JP6713379B2 - 工具交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械の工具交換位置に配設され、主軸に装着された工具を待機位置にある次工具と交換する工具交換装置に関する。
従来、各種工具交換装置が知られているが、現在一般的に採用されているのが所謂Wアーム型の工具交換装置である。この工具交換装置は、中心軸が前記主軸の軸線と平行に配設され、この中心軸を中心として回転可能、且つ前記主軸の軸線に沿った方向に移動可能に設けられた保持部材と、前記保持部材を、その前記中心軸を中心として正逆に回転させる回転機構と、前記保持部材を前記主軸軸線に沿った方向に進退させる進退機構と、前記保持部材の中心軸を中心とした半径方向にそれぞれ延出して一直線となるように該保持部材に配設されるとともに、該保持部材の正逆の回転方向における、その一方の側面に開口した工具保持部をそれぞれ備え、前記工具をその軸線が前記保持部材の中心軸と平行になるように該工具保持部に保持する二つの工具交換アーム(つまり、Wアーム)と、前記回転機構及び進退機構を制御する制御装置とを備えて構成される。
上記工具交換装置において、更に、回転機構及び進退機構の駆動源に油圧を用いた油圧式のものや、カム機構をACモータで駆動する方式(カム駆動方式)のものの他、サーボモータを用いた駆動方式のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。油圧式の工具交換装置は開発初期段階のものであり、その後、交換時間の短縮化を図るべくカム駆動方式のものが開発された。近年では、サーボモータの高速化など、その駆動機構の技術進歩により、カム駆動方式を超えるような短時間での工具交換が可能になってきたことから、サーボモータ駆動方式が採用されるようになってきている。
サーボモータ駆動方式の工具交換装置では、回転機構を構成するサーボモータ(以下、回転サーボモータと記載)及び進退機構を構成するサーボモータ(以下、進退サーボモータと記載)がそれぞれ制御装置によって制御されるようになっており、工具交換アームの角度位置は、回転サーボモータに付設されたエンコーダ(以下、回転エンコーダと記載)によって検出され、同様に、工具交換アームの進退位置は、進退サーボモータに付設されたエンコーダ(以下、進退エンコーダと記載)によって検出されるようになっている。
具体的には、工具交換アームの角度位置は、回転エンコーダにより絶対値として検出される回転サーボモータの現在回転数及び回転角(つまり、回転位置データ)と、この回転サーボモータの動力を保持部材に伝達して回転させる伝達機構の、回転サーボモータに対する減速比とから算出される。また、工具交換アームの進退位置は、進退エンコーダにより絶対値として検出される進退サーボモータの現在回転数及び回転角(つまり、回転位置データ)と、この進退サーボモータの動力を保持部材に伝達して進退させるボールねじ機構のリードとから算出される。工具交換アームは、制御装置によって、上記のようにして検出される回転サーボモータの回転位置データと、この回転位置データから適宜設定される回転原点とを基に、その回転動作が制御され、同様に、進退サーボモータの回転位置データと、この回転位置データから適宜設定される進退原点とを基に、その進退動作が制御される。
実公平8−4990号公報
ところで、上記回転サーボモータによる駆動力を上記工具交換アームに伝達するギヤ等に潤滑油が用いられているが、この潤滑油の温度が低下すると、当該潤滑油の粘性が低下し、ギヤの噛み合い摩擦抵抗が上昇するため、上記回転サーボモータの負荷が上昇してしまう。その結果、従来のサーボモータ駆動方式の工具交換装置では、制御目標である設定速度に対して追随遅れが生じる。すなわち、工具交換アームをある速度で回転させたいときに、その速度よりも遅い速度でしか当該工具交換アームを回転させることができなくなる。そのため、工具交換アームの回転動作と進退動作とを同期させたい場合(例えば、工具交換アームの回転中に進退させる場合等)、工具交換アームの回転中に意図しないタイミングで当該工具交換アームの進退動作が開始されてしまう事態が生じる。このため、工具交換アームが意図しない位置に移動することとなり、他の構造物と干渉する虞があった。
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであって、その目的は、工具交換アームの追随遅れを抑制することができる工具交換装置を提供することである。
