JPWO2017094114A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

冷凍サイクル装置の凝縮器は、第1端部が圧縮機に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第1扁平伝熱管で構成された第1流路と、第1端部が膨張装置に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第2扁平伝熱管で構成された第2流路と、第1扁平伝熱管と第2扁平伝熱管とが接続され、第1扁平伝熱管と第2扁平伝熱管との間のハイドロフルオロオレフィン系冷媒の流れを曲げる継手と、を備え、第2流路の長さは第1流路の長さ以下であり、継手は、該継手の内部に、下方に凹んだ凹部を有するものである。

Description

本発明は、ハイドロフルオロオレフィン系冷媒を用いる冷凍サイクル装置に関するものである。
近年、地球温暖化防止の観点より、温室効果ガスの削減が求められている。空気調和機等の冷凍サイクル装置に用いられている冷媒についても、地球温暖化係数(GWP)のより低いものが検討されている。現在、空気調和機用として広く用いられているR410AのGWPは2088と非常に大きい値である。近年導入され始めているジフルオロメタン(R32)のGWPも675とかなり大きい値になっている。
GWPの低い冷媒としては、二酸化炭素(R744:GWP=1)、アンモニア(R717:GWP=0)及びプロパン(R290:GWP=6)等の自然冷媒がある。しかしながら、これらの冷媒には、下記の課題がある。
・R744:動作圧力が非常に高いため、耐圧確保の課題がある。また、臨界温度が31℃と低いため、空気調和機用途での性能の確保が課題となる。
・R717:高毒性であるため、安全確保の課題がある。
・R290:強燃性であるため、安全確保の課題がある。
そこで、近年、フッ化炭化水素の中でも、組成中に二重結合を1つ有するハイドロフルオロオレフィン系冷媒(HFO冷媒)が注目されている。HFO冷媒としては、例えば、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf:GWP=4)、1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze:GWP=6)、1,1,2−トリフルオロエチレン(HFO−1123:GWP<1)等がある。これらのHFO冷媒は、自然冷媒に匹敵する低いGWP値であり、これらを単独、または、R32等のHFC冷媒との混合で使用することにより、温室効果ガス削減効果が期待できる。中でも、HFO−1123を用いた混合冷媒は、高い性能が期待できる。(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、例えば定置式空調機器において、扁平伝熱管を用いた熱交換器が注目されている。扁平伝熱管は、その断面が例えば長方形状又は長丸形状等の扁平形状をしている。そして、扁平伝熱管の内部には、冷媒が流れる複数の流路が形成されている。扁平伝熱管は、円管状の伝熱管に比べて伝熱経路が増加するので、伝熱特性が改善するという利点がある。また、扁平伝熱管は、その断面形状が扁平であることにより、熱交換器の風路抵抗を低減できるという利点が得られる。このため、扁平伝熱管は、円管状の伝熱管に比べて、空調機器の性能改善効果が大きい。扁平伝熱管を形成する材料は、加工性の観点より、アルミニウム合金が使用されることが多い。また、内部の流路がつぶれてしまう等の理由により、扁平伝熱管を折り曲げることが難しい。このため、扁平伝熱管を用いた熱交換器においては、熱交換器内の流路を曲げる際、扁平伝熱管の端部同士を継手で接続し、該継手部分で流路を曲げる構成が採用されている。
国際公開第2012/157764号
HFO冷媒は、GWPは低いが、大気寿命が短く(HFO−1234yf:11日、HFO−1123:1.6日)分解しやすい。また、HFO冷媒が分解すると、フッ素成分が出てくる。このフッ素成分は、付近にある部品及び冷凍機油の添加剤等と反応し、スラッジ化しやすい。冷媒の分解反応は、一般的に高温となりやすい圧縮機の摺動部にて発生し、ここで発生したスラッジは、冷媒及び冷凍機油と一緒に冷凍サイクル回路を循環する。スラッジは、一般的に高温では冷媒及び冷凍機油中に溶解し、低温となる部位で析出する特性がある。冷凍サイクル回路において、高温から低温に温度変化する部分は、凝縮器の流路において中央付近から後半(サブクールがついている部分)にかけての部分等である。
上述のように、扁平伝熱管は、伝熱性能改善の効果は大きいが、1つ1つの流路が細くなる。このため、HFO冷媒が封入された冷凍サイクル回路に、扁平伝熱管を用いた熱交換器を採用した場合、析出したスラッジによって扁平伝熱管内の流路が詰まってしまうという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、HFO冷媒が封入された冷凍サイクル回路に扁平伝熱管を用いた熱交換器を採用しても、扁平伝熱管内の流路が詰まることを抑制できる冷凍サイクル装置を得ることを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器及び膨張装置を有する冷凍サイクル回路と、前記冷凍サイクル回路に封入された、ハイドロフルオロオレフィン系冷媒と、を備え、前記凝縮器は、第1端部が前記圧縮機に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第1扁平伝熱管で構成された第1流路と、第1端部が前記膨張装置に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第2扁平伝熱管で構成された第2流路と、前記第1扁平伝熱管と前記第2扁平伝熱管とが接続され、前記第1扁平伝熱管と前記第2扁平伝熱管との間の前記ハイドロフルオロオレフィン系冷媒の流れを曲げる継手と、を備え、前記第2流路の長さは前記第1流路の長さ以下であり、前記継手は、該継手の内部に凹部を有するものである。
