JPWO2017047009A1 - ロボットの衝突検出方法 - Google Patents

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Abstract

ロボットの衝突は以下の方法で検出する。ロボットは、モータと、モータに接続された減速機と、モータの回転を検出するエンコーダと、エンコーダに内蔵された温度センサと、減速機を介してモータにより駆動される対象物とを有する。モータが減速機に出力するトルクから、ロボットの逆動力学演算で求めた動力学トルクを差し引くことにより、衝突による外力トルクを衝突トルク推定値として推定する。衝突トルク推定値が所定の衝突検出閾値より大きければ、ロボットが外力を受けたと判断する。温度センサで検出された温度が所定の温度閾値未満である場合に、所定の衝突検出閾値を第1の値にする。検出された温度が所定の温度閾値以上である第1の時点より所定時間だけ前の第2の時点から第1の時点までの期間での衝突トルク推定値の最大値が第1の最大値判定閾値より小さい場合に、第1の時点において所定の衝突検出閾値を第1の値より小さい第2の値にする。上記期間での衝突トルク推定値の最大値が第1の最大値判定閾値以上である場合に、第1の時点において所定の衝突検出閾値を第1の値にする。

Description

本発明は、減速機を介してモータにより駆動されるロボットの衝突検出方法に関する。
近年、ロボットにおいて、衝突時の安全性向上や破壊による損失防止のために、衝突検出の高精度化が求められている。しかしながら、高精度な衝突センサを用いることはコストが増大し、さらに重量負荷としてのその衝突センサを振り回すことになるので、ロボットの高速化や省エネルギーに反することになる。そこで、衝突センサを用いないで、衝突力を高精度に求めることが望まれている。
衝突の際の衝突力を、衝突センサを用いないで求める方法の一例としては動力学演算方式が挙げられる(非特許文献1参照)。動力学演算方式では、モータの駆動電流で発生したトルクからモータ及び減速機のイナーシャと摩擦で損失するトルクとを差し引いた減速機出力トルクを求める。求めた減速機出力トルクより、ロボットの逆動力学演算から求めたロボットの動力学トルクを差し引いて衝突力を求める。
図1は、垂直多関節のロボットの位置制御に関する従来の構成を示すブロック図であり、ロボット機構161とロボット制御装置162の内部構成の概略を示す。ここで、ロボット機構161は複数のアームおよび関節軸を有しており、各関節軸の近傍に設けられた減速機を用いてロボットのアームおよび関節軸が駆動される。
図1において、ロボット制御装置162の内部に設けられたメイン制御部64は、操作・教示部63で指示され記憶されたロボット機構161のアーム等の移動の軌跡に従い、ロボットの各軸(例えば6軸)の位置指令θcom(θcom1〜θcom6)を出力する。そして、位置指令θcom(θcom1〜θcom6)にそれぞれ追従するように、ロボットの各軸のサーボ制御部165(1651〜1656)がロボット機構161内のモータ66(661〜666)をそれぞれ制御する。
図2は、図1のサーボ制御部165を詳細に示したブロック線図であり、動力学演算方式の衝突センサを用いないセンサレス衝突検出機能を加えている。
図2において、位置制御ブロック6は、位置指令θcomとモータ位置フィードバックθmとの差分値から、速度ループ指令ωcomを生成する。モータ位置フィードバックθmはモータ66に取り付けられた位置検出器であるエンコーダ51から得られる。
図2の速度制御ブロック10は、モータ位置フィードバックθmを微分して得られるモータ速度フィードバックωmと速度ループ指令ωcomとの差分値からモータ電流指令Imを生成する。
図2のブロック18はモータ66と外力を示す。減速機53が剛体であると仮定すると、モータトルク定数Ktと、モータ電流Imと、モータ角加速度αmと、モータ角速度ωmと、モータイナーシャJmと、粘性摩擦係数Dと、動摩擦トルクτμと、動力学トルクτdynと、衝突トルクτdisとにより、モータ発生トルクτmは(数1)で表される。
Figure 2017047009
なお、モータ角加速度αmはモータ角速度ωmの微分値である。モータイナーシャJmは、モータ66のロータと減速機53の一次側の和である。動力学トルクτdynは、重力トルクと慣性力と遠心力とコリオリ力の和である。
具体的には、モータ発生トルクτmはモータ66の駆動側から見れば(数1)のうちの第1の式で表され、モータ66に対して減速機53を介した負荷側から見れば(数1)の第2の式で表される。
上記の動摩擦トルクτμは、動摩擦係数Kμにより(数2)で計算できる。
Figure 2017047009
また、(数1)の第2の式の右辺にある衝突トルクτdisは、(数1)より、以下に示す(数3)に変形して求めることが出来る。
Figure 2017047009
なお、(数3)において、Kt×Im−Jm×αm−D×ωm−Kμ×sgnはモータ66が減速機53に出力するトルクである。
図2において、(数3)はトルク推定ブロック30として表される。
トルク推定ブロック30において、動力学トルク推定値τdynoは、トルク演算ブロック26において、ロボットを構成する全軸のモータ速度フィードバックとロボットの機械パラメータを用いて逆動力学演算を実行することで求められる。トルク推定ブロック30は、動力学トルク推定値τdynoを用いて衝突トルク推定値τdisoをもとめ、衝突トルク推定値τdisoを衝突判定ブロック31へ出力する。
