JPWO2017158780A1 - サスペンションアームの取付構造および作業車両 - Google Patents

サスペンションアームの取付構造および作業車両 Download PDF

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Abstract

サスペンションアーム(31)は、平面視A形状であり、A形状の脚部(31B)のそれぞれが、作業車両の走行方向に配置されるバーチカルメンバ(6C)の前面および後面を挟んで配置され、サスペンションアーム(31)の脚部およびバーチカルメンバ(6C)のそれぞれに貫通する孔が形成され、それぞれの孔に挿入され、サスペンションアーム(31)の脚部を回転自在に保持する片持ち支持のピン(51)と、フレームに設けられ、ピン(31)がバーチカルメンバ(6C)から脱落するのを防止する抜け止め機構(52)とを備え、ピン(51)は、挿入方向基端に形成され、径方向外側に拡がる凸部を有し、抜け止め機構(52)は、ピン(51)の回転方向で凸部を狭持する狭持部(52A)と、凸部を、ピン(51)の挿入方向から覆う被覆部(52B)とを備える。

Description

本発明は、サスペンションアームの取付構造および作業車両に関する。
従来、自動車等のダブルウィッシュボーン式のサスペンションアームの取付構造として、平面視A形状のサスペンションアームの脚部を貫通するピンを用いてフレームに回動自在に取り付ける構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、大型バス等のサスペンションアームの取付構造としては、A形状のアームの脚部にピンを設けておき、ブッシュでフレームに回動自在に取り付ける構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平08−025931号公報 実開昭59−182407号公報
ところで、鉱山等の採掘現場で稼働する大型のダンプトラック等の作業車両は、走行中に受ける衝撃力が大きく、一般走行用の自動車のフレームよりも強固に作製しなければならない。また、大型のダンプトラック等は、搬送効率の観点から、積載物の重量も大きく、サスペンションアームの取付構造の強度を十分に確保する必要がある。
このため、前述した特許文献1、特許文献2に記載の技術では、強固なフレームに取り付けることは難しく、また、サスペンションアームの取付構造の強度を十分に確保できるとはいいがたい、という課題がある。
本発明の目的は、大型で強固なフレームに取り付け可能なサスペンションアームの取付構造、および作業車両を提供することにある。
本発明のサスペンションアームの取付構造は、作業車両のフレームを構成するバーチカルメンバに、サスペンションアームを取り付けるサスペンションアームの取付構造であって、前記サスペンションアームは、平面視A形状であり、A形状の脚部のそれぞれが、前記作業車両の走行方向に配置される前記バーチカルメンバの前面および後面を挟んで配置され、前記サスペンションアームの前記脚部のそれぞれと、前記バーチカルメンバの前記前面および前記後面のそれぞれには、孔が形成され、前記脚部および前記バーチカルメンバのそれぞれの孔に挿入され、前記サスペンションアームの脚部を回転自在に保持する片持ち支持のピンと、前記フレームに設けられ、前記ピンの抜け止め機構とを備え、前記ピンは、挿入方向基端に形成され、径方向外側に拡がる凸部を有し、前記抜け止め機構は、前記ピンの回転方向で前記凸部を狭持する狭持部と、前記凸部を、前記ピンの挿入方向から覆う被覆部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、サスペンションアームがフレームの前面および後面を挟んで配置され、サスペンションアームに片持ち支持のピンを挿入することにより、強固なフレームであっても、サスペンションアームを取り付けることができる。また、抜け止め機構を備えていることにより、片持ち支持のピンがバーチカルメンバから脱落することを防止することができるため、高強度のサスペンションアームの取付構造とすることができる。
さらに、片持ち支持のピンでサスペンションアームを取り付けているため、バーチカルクロスメンバの前面への脚部の取り付けと、後面への脚部の取り付けを独立して行うことができるため、作業性も良好である。
