JP2023092811A - 駐車場情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、店舗が備える駐車場の空き状況を正確に予測して提供することを可能にした駐車場情報提供システムを提供する。【解決手段】ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、ユーザが予約の対象となる予約対象店舗に到着する到着時刻を予想し、現時刻において予約対象店舗を利用している利用客及び到着時刻までの間に新たに予約対象店舗を利用する予定の利用客を対象にして、各利用客の予約対象店舗の滞在期間を取得し、各利用客の予約対象店舗の滞在期間と駐車場の利用有無とに基づいて、到着時刻における予約対象店舗が備える駐車場の空き状況を予測し、予測された駐車場の空き状況をユーザに提供するように構成する。【選択図】図11

Description

本発明は、店舗の利用を行うユーザに対して駐車場に関する情報を提供する駐車場情報提供システムに関する。
従来より、例えば飲食店、スポーツジム、美容院等の店舗をユーザが訪れて利用する場合において、事前に電話やインターネットを用いて店舗の利用の予約をすることが行われている。また、上記利用の予約を行う場合に特に車両で店舗へ移動することを考えるユーザに関しては、店舗が備える駐車場に空きがあるか否かが重要となる。
そこで、例えば特開2009-211253号公報には、車両で目的地へ移動を行うユーザがある場合に、目的地への到着予想時刻における目的地周辺の駐車場の空き状況を予測し、予測される駐車場の空き状況をユーザの端末に送信して案内する技術について開示されている。
特開2009-211253号公報(段落0057-0067)
ここで、上記特許文献1では過去の時間帯毎の駐車場の入出庫情報や車両の滞在時間の統計情報等に基づいて駐車場の空き状況を予測している。しかしながら、特に飲食店、スポーツジム、美容院等のユーザが訪れて利用する店舗が備える駐車場に関しては、どのような利用客が店舗をどのように利用するかが駐車場の空き状況に大きく影響し、過去の統計情報から空き状況を正確に予測することは困難であった。例えば料理店を例に挙げると、ランチやディナーの時間帯は駐車場も混雑が予想されるが、テイクアウトで利用する利用客が多ければ滞在時間が短いので混雑する時間帯であっても駐車場は空きとなることが予想される。また、同じ混雑する時間帯であっても少人数のグループの予約が多数入っている場合に比べてバスで移動するような団体客の予約が入っている場合には、駐車場が空きとなることが予想される。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、対象となる店舗をどのような利用客が店舗をどのように利用するかを考慮することによって店舗が備える駐車場の空き状況を正確に予測して提供することを可能にした駐車場情報提供システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る駐車場情報提供システムは、ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、ユーザが予約の対象となる予約対象店舗に到着する到着時刻を予想する到着時刻予想手段と、現時刻において予約対象店舗を利用している利用客及び前記到着時刻までの間に新たに予約対象店舗を利用する予定の利用客を対象にして、各利用客の予約対象店舗の滞在期間を取得する滞在期間取得手段と、前記各利用客の駐車場の利用有無を取得する駐車場利用情報取得手段と、前記各利用客の予約対象店舗の滞在期間と駐車場の利用有無とに基づいて、前記到着時刻における前記予約対象店舗が備える駐車場の空き状況を予測する空き状況予測手段と、前記空き状況予測手段により予測された駐車場の空き状況をユーザに提供する情報提供手段と、を有する。
尚、「店舗の利用」とは、店舗で商品を売買すること、店舗で提供された商品を店舗内で消費(例えば飲食)すること、店舗でサービス(例えば散髪、マッサージ)の提供を受けること、店舗が備える設備を利用すること等が該当する。
また、「店舗が備える駐車場」とは、店舗の施設内にある駐車場に限らず、店舗と連携する駐車場(例えば提携駐車場、店舗の専用駐車場など)であれば施設外にある駐車場も含む。
前記構成を有する本発明に係る駐車場情報提供システムによれば、ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、予約の対象となる店舗を利用する他の利用客の滞在期間や駐車場の利用有無を取得し、それらの情報に基づいてユーザの到着時刻における駐車場の空き状況を予測して提供するので、店舗が備える駐車場の空き状況を正確に予測して提供することが可能となる。
本実施形態に係る駐車場情報提供システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る駐車場情報提供システムの構成を示したブロック図である。 予約DBに記憶される予約情報の一例を示した図である。 利用履歴DBに記憶される利用履歴情報の一例を示した図である。 本実施形態に係る通信端末の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る情報提供処理プログラムのフローチャートである。 通信端末のディスプレイに対して表示されるユーザ情報入力画面を示した図である。 通信端末のディスプレイに対して表示される店舗案内画面を示した図である。 通信端末のディスプレイに対して表示される詳細画面を示した図である。 通信端末のディスプレイに対して表示される予約画面を示した図である。 店舗が備える駐車場の空き状況を予測する方法について説明した図である。
