JP6941471B2 - レンズユニット - Google Patents

レンズユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6941471B2
JP6941471B2 JP2017084554A JP2017084554A JP6941471B2 JP 6941471 B2 JP6941471 B2 JP 6941471B2 JP 2017084554 A JP2017084554 A JP 2017084554A JP 2017084554 A JP2017084554 A JP 2017084554A JP 6941471 B2 JP6941471 B2 JP 6941471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical axis
peripheral surface
lens barrel
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017084554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018180479A (ja
Inventor
小堀 誠
誠 小堀
健介 益居
健介 益居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tianjin OFilm Opto Electronics Co Ltd
Original Assignee
Tianjin OFilm Opto Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tianjin OFilm Opto Electronics Co Ltd filed Critical Tianjin OFilm Opto Electronics Co Ltd
Priority to JP2017084554A priority Critical patent/JP6941471B2/ja
Publication of JP2018180479A publication Critical patent/JP2018180479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6941471B2 publication Critical patent/JP6941471B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Description

本開示は、レンズユニットに関する。
近年、低コスト化や成形性などの観点から、レンズユニットのレンズを樹脂材料で構成することが試みられている。一般的に、樹脂材料から成るレンズは、外周面に設けられた樹脂射出用のゲート部から金型内に樹脂材料を射出することで形成される。
例えば特許文献1、特許文献2には、外周面の一部に切欠(いわゆるDカット)が形成され、切欠部分にゲート部もしくはゲート跡部が突出形成された樹脂製のレンズを備えるレンズユニットが開示されている。
特開2006−201378号公報 特開2008−233387号公報
特許文献1、特許文献2のレンズユニットでは、光軸方向視において、鏡筒の内周面には複数の平坦部が設けられており、平坦部がレンズの外周面に等間隔で当接することにより鏡筒内でレンズを保持している。
しかし、レンズの外周面に切欠が形成されている場合、切欠部分において平坦部はレンズの外周面に当接することができない。このため、平坦部によるレンズの保持力が不均一になり易く、レンズユニットの振動や外部温度の上昇によって鏡筒内に保持されたレンズの位置がずれる虞がある。
本開示は、上記事実を考慮して、鏡筒内におけるレンズの位置ずれを抑制することができるレンズユニットを提供することを目的とする。
本開示の第1態様に係るレンズユニットは、光軸方向視において、外周面の一部が切り欠かれた切欠部を有し、樹脂射出用のゲートを切断したゲートカット部が切欠部に設けられた樹脂製のレンズと、レンズの外周面に当接することでレンズを保持する複数の保持部と、レンズの外周面から離間した非保持部と、が内周面に設けられ、内周面におけるレンズの切欠部が配置される切欠部配置領域と径方向に対向する対向領域が非保持部とされている筒状の鏡筒と、を有する。
上記構成によれば、鏡筒の内周面において、レンズの切欠部が配置される切欠部配置領域と径方向に対向する対向領域を非保持部としたため、レンズの切欠部及び切欠部とは反対側の外周面の双方が鏡筒の内周面に当接しない。このため、保持部によるレンズの保持力が不均一になることを抑制することができ、鏡筒内におけるレンズの位置ずれを抑制することができる。
なお、本開示において、「切欠部配置領域」及び「対向領域」とは、レンズの光軸方向視において、切欠部の一端と光軸とを通る仮想線と切欠部の他端と光軸とを通る仮想線とで区切られた領域(鋭角側)を指す。
本開示の第2態様に係るレンズユニットは、第1態様に係るレンズユニットにおいて、光軸方向視において、保持部は、ゲートカット部の中心と光軸とを通る仮想線に直交し、光軸を通る直交仮想線に対して対称位置に設けられている。
上記構成によれば、保持部がゲートカット部の中心と光軸とを通る仮想線に直交し、光軸を通る直交仮想線に対して対称位置に設けられているため、保持部によるレンズの保持力をより均一にすることができる。
本開示の第3態様に係るレンズユニットは、第1態様又は第2態様に係るレンズユニットにおいて、光軸方向視において、保持部は、ゲートカット部の中心と光軸とを通る仮想線に対して対称位置に設けられている。
上記構成によれば、保持部がゲートカット部の中心と光軸とを通る仮想線に対して対称位置に設けられているため、保持部によるレンズの保持力をより均一にすることができる。
