JPWO2017150458A1 - チーズ様食品の製造方法 - Google Patents

チーズ様食品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017150458A1
JPWO2017150458A1 JP2018503299A JP2018503299A JPWO2017150458A1 JP WO2017150458 A1 JPWO2017150458 A1 JP WO2017150458A1 JP 2018503299 A JP2018503299 A JP 2018503299A JP 2018503299 A JP2018503299 A JP 2018503299A JP WO2017150458 A1 JPWO2017150458 A1 JP WO2017150458A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cheese
stirring
raw material
speed
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018503299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6945521B2 (ja
Inventor
貴宏 花房
貴宏 花房
典明 松永
典明 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Co Ltd
Original Assignee
Meiji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Co Ltd filed Critical Meiji Co Ltd
Publication of JPWO2017150458A1 publication Critical patent/JPWO2017150458A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6945521B2 publication Critical patent/JP6945521B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C20/00Cheese substitutes

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Abstract

【課題】加熱乳化後に凝固物が残らず,糸引き性に優れたチーズ様食品を効率的に製造する。
【解決手段】チーズ様食品の製造方法であって,レンネットカゼイン,食用油脂,及び水を含むチーズ原料を100〜3000sec−1のせん断速度で1〜80秒間撹拌する高速攪拌工程と,高速攪拌工程を経たチーズ原料を加熱しながら撹拌して乳化させる攪拌乳化工程と,攪拌乳化工程を経たチーズ原料を冷却してチーズ様食品を得る冷却工程と,を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は,チーズ様食品の製造方法に関する。具体的に説明すると,本発明は,チーズを主原料として使用することなく,チーズに似た風味及び食感を呈するチーズ様食品の製造方法に関するものである。
現在,菓子やパンの調理用に様々なチーズが使用されている。しかし,チーズは原料費が比較的高価あり,また製造過程において原料乳の発酵が必要であり製造コストが嵩むことから,その代替品としてチーズに似た風味と食感を有するチーズ様食品が求められている。チーズ様食品としては,一般的に食用油脂,タンパク素材,澱粉等などの安価な材料が原料として使用されており,また乳の発酵工程が省略できることから製造コストを安く抑えることができる。例えば,チーズ様食品として,レンネットカゼインや酸カゼイン等の各種カゼインを主原料として使用するものが提案されている(特許文献1及び特許文献2)。この中でも,特にレンネットカゼインを主原料として製造したチーズ様食品は,風味及び食感の観点において優れているといえる。
また,菓子やパンの調理に用いるためには,チーズ様食品は,風味及び食感だけでなく,加熱乳化後にカード(カゼインを主成分とする凝固物)などの凝固物が固まりとなって残っておらず,また加熱時にナチュラルチーズと同程度の糸引き性を有することが重要とされる。ここで,特許文献1には,レンネットカゼインを主原料とし,糸引き性に優れたチーズ様食品の製造方法が開示されている。特許文献1に記載の製造方法では,レンネットカゼインを溶融塩を含有する水溶液に加えて混合し,0〜45℃の温度で20分から5日間浸漬することによりカルシウムイオンの離脱を調整してカード化し,得られたカードをベースとし,これに食用油脂を加えて乳化することとしている。
特開平2−23831号公報 特開2010−22258号公報
しかしながら,特許文献1に開示されたチーズ様食品の製造方法は,前述のように,レンネットカゼイン中のカルシウムイオンの離脱を調整するために20分から5日間,レンネットカゼインを少溶融塩を含有する水溶液に浸漬させておく必要があり,工業レベルでの製造に適していないという問題があった。つまり,特許文献1の製造方法は,レンネットカゼインの混合物の浸漬の温度と時間を選択することによって,カルシウムイオンの離脱の速度を正確にコントロールすることを目的としているが,温度と時間を逐一調整する必要があり,チーズ様食品を工業レベルで連続的且つ大量に製造する方法としては適していない。また,特許文献1の製造方法は,浸漬時間を最大で5日間とる必要があり,浸漬期間を待たないと次の工程に進むことができないことから,連続的なチーズ様食品を製造することが困難である。さらに,この方法でチーズ様食品を大量に製造しようとすると,浸漬期間中の保管施設を用意する必要が生じるため,不要な施設の拡大を招き,またその管理コストが嵩むという問題がある。
