JP7058914B2 - 検索装置、検索システム、プログラム - Google Patents

検索装置、検索システム、プログラム Download PDF

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本発明は、検索装置、検索システム、及びプログラムに関する。
ナビゲーション装置などに目的地が設定される場合は少なくない。目的地は、例えば、レストラン、ガソリンスタンド、観光地、病院など人や状況により様々である。なんらかの目的地を検索することを目的地検索という。また、ナビゲーション装置によってはユーザ(運転者又は同乗者)によって指定された店舗名やジャンルの施設のうち現在地又は目的地までの経路上から近い施設を検索して提示する機能を有する。このような検索を周辺検索という。例えば、ナビゲーション装置のような検索を行う装置を以下、検索装置という。
目的地や施設となりうる地点を総称してPOI(Point Of Interest)という。POIとは「地図上の特定のポイント(地点)」であり、地図上で表現できる地点であれば、POIとなり得る。ユーザはPOIの名称又はジャンル等を検索装置に設定して目的地検索や周辺検索を行うことができる。
検索装置が検索に適合したPOIを表示装置に表示したり音声出力したりして提供する際に、ある場所から近い順にPOIの検索結果を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、特定地点(自宅や所定以上の頻度で利用されている経路等)から近い順にPOIの検索結果をディスプレイ等に表示するナビゲーション装置について開示されている。
図1は、従来の検索結果の表示例を示す図である。図1では、商業施設というジャンルが指定された場合のPOIの検索結果が、移動体の現在地に近い順に表示されている。なお、商業施設などのPOIに関する情報は、ナビゲーション装置のメーカ等が用意したクラウドサービスやインターネットにより提供される。POIに関する情報には、住所や連絡先の他、POIの評判、おすすめ情報(キャンペーンなど)、及び、POI内の店舗情報等が格納されており、検索装置はこれらを表示することが可能である。
特開2009-281840号公報
しかしながら、従来の技術では、ユーザの嗜好を考慮して検索結果を提供することが困難であるという問題があった。例えば、商業施設の中のある店舗、サービス又は設備等を利用したいとユーザが考えており、その店舗、サービス又は設備を利用しやすいPOIを検索したい場合でも、検索装置はユーザが利用したいと考えている店舗、サービス又は設備等があるPOIを検索結果に優先的に出力することは困難である。
すなわち、検索装置としては商業施設内の店舗、サービス又は設備等に関する情報をクラウドサービスやインターネットから取得でき、この店舗、サービス又は設備等の有無などに応じた順序でPOIを提供することが可能であるが、ユーザが利用したいと考えている店舗、サービス又は設備等が何であるか分からないため、ユーザの嗜好を考慮してPOIの検索結果を提供することが困難であった。
例えば、図1の例ではユーザの現在地から近いのは「イオン ○×店(登録商標)」であるが、「あのブランドの買い物ができるか」というユーザの嗜好や、「赤ちゃんに対応した設備があるか」というユーザの嗜好を考慮して商業施設に関する情報を表示することは困難である。
また、利用したいとユーザが考えるPOIが明確に決まっていない場合にユーザが目的地検索や周辺検索を行う場合ある。例えば、検索結果の中から行きたいPOIを探すためにジャンルを指定して周辺検索するような場合である。この場合も、検索装置は、ユーザがPOIに関するどのような情報に基づいてPOIを選択するか分からないため、ユーザの嗜好を考慮してPOIの検索結果を提供することが困難であった。
なお、従来、図1のような検索結果の提供に対し、ユーザは例えば現在地に近い順に表示されている各POIの詳細な情報を検索装置に取得させ、各POIの詳細な情報を比較検討した上で、POIを選択しなければならず手間がかかっていた。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザの嗜好を考慮した検索結果を提供できる検索装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、目的地として又は周辺のPOI(Point Of Interest)を検索する検索装置であって、前記検索装置のユーザが保持する端末装置にインストールされているアプリケーションに関するアプリ情報を取得するアプリ情報取得手段と、POIの検索結果を取得するPOI検索手段と、前記アプリ情報取得手段が取得したアプリ情報に基づいて、前記POIの検索結果から優先的に提供されるPOIを決定するための嗜好情報を決定する嗜好情報決定手段と、前記POI検索手段が取得したPOIの検索結果のうち、前記嗜好情報決定手段が決定した前記嗜好情報に関連するPOIを優先して提供する検索結果提供手段と、を有することを特徴とする。
ユーザの嗜好を考慮した検索結果を提供できる検索装置を提供することができる。
従来の検索結果の表示例を示す図である。 検索装置による検索結果の表示方法の概略を説明する図の一例である。 検索装置を含む検索システムのシステム構成図の一例である。 検索システムが有する端末装置、POI情報サーバ、及び、検索装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 アプリのアイコンにより、アプリとカテゴリの対応を説明する図の一例である。 検索装置が表示装置に表示する検索結果を説明する図の一例である。 検索装置の動作手順の一例を示す図である。 検索システムが有する端末装置、POI情報サーバ、及び、検索装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(実施例2)。 検索結果の表示例を説明する図の一例である。 検索装置30の動作手順の一例を示す図である(実施例2)。 嗜好情報の決定例を模式的に説明する図の一例である。 嗜好情報を決定する手順を示すフローチャート図の一例である(実施例3)。 検索システムのシステム構成図の一例である。 検索結果のPOIの表示順を嗜好情報に応じて切り替える切り替え例を説明する図である。 端末装置が検索結果を表示するまでの全体的な動作の手順を示すフローチャート図の一例である。 検索システムが有する端末装置、POI情報サーバ、及び、検索装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(変形例)。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<動作の概略>
図2を用いて、本実施形態の検索装置の動作の概略について説明する。図2は、検索装置30による検索結果の表示方法の概略を説明する図の一例である。まず、ユーザが携帯する端末装置10には各種のアプリケーション(以下、アプリという)がインストールされている。端末装置10のユーザはアプリを使用して自分がやりたいこと又はやらなければならないことを実行するため、インストールされているアプリとユーザの嗜好との間には強い相関性があると考えられる。本実施形態ではこの相関性に着目して、端末装置10にインストールされているアプリに基づいてユーザの嗜好情報を生成する。
(1)図2(a)に示すように、端末装置10と検索装置30とが通信している。これにより、検索装置30はアプリの名称などを含むアプリ情報を取得する。
(2)端末装置10は、アプリ情報をいくつかのカテゴリに分類する。例えば、各アプリは以下のようなカテゴリに分類される。
・特定の飲食店のアプリは、グルメというカテゴリに分類される。例えば、マクドナルド(登録商標)のアプリはグルメのカテゴリに分類される。
・○×銀行のアプリは、銀行というカテゴリに分類される。