以下、本発明に係る駐車場情報提供システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る駐車場情報提供システム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る駐車場情報提供システム1を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る駐車場情報提供システム1は、利用の予約を行うことが可能な店舗2が有する情報提供サーバ(情報提供装置)3と、ユーザ4が所持する通信端末5と、を基本的に有する。また、情報提供サーバ3と通信端末5は通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、通信端末5としては例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、車載器であるナビゲーション装置等がある。また、以下の説明ではユーザ4が店舗2へ移動する場合には車両で移動することを前提とするが、システムを利用する時点においてユーザ4は車両に乗車する前であっても車両に乗車中であっても良い。
ここで、情報提供サーバ3は、駐車場情報提供システム1における情報の管理や提供を行うサーバ装置である。情報提供サーバ3は、ユーザ4が利用の予約を行うことが可能な店舗2に設置される。ここで、“ユーザによる利用”とは、店舗で商品を売買すること、店舗で提供された商品を店舗内で消費(例えば飲食)すること、店舗でサービス(例えば散髪、マッサージ)の提供を受けること、店舗が備える設備を利用すること等が該当する。従って、“ユーザ4が利用の予約を行うことが可能な店舗2”としては、それらの利用を事前に予約して行うことが可能な店舗であり、例えばレストランなどの飲食店、美容院、スポーツジム、映画館、マッサージ店、病院等が該当する。また、特に飲食店については店内での飲食が可能な店舗に加えて、テイクアウトによる利用が可能な店舗、或いはテイクアウトの利用のみが可能な店舗も含まれる。テイクアウトとは客であるユーザ4が店舗2で提供された商品である飲食物等を店内から持ち出して店外で飲食するシステムである。
また、本実施形態ではユーザ4による店舗2の利用の予約は通信端末5を用いてオンラインで行う場合を例に挙げて説明するが、通信端末5を用いる以外の方法(例えば電話など)で予約行うことも可能である。更に、店舗2は予約による利用のみが可能な店舗に限定されるものではなく、予約による利用に加えて予約を行わない利用が可能な店舗についても含む。
また、店舗2は車両で訪れたユーザ4が車両を駐車する為の駐車場7を備える店舗とする。但し、駐車場7は必ずしも店舗2の施設内にある必要はなく、施設外にあっても良い。また、店舗2の専用駐車場である必要もなく、提携駐車場であっても良い。
そして、情報提供サーバ3は、ユーザ4が通信端末5を介して上記店舗2に対する利用の予約を行った場合に、行われた予約の内容をDBで管理するとともに、ユーザから予約があったこと並びに予約の内容を店舗2の従業員に提供する。また、過去に店舗2を利用した利用客についてどのように利用がされたのかを履歴としてDBに累積的に格納する。更に、情報提供サーバ3はそれらのDBで管理されている予約情報や過去の利用履歴を用いて、これから予約を行おうとするユーザ4に対してユーザ4の到着時刻における駐車場7の空き状況を予測して提供することについても行う。詳細については後述する。尚、図1に示す例では情報提供サーバ3は店舗2が備えることとするが、店舗2と異なる第三者が管理する外部のサーバとして存在しても良い。その場合には情報提供サーバ3は通信ネットワーク網6を介して店舗2から必要な情報を適宜取得したり配信する。
一方、通信端末5は、ユーザ4が所持し、ウェブサーバに接続する機能やナビ機能等を備えた情報端末が用いられ、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等が該当する。特に通信端末5がスマートフォン等のアプリケーションを実行可能な端末である場合には、アプリケーションの一つとして利用の予約が可能な店舗2に対してオンラインで予約を行うことが可能となるアプリケーションプログラムがインストールされている。尚、これらの店舗2に対してオンラインで予約を行う機能は、目的地までの移動案内を行うナビ機能の一部としても良いし、ナビ機能とは異なるアプリケーションプログラムにより実行されても良い。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局は通信端末5との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある通信端末5の通信を情報提供サーバ3との間で中継する役割を持つ。
続いて、駐車場情報提供システム1における情報提供サーバ3の構成について図2を用いてより詳細に説明する。尚、以下の実施例では特に情報提供サーバ3の設置された店舗2が、食事の提供を行う飲食店であって、ユーザによる食事の予約又はテイクアウトの予約が可能な店舗である場合を例に挙げて説明する。
情報提供サーバ3は、図2に示すようにサーバ制御部11と、サーバ制御部11に接続された情報記録手段としての予約DB12と、利用履歴DB13と、地図情報DB14と、店舗駐車場管理DB15と、調理DB16と、サーバ側通信装置17とを備える。
サーバ制御部11は、情報提供サーバ3の全体の制御を行う制御ユニット(MCU、MPU等)であり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の情報提供処理プログラム(図6)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。尚、サーバ制御部11は、後述の通信端末5の制御部とともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、到着時刻予想手段は、ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、ユーザが予約の対象となる予約対象店舗に到着する到着時刻を予想する。滞在期間取得手段は、現時刻において予約対象店舗を利用している利用客及び到着時刻までの間に新たに予約対象店舗を利用する予定の利用客を対象にして、各利用客の予約対象店舗の滞在期間を取得する。駐車場利用情報取得手段は、各利用客の駐車場の利用有無を取得する。空き状況予測手段は、各利用客の予約対象店舗の滞在期間と駐車場の利用有無とに基づいて、到着時刻における予約対象店舗が備える駐車場の空き状況を予測する。情報提供手段は、空き状況予測手段により予測された駐車場の空き状況をユーザに提供する。
