JPS5813431A - ラツク製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば動力舵取装置に用いらｎるラックを塑
性加工によＶ製造する方法に関するものである。

従来、この種のラック製造方法は、例えば第１図に示す
ような上型（１）と下型（２）とにより行なわ牡ている
。すなわち、上型（１）と下型（２）とを相互に接　１
− 離自在に配設し、これらにより素材を挟圧して塑性変形
させ、この素材にラック歯を刻設する。しかして上型（
１）の凹陥部（８）の底部にはラック歯に合致した形状
の歯型（４）が形成さ扛、一方下型（２）には素材の径
に合致した凹陥部（５）が形成さ扛るとともにこの凹陥
部（５）の両側には、上型（１）との当接部（６）より
も低く設定さ扛たバリ発生用乎面部（７）、（γ局；そ
扛ぞれ設けられ、さらにこ扛ら平面部（γ）、（γ）に
逃げ溝（８）　、　（８）が連設さ扛ている。

したがって、下型（２）の凹陥部（５）内に供給された
素材（９）は、上型（１）と下型（２）にプレスさ扛る
と、第２図（ａ）　ｌ　（ｂ）に示すように、その上面
には上記歯型（４）によりラック歯（１０）が塑性加工
さ扛、この塑性加工によフ生じる余肉が上型（１）と上
記平面部（γンとの間に転位しパリ０１）となる。この
パリ０１）は、こ扛を残したまま動力舵取装置内に組込
むことはできないので、次の工程において切削等により
除去さ扛る０ しかしてこのようなパリ０１）を発生させると、その分
だけラック軸の体積が減少することとなるので、予め素
材（９）を若干大径としておかなければならない。した
がってラック歯叫の刻設さ扛ない軸部０２）が相対的に
大径となって重量が大きり逐るのみならず、バリα１）
の分だけ材料が無駄となり経済的にも問題があった。ま
たバリ除去工程を必要とすることから作業能率が悪く、
製造時間の短縮化に一定の限界があった。

本発明は以上の点に鑑み、充分な強度を有する軽量のラ
ックを効率よく製造する方法を提供するもので、上型と
下型の各凹陥部の容積の和を素材の被塑性加工部分の体
積と実質的に同一としてパリを発生させないようにした
ことを特徴としている０ 以下、図示実施例により本発明を説明する。第６図（ａ
）において、上型に）の凹陥部（２１）の幅は上記従来
の上型（１）の凹陥部（８）よりもやや大きく、すなわ
ち素材（９）の直径ＣＤ）よりも大き□く設定さ扛てい
る。

また、下型（財）の凹陥部（転））は、断面略半円形を
呈し、その曲率半径も上記直径（Ｄ）より大径であり、
この凹陥部邸）の両側は上型（財）との当接部に）とな
っている。そしてこｎら両凹陥部（２１１Ｚμｓ）のそ
扛ぞれの容積の和は、素材（９）の被塑性加工部分の体
積と実質的に同一である。したがって、上型（財）と下
型（２２）により素材（９）を挟圧すると、第３図中）
に示すように素材（９）は、その上面にラック歯が刻設
さｎるとともに、その下面が凹陥部−）に沿って塑性加
工さｎて径が若干増大する。すなわち、ラック歯を成形
することにより発生する余肉はこのラック軸自体を大径
化するように転位するので、従来方法のようにパリを生
じることがない。

このような方法によフ製造さｔたラック部に）は塑性力
■工の結果素材（９）より大径、つまり軸部（至）より
大径になる。すなわち、この軸部に）は上記従来の軸部
（１２１よりも小径であり、したがってこのラックは従
来品よりも軽量なものである。しかしてラック部轡は従
来品と同様な形状を呈し、従来品と同様な強度性能番維
持する・ 以上のように、本方法は素材を有効に利用し、ラック歯
を刻設することにより生じる余肉ヲ、実質的に全てラッ
ク部に）に保持させ、このラック部４ｊに）を素材より
も大径としたものである。すなわち、強度性を厳しく要
求されない軸部＠）を小径とし、強度性能の必要なラッ
ク部に）のみを大径としたものである。したがって、従
来品と同様な強度性能を維持しつつ重量を軽減すること
ができる。

また、本方法はパリ除去工程を不要としたものであるか
ら、作業能率が向上し、ラックの製造時間を短縮化する
ことができる。

なお、ラック歯の塑性加工において、使用上差支えない
程度の小ざいバリの発生は許容さｎｌこのようなパリは
、勿論除去さ扛る必要はない０また、本発明方法は、素
材（９）が中実棒である場合だけでなく、中空棒の中に
圧入等により芯棒を挿入したものである場合にも適用で
きることは言う迄もない０ 以上のように本発明によｎば、素材を有効に利用し、軽
量かつ強度の充分なラックを、効率よく製造することが
可能となる０

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のラック製造に用いる上型と下型　５− を示す断面図、第２図（す、（ｂ）は従来方法により製
造されるラックと素材を示す斜視図、第３図（ａ）　。 （ｂ）は本発明の一実施例方法を示す断面図、第４図は
第３図に示す方法により製造さ扛たラックを示す斜視図
である。 （１）、（財）・・上型　　　（２）、（ロ）・・下型
（ａ）　、　（２１１・・上型の凹陥部（６〕、隣）・
・下型の凹陥部 （９）・・素材　　　　　（１０）拳・ラック歯（１１
）・・バリ 特許出願人　自動車機器株式会社 代理人　弁理士　山　崎　宗　秋 同　　　　神　崎　真一部 同　　相用　守 　６−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上型と下型の間に素材を供給し、こ扛ら上型と下型で該
   素材を挟圧することにより塑性加工してラック歯を刻設
   するとともに、こｎら上型と下型の合わせ面にパリを生
   じさせ、しかる後、このパリを除去するラック製造方法
   において、上記上型と下型の各凹陥部の容積の和を、上
   記素材の被塑性加工部分の体積と実質的に同一として、
   上記パリの発生を回避し、パリ除去工程を省略したこと
   を特徴とするラック製造方法。