・口コミ系のアプリは口コミというカテゴリに分類される。
検索装置30は、分類されたアプリが最も多いカテゴリを嗜好情報とする。例えば、グルメ、娯楽、銀行、口コミのカテゴリのうち銀行に分類されたアプリの数が最も多ければ、このユーザの嗜好情報は銀行となる。
嗜好情報が生成されると、検索装置30は目的地検索又は周辺検索の検索結果に、嗜好情報を反映させて提供することができる。
(3)例えば、コンビニというジャンルのPOI(Point Of Interest)が周辺検索された場合、検索装置30は検索に適合した周辺のコンビニの詳細情報を参照する(図2(b))。そして、嗜好情報と詳細情報の一致度を判断する。
(4)検索装置30は嗜好情報と詳細情報の一致度が高いコンビニを優先的に提供する。例えば、嗜好情報が銀行であるばあい、銀行のATMが設置されているコンビニを検索結果の上位に表示する。なお、銀行のATMが設置されたコンビニが周辺に複数ある場合は、距離順に表示すればよい。
このように、本実施形態の検索装置30は、端末装置10にインストールされているアプリからユーザの嗜好情報を抽出することで、嗜好情報に適合するPOIを優先的に提供できる。ユーザは自分の嗜好情報を入力する必要もなく、ユーザの嗜好との相関性が強いアプリのインストール状況が変われば、嗜好情報も自動的に変えることができる。
<用語について>
POIとは一般的に「目標」を指すことが多く、地図では店舗や施設を意味する。クラウドサービス又はインターネットで検索可能なものもPOIとなりうる。単なる住所がPOIとなってもよい。本実施形態では、ユーザが目的地検索又は周辺検索で検索する対象がPOIとなる。また、このPOIが検索装置30に目的地として設定される場合がある。
ジャンルとはPOIの種類に応じて分類されたPOIのグループである。例えば、商業施設、コンビニ、金融機関、ファーストフード、公共施設、ガソリンスタンド、飲食店、病院、観光地、など様々なジャンルがある。各POIは何らかのジャンルと対応付けられている。
カテゴリとは、関連性が高い(類似する)アプリが分類されるアプリのグループである。上記のように、カテゴリのうち、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが嗜好情報となる。なお、最も多いカテゴリに限らず、上位数個のカテゴリを嗜好情報としてもよい。また、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数ある場合、使用頻度によって嗜好情報を決定することもできる。この他、最も新しいアプリがインストールされたカテゴリを嗜好情報としてもよく、アプリがインストールされているカテゴリであれば嗜好情報となりうる。
アプリケーションとは、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称をいう。利用者の特定の要求を満たすためにつくられたソフトウェアということもできる。アプリケーションプログラムの略称であり、単にプログラムという場合もある。
アプリ情報とは、アプリケーションに関する何らかの情報をいう。本実施形態では嗜好情報を決定するための情報を含んでいればよい。
嗜好情報とは、ユーザの興味や好みをいう。例えば、自分がやりたいこと又はやらなければならないことに関する情報である。
嗜好情報に関連するPOIとは、ある嗜好情報を有すると判断されたユーザが利用する可能性が高いPOIをいう。また、優先して提供するとは、ユーザがPOIを選択しやすい態様でPOIを出力することをいう。
<システム構成例>
次に、図3を用いて検索システム100のシステム構成例を説明する。図3は、検索装置30を含む検索システム100のシステム構成図の一例である。図3に示すように、検索システム100はネットワークNを介して通信しうる検索装置30とPOI情報サーバ50とを有する。また、検索装置30は端末装置10と通信可能であるが、端末装置10がアプリ情報を端末装置10に送信する際には、端末装置10は検索システム100に含まれる。
ネットワークNは携帯電話網、無線LAN網、又は、WiMAX通信網などの通信事業者が提供する公衆回線とプロバイダ(インターネットに接続するためのサービスを提供する企業)が提供するプロバイダネットワークとを有している。通信事業者の公衆回線に検索装置30が接続するためにネットワークには一般に基地局が接続されている。なお、LANなどの施設内のネットワークが含まれてもよい。
ただし、POI情報サーバ50が移動体9に搭載されていたり、検索装置30が内蔵したりしていてもよく、これらの場合、検索装置30がネットワークNを介してPOI情報サーバ50と通信する必要はない。
POI情報サーバ50は、POIの詳細な情報が記憶されたデータベースを管理する情報処理装置(又はサーバ装置)である。実際にはクラウドサービスやインターネット上の検索サービスが相当する。詳細は後述するが、POI情報サーバ50は各種のPOIの詳細情報を保持しており、検索装置30からの検索要求に対しデータベースの検索結果を検索装置30に提供する。
図3では、検索装置30と端末装置10は移動体9に配置されている。この移動体9は、人が搭乗して移動するためのものであればよい。例えば、車両(オートバイを含む)、二輪車、車椅子、軽車両、一人又は二人乗りのモビリティ、又は、ロボットなどである。
端末装置10は、ユーザが携帯したり移動体9に持ち込んだりする汎用的な情報処理装置である。例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートPC、及び、ウェアラブルPC(例えば、腕時計型、サングラス型など)などである。
移動体9に搭載された検索装置30は例えばナビゲーション装置と呼ばれる場合がある。ナビゲーション装置は出発地から目的地までの経路を検索して道路地図に設定し、ディスプレイやHUD(Head Up Display)などの表示装置に表示された電子地図に経路と現在地を表示したり、経路に基づいて進路変更の手前で音声案内や電子地図上のアニメーションなどで適切な進路を案内したりする。この他、検索装置30は、AV(Audio Visual)機能を有していてよい。AV機能とは、ラジオ・テレビで放送されたコンテンツ又はDVDなどの記憶媒体に記憶されたコンテンツを再生したり、カメラで撮像した周囲の映像を表示したりする機能である。また、ネットワークNに接続してインターネット上のWebページを表示する機能を有していてよい。ナビゲーション機能とAV機能を併せてAVN機能という場合がある。
検索装置30は、ナビゲーション機能を単体で又は不図示のナビゲーションサーバと通信して提供する装置の場合と、端末装置10との通信によりナビゲーションの機能を提供する場合とがある。ナビゲーション機能を提供する装置をPND(Portable Navigation Device)という場合がある。端末装置10との通信によりナビゲーションの機能を提供する検索装置30は、端末装置10に搭載されるアプリがナビ画面等を生成し、このアプリが生成するナビ画面を検索装置30が通信で取得して表示する。このようなアプリとしてCarPlay(登録商標)やAndroid Auto(登録商標)等が知られている。
このように端末装置10と連携する場合、検索装置30はディスプレイオーディオ(又はコネクティッドオーディオ)と呼ばれる場合がある。ディスプレイオーディオはナビゲーションの機能を搭載せずに主にAV機能と通信機能を提供する装置である。
なお、検索装置30がナビゲーション機能を提供する際は、ネットワークNを介してナビゲーションサーバと通信することが多い。この場合、ナビゲーションサーバは電子地図を検索装置30に提供したり、更に、経路検索したりする。ただし、検索装置30だけでも経路検索等は可能であり、どの程度詳細な経路検索が可能かは、電子地図の地図データの詳細度に影響される。
