JPWO2017149648A1 - 情報表示装置、情報表示方法、プログラム、及び、情報表示システム - Google Patents

Abstract

情報表示システムは、施設を検索するための検索条件をユーザから受け付けるとともに、ユーザの属性及び／又は現在の状況を取得する。次に、検索条件と、ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて施設を検索し、当該施設に関する施設情報を出力する。そして、施設についての付加情報を取得し、施設情報とともに、付加情報を示す付加画像を表示する。

Description

本発明は、施設に関する情報を表示する技術に関する。

カーナビゲーション装置などの車載装置において、ユーザが検索ワードを用いた検索を行った際に、ユーザが求める情報を推測してレコメンドする手法が知られている。例えば、特許文献１に記載のシステムでは、サービス候補提供サーバはユーザの属性、嗜好、履歴などのユーザの特徴に基づいてサービス候補を推測し、その結果を車載装置へ送信する。車載装置は、ユーザの状況を考慮してサービス候補の選別を行い、選別結果を表示する。

特開２００５−２０８９４３号公報

特許文献１の手法では、ユーザの状況に基づいて検索結果を選別するため、状況に応じた検索結果を必要としない場合には、ユーザが求める検索結果を提供することができない。また、ユーザの状況を考慮せずに検索を行った場合には、ユーザが明示的に又は潜在的に求める情報が検索結果に含まれているか否かを知るには、ユーザが実際に検索結果のリスト中からそれぞれの検索結果の詳細にアクセスしなければならない。

本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが例として挙げられる。本発明は、検索結果の表示を見るだけで、ユーザが求める情報を得ることが可能な情報表示手法を提供することを目的とする。

請求項１に記載の発明は、情報表示装置であって、検索条件をユーザから受け付ける受付手段と、前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得手段と、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得手段と、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。

請求項６に記載の発明は、情報表示装置により実行される情報表示方法であって、検索条件をユーザから受け付ける受付工程と、前記検索条件に基づいて検索された施設検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得工程と、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得工程と、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示工程と、を備えることを特徴とする。

請求項７に記載の発明は、コンピュータを備える情報表示装置により実行されるプログラムであって、検索条件をユーザから受け付ける受付手段、前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得手段、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得手段、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。

請求項９に記載の発明は、情報表示システムであって、検索条件をユーザから受け付ける受付手段と、ユーザの属性及び／又は現在の状況を取得する第１取得手段と、前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報を示す情報である検索対象情報を取得する第２取得手段と、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する第３取得手段と、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。

本発明の実施例に係る情報表示システムの全体構成を示す。 コンテキストの例を示す。 検索結果の表示例を示す。 検索処理のフローチャートである。 タグレコメンド部の構成例を示す。 分類器の学習処理のフローチャートである。 変形例に係る検索結果の表示例を示す。

本発明の好適な実施形態では、情報表示装置は、検索条件をユーザから受け付ける受付手段と、前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得手段と、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得手段と、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段と、を備える。

上記の情報表示装置は、施設を検索するための検索条件をユーザから受け付け、検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する。また、検索条件と、ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、検索された検索対象についての付加情報を取得する。そして、情報表示装置は、検索対象情報とともに、付加情報を示す付加画像を表示する。これにより、ユーザの属性や現在の状況に基づいて適切な付加情報を決定し、その付加情報を示す付加画像を表示することができる。

上記の情報表示装置の一態様では、前記検索対象情報は、施設に関する施設情報を含み、前記表示手段は、前記ユーザの指定に応じて、複数の前記施設情報のうち、前記付加情報を有する施設の施設情報を優先的に表示する。この態様では、ユーザに対して付加情報を積極的に提示することができる。

上記の情報表示装置の他の一態様では、前記検索対象情報は、施設に関する施設情報を含み、前記付加情報は、前記施設内に存在する設備に関する情報であり、前記表示手段は、ユーザにより前記付加画像が選択されると、前記施設における前記設備の位置を示す詳細画像情報を表示する。この態様では、ユーザが付加情報に関心を示した場合には、より詳細な情報を提示することができる。

上記の情報表示装置の他の一態様では、前記取得手段は、ユーザにより前記付加画像が選択されると、当該付加画像に対応する設備を検索条件に含めた新たな検索により得られた施設情報を取得し、前記表示手段は、前記新たな検索により得られた施設情報を表示する。この態様では、ユーザが付加情報に対して関心を示した場合には、付加情報を検索条件とした検索結果を提示することができる。

