JP2023066525A - 情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】テイクアウトのシステムの効率化とユーザの利便性を向上させることを可能にした情報提供システムを提供する。【解決手段】ユーザ4が所持する通信端末5において検出された現在位置情報を当該通信端末5から取得し、通信端末5から取得した現在位置情報に基づいて、注文を行った店舗2へと移動したユーザ4が当該店舗2から所定距離以内の範囲に到着したか否かを判定し、ユーザ4が店舗2から所定距離以内の範囲に到着したと判定された後に、ユーザ4が注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスを、ユーザ4の操作に基づいて設定し、到着ステータスが到着状態となった場合に、ユーザ4が注文を行った店舗2に対してユーザ4が到着状態となったことをユーザ4の現在位置とともに案内するように構成する。【選択図】図10

Description

本発明は、テイクアウトを注文したユーザに関する情報を店舗側に提供する情報提供システムに関する。
従来より、テイクアウトが可能な店舗に対してユーザがテイクアウトの注文を行う場合において、店舗に訪れてから注文を行うのではなく事前に電話やインターネットを用いて注文を行い、その後に店舗に訪れて注文した商品を受け取るシステムが提案されている。また、このようなテイクアウトのシステムでは、効率化のためにテイクアウトを注文したユーザに関する情報を店舗側に提供することも行われている。
例えば特開2016-31565号には、ユーザが携帯端末を操作してテイクアウトの注文を行い、その後に注文した店舗に向かって移動を開始すると、ユーザの現在位置をユーザが所持する携帯端末を介して取得して店舗システムに送信し、調理開始時刻の調整に利用することが開示されている。
特開2016-31565号(段落0017-0019)
ここで、テイクアウトのシステムを効率化し且つユーザの利便性を向上させる為には、注文した商品が提供可能となるタイミングよりもユーザの来店が遅れる場合においてユーザが来店するまで商品を店舗内に留め置くよりも提供可能となった商品を一刻も早く注文したユーザに渡すことが有効である。その為には、店舗側においてユーザが注文した商品を受け取ることができる状態となったか否かを正確に把握することが重要である。
上記特許文献1の技術では注文を行ったユーザの現在位置を店舗側に提供しているが、ユーザの現在位置のみではユーザが注文した商品を受け取ることができる状態にあるか否かを正確に把握することが難しかった。例えば、店舗の駐車場が満車であってユーザが店舗の駐車場の外で待機している場合において、ユーザは注文した商品を受け取ることができる状態にあるといえるがユーザの位置情報のみからではユーザは店舗に到着していないと判断されるため、ユーザが注文した商品を受け取ることができる状態にあると推定することは難しい。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、テイクアウトを注文したユーザが注文した商品を受け取ることができる状態となったか否かを店舗側で正確に把握することが可能となり、テイクアウトのシステムの効率化とユーザの利便性を向上させることを可能にした情報提供システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る情報提供システムは、テイクアウトが可能な店舗に対して注文を行ったユーザの現在位置を特定する情報として、ユーザが所持する通信端末において検出された現在位置情報を当該通信端末から取得する位置情報取得手段と、前記通信端末から取得した前記現在位置情報に基づいて、注文を行った店舗へと移動した前記ユーザが当該店舗から所定距離以内の範囲に到着したか否かを判定する到着判定手段と、前記ユーザが前記店舗から所定距離以内の範囲に到着したと判定された後に、前記ユーザが注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスを、前記ユーザの操作に基づいて設定するステータス設定手段と、前記到着ステータスが到着状態となった場合に、前記ユーザが注文を行った店舗に対して前記ユーザが到着状態となったことを前記ユーザの現在位置とともに案内する。
尚、「到着状態」は、ユーザが注文を行った店舗に到着したことは条件としなくても良い。
また、「テイクアウト」とは、客が店舗で提供された商品である飲食物等を店内から持ち出して店外で飲食するシステムである。但し、イートインを行っているかについては問わない(即ち、ユーザが希望すれば受け取った商品を店内で飲食することも可能とする)。
前記構成を有する本発明に係る情報提供システムによれば、テイクアウトを注文したユーザが注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスをユーザの操作に基づいて設定することにより、ユーザが注文した商品を受け取ることができる状態となったか否かを店舗側で正確に把握することが可能となる。その結果、テイクアウトのシステムの効率化とユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る情報提供システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る情報提供システムの構成を示したブロック図である。 ユーザ道程DBに記憶されるユーザ道程情報の一例を示した図である。 到着ステータス管理DBに記憶される到着ステータス管理情報の一例を示した図である。 本実施形態に係る通信端末の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る情報提供処理プログラムのフローチャートである。 通信端末のディスプレイに対して表示される店舗案内画面及びメニュー画面を示した図である。 通信端末のディスプレイに対して表示される注文履歴画面を示した図である。 店舗内のディスプレイに表示されるユーザ情報画面を示した図である。 ユーザの到着ステータスが到着状態に設定された後に店舗内のディスプレイに表示されるユーザ情報画面を示した図である。
