JP2012078610A - バレル、レンズユニットおよびレンズユニットの組み立て方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このレンズユニットは、略円筒状の外周面を有する複数のレンズ2,3,4,5を、それらの光軸方向を合わせて前後に並べて内側に支持する筒状のバレル10を有する。筒状のバレル10は、複数枚のレンズ2,3,4,5に対応して軸方向に並んで複数設けられた保持部11,12,13,14を有する。保持部11は、レンズ2の外周面の外径と略同じ内径とされ、レンズ2の外周面に接する嵌合部11aと、嵌合部11aに隣接して、レンズ2の外周面に対向する案内部11bとを備える。嵌合部11aの内周面内径Da1およびレンズ2の外径D2より、案内部11bの内周面の内径Db1の方が大きくなっている。案内部11bがレンズ2の嵌合部11aへの嵌合を案内する。
【選択図】図1
Description
また、このような小型のレンズユニットの手作業での組み立てに際し、バレルに複数のレンズを挿入した後に、最も後方のレンズをバレルに対して専用の治具で前側に押し付けて、バレルにレンズを嵌合させていたのに対して、この治具による押し付けをやめて、真空ポンプを用いてレンズをバレルに前側に向けて吸引して、バレルにレンズを嵌合させることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この場合に、レンズ2,3,4,5が斜めになって光学特性が低下したレンズユニットを取り除くことによって、歩留まりの低下を招くことになる。
また、レンズ2,3,4,5をバレル1に固定する作業に際して、バレル1の軸方向に対してレンズ2,3,4,5が傾かないようにするために、慎重に作業を行うと作業性が悪化することになる。また、上述の作業になるべく熟練者を担当させるようにした場合に、コストの増加や、人材不足を招くことになる。
筒状のバレル本体部と、
前記バレル本体部の内側に、複数の前記レンズに対応して軸方向に並んで複数設けられ、各レンズがそれぞれ挿入されて嵌合されることにより、各レンズがそれぞれ保持される保持部とを備え、
前記保持部は、前記レンズの外周面の外径と略同じ内径に想定された第1の仮想円筒上の少なくとも前記レンズの外周面を囲む位置に設けられ、前記レンズに嵌合する嵌合部と、
前記第1の仮想円筒と同軸上に並んで配置されるように想定された第2の仮想円筒上の少なくとも前記嵌合部に対応する位置に設けられ、前記第2の仮想円筒の内径が前記第1の仮想円筒の内径より少しだけ大きくされることによって、前記レンズの光軸を前記第1および第2の仮想円筒の軸線に略合わせるように、前記レンズを前記嵌合部に案内する案内部とを備えていることを特徴とする。
前記レンズの外径が10mm以下であり、
前記第2の仮想円筒の内径と前記第1の仮想円筒の内径との差をPとした場合に、
0μm<P≦100μm
であることを特徴とする。
筒状のバレル本体部と、
前記バレル本体部の内側に、複数の前記レンズに対応して軸方向に並んで複数設けられ、各レンズがそれぞれ挿入されて嵌合されることにより、各レンズがそれぞれ保持される保持部とを備え、
前記保持部は、前記レンズの外周面の外径と略同じ内径に想定された第1の仮想円筒上の少なくとも前記レンズの外周面を囲む位置に設けられ、前記レンズに嵌合する嵌合部と、
前記第1の仮想円筒と同軸上に並んで配置されるように想定された第2の仮想円筒上の少なくとも前記嵌合部に対応する位置に設けられ、前記第2の仮想円筒の内径が前記レンズの外径より少しだけ大きくされることによって、前記レンズの光軸を前記第1および第2の仮想円筒の軸線に略合わせるように、前記レンズを前記嵌合部に案内する案内部とを備えていることを特徴とする。
前記第2の仮想円筒の内径と前記レンズの外径との差をQとした場合に、
0μm<Q≦100μm
であることを特徴とする。
前記レンズは、その外周部分に前記レンズの位置決め固定に用いられるフランジを備え、
前記保持部の軸方向長さTが前記保持部に保持される前記レンズのフランジの厚さと略同じとされ、
前記嵌合部が前記第1の仮想円筒の軸方向長さt1に渡って設けられ、
前記案内部が前記第2の仮想円筒の軸方向長さt2に渡って設けられ、