上記の情報表示装置の他の一態様では、前記付加情報取得手段は、当該ユーザからの入力を受け付けることなく、取得された前記ユーザの属性及び／又は現在の状況に基づいて、前記付加情報を取得する。

本発明の他の好適な実施形態では、情報表示装置により実行される情報表示方法は、検索条件をユーザから受け付ける受付工程と、前記検索条件に基づいて検索された施設検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得工程と、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得工程と、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示工程と、を備える。この方法によっても、ユーザの属性や現在の状況に基づいて適切な付加情報を決定し、その付加情報を示す付加画像を表示することができる。

本発明の他の好適な実施形態では、コンピュータを備える情報表示装置により実行されるプログラムは、検索条件をユーザから受け付ける受付手段、前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得手段、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得手段、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムを実行することにより、ユーザの属性や現在の状況に基づいて適切な付加情報を決定し、その付加情報を示す付加画像を表示することができる。このプログラムは、記憶媒体に記憶して取り扱うことができる。

本発明の他の好適な実施形態では、情報表示システムは、検索条件をユーザから受け付ける受付手段と、ユーザの属性及び／又は現在の状況を取得する第１取得手段と、前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報を示す情報である検索対象情報を取得する第２取得手段と、前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する第３取得手段と、前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段と、を備える。

上記の情報表示システムは、施設を検索するための検索条件をユーザから受け付けるとともに、ユーザの属性及び／又は現在の状況を取得する。次に、情報表示システムは、検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報を示す情報である検索対象情報を取得する。また、検索条件と、ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、検索された検索対象についての付加情報を取得する。そして、情報表示システムは、検索対象情報とともに、付加情報を示す付加画像を表示する。これにより、ユーザの属性や現在の状況に基づいて適切な付加情報を決定し、その付加情報を示す付加画像を表示することができる。

以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。

［全体構成］
図１は、本発明の実施例に係る情報表示システム１の全体構成を示す。情報表示システム１は、サーバ１０と、端末装置２０とを備える。端末装置２０は、例えばスマートフォン２０ａや車両に搭載されるカーナビゲーション装置２０ｂなどである。端末装置２０は、無線通信によりサーバ１０と通信する。サーバ１０は、検索部１１と、検索データベース（以下、「データベース」を「ＤＢ」と記す。）１２と、タグレコメンド部１３と、ユーザ属性ＤＢ１４とを備える。

まず、情報表示システム１の動作の概略を説明する。情報表示システム１は、ユーザによる施設の検索時に、検索結果とともに、その施設に関する付加情報（以下、「タグ情報」と呼ぶ。）を表示する点に特徴を有する。タグ情報は、基本的には、その施設に存在する設備などに関する情報である。具体的には、ユーザが検索ワードを入力して検索を指示すると、サーバ１０は、入力された検索ワードに基づいて施設を検索し、１つ又は複数の検索結果を取得する。さらに、サーバ１０は、検索ワードと、得られた検索結果と、コンテキストと、ユーザ属性とに基づいて、検索結果として得られた施設に関してユーザにレコメンドすべきタグ情報を決定し、そのタグ情報を検索結果とともにユーザに提示する。なお、「コンテキスト」とは、ユーザの現在の状態を示す情報である。

具体例として、第１の例では、ユーザが検索ワード「ショッピングモール」を入力して検索を行うと、サーバ１０は検索結果として複数のショッピングモールの施設情報を取得する。これに加えて、サーバ１０は、コンテキスト及び／又はユーザ属性に基づいて、そのユーザに赤ちゃんがいると判定し、検索結果として得られた複数のショッピングモールのリストを提示する際に、授乳室を備えるショッピングモールについては授乳室を示すタグ情報を付加する。

第２の例では、ユーザが検索ワード「コンビニ」を入力して検索を行うと、サーバ１０は検索結果として複数のコンビニの施設情報を取得する。これに加えて、サーバ１０は、コンテキストに基づいて、そのユーザの車両が２時間以上連続して運転しており、その車両に女性が同乗していると判定し、検索結果として得られた複数のコンビニのリストを提示する際に、トイレを備えるコンビニについてはトイレを示すタグ情報を付加する。

第３の例では、ユーザが検索ワード「駐車場付き施設」を検索すると、サーバ１０は検索結果として、駐車場がある施設の施設情報を取得する。これに加えて、サーバ１０は、コンテキストに基づいて、目的地への到着時に雨が降る可能性が高いと判定し、検索結果として得られた複数の駐車場がある施設のリストを提示する際に、屋根付きの駐車場がある施設については屋根付きの駐車場を示すタグ情報を付加する。

