JP2009048024A - レンズユニット、撮像モジュール、及び光学機器 - Google Patents

レンズユニット、撮像モジュール、及び光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のレンズを有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得るレンズユニット、撮像モジュール、及び光学機器を提供する。
【解決手段】レンズユニット10aには、筒状のレンズホルダー4の内部に複数のレンズが挿入されて設けられている。複数のレンズは互いに当接している。複数のレンズのうちの第1のレンズ1にのみ、レンズホルダー4の内部への挿入方向に向けて狭幅となるテーパー部14が形成されている。レンズホルダー4の内部には、第1のレンズ1にのみ形成されたテーパー部14を嵌合させるテーパー部4cが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばコンパクトデジタルカメラやモバイル用カメラ等の光学機器に用いられるレンズユニット、撮像モジュール、及び光学機器に関するものであり、より詳しくは、複数のレンズとレンズホルダーとを精度良く組み立てるためのレンズ及びレンズホルダーの形状に関するものである。
コンパクトデジタルカメラやモバイル用カメラ等の光学機器に用いられるレンズユニットは、レンズとこのレンズを保持する筒状のレンズホルダーとからなっている。
上記レンズをレンズホルダー内に位置決めする場合、従来、レンズをレンズホルダーに挿入し、レンズホルダーの内面とレンズの外形とを接触させ、それぞれの中心に位置決めしている。また、光軸方向の距離は、レンズに設けた光軸に対して垂直な平面領域とレンズホルダーとを接触させたりして決定している。
例えば、特許文献1には、鏡筒内にレンズを位置決め固定したレンズユニットに関して、鏡筒とレンズとがそれぞれテーパー部を有し、このテーパー部を用いてレンズユニットの組み立てを行うレンズユニットが開示されている。
上記特許文献1に開示されたレンズユニットについて、図9に基づいて詳細に説明する。
図9示すように、レンズユニット100は、レンズ120・130を保持する樹脂からなるレンズホルダーである鏡筒110を有しており、円板状のレンズ130の外周でレンズ120の筒部内周を円周方向外方に押圧するように押し込んだ構成となっている。このように、レンズ120にレンズ130を押圧挿入することにより、より低背化を実現したレンズユニット100を提供している。
また、上記特許文献1のレンズユニット100では、鏡筒110の内周部111をテーパー形状に形成し、レンズ120の外周部121にもテーパー形状のフランジ部122を設けている。ここで、鏡筒110の内周部111とレンズ120のフランジ部122とは、鏡筒110の開口部110aから開口部110bに向かって径が広がるテーパー形状となっている。この構成により、開口部110bからレンズ120・130を挿入し、鏡筒110内に保持する際に、定位置に精度よく挿入、保持することが可能となる。
また、鏡筒110の内周部111と、レンズ120のフランジ部122の外周部121と、レンズ120の筒部123の内周部123aとを粗面として形成する。
この構成により、レンズ120の筒部123の内周部123aにレンズ130を押圧挿入し、鏡筒110の内周部111にレンズ120を押圧挿入したとき、それぞれの接触面が噛み付き状態となって、レンズ120・130を鏡筒110内に安定させて保持することができる。
特開2007−52096号公報(2007年3月1日公開)
しかしながら、上記従来のレンズユニット100では、鏡筒110は複数のレンズ120・130と当接している。この場合、レンズ120・130同士を組み立てるときに、偏芯やチルトが発生した場合において、レンズ120におけるテーパー形状の外周部121で鏡筒110と当接しても、レンズ130と鏡筒110とが当接しないため、結果として、鏡筒110の基準面に対して、レンズ120・130がチルトしていることになる。
一般的に、鏡筒110に設ける基準面は、撮像モジュールを構成する際の基準としているため、基準面に対してレンズ120・130がチルトしている場合には、良好な光学性能を得ることができない。また、チルトしたレンズ130を鏡筒110と当接するように挿入方向に押圧力を加えた場合、レンズ130と鏡筒110とが接触する際にレンズ120とレンズ130との間にも負荷が加わる。この結果、レンズ120・130が変形するため、良好な光学性能を実現することができない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、複数のレンズを有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得るレンズユニット、撮像モジュール、及び光学機器を提供することにある。
本発明のレンズユニットは、上記課題を解決するために、複数のレンズと筒状のレンズホルダーとからなり、上記レンズホルダーの内部に複数のレンズが挿入されて設けられているレンズユニットにおいて、上記複数のレンズは互いに当接していると共に、上記複数のレンズのうちの1つのレンズにのみ、上記レンズホルダーの内部への挿入方向に向けて狭幅となるレンズ側傾斜部が形成されている一方、上記レンズホルダーの内部には、上記1つのレンズにのみ形成されたレンズ側傾斜部を嵌合させるホルダー側傾斜部が形成されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、レンズユニットには、レンズホルダーの内部に複数のレンズが挿入されて設けられている。そして、複数のレンズは互いに当接している。
この結果、相互のレンズに偏芯やチルトが発生した場合、複数のレンズの全てがレンズホルダーの内部に接触していると、レンズをレンズホルダーと当接するように挿入方向に押圧力を加えた場合、レンズとレンズホルダーとが接触する際にレンズ同士の間に負荷が加わる。この結果、相互のレンズが変形するため、良好な光学性能を実現することができない。
そこで、本発明では、複数のレンズのうちの1つのレンズにのみ、レンズホルダーの内部への挿入方向に向けて狭幅となるレンズ側傾斜部が形成されている一方、レンズホルダーの内部には、1つのレンズにのみ形成されたレンズ側傾斜部を嵌合させるホルダー側傾斜部が形成されている。
したがって、レンズホルダーには1つのレンズしか接触しないので、複数のレンズとレンズホルダーとが接触することによりレンズ同士の間に負荷が加わるということがない。
これにより、複数のレンズを有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得るレンズユニットを提供することができる。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズ側傾斜部が形成されているレンズは、光を透過・屈折させるレンズ光学面と、光軸に対して垂直でありかつ前記レンズホルダーの内部への挿入方向に向けて形成された平面領域と、上記レンズ側傾斜部とを少なくとも有すると共に、上記レンズ側傾斜部と上記平面領域との境界は、曲面形状が形成されていることが好ましい。
