JP2773586B2 - モールド凸カム環 - Google Patents
モールド凸カム環Info
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- JP2773586B2 JP2773586B2 JP30655892A JP30655892A JP2773586B2 JP 2773586 B2 JP2773586 B2 JP 2773586B2 JP 30655892 A JP30655892 A JP 30655892A JP 30655892 A JP30655892 A JP 30655892A JP 2773586 B2 JP2773586 B2 JP 2773586B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- mold
- convex
- cam surface
- cam ring
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Lens Barrels (AREA)
Description
ズ等のレンズ鏡筒に用いるモールド凸カム環に関するも
のである。
周側から見た展開図であり、実線は外周側から見える形
状、破線は内周側の形状を示している。
抜きする型割構造によって内周面に凸状部40aが成形
されている。図中、46は固定側型(図示せず)の型移
動方向、47は可動側型(図示せず)の型移動方向であ
り、41は固定側型により凸状部40aの一面に成形さ
れるカム面、42は可動側型により凸状部40aの他面
に成形されるカム面である。
可動側型のパーティングライン、44,45はそれぞれ
固定側型により形成されるカム面41、可動側型により
形成されるカム面42に接するカムフォロワーであり、
このカムフォロワー44,45はモールド凸カム環40
と組合わされる不図示の移動鏡筒部品に設けられてい
る。このカムフォロワー44,45の位置関係は固定で
あり、カム面41,42に接して凸状部40aを挟み、
角度方向に回転することにより、モールド凸カム環40
に対する相対的な位置が与えられる。
外周側から見た展開図であり、実線は外周側から見える
形状、破線は内周側の形状を示している。
抜きする型割構造によって、内周面に凸状部50aが成
形されている。図中、56は固定側型(図示せず)の型
移動方向、57は可動側型(図示せず)の型移動方向で
あり、51は固定側型により凸状部50aの一面に成形
されるカム面、52は可動側型により凸状部50aの他
面に成形されるカム面である。
モールド凸カム環40と構成は同じであるが、モールド
凸カム環40のパーティングライン43がカム面41と
カム面42の間で一周に渡りリフトを持たない同一平面
上で型合わせされているのに対し、モールド凸カム環5
0ではカム面51とカム面52の間でカムのリフトに沿
ってパーティングライン53aが設けられている点が異
なっている。また、カム面として使用しないところでは
パーティングライン53bの様にリフトを持たない平面
で型合せがなされている。
来例では、凸状部40a(50a)にカムフォロワーを
付勢して使用するのではなく、2つの固定されたカムフ
ォロワーによって凸状部40a(50a)を挟み込んで
使用するため、凸状部の両面に形成されたカム面の間隔
差が非常に高精度に要求される。この間隔差に誤差があ
ると、カムを作動させた時にカムフォロワを有する移動
鏡筒部品にガタが発生したり、あるいは逆に詰まるとい
う現象が発生する。
成形しなければならない凸状部のそれぞれのカム面の間
隔差を、高精度に保つように型を製作するのは高度な技
術を必要とされる。
側と可動側の型合せの少なくとも一部にリフトを持たな
い平面部を設け、その平面部を基準面として、それぞれ
のカム面を成形する方法がある。図4に示す例の様にカ
ム面同志の間隔がある程度広ければ、パーティングライ
ン43を同一平面にすることは可能であるが、図5に示
す例の様にカム面同志の間隔が狭い場合は、パーティン
グライン53aを同一平面にすることができず、カム面
として使用しない部分53bに平面部を設け、この平面
部を基準にカム面を加工することになる。
カム面の終端が次のカム面の始端と同角度位置、あるい
は抜きテーパーを考慮した程度の角度差しかない場合に
は、加工基準とする平面部を設ける余裕がないため、カ
ム面同志の間隔差を高精度に加工することができないと
いう問題点があった。
ールド凸カム環を提供することを目的とする。
の型抜きモールドにより形成されるモールド凸カムの両
面がカム面として用いられるモールド凸カム環におい
て、固定側型により形成されるカム面と可動側型により
形成されるカム面の間に該カム面のリフト量に沿ってパ
ーティングラインを設け、このパーティングラインの角
度方向の少なくとも一部をカム面のリフト量に関係のな
いリフト量を持たない平面部としたことにより、一つの
カム面の終端が次のカム面の始端と同角度位置、あるい
は抜きテーパーを考慮した程度の角度差しかないような
場合にでも、上記平面部を基準としてカム面の加工を行
い、固定側型で形成されるカム面と可動側型で形成され
るカム面の間隔差を高精度に実現することができる。
明の特徴を最もよく表わすモールド凸カム環10を外周
側から見た展開図、図2はモールド凸カム環10の斜視
図である。
状、破線は内周側の形状を示している。このモールド凸
カム環10は光軸方向に型抜きする型割構造によって、
内周面に凸状部10aが成形されている。図中、16は
固定側型(図示せず)の型移動方向、17は可動側型
(図示せず)の型移動方向であり、11は固定側型によ
り凸状部10aの一面に成形されるカム面、12は可動
側型により凸状部10aの他面に成形されるカム面であ
る。このカム面11,12は一つのカム面の終端が次の
カム面の始端と抜きテーパーを考慮した程度の角度差し
か設けられないような広い使用範囲となっている。
12に接するカムフォロワーであり、このカムフォロワ
ー14,15はモールド凸カム環10と組合わされる不
図示の移動鏡筒部品に設けられている。このカムフォロ
