JP3126970U - チェーン用連結ピン - Google Patents

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oil groove
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芳一 阪村
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株式会社阪村機械製作所
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Abstract

【課題】 油溜りの溝を簡単容易に設けることができ、かつ、チェーン全体のコストを安価にできるチェーン用連結ピンを提供すること。
【解決手段】 内外リンクプレート2,2、5,5を連結するためのチェーン用連結ピン1であって、該連結ピン1の外周に、油溜りとなる油溝1bを設けた。
【選択図】図1

Description

本考案は、内外リンクプレートを連結するためのチェーン用連結ピンに関する。
従来、この種のチェーンは、たとえば図8に示すように、相対向する内側リンクプレート2,2の長さ方向両端部に形成される貫通孔21,21間にローラー3が介装されると共に、貫通孔21,21とローラー3とにブッシュ4が挿通される一方、内側リンクプレート2,2の外面に、外側リンクプレート5,5の一端部を両者の貫通孔2a,2aと貫通孔5a,5aとがそれぞれ一致するように宛がい、その状態で連結ピン10を外側リンクプレート5,5及びブッシュ4に嵌合し、かつ、その両端部をかしめ、かしめ部10a,10aを設けることにより内側リンクプレート2,2と外側リンクプレート5,5とを連結するように構成されている。
また、チェーンによる伝達機能が円滑に発揮できるように連結ピン10に嵌合するブッシュ4の内面に油溜りの溝41を複数個設けて、これら油溜りの溝41によりチェーンの摩擦面に潤滑油を供給できるようになされている。
ところが、上記した従来のチェーンによれば、ブッシュ4の内面に油溜りの溝41を設けるようにしているため、その加工が困難で経済的に高くつく欠点があった。特に、例えば自動車のバルブを駆動する際に用いられるチェーンにあっては、そのブッシュの内径が5mm以下で、該ブッシュ4の小径内面に油溜りの溝41を加工することは極めて困難であった。
そこで、本考案は、油溜りの溝を簡単容易に設けることができ、かつ、チェーン全体のコストを安価にできるチェーン用連結ピンの提供を課題とする。
上記した問題を解決するために、本願の請求項1に記載の考案は、内外リンクプレートを連結するためのチェーン用連結ピンであって、該連結ピンの外周に、油溜りとなる油溝が設けられていることを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の油溝が連結ピンの長さ方向全長にわたって設けられていると共に、固定、又は回転伸線ダイを通過させて線材から所定径の連結ピンを成形する際、上記油溝が伸線ダイに設けられた突起により、直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成されることを特徴とする。
さらに、本願の請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の油溝が連結ピンの長さ方向中間部に設けられると共に、この油溝が、転造ダイにより直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成されることを特徴とする。
本考案によれば、内外リンクプレートを連結するためのチェーン用連結ピンの外周に、油溜りとなる油溝が設けられているから、この油溝によりチェーンの摩擦面への潤滑油の供給を良好に行うことができながら、油溝を連結ピンの外周に簡単容易に設けることができる。その結果、チェーン全体のコストを安価にできる。
また、油溝を連結ピンの全長にわたって設けるようにすれば、油溝内への潤滑油の補充が容易に行えると共に、ブッシュのみならず外側リンクプレートの摩擦面にも積極的に潤滑油を供給することが可能となる。また、その場合、油溝を、固定又は回転伸線ダイを通過する際伸線ダイに設けられた突起により、直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成するようにすれば、伸線加工により連結ピンを成形するとき、これと同時に油溝を連結ピンの外周に簡単容易に設けることができる。その結果、チェーン全体のコストを安価にできる。