また、検索装置30は、車載された状態と携帯可能な状態の切り替えが可能であってよい。すなわち、検索装置30は移動体9に対し脱着可能であってよい。
端末装置10と検索装置30は、無線又は有線で通信することができる。無線による通信の場合、例えばBluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)(登録商標)、赤外線通信、可視光通信、又は、無線LANなどで通信すればよい。有線による通信の場合、USBケーブル、HDMIケーブル(登録商標)などで通信すればよい。
また、図3では、検索装置30が端末装置10と通信しているが、端末装置10が単体で検索装置30を兼ねることが可能である(図16参照)。すなわち、端末装置10には元々、アプリがインストールされている。また、ナビゲーション用のアプリがインストールされていれば、ナビゲーション装置となりうる。このような端末装置10は、普段は汎用的な情報処理装置として利用されるが、ナビゲーション用のアプリを実行すると、ナビゲーション専用端末と同様、目的地検索及び周辺検索等を行うことができる。したがって、端末装置10が本実施形態の検索装置30として動作することが可能になる。
<機能について>
続いて、図4を用いて検索システム100の機能について説明する。図4は、検索システム100が有する端末装置10、POI情報サーバ50、及び、検索装置30の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<端末装置>>
端末装置10は、第1近距離通信部11、アプリ管理部12、及び、アプリ情報DB13(Data Base)を有する。第1近距離通信部11は検索装置30と近距離無線又は有線ケーブルで通信する。上記のように例えばBluetooth(登録商標)などで通信すればよい。いったんペアリングされた後は、端末装置10が検索装置30の電波の到達範囲に進入することで、第1近距離通信部11は検索装置30と自動的に通信する。第1近距離通信部11と検索装置30の第2近距離通信部31は常時、通信していることまでは必要なく、少なくともアプリ情報の送受信の間、通信すればよい。
アプリ管理部12は端末装置10にインストールされているアプリを表1に示すアプリ情報DB13にて管理する。アプリ管理部12は検索装置30からの要求に対し、端末装置10にインストールされているアプリのアプリ情報を、第1近距離通信部11を介して検索装置30に提供する。なお、端末装置10は検索装置30からの要求がなくてもアプリ情報を自動的に送信してもよい。また、アプリ情報が更新された後に検索装置30と接続された場合にだけアプリ情報を送信してもよい。
Figure 0007058914000001
表1はアプリ情報DB13が有する情報をテーブル状に示す。アプリ情報DB13には、アプリ名、アプリID、インストール日時、最終アップデート日時、最終使用日時、及び、配置情報の各項目を有する。アプリ名はアプリが一般的に呼ばれる際の名称である。アプリIDはアプリを一意に識別又は特定するための識別情報である。アプリIDは端末装置10のOS(Operating System)のメーカ等により管理されており一意性が保証されているものとする。インストール日時は端末装置10にアプリがインストールされた日時である。最終アップデート日時はインストールされた後にアプリが最後にアップデートされた日時である。最終使用日時はアプリが最後に起動された日時である。配置情報は、アプリが端末装置10のどの階層に配置されているかを示す。例えば、ホーム画面に配置されたアプリは第0階層であり、ホーム画面のフォルダに配置されたアプリは第1階層であり、更にこのフォルダ内のフォルダに配置されたアプリは第2階層である。階層が浅いほどユーザがよく使用すると推定できる。
<<POI情報サーバ>>
POI情報サーバ50は、第1通信部51、DB管理部52、及び、POIデータベース53を有している。第1通信部51は、ネットワークNを介して検索装置30と各種の情報を送受信する。本実施形態では検索装置30から検索ワードを受信し、検索結果を検索装置30に送信する。
DB管理部52は表2に示すPOIデータベース53を検索ワードで検索して検索ワードに適合するPOI情報をPOIデータベース53から取得する。検索ワードに適合するPOI情報が検索結果であり、DB管理部52は第1通信部51を介して検索結果を検索装置30に送信する。
Figure 0007058914000002
表2はPOIデータベース53に記憶されているPOI情報の一例を示す。POI情報には各POIの詳細情報が登録されている。表2(a)は商業施設のPOI情報を示す。表2(a)のPOIデータベース53は、POI名、ジャンル、取扱商品・サービス、飲食関係、ブランド店、クレジットカード、ポイントサービス、駐車場、及び、特記事項の各項目を有している。POI名はPOIの一般的な名称である。好ましくは一意性が保証されている。ジャンルはこのPOIがどのジャンルに分類されているかを示す。取扱商品・サービスはPOIが取り扱っている商品又はサービスである。飲食関係は、飲食できる店舗や設備があるかどうか、及び、ある場合はどのような食事が可能かを示す。ブランド店は、大型の店舗でみられるテナントの具体的なブランド名(ある程度有名な店舗名であればよく、例えばチェーン店名などが含まれる)である。クレジットカードはPOIで利用できるクレジットカードの種類である。ポイントサービスはPOIで商品等を購入した際にためたり使用したりできるポイントサービスの種類である。駐車場は駐車場の有無及びある場合は駐車可能な台数を示す。特記事項は、各POIに共通とまでは言えないがPOIが有する設備、機能等に関して特記される事項である。例えば、映画館の数、子供のニーズに対してどのような設備があるか(子供服売り場の数、子供の遊びスペースの有無等)、紳士服の売り場がどの位あるか、銀行ATMの数、授乳施設の数、トイレの数などが登録されている。
表2(b)はファーストフードのPOI情報を示す。ファーストフードのPOI情報も商業施設のPOI情報と同様であるが、商業施設にはあるがファーストフードにはない設備などの情報は含まれない。逆に、ファーストフードにはあるが商業施設にはない設備などの情報を含んでよい(ドライブスルーなど)。
このように、POI情報には、POIが提供する商品、サービス、及び設備等に関する情報が登録されている。ただし、表2のPOI情報は一例に過ぎず、本実施形態ではPOIごとに可能な限り詳細な情報を含むことが好ましい。
<<検索装置>>
検索装置30は、第2近距離通信部31、アプリ情報取得部32、アプリ分類部33、アプリ分類テーブル34、第2通信部35、検索要求部36、嗜好情報決定部37、操作受付部38、検索結果表示部39、及び、考慮情報テーブル41を有する。
第2近距離通信部31は、上記のように、端末装置10の第1近距離通信部11と近距離無線又は有線ケーブルで通信する。アプリ情報取得部32は、端末装置10に対しアプリ情報を要求し、第2近距離通信部31を介して端末装置10からアプリ情報を取得する。アプリ情報取得部32は第2近距離通信部31が端末装置10と通信を開始したという通知を受けたタイミングでアプリ情報を取得できる。ただし、通信の開始のたびにアプリ情報を取得することまでは必要なく、決められた周期を超えるまでは通信を開始してもアプリ情報を取得しなくてよい。例えば、1日1回だけアプリ情報を取得すると設定されている場合、1日に何回か通信を開始しても最後にアプリ情報を取得してから24時間が経過するまではアプリ情報を取得しない。また、通信で取得するのでなく、記憶媒体を経由してアプリ情報を取得してもよい。
アプリ分類部33は、表3に示すアプリ分類テーブル34を参照して取得されたアプリ情報のアプリをそれぞれカテゴリに分類する。表3に示すように、アプリ分類テーブル34にはアプリをどのカテゴリに分類するかが予め設定されている。各アプリがカテゴリに分類されたアプリ分類結果は嗜好情報決定部37に送出される。