これにより、レンズにおけるレンズ側傾斜部と平面領域との境界は、曲面形状が形成されているので、レンズをレンズホルダーに挿入するときに、レンズの挿入側先端の角がレンズホルダーに擦れてレンズ及びレンズホルダーの内部を傷付けるということがない。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズ側傾斜部と前記平面領域との境界に形成された曲面形状の曲率半径Rは、レンズ側傾斜部を有するレンズのレンズ厚さをLとすると、
0.05mm≦R≦L
となっていることが好ましい。
これにより、確実に、レンズをレンズホルダーに挿入するときに、レンズの挿入側先端の角がレンズホルダーに擦れてレンズ及びレンズホルダーの内部を傷付けるということがない。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズ側傾斜部が形成されているレンズは、さらに光軸に対して平行な円筒領域とを有すると共に、上記レンズ側傾斜部と上記円筒領域との境界は、曲面形状が形成されていることが好ましい。
これにより、レンズ側傾斜部と円筒領域との境界にも曲面形状が形成されているので、レンズには角部がなくなっている。したがって、レンズをレンズホルダーに挿入する場合に、偏芯して挿入された場合においても、レンズの角がレンズホルダーに擦れてレンズ及びレンズホルダーの内部が傷付けられるということがない。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズ側傾斜部は、平面形状にてなっていると共に、前記ホルダー側傾斜部は、平面形状にてなっていることが好ましい。
これにより、レンズ側傾斜部とホルダー側傾斜部とは、嵌合するように互いに平面形状となっているので、レンズがレンズホルダーに挿入された場合には、レンズとレンズホルダーとの嵌合が固くなり、偏芯がなくなる。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズ側傾斜部は、平面形状にてなっており、かつ前記ホルダー側傾斜部は、平面形状にてなっていると共に、前記レンズ側傾斜部と前記平面領域とのなす角度は、95°〜135°であることが好ましい。
これにより、レンズをレンズホルダーに挿入するときに、過大な押圧力を加えることなく、レンズユニットを組み立てることができる。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズ側傾斜部は、曲面形状にてなっていると共に、前記ホルダー側傾斜部は、平面形状にてなっていることが好ましい。
これにより、レンズをレンズホルダーに挿入するときに、レンズがレンズホルダーに摺動してもレンズホルダーの内部を傷付けることがない。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズホルダーの挿入方向の内部奥には、レンズにおける光を透過・屈折させるレンズ光学面を露出させる第1の開口部を有する絞り部が設けられていることが好ましい。
これにより、レンズホルダーの絞り部における第1の開口部にてレンズにおける光を透過・屈折させるレンズ光学面を露出させることができると共に、レンズ光学面以外のレンズ側傾斜部、及びレンズホルダーのホルダー側傾斜部を見えないように隠すことができる。
また、本発明のレンズユニットでは、前記ホルダー側傾斜部は、前記絞り部とレンズホルダーの内部側面壁との間の交差部に設けられていることが好ましい。
これにより、レンズホルダーの内部への挿入方向の先端側のレンズにおけるレンズ側傾斜部を、レンズホルダーのホルダー側傾斜部に嵌合させることができる。
また、本発明のレンズユニットでは、前記複数のレンズのそれぞれには光軸に対して平行な円筒領域が形成されていると共に、上記各レンズの円筒領域と前記レンズホルダーの内部側面壁との間には、隙間が形成されていることが好ましい。
これにより、複数のレンズのうちの1つのレンズにのみ、レンズホルダーのホルダー側傾斜部がレンズ側傾斜部に接触していると共に、各レンズの円筒領域と前記レンズホルダーの内部側面壁との間は、隙間としている。
したがって、複数のレンズのレンズホルダーへの組み付けが簡単である。
また、本発明のレンズユニットでは、前記複数のレンズのうち前記絞り部に対向するレンズには、絞り部に対向する側に光軸に対して垂直な平面領域が形成されていると共に、上記平面領域と上記絞り部との間には、隙間が形成されていることが好ましい。
したがって、平面領域と絞り部との間にも隙間が形成されているので、さらに、複数のレンズのレンズホルダーへの組み付けが簡単である。
また、本発明のレンズユニットでは、前記隙間の少なくとも一部には接着剤が塗布されていることが好ましい。
これにより、複数のレンズをレンズホルダーに装着した後に、隙間の少なくとも一部に接着剤が塗布されるので、レンズとレンズホルダーとを強固に固定することができる。また、レンズユニットの耐衝撃性を向上させることができる。
また、本発明のレンズユニットでは、前記複数のレンズは、少なくとも3枚のレンズからなっていることが好ましい。
これにより、少なくとも3枚のレンズをレンズホルダーに取り付ける場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得るレンズユニットを提供することができる。
また、本発明の撮像モジュールは、上記課題を解決するために、上記記載のレンズユニットと、撮像素子とを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、複数のレンズを有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得る撮像モジュールを提供することができる。
また、本発明の撮像モジュールでは、前記レンズユニットと前記撮像素子との間に、光学特性を補正する補正レンズが設けられていることが好ましい。
これにより、補正レンズにて、例えば入射角の調整又は色収差等の光学特性を補正することができる。
また、本発明の光学機器は、上記課題を解決するために、上記記載のレンズユニット、又は上記記載の撮像モジュールを搭載していることを特徴としている。
上記の発明によれば、複数のレンズを有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得る光学機器を提供することができる。
本発明のレンズユニットは、以上のように、複数のレンズは互いに当接していると共に、上記複数のレンズのうちの1つのレンズにのみ、レンズホルダーの内部への挿入方向に向けて狭幅となるレンズ側傾斜部が形成されている一方、レンズホルダーの内部には、上記1つのレンズにのみ形成されたレンズ側傾斜部を嵌合させるホルダー側傾斜部が形成されているものである。
また、本発明の撮像モジュールは、以上のように、上記記載のレンズユニットと、撮像素子とを備えているものである。
さらに、本発明の光学機器は、以上のように、上記記載のレンズユニット、又は上記記載の撮像モジュールを搭載しているものである。
それゆえ、複数のレンズを有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得るレンズユニット、撮像モジュール、及び光学機器を提供するという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態のレンズユニット10aの構成について、図1に基づいて説明する。図1は、本実施の形態のレンズユニット10aの構成を示す断面図である。
図1に示すように、レンズユニット10aは、複数のレンズとしての第1のレンズ1と、第2のレンズ2と、第3のレンズ3と、筒状のレンズホルダー4と、有効径外の不要光を遮光する遮光板5・6とを有している。