以下、本発明に係る情報提供システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る情報提供システム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る情報提供システム1を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システム1は、テイクアウトが可能な店舗2が有する情報提供サーバ(情報提供装置)3と、ユーザ4が所持する通信端末5と、を基本的に有する。また、情報提供サーバ3と通信端末5は通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、通信端末5としては例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、車載器であるナビゲーション装置等がある。また、以下の説明ではユーザ4が店舗2へ移動する場合には車両で移動することを前提とするが、車両以外の移動手段で移動しても良いし、徒歩で移動しても良い。
ここで、情報提供サーバ3は、情報提供システム1における情報の管理や提供を行うサーバ装置である。情報提供サーバ3は、飲食物等のテイクアウトが可能な店舗2に設置される。ここで、テイクアウトとは客であるユーザ4が店舗2で提供された商品である飲食物等を店内から持ち出して店外で飲食するシステムである。但し、イートインを行っているかについては問わない(即ち、ユーザが希望すれば受け取った商品を店内で飲食することも可能とする)。また、テイクアウトの注文は店舗2にユーザ4が訪れてから行うことや電話で行うことも可能であるが、本実施形態では事前にユーザ4が通信端末5を用いてオンラインで注文を行い、その後にユーザ4が店舗2に訪れて注文した商品を受け取ることを前提とする。
また、本実施形態では店舗2がユーザ4の注文した商品をユーザが指定した地点に宅配するデリバリーについては、テイクアウトの概念から除外することとし、テイクアウトはユーザ4自身が注文した商品を店舗2に訪れて受け取るサービスであることを前提とする。但し、後述の様にユーザ4が店舗2まで所定距離以内にいる、ユーザ4が注文した商品を受け取ることができる状態にある等の特定の条件を満たした場合については、店舗2がユーザ4の注文した商品をユーザ4が現在位置する場所まで届けるサービスについても行われる場合がある。
また、情報提供サーバ3は、ユーザ4が通信端末5を介して店舗2に対するテイクアウトの注文を行った場合に、行われた注文の内容をDBで管理するとともに、ユーザから注文があったこと並びに注文の内容を店舗2の従業員に提供する。また、注文を行ったユーザ4の位置情報についても管理する。更に、ユーザ4の現在位置の推移に基づいてユーザ4が店舗2に到着する到着時刻を予測したり、注文のあった商品を店舗2が提供可能となる時刻を予測することについても行う。詳細については後述する。尚、図1に示す例では情報提供サーバ3は店舗2が備えることとするが、外部のサーバとして存在しても良い。その場合には情報提供サーバ3から通信ネットワーク網6を介して店舗2へと各種情報の提供を行う。
一方、通信端末5は、ユーザ4が所持し、ウェブサーバに接続する機能やナビ機能等を備えた情報端末が用いられ、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等が該当する。特に通信端末5がスマートフォン等のアプリケーションを実行可能な端末である場合には、アプリケーションの一つとしてテイクアウトが可能な店舗2に対してオンラインで注文を行うことが可能となるアプリケーションプログラムがインストールされている。尚、これらの店舗2に対してオンラインで注文を行う機能は、目的地までの移動案内を行うナビ機能の一部としても良いし、ナビ機能とは異なるアプリケーションプログラムにより実行されても良い。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局は通信端末5との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある通信端末5の通信を情報提供サーバ3との間で中継する役割を持つ。
続いて、情報提供システム1における情報提供サーバ3の構成について図2を用いてより詳細に説明する。情報提供サーバ3は、図2に示すようにサーバ制御部11と、サーバ制御部11に接続された情報記録手段としての注文履歴DB12と、ユーザ道程DB13と、地図情報DB14と、到着ステータス管理DB15と、調理DB16と、サーバ側通信装置17とを備える。
サーバ制御部11は、情報提供サーバ3の全体の制御を行う制御ユニット(MCU、MPU等)であり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の情報提供処理プログラム(図6)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。尚、サーバ制御部11は、後述の通信端末5の制御部とともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、位置情報取得手段は、テイクアウトが可能な店舗2に対して注文を行ったユーザ4の現在位置を特定する情報として、ユーザ4が所持する通信端末5において検出された現在位置情報を当該通信端末5から取得する。到着判定手段は、通信端末5から取得した現在位置情報に基づいて、注文を行った店舗2へと移動したユーザ4が当該店舗2から所定距離以内の範囲に到着したか否かを判定する。ステータス設定手段は、ユーザ4が店舗から所定距離以内の範囲に到着したと判定された後に、ユーザ4が注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスを、ユーザ4の操作に基づいて設定する。案内手段は、到着ステータスが到着状態となった場合に、ユーザ4が注文を行った店舗に対してユーザ4が到着状態となったことをユーザ4の現在位置とともに案内する。
また、注文履歴DB12は、本情報提供サーバ3の設置された店舗2に対してユーザ4からテイクアウトの注文があった場合に、注文者や注文の内容を記録する記憶手段である。具体的には、注文のあった日時、注文者の情報(氏名、ID、電話番号など)、注文の内容(商品名、個数)等が記憶される。ユーザが来店予定日時を指定した場合については来店予定日時、チェーン展開している店舗に対する注文ではどの店舗での受け取りを希望するかについて含めても良い。尚、本実施形態ではユーザ4が通信端末5を用いて注文を行うことを前提としており、ユーザ4が通信端末5においてオンライン注文を行う為の所定のアプリケーションプログラムを起動し、注文操作を行うことによって、ユーザによって入力された各情報が情報提供サーバ3へと送信され、現在の時刻とともに注文履歴DB12に格納される。また、注文履歴DB12に格納された各情報は店舗2内に設けられたディスプレイ等を介して店舗2の従業員に対して提供される。
