JPWO2017077645A1 - 実装機 - Google Patents

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Abstract

部品保持部を有する装着ヘッドと、交換用の部品保持部及びそれを収納する収納部との干渉を抑制することができる実装機を提供すること。実装機のコントローラは、装着ヘッドを識別するためのヘッド識別情報を起動時に装着ヘッドから読み込む。また、ノズルトレイ(93)には、Z軸方向の高さに応じて数が異なる凸部(93D)が形成されている。一方、ノズルトレイ(93)を載置する載置板(98)には、凸部(93D)に押下されオン/オフ状態が切り替えられる押圧スイッチ(99)が設けられている。これにより、コントローラは、ヘッド識別情報と、押圧スイッチ(99)の検出信号とに基づいて、装着ヘッドを移動させる前に、装着ヘッドとノズルトレイ(93)との干渉の有無を判定することが可能となる。

Description

本発明は、装着ヘッドの部品保持部によって部品を保持して基板に装着する実装機において、交換用の部品保持部を収納する収納部に関するものである。
例えば、基板に電子部品(以下、単に「部品」という)を実装する実装機は、装着ヘッドの吸着ノズルに吸着した部品を基板の所定の位置に装着する。実装機は、作業対象の基板の種類に応じて、装着ヘッドや装着ヘッドに取り付けた吸着ノズルを交換する。従来、交換用の吸着ノズルを、ノズルステーションに設置したノズルトレイ内に収納する実装機がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示される実装機では、基板の種類等に応じて、ノズルステーションにおいて、ノズルトレイ(文献では、交換用保持部材装填部)の吸着ノズルと、使用中の吸着ノズルを交換する。
また、特許文献1に開示されるノズルトレイは、実装機に対して着脱可能な構成となっている。ユーザは、ノズルトレイごと取り外し、他のノズルトレイと交換することで、複数の吸着ノズルを一度で交換できる。また、ノズルトレイには、当該ノズルトレイの種類を識別するための識別マークが設けられている。実装機には、装着ヘッドを移動させる移動装置に撮像装置が設けられている。実装機は、撮像装置によってノズルトレイの識別マークを撮像し、撮像した画像データを処理してノズルトレイの種別を判定する。
特開2003−69289号公報
ところで、上記した実装機において、装着作業中の装着ヘッドの移動距離を短くすることは、作業時間の短縮、ひいては基板の生産時間の短縮に繋がる。従って、この種の実装機では、装着ヘッドを上下方向に昇降させる移動距離を可能な限り短くしたいという要望がある。この装着ヘッドを昇降させる移動距離は、近年の部品全体の小型化や薄型化等に応じてより短縮することが可能となっている。
同様に、装着ヘッドは、ノズルトレイにおいて吸着ノズルを交換する際に、上下方向に昇降する。この場合にも、上下方向への移動距離は、作業時間の短縮を図る観点からすれば、より短い距離であることが好ましい。しかしながら、上記した装着ヘッド、ノズルトレイ、及び吸着ノズルの形状、大きさは、その種類に応じて異なっている。このため、例えば、誤った組み合わせの装着ヘッドとノズルトレイとを実装機に取付けた場合、交換作業において装着ヘッドとノズルトレイとが干渉してしまう虞がある。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものである。本発明の課題は、部品保持部を有する装着ヘッドと、交換用の部品保持部及びそれを収納する収納部との干渉を抑制することができる実装機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の実装機は、基板に対して部品を装着する装着ヘッドと、装着ヘッドに設けられ、装着ヘッドの種類を識別するためのヘッド識別情報と、装着ヘッドに対して交換可能に取り付けられ、部品を保持する部品保持部と、交換用の部品保持部を収納する収納部と、収納部を着脱可能に載置するベース部と、ベース部に載置した収納部及び交換用の部品保持部の少なくとも一方の高さに応じた情報を検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実装機において、装着ヘッドには、当該装着ヘッドの種類を識別するためのヘッド識別情報が設けられている。また、収納部は、装着ヘッドに取り付ける部品保持部を交換するための交換用の部品保持部を収納する。検出部は、収納部等の高さに応じた情報を検出する。これにより、実装機は、部品保持部を交換するために装着ヘッドを移動させる前段階である収納部をベース部に装着した段階、あるいは装着後の一定期間の段階等で、高さの情報を検出できる。そして、実装機は、ヘッド識別情報と、検出部によって検出した情報とに基づいて、装着ヘッドと収納部等との干渉の有無を判定することが可能となる。
