JP2009036874A - カム筒、レンズ鏡筒および光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】成型用金型の構成を簡素化することができる樹脂製のカム筒を提供すること。
【解決手段】光学レンズを保持するレンズ保持体3と係合するとともに回動しながら光学レンズを光軸方向(Z方向)へ移動させる樹脂製のカム筒5の内周側には、レンズ保持体3と係合してZ2方向へレンズ保持体2を移動させる第1カム面5bと、第1カム面5bからZ2方向に向かって内周面5tのZ2方向端まで窪む第1カム溝5cと、レンズ保持体3と係合してZ1方向へレンズ保持体3を移動させる第2カム面5dと、第2カム面5dからZ1方向に向かって内周面5tのZ1方向端まで窪む第2カム溝5eとが形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、カム筒、レンズ鏡筒および光学機器に関する。
従来から、プロジェクタ装置用のレンズ鏡筒では、レンズを保持するレンズ枠と、レンズ枠に固定されたカムピンと、カムピンに係合するスリット部が形成されレンズ枠を光軸方向へ直線状に案内するガイド筒と、カムピンに係合するカム溝が形成されレンズを光軸方向に沿って移動させるカム筒とが使用されている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のカム筒は樹脂成型によって形成されている。また、特許文献1に記載のカム筒では、カム溝は、カム筒の内周面に径方向外側に向けて窪むように形成されている。具体的には、このカム溝は、所定の幅で形成されるとともに、周方向に沿って形成される部分と周方向に対して傾斜するように形成される部分とから構成されている。
特許文献1に記載のレンズ鏡筒では、カム筒が一方向へ回転すると、カム溝に係合するカムピンはカム溝に沿ってレンズ鏡筒の先端側に向かって移動する。すなわち、レンズ枠はレンズ鏡筒の先端側に向かって移動する。また、カム筒が他方向へ回転すると、カム溝に係合するカムピンはカム溝に沿ってレンズ鏡筒の後端側に向かって移動する。すなわち、レンズ枠はレンズ鏡筒の後端側に向かって移動する。
特開2004−347646号公報
しかしながら、特許文献1に記載のカム溝は、カム筒の内周面に径方向外側に向けて窪むように、かつ、周方向に沿うようにまた周方向に対して傾斜するように所定の幅で形成されている。そのため、樹脂成型で形成されるカム筒の成型後には、カム筒の内周側に配置される成型用金型をカム筒の径方向内側に移動させないと、成型用金型からカム筒を外すことができない。その結果、カム筒を形成するための成型用金型の構造が複雑となる。
そこで、本発明の課題は、成型用金型の構成を簡素化することができる樹脂製のカム筒を提供することにある。また、本発明の課題は、このカム筒を備えるレンズ鏡筒および光学機器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、光学レンズを保持するレンズ保持体と係合するとともに回動しながら光学レンズを光軸方向へ移動させる樹脂製のカム筒において、レンズ保持体と係合して光軸方向の一方向へレンズ保持体を移動させる第1カム面と、第1カム面から一方向に向かってカム筒の内周面の一方向端まで窪む第1カム溝と、レンズ保持体と係合して光軸方向の他方向へレンズ保持体を移動させる第2カム面と、第2カム面から他方向に向かって内周面の他方向端まで窪む第2カム溝とが内周側に形成されていることを特徴とする。
本発明のカム筒では、第1カム溝が、光軸方向の一方向へレンズ保持体を移動させる第1カム面から一方向に向かってカム筒の内周面の一方向端まで形成され、第2カム溝が、光軸方向の他方向へレンズ保持体を移動させる第2カム面から他方向に向かって内周面の他方向端まで形成されている。そのため、成型後には、カム筒の内周側を形成するための成型用金型を光軸方向に移動させることで、成型用金型からカム筒を外すことができる。したがって、本発明では、成型用金型の構成を簡素化することができる。その結果、金型費を低減し、カム筒の部品単価を低減することができる。
本発明において、カム筒では、第1カム溝から他方向端まで通ずるように窪む連通部および/または第2カム溝から一方向端まで通ずるように窪む連通部が内周側に形成されていることが好ましい。このように構成すると、カム筒の内周側に光軸方向からレンズ保持体等を挿入して、第1カム面および第2カム面とレンズ保持体とを係合させることができる。したがって、このカム筒が用いられるレンズ鏡筒では、組立作業が容易になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、光学レンズをそれぞれ保持する複数のレンズ保持体と係合するとともに回動しながら光学レンズのそれぞれを光軸方向へ移動させる樹脂製のカム筒において、所定の外径および内径で形成される大径部と、大径部よりも小さな外径および内径で形成される小径部と、大径部と小径部との間に形成される段部とを備え、大径部の内周側に、1つのレンズ保持体である第1レンズ保持体と係合して段部が形成される光軸方向の一方向へ第1レンズ保持体を移動させる大径部第1カム面と、大径部第1カム面から一方向に向かって段部まで窪む大径部第1カム溝と、第1レンズ保持体と係合して光軸方向の他方向へ第1レンズ保持体を移動させる大径部第2カム面と、大径部第2カム面から他方向に向かって大径部の内周面の他方向端まで窪む大径部第2カム溝が形成され、小径部の内周側に、他のレンズ保持体である第2レンズ保持体と係合して一方向へ第2レンズ保持体を移動させる小径部第1カム面と、小径部第1カム面から一方向に向かって小径部の内周面の一方向端まで窪む小径部第1カム溝と、第2レンズ保持体と係合して他方向へ第2レンズ保持体を移動させる小径部第2カム面と、小径部第2カム面から他方向に向かって段部まで窪む小径部第2カム溝が形成されていることを特徴とする。
本発明のカム筒では、大径部に、大径部第1カム溝が、段部が形成される光軸方向の一方向へ第1レンズ保持体を移動させる大径部第1カム面から一方向に向かって段部まで形成され、大径部第2カム溝が、光軸方向の他方向へ第1レンズ保持体を移動させる大径部第2カム面から他方向に向かって大径部の内周面の他方向端まで形成されている。また、小径部に、小径部第1カム溝が、光軸方向の一方向へ第2レンズ保持体を移動させる小径部第1カム面から一方向に向かって小径部の内周面の一方向端まで形成され、小径部第2カム溝が、段部が形成される光軸方向の他方向へ第2レンズ保持体を移動させる小径部第2カム面から他方向に向かって段部まで形成されている。そのため、成型後には、カム筒の内周側を形成するための成型用金型を光軸方向に移動させることで、成型用金型からカム筒を外すことが可能になる。したがって、本発明では、成型用金型の構成を簡素化することが可能となり、金型費を低減し、カム筒の部品単価を低減することが可能となる。