一方、ユーザ道程DB13は、情報提供サーバ3と通信可能に接続された通信端末5を所持するユーザ4の内、特に本情報提供サーバ3の設置された店舗2に対して注文を行ったユーザ4(即ち注文者)の“店舗への道程に関する情報”を記憶する記憶手段である。具体的には、ユーザ4が注文を行った店舗2への移動を開始する或いは開始した移動開始地点の座標、店舗2への移動を開始する或いは開始した日時、ユーザ4の現在位置、ユーザ4が移動目的とする店舗2に関する情報が記憶され、また、通信端末5において目的地までの案内経路が設定されている場合には、設定された案内経路を今後のユーザの行動(移動経路)を示すものとしてユーザに紐づけられてユーザ道程DB13に記憶される。更に、通信端末5においてユーザの移動スケジュールが登録されている場合には、同じく登録された移動スケジュールを今後のユーザの行動(移動計画)を示すものとしてユーザに紐づけられてユーザ道程DB13に記憶される。例えば図3はユーザ道程DB13に記憶されるユーザ道程情報の一例を示した図である。
図3に示す例では例えば『ID:10001』のユーザ4は、座標(x0,y0)にある店舗を目的地としており、2021年の10月21日の12時半に(x1,y1)から移動を開始し、現在は(X1,Y1)に位置することを示している。同様に他のユーザの店舗までの道程に関する情報についても記憶されている。情報提供サーバ3において管理対象となる店舗が1店舗しかなく、ユーザが移動目的とする店舗が固定である場合には店舗の位置座標は省略しても良い。一方、例えば情報提供サーバ3において管理対象となる店舗がチェーン展開している店舗であって、情報提供サーバ3において管理対象となる店舗が複数店舗ある場合には、ユーザがどの店舗で商品を受け取るかを注文時に取得し、ユーザが指定した店舗の位置座標をユーザが移動目的とする店舗の位置座標として記録する。
尚、移動開始地点、移動開始日時、移動計画、移動経路についてはユーザが所持する通信端末5から取得される。また、ユーザの現在位置についてはユーザが所持する通信端末5から定期的に受信して更新される。但し、ユーザ道程DB13に上記全ての情報を“店舗への道程に関する情報”として記憶する必要はなく、例えばユーザの現在位置とユーザ4が移動目的とする店舗2の位置を特定する情報のみを記憶するようにしても良い。
そして、ユーザ道程DB13に記憶されたユーザ道程情報は、店舗2側がユーザ4の現在位置や移動の進捗状況を把握する為、及びユーザ4が店舗2に到着する到着時刻を予測する為に用いられる。
また、地図情報DB14は、地図情報が記憶される記憶手段である。地図情報は、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されている。例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。
そして、地図情報DB14に記憶された地図情報は、ユーザ道程DB13に記憶された上記ユーザ道程情報と合わせて、店舗2側がユーザ4の現在位置や移動の進捗状況を把握する為、及びユーザ4が店舗2に到着する到着時刻を予測する為に用いられる。
また、到着ステータス管理DB15は、情報提供サーバ3と通信可能に接続された通信端末5を所持するユーザ4の内、特に本情報提供サーバ3の設置された店舗2に対して注文を行ったユーザ4(即ち注文者)が、注文した商品を受け取ることができる状態(以下、到着状態という)となったか否かを示す到着ステータスを記憶する記憶手段である。尚、到着状態はユーザが店舗に到着したことを条件としない。但し、後述する様にユーザが店舗まで所定距離以内まで接近していることは必要である。例えば、店舗の駐車場が満車であってユーザが店舗の駐車場の外で待機している場合には、正確にはユーザは店舗に到着していないがユーザは注文した商品を受け取ることができる状態にあるといえるので到着状態とする。例えば図4は到着ステータス管理DB15に記憶される到着ステータス管理情報の一例を示した図である。
図4に示すように到着ステータス管理DB15には、店舗2に対して注文を行ったユーザ4のIDに紐づけて到着ステータスが格納されている。到着ステータスとしては到着状態にあることを示す“到着状態”と到着状態にないことを示す“非到着状態”のいずれかが設定される。また、到着ステータスが“到着状態”に設定されている場合については“非到着状態”から“到着状態”へと移行した日時についても記憶される。図4に示す例では例えば『ID:10001』のユーザ4は、2021年の10月21日の12時45分に到着状態へと移行したことを示している。一方『ID:10403』のユーザ4は現時点において非到着状態にあることを示している。同様に他のユーザの到着ステータスについても記憶されている。
尚、本実施形態では上記到着ステータス管理DB15に記憶される到着ステータスは、通信端末5を用いたユーザ自身の操作によって設定(更新)される。例えば、ユーザ4が注文を行った店舗或いはその周辺に到着し、ユーザが到着状態になったと判断した場合に、通信端末5においてオンライン注文を行う際に使用した所定のアプリケーションプログラムを再度起動し、到着ステータスの変更操作を行う。それによって、到着ステータスの変更情報が情報提供サーバ3へと送信され、到着ステータス管理DB15に記憶される到着ステータスが更新される。それによって、到着ステータス管理DB15はユーザ4の到着ステータスをリアルタイムで管理することが可能となる。
そして、到着ステータス管理DB15に記憶された到着ステータス管理情報は、後述のように店舗2側において注文を行ったユーザ4が到着状態にあるか否かを把握する為に用いられる。
一方、調理DB16は、本情報提供サーバ3が設置された店舗2でテイクアウトにより提供される各メニューの調理時間の目安について格納された記憶手段である。尚、調理時間には調理に取り掛かるまでの準備にかかる時間や完成した料理を容器に入れる時間や包装を行う為の時間を含めるようにしても良い。
そして、サーバ制御部11は、後述のように調理DB16に記憶された調理時間に関する情報を用いて、ユーザが注文を行った商品を店舗が提供することが可能となる提供可能時刻を予測する。
一方、サーバ側通信装置17は情報の送受信対象となる通信端末5と通信ネットワーク網6を介して通信を行う為の通信装置である。また、通信端末5以外にインターネット網等に対する通信も可能である。
