132Bと、第3円形部132Cとを有している。第1円形部132Aは最も+Z側に形成され、第3円形部132Cは第1円形部132Aよりも−Z側に形成され、第2円形部132Bは第3円形部132Cよりも−Z側に形成されている。つまり、第3円形部132Cは、Z方向における第1円形部132Aと第2円形部132Bとの間に配置されている。第1円形部132Aと第3円形部132Cとの境界には、段差133が形成されている。第1円形部132Aの中心位置と、第2円形部132Bの中心位置と、第3円形部132Cの中心位置とは、Z方向に見て同じ位置にある。
第1円形部132Aは、Z方向に見て、最外周の直径である第1直径D1を有している。また、第1円形部132Aには、光の入射面が形成されている。第2円形部132Bは、Z方向に見て、最外周の直径である第2直径D2を有している。第3円形部132Cは、Z方向に見て、最外周の直径である第2直径D2を有している。シール材42は、第1円形部132Aと、第3円形部132Cと、後述する第1内壁部134とで囲まれた空間内に配置されている。
図13では、第1円形部132Aと第3円形部132Cとの境界となる仮想線を二点鎖線B1で示しており、第3円形部132Cと第2円形部132Bとの境界となる仮想線を二点鎖線B2で示している。第2円形部132Bと第3円形部132Cは、外観上は区別されていない。つまり、後述する第1内壁部134と接触する部位を第3円形部132Cとし、第2内壁部136と接触する部位を第2円形部132Bとしている。
第1内壁部134は、Z方向に見て、円形に形成されている。また、第1内壁部134は、Z方向と直交する方向において、第1円形部132Aの外周面と対向して、第3円形部132Cの外周面と接触している。言い換えると、第3円形部132Cは、第1内壁部134におけるシール材42が接触しない部位と嵌合している。さらに、第1内壁部134における開口部44Cの周縁部は、熱カシメにより光軸K側に向けて屈曲される熱カシメ部44Eとされている。そして、シール材42は、第1円形部132Aと第1内壁部134とに挟まれている。
第2内壁部136は、第1内壁部134よりも−Z側に配置されている。第2内壁部136は、一例として、Z方向に見て、八角形状に形成されている。第2内壁部136のZ方向の長さは、第2円形部132BのZ方向の長さと同じになっている。第2円形部132Bは、Z方向に見て、第2内壁部136の八角形の辺を構成するそれぞれの平面136Aと点接触している。平面136Aは、接触部の一例である。なお、Z方向に見て隣り合う平面136Aは、曲面72B(図4B参照)により繋がれている。
〔作用〕
次に、第8実施形態のレンズユニット130の作用について説明する。
レンズユニット130では、第1内壁部134がZ方向に見て円形であるため、シール材42が第1内壁部134に接触した場合に、シール材42と多角形の内壁部とが接触した場合に比べて、シール材42と第1内壁部134との間に隙間が形成され難い。つまり、鏡筒44内のシール性を確保することができる。
また、レンズユニット130では、第2内壁部136がZ方向に見て八角形状となっているため、第2円形部132Bと第2内壁部136との接触が、Z方向に見て点接触となる。第2円形部132Bと第2内壁部136とが点接触となることで、第2円形部132Bと第2内壁部とが線接触する構成に比べて、第2円形部132Bと第2内壁部136との接触面積が小さくなる。そして、第2円形部132Bと第2内壁部136との摩擦力が小さくなる。つまり、レンズユニット130では、Z方向に見て第2円形部132Bと第2内壁部とが線接触する構成に比べて、レンズユニット130の組立性を向上させることができる。
さらに、レンズユニット130では、第1円形部132Aが第2円形部132Bよりも+Z側に配置される。つまり、段差133が鏡筒44内の最も+Z側に配置されることで、シール材42が鏡筒44内の最も+Z側に配置されるので、シール材42が第1内壁部134と第1円形部132Aとの隙間に嵌まっているかどうかを鏡筒44の外側から簡単に確認できる。
加えて、レンズユニット130では、シール材42と第1内壁部134との接触部位及び第2円形部132Bと第2内壁部136との接触部位に、第1内壁部134と第3円形部132Cとの接触部位である嵌合部位が加わる。第1内壁部134と第3円形部132Cとの嵌合部位が加わることで、第1内壁部134及び第3円形部132Cが無い構成に比べて、鏡筒44と第1レンズ132との接触面積が大きくなるので、第1レンズ132の光軸Kの傾きを抑制することができる。