そこで,本発明は,加熱乳化後に凝固物が残っておらず,しかも糸引き性に優れたチーズ様食品を効率的に製造する方法を提供することを解決課題とする。
本発明の発明者らは,上記課題を解決する手段について鋭意検討した結果,チーズ様食品の製造方法において,通常の乳化機による攪拌乳化を行う前の段階で,ミキサー等を用いてレンネットカゼインを主原料とするチーズ原料を高速かつ短時間で撹拌することにより,乳化後に凝固物が残っておらず,また最終的に得られるチーズ様食品の糸引き性を適切に維持することができるという知見を得た。そして,本発明者らは,上記知見に基づけば従来の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の工程を含むものである。
本発明は,チーズ様食品の製造方法に関する。本発明に係る製造方法では,高速攪拌工程,攪拌乳化工程,及び冷却工程を含む。高速攪拌工程は,レンネットカゼイン,食用油脂,及び水を含むチーズ原料を,100〜3000sec−1のせん断速度で1〜80秒間撹拌する工程である。なお,この高速攪拌工程では基本的にチーズ原料の乳化は達成されないことが好ましい。攪拌乳化工程は,高速攪拌工程を経たチーズ原料を,加熱しながら撹拌して乳化させる工程である。冷却工程は,攪拌乳化工程を経たチーズ原料を冷却して,チーズ様食品を得る工程である。なお,冷却工程は,冷却設備を利用してチーズ原料を冷却することだけでなく,チーズ原料を常温下に置いて放熱することを含む。
上記工程のように,レンネットカゼインを主原料とするチーズ原料を通常の乳化機で加温しながら攪拌乳化する前に,ミキサー等を用いて高速かつ短時間で撹拌することで,乳化後の原料に凝固物が残っておらず,また最終的に得られるチーズ様食品の糸引き性を維持することができた。つまり,攪拌乳化の前に高速攪拌を行わない場合,チーズ原料の乳化後に凝固物が残るため,製品として適さない。高速攪拌工程におけるせん断速度が100sec−1未満であると凝固物が残る可能性がある。また,せん断速度が3000sec−1を超えると却って糸引き性が低下する。同様に,高速攪拌工程における攪拌時間が1秒未満であると凝固物が残る可能性があり,攪拌時間が80秒を超えると却って糸引き性が低下する。従って,チーズ様食品の凝固物解消と糸引き性維持の観点から,高速攪拌工程では,攪拌のせん断速度を100〜3000sec−1とし,攪拌時間を1〜80秒間とすることが好ましい。
本発明に係る製造方法は,高速攪拌工程において,チーズ原料は加熱せずに常温に保つことが好ましい。チーズ原料を加熱することもできるが,その場合には,60℃以下が好ましい。本発明に係る製造方法では,高速攪拌工程と攪拌乳化工程とを区別し,チーズ原料の乳化が進行する前に攪拌を行うことが,最終製品の糸引き性に寄与しているものと考えられる。このため,高速攪拌工程においてはチーズ原料の乳化を避けるために,チーズ原料は加熱せず常温に保つことが好ましい。
本発明に係る製造方法は,高速攪拌工程において,チーズ原料を陰圧状態で撹拌することもできる。
本発明に係る製造方法は,攪拌乳化工程においてチーズ原料を撹拌する速度が,高速攪拌工程における攪拌よりも低速であることが好ましい。具体的に,攪拌乳化工程におけるせん断速度は50〜1650sec−1(又は攪拌速度は50〜1000rpm)であることが好ましい。高速撹拌工程においてチーズ原料を高速に撹拌した後,攪拌乳化工程においては比較的低速でチーズ原料を撹拌乳化させることで,チーズ様食品の糸引き性を良好な状態に維持できる。撹拌乳化工程において,例えばケトル型溶融機(バッチ式),連続溶融機を用いることができる。撹拌乳化工程において,例えばステファン型乳化機を利用してチーズ原料を高速撹拌してしまうと,構成繊維が崩れて糸引き性が低下することが懸念される。
本発明によれば,加熱乳化後に凝固物が残らず,糸引き性に優れたチーズ様食品を効率的に製造することができる。
以下,本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
本願明細書において,「チーズ様食品」とは,レンネットカゼイン,食用油脂,及び水を必須成分として特定量含有し,これらの混合物を加熱融解してから乳化して得られるものを意味する。チーズ様食品は,非熟成チーズ,熟成チーズ,プロセスチーズ,又はチーズフードなどの各種のチーズ類に類似した風味及び食感を呈する食品であるといえる。
本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
本発明は,チーズ様食品の製造方法に関するものであり,調整工程,高速攪拌工程,攪拌乳化工程,冷却工程を含む。
調整工程は,チーズ様食品の原料(「チーズ原料」という)を調整する工程である。本発明で用いるチーズ原料には,レンネットカゼイン,食用油脂,及び水が主原料として特定量含有される。また,チーズ原料は,本発明の効果を損なわない限りにおいて,蛋白質や,寒天,ゼラチン,澱粉,増粘剤,pH調整剤,及び呈味原料などを含有していてもよく,さらに原料にナチュラルチーズを含んでいてもよい。