本実施形態の部品実装機の平面図である。 吸着ノズルの斜視図である。 ノズルステーションのノズルトレイ及びトレイ昇降装置を模式的に示す斜視図である。 部品実装機の制御装置に係わるブロック図である。 ノズルトレイと装着ヘッドとの干渉の有無を判定する判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 吸着ノズルの交換時におけるノズルステーションと装着ヘッドとの状態を示した模式図である。 図6と大きさの異なる装着ヘッドを備えた場合の模式図である。
以下、本発明の実装機を具現化した一実施形態である部品実装機について、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品実装機の構成>
図1は、本発明の実施形態の部品実装機(以下、単に「実装機」という)10を示す。実装機10は、基板34に対する部品の装着作業を実行するための装置である。実装機10は、搬送装置20と、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)22と、装着ヘッド24と、供給装置25、パーツカメラ26、マークカメラ27と、ノズルステーション28とを備えている。なお、以下の説明では、図1に示すように、基板34を搬送する方向をX軸方向、X軸方向に直交し基板34の平面に平行な方向をY軸方向と称して説明する。また、図3に示すように、X軸方向及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向(図1における紙面直交方向)と称して説明する。
搬送装置20は、X軸方向に延びる1対のコンベアベルト30と、コンベアベルト30を周回させる電磁モータ32(図4参照)とを有している。基板34は、それら1対のコンベアベルト30によって支持され、電磁モータ32の駆動により、X軸方向に搬送される。また、搬送装置20は、基板保持装置36を有している。基板保持装置36は、コンベアベルト30によって支持された基板34を、所定の位置(例えば、図1の基板34を図示する位置)において固定的に保持する。
移動装置22は、X軸方向スライド機構50とY軸方向スライド機構52とによって構成されている。X軸方向スライド機構50は、X軸方向に移動可能にベース54上に設けられたX軸スライダ56を有している。そのX軸スライダ56は、電磁モータ58(図4参照)の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。また、Y軸方向スライド機構52は、Y軸方向に移動可能にX軸スライダ56の側面に設けられたY軸スライダ60を有している。Y軸スライダ60は、電磁モータ62(図4参照)の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。Y軸スライダ60には、装着ヘッド24が取り付けられている。このような構造により、装着ヘッド24は、移動装置22によってベース54上におけるX軸方向及びY軸方向の任意の位置に移動可能となっている。
装着ヘッド24は、基板34に対して部品を装着するものである。装着ヘッド24の下面には、吸着ノズル70が取り付けられている。吸着ノズル70は、例えば、図2に示すように、胴体筒72と、フランジ部73と、吸着管74と、掛止ピン75とを有している。なお、図2に示す吸着ノズル70の形状等は、一例である。
胴体筒72は、円筒形状をなしている。フランジ部73は、略円板状をなし、胴体筒72の下端における外周面から外側に張り出すようにして固定されている。フランジ部73の上面には、吸着ノズル70を識別するためのノズル識別マーク70Aが設けられている。ノズル識別マーク70Aは、例えば、2次元コードである。なお、ノズル識別マーク70Aは、吸着ノズル70を個別に識別可能な情報であればよく、例えば、バーコードや数字等でもよい。吸着管74は、細いパイプ状をなし、胴体筒72の下端部から下方に向かって延び出した状態で保持されている。掛止ピン75は、胴体筒72の上端部の外周面から径方向の外側に向かって延設されている。吸着ノズル70は、掛止ピン75を利用して、装着ヘッド24にワンタッチで着脱可能に取り付けられる。
また、吸着ノズル70は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置76(図4参照)に通じている。吸着ノズル70は、負圧によって部品を吸着管74の先端において吸着保持し、保持した部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド24は、吸着ノズル70を昇降させるノズル昇降装置77(図4参照)を有している。装着ヘッド24は、ノズル昇降装置77を駆動して、吸着ノズル70で吸着保持する部品のZ軸方向の位置を変更する。さらに、装着ヘッド24は、吸着ノズル70を軸心周りに自転させるノズル自転装置78(図4参照)を有している。装着ヘッド24は、ノズル自転装置78を駆動して、吸着ノズル70で吸着保持する部品の姿勢を変更する。
