JP2018073362A - 施設検索装置、通信システム、施設検索方法及び施設検索プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】人気が低い施設に偏ることなく、施設に到着してからの待ち時間を短くすることが可能な施設を優先した検索を実施する技術を提供する。【解決手段】施設検索装置(1)は、取得部(11h)と、算出部(11f)と、比較部(11i)と、検索結果作成部(11j)と、を備える。前記取得部は、所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する。前記算出部は、前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する。前記比較部は、前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める。前記検索結果作成部は、施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する。【選択図】図1
Description
本発明は、施設を検索する技術に関する。
施設での長い待ち時間は、人に強いストレスを与える。そこで、施設での長い待ち時間を回避することを支援する技術が従来から開発されている。例えば、特許文献1は、施設までの経路の所要時間と施設での待ち時間との合計が少ない施設の順に優先順位を付け、その優先順位に従い施設情報をディスプレイにリスト表示させる施設情報表示装置を提案している。
特許文献1で提案されている施設情報表示装置では、施設までの経路の所要時間と施設での待ち時間との合計が少ない施設ほど優先順位が高くなるので、近くて空いている施設の情報が優先的にディスプレイに表示されることになる。その結果、待ち時間が長い施設、換言すると人気が高い施設は、優先順位が低くなりがちであった。
本発明は、上記の課題に鑑み、人気が低い施設に偏ることなく、施設に到着してからの待ち時間を短くすることが可能な施設を優先した検索を実施する技術を提供することを目的とする。
本発明に係る施設検索装置は、所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得部と、前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出部と、前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較部と、施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成部と、を備える構成(第1の構成)である。
また、上記第1の構成の施設検索装置において、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設に比べて、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設の方が、前記優先度が高い構成(第2の構成)であってもよい。
また、上記第2の構成の施設検索装置において、前記検索結果作成部は、前記検索結果を作成する際に、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設に関して、前記所要時間が短い施設ほど優先する構成(第3の構成)であってもよい。
また、上記第2の構成の施設検索装置において、前記検索結果作成部は、前記検索結果を作成する際に、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設に関して、前記所要時間が所定値に近い施設ほど優先する構成(第4の構成)であってもよい。
また、上記第2〜第4いずれかの構成の施設検索装置において、前記検索結果の中から施設を選択する選択部と、前記選択部によって選択された施設について前記待ち時間より前記所要時間が長い場合、前記検索結果が作成された後の時間経過により、前記選択部によって選択された施設について前記待ち時間より前記所要時間が短くなったか否かを判定する判定部と、を備える構成(第5の構成)であってもよい。
また、上記第2〜第5いずれかの構成の施設検索装置において、前記検索結果が、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設のみを含む、又は、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設及び前記待ち時間と前記所要時間とが同じ施設のみを含む構成(第6の構成)であってもよい。
また、上記第1の構成の施設検索装置において、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設に比べて、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設の方が、前記優先度が高く、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設に関して、前記差分の絶対値が小さいほど前記優先度が高い構成(第7の構成)であってもよい。
また、上記第7の構成の施設検索装置において、前記検索結果が、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設のみを含む、又は、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設及び前記待ち時間と前記所要時間とが同じ施設のみを含む構成(第8の構成)であってもよい。
本発明に係る通信システムは、サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な検索結果表示装置とを含む通信システムであって、前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得部を備え、前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出部を備え、前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較部を備え、前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成部を備え、前記サーバ装置は、前記検索結果表示装置と通信可能な第1通信部と、前記所定の条件に合致する施設の前記待ち時間に関する情報を少なくとも格納するデータベースと、を備え、前記検索結果表示装置は、前記サーバ装置と通信可能な第2通信部と、前記検索結果に基づく画像を表示する表示部と、を備える構成(第9の構成)である。
