JPWO2017104152A1 - 泡吐出容器入り液体口腔用組成物 - Google Patents

泡吐出容器入り液体口腔用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017104152A1
JPWO2017104152A1 JP2017556342A JP2017556342A JPWO2017104152A1 JP WO2017104152 A1 JPWO2017104152 A1 JP WO2017104152A1 JP 2017556342 A JP2017556342 A JP 2017556342A JP 2017556342 A JP2017556342 A JP 2017556342A JP WO2017104152 A1 JPWO2017104152 A1 JP WO2017104152A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
less
oral cavity
component
liquid oral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017556342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6691926B2 (ja
Inventor
智哉 佐藤
智哉 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Publication of JPWO2017104152A1 publication Critical patent/JPWO2017104152A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6691926B2 publication Critical patent/JP6691926B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/46Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

本発明は、使用時において口腔内へ泡状で適用することにより、口腔内表面へのカチオン性殺菌剤の吸着を有効に促進することができる液体口腔用組成物に関する。すなわち、次の成分(A)、(B)及び(C):(A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下(B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下(C)水を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である、泡吐出容器入り液体口腔用組成物。

Description

本発明は、泡吐出容器入り液体口腔用組成物に関する。
従来より、使用時において吐出口から口腔内へと泡状で適用すべく、内容物を泡状に吐出することが可能な容器に充填され、所望の性能を発揮する口腔用組成物が知られている。例えば、特許文献1〜2には、界面活性剤と、特定の粘結剤又はカチオン性ポリマーとを含有する口腔用組成物が開示されており、いずれも非エアゾール型のノンガス常圧容器に充填され、泡の保形性や安定性を高めつつ良好な使用感等をもたらし得る組成物である。また特許文献3では、2種以上のアニオン界面活性剤と脂肪酸ジアルカノールアミドのような特定のノニオン界面活性剤とを併用することにより、泡沫状の口腔用組成物として泡保持力等の安定化を図っている。
さらに、特許文献4には、アニオン界面活性剤と、ノニオン界面活性剤又は両性界面活性剤と、粘稠剤又は粘結剤等を含有する泡状口腔用組成物が開示されており、良好な泡持続性等を保持しつつ、かかる組成物の口腔内での分散性を高めている。
(特許文献1)特開平9−295923号公報
(特許文献2)特開2001−172144号公報
(特許文献3)特開平10−139643号公報
(特許文献4)特開平8−333226号公報
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下
(B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下
(C)水
を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である、泡吐出容器入り液体口腔用組成物に関する。
また、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下
(B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下
(C)水
を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である泡状製剤を有効成分とする、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤に関する。
口腔内において歯肉炎や歯周炎、或いは口臭を効果的に防止又は予防するには、口腔粘膜にカチオン性殺菌剤を吸着させ、口腔内細菌によるバイオフィルム形成を抑制することが有効である。
しかしながら、上記いずれの文献に記載の組成物においても、アニオン界面活性剤やノニオン界面活性剤等の種類や含有量等について充分な検討がなされておらず、これらの組成物を泡状で口腔内に適用しても、カチオン性殺菌剤の高い吸着量を確保するのは困難な状況にある。
したがって、本発明は、使用時において口腔内へ泡状で適用することにより、口腔内表面へのカチオン性殺菌剤の吸着を有効に促進することができる液体口腔用組成物に関する。
そこで本発明者は、種々検討したところ、アニオン界面活性剤であるアルキル硫酸ナトリウムとカチオン性殺菌剤とを水とともに各々特定量及び特定の質量比で含有し、かつノニオン界面活性剤の含有量を制限することにより、口腔内へと泡状で適用されながら、口腔内表面へのカチオン性殺菌剤の吸着を効果的に促進することのできる泡吐出容器入り液体口腔用組成物が得られることを見出した。
本発明によれば、使用時に口腔内へ泡状で適用することができるとともに、口腔内表面へのカチオン性殺菌剤の吸着量を効果的に増大させることができる。また本発明であれば、泡状製剤を有効成分とする、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤としても極めて有用である。
発明の詳細な説明
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、成分(A)として、アルキル硫酸ナトリウムを0.05質量%以上1質量%以下含有する。成分(A)をかかる量で含有することにより、容器から吐出された際、良好な泡を形成することができるとともに、後述する成分(B)のカチオン性殺菌剤の口腔内表面への吸着量の低下を有効に抑制することができる。
かかる成分(A)としては、例えば、炭素数8〜18の飽和又は不飽和のアルキル基を有するアルキル硫酸ナトリウムが挙げられ、炭素数10〜16の飽和又は不飽和のアルキル基を有するアルキル硫酸ナトリウムが好ましく、炭素数10〜16の飽和アルキル基を有するアルキル硫酸ナトリウムが好ましく、ラウリル硫酸ナトリウム、及びミリスチル硫酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種がさらに好ましく、ラウリル硫酸ナトリウムがよりさらに好ましい。
成分(A)の含有量は、容器から吐出した際に良好な泡を形成させる観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、0.05質量%以上であって、好ましくは0.08質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上である。また、成分(A)の含有量は、成分(B)のカチオン性殺菌剤の口腔内表面への吸着量を効果的に高める観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、1質量%以下であって、好ましくは0.7質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下である。そして、成分(A)の含有量は、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、0.05質量%以上1質量%以下であって、好ましくは0.08〜0.7質量%であり、より好ましくは0.1〜0.5質量%である。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、成分(B)として、カチオン性殺菌剤を0.001質量%以上0.1質量%以下含有する。本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物であれば、かかる量の成分(B)を効率的に口腔内表面へ吸着させることができ、歯肉炎や歯周炎、或いは口臭の防止又は予防に高い効果をもたらすことが可能となる。