次に、ユーザ4が所有する通信端末5の概略構成について図5を用いて説明する。図5は本実施形態に係る通信端末5の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、以下では特に通信端末5がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
図5に示すように通信端末5はデータバスBUSに、CPU31と、通信端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID等)やウェブの閲覧履歴やユーザの移動履歴等が記憶されたメモリ32と、通信ネットワーク網6の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)33と、送受信回路部33において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部34と、マイクロホン35及びスピーカ36等とのインターフェイスである入出力部37と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ38と、タッチパネルやハードボタン等から構成される入力操作部39と、GPS40と、カメラ41とが接続されることにより構成されている。
ここで、通信端末5に内蔵されるCPU31は、メモリ32に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する通信端末5の制御手段であり、メモリ32とともに通信端末制御部42を構成する。また、通信端末制御部42の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ38に表示される。
また、メモリ32は通信端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID等)、ユーザによるウェブの閲覧履歴、GPS40やその他のセンサに基づいて検出された位置情報の履歴であるユーザの移動履歴、スケジュール情報等が記憶された記憶媒体である。また、後述の情報提供処理プログラム(図6)を含む各種アプリケーションプログラムについても記憶される。また、メモリ32は、ハードディスク、メモリーカード等により構成しても良い。
また、スピーカ36は、通話の音声出力以外に、ナビ機能の実行時においては通信端末制御部42からの指示に基づいて案内経路(ユーザの移動予定経路)に沿った走行を案内する音声ガイダンスを出力する。
また、ディスプレイ38は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、通信端末5にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面、ナビ画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。特に本実施形態では店舗2に対してオンラインでの注文を行う注文画面や、注文を行ったユーザがその後に店舗2へと移動して到着状態となった場合に到着ステータスを到着状態へと設定する為の操作画面についても表示される。
また、入力操作部39は、ディスプレイ38の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、通信端末制御部42は、タッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、本実施形態では、オンラインでの注文や到着ステータスを到着状態へと設定する際にも操作される。尚、入力操作部39は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS40は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末5(即ちユーザ4)の現在位置及び現在日時を検出可能とする。また、GPS40以外にも通信端末5の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
また、カメラ41は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたカメラにより構成される小型の撮像装置であり、通信端末5の背面側に内蔵される。そして、専用のアプリケーションプログラムが起動された状態で、ユーザが入力操作部39を操作することによって周辺を撮像することが可能となる。尚、カメラ41で撮像された撮像画像は、メモリ32に格納される。
続いて、前記構成を有する情報提供システム1において、情報提供サーバ3及び通信端末5が実行する情報提供処理プログラムについて図6に基づき説明する。図6は本実施形態に係る情報提供処理プログラムのフローチャートである。ここで、情報提供処理プログラムは、通信端末5において目的地までの移動の道程において店舗情報の提供を受ける為の所定のアプリケーションプログラムが起動された後に実行され、店舗2に対してテイクアウトの注文を行ったユーザ4に関する情報を店舗2側へと提供するプログラムである。尚、以下の図6にフローチャートで示されるプログラムは、情報提供サーバ3や通信端末5が備えているRAMやROMに記憶されており、CPU21或いはCPU31により実行される。
先ず、図6に基づいて通信端末5のCPU31が実行する情報提供処理プログラムについて説明する。ステップ(以下、Sと略記する)1においてCPU31は、店舗2へのオンライン注文を行う為の所定のアプリケーションプログラム(以下、注文アプリという)を起動する。尚、注文アプリの起動についてはユーザ4が通信端末5で所定の操作を行う以外に、例えば店舗のホームページに記載されているリンクを選択したり、店舗の広告に記載されている二次元コードを通信端末5で読み取ること等によっても起動することが可能である。また、注文アプリを起動するタイミングはユーザが店舗への移動を開始する前でも可能であるし、店舗への移動を開始した後でも可能である。注文アプリは予めウェブサーバ等からダウンロードされて通信端末5にインストールされていることを前提とする。
ここで、通信端末5において注文アプリが起動されると、ディスプレイ38には図7に示す店舗案内画面51を出力する。図7に示すように店舗案内画面51には、テイクアウトが可能な店舗の一覧が表示される。尚、テイクアウトが可能な店舗としては基本的にユーザの現在位置の周辺にある店舗を表示対象とする。また、ユーザが飲食ジャンル(例えば、ハンバーガー、寿司、ピザ、中華)を条件に指定した場合については該当する飲食ジャンルの店舗のみを表示対象とする。更に、ユーザが予め注文を行う店舗を個別に指定している場合には、ユーザにより指定された一の店舗のみが表示される。