本発明に係る凝縮器の流路は、第1扁平伝熱管を有する第1流路、継手、及び第2扁平伝熱管を有する第2流路が直列に接続された流路となる。この際、継手は、凝縮器の流路の中央部分、あるいは、凝縮器の流路の後半部分に位置する。このため、本発明においては、析出したスラッジを継手の凹部に貯留することができる。したがって、本発明に係る冷凍サイクル装置は、析出したスラッジによって第1扁平伝熱管及び第2扁平伝熱管の流路が詰まることを抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の冷凍サイクル回路1を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る凝縮器10、ガスヘッダ3及び液ヘッダ4を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の扁平伝熱管12を流路と垂直な断面で切断した断面図である。 本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の継手20の平面図である。 図4のA−A断面図である。 本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の流路11を流れる冷媒の温度変化を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の継手20の別の一例を示す平面図である。 図7のA−A断面図である。 図7のB−B断面図である。 本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の継手20のさらに別の一例を示す平面図である。 図10のA−A断面図である。 図10のB−B断面図である。 本発明の実施の形態1に係る継手20のさらに別の一例を正面側から見た縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る継手20のさらに別の一例を正面側から見た縦断面図である。 本実施の形態1に係る凝縮器10の流路11の別の一例を示す模式図である。 図15に示す流路11を採用した凝縮器10を側面側から見た要部拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る凝縮器10、ガスヘッダ3及び液ヘッダ4を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態3に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る継手20の別の一例を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態5に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態6に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態6に係る継手20の別の一例を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態7に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の冷凍サイクル回路1を示す図である。
冷凍サイクル回路1は、圧縮機2、凝縮器10、膨張装置5及び蒸発器6を有しており、これらが順次冷媒配管で接続されて構成されている。
圧縮機2は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒にするものである。圧縮機2の種類は特に限定されるものではなく、例えば、レシプロ、ロータリー、スクロール又はスクリュー等の各種タイプの圧縮機構を用いて圧縮機2を構成することができる。圧縮機2は、インバーターにより回転数が可変に制御可能なタイプのもので構成するとよい。
凝縮器10は、内部を流れる冷媒と空気等の熱交換対象とを熱交換させるものであり、例えばフィンチューブ型熱交換器である。ここで、本実施の形態1に係る凝縮器10は、並列に配置された複数の流路11を有している。このため、これら流路11における一端つまり圧縮機2側の端部はガスヘッダ3に接続され、該ガスヘッダ3が圧縮機2の吐出側に接続されている。また、これら流路11の他端は液ヘッダ4に接続されており、該液ヘッダ4が膨張装置5に接続されている。つまり、圧縮機2から吐出された高温高圧のガス冷媒は、ガスヘッダ3で凝縮器10の各流路11に分岐される構成となっている。また、各流路11から流出した冷媒は、液ヘッダ4で合流した後、膨張装置5に流入する構成となっている。なお、流路11の一端を、分岐配管等で直接圧縮機2の吐出側に接続してもよい。また、流路11の他端を、分岐配管等で直接膨張装置5に接続してもよい。
なお、凝縮器10の詳細構成については、後述する。
膨張装置5は、例えば膨張弁であり、冷媒を減圧して膨張させるものである。蒸発器6は、内部を流れる冷媒と空気等の熱交換対象とを熱交換させるものであり、例えばフィンチューブ型熱交換器である。
このように構成された冷凍サイクル回路1には、組成中に二重結合を1つ有するハイドロフルオロオレフィン系冷媒(HFO冷媒)が封入されている。HFO冷媒としては、例えば、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf:GWP=4)、1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze:GWP=6)、1,1,2−トリフルオロエチレン(HFO−1123:GWP<1)等がある。ここで、本実施の形態1に係る冷凍サイクル回路1は、HFO冷媒を単体で封入してもよいし、複数のHFO冷媒を混合して封入してもよいし、単体又は混合されたHFO冷媒とジフルオロメタン(R32)等との混合冷媒を封入してもよい。つまり、本実施の形態1に係る冷凍サイクル回路1は、HFO冷媒のうちの少なくとも1つが封入されていればよい。
[凝縮器10の詳細構成]
図2は、本発明の実施の形態1に係る凝縮器10、ガスヘッダ3及び液ヘッダ4を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の扁平伝熱管12を流路13と垂直な断面で切断した断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の継手20の平面図である。図5は、図4のA−A断面図である。