本発明に係る工具交換装置は、工作機械の工具交換位置に配設され、主軸に装着された工具を待機位置にある次工具と交換する工具交換装置であって、
中心軸が前記主軸の軸線と平行に配設され、当該中心軸を中心として回転可能、且つ前記主軸の軸線に沿った方向に移動可能に設けられた保持部材と、
エンコーダを備える回転用サーボモータを有し、前記保持部材をその前記中心軸を中心として正逆に第1回転速度で回転させる回転機構と、
エンコーダを備える進退用サーボモータを有し、前記保持部材を前記主軸の軸線に沿った方向に第1進退速度で進退させる進退機構と、
前記保持部材の径方向に延びるように当該保持部材に配設されると共に、前記工具をその軸線が前記保持部材の前記中心軸と平行となるように保持する少なくとも一つの工具交換アームと、
前記回転機構を構成する要素の温度を直接又は間接的に検出する温度検出部と、
第1温度閾値を予め記憶する記憶部と、
前記温度検出部により検出された前記回転機構における前記温度と前記記憶部に記憶されている前記第1温度閾値とを比較し、当該温度が前記第1温度閾値以上である場合には、前記回転機構による前記保持部材の回転速度を前記第1回転速度に維持し、前記温度が前記第1温度閾値未満である場合には、前記回転機構による前記保持部材の回転速度を前記第1回転速度よりも遅い第2回転速度にする制御装置と、を備えるものである。
本発明に係る工具交換装置においては、上記制御装置により上記回転機構及び上記進退機構が制御され、これらの回転機構及び進退機構の駆動力により、工具交換アームの回転動作及び進退動作が行われる。初期設定において上記回転機構は第1回転速度で回転され、上記進退機構は第1進退速度で進退される。なお、制御装置は、回転用サーボモータのエンコーダからの出力信号により当該回転用サーボモータの回転数(つまり回転速度)を認識し、進退用サーボモータのエンコーダからの出力信号により当該進退用サーボモータの回転数(つまり回転速度)を認識するように構成されている。このような構成において、工具交換アームの回転動作及び進退動作により、主軸に装着された工具と待機位置にある次工具(つまり、次に使用すべき工具)とが交換される。
本発明の工具交換装置には、上記回転機構を構成する要素の温度を直接又は間接的に検出する温度検出部と、当該温度検出部により検出された温度と比較される第1温度閾値を予め記憶する記憶部とが設けられている。上記回転機構を構成する要素とは、当該回転機構を直接構成する駆動源としてのサーボモータ及び機構部分(例えばハウジングやベアリング等)、並びに上記回転機構に具備されるもの(例えば潤滑油等)を包含するものである。したがって、回転機構を構成する上記要素の温度を検出する温度検出部は、上記要素上又は当該要素中に設けられることとなる。このような温度検出部により検出される温度は、上記要素自体の温度であってもよいし、或いは上記要素付近の雰囲気温度(社会通念上要素の付近であると考えられる領域の雰囲気温度)であってもよい。温度検出部により検出される温度が上記回転機構に具備される潤滑油自体の温度である場合には、当該潤滑油の粘性を直接認識することができ、温度検出部により検出される温度が回転機構を構成する上記要素の温度である場合には、当該温度から潤滑油の温度を推定することにより当該潤滑油の粘性を間接的に認識することができる。
このような構成において、制御装置によって、温度検出部により検出された上記回転機構の要素の温度と上記記憶部に記憶されている上記第1温度閾値とが比較され、当該温度が第1温度閾値以上の温度である場合には、保持部材の回転速度、つまり回転用サーボモータの回転速度が上記第1回転速度に維持される。これに対して、温度検出部により検出された上記温度が第1温度閾値未満の温度である場合には、制御装置によって、上記保持部材の回転速度、つまり回転用サーボモータの回転速度が第1回転速度よりも遅い第2回転速度にされる。なお、第2回転速度は、工具交換アームの回転動作と進退動作との同期がとれる速度、すなわち、工具交換アームの回転動作において追随遅れが生じない程度の速度である。