本発明では、前記サスペンションアームのそれぞれの孔には、ブッシュが設けられているのが好ましい。
本発明では、前記ブッシュの内面には、潤滑油を供給する溝が形成されているのが好ましい。
本発明では、前記バーチカルメンバのそれぞれの孔には、前記前面または前記後面を覆うフランジ部が形成されたブッシュが設けられ、前記サスペンションアームのブッシュには、前記バーチカルメンバに当接する面にフランジ部が形成され、それぞれのブッシュのフランジ部が摺動して、前記サスペンションアームが回転するのが好ましい。
本発明の作業車両は、前述したいずれかのサスペンションアームの取付構造を備えていることを特徴とする。
本発明では、前記フレームは、走行方向に直交する車幅方向端部のそれぞれにバーチカルメンバを有し、それぞれのバーチカルメンバの下端同士は、車幅方向に延びるクロスメンバで連結され、前記クロスメンバの内部には、走行用の駆動モータが収容されているのが好ましい。
本発明の実施形態に係るダンプトラックの構造を表す側面図。 前記実施形態におけるダンプトラックの正面図。 前記実施形態におけるダンプトラックの平面図。 前記実施形態におけるダンプトラックのフレームおよびサスペンションアームの取付構造を表す正面図。 前記実施形態におけるダンプトラックのサスペンションアームの取付構造を表す正面図。 前記実施形態におけるダンプトラックのサスペンションアームの取付構造を表す平面図。 前記実施形態におけるダンプトラックのサスペンションアームの取付構造を表す斜視図。 前記実施形態におけるダンプトラックのサスペンションアームの取付構造を構成する片持ちピンを表す斜視図。 前記実施形態におけるダンプトラックのサスペンションアームの取付構造を表す断面図。 前記実施形態におけるダンプトラックのサスペンションアームの取付構造を構成するブッシュを表す斜視図。 前記実施形態におけるダンプトラックのサスペンションアームの取付構造を表す斜視図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[1]ダンプトラック1の全体説明
図1から図3には、本発明の実施形態に係るダンプトラック1が示されている。図1は、走行方向に直交する車幅方向から見た側面図、図2は、走行方向から見た側面図、図3は上視点から見た平面図である。
なお、各図に示す本実施形態でのX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にある。さらに、説明の便宜上本実施形態では、図1を基準として、ダンプトラック1の走行方向の一方がX軸の矢印方向で、走行方向の他方がその逆方向で、車幅方向の一方がY軸の矢印方向で、車幅方向の他方がその逆方向で、鉛直方向の一方がZ軸の矢印方向で、鉛直方向の他方がその逆方向とする。また、以下の実施形態では、シャーシ2およびダンプボディ3が前進と左右で矩形状に作られているため、便宜上、走行方向の一方を「前」、他方を「後」、車幅方向の一方を「右」、他方を「左」と呼ぶことがある。
ダンプトラック1は、遠隔操作にて無人で走行するオフロードダンプトラックであり、例えば、鉱山開発での採掘現場にて稼働する車両として構成される。遠隔操作は、管理センターおよびダンプトラック1に設けられた通信手段や、Global Positioning System;全地球測位網(GPS)を用いる等、情報通信技術を駆使して行われる。
ダンプトラック1は、シャーシ2およびダンプボディ3を備え、ダンプボディ3内に土砂等の積載物を積載して前後双方向に前進走行し、図1における走行方向のX軸のマイナス方向を一方向として排土する。なお、前進走行とは、前後で区別がないため、双方向前進として同じ動きをすることできることをいう。
シャーシ2は、走行方向の一方で車幅方向の両側に設けられた左右一対のタイヤ4、および、走行方向の他方で車幅方向の両側に設けられたタイヤ5によって走行可能に支持されている。シャーシ2は、走行方向に延びるフレーム6を備え、フレーム6には、タイヤ4、5が懸架装置30(図4参照)を介して取り付けられる。