かかる成分(B)としては、例えば、第四級アンモニウム化合物が挙げられ、具体的には、塩化セチルピリジニウム、及び塩化ベンゼトニウムから選ばれる1種又は2種が好ましい。
成分(B)の含有量は、口腔内表面への吸着量を確保する観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、0.001質量%以上であって、好ましくは0.005質量%以上であり、より好ましくは0.01質量%以上である。また、成分(B)の含有量は、良好な使用感を保持する観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、0.1質量%以下であって、好ましくは0.07質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下である。そして、成分(B)の含有量は、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、0.001質量%以上0.1質量%以下であって、好ましくは0.005〜0.07質量%であり、より好ましくは0.01〜0.05質量%である。
成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))は、成分(B)の口腔内表面への吸着量を高める観点から、0.005以上であって、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.02以上である。また、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))は、容器から吐出した際に良好な泡を形成させ、泡の持続性を高め、泡による成分(B)の口腔内表面への吸着量を高める観点から、0.7以下であって、好ましくは0.5以下であり、より好ましくは0.4以下であり、さらに好ましくは0.3以下である。そして、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))は、0.005〜0.7であって、好ましくは0.01〜0.5であり、より好ましくは0.02〜0.4であり、さらに好ましくは0.02〜0.3である。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、成分(C)として、水を含有する。本発明における成分(C)の水とは、泡吐出容器入り液体口腔用組成物に配合した精製水やイオン交換水等だけでなく、配合した各成分に含まれる水分をも含む、液体口腔用組成物中に含まれる全水分を意味する。かかる成分(C)の水を含有することにより、良好な保形性を保持しつつ、各成分を良好に分散又は溶解させて口腔内で良好に拡散させ、成分(B)を良好に包埋しながら泡を形成することができる。
成分(C)の含有量は、各成分を良好に分散又は溶解させる観点、良好な使用感の観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは55質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上であり、さらに好ましくは65質量%以上である。また、成分(C)の含有量は、良好な泡を形成しつつ容器からの吐出性を保持する観点、及び成分(B)の口腔内表面への吸着性を高める観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは99質量%以下であり、より好ましくは98.5質量%以下であり、さらに好ましくは98質量%以下である。そして、成分(C)の含有量は、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは55質量%以上99質量%以下であり、より好ましくは60〜98.5質量%であり、さらに好ましくは65〜98質量%である。
成分(A)と成分(C)の質量比((A)/(C))は、容器から吐出した際に良好な泡を形成させる観点から、好ましくは0.05×10-2以上であり、より好ましくは0.07×10-2以上であり、さらに好ましくは0.08×10-2以上であり、よりさらに好ましくは0.1×10-2以上である。また、成分(A)と成分(C)の質量比((A)/(C))は、各成分を良好に分散又は溶解させて口腔内で良好に拡散させる観点から、好ましくは1.5×10-2以下であり、より好ましくは1.2×10-2以下であり、さらに好ましくは1×10-2以下であり、よりさらに好ましくは0.8×10-2以下であり、よりさらに好ましくは0.65×10-2以下である。そして、成分(A)と成分(C)の質量比((A)/(C))は、好ましくは0.05×10-2〜1.5×10-2であり、より好ましくは0.07×10-2〜1.2×10-2であり、さらに好ましくは0.08×10-2〜1×10-2であり、よりさらに好ましくは0.1×10-2〜0.8×10-2であり、よりさらに好ましくは0.1×10-2〜0.65×10-2である。
成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))は、容器から吐出した際に良好な泡を形成させる観点から、好ましくは0.05×10-3以上であり、より好ましくは0.07×10-3以上であり、さらに好ましくは0.08×10-3以上であり、よりさらに好ましくは0.1×10-3以上である。また、成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))は、各成分を良好に分散又は溶解させて口腔内で良好に拡散させる観点から、好ましくは1×10-3以下であり、より好ましくは0.8×10-3以下であり、さらに好ましくは0.7×10-3以下であり、よりさらに好ましくは0.6×10-3以下である。そして、成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))は、好ましくは0.05×10-3〜1×10-3であり、より好ましくは0.07×10-3〜0.8×10-3であり、さらに好ましくは0.08×10-3〜0.7×10-3であり、よりさらに好ましくは0.1×10-3〜0.6×10-3である。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、ノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である。このようにノニオン界面活性剤の含有を制限することにより、容器から吐出した際の良好な泡の形成を確保しつつ、成分(B)の口腔内表面への吸着を有効に促進することができる。かかるノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル;ソルビタン脂肪酸エステル;モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;アルキルグルコシド;ポリオキシエチレンモノアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンフェニルエーテル;アミンオキサイド系界面活性剤;モノ−(又はジ−)エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド;ステアリン酸デカグリセリル、ラウリン酸デカグリセリル、オレイン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;並びにポリエチレンポリプロピレングリコール等のポリグリコールから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、用い得るノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
ノニオン界面活性剤の含有量は、良好な吐出性を保持しつつ、成分(B)の口腔内表面への吸着性を高める観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、1.2質量%以下であって、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.8質量%以下であり、さらに好ましくは0.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.2質量%以下であり、或いは本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、ノニオン界面活性剤を含有しなくともよい。