なお、以下の凝縮器10の説明では、継手20よりも上流側の扁平伝熱管12と継手20よりも下流側の扁平伝熱管12とを区別したい場合、継手20よりも上流側の扁平伝熱管12を扁平伝熱管12aと称し、継手20よりも下流側の扁平伝熱管12を扁平伝熱管12bと称する場合もある。つまり、第1端部がガスヘッダ3を介して圧縮機2の吐出側に接続され、第2端部が継手20に接続された扁平伝熱管12を、扁平伝熱管12aと称する場合がある。また、第1端部が液ヘッダ4を介して膨張装置5に接続され、第2端部が継手20に接続された扁平伝熱管12を、扁平伝熱管12bと称する場合がある。
本実施の形態1に係る凝縮器10は、複数の扁平伝熱管12、複数のフィン15、及び、複数の継手20を備えている。図3に示すように、扁平伝熱管12のそれぞれは、その内部が隔壁によって仕切られ、該扁平伝熱管12の長手方向に沿って連通する複数の流路13が形成されている。
扁平伝熱管12の一部である扁平伝熱管12aは、規定間隔を空けて上下方向に並設されている。これら扁平伝熱管12aの第1端部は、ガスヘッダ3に接続されている。また、これら扁平伝熱管12aには、規定間隔を空けて扁平伝熱管12aの長手方向に沿って並設された複数のフィン15が取り付けられている。
扁平伝熱管12の残りの一部である扁平伝熱管12bは、規定間隔を空けて上下方向に並設されている。この並設された扁平伝熱管12bの集まりは、並設された上記の扁平伝熱管12aの集まりに対して、横方向に並設されている。また、これら扁平伝熱管12bの第1端部は、液ヘッダ4に接続されている。また、これら扁平伝熱管12bには、規定間隔を空けて扁平伝熱管12bの長手方向に沿って並設された複数のフィン15が取り付けられている。
上述のように配置された扁平伝熱管12は、扁平伝熱管12aの横に扁平伝熱管12bが配置されることとなる。この横方向に並設された扁平伝熱管12aの第2端部と扁平伝熱管12bの第2端部とは、継手20で接続されている。つまり、凝縮器10の流路11は、扁平伝熱管12a、継手20及び扁平伝熱管12bが接続されて構成されている。また、この流路11は、継手20によって冷媒の流れが180°曲がる構成となっている。そして、このように構成された流路11は、上下方向に規定間隔を空けて並設される構成となっている。なお、扁平伝熱管12a及び扁平伝熱管12bは同じ長さのため、継手20は、凝縮器10の流路11において、中央に位置することとなる。
ここで、扁平伝熱管12aが、本発明の第1扁平伝熱管及び第1流路に相当する。扁平伝熱管12bが、本発明の第2扁平伝熱管及び第2流路に相当する。
図4及び図5に示すように、扁平伝熱管12aと扁平伝熱管12bとを接続する継手20は、平面視略U字形状のU字状配管である。この継手20の中央部分は、円管状に形成された円管部21となっている。また、継手20の両端部は、扁平伝熱管12の断面と略同形状の扁平状に形成された扁平形状部22となっている。この扁平形状部22に扁平伝熱管12の端部を例えば挿入し、ろう付け等を行うことで、継手20と扁平伝熱管12とが接続されている。また、円管部21と扁平形状部22との間には、円形状から扁平形状に断面形状が徐々に変形している変形部23が形成されている。さらに、継手20の例えば円管部21の内部には、周囲に対して凹んだ凹部24が形成されている。この凹部24は、円管部21の全周に形成されている。
[動作説明]
続いて、このように形成された冷凍サイクル装置100の動作について説明する。
圧縮機2に吸入されたガス冷媒は、圧縮機2で圧縮され、高温のガス冷媒となる。ここで、HFO冷媒は、GWPは低いが、大気寿命が短く(HFO−1234yf:11日、HFO−1123:1.6日)分解しやすい。また、HFO冷媒の分解反応は、一般的に高温となりやすい圧縮機の摺動部にて発生する。そして、HFO冷媒の分解により発生したフッ素成分は、付近にある部品及び冷凍機油の添加剤等と反応し、スラッジとなる。このスラッジは、高温では冷媒及び冷凍機油中に溶解する。このため、圧縮機2から吐出された高温高圧のガス冷媒は、スラッジが溶解した状態で凝縮器10に流入することとなる。
圧縮機2から吐出された高温のガス冷媒は、ガスヘッダ3を通って、凝縮器10の各流路11に流入する。そして、各流路11に流入したガス冷媒は、凝縮器10に供給される空気等の熱交換対象によって冷却されて凝縮していく。詳しくは、凝縮器10の各流路11に流入したガス冷媒は、以下のような温度変化を示す。
図6は、本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の流路11を流れる冷媒の温度変化を示す図である。なお、図6の横軸に示す冷媒入口は、扁平伝熱管12aにおけるガスヘッダ3側の端部を示す。図6に示す冷媒出口は、扁平伝熱管12bにおける液ヘッダ4側の端部を示す。また、図6に示すL/2は、流路11の中間位置、つまり、継手20の位置を示している。
凝縮器10の流路11に流入した直後の冷媒は、ガス状のため、空気等の熱交換対象に冷却されるにしたがい、温度が低下していく(図6の状態S1)。そして、冷媒が気液二相状態になると、等温で凝縮していく(図6の状態S2)。凝縮が進み、冷媒が液状になると、空気等の熱交換対象に冷却されるにしたがい、温度が再び低下していく(図6の状態S3)。以下、液状の冷媒が流路11内で温度低下していく状態を過冷却状態と称する。
上述のように、スラッジは、高温では冷媒及び冷凍機油中に溶解する。そして、スラッジは、冷媒及び冷凍機油が冷やされていくうちに、これらの中に溶け込めなくなり、析出する。つまり、凝縮器10の流路11内において冷媒が過冷却状態になっているとき、スラッジが析出しやすい。図6に示すように、流路11内において冷媒が過冷却状態になるのは、冷媒の流れ方向で見た場合、流路11の中央部から若干上流側(中央付近)である。このため、凝縮器10の流路11では、流路11の中央部から若干上流側、つまり、継手20よりも若干上流側から下流側にかけてスラッジが発生しやすい。このため、析出したスラッジが、継手20よりも下流側に位置する扁平伝熱管12bの各流路13に詰まることが懸念される。また、凝縮器10を流出した冷媒が再びスラッジと共に凝縮器10に戻ってきて、扁平伝熱管12aの各流路13に詰まることも懸念される。
