JP2016148483A - 冷凍装置 - Google Patents

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正憲 神藤
Masanori Shindo
正憲 神藤
菊池 芳正
Yoshimasa Kikuchi
芳正 菊池
好男 織谷
Yoshio Oritani
好男 織谷
潤一 濱舘
Junichi Hamadate
潤一 濱舘
智彦 坂巻
Tomohiko Sakamaki
智彦 坂巻
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Abstract

【課題】上下方向に複数段配列されており水平方向に沿って延びる複数の伝熱管と、上下方向に延びており複数の伝熱管の水平方向の端部が接続されるヘッダ集合管と、を有する熱交換器を備えており、熱交換器にガス冷媒を流すことによって熱交換器の除霜を行う冷凍装置において、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部にガス冷媒を十分に供給できるようにする。【解決手段】熱交換器(23)では、ガス冷媒管(33)に対向する中段メイン熱交換部(61B)又は中段メイン熱交換部(61B)よりも下方のメイン熱交換部(61C)が、最下段サブ熱交換部(62C)の他端に連通している。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍装置、特に、上下方向に複数段配列されており水平方向に沿って延びる複数の伝熱管と、上下方向に延びており複数の伝熱管の水平方向の端部が接続されるヘッダ集合管と、を有する熱交換器を備えており、熱交換器にガス冷媒を流すことによって熱交換器の除霜を行う冷凍装置に関する。
従来より、特許文献1(特開2013−130345号公報)に示すように、複数の伝熱管とヘッダ集合管とを有する室外熱交換器(熱交換器)を備えており、熱交換器にガス冷媒を流すことによって熱交換器の除霜を行う空気調和装置(冷凍装置)がある。ここで、複数の伝熱管は、上下方向に複数段配列されており、水平方向に沿って延びている。ヘッダ集合管は、上下方向に延びており、複数の伝熱管の水平方向の端部が接続されている。
上記特許文献1の冷凍装置を構成する熱交換器においては、複数の伝熱管が、上下方向に並ぶ3つのメイン熱交換部と、メイン熱交換部の下方において上下方向に並ぶ3つのサブ熱交換部と、を構成している。また、ヘッダ集合管には、3つのメイン熱交換部の一端に連通する出入り空間が形成されている。さらに、ヘッダ集合管の出入り空間が、3つのメイン熱交換部の一端のすべてに共通して連通しており、その上下方向の中央部分には、ヘッダ集合管との間でガス冷媒のやりとりを行うガス冷媒管が接続されている。
しかし、このような熱交換器の構造では、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部へのガス冷媒の供給が不十分になりやすい傾向があり、これにより、最下段のサブ熱交換部の除霜が不十分になったり、除霜時間が長くなることがある。
本発明の課題は、上下方向に複数段配列されており水平方向に沿って延びる複数の伝熱管と、上下方向に延びており複数の伝熱管の水平方向の端部が接続されるヘッダ集合管と、を有する熱交換器を備えており、熱交換器にガス冷媒を流すことによって熱交換器の除霜を行う冷凍装置において、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部にガス冷媒を十分に供給できるようにすることにある。
第1の観点にかかる冷凍装置は、上下方向に複数段配列されており水平方向に沿って延びる複数の伝熱管と、上下方向に延びており複数の伝熱管の水平方向の端部が接続されるヘッダ集合管と、を有する熱交換器を備えており、熱交換器にガス冷媒を流すことによって熱交換器の除霜を行うようになっている。複数の伝熱管は、上下方向に並ぶ3以上のメイン熱交換部と、メイン熱交換部の下方において上下方向に並ぶ3以上のサブ熱交換部と、を構成している。ヘッダ集合管には、3以上のメイン熱交換部の一端に連通する出入り空間が形成されている。出入り空間は、3以上のメイン熱交換部の一端のすべてに共通して連通しており、その上下方向の中央部分には、ヘッダ集合管との間でガス冷媒のやりとりを行うガス冷媒管が接続されている。そして、ここでは、ガス冷媒管に対向するメイン熱交換部である中段メイン熱交換部又は中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部の他端が、最も下方のサブ熱交換部である最下段サブ熱交換部の他端に連通している。
ここでは、上記のように、ガス冷媒管がヘッダ集合管の出入り空間の上下方向の中央部分に接続された構造を有する熱交換器が採用されている。このため、熱交換器の除霜時において、中段メイン熱交換部及び中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部を流れる冷媒の流量が、中段メイン熱交換部よりも上方のメイン熱交換部に比べて大きくなる傾向にある。このとき、特許文献1の熱交換器のように、中段メイン熱交換部よりも上方のメイン熱交換部の他端を最下段のサブ熱交換部に連通させるようにすると、最下段のサブ熱交換部にガス冷媒を十分に供給することができず、最下段のサブ熱交換部の除霜が不十分になったり、除霜時間が長くなってしまうおそれがある。
そこで、ここでは、このような3以上のメイン熱交換部を流れる冷媒の流量の傾向を利用して、上記のように、中段メイン熱交換部又は中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部を最下段サブ熱交換部に連通させることで、熱交換器の除霜時に最下段サブ熱交換部にガス冷媒を積極的に流すようにしている。
