JPWO2017051820A1 - スパッタリングターゲット、ターゲット製造方法 - Google Patents

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Abstract

アーク放電を発生させずに、樹脂基板上に剥落しない導電膜を形成できるスパッタリングターゲットを提供する。樹脂から成る基体を有する仕掛基板32に合金薄膜を形成するスパッタリングターゲット55には、Cuを50原子%よりも多く含有させ、Niを5原子%以上40原子%以下の範囲で含有させ、Alを3原子%以上10原子%以下の範囲で含有させた母材100原子%に対して、ZnとMnのいずれか一方又は両方から成る添加物を0.01原子%以上の含有率で含有させる。空孔の無いスパッタリングターゲットが得られるので、アーク放電が発生しない。

Description

本発明は、スパッタリングターゲットと、そのスパッタリングターゲットを製造するためのターゲット製造方法に関する。
現在では、LSI等の半導体素子は、樹脂の基体に配線膜が形成された単層基板が複数層積層された搭載装置に搭載されており、従って、樹脂の表面に密着性の高い金属膜を形成する技術が求められている。特に、銅薄膜は低抵抗の利点がある反面、樹脂との密着性が低いことから、樹脂と銅薄膜との間には、他の金属から成る密着層が形成されている。
図13の符合100は、そのような、従来技術の搭載装置であり、複数の単層基板1111、1112が積層されている。
この搭載装置100の各単層基板1111、1112は、樹脂から成る基体103を有しており、基体103の表面には配線膜110が設けられている。また、基体103には接続孔102が設けられており、接続孔102の内部には、積層された単層基板1111、1112の配線膜110同士を接続する金属プラグ119が設けられている。
図11(a)は、単層基板1111の上に、最上層の単層基板1112となる基体103が貼付された状態である。基体103には、接続孔102が設けられており、接続孔102の底面には、下層の単層基板1111の配線膜110の表面が露出されている。
先ず、図11(b)に示すように、Ti等の密着用の金属を含有するスパッタリングターゲットをスパッタリングし、基体103の表面と、接続孔102の内周側面と、底面に露出する配線膜110とに接触したTi薄膜等の密着層118を形成し、次いで、銅のスパッタリングターゲットをスパッタリングし、密着層118の表面に、銅薄膜から成るシード層115を形成する。
パターニングされたレジスト膜を、シード層115の表面上に配置して、接続孔102の内部のシード層115と、基体103の表面上の所定位置のシード層115とを露出させ、メッキ液に浸漬して、露出したシード層115をメッキ液に接触させ、シード層115とメッキ液との間に電圧を印加し、電解メッキ法によって露出したシード層115の表面に銅を析出させ、接続孔102の内部と、基体103の表面上とに、図11(c)に示すように、銅薄膜106、107を形成する。この状態では、銅薄膜106、107はシード層115に接触し、接続孔102の内部は銅から成る銅薄膜106で充填されており、銅薄膜106、107は、シード層115よりも厚く形成されている。同図(c)の符合128は、レジスト膜である。
この状態では、密着層118とシード層115とは、銅薄膜106、107の下方に位置する部分と、レジスト膜128の下方に位置する部分とがあり、レジスト膜128を剥離し、レジスト膜128の下方に位置していたシード層115を露出させた後、先ず、銅のエッチング液に浸漬し、同図(d)に示すように、銅薄膜106、107の下方には、パターニングされたシード層105を残しながら露出しているシード層115をエッチング除去し、除去された部分に密着層118を露出させる。
次に、Tiをエッチングするエッチング液に浸漬すると、図13に示されたように、銅薄膜106、107及びシード層105の下方に位置する密着層108を残しながら露出された密着層118がエッチング除去され、除去した部分には基体103が露出する。