また、レンズユニット130では、第3円形部132Cが第1円形部132Aよりも−Z側に配置されるので、Z方向に見て、第3円形部132Cによってシール材42が覆われなくなる。第3円形部132Cによってシール材42が覆われないことにより、シール材42を視認し易くなる。
[第9実施形態]
次に、第9実施形態のレンズユニット140について説明する。なお、第1実施形態から第8実施形態までと同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示すレンズユニット140は、レンズユニット130(図13参照)において、第1レンズ132(図13参照)を第1レンズ142に置き換えた構成とされている。第1レンズ142以外の構成は、レンズユニット130と同一の構成とされている。
第1レンズ142は、第1レンズ132(図13参照)において、第3円形部132Cが第1円形部132Aよりも+Z側に配置された構成とされている。第2円形部132Bの位置は変わらない。つまり、第1レンズ142は、第3円形部132Cに光の入射面が形成されている。また、熱カシメ部44Eは、第3円形部132Cの周縁部と接触している。
〔作用〕
次に、第9実施形態のレンズユニット140の作用について説明する。
レンズユニット140では、第3円形部132Cの−Z側の端面と第1円形部132Aの外周面とで段差133が形成される。そして、鏡筒44に第1レンズ142を組み付けた場合に、シール材42が段差133に接触して−Z側に押されるので、鏡筒44に第1レンズ142を嵌める場合にシール材42が第1レンズ142に対してZ方向にずれるのを抑制できる。
なお、本開示は上記の実施形態に限定されない。
図15Aに示す鏡筒44をZ方向に見て、第2円形部54の外周面と点接触する第2内壁部152の8つの面152Aを、光軸Kに向けて突出する曲面で構成してもよい。なお、光軸Kに向けて突出する複数の曲面で構成された内壁の形状も多角形状に含める。面152Aは、接触部の一例である。
図15Bに示す鏡筒44をZ方向に見て、第2円形部54の外周面と接触する第2内壁部154を、第1レンズ52の径方向で対称に配置された3つ以上の複数の接触部156により構成してもよい。接触部156の光軸K側の先端には、それぞれ、曲面の一例としての接触面156Aが形成されている。接触面156Aは、第2円形部54の外周面の形状に合わせて径方向外側に窪んだ曲面とされている。
図15Cに示す第2内壁部154において、接触面156A(図15B参照)を平面158としてもよい。
接触部48Bは、周方向で3箇所に限らず、4箇所以上の複数箇所に形成されていてもよい。
レンズユニットの光学系は、5枚のレンズを有するレンズ群32に限らず、1枚又は2枚以上の複数枚のレンズで構成されていてもよい。また、間隔環の数は、3つに限らず、1つ又は2つ以上の複数であってもよい。さらに、シール材42の数は、1つに限らず、2つ以上の複数であってもよい。
第1レンズ52、第1レンズ102、第1レンズ112、第1レンズ122、第1レンズ132、第1レンズ142は、樹脂製であってもよい。第2レンズ56は、樹脂製であってもよい。第3レンズ57、第4レンズ58、第5レンズ59は、ガラス製であってもよい。
レンズユニットには、レンズ及び間隔環の他に、絞り部材や遮光板を設けてもよい。
レンズユニット110において、鏡筒44に曲面72Bを形成してもよい。また、レンズユニット110において、第2内壁部84に換えて第2内壁部48を形成して、接触面49と第2円形部54の側面54Aとを嵌合させてもよい。
レンズユニット130において、第2内壁部136に換えて第2内壁部48を形成して、接触面49と第2円形部54の側面54Aとを嵌合させてもよい。