本発明のカム筒は、レンズ保持体と、レンズ保持体を光軸方向へ略直線状に案内する案内筒とを備えるレンズ鏡筒であって、カム筒が、第1カム溝と第2カム溝とからなる3組のカム溝組を備え、レンズ保持体が、第1カム溝および第2カム溝のそれぞれに係合する6本の係合突起を備えるレンズ鏡筒に用いることができる。
また、本発明のカム筒は、複数のレンズ保持体と、複数のレンズ保持体を光軸方向へ略直線状に案内する案内筒とを備えるレンズ鏡筒であって、カム筒は、大径部第1カム溝と大径部第2カム溝とからなる3組の大径部カム溝組と、小径部第1カム溝と小径部第2カム溝とからなる3組の小径部カム溝組とを備え、レンズ保持体は、大径部第1カム溝および大径部第2カム溝のそれぞれに、あるいは、小径部第1カム溝および小径部第2カム溝のそれぞれに係合する6本の係合突起を備えるレンズ鏡筒に用いることができる。
このレンズ鏡筒では、カム筒の成型用金型の構成を簡素化することができるため、レンズ鏡筒の製造工程を簡素化することができる。また、このレンズ鏡筒では、3組のカム溝組、大径部カム溝組あるいは小径部カム溝組に6本の係合突起が係合するため、たとえば、第1カム溝と第2カム溝とを(または、大径部第1カム溝と大径部第2カム溝とを、あるいは、小径部第1カム溝と小径部第2カム溝とを)略60°ピッチで形成することで、光軸方向へのレンズ保持体の移動を安定させることができる。
本発明において、レンズ保持体は、樹脂で略円筒状に形成されるとともに、係合突起として、レンズ保持体の径方向中心を中心に略120°ピッチでレンズ保持体の外周面に配置される柱状また筒状の第1係合突起と、レンズ保持体の径方向中心を中心に第1係合突起に対して略60°ピッチでレンズ保持体の外周面に配置され、レンズ保持体の円周方向の一端が開口する第2係合突起とを備えることが好ましい。このように構成すると、レンズ保持体の円周方向における第2係合突起の一端が開口しているため、レンズ保持体に6本の係合突起が形成される場合であっても、レンズ保持体を樹脂成型で形成する際にレンズ保持体の外周側に配置される成型用金型を第1係合突起を略中心に分割される3つの分割金型で構成することが可能になる。そのため、レンズ保持体を形成するための成型用金型の取扱いが容易になり、レンズ保持体の形成が容易になる。
本発明のレンズ鏡筒は、光学機器に用いることができる。このように構成された光学機器では、レンズ鏡筒の製造工程を簡素化することができる。また、この光学機器では、光軸方向へのレンズ保持体の移動を安定させることができる。
以上のように、本発明にかかるカム筒では、成型用金型の構成を簡素化することができる。また、本発明にかかるレンズ鏡筒および光学機器では、製造工程を簡素化することができるとともに、光軸方向へのレンズ保持体の移動を安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
(レンズ鏡筒の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるレンズ鏡筒1を示す斜視図であり、(A)は一方向からレンズ鏡筒1を示し、(B)は他方向からレンズ鏡筒1を示す。図2は、図1(A)に示すレンズ鏡筒1からフォーカシングレンズ2、第2カム筒6およびケース体8等を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、図2に示す状態から第1カム筒5を取り外した状態を示す分解斜視図である。図4は、図2に示す第1レンズ保持体3の斜視図であり、(A)は第1レンズ保持体3をZ1方向側から示し、(B)は第1レンズ保持体3をZ2方向側から示す。なお、以下の説明では、図1に示すように、レンズ鏡筒1の光軸方向をZ方向とするとともに、光軸方向の一方向(図1の紙面奥側に向かう方向)をZ2方向、光軸方向の他方向(図1の紙面手前側に向かう方向)をZ1方向とする。
本形態のレンズ鏡筒1は、光源や光変調素子等を備える光学機器としてのプロジェクタ装置の投射レンズ鏡筒等に使用されるものである。このレンズ鏡筒1は、図1〜図3に示すように、光学レンズとしてのフォーカシングレンズ2と、フォーカシングレンズ2を保持するレンズ保持体としての第1レンズ保持体3と、ズーミングレンズ(図示省略)と、ズーミングレンズを保持する第2レンズ保持体(図示省略)と、第1レンズ保持体3および第2レンズ保持体を光軸方向(Z方向)へ略直線状に案内するための案内筒4と、第1レンズ保持体3をZ方向へ移動させるカム筒としての第1カム筒5と、第2レンズ保持体をZ方向へ移動させる第2カム筒6と、第1カム筒5を回動させるためのモータ7と、第2カム筒6を回動させるためのモータ9と、第2カム筒6等の一部が収納されるケース体8とを備えている。
第1レンズ保持体3は、成型用金型を用いた樹脂成型によって形成されている。この第1レンズ保持体3は、図4に示すように、Z2方向端側に配置される突起保持部3aを備え、全体として略円筒状に形成されている。第1レンズ保持体3の内周側にはフォーカシングレンズ2が固定されている。また、第1レンズ保持体3は、突起保持部3aに固定される6本の係合突起11を備えている。すなわち、突起保持部3aには、係合突起11が固定される突起固定部3bが形成されている。具体的には、図4(B)に示すように、第1レンズ保持体3の径方向中心(すなわち、光軸)を中心に略60°ピッチで突起固定部3bが形成されている。
係合突起11は、樹脂で形成されるとともに円筒状に形成されている。また、係合突起11は、突起保持部3aの外周面から径方向外側に向かって突出するように、突起固定部3bに固定されている。係合突起11は、案内筒4に形成された後述の第1案内溝4aおよび第1カム筒5に形成された後述の第1カム面5b、第2カム面5dに係合している。
案内筒4は、金属で形成されるとともに底付きの略円筒状に形成されている。案内筒4には、第1レンズ保持体3をZ方向へ直線状に案内するための第1案内溝4aと、第2レンズ保持体をZ方向へ直線状に案内するための第2案内溝4bとが形成されている。
第1案内溝4aは、案内筒4の筒部のZ1方向端側に形成されている。具体的には、案内筒4の径方向中心(すなわち、光軸)を中心に略60°ピッチで、Z方向を長手方向とする第1案内溝4aが6本、案内筒4に形成されている。第1案内溝4aのそれぞれには、図3に示すように、係合突起11が挿通されている。すなわち、案内筒4のZ1方向端側の内部に、第1レンズ保持体3の突起保持部3aが配置されている。