また、予約DB12は、本情報提供サーバ3の設置された店舗2に対してユーザ4から利用の予約があった場合に、予約の内容を記録する記憶手段である。具体的には、予約者の情報(氏名、ID、電話番号など)、予約の日時(来店予定日時)、予約の人数、予約の内容(予約メニュー)、来店時の車両の利用有無、車両を利用する場合には車両の車両番号(登録番号)等が記憶される。尚、本実施形態ではユーザ4が通信端末5を用いて注文を行うことを前提としており、ユーザ4が通信端末5においてオンライン予約を行う為の所定のアプリケーションプログラムを起動し、予約操作を行うことによって、ユーザによって入力された各情報が情報提供サーバ3へと送信され、現在の時刻(予約受付時刻)とともに予約DB12に格納される。また、予約DB12に格納された各情報は店舗2内に設けられたディスプレイ等を介して店舗2の従業員に対して提供される。例えば図3は予約DB12に記憶される予約情報の一例を示した図である。
図3に示す例では例えば『ID:10001』のユーザ4は、2021年の12月21日の12時半に2人の利用を予約し、メニューとして『ランチセット』を2名分予約しており、更に車で来店することを示している。また、車両番号は「名古屋123/あ/1234」であることを示している。同様に他のユーザの予約情報についても記憶されている。尚、車両番号については後述のように予約を行ったユーザの車両が駐車場に駐車されているか否かを店舗側で正確に特定する為に用いられる。
一方、利用履歴DB13は、過去に店舗2を利用した利用客がどのような利用を行ったかを示す利用履歴を記憶する記憶手段である。具体的には、過去に店舗2を利用した利用客毎に、利用者の情報(氏名、ID、電話番号など)、利用した日時(来店日時)、利用した人数、利用の内容(注文メニュー)、来店時の車両の利用有無、利用時の駐車場の混雑状況、利用時の店舗の混雑状況、入店からオーダーまでに要した時間、オーダーから料理提供までに要した時間、料理提供から退店(決済)までに要した時間等が記憶される。尚、上記利用履歴は利用客が店舗を予約した際の予約情報を流用しても良いし、店舗側で新たに入力しても良い。店舗側で入力する場合には注文を受け付けたり料理を提供したり代金を決済することによって自動的に上記利用履歴が利用履歴DB13に記憶されるようにするのが望ましい。また、駐車場7における車両の入出庫情報を用いることも可能である。
また、駐車場の混雑状況については、例えば駐車スペースの利用率50%未満を『空き』、50%以上80%未満を『やや混』、80%以上を『混雑』とする。但し、具体的な空きスペースの数で記録しても良い。同じく店舗の混雑状況については、例えば座席の利用率50%未満を『空き』、50%以上80%未満を『やや混』、80%以上を『混雑』とする。但し、具体的な空き座席の数で記録しても良い。例えば図4は利用履歴DB13に記憶される利用履歴情報の一例を示した図である。
図4に示す例では例えば店舗2では過去に『ID:20001』のユーザ4が、2021年の10月10日の12時半に2人で車を使って来店し、『ランチセット』を2名分、『珈琲』を2名分注文したことを示している。また、その際の駐車場の混雑状況は『混雑』、店舗の混雑状況は『混雑』、入店からオーダーまでに要した時間が3分、オーダーから料理提供までに要した時間が12分、料理提供から退店(決済)までに要した時間が24分であったことを示している。同様に他の利用客の利用履歴情報についても記憶されている。
そして、上述の予約DB12に記憶された予約情報や利用履歴DB13に記憶された利用履歴情報は、後述のように店舗2側がこれから予約を行おうとするユーザ4の到着予定時刻における駐車場7の空き状況を予測する為に用いられる。
また、地図情報DB14は、地図情報が記憶される記憶手段である。地図情報は、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されている。例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。
尚、地図情報DB14に記憶された地図情報は、後述のように店舗2側がこれから予約を行おうとするユーザ4の店舗2への到着時刻を予測する為に用いられる。
また、店舗駐車場管理DB15は、現時点における本本情報提供サーバ3の設置された店舗2とその店舗2が備える駐車場7の混雑状況を管理するDBである。具体的には、現時点における店舗2内の空き座席の数、駐車場7の空き状態の駐車スペースの数を夫々記憶する。例えば駐車場7の入口及び出口にはカメラが設置されており、駐車場へ進入する車両の数や車両番号及び退出する車両の数や車両番号を検出可能となっており、それらの検出結果に基づいて店舗駐車場管理DB15が更新される。また、予約時や来店時にユーザに登録された車両番号の車両を検出した場合については、該当する車両が駐車場に進入又は退出した時刻についても記憶する。また、店舗駐車場管理DB15には、現時点だけではなく過去の店舗2と駐車場7の混雑状況についても累積的に記憶する。
一方、調理DB16は、本情報提供サーバ3が設置された店舗2で提供される各メニューの調理時間の目安について格納された記憶手段である。尚、調理時間には調理に取り掛かるまでの準備にかかる時間や完成した料理を容器に入れる時間や包装を行う為の時間(特にテイクアウトの注文の場合)を含めるようにしても良い。また、店舗2の混雑状況(例えば座席の利用率50%未満、50%以上80%未満、80%以上の3段階)に分けて調理時間の目安を格納しても良い。
そして、サーバ制御部11は、後述のように調理DB16に記憶された調理時間に関する情報を用いて、店舗2を利用する利用客の滞在期間を予測する。
一方、サーバ側通信装置17は情報の送受信対象となる通信端末5と通信ネットワーク網6を介して通信を行う為の通信装置である。また、通信端末5以外にインターネット網等に対する通信も可能である。
次に、ユーザ4が所有する通信端末5の概略構成について図5を用いて説明する。図5は本実施形態に係る通信端末5の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、以下では特に通信端末5がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