これにより、ここでは、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部にガス冷媒を十分に供給できるようになり、熱交換器の除霜を促進することができる。
第2の観点にかかる冷凍装置は、第1の観点にかかる冷凍装置において、中段メイン熱交換部の他端が、最下段サブ熱交換部の他端に連通しており、中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部の他端が、最も上方のサブ熱交換部である最上段サブ熱交換部の他端に連通している。
ここでは、上記のように、最下段のメイン熱交換部と最上段サブ熱交換部とが上下方向に隣り合う状態で配置された構造を有する熱交換器が採用されている。そして、このような構造では、最下段サブ熱交換部の次に最上段サブ熱交換部における着霜量が多くなる傾向にある。
そこで、ここでは、このような最下段のメイン熱交換部と最上段サブ熱交換部とが上下方向に隣り合う状態で配置されていることを考慮して、上記のように、中段メイン熱交換部を最下段サブ熱交換部に連通させ、かつ、中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部を最上段サブ熱交換部に連通させることで、熱交換器の除霜時に最下段サブ熱交換部だけでなく最上段サブ熱交換部にもガス冷媒を積極的に流すようにしている。
これにより、ここでは、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部だけでなく最上段のサブ熱交換部にもガス冷媒を十分に供給できるようになり、熱交換器の除霜をさらに促進することができる。
第3の観点にかかる冷凍装置は、第1の観点にかかる冷凍装置において、中段メイン熱交換部の他端が、最も上方のサブ熱交換部である最上段サブ熱交換部の他端に連通しており、中段メイン熱交換部よりも下方の前記メイン熱交換部の他端が、最下段サブ熱交換部の他端に連通している。
ここでは、上記のように、最下段のメイン熱交換部と最上段サブ熱交換部とが上下方向に隣り合う状態で配置された構造を有する熱交換器が採用されている。そして、このような構造では、最下段サブ熱交換部の次に最上段サブ熱交換部における着霜量が多くなる傾向にある。
そこで、ここでは、このような最下段のメイン熱交換部と最上段サブ熱交換部とが上下方向に隣り合う状態で配置されていることを考慮して、上記のように、中段メイン熱交換部を最上段サブ熱交換部に連通させ、かつ、中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部を最下段サブ熱交換部に連通させることで、熱交換器の除霜時に最下段サブ熱交換部だけでなく最上段サブ熱交換部にもガス冷媒を積極的に流すようにしている。
これにより、ここでは、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部だけでなく最上段のサブ熱交換部にもガス冷媒を十分に供給できるようになり、熱交換器の除霜をさらに促進することができる。
第4の観点にかかる冷凍装置は、第1〜第3の観点のいずれかにかかる冷凍装置において、ガス冷媒管が、出入り空間の上下方向の中央部分に接続される主ガス冷媒管と、主ガス冷媒管から分岐されて出入り空間の上下方向の中央部分よりも下方の部分に接続される副ガス冷媒管と、を有している。
ここでは、上記のように、ガス冷媒管がヘッダ集合管の出入り空間の上下方向の中央部分に接続された構造を有する熱交換器が採用されている。このため、熱交換器の除霜時において、中段メイン熱交換部と中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部とを比べると、中段メイン熱交換部を流れる冷媒の流量が中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部に比べて大きくなる傾向にある。
そこで、ここでは、このような中段メイン熱交換部を流れる冷媒の流量が中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部よりも大きいことを考慮して、上記のように、ガス冷媒管を、出入り空間の上下方向の中央部分に接続される主ガス冷媒管と、出入り空間の上下方向の中央部分よりも下方の部分に接続される副ガス冷媒管とに分岐させることで、熱交換器の除霜時に中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部を流れる冷媒の流量を大きくするようにしている。
これにより、ここでは、中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部に連通しているサブ熱交換部にガス冷媒を多く供給できるようになり、熱交換器の除霜をさらに促進することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の観点にかかる冷凍装置では、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部にガス冷媒を十分に供給できるようになり、熱交換器の除霜を促進することができる。
第2及び第3の観点にかかる冷凍装置では、熱交換器の除霜時に最下段のサブ熱交換部だけでなく最上段のサブ熱交換部にもガス冷媒を十分に供給できるようになり、熱交換器の除霜をさらに促進することができる。
第4の観点にかかる冷凍装置では、中段メイン熱交換部よりも下方のメイン熱交換部に連通しているサブ熱交換部にガス冷媒を多く供給できるようになり、熱交換器の除霜をさらに促進することができる。
本発明の一実施形態にかかる冷凍装置としての空気調和装置の概略構成図である。 室外熱交換器の概略構成を示す模式図である。 室外熱交換器の概略構成を示す縦断面図である。 図3の熱交換部の部分拡大斜視図である。 変形例<A>にかかる冷凍装置としての空気調和装置を示す図であって、図2に対応する図である。 変形例<B>にかかる冷凍装置としての空気調和装置を示す図であって、図2に対応する図である。 変形例<B>にかかる冷凍装置としての空気調和装置を示す図であって、図2に対応する図である。 変形例<C>にかかる冷凍装置としての空気調和装置を示す図であって、図2に対応する図である。