衝突判定ブロック31は、所定の衝突検出閾値τthを用いて、(数4)に従い衝突を検出する。
Figure 2017047009
すなわち、(数4)が成り立つ場合にメイン制御部64は衝突が発生したと判定し、(数4)が成り立たない場合にはメイン制御部64は衝突は発生していないと判定する。
図2の衝突トルク推定値τdisoを求めるトルク推定ブロック30において、パラメータ誤差や動力学トルク演算のモデル誤差等により、実際に衝突していない場合でも衝突トルク推定値τdisoは「0」にはならない。つまり、実際に衝突していない場合は、衝突トルクの推定誤差が衝突トルク推定値τdisoとして出力される。
パラメータ誤差の中でも、特に粘性摩擦係数Dは約5℃以下の低温になるとグリスの粘性が上昇して大きな誤差が発生する。通常温度で測定した粘性摩擦係数Dを用いて衝突トルク推定値τdisoを求めると誤差が大きくなるので、衝突誤検出を防ぐために衝突検出閾値τthを大きくしなければならない可能性がある。
特許文献1では、以下に説明するように温度を測定し、低温時に衝突検出閾値を引上げる方法が示されている。
図3、図4は、他の従来技術を示し、それぞれ図1、図2に対応し、減速機に温度センサを取り付け、衝突検出閾値を切換える構成が加えられている。
図3において、温度センサ56が減速機53に取り付けられている。温度センサ56の温度センサ出力値Tcを、第1のサーボ制御部165に入力している。
図4において、閾値切換ブロック34では、温度センサ出力値Tcを所定の温度閾値Tcthと比較し、常温時の衝突検出閾値τthと低温に対応した閾値増分dτthを用いて(数5)に従って衝突検出閾値τvthを衝突判定ブロック40に出力する(dτth>0)。
Figure 2017047009
なお、常温時の衝突検出閾値τthは、減速機53の温度が常温(例えば5℃以上)で実際に動作させ予め求められている。また、低温に対応した閾値増分dτthは低温(例えば5℃未満の温度)で実際に動作させて予め求められている。
衝突判定ブロック40は、(数5)で演算された衝突検出閾値τvthを用いて、以下に示す(数6)に従い衝突を検出する。
Figure 2017047009
すなわち、(数6)が成り立つ場合にメイン制御部64は衝突が発生したと判定し、(数6)が成り立たない場合にはメイン制御部64は衝突は発生していないと判定する。
特開平11−15511号公報
小菅一弘、他一名、"マニピュレータの動的衝突検出"、日本機械学会[No.99‐9]ロボティクス・メカトロニクス講演会‘99講演論文集 2A1‐11‐030
ロボットの衝突は以下の方法で検出する。ロボットは、モータと、モータに接続された減速機と、モータの回転を検出するエンコーダと、エンコーダに内蔵された温度センサと、減速機を介してモータにより駆動される対象物とを有する。モータが減速機に出力するトルクから、ロボットの逆動力学演算で求めた動力学トルクを差し引くことにより、衝突による外力トルクを衝突トルク推定値として推定する。衝突トルク推定値が所定の衝突検出閾値より大きければ、ロボットが外力を受けたと判断する。温度センサで検出された温度が所定の温度閾値未満である場合に、所定の衝突検出閾値を第1の値にする。検出された温度が所定の温度閾値以上である第1の時点より所定時間だけ前の第2の時点から第1の時点までの期間での衝突トルク推定値の最大値が第1の最大値判定閾値より小さい場合に、第1の時点において所定の衝突検出閾値を第1の値より小さい第2の値にする。上記期間での衝突トルク推定値の最大値が第1の最大値判定閾値以上である場合に、第1の時点において所定の衝突検出閾値を第1の値にする。
この衝突検出方法は、エンコーダ内蔵の温度センサを用いて衝突検出閾値を切換える場合でも、衝突の誤検出の発生を減じることができる。
図1はロボットの位置制御に関する従来の構成を示すブロック図である。 図2は図1に示す構成での衝突検出方法を示すブロック線図である。 図3はロボットの位置制御に関する他の従来の構成を示すブロック図である。 図4は図3に示す構成での衝突検出方法を示すブロック線図である。 図5は垂直多関節ロボットの位置制御に関するさらに他の従来の構成を示すブロック図である。 図6は減速機にエンコーダ付モータが直接取り付けられた場合の位置関係を示す図である。 図7は減速機とエンコーダ付モータとの間にベルトが介在する場合の位置関係を示す図である。 図8は実施の形態におけるロボットの概略構成図である。 図9は実施の形態における衝突検出方法を示すブロック線図である。 図10は実施の形態における波形分析ブロックの詳細を示すブロック図である。 図11は実施の形態における最大値抽出ブロックの処理を示すフローチャートである。 図12は実施の形態における衝突検出方法での波形を示す図である。 図13は実施の形態における切換え許可判定ブロックの処理を示すフローチャートである。 図14は実施の形態における閾値切換ブロックの処理を示すフローチャートである。 図15は実施の形態における衝突検出方法での動作を示す図である。 図16は実施の形態における衝突検出方法での他の動作を示す図である。 図17は実施の形態における衝突検出方法でのさらに他の動作を示す図である。 図18は図17に示す動作を示す図である。 図19は実施の形態における衝突検出方法でのさらに他の動作を示す図である。 図20は図19に示す動作を示す図である。