また、図1に示すように、供給装置25は、フィーダ型の供給装置であり、複数のテープフィーダ85を有している。テープフィーダ85は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ85は、送り装置86(図4参照)によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置25は、テープ化部品の送り出しによって、部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ85は、ベース54に着脱可能とされており、部品の交換、部品の不足等に対応することが可能とされている。
パーツカメラ26は、上を向いた状態でベース54に取り付けられている。実装機10は、装着ヘッド24をパーツカメラ26の上方に移動させ、当該パーツカメラ26によって吸着ノズル70に保持された部品を撮像する。また、マークカメラ27は、下を向いた状態で移動装置22のY軸スライダ60に固定されており、移動装置22の動作により任意の位置に移動する。これにより、マークカメラ27は、ベース54上の任意の位置を撮像することが可能となっている。
ノズルステーション28は、ベース54のパーツカメラ26に近接する位置に設けられている。図3は、実装機10のノズルステーション28を設けた部分を模式的に示している。ノズルステーション28は、トレイ昇降装置91と、ノズルトレイ93とを有している。トレイ昇降装置91は、ベース部95と、昇降機構97と、載置板98とを有している。ベース部95は、実装機10のベース54(図1参照)に固定されている。昇降機構97は、例えば、制御装置100(図4参照)によって駆動されるエアシリンダを有する。昇降機構97は、制御装置100の制御に応じてエアシリンダを駆動し、載置板98をZ軸方向に沿って昇降させる。載置板98は、板状に形成され、上側の載置面98Aにノズルトレイ93を載置する。
ノズルトレイ93は、例えば、薄い板状に形成され、載置板98に対して着脱可能に構成されている。ノズルトレイ93には、Z軸方向に貫通して形成された複数の載置穴93Aを有する。複数(図3においては1つのみ図示)の載置穴93Aには、吸着ノズル70が収容されている。吸着ノズル70は、載置穴93A内に吸着管74を挿入し、フランジ部73の下面をノズルトレイ93の上面93Bに当接させた状態で、ノズルトレイ93に収納されている。
ユーザは、ノズルトレイ93を交換等することで、吸着ノズル70の回収、ノズルトレイ93への吸着ノズル70の補給等を行うことができる。装着ヘッド24は、当該装着ヘッド24に取り付けられている吸着ノズル70と、ノズルトレイ93に収容されている吸着ノズル70との交換等を行う。
また、ノズルトレイ93の上面93Bには、ノズルトレイ93を識別するためのトレイ識別マーク93Cが設けられている。トレイ識別マーク93Cは、例えば、2次元コードである。なお、トレイ識別マーク93Cは、ノズルトレイ93を個別に識別可能な情報であればよく、例えば、バーコードや数字等でもよい。
また、ノズルトレイ93の下面には、下方に向かって突出した凸部93Dが設けられている。凸部93Dは、例えば、ノズルトレイ93の下面において、載置穴93Aの開口が形成されていない部分に設けられている。これに対し、載置板98の載置面98Aには、複数の押圧スイッチ99が設けられている。複数の押圧スイッチ99は、ノズルトレイ93の凸部93DとZ軸方向において、対向する位置に設けられている。このため、押圧スイッチ99は、載置面98Aに載置したノズルトレイ93の凸部93Dによって押下され、オン/オフ状態を切り替えられる。例えば、押圧スイッチ99は、凸部93Dに押圧されることでオン状態となる。押圧スイッチ99のオン/オフ状態に応じた検出信号S1(図4参照)は、コントローラ102に入力される。
凸部93Dは、ノズルトレイ93の種類に応じて、数及び位置等を変更される。ここでいうノズルトレイ93の種類とは、例えば、吸着ノズル70を含めたノズルトレイ93のZ軸方向における高さで分類した種類であり、図3に示す吸着ノズル70の胴体筒72の高さH1とノズルトレイ93の高さH2とを合計した値に基づいて分類した種類である。これにより、コントローラ102は、押圧スイッチ99の検出信号S1に基づいて、ノズルトレイ93及び吸着ノズル70の高さで分類した情報を取得することが可能となっている。なお、この検出信号S1を用いたコントローラ102の制御の詳細については、後述する。