しかしながら、本実施の形態1に係る凝縮器10においては、スラッジが析出されやすい位置に継手20が配置されており、該継手20には凹部24が形成されている。このため、凝縮器10の流路11において、継手20よりも上流側で析出したスラッジは、冷媒中を沈殿していき、継手20の凹部24の下部に貯留され、冷凍サイクル回路1内を循環する冷媒及び冷凍機油中から除去される。また、継手20内を流れる冷媒の流速によっては、析出したスラッジは、継手20内を流れる冷媒が曲がる際に遠心力によって外方へ流れ、凹部24において冷媒が曲がる際の外方側となる箇所に貯留される。また、継手20よりも下流側で析出したスラッジに関しても、冷凍サイクル回路1を循環し、凝縮器10の流路11に戻ってきた際、継手20の凹部24に貯留され、冷凍サイクル回路1内を循環する冷媒及び冷凍機油中から除去される。このため、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100は、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。
凝縮器10の各流路11から流出した液状の冷媒は、液ヘッダ4で合流した後、膨張装置5に流入して膨張する。冷媒は、膨張する際、温度がさらに低下し、気液二相状態となる。膨張装置5から流出した気液二相状態の冷媒は、蒸発器6に流入する。蒸発器6に流入した気液二相状態の冷媒は、該蒸発器6に供給される空気等の熱交換対象によって加熱されて蒸発する。そして、蒸発器6から流出した冷媒は、再び圧縮機2に吸入される。
以上、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100においては、析出したスラッジを凹部24に貯留することができるので、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。
ここで、冷凍サイクル回路1のある一箇所にフィルタを設け、該フィルタで析出したスラッジを捕捉することも考えられる。しかしながら、この方法は、冷媒の流れが一箇所に集中する場所にフィルタを設置する必要がある。このため、フィルタが詰まるまでの寿命、つまり冷凍サイクル装置の寿命が短い。一方、本実施の形態1のように継手20に凹部24を設けることにより、凝縮器10の流路11毎に析出したスラッジを貯留することができる。このため、本実施の形態1のように冷凍サイクル装置100を構成することにより、冷凍サイクル装置100を長寿命化できるという効果も得られる。
なお、本実施の形態1では、図4及び図5に示すように、継手20の円管部21の両端部に、凹部24を形成した。しかしながら、円管部21の一方の端部に凹部24が形成されていれば、該凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。また、継手20における凹部24の形成箇所も、円管部21に限定されるものではなく、扁平形状部22又は変形部23に凹部24を形成してもよい。このように継手20を構成しても、凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。
また、本実施の形態1では、縦断面において、継手20の全周に凹部24を配置した。しかしながら、凹部24が継手20の全周に設けられる必要は必ずしもなく、例えば継手20の内部の一部を凹ませ、凹部24としてもよい。ここで、析出したスラッジの大部分は、冷媒中を沈殿していき、凹部24の下部に貯留される。このため、継手20の内部の一部を凹ませて凹部24を形成する場合、例えば以下のように継手20を形成してもよい。
図7は、本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の継手20の別の一例を示す平面図である。図8は、図7のA−A断面図である。また、図9は、図7のB−B断面図である。
図7〜図9に示す継手20は、例えば、扁平形状部22の内部に、周囲に対して下方に凹んだ凹部24が形成されている。このように継手20を構成しても、凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。
ここで、図7〜図9に示すように継手20の内部の一部を凹ませて凹部24を形成した場合、継手20を上下逆に取り付けた際、及び、凝縮器10を上下逆に設置した際に、凹部24が周囲に対して上方に凹んだものとなるため、凹部24でスラッジを捕捉できないと懸念されるかもしれない。この様な懸念がある場合には、例えば以下のように継手20を形成してもよい。
図10は、本発明の実施の形態1に係る凝縮器10の継手20のさらに別の一例を示す平面図である。図11は、図10のA−A断面図である。また、図12は、図10のB−B断面図である。
図10〜図12に示す継手20は、例えば、扁平形状部22の内部に、周囲に対して下方に凹んだ凹部24と、周囲に対して上方に凹んだ凹部24とを備えている。このように継手20を構成することにより、継手20を上下逆に取り付けた際、及び、凝縮器10を上下逆に設置した際、継手20は必ず周囲に対して下方に凹んだ凹部24を有することとなる。このため、継手20を上下逆に取り付けた際、及び、凝縮器10を上下逆に設置した際でも、凹部24にスラッジを貯留することができる。
また、本実施の形態1では、凝縮器10において、継手20で接続される2本の扁平伝熱管12を横方向に並んで配置し、横方向に冷媒の流れが曲がる流路11を形成した。これに限らず、凝縮器10において、継手20で接続される2本の扁平伝熱管12を縦方向に並んで配置し、縦方向に冷媒の流れが曲がる流路11を形成してもよい。この場合、継手20は、例えば図13のように構成される。
図13は、本発明の実施の形態1に係る継手20のさらに別の一例を正面側から見た縦断面図である。
図13に示す継手20は、縦方向に並んで配置された扁平伝熱管12を接続している。そして、継手20の下側部分となる例えば扁平形状部22の内部には、周囲よりも下方に凹んだ凹部24が形成されている。このような継手20を用いて凝縮器10の各流路11を形成しても、凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。なお、縦方向に並んで配置された扁平伝熱管12は、どちら側が上流側の扁平伝熱管12aになってもよい。
ここで、図13に示すように継手20を構成した場合においても、継手20を上下逆に取り付けた際、及び、凝縮器10を上下逆に設置した際に、凹部24が周囲に対して上方に凹んだものとなるため、凹部24でスラッジを捕捉できないと懸念されるかもしれない。この様な懸念がある場合には、例えば以下のように継手20を形成してもよい。