図3に示す構成で減速機53の温度を測定するためには、温度センサ56を減速機53に取り付ける必要があるが、コストが上昇してしまう。また、温度センサ出力値Tcをロボット制御装置162内のサーボ制御部165に入力するためには、ロボット機構161内のケーブルを増やす必要があり、配線処理や断線等の信頼性に問題が生じる可能性がある。
近年、モータに内蔵または取り付けられているモータの位置検出器であるエンコーダに温度センサが内蔵され、位置情報と同様にシリアル通信データで温度の読取りが可能となっている場合がある。
モータ動作発熱に起因してエンコーダ内温度が上昇し、約90℃以上になると、エンコーダを構成する電子部品が誤動作し、正しい位置情報を送信できなくなる。そのため、温度センサを内蔵し、温度が設定値(約90℃)以上になるとアラーム信号をシリアル信号で出力する。
図5は、図1に示すエンコーダ51(511〜516)を、温度センサ56(561〜566)をそれぞれ内蔵したエンコーダ52(521〜526)に置き換えた構成を示している。モータ66(661〜666)は減速機53(531〜536)を介して対象物である関節軸67A(671A〜676A)をそれぞれ駆動する。エンコーダ52に内蔵された温度センサ56の温度センサ出力値Tcは、位置情報と同じシリアル通信で読み取れるので、コストの上昇やロボット内のケーブルの数は増加しない。
ただし、この温度はモータ66のエンコーダ51の内部の温度であり、減速機の温度ではない。図6は減速機53にエンコーダ51が付されたモータ66が直接取り付けられた場合の位置関係を示す。図7はエンコーダ51が付されたモータ66と減速機53との間にベルト68が介在する場合の位置関係を示す。図6に示す様に減速機53がモータ66と直結されている場合には、エンコーダ51の内部温度と同程度に減速機53の温度が上昇していると考えられる。しかし、図7に示す様にモータ66と減速機53の間にベルト68等が介在する場合には、エンコーダ52の内部温度と同程度に減速機53の温度が上昇しているとは限らない。
モータ66に内蔵または取り付けられているエンコーダ52の内部温度が所定の温度閾値Tcthを超えた時、(数5)に従って衝突検出閾値τvthを演算し、低温に対応した閾値増分dτthを無くして検出閾値τvthを元の値である低温時を考慮していない常温に対応する衝突検出閾値τthに戻す。この時、モータ66の駆動力が伝達される減速機53の温度上昇が十分でなければ、粘性摩擦係数Dが高いことに起因する衝突トルク推定値τdisoの誤差が衝突検出閾値τvthより大きくなり、衝突誤検出が発生する可能性がある。
(実施の形態)
図8は、垂直多関節六軸ロボットであるロボット1001の概略構成図である。ロボット1001はロボット機構61とロボット制御装置62とから構成される。ロボット機構61は、複数のアーム67(および複数の関節軸67A(671A〜676A)を有しており、各関節軸の近傍に設けられた減速機を用いて駆動される。
図9は、実施の形態における衝突検出方法を示すブロック線図である。図9は、図4で示した動力学演算方式をベースに、波形分析ブロック57をさらに備える。
図10は波形分析ブロック57の詳細を示す。なお、以下の説明において、単位時間とは衝突トルク推定値の波形分析を行う間隔と定義する。実施の形態においてはこの単位時間は、例えば1分間である。なお、単位時間はロボット1001が停止している時間は除き、稼動している時間を指す。
ピークホールドブロック74は、衝突トルク推定値τdisoの絶対値の単位時間内でのピークをホールドして得た値であるピークホールド値τdPを算出する。
複数の関節軸67A(671A〜676A)のうちの関節軸671Aを駆動するモータ661と減速機531とエンコーダ52と温度センサ561の動作について説明する。図11はピークホールド値τdPの算出方法を示すフローチャートである。メイン制御部64は、図11の処理を衝突トルク推定値τdisoの単位時間内において演算周期毎に所定の回数だけ実施する。演算周期は実施の形態では数msecである。メイン制御部64は単位時間内に図11に示す動作を所定の回数numだけ行ってピークホールド値τdPを算出して出力する。
ピークホールドブロック74は、ピークホールドの回数iが0であるか否かを判定する(ステップ11−1)。ステップ11−1において回数iが0すなわち初回であれば(ステップ11−1の「Yes」)、ピークホールドブロック74はピークホールド値τdPをクリアして0にする(ステップ11−1A)。メイン制御部64は、ステップ11−1において回数iが0ではないすなわち初回でなれば(ステップ11−1の「No」)、メイン制御部64はピークホールド値τdPをそのままにする。
ピークホールドブロック74は、関節軸671Aの角速度ωmと他の関節軸672A〜676Aの角速度ωmのうちの最大の絶対値を有する角速度ωmMAXの絶対値が角速度閾値ωmthより大きいか否かを判定する(ステップ11−2)。角速度閾値ωmthはピークホールドを実行するか否かを判定する閾値である。ピークホールドブロック74は、ステップ11−2において角速度ωmMAXの絶対値が角速度閾値ωmthより大きい場合は(ステップ11−2の「Yes」)、ピークホールドの回数iを1だけ増加させる(ステップ11−2A)。ピークホールドブロック74は、ステップ11−3において角速度ωmMAXの絶対値が角速度閾値ωmthより大きくない場合は(ステップ11−2の「No」)、処理を終了させる(ステップ11−4B)。