また、図4は、実装機10の電気的な構成を示している。図4に示すように、実装機10は、制御装置100を有している。制御装置100は、コントローラ102と、複数の駆動回路104とを有している。コントローラ102は、複数の駆動回路104に接続されている。複数の駆動回路104は、上記電磁モータ32,58,62、基板保持装置36、正負圧供給装置76、ノズル昇降装置77、ノズル自転装置78、送り装置86、昇降機構97に接続されている。また、コントローラ102は、CPU102A、ROM102B、RAM102C等を備え、コンピュータを主体とするものである。ROM102Bには、各種のプログラム、例えば、後述する装着ヘッド24とノズルトレイ93との干渉の有無を判定するためのプログラム等が保存されている。CPU102Aは、ROM102Bに保存されたプログラムを実行し、駆動回路104を介して実装機10の各装置を制御する。RAM102Cは、CPU102Aによってプログラム等を実行する際に、作業用メモリとして使用される。搬送装置20や移動装置22等の動作は、コントローラ102のCPU102Aによって各種のプログラム等を実行することで制御される。
<実装機による判定処理>
次に、コントローラ102による装着ヘッド24とノズルトレイ93との干渉の有無の判定処理について、図5に示すフロ−チャートを参照して説明する。図5は、コントローラ102の起動時の処理内容の一例を示している。なお、ここでいう装着ヘッド24とノズルトレイ93との干渉とは、装着ヘッド24とノズルトレイ93とが直接接触して干渉する場合だけでなく、例えば、装着ヘッド24とノズルトレイ93に収納された吸着ノズル70とが接触して間接的に干渉する場合も含んでいる。
まず、図5に示すステップ(以下、単に「S」と表記する)11において、ユーザが実装機10の電源を投入すると、コントローラ102は、電力を供給され、実装機10の各装置を起動する。コントローラ102は、トレイ昇降装置91の押圧スイッチ99から検出信号S1を入力する。
次に、コントローラ102は、押圧スイッチ99の検出信号S1に基づいて、ノズルトレイ93の装着の有無を判定する(S13)。例えば、コントローラ102は、検出信号S1に基づいて、全ての押圧スイッチ99をオフ状態であると判定した場合(S13:NO)、ノズルトレイ93が載置板98に載置されていないと判定する。コントローラ102は、表示部(図示略)にエラーを表示する、あるいは警告音を鳴らすなどしてユーザに異常を報知し(S15)、図5に示す判定処理を終了する。これにより、ユーザは、例えば、載置板98にノズルトレイ93を載置するのを忘れていたことに気づき、適切な対応を実施することができる。
一方、コントローラ102は、検出信号S1に基づいて、例えば、複数の押圧スイッチ99のうち、いずれかの押圧スイッチ99がオン状態であると判定した場合(S13:YES)、載置板98にノズルトレイ93が載置されていると判定する。
次に、コントローラ102は、装着ヘッド24のヘッド識別情報121(図4参照)を取得する(S17)。ここでいうヘッド識別情報121とは、装着ヘッド24の種類を識別するための情報であり、例えば、装着ヘッド24の種類ごとに異なる値を設定した情報である。ヘッド識別情報121は、例えば、装着ヘッド24に内蔵された基板に実装したメモリ等に、予め設定されている情報である。コントローラ102は、装着ヘッド24からヘッド識別情報121を読み出して、RAM102Cに保存する(S17)。
次に、コントローラ102は、装着ヘッド24から読み込んだヘッド識別情報121と、押圧スイッチ99の検出信号S1とに基づいて、装着ヘッド24とノズルトレイ93とが干渉するか否かを判定する(S19)。
ここで、基板34の実装作業において、装着ヘッド24の移動距離を短縮することは、作業時間の短縮、ひいては基板34の生産時間の短縮に繋がる。例えば、装着ヘッド24は、ノズルステーション28において吸着ノズル70を交換する際に、Z軸方向に昇降する。この際の装着ヘッド24のZ軸方向への移動距離は、より短い距離であることが好ましい。これに対し、本実施形態の実装機10は、吸着ノズル70の交換時において、トレイ昇降装置91を駆動し、ノズルトレイ93を上昇させることで、装着ヘッド24のZ軸方向における移動距離の短縮化を図っている。
図6は、吸着ノズル70の交換時におけるノズルステーション28と装着ヘッド24との状態を模式的に示している。なお、説明の便宜上、以下の説明では、ノズルトレイ93に収納された吸着ノズル70を、装着ヘッド24に装着された吸着ノズル70と区別するために、吸着ノズル130と称して説明する。