上記第1のレンズ1と第2のレンズ2とは、互いの光軸が最適な位置(偏芯、チルトが小さくなる位置)になるように固定されていると共に、第2のレンズ2と第3のレンズ3とについても、互いの光軸が最適な位置(偏芯、チルトが小さくなる位置)になるように固定されている。
本実施の形態では、第1のレンズ1と第2のレンズ2との各光学面外の領域に設けられた嵌合部1a・2a同士を嵌合させ、第1のレンズ1と第2のレンズ2との間の偏芯、チルト調整を行っている。また、同様に、第2のレンズ2と第3のレンズ3との各光学面外の領域に設けられた嵌合部2b・3a同士を嵌合させ、第2のレンズ2と第3のレンズ3との間の偏芯、チルト調整を行っている。なお、各レンズ間の調整は、嵌合部1a・2a同士及び嵌合部2b・3a同士の嵌合以外に解像度を観測しながら調整する方法を採用してもよい。
上記遮光板5は、第1のレンズ1と第2のレンズ2との間に挿入され、それぞれのレンズ表面等の反射により発生する不要光を他のレンズに入射しない位置に配置されている。
上記遮光板6は、第2のレンズ2と第3のレンズ3との間に配置され、遮光板5と同様に、不要光が他のレンズに入射しない位置に配置されている。
上記レンズホルダー4には、第1の開口部4aを有する絞り部4dと、第2の開口部4bと、ホルダー側傾斜部としてのテーパー部4cとが形成されている。この第1の開口部4aは、第2の開口部4bよりも小さい。また、第1の開口部4aは、絞りを兼ねていても良い。テーパー部14は、平面形状であり、後述する第1のレンズ1のテーパー部14の平面形状と一致する形状である。ここで、第2の開口部4bは、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3が挿入される側(入り口側)を示している。
また、テーパー部14を有する第1のレンズ1とレンズホルダー4の内面との間では、テーパー部14以外では、接しない構造とし、隙間としてのクリアランス7aが設けられている。さらに、テーパー形状を有しない第2のレンズ2及び第3のレンズ3は、第2のレンズ2及び第3のレンズ3同士が接触する箇所以外は、レンズホルダー4と第2のレンズ2及び第3のレンズ3との間に隙間としてのクリアランス7bが設けられている。
上記第1のレンズ1とレンズホルダー4との間に設けられたクリアランス7aには接着剤を塗布して、これら第1のレンズ1とレンズホルダー4との接着固定を行っても良い。接着剤は、例えば紫外線硬化接着剤や熱硬化接着剤の使用が考えられる。これにより、レンズユニット10aの耐衝撃性を向上させることができる。
さらに、レンズホルダー4に、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3を挿入した後、第2の開口部4b側の近いレンズ(本実施の形態では、第3のレンズ3)とレンズホルダー4とを接着しても良い。また、接着時にレンズ後方に有効径外の光を遮光する図示しない遮光板を介して、この遮光板とレンズホルダー4とを接着しても良い。
また、レンズホルダー4のテーパー部4cと、第1のレンズ1のテーパー部14とを粗面として形成しても良い。ただし、第1のレンズ1がガラス製である場合は第1のレンズ1に粗面を形成し難いため、レンズホルダー4のテーパー部4cにのみ粗面を形成してもよい。この構成により、レンズホルダー4の内部に第1のレンズ1を押圧挿入したとき、それぞれの接触面が噛み付き状態となって、第1のレンズ1をレンズホルダー4内に安定させて保持することができる。
次に、第1のレンズ1の構成について、図2(a)(b)(c)に基づいて詳細に説明する。図2(a)は第1のレンズ1の構成を示す断面図であり、図2(b)は第1のレンズ1の端部形状を示す要部拡大断面図である。図2(c)は第1のレンズ1の他の端部形状を示す要部拡大断面図である。
図2(a)に示すように、第1のレンズ1は、上記第1の開口部4aを通過した光を透過及び屈折させるためのレンズ光学面11と、光軸8に対して垂直な平面領域12と、レンズ外周部に設けられ、かつ光軸8に対して平行な円筒領域としての円筒面13と、例えば、レンズ外周部に設けられ、かつレンズ側傾斜部としてのテーパー部14とを有している。
本実施の形態では、前述したように、テーパー部14は平面形状となっていると共に、この平面形状はレンズホルダー4のテーパー部4cと嵌合するように、同じ平面形状となっている。ただし、必ずしもこれに限らず、例えば、図2(c)に示すように、レンズホルダー4のテーパー部4cを平面形状とする一方、第1のレンズ1については、曲面形状のレンズ側傾斜部としてのテーパー部14aとすることも可能である。
また、図2(b)に示すように、光軸8に対して垂直な平面領域12とテーパー部14との境界には、例えば、曲面15を形成することが可能である。さらに、光軸8に対して平行な円筒面13とテーパー部14との境界にも、曲面16を形成することが可能である。
ここで、平面形状のテーパー部14の傾斜角度について、図3(a)〜(d)に基づいて説明する。図3(a)〜(d)は、テーパー部14の角度θをレンズユニット10aの組み立て性との関係において示す断面図である。
すなわち、図3(a)は、一般的なレンズユニットの組み立てに用いられる形状を示しており、テーパー部14を有しない構造となっている。図3(b)〜(d)は、光軸8に対して垂直な平面領域12とテーパー部14とのなす角度θが、それぞれ、95度、135度、150度の状態を示している。一般的なこととして、第1のレンズ1等のレンズをレンズホルダー4に挿入する場合、第1のレンズ1の像面側におけるレンズ光学面11以外の領域に押圧を加え、レンズホルダー4に対して、所望に位置に配置されるように調整される。
図3(a)に示すテーパー部14のない構造及び角度θが95度未満では、第1のレンズ1をレンズホルダー4に組み込む場合、レンズホルダー4の外形と第1のレンズ1の外形との嵌合によって組み込まれる。このため、レンズホルダー4と第1のレンズ1との加工精度の違いにより、光軸8に対して垂直な方向に誤差が生じ易い。また、レンズホルダー4と第1のレンズ1との嵌合公差によっては(例えば、レンズ外形が、レンズホルダー4の内径よりも大きい場合)、挿入する押圧が過大になり過ぎ、第1のレンズ1を変形させる可能性がある。
一方、本実施の形態においては、第1のレンズ1に直線的なテーパー部14を設けることにより、レンズユニット10aの組み立て性を改善している。図3(b)は、上記光軸8に対して垂直な平面領域12とテーパー部14とのなす角度θが95度の場合を示している。この場合、光軸8に対して平行な方向への挿入押圧力に対して、テーパー部14と平行な方向に90%程度の圧力が印加される。一方、テーパー部14と垂直な方向に印加される力は、テーパー部14と平行な方向の力に対して小さい。この結果、レンズホルダー4に第1のレンズ1を容易に挿入することが可能となる。さらに、第1のレンズ1は、テーパー形状を有しているため、嵌合公差により、無理に第1のレンズ1を挿入することが無い。したがって、過大な押圧を加えることなく、所望の位置に配置することができるので、レンズ変形の発生を抑制することができる。さらに、第1の開口部4aに対しても精度良く第1のレンズ1を配置することが可能であるため、良好な光学性能を有するレンズユニット10aの組み立てが可能となる。