フレーム6は、シャーシ2の両側端部に走行方向に延出する一対のアッパーサイドメンバ6Aと、一対のロアーサイドメンバ6Bとを備える。上下に離間して配置されるアッパーサイドメンバ6Aおよびロアーサイドメンバ6Bは、タイヤ4、5の取り付け位置に設けられる位置でバーチカルメンバ6Cによって連結されている。また、車幅方向に配置される一対のアッパーサイドメンバ6A同士は、車幅方向に延びる複数のアッパークロスメンバ6D(図4参照)によって連結され、一対のロアーサイドメンバ6B同士は、車幅方向に延びる複数のロアークロスメンバ6E(図4参照)によって連結されている。すなわちフレーム6は、シャーシ2の走行方向から見て直方体状の骨組を有している。
このようなフレーム6には、エンジン7、ラジエータ8、制御装置9、障害物検出センサ(図示略)、およびホイストシリンダ10が設けられている。なお、ダンプトラック1は、遠隔操作専用の車両であり、従来のダンプトラックに設けられている運転操作のためのキャブは存在しない。
エンジン7は、フレーム6のアッパーサイドメンバ6Aおよびロアーサイドメンバ6Bの間に設けられ、上部がアッパーサイドメンバ6Aから突出している。
また、エンジン7は、タイヤ4の後方側に設けられ、タイヤ4およびタイヤ5の回転中心で規定されるホイールベースW内に配置されており、ダンプトラック1の重心が、シャーシ2の略中央となっている。
ラジエータ8は、シャーシ2の略中央車幅方向両側に一対設けられ、エンジン7の冷却水を放冷する。
制御装置9は、ダンプトラック1の走行を制御し、シャーシ2の排土側端部に設けられる障害物検出センサや、エンジン7に設けられる温度センサ、タイヤ4、5に設けられた回転センサ等のセンサ情報に基づいて、ダンプトラック1の走行制御を行う。
ホイストシリンダ10は、制御装置9の後方に、車幅方向に2つ設けられ、その基部はフレーム6に回転可能に設けられ、先端はダンプボディ3の排土側端部とは反対側の端部下面に回転可能に設けられている。
ホイストシリンダ10は、図示を略したが、フレーム6内に設けられた油圧ポンプから作動油を受けて動作し、油圧ポンプは、エンジン7によって駆動される。
[2]ダンプボディ3の構造
ダンプボディ3は、平面視でシャーシ2の走行方向の全長および車幅方向の全幅を覆っており、ダンプボディ3の排土側端部は、シャーシ2の端部から延出している。ダンプボディ3は、図3に示されるように、平面視矩形状の箱状体として構成されている。なお、ダンプボディ3が矩形状で、シャーシ2も前後方向に同じ矩形状に作られているため、前後方向には区別されていない。このため、双方向に前進できる(便宜上前後として説明する。)。また、ダンプボディ3は、ボディマウント6F(図4参照)上に載置される。
ダンプボディ3は、フレーム6の排土側の走行方向の端部にヒンジ12を介して起伏可能(回転可能)に装着されている。ダンプボディ3は、前述したホイストシリンダ10が伸長することにより、フレーム6のヒンジ12を回転軸として起伏する。
ダンプボディ3は、図1および図3に示されるように、平面視矩形状の箱状体から構成され、一対の側板部13と、底面部14と、第1傾斜面部15と、第2傾斜面部16と、前面部17とを備える。第1傾斜面部15は、底面部14の後部から上方に立ち上がり、第2傾斜面部16は第1傾斜面部15の上端から下方に傾斜する。前面部17は底面部14の前部から上方に立ち上がる。前面部17の上端には、突出部18が設けられている。
このようなダンプボディ3の一対の側板部13の排土側側面となる後端における外側面には、アンテナユニット20が回転可能に設けられている。
[3]フレーム6の構造
次に、図4を参照して、フレーム6の構造を説明する。
図4に示されるように、バーチカルメンバ6Cは角形鋼管からなり、図1に示されるフレーム6の走行方向のタイヤ4、5の位置で、車幅方向端部にそれぞれ設けられ、アッパーサイドメンバ6Aとロアーサイドメンバ6Bとを上下に連結する。車幅方向端部に設けられた2本のバーチカルメンバ6Cは、上端同士を車幅方向に延びるアッパークロスメンバ6Dによって連結され、下端同士を車幅方向に延びるロアークロスメンバ6Eによって連結され、フレーム6の前部および後部で門形状のフレームが構成される。
バーチカルメンバ6Cの上部には、ボディマウント6Fが設けられており、ダンプボディ3内の積載物の荷重をフレーム6で支持している。
ロアークロスメンバ6Eは、円筒状の鋼管から構成され、図5に示されるように、内部に、走行用の駆動モータとしての電動モータ40が収容されている。電動モータ40は、図示を略したが、エンジン7の出力で駆動される発電電動機で発電された電機エネルギで駆動する。