第2案内溝4bは、Z方向における案内筒4の筒部の略中心位置に形成されている。具体的には、案内筒4の径方向中心を中心に略120°ピッチで、Z方向を長手方向とする第2案内溝4bが3本、案内筒4に形成されている。第2案内溝4bのそれぞれには、第2レンズ保持体に固定された係合突起(図示省略)が挿通されている。すなわち、案内筒4の内部に、第2レンズ保持体が配置されている。
第1カム筒5は、成型用金型を用いた樹脂成型によって形成されている。また、第1カム筒5は、全体として略円筒状に形成されている。この第1カム筒5は、案内筒4のZ1方向端側の径方向外側に配置されている。第1カム筒5のZ2方向端側の外周面には、モータ7の出力軸に固定された歯車12に噛合う歯車部5aが形成されており、第1カム筒5は、案内筒4に対して回動可能となっている。第1カム筒5の詳細な構成については後述する。
第2カム筒6は、樹脂で形成されるとともに、全体として略円筒状に形成されている。この第2カム筒6は、案内筒4の径方向外側であって、第1カム筒5よりもZ2方向端側に配置されている。第2カム筒6のZ1方向端側の外周面には、モータ9の出力軸に固定された歯車13に噛合う歯車部6aが形成されており、第2カム筒6は案内筒4に対して回動可能となっている。また、第2カム筒6の内周側には、第2レンズ保持体をZ方向へ移動させるための3本のカム溝が形成されている。具体的には、第2カム筒6の内周側には、径方向外側に向けて窪むように所定の幅のカム溝が形成されている。このカム溝には、第2レンズ保持体に固定された係合突起が係合している。
ケース体8は、略円筒状に形成されている。このケース体8は、第2カム筒6の外周側を覆うように、案内筒4に固定されている。また、ケース体8には、2個のモータ7、9が固定されている。
(第1カム筒の構成)
図5は、図3に示す第1カム筒5の内周側を展開して示す展開図である。
第1カム筒5は、上述のように、全体として略円筒状に形成されている。この第1カム筒5の内周側には、図3、図5に示すように、Z2方向へ第1レンズ保持体3を移動させるための第1カム面5bと、第1カム面5bからZ2方向に向かって第1カム筒5の内周面5tのZ2方向端まで径方向外側に窪む第1カム溝5cと、Z1方向へ第1レンズ保持体3を移動させるための第2カム面5dと、第2カム面5dからZ1方向に向かって内周面5tのZ1方向端まで径方向外側に窪む第2カム溝5eとが形成されている。また、第1カム筒5の内周側には、第1カム溝5cから内周面5tのZ1方向端まで通ずるように径方向外側に窪む連通部5fが形成されている。なお、本形態では、第1カム筒5の内周側の最も径の小さい部分が内周面5tとなっている。
本形態では、第1カム筒5の内周側には、略120°ピッチで第1カム面5bが3箇所に形成され、また、略120°ピッチで第2カム面5dが3箇所に形成されている。すなわち、第1カム筒5の内周側には、略120°ピッチで第1カム溝5cが3箇所に形成され、略120°ピッチで第2カム溝5eが3箇所に形成されている。
具体的には、第1カム筒5の内周側には、円周方向に沿って、第1カム面5bと第2カム面5dとが略60°ピッチで交互に形成されている。すなわち、第1カム筒5の内周側には、略60°ピッチで第1カム溝5cと第2カム溝5eとが交互に形成されている。本形態では、隣接する第1カム溝5cと第2カム溝5eとによって1組のカム溝組5gが構成されている。すなわち、本形態の第1カム筒5は3組のカム溝組5gを備えている。
第1カム面5bおよび第2カム面5dは、後述のように回動する第1カム筒5の回動角度に応じて、第1レンズ保持体3がZ方向へ適切に移動するような形状となっている。本形態では、第1カム面5bおよび第2カム面5dは、円周方向に対して緩やかに傾斜する略平面状に形成されている。たとえば、第1カム面5bおよび第2カム面5dは、図5に示すように、円周方向に対して右上りで緩やかに傾斜する略平面状に形成されている。また、円周方向に対する第1カム面5bの傾斜角度と第2カム面5dの傾斜角度とが等しくなっている。なお、第1カム面5b、第2カム面5dは、曲面状に形成されても良い。
第1カム溝5cは、上述のように、第1カム面5bからZ2方向に向かって内周面5tのZ2方向端まで径方向外側に窪むように形成されている。すなわち、径方向から見たとき、第1カム溝5cは、Z方向に略平行な2つの側面5h、5jと第1カム面5bとに囲まれるとともに、第1カム溝5cのZ2方向側は開口している。また、連通部5fは、図5における第1カム面5bの右端部からZ1方向に向かって所定の幅で形成されている。なお、実際には、側面5h、5jは、Z2方向に向かうにしたがって第1カム溝5cの円周方向の幅がわずかに広くなるようにZ方向に対してわずかに傾斜している。
第2カム溝5eは、上述のように、第2カム面5dからZ1方向に向かって内周面5tのZ1方向端まで径方向外側に窪むように形成されている。すなわち、径方向から見たとき、第2カム溝5eは、Z方向に略平行な2つの側面5k、5mと第2カム面5dとに囲まれるとともに、第2カム溝5eのZ1方向側は開口している。なお、実際には、側面5k、5mは、Z1方向に向かうにしたがって第2カム溝5eの円周方向の幅がわずかに広くなるようにZ方向に対してわずかに傾斜している。
第1カム面5bには、Z2方向から係合突起11が当接して係合している。また、第2カム面5dには、Z1方向から係合突起11が当接して係合している。すなわち、第1カム溝5cおよび第2カム溝5eのそれぞれには、係合突起11が係合している。
本形態では、第1カム筒5の内周側を形成するための成型用金型として、Z方向で2分割された成型用金型を用いている。すなわち、第1カム筒5の成型後に、2分割された成型用金型をそれぞれZ1方向、Z2方向へ移動させることで、第1カム筒5の内周側に、第1カム面5b、第2カム面5d、第1カム溝5c、第2カム溝5eおよび連通部5f等が形成される。
(レンズ鏡筒の組立手順および概略動作)
図6は、図1に示すレンズ鏡筒1における第1レンズ保持体3の動作を説明するための図であり、(A)は第1レンズ保持体3がZ1方向へ移動した状態を示し、(B)は第1レンズ保持体3がZ2方向へ移動した状態を示す。
以上のように構成されたレンズ鏡筒1の組立手順および概略動作を以下に説明する。はじめに、レンズ鏡筒1の組立手順の概略を説明する。