次に、図3(c)は、光軸8に対して垂直な平面領域12とテーパー部14とのなす角度θが、135度の場合を示している。この状態においても、光軸8に対して平行な方向への挿入押圧力に対して、テーパー部14とは平行な方向に50%程度の力が印加されるため、容易に第1のレンズ1をレンズホルダー4に挿入することが可能となる。
一方、図3(d)は、光軸8に対して垂直な平面領域12とテーパー部14とのなす角度θが、150度の場合を示している。この場合、テーパー部14と平行な方向に35%程度の挿入押圧力しか印加されず、テーパー部14と垂直な方向に65%程度加わるため、第1のレンズ1における挿入時の圧力ロスが大きくなる。その結果、所望の位置に配設する過程で、レンズホルダー4に加えられる押圧力が大きくなる。この結果、レンズホルダー4の変形が発生し、第1のレンズ1が発生したり芯ズレが発生したりするため、良好な光学性能を有するレンズユニット10aの組み立てが困難となる。これは、光軸8に対して垂直な平面領域12とテーパー部14とのなす角度θが135度を超えると、テーパー部14と平行な方向に対して、テーパー部14と垂直な方向に加わる力が大きくなるためである。したがって、光軸8に対して垂直な平面領域12とテーパー部14とのなす角度θが、135度以下であることが望ましい。
以上の理由から、好ましくは、テーパー部14と光軸8に対して垂直な平面領域12とのなす角度θは、95度から135度の範囲であるレンズユニット10aを組み立てることにより、レンズ変形のない良好な光学性能を有するレンズユニット10aを提供することが可能となる。
また、本実施の形態では、図2(b)に示すように、テーパー部14と上記光軸8に対して垂直な平面領域12との境界には曲面15が設けられると共に、テーパー部14と光軸8に対して平行な円筒面13との境界には曲面16が設けられている。
この理由は、レンズホルダー4に第1のレンズ1が挿入される際に光軸8に対してチルトをもって挿入された場合、テーパー部14と光軸8に対して垂直な平面領域12及び光軸8に対して平行な曲面16が、レンズホルダー4の内面に接触し、レンズホルダー4の内面部に傷によるバリが発生する。これに対して、曲面15及び曲面16を設けることによってバリの発生を抑制することができる。さらに、境界がエッジ形状である場合、挿入時の押圧力が先端に集中するため、特にチルトが発生する場合に、挿入時の押圧力を増加する必要がある。しかし、挿入時の押圧力を増加させた場合、第1のレンズ1及びレンズホルダー4を変形させる可能性あるため、境界を曲面形状にすることにより、チルトが発生した際の挿入時の押圧を低下させることができ、レンズユニット10aの作製時に第1のレンズ1及びレンズホルダー4を変形させることはない。さらに、第1のレンズ1及びレンズホルダー4の変形を抑えることにより、第1のレンズ1の光学性能を低下させないため、撮像モジュールに搭載した場合においても、良好な画像を得ることが可能となる。
ここで、図2(b)に示すように、レンズ厚さLを第1のレンズ1の最外周部の厚さとした場合、境界に設けた曲面15及び曲面16の曲率半径Rは、
0.05mm≦R≦レンズ厚さL
の範囲であることが望ましい。この理由は、曲面15及び曲面16の曲率半径Rがレンズ厚さLよりも大きい場合、テーパー部14の領域が減少するため、レンズホルダー4との位置決め精度の低下に繋がる。一方、第1のレンズ1を成型する場合にレンズ金型を作製する場合、曲率半径Rを0.05mm以上にすることにより、精度良くテーパー部14を設けることが可能となる。なお、曲面15及び曲面16の曲率半径Rは、必ずしも同じにする必要はなく、互いに異なる値でもよい。また、本発明では、少なくとも曲面15の曲率半径Rが上記関係にあれば足りる。
以上のように、第1のレンズ1をレンズホルダー4に挿入する際の押圧力の管理とテーパー部14を用いた第1のレンズ1の位置決め精度とを両立させるために上述の範囲の曲面15及び曲面16を設ける。これによって、レンズホルダー4に対する位置決め精度が向上し、さらに、第1のレンズ1をレンズホルダー4へ挿入するときの押圧力を増加させることなく、レンズユニット10aを組み立てることができる。したがって、光学性能が良好なレンズユニット10aを提供することができる。
さらに、本実施の形態のレンズユニット10aを後述するカメラモジュールに搭載する場合においては、カメラモジュールの撮像面とレンズユニット10aの光軸8と平行な方向への距離とを調整するため、光軸8に対して平行な方向への調整精度は必要ない。したがって、テーパー部14のみ、第1のレンズ1とレンズホルダー4とを当接させて組み立てることにより、光軸8と平行な方向への位置決め部材を設ける必要がない。
この結果、レンズホルダー4を成型する金型の構造を簡略化することができ、レンズユニット10aの低コスト化を図ることが可能となる。
このように、本実施の形態のレンズユニット10aでは、レンズホルダー4の内部に複数の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3が挿入されて設けられている。そして、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3は互いに当接している。
この結果、相互の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3に偏芯やチルトが発生した場合、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3の全てがレンズホルダー4の内部に接触していると、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3をレンズホルダー4と当接するように挿入方向に押圧力を加えた場合、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3とレンズホルダー4とが接触する際に第1のレンズ1及び第2のレンズ2の間、並びに第2のレンズ2及び第3のレンズ3の間に負荷が加わる。この結果、相互の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3が変形するため、良好な光学性能を実現することができない。
そこで、本実施の形態では、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3のうちの1つの第1のレンズ1にのみ、レンズホルダー4の内部への挿入方向に向けて狭幅となるテーパー部14が形成されている一方、レンズホルダー4の内部には、1つの第1のレンズ1にのみ形成されたテーパー部14を嵌合させるテーパー部4cが形成されている。
したがって、レンズホルダー4には1つの第1のレンズ1しか接触しないので、複数の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3とレンズホルダー4とが接触することによりレンズ同士の間に負荷が加わるということがない。
これにより、複数の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3を有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得るレンズユニット10aを提供することができる。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、テーパー部14が形成されている第1のレンズ1は、光を透過・屈折させるレンズ光学面11と、光軸8に対して垂直でありかつレンズホルダー4の内部への挿入方向に向けて形成された平面領域12と、テーパー部14とを少なくとも有すると共に、テーパー部14と平面領域12との境界は、曲面形状の曲面15にて形成されている。