本開示の第4態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第3態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットにおいて、光軸方向視において、鏡筒の内周面における切欠部配置領域及び対向領域以外の領域には、鏡筒の内周面に沿って保持部が等間隔に設けられており、隣合う保持部間の距離は、切欠部の幅より小さくされている。
保持部間の距離が切欠部の幅より大きい場合には、切欠部が保持部間に位置するようにレンズの向きを調整することによってレンズの保持力を均一にすることができる。しかし、切欠部の幅より保持部間の距離が小さい場合には、切欠部において保持部によってレンズを保持することができないため、保持部によるレンズの保持力が特に不均一になり易い。
ここで、上記構成によれば、切欠部配置領域及び対向領域以外の領域に保持部を等間隔に形成することで、保持部によるレンズの保持力が不均一になることをより抑制することができる。
本開示の第5態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第4態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットにおいて、レンズの外周面と非保持部との間には、鏡筒とレンズとの熱膨張量差より幅が大きい間隙が設けられている。
上記構成によれば、レンズの外周面と鏡筒の非保持部との間に、鏡筒とレンズとの熱膨張量差より幅が大きい間隙が設けられているため、レンズユニットの外部温度が高温となった場合でも、鏡筒とレンズとは保持部でのみ接触する。このため、非保持部が外周面に接触することでレンズの保持力が不均一になることを抑制することができ、鏡筒内でのレンズの位置ずれを抑制することができる。
本開示の第6態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第5態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットにおいて、保持部は8箇所以上設けられている。
上記構成によれば、保持部が8箇所以上設けられていることにより、保持部が8箇所より少ない構成と比較してレンズの保持精度をより高めることができる。
本開示の第7態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第6態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットにおいて、光軸方向視において、鏡筒は、光軸に対して4回対称形状とされている。
上記構成によれば、鏡筒が光軸に対して4回対称形状とされている。このため、保持部によるレンズの保持力をより均一にすることができるとともに、例えば鏡筒に複数のレンズが収容されている場合に、切欠部の位置をそれぞれ90度ずらして配置することが可能となる。なお、「4回対称形状」とは、レンズの光軸方向視において、光軸を中心として90度毎に同一形状であることをいう。
本開示の第8態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第7態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットにおいて、光軸方向視において、鏡筒の内周面は、複数の平坦部から成る多角形状とされており、平坦部によって保持部が構成され、対向領域には内周面より鏡筒の径方向外側に凹む逃げ溝が形成されている。
上記構成によれば、平坦部によって保持部が構成されているため、保持部が非平坦部とされている構成と比較して、金型を研磨することで平坦部の寸法精度を高めることが容易となる。また、対向領域に逃げ溝が形成されていることにより、対向領域を非保持部とすることができる。
本開示の第9態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第7態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットにおいて、光軸方向視において、鏡筒の内周面は、光軸を中心とする仮想円の円弧に沿って設けられた複数の円弧部と、鏡筒の径方向内側へ凸となる複数の逆円弧部と、を有しており、逆円弧部によって保持部が構成されている。
上記構成によれば、保持部が逆円弧部で構成されているため、光軸方向視において、保持部をレンズの外周面に点接触させることができる。このため、保持部をレンズの外周面に面接触させる構成と比較して、接触部分(すなわち保持部)の寸法精度を高め易く、また、レンズに生じる圧縮応力を抑制することができる。
本開示の第10態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第7態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットにおいて、光軸方向視において、鏡筒の内周面は、光軸を中心とする内側仮想円の円弧に沿って設けられた複数の内側円弧部と、内側仮想円と同心円状とされ、内側仮想円より大きい外側仮想円の円弧に沿って設けられた複数の外側円弧部と、を有しており、内側円弧部によって保持部が構成されている。
上記構成によれば、保持部が円弧状の内側円弧部で構成されているため、レンズの外周面に対して保持部を面接触させることができ、保持部をレンズの外周面に点接触させる構成と比較して、レンズの位置ずれをより抑制することができる。
本開示の第11態様に係るレンズユニットは、第1態様〜第10態様のいずれか1つの態様に係るレンズユニットであって、車載用カメラ又は監視用カメラに搭載される。