まず、第1レンズ保持体3にフォーカシングレンズ2を固定し、第2レンズ保持体にズーミングレンズを固定する。その後、係合突起11が固定されていない状態の第1レンズ保持体3および係合突起が固定されていない状態の第2レンズ保持体を案内筒4の中に配置する。その後、案内筒4の径方向外側から第1案内溝4aに係合突起11を挿通して、第1レンズ保持体3の突起保持部3aに6本の係合突起11を固定する。この状態では、6本の係合突起11の先端側は、図3に示すように、案内筒4から径方向外側に突出している。同様に、係合突起を第2案内溝4bに挿通して、第2レンズ保持体に固定する。
その後、Z1方向からZ2方向に向かって、第1レンズ保持体3および第2レンズ保持体を保持した案内筒4を第1カム筒5に挿通する。このとき、案内筒4から径方向外側に突出している6本の係合突起11のうちの3本は、連通部5fを通過して第1カム溝5cに係合する。また、他の3本の係合突起11は、第2カム溝5eに係合する。すなわち、係合突起11は、第1カム面5bおよび第2カム面5dに係合する。
その後、Z1方向からZ2方向に向かって、第2カム筒6に案内筒4を挿通する。その後、ケース体8を案内筒4に固定し、2個のモータ7、9をケース体8に固定する。また、その他の所定の部品等を組み付けることで、レンズ鏡筒1の組立が完了する。
続いて、レンズ鏡筒1の概略動作を説明する。
たとえば、フォーカシング動作を行うために、モータ7が起動すると、歯車部5aに噛合う歯車12が回転する。歯車12が回転すると、第1カム筒5が案内筒4に対して相対的に回動する。第1カム筒5が一方向へ回動すると、図6(A)に示すように、第2カム面5dに当接する係合突起11が第2カム面5dに沿ってZ1方向へ移動するため、第1レンズ保持体3はZ1方向へ移動する。また、第1カム筒5が他方向へ回動すると、図6(B)に示すように、第1カム面5bに当接する係合突起11が第1カム面5bに沿ってZ2方向へ移動するため、第1レンズ保持体3はZ2方向へ移動する。
また、ズーム動作を行うために、モータ9が起動すると、歯車部6aに噛合う歯車13が回転する。歯車13が回転すると、第2カム筒6が回動して、第2レンズ保持体がZ方向へ移動する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第1カム溝5cが、第1カム面5bからZ2方向に向かって内周面5tのZ2方向端まで形成され、第2カム溝5eが、第2カム面5dからZ1方向に向かって内周面5tのZ1方向端まで形成されている。そのため、Z方向に2分割される成型用金型を用いた樹脂成型で第1カム筒5の内周側を形成することができる。すなわち、第1カム筒5の内周側を形成するための成型用金型の一方をZ1方向へ移動させ、他方をZ2方向へ移動させることで、成型用金型から第1カム筒5を外すことができるため、Z方向に2分割される成型用金型を用いた樹脂成型で第1カム筒5の内周側を形成することができる。その結果、本形態では、第1カム筒5を形成するための成型用金型の構成を簡素化することができる。
本形態では、第1カム筒5の内周側には、第1カム溝5cから内周面5tのZ1方向端まで通ずるように窪む連通部5fが形成されている。そのため、第1レンズ保持体3を保持した案内筒4をZ1方向からZ2方向に向かって第1カム筒5の内周側に挿通して、第1カム面5bおよび第2カム面5dと係合突起11とを係合させることができる。したがって、本形態では、レンズ鏡筒1の組立作業が容易になる。
本形態では、第1レンズ保持体3の径方向中心を中心に略60°ピッチで配置された6本の係合突起11のうちの3本が、略120°ピッチで形成される第1カム面5cに係合し(すなわち、第1カム溝5cに係合し)、他の3本の係合突起11が、略120°ピッチで形成される第2カム面5dに係合している(すなわち、第2カム溝5eに係合している。)。そのため、第1カム溝5cに係合する3本の係合突起11によって第1レンズ保持体3をZ2方向へ円滑に移動させることができ、第2カム溝5eに係合する3本の係合突起11によって第1レンズ保持体3をZ1方向へ円滑に移動させることができる。すなわち、Z方向への第1レンズ保持体3の移動を安定させることができる。
[実施の形態2]
(レンズ鏡筒の概略構成)
図7は、本発明の実施の形態2にかかる案内筒24およびカム筒25等を示す分解斜視図である。図8は、図7に示す第1レンズ保持体23の斜視図である。図9は、図7に示す第2レンズ保持体33の斜視図である。図10は、図8に示す第1レンズ保持体23の平面図である。
上述した実施の形態1では、第1レンズ保持体3をZ方向へ移動させる第1カム筒5と第2レンズ保持体をZ方向へ移動させる第2カム筒6とが別体で形成されている。これに対して、実施の形態2では、第1レンズ保持体23および第2レンズ保持体33をZ方向へ移動させるカム筒25が一体で形成されている。また、実施の形態1では、別体で形成された係合突起11が第1レンズ保持体3に固定されているのに対し、実施の形態2では、第1レンズ保持体23に一体で第1係合突起23aおよび第2係合突起23bが形成されている。これらの点が、実施の形態1と実施の形態2との大きな相違点である。以下、この相違点を中心に実施の形態2にかかるレンズ鏡筒を説明する。
本形態のレンズ鏡筒は、光学レンズとしてのフォーカシングレンズ(図示省略)と、フォーカシングレンズを保持するレンズ保持体としての第1レンズ保持体23と、光学レンズとしてのズーミングレンズ(図示省略)と、ズーミングレンズを保持するレンズ保持体としての第2レンズ保持体33と、第1レンズ保持体23および第2レンズ保持体33をZ方向へ略直線状に案内するための案内筒24と、第1レンズ保持体23および第2レンズ保持体33をZ方向へ移動させるカム筒25を備えている。また、本形態のレンズ鏡筒は、実施の形態1のレンズ鏡筒1と同様に、カム筒25を回動させるためのモータ(図示省略)や、カム筒25等の一部が収納されるケース体(図示省略)等を備えている。
第1レンズ保持体23は、成型用金型を用いた樹脂成型によって形成されている。この第1レンズ保持体23は、図8に示すように、略円筒状に形成されており、第1レンズ保持体23の内周側にフォーカシングレンズが固定されている。
また、第1レンズ保持体23は、径方向外側に突出するように樹脂成型で一体に形成された3本の第1係合突起23aおよび3本の第2係合突起23bを備えている。本形態では、図10に示すように、第1レンズ保持体23の径方向中心(すなわち、光軸)を中心に略120°ピッチで第1係合突起23aが形成され、また、略120°ピッチで第2係合突起23bが形成されている。具体的には、第1レンズ保持体23の外周面には、円周方向に沿って、第1係合突起23aと第2係合突起23bとが略60°ピッチで交互に形成されている。