図5に示すように通信端末5はデータバスBUSに、CPU31と、通信端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID等)やウェブの閲覧履歴やユーザの移動履歴等が記憶されたメモリ32と、通信ネットワーク網6の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)33と、送受信回路部33において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部34と、マイクロホン35及びスピーカ36等とのインターフェイスである入出力部37と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ38と、タッチパネルやハードボタン等から構成される入力操作部39と、GPS40と、カメラ41とが接続されることにより構成されている。
ここで、通信端末5に内蔵されるCPU31は、メモリ32に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する通信端末5の制御手段であり、メモリ32とともに通信端末制御部42を構成する。また、通信端末制御部42の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ38に表示される。
また、メモリ32は通信端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID等)、ユーザによるウェブの閲覧履歴、GPS40やその他のセンサに基づいて検出された位置情報の履歴であるユーザの移動履歴、スケジュール情報等が記憶された記憶媒体である。また、後述の情報提供処理プログラム(図6)を含む各種アプリケーションプログラムについても記憶される。また、メモリ32は、ハードディスク、メモリーカード等により構成しても良い。
また、スピーカ36は、通話の音声出力以外に、ナビ機能の実行時においては通信端末制御部42からの指示に基づいて案内経路(ユーザの移動予定経路)に沿った走行を案内する音声ガイダンスを出力する。
また、ディスプレイ38は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、通信端末5にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面、ナビ画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。特に本実施形態では店舗2の利用の予約をオンラインで行う為の予約画面についても表示される。
また、入力操作部39は、ディスプレイ38の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、通信端末制御部42は、タッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、本実施形態では、オンラインでの店舗2の利用の予約を行う際にも操作される。尚、入力操作部39は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS40は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末5(即ちユーザ4)の現在位置及び現在日時を検出可能とする。また、GPS40以外にも通信端末5の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
また、カメラ41は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたカメラにより構成される小型の撮像装置であり、通信端末5の背面側に内蔵される。そして、専用のアプリケーションプログラムが起動された状態で、ユーザが入力操作部39を操作することによって周辺を撮像することが可能となる。尚、カメラ41で撮像された撮像画像は、メモリ32に格納される。
続いて、前記構成を有する駐車場情報提供システム1において、情報提供サーバ3及び通信端末5が実行する情報提供処理プログラムについて図6に基づき説明する。図6は本実施形態に係る情報提供処理プログラムのフローチャートである。ここで、情報提供処理プログラムは、通信端末5において店舗2の利用の予約を行う為の所定のアプリケーションプログラムが起動された後に実行され、ユーザ4が予約を希望する店舗へ到着する到着時刻における駐車場7の空き状況を予測してユーザ4へと提供するプログラムである。尚、以下の図6にフローチャートで示されるプログラムは、情報提供サーバ3や通信端末5が備えているRAMやROMに記憶されており、CPU21或いはCPU31により実行される。
先ず、図6に基づいて通信端末5のCPU31が実行する情報提供処理プログラムについて説明する。ステップ(以下、Sと略記する)1においてCPU31は、店舗2の利用の予約をオンラインで行う為の所定のアプリケーションプログラム(以下、予約アプリという)を起動する。尚、予約アプリの起動についてはユーザ4が通信端末5で所定の操作を行う以外に、例えば店舗のホームページに記載されているリンクを選択したり、店舗の広告に記載されている二次元コードを通信端末5で読み取ること等によっても起動することが可能である。また、予約アプリを起動するタイミングはユーザが店舗への移動を開始する前でも可能であるし、店舗への移動を開始した後でも可能である。予約アプリは予めウェブサーバ等からダウンロードされて通信端末5にインストールされていることを前提とする。
ここで、通信端末5において予約アプリが起動されると、先ずディスプレイ38には図7に示すユーザ情報入力画面51を出力する。図7に示すようにユーザ情報入力画面51には、店舗の予約を行うにあたって予約を行う主体であるユーザに関する情報を入力する為の入力画面が表示される。具体的には、店舗への移動に車両を用いるか否かを選択する選択肢と、車両を用いる場合には車両の識別情報として車両番号(登録番号)を登録する為の欄が表示される。また、ユーザが店舗を利用する際の希望の時刻(予約時刻)が決まっている場合において、予約時刻を入力する為の欄についても表示される。尚、予約時刻の入力は必須ではない。但し、予約時刻を入力しない場合についてはユーザが予約完了後に遅滞なく店舗に向かって移動を開始すると仮定して以降の処理を実行することとなる。