ノズルトレイ93は、吸着ノズル70の交換を実施しない場合、装着ヘッド24の移動等の妨げとならないように、図6に実線で示す位置(以下、この位置を「退避位置」という)に位置する。退避位置のノズルトレイ93は、装着ヘッド24とZ軸方向(上下方向)において、離間した位置となる。
また、コントローラ102は、吸着ノズル70の交換処理を開始するのに合わせて、昇降機構97を駆動し、ノズルトレイ93を図6に二点鎖線で示す位置(以下、この位置を「交換位置」という)まで上昇させる。交換位置のノズルトレイ93は、Z軸方向において退避位置に比べて装着ヘッド24に近接した位置となる。これにより、ノズルステーション28の上方に移動した装着ヘッド24と、ノズルトレイ93の吸着ノズル130との間のZ軸方向における距離L1を短くすることができる。この距離L1は、吸着ノズル70と吸着ノズル130とを交換するために、装着ヘッド24を昇降させる距離である。従って、ノズルトレイ93を上昇させ装着ヘッド24を昇降させる距離L1を短縮することによって、吸着ノズル70の交換に必要な作業時間を短縮化できる。なお、図6に示す例では、コントローラ102は、退避位置から1段階だけ高い交換位置までノズルトレイ93を上昇させる制御を実施したが、これに限らない。例えば、コントローラ102は、異なる高さの交換位置に複数段階に分けてノズルトレイ93を上昇させる制御を実施してもよい。これにより、コントローラ102は、装着ヘッド24の大きさ等に応じて、ノズルトレイ92の交換位置の高さを最適化し、交換作業の時間をより短縮することができる。
一方で、例えば、装着ヘッド24、吸着ノズル70、及びやノズルトレイ93は、新たな機能を付加するなどの改良を経て、様々形状のものが開発される。装着ヘッド24等のZ軸方向における長さは、改良等に応じて長くなる可能性がある。本実施形態のノズルステーション28は、例えば、最もZ軸方向の距離が長い装着ヘッド24の下端と干渉しない位置を交換位置として予め設定されている。しかしながら、装着ヘッド24やノズルトレイ93の形状等が変化する度に、交換位置の高さを調整することは難しい場合がある。
その結果、例えば、図7に示すように、図6に示す装着ヘッド24よりもZ軸方向の距離が長い装着ヘッド131を装着しノズルステーション28まで移動させた場合、装着ヘッド131は、ノズルトレイ93と接触し干渉する虞がある。同様に、図6に示す吸着ノズル70よりもZ軸方向の距離が長い吸着ノズル133を装着した場合、吸着ノズル133は、装着ヘッド24の移動にともなってノズルトレイ93と接触し干渉する虞がある。同様に、図6に示すノズルトレイ93よりもZ軸方向の距離が長いノズルトレイ93を載置板98に載置した場合にも、ノズルトレイ93は、ノズルステーション28まで移動して来る装着ヘッド24と接触し干渉する虞がある。従って、装着ヘッド24とノズルトレイ93とを誤った組み合わせで使用した場合、装着ヘッド24は、ノズルトレイ93等干渉する場合がある。このため、コントローラ102は、装着ヘッド24とノズルトレイ93との組み合わせが正しいか、即ち干渉する虞があるか否かを判定することが必要となる。
また、ノズルトレイ93には、当該ノズルトレイ93を識別するためのトレイ識別マーク93C(図3参照)が設けられている。このため、トレイ識別マーク93Cを用いて、装着ヘッド24がノズルトレイ93と干渉するか否かを判定することが考えられる。しかしながら、装着ヘッド24は、ノズルトレイ93の上方まで移動する前に、ノズルトレイ93との干渉を生じるため、トレイ識別マーク93Cをマークカメラ27によって撮像することは困難となる。従って、コントローラ102は、実際に装着ヘッド24をノズルステーション28の上方まで移動させる前に、装着ヘッド24とノズルトレイ93とが干渉するか否かを判定する必要がある。
これに対し、本実施形態のノズルトレイ93には、Z軸方向の高さに応じて凸部93Dが設けられている。ノズルトレイ93は、例えば、当該ノズルトレイ93の高さH2(図3参照)やノズルトレイ93に収納された吸着ノズル130の高さH1(図3参照)を分類した種類ごとに異なる数等の凸部93Dを有する。また、トレイ昇降装置91の載置板98には、この凸部93Dによって押下される押圧スイッチ99が設けられている。そして、コントローラ102は、押圧スイッチ99のオンオフに応じた検出信号S1を入力する。
図5の説明に戻り、コントローラ102は、S19において、この検出信号S1と、装着ヘッド24のヘッド識別情報121とに基づいて、装着ヘッド24とノズルトレイ93との干渉の有無を判定する。例えば、コントローラ102のROM102Bには、装着ヘッド24及びノズルトレイ93の組み合わせと、その組み合わせの干渉の有無を示す値とを設定したデータベースが保存されている。コントローラ102は、実際に検出した組み合わせを、このデータベースの中から検索することで、干渉の有無を判定することができる。