レンネットカゼインとは,脱脂乳にレンネットを加えてカードを形成させた後,ホエイを排除して乾燥することにより得られるものであり,一般的には粉末の状態で取引されている。レンネットカゼインは,カゼイン蛋白質であり,溶液中のpHを4.6以下とすると凝集する。レンネットカゼインの含有量は,チーズ原料全体中5重量%以上であることが好ましく,例えば5〜20重量%,又は8〜15重量%とすればよい。
また,チーズ原料は,上記レンネットカゼインと同じカゼイン蛋白質として,その他に酸カゼインや,ナトリウムカゼイネート,カルシウムカゼイネートをさらに含有していてもよい。ここに例示したカゼイン蛋白質の含有量は,レンネットカゼインの含有量よりも少ないことが好ましく,例えばチーズ原料全体中0.1〜5重量%又は1〜4重量%とすればよい。
食用油脂は,通常食用として使用される物であれば特に限定されないが,例えば植物性油脂,動物性油脂,及び食用精製加工油脂を例として挙げることができる。より具体的には,食用油脂の例は,コーン油,大豆油,パーム油,あまに油,桐油,サフラワー油,かや油,ひまわり油,綿実油,菜種油,辛子油,ごま油,落花生油,オリーブ油,ヤシ油等の植物油脂や,乳脂,ラード,魚油,鯨油,牛脂,豚脂,羊脂等の動物性油脂,及びそれらの硬化油,エステル交換油,分別油等である。食用油脂としては,ここに例示された物を一種類又は二種類以上組み合わせて使用することができる。食用油脂の含有量は,チーズ原料全体中20重量%以上であることが好ましく,例えば20〜50重量%又は30〜40重量%とすればよい。
水は,通常の飲料水であり,チーズ原料中に水を直接添加してもよいし,他の材料に含まれる水分を利用してもよい。水の含有量は,チーズ原料全体中30重量%以上であることが好ましく,例えば30〜80重量%又は40〜60重量%とすればよい。
蛋白質は必要に応じて用いられる。蛋白質は,通常食用として使用される物であれば特に限定されないが,例えばカゼインやホエー等の乳蛋白質,大豆蛋白質,及び魚肉蛋白質を例として挙げることができる。蛋白質の含有量は,チーズ原料全体中15重量%以下であることが好ましく,0.1〜15重量%又は0.5〜9重量%とすればよい。
寒天及びゼラチンは必要に応じて用いられる。寒天とゼラチンは,増粘安定剤であり,チーズ様食品の食感を硬くする目的で利用される。増粘安定剤としては,寒天とゼラチンの両方を用いてもよいし,いずれか一方のみを用いてもよい。寒天の含有量は,チーズ原料全体中4重量%以下であることが好ましく,0.1〜4重量%又は0.8〜3重量%とすればよい。また,ゼラチンの含有量は,チーズ原料全体中15重量%以下であることが好ましく,4〜15重量%又は5〜10重量%とすればよい。
澱粉は必要に応じて用いられる。澱粉は,増粘安定剤であり,通常食用として使用される物であれば特に限定されないが,例えば馬鈴薯澱粉,甘藷澱粉,タピオカ澱粉,コーンスターチ,ワキシーコーンスターチ,サゴ澱粉,小麦澱粉,米澱粉,豆澱粉を例として挙げることができる。またそれらに由来する各種加工澱粉を用いても良い。澱粉の含有量は,チーズ原料全体中5重量%以下であることが好ましく,0.1〜5重量%又は1〜3重量%とすればよい。
その他の増粘剤は必要に応じて適量で用いられる。増粘剤は,増粘安定剤である。増粘剤の例は,カラギニン,アルギン酸などの海草抽出物,ローカストビーンガム,タラガム,グアガム,タマリンド種子多糖類,アラビアガム,トラガントガム,カラヤガム,ペクチン,大豆タンパク質,小麦タンパク質などの植物系天然高分子物質,キサンタンガム,カードラン,ジェランガムなどの微生物産生天然高分子物質,カルボキシメチルセルロース,メチルセルロースなどのセルロース誘導体,アルギン酸ナトリウムなど海草抽出物加工品である。
pH調整剤は,チーズ原料のpHを所望の値とするために必要に応じて適量で用いられる。pH調整剤としては,有機酸,無機酸,乳酸菌発酵物から選ばれる一種または2種以上が使用される。具体的には,有機酸又は無機酸としては,乳酸,アジピン酸,クエン酸,グルコノデルタラクトン,グルコン酸,コハク酸,酒石酸,酢酸,フィチン酸,リンゴ酸,リン酸等を用いることができ,乳酸発酵物としては,ヨーグルト,サワークリーム等を用いることができる。また,クリームチーズ,クアルク,カッテージチーズ等のチーズもpH調整剤として使用することができる。
呈味原料としては,例えば食塩又は溶融塩を用いることができる。食塩又は溶融塩は,チーズ原料の乳化の目的で添加してもよい。食塩又は溶融塩の添加量は,チーズ原料全体中5重量%以下であることが好ましく,0.5〜5重量%又は1.5〜3重量%とすればよい。その他に,呈味原料としては,例えばグルタミン酸ナトリウムなど,チーズ様食品の分野で一般的に用いられているものを採用することができる。
調整工程では,前述した原料を後述の高速攪拌工程で使用するミキサー等に適宜順番に投入することで,これらを混合したチーズ原料を得ることとしてもよい。もしくは,調整工程では,前述した原料を他の容器に入れて混合してチーズ原料を得た後に,後述の高速攪拌工程で使用するミキサー等に移し替えることとしてもよい。
高速攪拌工程は,前述の調整工程で得られたチーズ原料を,高速かつ短時間で撹拌して配合原料を均一に混合する工程である。チーズ原料を加熱して乳化させる前の段階で,チーズ原料を高速かつ短時間で撹拌することにより,加熱乳化後にカードなどの凝固物がダマになって残ることを回避し,しかも最終的に得られるチーズ様食品の糸引き性を維持することができる。この高速攪拌工程では,公知のミキサーやフードカッターを利用してチーズ原料の攪拌を行えばよい。