また、車両番号については予約時に登録せずに、店舗に到着した後にユーザが専用の端末で登録するようにしても良い。更には、駐車場の入口に設置されたカメラによって来店したユーザの車の車両番号を読み取って、情報提供サーバ3側でユーザに紐づけて登録するようにしても良い。
次に、S2においてCPU31は、予約アプリの起動された通信端末5において上述のようにディスプレイ38に表示されたユーザ情報入力画面51(図7)で受け付けたユーザの操作に基づいてユーザ情報の入力を行う。前記S2で入力されたユーザ情報はメモリ32に一旦格納される。
その後、S3においてCPU31は、前記S2でユーザ情報の入力が完了する、具体的にはユーザ情報入力画面51に表示された入力完了ボタン52が押下されると、予約可能な店舗の一覧を表示する。尚、予約可能な店舗としては基本的にユーザの現在位置の周辺にある店舗を表示対象とする。また、ユーザがジャンル(例えば、フレンチ、寿司、ピザ、中華)を条件に指定した場合については該当するジャンルの店舗のみを表示対象とする。更に、ユーザが予め予約を行う店舗を個別に指定している場合には、ユーザにより指定された一の店舗のみが表示される。
図8に示すように予約可能な店舗の一覧を表示した店舗案内画面55には、店舗を示す画像(店舗の外観画像であっても商品の画像であっても店舗の看板の画像などでも良い)とともに店舗名、ジャンル、店舗までの所要時間が表示される。尚、所在地、営業時間、定休日などの情報についても表示するようにしても良い。また、表示対象となる店舗が複数ある場合には、例えばユーザの嗜好に適合する順や所要時間が短い順に表示する。また、店舗案内画面55には店舗毎に予約ボタン56と駐車場情報ボタン57についても表示され、ユーザが予約ボタン56を押下すると該当する店舗をユーザが予約対象に決定したと判定し(S4:NO、S9:YES)、後述の予約画面(図10)へと表示が切り替わる(S10)。一方、ユーザが駐車場情報ボタン57を押下すると該当する店舗の駐車場の空き状況をユーザが要求したと判定し(S4:YES)、S5へと移行する。
尚、本実施形態では特に情報提供サーバ3の設置された店舗2が、食事の提供を行う飲食店である場合を例に挙げて説明しているが、駐車場情報提供システム1が設置された店舗2は飲食店以外であっても良く、その場合には例えば店舗案内画面55を表示する前に予約を希望する店舗のジャンルとして『飲食店』、『美容院』、『スポーツジム』、『映画館』、『マッサージ店』、『病院』等をユーザに指定させるようにする。また、『映画館』のような予め利用可能な時間帯(例えば上映スケジュール)が決まっている店舗を予約対象とする場合については、ユーザが店舗を利用する際の希望の時刻(予約時刻)を入力することを必須としても良い。
その後、店舗案内画面55においてユーザが駐車場情報ボタン57を押下した場合に実行されるS5でCPU31は、GPS40を用いて通信端末5(即ち通信端末5を所持するユーザ)の現在位置を検出する。また、GPS40以外にジャイロセンサ等のセンサを用いることによってユーザの現在位置をより詳細に検出することが望ましい。
次に、S6においてCPU31は、予約を希望する予約者の情報として、前記S2で入力されたユーザ情報と、前記S5で検出された現在位置情報と、を送信元となる通信端末5を特定する端末IDに紐づけて、予約対象として選択された店舗(以下、予約対象店舗という)が備える情報提供サーバ3に対して送信する。更に、予約対象店舗までのユーザの移動経路が特定できる場合については、それらの情報についても送信する。
その後、ユーザ情報や現在位置情報を受信した予約対象店舗が備える情報提供サーバ3では、後述の様にユーザが予約対象店舗へと到着する到着時刻を予測し、更にユーザの到着時刻における予約対象店舗が備える駐車場7の空き状況を予測する(S11~S17)。詳細については後述する。
続いて、S7においてCPU31は、情報提供サーバ3によって予測された“ユーザの到着時刻における予約対象店舗が備える駐車場7の空き状況”を受信する。尚、駐車場の空き状況については、例えば駐車スペースの利用率50%未満と予想される場合は『空き』、50%以上80%未満と予想される場合は『やや混』、80%以上と予想される場合は『混雑』とする。但し、具体的な空きスペースの数で予測しても良い。
その後、S8においてCPU31は、前記S7で情報提供サーバ3から受信した“ユーザの到着時刻における予約対象店舗が備える駐車場7の空き状況”をディスプレイ38に対して表示する。例えば図9に示すようにユーザが駐車場情報ボタン57を押下すると、該当する予約対象店舗の詳細画面58へと切り替わる。詳細画面58では、所在地、営業時間、定休日などの予約対象店舗に関するより詳細な情報に加えて、ユーザが予約対象店舗へと到着すると予想される到着時刻と、到着時刻における予約対象店舗が備える駐車場7の空き状況を夫々表示する。その結果、ユーザは予約を行う前に予約対象店舗の駐車場の空き状況を把握することが可能となる。そして、ユーザは詳細画面58において予約対象店舗が備える駐車場7の空き状況を把握した上で、予約対象店舗の利用の予約を希望する場合については予約ボタン59を押下する。ユーザが予約ボタン59を押下すると、CPU31は該当する店舗をユーザが予約対象に決定したと判定し、予約アプリの起動された通信端末5において新たに図10に示す予約画面61をディスプレイ38に表示する。一方、ユーザが予約対象店舗の利用の予約を希望しない場合については戻るボタン60を押下する。ユーザが戻るボタン60を押下すると、CPU31は該当する店舗をユーザが予約対象としなかったと判定し、店舗案内画面55へと戻る。
そして、CPU31は、予約ボタン59をユーザが押下した後に表示される予約画面61で受け付けたユーザの操作に基づいて予約情報の入力を行う。例えばユーザは予約画面61において予約者(代表者)の氏名、予約の日時(来店予定日時)、予約の人数、予約の内容(予約メニュー)について入力する。そして、予約情報の入力が完了した後にユーザは予約完了ボタン62を押下する。