前記保持部の軸方向長さTと、前記保持部の軸方向の長さTの範囲内にそれぞれ想定される第1の仮想円筒の軸方向長さt1および第2の仮想円筒の軸方向長さt2との関係が
t1+t2≦T、t1≧T/2、t2≧1/2(t1)
であることを特徴とする。
前記レンズを前記保持部の前記案内部側から前記レンズの光軸を前記第1および第2の仮想円筒の軸線方向に略沿わせて挿入し、前記レンズを前記案内部から前記嵌合部に嵌合させることを特徴とする。
前記バレルは、
筒状のバレル本体部と、
前記バレル本体部の内側に、複数の前記レンズに対応して軸方向に並んで複数設けられ、各レンズがそれぞれ挿入されて保持される保持部とを備え、
各保持部はそれぞれ、当該保持部に保持されるレンズの外周面の周囲の少なくとも前記外周面を囲む位置に設けられ、かつ、前記レンズの光軸方向に略沿って延在し、前記レンズの外周面に嵌合する嵌合部を有し、
前記レンズの外周面には、前記保持部に挿入されて前記嵌合部に嵌合される際の挿入方向先側の被案内部と、この被案内部より前記挿入方向後側の被嵌合部とが設けられ、
前記レンズの外周面の前記被案内部と、前記被嵌合部とが同軸上に配置されるとともに、前記被嵌合部の外径が、前記嵌合部の前記レンズの外周面の被嵌合部に接する部分を前記レンズの外周面に沿って通るように想定される仮想の円の径と略等しくされ、
かつ、前記被嵌合部の外径より前記被案内部の外径が少しだけ小さくされることにより、
前記レンズを前記保持部に挿入して前記嵌合部に嵌合させる際に、前記保持部に先に挿入される前記外周面の前記被案内部が、前記レンズの光軸方向を前記仮想の円に対応する嵌合部の軸方向に略合わせるように前記嵌合部に案内された状態で、前記外周面の前記被嵌合部が前記嵌合部に嵌合されるようになっていることを特徴とする。
前記レンズの外径が10mm以下であり、
前記被嵌合部の外径と、前記被案内部の外径との差をRとした場合に、
0μm<R≦100μm
であることを特徴とする。
これにより、レンズの光軸方向を、仮想の円に対応する嵌合部の軸方向に略合わせた状態で、被嵌合部が嵌合部に嵌合されることになり、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
図1に示すように、第1実施形態のレンズユニットは、バレル(鏡胴:レンズ枠)10と、このバレル10に固定される従来と同様の複数枚(4枚)のレンズ2,3,4,5および絞り部材7,8を備える。なお、図1は、図9と同様にバレル10(レンズユニット)の中心線を境に半分を図示したものである。
各保持部11,12,13,14は、各保持部11,12,13,14によって内径が異なるが、円筒状の内周面を備えるものになっている。また、保持部11,12,13,14は、前後方向(バレル10の軸方向)に並んで配置され、物体側から像側に向うにつれて内径が大きくなっている。また、保持部12,13,14の後端部には、従来と同様に物体側から像側に向うにつれて、内径が大きくなるテーパー部16,17,18、19が設けられている。
各保持部11,12,13,14は、前後方向の前側(物体側)になり、レンズ2,3,4,5をがたつかないように固定的に嵌合する嵌合部11a,12a,13a,14aと、嵌合部11a,12a,13a,14aの後側(像側)に設けられ、嵌合部11a,12a,13a,14aにレンズ2,3,4,5を挿入する際に、レンズ2,3,4,5の光軸方向が円筒状の内周面を有する嵌合部の軸線に略沿うように保持する案内部11b,12b,13b,14bとを備えている。
すなわち、Da1≦D2,Da2≦D3,Da3≦D4,Da4≦D5になる。
レンズ2,3,4,5の外径D2,D3,D4,D5が、嵌合部11a,12a,13a,14aの内径Da1,Da2,Da3,Da4以上になることら、嵌合部11a,12a,13a,14aにレンズ2,3,4,5を嵌合させる際に、レンズ2,3,4,5を嵌合部11a,12a,13a,14aに押し込む必要がある。しかし、レンズ2,3,4,5の外径D2,D3,D4,D5と、嵌合部11a,12a,13a,14aの内径Da1,Da2,Da3,Da4との差が僅かであり、レンズ2,3,4,5とバレル10が合成樹脂からなるので、押し込む力は小さなものになっている。
バレル10全体での各案内部11b,12b,13b,14bの内径Db1,Db2,Db3,Db4と、各嵌合部11a,12a,13a,14aの内径Da1,Da2,Da3,Da4との関係は、Da1<Db1<Da2<Db2<Da3<Db3<Da4<Db4になる。