次に、図１を参照して、情報表示システム１による具体的な処理について説明する。ユーザが端末装置２０に検索ワードを入力して検索を指示すると、検索ワード３１と、コンテキスト３２とが端末装置２０からサーバ１０へ送信される。

図２は、コンテキスト３２の例を示す。コンテキスト３２は、端末装置２０により取得され、端末装置２０内に保存されている。図２の例では、コンテキスト３２は、「連続運転時間」、「同乗者の構成」、「到着予想時刻における目的地の天気」、「現在時刻」、現在位置」、「ルート案内中か否か」などを含む。「連続運転時間」は車両の制御部やナビゲーション装置２０ｂから取得され、「同乗者の構成」はユーザにより入力されるか、車内に設けられたセンサやカメラなどから取得される。「到着予想時刻における目的地の天気」は、端末装置２０がインターネットなどを通じて外部のサーバから取得する。「現在時刻」は端末装置２０の内部時計から取得することができ、「現在位置」は端末装置２０に搭載されたＧＰＳにより取得することができる。「ルート案内中か否か」の情報は、端末装置２０内で動作しているナビゲーションアプリケーションから取得することができる。

図１に戻り、検索部１１は、端末装置２０から取得した検索ワード３１を用いて検索ＤＢ１２を参照して検索を行い、１つ又は複数の施設情報を検索結果３４として取得する。そして、検索部１１は、得られた検索結果３４と、検索ワード３１と、コンテキスト３２とをタグレコメンド部１３へ送る。タグレコメンド部１３は、検索ワード３１、コンテキスト３２及び検索結果３４に加えて、ユーザ属性ＤＢ１４からユーザ属性３３を取得し、それらに応じてユーザにレコメンドすべきタグ情報３５を決定し、検索部１１へ送る。なお、タグ情報３５は後述するようにタグ内容３５ｘを含む。そして、検索部１１は、検索結果３４とタグ情報３５に基づいて、タグ情報３５を含む検索結果３６を端末装置２０へ送信する。

端末装置２０は、タグ情報３５を含む検索結果３６を受信し、表示部に表示する。図３（Ａ）は、検索結果の表示例を示す。なお、図３（Ａ）は、上記の第２の例における表示例を示す。ユーザが検索ワード「コンビニ」を入力して検索を行い、検索結果として４つのコンビニを示す検索結果バー４１が表示されている。また、ユーザにレコメンドするタグ情報として「トイレ」が決定されたため、４つのコンビニのうち、トイレを備えるコンビニの検索結果バー４１内には、トイレを示すタグアイコン４２が表示されている。

このように、本実施例では、ユーザが入力した検索ワードに基づいて検索結果を表示するとともに、その際のコンテキスト及び／又はユーザ属性を考慮してユーザにレコメンドすべきタグ情報３５がある場合には、そのタグ情報３５を示すタグアイコン４２が表示される。よって、まず基本的な検索結果を表示するとともに、自然な形でユーザにタグ情報を提示することができる。

また、図３（Ａ）に示す表示例において、ユーザがタグアイコン４２にタッチした場合には、図３（Ｂ）に示すタグ内容３５ｘが表示される。タグ内容３５ｘは、タグアイコン４２が示すタグ情報３５の詳細を示す情報である。図３（Ｂ）の例では、トイレのタグアイコン４２に対するタグ内容３５ｘとして、トイレを含む店内マップが表示される。このように、ユーザがタグ情報３５を選択したときにタグ内容３５ｘを表示することにより、ユーザがタグ情報３５に関心を示した場合にさらに詳細な情報を提供することができる。

上記の説明において、検索結果３４は本発明の施設情報の一例であり、コンテキスト３２は本発明の現在の状況の一例であり、タグ情報３５は本発明の付加情報の一例であり、タブアイコン４２は本発明の付加画像の一例である。

［検索処理］
次に、情報表示システム１による検索処理について説明する。図４は、検索処理のフローチャートである。この処理は、サーバ１０及び端末装置２０により実行される。

まず、端末装置２０は、ユーザにより検索ワード３１が入力されたか否かを判定する（ステップＳ１０）。検索ワード３１が入力されると（ステップＳ１０：Ｙｅｓ）、端末装置２０は検索ワード３１と、その時点におけるコンテキスト３２とをサーバ１０へ送信する（ステップＳ１１）。