第2通信部35は、ネットワークを介してPOI情報サーバ50と各種の情報を通信する。本実施形態では、検索ワードを送信し、検索結果を受信する。
操作受付部38は、ユーザによる検索装置30への各種の操作を受け付ける。本実施形態では、例えば検索ワードの入力を受け付け、検索の実行指示を受け付ける。操作受付部38はハードキー又はソフトキー(タッチパネル)の押下により検索ワードの入力を受け付けてもよいし、音声認識により検索ワードの入力を受け付けてもよい。
検索要求部36は第2通信部35を介して検索ワードをPOI情報サーバ50に送信することで、POIの検索を要求する。これにより、検索要求部36はPOI情報サーバ50から第2通信部35を介して検索結果を取得する。検索ワードに適合するPOIが存在する場合、検索結果には1つ以上のPOI情報が含まれる。
嗜好情報決定部37は、アプリ分類結果において最も多くアプリが分類されたカテゴリをユーザの嗜好情報に決定する。嗜好情報は検索結果表示部39に送出される。検索結果表示部39は検索結果に含まれるPOI情報のうち、嗜好情報に適合するPOI情報を優先的に表示装置40に表示する。例えば、嗜好情報に適合するPOI情報を上位に表示する。すなわち、嗜好情報を考慮して検索結果のPOI情報をソートして表示装置40に表示する。具体的には、表4に示す考慮情報テーブル41を参照して、嗜好情報に対応付けられた考慮情報とPOI情報の一致度を判断し、一致度が高いPOI情報ほど上位に表示する。
なお、検索結果表示部39はPOI情報を表示するのでなく音声で出力してもよい。表示装置40への表示と音声出力の両方を行ってもよい。
Figure 0007058914000003
表3はアプリ分類テーブル34を模式的に示す。アプリ分類テーブル34ではカテゴリに各アプリのアプリ名が対応付けられている。例えば、グルメというカテゴリにはスターバックス(登録商標)、マクドナルド、吉野家(登録商標)等、飲食店のアプリが対応付けられている。したがって、検索装置30はアプリに基づいて各アプリをカテゴリに分類できる。なお、表3の分類は一例に過ぎず、アプリとカテゴリの対応は表3に示すものに限られない。また、1つのアプリが異なる(複数の)カテゴリと対応付けられていてもよい。
また、表3のアプリ分類テーブル34と同様の内容を図5に示す。図5はアプリのアイコンにより、アプリとカテゴリの対応を説明する図の一例である。図5によれば、各アプリがどのカテゴリに分類されるかが把握しやすい。
Figure 0007058914000004
表4は考慮情報テーブル41を模式的に示す。考慮情報テーブル41は、嗜好情報に対しPOI情報のどの部分を考慮するか(これを考慮情報という)を指定する。すなわち、考慮情報にはPOIが提供するどの商品、サービス、及び設備等を考慮するかが登録されている。
例えば、嗜好情報がグルメである場合、検索結果表示部39は、「飲食店があるPOI」を優先して上位に表示する。例えば、商業施設が検索された場合、レストラン街がある商業施設、更に、レストラン街の飲食店数が多い商業施設ほど上位に表示される。また、例えば嗜好情報が子育てである場合、表4に示すように、考慮情報には子供に関する商品、サービス又は設備等があるPOIを優先する旨が登録されている。
なお、「駐車場が広い」POIが優先されるのは乳母車などを利用しやすいためである。また、「口コミに子供の利用に関する投稿がある」ことは、例えば、周辺検索の検索結果に含まれるPOIの口コミを検索装置30が例えばインターネットで検索して、「子供が使いやすい」などの情報に適合するPOIを優先する際に利用される。
<検索結果の表示例>
図6は、検索装置30が表示装置40に表示する検索結果を説明する図の一例である。なお、図6(a)は比較のために示した従来の表示例である。図6(a)では、ジャンルとして商業施設が指定され目的地検索が行われた場合の検索結果が表示されている。従来の検索結果では、ユーザの現在地から距離が近い順に商業施設が表示されている。この例では商業施設がPOIに相当する。
図6(b)は本実施形態の検索装置30が表示装置40に表示する検索結果画面501を示す。まず、図6(b)では、ユーザの嗜好情報が「子育て」であると判断されている。このため、検索結果表示部39は、考慮情報テーブル41の子育てに対応付けられた考慮情報を読み出し、検索結果に含まれるPOI情報との一致度(又は類似度といってもよい)を判断する。例えば、考慮情報を1つ満たす場合に1点などのように点数に換算して、各POI情報に点数を付ける。考慮情報の1つとはPOI情報と比較できる意味上の一まとまりをいう。表4の例では1つの「・」が1つの考慮情報に対応する。また、考慮情報に適合する商品、サービス又は設備の数に応じて高い点数を付与する。
POI情報が考慮情報を満たすか否かの判断では、POI情報を考慮情報で検索した場合に検索に適合するか否かを判断すればよい。あるいは、文書同士の類似度(例えば、ベクトル化してCOS類似度を算出する)を算出し類似度に応じて点数を付与してもよい。そして、検索結果表示部39は点数の高い順に商業施設を表示する。
また、検索結果には、どのような嗜好情報に基づいてPOIの表示順が決定されたかを示す表示順決定情報502が表示されている。図6(b)では「子供に対応」という表示順決定情報502が表示されている。これにより、ユーザは表示されたPOIがどのような理由で優先して表示されているかを把握できる。
また、図6(b)の検索結果画面501では、「おすすめ理由」503がPOIごとに表示される。図6(b)の「おすすめ理由」503は例えば子供に対応した店舗の数である。図6(b)は、単に点数が高い順が子供に対応した店舗の数の順番と一致した場合である。例えば考慮情報に対応した商品、サービス又は設備が1つしかPOI情報に登録されていない場合、その商品、サービス又は設備を「おすすめ理由」503に決定できる。例えば、子供に対応した店舗の数が多いPOIは一致度の点数も高いため、点数が高い順に表示すれば店舗の数の多い順になる。
考慮情報に対応した複数の商品、サービス又は設備がPOI情報に登録されている場合、検索結果表示部39は最も点数が高いPOIで最も点数に寄与した商品、サービス又は設備を選択して「おすすめ理由」503に決定する。そして、選択した商品、サービス又は設備の数の順番にPOIを表示する。あるいは、点数が高い順にいくつかのPOIを特定し、点数に寄与した商品、サービス又は設備であって、これらのPOIに共通の商品、サービス又は設備のうちいずれかを「おすすめ理由」503に決定してもよい。決定方法には、点数が最も高いPOIで最も数が多い商品、サービス又は設備に決定したり、各POIで商品、サービス又は設備の数を合計した場合にその数が最も多い商品、サービス又は設備に決定したりする方法がある。また、各POIの点数に寄与した商品、サービス又は設備を抽出して、ユーザが「おすすめ理由」503にする商品、サービス又は設備を任意に選択としてもよい。
あるいは、各POIの点数に寄与した複数の商品、サービス又は設備の数をPOIごとに表示してもよい(「おすすめ理由」503に複数の商品、サービス又は設備が表示される)。この場合、一致度の判断で算出した点数の順番に表示する。
これらにより、図6(b)に示すように、必ずしも距離が近い順でなく、子育てという嗜好情報が考慮された順番に商業施設を表示することができる。
このように、検索結果表示部39は、各POIの詳細情報のうち、考慮情報に含まれる商品、サービス又は設備と一致した商品、サービス又は設備を検索結果と共に提供する。ユーザは利用したい商品、サービス又は設備の数を確認してPOIを選択できる。なお、一致度の判断で算出した点数を「おすすめ理由」503に表示してもよい。