本発明に係る施設検索方法は、所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得工程と、前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出工程と、前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較工程と、施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成工程と、を備える構成(第10の構成)である。
本発明に係る施設検索プログラムは、コンピュータを、所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得部、前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出部、前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較部、及び、施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成部、として機能させる構成(第11の構成)である。
本発明によれば、施設の待ち時間と、施設に到着するまでに要すると予測される所要時間との差分に基づく優先度に従って検索結果が作成されるので、施設に到着するまでの待ち時間の消化を考慮した優先度に従って検索結果が作成される。したがって、本発明によれば、人気が低い施設に偏ることなく、施設に到着してからの待ち時間を短くすることが可能な施設を優先した検索を実施することができる。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<<1.第1実施形態>>
<1−1.通信システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る通信システム100の構成を示す図である。通信システム100は、車載機器1と、サーバ装置2と、を備えている。通信システム100は、サーバ装置2が施設3の待ち時間に関する情報を車載機器1に送信し、車載機器1が施設3の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成するシステムである。図1では、施設3を1つしか図示していないが、実際にはサーバ装置2はネットワークを介して複数の施設3それぞれとの間で通信を行う。
<1−1.通信システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る通信システム100の構成を示す図である。通信システム100は、車載機器1と、サーバ装置2と、を備えている。通信システム100は、サーバ装置2が施設3の待ち時間に関する情報を車載機器1に送信し、車載機器1が施設3の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成するシステムである。図1では、施設3を1つしか図示していないが、実際にはサーバ装置2はネットワークを介して複数の施設3それぞれとの間で通信を行う。
以下、施設3の構成、サーバ装置2の構成、車載機器1の構成、及び通信システム100の処理について順に説明する。
<1−2.施設の構成>
施設3は、例えば飲食店、病院、調剤薬局、美容院、理容院、役所等である。施設3では、利用希望者が集中した場合に利用が可能になるまでの待ち時間が発生する。
施設3は、例えば飲食店、病院、調剤薬局、美容院、理容院、役所等である。施設3では、利用希望者が集中した場合に利用が可能になるまでの待ち時間が発生する。
図1に示すように、施設3は予約端末31を備えている。予約端末31は、待ち時間算出部32と、通信部33と、予約部34と、を備えている。本実施形態では、予約端末31は、日時指定予約の受付が可能な端末である。
待ち時間算出部32は、予約状況や施設3内の混雑状況等に基づいて待ち時間を算出する。待ち時間算出部32は、予約状況や施設3内の混雑状況等の変化或いは時間経過等に応じて待ち時間を随時更新する。
通信部33は、施設3の待ち時間に関する情報(待ち時間情報)をサーバ装置2に送信する。施設3の待ち時間に関する情報は、施設3を識別するための識別情報と、待ち時間算出部32によって算出された待ち時間の数値情報と、を含む情報である。施設3を識別するための識別情報としては、例えば施設3の緯度情報及び経度情報を含む情報を用いることができる。
通信部33は、サーバ装置2から送られてくる日時指定予約に関する情報を受信する。
予約部34は、予約状況を管理し、通信部33によって受信された日時指定予約に関する情報に応じて予約状況の管理データを更新する。予約状況の管理データは、予約端末31が備える図示しない操作部を施設3内にいる施設関係者や施設利用者が操作することによっても更新することができる。
<1−3.サーバ装置の構成>
図1に示すように、サーバ装置2は、通信部21と、待ち時間データベース22と、を備えている。
図1に示すように、サーバ装置2は、通信部21と、待ち時間データベース22と、を備えている。
通信部21は、車載機器1から送られてくる日時指定予約に関する情報(予約情報)を予約端末31に転送する。また、通信部21は、予約端末31から送られてくる施設3の待ち時間に関する情報を受信する。さらに、通信部21は、待ち時間データベース22に格納されている情報の少なくとも一部を、車載機器1からの待ち時間情報要求に応じて車載機器1に送信する。
待ち時間データベース22は、通信部21によって受信された施設3の待ち時間に関する情報を格納する。
<1−4.車載機器の構成>
車載機器1は、車両に搭載され、少なくとも施設の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成する電子機器(施設検索装置に相当)である。本実施形態では、車載機器1は、施設検索装置の機能と、目的地までの走行経路を案内するナビゲーション装置の機能との両方を備えている。