本開示のレンズユニットは、車内に設置される車載用カメラや屋外に設置される監視用カメラ等の、高温に晒される可能性があり結像性能の維持が難しい環境下で用いられるカメラに搭載されるレンズユニットとして特に有用である。
本開示によれば、鏡筒内におけるレンズの位置ずれを抑制することができる。
第1実施形態に係るレンズユニットの全体構成を示す断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 第2実施形態に係るレンズユニットの図2に相当する断面図である。 第3実施形態に係るレンズユニットの図2に相当する断面図である。
(第1実施形態)
以下、本開示に係るレンズユニットの第1実施形態について、図1、図2を用いて説明する。なお、図1において、Z方向は光軸Kに水平な方向、すなわち光軸方向を指し、Y方向は光軸Kに垂直な方向、すなわち光軸垂直方向あるいは径方向を指す。
本実施形態におけるレンズユニット10は、例えば屋外に設置される監視用カメラや車両の内部に設置される車載用カメラ等の、高温に晒される可能性があり結像性能の維持が難しい環境下で用いられるカメラに搭載される。図1に示すように、レンズユニット10は、鏡筒12と、鏡筒12内に収容された収容部品14と、鏡筒12に固定された撮像モジュール16と、を備えている。
<鏡筒の構成>
鏡筒12は、一例として、光軸方向(Z方向)を中心軸方向とする円筒状に形成されており、無機繊維を含有する樹脂材料(以下、「無機含有樹脂」という。)を射出成形することにより構成されている。無機繊維としては、例えばガラス繊維や炭素繊維、無機フィラー等が挙げられ、無機繊維によって鏡筒12の強度が高められている。
本実施形態の鏡筒12において、無機繊維の配向は光軸方向に対して略平行とされている。一般的に樹脂材料は、無機繊維の繊維方向に垂直な方向と比較して繊維方向に水平な方向は膨張し難い。このため、鏡筒12は、光軸垂直方向への熱膨張係数が光軸方向への熱膨張係数より大きくなり、光軸方向への熱膨張が抑制されるとともに、光軸垂直方向への熱膨張が許容されている。
なお、鏡筒12の成形時に、例えば撮像モジュール16側(光軸方向他端側)に形成された図示しないゲートから金型内に樹脂材料を光軸方向に沿って流し込むことにより、無機繊維を光軸方向に配向させることが可能である。
鏡筒12を構成する樹脂材料として、例えば、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、シンジオタクチックポリスチレン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンスルファイド、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、アクリロニトリルブダジエンスチレン、ポリオレフィン、及び各々の変性ポリマーからなる群より選択される少なくとも一種、又は当該群から選択される少なくとも一種を含むポリマーアロイなどを用いることができる。
鏡筒12は、高い遮光性及び光吸収性が要求されるため、使用する樹脂材料は黒色であることが好ましく、上記の樹脂材料は黒色顔料又は黒色染料を含むことが好ましい。黒色顔料又は黒色染料を含む樹脂材料により鏡筒12を構成することにより、鏡筒12の内周面12Aを黒色とすることができ、鏡筒12の内周面12Aにおける可視光の反射をより有効に抑制することができる。
鏡筒12は、光の入射側である光軸方向一端側(図1における左端側)に開口部18Aを有する筒部18と、筒部18の光の出射側である光軸方向他端側(図1における右端側)を覆う底壁部20とを有している。
鏡筒12の内周面12Aは、鏡筒12の光軸方向一端側から光軸方向他端側へ向かって内径が段階的に小さくなっており、鏡筒12内の開口部18Aから開口部20Aまでの間には、収容部品14を収容する収容部22が形成されている。
また、鏡筒12の筒部18の開口部18Aの周縁部分には、熱カシメにより鏡筒12の径方向内側に向けて屈曲されるカシメ部18Bが形成されており、熱カシメ後の状態において、開口部18Aは光軸方向視で円形状とされている。一方、鏡筒12の底壁部20には、開口部18Aよりも内径が小さい開口部20Aが光軸方向に貫通形成されている。
図2に示すように、光軸方向視において、鏡筒12の内周面12Aは、複数の平坦部44と、平坦部44同士の交点に形成された複数の角部46とから成る多角形状(本実施形態では略正十角形状)とされている。
また、鏡筒12の内周面12Aにおける、後述する樹脂材料から成る第3レンズ28、第4レンズ30、及び第5レンズ32(以下、「樹脂レンズ28、30、32」と呼ぶことがある。)の切欠部50が配置される部分は、切欠部配置領域54とされている。一方、鏡筒12の内周面12Aにおける切欠部配置領域54と径方向に対向する部分は、対向領域56とされている。なお、切欠部配置領域54及び対向領域56については、後に詳述する。
光軸方向視において、鏡筒12の内周面12Aの対向領域56には、平坦部44の中心44Aより鏡筒12の径方向外側に凹む非保持部としての逃げ溝48が形成されている。これにより、対向領域56において内周面12A全体が平坦部44の中心44Aより鏡筒12の径方向外側に位置している。
また、光軸方向視において、鏡筒12の内周面12Aの対向領域56以外の領域では、平坦部44の中心44Aは鏡筒12の周方向に等間隔に設けられており、隣合う中心44A間の距離はそれぞれL1とされている。
<収容部品の構成>
図1に示すように、収容部品14は、一例として、鏡筒12の収容部22内に光軸方向一端側から順に配置された第1レンズ24、第2レンズ26、第3レンズ28、第4レンズ30、及び第5レンズ32を備えている(以下、第1レンズ24〜第5レンズ32をまとめて「レンズ24、26、28、30、32」と呼ぶことがある。)。