サーバ１０は、検索ワード３１及びコンテキスト３２を受信し、検索ワード３１に基づいて施設を検索する（ステップＳ１２）。検索結果がある場合（ステップＳ１３：Ｙｅｓ）、サーバ１０は、検索ワード３１と、検索結果３４と、コンテキスト３２及び／又はユーザ属性３３とに基づいて、レコメンドすべきタグ情報３５を決定する（ステップＳ１４）。一方、検索結果が無い場合（ステップＳ１３：Ｎｏ）、サーバ１０はタグ情報３５を決定しない。そして、サーバ１０は、検索結果３６を端末装置２０へ送信する（ステップＳ１５）。この際、ステップＳ１４でタグ情報３５が決定されている場合には、そのタグ情報３５は検索結果３６に含めて端末装置２０へ送信される。また、ステップＳ１３で検索結果が無かった場合には、検索結果が無い旨のメッセージなどが端末装置２０へ送信される。

端末装置２０は、検索結果３６を受信すると、図３（Ａ）に例示するように検索結果バー４１、及び、タグ情報３５に対応するタグアイコン４２を表示する（ステップＳ１６）。次に、端末装置２０は、ユーザによりタグアイコン４２がタッチされたか否かを判定する（ステップＳ１７）。タグアイコン４２がタッチされなかった場合（ステップＳ１７：Ｎｏ）、処理は終了する。一方、タグアイコン４２がタッチされた場合（ステップＳ１７：Ｙｅｓ）、端末装置２０は、図３（Ｂ）に例示するように、そのタグアイコン４２に対応するタグ内容３５ｘを表示する（ステップＳ１８）。そして、処理は終了する。

［タグレコメンド部］
次に、サーバ１０のタグレコメンド部１３について詳しく説明する。前述のように、タグレコメンド部１３は、検索ワード３１と、コンテキスト３２と、ユーザ属性３３と、検索結果３４とに基づいて、タグ情報３５を決定する。図５は、タグレコメンド部１３の構成例を示す。タグレコメンド部１３は、ベクトル変換部１３ａと、分類器１３ｂと、タグＤＢ１３ｃとを備える。

ベクトル変換部１３ａは、入力された検索ワード３１、コンテキスト３２及びユーザ属性３３に基づくベクトルを生成し、分類器１３ｂへ供給する。このベクトルは、検索ワード３１、コンテキスト３２及びユーザ属性３３の組み合わせを示す行列データである。分類器１３ｂは、入力されたベクトルに基づいてタグ情報３５の複数の候補を決定し、それらの候補のうち最も適切なタグ情報３５を選択してタグＤＢ１３ｃへ送る。タグＤＢ１３ｃには、多数の施設の地点（ＰＯＩ：Ｐｏｉｎｔ Ｏｆ Ｉｎｔｅｒｅｓｔ）毎に、その施設に対応するタグ内容３５ｘが保存されている。タグレコメンド部１３は、検索結果３４と、分類器１３ｂによって決定されたタグ情報３５とに基づいて、タグＤＢ１３ｃからタグ内容３５ｘを読み出して、タグ情報３５とともに出力する。

例えば上記の第２の例では、ベクトル変換部１３ａは、検索ワード「コンビニ」と、コンテキストと、ユーザ属性とに基づいてベクトルを生成して分類器１３ｂへ入力する。分類器１３ｂは、そのベクトルに最も適合するタグ情報「トイレ」を決定し、タグＤＢ１３ｃへ入力する。また、タグＤＢ１３ｃには検索結果３４として複数のコンビニを示すＰＯＩが入力される。タグＤＢ１３ｃは、タグ情報「トイレ」を有する１つ又は複数のコンビニについて、そのタグ内容（上記の例では、店内マップ）をタグ情報とともに出力する。

次に、タグレコメンド部１３の分類器１３ｂの学習処理について説明する。分類器１３ｂは、ユーザに提示したタグ情報３５が実際にユーザにより選択されたか否かに応じて学習を行う。即ち、図３（Ａ）に例示するように、タグ情報として「トイレ」をレコメンドする検索結果が表示された状態において、ユーザがタグ情報を有する「Ａショップ」、「Ｃコンビニ」の検索結果バー４１又はタグアイコン４２を押した場合には、ユーザはタグ情報「トイレ」に関心があったと推測される。即ち、タグレコメンド部１３がレコメンドしたタグ情報「トイレ」は恐らくユーザが求めていたものであり、タグ情報「トイレ」のレコメンドは正解であったと考えられる。よって、分類器１３ｂは、その時の検索ワードとコンテキストとユーザ属性との組合せに対応して、タグ情報「トイレ」がより適切となるような重みづけを行う。これにより、その後に同じ組み合わせが入力された場合には、タグ情報として「トイレ」が決定される確率が高くなる。