車載機器1は、車両に搭載され、少なくとも施設の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成する電子機器(施設検索装置に相当)である。本実施形態では、車載機器1は、施設検索装置の機能と、目的地までの走行経路を案内するナビゲーション装置の機能との両方を備えている。
図1に示すように、車載機器1は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14と、音声出力部15と、操作部16と、位置情報取得部17と、を備えている。
制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を備えるコンピュータである。制御部11は、車載機器1が備える記憶部12等と接続され、記憶部12に記憶されたプログラム12aに基づいて情報の処理及び送受信を行い、車載機器1の全体を制御する。
制御部11は、表示制御部11aと、音声制御部11bと、操作判定部11cと、目的地設定部11dと、経路算出部11eと、所要時間算出部11fと、経路案内部11gと、待ち時間取得部11hと、時間比較部11iと、検索結果作成部11jと、を備えている。記憶部12に記憶されたプログラム12aにしたがってCPUが演算処理を実行することにより、表示制御部11a等の制御部11の各種機能が実現される。
表示制御部11aは、画像を表示部14に表示させる制御を行う。
音声制御部11bは、音声を音声出力部15から出力させる制御を行う。
操作判定部11cは、ユーザによって操作部16が操作された際に、その操作内容を判定する。例えば、操作部16が表示部14上に配置されるタッチパネルである場合には、操作判定部11cは、ユーザの指等が接触した表示部14上の位置(例えば、座標)を示す操作情報を取得し、その情報に基づいて操作内容を判定する。また、例えば、操作部16が機械式のボタンである場合には、操作判定部11cは、いずれのボタンがユーザによって押されたかを示す操作情報を取得し、その情報に基づいて操作内容を判定する。
目的地設定部11dは、経路案内の目的地を設定する。具体的には、目的地設定部11dは、ユーザが操作部16を操作することによって入力された目的地の検索条件に合致する目的地の候補を抽出する。そして、目的地設定部11dは、抽出された候補の中からユーザが操作部16を操作することによって選択された目的地を設定する。
経路算出部11eは、車載機器1の現在位置から目的地までの走行経路を算出する。具体的には、経路算出部11eは、目的地設定部11dによって設定された目的地と、位置情報取得部17によって取得される車載機器1の現在位置を示す位置情報と、記憶部12に記憶されている地図情報12bと、を用いることにより、車載機器1の現在位置から目的地までの走行経路を算出する。また、経路算出部11eは、車載機器1の現在位置から所定の条件に合致する施設3までの走行経路も算出する。
走行経路の算出には、例えば、所要走行時間の短さを優先させた走行経路の算出、所要走行距離の短さを優先させた走行経路の算出、通行料金の安さを優先させた走行経路の算出等がある。
目的地までの走行経路に関しては、経路算出部11eが複数の走行経路を算出することが望ましい。この場合、例えば、複数の走行経路に関する画像を表示部14が表示し、ユーザがその表示を参照しながら操作部16を操作して、複数の走行経路の中から経路案内を実施する走行経路を選択するようにすればよい。
所定の条件に合致する施設3までの走行経路は、例えば、予め設定された事項(例えば所要走行時間の短さ等)を優先させた走行経路でもよく、経路案内を実施する走行経路が決定している場合には経路案内を実施する走行経路と同一の事項(例えば所要走行時間の短さ等)を優先させた走行経路でもよい。なお、上記の予め設定された事項は、ユーザが操作部16を操作することによって変更できることが望ましい。
所要時間算出部11fは、車載機器1の現在位置から目的地に到着するまでにかかると予想される所要時間を算出する。具体的には、所要時間算出部11fは、目的地までの走行経路の距離、現在時刻、通信部13によって受信される交通渋滞情報等に基づいて、目的地に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する。また、所要時間算出部11fは、車載機器1の現在位置から所定の条件に合致する施設3に到着するまでに要すると予測される所要時間も算出する。
経路案内部11gは、車載機器1の現在位置から目的地までの走行経路を案内する。具体的には、経路案内部11gは、車載機器1の現在位置近傍の地図画像に走行経路を重畳した画像を表示部14に表示させ、右折指示や左折指示などの経路案内に関する音声ガイダンスを音声出力部15に出力させ、ユーザに目的地までの走行経路を案内する。
待ち時間取得部11hは、サーバ装置2の待ち時間データベース22から通信部13及び21を介して、所定の条件に合致する施設3の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する。
時間比較部11iは、所定の条件に合致する施設3それぞれについて、待ち時間と、到着するまでに要すると予測される所要時間との差分を求める。
検索結果作成部11jは、施設3を検索し、時間比較部11iによって求められた差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する。本実施形態では、検索結果に基づく画像が表示部14によって表示される。
記憶部12は、プログラム12a及び地図情報12bを不揮発的に記憶している。記憶部12としては、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等を用いることができる。また、記憶部12の一部又は全部を、SDメモリカード(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記憶媒体で構成し、車載機器1の本体に対して装脱着可能にしてもよい。
プログラム12aは、制御部11により読み出され、制御部11が車載機器1を制御するために実行される、いわゆるシステムソフトウェアである。プログラム12aは、施設の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成する施設検索プログラムを含んでいる。地図情報12bは、全国又は一定の広域の道路情報を含む情報である。
通信部13は、図示しないネットワークを介してサーバ装置2の通信部21と無線通信を行う。