また、鏡筒12の収容部22内における第1レンズ24と第2レンズ26、第2レンズ26と第3レンズ28、第4レンズ30と第5レンズ32の間には、それぞれ間隔環34、36、38が設けられている。
第1レンズ24及び第2レンズ26は、一例として、ガラス材料から成り、光軸方向視でそれぞれ円形状とされている。第1レンズ24は、一例として、光軸方向一端面が凸面、光軸方向他端面が平坦面24Cとされた平凸レンズとされており、外周面には第1レンズ24の径方向内側に窪んだ段差部24Aが形成されている。なお、図1に示すように、段差部24Aには、全周にわたってゴム製のシール材40が嵌められている。
第2レンズ26は、レンズ部26Aと、レンズ部26Aから径方向外側に張り出された周縁部26Bとを備えている。第2レンズ26のレンズ部26Aは、一例として、光軸方向両端面がともに非球面の凸面とされた非球面凸レンズとされている。また、第2レンズ26の周縁部26Bの光軸方向における両端面は、それぞれ光軸方向に垂直な方向に延びる平坦面26Cとされている。
第3レンズ28、第4レンズ30、及び第5レンズ32は、一例として、樹脂材料から成る。また、第3レンズ28、第4レンズ30、及び第5レンズ32は、レンズ部28A、30A、32Aと、レンズ部28A、30A、32Aから径方向外側に張り出された周縁部28B、30B、32Bと、をそれぞれ備えている。
第3レンズ28のレンズ部28A、及び第5レンズ32のレンズ部32Aは、一例として、光軸方向一端面が凸面、光軸方向他端面が水平面とされた平凸レンズとされている。第4レンズ30のレンズ部30Aは、一例として、光軸方向両端面が凸面とされた両凸レンズとされている。
また、第3レンズ28、第4レンズ30、及び第5レンズ32の周縁部28B、30B、32Bの光軸方向における両端面は、それぞれ光軸方向に垂直な方向に延びる平坦面28C、30C、32Cとされており、第3レンズ28と第4レンズ30は平坦面28C、30Cで互いに当接している。
また、図2に第5レンズ32を例として示すように、樹脂レンズ28、30、32の外周面(すなわち周縁部28B、30B、32Bの外周面)には、外周面の一部が直線状に切り欠かれた切欠部50(いわゆるDカット)が1箇所形成されている。
なお、光軸方向視において、切欠部50の幅はL2とされており、隣合う平坦部44の中心44A間の距離L1より大きくされている。切欠部50の幅L2を距離L1より大きくすることで、切欠部50に形成されるゲートの大きさを大きくすることができ、樹脂レンズ28、30、32の射出成形時にゲートから金型内に樹脂材料が流れ込み易くなるとともに、ゲートを切断することが容易となる。
切欠部50には、樹脂射出用のゲートを切断したゲートカット部52が突出形成されており、ゲートカット部52の突出高さは、図2に想像線で示す切り欠かれる前の第5レンズ32の外周面より径方向内側に位置している。
なお、本開示において、ゲートカット部52は、図2に示すようなゲートの痕跡の一部が成形後の第5レンズ32に残存している構成には限られず、ゲートの痕跡を全て切断除去した構成とされていてもよい。
図1に示す間隔環34、36、38は、光軸方向視において環状の部材であり、一例として無機含有樹脂から成る。間隔環34、36、38を構成する樹脂材料及び無機繊維は、鏡筒12を構成する樹脂材料及び無機繊維と同じ材料を用いてもよく、また、異なる材料を用いてもよい。
具体的には、鏡筒12と同様に、間隔環34、36、38を構成する樹脂材料として、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、シンジオタクチックポリスチレン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンスルファイド、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、アクリロニトリルブダジエンスチレン、ポリオレフィン、及び各々の変性ポリマーからなる群より選択される少なくとも一種、又は当該群から選択される少なくとも一種を含むポリマーアロイ等を用いることができる。
なお、間隔環34、36、38は、アルミ等の金属材料で構成されていてもよく、間隔環34、36、38のうち、1つ又は2つを無機含有樹脂で構成し、その他を金属材料で構成してもよい。
間隔環34、36、38の光軸方向両端面は、それぞれ光軸方向に垂直な方向に延びる平坦面34A、36A、38Aとされている。これにより、間隔環34の平坦面34Aが第1レンズ24の平坦面24C及び第2レンズ26の平坦面26Cにそれぞれ当接することで、光軸方向における第1レンズ24と第2レンズ26との間隔を規定している。
同様に、間隔環36の平坦面36Aが第2レンズ26の平坦面26C及び第3レンズ28の平坦面28Cにそれぞれ当接することで、光軸方向における第2レンズ26と第3レンズ28との間隔を規定している。また、間隔環38の平坦面38Aが第4レンズ30の平坦面30C及び第5レンズ32の平坦面32Cにそれぞれ当接することで、光軸方向における第4レンズ30と第5レンズ32との間隔を規定している。
<撮像モジュールの構成>
撮像モジュール16は、収容部品14を通して到達した光(物体Mの像)を電気信号に変換するものであり、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子16Aを有している。なお、変換された電気信号は、画像データであるアナログデータやデジタルデータに変換される。
また、撮像モジュール16は、図示しないホルダによって支持されて鏡筒12の底壁部20より光軸方向他端側(光の出射側)に固定されており、撮像素子16Aは鏡筒12内における収容部品14の光学系の結像点に配置されている。
<組立方法>