このように、回転機構の上記要素の温度が第1温度閾値未満である場合(すなわち、潤滑油の粘性の低下が見込まれる場合)には、回転用サーボモータの回転速度が第2回転速度に低下されるので、上述したような潤滑油の粘性低下に起因した、回転用サーボモータに対する負荷の上昇が回避される。これによって、工具交換アームの回転動作において、制御目標である設定速度に対する追随遅れが生じない。したがって、工具交換アームの回転中に意図しないタイミングで当該工具交換アームの進退動作が開始されてしまうような事態は生じない。これにより、工具交換アームが意図しない位置に移動することがないので、他の構造物と干渉することがない。
一方、上記回転機構の温度が第1温度閾値以上である場合(すなわち、潤滑油の粘性の低下は見込まれない場合)には、回転用サーボモータの回転速度が第1回転速度に維持されるので、工具交換アームの交換の処理効率を維持することができる。
本発明において、前記制御装置は、前記温度検出部により検出された前記回転機構における前記温度と前記記憶部に記憶されている前記第1温度閾値とを比較し、当該温度が前記第1温度閾値以上である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度に維持し、前記温度が前記第1温度閾値未満である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度よりも遅い第2進退速度にするように構成されてもよい。
上記態様によれば、制御装置によって、温度検出部により検出された回転機構の上記要素の温度と記憶部に記憶されている上記第1温度閾値とが比較され、当該温度が第1温度閾値以上の温度である場合には、保持部材の進退速度が上記第1進退速度に維持される。これに対して、上記温度が第1温度閾値未満の温度である場合には、制御装置によって、上記保持部材の進退速度が第1進退速度よりも遅い第2進退速度にされる。この場合、回転機構の上記要素の温度情報に基づいて、保持部材の進退速度を制御することができるので、進退機構の要素の温度を検出する必要がない。
本発明において、前記温度検出部は、前記進退機構を構成する要素の温度を直接又は間接的に検出するように構成され、前記記憶部は、第2温度閾値を予め記憶するように構成され、前記制御装置は、前記温度検出部により検出された前記進退機構における前記温度と前記記憶部に記憶されている前記第2温度閾値とを比較し、当該温度が前記第2温度閾値以上である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度に維持し、前記温度が前記第2温度閾値未満である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度よりも遅い第2進退速度にするように構成されてもよい。
上記態様によれば、制御装置によって、温度検出部により検出された進退機構の上記要素の温度と記憶部に記憶されている上記第2温度閾値とが比較され、当該温度が第2温度閾値以上の温度である場合には、保持部材の進退速度が上記第1進退速度に維持される。これに対して、上記温度が第2温度閾値未満の温度である場合には、制御装置によって、上記保持部材の進退速度が第1進退速度よりも遅い第2進退速度にされる。この場合、進退機構の上記要素の温度情報に基づいて、保持部材の進退速度を適切に制御することができる。
本発明において、前記回転機構の前記要素には潤滑油が含まれ、前記温度検出部は、前記回転機構の前記潤滑油の温度を検出するように構成されることが好ましい。
上記態様によれば、温度検出部により上記回転機構の潤滑油の温度を直接検出することができるので、当該潤滑油の粘性を考慮した、回転用サーボモータの回転速度の制御をより適切に行うことができる。
本発明において、前記進退機構の前記要素には潤滑油が含まれ、前記温度検出部は、前記進退機構の前記潤滑油の温度を検出するように構成されていてもよい。
上記態様によれば、温度検出部により上記進退機構の潤滑油の温度を直接検出することができるので、当該潤滑油の粘性を考慮した、進退用サーボモータの回転速度の制御をより適切に行うことができる。
本発明において、工具交換装置は、前記回転機構の前記要素のうち前記潤滑油以外の要素に設けられ当該要素の温度を測定する第1温度測定器をさらに備え、前記温度検出部は、前記第1温度測定器により測定された前記温度と前記回転機構の潤滑油の温度との関係を示す第1相関情報を予め記憶する第1相関情報記憶部と、前記第1温度測定器により測定された前記温度と前記第1相関情報記憶部の前記第1相関情報とから前記回転機構の潤滑油の温度を推定する第1温度推定部と、を有してもよい。