店舗案内画面51には、店舗を示す画像(店舗の外観画像であっても商品の画像であっても店舗の看板の画像などでも良い)とともに店舗名、ジャンル、店舗までの所要時間が表示される。尚、所在地、営業時間、定休日などの情報についても表示するようにしても良い。また、表示対象となる店舗が複数ある場合には、例えばユーザの嗜好に適合する順や所要時間が短い順に表示する。また、店舗案内画面51には店舗毎にメニューボタン52と立ち寄りボタン53についても表示され、ユーザがメニューボタン52を押下すると該当する店舗がテイクアウトにより提供可能な商品の一覧を示したメニュー画面54へと表示が切り替わる。図7に示すようにメニュー画面54には、商品の画像とともに商品名や価格について表示される。更に、注文ボタン55についても表示され、ユーザは注文ボタン55を押下することによって該当する商品をオンラインで注文することも可能である。尚、メニュー画面54においてユーザが注文した商品や個数を特定する情報は後述の様に該当する店舗の情報提供サーバ3へと送信される(S3)。ユーザはメニュー画面54で商品を注文した後に該当する店舗へと向かうことによってテイクアウトした商品を受け取るまでの待ち時間を減らすことが可能となる。
一方、ユーザが店舗案内画面51に表示された立ち寄りボタン53を押下した場合には、ボタンに該当する店舗をナビ機能における目的地或いは経由地に設定することが可能となる。その結果、該当する店舗を目的地或いは経由地に設定した新たな推奨経路が探索され、通信端末5ではナビ機能を実行して周辺の地図や交差点拡大図等の移動案内画面を表示し、推奨経路に沿った移動案内が行われる。その結果、オンラインで注文を行った店舗までのユーザの移動を支援することが可能となる。尚、推奨経路の探索については通信端末5が自身で行っても良いし、地図情報を有する外部のサーバに探索を要求し、探索された推奨経路を受信するようにしても良い。
次に、S2においてCPU31は、注文アプリの起動された通信端末5において上述のようにディスプレイ38に表示されたメニュー画面54(図7)で受け付けたユーザの操作に基づいて注文情報の入力を行う。尚、ユーザは注文アプリでの操作において注文の内容(商品名、個数)の入力に加えて、注文者の情報(氏名、ID、電話番号など)、ユーザが来店予定日時を指定した場合については来店予定日時、チェーン展開している店舗に対する注文ではどの店舗での受け取りを希望するかについても入力する。前記S2で入力された注文情報はメモリ32に一旦格納される。
その後、S3においてCPU31は、前記S2で入力された注文情報を情報提供サーバ3へと送信する。ここで、注文情報には、前記S2で入力された注文情報に加えて注文情報の送信元の通信端末5を特定する端末IDが含まれている。また、上記注文情報を送信した通信端末5は、以降において定期的に通信端末5(即ち通信端末5を所持するユーザ)の現在位置情報を情報提供サーバ3に対して送信する。更に、上記現在位置情報とは別にユーザが店舗への移動を開始する(或いは開始した)地点、ユーザが店舗への移動を開始する(或いは開始した)日時、店舗までのユーザの移動経路が特定できる場合については、それらの情報についても送信する。
続いて、S4においてCPU31は、通信端末5を所持するユーザによって到着ステータスを“到着状態”へと変更する変更操作が行われたか否かを判定する。ここで、“到着状態”とは前述したように注文を行ったユーザが、注文した商品を受け取ることができる状態にあることを意味する。但し、到着状態はユーザが店舗に到着したことを条件としない。例えば、店舗の駐車場が満車であってユーザが店舗の駐車場の外で待機している場合には、正確にはユーザは店舗に到着していないがユーザは注文した商品を受け取ることができる状態にあるといえるので到着状態とする。そして、ユーザ4は注文を行った店舗或いはその周辺に到着し、ユーザが到着状態になったと判断した場合に、通信端末5において注文アプリを再度起動し、到着ステータスの変更操作を行う。
例えば、図8に示すように注文アプリでは注文履歴の表示をユーザが選択すると、注文履歴画面61が表示される。注文履歴画面61には過去にユーザが注文した店舗毎に注文内容の表示に加えて到着ボタン62について表示される。ユーザは到着ボタン62を押下することによって到着ステータスを“到着状態”へと変更する変更操作が可能となる。
そして、ユーザによって到着ステータスを“到着状態”へと変更する変更操作が行われたと判定された場合(S4:YES)には、S5へと移行する。それに対して、ユーザによって到着ステータスを“到着状態”へと変更する変更操作が行われていないと判定された場合(S4:NO)には変更操作が行われるまで待機する。
S5においてCPU31は、通信端末5を所持するユーザによって到着ステータスを“到着状態”へと変更する変更操作が行われたこと、即ち注文を行ったユーザの到着ステータスが注文した商品を受け取ることができる到着状態に移行したことを示す到着ステータス変更情報を情報提供サーバ3へと送信する。ここで、到着ステータス変更情報には、送信元の通信端末5を特定する端末IDが含まれている。
そして、情報提供サーバ3は、到着ステータス変更情報を受信すると店舗側の従業員に注文を行ったユーザが到着状態に移行したことを報知する(S22)。本実施形態の情報提供システム1では、後述のようにすでに店舗側で商品が提供可能な状態であって、ユーザが“到着状態”となった場合には店舗側からユーザの現在位置まで商品を配達するサービスを行うことを特徴としており、通信端末5から上記到着ステータス変更情報を受信することによって店舗側でユーザが“到着状態”となったことを正確に把握することが可能となる。但し、ユーザが上記の到着ステータスの変更操作を行うことは必須ではなく、ユーザが到着状態となった後に到着ステータスの変更操作を行わずに店舗に訪れて注文した商品を受け取ることも当然に可能である。特に上記配達のサービスを希望しない場合やユーザが想定より早く到着した場合などは到着ステータスの変更操作を行う必要はない。
尚、上述したように到着状態はユーザが店舗に到着したことを条件としないが、ユーザが店舗まで所定距離以内まで接近していることは必要であり、ユーザが店舗まで所定距離以内にいない場合には仮にユーザが上記到着ステータスの変更操作を行ったとしても情報提供サーバ3側で受け付けない(S16:NO)。即ち、情報提供サーバ3ではユーザが到着状態になったと判定しない。尚、ユーザが店舗まで所定距離以内の範囲に到着したか否かを通信端末5で判定し、ユーザが店舗まで所定距離以内にいない場合には通信端末5での変更操作自体を行えないようにしても良い。例えばユーザが店舗まで所定距離以内の範囲に到着するまで到着ボタン62を表示しないようにすることが可能である。