バレル10全体での各レンズ2,3,4,5の外径D2,D3,D4,D5と、案内部11b,12b,13b,14bの内径Db1,Db2,Db3,Db4との関係は、D2<Db1<D3<Db2<D4<Db3<D5<Db4になる。
また、バレル10全体での各嵌合部11a,12a,13a,14aの内径Da1,Da2,Da3,Da4と、各レンズ2,3,4,5の外径D2,D3,D4,D5と、案内部11b,12b,13b,14bの内径Db1,Db2,Db3,Db4との関係は、Da1≦D2<Db1<Da2≦D3<Db2<Da3≦D4<Db3<Da4≦D5<Db4になる。
この実施の形態では、レンズ2,3,4,5の直径を10mm以下に設定した。また、案内部11b,12b,13b,14bの内径Db1,Db2,Db3,Db4からレンズ2,3,4,5の外径D2,D3,D4,D5を減算した差Qが0μmより大きく100μm以下になっていることが好ましい。
すなわち、案内部内径−レンズ径=Q 0μm<Q≦100μmになっていることが好ましい。
また、3μm≦Q≦80μmになっていてことがより好ましく、また、10μm≦Q≦60μmになっていることがより好ましく、さらに、15μm≦Q≦50μmになっていることがより好ましい。
また、Qが100μmより大きい場合には、案内部11b,12b,13b,14bで上述のようにレンズ2,3,4,5が傾いて、そのまま嵌合部11a,12a,13a,14aに挿入されてしまう虞が生じる。
嵌合部11a,12a,13a,14aと案内部11b,12b,13b,14bとは、径が異なることからこれら嵌合部11a,12a,13a,14aと案内部11b,12b,13b,14bとの境界部分に上述の段差が生じるが、この境界部分は、嵌合部11a,12a,13a,14aから案内部11b,12b,13b,14bに向うにつれて径が大きくなるテーパー面になっていることが好ましい。
レンズ2,3,4,5は、たとえば、合成樹脂から構成される樹脂レンズである。すなわち、レンズ2,3,4,5の材料としては、たとえば、ポリメタクリル酸メチレン樹脂(PMMA)、シクロオレフィンポリマー樹脂(COP)、環状オレフィンコポリマー樹脂(COC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリエステル樹脂(PE)等を好適に用いることができるが、これらに限られるものではない。
この際には、案内部11bに案内されることで、レンズ2の光軸が、案内部11bおよび嵌合部11aの軸線に略沿った状態になっている。
また、レンズユニットにおいて、レンズ2,3,4,5の傾きを防止することによって、レンズユニットの全体的な光学特性の向上を図ることができる。
たとえば、図7に示すこの実施の形態の変形例になるバレル21の内径は、基本的に、レンズ5の外径より大きく、バレル21の内周面は、レンズ5の外周面から離れて配置され、1つずつの保持部14になる部分では、周方向に沿って複数箇所でバレル21の内周面から内側に向って凸部22が設けられ、この凸部22のそれぞれに、嵌合部14aおよび案内部14bになる円弧面24が形成されているものとしてもよい。この複数の円弧面24がレンズ5の外周面の複数箇所に対向して配置されることになる。なお、円弧面24の半径は、保持部14の内周面が円筒状の場合と同様に、嵌合部14aより案内部14bの方が大きくなる。なお、凸部22どうしの間は、レンズ5に接することがない凹部23である
この場合に、円弧面24において、嵌合部14aになる部分のレンズ2,3,4,5に対向する面は、第1の仮想円筒の内周面になる位置に配置され、案内部14bになる部分のレンズ2,3,4,5に対向する面は、第2の仮想円筒の内周面になる位置に配置される。また、第1の仮想円筒の内周面(内径)と第2の仮想円筒の内周面(内径)とレンズ2,3,4,5の外周面(外径)との関係は、上述の嵌合部11a,12a,13a,14aの内周面(内径)と、案内部11b,12b,13b,14bの内周面(内径)と、レンズ2,3,4,5の外周面(外径)との関係と同じになる。
また、嵌合部11a,12a,13a,14aおよび案内部11b,12b,13b,14bになる部分は、円弧面でなくてもよく、嵌合部11a,12a,13a,14aがレンズ2,3,4,5の外周面にたとえば軸方向に沿って線接触するものとしてもよい。