上記態様によれば、第1温度測定器により測定された回転機構の潤滑油以外の要素の温度と第1相関情報とから上記潤滑油の温度を推定することができる。これにより、潤滑油の温度を直接検出せずとも、当該潤滑油の温度情報を取得することができる。したがって、潤滑油に触れる位置に熱電対等の温度測定器を設置するという煩雑な手間が省ける。
本発明において、工具交換装置は、前記進退機構の前記要素のうち前記潤滑油以外の要素に設けられ当該要素の温度を測定する第2温度測定器をさらに備え、前記温度検出部は、前記第2温度測定器により測定された前記温度と前記進退機構の潤滑油の温度との関係を示す第2相関情報を予め記憶する第2相関情報記憶部と、前記第2温度測定器により測定された前記温度と前記第2相関情報記憶部の前記第2相関情報とから前記進退機構の潤滑油の温度を推定する第2温度推定部と、を有してもよい。
上記態様によれば、第2温度測定器により測定された上記進退機構の潤滑油以外の要素の温度と第2相関情報とから上記潤滑油の温度を推定することができる。これにより、潤滑油の温度を直接検出せずとも、当該潤滑油の温度情報を取得することができる。したがって、潤滑油に触れる位置に熱電対等の温度測定器を設置するという煩雑な手間が省ける。
以上のように、本発明に係る工具交換装置によれば、工具交換アームの追随遅れを抑制することが可能な工具交換装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る工作機械を示した正面図である。 図1に示した工具交換装置を斜め下方から視た斜視図である。 図1に示した工具交換装置の下面図である。 図3における矢視G−G方向の断面図である。 図3における矢視H−H方向の部分断面図である。 本実施形態に係る制御系統を示すブロック図である。 回転用サーボモータの温度と当該回転用サーボモータの位置偏差との関係を示すグラフである。 外気温が約6℃であるときの潤滑油、回転用サーボモータ及び進退用サーボモータの各温度の経時的変化を示すグラフである。 外気温が約10℃であるときの潤滑油、回転用サーボモータ及び進退用サーボモータの各温度の経時的変化を示すグラフである。 外気温が約15℃であるときの潤滑油、回転用サーボモータ及び進退用サーボモータの各温度の経時的変化を示すグラフである。 外気温が約20℃であるときの潤滑油、回転用サーボモータ及び進退用サーボモータの各温度の経時的変化を示すグラフである。 図4に対応した工具交換装置の変形例を示す断面図である。 図4に対応した工具交換装置の変形例を示す断面図である。 制御系統の変形例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る工具交換装置について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本例の工具交換装置10は、工作機械1に付設されるもので、この工作機械1には工具マガジン70が設けられている。なお、本発明に係る工具交換装置10を適用し得る工作機械は、何ら限定されるものではなく、図1に示すような所謂立形のマシニングセンタの他、横形のマシニングセンタや、旋削加工及びミーリング加工が可能な複合型の旋盤など、工具交換を必要とする各種の工作機械を含む。
[工作機械の概要]
図1に示した工作機械1は、従来周知であり、多くを説明するまでもないが、その構成を簡単に説明すると、当該工作機械1は、ベッド2、このベッド2上に立設されたコラム3、このコラム3に垂直方向に移動可能に配設された主軸頭4、この主軸頭4に回転自在に支持された主軸5、及び、水平な直交2軸方向に移動可能に、前記ベッド2上に配設され、適宜ワークが載置又は固定されるテーブル6等を備える。
主軸頭4は、適宜送り装置(図示せず)によって、上下方向に移動するように構成され、テーブル6は、同じく適宜送り装置(図示せず)によって、水平な直交2軸方向に移動するように構成される。また、主軸5は、適宜主軸モータ(図示せず)によって、その軸中心に回転するように構成される。そして、主軸頭4を移動させる前記送り装置の動作、テーブル6を移動させる前記送り装置の動作、及び主軸5を駆動する前記主軸モータの動作は、図示しない制御装置により制御される。
[工具マガジンの概要]