第1係合突起23aは、略円筒状に形成されている。一方、第2係合突起23bは、図8に示すように、径方向から見た形状が略U形状となるように形成されている。すなわち、第2係合突起23bでは、第1レンズ保持体23の円周方向の一端(図10では、時計方向端)が開口しており、円周方向の他端には側部23cが形成されている。係合突起23a、23bは、案内筒24に形成された後述の第1案内溝24cおよびカム筒25に形成された後述の大径部第1カム面251b、大径部第2カム面251dに係合している。
本形態では、第1レンズ保持体23を形成する際に、第1レンズ保持体23の外周側に配置される成型用金型は、図10に示す分割面Pを境界として3分割されている。具体的には、第1レンズ保持体23の外周側に配置される成型用金型は、第2係合突起23bの側部23cの内周面を通過するとともに第1レンズ保持体23の径方向中心を中心に略120°ピッチで配置される分割面Pを境界として3分割されている。第1レンズ保持体23を形成する際には、第1レンズ保持体23の成型後に、3分割された成型用金型をそれぞれ、第1係合突起23aの突出方向となるV1〜V3方向へ移動させる。
第2レンズ保持体33も、第1レンズ保持体23と同様に、成型用金型を用いた樹脂成型によって形成されている。この第2レンズ保持体33は、図9に示すように、第1レンズ保持体23よりも外径および内径の小さな略円筒状に形成されており、第2レンズ保持体33の内周側にズーミングレンズが固定されている。また、第2レンズ保持体33は、第1係合突起23a、第2係合突起23bと同様に形成される第1係合突起33aおよび第2係合突起33bを備えている。係合突起33a、33bは、案内筒24に形成された後述の第2案内溝24dおよびカム筒25に形成された後述の小径部第1カム面252b、小径部第2カム面252dに係合している。
また、第1レンズ保持体23を形成するための成型用金型と同様に、第2レンズ保持体33を形成する際に、第2レンズ保持体33の外周側に配置される成型用金型は、第2係合突起33bの側部33cの内周面を通過するとともに略120°ピッチで配置される分割面を境界として3分割されている。そして、第2レンズ保持体33を形成する際には、第2レンズ保持体33の成型後に、3分割された成型用金型をそれぞれ、第1係合突起33aの突出方向へ移動させる。
案内筒24は、成型用金型を用いた樹脂成型によって形成されている。この案内筒24は、全体として略円筒状に形成されている。また、案内筒24は、内周側に第1レンズ保持体23が配置される大径部24aと、内周側に第2レンズ保持体33が配置され大径部24aよりも外径および内径の小さな小径部24bとから構成されている。大径部24aはZ1方向側に配置され、小径部24bはZ2方向側に配置されている。
大径部24aには、第1レンズ保持体23をZ方向へ直線状に案内するための第1案内溝24cが形成されている。具体的には、案内筒24の径方向中心を中心に略60°ピッチで、Z方向を長手方向とする第1案内溝24cが6本、大径部24aに形成されている。第1案内溝24cのそれぞれには、図7に示すように、係合突起23a、23bが挿通されている。
小径部24bには、第2レンズ保持体33をZ方向へ直線状に案内するための第2案内溝24dが形成されている。具体的には、案内筒24の径方向中心を中心に略60°ピッチで、Z方向を長手方向とする第2案内溝24dが6本、小径部24bに形成されている。第2案内溝24dのそれぞれには、図7に示すように、係合突起33a、33bが挿通されている。
(カム筒の構成)
図11は、図7に示すカム筒25をZ2方向側から示す斜視図である。図12は、図11に示すカム筒25の内周側を展開して示す展開図である。
カム筒25は、成型用金型を用いた樹脂成型によって形成されている。このカム筒25は、全体として段付きの略円筒状に形成されている。また、カム筒25は、所定の外径および内径で形成され内周側に案内筒24の大径部24aが配置される大径部251と、大径部251よりも小さな外径および内径で形成され内周側に案内筒24の小径部24bが配置される小径部252と、大径部251と小径部252との間に形成される段部253とを備えている。大径部251はZ1方向側に配置され、小径部252はZ2方向側に配置されている。なお、第1カム筒5と同様に、カム筒25の外周面には、歯車部(図示省略)が形成されており、カム筒25は、案内筒24に対して回動可能となっている。
大径部251の内周側には、図7、図12に示すように、段部253が形成されるZ2方向へ第1レンズ保持体23を移動させるための大径部第1カム面251bと、大径部第1カム面251bからZ2方向に向かって段部253まで径方向外側に窪む大径部第1カム溝251cと、Z1方向へ第1レンズ保持体23を移動させるための大径部第2カム面251dと、大径部第2カム面251dからZ1方向に向かって大径部251の内周面251tのZ1方向端まで径方向外側に窪む大径部第2カム溝251eとが形成されている。また、大径部251の内周側には、大径部第1カム溝251cから内周面251tのZ1方向端まで通ずるように径方向外側に窪む連通部251fが形成されている。
具体的には、大径部251の内周側には、第1カム筒5の内周側と同様に、円周方向に沿って、大径部第1カム面251bと大径部第2カム面251dとが略60°ピッチで交互に形成されている。すなわち、大径部251の内周側には、略60°ピッチで大径部第1カム溝251cと大径部第2カム溝251eとが交互に形成されている。本形態では、隣接する大径部第1カム溝251cと大径部第2カム溝251eとによって1組の大径部カム溝組251gが構成されている。すなわち、本形態の大径部251は、3組の大径部カム溝組251gを備えている。なお、本形態では、大径部251の内周側の最も径の小さい部分が内周面251tとなっている。
大径部第1カム面251bおよび大径部第2カム面251dは、第1カム面5bおよび第2カム面5dと同様に、回動するカム筒25の回動角度に応じて、第1レンズ保持体23がZ方向へ適切に移動するような形状に形成されている。本形態では、大径部第1カム面251bおよび大径部第2カム面251dは、たとえば、図12に示すように、円周方向に対して左上りで緩やかに略等しい角度で傾斜する略平面状に形成されている。なお、大径部第1カム面251b、大径部第2カム面251dは、曲面状に形成されても良い。