また、上述の実施形態では、全ての保持部11,12,13,14に、嵌合部11a,12a,13a,14aと案内部11b,12b,13b,14bとを設けるものとしたが、1つ以上となる一部の保持部11,12,13,14にだけ、案内部11b,12b,13b,14bを設けるようにしても、前記案内部11b,12b,13b,14bが設けられた保持部11,12,13,14において、レンズ2.3.4.5の光軸方向の精度が高められることにより、上述の光学特性の向上等の作用効果を得ることができる。
第1実施形態においては、保持部11,12,13,14に、レンズ2,3,4,5が挿入されて嵌合されるまでの間に、レンズ2,3,4,5を案内可能とする適度な隙間を、レンズ2,3,4,5の外周面と保持部11,12,13,14の内側との間に設けるために、保持部11,12,13,14に、レンズ2,3,4,5と嵌合する嵌合部11a,12a,13a,14aより内径が少しだけ大きな案内部11b,12b,13b,14bを設ける構成とした。
被嵌合部は、その外径が保持部の嵌合部の内径と略等しくされており、嵌合部に挿入されることで嵌合部に嵌合するようになっている。
実際には、被嵌合部の外径は、嵌合部の内径と同じか、もしくは、若干大きくなっている。なお、被嵌合部と嵌合部との間に極めて小さなクリアランスを設けるように、被嵌合部の外径が、嵌合部の内径より極めて少しだけ小さくするものとしてもよい。
第1の実施形態と同様に、レンズの直径を10mm以下とする。また、レンズの外周面において、被嵌合部の外径(嵌合部の内径)から被案内部の外径を減算した差Rが0μmより大きく100μm以下になっていることが好ましい。
すなわち、被嵌合部の外径(嵌合部の内径)−被案内部の外径=R 0μm<R≦100μmになっていることが好ましい。
また、3μm≦R≦80μmになっていてことがより好ましく、また、10μm≦R≦60μmになっていることがより好ましく、さらに、15μm≦R≦50μmになっていることがより好ましい。
また、被案内部の軸方向に沿った長さtl2は、被嵌合部の長さtl1の半分以上になっていることが好ましい。すなわち、tl2≧1/2(tl1)になっていることが好ましい。
したがって、第2の実施形態におけるレンズ(被嵌合部および被案内部)の数値限定は、第1の実施形態における保持部(嵌合部および案内部)の数値限定と同様の意味を持つものである。
なお、第2の実施形態においては、嵌合部の内周面が円筒状であり、前記仮想の円の全周に渡って嵌合部が設けられた形状となっている。
また、バレルに取り付けられる全てのレンズに被案内部を設ける構成としなくても、一個以上の一部のレンズに被案内部を設ける構成とすれば、少なくとも被案内部が設けられたレンズでは光軸方向の精度が高くなり、光学特性の向上を見込むことができる。
10,21,31 バレル
11,12,13,14 保持部
11a,12a,13a,14a 嵌合部
11b,12b,13b,14b 案内部
Claims (9)
- 略円柱状の外周面を有する複数のレンズを、これらレンズの光軸方向を合わせるように並べて内側に支持する筒状のバレルであって、
筒状のバレル本体部と、
前記バレル本体部の内側に、複数の前記レンズに対応して軸方向に並んで複数設けられ、各レンズがそれぞれ挿入されて嵌合されることにより、各レンズがそれぞれ保持される保持部とを備え、
前記保持部は、前記レンズの外周面の外径と略同じ内径に想定された第1の仮想円筒上の少なくとも前記レンズの外周面を囲む位置に設けられ、前記レンズに嵌合する嵌合部と、
前記第1の仮想円筒と同軸上に並んで配置されるように想定された第2の仮想円筒上の少なくとも前記嵌合部に対応する位置に設けられ、前記第2の仮想円筒の内径が前記第1の仮想円筒の内径より少しだけ大きくされることによって、前記レンズの光軸を前記第1および第2の仮想円筒の軸線に略合わせるように、前記レンズを前記嵌合部に案内する案内部とを備えていることを特徴とするバレル。 - 前記レンズの外径が10mm以下であり、
前記第2の仮想円筒の内径と前記第1の仮想円筒の内径との差をPとした場合に、
0μm<P≦100μm