工具マガジン70は、工具Tを保持する複数の工具ポット72と、円形をした板状の部材からなり、その外周部に工具ポット72を環状に配置した状態で保持する保持プレート73と、この保持プレート73を回転させる駆動モータ(図示せず)と、下端位置の工具ポット72を矢示A方向に移動させて待機位置に位置決めする一方、待機位置にある工具ポット72を矢示B方向に移動させて、保持プレート73に保持させる呼び出し機構(図示せず)とを備える。なお、図1中の符号71はカバーである。工具マガジン70の動作も、図示しない前記制御装置により制御される。
[工具交換装置]
工具交換装置10は、待機位置に位置決めされた工具ポット72に保持される工具(次工具)Tと、主軸5に装着された工具(現工具)Tとを交換する装置であって、図2〜図4に示す工具交換アーム40、ハウジング11、第1支持軸17、第2支持軸18、進退機構12及び回転機構24と、制御装置60(図6参照)とを含んで構成される。
ハウジング11は、その内部に収納室を有する角柱状をした部材からなり、第1支持軸17、進退機構12及び回転機構24が取り付けられる。図4に示すように、第1支持軸17は、ハウジング11を上下に貫通するように当該ハウジング11に取り付けられ、その下側に同軸上に配置された第2支持軸18に連結される。なお、以下の図2〜図5の説明では、図1における上下関係を基準とする。
図4に示すように、進退機構12は、第1支持軸17の上端部に固設され、制御装置60によってその作動が制御される進退用サーボモータ13と、進退用サーボモータ13の出力軸13aにカップリング16を介して連結されたボールねじ14と、ボールねじ14に螺合するボールナット15とを備える。進退用サーボモータ13にはエンコーダ13b(図6参照)が付設されている。ボールねじ14は、第1支持軸17及び第2支持軸18に形成された、その軸方向に沿った貫通穴に挿通され、第2支持軸18の貫通穴内に配設されたベアリング23,23によって回転自在に支持されるとともに、その上端部がカップリング16を介して出力軸13aに連結されている。また、第2支持軸18の下端面には、開口された収納穴18aが形成されており、ボールナット15はその上部側が収納穴18aに進入可能となっている。
第2支持軸18の上端部には、当該第2支持軸18が貫通した状態で工具交換アーム40が外嵌され、この工具交換アーム40の下方には、第2支持軸18に外嵌された保持部材19が配設される。保持部材19の上端部は、工具交換アーム40の下面に接合されている。また、ボールナット15は、収納穴18aに収納された状態で保持部材19の下面に接合される。上述したように、ボールナット15の上部は収納穴18aに進入可能となっている。ボールナット15の下部には、ボールねじ14を覆う円筒状のカバー21が固設されている。
このような構成において、制御装置60により進退用サーボモータ13を駆動して、その出力軸13aに連結されるボールねじ14を正逆方向に回転させると、これに螺合したボールナット15、当該ボールナット15に連結された保持部材19及びカバー21、並びに保持部材19に連結された工具交換アーム40が、ボールねじ14の軸線に沿って図2の矢示E−F方向に進退する。なお、矢示E方向は前進、矢示F方向は後退であり、図2〜図4は、これらボールナット15、保持部材19、カバー21、及び工具交換アーム40が進退方向の原点位置(進退原点)に位置した状態を示している。
回転機構24は、制御装置60によってその作動が制御される回転用サーボモータ25と、カップリング26と、第1かさ歯車27と、第2かさ歯車28と、連結体29と、連結リング34と、2本のガイドバー20とを備える。回転用サーボモータ25は、取付リング35を介してハウジング11の側面に取り付けられる。回転用サーボモータ25にはエンコーダ25b(図6参照)が付設されている。また、第1かさ歯車27は、その軸線が第1支持軸17の軸線と直交するようにハウジング11の収納室内に配設され、カップリング26を介して回転用サーボモータ25の出力軸25aに連結されている。なお、カップリング26は、ハウジング11の収納室内に配設されたベアリング30,30によって回転自在に支持されている。
第2かさ歯車28とこの下方に配置された連結体29とは同軸状態で連結されており、ベアリング31,31を介して第1支持軸17に外嵌されている。第2かさ歯車28と第1かさ歯車27とは噛み合った状態にある。また、連結体29の下端面には連結リング34が固設され、この連結リング34の下端面に2本のガイドバー20,20が固設されている。ガイドバー20,20は、工具交換アーム40及び保持部材19を上下方向に貫通した状態で延出するように相互に平行に配置される。ガイドバー20,20は、工具交換アーム40を回転させる役割の他、当該工具交換アーム40を保持する保持部材19を矢示E−F方向に進退させる案内役も担っている。なお、ガイドバー20,20の下端部には、連結プレート22が固設されている。