ワ14,15はカム面11,12に接して凸状部10a
を挟み、角度方向に回転することによりモールド凸カム
環10に対する相対的な位置が与えられる。
ーティングラインであり、パーティングライン13aは
カム面11,12に沿って設けられ、パーティングライ
ン13bはカム面のリフト量とは無関係に平面部となっ
ており、この平面部13bを基準として成形加工するこ
とによりカム面11,12の間隔差を高精度に得ること
が可能である。
ォロワー14,15で挟む構造となっているが、カム面
11,12にカムフォロワ14,15を付勢する方法で
それぞれのカム面を独立して使用するような鏡筒構造に
於いても、カム面同志の間隔差が高精度なことは有効で
あることは言うまでもない。
た展開図であり、各部の構成は図1の実施例1のモール
ド凸カム環10と同じである。図1においてはモールド
凸カム環10におけるパーティングライン13aの一部
が角度方向に平面部13bより成り他の部分がカム面に
沿った形となっている。これに対し、本実施例のモール
ド凸カム環30におけるパーティングライン33はカム
面31とカム面32の間で階段状に平面部を継ないで成
形されており、この点が図1の実施例1と異なってい
る。
固定側型で成形されたカム面と可動側型で成形されたカ
ム面の間で、カム面のリフト量に沿ってパーティングラ
インを設け、このパーティングラインの角度方向の少な
くとも一部をカム面のリフト量に関係のないリフト量を
持たない平面部としたので、一つのカム面の終端が次の
カム面の始端と同角度位置、あるいは抜きテーパーを考
慮した程度の角度差しかないような場合にでも、上記パ
ーティングラインの平面部を基準にして、それぞれのカ
ム面の加工を行うことにより、カム面同志の間隔差を高
精度に加工できるという効果がある。
外周側から見た展開図。
外周側から見た展開図。
図。
展開図。
Claims (1)
- 【請求項1】 光軸方向の型抜きモールドにより形成さ
れるモールド凸カムの両面がカム面として用いられるモ
ールド凸カム環において、固定側型により形成されるカ
ム面と可動側型により形成されるカム面の間に該カム面
のリフト量に沿ってパーティングラインを設け、このパ
ーティングラインの角度方向の少なくとも一部をカム面
のリフト量に関係のないリフト量を持たない平面部とし
たことを特徴とするモールド凸カム環。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30655892A JP2773586B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | モールド凸カム環 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30655892A JP2773586B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | モールド凸カム環 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130268A JPH06130268A (ja) | 1994-05-13 |
JP2773586B2 true JP2773586B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17958498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30655892A Expired - Lifetime JP2773586B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | モールド凸カム環 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773586B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6714358B2 (en) | 2001-03-01 | 2004-03-30 | Tamron Co., Ltd. | Lens barrel, and cam barrel molding die |
JP2009036874A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Chinontec Kk | カム筒、レンズ鏡筒および光学機器 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4627877B2 (ja) * | 2000-12-27 | 2011-02-09 | 日東光学株式会社 | レンズ駆動構造 |
JPWO2012056653A1 (ja) * | 2010-10-26 | 2014-03-20 | パナソニック株式会社 | レンズユニット |
CN102822713B (zh) | 2010-10-26 | 2014-08-20 | 松下电器产业株式会社 | 透镜单元 |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP30655892A patent/JP2773586B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6714358B2 (en) | 2001-03-01 | 2004-03-30 | Tamron Co., Ltd. | Lens barrel, and cam barrel molding die |
JP2009036874A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Chinontec Kk | カム筒、レンズ鏡筒および光学機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06130268A (ja) | 1994-05-13 |
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