大径部第1カム溝251cは、上述のように、大径部第1カム面251bからZ2方向に向かって段部253まで径方向外側に窪むように形成されている。すなわち、径方向から見たとき、大径部第1カム溝251cは、Z方向に略平行な2つの側面251h、251jと大径部第1カム面251bとに囲まれるとともに、大径部第1カム溝251cのZ2方向側は段部253に形成された後述の開口部253aを介してZ2方向へ開口している。また、連通部251gは、図12における大径部第1カム面251bの左端部からZ1方向に向かって所定の幅で形成されている。
大径部第2カム溝251eは、第2カム溝5eと同様に、径方向から見たとき、Z方向に略平行な2つの側面251k、251mと大径部第2カム面251dとに囲まれるとともに、大径部第2カム溝251eのZ1方向側は開口している。
小径部252の内周側には、図11、図12に示すように、Z2方向へ第2レンズ保持体33を移動させるための小径部第1カム面252bと、小径部第1カム面252bからZ2方向に向かって小径部252の内周面252tのZ2方向端まで径方向外側に窪む小径部第1カム溝252cと、段部253が形成されるZ1方向へ第2レンズ保持体33を移動させるための小径部第2カム面252dと、小径部第2カム面252dからZ1方向に向かって段部253まで窪む小径部第2カム溝252eとが形成されている。また、小径部252の内周側には、小径部第1カム溝252cから段部253まで通ずるように径方向外側に窪む連通部252fが形成されている。
具体的には、小径部252の内周側には、小径部第1カム面252bおよび小径部第2カム面252dが略120°ピッチでそれぞれ3箇所に形成されている。すなわち、小径部252の内周側には、小径部第1カム溝252cおよび小径部第2カム溝252eが略120°ピッチでそれぞれ3箇所に形成されている。また、小径部第1カム溝252cと小径部第2カム溝252eとは円周方向に沿って交互に形成されている。本形態では、隣接する小径部第1カム溝252cと小径部第2カム溝252eとによって1組の小径部カム溝組252gが構成されている。すなわち、本形態の小径部252は、3組の小径部カム溝組252gを備えている。なお、本形態では、小径部252の内周側の最も径の小さい部分が内周面252tとなっている。
小径部第1カム面252bおよび小径部第2カム面252dは、回動するカム筒25の回動角度に応じて、第2レンズ保持体33がZ方向へ適切に移動するような形状に形成されている。本形態では、小径部第1カム面252bおよび小径部第2カム面252dは、たとえば、図12に示すように、円周方向に対して左上りに略等しい角度で傾斜する略平面状に形成されている。なお、小径部第1カム面252b、小径部第2カム面252dは、曲面状に形成されても良い。
小径部第1カム溝252cは、第1カム溝5cと同様に、径方向から見たとき、Z方向に略平行な2つの側面252h、252jと小径部第1カム面252bとに囲まれるとともに、小径部第1カム溝252cのZ2方向側は開口している。また、連通部252fは、図12における小径部第1カム面252bの左端部からZ1方向に向かって所定の幅で形成されている。
小径部第2カム溝252eは、上述のように、小径部第2カム面252dからZ1方向に向かって段部253まで窪むように形成されている。すなわち、径方向から見たとき、小径部第2カム溝252eは、Z方向に略平行な2つの側面252k、252mと小径部第2カム面252dとに囲まれるとともに、小径部第2カム溝252eのZ1方向側は段部253において開口している。
段部253には、図11に示すように、開口部253aが形成されている。具体的には、大径部第1カム溝251cに対応するように略120°ピッチで3箇所に開口部253aが形成されている。開口部253aの円周方向の幅は、大径部第1カム溝251cの円周方向の幅とほぼ等しくなっており、上述のように、大径部第1カム溝251cは、開口部253aを介してZ2方向へ開口している。
大径部第1カム面251bには、Z2方向から第1係合突起23aが当接して係合している。また、大径部第2カム面251dには、Z1方向から第2係合突起23bが当接して係合している。すなわち、大径部第1カム溝251cおよび大径部第2カム溝251eのそれぞれには、係合突起23a、23bが係合している。
また、小径部第1カム面252bには、Z2方向から第1係合突起33aが当接して係合している。また、小径部第2カム面252dには、Z1方向から第2係合突起33bが当接して係合している。すなわち、小径部第1カム溝252cおよび小径部第2カム溝252eのそれぞれには、係合突起33a、33bが係合している。
本形態では、カム筒25の内周側を形成するための成型用金型として、Z方向で2分割された成型用金型を用いている。すなわち、カム筒25の成型後に、2分割された成型用金型をそれぞれZ1方向、Z2方向へ移動させることで、大径部251の内周側に、大径部第1カム面251b、大径部第2カム面251d、大径部第1カム溝251c、大径部第2カム溝251eおよび連通部251f等が形成され、小径部252の内周側には、小径部第1カム面252b、小径部第2カム面252d、小径部第1カム溝252c、小径部第2カム溝252eおよび連通部252f等が形成される。
なお、カム筒25の内周側を形成するためにZ1方向側に配置される成型用金型は、大径部第2カム面251dおよび大径部第2カム溝251e等を形成するための大径部と、小径部第2カム面252dおよび小径部第2カム溝252e等を形成するための小径部とからなる段付き円柱部を備えている。一方、Z2方向側に配置される成型用金型は、小径部第1カム面252b、小径部第1カム溝252cおよび連通部252f等を形成するための円柱部と、大径部第1カム面251b、大径部第1カム溝251cおよび連通部251f等を形成するために円柱部の径方向外側に配置される突起部とを備えている。また、この突起部によって段部253に開口部253aが形成される。
(レンズ鏡筒の組立手順および概略動作)
以上のように構成された実施の形態2のレンズ鏡筒は、以下のように組み立てられる。
まず、第1レンズ保持体23にフォーカシングレンズを固定し、第2レンズ保持体33にズーミングレンズを固定する。その後、第1レンズ保持体23および第2レンズ保持体33を案内筒24の中に配置する。その後、Z1方向からZ2方向に向かって、第1レンズ保持体23および第2レンズ保持体33を保持した案内筒24をカム筒25に挿通する。
このとき、案内筒24から径方向外側に突出している第1係合突起23aは、連通部251fを通過して大径部第1カム溝251cに係合する。また、第2係合突起23bは、大径部第2カム溝251eに係合する。すなわち、係合突起23a、23bは、大径部第1カム面251bおよび大径部第2カム面251dに係合する。