連結プレート22には、図示しない貫通穴が形成されており、この貫通穴にカバー21が挿通可能となっている。また、連結体29の外周面とこれに対応するハウジング11の内周面との間にはシール32が配設され、このシール32によって連結体29とハウジング11との間が封止されている。同様に、第2支持軸18の外周面と連結リング34の内周面との間にはシール33が配設され、このシール33によって第2支持軸18と連結リング34との間が封止されている。
このような構成において、制御装置60により回転用サーボモータ25を駆動して、その出力軸25aに連結された第1かさ歯車27を正逆方向に回転させると、第2かさ歯車28、この第2かさ歯車28に直接又は間接的に連結される連結体29、連結リング34、ガイドバー20,20及び連結プレート22、工具交換アーム40及び保持部材19、並びに保持部材19に直接又は間接的に連結されるボールナット15及びカバー21が、第1支持軸17及び第2支持軸18の軸心を中心として、図2の矢示C−D方向に回転する。なお、矢示C方向を正転方向、矢示D方向を逆転方向とする。図2及び図3においては、工具交換アーム40が回転方向の原点位置(回転原点)に位置した状態を示している。
図5に示すように、工具交換アーム40は板状の部材41から構成され、その両端部には、それぞれ工具Tを保持する工具保持部42,52が形成されている。工具保持部42,52は、一方の回転方向(前記正転方向)側が解放(開口)された円弧形状を有し、この解放側から工具Tを受け入れ可能となっている。なお、工具交換アーム40は、上述したように第2支持軸18に外嵌されており、工具保持部42が設けられ径方向の一方側に延出されたアーム部(図示せず)と、工具保持部52が設けられ径方向の他方側に延出されたアーム部(図示せず)とを備える。
図3及び図5に示すように、工具保持部42,52には、その保持空間に対して進退する保持爪43,53が設けられおり、各保持爪43,53は、リンク部45,55を介して付勢ロッド44,54に連結されている。付勢ロッド44,54は、大径部44a,54aと小径部44b,54bからなる段付き状のロッドであり、工具交換アーム40に形成されたガイド穴41b,51bに、小径部44b、54b側からそれぞれ挿通されている。また、大径部44a,54aの端面とガイド穴41b,51bの底面との間には、小径部44b,54bに外嵌された状態の圧縮コイルばね46,56が設けられており、この圧縮コイルばね46,56によって付勢ロッド44,54がそれぞれ工具保持部42,52側に付勢されているため、これに伴い、保持爪43,53も保持空間に対して進出する方向に付勢されている。
このような構成において、保持爪43,53は、工具Tが工具保持部42,52に挿入される際に当該工具Tの外周面に当接することで後退する。これにより、工具Tが工具保持部42,52の保持空間内に受け入れられると共に、圧縮コイルばね46,56の付勢力によって当該工具Tが工具保持部42,52に把持される。一方、工具Tが工具保持部42,52から抜き取られる際には、保持爪43,53が上記とは逆に後退する。
保持部材19及び工具交換アーム40には、ガイド穴41b,51bの軸線と直交するように、ガイド穴48,58が形成され、このガイド穴48,58内にロックロッド47,57が挿入されている。ロックロッド47,57は、上側の大径部47a,57aと下側の小径部47b、57bとからなる段付き状のロッドであり、この小径部47b、57bが保持部材19の下端部を貫通して外方に延出し、大径部47a,57aの上端部が工具交換アーム40より上方に延出するように、ガイド穴48,58内に挿入されている。また、大径部47a,57aの端面とガイド穴48,58の底面との間には、小径部47b,57bに外嵌された状態の圧縮コイルばね49,59が設けられており、この圧縮コイルばね49,59によってロックロッド47,57がそれぞれ上方に向けて付勢されている。