表示部14は、画像を表示する表示装置である。表示部14としては、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、画像をフロントガラスに投影するヘッドアップディスプレイ等を用いることができる。
音声出力部15は、音声信号を音声に変換する装置である。表示部14としては、例えば、スピーカ等を用いることができる。
操作部16は、ユーザが行った操作に応じた操作情報を生成する装置である。操作部16としては、例えば、タッチパネル、機械式のボタン等を用いることができる。なお、操作部16は、表示部14と一体として構成してもよい。
位置情報取得部17は、車載機器1の現在位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部17としては、例えばGPS(Global Positioning System)信号を受信して受信結果から位置情報を生成するGPS受信部を用いることができる。位置情報は、緯度情報及び経度情報を含む情報である。
<1−5.通信システムの処理>
図2は、通信システム100及び予約端末31の処理の流れを示す図である。図中左側は車載機器1の処理、図中中央はサーバ装置2の処理、図中右側は予約端末31の処理をそれぞれ示している。
図2は、通信システム100及び予約端末31の処理の流れを示す図である。図中左側は車載機器1の処理、図中中央はサーバ装置2の処理、図中右側は予約端末31の処理をそれぞれ示している。
車載機器1の処理は車載機器1の起動後に開始され、サーバ装置2の処理はサーバ装置2の起動後に開始され、予約端末31の処理は予約端末31の起動後に開始される。なお、図2では、車載機器1の処理として、施設3に到着したときの待ち時間の短さを優先させた施設検索(以下、「到着時待ち時間優先の施設検索」と称す。)に関連する処理及びその検索結果を用いた施設3の予約に関連する処理のみを図示しているが、車載機器1は図2に図示した以外の処理、例えばナビゲーションに関する処理等も実施可能である。
予約端末31が起動すると、待ち時間算出部32は待ち時間を算出する(ステップS301)。
次に、待ち時間算出部32は、送信タイミングが到来しているか否かを判定する(ステップS302)。送信タイミングが到来していれば、待ち時間算出部32は施設3の待ち時間に関する情報(待ち時間情報)を通信部33に出力し、通信部33は待ち時間算出部32から出力された待ち時間情報をサーバ装置2に送信する(ステップS303)。送信タイミングとしては、例えば、所定の周期に同期したタイミングや待ち時間算出部32によって算出される待ち時間の値に変化が生じたタイミング等を採用することができる。
送信タイミングが到来していないと判定された後、又は、待ち時間情報が送信された後、予約部34は、予約状況に変化が有るか否かを判定する(ステップS304)。予約状況に変化が有れば、予約部34は予約状況の管理データを更新する(ステップS305)。予約端末31は、上記の処理を繰り返して、待ち時間情報及び予約状況の管理データを最新のものに更新している。
サーバ装置2が起動すると、通信部21は待ち時間情報を受信したか否を判定する(ステップS201)。通信部21が待ち時間情報を受信していれば、待ち時間データベース22は格納している待ち時間情報を更新する(ステップS202)。サーバ装置2は、上記の処理を繰り返して、待ち時間情報を最新のものに更新している。
車載機器1の起動後に、ユーザが操作部16を操作することによって「到着時待ち時間優先の施設検索」の開始が指示されると、制御部11は、「到着時待ち時間優先の施設検索」を開始し(ステップS101)、所定の条件を設定する(ステップS102)。所定の条件に合致する施設としては、例えば、所定のジャンルの施設、車載機器1の現在位置から所定の距離以内に位置する施設、経路案内部11gが案内する走行経路が決定している場合にはその走行経路沿いに位置する施設、経路案内部11gが案内する走行経路が決定している場合にはその走行経路沿いから所定範囲内に位置する施設等がある。所定の条件は、複数の条件の組合せ(例えば、所定のジャンル且つ経路案内部11gが案内する走行経路沿いに位置すること)であってもよい。所定の条件は制御部11によって自動的に設定されてもよく、ユーザが操作部16を操作することによって所定の条件の一部又は全部が設定されてもよい。
次に、制御部11は待ち時間情報要求を通信部13に出力し、通信部13は制御部11から出力された待ち時間情報要求をサーバ装置2に送信する(ステップS103)。待ち時間情報要求は、所定の条件に合致する施設3それぞれの待ち時間に関する情報を要求する信号である。また、待ち時間情報要求は、所定の条件に関する情報を含む信号である。
サーバ装置2では、待ち時間情報を受信していないと判定された後、又は、予約状況の管理データが更新された後、通信部21は待ち時間情報要求を受信したか否を判定する(ステップS203)。通信部21が待ち時間情報要求を受信していれば、待ち時間データベース22は、所定の条件に合致する施設3を、待ち時間情報を車載機器1に送信する対象の施設3とする(ステップS204)。そして、待ち時間データベース22は所定の条件に合致する施設3の待ち時間情報を出力し、通信部21は待ち時間データベース22から出力された所定の条件に合致する施設3の待ち時間情報を車載機器1に送信する(ステップS205)。
車載機器1では、通信部13は所定の条件に合致する施設3の待ち時間情報を受信し、待ち時間取得部11hは通信部13によって受信された所定の条件に合致する施設3の待ち時間情報を取得する(ステップS104)。なお、上記のステップS102の処理が終わってから次に説明するステップS105の処理が始まるまでの期間のどこかで、所要時間算出部11fは、車載機器1の現在位置から所定の条件に合致する施設3に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する。
次に、時間比較部11iは、所定の条件に合致する施設3それぞれについて、待ち時間と、到着するまでに要すると予測される所要時間との差分を求める(ステップS105)。そして、検索結果作成部11jは、施設3を検索し、時間比較部11iによって求められた差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する。その後、検索結果に基づく画像が表示部14によって表示される(ステップS106)。