また、このとき、案内筒24から径方向外側に突出している第1係合突起33aは、連通部252fを通過して小径部第1カム溝252cに係合する。また、第2係合突起33bは、小径部第2カム溝252eに係合する。すなわち、係合突起33a、33bは、小径部第1カム面252bおよび小径部第2カム面252dに係合する。
その後、ケース体等の所定の部品等を組み付けることで、実施の形態2のレンズ鏡筒の組立が完了する。
また、以上のように構成された実施の形態2のレンズ鏡筒は、以下のように動作する。
フォーカシング動作およびズーム動作を行うために、モータが起動すると、カム筒25が案内筒24に対して相対的に回動する。カム筒25が一方向へ回動すると、大径部第2カム面251dに当接する第2係合突起23bが大径部第2カム面251dに沿ってZ1方向へ移動するため、第1レンズ保持体23はZ1方向へ移動する。同様に、カム筒25が一方向へ回動すると、第2レンズ保持体33もZ1方向へ移動する。一方、カム筒25が他方向へ回動すると、大径部第1カム面251bに当接する第1係合突起23aが大径部第1カム面251bに沿ってZ2方向へ移動するため、第1レンズ保持体23はZ2方向へ移動する。同様に、カム筒25が他方向へ回動すると、第2レンズ保持体33もZ2方向へ移動する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、大径部251に、大径部第1カム面251bからZ2方向に向かって段部253まで大径部第1カム溝251cが形成され、大径部第2カム面251dからZ1方向に向かって内周面251tのZ1方向端まで大径部第2カム溝251eが形成されている。また、小径部252に、小径部第1カム面252bからZ2方向に向かって内周面252tのZ2方向端まで小径部第1カム溝252cが形成され、小径部第2カム面252dからZ1方向に向かって段部253まで小径部第2カム溝252eが形成されている。そのため、第1カム筒5と同様に、Z方向に2分割される成型用金型を用いた樹脂成型でカム筒25の内周側を形成することができる。その結果、本形態では、カム筒25を形成するための成型用金型の構成を簡素化することができる。
本形態では、カム筒25の内周側に、連通部251f、252fが形成されている。そのため、第1レンズ保持体23、第2レンズ保持体33を保持した案内筒24をZ1方向からZ2方向に向かってカム筒25の内周側に挿通して、大径部第1カム面251bおよび大径部第2カム面251dと係合突起23a、23bとを係合させることができ、小径部第1カム面252bおよび小径部第2カム面252dと係合突起33a、33bとを係合させることができる。したがって、本形態では、レンズ鏡筒の組立作業が容易になる。
本形態では、第1レンズ保持体23の径方向中心を中心に略120°ピッチで配置された第1係合突起23aが、略120°ピッチで形成される大径部第1カム面251bに係合し、第2係合突起23bが、略120°ピッチで形成される大径部第2カム面251dに係合している。そのため、実施の形態1と同様に、Z方向への第1レンズ保持体23の移動を安定させることができる。また同様に、本形態では、Z方向への第2レンズ保持体33の移動を安定させることができる。
本形態では、第1レンズ保持体23は、第1レンズ保持体23の径方向中心を中心に略120°ピッチで外周面に配置される略円筒状の第1係合突起23aと、第1係合突起23aに対して略60°ピッチで外周面に配置され、第1レンズ保持体23の円周方向の一端が開口する第2係合突起23bとを備えている。そのため、第1レンズ保持体23に6本の係合突起23a、23bが形成される場合であっても、上述のように、第1レンズ保持体23を樹脂成型によって形成する際に第1レンズ保持体23の外周側に配置される成型用金型を第1係合突起23aを略中心に分割される3つの分割金型で構成することができる。したがって、第1レンズ保持体23を形成するための成型用金型の取扱いが容易になり、第1レンズ保持体23の形成が容易になる。同様に、本形態では、第2レンズ保持体33を形成するための成型用金型の取扱いが容易になり、第2レンズ保持体33の形成が容易になる。
[他の実施の形態]
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形可能である。
上述した実施の形態1では、第1カム溝5cは、Z2方向に向かうにしたがって第1カム溝5cの円周方向の幅がわずかに広くなるようにZ方向に対してわずかに傾斜する2つの側面5h、5jに囲まれ、第2カム溝5eは、Z1方向に向かうにしたがって第2カム溝5eの円周方向の幅がわずかに広くなるようにZ方向に対してわずかに傾斜する2つの側面5k、5mに囲まれている。この他にもたとえば、第1カム溝5cが、Z2方向に向かうにしたがって第1カム溝5cの円周方向の幅が広くなるようにZ方向に対して大きく傾斜する2つの側面5h、5jに囲まれ、第2カム溝5eが、Z1方向に向かうにしたがって第2カム溝5eの円周方向の幅が広くなるようにZ方向に対して大きく傾斜する2つの側面5k、5mに囲まれても良い。
また、実施の形態2においても同様に、大径部第1カム溝251c、小径部第1カム溝252cがZ2方向に向かうにしたがって円周方向の幅が広くなるように、Z方向に対して大きく傾斜する2つの側面251h、251j、252h、251jに囲まれ、大径部第2カム溝251e、小径部第2カム溝252eがZ1方向に向かうにしたがって円周方向の幅が広くなるように、Z方向に対して大きく傾斜する2つの側面251k、251m、252k、252mに囲まれても良い。
上述した実施の形態1では、第1カム溝5cから内周面5tのZ1方向端まで通ずるように連通部5fが形成されている。この他にもたとえば、連通部5fに加え、あるいは、連通部5fに代えて、第2カム溝5eから内周面5tのZ2方向端まで通ずるように連通部が形成されても良い。
上述した形態では、係合突起11、第1係合突起23aは、略円筒状に形成されている。この他にもたとえば、係合突起11、第1係合突起23aは、略円柱状に形成されても良い。また、係合突起11、第1係合突起23aは、角筒状あるいは角柱状に形成されても良い。また、上述した実施の形態2では、第1レンズ保持体23、第2レンズ保持体33は、円周方向の一端が開口する3本の第2係合突起23b、33bを備えているが、第2係合突起23b、33bに代えて、第1係合突起23a、33aを備えていても良い。すなわち、第1レンズ保持体23、第2レンズ保持体33は、6本の第1係合突起23a、33aを備えていても良い。