接続孔102内の密着層108とシード層105と銅薄膜106とで、接続孔102を充填する金属プラグ119が構成されており、また、基体103の表面上の密着層108とシード層105と銅薄膜107とで、配線膜110が構成されている。
銅薄膜106、107と基体103表面に露出する樹脂との間の密着性は低く、銅薄膜106、107は樹脂から剥離しやすいが、Ti薄膜である密着層108は樹脂との間で密着性が高く、また、銅薄膜であるシード層105との間の密着性も高いから、シード層105と銅薄膜106、107とは基体103から剥離しない。
この場合、銅薄膜106、107を形成するためには密着層108とシード層105との二層を形成する必要があるため、配線膜110が三層構造になり、製造工程が増加する。
また、密着層108は、銅以外のTi等の元素を多量に含有するため、密着層118と、銅薄膜であるシード層115とは、同じエッチング液でエッチングすることができず、エッチング工程が複雑である。
そこで、下記特許文献2に記載されたように、銅に、ニッケルとアルミニウムとを含有させたCu−Ni−Alターゲットを作製し、Cu−Ni−Alターゲットをスパッタリングして、樹脂が露出された基体の表面に銅合金薄膜を形成し、銅合金薄膜の表面に純銅から成る導電性薄膜を形成して配線膜とすると、銅合金薄膜と樹脂との密着性と、銅合金薄膜と導電性薄膜との間の密着性も良好であり、基体から剥離しない配線膜が得られた。
しかしながら、Cu−Ni−Alターゲットは、スパッタリングするときのアーク放電の発生回数が多く、そのため、形成する銅合金薄膜が不良になってしまう場合があった。
特開平8−332697号公報 WO2014185301
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、アーク放電を発生させること無く、樹脂が露出する基体上に剥離しない配線膜を形成できるスパッタリングターゲットと、そのスパッタリングターゲットを製造するターゲット製造方法を提供することにある。
本発明の発明者等は、Cu−Ni−Alターゲットを切断して、内部を観察したところ、切断面に多数の空孔(「欠陥」とも言う)が発生していることを発見した。スパッタリングターゲット中のこのような空孔は、アーク放電の原因であることが知られているから、空孔を減少させればアーク放電は減少することは明らかである。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、銅とニッケルとアルミニウムとが所定割合で含有された溶融物を冷却して固化させる際に、溶融物にZnとMnのいずれか一方又は両方を含有させておけば良いことを発見し、本願発明を創作するに至った。
即ち、本願発明は、CuとNiとAlとを含有し、CuとNiとAlとを100原子%としたときに、Cuを50原子%よりも多く含有し、Niを5原子%以上40原子%以下の含有率で含有し、Alを3原子%以上10原子%以下の含有率で含有する母材と、前記母材に添加された添加物とを含有するスパッタリングターゲットであって、前記添加物は、ZnとMnのいずれか一方又は両方から成り、前記母材の100原子%に対して、0.01原子%以上の含有率で含有されたスパッタリングターゲットである。
本発明は、前記添加物に含有されたZnの含有率とMnの含有率とは、それぞれ1.0原子%以下にされたスパッタリングターゲットである。
また、本発明は、上記記載のスパッタリングターゲットを製造するターゲット製造方法であって、固体の前記母材と、固体の前記添加物とを同じ容器中に配置し、加熱して前記母材と前記添加物とを含有する溶融物を形成し、前記溶融物を冷却して固化させて前記スパッタリングターゲットを形成するターゲット製造方法である。
スパッタリングターゲットの中の空孔が少なく、アーク放電が少ないスパッタリングによって形成した配線膜は、一回のエッチング工程によってパターニングすることができる。
また、配線膜の抵抗値は大きくならないので、電圧損失が小さく、樹脂から剥離しない配線膜が得られる。