時間比較部11iによって求められた差分に基づく優先度に従って作成された検索結果は、施設3に到着するまでの待ち時間の消化を考慮した優先度に従って作成された検索結果になる。したがって、検索結果作成部11jは、人気が低い施設3に偏ることなく、施設3に到着してからの待ち時間を短くすることが可能な施設3を優先した検索を実施している。この検索結果を利用することで、ユーザは、人気が低い施設3に偏ることなく、施設3に到着してからの待ち時間を短くすることが可能な施設3を把握することができる。
ここで、検索結果に基づく画像表示の例について図3〜図8を参照して説明する。
図3は、所定の条件に合致する施設3の状況例を示す図である。図中の待ち時間に関する情報は、予約端末31の待ち時間算出部32によって算出され、サーバ装置2の待ち時間データベース22によって格納され、車載機器1の待ち時間取得部11hによって取得される。図中の所要時間は、車載機器1の所要時間算出部11fによって算出される。図中の差分は、車載機器1の時間比較部11iによって算出される。図3では、待ち時間から所要時間を引いた値を差分の値としているが、所要時間から待ち時間を引いた値を差分の値としてもよい。
図中の到着時待ち時間は、施設3に到着するまでの待ち時間の消化を考慮した指標であり、具体的には、車載機器1の検索結果作成部11jが検索結果を作成した後、遅滞なくユーザが到着予想時刻を指定して日時指定予約を行ったと仮定した場合に施設3の到着時に発生すると予測される待ち時間である。図3から分かるように、待ち時間から所要時間を引いた値(差分の値)が0以下であれば到着時待ち時間は0になり、待ち時間から所要時間を引いた値(差分の値)が正であればその正の値が到着時待ち時間になる。
図4及び図5は、待ち時間より所要時間が短い施設3に比べて待ち時間より所要時間が長い施設3の方を優先させた場合の検索結果に基づく画像表示の例を示す図である。
検索結果作成部11jが検索結果を作成すると、表示部14が検索結果に基づく画像を表示する。図4に示す画像表示では、検索結果が8件であるため、所定の条件に合致する全ての施設3(図3に示すA店〜H店)が検索結果に含まれている。検索結果に基づく画像表示には、「スクロールダウン」の表示領域14a、「スクロールアップ」の表示領域14b、及び「戻る」の表示領域14cが含まれている。「戻る」の表示領域14cが操作部16によって選択されると、検索結果に基づく画像表示が終了する。また、「スクロールアップ」の表示領域14bが操作部16によって数回選択されて検索結果の最下部が表示されると、図5に示す画像表示になる。
待ち時間より所要時間が短い施設3に比べて待ち時間より所要時間が長い施設3の方を優先させた場合、到着時待ち時間が0である施設3を優先してユーザに提示することができる。待ち時間より所要時間が長い施設3(A店、B店、F店、G店、H店)と、待ち時間より所要時間が短い施設3(D店、E店)とがユーザが容易に判別できることが望ましい。図4及び図5では網掛けの有無によって区別しているが、到着時待ち時間を検索結果のリスト表示項目に加えてもよい。
なお、図4及び図5に示す画面表示の例では、待ち時間より所要時間が長い施設3と、待ち時間が所要時間と一致する施設3とは同じ優先度であるが、待ち時間が所要時間と一致する施設3の優先度を待ち時間より所要時間が長い施設3の優先度より低くし待ち時間より所要時間が短い施設3の優先度より高くしてもよく、待ち時間が所要時間と一致する施設3と待ち時間より所要時間が短い施設3とを同じ優先度にしてもよい。
さらに、図4及び図5に示す画面表示の例では、待ち時間より所要時間が長い施設3(A店、B店、F店、G店、H店)に関して、所要時間が短い施設3ほど優先されている。したがって、到着時待ち時間が0であって且つ早く到着する施設3を優先してユーザに提示することができる。
図6は、図4及び図5と同様に、待ち時間より所要時間が短い施設3に比べて待ち時間より所要時間が長い施設3の方を優先させた場合の検索結果に基づく画像表示の例を示す図である。ただし、図6に示す画面表示の例は、待ち時間より所要時間が短い施設3(D店、E店)を検索結果に含めない点で、図4及び図5に示す画面表示の例と異なっている。このため、図6に示す画面表示の例では検索結果が6件になっている。
図7は、図4及び図5と同様に、待ち時間より所要時間が短い施設3に比べて待ち時間より所要時間が長い施設3の方を優先させた場合の検索結果に基づく画像表示の例を示す図である。ただし、図7に示す画面表示の例は、待ち時間より所要時間が短い施設3(D店、E店)及び待ち時間が所要時間と一致する施設3(C店)を検索結果に含めない点で、図4及び図5に示す画面表示の例と異なっている。このため、図7に示す画面表示の例では検索結果が5件になっている。
図6及び図7に示す画面表示の例でそれぞれ説明した検索結果によると、到着時待ち時間が0である施設3のみをユーザに提示することができる。図6及び図7に示す画面表示の例でそれぞれ説明した検索結果は、到着時待ち時間が0でない施設3に全く関心がないユーザに適している。
図8は、図4及び図5と同様に、待ち時間より所要時間が短い施設3に比べて待ち時間より所要時間が長い施設3の方を優先させた場合の検索結果に基づく画像表示の例を示す図である。ただし、図8に示す画面表示の例は、待ち時間より所要時間が短い施設3(D店、E店)及び待ち時間が所要時間と一致する施設3(C店)を検索結果に含めない点で、図4及び図5に示す画面表示の例と異なっている。このため、図8に示す画面表示の例では検索結果が5件になっている。さらに、図8に示す画面表示の例は、待ち時間より所要時間が長い施設3(A店、B店、F店、G店、H店)に関して、所要時間が所定値(ここでは90分)に近い施設3ほど優先されている。このため、図8に示す画面表示の例では到着予定時刻が現在時刻に所定値を加えた時刻(ここでは現在時刻9時に90分を加えた時刻である10時30分)に近い施設3ほど優先されている。
図8に示す画面表示の例で説明した検索結果によると、到着時待ち時間が0であって且つ所定の時刻に近い時刻に到着する施設3を優先してユーザに提示することができる。図8に示す画面表示の例で説明した検索結果は、所定の時刻に近い時刻に施設3に到着したいユーザに適している。