予約完了ボタン62が押下されると(S9:YES)、S10においてCPU31は入力された予約情報を予約対象店舗が備える情報提供サーバ3へと送信する。ここで、予約情報には、入力された予約情報に加えて予約情報の送信元の通信端末5を特定する端末IDが含まれている。上記予約情報を受信した情報提供サーバ3は、後述のように予約DB12(図3)に対して予約情報を格納する。一方、予約画面61における予約情報の入力が行われなかった場合(S9:NO)については、予約対象店舗に対する予約を行うことなく処理を終了する。
また、ユーザが予約画面61において予約情報の入力が完了した後には、予約対象店舗をナビ機能における目的地或いは経由地に設定するようにしても良い。その結果、該当する店舗を目的地或いは経由地に設定した新たな推奨経路が探索され、通信端末5ではナビ機能を実行して周辺の地図や交差点拡大図等の移動案内画面を表示し、推奨経路に沿った移動案内が行われる。その結果、オンラインで予約を行った店舗までのユーザの移動を支援することが可能となる。尚、推奨経路の探索については通信端末5が自身で行っても良いし、地図情報を有する外部のサーバに探索を要求し、探索された推奨経路を受信するようにしても良い。
次に、情報提供サーバ3のCPU21が実行する情報提供処理プログラムについて説明する。尚、以下のS11~S19の各処理は、通信端末5からの対応する情報を受信したタイミングで開始される。従って、各ステップの実施順序は必ずしもステップ番号の小さい順に実施されるとは限らない。
先ず、S11においてCPU21は、通信端末5から送信される予約者情報を受信する。尚、予約者情報には、予約を希望するユーザに関するユーザ情報と予約を希望するユーザの現在位置を特定する情報とが含まれる。更に、ユーザ情報には、店舗への移動に車両を用いるか否かと、車両を用いる場合には車両の識別情報である車両番号(登録番号)と、ユーザが店舗を利用する際の希望の時刻(予約時刻)が決まっている場合には予約時刻とを含む。
その後、S12においてCPU21は、前記S11の予約者情報の送信元となるユーザ(以下、送信元ユーザという)の店舗への到着時刻を予測する。尚、到着時刻の予測は、地図情報DB14に記憶された地図情報を用いて送信元ユーザの現在位置から店舗までの推奨経路を探索し、更にユーザの移動手段や交通状況を考慮して推奨経路を移動するのに必要な時間を算出することにより行う。尚、前記S11で受信した予約者情報には、送信元ユーザが車で移動するか否かを特定する情報が含まれている。車で移動しないことを選択している場合については、店舗から送信元ユーザの現在位置までの距離が近い場合については徒歩で移動すると推定し、店舗から送信元ユーザの現在位置までの距離が遠い場合については徒歩と公共交通機関を用いて店舗まで移動すると推定して到着時刻を予測する。尚、推奨経路の探索については例えば公知のダイクストラ法を用いて行われるが、情報提供サーバ3が行っても良いし、地図情報を有する外部のサーバに探索を要求し、探索された推奨経路を受信するようにしても良い。
尚、前記S11で受信した予約者情報には、送信元ユーザが店舗を利用する際の希望の時刻(予約時刻)が既に決まっている場合には、ユーザにより指定された予約時刻が含まれている。従って、予約時刻が含まれている場合については予約時刻にユーザが店舗に到着すると予想されるので、予約時刻を到着時刻とするのが望ましい。
次に、S13においてCPU21は、現時刻から前記S12で予測された到着時刻までにおける店舗の混雑状況を予測する。尚、店舗の混雑状況については現時点の店舗の混雑状況と予約DB12(図3)に記憶された予約情報から推定しても良いし、過去の店舗の混雑状況を統計することにより推測しても良い。現時点や過去の店舗2の混雑状況については店舗駐車場管理DB15に格納されている。例えば、過去の店舗の混雑状況から曜日毎且つ時間帯毎に区分して『空き』、『やや混』、『混雑』のいずれかの混雑状況を紐づけたテーブルを生成し、そのテーブルを用いて現時刻から到着時刻までにおける店舗の混雑状況を予測することが可能である。混雑状況としては例えば座席の利用率50%未満を『空き』、50%以上80%未満を『やや混』、80%以上を『混雑』とする。
その後、S14においてCPU21は、現時刻において店舗を利用している利用客及び現時刻から到着時刻までの間に新たに店舗を利用する予定の利用客(以下、それらをまとめて単に『利用客』という)を対象にして、各利用客の店舗の滞在期間を取得する。尚、現時刻から到着時刻までの間に新たに店舗を利用する予定の利用客については予約DB12(図3)に記憶された予約情報から特定可能となる。即ち、現時刻から到着時刻までの間に予約時刻が設定されている予約者が該当する。また、各利用客の滞在期間についてはは予約DB12(図3)に記憶された予約情報と前記S13で取得された店舗の混雑状況と利用履歴DB13(図4)に記憶された利用履歴情報と調理DB16に記憶された調理時間のデータとを用いて推定する。以下に各利用客の滞在期間の推定方法の詳細について説明する。
ここで、前述したように利用履歴DB13に記憶された利用履歴情報には、図4に示すように過去に店舗を使用した利用客と対象にして利用人数、注文したメニュー、店舗の混雑状況と紐づけて入店からオーダーまでに要した時間、オーダーから料理提供までに要した時間、料理提供から退店(決済)までに要した時間が夫々記憶されている。一方、調理DB16には店舗2で提供される各メニューの調理時間の目安について格納されている。
従って、前記S14においてCPU21は、先ず滞在期間を推定する対象となる各利用客の“利用人数”、“注文したメニュー”、“滞在時の店舗の混雑状況”を取得する。尚、“利用人数”と“注文したメニュー”については、既に現時刻において店舗を利用している利用客については実際に店舗で受け付けた注文内容に基づいてそれらを取得しても良いし、予約DB12に記憶された予約情報に基づいて取得しても良い。一方、現時刻では来店していない利用客については予約DB12に記憶された予約情報に基づいて取得する。また、“滞在時の店舗の混雑状況”については前記S13で予測された店舗の混雑状況を用いる。