高速攪拌工程におけるチーズ原料の撹拌は,せん断速度が100〜3000sec−1となる範囲で行われる。特に,せん断速度は,1000〜2800sec−1,又は1500〜2500sec−1であることが好ましく,1800〜2200sec−1,又は2000sec−1であることが更に好ましい。また,高速攪拌工程におけるチーズ原料の攪拌速度を,ミキサー等が備える回転刃の回転数で表すと,5000〜30000rpm又は10000〜20000rpmであることが好ましい。高速攪拌工程におけるせん断速度が100sec−1未満であると凝固物がダマになって残る可能性があり,せん断速度が3000sec−1を超えると却って糸引き性が低下することとなる。従って,高速攪拌工程における攪拌のせん断速度は100〜3000sec−1であることが好ましい。
また,高速攪拌工程におけるチーズ原料の攪拌は,1〜80秒間の範囲で行われる。特に,攪拌時間は,3〜60秒であることが好ましく,3〜10秒であることが更に好ましい。高速攪拌工程における攪拌時間が1秒未満であると凝固物がダマになって残る可能性があり,攪拌時間が80秒を超えると却って糸引き性が低下する。従って,高速攪拌工程における攪拌時間は1〜80秒間とすることが好ましい。
また,高速攪拌工程において,攪拌のせん断速度に撹拌時間を乗じた値は,3000〜8000であることが好ましく,5000〜7000であることがより好ましく,5500〜6500であることが特に好ましい。
また,高速攪拌工程においては,ミキサー等の内部を常温(約25度)に保ち,チーズ原料を加熱しないで撹拌することが好ましい。このため,高速攪拌工程において,チーズ原料は常温に保たれる。例えば,高速攪拌工程における撹拌前と攪拌後のチーズ原料の温度は,0〜45度又は15〜35度の範囲に保たれていることが好ましい。なお,チーズ原料を加熱することもできるが,その場合には,60℃以下が好ましい。
また,高速攪拌工程においては,チーズ原料を撹拌するミキサー等の内部を陰圧状態とし,陰圧条件下においてチーズを撹拌することが好ましい。ここにいう「陰圧状態」とは,大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態を意味し,特にミキサー等の内部の圧力が外部よりも低い状態をいう。例えば,高速攪拌工程を行う際の内部圧力は,500Pa以下(絶対圧表記)又は100Pa以下であることが好ましい。なお,チーズ原料を撹拌するミキサー等の内部は,常圧や陽圧とすることもできる。
攪拌乳化工程は,前述の高速攪拌工程を経たチーズ原料を,加熱しながら撹拌して乳化させる工程である。攪拌乳化工程においては,高速攪拌工程よりも低速でチーズ原料の攪拌が行われる。攪拌乳化工程は,チーズ原料のpHが所定の値(例えばpH5.5)に到達して乳化が完了した段階で終了する。攪拌乳化工程では,例えば,チーズ原料を加熱しながら緩やかに撹拌することのできるケトル型乳化機を使用することが好ましい。なお,攪拌乳化工程においては,チーズ原料を高速で撹拌することは避けるべきであり,例えばステファン型乳化機や,ミキサー,フードカッターなどを使用することは好ましくないといえる。
攪拌乳化工程におけるチーズ原料の攪拌は,前述した高速攪拌工程よりも低速とすることが好ましいが,例えばせん断速度が50〜1650sec−1となる範囲で行うこと好ましい。特に,せん断速度は,50〜1500sec−1又は50〜1000sec−1であることが好ましい。また,攪拌乳化工程におけるチーズ原料の攪拌速度は,50〜1000rpmが好ましく,75〜800rpmであることがより好ましく,100〜500rpmであることがさらに好ましい。
攪拌乳化工程では,例えばケトル型乳化機(ケトル型溶融機)を用いることができる。攪拌乳化工程におけるチーズ原料の攪拌速度を,ケトル型乳化機(ケトル型溶融機)が備える回転刃の回転数で表すと,50〜250rpmが好ましく,75〜225rpmであることがより好ましく,100〜200rpmであることがさらに好ましい。攪拌乳化工程におけるケトル型乳化機のせん断速度は,50〜270sec−1が好ましく,80〜240sec−1がより好ましく,105〜215sec−1がさらに好ましい。
また,攪拌乳化工程では,例えば大型の連続溶融機及び小型の連続溶融機を用いることができる。攪拌乳化工程におけるチーズ原料の攪拌速度を,大型の連続溶融機が備える回転刃の回転数で表すと,100〜1000rpmが好ましく,200〜750rpmであることがより好ましく,300〜500rpmであることがさらに好ましい。攪拌乳化工程における大型の連続溶融機のせん断速度は,160〜1650sec−1が好ましく,320〜1250sec−1がより好ましく,480〜850sec−1がさらに好ましい。また,大型の連続溶融機による攪拌時間は,25〜90秒が好ましく,30〜60がより好ましく,40〜50秒がさらに好ましい。他方,攪拌乳化工程におけるチーズ原料の攪拌速度を,小型の連続溶融機が備える回転刃の回転数で表すと,100〜1000rpmが好ましく,200〜750rpmであることがより好ましく,300〜500rpmであることがさらに好ましい。攪拌乳化工程における小型の連続溶融機のせん断速度は,75〜780sec−1が好ましく,150〜580sec−1がより好ましく,230〜390sec−1がさらに好ましい。また,小型の連続溶融機による攪拌時間は,15〜60秒が好ましく,20〜50がより好ましく,25〜45秒がさらに好ましい。