次に、図2に戻って、検索結果に基づく画像が表示部14によって表示された後の処理について説明する。車載機器1の制御部11は、表示部14に検索結果としてリスト表示されている施設3の中から、日時指定予約を行う施設3が操作部16によって選択されたか否かを判定する(ステップS107)。日時指定予約を行う施設3が選択されていれば、制御部11は予約情報を作成して通信部13に出力し、通信部13は予約情報をサーバ装置2に送信する(ステップS108)。予約情報は、予約を行う施設、予約者名、利用人数、予約日時等の情報を含む。例えば、日時指定予約を行う施設3が選択された場合に、表示部14が予約情報の入力を促す画像を表示し、ユーザが操作部16を操作して予約情報の少なくとも一部を入力すればよい。制御部11は、日時指定予約を行う施設3の到着予定時刻を予約日時として設定してもよい。これにより、ユーザが予約日時を入力する手間を省くことができる。なお、車載機器1では、予約情報が送信された後、ステップS101の処理に戻る。
サーバ装置2では、待ち時間情報要求を受信していないと判定された後、又は、待ち時間情報要求が送信された後、通信部21は予約情報を受信したか否を判定する(ステップS206)。通信部21は、予約情報を受信していれば、日時指定予約を行う施設3の予約端末31に予約情報を転送する。なお、サーバ装置2では、予約情報を受信していないと判定された後、又は、予約情報が送信された後、ステップS201の処理に戻る。
日時指定予約を行う施設3の予約端末31では、通信部33が予約情報を受信すると、ステップS305の処理によって予約状況の管理データが更新される。
<1−6.変形例>
以上、第1実施形態について説明したが、本発明は第1実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。以下では、第1実施形態の変形例について説明する。なお、第1実施形態及びその変形の全ての要素と、後述する第2実施形態及びその変形の全ての要素とは、矛盾のない限り適宜組み合わせて実施することができる。
以上、第1実施形態について説明したが、本発明は第1実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。以下では、第1実施形態の変形例について説明する。なお、第1実施形態及びその変形の全ての要素と、後述する第2実施形態及びその変形の全ての要素とは、矛盾のない限り適宜組み合わせて実施することができる。
上記の第1実施形態では、予約端末31は日時指定予約の受付が可能な端末であったが、予約端末31は日時指定予約の受付が不可能であり順番予約の受け付けが可能な端末であってもよい。
予約端末31が、日時指定予約の受付が不可能であり順番予約の受け付けが可能な端末である場合、車載機器1の検索結果作成部11jが検索結果を作成した後、遅滞なくユーザが順番予約を行うと、待ち時間より所要時間が長い施設3ではユーザが到着する前に順番が来てしまい不在を理由に予約がキャンセルされてしまうおそれがある。
そこで、車載機器1は次のような動作をしてもよい。制御部11は、表示部14に検索結果としてリスト表示されている施設3の中から、予約を行う施設3が操作部16によって選択されたか否かを判定する。選択された施設3について待ち時間より所要時間が長い場合、制御部11は、検索結果が作成された後に時々刻々変化する選択された施設3の待ち時間と所要時間を比較し、検索結果が作成された後の時間経過により、選択された施設3について待ち時間より所要時間が短くなったか否かを判定する。これにより、順番予約を行った際に、ユーザが到着する前に順番が来てしまい不在を理由に予約がキャンセルされてしまうおそれがなくなるタイミングの到来を把握することができる。したがって、選択された施設3について待ち時間より所要時間が短くなったと判定されてから遅滞なく車載機器1が順番予約を行うための予約情報を送信して順番予約を実施すればよい。
なお、サーバ装置2と通信可能な施設3として、日時指定予約の受付が可能な予約端末31を有する施設3と、日時指定予約の受付が不可能であり順番予約の受け付けが可能な予約端末31を有する施設3とが混在している場合がある。この場合、待ち時間情報に、日時指定予約と順番予約のいずれに対応しているかを知らせる情報を含めるようにし、車載機器1の表示部14に表示される検索結果に基づく画像に、リスト表示された各施設3が日時指定予約と順番予約のいずれに対応しているかを知らせる情報を含めるようにすることが望ましい。
また、上記の第1実施形態とは異なり、検索結果作成部11jが、待ち時間より所要時間が長い施設3に比べて待ち時間より所要時間が短い施設3の方を優先させ、尚且つ、待ち時間より所要時間が短い施設3に関して、待ち時間と所要時間との差分の絶対値が小さいほど優先度を高くして検索結果を作成してもよい。これにより、検索結果が作成された後、遅滞なくユーザが順番予約を行っても、ユーザが到着する前に順番が来てしまい不在を理由に予約がキャンセルされてしまうおそれがなく尚且つ到着時待ち時間が短い施設3が優先されて検索結果が作成される。
図9及び図10はそれぞれ、検索結果作成部11jが、待ち時間より所要時間が長い施設3に比べて待ち時間より所要時間が短い施設3の方を優先させ、尚且つ、待ち時間より所要時間が短い施設3に関して、待ち時間と所要時間との差分の絶対値が小さいほど優先度を高くした場合の検索結果に基づく画像表示の例を示す図である。
図9に示す画面表示の例は、待ち時間より所要時間が長い施設3(A店、B店、F店、G店、H店)を検索結果に含めないため、検索結果が3件になっている。
図10に示す画面表示の例は、待ち時間より所要時間が長い施設3(A店、B店、F店、G店、H店)及び待ち時間が所要時間と一致する施設3(C店)を検索結果に含めないため、検索結果が2件になっている。
図9及び図10に示す画面表示の例でそれぞれ説明した検索結果によると、検索結果が作成された後、遅滞なくユーザが順番予約を行っても、ユーザが到着する前に順番が来てしまい不在を理由に予約がキャンセルされてしまうおそれがない施設3のみをユーザに提示することができる。
上記の第1実施形態では予約端末31が待ち時間情報を自律的にサーバ装置2に送信したが、予約端末31がサーバ装置2からの送信要求に応じて待ち時間情報をサーバ装置2に送信するようにしてもよい。
上記の第1実施形態では車載機器1が所定の条件を設定したが、サーバ装置2が所定の条件を設定してもよい。この変形例の場合、サーバ装置2は、車載機器1の現在位置に関する情報、経路案内部11gが案内する走行経路の決定有無に関する情報、経路案内部11gが案内する走行経路が決定している場合の走路経路に関する情報等を必要に応じて車載機器1から取得すればよい。