本発明の搭載装置を説明するための図 搭載装置を形成するためのスパッタリング装置を説明するための図 本発明の搭載装置の製造工程を説明するための図(1) 本発明の搭載装置の製造工程を説明するための図(2) 本発明の搭載装置の製造工程を説明するための図(3) 本発明の搭載装置の製造工程を説明するための図(4) 本発明の搭載装置の製造工程を説明するための図(5) 本発明の搭載装置の製造工程を説明するための図(6) 本発明の搭載装置の製造工程を説明するための図(7) アーク放電のグラフ (a)〜(d):従来技術の搭載装置の製造工程を説明するための図 基体を説明するための図 従来技術の搭載装置を示す図
図1の符合10は、本発明のターゲットのスパッタリングによって得られる搭載装置を示しており、符合20は、搭載装置10が電気的に接続されたマザーボードを示している。
この搭載装置10は、支持基板14と、支持基板14の両面にそれぞれ配置された第一、第二の多層基板11、12とを有しており、第一、第二の多層基板11、12は、それぞれ複数の単層基板111〜113、121〜123を有している。
各単層基板111〜113、121〜123のうち、支持基板14に近い方を下層と呼び、遠い方を上層と呼ぶと、各単層基板111〜113、121〜123の一つ下層の位置には、他の単層基板111、112、121、122か、又は支持基板14が位置している。
図9には、第一の多層基板11の最上層の単層基板113と、その単層基板113の一つ下層の単層基板112の一部とが示されている。
各単層基板111〜113、121〜123の構造は同じであり、それら単層基板111〜113、121〜123は、板状の基体3と、基体3に形成された複数の接続孔2と、基体3の片側の表面(接続孔2の内周面と底面を除く)に配置された複数の配線膜9と、各接続孔2を充填する金属プラグ8とをそれぞれ有している。
支持基板14は、有機化合物である樹脂から成る樹脂基板14aと、樹脂基板14aに形成された複数の支持基板貫通孔14bと、各支持基板貫通孔14bの内部を充填する接続体14cと、樹脂基板14aの両面に配置された複数の配線膜14dとを有している。接続体14cは導電性を有しており、少なくとも一本の配線膜14dと電気的に接続されている。
各単層基板111〜113、121〜123の金属プラグ8は、その金属プラグ8が位置する接続孔2を有する基体3の配線膜9に、配線膜9が設けられた表面で電気的に接続されている。図9では不図示の位置で接続されている。
そして、各単層基板111〜113、121〜123の接続孔2は、下層の単層基板111、112、121、122の配線膜9又は、支持基板14の配線膜14d上に位置しており、各単層基板111〜113、121〜123の金属プラグ8は、下層の単層基板111、112、121、122の配線膜9又は、支持基板14の配線膜14dに電気的に接続されている。
従って、第一、第二の多層基板11、12の最上層の単層基板113、123の配線膜9は、支持基板14の一方の面と他方の面の配線膜14dにそれぞれ接続されており、支持基板14の両面の配線膜14dの間は、接続体14cを介して接続されているから、最上層の単層基板113、123の配線膜9も電気的に接続されている。
マザーボード20は、マザーボード本体20aと、マザーボード本体20a上に配置された配線膜20bとを有している。
第一の多層基板11の最上層の単層基板113の配線膜9には、半導体装置13の端子13bが固定されており、第二の多層基板12の最上層の単層基板123の配線膜9は、金属体24を介して、マザーボード20の配線膜20bに電気的に接続されている。
半導体装置13の端子13bは、半導体装置本体13aの内部に配置された半導体素子の集積回路に電気的に接続されており、従って、集積回路は、搭載装置10と金属体24とを介して、マザーボード20の配線膜20bと電気的に接続されている。
このような各単層基板111〜113、121〜123の金属プラグ8と配線膜9とについて説明すると、先ず、各単層基板111〜113、121〜123の基体3は、樹脂から成る基板で構成されており、又は、ガラス繊維が編まれた布状基板に樹脂が含浸された複合材料によって構成されている。
図12の基体3は、樹脂25中にガラス繊維26が含まれており、その基体3の表面は、樹脂25の表面とガラス繊維26の表面とで構成されており、樹脂25とガラス繊維26とが露出されている。