更に、各POIごとに、どの考慮情報が一致したかを表示するとなお好ましい。例えば、子育ての「子供の遊びスペースがあるPOI」という考慮情報を満たすPOIの場合、検索結果表示部39は「子供の遊びスペースあり」のようなメッセージ又はアイコンなどをPOIに対応付けて表示する。これにより、ユーザは各POIが具体的に満たす考慮情報を把握でき、適切なPOIを選択できる。
<動作手順>
図7は、検索装置30の動作手順の一例を示す図である。まず、図7(a)は嗜好情報の決定手順を示すフローチャート図の一例である。図7(a)の処理は例えば検索装置30が端末装置10と通信を開始してアプリ情報を取得することでスタートする。
アプリ情報取得部32は端末装置10からアプリ情報を取得する(S10)。アプリ情報を取得するとアプリ分類部33はアプリ分類テーブル34を参照して各カテゴリに分類する(S20)。
次に、嗜好情報決定部37は分類されたアプリが最も多いカテゴリを嗜好情報に決定する(S30)。
図7(b)はPOI情報の表示手順を示すフローチャート図の一例である。図7(b)の処理は例えば検索装置30がPOI情報サーバ50から検索結果を取得することでスタートする。目的地検索又は周辺検索のいずれが行われてもよい。
まず、検索要求部36は第2通信部35を介して検索結果を取得する(S101)。検索結果は検索結果表示部39に送出され、検索結果表示部39は嗜好情報に対応付けられている考慮情報を考慮情報テーブル41から取得する(S102)。
そして、考慮情報の1つ1つをPOI情報と比較する(S103)。検索結果表示部39は考慮情報を満たす数に応じて各POIに点数を付ける(S104)。1点ずつ加点するのでなく、考慮情報に設定された重みに応じて点数を付けてもよい。
次に、検索結果表示部39は現在地から所定距離内のPOIの比較が終了したか否かを判断する(S105)。
ステップS105の判断がNoの場合、処理はステップS103に戻り、考慮情報とPOI情報の比較及び点数付けが繰り返される。
ステップS105の判断がYesの場合、検索結果表示部39は点数が高い順にPOIを表示装置40に表示する(S106)。なお、点数が同じPOIが複数ある場合、距離順に表示すればよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の検索装置30は、端末装置10にインストールされているアプリからユーザの嗜好情報を抽出し、嗜好情報により適切な考慮情報を特定して、この考慮情報をPOI情報と比較するので、検索結果のうちユーザの嗜好に適合するPOIを優先して提供できる。すなわち、ユーザが異なっても画一的に検索結果を提供するのでなく、ユーザの個人性、好みに合わせて目的地、周辺検索が可能となり、ユーザの生活状況に合わせた有益な検索結果を提供することができる。また、検索結果からユーザ自身が自分の嗜好に合わせて選択する手間を削減し、移動体9におけるユーザの操作をシンプルにすることができる。
実施例1では分類されたアプリの数が最も多いカテゴリを嗜好情報に決定したが、本実施例では、アプリと関連するPOIを優先して提供する検索装置30について説明する。アプリと関連するPOIとは、アプリを提供する企業名、ブランド名、又は店舗等である。本実施例ではアプリ名(アプリを提供する企業名、ブランド名、又は店舗等)が嗜好情報となる。
<機能について>
図8は、検索システム100が有する端末装置10、POI情報サーバ50、及び、検索装置30の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。なお、図8の説明では主に図4との相違を説明する。
端末装置10とPOI情報サーバ50の構成は図4と同様でよい。これに対し、図8の検索装置30は、アプリ分類部33及びアプリ分類テーブル34が不要になる。また、本実施例の嗜好情報決定部37は、アプリ名又はその一部を嗜好情報に決定する。例えば「マクドナルドアプリ」であればマクドナルドを嗜好情報とし、「○×銀行アプリ」であれば「○×銀行」を嗜好情報とする。このように、アプリ情報から企業名、ブランド名、店舗名等を抽出して直接的に嗜好情報を決定する。簡単に嗜好情報を抽出する方法としてはアプリ名から「アプリ」を削除したものを嗜好情報とする方法がある。あるいは、アプリ名と「企業名、ブランド名、店舗等」が対応付けられた辞書やテーブルを使用して、アプリ名から嗜好情報を決定してもよい。
また、本実施例では検索結果表示部39が参照する考慮情報テーブル41が実施例1と異なっている。本実施例の考慮情報テーブル41を表5に示す。
Figure 0007058914000005
表5は、本実施例の考慮情報テーブル41の一例を示す。本実施例では嗜好情報がアプリ名から生成された企業名、ブランド名、店舗名等である。また、「考慮するPOI情報(考慮情報)」には、企業名、ブランド名、店舗名等を含むPOIを特定することが設定されている。したがって、アプリと直接、関係するPOIを優先して出力できる。
例えば、嗜好情報が「○×飲食店」の場合は、「考慮するPOI情報(考慮情報)」は「○×飲食店」そのもの、又は、「○×飲食店があるPOI」である。嗜好情報が「○×ポイントサービス」の場合は、「考慮するPOI情報(考慮情報)」は「○×ポイントサービスのポイントをためることができるPOI」又は「○×ポイントサービスのポイントを使用することができるPOI」である。
このようにアプリ名から嗜好情報が決定され、嗜好情報と考慮情報が対応付けられた考慮情報テーブル41が用意されることで、アプリと関連するPOIを優先して提供することができる。
<検索結果の表示例>
図9を用いて本実施例の検索結果の表示例を説明する。図9(a)は、端末装置10に○×銀行のアプリがインストールされている場合に、目的地検索により金融機関が検索された場合の検索結果画面501の一例を示す。
図9(a)では、POI情報サーバ50から送信された金融機関のPOIのうち、○×銀行が上位に表示されている。つまり、嗜好情報が○×銀行なので、検索結果表示部39は○×銀行の支店、支店又はATMがあるPOIを上位に表示する。本実施例では企業名、ブランド名、店舗名等を含むPOIが特定されるので、一致度の判断に点数付けはしなくてもよい。しかし、点数付けすることがより好ましい。これは、通常、端末装置10にインストールされているアプリは1つでないが、本実施例では各アプリごとに嗜好情報が決定されるためである。本実施例では、嗜好情報と適合したPOI情報に加点を繰り返す処理を嗜好情報(アプリ)ごとに行うことで、端末装置10にインストールされているアプリは1つでない場合に、点数が高いPOIを抽出できる。したがって、本実施例においても、点数が高い順にPOIを表示することができる。
また、例えば、考慮情報テーブル41において1つの嗜好情報に複数の考慮情報が対応付けられている場合には、POI情報と一致した場合、上位の考慮情報(1つの欄内で上の方に書いてある)ほど高い点数を付与してよい。こうすることで、例えばPOIが銀行の場合、ATMよりも支店のPOIを上位に表示できる。
表示順決定情報502が表示されるのは実施例1と同様である。これに対し、「おすすめ理由」503は「○」となっている。これは、金融機関が検索されたためPOIは○×銀行か否かのどちらかになるためである。ユーザはアプリから特定された嗜好情報に対応した金融機関を一目で把握できる。ただし、「おすすめ理由」503に企業名、ブランド名、店舗名等を表示してもよい。
図9(b)は端末装置10にnanacoポイントアプリ(登録商標)がインストールされている場合に、周辺検索によりコンビニが検索された場合の検索結果画面501の一例を示す。
図9(b)では、POI情報サーバ50から送信されたコンビニのPOI情報うち、nanacoポイントを使用可能なコンビニが上位に表示されている。つまり、嗜好情報がnanacoポイントなので、検索結果表示部39はnanacoポイントをためること又は使用できるコンビニを上位に表示する。このように、検索結果表示部39は、各POIの詳細情報のうち、考慮情報に含まれる企業名、ブランド名又は店舗名と一致した企業名、ブランド名又は店舗名を検索結果と共に提供する。ユーザは利用したい企業名、ブランド名又は店舗名かどうかを確認してPOIを選択できる。