その後、CPU21は取得された利用客の“利用人数”、“注文したメニュー”、“滞在時の店舗の混雑状況”と状況が類似する利用履歴DB13(図4)に記憶された利用履歴情報を抽出し、抽出された利用履歴情報を用いて入店からオーダーまでに要した時間、オーダーから料理提供までに要した時間、料理提供から退店(決済)までに要した時間を夫々推定する。尚、オーダーから料理提供までに要した時間については調理DB16に格納された各メニューの調理時間の目安についても参照する。更に、店舗の混雑状況や商品の在庫数についても考慮するのが望ましい。
その後、CPU21は推定された入店からオーダーまでに要した時間、オーダーから料理提供までに要した時間、料理提供から退店(決済)までに要した時間を全て加算したトータルの時間をその利用客の滞在時間として算出する。そして、利用客の来店時刻(来店前の利用客は予約時刻)をその利用客の滞在期間の開始点とし、利用客の来店時刻から滞在時間だけ経過した時刻をその利用客の滞在期間の終点とする。その結果、各利用客の滞在期間が特定できる。
続いて、S15においてCPU21は、各利用客が店舗への移動に車を使うか否かを取得する。尚、予約DB12に記憶された予約情報には車両の利用の有無について記憶されているので、予約情報に基づいて取得することが可能である。また、予約DB12に記憶された予約情報には、予約者の車両の登録番号についても含まれており、既に滞在中の利用客については駐車場に設置されたカメラの検出結果と車両の登録番号とから、利用客が実際に車両で来店したか否かを正確に判定することも可能である。また予約をせずに来店した利用客については、来店時に専用の端末で車で来店したか否かをユーザに入力させることによって特定可能である。
その後、S16においてCPU21は、前記S14で取得された各利用客の滞在期間と前記S15で取得された各利用客の車両の利用有無とを用いて、送信元ユーザの到着時刻における店舗が備える駐車場の空き状況を予測する。以下に、図11を用いて前記S16の駐車場の空き状況の予測方法の一例について説明する。
例えば図11に示す例では、現時刻である18時において店舗を利用している利用客として利用客A~Cが存在し、現時刻である18時からから到着時刻である18時45分までの間に新たに店舗を利用する予定の利用客として利用客D、Eが存在するとする。ここで、利用客Aは車両を利用して店舗に来店しているが、送信元ユーザの到着時刻までに退店すると予想される。また、利用客Cや利用客Eは送信元ユーザの到着時刻において店舗に滞在していると予測されるが、車両を利用して店舗に来店していない。従って、送信元ユーザの到着時刻において店舗が備える駐車場に車両を駐車しているのは利用客Bと利用客Dと予測できる。上記方法により送信元ユーザの到着時刻において店舗が備える駐車場に車両を駐車している利用客の数、即ち店舗が備える駐車場に車両を駐車している車両の台数が予測でき、例えば駐車スペースの利用率50%未満と予想される場合は『空き』、50%以上80%未満と予想される場合は『やや混』、80%以上と予想される場合は『混雑』とする。但し、具体的な空きスペースの数で駐車場の空き状況を予測しても良い。
その後、S17においてCPU21は、前記S16で予測された“送信元ユーザの到着時刻における店舗が備える駐車場7の空き状況”を送信元ユーザの通信端末5へと送信する。その結果、送信元ユーザの通信端末5では、前述したように“送信元ユーザの到着時刻における店舗が備える駐車場7の空き状況”がユーザに案内される(図9)。
続いて、S18においてCPU21は、通信端末5から送信される予約情報を受信する。尚、予約情報には、予約情報の送信元の通信端末5を特定する端末IDと、予約者(代表者)の氏名、予約の日時(来店予定日時)、予約の人数、予約の内容(予約メニュー)等が含まれている。
次に、S19においてCPU31は、前記S18で受信した予約情報を現在の時刻とともに予約DB12に格納する。一方、予約DB12に格納された各情報は店舗2内に設けられたディスプレイに表示したり、予約情報を印刷した紙を出力すること等によって店舗2の従業員に対して提供される。
尚、上記実施例は情報提供サーバ3の設置された店舗2が、食事の提供を行う飲食店である場合を例に挙げて説明している。しかしながら、情報提供サーバ3の設置された店舗2は飲食店以外であっても良く、特に店舗2が例えば『スポーツジム』、『映画館』、『マッサージ店』などの利用客が選択した時間帯において店舗が備える設備を利用する又は店舗でサービスの提供を受ける店舗である場合については、前記S14の滞在期間の取得方法が上記実施例と異なる。具体的に上記のような店舗では、店舗を利用する利用客は予約時又は受付時に店舗を利用する時間帯を指定する(例えば14時から60分など)。したがって、利用客が店舗に滞在する滞在期間は利用客によって指定された時間帯にその後の清算などに必要な時間を加算した期間と予測できる。尚、利用客が予約時又は受付時に指定した店舗を利用する時間帯はDBに格納しておくようにする。また、清算などに必要な時間については上記実施例と同様に店舗の混雑状況や過去の利用客の利用履歴等を用いて推定するのが望ましい。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る駐車場情報提供システム1、情報提供サーバ3及び情報提供サーバ3で実行されるコンピュータプログラムでは、ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、ユーザが予約の対象となる予約対象店舗に到着する到着時刻を予想し(S12)、現時刻において予約対象店舗を利用している利用客及び到着時刻までの間に新たに予約対象店舗を利用する予定の利用客を対象にして、各利用客の予約対象店舗の滞在期間を取得し(S14)、各利用客の予約対象店舗の滞在期間と駐車場の利用有無とに基づいて、到着時刻における予約対象店舗が備える駐車場の空き状況を予測し(S16)、予測された駐車場の空き状況をユーザに提供する(S17、S8)ので、店舗が備える駐車場の空き状況を正確に予測して提供することが可能となる。
また、特に予約対象店舗が利用客からの注文に応じて商品を提供する店舗である場合には、各利用客の来店時刻と、各利用客によって注文された商品と、各利用客によって注文された商品を提供するのに要する時間と、商品が提供されてから各利用客が退店するまでの時間と、に基づいて滞在期間を予測して取得する(S17、S8)ので、予約対象店舗が飲食店などの利用客からの注文に応じて商品を提供する店舗である場合において、利用客の滞在期間を正確に予測でき、その結果、店舗が備える駐車場の空き状況を正確に予測して提供することが可能となる。