ステップ11−2の条件を設ける理由は、ロボット1001がユーザによる停止操作やセンサ信号入力待ち等で停止している場合には、粘性摩擦係数Dが高いことに起因する衝突トルク推定値τdisoの誤差が発生しないからである。
また、図11に示す動作では、モータ66の角速度ωmを監視するが、ロボット1001が動作していることを確認できる他のパラメータを角速度ωmの代わりに監視してもよい。例えばロボット1001のプログラム内で動作命令が実行されている時、位置指令が生成されている時等でロボット動作を判定しても良い。
ピークホールドブロック74は、トルク推定ブロック30が動力学トルク推定値τdynoを用いて求めた衝突トルク推定値τdisoの絶対値がピークホールド値τdPより大きいか否かを判定する(ステップ11−3)。ステップ11−3にて衝突トルク推定値τdisoの絶対値がピークホールド値τdPより大きければ(ステップ11−3の「Yes」)、ピークホールドブロック74は、ピークホールド値τdPを衝突トルク推定値τdisoの絶対値にするように更新する。ステップ11−3にて衝突トルク推定値τdisoの絶対値がピークホールド値τdPより大きくなければ(ステップ11−3の「No」)、ピークホールドブロック74はピークホールド値τdPをそのままにする。
ピークホールドブロック74は、ピークホールドの回数iが終了回数numに到達して終了回数num以上であるか否かを判定する(ステップ11−4)。ステップ11−4においてピークホールドの回数iが終了回数num以上であれは(ステップ11−4の「Yes」)、ピークホールドブロック74は、ピークホールド値τdPを出力し、回数iをクリアして0にして(ステップ11−4A)、ステップ11−4Bにおいて処理を終了する。ステップ11−4においてピークホールドの回数iが終了回数num以上でなければ(ステップ11−4の「No」)、ピークホールドブロック74は、回数iをそのままにしてステップ11−4Bにおいて処理を終える。
次に、ピークホールドブロック74から出力された単位時間でのピークホールド値τdPをデータ蓄積ブロック75で蓄積する。衝突トルク推定値τdisoとしてのx回目の単位時間(例えば、単位時間が1分間であればx分目)のピークホールド値τdPをピークホールド値τdP[x]と定義する。現在がx回目の単位時間でN個のピークホールド値τdPを蓄積している場合には、データ蓄積ブロック75はピークホールド値τdP[x−N+1]、τdP[x−N+2]、…、τdP[x]を蓄積する。
例えば、衝突検出閾値τthの切換の時点としての現在が30回目の単位時間であり(x=30)、切換の時点より所定時間前(x回だけ前の単位時間で、例えば単位時間が1分であればx分前)としてのデータ蓄積個数Nが10個(N=10)である場合には、データ蓄積ブロック75はピークホールド値τdP[30]、τdP[29]、…、τdP[21]を蓄積していることになる。単位時間が1分間であると、ロボット1001が動作している10分間のデータを蓄積することになる。
図10の最大値抽出ブロック76は、ピークホールド値τdP[x−N+1]、τdP[x−N+2]、…、τdP[x]のうちの最大値τdPPを得る。
図12はエンコーダ52に内蔵された温度センサ56の温度センサ出力値Tcと、x回目のピークホールド値τdP[x]を示す。図12において、縦軸は温度センサ出力値Tcと衝突トルクであるピークホールド値τdP[x]とを示し、横軸は単位時間の回数xを示す。図12において、縦軸の衝突トルクや閾値は、最大トルクに対する比である最大トルク比(%)で示している。図12に示す0≦x≦30の時点xでは、実際に衝突は発生しておらず、温度の上昇と共に衝突トルク推定値τdP[x]が減少している場合、つまり粘性摩擦係数Dの減少による衝突トルク推定値τdP[x]の誤差が減少している場合を示している。
図12において、Tc≧Tcthの条件がx=30の時点で成立しており、このときの最大値τdPPを示している。データ蓄積個数Nは10個である。
図10の傾き演算ブロック77は、衝突トルク推定値τdP[x−N+1]〜τdP[x]までの近似直線83の傾きτdPAを演算する。
図12において、近似直線83はx=30の時点より所定時間前までの衝突トルクの推定値としてのピークホールド値τdP[x]を近似している。近似直線83の傾きを演算して傾きτdPAを得る。
図13は図10の切換え許可判定ブロック78が実行する処理を示すフローチャートである。次に切換え許可判定ブロック78は図13のフローチャートに示す処理を実行する。
切換え許可判定ブロック78は、まず、切換え許可値CEを「1」以外の数例えば「0」に設定する(クリアする)(ステップ13−0)。
その後、切換え許可判定ブロック78は、衝突検出閾値の切換の時点より所定時間前から衝突検出閾値の切換の時点までの期間Duでの衝突トルクの最大値である最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthAより小さいか否かを判定する(ステップ13−1)。ステップ13−1において最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthAより小さければ(ステップ13−1の「Yes」)、切換え許可判定ブロック78は切換え許可値CEを「1」に設定して(ステップ13−1A)処理を終える。