レンズユニット10を組立てる場合、図1に示すように、鏡筒12の収容部22内に底壁部20側(光軸方向他端側)から順に、第5レンズ32、間隔環38、第4レンズ30、第3レンズ28、間隔環36、第2レンズ26、間隔環34、及びシール材40が嵌められた第1レンズ24が嵌め込まれる。
このとき、シール材40が径方向に圧縮されることで、第1レンズ24と鏡筒12の内周面12Aとの隙間が密閉される。また、ガラス材料から成る第1レンズ24及び第2レンズ26は、鏡筒12の内周面12Aに形成された図2に示す平坦部44の中心44A部分に外周面が当接することにより、鏡筒12の収容部22内に保持される。
ここで、図2に第5レンズ32を例として示すように、鏡筒12の内周面12Aにおいて、樹脂レンズ28、30、32の切欠部50が配置される部分は切欠部配置領域54とされている。一方、鏡筒12の内周面12Aにおける切欠部配置領域54と径方向に対向する部分は対向領域56とされ、逃げ溝48が形成されている。
なお、「切欠部配置領域54」とは、光軸方向視において、切欠部50の一端と光軸Kとを通る仮想線X1と切欠部50の他端と光軸Kとを通る仮想線X2とで区切られた領域(鋭角側)の一方側を指す。一方、「対向領域56」とは、光軸方向視において、仮想線X1と仮想線X2とで区切られた領域(鋭角側)の他方側を指す。
樹脂レンズ28、30、32を鏡筒12の収容部22内に嵌め込んだ際、鏡筒12の内周面12Aにおける切欠部配置領域54及び対向領域56以外の領域では、保持部としての複数(本実施形態では8箇所)の平坦部44の中心44A部分に樹脂レンズ28、30、32の外周面がそれぞれ当接する。
ここで、切欠部配置領域54及び対向領域56以外の領域において、平坦部44と樹脂レンズ28、30、32の外周面との当接部分である中心44Aは、ゲートカット部52の中心と光軸Kとを通る仮想線Qに対して対称位置となるように設けられている。同様に、平坦部44の中心44Aは、光軸Kを通り仮想線Qに直交する直交仮想線Rに対して対称位置となるように設けられている。
一方、樹脂レンズ28、30、32の外周面と、鏡筒12の内周面12Aの非保持部としての角部46とはそれぞれ離間し、樹脂レンズ28、30、32の外周面と角部46との間には、鏡筒12と樹脂レンズ28、30、32との熱膨張量差より幅が大きい間隙58が設けられる。なお、本実施形態において、間隙58の幅とは、角部46(平坦部44同士の交点)と光軸Kとを通る仮想線(例えば直交仮想線R)と樹脂レンズ28、30、32の外周面との交点をSとした場合の角部46と交点Sとの距離を指す。
また、内周面12Aにおける切欠部配置領域54では、樹脂レンズ28、30、32に切欠部50が形成されており、切欠部50は樹脂レンズ28、30、32の外周面より径方向内側に位置するため、内周面12Aと樹脂レンズ28、30、32とは離間する。同様に、内周面12Aにおける対向領域56では、鏡筒12の径方向外側に凹む逃げ溝48が内周面12Aに形成されているため、内周面12Aと樹脂レンズ28、30、32とは離間する。
その後、図示しない治具によって図1に示す鏡筒12の筒部18の開口部18Aの周縁部分を熱カシメすることにより、カシメ部18Bを形成する。このとき、カシメ部18Bにより、収容部品14が鏡筒12の収容部22内に固定される。また、撮像モジュール16を図示しないホルダによって鏡筒12に固定する。
<作用及び効果>
本実施形態によれば、樹脂レンズ28、30、32に切欠部50が形成されていることにより、鏡筒12の内周面12Aの切欠部配置領域54は樹脂レンズ28、30、32の外周面から離間する非保持部となる。一方、内周面12Aに逃げ溝48が形成されていることにより、鏡筒12の内周面12Aの対向領域56は樹脂レンズ28、30、32の外周面から離間する非保持部となる。
すなわち、鏡筒12の内周面12Aにおいて、切欠部配置領域54及び切欠部配置領域54と径方向に対向する対向領域56の双方が非保持部となり、樹脂レンズ28、30、32の切欠部50及び切欠部50とは反対側の外周面の双方が鏡筒12の内周面12Aに当接しない(保持されない)。
このため、樹脂レンズ28、30、32の切欠部50とは反対側の外周面が平坦部44によって保持される構成と比較して、樹脂レンズ28、30、32の保持力が不均一になることを抑制することができる。これにより、鏡筒12内における樹脂レンズ28、30、32の位置ずれを抑制することができ、車載用カメラや屋外に設置される監視用カメラ等に搭載されるレンズユニット10として特に有用となる。
特に本実施形態によれば、隣合う保持部としての平坦部44の中心44A間の距離L1は、切欠部50の幅L2より小さくされている。一般的に、切欠部50の幅L2より中心44A間の距離L1が小さい場合には、切欠部配置領域54において樹脂レンズ28、30、32に当接しない平坦部44が生じるため、樹脂レンズ28、30、32の保持力が特に不均一になり易い。
ここで、本実施形態によれば、切欠部配置領域54及び対向領域56以外の領域に保持部としての平坦部44の中心44Aを等間隔に形成されているため、樹脂レンズ28、30、32の保持力が不均一になることをより抑制することができる。
また、本実施形態によれば、切欠部配置領域54及び対向領域56以外の領域において、平坦部44の中心44Aは、仮想線Q及び直交仮想線Rに対してそれぞれ対称位置に設けられている。このため、平坦部44の中心44Aが対称位置に設けられていない構成と比較して、樹脂レンズ28、30、32の保持力をより均一にすることができる。
また、本実施形態によれば、樹脂レンズ28、30、32の外周面と鏡筒12の角部46との間に、鏡筒12と樹脂レンズ28、30、32との熱膨張量差より幅が大きい間隙58が設けられている。このため、レンズユニット10の外部温度が高温となった場合でも、鏡筒12と樹脂レンズ28、30、32とは平坦部44でのみ接触する。
これにより、角部46が外周面に接触することで樹脂レンズ28、30、32の保持力が不均一になることを抑制することができ、樹脂レンズ28、30、32の位置ずれを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、樹脂レンズ28、30、32を保持する保持部が平坦部44とされているため、保持部が非平坦部とされている構成と比較して、金型を研磨することで平坦部44の寸法精度を高めることが容易となる。
さらに、本実施形態によれば、切欠部配置領域54及び対向領域56以外の領域において、8つの平坦部44が樹脂レンズ28、30、32の外周面に当接している。すなわち、樹脂レンズ28、30、32は8箇所で保持されている。このため、樹脂レンズ28、30、32の保持部が8箇所より少ない構成と比較して、樹脂レンズ28、30、32の保持精度をより高めることができる。
(第2実施形態)
次に、本開示に係るレンズユニットの第2実施形態について、図3を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
本実施形態のレンズユニット60では、図3に示すように、鏡筒62の内周面62Aに、保持部としての複数(本実施形態では6箇所)の内側円弧部64が形成されている。光軸方向視において、内側円弧部64は、光軸Kを中心とし、レンズ70の外周面と同一の大きさとされた内側仮想円Cの円弧に沿って設けられている。
また、鏡筒62の内周面62Aの切欠部配置領域66及び対向領域68以外の領域において、内側円弧部64は鏡筒62の周方向に等間隔に設けられている。なお、第1実施形態と同様に、隣合う内側円弧部64の中心64A間の距離L1は、樹脂材料から成るレンズ70の切欠部72の幅L2より小さくされている。
鏡筒62の内周面62Aにおいて、複数の内側円弧部64の間には、非保持部としての外側円弧部74がそれぞれ形成されている。光軸方向視において、複数の外側円弧部74は、内側仮想円Cと同心円状とされ、かつ、内側仮想円Cより大きい外側仮想円Dの円弧に沿って設けられている。
なお、鏡筒62の内周面62Aの切欠部配置領域66及び対向領域68には、外側円弧部74のみがそれぞれ形成されている。これにより、切欠部配置領域66及び対向領域68において内周面62A全体が内側円弧部64より鏡筒62の径方向外側に位置している。
また、鏡筒62は、切欠部72に突出形成されたゲートカット部76の中心と光軸Kとを通る仮想線Q、及び光軸Kを通り仮想線Qに直交する直交仮想線Rに対してそれぞれ対称形状とされている。
本実施形態の鏡筒62の内周面62Aにレンズ70を嵌め込んだ際、レンズ70は、内側円弧部64の全面に外周面が当接することにより、鏡筒62内に保持される。このとき、外側円弧部74はレンズ70の外周面からそれぞれ離間しており、レンズ70の外周面と外側円弧部74との間には、鏡筒62とレンズ70との熱膨張量差より幅が大きい間隙78が設けられる。
本実施形態によれば、鏡筒62が仮想線Q及び直交仮想線Rに対してそれぞれ対称形状とされており、切欠部配置領域66及び対向領域68の双方に非保持部としての外側円弧部74が形成されている。
このため、切欠部配置領域66及び対向領域68の双方においてレンズ70の外周面が鏡筒62の内周面62Aに当接せず、レンズ70の切欠部72とは反対側の外周面が内側円弧部64によって保持される構成と比較して、レンズ70の保持力が不均一になることを抑制することができる。
また、鏡筒62が対称形状とされているため、レンズ70の保持力をより均一にすることができるとともに、例えば鏡筒62に複数のレンズが収容されている場合に、複数のレンズの切欠部72の位置をそれぞれ180度ずらして配置することが可能となる。すなわち、レンズ70の切欠部72を切欠部配置領域66ではなく、本実施形態における対向領域68に配置することができる。
また、本実施形態によれば、レンズ70を保持する保持部が内側円弧部64とされている。このため、レンズ70の外周面に対して内側円弧部64を面接触させることができ、保持部をレンズ70の外周面に点接触させる構成と比較して、レンズ70の位置ずれをより抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、本開示に係るレンズユニットの第3実施形態について、図4を用いて説明する。なお、第1実施形態、第2実施形態と同様の構成については説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
本実施形態のレンズユニット80では、図4に示すように、鏡筒82の内周面82Aに、保持部としての複数(本実施形態では8箇所)の逆円弧部84が形成されている。光軸方向視において、逆円弧部84は、中心84A部分が最も径方向内側となるように、それぞれ鏡筒82の径方向内側へ凸となる形状とされている。
鏡筒82の内周面82Aにおいて、複数の逆円弧部84の間には、非保持部としての円弧部86がそれぞれ形成されており、光軸方向視において、複数の円弧部86は、光軸Kを中心とする仮想円Eの円弧に沿って設けられている。
なお、鏡筒82の内周面82Aの切欠部配置領域88及び対向領域90において、レンズ92の切欠部94に突出形成されたゲートカット部96の中心と光軸Kとを通る仮想線Q上には、円弧部86が形成されている。これにより、切欠部配置領域88及び対向領域90において、内周面82A全体が逆円弧部84の中心84Aより鏡筒82の径方向外側に位置している。
また、本実施形態において、鏡筒82は、光軸Kに対して4回対称形状、すなわち90度毎に同じ形状とされている。具体的には、光軸Kを通り、仮想線Qに直交する直交仮想線R上にも、切欠部配置領域88及び対向領域90に形成された円弧部86と同一の大きさの円弧部86が形成されている。