図14は、本発明の実施の形態1に係る継手20のさらに別の一例を正面側から見た縦断面図である。
図14に示す継手20は、下側部分となる例えば扁平形状部22の内部に、周囲よりも下方に凹んだ凹部24が形成されている。さらに、図14に示す継手20は、上側部分となる例えば扁平形状部22の内部に、周囲よりも上方に凹んだ凹部24が形成されている。このように継手20を構成することにより、継手20を上下逆に取り付けた際、及び、凝縮器10を上下逆に設置した際、継手20は必ず周囲に対して下方に凹んだ凹部24を有することとなる。このため、継手20を上下逆に取り付けた際、及び、凝縮器10を上下逆に設置した際でも、凹部24にスラッジを貯留することができる。
なお、縦方向に並んだ扁平伝熱管12を継手20で接続する際、図4及び図5で示したように、継手20の周囲全周にわたって凹部24を形成しても勿論よい。
また、本実施の形態1に係る凝縮器10の流路11は、冷媒の流れが1回のみ曲がる構成になっていた。これに限らず冷媒の流れが複数回曲がるように、流路11を構成してもよい。
図15は、本実施の形態1に係る凝縮器10の流路11の別の一例を示す模式図である。また、図16は、図15に示す流路11を採用した凝縮器10を側面側から見た要部拡大図である。なお、図15及び図16に示す白塗りの矢印は、冷媒の流れ方向を示している。また、図16では、2つの流路11を示している。
図15及び図16に示す凝縮器10の流路11は、4つの扁平伝熱管12を3つの継手20によって直列に接続することにより形成されている。なお、説明の便宜上、4つの扁平伝熱管12を、冷媒の流れ方向に沿って、つまりガスヘッダ3から液ヘッダ4の方向に、扁平伝熱管12−1,12−2,12−3,12−4と示すこととする。また、3つの継手20を、冷媒の流れ方向に沿って、つまりガスヘッダ3から液ヘッダ4の方向に、継手20−1,20−2,20−3を示すこととする。
上述のように、流路11の中央部付近から下流側において、スラッジが析出しやすい。このため、例えば、図16に示すように、流路11の中央部に配置された継手20−2に凹部24を配置すれば、該凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。この場合、扁平伝熱管12−1、継手20−1及び扁平伝熱管12−2が、本発明の第1流路に相当する。継手20−2に接続された扁平伝熱管12−2が、本発明の第1扁平伝熱管に相当する。また、扁平伝熱管12−3、継手20−3及び扁平伝熱管12−4が、本発明の第2流路に相当する。また、継手20−2に接続された扁平伝熱管12−3が、本発明の第2扁平伝熱管に相当する。
また例えば、図15及び図16で示した流路11においては、冷媒の流れ方向において流路11の長さの3/4の位置に配置された継手20−3を例えば図13で示した構成のものとし、該継手20−3に凹部24を形成してもよい。該凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。この場合、扁平伝熱管12−1、継手20−1、扁平伝熱管12−2、継手20−2及び扁平伝熱管12−3が、本発明の第1流路に相当する。継手20−3に接続された扁平伝熱管12−3が、本発明の第1扁平伝熱管に相当する。また、扁平伝熱管12−4が、本発明の第2流路及び第2扁平伝熱管に相当する。つまり、第2流路の長さが第1流路の長さ以下になる箇所の継手20に、凹部24を形成すればよい。
実施の形態2.
実施の形態1のように各継手20を別々に形成した場合、継手20の数によっては、各継手20と扁平伝熱管12のろう付けに時間がかかる等、凝縮器10の組立工数が増大してしまう場合がある。このような場合、複数の継手20を1つの継手ユニットとして構成してもよい。以下の各実施の形態において、継手ユニットとして構成できる継手20を紹介する。なお、以下の各実施の形態で紹介する継手20を、ユニットとしてではなく個別に製作しても勿論よい。また、以下の各実施の形態において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図17は、本発明の実施の形態2に係る凝縮器10、ガスヘッダ3及び液ヘッダ4を示す斜視図である。
本実施の形態2に係る凝縮器10は、内部が空洞となった例えば直方体の継手ユニット40を備えている。この継手ユニット40の内部は、仕切壁41によって複数の空間に区切られている。つまり、継手ユニット40は、扁平伝熱管12の接続される部屋を有する継手20が上下方向に複数連なった構成となっている。本実施の形態2では、各継手20は、以下のような構成となっている。
図18は、本発明の実施の形態2に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。なお、図18(A)は、継手20部分を図17のC方向から見た断面図、つまり平面断面図となっている。また、図18(B)は、継手20部分を図17のD方向から見た断面図、つまり側面縦断面図となっている。
図18に示すように、本実施の形態2に係る継手20は、内部が空洞になった例えば直方体に形成されている。そして、同じ流路11を構成する扁平伝熱管12a,12bが、継手20の側面27を貫通して、換言すると継手20の内部空間に連通するように継手20に取り付けられている。つまり、継手20の内部空間及びその周壁は、同じ流路11を構成する扁平伝熱管12a,12bが接続された部屋30となっている。本実施の形態2では、同じ流路11を構成する扁平伝熱管12a,12bは、横方向に並んで配置され、側面27に接続されている。このように構成された継手20においては、扁平伝熱管12a,12bよりも下方の部分、つまり図18の網掛け部分が凹部24となる。
続いて、本実施の形態2に係る継手20内の冷媒の流れについて説明する。
扁平伝熱管12aから継手20の部屋30に流入した冷媒は、部屋30で一旦滞留した後、扁平伝熱管12bに流入する。この部屋30に冷媒が滞留している間に、析出したスラッジが凹部24に貯留される。
以上、本実施の形態2で示した継手20を用いても、凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。
実施の形態3.