上述した形態では、レンズ鏡筒1は、プロジェクタ装置に使用されている。この他にもたとえば、レンズ鏡筒1は、デジタルカメラ等のスチールカメラ、ビデオカメラ等の動画撮影装置や、双眼鏡、望遠鏡等の観察装置その他の光学機器に使用されても良い。
本発明の実施の形態1にかかるレンズ鏡筒を示す斜視図であり、(A)は一方向からレンズ鏡筒を示し、(B)は他方向からレンズ鏡筒を示す。 図1(A)に示すレンズ鏡筒からフォーカシングレンズ、第2カム筒およびケース体等を取り外した状態を示す斜視図である。 図2に示す状態から第1カム筒を取り外した状態を示す分解斜視図である。 図2に示す第1レンズ保持体の斜視図である。 図3に示す第1カム筒の内周側を展開して示す展開図である。 図1に示すレンズ鏡筒における第1レンズ保持体の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる案内筒およびカム筒等を示す分解斜視図である。 図7に示す第1レンズ保持体の斜視図である。 図7に示す第2レンズ保持体の斜視図である。 図8に示す第1レンズ保持体の平面図である。 図7に示すカム筒をZ2方向側から示す斜視図である。 図11に示すカム筒の内周側を展開して示す展開図である。
符号の説明
1 レンズ鏡筒
2 フォーカシングレンズ(光学レンズ)
3 第1レンズ保持体(レンズ保持体)
4、24 案内筒
5 第1カム筒(カム筒)
5b 第1カム面
5c 第1カム溝
5d 第2カム面
5e 第2カム溝
5f 連通部
5g カム溝組
5t、251t、252t 内周面
11 係合突起
23 第1レンズ保持体(レンズ保持体)
23a 第1係合突起(係合突起)
23b 第2係合突起(係合突起)
25 カム筒
251 大径部
251b 大径部第1カム面
251c 大径部第1カム溝
251d 大径部第2カム面
251e 大径部第2カム溝
251g 大径部カム溝組
252 小径部
252b 小径部第1カム面
252c 小径部第1カム溝
252d 小径部第2カム面
252e 小径部第2カム溝
252g 小径部カム溝組
253 段部
33 第2レンズ保持体(レンズ保持体)
Z 光軸方向
Z1 他方向
Z2 一方向

Claims (7)

  1. 光学レンズを保持するレンズ保持体と係合するとともに回動しながら上記光学レンズを光軸方向へ移動させる樹脂製のカム筒において、
    上記レンズ保持体と係合して上記光軸方向の一方向へ上記レンズ保持体を移動させる第1カム面と、上記第1カム面から上記一方向に向かって上記カム筒の内周面の一方向端まで窪む第1カム溝と、上記レンズ保持体と係合して上記光軸方向の他方向へ上記レンズ保持体を移動させる第2カム面と、上記第2カム面から上記他方向に向かって上記内周面の他方向端まで窪む第2カム溝とが内周側に形成されていることを特徴とするカム筒。
  2. 前記第1カム溝から前記他方向端まで通ずるように窪む連通部および/または前記第2カム溝から前記一方向端まで通ずるように窪む連通部が前記内周側に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカム筒。
  3. 光学レンズをそれぞれ保持する複数のレンズ保持体と係合するとともに回動しながら上記光学レンズのそれぞれを光軸方向へ移動させる樹脂製のカム筒において、
    所定の外径および内径で形成される大径部と、上記大径部よりも小さな外径および内径で形成される小径部と、上記大径部と上記小径部との間に形成される段部とを備え、
    上記大径部の内周側に、1つの上記レンズ保持体である第1レンズ保持体と係合して上記段部が形成される上記光軸方向の一方向へ上記第1レンズ保持体を移動させる大径部第1カム面と、上記大径部第1カム面から上記一方向に向かって上記段部まで窪む大径部第1カム溝と、上記第1レンズ保持体と係合して上記光軸方向の他方向へ上記第1レンズ保持体を移動させる大径部第2カム面と、上記大径部第2カム面から上記他方向に向かって上記大径部の内周面の他方向端まで窪む大径部第2カム溝が形成され、
    上記小径部の内周側に、他の上記レンズ保持体である第2レンズ保持体と係合して上記一方向へ上記第2レンズ保持体を移動させる小径部第1カム面と、上記小径部第1カム面から上記一方向に向かって上記小径部の内周面の一方向端まで窪む小径部第1カム溝と、上記第2レンズ保持体と係合して上記他方向へ上記第2レンズ保持体を移動させる小径部第2カム面と、上記小径部第2カム面から上記他方向に向かって上記段部まで窪む小径部第2カム溝が形成されていることを特徴とするカム筒。
  4. 請求項1または2記載のカム筒と、前記レンズ保持体と、前記レンズ保持体を前記光軸方向へ略直線状に案内する案内筒とを備え、
    前記カム筒は、前記第1カム溝と前記第2カム溝とからなる3組のカム溝組を備え、
    前記レンズ保持体は、前記第1カム溝および前記第2カム溝のそれぞれに係合する6本の係合突起を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項3記載のカム筒と、複数の前記レンズ保持体と、複数の前記レンズ保持体を前記光軸方向へ略直線状に案内する案内筒とを備え、
    前記カム筒は、前記大径部第1カム溝と前記大径部第2カム溝とからなる3組の大径部カム溝組と、前記小径部第1カム溝と前記小径部第2カム溝とからなる3組の小径部カム溝組とを備え、
    前記レンズ保持体は、前記大径部第1カム溝および前記大径部第2カム溝のそれぞれに、あるいは、前記小径部第1カム溝および前記小径部第2カム溝のそれぞれに係合する6本の係合突起を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 前記レンズ保持体は、樹脂で略円筒状に形成されるとともに、前記係合突起として、前記レンズ保持体の径方向中心を中心に略120°ピッチで前記レンズ保持体の外周面に配置される柱状また筒状の第1係合突起と、前記レンズ保持体の径方向中心を中心に上記第1係合突起に対して略60°ピッチで前記レンズ保持体の外周面に配置され、前記レンズ保持体の円周方向の一端が開口する第2係合突起とを備えることを特徴とする請求項4または5記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項4から6いずれかに記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする光学機器。
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