ロアークロスメンバ6Eの端部からは、電動モータ40のドライブシャフト41が突出しており、ドライブシャフト41の先端には遊星歯車機構による終減速機42が接続されている。
終減速機42には、後述する懸架装置30のケース33が設けられ、ケース33には、タイヤ4(5)のタイヤホイールが取り付けられる。
本実施形態のダンプトラック1は、すべてのタイヤ4(5)が電動モータ40で駆動される全輪駆動の作業車両である。
また、ロアークロスメンバ6Eの円筒空間内に電動モータ40が収容されることにより、電動モータ40が、円筒空間内面に直接的または間接的に支持されることとなるので、ロアークロスメンバ6Eの中空部分を電動モータ40で補強することができる。
[4]懸架装置30の構造
懸架装置30は、図5に示されるように、アッパーアーム31およびロアーアーム32と、アッパーアーム31およびロアーアーム32間に狭持されるケース33と、ケース33に接続されるサスペンションシリンダ34とを備えた、いわゆるダブルウィッシュボーン式の懸架装置である。
サスペンションアームとしてのアッパーアーム31およびロアーアーム32は、図6に示されるように、平面視A形状に形成されている。
アッパーアーム31は、A形状の頂部が車幅方向先端側に配置され、先端から分岐する2本の脚部31A、31Bが、ダンプトラック1の走行方向(X軸方向)に配置されるバーチカルメンバ6Cの前面および後面を挟んで配置され、アーム取付部50によって、上下方向に回転自在に取り付けられている。ロアーアーム32も同様である。
ケース33は、円筒状の鋼管から形成され、車幅方向の上下に設けられるボールジョイント33Aに、アッパーアーム31およびロアーアーム32のA形状の先端が連結され、アッパーアーム31およびロアーアーム32間に回転自在に狭持される。
また、ケース33には、ステアリングシリンダ35およびステアリングアーム36が連結されており、ステアリングシリンダ35を伸縮させることにより、タイヤ4(5)の操舵角を変更することができる。なお、ステアリングシリンダ35およびステアリングアーム36もすべてのタイヤ4、5に設けられており、ダンプトラック1は全輪操舵式のダンプトラック1とされる。
サスペンションシリンダ34は、図5に示されるように、上端がバーチカルメンバ6Cの側面に回転自在に連結され、下端がアッパーアーム31の上面に回転自在に連結されている。
ダンプボディ3に積載された積載物の積載荷重は、バーチカルメンバ6Cと、サスペンションシリンダ34とによって支持され、アッパーアーム31およびケース33を介して、タイヤ4(5)に伝達される。
したがって、積載荷重を負担するバーチカルメンバ6Cは、強固なものとする必要があり、強固なバーチカルメンバ6Cに対して、アッパーアーム31およびロアーアーム32を高強度で取り付ける必要がある。
[5]アーム取付部50の詳細
次に、アーム取付部50の詳細構造について、図7から図11に基づいて説明する。
図7に示されるように、アッパーアーム31およびロアーアーム32は、アーム取付部50によって、バーチカルメンバ6Cの前面および後面に回転自在に取り付けられる。
アーム取付部50は、片持ち支持のピン51と、片持ち支持のピン51がバーチカルメンバ6Cに形成された孔から脱落するのを防止する抜け止め機構52とを備える。
片持ち支持のピン51は、図8に示されるように、挿入部51A、フランジ部51B、凸部51C、および蓋部51D(図7参照)を備え、バーチカルメンバ6Cの孔6C1(図9参照)に挿入されることにより、アッパーアーム31、ロアーアーム32の脚部を回転自在に保持する。
挿入部51Aは、図9に示されるように厚肉の円形鋼管から構成され、アッパーアーム31に形成された孔31Cと、バーチカルメンバ6Cの前面または後面に形成された孔6C1に挿入される。なお、孔31Cおよび孔6C1は、バーチカルメンバ6Cの面外方向、より好ましくは、法線方向に貫通する孔として形成される。
フランジ部51Bは、ピン51の挿入方向基端に設けられ、ピン51の径方向外側に拡がっており、アッパーアーム31がピン51の挿入方向(ダンプトラック1の前後方向)に移動するのを規制する。
凸部51Cは、フランジ部51Bのさらに径方向外側に突出して形成され、抜け止め機構52と係合して、ピン51が孔6C1から脱落することを防止する。
蓋部51Dは、ピンの挿入方向基端側端面を覆う部材であり、フランジ部51Bにねじ止め固定されている。