ステップ13−1において最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthAより小さくない場合(ステップ13−1の「No」)、切換え許可判定ブロック78は、最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthBより小さいか否かを判定する(ステップ13−2)。ステップ13−2にて最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthBより小さくない場合には(ステップ13−2の「No」)、処理を終える。ただし、最大値判定閾値τdPPthAと最大値判定閾値τdPPthBと常温時の衝突検出閾値τthとはτdPPthA<τdPPthB<τthの関係を満たすように設定する。
ステップ13−2にて最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthBより小さい場合には(ステップ13−2の「Yes」)、切換え許可判定ブロック78は、近似直線83の傾きτdPAが傾き判定閾値τdPAthより小さいか否かを判定する(ステップ13−3)。ステップ13−3において傾き判定閾値τdPAthより小さければ(ステップ13−3の「Yes」)、切換え許可判定ブロック78は切換え許可値CEを「1」に設定して処理を終える。ステップ13−3において傾き判定閾値τdPAthより小さくない場合には(ステップ13−3の「No」)、切換え許可判定ブロック78は何もせず処理を終える。
図12の例では、最大値判定閾値τdPPthA、τdPPthBと傾き判定閾値τdPAthは、τdPPthA=20、τdPPthB=35、τdPAth=0と設定されている。x=30の時点で、τdPP<τdPPthAが成立しているので、切換え許可判定ブロック78はステップ13−1で切換え許可値CEを「1」に設定する。
図9において、閾値切換ブロック41は常温に対応する衝突検出閾値τthと低温に対応する閾値増分dτthとを用いて(数7)に従って衝突検出閾値τvthを衝突判定ブロックに出力する。
Figure 2017047009
(数7)に示すように、閾値切換ブロック41は、Tc≧TcthかつCE=1である場合には、衝突検出閾値τvthとして常温に対応する衝突検出閾値τthを出力する。また、閾値切換ブロック41は、Tc<Tcthである場合には、許可値CEの値に関わらず、衝突検出閾値τvthとして常温に対応する衝突検出閾値τthと閾値増分dτthとの和を出力する。
なお、温度センサ出力値Tcはモータ66のエンコーダ51の内部温度であり減速機53の温度ではないので、温度閾値Tcthは衝突検出閾値τthと閾値増分dτthを定めた際の減速機53の温度(例えば約5℃)にする必要はなく、マージンを考えて例えば10℃に設定してもよい。
図14は閾値切換ブロック41が実行する(数7)の処理を示すフローチャートである。
閾値切換ブロック41は、温度センサ出力値Tcが所定の温度閾値Tcth以上であるか否かを判定する(ステップ14−1)。ステップ14−1において温度センサ出力値Tcが所定の温度閾値Tcth以上でない場合には(ステップ14−1の「No」)、衝突検出閾値τvthとして衝突検出閾値τthと閾値増分dτthとを加算して得られる(τth+dτth)を出力し、許可値CEに「0」を設定して処理を終える。
ステップ14−1において温度センサ出力値Tcが所定の温度閾値Tcth以上である場合には(ステップ14−1の「Yes」)、閾値切換ブロック41は切換え許可値CEが「1」であるか否かを判定する(ステップ14−2)。ステップ14−2において切換え許可値CEが「1」である場合には(ステップ14−2の「Yes」)、閾値切換ブロック41は衝突検出閾値τvthとして常温に対応する衝突検出閾値τthを設定し(ステップ14−2)、許可値CEはそのままにして処理を終える。
図12においては、x=30の時点で、図14に示すTc≧Tcth(ステップ14−1の「Yes」)とCE=1(ステップ14−2の「Yes」)の両方が初めて満たされる。したがって、閾値切換ブロック41は、x=30の時点で衝突検出閾値τvthは低温に対応する値(τth+dτth)から常温に対応する値τthに低下させる。図15は図12のx=30の時点以後の温度センサ出力値Tcとピークホールド値τdPとを示す。図15において、縦軸は温度センサ出力値Tcと衝突トルクのx回目のピークホールド値τdP[x]を示し、横軸は単位時間の回数xを示す。図15において、図12と同様に、縦軸の衝突トルクや閾値は、最大トルクに対する比である最大トルク比(%)で示している。
図15に示すように、閾値切換ブロック41は、衝突検出閾値τvthはx=30の時点で、低温に対応する値70%(=40+30)から常温に対応する値40%に低下させる。
図15に示すように、Tc≧Tcthの条件が成立するx=30の時点において、衝突トルク推定値τdiso(衝突トルク推定誤差)が温度Tcの上昇と共に小さくなる。これにより、最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthAより小さく、衝突検出閾値τvthの常温に対応する値τthに比べて十分に小さい。このように、図15の閾値[%]では、衝突検出閾値τvthを小さくしても衝突の誤検出が発生しにくい。
