JP2816211B2 - 金型の製造方法 - Google Patents
金型の製造方法Info
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- JP2816211B2 JP2816211B2 JP1340128A JP34012889A JP2816211B2 JP 2816211 B2 JP2816211 B2 JP 2816211B2 JP 1340128 A JP1340128 A JP 1340128A JP 34012889 A JP34012889 A JP 34012889A JP 2816211 B2 JP2816211 B2 JP 2816211B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ダイカスト鋳造や樹脂成形等に用いられる
金型の製造方法に関するものである。
金型の製造方法に関するものである。
<従来の技術及びその問題点> ダイカスト鋳造や樹脂成形等に用いられる金型の内部
に冷却穴を形成する場合、従来では第4図に示すごと
く、キャビティの形状に合わせて複数本の冷却穴を、型
背面2′側からキャビティ表面1に向けて直線的に穴を
明けて形成する方法が主流である。
に冷却穴を形成する場合、従来では第4図に示すごと
く、キャビティの形状に合わせて複数本の冷却穴を、型
背面2′側からキャビティ表面1に向けて直線的に穴を
明けて形成する方法が主流である。
しかし乍ら、この様な加工方法では、キャビティの表
面形状にほぼ沿わせた形状に冷却穴を形成することがで
きないことは勿論のこと、キャビティの形状が複雑で特
に凸部の外径が小径で先細状である場合には穴明け加工
が困難となって適切な冷却穴を形成できない不具合があ
った。
面形状にほぼ沿わせた形状に冷却穴を形成することがで
きないことは勿論のこと、キャビティの形状が複雑で特
に凸部の外径が小径で先細状である場合には穴明け加工
が困難となって適切な冷却穴を形成できない不具合があ
った。
<発明が解決しようとする課題> 本発明はこの様な従来法の不具合に鑑みてなされたも
のであり、複雑な表面形状をしたキャビティを有する金
型にも冷却穴を、キャビティ表面の形状にほぼ沿わせた
状態に自由且つ容易に加工することができる金型の製造
方法を提供せんとするものである。
のであり、複雑な表面形状をしたキャビティを有する金
型にも冷却穴を、キャビティ表面の形状にほぼ沿わせた
状態に自由且つ容易に加工することができる金型の製造
方法を提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> 斯かる目的を達成する本発明の金型の製造方法は、金
型にキャビティを形成した後、該金型をキャビティ側か
ら型背面に向けて複数個に截断分割し、截断分割した分
割型の分割面にキャビティの表面形状にほぼ沿わせて冷
却穴構成溝を形成せしめ、然る後に、前記各分割型を截
断分割する前の状態に溶着連結させる事を特徴としたも
のである。
型にキャビティを形成した後、該金型をキャビティ側か
ら型背面に向けて複数個に截断分割し、截断分割した分
割型の分割面にキャビティの表面形状にほぼ沿わせて冷
却穴構成溝を形成せしめ、然る後に、前記各分割型を截
断分割する前の状態に溶着連結させる事を特徴としたも
のである。
<実施例> 以下、本発明の実施の一例を図面に基づいて説明す
る。
る。
金型Aとしては、じか彫り式金型でも入れ子(嵌込み
型)式金型でも良い。図示実施例にあっては、入れ子型
a1を主型a2に嵌込んだ入れ子式金型を示し、その入れ子
型a1にキャビティ1が形成される。
型)式金型でも良い。図示実施例にあっては、入れ子型
a1を主型a2に嵌込んだ入れ子式金型を示し、その入れ子
型a1にキャビティ1が形成される。
そして、金型A(入れ子型a1)に所望の形状にキャビ
ティ1を形成した後に、その金型A(入れ子型a1)をキ
ャビティ1表面から型背面(主型a2との合せ面)2に向
けて複数個に截断して分割し、截断分割された各分割型
3の分割面4に、キャビティ1の表面形状にほぼ沿わせ
て冷却穴構成溝5を形成する。
ティ1を形成した後に、その金型A(入れ子型a1)をキ
ャビティ1表面から型背面(主型a2との合せ面)2に向
けて複数個に截断して分割し、截断分割された各分割型
3の分割面4に、キャビティ1の表面形状にほぼ沿わせ
て冷却穴構成溝5を形成する。
金型A(入れ子型a1)の分割形態としては、図示例の
ように2分割でも、又は3分割、4分割でも良く、要す
るにキャビティ1表面の形状に沿わせて冷却穴Bを形成
したい個所に対応させて截断分割するものである。
ように2分割でも、又は3分割、4分割でも良く、要す
るにキャビティ1表面の形状に沿わせて冷却穴Bを形成
したい個所に対応させて截断分割するものである。
金型A(入れ子型a1)の冷却穴Bは、分割された各分
割型3の分割面4にキャビティ1の表面形状にほぼ沿わ
せて形成された冷却穴構成溝5でもって構成され、冷却
穴構成溝5は機械加工による切削手段等によって形成さ
れる。
割型3の分割面4にキャビティ1の表面形状にほぼ沿わ
せて形成された冷却穴構成溝5でもって構成され、冷却
穴構成溝5は機械加工による切削手段等によって形成さ
れる。
尚、図中6は、入れ子型a1の冷却穴構成溝5に対応さ
せて主型a2に形成した冷却用貫通穴である。
せて主型a2に形成した冷却用貫通穴である。
而して、金型を製造する場合には、金型A(入れ子型
a1)に予め所望の形状にキャビティ1を形成しておき、
その後に、この金型A(入れ子型a1)をキャビティ1表
面から型背面2に向けて複数個に截断分割する。然る
後、截断分割された分割型3の分割面4に、キャビティ
1の表面形状にほぼ沿わせて冷却穴構成溝5を形成す
る。そして最後に、各分割型3を、截断分割する前の状
態に重ね合わせて互いの分割面4を密着させ、截断分割
した外周部分を溶接やろう付け等の溶着手段により溶着
連結して一体化させる。
a1)に予め所望の形状にキャビティ1を形成しておき、
その後に、この金型A(入れ子型a1)をキャビティ1表
面から型背面2に向けて複数個に截断分割する。然る
後、截断分割された分割型3の分割面4に、キャビティ
1の表面形状にほぼ沿わせて冷却穴構成溝5を形成す
る。そして最後に、各分割型3を、截断分割する前の状
態に重ね合わせて互いの分割面4を密着させ、截断分割
した外周部分を溶接やろう付け等の溶着手段により溶着
連結して一体化させる。
すると、金型A(入れ子型a1)の内部にキャビティ1