以下、本発明にかかる冷凍装置の実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる冷凍装置の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の基本構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる冷凍装置としての空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット4とは、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット4とが冷媒連絡管5、6を介して接続されることによって構成されている。
<室内ユニット>
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット4は、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡管5に接続されており、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡管6に接続されている。
室内ユニット4は、室内ユニット4内に室内空気を吸入して、室内熱交換器41において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための室内ファン42を有している。すなわち、室内ユニット4は、室内熱交換器41を流れる冷媒の加熱源又は冷却源としての室内空気を室内熱交換器41に供給するファンとして、室内ファン42を有している。ここでは、室内ファン42として、室内ファン用モータ42aによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等が使用されている。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23(熱交換器)と、膨張弁24と、液側閉鎖弁25と、ガス側閉鎖弁26とを有している。
圧縮機21は、冷凍サイクルの低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。圧縮機21は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)を圧縮機用モータ21aによって回転駆動する密閉式構造となっている。圧縮機21は、吸入側に吸入管31が接続されており、吐出側に吐出管32が接続されている。吸入管31は、圧縮機21の吸入側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。吐出管32は、圧縮機21の吐出側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。
四路切換弁22は、冷媒回路10における冷媒の流れの方向を切り換えるための切換弁である。四路切換弁22は、冷房運転時には、室外熱交換器23を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を室外熱交換器23において放熱した冷媒の蒸発器として機能させる冷房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、冷房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。また、四路切換弁22は、暖房運転時には、室外熱交換器23を室内熱交換器41において放熱した冷媒の蒸発器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させる暖房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、暖房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。ここで、第1ガス冷媒管33(ガス冷媒管)は、四路切換弁22と室外熱交換器23のガス側とを接続する冷媒管である。第2ガス冷媒管34は、四路切換弁22とガス側閉鎖弁26とを接続する冷媒管である。
室外熱交換器23は、冷房運転時には室外空気を冷却源とする冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には室外空気を加熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、液側が液冷媒管35に接続されており、ガス側が第1ガス冷媒管33に接続されている。液冷媒管35は、室外熱交換器23の液側と液冷媒連絡管5側とを接続する冷媒管である。
膨張弁24は、冷房運転時には、室外熱交換器23において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する弁である。また、膨張弁24は、暖房運転時には、室内熱交換器41において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する弁である。膨張弁24は、液冷媒管35の液側閉鎖弁25寄りの部分に設けられている。ここでは、膨張弁24として、電動膨張弁が使用されている。
液側閉鎖弁25及びガス側閉鎖弁26は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁25は、液冷媒管35の端部に設けられている。ガス側閉鎖弁26は、第2ガス冷媒管34の端部に設けられている。