各金属プラグ8は、接続孔2の内周表面に接触して配置された合金薄膜4と、その合金薄膜4の表面に接触して配置された導電膜6とをそれぞれ有している。また、各配線膜9は、基体3の表面に接触して配置された合金薄膜5と、その合金薄膜5の表面に接触して配置された導電膜7とをそれぞれ有している。
合金薄膜4、5は、基体3の表面又は接続孔2の内周表面で、基体3を構成する樹脂25と接触しており、基体3がガラス繊維26を含有する場合は、基体3を構成する樹脂25とガラス繊維26とに接触する。
上記搭載装置10の製造工程を説明する。ここでは、既に、支持基板14の片面には第二の多層基板12が形成されており、反対の面には、最上層になる単層基板113以外の単層基板111、112が形成されて配置されているものとする。
図3は、その状態の仕掛基板31を示しており、表面には、この仕掛基板31における最上層の単層基板112が露出されている。
先ず、その単層基板112の表面上に、図4に示すように、基体3を貼付する。
貼付する基体3は、貼付する前に接続孔2が形成されていてもよいし、基体3を貼付した後、接続孔2を形成してもよい。
この状態の仕掛基板32では、最上層となる基体3の接続孔2の底面には、一つ下層の単層基板112の配線膜9が露出されており、次に、基体3の表面と接続孔2の内周側面と底面とに、合金薄膜4、5を形成する。
図2には、合金薄膜4、5を形成するスパッタリング装置50が示されている。
このスパッタリング装置50は、搬出入室51aと、前処理室51bと、成膜室51cとを有している。
各室51a〜51cには、それぞれ真空排気装置58a〜58cが接続されており、各室51a〜51cの間のゲートバルブ59a、59bを閉じ、真空排気装置58b、58cを動作させて、前処理室51bの内部と、成膜室51cの内部とを真空排気し、前処理室51bの内部と成膜室51cの内部とに、それぞれ真空雰囲気を形成しておく。
搬出入室51aの内部には搬送装置54が配置されており、基体3が露出する仕掛基板32を搬出入室51aの内部に搬入し、搬送装置54に取り付ける。
搬出入室51aの扉を閉じ、内部雰囲気を大気から遮断して真空排気装置58aを動作させ、搬出入室51aの内部を真空排気する。
搬出入室51aの内部には、加熱装置56が配置されており、真空排気しながら、加熱装置56によって搬送装置54に配置された仕掛基板32を加熱する。
仕掛基板32が所定温度に昇温された後、ゲートバルブ59aが開けられ、仕掛基板32は、搬送装置54と一緒に搬出入室51aの内部から前処理室51bの内部に移動される。
前処理室51bの内部には、イオンガン57が配置されており、搬出入室51aと前処理室51bとの間のゲートバルブ59aが閉じられた後、ガス導入系からイオンガン57に希ガス(ここではAr)が供給されると、イオンガン57の内部で希ガスイオンが生成される。生成された希ガスのイオンは前処理室51bの内部に放出される。
仕掛基板32の基体3は、前処理室51bの真空雰囲気中に露出されており、前処理室51b内に搬入されると、イオンガン57に向けられ、希ガスイオンが放出される。希ガスイオンは、基体3の表面と、接続孔2の内周側面と、接続孔2の底面に露出する下層の単層基板112の導電膜7の表面とに照射され、照射された部分はクリーニングされ、活性な状態になる。
イオンが所定時間照射されると前処理は終了し、成膜室51cとの間のゲートバルブ59bが開けられ、前処理が行われた仕掛基板32は、搬送装置54と一緒に、前処理室51bの内部から成膜室51cの内部に移動され、ゲートバルブ59bが閉じられる。
成膜室51cの内部には、スパッタリングターゲット55が配置されている。
このスパッタリングターゲット55は、銅とニッケルとアルミニウムとを含有する母材と、その母材に添加された添加物とが含有された板状のターゲット合金がカソード電極に取り付けられて構成されている。
その成分については、母材は、銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときに、銅を50原子%よりも多く含有し、ニッケルを5原子%以上40原子%以下含有し、アルミニウムを3原子%以上10原子%以下含有するようにされており、また、亜鉛とマンガンのいずれか一方又は両方から成る添加物が含有されている。