一方、ユーザがタグ情報を有する「Ａショップ」、「Ｃコンビニ」の検索結果バー４１又はタグアイコン４２を押さなかった場合には、ユーザはタグ情報「トイレ」に関心がなかったと推測される。即ち、レコメンドしたタグ情報「トイレ」は恐らくユーザが求めていたものではなく、タグ情報「トイレ」のレコメンドは不正解であったと考えられる。よって、分類器１３ｂは、その時の検索ワードとコンテキストとユーザ属性との組合せに対応して、タグ情報「トイレ」がより不適切となるような重みづけを行う。これにより、その後に同じ組み合わせが入力された場合には、タグ情報として「トイレ」が決定される確率が低くなる。このように、提示したタグ情報に対するユーザの選択の有無に基づいて分類器１３ｂの学習を行うことにより、より適切なタグ情報がユーザに提示されるようになる。

図６は、分類器１３ｂの学習処理のフローチャートである。この処理は、主としてサーバ１０のタグレコメンド部１３により実行される。まず、端末装置２０において図３（Ａ）の如く表示された検索結果に対するユーザの選択結果が端末装置２０からサーバ１０へ送信される。タグレコメンド部１３は、タグアイコン４２又はタグアイコン４２含む検索結果バー４１（以下、「タグ付き検索結果バー４１」と呼ぶ。）が選択されたか否かを判定する（ステップＳ２０）。

タグアイコン４２又はタグ付き検索結果バー４１が選択された場合（ステップＳ２０：Ｙｅｓ）、タグレコメンド部１３は、そのときの検索ワード、コンテキスト及びユーザ属性の組み合わせに対して正解フラグを付与する（ステップＳ２１）。一方、タグアイコン４２又はタグ付き検索結果バー４１が選択されなかった場合（ステップＳ２０：Ｎｏ）、タグレコメンド部１３は、そのときの検索ワード、コンテキスト及びユーザ属性の組み合わせに対して不正解フラグを付与する（ステップＳ２２）。そして、タグレコメンド部１３は、ステップＳ２１又はＳ２２でフラグを更新した結果に基づいて、分類器１３ｂの学習を行う（ステップＳ２３）。具体的には、正解フラグが付与された組み合わせに対してそのタグ情報の重みを大きくし、不正解フラグが付与された組み合わせに対してそのタグ情報の重みを小さくする。こうして、提示されたタグ情報に対するユーザの選択に基づいて、分類器１３ｂの学習が行われる。

［変形例］
以下に示す変形例は、適宜組み合わせて適用することができる。

（変形例１）
図７は、タグ情報を含む検索結果の他の表示例を示す。図３（Ａ）の例では、タグ情報の有無に関わらず、検索結果を現在位置からの距離が近い順に表示している。これに対し、図７の例では、現在位置からの距離を優先する表示モード（以下、「距離優先モード」と呼ぶ。）と、タグ情報を優先する表示モード（以下、「タグ優先モード」と呼ぶ。）とをユーザが選択できるようにしている。具体的に、図７（Ａ）は、距離優先モードの例であり、各検索結果は現在位置から近い順に表示されている。ここで、ユーザが「タグ優先」と表示された切替ボタン４３を押すと、表示は図７（Ｂ）に示すタグ優先モードに切り替わる。図７（Ｂ）に示すように、タグ優先モードでは、タグ情報を有する検索結果が優先的に表示される。図７（Ｂ）において、ユーザが「近い順」と表示された切替ボタン４３を押すと、表示は図７（Ａ）に示す距離優先モードに切り替わる。これにより、ユーザは自分の好みの表示モードを選択することができる。

（変形例２）
上記の実施例では、タグ情報の決定やタグ内容の提供をサーバ１０側で行っているが、それらを端末装置２０側で行うように構成しても良い。具体的には、上記の実施例でサーバ１０に設けられている検索部１１、検索ＤＢ１２、タグレコメンド部１３及びユーザ属性ＤＢ１４を端末装置２０内に構成し、端末装置２０内でタグ情報を決定してユーザに提示すればよい。また、他の例では、検索部１１と検索ＤＢ１２はサーバ１０に設け、タグレコメンド部１３とユーザ属性ＤＢ１４を端末装置２０内に設けても良い。この場合には、検索ワードに基づく検索をサーバ１０が行い、検索結果を端末装置２０へ送信する。端末装置２０は、受信した検索結果に基づいて、タグレコメンド部１３によりタグ情報を決定しユーザに提示すればよい。