また,攪拌乳化工程におけるチーズ原料の攪拌時間は,特に限定されず,チーズ原料が所定のpHに到達した段階で終了すればよい。例えば,チーズ原料を撹拌しながら加熱して,徐々に昇温していき,チーズ原料の温度が80〜90度となった段階で,pH調整剤(例えば乳酸)を添加して均一に混合することにより,チーズ原のpHを所望の値に調整することができる。例えば,最終的に得られるチーズ様食品のpHは,低過ぎると酸味が強過ぎて風味が悪くなり,高過ぎるとチーズ特有の風味に欠けることとなるため,4.0〜6.8の範囲に調整することが好ましい。
また,攪拌乳化工程におけるチーズ原料の温度は,常温から開始して80〜90度まで昇温される。攪拌乳化工程においては,少なくともpHを所望の値に達するまでの間,高速攪拌工程における攪拌時よりも高い温度,特に50度以上に保たれていることが好ましい。また,攪拌乳化工程における攪拌時間は,チーズ原料のpHによって調節されるが,ケトル型乳化機(ケトル型溶融機)の場合,少なくとも3分以上であることが好ましく,例えば4〜15分又は6〜9分とすればよい。また,攪拌乳化工程における攪拌時間は,チーズ原料のpHによって調節されるが,大型の連続溶融機の場合,好ましくは25〜90秒,より好ましくは30〜60秒,さらに好ましくは40〜50秒である。攪拌乳化工程における攪拌時間は,チーズ原料のpHによって調節されるが,小型の連続溶融機の場合,好ましくは15〜60秒,より好ましくは20〜50秒,さらに好ましくは25〜45秒である。また,攪拌乳化工程での攪拌のせん断速度に撹拌時間を乗じた値は,3500〜41300であることが好ましく,4000〜10000であることがより好ましく,5000〜7000であることが特に好ましい。また,攪拌乳化工程での回転刃の回転数に撹拌時間を乗じた値は,150〜1500であることが好ましく,180〜1000であることがより好ましく,220〜800であることが特に好ましい。
冷却工程は,前述の攪拌乳化工程を経たチーズ原料を冷却して,チーズ様食品を得る工程である。冷却工程において冷却設備を用いる場合には,水冷又は空冷によってチーズ原料を冷却する。また,冷却工程においては,チーズ原料を常温下に静置して放熱を行うこととしてもよい。
また,冷却工程を経て得られたチーズ様食品は,殺菌することが好ましい(殺菌工程)。チーズ様食品の殺菌方法は,一般に食品で用いられる方法を採用することができ,例えば75〜90℃で1〜10分間加熱することが好ましい。
本発明の製造方法により得られたチーズ様食品は,加熱溶融時に優れた糸引き性を有する。チーズ様食品の糸引き長さは,以下の1)から3)の手順に従った測定方法によって測定することができる。
[糸引き長さの測定方法]
1)25gのチーズ様食品を長さ10〜30mm,幅5〜15mm,厚み1.5〜3mmの範囲にシュレッドして複数の細片を得る。得られた細片を直径85mmの円形のアルミ製トレーに入れる。
2)チーズ様食品の複数の細片をトレーごとオーブントースター(1000w)で3分間加熱した後,30秒間放冷する。
3)放冷後,溶解したチーズ様食品をフォークで混ぜて上方に持ち上げて,チーズ様食品の糸が切れるまでの長さを測定し,糸引き長さとする。
本発明によって得られたチーズ様食品は,前述した方法で測定した糸引き長さが20cm以上であることが好ましい。特に,チーズ様食品の糸引き長さは,20cm以上,25cm以上,又は30cm以上であることが好ましい。糸引き長さの上限は特に限定されないが,例えば60cm以下とすればよい。
続いて実施例を用いて,本発明を具体的に説明する。ただし,本発明は,以下の実施例に限定されることなく,公知の手法に基づく様々な改良を加えることができるものである。
実施例1では,高速攪拌工程におけるせん断速度を一定にし,攪拌時間を異ならせて,複数種類のチーズ様食品を製造し,高速攪拌工程における攪拌時間が,加熱乳化後の凝固物に与える影響,及びチーズ様食品の糸引き性に与える影響を調べた。表1は,チーズ原料の配合を示している。また,表2は,高速攪拌工程におけるせん断速度及び攪拌時間と,最終的に得られたチーズ様食品の物性を示している。
Figure 2017150458
Figure 2017150458
試料1から試料4を製造するにあたり,まず表1の食用油脂125gをミキサー(商品名「ミルサー(登録商標):岩谷産業株式会社製:IFM−650D)に入れた。次いで,表1の粉体原料(レンネットカゼイン,ナトリウムカゼイネート,増粘安定剤)及び呈味物質(溶融塩,呈味料)を同じミキサーに入れた。次いで,同じミキサーに水172.5gを入れた。このようにして試料1から試料4の各試料について同じ配合のチーズ原料を調整した。その後,ミキサー内において,各試料のチーズ原料を,一定のせん断速度2000sec−1(20000rpm)で高速撹拌し均一に混合した。ただし,攪拌時間については,試料1は3秒,試料2は10秒,試料3は60秒,試料4は120秒とした。その後,均一に混合した各試料のうちの350gをケトル型乳化機の容器に移し,加熱しながら緩やかに撹拌し,乳化を行った。ケトル型乳化機におけるせん断速度(攪拌速度)は,215sec−1(200rpm)とした。また,各試料のチーズ原料の温度が80〜90度に達した段階で,表1のpH調整剤(乳酸)5gを添加して均一に混合した。各試料のチーズ原料のpHが5.5に達した段階で攪拌乳化を終了し,チーズ原料をケトル型乳化機から取り出して冷却して,チーズ様食品を得た。他方,試料5を製造するにあたっては,ミキサーによる高速かつ短時間の攪拌を省略し,各種の原料を直接ケトル型乳化機の容器に入れて,攪拌乳化を開始した。試料5について,ミキサーによる高速攪拌を省略した以外は,全て試料1から試料4と同じ条件とした。試料1から試料5について,得られたチーズ様製品の物性を調べた結果,表2に示したとおりとなった。なお,試料1から試料3が,本発明の実施例に相当し,試料4及び試料5は,本発明の比較例に相当する。