室外ユニット2は、室外ユニット2内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後に、外部に排出するための室外ファン36を有している。すなわち、室外ユニット2は、室外熱交換器23を流れる冷媒の冷却源又は加熱源としての室外空気を室外熱交換器23に供給するファンとして、室外ファン36を有している。ここでは、室外ファン36として、室外ファン用モータ36aによって駆動されるプロペラファン等が使用されている。
<冷媒連絡管>
冷媒連絡管5、6は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニット2と室内ユニット4との組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
(2)空気調和装置の基本動作
次に、図1を用いて、空気調和装置1の基本動作について説明する。空気調和装置1は、基本動作として、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。また、暖房運転時においては、室外熱交換器23(熱交換器)に付着した霜を融解させるための除霜運転を行うことも可能である。
<冷房運転>
冷房運転時には、四路切換弁22が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を通じて、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器23において、室外ファン36によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。
室外熱交換器23において放熱した高圧の液冷媒は、膨張弁24に送られる。
膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁24で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、液側閉鎖弁25及び液冷媒連絡管5を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。
室内熱交換器41において蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管6、ガス側閉鎖弁26及び四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
<暖房運転>
暖房運転時には、四路切換弁22が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁26及びガス冷媒連絡管6を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。
室内熱交換器41で放熱した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管5及び液側閉鎖弁25を通じて、膨張弁24に送られる。
膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁24で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器23において、室外ファン36によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。
室外熱交換器23で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
<除霜運転>
上記の暖房運転時において、室外熱交換器23における冷媒の温度が所定温度よりも低くなる等によって室外熱交換器23における着霜が検知された場合、すなわち、室外熱交換器23の除霜運転を開始する条件に達した場合には、室外熱交換器23に付着した霜を融解させる除霜運転を行う。
ここでは、除霜運転として、冷房運転時と同様に、四路切換弁22を冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えることで、室外熱交換器23を冷媒の放熱器として機能させる逆サイクル除霜運転が行われる。これにより、圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒を、第1ガス冷媒管33を通じて室外熱交換器23に流して、室外熱交換器23に付着した霜を融解させることができる。この除霜運転は、所定の除霜運転時間が経過する等によって室外熱交換器23における除霜が完了するまで、すなわち、室外熱交換器23の除霜運転を終了する条件に達するまで行われ、その後、暖房運転に復帰する。尚、除霜運転における冷媒回路10内の冷媒の流れは、上記冷房運転と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(3)室外熱交換器の基本構成
次に、図2〜図4を用いて、室外熱交換器23(熱交換器)の基本構成について説明する。ここで、図2は、室外熱交換器23の概略構成を示す模式図である。図3は、室外熱交換器23の概略構成を示す縦断面図である。図4は、図3の熱交換部60の部分拡大斜視図である。尚、以下の説明においては、方向や面を表す文言は、特にことわりのない限り、室外熱交換器23が室外ユニット2に載置された状態を基準とした方向や面を意味する。
室外熱交換器23は、主として、室外空気と冷媒との熱交換を行う熱交換部60と、熱交換部60の一端側に設けられた第1ヘッダ集合管80と、熱交換部60の他端側に設けられた第2ヘッダ集合管90とを有している。
<熱交換部>