ノニオン界面活性剤と成分(B)の質量比(ノニオン界面活性剤/(B))は、成分(B)の口腔内表面への吸着量が低減するのを有効に抑制する観点から、好ましくは100以下であり、より好ましくは50以下であり、さらに好ましくは20以下であり、よりさらに好ましくは10以下である。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、泡の保持性を確保する観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、エタノールの含有量が、好ましくは2.7質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、さらに好ましくは2.2質量%以下であり、よりさらに好ましくは2質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え、好ましくは1質量%以上である。また、エタノールの含有量は、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは2.7質量%以下であり、より好ましくは0〜2.7質量%であり、さらに好ましくは0〜2.5質量%であり、よりさらに好ましくは0〜2.2質量%であり、殊更に好ましくは0〜2質量%であり、好ましくは0質量%を超え2.7質量%以下であり、より好ましくは1〜2.5質量%であり、さらに好ましくは1〜2.2質量%であり、殊更に好ましくは1〜2質量%である。
また、エタノールとノニオン界面活性剤の合計含有量は、各成分の溶解性又は分散性を確保しつつ、容器から吐出された際に良好な泡質を発現させる観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは2.7質量%以下であり、さらに好ましくは2.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは2.2質量%以下であり、殊更に好ましくは2質量%以下である。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、容器からの良好な吐出性を確保する観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、研磨性粉体の含有量が0.5質量%以下であるのが好ましく、より好ましくは0.4質量%以下であり、さらに好ましくは0.3質量%以下であり、またさらに好ましくは0.2質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え、或いは本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、研磨性粉体を含有しないのが好ましい。また、研磨性粉体の含有量は、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0〜0.4質量%であり、さらに好ましくは0〜0.3質量%であり、またさらに好ましくは0〜0.2質量%であり、或いは本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、研磨性粉体を含有しないのが好ましい。
かかる研磨性粉体としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、ゼオライト、吸油量が50〜150mL/100gの研磨性シリカ、第二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、水酸化アルミニウム、リン酸マグネシウム、ピロリン酸カルシウム、及び炭酸マグネシウム等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
なお、吸油量とは、シリカが担持できる油量を示したものであり、測定方法はJIS K5101−13−2(2004年制定)に基づく方法により、吸収される煮あまに油の量により特定する。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、容器からの吐出時に押圧が不必要に高くなることを防止する観点、及び泡吐出容器の多孔質部材に組成物の付着が生じることによる多孔質部材での目詰まりを有効に防止し、優れた吐出性を確保する観点から、20℃において固体の糖アルコールの含有量を制限することが好ましい。かかる20℃において固体の糖アルコールとしては、例えば、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、還元パラチノース等が挙げられる。
20℃において固体の糖アルコールの含有量は、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下であり、さらに好ましくは0.1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.05質量%以下であり、或いは本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、20℃において固体の糖アルコールを含有しないのが好ましい。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、容器から吐出した際に良好な泡を形成させる観点、泡の保持性を確保する観点、及び良好な香味を保持する観点から、水溶性の多価金属塩の含有量を制限することが好ましい。かかる水溶性の多価金属塩としては、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム、パントテン酸カルシウム等のカルシウム塩;乳酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、アラントインヒドロキシアルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム十二水和物)、ナトリウムミョウバン(硫酸ナトリウムアルミニウム十二水和物)硝酸アルミニウム等のアルミニウム塩;パラフェノールスルホン酸亜鉛塩、塩化亜鉛、グルコン酸亜鉛、酢酸亜鉛、硫酸亜鉛等の亜鉛塩;グルコン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム等のマグネシウム塩が挙げられる。なお、水溶性の多価金属塩とは、水中に多価金属イオンを放出する塩を意味し、具体的には、水溶性の多価金属塩の20℃における水100gに対する溶解量は、好ましくは0.1g以上であり、より好ましくは0.5g以上である。
かかる水溶性の多価金属塩の金属原子換算量は、成分(A)との質量比(多価金属/(A))で、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.01以下であり、さらに好ましくは0.005以下であり、さらに好ましくは0.001以下である。また、かかる水溶性の多価金属塩の含有量は、金属原子換算量で、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以下であり、より好ましくは0.005質量%以下であり、さらに好ましくは0.001質量%以下であり、或いは本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、水溶性の多価金属塩を含有しないのが好ましい。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、容器から吐出した際に良好な泡を形成しつつ、良好な香味を保持する観点から、クエン酸の含有量を制限することが好ましい。かかるクエン酸の含有量は、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは0.08質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下であり、或いは本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、クエン酸ナトリウムを含有する場合に限り、クエン酸を含有することが好ましい。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記成分の他、例えば、上記成分(A)のアルキル硫酸ナトリウム及びノニオン界面活性剤以外の界面活性剤、香料、保存剤、粘結剤、顔料、色素等を含有することができる。
上記成分(A)のアルキル硫酸ナトリウム及びノニオン界面活性剤以外の界面活性剤としては、両性界面活性剤が挙げられ、かかる両性界面活性剤としては、具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル−N−イミダゾリウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン;ラウリルスルホベタインやラウリルヒドロキシスルホベタイン等のアルキルスルホベタイン;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等のヤシ油脂肪酸アミドアルキルベタイン;N−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等の長鎖アルキルイミダゾリンベタイン塩が挙げられる。