以上の様に、実施の形態においてロボット1001の衝突検出方法では、減速機53を介してモータ66により駆動されるロボット1001において、モータ66が減速機53に出力するトルクからロボット1001の逆動力学演算で求めた動力学トルクを差し引くことにより、衝突による外力トルクを衝突トルク推定値τdisoとして推定する。衝突トルク推定値τdisoが所定の衝突検出閾値τthより大きければ、ロボット1001が外力を受けたと判断する。モータ66のエンコーダ52に内蔵された温度センサ56の出力値が所定の温度閾値より高ければ、衝突トルク推定値τdisoの衝突検出閾値τthを小さい値に切換える。衝突検出閾値τthの切換えの時点より所定時間前(単位時間でx回前、例えば単位時間が1分であればx分前)からの衝突トルク推定値τdisoの最大値τdPPが、衝突トルク推定値τdisoの衝突検出閾値τthの切換え後の値より小さな最大値判定閾値τdPPthA未満であれば、衝突検出閾値τthの切換えを許可する。
これにより、エンコーダ52内蔵の温度センサ56を用いて衝突検出閾値τthを切換える場合でも、衝突誤検出の発生を減じることができる。
次に図15以外の動作を説明する。
図16は実施の形態における衝突検出方法の他の動作における温度センサ出力値Tcとピークホールド値τdPとを示す。図16において、縦軸は温度センサ出力値Tcと衝突トルクのx回目のピークホールド値τdP[x]を示し、横軸は単位時間の回数xを示す。図16において、図15と同様に、縦軸の衝突トルクや閾値は、最大トルクに対する比である最大トルク比(%)で示している。図16に示す動作では図15に比べ、温度センサ出力値Tcの上昇より減速機53の温度の上昇が低く、粘性摩擦係数Dが十分に低下していない。
図16において、Tc≧Tcthの条件が成立するx=30の時点において、最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthA以上、最大値判定閾値τdPPthB(72)未満である。この場合には、図13のステップ13−1の「No」とステップ13−2の「Yes」の条件が成立し、ステップ13−3の処理が実行される。
図16に示す動作では図15に比べ、減速機53の温度の上昇が低く粘性摩擦係数Dが十分に低下していないため、衝突検出閾値τthを小さくした場合、衝突誤検出の発生の可能性が高くなる。そこで図13のステップ13−3において図16のx=30の時点の近似直線83の傾きτdPAが傾き判定閾値τdPAthより小さい場合には、切換え許可判定ブロック78はステップ13−3Aにおいて切換え許可値CEを「1」に設定する。ステップ13−3において図16のx=30の時点の近似直線83の傾きτdPAが傾き判定閾値τdPAthより小さくない場合には切換え許可値CEをそのままにして処理を終了する。
図16では、傾き判定閾値τdPAthを0に設定している。図16に示す近似直線83の傾きτdPAは傾き判定閾値τdPAthすなわち0より小さいので(図13のステップ13−3の「Yes」)、衝突トルクが実際には減少傾向にあり衝突誤検出の可能性が低いと判断し、切換え許可判定ブロック78は切換え許可値CEを「1」に設定し、衝突検出閾値τvthはx=30の時点で低温に対応する値70%(=40+30)から常温に対応する値40%に低下させる。
図17は実施の形態における衝突検出方法のさらに他の動作における温度センサ出力値Tcとピークホールド値τdPとを示す。図17において、縦軸は温度センサ出力値Tcと衝突トルクのx回目のピークホールド値τdP[x]を示し、横軸は単位時間の回数xを示す。図17において、図15や図16と同様に、縦軸の衝突トルクや閾値は、最大トルクに対する比である最大トルク比(%)で示している。図17は、図16と比較し、x=30の時点の近似直線83の傾きτdPAが傾き判定閾値τdPAthより大きい場合(τdPA>0)の動作を示している。
図17に示す動作では、モータ66の発熱によりエンコーダ52内の温度センサ56の温度センサ出力値Tcが上昇しているにも関わらず、外気温が低く減速機53の粘性摩擦係数Dが増加する場合に相当する。
図16と図17では、傾き判定閾値τdPAthは0に設定している。
この場合、衝突トルク推定値τdiso(衝突トルク推定誤差)は増加する傾向、すなわちピークホールド値τdP[x]が増加する傾向にあるので、衝突誤検出を防ぐため、図13のステップ13−3で「No」の判定となり、切換え許可値CEは「1」に設定されず、衝突検出閾値τvthは低温に対応する値(70%)から低下させない。
図18は図17に示す動作でのx=40の時点での温度センサ出力値Tcと衝突トルクのピークホールド値τdPとを更に示す。x=30の時点以後も衝突トルク推定値τdiso(衝突トルク推定誤差)は増加する傾向すなわちピークホールド値τdP[x]が増加する傾向にあり、x=31、32、‥、40で図10に示す波形分析ブロック57での処理が行われても、切換え許可値CEが「1」に設定されない。したがって、x=40の時点でも衝突検出閾値τvthは低温に対応する値(70%)から低下させない。
図19は実施の形態における衝突検出方法のさらに他の動作における温度センサ出力値Tcとピークホールド値τdPとを示す。図19において、縦軸は温度センサ出力値Tcと衝突トルクのx回目のピークホールド値τdP[x]を示し、横軸は単位時間の回数xを示す。図19において、図15から図18と同様に、縦軸の衝突トルクや閾値は、最大トルクに対する比である最大トルク比(%)で示している。図19に示す動作では、図16に比べ、温度センサ56の温度センサ出力値Tcより減速機53の温度上昇がさらに低く、粘性摩擦係数Dが低下していない場合の動作を示す。