上記の第1実施形態では車載機器1の表示部14に検索結果に基づく画像が表示されたが、例えば車載機器1と通信可能な携帯端末をユーザが車両内に持ち込み、車載機器1が検索結果を送信し、携帯端末が検索結果を受信し、携帯端末の表示部が検索結果に基づく画像を表示してもよい。また、車載機器1の操作部16の代わりに或いは車載機器1の操作部16に加えて、携帯端末をリモートコントローラとして利用して車載機器1を遠隔操作してもよい。
上記の第1実施形態では車載機器1が所要時間算出部11f、待ち時間取得部11h、時間比較部11i、及び検索結果作成部11jを備えているが、所要時間算出部11f、待ち時間取得部11h、時間比較部11i、及び検索結果作成部11jの少なくとも一つを車載機器1の代わりにサーバ装置2が備えるようにしてもよい。
上記の第1実施形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されていると説明したが、これらの機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
<<2.第2実施形態>>
図11は、第2実施形態に係る通信システム200の構成を示す図である。通信システム200は、携帯端末10と、サーバ装置2と、を備えている。通信システム200は、サーバ装置2が施設3の待ち時間に関する情報を携帯端末10に送信し、携帯端末10が施設3の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成するシステムである。図11では、施設3を1つしか図示していないが、実際にはサーバ装置2はネットワークを介して複数の施設3それぞれとの間で通信を行う。
図11は、第2実施形態に係る通信システム200の構成を示す図である。通信システム200は、携帯端末10と、サーバ装置2と、を備えている。通信システム200は、サーバ装置2が施設3の待ち時間に関する情報を携帯端末10に送信し、携帯端末10が施設3の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成するシステムである。図11では、施設3を1つしか図示していないが、実際にはサーバ装置2はネットワークを介して複数の施設3それぞれとの間で通信を行う。
通信システム200の大部分は通信システム100と同様の構成であるため、以下では通信システム200が通信システム100と異なっている部分について説明し、通信システム200が通信システム100と同様である部分については説明を省略する。
携帯端末10は、ユーザが携帯する可搬型の電子機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等を用いることができる。
記憶部12は、アプリ12cを不揮発的に記憶している。アプリ12cは、施設の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成する施設検索処理及びナビゲーション処理を実行するアプリケーションソフトウェアである。したがって、本実施形態では、施設の待ち時間に関する情報を用いて施設3の検索を実施して検索結果を作成する施設検索プログラムは、プログラム12aではなく、アプリ12cに含まれる。
記憶部12に記憶されたプログラム12aにしたがってCPUが演算処理を実行することにより、表示制御部11a等の制御部11の各種機能が実現される。また、記憶部12に記憶されたアプリ12cにしたがってCPUが演算処理を実行することにより、目的地設定部11d等の制御部11の各種機能が実現される。
制御部11は、移動手段設定部11kを備えている。移動手段設定部11kは、記憶部12に記憶されたアプリ12cにしたがってCPUが演算処理を実行することにより実現される。
移動手段設定部11kは、車両、公共交通機関、徒歩等の移動手段を設定する。具体的には、移動手段設定部11kは、ユーザが操作部16を操作することによって入力された移動手段を設定する。そして、経路算出部11e、所要時間算出部11f、及び経路案内部11gは、移動手段設定部11kによって設定された移動手段に応じた処理を実行する。
以上、第2実施形態について説明したが、本発明は第2実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。以下では、第2実施形態の変形例について説明する。なお、第1実施形態と同様の変形例については説明を省略する。
上記の第2実施形態では、携帯端末10が位置情報取得部17を備えていたが、携帯端末10が位置情報取得部17を備えていない構成とし、表示部14が地図画像を表示し、ユーザがその地図画像を参照して操作部16を操作することによって指定された地図上のポイントを携帯端末10の現在位置を設定してもよい。
1 車載機器
2 サーバ装置
3 施設
10 携帯端末
11 制御部
12 記憶部
13、21、33 通信部
14 表示部
15 音声出力部
16 操作部
17 位置情報取得部
22 待ち時間データベース
31 予約端末
32 待ち時間算出部
34 予約部
100、200 通信システム
2 サーバ装置
3 施設
10 携帯端末
11 制御部
12 記憶部
13、21、33 通信部
14 表示部
15 音声出力部
16 操作部
17 位置情報取得部
22 待ち時間データベース
31 予約端末
32 待ち時間算出部
34 予約部
100、200 通信システム
Claims (11)
- 所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得部と、
前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出部と、
前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較部と、
施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成部と、を備えることを特徴とする施設検索装置。 - 前記待ち時間より前記所要時間が短い施設に比べて、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設の方が、前記優先度が高いことを特徴とする請求項1に記載の施設検索装置。
- 前記検索結果作成部は、前記検索結果を作成する際に、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設に関して、前記所要時間が短い施設ほど優先することを特徴とする請求項2に記載の施設検索装置。