なお、これら両性界面活性剤の含有量は、成分(B)のカチオン性殺菌剤の口腔内表面への吸着量を効果的に高める観点、及び風味の観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは0.2質量%未満であり、より好ましくは0.15質量%以下である。
香料としては、油溶性を示す香料であればよく、例えば、ペパーミント油、スペアミント油、シナモン油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、セージクラリー油、ナツメグ油、ファンネル油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、バジル油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ジンジャ−油、グレープフルーツ油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、レモンバーム油、ピメントベリー油、パルマローザ油、オリバナム油、パインニードル油、ペチグレン油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油等の天然香料成分、及びこれら天然香料成分を加工処理した香料成分;メントール、プレトール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−1−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、シトロネリルアセテート、リナロール、リナリルアセテート、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、シトロネロール、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビルアセテート、ジヒドロカルビルアセテート、アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、カンファー、ラクトン、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブチルアセテート、イソアミルアセテート、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、メチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料成分;ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料成分が挙げられる。
保存剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸メチル、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウムが挙げられる。
粘結剤としては、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ペクチン、トラガントガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム、ポリビニルアルコール、コンドロイチン硫酸ナトリウム、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体が挙げられ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。かかる粘結剤の含有量は、泡吐出容器からの適度な吐出圧の観点から、本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物中に、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.3質量%以下である。
本発明の液体口腔用組成物は、容器から吐出した際に良好な泡を形成しつつ、刺激を防ぐ観点から、25℃におけるpHが、好ましくは3以上であり、異味や刺激をさらに低減する観点から、好ましくは5以上であり、より好ましくは6以上であり、さらに好ましくは7以上であり、好ましくは11.5以下であり、より好ましくは11以下であり、さらに好ましくは10.8以下である。
なお、本発明の液体口腔用組成物の25℃におけるpHを上記範囲に調整する上で、pH調整剤を用いてもよい。かかるpH調整剤としては、炭酸塩や重炭酸塩;水酸化カリウムや水酸化ナトリウム;クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、コハク酸等の有機酸又はこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が挙げられるが、ここで有機酸を用いる場合、有機酸ナトリウムとともに併用するのが好ましく、上記のように、かかるクエン酸の含有量を制限することが好ましい。或いは、クエン酸を用いる場合は、クエン酸ナトリウムとともに併用するのが好ましい。
本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、吐出口を備える泡吐出容器に充填されてなる。本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物を使用する際には、泡吐出容器が備える吐出口から、内容物である上記液体口腔用組成物を口腔内へ直接吐出して、吐出口を経由した液体口腔用組成物を泡状で口腔内へ適用する。これにより、良好な泡質をもたらすことで優れた使用感を実感しながら、口腔内の隅々まで上記液体口腔用組成物を行き渡らせることができ、成分(B)のカチオン性殺菌剤の口腔内表面への吸着性を効果的に高めることが可能である。
上記液体口腔用組成物を充填する泡吐出容器としては、吐出口を備えるものであればよく、吐出量のコントロールの容易性と泡質コントロールの観点からノンエアゾールタイプの容器が好ましく、細かな泡性能と圧縮ガスの効能の観点からはエアゾールタイプの容器が好ましい。
ノンエアゾールタイプの容器とは、圧縮ガス等の噴射剤が不要の常圧容器であり、かかる容器としては、例えば、スクイズタイプの容器とポンプタイプの容器が挙げられる。これらの容器は、内容物が吐出口を経由する際に良好に泡状の組成物を形成する観点、及び形成された泡が良好な保持性や均質性を有し、使用感等を高める等の観点から、いずれも容器本体から吐出口に至るまでの内容物の流路中に、メッシュや複数の小孔を設けた多孔質部材を介在させてなる容器であるのが好ましい。
スクイズタイプの容器とは、変形可能な容器本体に位置する胴部をスクイズ変形させることにより、必要に応じて多孔質部材を経由させながら、ヘッドスペース内から圧送される空気と内容物を混合して泡を形成させ、かかる泡を吐出口から吐出させるものである。具体的には、例えば、特開平7−215352号公報、実開昭58−174272号公報、及び実開昭62−42787号公報に記載の容器等を用いることができる。
ポンプタイプの容器とは、吐出口を有する泡吐出器に備えられたポンプヘッドを押し込むことにより、必要に応じて多孔質部材を経由させながら、外部から流入する空気と内容物を混合して泡を形成させ、かかる泡を吐出口から吐出させるものである。通常、外部から空気を流入させるための空気シリンダーと、内容物の流路となる液シリンダーを備えるとともに、ポンプヘッドの押し込みにより圧送される空気と内容物とを混合させるための混合室を備える。具体的には、例えば、特開平7−315463号公報、特開平8−230961号公報、及び実開平3−7963号公報に記載の容器等を用いることができる。
エアゾールタイプの容器とは、噴射剤として圧縮ガスを充填してなる容器であり、吐出口から内容物が吐出される際、バルブ機構を介してガスを取り込みながら泡が形成される。用いる圧縮ガスとしては、炭酸ガスを90質量%以上含有するガスであるのが好ましい。
本発明で用いる泡吐出容器としては、使用性の観点、すなわち吐出口から内容物を口腔内へ直接吐出しやすい観点から、スクイズタイプの容器又はポンプタイプの容器であるノンエアゾール容器、或いはエアゾール容器が好ましく、泡性能の観点からはポンプタイプの容器が好ましく、泡性能と利便性や携帯性にも優れる観点からスクイズ容器がより好ましく、容器本体から吐出口に至るまでの内容物の流路中に、#90〜#305のメッシュを備えるスクイズ容器がさらに好ましい。
本発明は、上記成分(A)、(B)及び(C):
(A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下
(B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下
(C)水
を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である泡状製剤を有効成分とする、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤としても有用である。
かかる泡状製剤中における上記成分(A)、(B)及び(C)の含有量、質量比、並びにその他含有し得る成分については、上記泡吐出容器入り液体口腔用組成物と同様である。本発明のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤は、かかる泡状製剤を有効成分とすることにより、上述のとおり、口腔内表面において効果的にカチオン性殺菌剤の吸着量を高めることができ、有用性の高い製剤である。
そして、使用の際には、口腔内に泡状で適用すべく、上記泡吐出容器入り液体口腔用組成物と同様、かかる口腔内表面吸着促進剤を上記泡吐出容器に充填してなるのが好ましい。
上述した本発明の実施態様に関し、さらに以下の泡吐出容器入り液体口腔用組成物、及びカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤を開示する。
[1]次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下
(B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下
(C)水
を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である、泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[2]成分(A)が、好ましくはラウリル硫酸ナトリウム、及びミリスチル硫酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種であり、より好ましくはラウリル硫酸ナトリウムである上記[1]の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[3]成分(A)の含有量は、好ましくは0.08質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは0.7質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下である上記[1]又は[2]の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[4]成分(B)が、塩化セチルピリジニウム、及び塩化ベンゼトニウムから選ばれる1種又は2種である上記[1]〜[3]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[5]成分(B)の含有量は、好ましくは0.005質量%以上であり、より好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは0.07質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下である上記[1]〜[4]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[6]成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))は、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.02以上であり、好ましくは0.5以下であり、より好ましくは0.4以下であり、さらに好ましくは0.3以下である上記[1]〜[5]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[7]成分(C)の含有量が、好ましくは55質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上であり、さらに好ましくは65質量%以上であり、好ましくは99質量%以下であり、より好ましくは98.5質量%以下であり、さらに好ましくは98質量%以下である上記[1]〜[6]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[8]ノニオン界面活性剤の含有量が、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.8質量%以下であり、さらに好ましくは0.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.2質量%以下であり、或いはノニオン界面活性剤を含有しない上記[1]〜[7]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[9]ノニオン界面活性剤と成分(B)の質量比(ノニオン界面活性剤/(B))が、好ましくは100以下であり、より好ましくは50以下であり、さらに好ましくは20以下であり、よりさらに好ましくは10以下である上記[1]〜[8]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[10]エタノールの含有量が、好ましくは2.7質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、さらに好ましくは2.2質量%以下であり、よりさらに好ましくは2質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え、好ましくは1質量%以上であり、或いはエタノールを含有しない上記[1]〜[9]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[11]エタノールとノニオン界面活性剤の合計含有量がより好ましくは2.7質量%以下であり、さらに好ましくは2.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは2.2質量%以下であり、殊更に好ましくは2質量%以下である上記[1]〜[10]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[12]研磨性粉体の含有量が、0.5質量%以下であるのが好ましく、より好ましくは0.4質量%以下であり、さらに好ましくは0.3質量%以下であり、またさらに好ましくは0.2質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え、或いは研磨性粉体を含有しない上記[1]〜[11]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[13]20℃において固体の糖アルコールの含有量が、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下であり、さらに好ましくは0.1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.05質量%以下であり、或いは20℃において固体の糖アルコールを含有しない上記[1]〜[12]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[14]水溶性の多価金属塩の金属原子換算量と成分(A)との質量比(多価金属/(A))が、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.01以下であり、さらに好ましくは0.005以下であり、さらに好ましくは0.001以下である上記[1]〜[13]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[15]クエン酸の含有量が、好ましくは0.08質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下であり、或いは本発明の泡吐出容器入り液体口腔用組成物は、好ましくは、クエン酸ナトリウムを含有する場合に限りクエン酸を含有する上記[1]〜[14]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[16]両性界面活性剤の含有量が、好ましくは0.2質量%未満であり、より好ましくは0.15質量%以下である上記[1]〜[15]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[17]粘結剤の含有量が、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.3質量%以下である上記[1]〜[16]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[18]25℃におけるpHが、好ましくは3以上であり、好ましくは5以上であり、より好ましくは6以上であり、さらに好ましくは7以上であり、好ましくは11.5以下であり、より好ましくは11以下であり、さらに好ましくは10.8以下である上記[1]〜[17]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[19]泡吐出容器に充填されている上記[1]〜[18]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[20]泡吐出容器が、スクイズタイプの容器又はポンプタイプの容器であるノンエアゾール容器、或いはエアゾール容器である上記[1]〜[19]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