本実施形態の鏡筒82の内周面82Aに樹脂材料から成るレンズ92を嵌め込んだ際、レンズ92は、逆円弧部84の中心84A部分に外周面が当接することにより、鏡筒82内に保持される。このとき、円弧部86はレンズ92の外周面からそれぞれ離間しており、レンズ92の外周面と円弧部86との間には、鏡筒82とレンズ92との熱膨張量差より幅が大きい間隙98が設けられる。
本実施形態によれば、鏡筒82が光軸Kに対して4回対称形状とされているため、仮想線Q上及び直交仮想線R上において、レンズ92の外周面が鏡筒82の内周面82Aに当接しない(保持されない)。このため、鏡筒82が4回対称形状とされていない構成と比較して、レンズ92の保持力をより均一にすることができる。
また、例えば鏡筒82に複数のレンズが収容されている場合に、複数のレンズの切欠部94の位置をそれぞれ90度ずらして配置することが可能となる。すなわち、レンズ92の切欠部94を本実施形態における直交仮想線R上に配置することができる。
また、本実施形態によれば、レンズ92を保持する保持部が逆円弧部84とされているため、光軸方向視において、逆円弧部84の中心84A部分をレンズの外周面に点接触させることができる。このため、保持部をレンズ92の外周面に面接触させる構成と比較して、接触部分(すなわち逆円弧部84の中心84A)の寸法精度を高め易く、また、レンズ92に生じる圧縮応力を抑制することができる。
(その他の実施形態)
なお、本開示について第1〜第3実施形態を説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。また、第1〜第3実施形態の構成は、適宜組み合わせることが可能である。
具体的には、例えば第1実施形態では、対向領域56のみに逃げ溝48が形成されていた。しかし、切欠部配置領域54にも逃げ溝を形成して鏡筒12を仮想線Qに対して対称形状としてもよく、直交仮想線R上にも逃げ溝を形成して鏡筒12を4回対称形状としてもよい。
また、第1実施形態において、収容部品14は5枚のレンズ24、26、28、30、32を有していたが、レンズの数は5枚に限られない。また、第1レンズ24及び第2レンズ26が樹脂材料で構成されていてもよく、第3レンズ28、第4レンズ30、及び第5レンズ32がガラス材料で構成されていてもよい。
また、第1実施形態では保持部としての平坦部44が8箇所設けられ、第2実施形態では保持部としての内側円弧部64が6箇所設けられ、第3実施形態では保持部としての逆円弧部84が8箇所設けられていた。しかし、保持部の数は6箇所又は8箇所には限られず、10箇所以上設けられていてもよい。
10、60、80 レンズユニット
12、62、82 鏡筒
12A、62A、82A 内周面
14 収容部品
16 撮像モジュール
16A 撮像素子
18 筒部
18A 開口部
18B カシメ部
20 底壁部
20A 開口部
22 収容部
24 第1レンズ
24A 段差部
24C 平坦面
26 第2レンズ
26A、28A、30A、32A レンズ部
26B、28B、30B、32B 周縁部
26C、28C、30C、32C 平坦面
28 第3レンズ(レンズの一例)
30 第4レンズ(レンズの一例)
32 第5レンズ(レンズの一例)
34、36、38 間隔環
34A、36A、38A 平坦面
40 シール材
44 平坦部(保持部の一例)
44A 中心
46 角部(非保持部の一例)
48 逃げ溝
50、72、94 切欠部
52、76、96 ゲートカット部
54、66、88 切欠部配置領域
56、68、90 対向領域
58、78、98 間隙
64 内側円弧部(保持部の一例)
64A 中心
70、92 レンズ
74 外側円弧部(非保持部の一例)
84 逆円弧部(保持部の一例)
84A 中心
86 円弧部(非保持部の一例)
C 内側仮想円
D 外側仮想円
E 仮想円
K 光軸
L1 距離
L2 幅
M 物体
Q 仮想線
R 直交仮想線
S 交点
X1、X2 仮想線

Claims (8)

  1. 光軸方向視において、外周面の一部が切り欠かれた切欠部を有し、樹脂射出用のゲートを切断したゲートカット部が前記切欠部に設けられた樹脂製のレンズと、
    前記レンズの前記外周面に当接することで前記レンズを保持する複数の保持部と、前記レンズの前記外周面から離間した非保持部と、が内周面に設けられ、前記内周面における前記レンズの前記切欠部が配置される切欠部配置領域と径方向に対向する対向領域が前記非保持部とされている筒状の鏡筒と、を有し、
    前記光軸方向視において、前記鏡筒の前記内周面は、複数の平坦部から成る多角形状とされており、前記平坦部によって前記保持部が構成され、前記対向領域には前記内周面より前記鏡筒の径方向外側に凹む逃げ溝が形成されていることにより、前記対向領域を非保持部とすること、
    を特徴とするレンズユニット。
  2. 前記光軸方向視において、前記保持部は、前記ゲートカット部の中心と前記光軸とを通る仮想線に直交し、前記光軸を通る直交仮想線に対して対称位置に設けられている、請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記光軸方向視において、前記保持部は、前記ゲートカット部の中心と前記光軸とを通る仮想線に対して対称位置に設けられている、請求項1又は2に記載のレンズユニット。
  4. 前記光軸方向視において、前記鏡筒の前記内周面における前記切欠部配置領域及び前記対向領域以外の領域には、前記鏡筒の内周面に沿って前記保持部が等間隔に設けられており、