鏡筒44又は間隔環34、36、38は、一例として、ガラス繊維と無機フィラーを含有するポリフェニレンスルファイドで構成されてもよい。鏡筒44又は間隔環34、36、38は、ガラス繊維等を含有する繊維強化プラスチック製とすることにより、より機械的強度が高くなる。使用する樹脂としては、例えば、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、シンジオタクチックポリスチレン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンスルファイド、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、アクリロニトリルブダジエンスチレン、ポリオレフィン及び各々の変性ポリマーからなる群より選択される少なくとも一種、又は当該群から選択される少なくとも一種を含むポリマーアロイなどを用いることができる。繊維としては、ガラス繊維や炭素繊維、繊維強化プラスチック、無機フィラー等を用いることができる。
また、繊維強化プラスチック等、上記の樹脂材料には、必要に応じてガラス繊維、炭素繊維、無機フィラー等を含有させてもよい。ガラス繊維等を含有する繊維強化プラスチック製の鏡筒又は間隔環とすることにより、より機械的強度の高い鏡筒又は間隔環を得ることができる。
なお、鏡筒は、高い遮光性及び光吸収性が要求される。使用する樹脂は黒色であることが好ましく、上記の樹脂材料は黒色顔料又は黒色染料を含むことが好ましい。黒色顔料又は黒色染料を含む樹脂材料により鏡筒を構成することにより、鏡筒の内壁面を黒色とすることができ、鏡筒の内壁面における可視光の反射をより有効に抑制することができる。

Claims (13)

  1. 光の光軸方向に見て第1直径を有する第1円形部と、前記光軸方向に見て前記第1直径よりも大きい第2直径を有する第2円形部とが、前記光軸方向に並んだレンズと、
    前記光軸方向に見て環状に形成され、内周面が前記第1円形部の外周面と接触するシール材と、
    前記光軸方向に見て円形とされ前記第1円形部と共に前記シール材を挟む第1内壁部と、前記第2円形部の外周面と接触する接触部が前記レンズの周方向に間隔をあけて3箇所以上形成された第2内壁部と、を備えた鏡筒と、
    を有するレンズユニット。
  2. 前記第2内壁部は、前記光軸方向に見て多角形状に形成され、
    前記接触部が前記多角形状の辺となる平面である請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記第2内壁部には、周方向に隣り合う前記平面を繋ぐ曲面が形成されている請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記接触部には、前記光軸方向に見て前記鏡筒の径方向外側に窪み前記第2円形部と線接触する曲面が形成されている請求項1に記載のレンズユニット。
  5. 前記光軸方向において前記第2円形部が前記第1円形部よりも物体側に配置されている請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  6. 前記光軸方向における前記第2内壁部に対する物体側には、物体側が像面側よりも光軸から遠くなる傾斜とされた傾斜面が形成されている請求項5に記載のレンズユニット。
  7. 前記第1内壁部は、前記光軸方向に見て前記第2内壁部よりも光軸側に張り出されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  8. 前記第1内壁部には、前記シール材が接触しない部位でかつ前記レンズが嵌合する部位が形成され、
    前記レンズには、前記第1内壁部と嵌合する第3円形部が形成されている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  9. 前記第3円形部は、前記光軸方向における前記第1円形部と前記第2円形部との間に配置されている請求項8に記載のレンズユニット。
  10. 前記光軸方向において前記第1円形部が前記第2円形部よりも物体側に配置されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  11. 前記レンズには、前記第1内壁部と嵌合する第3円形部が形成されている請求項10に記載のレンズユニット。
  12. 前記第3円形部は、前記光軸方向における前記第1円形部と前記第2円形部との間に配置されている請求項11に記載のレンズユニット。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のレンズユニットであって、車載用又は監視用のレンズユニット。
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