添加物の含有率は、母材の100原子%に対して、0.01原子%以上にされており、また、添加物中の亜鉛の含有率は1.0原子%以下にされ、添加物中のマンガンの含有率も1.0原子%以下にされている。
スパッタリングターゲット55の製造工程を説明すると、先ず、それぞれ固体である銅原料とニッケル原料とアルミニウム原料と添加物の原料とが、同じ溶融容器の中に配置される。
銅原料とニッケル原料とアルミニウム原料とは、上述したように、銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときに、銅が50原子%よりも多く含有され、ニッケルが5原子%以上40原子%以下の含有率で含有され、アルミニウムは3原子%以上10原子%以下の含有率で含有するようにされており、母材の100原子%に対して、添加物は0.01原子%以上であり、且つ、添加物中の亜鉛の含有率は1.0原子%以下にされ、添加物中のマンガンの含有率も1.0原子%以下にされている。
溶融容器を加熱し、銅、ニッケル、アルミニウム、添加物とを含有する溶融物を形成する。
溶融物中では、銅、ニッケル、アルミニウム、亜鉛、マンガンは均一に分散されており、溶融物を冷却し、固化物が板状に成形され、スパッタリングターゲットが形成されている。
溶融物を冷却すると、ターゲット合金が得られる。板状のターゲット合金をカソード電極に固定すると、スパッタリングターゲット55が得られる。
溶融物とスパッタリングターゲット55の組成は、溶融容器に配置した、銅原料とニッケル原料とアルミニウム原料と組成物の原料に含有される銅とニッケルとアルミニウムと添加物の比と同じである。
成膜室51cの内部には、ガス放出装置53が設けられており、成膜室51cの内部を真空排気装置58cによって真空排気しながら、ガス供給装置52からガス放出装置53にAr等の希ガスから成るスパッタリングガスを供給し、ガス放出装置53から成膜室51cの内部にスパッタリングガスを放出させ、スパッタリングターゲット55に電圧を印加し、スパッタリングガスのプラズマを生成する。
前処理がされた基体3の表面はスパッタリングターゲット55と対面されており、生成したプラズマによってスパッタリングターゲット55の表面がスパッタリングされると、スパッタリング粒子は基体3の前処理がされた表面に付着し、その表面に、銅とニッケルとアルミニウムと亜鉛とマンガンとの含有率がスパッタリングターゲット55と同じ合金薄膜が成長する。
銅原料とニッケル原料とアルミニウム原料と添加物原料とを一緒に溶融させた溶融物を固化させた場合と、銅原料とニッケル原料とアルミニウム原料とを異なる溶融容器で別々に溶解させ、同じ溶融容器に入れて添加物の原料を添加した後、溶融物を固化する場合と比べると、各原料を一緒にして溶解させた場合の方が、空孔が少なくなることが見いだされた。
従って、各原料が一緒に溶融された後、固化されたスパッタリングターゲット55の内部には空孔は少なくなっており、アーク放電の発生頻度が減少されているので、スパッタリングターゲット55のスパッタリングにより、欠陥の少ない合金薄膜を得ることができる。
図5の符合33は、その合金薄膜15が所定膜厚に形成された仕掛基板であり、合金薄膜15の組成は、スパッタリングターゲットの組成と同じである。
合金薄膜15は、基体3の表面(接続孔2の内部は除く。)と、接続孔2の内周面と、接続孔2の底面の導電膜7とに接触しており、接続孔2の底面では、一つ下層の単層基板112の配線膜9と接触して、電気的に接続されている。一つ下層の単層基板112の配線膜9は、合金薄膜5と導電膜7とで構成されている。
なお、最上層の合金薄膜15は、イオンガン57によってイオンが照射された表面に形成されているので、密着強度は、照射しなかった場合と比べると高くなっている。
合金薄膜15が所定膜厚に形成された後、スパッタリングターゲット55への電圧印加とスパッタリングガス導入が停止され、スパッタリングは終了する。
次いで、ゲートバルブ59a、59bが開けられて、合金薄膜15が形成された仕掛基板33は、前処理室51bを通過して、内部が真空雰囲気にされた搬出入室51aに移動される。