    隣合う前記保持部間の距離は、前記切欠部の幅より小さくされている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  5. 前記レンズの前記外周面と前記非保持部との間には、前記鏡筒と前記レンズとの熱膨張量差より幅が大きい間隙が設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  6. 前記保持部は8箇所以上設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  7. 前記光軸方向視において、前記鏡筒は、前記光軸に対して4回対称形状とされている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  8. 車載用カメラ又は監視用カメラに搭載される、請求項1〜のいずれか1項に記載のレンズユニット。
JP2017084554A 2017-04-21 2017-04-21 レンズユニット Active JP6941471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017084554A JP6941471B2 (ja) 2017-04-21 2017-04-21 レンズユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017084554A JP6941471B2 (ja) 2017-04-21 2017-04-21 レンズユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018180479A JP2018180479A (ja) 2018-11-15
JP6941471B2 true JP6941471B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=64275336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017084554A Active JP6941471B2 (ja) 2017-04-21 2017-04-21 レンズユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6941471B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN209198738U (zh) * 2018-11-19 2019-08-02 瑞声科技(新加坡)有限公司 镜头模组
CN112612098A (zh) * 2020-12-28 2021-04-06 昆明北方红外技术股份有限公司 光学元件装配组件及其装配方法
CN117784347A (zh) * 2022-09-22 2024-03-29 华为终端有限公司 一种镜头、摄像模组和电子设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4847020B2 (ja) * 2005-01-19 2011-12-28 日立マクセル株式会社 レンズ装置
JP4027399B2 (ja) * 2005-12-12 2007-12-26 シャープ株式会社 レンズ保持装置
JP2008233387A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Hitachi Maxell Ltd レンズ、レンズユニット、レンズモジュール及びカメラモジュール
JP5279787B2 (ja) * 2010-10-01 2013-09-04 日立マクセル株式会社 バレル、レンズユニットおよびレンズユニットの組み立て方法
JP6325377B2 (ja) * 2014-07-11 2018-05-16 日本電産サンキョー株式会社 レンズユニット、およびホルダの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018180479A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6479282B2 (ja) レンズユニット
US10656366B2 (en) Lens unit
JP6564936B2 (ja) レンズユニット
TWI521253B (zh) 雙射射出成形光學元件
KR101444585B1 (ko) 렌즈 모듈
JP6941471B2 (ja) レンズユニット
US20190204527A1 (en) Lens unit and manufacturing method of metal mold
KR20140081362A (ko) 렌즈 모듈
JP6499608B2 (ja) レンズユニット
JP2019095463A (ja) レンズユニット
JP2019012111A (ja) レンズユニット
JP7252074B2 (ja) レンズユニット
JP6872405B2 (ja) レンズユニット
JP6936216B2 (ja) レンズユニット
JP6739629B2 (ja) レンズユニット
WO2018055897A1 (ja) レンズユニット
JP2012215712A (ja) レンズユニット、及び撮像ユニット
JP7129851B2 (ja) レンズユニット
JP2014115304A (ja) レンズユニット、及び撮像ユニット
WO2018051634A1 (ja) レンズユニット
WO2018055844A1 (ja) レンズユニット
JP2022022856A (ja) 撮像レンズユニット
JP2023123050A (ja) レンズユニット
JP2012215709A (ja) レンズユニット、レンズ、及び撮像ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200512

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6941471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150