[21]口腔内へ泡状で適用するための、上記[1]〜[20]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物の使用。
[22]口腔内表面へカチオン性殺菌剤を吸着させるための、上記[1]〜[20]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物の使用。
[23]カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤の製造のための上記[1]〜[20]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物の使用。
[24]上記[1]〜[20]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物を泡状に吐出して口腔内に適用する、泡吐出容器入り液体口腔用組成物の使用方法。
[25]上記[1]〜[20]いずれか1の泡吐出容器入り液体口腔用組成物を泡状に吐出して口腔内に適用する、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進方法。
[26]次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下
(B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下
(C)水
を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である泡状製剤を有効成分とする、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[27]成分(A)が、好ましくはラウリル硫酸ナトリウム、及びミリスチル硫酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種であり、より好ましくはラウリル硫酸ナトリウムである上記[26]のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[28]成分(A)の含有量は、好ましくは0.08質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは0.7質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下である上記[26]又は[27]のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[29]成分(B)が、塩化セチルピリジニウム、及び塩化ベンゼトニウムから選ばれる1種又は2種である上記[26]〜[28]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[30]成分(B)の含有量は、好ましくは0.005質量%以上であり、より好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは0.07質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下である上記[26]〜[29]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[31]成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))は、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.02以上であり、好ましくは0.5以下であり、より好ましくは0.4以下であり、さらに好ましくは0.3以下である上記[26]〜[30]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[32]成分(C)の含有量が、好ましくは55質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上であり、さらに好ましくは65質量%以上であり、好ましくは99質量%以下であり、より好ましくは98.5質量%以下であり、さらに好ましくは98質量%以下である上記[26]〜[31]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[33]ノニオン界面活性剤の含有量が、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.8質量%以下であり、さらに好ましくは0.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.2質量%以下であり、或いはノニオン界面活性剤を含有しない上記[26]〜[32]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[34]ノニオン界面活性剤と成分(B)の質量比(ノニオン界面活性剤/(B))が、好ましくは100以下であり、より好ましくは50以下であり、さらに好ましくは20以下であり、よりさらに好ましくは10以下である上記[26]〜[33]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[35]エタノールの含有量が、好ましくは2.7質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、さらに好ましくは2.2質量%以下であり、よりさらに好ましくは2質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え、好ましくは1質量%以上であり、或いはエタノールを含有しない上記[26]〜[34]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[36]エタノールとノニオン界面活性剤の合計含有量がより好ましくは2.7質量%以下であり、さらに好ましくは2.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは2.2質量%以下であり、殊更に好ましくは2質量%以下である上記[26]〜[35]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[37]研磨性粉体の含有量が、0.5質量%以下であるのが好ましく、より好ましくは0.4質量%以下であり、さらに好ましくは0.3質量%以下であり、またさらに好ましくは0.2質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え、或いは研磨性粉体を含有しない上記[26]〜[36]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[38]20℃において固体の糖アルコールの含有量が、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下であり、さらに好ましくは0.1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.05質量%以下であり、或いは20℃において固体の糖アルコールを含有しない上記[26]〜[37]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[39]水溶性の多価金属塩の金属原子換算量と成分(A)との質量比(多価金属/(A))が、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.01以下であり、さらに好ましくは0.005以下であり、さらに好ましくは0.001以下である上記[26]〜[38]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[40]両性界面活性剤の含有量が、好ましくは0.2質量%未満であり、より好ましくは0.15質量%以下である上記[26]〜[39]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[41]粘結剤の含有量が、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.3質量%以下である上記[26]〜[40]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[42]25℃におけるpHが、好ましくは3以上であり、好ましくは5以上であり、より好ましくは6以上であり、さらに好ましくは7以上であり、好ましくは11.5以下であり、より好ましくは11以下であり、さらに好ましくは10.8以下である上記[26]〜[41]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[43]泡吐出容器に充填されている上記[26]〜[42]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[44]泡吐出容器が、スクイズタイプの容器又はポンプタイプの容器であるノンエアゾール容器、或いはエアゾール容器である上記[43]のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