図9(b)では、「おすすめ理由」503はコンビニが対応するポイントサービスである。すなわち、POI情報においてnanacoと一致した「ポイント」の欄のポイントサービスである。複数のポイントサービスを表示してよい。また、図9(a)のように「おすすめ理由」503として「○」を表示してもよい。
なお、図9の説明では、端末装置10にインストールされているアプリの数が1つであるかのように説明されているが、複数のアプリがインストールされていてよい。この場合は、インストールされている各アプリごとに嗜好情報が決定され、各嗜好情報ごとにPOI情報と比較される。ただし、金融機関が検索された場合に、飲食店のアプリで特定された嗜好情報は金融機関のPOI情報と一致せず、表示順に与える影響は少ないと考えてよい。
<動作手順>
図10は、検索装置30の動作手順の一例を示す図である。まず、図10(a)は嗜好情報の決定手順を示すフローチャート図の一例である。図10(a)の処理は例えば検索装置30が端末装置10と通信を開始してアプリ情報を取得することでスタートする。
アプリ情報取得部32は端末装置10からアプリ情報を取得する(S201)。次に、嗜好情報決定部37はインストールされている全てのアプリ名から嗜好情報を決定する(S202)。
図10(b)はPOI情報の表示手順を示すフローチャート図の一例である。図10(b)の説明では図7(b)との相違を主に説明する。
図10(b)ではステップS101-2で、検索結果表示部39が嗜好情報を1つ特定する(S101-2)。そして、嗜好情報ごとにステップS102~S105の処理を行う。
ステップS105-2では、検索結果表示部39は全ての嗜好情報についてPOI情報との比較が終了したか否かを判断する(S105-2)。比較が終了した場合、点数が高い順にPOIを表示する(S106)。
<まとめ>
このように本実施例の検索装置30はアプリと関連するPOIを優先して提供するので、ユーザが使用するアプリと関連性が高いPOIを優先して提供することができる。
実施例1では分類されたアプリの数が最も多いカテゴリを嗜好情報としたが、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数ある場合もありうる。実施例2ではアプリごとに嗜好情報を決定したが、同一のカテゴリのアプリが複数インストールされている場合、適切なアプリを特定することが好ましい。また、インストールされているが使用していないアプリも存在しうる。そこで、本実施例では使用頻度に基づいてアプリの優先度を判断し、最も優先度が高いカテゴリ(実施例1)、又は、アプリ(実施例2)を嗜好情報とする検索装置30について説明する。
<機能について>
本実施例の検索装置30の機能ブロック図は実施例1又は実施例2と同様でよい。ただし、嗜好情報決定部37の処理が異なる。
・実施例1
実施例1の嗜好情報決定部37は、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数ある場合、各カテゴリのアプリの使用頻度に基づいてカテゴリの優先度を判断する。そして、優先度が最も高いカテゴリを嗜好情報に決定する。使用頻度については後述する。
・実施例2
実施例2の嗜好情報決定部37は、同一のカテゴリのアプリが複数ある場合、カテゴリごとに各アプリの使用頻度に基づいてアプリの優先度を判断する。そして、カテゴリごとに優先度が最も高いアプリから嗜好情報を決定する。なお、このため本実施例の嗜好情報決定部37はアプリ分類テーブル34を使用する。
<使用頻度の推定>
嗜好情報決定部37は、アプリ情報のうち以下のような項目に基づいて使用頻度を推定する。
(i) 起動日時
最後に起動された日時(最終使用日時)を参照し、この日時が新しい順に順位に応じた点数を付ける。起動日時が新しいアプリは使用頻度が高い可能性が高いためである。
(ii) アップデート日時
最後にアップデートが実施された日時(最終アップデート日時)を参照し、アップデート日時が新しい順に順位に応じた点数を付ける。アップデートされたアプリは使用頻度が高い可能性があるためである。
(iii) 配置情報
各アプリの配置情報(第0階層~第n階層)を参照し、例えば、階層が浅いほど大きな点数を付ける。階層が浅いアプリは使用頻度が高い可能性があるためである。
嗜好情報決定部37は、(i)~(iii)を行い、アプリの数が最も多いカテゴリの各アプリ、又は、同じカテゴリの各アプリに点数(使用頻度情報)を付ける。実施例1では、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数ある場合、この点数の合計が最も高いカテゴリが嗜好情報である。実施例2では、同じカテゴリのうち点数が最も高いアプリが嗜好情報である。
図11は、嗜好情報の決定例を模式的に説明する図の一例である。図11(a)は実施例1の方法で、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数ある場合の検索結果の表示例を示す。
図11(a)では「子育て」と「娯楽」のカテゴリに分類されたアプリの数がどちらも3つである。そこで、嗜好情報決定部37は優先するカテゴリを決定する。図11(a)の例では、(i)~(iii)の使用頻度の算出から「子育て」のカテゴリが優先されると判断された。嗜好情報決定部37は「子育て」を嗜好情報に決定する。
検索結果表示部39は子育てという嗜好情報に対応付けられた考慮情報を考慮情報テーブル41から取得してPOI情報との一致度を判断し、一致度が高いPOIを優先して表示する。図11(a)では子育ての考慮情報との一致度が高い商業施設が上位に表示されている。
図11(b)は実施例2の方法で、同じカテゴリに複数のアプリがある場合の検索結果の表示例を示す。図11(b)ではポイントサービスのカテゴリに3つのアプリがインストールされている。嗜好情報決定部37は嗜好情報とするアプリを決定する。図11(b)の例では、(i)~(iii)の使用頻度の算出からnanacoポイントアプリが優先されると判断された。嗜好情報決定部37はnanacoポイントサービスを嗜好情報に決定する。
検索結果表示部39はnanacoポイントサービスという嗜好情報に対応付けられた考慮情報を考慮情報テーブル41から取得して、検索結果のPOIの表示順を決定する。図11(b)ではnanacoポイントサービスを使用できるセブンイレブン(登録商標)が上位に表示されている。
<動作手順>
嗜好情報を決定した後の動作手順は実施例1又は2と同様なので、本実施例では嗜好情報を決定する手順を図12に基づいて説明する。
図12(a)は嗜好情報決定部37がカテゴリに分類されたアプリの数に基づいて嗜好情報を決定する手順を示すフローチャート図の一例である(実施例1に対応)。図12(a)の処理はカテゴリへの分類が終了するとスタートする。
まず、嗜好情報決定部37は分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数あるか否かを判断する(S301)。
ステップS301の判断がYesの場合、嗜好情報決定部37は各アプリの使用頻度を算出し、各アプリの点数をカテゴリごとに合計する(S302)。そして、合計点が最も高いカテゴリを嗜好情報に決定する(S303)。こうすることで、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数ある場合に、優先すべき嗜好情報を特定できる。
ステップS301の判断がNoの場合、実施例1と同様に、嗜好情報決定部37は分類されたアプリの数が最も多いカテゴリを嗜好情報に決定する(S304)。