熱交換部60は、室外熱交換器23の上部を構成する3以上(ここでは、3つ)のメイン熱交換部61A〜61Cと、メイン熱交換部61A〜61Cの下方において室外熱交換器23の下部を構成する3以上(ここでは、3つ)のサブ熱交換部62A〜62Cとを有している。メイン熱交換部61A〜61Cにおいては、最上段にメイン熱交換部61Aが配置されており、そこから下向きに沿って順にメイン熱交換部61B、61Cが配置されている。サブ熱交換部62A〜62Cにおいては、最下段にサブ熱交換部62Cが配置されており、そこから上向きに沿って順にサブ熱交換部62B、62Aが配置されている。すなわち、ここでは、中段のメイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部は、最上段のサブ熱交換部62Aに上下方向に隣り合う最下段のメイン熱交換部61Cとなっている。
熱交換部60は、扁平管からなる複数の伝熱管63と、差込フィンからなる複数の伝熱フィン64とにより構成された差込フィン式の熱交換器である。伝熱管63は、伝熱面となる上下方向を向く平面部63aと、冷媒が流れる多数の小さな内部流路63bを有する扁平多穴管である。複数の伝熱管63は、上下方向に沿って間隔をあけて複数段配列されており、水平方向に沿って延びている。複数の伝熱管63の水平方向の両端部は、第1ヘッダ集合管80及び第2ヘッダ集合管90に接続されている。伝熱フィン64は、第1ヘッダ集合管80と第2ヘッダ集合管90との間に配置された複数の伝熱管63に差し込めるように、水平に細長く延びる多数の切り欠き64aが形成されている。伝熱フィン64の切り欠き64aの形状は、伝熱管63の断面の外形にほぼ一致している。複数の伝熱管63は、上記のメイン熱交換部61A〜61C及びサブ熱交換部62A〜62Cに区分されている。ここでは、複数の伝熱管63は、室外熱交換器23の最上段から下向きに沿って、所定数の伝熱管63毎にメイン熱交換部61A〜61Cを構成する伝熱管群をなしている。また、室外熱交換器23の最下段から上向きに沿って、所定数の伝熱管63毎にサブ熱交換部62A〜62Cを構成する伝熱管群をなしている。
尚、熱交換部60は、上記のような伝熱フィン64として差込フィンを採用した差込フィン式の熱交換部に限定されるものではなく、伝熱フィン64として多数の波形フィンを採用した波形フィン式の熱交換部であってもよい。
<第1ヘッダ集合管>
第1ヘッダ集合管80は、上記のように、熱交換部60の一端側に設けられており、伝熱管63の一端部が接続されている。第1ヘッダ集合管80は、上下方向に延びる部材であり、主として、縦長中空の第1ヘッダケース81を有している。
第1ヘッダケース81は、その内部空間を上下に仕切ることによって、3以上のメイン熱交換部61A〜61Cの一端に連通する上側出入り空間82と、上側出入り空間82の下方に配置されており3以上のサブ熱交換部62A〜62Cの一端に連通する下側出入り空間83と、が形成されている。ここでは、第1ヘッダバッフル84によって、上側出入り空間82及び下側出入り空間83が仕切られている。
上側出入り空間82は、メイン熱交換部61A〜61Cの一端のすべてに共通して連通しており、その上下方向の中央部分には、第1ヘッダ集合管80との間でガス冷媒のやりとりを行う第1ガス冷媒管33(ガス冷媒管)が接続されている。
下側出入り空間83は、サブ熱交換部62A〜62Cの一端のすべてに共通して連通しており、第1ヘッダ集合管80との間で液冷媒又は気液二相冷媒のやりとりを行う液冷媒管35が接続されている。尚、ここでは、下側出入り空間83と液冷媒管35とが直接接続されているが、これに限定されるものではなく、液冷媒又は気液二相冷媒の分岐や合流を行うための冷媒分流器を介して接続されていてもよく、この場合には、下側出入り空間83は、サブ熱交換部62A〜62Cの数に応じた複数の空間に仕切られることになる。
<第2ヘッダ集合管(基本構成のみ)>
第2ヘッダ集合管90は、上記のように、熱交換部60の他端側に設けられており、伝熱管63の他端部が接続されている。第2ヘッダ集合管90は、上下方向に延びる部材であり、主として、縦長中空の第2ヘッダケース91を有している。
第2ヘッダケース91は、その内部空間を上下に仕切ることによって、3以上のメイン熱交換部61A〜61Cの他端に連通する上下方向に並ぶ3以上(ここでは、3つ)の上側折り返し空間92a、92b、92cと、上側折り返し空間92a、92b、92cの下方に配置されており3以上の上側折り返し空間92a、92b、92cに連通するとともに3以上のサブ熱交換部62A〜62Cの他端に連通する上下方向に並ぶ3以上(ここでは、3つ)の下側折り返し空間93a、93b、93cと、が形成されている。ここでは、第2ヘッダバッフル94a〜94dによって、上側折り返し空間92a、92b、92c及び下側折り返し空間93a、93b、93cが仕切られている。
上側折り返し空間92a、92b、92cは、メイン熱交換部61A、61B、61Cの一端のそれぞれに連通しており、折り返し連通管95、96等を介して、下側折り返し空間93a、93b、93cに連通している。
下側折り返し空間93a、93b、93cは、サブ熱交換部62A、62B、62Cの他端のそれぞれに連通している。
(4)折り返し連通管等を含む第2ヘッダ集合管の詳細構成
次に、図2及び図3を用いて、折り返し連通管95、96等を含む第2ヘッダ集合管90の詳細構成について説明する。尚、以下の説明においても、方向や面を表す文言は、特にことわりのない限り、室外熱交換器23が室外ユニット2に載置された状態を基準とした方向や面を意味する。
ここでは、上記のように、室外熱交換器23(熱交換器)として、第1ガス冷媒管33(ガス冷媒管)が第1ヘッダ集合管80の上側出入り空間82の上下方向の中央部分に接続された構造が採用されている。このため、室外熱交換器23の除霜時において、3以上(ここでは、3つ)の上側折り返し空間92a、92b、92cのうち第1ガス冷媒管33に対向するメイン熱交換部である中段メイン熱交換部61B及び中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを流れる冷媒の流量が、中段メイン熱交換部61Bよりも上方のメイン熱交換部61Aに比べて大きくなる傾向にある。このとき、特許文献1の熱交換器のように、中段メイン熱交換部61Bよりも上方のメイン熱交換部61Aの他端を、最も下方のサブ熱交換部である最下段サブ熱交換部62Cに連通させるようにすると、最下段サブ熱交換部62Cにガス冷媒を十分に供給することができず、最下段サブ熱交換部62Cの除霜が不十分になったり、除霜時間が長くなってしまうおそれがある。