[45]口腔内へ泡状で適用するための、上記[26]〜[44]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤の使用。
[46]上記[26]〜[44]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤を泡状に吐出して口腔内に適用する、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤の使用方法。
[47]上記[26]〜[44]いずれか1のカチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤を泡状に吐出して口腔内に適用する、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進方法。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[実施例1〜8、比較例1〜8]
表1〜2に示す処方にしたがって、液体口腔用組成物を調製した。
なお、実施例1〜8では、得られた各液体口腔用組成物をポンプフォーマー容器(大和製罐(株)、F5ポンプフォーマー、メッシュ:2枚、メッシュサイズ:#255/#255)に充填して吐出口から内容物を吐出させ、泡状の試料として1.0gを採取した。比較例1〜8では、得られた各液体口腔用組成物1.0gを容器に充填することなく、液状の試料としてそのまま用いた。
次いで、得られた各試料を用い、口腔内粘膜のモデルとしてシリコーンシートを採用し、以下の方法にしたがって、かかるシリコーンシートへのカチオン性殺菌剤の吸着量を測定した。なお、さらに表1でのシリコーンシートへのカチオン性殺菌剤の吸着量は、液状の組成物に対する泡状の組成物の優位性を示すべく、各々の実施例に対応する比較例におけるカチオン性殺菌剤の吸着量を100としたときの、実施例におけるカチオン性殺菌剤の吸着量を指数表示した。
また、歯面のモデルとしてHAP(ヒドロキシアパタイト)粉を採用し、以下の方法にしたがって、かかるHAP粉へのカチオン性殺菌剤の吸着量を測定した。なお、表2でのHAP粉へのカチオン性殺菌剤の吸着量は、各々の実施例に対応する比較例におけるカチオン性殺菌剤の吸着量を100としたときの、実施例におけるカチオン性殺菌剤の吸着量を指数表示した。結果を表1〜2に示す。
《シリコーンシートへのカチオン性殺菌剤の吸着量測定》
シリコーンシート(500mm×500mm、厚さ0.1mm、タイガーズポリマー社製)上に、円柱管(横断面積7.07×10-42)を一方の開口端面をシリコーンシートの表面に密着させて載置させた。次に、試料とシリコーンシートとの接触面積が円柱管の内側横断面積と同じになるよう、各試料1.0gを円柱管の他端開の口から円柱管内に投入して、円柱管の周面に包囲された円柱管内側のシリコーンシートの表面上に適用させ、試料とシリコーンシートとを接触させたまま2分間放置した。
得られた各シリコーンシートを50mLビーカー内のイオン交換水に30秒間浸漬した後、ビーカーから取り出して、抽出液1.5mL(下記に示す移動相)を30秒間適用してカチオン性殺菌剤を回収し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、下記測定条件にしたがってカチオン性殺菌剤の定量(μg/m2)を行った。
<HPLC測定条件>
装置:日立高速液体クロマトグラム La chromElite
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:260nm)
カラム:CAPCELL PAK SCX UG80(4.6×100mm、5μm)(資生堂(株))
カラム温度:40℃
移動相:メタノール/水の混液(3:1)+0.05mol/L 過塩素酸ナトリウム−水和物
流量:1.2mL/分
Figure 2017104152
《HAP粉へのカチオン性殺菌剤の吸着量測定》
HAP粉(HAP200(太平化学産業)、比表面積9.97m2/g)0.1gを50mLのチューブに投入した後、さらに各試料1.0gを投入した。次いで、遠心分離機/ボルテックスミキサー(SHIBATA TTM−1)を用い、各チューブの内容物を2分間撹拌した後、25℃で回転数3000rpmにて10分間遠心分離を行った。遠心分離後の上澄み液を廃棄した後、イオン交換水1mLをチューブに投入して再び30秒間撹拌し、再度同様の遠心分離を行って上澄み液を廃棄し、この撹拌と遠心分離の処理を2回繰り返した。
上澄み液を廃棄した後のチューブの内容物に対し、抽出液1.5mL(下記に示す移動相)を30秒間適用してカチオン性殺菌剤を回収し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、上記と同様の測定条件にしたがってカチオン性殺菌剤の定量(ng/m2)を行った。
Figure 2017104152
[実施例9〜13、比較例10〜11]
表3に示す処方にしたがって、液体口腔用組成物を調製した後、実施例1と同様、得られた各液体口腔用組成物をポンプフォーマー容器に充填して吐出口から内容物を吐出させ、泡状の試料として1.0gを採取した。
次いで、得られた各試料を用い、上記方法にしたがって、シリコーンシートへのカチオン性殺菌剤の吸着量、及びHAP(ヒドロキシアパタイト)粉へのカチオン性殺菌剤の吸着量を測定した。
結果を表3に示す。
Figure 2017104152
《泡性能の評価》
実施例1、4、13で得られた試料を用い、以下の方法にしたがって泡性能を評価した。
ろ紙(ADVANTEC製、No.1、70mm)を5枚重ね、各試料を泡吐出容器にて作製した泡1.0gを5枚重ねたろ紙の上にのせた。各試料の泡をろ紙に載せてから10秒間静置した後に、泡をキムワイプ(大王製紙(株)、ソフトワイパーS150ボックス)により拭き取った。泡を拭き取った後のろ紙に含まれている試料の重量(g)を測定し排液量(g)とした。排液率(%)=(排液量(g))/(1.0(g))×100として排液率を算出した。排液率が高いほど泡持ちが低いことを意味する。
結果を表4に示す。表4に示すように、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が大きいほど排液率が高いことが認められる。
Figure 2017104152
[実施例14、比較例14]
表5に示す処方にしたがって、液体口腔用組成物を調製した後、実施例1と同様、得られた各液体口腔用組成物をポンプフォーマー容器に充填して吐出口から内容物を吐出させ、泡状の試料として1.0gを採取した。
次いで、得られた各試料を用い、上記方法にしたがって、シリコーンシートへのカチオン性殺菌剤の吸着量を測定した。
結果を表5に示す。
Figure 2017104152
《風味評価》
実施例5〜7で得られた液体口腔用組成物を用い、風味評価を行った。具体的には、各液体口腔用組成物数mLを口腔内に含み、実施例6における風味評価(風味と刺激の有無)を基準として、実施例5と7の風味評価を行った。なお、評価は1名で行った。
結果を表6に示す。に実施例5は、実施例6と同等の風味であったが、実施例7は、実施例6よりも明らかに異味が感じられ、刺激も強く感じられた。
Figure 2017104152

Claims (9)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下
    (B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下
    (C)水