図19においてTc≧Tcthの条件が成立するx=30の時点で、最大値τdPPは最大値判定閾値τdPPthBより大きい。すなわち、図13のステップ13−1での「No」となる条件と、ステップ13−2での「No」となる条件が成立している。
図20は図19に示す動作でのx=30の時点以後の温度センサ出力値Tcとピークホールド値τdPとを更に示す。
図20において、衝突トルク推定値τdiso(衝突トルク推定誤差)は減少する傾向すなわちピークホールド値τdP[x]が減少する傾向にあり、x=35の時点で、図13のステップ13−1での「No」の条件とステップ13−2での「Yes」の条件とステップ13−3での「Yes」の条件が成立する。したがって、閾値切換ブロック41は、衝突検出閾値τvthを低温に対応する値70%(=40+30)から常温に対応する値40%に低下させる。
この様に、実施の形態におけるロボット1001の衝突検出方法では、最大値判定閾値τdPPthAより大きく、衝突検出閾値τvthの切換え後の値より小さな最大値判定閾値τdPPthBが設けられる。衝突トルク推定値τdisoの衝突検出閾値τvthの切換えの時点より所定時間前からの衝突トルク推定値τdisoの最大値τdPPが、最大値判定閾値τdPPthA以上で、最大値判定閾値τdPPthB未満であり、かつ、衝突検出閾値τvthの切換えの時点より所定時間前(単位時間でx回前、例えば単位時間が1分であればx分前)からの衝突トルク推定値τdisoの時間に対する推移(x回目のピークホールド値τdP[x])を近似した近似直線の傾きτdPAが負であれば、衝突トルク推定値τdisoの衝突検出閾値τvthの切換えを許可する。
これにより、エンコーダ52内蔵の温度センサ56の温度センサ出力値Tcより減速機53の温度上昇が低く、粘性摩擦係数Dが十分に低下していない場合であっても、衝突の誤検出の発生を減じることができる。
上述のように、ロボット1001は、モータ66と、モータ66に接続された減速機53と、モータ66の回転を検出するエンコーダ51と、エンコーダ51に内蔵された温度センサ56と、減速機53を介してモータ66により駆動される対象物(アーム67)とを有する。モータ66が減速機53に出力するトルクから、ロボット1001の逆動力学演算で求めた動力学トルクを差し引くことにより、衝突による外力トルクを衝突トルク推定値τdiso(τdP)として推定する。衝突トルク推定値τdiso(τdP)が所定の衝突検出閾値τvthより大きければ、ロボット1001が外力を受けたと判断する。温度センサ56で検出された温度(Tc)が所定の温度閾値Tcth未満である場合に、所定の衝突検出閾値τvthを値(τth+dτth)にする。検出された温度(Tc)が所定の温度閾値Tcth以上である時点(x=30)より所定時間だけ前の時点(x=20)から時点(x=30)までの期間Duでの衝突トルク推定値τdiso(τdP)の最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthAより小さい場合に、時点(x=30)において所定の衝突検出閾値τvthを値(τth+dτth)より小さい値τthにする。期間Duでの衝突トルク推定値τdiso(τdP)の最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthA以上である場合に、時点(x=30)において所定の衝突検出閾値τvthを値(τth+dτth)にする。
最大値判定閾値τdPPthAより大きくかつ値τthより小さな最大値判定閾値τdPPthBを設定してもよい。期間Duでの衝突トルク推定値τdiso(τdP)の時間推移を近似して得られる近似直線83の傾きτdPAを得てもよい。この場合に、期間Duでの衝突トルク推定値τdiso(τdP)の最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthA以上でかつ最大値判定閾値τdPPthB未満であり、近似直線83の傾きτdPAが負である場合に、時点(x=30)において所定の衝突検出閾値τvthを値τthにする。期間Duでの衝突トルク推定値τdiso(τdP)の最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthA以上でかつ最大値判定閾値τdPPthB未満であり、近似直線83の傾きτdPAが0または正である場合に、時点(x=30)において所定の衝突検出閾値τvthを値(τth+dτth)にする。期間Duでの衝突トルク推定値τdiso(τdP)の最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthB以上である場合に、時点(x=30)において所定の衝突検出閾値τvthを値(τth+dτth)にする。
期間Duでの衝突トルク推定値τdiso(τdP)の最大値τdPPが最大値判定閾値τdPPthB以上である場合に、近似直線83の傾きτdPAに関わらず、時点(x=30)において所定の衝突検出閾値τvthを値(τth+dτth)にしてもよい。
以上のように、実施の形態におけるロボット1001の衝突検出方法により、エンコーダ52内蔵の温度センサ56を用いて衝突検出閾値τvthを切換える場合でも、衝突の誤検出の発生を減じることができる。
本発明のロボットの衝突検出方法は、温度センサによる衝突検出閾値切換えにおいて、コスト上昇や信頼性の低下を招く減速機への温度センサ取り付けをせず、モータエンコーダの内蔵された温度センサを用いた場合でも、衝突誤検出の発生を減じることができ、産業上有用である。
6 位置制御ブロック