そこで、ここでは、このような3以上のメイン熱交換部61A〜61Cを流れる冷媒の流量の傾向を利用して、中段メイン熱交換部61Bを最下段サブ熱交換部62Cに連通させるようにしている。
具体的には、3以上の上側折り返し空間92a、92b、92cのうちガス冷媒管に対向するメイン熱交換部である中段メイン熱交換部61Bの他端に連通する中段上側折り返し空間92bを、3以上の下側折り返し空間93a、93b、93cのうち最も下方のサブ熱交換部である最下段サブ熱交換部62Cの他端に連通する最下段下側折り返し空間93cに連通させるようにしている。ここでは、中段上側折り返し空間92bは、折り返し連通管96を介して、最下段下側折り返し空間93cに連通している。
これにより、室外熱交換器23の除霜時に最下段サブ熱交換部62Cにガス冷媒を積極的に流せるようになるため、室外熱交換器23の除霜時に最下段のサブ熱交換部62Cにガス冷媒を十分に供給できるようになり、室外熱交換器23の除霜を促進することができる。
また、ここでは、上記のように、室外熱交換器23として、最下段のメイン熱交換部61Cと最も上方のサブ熱交換部である最上段サブ熱交換部62Aとが上下方向に隣り合う状態で配置された構造が採用されている。そして、このような構造では、最下段サブ熱交換部61Cの次に最上段サブ熱交換部61Aにおける着霜量が多くなる傾向にある。
そこで、ここでは、このような最下段のメイン熱交換部61Cと最上段サブ熱交換部62Aとが上下方向に隣り合う状態で配置されていることを考慮して、中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを最上段サブ熱交換部62Aに連通させるようにしている。
具体的には、3以上の上側折り返し空間92a、92b、92cのうち中段上側折り返し空間92bよりも下方の上側折り返し空間92cを、3以上の下側折り返し空間93a、93b、93cのうち最も上方のサブ熱交換部である最上段サブ熱交換部62Aの他端に連通する最上段下側折り返し空間93aに連通させるようにしている。ここでは、上側折り返し空間92cは、第2ヘッダバッフルを設けていないため、第2ヘッダ集合管90内において、最上段下側折り返し空間93aに直接連通している。尚、上側折り返し空間92cと最上段下側折り返し空間93aとは、第2ヘッダバッフルを設けることで上側折り返し空間92cと最上段下側折り返し空間93aとを仕切っておき、中段上側折り返し空間92bと最下段下側折り返し空間93cとの連通と同様に、折り返し連通管を介して連通させてもよい。
これにより、室外熱交換器23の除霜時に最下段サブ熱交換部62Cだけでなく最上段サブ熱交換部62Aにもガス冷媒を積極的に流せるようになるため、室外熱交換器23の除霜時に最下段のサブ熱交換部62Cだけでなく最上段のサブ熱交換部62Aにもガス冷媒を十分に供給できるようになり、室外熱交換器23の除霜をさらに促進することができる。
そして、ここでは、中段メイン熱交換部61Bよりも上方のメイン熱交換部61Aを最上段サブ熱交換部62Aと最下段サブ熱交換部62Cとの上下方向間のサブ熱交換部62Bに連通させるようにしている。
具体的には、3以上の上側折り返し空間92a、92b、92cのうち中段上側折り返し空間92bよりも上方の上側折り返し空間92aを、3以上の下側折り返し空間93a、93b、93cのうち中段のサブ熱交換部62Bの他端に連通する下側折り返し空間93bに連通させるようにしている。ここでは、上側折り返し空間92aは、折り返し連通管95を介して、下側折り返し空間93bに連通している。
以上のように、本実施形態の空気調和装置1(冷凍装置)では、室外熱交換器23(熱交換器)として、第1ガス冷媒管33(ガス冷媒管)が第1ヘッダ集合管80の上側出入り空間82の上下方向の中央部分に接続された構造、及び、最下段のメイン熱交換部61Cと最も上方のサブ熱交換部である最上段サブ熱交換部62Aとが上下方向に隣り合う状態で配置された構造が採用されていることを考慮して、3以上のメイン熱交換部61A〜61Cと3以上のサブ熱交換部62A〜62Cとの連通関係を工夫し、室外熱交換器23の除霜時に最上段及び最下段のサブ熱交換部62A、62Cにガス冷媒を十分に供給することができるようにしている。
(5)変形例
<A>
上記の実施形態にかかる空気調和装置1(冷凍装置)では、室外熱交換器23(熱交換器)において、第1ガス冷媒管33に対向する中段メイン熱交換部61Bを最下段サブ熱交換部62Cに連通させるようにしている。
しかし、これに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを最下段サブ熱交換部62Cに連通させるようにしてもよい。
具体的には、3以上(ここでは、3つ)の上側折り返し空間92a、92b、92cのうちガス冷媒管33に対向するメイン熱交換部である中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cの他端に連通する上側折り返し空間92cを、3以上(ここでは、3つ)の下側折り返し空間93a、93b、93cのうち最も下方のサブ熱交換部である最下段サブ熱交換部62Cの他端に連通する最下段下側折り返し空間93cに連通させるようにしている。ここでは、上側折り返し空間92cと最上段下側折り返し空間93aとが、第2ヘッダバッフルを設けることで仕切られており、上側折り返し空間92cは、折り返し連通管97を介して、最下段下側折り返し空間93cに連通している。