ゲートバルブ59a、59bが閉じられた後、搬出入室51aに気体が導入され、搬出入室51aの内部が大気圧になった後、合金薄膜15が形成された仕掛基板33は搬出入室51aから取り出される。
次いで、図6に示すように、合金薄膜15の表面に、パターニングされたレジスト膜28が配置される。
このレジスト膜28には、最上層の基体3の各接続孔2の上方と、その基体3の表面上の合金薄膜15の所定位置の上方とに、開口29が形成されており、開口29の底面下には、各接続孔2の底面と内周側面に配置された合金薄膜15、又は、基体3の表面上に位置する合金薄膜15が露出されている。
その状態の仕掛基板33の開口29底面下に露出する合金薄膜15の表面に、銅の含有率(原子%)が合金薄膜15よりも高く、抵抗率が小さい材料から成る導電膜を、合金薄膜15と接触させて形成する。
導電膜の具体的な形成方法については、例えば、レジスト膜28の開口29底面と、基体3の表面の所定位置上とに合金薄膜15が露出する状態の仕掛基板33を、銅イオンを含むメッキ液に浸漬し、露出した合金薄膜15をメッキ液に接触させ、メッキ液に浸漬された銅電極と、合金薄膜15とを電源に接続し、電源を動作させ、銅電極を介して、合金薄膜15とメッキ液との間に電圧を印加し、メッキ液中の正の金属イオンを合金薄膜15のメッキ液と接触する部分に付着させ、銅を合金薄膜15よりも多く含有する導電膜を成長させ、図7に示すように、接続孔2上の開口29の底面下と、基体3の表面上の開口29の底面下とに、導電膜6、7が形成された仕掛基板34を作製する。
一般に、スパッタ法よりも電解メッキ法の方が成長速度が大きくなっており、スパッタ法で形成された合金薄膜15の膜厚よりも、電解メッキ法で形成した導電膜6、7の方の膜厚が厚くされており、この仕掛基板34では、接続孔2内の合金薄膜15の表面に形成された導電膜6は、接続孔2の内部を充填し、その上部は、基体3の表面上の合金薄膜15の表面よりも上方に位置している。
次に、図8に示すように、レジスト膜28を剥離すると、導電膜6、7が露出する部分の間に、合金薄膜15が露出する。
接続孔2の内部の導電膜6は、基体3の表面上の導電膜7に接続されているが、基体3の表面上の導電膜7には、互いに分離された導電膜が含まれるものの、レジスト膜28を剥離した状態では、内部の導電膜6と表面の導電膜7とは、合金薄膜15によって、互いに電気的に接続された状態である。
次いで、その状態の仕掛基板34を、銅をエッチングするエッチング液に浸漬すると、露出している合金薄膜15がエッチングされて除去され、図9に示すように、合金薄膜15が除去された部分には、合金薄膜15の下に位置していた基体3の表面が露出し、導電膜6、7がパターニングされた最上層の単層基板113が形成される。
各単層基板111〜113、121〜123では、接続孔2の内部は、接続孔2の内部の導電膜6と、その導電膜6の下に位置する合金薄膜4とで、接続孔2を充填する金属プラグ8が構成されており、基体3上には、導電膜7と、その導電膜7の下に位置する合金薄膜5とで配線膜9が構成されている。
基体3の表面に露出する樹脂25に対し、純銅の薄膜の密着性は悪い。
本願発明では、樹脂25と接触する合金薄膜4、5は、銅を50原子%よりも多く含有する薄膜材料に、下記実験に示すように、銅以外の元素を含有させて密着力を測定したところ、ニッケルを5原子%以上30原子%以下含有し、アルミニウムを3原子%以上10原子%以下含有する薄膜材料が、純銅や酸化銅の薄膜よりも、樹脂25に対する密着性は高くなっており、添加物としては、銅とニッケルとアルミニウムの合計原子数を100%としたときに、0.01原子%以上1.0原子%以下の亜鉛と、0.01原子%以上1.0原子%以下の範囲のマンガンとのいずれか一方又は両方とを含有している。
添加物については、樹脂25との密着性を悪化させることは無く、母材の銅含有率が50原子%よりも大きいので、純銅の薄膜との密着性も高く、基体3から金属プラグ8や配線膜9が剥離せず、また、導電膜6、7が合金薄膜4、5よりも銅の含有率が高いことから、導電膜6、7も合金薄膜4、5から剥離しないようになっている。
銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときに、ニッケルを1原子%以上50原子%以下含有し、アルミニウムを1原子%以上10原子%以下含有し、亜鉛又はマンガンのいずれか一方又は両方から成る添加物を0.01%含有させ、残部を銅原子とした、ニッケル及びアルミニウムの含有率が異なる複数の組成の試験用スパッタリングターゲットを作製した。
各スパッタリングターゲットを用いてスパッタリングにてガラス基板の表面に接触する50nmの合金膜を形成し、1mm×1mm×100マスのスクラッチパターンを形成し、クロスカット試験による密着性の評価を行った。
測定結果を表1に示す。
Figure 2017051820
表1には、クロスカット試験によって膜の剥離が生じたマスが10以上の場合「×」を記載し、1〜10の場合「△」を記載し、剥離が観察されなかった場合には「○」を記載した。
この結果から、ガラス基板との間の密着力が高い合金膜を形成するためには、ニッケルの含有量は5原子%以上が好ましく、アルミニウムの含有量は3原子%以上が好ましいことが分かる。
なおニッケルの含有量が40原子%よりも大きい場合、スパッタリングターゲットの硬度が145Hvを超えるため加工上好ましくなく、アルミニウムを10原子%よりも大きく含有させると、スパッタリングターゲットを溶解法によって製造することが困難になり、好ましくない。
次に、銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときに、銅を50原子%よりも多く含有し、ニッケルを5原子%以上40原子%以下の範囲で含有し、アルミニウムを3原子%以上10原子%以下の範囲で含有した母材と、亜鉛又はマンガンのいずれか一方又は両方から成る添加物との溶融物を固化させ、亜鉛とマンガンとの含有率が異なる複数の組成の試験用スパッタリングターゲットを作製した。
各スパッタリングターゲットを切断し断面を観察し、空孔数を測定した。測定したターゲットは100mmφ×10mm厚み、切断後の断面積は100mm×10mm、観察は染色浸透探傷試験機を使用し、空孔はサイズが0.5mmφ以上のものをカウントした。
空孔数の測定結果を表2に示す。
Figure 2017051820
表2の数値は、銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときの添加物の含有率(原子%)であり、空孔数が3個/cm2より多く観察されたスパッタリングターゲットには「×」を記載し、1〜3個/cm2観察されたスパッタリングターゲットには「〇」を記載し、空孔が観察されなかったスパッタリングターゲットには「◎」を記載した。
また、図10のグラフの横軸は銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときの添加物含有率(原子%)であり、縦軸は、測定した空孔数を正規化した値であり、添加物含有量と空孔数との間の関係が示されている。
表2と図10のグラフとから、銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときに、亜鉛とマンガンは、それぞれ1.0%含有させると、空孔数を小さくすることができることを予測することができる。
次に、ニッケルを5原子%以上40原子%以下の範囲で含有させ、アルミニウムを3原子%以上8原子%以下の範囲で含有させ、添加物を0原子%以上1.2原子%以下の範囲で含有させ、残部を銅原子として、添加物含有率が異なるスパッタリングターゲットを作製した。
これらのスパッタリングターゲットの添加物は、マンガン又は亜鉛のいずれか一方であり、それぞれ0原子%以上1.2原子%以下の範囲で異なる含有率である。
各スパッタリングターゲットを用いてスパッタリングにてガラス基板上に50nmの膜厚のスパッタ膜を形成し、このスパッタ膜上に、Cuメッキ膜を30μmの膜厚に成長させた。その1mm×1mm×100マスのスクラッチパターンを形成し、クロスカット試験による密着性の評価を行った。
測定結果を下記表3のZn添加量別密着評価結果と、表4のMn添加量別密着評価結果とに示す。