図19は、本発明の実施の形態3に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。なお、図19(A)は、本発明の実施の形態3に係る凝縮器10を図17のC方向から見た際の継手20の断面図、つまり平面断面図となっている。また、図19(B)は、本発明の実施の形態3に係る凝縮器10を図17のD方向から見た際の継手20の断面図、つまり側面縦断面図となっている。
本実施の形態3に係る継手20の基本的な構成は、実施の形態2で示した継手20と同様である。本実施の形態3に係る継手20が実施の形態2で示した継手20と異なる点は、部屋30の下面26の形状である。詳しくは、本実施の形態3に係る継手20は、部屋30の下面26における扁平伝熱管12aと対向する範囲に、部屋30の下面26における扁平伝熱管12bと対向する範囲よりも下方に凹んだ第2凹部24aを有している。
本実施の形態3のように継手20を構成しても、凹部24及び第2凹部24aにスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。さらに、本実施の形態3のように継手20を構成することにより、以下のような効果を得ることもできる。すなわち、継手20の部屋30内を流れる冷媒は、扁平伝熱管12aから流出して、扁平伝熱管12bへ流入することとなる。つまり、部屋30内の冷媒の流れ方向は、横方向となる。このため、部屋30の下面26における扁平伝熱管12bと対向する範囲よりも下方に凹んだ第2凹部24aにおいては、該第2凹部24aに溜まったスラッジが巻き上げられ、下流側に流れてしまうことを防止できる。したがって、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。
実施の形態4.
図20は、本発明の実施の形態4に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。なお、図20(A)は、本発明の実施の形態4に係る凝縮器10を図17のC方向から見た際の継手20の断面図、つまり平面断面図となっている。また、図20(B)は、本発明の実施の形態4に係る凝縮器10を図17のD方向から見た際の継手20の断面図、つまり側面縦断面図となっている。
本実施の形態4に係る継手20の基本的な構成は、実施の形態2で示した継手20と同様である。本実施の形態4に係る継手20が実施の形態2で示した継手20と異なる点は、部屋30が仕切壁29で仕切られている点である。例えば継手20の耐圧を向上させたい場合等に、仕切壁29は設けられる。詳しくは、仕切壁29は、継手20の部屋30を、扁平伝熱管12aが接続された部屋31と扁平伝熱管12bが接続され部屋32とに仕切る。また、仕切壁29には、該仕切壁29を貫通する流路29aが設けられている。このように構成された継手20においては、部屋31及び部屋32内における流路29aよりも下方の部分、つまり図20の網掛け部分が凹部24となる。
ここで、部屋31が、本発明の第1部屋に相当する。部屋32が、本発明の第2部屋に相当する。また、流路29aが、本発明の第3流路に相当する。
本実施の形態4のように継手20を構成しても、凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。さらに、本実施の形態4のように継手20を構成することにより、以下のような効果を得ることもできる。すなわち、部屋31から部屋32へ流れる冷媒は流路29aを通るため、該流路29aよりも下方に形成された凹部24に冷媒が滞留しやすくなる。このため、凹部24に溜まったスラッジが巻き上げられることを防止でき、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。
なお、本実施の形態4のように継手20を構成する場合、流路29aを以下のような位置に配置してもよい。
図21は、本発明の実施の形態4に係る継手20の別の一例を示す要部拡大図である。
図21に示す継手20の流路29aは、扁平伝熱管12aよりも高い位置に配置されている。このように継手20を構成することにより、流路29aと扁平伝熱管12aの高さが異なるため、扁平伝熱管12aから部屋31に流入した冷媒は、流路29aに直接流れ込むことができなくなる。このため、扁平伝熱管12aから部屋31に流入した冷媒は、一旦部屋31で滞留した後に部屋32に流入することとなり、スラッジが部屋32に流入しづらくなる。したがって、部屋32に貯留されているスラッジが扁平伝熱管12bに流れ込むことを抑制できるので、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。
ここで、当業者は、通常、冷凍サイクル回路内を循環する冷媒量をなるべく多くするため、冷凍サイクル回路内に極力冷媒溜まりが発生しないことを考える。このため、スラッジが少ない冷媒を用いた冷凍サイクル回路の凝縮器を製作する際、当業者が偶然に本実施の形態4のような継手20に想到したとしても、流路29aを扁平伝熱管12aよりも高い位置に配置する構成には想到できないことを付言しておく。
実施の形態5.
図22は、本発明の実施の形態5に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。この図22は、本発明の実施の形態5に係る凝縮器10を図17のC方向から見た際の継手20の断面図、つまり平面断面図となっている。
本実施の形態5に係る継手20の基本的な構成は、実施の形態2〜実施の形態4のいずれかで示した継手20と同様である。本実施の形態5に係る継手20が実施の形態2〜実施の形態4のいずれかで示した継手20と異なる点は、継手20内における扁平伝熱管12aの端部の位置である。なお、図22は、実施の形態4で示した継手20を例に、本実施の形態5に係る継手20を示している。
詳しくは、本実施の形態5に係る継手20においては、少なくとも扁平伝熱管12aの端部が、継手20の部屋30内に突出している。そして、扁平伝熱管12aにおける部屋30に接続された側の端部と、該端部と対向する部屋30の側面28との間の距離L1は、扁平伝熱管12bにおける部屋30に接続された側の端部と、該端部と対向する部屋30の側面28との間の距離L2よりも短い構成となっている。
扁平伝熱管12aの端部を部屋30の側面28の近くに配置することにより、冷媒と共に扁平伝熱管12aから部屋30に流入してきたスラッジは、側面28に衝突することとなる。側面28に衝突したスラッジは、そのまま凹部24に落下し、凹部24に貯留される。このため、本実施の形態5のように継手20を構成することにより、より多くのスラッジを捕捉することができるので、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。
なお、本実施の形態5に係る継手20を用いる際、冷凍サイクル回路1に、エポキシ化合物が添加された冷凍機油を封入しておくことが好ましい。エポキシ化合物は、接着性に優れ、接着剤の材料としても用いられるものである。このため、エポキシ化合物が添加された冷凍機油を冷凍サイクル回路1に封入することにより、エポキシ化合物と反応して生成されたスラッジは、部屋30の側面28に衝突した際、側面28に張り付くこととなる。このため、部屋30内で一旦捕捉したスラッジが下流側に流れ出すことを抑制できるため、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。
また、本実施の形態5で示した継手20を基本構成として、扁平伝熱管12aの端部を継手20の部屋30内に突出させる場合、扁平伝熱管12aに対する流路29aの位置を、図22の位置にすることが好ましい。すなわち、流路29aは、扁平伝熱管12aにおける部屋31に突出した側の端部よりも、部屋30における扁平伝熱管12aが接続された側面27に近い方が好ましい。このように継手20を構成することにより、扁平伝熱管12aから部屋31に流入した冷媒は、流路29aに直接流れ込むことができなくなる。このため、扁平伝熱管12aから部屋31に流入した冷媒は、一旦部屋31で滞留した後に部屋32に流入することとなり、スラッジが部屋32に流入しづらくなる。したがって、部屋32に貯留されているスラッジが扁平伝熱管12bに流れ込むことを抑制できるので、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。この効果は、扁平伝熱管12aの端部が継手20の部屋30内に突出していれば、L1=L2の場合でも得られるものである。
実施の形態6.