この場合であっても、室外熱交換器23の除霜時に最下段サブ熱交換部62Cにガス冷媒を積極的に流せるようになるため、室外熱交換器23の除霜時に最下段のサブ熱交換部62Cにガス冷媒を十分に供給できるようになり、室外熱交換器23の除霜を促進することができる。
また、上記の実施形態にかかる空気調和装置1(冷凍装置)では、室外熱交換器23(熱交換器)において、中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを最上段サブ熱交換部62Aに連通させるようにしている。
しかし、これに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、中段メイン熱交換部61Bを最上段サブ熱交換部62Aに連通させるようにしてもよい。
具体的には、3以上の上側折り返し空間92a、92b、92cのうち中段メイン熱交換部61Bの他端に連通する中段上側折り返し空間92bを、3以上の下側折り返し空間93a、93b、93cのうち最も上方のサブ熱交換部である最上段サブ熱交換部62Aの他端に連通する最上段下側折り返し空間93aに連通させるようにしている。ここでは、中段上側折り返し空間92bは、折り返し連通管96を介して、最上段下側折り返し空間93aに連通している。
この場合であっても、室外熱交換器23の除霜時に最下段サブ熱交換部62Cだけでなく最上段サブ熱交換部62Aにもガス冷媒を積極的に流せるようになるため、室外熱交換器23の除霜時に最下段のサブ熱交換部62Cだけでなく最上段のサブ熱交換部62Aにもガス冷媒を十分に供給できるようになり、室外熱交換器23の除霜をさらに促進することができる。
そして、ここでは、上記の実施形態にかかる空気調和装置1(冷凍装置)と同様に、中段メイン熱交換部61Bよりも上方のメイン熱交換部61Aを最上段サブ熱交換部62Aと最下段サブ熱交換部62Cとの上下方向間のサブ熱交換部62Bに連通させるようにしている。
<B>
上記の実施形態にかかる空気調和装置1(冷凍装置)では、室外熱交換器23(熱交換器)において、第1ガス冷媒管33(ガス冷媒管)を第1ヘッダ集合管80の上側出入り空間82の上下方向の中央部分だけに接続するようにしている。このため、室外熱交換器23の除霜時において、中段メイン熱交換部61Bと中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cとを比べると、中段メイン熱交換部61Bを流れる冷媒の流量が中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cに比べて大きくなる傾向にある。
そこで、ここでは、図6及び図7に示すように、このような中段メイン熱交換部61Bを流れる冷媒の流量が中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cよりも大きいことを考慮して、第1ガス冷媒管33を、上側出入り空間82の上下方向の中央部分に接続される主ガス冷媒管33aと、上側出入り空間82の上下方向の中央部分よりも下方の部分に接続される副ガス冷媒管33bとに分岐させることで、室外熱交換器23の除霜時に中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを流れる冷媒の流量を大きくするようにしている。
これにより、ここでは、中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cに連通しているサブ熱交換部(図6の場合はサブ熱交換部62A、図7の場合はサブ熱交換部62C)にガス冷媒を多く供給できるようになり、室外熱交換器23の除霜をさらに促進することができる。また、このとき、副ガス冷媒管33bを上側出入り空間82の最下部に接続すれば、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能する際に、上側出入り空間82の底に冷凍機油が溜まるのを抑えることもできる。
<C>
上記の実施形態及び変形例にかかる空気調和装置1(冷凍装置)では、室外熱交換器23(熱交換器)において、第1ガス冷媒管33に対向する中段メイン熱交換部61Bを最下段サブ熱交換部62Cに連通させ、かつ、中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを最上段サブ熱交換部62Aに連通させる構成(図2及び図6参照)、又は、第1ガス冷媒管33に対向する中段メイン熱交換部61Bを最上段サブ熱交換部62Aに連通させ、かつ、中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを最下段サブ熱交換部62Cに連通させる構成(図5及び図7参照)を採用している。
しかし、これに限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、中段メイン熱交換部61Bを最上段サブ熱交換部62A及び最下段サブ熱交換部62Cの両方に連通させるようにしてもよい。
具体的には、3以上(ここでは、3つ)の上側折り返し空間92a、92b、92cのうちガス冷媒管33に対向するメイン熱交換部である中段メイン熱交換部61Bの他端に連通する中段上側折り返し空間92bを、3以上(ここでは、3つ)の下側折り返し空間93a、93b、93cのうち最上段サブ熱交換部62Aの他端に連通する最上段下側折り返し空間93aに連通させ、かつ、最下段サブ熱交換部62Cの他端に連通する最下段下側折り返し空間93cの両方に連通させるようにしている。ここでは、上側折り返し空間92cと最上段下側折り返し空間93aとが、第2ヘッダバッフルを設けることで仕切られており、中段上側折り返し空間92bは、2つに分岐した折り返し連通管96を介して、最上段下側折り返し空間93a及び最下段下側折り返し空間93cの両方に連通している。