次に、情報提供サーバ3のCPU21が実行する情報提供処理プログラムについて説明する。尚、以下のS11~S23の各処理は、通信端末5からの対応する情報を受信したタイミングで開始される。従って、各ステップの実施順序は必ずしもステップ番号の小さい順に実施されるとは限らない。
先ず、S11においてCPU21は、通信端末5から送信される注文情報を受信する。尚、注文情報には、注文情報の送信元の通信端末5を特定する端末IDと、前記S2で入力された注文者の情報(氏名、ID、電話番号など)、注文の内容(商品名、個数)等が含まれている。
次に、S12においてCPU31は、前記S11で受信した注文情報を現在の時刻とともに注文履歴DB12に格納する。また、情報提供サーバ3において管理対象となる店舗がチェーン展開している店舗であって、情報提供サーバ3において管理対象となる店舗が複数店舗ある場合には、ユーザがどの店舗で商品を受け取るかを注文情報において取得し、ユーザが指定した店舗の位置座標をユーザが移動目的とする店舗の位置座標としてユーザ道程DB13にも記録する。一方、注文履歴DB12に格納された各情報は店舗2内に設けられたディスプレイに表示したり、注文情報を印刷した紙を出力すること等によって店舗2の従業員に対して提供される。
続いて、S13においてCPU31は、注文情報の送信元となる通信端末5(即ち通信端末5を所持するユーザ)の現在位置情報を収集する。尚、前記S3で注文情報を送信した通信端末5は、以降において定期的に通信端末5の現在位置情報を情報提供サーバ3に対して送信し、情報提供サーバ3は定期的に送信される現在位置情報を受信することによってユーザ(即ち注文者)の現在位置をリアルタイムで更新可能となる。更に、通信端末5は上記現在位置情報とは別にユーザが店舗への移動を開始する(或いは開始した)地点、ユーザが店舗への移動を開始する(或いは開始した)日時、店舗までのユーザの移動経路が特定できる場合については、それらの情報についても送信する。情報提供サーバ3は通信端末5から受信した各情報についてユーザ道程DB13に格納する。
以下では店舗2に対して注文を行ったユーザ(注文者)単位でS14以降の処理を実行する。
先ず、S14においてCPU21は、処理対象のユーザが注文を行った店舗に到着する到着時刻を予測する。尚、到着時間の予測は、ユーザ道程DB13に格納されているユーザの現在位置及びユーザが移動する店舗の位置座標と、地図情報DB14に格納されている地図情報と、を用いて行われる。また、通信端末5において店舗までの案内経路が設定されている場合には、ユーザがその案内経路に従って移動すると推定して店舗までの所要時間を算出する。一方で、通信端末5において目的地までの案内経路が設定されていない場合には、情報提供サーバ3において目的地までの推奨経路を探索し、ユーザがその推奨経路に従って移動すると推定して店舗までの所要時間を算出する。或いは店舗からユーザの現在位置までの直線距離に基づいて店舗までの所要時間を算出しても良い。また、ユーザの移動手段が特定できない場合については、ユーザの現在位置の履歴から推定することが可能である。更に、道路の交通情報なども考慮して到着時間の予測を行うのが望ましい。
次に、S15においてCPU21は、処理対象のユーザが注文を行った商品を店舗が提供することが可能となる提供可能時刻を予測する。尚、提供可能時刻の予測は、注文履歴DB12に格納されているユーザの注文情報と、調理DB16に格納されている各メニューの調理時間と、を用いて行われる。また、注文の混雑具合や調理を担当する従業員の数についても考慮し、注文が混雑している状況や調理を担当する従業員の数が少ない状況では、調理の開始までにかかる時間を通常より長く設定して上記提供可能時刻を予測するのが望ましい。
その後、S16においてCPU21は、前記S15で予測された提供可能時刻よりも前記S14で予測された到着時刻の方が遅いか否かを判定する。
そして、提供可能時刻よりも到着時刻の方が遅いと判定された場合(S16:YES)には、S17へと移行する。それに対して、提供可能時刻よりも到着時刻の方が早いと判定された場合(S16:NO)には、先に店舗に到着したユーザに対して出来上がった商品を渡す方が効率が良いので後述のような店舗側からユーザの現在位置まで商品を配達するサービスを行うことなくS14へと戻る。尚、S14以降の処理はユーザに注文した商品を受け渡すまで一定間隔で繰り返し行われる。従って、ユーザの移動状況や店舗の注文状況が変化すれば、前記S16の判定結果が変わることも予想される。
続いて、S17においてCPU21は、ユーザ道程DB13に格納されているユーザの現在位置及びユーザが移動する店舗の位置座標に基づいて、処理対象のユーザが注文を行った店舗から所定距離以内の範囲に到着したか否かを判定する。尚、所定距離については店舗毎に適宜設定可能であるが店舗が商品を配達することが可能な範囲とし、例えば1kmとする。また、距離を基準とした範囲でなく店舗の駐車場内のような特定エリア内にユーザが到着したか否かを判定しても良い。
そして、処理対象のユーザが注文を行った店舗から所定距離以内の範囲に到着したと判定された場合(S17:YES)には、S18へと移行する。それに対して、処理対象のユーザが注文を行った店舗から所定距離以内の範囲に到着していないと判定された場合(S17:NO)には、現時点で店舗から商品を配達可能な範囲にユーザがいないのでS14へと戻る。尚、S14以降の処理はユーザに注文した商品を受け渡すまで一定間隔で繰り返し行われる。従って、その後にユーザが店舗に近づけば前記S17の判定結果も変わることとなる。
S18においてCPU21は、店舗2内に設けられたディスプレイに処理対象のユーザの現在位置を表示する。ここで、図9は店舗2内に設けられたディスプレイ65に表示される表示画面の一例を示した図である。図9に示すようにディスプレイ65には、ユーザからの注文を受け付けると注文を行ったユーザの情報を示すユーザ情報画面66が表示される。ユーザ情報画面66には、注文日時や注文内容とともにユーザが店舗から所定距離以内の範囲に到着したタイミング以降ではユーザの現在位置についても表示される(S18)。具体的には、店舗周辺の地図画像67と地図画像内でのユーザの現在位置を示すマーク68とが表示される。それによって、注文者であるユーザが店舗に近づいたタイミングでユーザの現在位置を店舗2の従業員に対して提供することが可能となる。