これにより、第1のレンズ1をレンズホルダー4に挿入するときに、第1のレンズ1の挿入側先端の角がレンズホルダー4に擦れて第1のレンズ1及びレンズホルダー4の内部を傷付けるということがない。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、テーパー部14と平面領域12との境界に形成された曲面形状の曲面15における曲率半径Rは、テーパー部14を有する第1のレンズ1のレンズ厚さをLとすると、
0.05mm≦R≦L
となっていることが好ましい。
これにより、確実に、第1のレンズ1をレンズホルダー4に挿入するときに、第1のレンズ1の挿入側先端の角がレンズホルダー4に擦れて第1のレンズ1及びレンズホルダー4の内部を傷付けるということがない。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、テーパー部14が形成されている第1のレンズ1は、さらに、光軸8に対して平行な円筒面13とを有すると共に、テーパー部14と円筒面13との境界は、曲面形状の曲面16にて形成されている。これにより、第1のレンズ1には角部がなくなっている。したがって、第1のレンズ1をレンズホルダー4に挿入する場合に、偏芯して挿入された場合においても、第1のレンズ1の角がレンズホルダー4に擦れて第1のレンズ1及びレンズホルダー4の内部が傷付けられるということがない。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、テーパー部14は、平面形状にてなっていると共に、テーパー部4cは、平面形状にてなっていることが好ましい。
これにより、テーパー部14とテーパー部4cとは、嵌合するように互いに平面形状となっているので、第1のレンズ1がレンズホルダー4に挿入された場合には、第1のレンズ1とレンズホルダー4との嵌合が固くなり、偏芯がなくなる。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、テーパー部14は、平面形状にてなっており、かつテーパー部4cは、平面形状にてなっていると共に、テーパー部14と平面領域12とのなす角度は、95°〜135°であることが好ましい。
これにより、第1のレンズ1をレンズホルダー4に挿入するときに、過大な押圧力を加えることなく、レンズユニット10aを組み立てることができる。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、テーパー部14aは、曲面形状にてなっていると共に、テーパー部4cは、平面形状にてなっているとすることができる。
これにより、第1のレンズ1をレンズホルダー4に挿入するときに、第1のレンズ1がレンズホルダー4に摺動してもレンズホルダー4の内部を傷付けることがない。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、レンズホルダー4の挿入方向の内部奥には、第1のレンズ1における光を透過・屈折させるレンズ光学面11を露出させる第1の開口部4aを有する絞り部4dが設けられていることが好ましい。
これにより、レンズホルダー4の絞り部4dにおける第1の開口部4aにて第1のレンズ1における光を透過・屈折させるレンズ光学面を露出させることができると共に、レンズ光学面以外のテーパー部14a、及びレンズホルダー4のテーパー部4cを見えないように隠すことができる。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、テーパー部4cは、絞り部4dとレンズホルダー4の内部側面壁4eとの間の交差部に設けられていることが好ましい。
これにより、レンズホルダー4の内部への挿入方向の先端側の第1のレンズ1におけるテーパー部14を、レンズホルダー4のテーパー部4cに嵌合させることができる。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3のそれぞれには光軸8に対して平行な円筒領域が形成されていると共に、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3の円筒領域とレンズホルダー4の内部側面壁4eとの間には、クリアランス7bが形成されている。これにより、複数のレンズのうちの1つの第1のレンズ1にのみ、レンズホルダー4のテーパー部4cがテーパー部14に接触していると共に、各第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3の円筒領域とレンズホルダー4の内部側面壁4eとの間は、隙間としている。したがって、複数の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3のレンズホルダー4への組み付けが簡単である。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、複数のレンズのうち絞り部4dに対向する第1のレンズ1には、絞り部4dに対向する側に光軸8に対して垂直な平面領域12が形成されていると共に、平面領域12と絞り部4dとの間には、クリアランス7aが形成されている。
したがって、平面領域12と絞り部4dとの間にもクリアランス7aが形成されているので、さらに、複数の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3のレンズホルダー4への組み付けが簡単である。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、クリアランス7a・7bの少なくとも一部には接着剤が塗布されていることが好ましい。
これにより、複数の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3をレンズホルダー4に装着した後に、クリアランス7a・7bの少なくとも一部に接着剤が塗布されるので、第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3とレンズホルダー4とを強固に固定することができる。また、レンズユニット10aの耐衝撃性を向上させることができる。
また、本実施の形態のレンズユニット10aでは、前記複数のレンズは、少なくとも3枚の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3からなっていることが好ましい。
これにより、少なくとも3枚の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3をレンズホルダー4に取り付ける場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得るレンズユニット10aを提供することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態のレンズユニット10bは、図4に示すように、前記実施の形態1のレンズユニット10aの構成に加えて、レンズホルダー4にレンズ保持部41が追加されている点で異なっている。