アッパーアーム31の孔31Cには、ブッシュ53が設けられ、バーチカルメンバ6Cの孔6C1には、ブッシュ54が設けられている。ブッシュ53およびブッシュ54は、いずれもハット形のブッシュであり、ブッシュ53は、挿入部53Aおよびフランジ部53Bを備え、ブッシュ54は、挿入部54Aおよびフランジ部54Bを備える。
アッパーアーム31をバーチカルメンバ6Cに取り付けた状態では、ブッシュ53のフランジ部53Bと、ブッシュ54のフランジ部54B同士が当接し、アッパーアーム31がバーチカルメンバ6Cに対して回転した場合、フランジ部53Bおよびフランジ部54Bが摺動面となる。
フランジ部53Bおよびフランジ部54Bが摺動面となることにより、アッパーアーム31の回転によって、構造物であるバーチカルメンバ6Cの面と、アッパーアーム31の側面が直接当接することを防止できるため、アーム取付部50の耐久性が向上する。経年の使用とともに、フランジ部53Bおよびフランジ部54Bが肉薄になってくれば、分解して、再度ブッシュ53、54を挿入すればよいので、長期にわたってアーム取付部50の強度を維持できる。
また、図10に示されるように、ブッシュ53の挿入部53Aの内周面には、ピン51の回転方向に沿って、溝53Cが複数形成されており、ピン51の蓋部51Dを取り付けていない状態で、潤滑油等を注入すると、挿入部53A内の溝に潤滑油が供給される。すなわち、蓋部51Dは、注入された潤滑油が漏れることを防止する。
挿入部53A内に複数の溝53Cが形成されることにより、アッパーアーム31の回転により、ピン51の挿入部51Aの先端側よりも基端側が潤滑油により摺動しやすくなるため、バーチカルメンバ6Cの孔6C1に挿入される挿入部51Aの先端部分が供回りすることを防止することができ、ピン51が、バーチカルメンバ6Cの孔6C1から脱落しにくくなる。
抜け止め機構52は、片持ち支持のピン51がバーチカルメンバ6Cから脱落するのを防止するために設けられており、図11に示されるように、狭持部52Aと、被覆部52Bとを備える。
狭持部52Aは、厚肉鋼板の外周を切削加工することにより形成され、バーチカルメンバ6Cの面に当接する基端側に、バーチカルメンバ6Cの面に沿った幅方向に突出する固定部52Cと、バーチカルメンバ6Cの面外方向の先端側に突出する狭持片52Dを備える。
固定部52Cには、貫通孔が形成され、この孔にボルト55を挿通し、ボルト55が、バーチカルメンバ6Cに形成された雌ねじ孔に螺合することにより、固定される。
狭持片52Dは、略中央に凹部が形成されるように幅方向両端から先端側に突出して形成され、先端側端面には、雌ねじ穴が形成されている。
被覆部52Bは、厚肉鋼板に貫通孔が2箇所形成されており、この貫通孔にボルト56を挿通し、狭持片52Dの雌ねじ孔とボルト56とを螺合することにより、固定される。
狭持片52Dの凹部空間には、ピン51の凸部51Cが挿入され、ピン51の回転方向で2つの狭持片52Dが凸部51Cを狭持することによって、ピン51の回転を規制する。
また、狭持部52Aの先端に被覆部52Bが固定されることにより、凸部51Cのピン51の軸方向の動きが規制されるため、片持ち支持のピン51がバーチカルメンバ6Cの孔6C1(図9参照)から脱落することを防止する。
このようなアーム取付部50により、アッパーアーム31をバーチカルメンバ6Cに取り付ける場合、まず、狭持部52Aを、バーチカルメンバ6Cの前面および後面にボルト55によって固定する。次に、アッパーアーム31の孔31Cにピン51を挿入するとともに、バーチカルメンバ6Cの孔6C1にピン51を挿入する。
凸部51Cを狭持片52Dの間に係合させたら、被覆部52Bをボルト56により、固定する。
このように、アーム取付部50がこのような取付構造をとることにより、それぞれの取付箇所を、独立して固定作業を行うことができるため、作業性が向上し、アッパーアーム31や、ロアーアーム32が大きくなっても、バーチカルメンバ6Cに対して簡単に取り付けることができる。
このような本実施形態によれば、重量物を積載するような大型のダンプトラック1に必要な強固なフレーム6に対して、アッパーアーム31、ロアーアーム32を簡単に取り付けることができ、十分に強度の確保されたアーム取付部50とすることができる。
[6]実施形態の変形