10 速度制御ブロック
17 伝達関数ブロック
18 モータ及び外力を示すブロック
21 回転方向判定ブロック
26 トルク演算ブロック
30 トルク推定ブロック
31,40 衝突判定ブロック
32 微分要素
34,41 閾値切換ブロック
51 エンコーダ
52 エンコーダ
53 減速機
56 温度センサ
57 波形分析ブロック
61,161 ロボット機構
62,162 ロボット制御装置
63 操作・教示部
64 メイン制御部
65 サーボ制御部
66 モータ
67 アーム
68 ベルト
74 ピークホールドブロック
75 データ蓄積ブロック
76 最大値抽出ブロック
77 傾き演算ブロック
78 切換え許可判定ブロック
83 近似直線
67A(671A〜676A) 関節軸(対象物)
1001 ロボット
CE 切換え許可値
dτth 衝突検出閾値増分
Im モータ電流
KI/s 速度積分ゲイン
KP 速度比例ゲイン
KPP 位置比例ゲイン
Kt モータトルク定数
Kμ 動摩擦係数
sgn モータ方向信号
Tc 温度センサ出力値
Tcth 温度閾値
αcom 加速度成分
θcom 位置指令
θL 負荷位置
θm 位置フィードバック
τdis 衝突トルク
τdiso 衝突トルク推定値
τdP ピークホールド値(衝突トルク推定値)
τdP[x] ピークホールド値
τdPA 傾き
τdPAth 傾き判定閾値
τdPP 最大値
τdPPthA 最大値判定閾値(第1の最大値判定閾値)
τdPPthB 最大値判定閾値(第2の最大値判定閾値)
τdyn 動力学トルク
τdyno 動力学トルク推定値
τm モータ発生トルク
τth 衝突検出閾値
τvth 衝突検出閾値
τμ 動摩擦トルク
τμo 動摩擦トルク推定値
ωcom 速度ループ指令
ωm モータ角速度

Claims (3)

  1. モータと、前記モータに接続された減速機と、前記モータの回転を検出するエンコーダと、前記エンコーダに内蔵された温度センサと、前記減速機を介して前記モータにより駆動される対象物とを有するロボットを準備するステップと、
    前記モータが前記減速機に出力するトルクから、前記ロボットの逆動力学演算で求めた動力学トルクを差し引くことにより、衝突による外力トルクを衝突トルク推定値として推定するステップと、
    前記衝突トルク推定値が所定の衝突検出閾値より大きければ、前記ロボットが外力を受けたと判断するステップと、
    前記温度センサで検出された温度が所定の温度閾値未満である場合に、前記所定の衝突検出閾値を第1の値にするステップと、
    前記検出された温度が前記所定の温度閾値以上である第1の時点より所定時間だけ前の第2の時点から前記第1の時点までの期間での前記衝突トルク推定値の最大値が第1の最大値判定閾値より小さい場合に、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第1の値より小さい第2の値にするステップと、
    前記期間での前記衝突トルク推定値の前記最大値が前記第1の最大値判定閾値以上である場合に、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第1の値にするステップと、
    を含む、ロボットの衝突検出方法。
  2. 前記第1の最大値判定閾値より大きくかつ前記第2の値より小さな第2の最大値判定閾値を準備するステップと、
    前記期間での前記衝突トルク推定値の時間推移を近似して得られる近似直線の傾きを得るステップと、
    をさらに備え、
    前記期間での前記衝突トルク推定値の前記最大値が前記第1の最大値判定閾値以上である場合に、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第1の値にする前記ステップは、
    前記期間での前記衝突トルク推定値の前記最大値が前記第1の最大値判定閾値以上でかつ前記第2の最大値判定閾値未満であり、前記近似直線の前記傾きが負である場合に、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第2の値にするステップと、
    前記期間での前記衝突トルク推定値の前記最大値が前記第1の最大値判定閾値以上でかつ前記第2の最大値判定閾値未満であり、前記近似直線の前記傾きが0または正である場合に、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第1の値にするステップと、
    前記期間での前記衝突トルク推定値の前記最大値が前記第2の最大値判定閾値以上である場合に、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第1の値にするステップと、
    を含む、請求項1に記載のロボットの衝突検出方法。
  3. 前記期間での前記衝突トルク推定値の前記最大値が前記第2の最大値判定閾値以上である場合に、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第1の値にする前記ステップは、前記期間での前記衝突トルク推定値の前記最大値が前記第2の最大値判定閾値以上である場合に、前記近似直線の前記傾きに関わらず、前記第1の時点において前記所定の衝突検出閾値を前記第1の値にするステップを含む、請求項2に記載のロボットの衝突検出方法。
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