図23は、本発明の実施の形態6に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。なお、図23(A)は、本発明の実施の形態6に係る凝縮器10を図17のD方向から見た際の継手20の断面図、つまり側面縦断面図となっている。また、図23(B)は、本発明の実施の形態6に係る凝縮器10を図17のE方向から見た際の継手20の断面図、つまり背面縦断面図となっている。
実施の形態1の図13等で説明したように、同一の流路11を形成する扁平伝熱管12が縦方向に配置され、継手20において冷媒の流れを縦方向に曲げる場合もある。このような流路11を有する凝縮器10において、継手20を1つの継手ユニットとして構成する場合、本実施の形態6のように継手20を構成すればよい。
図23に示すように、本実施の形態6に係る継手20は、内部が空洞になった例えば直方体に形成されている。そして、同じ流路11を構成する扁平伝熱管12a,12bが、継手20の側面27を貫通して、換言すると継手20の内部空間に連通するように継手20に取り付けられている。つまり、継手20の内部空間及びその周壁は、同じ流路11を構成する扁平伝熱管12a,12bが接続された部屋30となっている。本実施の形態6では、同じ流路11を構成する扁平伝熱管12a,12bは、縦方向に並んで配置されて側面27に接続されている。なお、図23では、扁平伝熱管12aが扁平伝熱管12bの上方に配置する場合を示している。
このように構成された継手20においては、扁平伝熱管12bよりも下方の部分、つまり図23の網掛け部分が凹部24となる。
このように継手20を構成することにより、冷媒と共に扁平伝熱管12aから継手20の部屋30に流入してきたスラッジは、凹部24で貯留されることとなる。このため、凹部24にスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることを抑制できる。
なお、本実施の形態6のように継手20を構成する際、扁平伝熱管12a,12bの上下方向の位置を以下のようにするのが好ましい。
図24は、本発明の実施の形態6に係る継手20の別の一例を示す要部拡大図である。
図24に示す継手20においては、扁平伝熱管12bの下面と部屋30の下面26との間の距離L3は、扁平伝熱管12aの上面と部屋30の上面25との間の距離L4よりも長い構成となっている。このように構成することにより、凹部24をより大きく形成することができ、つまり凹部24により多くのスラッジを貯留することができ、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをより抑制できる。
ここで、上述のように、当業者は、通常、冷凍サイクル回路内を循環する冷媒量をなるべく多くするため、冷凍サイクル回路内に極力冷媒溜まりが発生しないことを考える。このため、スラッジが少ない冷媒を用いた冷凍サイクル回路の凝縮器を製作する際、当業者が偶然に本実施の形態6のような継手20に想到したとしても、下側に配置された扁平伝熱管12bを部屋30の下面26近傍に配置するはずである。あるいは、継手20の取り付け間違いの防止を考慮したとしても、継手20を反転しても取り付けられるように、上記L3と上記L4を同じにするはずである。つまり、当業者は、上記L3を上記L4よりも長くするという構成には想到できないことを付言しておく。
実施の形態7.