加熱による攪拌乳化の完了後のチーズ原料の状態を調べたところ,試料1から試料4については凝固物の存在が認められず,原料成分が良く撹拌されていることが確認できた。これに対して,ミキサーによる高速攪拌を行わなかった試料5については,加熱による攪拌乳化後のチーズ原料の中に,凝固物が多数の固まりとなって存在していることが認められた。このように,試料5は,チーズ原料の中に凝固物が残っており,商品としての適性を有さないものであった。
糸引き長さ(cm)は,前述の[糸引き長さの測定方法]によって測定した長さである。糸引き長さは,3cm以上あれば商品としての適性を備えているといえるが,15cm以上の糸引き長さを有していることが好ましい。ミキサーによる高速攪拌を3秒間行った試料1と10秒間行った試料2は,糸引き長さが30cmに到達しており,十分優れた糸引き性を有するものであった。また,高速攪拌を60秒間行った試料3は,糸引き長さが18cmでありやや不足していたが,商品としての適性は十分に有するものであった。他方で,高速攪拌を120行間行った試料4は,糸引き長さが3cmであり,商品適正を有するものの,他の例と比較して不十分であった。
粘度(P)は,JISZ8803(液体の粘度測定方法)に準拠して,ケトル型乳化機による加熱完了後の溶解したチーズ原料(90度)の粘度を測定した値である。粘度は,充填適正の点から100〜400Pの範囲内であることが好ましい。ミキサーによる高速攪拌の時間を長くすると,チーズ原料の粘度が高くなる傾向にある。特に,高速攪拌を120行間行った試料4は,粘度が550Pと極めて高く,商品にするには扱いにくいものであった。
シュレッド評価値は,冷却後のチーズ様食品を細かくシュレッドし,適切にシュレッドできるかどうかを評価した値である。シュレッド評価値は,綺麗にシュレッドできる場合には評価値を「5」とし,シュレッドの際に酷い結着が認められる場合には評価値を「1」とし,シュレッドの際に一部の結着が認められものの商品として許容できる限界の評価値を「3」とした。
焼成評価は,[糸引き長さの測定方法]の1)及び2)の手順と同様にして,チーズ様食品をシュレッドしてオーブントースター(1000w)で3分間加熱した後の焼成状態を評価した。シュレッドされた細片が綺麗に溶融している場合には評価を「○」とし,シュレッドされた細片の形状が多少認められるものの商品として許容できる場合には評価を「△」とし,シュレッドされた細片の形状がほぼそのまま残っていると認められる場合には評価を「×」とした。試料4は,焼成評価が×であり,商品としての適性を有さないものであった。
本実施例の結果から,ケトル型乳化機による攪拌乳化を行う前に,ミキサーを用いてチーズ原料を高速撹拌することで,乳化後にカード等の凝固物が固まりになって残りにくく,しかも最終的に得られるチーズ様食品が加熱溶融時に優れた糸引き性を発揮することが確認できた。
実施例2では,高速攪拌工程におけるせん断速度と攪拌時間を異ならせて,下記表3に示す試料6から試料9のチーズ様食品を製造した。表3は,各試料について,高速攪拌工程におけるせん断速度及び攪拌時間と,最終的に得られたチーズ様食品の物性を示している。なお,実施例2において,チーズ原料の配合は,試料6から試料9のすべてについて,実施例1の表1で示したものと同じにした。また,実施例2において,高速攪拌工程におけるせん断速度と攪拌時間以外の製造工程は,試料6から試料9のすべてについて,実施例1で説明した工程と同じにした。
Figure 2017150458
試料6及び試料7は,本発明の実施例である。試料6は,実施例1の表1に示した試料1と同じものである。また,試料7は,高速撹拌工程におけるせん断速度を107sec−1まで低下させ,その代わりに撹拌時間を60秒と比較的長くとった。試料7について,加熱による攪拌乳化の完了後のチーズ原料の状態を確認したところ,凝固物の存在が認められず,原料成分が良く撹拌されていることが確認できた。試料7は,試料6と比較して糸引き性及び焼成評価がやや劣るものの,製品としては十分な適性を有するものであった。このように,試料7においても,本発明の効果を十分発揮するものであることが確認できた。また,試料6と試料7は,せん断速度に撹拌時間を乗じた値が,それぞれ6000と6409であった。このことから,高速撹拌工程における撹拌時間を3〜60秒とし,せん断速度に撹拌時間を乗じた値が6000付近の値,例えば5000〜7000となるようにせん断速度を調整することで,本発明と同程度の効果を奏することができるものと推測される。高速攪拌工程において,せん断速度に撹拌時間を乗じた値は,3000〜8000であることが好ましく,5000〜7000であることがより好ましく,5500〜6500であることが特に好ましい。
他方で,試料8及び試料9は,比較例である。試料8は,実施例1の表1に示した試料5と同じものである。また,試料9は,高速撹拌工程を行ったものの,そのせん断速度を17sec−1とし,撹拌時間を600秒とした。この試料9のように,撹拌時間を600秒と長時間に設定した場合であっても,せん断速度が17sec−1と緩やかである場合,高速撹拌工程を行わなかった試料8と同様に,加熱による攪拌乳化の完了後のチーズ原料に凝固物が存在しており,商品としての適性を有さないものであった。