その後、S19においてCPU21は、処理対象のユーザが所持する通信端末5から到着ステータス変更情報が送信されたか否かを判定する。そして、処理対象のユーザが所持する通信端末5から到着ステータス変更情報が送信されたと判定した場合(S19:YES)については、到着ステータス変更情報を受信する(S20)。ここで、到着ステータス変更情報は、前述したようにユーザによって到着ステータスを“到着状態”へと変更する変更操作が通信端末5で行われた場合に情報提供サーバ3へと送信される(S5)。
そして、前記S20で到着ステータス変更情報を受信した後に、S21においてCPU21は、ユーザの到着ステータスをユーザが注文した商品を受け取ることができる“到着状態”に設定する。尚、ユーザの現在の到着ステータスは到着ステータス管理DB15(図4)において管理されており、前記S21でCPU21は到着ステータス変更情報を受信したことを契機として、該当するユーザの到着ステータスを到着状態でないことを示す非到着状態から到着状態へと切り替える。その結果、ユーザが到着状態となったことを店舗側で正確に把握することが可能となる。
一方で、処理対象のユーザが所持する通信端末5から到着ステータス変更情報が送信されていないと判定した場合(S19:NO)については、現時点においてユーザが店舗から商品を受け取れる状態にない、或いは受け取ることを希望していないと推定され、S14へと戻る。尚、S14以降の処理はユーザに注文した商品を受け渡すまで一定間隔で繰り返し行われる。従って、その後にユーザの状況が変われば前記S19の判定結果も変わることとなる。
その後、S22においてCPU21は、店舗2内に設けられたディスプレイに処理対象のユーザが到着状態となったことを表示する。更に、S23においてCPU21は、店舗2内に設けられたディスプレイを用いてユーザの現在位置に対してユーザが注文を行った商品を配達するように指示を行う。尚、ユーザが到着状態となったことや配達の指示については音声で案内するようにしても良い。
ここで、図10は店舗2内に設けられたディスプレイ65に表示される表示画面の一例を示した図である。図10に示すようにディスプレイ65には、ユーザからの注文を受け付けると注文を行ったユーザの情報を示すユーザ情報画面66が表示される。ユーザ情報画面66には、前述したように注文日時や注文内容とともにユーザが店舗から所定距離以内の範囲に到着したタイミング以降ではユーザの現在位置についても表示される。更に、ユーザ情報画面66には到着ステータスアイコン69についても表示され、該当するユーザの到着ステータスが非到着状態に設定されている場合には図9に示すように『非到着』の文字を表示し、該当するユーザの到着ステータスが到着状態に設定されている場合には図10に示すように『到着』の文字を表示する。それによって、ユーザの現在位置とともにユーザが到着状態となったことを店舗の従業員が把握することが可能となる。更に、該当するユーザの到着ステータスが到着状態に設定されたタイミングでは、図10に示すように商品の配達を支持するメッセージ70を表示する。
本実施形態の情報提供システム1では、店舗側で商品が提供可能な状態であって、ユーザが“到着状態”となった場合には店舗側からユーザの現在位置まで商品を配達するサービスを行うことを特徴としており、前記S21及びS22の案内を行うことにより、店舗側でユーザが“到着状態”となったことを正確に把握することが可能となり、商品の配送を促すことが可能となる。そして、前記S21及びS22の案内に従ってユーザの現在位置まで商品を配達することにより、ユーザは店舗まで移動することなく商品を受け取ることが可能となることから利便性が向上する。一方で店舗側においても提供可能となった商品を店舗内にいつまでも留め置くことがなくなり、客の回転率を上げてテイクアウトのシステムを効率化することが可能となる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る情報提供システム1、情報提供サーバ3及び情報提供サーバ3で実行されるコンピュータプログラムでは、ユーザ4が所持する通信端末5において検出された現在位置情報を当該通信端末5から取得し(S13)、通信端末5から取得した現在位置情報に基づいて、注文を行った店舗2へと移動したユーザ4が当該店舗2から所定距離以内の範囲に到着したか否かを判定し(S17)、ユーザ4が店舗2から所定距離以内の範囲に到着したと判定された後に、ユーザ4が注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスを、ユーザ4の操作に基づいて設定し(S21)、到着ステータスが到着状態となった場合に、ユーザ4が注文を行った店舗2に対してユーザ4が到着状態となったことをユーザ4の現在位置とともに案内する(S18、S21)ので、テイクアウトを注文したユーザ4が注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスをユーザ4の操作に基づいて設定することにより、ユーザ4が注文した商品を受け取ることができる状態となったか否かを店舗2側で正確に把握することが可能となる。その結果、テイクアウトのシステムの効率化とユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、到着状態となったユーザ4によりユーザ4が所持する通信端末5に対して操作が行われることを契機として、到着ステータスを到着状態でないことを示す非到着状態から到着状態へと切り替える(S21)ので、ユーザ4の操作に基づいてユーザ4が注文した商品を受け取ることができる状態となったか否かを正確に特定することが可能となる。
また、ユーザ4が所持する通信端末5において検出された現在位置情報を当該通信端末5から取得し(S13)、通信端末5から取得した現在位置情報に基づいて、ユーザ4が注文を行った店舗2に到着する到着時刻を予測する(S14)とともに、ユーザ4が注文を行った商品を店舗2が提供することが可能となる提供可能時刻を予測し(S15)、提供可能時刻よりも到着時刻が遅い場合に、注文を行った店舗2へと移動したユーザ4が当該店舗から所定距離以内の範囲に到着し、注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを判定し(S17、S19)、ユーザ4が到着状態となったと判定された場合に、ユーザ4が注文を行った店舗2に対してユーザ4が到着状態となったことをユーザ4の現在位置とともに案内する(S18、S21)ので、店舗側で商品が提供可能な状態であって、ユーザが到着状態となった場合にはその旨を店舗側で正確に把握することが可能となる。