さらに、油溝を連結ピンの長さ方向中間部に設けると共に、油溝を転造ダイにより直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成するようにすれば、油溝からチェーンの摩擦面に潤滑油を供給することができながら、油溝を連結ピンの軸径に影響されることなく転造ダイにより簡単容易に直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成することができる。その結果、チェーン全体のコストを安価にできる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本考案に係るチェーン用連結ピンを適用したチェーンの縦断面図を示すもので、チェーンAは、基本的には相対向する内側リンクプレート2,2の長さ方向両端部に形成される貫通孔21,21間にローラー3が介装されると共に、貫通孔21,21とローラー3とにブッシュ4が挿嵌される一方、内側リンクプレート2,2の外面に、外側リンクプレート5,5の一端部を両者の貫通孔2a,2aと貫通孔5a,5aとがそれぞれ一致するように宛がい、その状態でチェーン用連結ピン1を外側リンクプレート5,5及びブッシュ4に嵌合し、かつ、その両端部をかしめ、かしめ部1a,1aを設けることにより内側リンクプレート2,2と外側リンクプレート5,5とを連結するように構成している。
そして、本考案は、上記したチェーンAにおけるチェーン用連結ピン1の外周に油溜りとなる複数の油溝1b,1bを長さ方向全長にわたって螺旋形状に設けたのである。その場合、固定、又は回転伸線ダイを通過させて線材から所定径の連結ピン1を成形する際、伸線ダイ(図示せず)に設けられた突起により、油溝1b,1bを同時に直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成するようにしたのである。また、連結ピン1の両端部をかしめ止めした場合、図1に示すようにかしめ部1a,1aにおける油溝1b,1bはつぶれてしまうことになる。なお、連結ピン1の抜け止め手段としては両端部をかしめる他、たとえばワッシャ等の抜け止め手段を用いて抜け止めするように構成してもよいことは勿論である。
斯くして、本考案によれば、内外リンクプレート2,2,5,5を連結するためのチェーン用連結ピン1の外周に、油溜りとなる油溝1b,1bが設けられているから、例えば自動車のバルブを駆動する際に用いられるチェーンAとして使用する場合、油溝1b,1b内への潤滑油の補充が容易に行えると共に、ブッシュ41の内面のみならず外側リンクプレート5,5の貫通孔5a,5a内面に積極的に潤滑油を供給することが可能となる。また、上記連結ピン1の外周に油溝1b,1bを設けるあたっては、回転伸線ダイを通過させて線材から所定径の連結ピン1を成形する際、伸線ダイに設けられた突起により、連結ピン1の成形と同時に油溝1b,1bを螺旋溝形状に形成するようにしたので、油溝1b,1bをチェーン連結ピン1の外周に簡単容易に設けることができる。その結果、チェーンA全体のコストを安価にできる。
以上の実施の形態では、螺旋溝形状の油溝1bを連結ピン1の全長にわたって設けるようにしたけれども、例えば図3及び図4に示すように直線溝形状の油溝1cを全長にわたって設けるようにしてもよい。その場合、固定伸線ダイを通過させて線材から所定径の連結ピン1を成形する際、伸線ダイ(図示せず)に設けられた複数の突起により、連結ピン1の成形と同時に複数の油溝1cを直線溝形状に形成すればよい。このように構成した場合にも先に述べた実施の形態と同様の作用効果が得られる。
また、油溝は連結ピン1の全長にわたって設ける他、図5,6又は図7に示すように油溝1d又は1eを連結ピン1の長さ方向中間部に設けるようにしてもよい。その場合、油溝1d又は1eは連結ピン1の成形後、転造ダイにより連結ピン1の外周に直線溝形状、又は螺旋溝形状を形成すればよい。このように構成した場合にも油溝1d又は1eからチェーンAの摩擦面に潤滑油を供給することができながら、油溝1bを連結ピン1の軸径に何ら影響されることなく転造ダイにより簡単容易に直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成することができる。その結果、チェーン全体のコストを安価にできる。
本考案のチェーン用連結ピンを適用したチェーンの縦断面図である。 同チェーン用連結ピンの正面図である。 別の実施の形態に係るチェーン用連結ピンの正面図である。 同チェーン用連結ピンの縦断面図である。 また、別の実施の形態に係るチェーン用連結ピンの正面図である。 同チェーン用連結ピンの縦断面図である。 さらに、別の実施の形態に係るチェーン用連結ピンの正面図である。 従来の説明図である。
符号の説明
1 チェーン用連結ピン
1b 油溝
1c 油溝
1d 油溝
1e 油溝
2 内側リンクプレート
5 外側リンクプレート

Claims (3)

  1. 内外リンクプレートを連結するためのチェーン用連結ピンであって、該連結ピンの外周に、油溜りとなる油溝が設けられていることを特徴とするチェーン用連結ピン。
  2. 油溝が連結ピンの長さ方向全長にわたって設けられていると共に、この油溝が、固定又は回転伸線ダイを通過させて線材から所定径の連結ピンを成形する際、伸線ダイに設けられた突起により、直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のチェーン用連結ピン。
  3. 油溝が連結ピンの長さ方向全長にわたって設けられていると共に、固定、又は回転伸線ダイを通過させて線材から所定径の連結ピンを成形する際、上記油溝が伸線ダイに設けられた突起により、直線溝形状、又は螺旋溝形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のチェーン用連結ピン。
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