- 前記検索結果作成部は、前記検索結果を作成する際に、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設に関して、前記所要時間が所定値に近い施設ほど優先することを特徴とする請求項2に記載の施設検索装置。
- 前記検索結果の中から施設を選択する選択部と、
前記選択部によって選択された施設について前記待ち時間より前記所要時間が長い場合、前記検索結果が作成された後の時間経過により、前記選択部によって選択された施設について前記待ち時間より前記所要時間が短くなったか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の施設検索装置。 - 前記検索結果が、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設のみを含む、又は、前記待ち時間より前記所要時間が長い施設及び前記待ち時間と前記所要時間とが同じ施設のみを含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の施設検索装置。
- 前記待ち時間より前記所要時間が長い施設に比べて、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設の方が、前記優先度が高く、
前記待ち時間より前記所要時間が短い施設に関して、前記差分の絶対値が小さいほど前記優先度が高いことを特徴とする請求項1に記載の施設検索装置。 - 前記検索結果が、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設のみを含む、又は、前記待ち時間より前記所要時間が短い施設及び前記待ち時間と前記所要時間とが同じ施設のみを含むことを特徴とする請求項7に記載の施設検索装置。
- サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な検索結果表示装置とを含む通信システムであって、
前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得部を備え、
前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出部を備え、
前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較部を備え、
前記サーバ装置又は前記検索結果表示装置は、施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成部を備え、
前記サーバ装置は、前記検索結果表示装置と通信可能な第1通信部と、前記所定の条件に合致する施設の前記待ち時間に関する情報を少なくとも格納するデータベースと、を備え、
前記検索結果表示装置は、前記サーバ装置と通信可能な第2通信部と、前記検索結果に基づく画像を表示する表示部と、を備えることを特徴とする通信システム。 - 所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得工程と、
前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出工程と、
前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較工程と、
施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成工程と、を備えることを特徴とする施設検索方法。 - コンピュータを、
所定の条件に合致する施設の待ち時間に関する情報を少なくとも取得する取得部、
前記所定の条件に合致する施設に到着するまでに要すると予測される所要時間を算出する算出部、
前記所定の条件に合致する施設それぞれについて前記待ち時間と前記所要時間との差分を求める比較部、及び、
施設を検索し、前記差分に基づく優先度に従って検索結果を作成する検索結果作成部、として機能させることを特徴とする施設検索プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016216512A JP2018073362A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 施設検索装置、通信システム、施設検索方法及び施設検索プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016216512A JP2018073362A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 施設検索装置、通信システム、施設検索方法及び施設検索プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018073362A true JP2018073362A (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62111636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016216512A Pending JP2018073362A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 施設検索装置、通信システム、施設検索方法及び施設検索プログラム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018073362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020201208A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 株式会社Jvcケンウッド | サービス提供指示制御装置、サービス提供指示制御方法、およびプログラム |
-
2016
- 2016-11-04 JP JP2016216512A patent/JP2018073362A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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