この場合であっても、室外熱交換器23の除霜時に最上段サブ熱交換部62A及び最下段サブ熱交換部62Cにガス冷媒を積極的に流せるようになるため、室外熱交換器23の除霜時に最上段及び最下段のサブ熱交換部62A、62Cにガス冷媒を十分に供給できるようになり、室外熱交換器23の除霜を促進することができる。
そして、ここでは、中段メイン熱交換部61Bよりも上方のメイン熱交換部61A及び中段メイン熱交換部61Bよりも下方のメイン熱交換部61Cを最上段サブ熱交換部62Aと最下段サブ熱交換部62Cとの上下方向間のサブ熱交換部62Bに連通させるようにしている。
具体的には、メイン熱交換部61Aの他端に連通する上側折り返し空間92aからの折り返し連通管95とメイン熱交換部61Cの他端に連通する上側折り返し空間92cからの折り返し連通管97とを合流させて、サブ熱交換部62Bの他端に連通する下側折り返し空間93bに連通させるようにしている。
<D>
上記の実施形態及び変形例にかかる空気調和装置1(冷凍装置)では、メイン熱交換部61A〜61Cの他端とサブ熱交換部62A〜62Cの他端とが、第2ヘッダ集合管90(より具体的には、折り返し空間92a〜92c、93a〜93c)を介して連通している構造を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、各伝熱管63の他端に連通用の冷媒管を接続し、かつ、これらの冷媒管63を対応する熱交換部ごとに分流器等を介して接続することによって、メイン熱交換部61A〜61Cの他端とサブ熱交換部62A〜62Cの他端とを連通させるようにしてもよい。
<E>
上記の実施形態及び変形例にかかる空気調和装置1(冷凍装置)では、室外熱交換器23(熱交換器)として、3つのメイン熱交換部61A〜61C及びサブ熱交換部62A〜62Cを有する構造を例に挙げて説明したが、4つ以上のメイン熱交換部及びサブ熱交換部を有する構造であっても、上記のメイン熱交換部とサブ熱交換部との連通関係に関する工夫を採用することが可能である。
また、サブ熱交換部の数がメイン熱交換部の数より少ない構造であってもよい。このような構造では、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能する際に、室外熱交換器23内で下流側に行くほど熱交換部の数が増加するため、各熱交換部に流入する冷媒に偏流が発生するおそれをより抑えることができる。
<F>
上記の実施形態及び変形例にかかる空気調和装置1(冷凍装置)では、室外熱交換器23(熱交換器)として、伝熱管63が長手方向及び上下方向に直交する方向に1列だけ配列された熱交換部60を有する構造を例に挙げて説明したが、伝熱管63が長手方向及び上下方向に直交する方向に2列以上配列された熱交換分を有する構造であってもよい。
本発明は、上下方向に複数段配列されており水平方向に沿って延びる複数の伝熱管と、上下方向に延びており複数の伝熱管の水平方向の端部が接続されるヘッダ集合管と、を有する熱交換器を備えており、熱交換器にガス冷媒を流すことによって熱交換器の除霜を行う冷凍装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置(冷凍装置)
23 室外熱交換器(熱交換器)
33 第1ガス冷媒管(ガス冷媒管)
33a 主ガス冷媒管
33b 副ガス冷媒管
61A〜61C メイン熱交換部
62A〜62C サブ熱交換部
63 伝熱管
80 第1ヘッダ集合管(ヘッダ集合管)
82 上側出入り空間(出入り空間)
特開2013−130345号公報

Claims (4)

  1. 上下方向に複数段配列されており水平方向に沿って延びる複数の伝熱管(63)と、上下方向に延びており前記複数の伝熱管の水平方向の端部が接続されるヘッダ集合管(80)を有する熱交換器(23)を備えており、前記熱交換器にガス冷媒を流すことによって前記熱交換器の除霜を行う冷凍装置において、
    前記複数の伝熱管は、上下方向に並ぶ3以上のメイン熱交換部(61A〜61C)と、前記メイン熱交換部の下方において上下方向に並ぶ3以上のサブ熱交換部(62A〜62C)と、を構成しており、
    前記ヘッダ集合管には、その内部空間を上下に仕切ることによって、前記3以上のメイン熱交換部の一端に連通する出入り空間(82)が形成されており、
    前記出入り空間は、前記3以上のメイン熱交換部の一端のすべてに共通して連通しており、その上下方向の中央部分には、前記ヘッダ集合管との間でガス冷媒のやりとりを行うガス冷媒管(33)が接続されており、
    前記ガス冷媒管に対向する前記メイン熱交換部である中段メイン熱交換部(61B)又は前記中段メイン熱交換部よりも下方の前記メイン熱交換部(61C)の他端が、最も下方の前記サブ熱交換部である最下段サブ熱交換部(62C)の他端に連通している、
    冷凍装置(1)。
  2. 前記中段メイン熱交換部(61B)の他端が、前記最下段サブ熱交換部(62C)の他端に連通しており、
    前記中段メイン熱交換部よりも下方の前記メイン熱交換部(61C)の他端が、最も上方の前記サブ熱交換部である最上段サブ熱交換部(62A)の他端に連通している、
    請求項1に記載の冷凍装置(1)。
  3. 前記中段メイン熱交換部(61B)の他端が、前記最上段サブ熱交換部(62A)の他端に連通しており、
    前記中段メイン熱交換部よりも下方の前記メイン熱交換部(61C)の他端が、前記最下段サブ熱交換部(62C)の他端に連通している、
    請求項1に記載の冷凍装置(1)。
  4. 前記ガス冷媒管(33)は、前記出入り空間(82)の上下方向の中央部分に接続される主ガス冷媒管(33a)と、前記主ガス冷媒管から分岐されて前記出入り空間の上下方向の中央部分よりも下方の部分に接続される副ガス冷媒管(33b)と、を有している、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍装置(1)。
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