コントローラ102は、S19において、干渉が発生する虞があると判定した場合(S19:NO)、ユーザに異常を報知して(S15)、図5に示す処理を終了する。これにより、装着ヘッド24とノズルトレイ93等との干渉を未然に防止することが可能となる。また、ユーザは、異常を認識することで、装着ヘッド24やノズルトレイ93を適切な種類のものに変更することが可能となる。
また、コントローラ102は、装着ヘッド24とノズルトレイ93とが干渉しないと判定した場合(S19:YES)、ノズルトレイ93のトレイ識別マーク93Cの情報に基づいて、ノズルトレイ93に収納された吸着ノズル70の種類を判定する(S21,S23)。コントローラ102は、昇降機構97を駆動して、ノズルトレイ93を退避位置から交換位置まで上昇させる。コントローラ102は、ノズルステーション28の上方まで装着ヘッド24を移動させ、マークカメラ27によって、トレイ識別マーク93Cを撮像する(S21)。
コントローラ102は、マークカメラ27によって撮像した撮像データを画像処理して、トレイ識別マーク93Cを検出する。また、コントローラ102は、昇降機構97を駆動して、ノズルトレイ93を交換位置から退避位置まで下降させる。コントローラ102は、検出したトレイ識別マーク93Cの情報に基づいて、ノズルトレイ93に収納された吸着ノズル70の種類を判定する(S23)。
コントローラ102は、例えば、S23において、次の装着作業(S25)で生産する基板に実装する部品を吸着するのに必要な吸着ノズル70がノズルトレイ93に収納されていないと判定した場合(S23:NO)、ユーザに異常を報知して(S15)、図5に示す処理を終了する。これにより、ユーザは、異常を認識することで、ノズルトレイ93に収納された吸着ノズル70を適切なものに変更することが可能となる。
また、コントローラ102は、S23において、装着作業(S25)で必要な吸着ノズル70がノズルトレイ93に収納されていると判定した場合(S23:YES)、搬送装置20に保持された基板34に対して、装着ヘッド24によって装着作業を開始する(S25)。具体的には、コントローラ102は、電磁モータ32等を駆動して、基板34を作業位置まで搬送する。コントローラ102は、作業位置において、基板保持装置36を駆動して基板34を固定的に保持する。コントローラ102は、装着ヘッド24を基板34の上方に移動させ、マークカメラ27によって基板34を撮像する。これにより、コントローラ102は、マークカメラ27によって撮像した撮像データを画像処理し、基板34の保持位置の誤差等を取得する。また、コントローラ102は、テープフィーダ85を駆動して、テープ化部品を送り出し、部品を供給位置において供給する。コントローラ102は、装着ヘッド24を部品の供給位置に移動させ、吸着ノズル70によって部品を吸着保持させる。コントローラ102は、装着ヘッド24をパーツカメラ26の上方に移動させ、パーツカメラ26によって吸着ノズル70に保持された部品を撮像する。これにより、コントローラ102は、部品の保持位置の誤差等を取得する。そして、コントローラ102は、装着ヘッド24を基板34の上方に移動させ、基板34の保持位置の誤差、部品の保持位置の誤差等を補正し、装着ヘッド24に保持している部品を基板34上に装着する。
また、コントローラ102は、上記した装着作業を開始した後に生産する基板34の種類を変更した場合など、必要に応じて装着ヘッド24の吸着ノズル70をノズルステーション28の吸着ノズル130と交換する。コントローラ102は、昇降機構97を駆動して、ノズルトレイ93を退避位置から交換位置まで上昇させる。コントローラ102は、ノズルステーション28の上方まで装着ヘッド24を移動させる。
コントローラ102は、ノズルトレイ93の吸着ノズル130に設けたノズル識別マーク70Aをマークカメラ27で撮像し判定することで、交換対象の吸着ノズル130の位置等を検出することができる。コントローラ102は、位置を検出した交換対象の吸着ノズル130を、装着ヘッド24の吸着ノズル70と交換する制御を実行する。このようにして、本実施形態の実装機10は、装着ヘッド24とノズルトレイ93等との干渉を防止しつつ、吸着ノズル70の交換を実行することが可能となっている。
なお、トレイ識別マーク93Cは、ノズルトレイ93を個別に識別するのに必要な情報、あるいは同じ種類のノズルトレイ93を種類ごとに識別するのに必要な情報である。一方で、押圧スイッチ99の検出信号S1によって識別する情報は、例えば、ノズルトレイ93等の高さH1,H2(図3参照)に基づいてグループ分けした情報であり、ノズルトレイ93を個別あるいは種類ごとに識別できる程の情報量を必ずしも必要としない。このため、押圧スイッチ99によって取得可能な識別情報の情報量は、トレイ識別マーク93Cによって取得可能な識別情報の情報量に比べて少なくすることができる。従って、製造コストを低減するためには、押圧スイッチ99の数は、ノズルトレイ93や吸着ノズル130の高さをグループ分けするのに必要な最小の数であることが好ましい。
因みに、本実施形態のマークカメラ27は、撮像部の一例である。吸着ノズル70は、部品保持部の一例である。ノズルトレイ93は、収納部の一例である。トレイ識別マーク93Cは、識別マークの一例である。載置板98は、ベース部の一例である。押圧スイッチ99は、検出部の一例である。トレイ昇降装置91は、昇降部の一例である。制御装置100は、制御部の一例である。吸着ノズル130は、交換用の部品保持部の一例である。
上記実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態の装着ヘッド24には、当該装着ヘッド24の種類を識別するためのヘッド識別情報121が設定されている。実装機10のコントローラ102は、例えば、起動時にヘッド識別情報121を装着ヘッド24から読み込む。また、ノズルトレイ93には、Z軸方向の高さに応じて数等が異なる凸部93Dが形成されている。載置板98の押圧スイッチ99は、この凸部93Dに押下されオン/オフ状態が切り替えられる。これにより、コントローラ102は、押圧スイッチ99の検出信号S1に基づいて、ノズルトレイ93を載置板98に載置した段階で、ノズルトレイ93の高さについて情報を検出できる。即ち、コントローラ102は、吸着ノズル70を交換するために装着ヘッド24をノズルステーション28に移動させる前に、ノズルトレイ93の高さについての情報を検出できる。その結果、コントローラ102は、ヘッド識別情報121と、押圧スイッチ99の検出信号S1とに基づいて、装着ヘッド24とノズルトレイ93との干渉の有無を判定することが可能となる。
また、実装機10は、ヘッド識別情報121と、押圧スイッチ99の検出信号S1とに基づいて、装着ヘッド24とノズルトレイ93との干渉の有無を判定する制御装置100を備える。これにより、実装機10は、制御装置100の判定結果に応じて装着ヘッド24の動作を制御することで、外部装置からの指示を必要とせず、装置内で干渉の有無を判定して適切な対応を実施することが可能となる。
また、コントローラ102は、装着ヘッド24とノズルトレイ93とが干渉すると判定した場合(S19:NO)、ユーザに異常を報知する(S15)。これにより、装着ヘッド24とノズルトレイ93等との干渉を未然に防止することが可能となる。
また、コントローラ102は、装着ヘッド24とノズルトレイ93とが干渉しないと判定した場合(S19:YES)、装着作業を開始する(S25)。これにより、吸着ノズル70とノズルトレイ93とを干渉させることなく吸着ノズル70を適宜交換しながら装着作業を継続し、生産効率を向上させることが可能となる。
コントローラ102は、吸着ノズル70の交換時に、ノズルステーション28の上方まで装着ヘッド24を移動させ、マークカメラ27によって、ノズルトレイ93のトレイ識別マーク93Cを撮像する。コントローラ102は、マークカメラ27によって撮像した撮像データを画像処理して、トレイ識別マーク93Cを検出する。コントローラ102は、トレイ識別マーク93Cに基づいて、ノズルトレイ93に収納された吸着ノズル70の種類を判定する。従って、コントローラ102は、ノズルトレイ93等の高さに応じた情報を、装着ヘッド24をノズルステーション28まで移動させずに取得でき、干渉の有無を判定できる。次いで、コントローラ102は、干渉しないことを検出した上で装着ヘッド24を移動させ、マークカメラ27によってトレイ識別マーク93Cを撮像し、吸着ノズル70の種類を取得する。つまり、コントローラ102は、まず、比較的簡易な構成の押圧スイッチ99によって干渉の有無だけを判定しておき、干渉しないことを検出した上でマークカメラ27によってノズルトレイ93のより詳細な情報を取得することができる。
また、ノズルトレイ93には、Z軸方向の高さに応じて数等が異なる凸部93Dが形成されている。載置板98の押圧スイッチ99は、この凸部93Dに押下されオン/オフ状態が切り替えられる。このような構成では、ノズルトレイ93等の高さに応じた情報を検出するための検出部を、簡易な構成で実現でき、コストの削減を図ることが可能となる。
コントローラ102は、トレイ昇降装置91を制御して、退避位置と交換位置との間でノズルトレイ93を昇降させる(図6参照)。これにより、コントローラ102は、吸着ノズル70の交換を実施しない場合にはノズルトレイ93を退避位置に退避させ、装着作業中の装着ヘッド24との干渉を防ぐことが可能となる。また、コントローラ102は、吸着ノズル70の交換を実施する場合には、装着ヘッド24をノズルステーション28の上方に移動させる前にノズルトレイ93を交換位置まで予め上昇させておくことで、吸着ノズル70の交換作業において装着ヘッド24を下降させる距離を短くし交換に必要な時間を短縮できる。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
また、上記実施例では、本願の検出部として、押圧スイッチ99を用いたが、これに限らない。例えば、載置板98は、検出部として電気的な接点を載置面98Aに備えてもよい。これに対応して、ノズルトレイ93は、高さに応じて異なる数の金属板を、底部に備えてもよい。このような構成では、コントローラ102は、載置面98Aに設けた端子の導通の有無に応じて、ノズルトレイ93の高さに応じた情報を検出できる。
また、上記実施形態において、図5に示すフローチャートの内容や順番は一例であり、適宜変更できる。例えば、コントローラ102は、実装機10の起動時に干渉の有無の判定処理を実行したが、実行するタイミングはこれに限らない。コントローラ102は、装着ヘッド24の交換後やノズルトレイ93の交換後などに、干渉の有無を判定する処理を実行してもよい。
また、上記実施形態において、コントローラ102は、トレイ識別マーク93Cの情報に基づいて、ノズルトレイ93に収納された吸着ノズル70の種類を判定したが、これに限らず、ノズルトレイ93の種類を判定してもよく、ノズルトレイ93と収納された吸着ノズル70の種類との両方を判定してもよい。
また、実装機10は、ノズルトレイ93を昇降させるトレイ昇降装置91を備えなくともよい。
また、ノズルトレイ93は、トレイ識別マーク93Cを備えなくともよい。
10 実装機、24,131 装着ヘッド、27 マークカメラ(撮像部)、34 基板、70 吸着ノズル(部品保持部)、91 トレイ昇降装置(昇降部)、93 ノズルトレイ(収納部)、93C トレイ識別マーク(識別マーク)、93D 凸部、98 載置板(ベース部)、99 押圧スイッチ(検出部)、100 制御装置(制御部)、121 ヘッド識別情報、130 吸着ノズル(交換用の部品保持部)。

Claims (7)

  1. 基板に対して部品を装着する装着ヘッドと、
    前記装着ヘッドに設けられ、前記装着ヘッドの種類を識別するためのヘッド識別情報と、
    前記装着ヘッドに対して交換可能に取り付けられ、前記部品を保持する部品保持部と、
    交換用の部品保持部を収納する収納部と、
    前記収納部を着脱可能に載置するベース部と、
    前記ベース部に載置した前記収納部及び前記交換用の部品保持部の少なくとも一方の高さに応じた情報を検出する検出部と、を備えることを特徴とする実装機。
  2. 前記ヘッド識別情報と、前記検出部の検出結果とに基づいて、前記装着ヘッドと前記収納部とが干渉するか否かを判定し、判定結果に応じて前記装着ヘッドの動作を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の実装機。
  3. 前記制御部は、前記装着ヘッドと前記収納部とが干渉すると判定した場合、前記装着ヘッドを前記収納部まで移動させて前記部品保持部を交換する動作を禁止することを特徴とする請求項2に記載の実装機。
  4. 前記制御部は、前記装着ヘッドと前記収納部とが干渉しないと判定した場合、前記装着ヘッドを前記収納部まで移動させ、前記部品保持部を前記交換用の部品保持部と交換することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の実装機。
  5. 前記装着ヘッドは、撮像部を有し、
    前記収納部は、当該収納部の種類を識別する識別マークを有し、
    前記装着ヘッドを制御して前記撮像部によって前記識別マークを撮像し、撮像した前記識別マークに基づいて前記収納部の種類を識別する制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の実装機。
  6. 前記収納部は、当該収納部及び当該収納部に収納される前記交換用の部品保持部の少なくとも一方の高さに応じて異なる態様の凸部を有し、
    前記検出部は、前記ベース部に載置した前記収納部の前記凸部によって押圧される押圧スイッチであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の実装機。
  7. 前記収納部を、前記装着ヘッドと上下方向において離間した退避位置と、前記退避位置から前記装着ヘッドに向かって上昇させ前記部品保持部と前記交換用の部品保持部とを交換する交換位置と、の間で昇降させる昇降部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の実装機。
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