すなわち、本実施の形態では、レンズホルダー4に設けられたレンズ保持部41が、第1のレンズ1における、光軸8に対して垂直な平面領域12に接している。第1のレンズ1の形状は、実施の形態1と同様である。
上記構成のレンズホルダー4の詳細について説明する。
レンズホルダー4には、第1の開口部4aを有する絞り部4dと、第2の開口部4bと、テーパー部4cと、レンズ保持部41とが設けられている。第1の開口部4aは、絞りを兼ねていても良い。テーパー部4cは、前述した第1のレンズ1のテーパー部14の形状と一致する形状である。
本実施の形態では、テーパー部14を有する第1のレンズ1とレンズホルダー4の内面とは、第1のレンズ1の平面領域12とレンズホルダー4のレンズ保持部41とで接する構造となっている。これにより、落下衝撃が加わった際、レンズ保持部41により、第1のレンズ1は保持されているため、第1のレンズ1が光軸8に対して平行な方向へ移動することなく、良好な光学性能を有するレンズユニット10bを提供することが可能となる。
また、レンズ保持部41の内外周には、それぞれ隙間としてのクリアランス7a・7aを設け、その部分では、第1のレンズ1とレンズホルダー4とは接していない。さらに、テーパー形状を有しない第2のレンズ2及び第3のレンズ3は、レンズ同士が接触する箇所以外は、レンズホルダー4とレンズ間に隙間としてのクリアランス7bが設けられている。
なお、第1のレンズ1とレンズホルダー4とは、クリアランス7a・7aに図示しない接着剤を塗布し接着固定を行っても良い。これにより、レンズユニット10bの耐衝撃性を向上させることができる。さらに、レンズホルダー4に第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3を挿入した後に、第2の開口部4b側に近いレンズ(本実施の形態では、第3のレンズ3)とレンズホルダー4とを接着しても良い。また、接着時に、第3のレンズ3の後方に有効径外の光を遮光する図示しない遮光板を介して、その遮光板とレンズホルダー4とを接着しても良い。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1及び実施の形態2と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1及び実施の形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1のレンズユニット10aでは、図1に示すように、第1のレンズ1とレンズホルダー4とがテーパー部4cで接しているのに対して、本実施の形態のレンズユニット10cでは、第2のレンズ2がレンズ側傾斜部としてのテーパー部51を有し、レンズホルダー4のホルダー側傾斜部としてのテーパー部4cにて接している点で異なっている。なお、第1のレンズ1には、テーパー部14は存在せず、円筒面13のみが存在している。
本実施の形態のレンズホルダー4の詳細について、図5に基づいて説明する。
上記レンズホルダー4には、第1の開口部4aを有する絞り部4dと、第2の開口部4bと、テーパー部4cとが設けられている。第1の開口部4aは、絞りを兼ねていても良い。テーパー部4cは、第2のレンズ2のテーパー部51の形状と一致する形状である。
上記テーパー部51を有する第2のレンズ2とレンズホルダー4の内面とは、レンズホルダー4のテーパー部4cにて接する構造となっている。ここで、第2のレンズ2のテーパー部51におけるテーパー部形状は、実施の形態1の第1のレンズ1のテーパー形状と同様である。
第2のレンズ2における光を透過及び屈折させるレンズ光学面52は、第1のレンズ1とは異なっており、光学性能が得られるように最適設計がなされている。テーパー形状を有さない第1のレンズ1及び第3のレンズ3は、レンズ同士が接触する箇所以外は、レンズホルダー4とレンズとの間に隙間としてのクリアランス7a・7bが設けられている。実施の形態2と同様、クリアランス7aに前記レンズ保持部41が設けられていてもよい。
第1のレンズ1とレンズホルダー4とは、クリアランス7aに図示しない接着剤を塗布して接着固定を行っても良い。これにより、レンズユニット10cの耐衝撃性を向上させることができる。さらに、レンズホルダー4の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3を挿入した後に、第2の開口部4b側の近いレンズ(本実施の形態では、第3のレンズ3)とレンズホルダー4とを接着しても良い。また、接着時に第3のレンズ3後方に有効径外の光を遮光する図示しない遮光板を介して、その遮光板とレンズホルダー4とを接着しても良い。
また、本実施の形態では、第2のレンズ2がテーパー部51を有しているが、必ずしもこれに限らず、第3のレンズ3以降のレンズがテーパー部を有してもよい。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜実施の形態3と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜実施の形態3の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1のレンズユニット10aが、図1に示すように、第1のレンズ1とレンズホルダー4とがテーパー部4cにて接しているのに対して、本実施の形態のレンズユニット10dでは、図6に示すように、第3のレンズ3が、レンズ側傾斜部としてのテーパー部61を有し、レンズホルダー4のホルダー側傾斜部としてのテーパー部4cにて接している点で異なっている。
本実施の形態のレンズホルダー4の詳細について、図6に基づいて説明する。
レンズホルダー4には、第1の開口部4aと第2の開口部4bとテーパー部4cとが設けられている。テーパー部4cは、第3のレンズ3のテーパー部61の形状と一致する形状である。
テーパー部61を有する第3のレンズ3とレンズホルダー4の内面とは、テーパー部4cにて接する構造となっている。ここで、第3のレンズ3のテーパー部61におけるテーパー部形状は、実施の形態1における第1のレンズ1のテーパー部14のテーパー形状と同様である。第3のレンズ3における光を透過、屈折させるレンズ光学面62は、第1のレンズとは異なっており、光学性能が得られるように最適設計がなされている。
テーパー形状を有さない第1のレンズ1及び第2のレンズ2は、レンズ同士が接触する箇所以外は、レンズホルダー4とレンズとの間に隙間としてのクリアランス7b・7bが設けられている。
また、レンズユニット10dでは、第1のレンズ1の外部側に、絞りの機能を有した絞り部としての遮光部材63を有し、この遮光部材63は、レンズホルダー4と接着固定されている。遮光部材63には、第1の開口部としての開口部63aを有している。
なお、レンズホルダー4に第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3を挿入した後、第2の開口部4b側に近いレンズ(本実施の形態では、第3のレンズ3)とレンズホルダー4とを接着しても良い。また、接着時に、第3のレンズ3の後方に有効径外の光を遮光する図示しない遮光板を介して、この遮光板とレンズホルダー4とを接着しても良い。
また、本実施の形態は、第3のレンズ3がレンズホルダー4と接しているが、必ずしもこれに限らず、撮像モジュールを構成した際、撮像素子に最も近いレンズがテーパー部を有していれば良い。
〔実施の形態5〕