また、各利用客によって注文された商品の内容と店舗の混雑状況と過去の利用客の店舗の利用履歴とを用いて、各利用客によって注文された商品を提供するのに要する時間及び提供された商品を前記各利用客が受け取ってから退店するまでの時間を予測するので、店舗の混雑状況や過去のデータを考慮して利用客の滞在期間を正確に予測することが可能となる。
また、特に予約対象店舗が利用客が選択した時間帯において予約対象店舗が備える設備を利用する又は予約対象店舗でサービスの提供を受ける店舗である場合には、各利用客によって選択された時間帯に基づいて滞在期間を予測して取得する(S17、S8)ので、予約対象店舗がスポーツジム、映画館、マッサージ店などの予め選択した時間帯だけ滞在する店舗である場合において、利用客の滞在期間を正確に予測でき、その結果、店舗が備える駐車場の空き状況を正確に予測して提供することが可能となる。
また、各利用客から提供された情報に基づいて、各利用客が予約対象店舗への移動に車両を用いるか否かと、車両を用いる場合には車両の識別情報を登録し、登録された情報を用いて駐車場の空き状況を予測するので、登録された情報から各利用客が店舗が備える駐車場を利用しているか否かを正確に特定可能となり、その結果、店舗が備える駐車場の空き状況を正確に予測して提供することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば本実施形態では、情報提供サーバ3はユーザが利用の予約を行う対象となる店舗2が備えることとしているが、情報提供サーバ3は店舗2から情報の提供を受ける第3者が備えるサーバであっても良い。また、その場合には一の情報提供サーバ3が複数の店舗2を対象として駐車場の空き状況を提供することも可能である。
また、本実施形態では予約情報の管理や過去の利用客の利用履歴の管理を行うサーバと、店舗が備える駐車場の空き状況を推測して提供するサーバは同一のサーバとしているが、異なるサーバであっても良い。
また、本実施形態の駐車場情報提供システム1は、一のアプリケーションにより店舗が備える駐車場の空き状況をユーザに提供するとともに、ユーザからの店舗の利用の予約も受け付けているが、店舗が備える駐車場の空き状況をユーザに提供するのみとし、店舗の利用予約については他のアプリケーションや電話による予約で行うようにしても良い。
また、本実施形態では、通信端末5をスマートフォンに適用した例について説明したが、情報提供サーバ3と通信可能であってオンライン予約を行う機能を有していれば他の種類の通信端末に対して適用することも可能である。例えば携帯電話機、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等に適用することが可能である。また、ナビゲーション装置以外に適用する場合には、ユーザが車で移動する以外の状況、例えば徒歩で移動する状況においても実施可能である。
また、本実施形態では、S12~S17の店舗が備える駐車場の空き状況を予測する処理を情報提供サーバ3が行う構成としているが、通信端末5が行っても良い。
1…駐車場情報提供システム、2…店舗、3…情報提供サーバ、4…ユーザ、5…通信端末、7…店舗が備える駐車場、11…サーバ制御部、12…予約DB、13…利用履歴DB、14…地図情報DB、15…店舗駐車場管理DB、16…調理DB、21…CPU、22…RAM、23…ROM

Claims (5)

  1. ユーザが店舗の利用の予約を行う場合において、ユーザが予約の対象となる予約対象店舗に到着する到着時刻を予想する到着時刻予想手段と、
    現時刻において予約対象店舗を利用している利用客及び前記到着時刻までの間に新たに予約対象店舗を利用する予定の利用客を対象にして、各利用客の予約対象店舗の滞在期間を取得する滞在期間取得手段と、
    前記各利用客の駐車場の利用有無を取得する駐車場利用情報取得手段と、
    前記各利用客の予約対象店舗の滞在期間と駐車場の利用有無とに基づいて、前記到着時刻における前記予約対象店舗が備える駐車場の空き状況を予測する空き状況予測手段と、
    前記空き状況予測手段により予測された駐車場の空き状況をユーザに提供する情報提供手段と、を有する駐車場情報提供システム。
  2. 前記予約対象店舗は利用客からの注文に応じて商品を提供する店舗であって、
    前記滞在期間取得手段は、前記各利用客の来店時刻と、前記各利用客によって注文された商品と、前記各利用客によって注文された商品を提供するのに要する時間と、商品が提供されてから前記各利用客が退店するまでの時間と、に基づいて前記滞在期間を予測して取得する請求項1に記載の駐車場情報提供システム。
  3. 前記予約対象店舗の混雑状況を取得する混雑状況取得手段と、
    過去に店舗を利用した利用客の利用履歴を記憶する履歴記憶手段と、を有し、
    前記滞在期間取得手段は、
    前記各利用客によって注文された商品の内容と前記混雑状況と前記利用履歴を用いて、前記各利用客によって注文された商品を提供するのに要する時間及び提供された商品を前記各利用客が受け取ってから退店するまでの時間を予測する請求項2に記載の駐車場情報提供システム。
  4. 前記予約対象店舗は利用客が選択した時間帯において前記予約対象店舗が備える設備を利用する又は前記予約対象店舗でサービスの提供を受ける店舗であって、
    前記滞在期間取得手段は、前記各利用客によって選択された時間帯に基づいて前記滞在期間を予測して取得する請求項1に記載の駐車場情報提供システム。
  5. 前記各利用客から提供された情報に基づいて、前記各利用客が前記予約対象店舗への移動に車両を用いるか否かと、車両を用いる場合には車両の識別情報を登録する事前情報登録手段を有し、
    前記空き状況予測手段は、前記事前情報登録手段により登録された情報を用いて前記駐車場の空き状況を予測する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の駐車場情報提供システム。
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