図12(b)は嗜好情報決定部37がアプリに基づいて嗜好情報を決定する手順を示すフローチャート図の一例である(実施例2に対応)。図12(b)の処理はアプリ情報を取得するとスタートする。
まず、嗜好情報決定部37は同じカテゴリのアプリが複数あるか否かを判断する(S401)。
ステップS401の判断がYesの場合、嗜好情報決定部37は各アプリの使用頻度を算出する(S402)。そして、カテゴリごとに点数が最も高いアプリから嗜好情報を決定する(S403)。こうすることで、同じカテゴリに複数のアプリが分類されてもカテゴリごとに優先すべきアプリを特定できる。
ステップS401の判断がNoの場合、実施例2と同様に、嗜好情報決定部37はアプリから嗜好情報を決定する(S404)。
なお、カテゴリごとに点数が最も高いアプリから嗜好情報を決定するのでなく、インストールされている全てのアプリの中から点数が最も高いアプリを特定してもよい。
<まとめ>
以上のように、本実施例の検索装置30は、実施例1で、分類されたアプリの数が最も多いカテゴリが複数あっても、アプリの使用頻度に基づいて嗜好情報を適切に決定できる。また、実施例2で、同じカテゴリに複数のアプリが分類されても、アプリの使用頻度に基づいて嗜好情報を適切に決定できる。
本実施例では、複数の端末装置10が接続された検索装置30について説明する。
図13は、本実施例の検索システム100のシステム構成図の一例を示す。図13では2台の端末装置10が検索装置30と通信可能になっている。例えば、移動体9に二人以上の乗員が乗車した場合、それぞれの乗員が端末装置10を有するため、検索装置30は複数の端末装置10と通信する可能性がある。しかし、これらの端末装置10はユーザが異なるので、インストールされているアプリも異なる。
このような場合、検索装置30は両方の端末装置10にインストールされたアプリのアプリ情報に基づいて検索結果を表示することが可能である。そこで、本実施例では、端末装置10A又は10Bのアプリ情報に基づく検索結果のPOIの表示順をユーザが任意に切り替えることができる検索装置30について説明する。
なお、本実施例は実施例1又は2のどちらにも対応可能である。説明の便宜上、本実施例では実施例1を適用して説明する。したがって、機能ブロック図は実施例1の図4と同様でよい。
本実施例のアプリ分類部33は、端末装置10ごとにアプリを分類する。また、嗜好情報決定部37は端末装置10ごとに嗜好情報を決定する。検索結果表示部39は、端末装置10ごとに、考慮情報テーブル41を参照して、検索結果のPOIの表示順を決定する。したがって、検索結果を表示するまでの動作手順は実施例1と同様でよい。
一方、検索結果の表示後、検索結果表示部39はユーザの操作に応じて検索結果のPOIの表示順を切り替えて表示する。このため、検索結果の画面には、切替ボタンが表示される。
図14を用いて、商業施設を目的地検索した際の検索結果のPOIの表示順の切り替え例について説明する。図14は、検索結果のPOIの表示順を嗜好情報に応じて切り替える切り替え例を説明する図である。検索結果画面501Aでは、「子育て」が嗜好情報であるとする。このため、検索結果画面501Aでは子供に対応した店舗の店舗数が多い順に商業施設が表示されている。
これに対し、検索結果画面501Bでは、「娯楽」が嗜好情報であるとする。このため、検索結果画面501Bでは映画館の数が多い順に商業施設が表示されている。
このように、本実施例の検索装置30は端末装置10ごとに嗜好情報を判断して、嗜好情報に応じて同じ検索結果に対しPOIの表示順を変更できる。
また、検索結果画面501A,501Bはいずれも切替ボタン504を有しており、切替ボタン504の押下により、検索結果表示部39は、検索結果画面501Aから501Bに、又は、検索結果画面501Bから501Aに切り替えることができる。切替ボタン504は嗜好情報を切り替えてPOIを提供するための入力インタフェースである。ユーザは、検索結果画面501A、501Bを適宜比較して、検索装置30に設定するPOIを決定できる。切替ボタン504を表示するのではなく(又は表示しながら)音声入力で切り替え可能でもよい。
図15は、端末装置10が検索結果を表示するまでの全体的な動作の手順を示すフローチャート図の一例である。図15の処理は例えば、端末装置10が接続されるとスタートする。
まず、アプリ情報取得部32は複数の端末装置10が接続されたか否かを判断する(S501)。例えば、第2近距離通信部31に問い合わせることで、例えばMACアドレス又はIPアドレスが異なる端末装置10が接続されていることなどから判断可能である。
ステップS501の判断がYesの場合、嗜好情報決定部37は端末装置10ごとに嗜好情報を決定する(S502)。
そして、検索結果表示部39は検索結果のPOIの表示順を、嗜好情報に応じて決定して検索結果画面501を表示する(S503)。当初、採用する嗜好情報は、例えば、早期に決定された嗜好情報などでよい。あるいは、不作為に決定してもよい。
次に、検索結果表示部39は切替ボタン504が押下されたか否かを判断する(S504)。
ステップS504の判断がYesの場合、検索結果表示部39は嗜好情報決定部37が決定した複数の嗜好情報のうち検索結果画面501に反映していない嗜好情報に切り替える(S505)。
処理はステップS503に進み、検索結果表示部39は検索結果のPOIの表示順を、嗜好情報に応じて決定して検索結果画面501を表示する(S503)。
このように、本実施例の検索装置30は、端末装置10A又は10Bのアプリ情報に基づいて検索結果のPOIの表示順を変更し、更に、どの端末装置10のアプリ情報を検索結果のPOIの表示順に反映させるかをユーザが任意に切り替えることを可能にする。
<まとめ>
以上のように、本実施例の検索装置30は、複数の端末装置10が接続された場合でも、それぞれのアプリ情報に基づいて検索結果のPOIの表示順を変更し、更に、ユーザがどの端末装置10のアプリ情報をPOIの表示順に反映させるかを任意に切り替えることができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
<<端末装置が検索装置となる場合>>
端末装置10がインストールされているアプリ情報に基づいて、検索装置30と同様にPOIの検索結果を提供できる。この場合、端末装置10が検索装置30となる。
図16は、端末装置10が検索装置30となる場合の機能ブロック図を示す。端末装置10と検索装置30の通信が不要になるため、第1近距離通信部11、第2近距離通信部31、及びアプリ情報取得部32が不要になっている。図16は実施例1の機能ブロック図であるが、実施例2の機能ブロック図についても同様である。その他の機能については実施例1又は実施例2と同様でよい。このような構成の検索装置30は、例えば歩行者ナビに有効である。
<<アプリの分類>>
実施例1でアプリの分類が検索装置30で行われているが、アプリの分類はサーバで行ってもよい。アプリには多くの種類があり、また、アプリは日々増えているため、サーバが分類することでアプリ分類テーブル34のメンテナンスが容易になる。
<<POIの検索結果>>
上記の実施例ではPOIの表示順を嗜好情報に応じて調整したが、表示順でなく強調の程度を嗜好情報に応じて変えてもよい。例えば、表示順は現在地からの距離順だが、嗜好情報で特定された考慮情報との一致度が高い(閾値以上)のPOIを強調する。例えば、枠を太くしたり、枠若しくは枠内の色を変更したり、高輝度にしたり、又は、点滅させたりする。一致度に応じて、強調の内容を変更すれば、どの程度一致しているかを把握できる。こうすることで、距離順に表示しながら、嗜好情報に適合したPOIを強調できるため、ユーザは距離も考慮しながらPOIを選択できる。
<<その他>>
図4などの構成例は、端末装置10、検索装置30,及び、POI情報サーバ50による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。端末装置10、検索装置30,及び、POI情報サーバ50の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