（変形例３）
上記の実施例では、図３（Ａ）に示す検索結果の表示例においてユーザがタグアイコン４２にタッチすると、対応するタグ内容が表示されている。その代わりに、タグアイコン４２がタッチされたときに、タグ内容を検索ワードとする新たな検索を行うようにしてもよい。例えば、図３（Ａ）の例でユーザが「トイレ」に対応するタグアイコン４２にタッチすると、検索ワードを「トイレ」とした新たな施設検索を行う。これにより、ユーザが関心を示したタグ情報「トイレ」を主とした検索結果を提示することが可能となる。

（変形例４）
上記の実施例では、タグ情報を施設に付属する設備に関する情報としている。その代わりに、タグ情報を、例えばその施設において行われるイベントやサービスなどに関する情報としてもよい。

（変形例５）
上記の実施例では、カーナビゲーション装置などにおける施設の検索に本発明を適用しているが、その代わりに、一般的なＷｅｂ検索などに本発明を適用することもできる。例えば、現在放送されているドラマ（ドラマ名「○○」）を視聴しているユーザが「俳優」と検索した際に、その検索結果の詳細に、視聴しているそのドラマ「○○」が含まれている場合に、当該検索結果に「××（ドラマ○○に出演している俳優）」というタグを付与することができる。

本発明は、端末装置に情報を表示するシステムに利用することができる。

１ 情報表示システム
１０ サーバ
１１ 検索部
１２ 検索ＤＢ
１３ タグレコメンド部
１４ ユーザ属性ＤＢ
２０ 端末装置
２０ａ スマートフォン
２０ｂ カーナビゲーション装置

Claims (9)

1. 検索条件をユーザから受け付ける受付手段と、
   前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得手段と、
   前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得手段と、
   前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段と、
   を備えることを特徴とする情報表示装置。
2. 前記検索対象情報は、施設に関する施設情報を含み、
   前記表示手段は、前記ユーザの指定に応じて、複数の前記施設情報のうち、前記付加情報を有する施設の施設情報を優先的に表示することを特徴とする請求項１に記載の情報表示装置。
3. 前記検索対象情報は、施設に関する施設情報を含み、
   前記付加情報は、前記施設内に存在する設備に関する情報であり、
   前記表示手段は、ユーザにより前記付加画像が選択されると、前記施設における前記設備の位置を示す詳細画像情報を表示することを特徴とする請求項１又は２に記載の情報表示装置。
4. 前記取得手段は、ユーザにより前記付加画像が選択されると、当該付加画像に対応する設備を検索条件に含めた新たな検索により得られた施設情報を取得し、
   前記表示手段は、前記新たな検索により得られた施設情報を表示することを特徴とする請求項３に記載の情報表示装置。
5. 前記付加情報取得手段は、当該ユーザからの入力を受け付けることなく、取得された前記ユーザの属性及び／又は現在の状況に基づいて、前記付加情報を取得することを特徴とする請求項１に記載の情報表示装置。
6. 情報表示装置により実行される情報表示方法であって、
   検索条件をユーザから受け付ける受付工程と、
   前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得工程と、
   前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得工程と、
   前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示工程と、
   を備えることを特徴とする情報表示方法。
7. コンピュータを備える情報表示装置により実行されるプログラムであって、
   検索条件をユーザから受け付ける受付手段、
   前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報である検索対象情報を取得する検索対象取得手段、
   前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する付加情報取得手段、
   前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段、
   として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
8. 請求項７に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
9. 検索条件をユーザから受け付ける受付手段と、
   ユーザの属性及び／又は現在の状況を取得する第１取得手段と、
   前記検索条件に基づいて検索された検索対象を示す情報を示す情報である検索対象情報を取得する第２取得手段と、
   前記検索条件と、前記ユーザの属性及び／又は現在の状況とに基づいて、前記検索された検索対象についての付加情報を取得する第３取得手段と、
   前記検索対象情報とともに、前記付加情報を示す付加画像を表示する表示手段と、
   を備えることを特徴とする情報表示システム。

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