の表面形状にほぼ沿った形状の冷却穴Bが形成される。
尚、符号1aは、分割型3を溶接やろう付けした溶着代を
示す。
の表面形状にほぼ沿った形状の冷却穴Bが形成される。
尚、符号1aは、分割型3を溶接やろう付けした溶着代を
示す。
<発明の効果> 本発明に係る金型の製造方法は斯様に、金型にキャビ
ティを形成した後、該金型をキャビティ側から型背面に
向けて複数個に截断分割し、截断分割した分割型の分割
面にキャビティの表面形状にほぼ沿わせて冷却穴構成溝
を形成せしめ、然る後に、前記各分割型を截断分割する
前の状態に溶着連結させるようにしたので、複雑な表面
形状をしたキャビティを有する金型にも冷却穴を、キャ
ビティ表面の形状にほぼ沿わせた状態に高い精度でもっ
て自由に且つ容易に加工することが出来る。
ティを形成した後、該金型をキャビティ側から型背面に
向けて複数個に截断分割し、截断分割した分割型の分割
面にキャビティの表面形状にほぼ沿わせて冷却穴構成溝
を形成せしめ、然る後に、前記各分割型を截断分割する
前の状態に溶着連結させるようにしたので、複雑な表面
形状をしたキャビティを有する金型にも冷却穴を、キャ
ビティ表面の形状にほぼ沿わせた状態に高い精度でもっ
て自由に且つ容易に加工することが出来る。
従って、例えば製品の肉厚部分のように熱容量が多い
部分にあっては当該部分に対応する冷却穴をキャビティ
表面にできる限り接近させた状態で冷却穴を形成し、逆
に肉薄部分のように熱容量が少なくさほど冷却する必要
がない部分にあっては当該部分のキャビティ表面からと
うざけた状態で冷却穴を形成するといったことを自由に
且つ容易に行なうことが可能となる。
部分にあっては当該部分に対応する冷却穴をキャビティ
表面にできる限り接近させた状態で冷却穴を形成し、逆
に肉薄部分のように熱容量が少なくさほど冷却する必要
がない部分にあっては当該部分のキャビティ表面からと
うざけた状態で冷却穴を形成するといったことを自由に
且つ容易に行なうことが可能となる。
しかも、本発明の金型の製造方法によれば、冷却穴構
成溝で構成された冷却穴内に鋼材等からなる金属パイプ
(通称ヒートパイプと称す)を一体的に適合装着させる
ことも容易に可能となる。
成溝で構成された冷却穴内に鋼材等からなる金属パイプ
(通称ヒートパイプと称す)を一体的に適合装着させる
ことも容易に可能となる。
第1図は本発明実施の一例を示す金型の縦断面図、第2
図は各分割型の斜視図、第3図は分割型を溶着連結せし
めた状態を示す斜視図、第4図は従来例を示す縦断面図
である。 図中 A:金型、1:キャビティ 3:分割型、4:分割面 5:冷却穴構成溝、B:冷却穴
図は各分割型の斜視図、第3図は分割型を溶着連結せし
めた状態を示す斜視図、第4図は従来例を示す縦断面図
である。 図中 A:金型、1:キャビティ 3:分割型、4:分割面 5:冷却穴構成溝、B:冷却穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/22 B29C 33/04,45/73
Claims (1)
- 【請求項1】金型にキャビティを形成した後、該金型を
キャビティ側から型背面に向けて複数個に截断分割し、
截断分割した分割型の分割面にキャビティの表面形状に
ほぼ沿わせて冷却穴構成溝を形成せしめ、然る後に、前
記各分割型を裁断分割する前の状態に溶着連結させる事
を特徴とした金型の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1340128A JP2816211B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 金型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1340128A JP2816211B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 金型の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03198966A JPH03198966A (ja) | 1991-08-30 |
JP2816211B2 true JP2816211B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=18333991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1340128A Expired - Fee Related JP2816211B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 金型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816211B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5015431B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2012-08-29 | 日本Iac株式会社 | 成形用金型装置 |
JP2008264809A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Kowa Dennetsu Keiki:Kk | 内部強制冷却金型入子 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6427920A (en) * | 1987-07-24 | 1989-01-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Mold |
JPS6427919A (en) * | 1987-07-24 | 1989-01-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Production of mold |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP1340128A patent/JP2816211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03198966A (ja) | 1991-08-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |