JPWO2017065003A1 - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017065003A1
JPWO2017065003A1 JP2017545137A JP2017545137A JPWO2017065003A1 JP WO2017065003 A1 JPWO2017065003 A1 JP WO2017065003A1 JP 2017545137 A JP2017545137 A JP 2017545137A JP 2017545137 A JP2017545137 A JP 2017545137A JP WO2017065003 A1 JPWO2017065003 A1 JP WO2017065003A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push switch
sheet
disposed
pusher
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017545137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6619016B2 (ja
Inventor
純一 宮本
純一 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Publication of JPWO2017065003A1 publication Critical patent/JPWO2017065003A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6619016B2 publication Critical patent/JP6619016B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/04Cases; Covers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/04Cases; Covers
    • H01H13/06Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof or flameproof casings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/26Snap-action arrangements depending upon deformation of elastic members
    • H01H13/48Snap-action arrangements depending upon deformation of elastic members using buckling of disc springs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • H01H13/52Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state immediately upon removal of operating force, e.g. bell-push switch
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2215/00Tactile feedback
    • H01H2215/004Collapsible dome or bubble
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2223/00Casings
    • H01H2223/044Protecting cover
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2227/00Dimensions; Characteristics
    • H01H2227/022Collapsable dome
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2227/00Dimensions; Characteristics
    • H01H2227/026Separate dome contact
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2239/00Miscellaneous
    • H01H2239/034Environmental protection
    • H01H2239/036Heating, e.g. against condensation

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】操作した際の異音の発生を抑制することができるプッシュスイッチを提供する。【解決手段】凹状に形成された収容部ADを有するベース部材30と、ベース部材30の収容部AD内に露出して設けられた固定接点部材50と、収容部AD内に配設され反転動作可能なドーム部DDが固定接点部材50に接触可能な可動接点部材60と、収容部ADを覆うように配設され可動接点部材60を保持するシート部材20と、ドーム部DDの頂部とシート部材20との間に配設される押子部材40と、を有するプッシュスイッチ100において、シート部材20よりも熱膨張係数が小さい材料からなるシート状の補強部材10を有し、補強部材10がシート部材20に重ねて配設されている。【選択図】図2

Description

本発明は、各種電子機器の入力操作部に用いられるプッシュスイッチに関する。
昨今、パソコンのキーボード等には、キーを押したときの操作感を良くするため、キートップ毎に独立したプッシュスイッチを配設する構成のものが増えてきた。プッシュスイッチを使用する場合、操作者の手指がキートップの端を押した場合でも確実にスイッチ動作させるために、キートップとプッシュスイッチの押子部材との接触面積を広くすることが必要となる。このため、プッシュスイッチには、大型化(大面積化)が要求されている。
一般的に、この種のプッシュスイッチは、ベース部材の内底部に固定接点部材および外側固定接点部材が配設されるとともに、ベース部材の上部開口部が絶縁性のシート部材で覆われており、シート部材で覆われたベース部材内の空間にドーム状の可動接点部材が収納されている。可動接点部材の外周縁部は外側固定接点部材に常時接触しており、可動接点部材の中央部は固定接点部材の上方に接離可能に配設されている。固定接点部材および外側固定接点部材からは、それぞれベース部材の外部へ外部端子が導出されており、このプッシュスイッチが実装される回路基板にリフロー半田工程によって外部端子が半田付けされている。
上述のようなプッシュスイッチとして、特許文献1では、図6から図8に示すようなプッシュスイッチ900が提案されている。図6は、従来例のプッシュスイッチ900の断面図、図7は、プッシュスイッチ900の斜視図、図8は、プッシュスイッチ900の保護シート940にしわWRが発生したことを説明するプッシュスイッチ900の斜視図である。
プッシュスイッチ900は、図7に示すような外観を成し、図6に示すように、ケース901の収容部内に可動接点905が配設され、その収容部を覆うように保護シート940がケース901に粘着層943を介して装着されている。また、プッシュスイッチ900は、図6に示すように、可動接点905の中央部に応じた保護シート940の上面位置に突起用部材945を溶着で固定されており、突起用部材945が剥き出し状態になっている。つまり、この突起用部材945そのものが、プッシュスイッチ900の突起部950として構成されている。
そして、操作者がプッシュスイッチ900の突起部950を上方から押下操作すると、可動接点905の中央部が押し込まれるため、可動接点905の中央部が反転して中央接点902に接触する。その結果、中央接点902と外側接点904とが可動接点905を介して導通されるため、スイッチ動作がオフからオンに切り替わる。その際、可動接点905の反転動作によって、クリック感が生成されるため、操作者は、プッシュスイッチ900がオンしたことを手指で感じることができる。
特開2012−059432号公報
しかしながら、従来例のプッシュスイッチ900を大面積化して、リフロー半田工程で回路基板に実装した場合、プッシュスイッチ900は、図8に示すように、保護シート940にしわWRが発生するという新たな問題が見出された。これは、保護シート940がリフロー半田工程時に高い温度(約260℃になる)に晒されるので熱変形して生じたものである。そして、プッシュスイッチ900の操作時における保護シート940の動きに伴って、しわWRの形状が変化することで異音が発生するおそれがあるという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、異音の発生を抑制したプッシュスイッチを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のプッシュスイッチは、凹状に形成された収容部を有するベース部材と、該ベース部材の前記収容部内に露出して設けられた固定接点部材と、前記収容部内に配設され反転動作可能なドーム部が前記固定接点部材に接触可能な可動接点部材と、前記収容部を覆うように配設され前記可動接点部材を保持するシート部材と、前記ドーム部の頂部と前記シート部材との間に配設される押子部材と、を有するプッシュスイッチにおいて、前記シート部材よりも熱膨張係数が小さい材料からなるシート状の補強部材を有し、該補強部材は、前記シート部材に重ねて配設されているという特徴を有する。
これによれば、本発明のプッシュスイッチは、シート部材よりも熱膨張係数が小さい材料からなるシート状の補強部材を有し、補強部材は、シート部材に重ねて配設されている。そのため、プッシュスイッチを回路基板にリフロー半田付けで実装する際に、熱が加わった場合でも、シート部材の熱変形を補強部材が抑制するので、シート部材にしわが発生し難くなる。これにより、プッシュスイッチを操作した際に、シート部材のしわが原因の異音の発生を抑制することができる。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記補強部材は、少なくとも前記シート部材の接合部から前記押子部材が配設される前記シート部材の中央部までの間で前記シート部材に重ねて配設されているという特徴を有する。
これによれば、本発明のプッシュスイッチは、補強部材がシート部材の中央部から界面部までの間でシート部材に重ねて配設されるので、押子部材の押下操作に影響せず、操作者がプッシュスイッチを押下操作する際の操作感触の劣化を防ぐことができる。
また、前記補強部材は、円環形状であり、円環形状の幅は前記ドーム部の半径の40%以上であるという特徴を有する。
これによれば、本発明のプッシュスイッチは、補強部材が円環形状で、円環形状の幅がドーム部の半径の40%以上であるので、シート部材への貼り付け面積を充分確保することができる。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記補強部材が平面視したときに、前記押子部材に対応する位置に孔部を備えた環形状であるという特徴を有する。
これによれば、本発明のプッシュスイッチは、補強部材が孔部を備えた環形状であるので、押子部材の位置に孔部を対応させていることで、押子部材の押下操作に影響せず、操作者がプッシュスイッチを押下操作する際の操作感触の劣化を防ぐことができる。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記押子部材が円柱状に形成され、前記補強部材は円環形状に形成され、前記補強部材の外径は、前記ドーム部の直径に対して150%以下であり、前記孔部の直径は、前記押子部材の直径に対して100%以上であるという特徴を有する。
これによれば、本発明のプッシュスイッチは、孔部の直径が押子部材の直径に対して100%以上であるので、補強部材が突出する押子部材の部分を避ける構成となる。このため、補強部材をシート部材に貼り付けた際に、補強部材とシート部材との間に隙間や浮き上がり等が発生し難くなるので、シート部材のしわの発生を抑制することができる。また、補強部材の外径がドーム部の直径に対して150%以下であるので、シート部材のほぼ全体を覆うことができて補強部材の貼り付け面積を確保することができる。このため、シート部材のしわの発生をより抑制することができる。これらにより、プッシュスイッチを回路基板にリフロー半田付けで実装する際に、熱変形によるシート部材のしわの発生をより効率的に抑制するとともに、プッシュスイッチの操作感触の劣化を防ぐことができる。また、補強部材が円環形状に形成されているので、円筒形状の押子部材から均等距離の範囲で貼り付けられている。このため、押圧操作されたときシート部材が偏ることがなく撓むので操作感触の劣化を防ぐことができる。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記補強部材が前記シート部材の上方に配設されているという特徴を有する。
これによれば、本発明のプッシュスイッチは、補強部材がシート部材の上方に配設されているため、補強部材をシート部材に予め貼り付けておく必要が無く、ケース部材に対して可動接点部材、押子部材、シート部材、補強部材の順番に配設でき、プッシュスイッチの組み立て作業性が良い。このとき、押子部材を予め可動接点部材またはシート部材に貼り付けておくと、押子部材の位置ずれが無くなるため、より組み立て作業性が良くなる。
本発明のプッシュスイッチは、操作した際の異音の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係わるプッシュスイッチの外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わるプッシュスイッチの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わるプッシュスイッチの平面図である。 本発明の第1実施形態に係わるプッシュスイッチを説明する図3のA―A線における断面図である。 本発明の第1実施形態に係わるプッシュスイッチを説明する図3のB―B線における断面図である。 従来例のプッシュスイッチの断面図である。 従来例のプッシュスイッチの斜視図である。 従来例のプッシュスイッチの保護シートにしわが発生したことを説明する斜視図である。
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態におけるプッシュスイッチ100について、図1から図5までを用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のプッシュスイッチ100の外観を示す斜視図である。図2は、プッシュスイッチ100の分解斜視図である。図3は、プッシュスイッチ100の平面図である。図4は、プッシュスイッチ100を説明する図3のA―A線における断面図である。図5は、プッシュスイッチ100を説明する図3のB―B線における断面図である。
本発明の第1実施形態のプッシュスイッチ100は、図1に示すように直方体形状の外観を成し、中央部が突起した形状を成している。
プッシュスイッチ100は図2に示すように、凹状に形成された収容部ADを有するベース部材30と、ベース部材30の収容部AD内に露出して設けられた固定接点部材50と、収容部AD内に配設され反転動作可能なドーム部DDが固定接点部材50に接触可能な可動接点部材60と、収容部ADを覆うように配設され可動接点部材60を保持するシート部材20と、ドーム部DDの頂部とシート部材20との間に配設される押子部材40と、シート部材20よりも熱膨張係数が小さい材料からなるシート状の補強部材10と、プッシュスイッチ100が実装される回路基板に形成されたパターンと接続される外部端子51と、を有している。
プッシュスイッチ100のベース部材30は、回路基板(図示しない)にプッシュスイッチ100を実装する際にリフロー半田工程で約260[℃]の高温環境下に晒されるので、耐熱性の高いポリアミド(PA、POLYAMIDE)系の合成樹脂(PA9T等)を用いて、固定接点部材50および外部端子51が一体になるようインサート成形にて作製されている。また、ベース部材30は、黒色または暗色の合成樹脂が使用されている。
ベース部材30は図2に示すように、矩形状の形状を成し、その中央部分は円状の凹部に形成された収容部ADが設けられている。また、ベース部材30と一体に固定接点部材50と外部端子51とが形成されている。固定接点部50は、図2に示すように収容部ADの中央部分と、図5に示すように収容部ADの一方側(図5のX1方向)に露出するように配設されている。外部端子51はベース部材30の四隅のY方向側に突出するように配設され、長方形の板状に形成されている。尚、固定接点部材50と外部端子51とは、導電性の高い銅系(洋白、リン青銅等)の金属板に金、ニッケル、錫等のメッキが施されたフープ状のものをプレス加工して一体に作製されている。
収容部ADの中央部に配置された固定接点部材50は、図2に示すように、円盤状に加工され、図3に示すX2方向側に配置された2つの外部端子51に接続されている。また、収容部ADのX1方向側に配置された固定接点部材50は、図3に示すX1方向側に配置された2つの外部接続端子51に接続されている。尚、2つの固定接点部材50は電気的な接続はされていない。
外部端子51は、プッシュスイッチ100が実装される回路基板のパターンとそれぞれリフロー半田工程により、半田付けされて接続可能である。
プッシュスイッチ100の可動接点部材60は、導電性の高い銅系(洋白、リン青銅等)の金属板に金、ニッケル、錫等のメッキが施されたフープ状のものを図4および図5に示すようにドーム状(ドーム部DD)に加工して作製されている。また、可動接点部材60のドーム部DDの頂部は、図4および図5に示すように、後述する押子部材40が安定的に戴置できるように平面状に形成されている。
可動接点部材60の外周縁部は、図5に示すように、収容部ADのX1方向側に配置された固定接点部材50に接続され、ドーム部DDが収容部ADの中央部に配置された固定接点部材50の上方に接離可能に配設されている。また、可動接点部材60は、固定接点部材50に接触する構成となるので、異種金属間の電位勾配の影響で電食による腐食が発生する理由から、同じ金属材を使用することで接触の信頼性を確保している。
プッシュスイッチ100のシート部材20は、図2および図3に示すように、耐熱性があり、レーザ光の透過率が高いPA系の透明色または半透明色の合成樹脂(PA9T等)のフィルムシートを用いている。シート部材20は、4角形の形状を成し、その中央部は後述する押子部材40が収納できるように円筒形状に形成されている。
シート部材20の一方(図4に示すZ2方向)の面側には、第2粘着層(図示しない)が形成され、シート部材20がこの第2粘着層を介して後述する押子部材40の一方の面と可動接点部材60のドーム部DDとに貼り付けられている。
シート部材20は、図4および図5に示すように、ベース部材30を覆うように配設され、シート部材20とベース部材30との間の界面部IDがレーザ溶着を用いて接合されている接合部を有している。また、シート部材20は、プッシュスイッチ100の接点部材(固定接点部材50、可動接点部材60)の保護と防塵性能等を確保するために設けられ、ベース部材30との間の界面部IDの接合信頼性を確保するため、ベース部材30と熱膨張係数が同じ材料を使用することが一般的に行われている。
プッシュスイッチ100の押子部材40は、高強度で電気的絶縁性の良いポリイミド(PI、POLYIMIDE)系の合成樹脂を用いて、射出成形にて作製されている。また、押子部材40は図2に示すように、円柱状の形状を成し、図4および図5に示すように、シート部材20の中央部の円筒形状に形成された箇所の内側に配設されている。
押子部材40は、図4および図5に示すように、可動接点部材60のドーム部DDの外形形状よりも小さい外形形状となっており、可動接点部材60のドーム部DDの頂部に配設され接着剤等で固定されている。よって、押子部材40は、可動接点部材60のドーム部DDの頂部とシート部材20との間に配設されている。押子部材40の外形寸法は、可動接点部材60の外形寸法よりも小さい寸法となっており、このため可動接点部材60の頂部付近のみを押し込むようになっている。また、押子部材40はシート部材20に貼り付けられているため、可動接点部材60に接着剤等で固定されていなくとも外れることはない。この場合、押子部材40を予めシート部材20に貼り付けてから組み立てを行ってもよい。
プッシュスイッチ100の補強部材10は、シート部材20よりも熱膨張係数が小さい熱可塑性樹脂であるPEEK(POLY ETHER ETHER KETONE)材を用いたフィルムシートをプレス加工して作製されている。また、補強部材10は、図2および図3に示すように、平面視したときにドーム部DDの上方を覆い、且つ、孔部HDを備えた環形状に形成されている。すなわち、補強部材10は、平面視したときにドーム部DDに重なる領域内で、且つ、押子部材40に重なる領域外に対応するよう、孔部HDを備えた環形状に形成されている。
補強部材10は、図1および図2に示すように、平面視で円筒形状の押子部材40を囲うように円環形状に形成されている。また、補強部材10は、図4および図5に示すように、シート部材20の上方に重ねて配設されている。また、補強部材10の一方(図4に示すZ2方向)の面側には第1粘着層(図示しない)が形成され、補強部材10がこの第1粘着層を介してシート部材20に貼り付けられている。
補強部材10の外径は、ドーム部DDの直径に対して150%以下であり、孔部HDの直径は、押子部材40の直径に対して100%以上となるように形成されている。すなわち、補強部材10は、押子部材40に対応する部分を除いてシート部材20全体を覆うことができる。尚、本実施形態においては、補強部材10の外径は、ドーム部DDの直径に対して略90%、孔部HDの直径は、押子部材40の直径に対して略130%に設定している。このように設定していることで、補強部材10は、シート部材20の接合部から押子部材40に至るまでの間でシート部材20に貼り付けられることとなる。
熱膨張係数の小さい補強部材10(熱膨張係数=5[X10-5/℃])が、熱膨張係数の大きいシート部材20(熱膨張係数=8[X10-5/℃])と貼り合わされていることにより、シート部材20は、プッシュスイッチ100のリフロー半田工程の際に生じる熱変形を抑制される。また、シート部材20の熱変形を抑えるためには、補強部材10の円環形状の幅、すなわち、外周端部から孔部HDまでの幅は、ドーム部DDの半径の40%以上あることが望ましく、本実施形態においては50%にしている。このような設定とすることで、熱変形によるしわが発生しやすいシート部材20の接合部から押子部材40に至るまでの間の大部分に補強部材10を配設することになり、シート部材20のしわの発生を抑えられる。
従って、図7に示す従来例のプッシュスイッチ900では、大型化のために大面積化すると、図8に示すようにリフロー半田工程の際に保護シート940にしわWRが発生したが、本実施形態のプッシュスイッチ100では、大面積化しても、シート部材20(図7の保護シート940に相当)のしわの発生を抑制することができる。
ここで、プッシュスイッチ100の動作について簡単に説明する。
回路基板上に実装されたプッシュスイッチ100の上方(図1に示すZ1方向)には、操作用キートップ等の押圧駆動体が配設され、操作者の手指によってこの押圧駆動体が押下操作されると、シート部材20および押子部材40を介して可動接点部材60のドーム部DDが押し込まれるため、押圧駆動体が所定のストローク押下操作されたときに、可動接点部材60のドーム部DDが反転動作して固定接点部材50に接触する。
この結果、固定接点部材50と可動接点部材60が導通されるため、導通されたことによる電気信号が外部端子51から出力されて、スイッチ動作がオフからオン状態に切り替わる。その際、可動接点部材60の反転動作によってクリック感が生成されるため、操作用キートップ等を押下操作した操作者は、プッシュスイッチ100がオンしたことを手指で感じることができる。
押圧駆動体への押下操作を解除すると、反転した可動接点部材60のドーム部DDが元のドーム状の形状に自己復元して、スイッチ動作が元のオフ状態に戻る。
以上のように構成された本発明の第1実施形態のプッシュスイッチ100における効果について、以下にまとめて説明する。
本発明の第1実施形態のプッシュスイッチ100は、シート部材20よりも熱膨張係数が小さい材料からなるシート状の補強部材10を有し、補強部材10は、シート部材20に重ねて配設されている。そのため、プッシュスイッチ100を回路基板にリフロー半田付けで実装する際に、熱が加わった場合でも、シート部材20の熱変形を補強部材10が抑制するので、シート部材20にしわが発生し難くなる。これにより、プッシュスイッチ100を操作した際に、シート部材20のしわが原因の異音の発生を抑制することができる。
また、補強部材10が孔部HDを備えた環形状であるので、押子部材40が可動接点部材60と直接対向させることができ、押子部材40の押下操作に影響せず、操作者がプッシュスイッチ100を押下操作する際の操作感触の劣化を防ぐことができる。
また、孔部HDの直径が押子部材40の直径に対して100%以上であるので、補強部材10が突出する押子部材40の部分を避ける構成となる。このため、補強部材10をシート部材20に貼り付けた際に、補強部材10が押子部材40に干渉することによる補強部材10とシート部材20との間に隙間や浮き上がり等が発生し難くなるので、シート部材20のしわの発生を抑制することができる。また、補強部材10の外径がドーム部DDの直径に対して150%以下であるので、補強部材10の貼り付け面積を確保することができる。このため、シート部材20のしわの発生をより抑制することができる。これらにより、プッシュスイッチ100を回路基板にリフロー半田付けで実装する際に、熱変形によるシート部材20のしわの発生をより効率的に抑制するとともに、プッシュスイッチ100の操作感触の劣化を防ぐことができる。
また、補強部材10がシート部材20の上方(図4に示すZ1方向)に配設されているため、プッシュスイッチ100の組み立て作業性が良い。
以上のように、本発明の実施形態に係るプッシュスイッチ100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
<変形例1>
第1実施形態では、プッシュスイッチ100は垂直方向に押下操作されるタイプで説明したが、水平方向に操作されるサイドプッシュタイプのものでも良い。
<変形例2>
第1実施形態では、外部端子51にはメッキ処理が施されているが、回路基板のパターンとの半田付け性向上のため半田メッキ処理を行っても良い。
<変形例3>
第1実施形態では、補強部材10とシート部材20は、それぞれ別体で準備していたが、射出成形の2色成形加工を行うことで一体化したものが可動接点部材60を覆うようにベース部材30にレーザ溶着で接続しても良い。
10 補強部材
20 シート部材
30 ベース部材
40 押子部材
50 固定接点部材
51 外部端子
60 可動接点部材
100 プッシュスイッチ
AD 収容部
DD ドーム部
HD 孔部
ID 界面部

Claims (6)

  1. 凹状に形成された収容部を有するベース部材と、
    該ベース部材の前記収容部内に露出して設けられた固定接点部材と、
    前記収容部内に配設され反転動作可能なドーム部が前記固定接点部材に接触可能な可動接点部材と、
    前記収容部を覆うように配設され前記可動接点部材を保持するシート部材と、
    前記ドーム部の頂部と前記シート部材との間に配設される押子部材と、を有するプッシュスイッチにおいて、
    前記シート部材よりも熱膨張係数が小さい材料からなるシート状の補強部材を有し、
    該補強部材は、前記シート部材に重ねて配設されていることを特徴とするプッシュスイッチ。
  2. 前記補強部材は、少なくとも前記シート部材の前記ベース部材との接合部から前記押子部材が配設される前記シート部材の中央部までの間で前記シート部材に重ねて配設されていることを特徴とする請求項1記載のプッシュスイッチ。
  3. 前記補強部材は、円環形状であり、円環形状の幅は前記ドーム部の半径の40%以上であることを特徴とする請求項2記載のプッシュスイッチ。
  4. 前記補強部材は、平面視したときに、前記押子部材に対応する位置に孔部を備えた環形状であることを特徴とする請求項1に記載のプッシュスイッチ。
  5. 前記押子部材は円柱状に形成され、
    前記補強部材は円環形状に形成され、
    前記補強部材の外径は、前記ドーム部の直径に対して150%以下であり、
    前記孔部の直径は、前記押子部材の直径に対して100%以上であることを特徴とする請求項4に記載のプッシュスイッチ。
  6. 前記補強部材は、前記シート部材の上方に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のプッシュスイッチ。


JP2017545137A 2015-10-13 2016-09-27 プッシュスイッチ Active JP6619016B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202362 2015-10-13
JP2015202362 2015-10-13
PCT/JP2016/078455 WO2017065003A1 (ja) 2015-10-13 2016-09-27 プッシュスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017065003A1 true JPWO2017065003A1 (ja) 2018-07-26
JP6619016B2 JP6619016B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=58517651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017545137A Active JP6619016B2 (ja) 2015-10-13 2016-09-27 プッシュスイッチ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10354815B2 (ja)
EP (1) EP3364436B1 (ja)
JP (1) JP6619016B2 (ja)
KR (1) KR102017435B1 (ja)
CN (1) CN108028145B (ja)
WO (1) WO2017065003A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113016049A (zh) * 2018-10-31 2021-06-22 松下知识产权经营株式会社 按钮开关

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD845252S1 (en) * 2017-02-24 2019-04-09 Citizen Electronics Co., Ltd. Switch
EP3734627B1 (en) * 2017-12-26 2023-10-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Movable contact point, switch with movable contact point, and embossed tape for containing movable contact point
WO2020170987A1 (ja) * 2019-02-18 2020-08-27 シチズン電子株式会社 バネ部材及びスイッチ
JP7313946B2 (ja) * 2019-07-19 2023-07-25 ニデックコンポーネンツ株式会社 電子部品とその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1986002196A1 (en) * 1984-09-29 1986-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Push-type switch
JPH09148606A (ja) * 1995-11-29 1997-06-06 Sanyo Electric Co Ltd 折曲できるフィルム状の太陽電池素子
JP2008250259A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Polymatech Co Ltd 表示シート、表示付き成形体及びキーシート
JP2010135151A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Alps Electric Co Ltd 押釦スイッチ

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2878464B2 (ja) * 1991-02-22 1999-04-05 アルプス電気株式会社 押釦スイツチ
JPH0729728U (ja) 1993-10-27 1995-06-02 ミツミ電機株式会社 押しボタンスイッチ
US5661279A (en) * 1995-10-26 1997-08-26 Sunarrow Co., Ltd. Pushbutton switch
US5898147A (en) * 1997-10-29 1999-04-27 C & K Components, Inc. Dual tact switch assembly
JP2000113758A (ja) * 1998-10-07 2000-04-21 Shin Etsu Polymer Co Ltd 入力用キーパッドの製造方法
US6388218B1 (en) * 1998-12-22 2002-05-14 Shin-Etsu Polymer Co. Ltd. Push button switch cover and method for manufacturing same
JP4069555B2 (ja) * 1999-10-06 2008-04-02 松下電器産業株式会社 プッシュスイッチ
US6271487B1 (en) * 2000-03-21 2001-08-07 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Normally open extended travel dual tact switch assembly with sequential actuation of individual switches
JP4466314B2 (ja) * 2004-10-20 2010-05-26 パナソニック株式会社 プッシュオンスイッチ
FR2915021B1 (fr) * 2007-04-12 2009-08-21 Itt Mfg Enterprises Inc Interrupteur electronique comportant une feuille elastique de positionnement horizontal du poussoir
JP2011040320A (ja) 2009-08-17 2011-02-24 Citizen Electronics Co Ltd キースイッチモジュール
JP2012059432A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Panasonic Corp プッシュスイッチ
JP6051705B2 (ja) * 2011-09-15 2016-12-27 ミツミ電機株式会社 スイッチ
JP2013093313A (ja) * 2011-10-05 2013-05-16 Mitsumi Electric Co Ltd スイッチ
US9024219B2 (en) * 2012-04-12 2015-05-05 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Push switch

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1986002196A1 (en) * 1984-09-29 1986-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Push-type switch
JPH09148606A (ja) * 1995-11-29 1997-06-06 Sanyo Electric Co Ltd 折曲できるフィルム状の太陽電池素子
JP2008250259A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Polymatech Co Ltd 表示シート、表示付き成形体及びキーシート
JP2010135151A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Alps Electric Co Ltd 押釦スイッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113016049A (zh) * 2018-10-31 2021-06-22 松下知识产权经营株式会社 按钮开关

Also Published As

Publication number Publication date
US10354815B2 (en) 2019-07-16
WO2017065003A1 (ja) 2017-04-20
EP3364436A4 (en) 2018-12-05
CN108028145B (zh) 2019-08-23
KR102017435B1 (ko) 2019-09-02
US20180218854A1 (en) 2018-08-02
CN108028145A (zh) 2018-05-11
KR20180040686A (ko) 2018-04-20
EP3364436A1 (en) 2018-08-22
JP6619016B2 (ja) 2019-12-11
EP3364436B1 (en) 2020-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6619016B2 (ja) プッシュスイッチ
US8410381B2 (en) Push-on switch
JP2014075278A (ja) スイッチ、およびスイッチの製造方法
JP7432825B2 (ja) 可動部材、及び入力装置
JP2016081915A (ja) プッシュスイッチ
KR101112211B1 (ko) 전자부품용 택트 스위치
JP6381375B2 (ja) プッシュスイッチ
JP6045072B2 (ja) プッシュスイッチ
EP2515315B1 (en) Movable contact member and switch device using movable contact member
JP2011150964A (ja) スイッチ
WO2019176680A1 (ja) マイクロスイッチ、操作装置及びマイクロスイッチの製造方法
JP2018060736A (ja) スイッチ装置及び電子機器
JP2010272480A (ja) ドームスイッチ
KR101150761B1 (ko) 슬림형 푸쉬 스위치장치
JPWO2018020754A1 (ja) スイッチ体
EP2485464B1 (en) Mobile phone key device
JP2013101873A (ja) スリム型プッシュスイッチ装置
JP2013020765A (ja) スイッチ
JP2013089306A (ja) プッシュスイッチ
JP5318790B2 (ja) 入力センサスイッチ
JP2014123548A (ja) スイッチ
JP2024004498A (ja) 電子部品、スイッチ及び電子機器
JP6263734B2 (ja) スイッチ装置
JP2017016937A (ja) シートスイッチ
JP2017130292A (ja) スイッチ体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6619016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150