また、ユーザの現在位置に対してユーザが注文を行った商品を配達するように指示を行う(S23)ので、ユーザの現在位置まで商品を配達することにより、ユーザは店舗まで移動することなく商品を受け取ることが可能となることから利便性が向上する。一方で店舗側においても提供可能となった商品を店舗内にいつまでも留め置くことがなくなり、客の回転率を上げてテイクアウトのシステムを効率化することが可能となる。
また、ユーザが所持する通信端末5では現在位置情報が定期的に検出され、定期的に検出される現在位置情報を通信端末5から取得することによって、特定されるユーザの現在位置を更新する(S13)ので、システム側でユーザの現在位置をリアルタイムで把握することが可能となり、正確なユーザの現在位置を用いた処理や店舗側への情報提供を行うことが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば本実施形態では、ユーザが自家用車で店舗へと移動することを前提とするが、自家用車以外の移動手段(例えば電車、バス)で移動しても良いし、徒歩で移動しても良い。また、前記S11で到着時刻を予測する際にはユーザの移動手段を考慮して行うようにする。更に、ユーザの移動手段については注文時にユーザに選択させても良いし、ユーザの移動履歴に基づいて推定しても良い。
また、本実施形態では情報提供システム1を特に飲食物のテイクアウトに適用した例を説明しているが、ユーザが事前に注文を行いユーザが注文した商品を店舗に取りに行く形態であれば飲食物のテイクアウト以外でも同様に適用することが可能である。
また、本実施形態ではユーザが注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスをユーザの操作に基づいて設定しているが、ユーザの移動履歴に基づいて通信端末5或いは情報提供サーバ3が自動で到着ステータスを設定するようにしても良い。例えば、ユーザの現在位置が店舗の駐車場内或いは駐車場の周辺で所定時間以上同じ地点から動かない場合に、ユーザが注文した商品を受け取ることができる状態にあると推定し、ユーザの到着ステータスを到着状態に設定しても良い。
また、本実施形態ではユーザが到着状態となった後にユーザの現在位置に対してユーザが注文を行った商品を配達するように指示している(S23)が、配達の指示までは行わないようにしても良い。即ちユーザの現在位置とユーザが到着状態になったことについては案内し、商品を配達するか否かについては店舗側の判断に任せるようにしても良い。
また、本実施形態では、通信端末5をスマートフォンに適用した例について説明したが、情報提供サーバ3と通信可能であってオンライン注文を行う機能を有していれば他の種類の通信端末に対して適用することも可能である。例えば携帯電話機、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等に適用することが可能である。また、ナビゲーション装置以外に適用する場合には、ユーザが車で移動する以外の状況、例えば徒歩で移動する状況においても実施可能である。
また、本実施形態では、S14~S21のユーザの到着ステータスの設定に関する処理を情報提供サーバ3が行う構成としているが、通信端末5が行っても良い。
1…情報提供システム、2…店舗、3…情報提供サーバ、4…ユーザ、5…通信端末、11…サーバ制御部、12…注文履歴DB、13…ユーザ道程DB、14…地図情報DB、15…到着ステータス管理DB、16…調理DB、21…CPU、22…RAM、23…ROM

Claims (5)

  1. テイクアウトが可能な店舗に対して注文を行ったユーザの現在位置を特定する情報として、ユーザが所持する通信端末において検出された現在位置情報を当該通信端末から取得する位置情報取得手段と、
    前記通信端末から取得した前記現在位置情報に基づいて、注文を行った店舗へと移動した前記ユーザが当該店舗から所定距離以内の範囲に到着したか否かを判定する到着判定手段と、
    前記ユーザが前記店舗から所定距離以内の範囲に到着したと判定された後に、前記ユーザが注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを示す到着ステータスを、前記ユーザの操作に基づいて設定するステータス設定手段と、
    前記到着ステータスが到着状態となった場合に、前記ユーザが注文を行った店舗に対して前記ユーザが到着状態となったことを前記ユーザの現在位置とともに案内する案内手段と、を有する情報提供システム。
  2. 前記ステータス設定手段は、到着状態となった前記ユーザにより前記ユーザが所持する通信端末に対して操作が行われることを契機として、前記到着ステータスを到着状態でないことを示す非到着状態から到着状態へと切り替える請求項1に記載の情報提供システム。
  3. テイクアウトが可能な店舗に対して注文を行ったユーザの現在位置を特定する情報として、ユーザが所持する通信端末において検出された現在位置情報を当該通信端末から取得する位置情報取得手段と、
    前記通信端末から取得した前記現在位置情報に基づいて、前記ユーザが注文を行った店舗に到着する到着時刻を予測する到着時刻予測手段と、
    前記ユーザが注文を行った商品を店舗が提供することが可能となる提供可能時刻を予測する提供可能時刻予測手段と、
    前記提供可能時刻よりも前記到着時刻が遅い場合に、注文を行った店舗へと移動した前記ユーザが当該店舗から所定距離以内の範囲に到着し、注文した商品を受け取ることができる到着状態となったか否かを判定する到着判定手段と、
    前記ユーザが到着状態となったと判定された場合に、前記ユーザが注文を行った店舗に対して前記ユーザが到着状態となったことを前記ユーザの現在位置とともに案内する案内手段と、を有する情報提供システム。
  4. 前記案内手段は、前記ユーザの現在位置に対して前記ユーザが注文を行った商品を配達するように指示を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報提供システム。
  5. 前記ユーザが所持する通信端末では現在位置情報が定期的に検出され、
    定期的に検出される前記現在位置情報を前記通信端末から取得することによって、特定されるユーザの現在位置を更新する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報提供システム。
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