本実施例の結果から,高速撹拌工程におけるせん断速度は少なくとも100sec−1とすることが好適であることが確認できた。また,高速撹拌工程における撹拌時間を3〜60秒とし,せん断速度に撹拌時間を乗じた値が5000〜7000となるようにせん断速度を調整することで,チーズ原料に凝固物がダマになって残らず,好適な糸引き性を有するチーズ様食品を製造できるという知見が得られた。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,本発明の実施例の説明を行った。ただし,本発明は,上記実例に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,チーズ様食品の製造方法に関するものである。従って,本発明は,チーズ様食品の製造業において好適に利用しうる。

Claims (4)

  1. レンネットカゼイン,食用油脂,及び水を含むチーズ原料を,100〜3000sec−1のせん断速度で1〜80秒間撹拌する高速攪拌工程と,
    前記高速攪拌工程を経た前記チーズ原料を,加熱しながら撹拌して乳化させる攪拌乳化工程と,
    前記攪拌乳化工程を経た前記チーズ原料を,冷却してチーズ様食品を得る冷却工程と,を含む
    チーズ様食品の製造方法。
  2. 前記高速攪拌工程において,前記チーズ原料は加熱しない
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記攪拌乳化工程において前記チーズ原料を撹拌する速度は,前記高速攪拌工程における攪拌よりも低速である
    請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記攪拌乳化工程におけるせん断速度は50〜1680sec−1である
    請求項1に記載の製造方法。
JP2018503299A 2016-02-29 2017-02-27 チーズ様食品の製造方法 Active JP6945521B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038437 2016-02-29
JP2016038437 2016-02-29
PCT/JP2017/007521 WO2017150458A1 (ja) 2016-02-29 2017-02-27 チーズ様食品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017150458A1 true JPWO2017150458A1 (ja) 2018-12-20
JP6945521B2 JP6945521B2 (ja) 2021-10-06

Family

ID=59742984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018503299A Active JP6945521B2 (ja) 2016-02-29 2017-02-27 チーズ様食品の製造方法

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6945521B2 (ja)
CN (1) CN108601365A (ja)
HK (1) HK1254475A1 (ja)
SG (1) SG11201805760YA (ja)
WO (1) WO2017150458A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019234957A1 (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 森永乳業株式会社 チーズ様食品、その製造方法
WO2020218428A1 (ja) * 2019-04-24 2020-10-29 株式会社明治 チーズ様食品およびその製造方法
CN110583793B (zh) * 2019-09-17 2022-09-09 光明乳业股份有限公司 一种低饱和脂肪酸的再制奶酪及其制备方法
CN116195634A (zh) * 2021-11-30 2023-06-02 内蒙古伊利实业集团股份有限公司 一种提升酸奶拉丝性的方法及高拉丝性酸奶
WO2024043265A1 (ja) * 2022-08-23 2024-02-29 株式会社明治 プロセスチーズ類を製造する方法、プロセスチーズ類の嗜好性を向上する方法、およびそれにより得られるプロセスチーズ類

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6317657A (ja) * 1986-07-10 1988-01-25 Fuji Oil Co Ltd 固形食品の製造法
JPH0223831A (ja) * 1988-07-11 1990-01-26 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 優れた充填適性及び機能性を有するナチュラルチーズ様食品の製造方法
JPH0591834A (ja) * 1991-09-30 1993-04-16 Snow Brand Milk Prod Co Ltd チーズ類及びその製造方法
JPH06276936A (ja) * 1993-03-30 1994-10-04 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 低脂肪チーズ類およびその製造方法
JP2002125589A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd チーズ様食品およびその製造法