であることを特徴とする請求項1に記載のバレル。 - 略円柱状の外周面を有する複数のレンズを、これらレンズの光軸方向を合わせるように並べて内側に支持する筒状のバレルであって、
筒状のバレル本体部と、
前記バレル本体部の内側に、複数の前記レンズに対応して軸方向に並んで複数設けられ、各レンズがそれぞれ挿入されて嵌合されることにより、各レンズがそれぞれ保持される保持部とを備え、
前記保持部は、前記レンズの外周面の外径と略同じ内径に想定された第1の仮想円筒上の少なくとも前記レンズの外周面を囲む位置に設けられ、前記レンズに嵌合する嵌合部と、
前記第1の仮想円筒と同軸上に並んで配置されるように想定された第2の仮想円筒上の少なくとも前記嵌合部に対応する位置に設けられ、前記第2の仮想円筒の内径が前記レンズの外径より少しだけ大きくされることによって、前記レンズの光軸を前記第1および第2の仮想円筒の軸線に略合わせるように、前記レンズを前記嵌合部に案内する案内部とを備えていることを特徴とするバレル。 - 前記レンズの外径が10mm以下であり、
前記第2の仮想円筒の内径と前記レンズの外径との差をQとした場合に、
0μm<Q≦100μm
であることを特徴とする請求項3に記載のバレル。 - 前記レンズは、その外周部分に前記レンズの位置決め固定に用いられるフランジを備え、
前記保持部の軸方向長さTが前記保持部に保持される前記レンズのフランジの厚さと略同じとされ、
前記嵌合部が前記第1の仮想円筒の軸方向長さt1に渡って設けられ、
前記案内部が前記第2の仮想円筒の軸方向長さt2に渡って設けられ、
前記保持部の軸方向長さTと、前記保持部の軸方向の長さTの範囲内にそれぞれ想定される第1の仮想円筒の軸方向長さt1および第2の仮想円筒の軸方向長さt2との関係が
t1+t2≦T、t1≧T/2、t2≧1/2(t1)
であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバレル。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバレルにレンズが取り付けられていることを特徴とするレンズユニット。
- 請求項1から請求項5のいずれ1項に記載のバレルにレンズを取り付けてレンズユニットを組み立てるレンズユニットの組み立て方法であって、
前記レンズを前記保持部の前記案内部側から前記レンズの光軸を前記第1および第2の仮想円筒の軸線方向に略沿わせて挿入し、前記レンズを前記案内部から前記嵌合部に嵌合させることを特徴とするレンズユニットの組み立て方法。 - 略円柱状の外周面を有する複数のレンズと、これらレンズを、これらレンズの光軸方向を合わせるように並べて内側に支持する筒状のバレルとを備えているレンズユニットであって、
前記バレルは、
筒状のバレル本体部と、
前記バレル本体部の内側に、複数の前記レンズに対応して軸方向に並んで複数設けられ、各レンズがそれぞれ挿入されて保持される保持部とを備え、
各保持部はそれぞれ、当該保持部に保持されるレンズの外周面の周囲の少なくとも前記外周面を囲む位置に設けられ、かつ、前記レンズの光軸方向に略沿って延在し、前記レンズの外周面に嵌合する嵌合部を有し、
前記レンズの外周面には、前記保持部に挿入されて前記嵌合部に嵌合される際の挿入方向先側の被案内部と、この被案内部より前記挿入方向後側の被嵌合部とが設けられ、
前記レンズの外周面の前記被案内部と、前記被嵌合部とが同軸上に配置されるとともに、前記被嵌合部の外径が、前記嵌合部の前記レンズの外周面の被嵌合部に接する部分を前記レンズの外周面に沿って通るように想定される仮想の円の径と略等しくされ、
かつ、前記被嵌合部の外径より前記被案内部の外径が少しだけ小さくされることにより、
前記レンズを前記保持部に挿入して前記嵌合部に嵌合させる際に、前記保持部に先に挿入される前記外周面の前記被案内部が、前記レンズの光軸方向を前記仮想の円に対応する嵌合部の軸方向に略合わせるように前記嵌合部に案内された状態で、前記外周面の前記被嵌合部が前記嵌合部に嵌合されるようになっていることを特徴とするレンズユニット。 - 前記レンズの外径が10mm以下であり、
前記被嵌合部の外径と、前記被案内部の外径との差をRとした場合に、
0μm<R≦100μm
であることを特徴とする請求項8に記載のレンズユニット。
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