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、アーム取付部50は、遠隔操作可能なダンプトラック1に適用していたが、本発明は、これに限らず、有人で操縦する通常のダンプトラックに適用してもよい。
また、前記実施形態では、ダンプトラック1に適用していたが、本発明は、ホイールローダ等の他の作業車両に適用してもよい。
その他、本発明は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
1…ダンプトラック、2…シャーシ、3…ダンプボディ、4…タイヤ、5…タイヤ、6…フレーム、6A…アッパーサイドメンバ、6B…ロアーサイドメンバ、6C…バーチカルメンバ、6C1…孔、6D…アッパークロスメンバ、6E…ロアークロスメンバ、6F…ボディマウント、7…エンジン、8…ラジエータ、9…制御装置、10…ホイストシリンダ、12…ヒンジ、13…側板部、14…底面部、15…第1傾斜面部、16…第2傾斜面部、17…前面部、18…突出部、20…アンテナユニット、30…懸架装置、31…アッパーアーム、31A…脚部、31B…脚部、31C…孔、32…ロアーアーム、33…ケース、33A…ボールジョイント、34…サスペンションシリンダ、35…ステアリングシリンダ、36…ステアリングアーム、40…電動モータ、41…ドライブシャフト、42…終減速機、50…アーム取付部、51…ピン、51A…挿入部、51B…フランジ部、51C…凸部、51D…蓋部、52…抜け止め機構、52A…狭持部、52B…被覆部、52C…固定部、52D…狭持片、53…ブッシュ、53A…挿入部、53B…フランジ部、53C…溝、54…ブッシュ、54A…挿入部、54B…フランジ部、55…ボルト、56…ボルト、W…ホイールベース。

Claims (6)

  1. 作業車両のフレームを構成するバーチカルメンバに、サスペンションアームを取り付けるサスペンションアームの取付構造であって、
    前記サスペンションアームは、平面視A形状であり、A形状の脚部のそれぞれが、前記作業車両の走行方向に配置される前記バーチカルメンバの前面および後面を挟んで配置され、
    前記サスペンションアームの前記脚部のそれぞれと、前記バーチカルメンバの前記前面および前記後面のそれぞれには、孔が形成され、
    前記脚部および前記バーチカルメンバのそれぞれの孔に挿入され、前記サスペンションアームの脚部を回転自在に保持する片持ち支持のピンと、
    前記フレームに設けられ、前記ピンの抜け止め機構とを備え、
    前記ピンは、挿入方向基端に形成され、径方向外側に拡がる凸部を有し、
    前記抜け止め機構は、前記ピンの回転方向で前記凸部を狭持する狭持部と、前記凸部を、前記ピンの挿入方向から覆う被覆部とを備えていることを特徴とするサスペンションアームの取付構造。
  2. 請求項1に記載のサスペンションアームの取付構造において、
    前記サスペンションアームのそれぞれの孔には、ブッシュが設けられていることを特徴とするサスペンションアームの取付構造。
  3. 請求項2に記載のサスペンションアームの取付構造において、
    前記ブッシュの内面には、潤滑油を供給する溝が形成されていることを特徴とするサスペンションアームの取付構造。
  4. 請求項2または請求項3に記載のサスペンションアームの取付構造において、
    前記バーチカルメンバのそれぞれの孔には、前記前面または前記後面を覆うフランジ部が形成されたブッシュが設けられ、
    前記サスペンションアームのブッシュには、前記バーチカルメンバに当接する面にフランジ部が形成され、
    それぞれのブッシュのフランジ部が摺動して、前記サスペンションアームが回転することを特徴とするサスペンションアームの取付構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサスペンションアームの取付構造を備えていることを特徴とする作業車両。
  6. 請求項5に記載の作業車両において、
    前記フレームは、走行方向に直交する車幅方向端部のそれぞれにバーチカルメンバを有し、
    それぞれのバーチカルメンバの下端同士は、車幅方向に延びるクロスメンバで連結され、
    前記クロスメンバの内部には、走行用の駆動モータが収容されていることを特徴とする作業車両。
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