JP2007006721A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Kaneka Corp チーズ様食品及びその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102813009B (zh) * 2011-06-10 2014-08-13 光明乳业股份有限公司 一种常温贮藏再制干酪及其制备方法
CN102429044B (zh) * 2011-10-25 2013-03-20 上海光明奶酪黄油有限公司 常温再制奶酪及其制备方法
CN103549026B (zh) * 2013-10-28 2015-07-22 光明乳业股份有限公司 一种再制干酪及其制备方法
DK2915429T3 (en) * 2014-03-04 2019-04-23 Dmk Deutsches Milchkontor Gmbh Protein mass for use as a cheese substitute product

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6317657A (ja) * 1986-07-10 1988-01-25 Fuji Oil Co Ltd 固形食品の製造法
JPH0223831A (ja) * 1988-07-11 1990-01-26 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 優れた充填適性及び機能性を有するナチュラルチーズ様食品の製造方法
JPH0591834A (ja) * 1991-09-30 1993-04-16 Snow Brand Milk Prod Co Ltd チーズ類及びその製造方法
JPH06276936A (ja) * 1993-03-30 1994-10-04 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 低脂肪チーズ類およびその製造方法
JP2002125589A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd チーズ様食品およびその製造法
JP2007006721A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Kaneka Corp チーズ様食品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
HK1254475A1 (zh) 2019-07-19
JP6945521B2 (ja) 2021-10-06
WO2017150458A1 (ja) 2017-09-08
SG11201805760YA (en) 2018-09-27
CN108601365A (zh) 2018-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6945521B2 (ja) チーズ様食品の製造方法
JP5271827B2 (ja) チーズ様食品組成物及びその製造方法
JP5344085B2 (ja) 焼成用チーズ様食品
WO2020218428A1 (ja) チーズ様食品およびその製造方法
JP2020178707A (ja) カード由来の塗り広げ可能なチーズ
AU2015326933A1 (en) Cheese composition and process for making it
JP5229999B2 (ja) チーズ様食品及びその製造方法
JP5522770B2 (ja) チーズ様食品及びその製造方法
KR102221338B1 (ko) 치즈류, 및 그 제조 방법
JP6225616B2 (ja) 成形チーズ様食品
NO324118B1 (no) Naeringsmiddel og fremgangsmate for fremstilling derav og oste-lignende naeringsmiddel og fremgangsmate for fremstilling derav
JPH09191837A (ja) 発酵乳製品デザート及びその製造法
JP4483723B2 (ja) チーズ様食品及びその製造方法
JP5230000B2 (ja) チーズ様食品及びその製造方法
JPH05292881A (ja) マスカルポーネチーズ様食品の製造方法
JP7184323B2 (ja) ゲル状食品及びその製造方法
JP5235543B2 (ja) チーズ様食品及びその製造方法
KR20160081215A (ko) 리코타 치즈의 속성 제조방법 및 그로부터 제조된 리코타 치즈
US20230000099A1 (en) Process for pasteurising cheese
JPWO2015166686A1 (ja) 植物性クリームチーズ様食品の製造法
RU2318404C2 (ru) Подкисленный пищевой продукт с непрерывной водной фазой, который можно есть ложкой
JP2008212075A (ja) チーズ及びその製造法
KR101986792B1 (ko) 스트레칭 능력이 강화된 하이멜트치즈의 제조방법
JP2006223209A (ja) チーズ様食品およびその製造方法
JP4429554B2 (ja) チーズ含有可塑性油脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6945521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150