本発明のさらに他の実施の形態について図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜実施の形態4と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜実施の形態4の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、前記レンズユニット10aを用いた撮像モジュール70について、説明する。なお、必ずしもこれに限らず、本実施の形態の撮像モジュール70は、前記レンズユニット10b〜10dに適用することも可能である。
上記撮像モジュール70は、レンズユニット10aと、鏡筒71と、センサー72とからなっている。
上記レンズユニット10aと鏡筒71とは、ネジ歯合部4fで歯合され、光軸8に対して平行な方向に調整可能な構成である。
上記センサー72は、IRカットフィルター72aと、撮像素子72bと、これらIRカットフィルター72a及び撮像素子72bをそれぞれ保持するベース部72cとからなっている。IRカットフィルター72aは、赤外光の波長を遮断するためのフィルターである。撮像素子72bには、受光部として、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーやCMOSイメージセンサーが搭載されている。
また、鏡筒71は、センサー72に接着固定されている。
レンズユニット10aは、撮像素子72bに対して結像する位置に調整された後、鏡筒71に固定されている。
上記センサー72では、被写体の像は、レンズユニット10aを介して、撮像素子72b上の図示しない受光部に結像する。結像した像は、受光部で光電変換され、電気信号として出力され、後段のDSP(Digital Signal Processor)等で画像に変換される。
本実施の形態の撮像モジュール70においては、第1のレンズ1とレンズホルダー4とを、レンズ側傾斜部としてのテーパー部14及びホルダー側傾斜部としてのテーパー部4cにより嵌合させたレンズユニット10aを用いているため、レンズホルダー4における前記第1の開口部4aの中心と第1のレンズ1のレンズ中心との位置が精度良く組み立てられる。
また、一般的な射出成型で加工されたレンズホルダー4は、前記第1の開口部4a及び第2の開口部4bとホルダー外形とが精度良く作製可能であるため、レンズ中心とレンズホルダー4の外形のいずれもが精度が良いことは明らかである。したがって、撮像モジュール70を組み立てる場合においても、撮像素子72bの中心とレンズ中心との位置関係を調整する組み立て方法を採用した場合に、レンズユニット10aが精度良く組み立てられる。この結果、鏡筒71とセンサー72とが接触している箇所の内径側に設けられた、IRカットフィルター72aとの間の組み立てマージンを低減することが可能であるため、撮像モジュール70として、小型化を実現することが可能となる。
さらに、鏡筒71とセンサー72との間に位置決め用の部材を追加することにより、光軸8に対して垂直方向に調整を行うことがない。このため、組み立て工程にかかる時間を短縮することができ、低コストの撮像モジュール70を実現できる。
また、鏡筒71の開口部と撮像素子72bとに対して、画像処理を用いてそれぞれの中心位置検出を行うことにより中心位置同士の位置合わせを行う調整方法を採用することが可能である。この場合、レンズホルダー4の外形に対して、レンズ中心が精度良く組み立てられているため、鏡筒71の開口部中心と撮像素子72bの中心位置とを合わせる調整を行い、接着固定した後、レンズホルダー4における光軸8に対して平行な方向の位置調整を行うことにより、良好な解像度を得ることができる撮像モジュール70を構成することができる。
この結果、撮像モジュール70の組み立て工程を簡略化することができるため、低コストの撮像モジュール70を提供することができる。
さらに、レンズ中心とレンズホルダー4の外形とを精度良く位置決めされた本実施の形態のレンズユニット10aは、レンズホルダー4とセンサー72との組み立て調整範囲を考慮に入れたクリアランスを小さくすることが可能である。このため、撮像モジュール70の小型化が可能となる。
このように、本実施の形態の撮像モジュール70は、上記のレンズユニット10a・10b・10c・10dと、撮像素子72bとを備えている。これにより、複数の第1のレンズ1、第2のレンズ2及び第3のレンズ3を有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得る撮像モジュール70を提供することができる。
〔実施の形態6〕
本発明のさらに他の実施の形態について図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜実施の形態5と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜実施の形態5の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の撮像モジュール80は、図8に示すように、前記実施の形態5の撮像モジュール70に対して、センサー72のIRカットフィルター72a上に補正レンズとしての第4のレンズ81が設けられている点で実施の形態5と異なっている。
上記IRカットフィルター72a上の設けられた第4のレンズ81について説明する。
第4のレンズ81は、例えば、センサー72に入射する入射角を補正する目的で形成されている。一般的に、センサー72内の撮像素子72bは、入射角に対して光量に依存性があるため、入射角を仕様値の範囲内にする必要がある。仕様値の範囲外のときには、入射光量が低下するため、撮影した画像は暗くなる。この入射光量の低下を避けるために、第4のレンズ81が設けられている。また、第4のレンズ81は、入射光量を補正する以外に、レンズユニット10aの光学的な収差を補正する機能を有していてもよい。
この第4のレンズ81が設けられたセンサー72は、レンズユニット10aとの調整位置精度が要求される。本実施の形態の撮像モジュール80においては、前記実施の形態と同様の組み立て方法を採用することによって、レンズが形成されたセンサー72を用いた撮像モジュールにおいても、精度良く組み立てを行うことができ、さらに組み立て工程にかかる時間を短縮することができるため、小型、低コストの撮像モジュール80を提供することが可能となる。
以上の撮像モジュール80は、携帯電話用のカメラやコンパクトデジタルカメラ等の撮像機器に搭載することによって、良好な光学性能を有し、さらに低コストの撮像機器を提供することが可能となる。
なお、本実施の形態においても、撮像モジュール80は、前記レンズユニット10b〜10dに適用することが可能である。
このように、本実施の形態の撮像モジュール80では、上記記載のいずれかのレンズユニット10a・10b・10c・10dと撮像素子72bとの間に、光学特性を補正する第4のレンズ81が設けられている。これにより、第4のレンズ81にて、例えば入射角の調整又は色収差等の光学特性を補正することができる。
また、本実施の形態のコンパクトデジタルカメラやモバイル用カメラ等の光学機器は、上記記載のいずれかのレンズユニット10a・10b・10c・10d、又は上記記載の撮像モジュール80を搭載している。
このため、複数のレンズを有する場合に、レンズ同士の変形を生じることなく、良好な光学性能及び組み立て精度を実現し得る光学機器を提供することができる。