    を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である、泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  2. エタノールの含有量が、2.7質量%以下である請求項1に記載の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  3. 25℃におけるpHが、3以上である請求項1又は2に記載の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  4. 20℃において固体の糖アルコールの含有量が、1質量%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  5. 水溶性の多価金属塩の金属原子換算量と成分(A)との質量比(多価金属/(A))が、0.1以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  6. 成分(B)が、塩化セチルピリジニウム、及び塩化ベンゼトニウムから選ばれる1種又は2種である請求項1〜5のいずれか1項に記載の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  7. 研磨性粉体の含有量が、0.5質量%以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  8. 泡吐出容器が、スクイズタイプの容器又はポンプタイプの容器であるノンエアゾール容器、或いはエアゾール容器である請求項1〜7のいずれか1項に記載の泡吐出容器入り液体口腔用組成物。
  9. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)アルキル硫酸ナトリウム 0.05質量%以上1質量%以下
    (B)カチオン性殺菌剤 0.001質量%以上0.1質量%以下
    (C)水
    を含有し、成分(B)と成分(A)の質量比((B)/(A))が0.005以上0.7以下であり、かつノニオン界面活性剤の含有量が1.2質量%以下である泡状製剤を有効成分とする、カチオン性殺菌剤の口腔内表面吸着促進剤。
JP2017556342A 2015-12-14 2016-06-23 泡吐出容器入り液体口腔用組成物 Active JP6691926B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242956 2015-12-14
JP2015242956 2015-12-14
PCT/JP2016/068621 WO2017104152A1 (ja) 2015-12-14 2016-06-23 泡吐出容器入り液体口腔用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017104152A1 true JPWO2017104152A1 (ja) 2018-10-11
JP6691926B2 JP6691926B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=59055954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017556342A Active JP6691926B2 (ja) 2015-12-14 2016-06-23 泡吐出容器入り液体口腔用組成物

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6691926B2 (ja)
CN (1) CN108366948B (ja)
TW (1) TWI740832B (ja)
WO (1) WO2017104152A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6086856A (en) * 1994-03-28 2000-07-11 Oralcare Systems, Inc. System for delivering foamed oral hygiene compositions
JP2001172144A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Lion Corp 泡状に形成される口腔用組成物
JP2007137773A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Sunstar Inc 泡沫状フッ素塗布剤
JP2016104730A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 花王株式会社 O/w/o型皮膚外用剤

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8337818B2 (en) * 2004-11-03 2012-12-25 Colgate-Palmolive Company Post-foaming dental mousse and methods utilizing the same
CN101778618B (zh) * 2007-08-09 2012-04-11 狮王株式会社 液体口腔用组合物及阳离子性杀菌剂的杀菌力提高方法
DE102013215344A1 (de) * 2013-08-05 2015-02-05 Henkel Ag & Co. Kgaa Mund- und Zahnreinigungsmittel
WO2016104730A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 花王株式会社 泡吐出容器入り液体口腔用組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6086856A (en) * 1994-03-28 2000-07-11 Oralcare Systems, Inc. System for delivering foamed oral hygiene compositions
JP2001172144A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Lion Corp 泡状に形成される口腔用組成物
JP2007137773A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Sunstar Inc 泡沫状フッ素塗布剤
JP2016104730A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 花王株式会社 O/w/o型皮膚外用剤

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017104152A1 (ja) 2017-06-22
CN108366948A (zh) 2018-08-03
CN108366948B (zh) 2021-02-05
TW201720422A (zh) 2017-06-16
TWI740832B (zh) 2021-10-01
JP6691926B2 (ja) 2020-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI310315B (en) Taste masking of essential oils using a hydrocolloid
JP6673852B2 (ja) 泡吐出容器入り液体口腔用組成物
CN102811702B (zh) 液体口腔用组合物及其制造方法
JP5381685B2 (ja) 歯磨剤組成物
JP2008001700A (ja) 潮解性物質を含むフレグランス含有組成物
WO2013094312A1 (ja) 歯磨剤組成物
JP6610561B2 (ja) 口腔用組成物
JP6783555B2 (ja) 口腔用組成物
WO2017081877A1 (ja) 口腔用組成物
JP6669492B2 (ja) 泡吐出容器入り液体口腔用組成物
JP7023161B2 (ja) 液体口腔用組成物
JP5716388B2 (ja) 歯磨剤組成物及び歯磨剤組成物におけるアスコルビン酸リン酸エステル又はその塩の安定化方法
JPWO2017104152A1 (ja) 泡吐出容器入り液体口腔用組成物
JP6459781B2 (ja) 口腔用組成物
TWI735490B (zh) 液體口腔用組合物
JP7479254B2 (ja) 歯磨組成物及び歯磨組成物における容器へのイソプロピルメチルフェノールの吸着抑制方法
WO2019107340A1 (ja) 口腔用組成物
JP6785676B2 (ja) 泡吐出容器入り液体口腔用組成物
CN111031999B (zh) 牙膏组合物
JP6626187B2 (ja) 口腔用組成物
JP6774705B2 (ja) 泡吐出容器入り液体口腔用組成物
WO2022138529A1 (ja) 歯磨剤組成物
JP2022168043A (ja) 歯磨組成物及び歯磨組成物における容器へのイソプロピルメチルフェノールの吸着抑制方法
JP2017119636A (ja) 液体口腔用組成物
JP2014058483A (ja) 歯磨組成物及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200413

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6691926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250