表2から、亜鉛とマンガンのいずれか一方または両方をそれぞれ0.01原子%以上含有させると空孔を低減する効果が得られ、いずれか一方または両方をそれぞれ0.25原子%以上含有させると空孔がなくなって好ましい。
Figure 2017051820
Figure 2017051820
表3,表4には、クロスカット試験によって、メッキ膜がスパッタ膜から剥離した場合に「×」を記載し、剥離しなかった場合には「○」を記載した。
表3と表4の少なくとも一方に「×」が記載されたスパッタリングターゲットは使用できない。表3と表4の両方に「〇」が記載されたスパッタリングターゲットは使用することができる。
表3と表4とから、亜鉛とマンガンのいずれか一方又は両方から成る添加物は、母材100原子%に対して1.2原子%以上の含有率で含有させてスパッタリングターゲットを形成すると、スパッタリングターゲットのスパッタリング成膜の後工程で行われるCuメッキ法によって形成した導電膜6、7に対して良好な密着性を得ることができず、1.0原子%以下にすると良好な密着性を有する合金薄膜4、5を形成することができる。
表3、4からアルミニウムの含有量が増加しても密着性に影響はないことが分かるが、溶解法によるターゲットの製造性を考慮すると、以上の結果により、亜鉛とマンガンのいずれか一方又は両方から成る添加物は、銅とニッケルとアルミニウムとの合計原子数を100原子%としたときに、銅を50原子%よりも多く含有し、ニッケルを5原子%以上40原子%以下の範囲で含有し、アルミニウムを3原子%以上10原子%以下の範囲で含有する母材の中で、亜鉛とマンガンは、母材100原子%に対していずれか一方又は両方をそれぞれ0.01原子%以上1.0原子%以下の含有率で含有させてスパッタリングターゲットにすると、加工性がよく空孔の少ないスパッタリングターゲットが得られ、スパッタリングターゲットのスパッタリング成膜の後工程で行われるCuメッキ法によって形成した導電膜6、7に対して良好な密着性を有する合金薄膜4、5を形成することができ、さらに樹脂と密着性の良い合金薄膜4、5を形成することができることがわかる。
2……接続孔
3……基体
4、5……合金薄膜
6、7……導電膜
8……金属プラグ
9……配線膜
10……搭載装置
55……スパッタリングターゲット
図5の符合33は、その合金薄膜15が所定膜厚に形成された仕掛基板であり、合金薄膜15の組成は、スパッタリングターゲット55の組成と同じである。
合金薄膜15の一つ下層の単層基板11 の配線膜9は、合金薄膜5と導電膜7とで構成されている。合金薄膜15は、基体3の表面(接続孔2の内部は除く。)と、接続孔2の内周面と、接続孔2の底面の一つ下層の単層基板11 の配線膜9の導電膜7の表面とに接触しており、接続孔2の底面に於いて、一つ下層の単層基板11の配線膜9と接触して、電気的に接続されていることになる

Claims (3)

  1. CuとNiとAlとを含有し、CuとNiとAlとを100原子%としたときに、Cuを50原子%よりも多く含有し、Niを5原子%以上40原子%以下の含有率で含有し、Alを3原子%以上10原子%以下の含有率で含有する母材と、
    前記母材に添加された添加物とを含有するスパッタリングターゲットであって、
    前記添加物は、ZnとMnのいずれか一方又は両方から成り、前記母材の100原子%に対して、0.01原子%以上の含有率で含有されたスパッタリングターゲット。
  2. 前記添加物に含有されたZnの含有率とMnの含有率とは、それぞれ1.0原子%以下にされた請求項1記載のスパッタリングターゲット。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットを製造するターゲット製造方法であって、
    固体の前記母材と、固体の前記添加物とを同じ容器中に配置し、
    加熱して前記母材と前記添加物とを含有する溶融物を形成し、
    前記溶融物を冷却して固化させて前記スパッタリングターゲットを形成するターゲット製造方法。
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