本発明は、複数のレンズと筒状のレンズホルダーとを有するレンズユニット、及びこのレンズユニットに撮像素子を組み込んだ撮像モジュール、並びにその撮像モジュールを搭載した例えばコンパクトデジタルカメラやモバイル用カメラ等の光学機器に利用することができる。
本発明におけるレンズユニットの実施の一形態を示す断面図である。 (a)は上記レンズユニットにおける第1のレンズの構成を示す断面図であり、(b)は上記第1のレンズにおける端部形状を拡大して示す要部拡大断面図であり、(c)は上記第1のレンズにおける他の端部形状を拡大して示す要部拡大断面図である。 (a)はテーパー部を有しない第1のレンズを備えたレンズユニットの構成を示す断面図であり、(b)は光軸に対して垂直な平面とテーパー部とのなす角度が95度となっている第1のレンズを備えたレンズユニットの構成を示す断面図であり、(c)は光軸に対して垂直な平面とテーパー部とのなす角度が135度となっている第1のレンズを備えたレンズユニットの構成を示す断面図であり、(d)は光軸に対して垂直な平面とテーパー部とのなす角度が150度となっている第1のレンズを備えたレンズユニットの構成を示す断面図である。 本発明におけるレンズユニットの他の実施の形態を示す断面図である。 本発明におけるレンズユニットのさらに他の実施の形態を示す断面図である。 本発明におけるレンズユニットのさらに他の実施の形態を示す断面図である。 本発明における撮像モジュールの実施の形態を示す断面図である。 本発明における撮像モジュールの他の実施の形態を示す断面図である。 従来のレンズユニットの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 第1のレンズ(レンズ)
1a 嵌合部
2 第2のレンズ(レンズ)
2a 嵌合部
2b 嵌合部
3 第3のレンズ(レンズ)
3a 嵌合部
4 レンズホルダー
4a 第1の開口部
4b 第2の開口部
4c テーパー部(ホルダー側傾斜部)
4d 絞り部
4e 内部側面壁
4f ネジ歯合部
7a クリアランス(隙間)
7a・7a クリアランス(隙間)
7b クリアランス(隙間)
8 光軸
10a レンズユニット
10b レンズユニット
10c レンズユニット
10d レンズユニット
11 レンズ光学面
12 平面領域
13 円筒面(円筒領域)
14 テーパー部(レンズ側傾斜部)
14a テーパー部(レンズ側傾斜部)
15・16 曲面
41 レンズ保持部
51 テーパー部(レンズ側傾斜部)
52 レンズ光学面
61 テーパー部(レンズ側傾斜部)
62 レンズ光学面
63 遮光部材(絞り部)
63a 開口部(第1の開口部)
70 撮像モジュール
71 鏡筒
72 センサー
72a IRカットフィルター
72b 撮像素子
72c ベース部
80 撮像モジュール
81 第4のレンズ(補正レンズ)
L レンズ厚さ
R 曲率半径
θ 角度

Claims (16)

  1. 複数のレンズと筒状のレンズホルダーとからなり、上記レンズホルダーの内部に複数のレンズが挿入されて設けられているレンズユニットにおいて、
    上記複数のレンズは互いに当接していると共に、
    上記複数のレンズのうちの1つのレンズにのみ、上記レンズホルダーの内部への挿入方向に向けて狭幅となるレンズ側傾斜部が形成されている一方、上記レンズホルダーの内部には、上記1つのレンズにのみ形成されたレンズ側傾斜部を嵌合させるホルダー側傾斜部が形成されていることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記レンズ側傾斜部が形成されているレンズは、光を透過・屈折させるレンズ光学面と、光軸に対して垂直でありかつ前記レンズホルダーの内部への挿入方向に向けて形成された平面領域と、上記レンズ側傾斜部とを少なくとも有すると共に、
    上記レンズ側傾斜部と上記平面領域との境界は、曲面形状が形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズユニット。
  3. 前記レンズ側傾斜部と前記平面領域との境界に形成された曲面形状の曲率半径Rは、レンズ側傾斜部を有するレンズのレンズ厚さをLとすると、
    0.05mm≦R≦L
    となっていることを特徴とする請求項2記載のレンズユニット。
  4. 前記レンズ側傾斜部が形成されているレンズは、さらに光軸に対して平行な円筒領域とを有すると共に、
    上記レンズ側傾斜部と上記円筒領域との境界は、曲面形状が形成されていることを特徴とする請求項2記載のレンズユニット。
  5. 前記レンズ側傾斜部は、平面形状にてなっていると共に、
    前記ホルダー側傾斜部は、平面形状にてなっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  6. 前記レンズ側傾斜部は、平面形状にてなっており、かつ前記ホルダー側傾斜部は、平面形状にてなっていると共に、
    前記レンズ側傾斜部と前記平面領域とのなす角度は、95°〜135°であることを特徴とする請求項2記載のレンズユニット。
  7. 前記レンズ側傾斜部は、曲面形状にてなっていると共に、
    前記ホルダー側傾斜部は、平面形状にてなっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  8. 前記レンズホルダーの挿入方向の内部奥には、レンズにおける光を透過・屈折させるレンズ光学面を露出させる第1の開口部を有する絞り部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  9. 前記ホルダー側傾斜部は、前記絞り部とレンズホルダーの内部側面壁との間の交差部に設けられていることを特徴とする請求項8記載のレンズユニット。
  10. 前記複数のレンズのそれぞれには光軸に対して平行な円筒領域が形成されていると共に、
    上記各レンズの円筒領域と前記レンズホルダーの内部側面壁との間には、隙間が形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のレンズユニット。
  11. 前記複数のレンズのうち前記絞り部に対向するレンズには、絞り部に対向する側に光軸に対して垂直な平面領域が形成されていると共に、
    上記平面領域と上記絞り部との間には、隙間が形成されていることを特徴とする請求項10記載のレンズユニット。
  12. 前記隙間の少なくとも一部には接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項10又は11記載のレンズユニット。
  13. 前記複数のレンズは、少なくとも3枚のレンズからなっていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のレンズユニットと、撮像素子とを備えていることを特徴とする撮像モジュール。
  15. 前記レンズユニットと前記撮像素子との間に、光学特性を補正する補正レンズが設けられていることを特徴とする請求項14記載の撮像モジュール。
  16. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のレンズユニット、又は請求項14若しくは15記載の撮像モジュールを搭載していることを特徴とする光学機器。
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