図25は、本発明の実施の形態7に係る凝縮器10の継手20部分を示す要部拡大図である。なお、図25(A)は、本発明の実施の形態7に係る凝縮器10を図17のD方向から見た際の継手20の断面図、つまり側面縦断面図となっている。また、図25(B)は、本発明の実施の形態7に係る凝縮器10を図17のE方向から見た際の継手20の断面図、つまり背面縦断面図となっている。
本実施の形態7に係る継手20の基本的な構成は、実施の形態6で示した継手20と同様である。本実施の形態7に係る継手20が実施の形態6で示した継手20と異なる点は、継手20内における扁平伝熱管12aの端部の位置である。
詳しくは、本実施の形態7に係る継手20においては、少なくとも扁平伝熱管12aの端部が、継手20の部屋30内に突出している。そして、扁平伝熱管12aにおける部屋30に接続された側の端部と、該端部と対向する部屋30の側面28との間の距離L1は、扁平伝熱管12bにおける部屋30に接続された側の端部と、該端部と対向する部屋30の側面28との間の距離L2よりも短い構成となっている。
扁平伝熱管12aの端部を部屋30の側面28の近くに配置することにより、冷媒と共に扁平伝熱管12aから部屋30に流入してきたスラッジは、側面28に衝突することとなる。側面28に衝突したスラッジは、そのまま凹部24に落下し、凹部24に貯留される。このため、本実施の形態7のように継手20を構成することにより、より多くのスラッジを捕捉することができるので、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。
なお、本実施の形態7に係る継手20を用いる際、冷凍サイクル回路1に、エポキシ化合物が添加された冷凍機油を封入しておくことが好ましい。エポキシ化合物は、接着性に優れ、接着剤の材料としても用いられるものである。このため、エポキシ化合物が添加された冷凍機油を冷凍サイクル回路1に封入することにより、エポキシ化合物と反応して生成されたスラッジは、部屋30の側面28に衝突した際、側面28に張り付くこととなる。このため、部屋30内で一旦捕捉したスラッジが下流側に流れ出すことを抑制できるため、凝縮器10の扁平伝熱管12の各流路13がスラッジで詰まることをさらに抑制できる。
1 冷凍サイクル回路、2 圧縮機、3 ガスヘッダ、4 液ヘッダ、5 膨張装置、6 蒸発器、10 凝縮器、11 流路、12(12a,12b) 扁平伝熱管、13 流路、15 フィン、20 継手、21 円管部、22 扁平形状部、23 変形部、24 凹部、24a 第2凹部、25 上面、26 下面、27 側面、28 側面、29 仕切壁、29a 流路、30 部屋、31 部屋、32 部屋、40 継手ユニット、41 仕切壁、100 冷凍サイクル装置。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器及び膨張装置を有する冷凍サイクル回路と、前記冷凍サイクル回路に封入された、ハイドロフルオロオレフィン系冷媒と、を備え、前記凝縮器は、第1端部が前記圧縮機に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第1扁平伝熱管で構成された第1流路と、第1端部が前記膨張装置に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第2扁平伝熱管で構成された第2流路と、前記第1扁平伝熱管と前記第2扁平伝熱管とが接続され、前記第1扁平伝熱管と前記第2扁平伝熱管との間の前記ハイドロフルオロオレフィン系冷媒の流れを曲げる継手と、を備え、前記第2流路の長さは前記第1流路の長さ以下であり、前記継手は、該継手の内部に凹部を有し、側面に前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管が接続された部屋を有し、前記部屋における前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管よりも下方の部分が、前記凹部を構成するものである。

Claims (13)

  1. 圧縮機、凝縮器及び膨張装置を有する冷凍サイクル回路と、
    前記冷凍サイクル回路に封入された、ハイドロフルオロオレフィン系冷媒と、
    を備え、
    前記凝縮器は、
    第1端部が前記圧縮機に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第1扁平伝熱管で構成された第1流路と、
    第1端部が前記膨張装置に接続され、第2端部が内部に複数の流路を有する第2扁平伝熱管で構成された第2流路と、
    前記第1扁平伝熱管と前記第2扁平伝熱管とが接続され、前記第1扁平伝熱管と前記第2扁平伝熱管との間の前記ハイドロフルオロオレフィン系冷媒の流れを曲げる継手と、
    を備え、
    前記第2流路の長さは前記第1流路の長さ以下であり、
    前記継手は、該継手の内部に凹部を有する冷凍サイクル装置。
  2. 前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管は、横方向に並んで配置されており、
    前記継手は、側面に前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管が接続された部屋を有し、
    前記部屋における前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管よりも下方の部分が、前記凹部を構成する請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記部屋の下面における前記第1扁平伝熱管と対向する範囲に、前記部屋の下面における前記第2扁平伝熱管と対向する範囲よりも下方に凹んだ第2凹部を有する請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管は、横方向に並んで配置されており、
    前記継手は、
    側面に前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管が接続された部屋と、
    前記部屋を、前記第1扁平伝熱管が接続された第1部屋と前記第2扁平伝熱管が接続され第2部屋とに仕切る仕切壁と、
    前記仕切壁を貫通する第3流路と、
    を備え、
    前記部屋における前記第3流路よりも下方の部分が、前記凹部を構成する請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記第3流路は、前記第1扁平伝熱管よりも高い位置に配置されている請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記第1扁平伝熱管の端部は、前記部屋の内部に突出しており、
    前記第3流路は、前記第1扁平伝熱管における前記部屋に突出した側の端部よりも、前記部屋における前記第1扁平伝熱管が接続された側面に近い請求項4又は請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管は、縦方向に並んで配置されており、
    前記継手は、側面に前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管が接続された部屋を有し、
    前記部屋において、前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管のうちで下側に配置された扁平伝熱管よりも下方の部分が、前記凹部を構成する請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管のうちで下側に配置された扁平伝熱管の下面と前記部屋の下面との間の距離は、前記第1扁平伝熱管及び前記第2扁平伝熱管のうちで上側に配置された扁平伝熱管の上面と前記部屋の上面との間の距離よりも長い請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記第1扁平伝熱管における前記部屋に接続された側の端部と、該端部と対向する前記部屋の側面との間の距離は、
    前記第2扁平伝熱管における前記部屋に接続された側の端部と、該端部と対向する前記部屋の側面との間の距離よりも短い請求項2〜請求項8のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記冷凍サイクル回路に、エポキシ化合物が添加された冷凍機油が封入されている請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記継手は、U字状配管である請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記凹部は、下方に凹んでいる請求項11に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 前記ハイドロフルオロオレフィン系冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、1,3,3,3−テトラフルオロプロペン、及び1,1,2−トリフルオロエチレンであり、
    前記2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、前記1,3,3,3−テトラフルオロプロペン、及び前記1,1,2−トリフルオロエチレンのうちの少なくとも1つが前記冷凍サイクル回路に封入されている請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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