なお、アプリ情報取得部32はアプリ情報取得手段の一例であり、嗜好情報決定部37は嗜好情報決定手段の一例であり、アプリ分類部33はアプリ分類手段の一例であり、検索要求部36はPOI検索手段の一例であり、検索結果表示部39は検索結果提供手段の一例であり、アプリ分類テーブル34はアプリ分類情報の一例であり、考慮情報テーブル41は嗜好情報関連情報の一例である。
10 端末装置
30 検索装置
50 POI情報サーバ
100 検索システム

Claims (14)

  1. 目的地として又は周辺のPOI(Point Of Interest)を検索する検索装置であって、
    前記検索装置のユーザが保持する端末装置にインストールされているアプリケーションに関するアプリ情報を取得するアプリ情報取得手段と、
    POIの検索結果を取得するPOI検索手段と、
    前記アプリ情報取得手段が取得したアプリ情報に基づいて、前記POIの検索結果から優先的に提供されるPOIを決定するための嗜好情報を決定する嗜好情報決定手段と、
    前記POI検索手段が取得したPOIの検索結果のうち、前記嗜好情報決定手段が決定した前記嗜好情報に関連するPOIを優先して提供する検索結果提供手段と、
    を有することを特徴とする検索装置。
  2. 目的地として又は周辺のPOI(Point Of Interest)を検索する検索装置であって、
    POIの検索結果を取得するPOI検索手段と、
    前記検索装置にインストールされているアプリケーションに関するアプリ情報に基づいて、前記POIの検索結果から優先的に提供されるPOIを決定するための嗜好情報を決定する嗜好情報決定手段と、
    前記POI検索手段が取得したPOIの検索結果のうち、前記嗜好情報決定手段が決定した前記嗜好情報に関連するPOIを優先して提供する検索結果提供手段と、
    を有することを特徴とする検索装置。
  3. 前記アプリ情報に含まれる各アプリをアプリが関連するカテゴリに分類するアプリ分類情報を参照して、前記アプリ情報のアプリを各カテゴリに分類するアプリ分類手段を有し、
    前記嗜好情報決定手段は、分類された前記アプリの数が最も多い前記カテゴリを前記嗜好情報に決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の検索装置。
  4. 前記検索結果には各POIの商品、サービス又は設備に関する詳細情報が含まれており、
    前記検索結果提供手段は、各POIの前記詳細情報と前記嗜好情報により決定される商品、サービス又は設備とを比較して一致度に点数を付け、前記点数が高い順にPOIを提供することを特徴とする請求項3に記載の検索装置。
  5. 前記検索結果提供手段は、前記嗜好情報ごとに商品、サービス又は設備が対応付けられた嗜好情報関連情報を参照して、前記嗜好情報決定手段が決定した前記嗜好情報に対応付けられた商品、サービス又は設備を決定し、
    前記検索結果提供手段は、各POIの前記詳細情報のうち、前記嗜好情報により決定される商品、サービス又は設備と一致した商品、サービス又は設備を前記検索結果と共に提供することを特徴とする請求項4に記載の検索装置。
  6. 前記嗜好情報決定手段は、前記アプリ情報に含まれるアプリ名から前記嗜好情報を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の検索装置。
  7. 前記検索結果には各POIの企業名、ブランド名又は店舗名に関する詳細情報が含まれており、
    前記検索結果提供手段は、各POIの前記詳細情報と前記嗜好情報により決定される企業名、ブランド名又は店舗名とを比較して一致度に点数を付け、前記点数が高い順にPOIを提供することを特徴とする請求項6に記載の検索装置。
  8. 前記検索結果提供手段は、前記嗜好情報ごとに企業名、ブランド名又は店舗名が対応付けられた嗜好情報関連情報を参照して、前記嗜好情報決定手段が決定した前記嗜好情報に対応付けられた企業名、ブランド名又は店舗名を決定し、
    前記検索結果提供手段は、各POIの前記詳細情報が含む各POIの企業名、ブランド名又は店舗名のうち、前記嗜好情報により決定される企業名、ブランド名又は店舗名と一致した企業名、ブランド名又は店舗名を前記検索結果と共に提供することを特徴とする請求項7に記載の検索装置。
  9. 分類された前記アプリの数が最も多い前記カテゴリが複数ある場合、
    前記嗜好情報決定手段は、同じ前記カテゴリに分類されたアプリの使用頻度情報を算出して各アプリの使用頻度情報を前記カテゴリごとに合計し、
    合計された使用頻度情報が最も高い前記カテゴリを前記嗜好情報に決定することを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の検索装置。
  10. 前記嗜好情報決定手段が前記アプリ情報に含まれるアプリ名から前記嗜好情報を決定する際、同じカテゴリに分類されるアプリが複数ある場合には、
    前記嗜好情報決定手段は、同じ前記カテゴリに分類されるアプリの使用頻度情報を算出し、使用頻度情報が最も高い前記アプリを前記嗜好情報に決定することを特徴とする請求項6又は7に記載の検索装置。
  11. 前記検索結果提供手段は、提供されたPOIである企業名、ブランド名又は店舗名が、前記嗜好情報が含む各POIの企業名、ブランド名又は店舗名のうちいずれに基づいて優先されたかを前記検索結果と共に出力することを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の検索装置。
  12. 前記アプリ情報取得手段が、複数の前記端末装置から前記アプリ情報を取得した場合、前記嗜好情報決定手段は、前記端末装置ごとのアプリ情報に基づいてそれぞれ前記嗜好情報を決定し、
    前記検索結果提供手段は、前記端末装置ごとに決定されたそれぞれの前記嗜好情報に関連するPOIを優先して提供すると共に、前記嗜好情報を切り替えてPOIを提供するための入力インタフェースを提供することを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
  13. 目的地として又は周辺のPOI(Point Of Interest)を検索する検索システムであって、
    前記検索システムのユーザが保持する端末装置にインストールされているアプリケーションに関するアプリ情報を取得するアプリ情報取得手段と、
    POIの検索結果を取得するPOI検索手段と、
    前記アプリ情報取得手段が取得したアプリ情報に基づいて、前記POIの検索結果から優先的に提供されるPOIを決定するための嗜好情報を決定する嗜好情報決定手段と、
    前記POI検索手段が取得したPOIの検索結果のうち、前記嗜好情報決定手段が決定した前記嗜好情報に関連するPOIを優先して提供する検索結果提供手段と、
    を有することを特徴とする検索システム。
  14. 目的地として又は周辺のPOI(Point Of Interest)を表示する情報処理装置を、
    POIの検索結果を取得するPOI検索手段と、
    前記情報処理装置にインストールされているアプリケーションに関するアプリ情報に基づいて、前記POIの検索結果から優先的に提供されるPOIを決定するための嗜好情報を決定する嗜好情報決定手段と、
    前記POI検索手段が取得したPOIの検索結果のうち、前記嗜好情報決定手段が決定した前記嗜好情報に関連するPOIを優先して提供する検索結果提供手段、
    として機能させるためのプログラム。
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