ロックロッド47,57の大径部47a,57aの、前記付勢ロッド44,54の軸線と交差する部分には、逃がし穴47c,57cが形成され、この逃がし穴47c,57cの下側には、当該逃がし穴47c,57cに向けて傾斜する傾斜面47d,57dが形成されている。また、付勢ロッド44,54の小径部44b,54bの端部は、ガイド穴48,58の底部を貫通して、前記付勢ロッド44,54の逃がし穴47c,57cに係合しており、その端面44c,54cは傾斜面47d、57dと同じ傾斜角の傾斜面となっている。
このような構成において、常態では、ロックロッド47,57は、圧縮コイルばね49,59によって上方に向けて付勢され、図5において2点鎖線で示すように、その傾斜面47d,57dがロックロッド47,57の端面44c,54cに当接して、付勢ロッド44,54の後退を制止、すなわち、ロックする。一方、ロックロッド47,57が圧縮コイルばね49,59の付勢力に抗する外力によって下方に移動し、逃がし穴47c,57cが付勢ロッド44,54の下端に対応する位置に至ると、付勢ロッド44,54は後退可能となり、工具保持部42,52への工具Tの着脱が可能となる。
なお、本例では、図4において、工具交換アーム40及び保持部材19が前記進退原点にあるときに、ロックロッド47,57の上端部が連結リング34の下端面に当接して、ロックロッド47,57が下方に移動し、逃がし穴47c,57cが付勢ロッド44,54の端部に対応するように設定されている。したがって、工具交換アーム40及び保持部材19が前記進退原点にあるときに、工具保持部42,52への工具Tの着脱が可能となり、工具交換アーム40及び保持部材19が下方に移動すると、付勢ロッド44,54の後退を制止、すなわち、保持爪43,53によって工具Tが把持された状態がロックされる。
図6は、制御装置60を含む制御系統を示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態に係る工具交換装置10には、さらに、温度推定部61aと相関情報記憶部61bとを有する温度検出部61、温度閾値記憶部62、及び熱電対63aが設けられる。温度検出部61及び温度閾値記憶部62は、工具交換装置10に設けられる中央演算処理装置(CPU)がメモリに記憶された所定のプログラムを実行することによって機能的に実現されるものである。制御装置60は、工具交換プログラム等に従って、進退用サーボモータ13の回転数及び回転用サーボモータ25の回転数を制御する。この場合、工具交換アーム40のE−F方向(図2参照)における位置(進退位置)は、進退用サーボモータ13のエンコーダ13bからの出力値、つまり現在回転位置データを基に認識される。エンコーダ13bは、進退用サーボモータ13の現在の回転数及び回転角(回転位置データ)の絶対値を出力するもので、内蔵されたメモリにこの回転位置データを格納する。なお、上述の進退原点は、工具交換アーム40を回転させたときに、工具交換位置に在る主軸5に装着された工具Tを工具保持部42,52に保持可能な位置であり、この位置においてエンコーダ13bから出力される回転位置データが進退原点として図示しない記憶部に記憶される。制御装置60において、進退原点における回転位置データと現在回転位置データとの差分と、ボールねじ14のリードとから進退原点からの現在の位置が認識される。
一方、工具交換アーム40のC−D方向(図2参照)における位置(角度位置)は、回転用サーボモータ25のエンコーダ25bからの出力値、つまり現在回転位置データを基に認識される。エンコーダ25bは、回転用サーボモータ25の現在回転数及び回転角(回転位置データ)の絶対値を出力するもので、内蔵されたメモリにこの回転位置データを格納する。なお、上述の回転原点は、工具交換アーム40をE−F方向に進退させたときに、当該工具交換アーム40が他の構造物と干渉しない角度位置であり、設計上適宜設定される角度位置である。工具交換アーム40が前記角度位置に在るときにエンコーダ25bから出力される回転位置データが回転原点として図示しない記憶部に記憶される。
以下、上記のような構成における工具交換動作について説明する。なお、以下の説明では、図1に示すように、主軸5は工具交換するための位置(工具交換位置)に位置し、次工具Tは待機位置に位置しているものとし、工具交換アーム40は、図2及び図3に示すように、上述の進退原点及び回転原点に位置しているものとする。また、回転用サーボモータ25による保持部材19の初期設定の回転速度(つまり回転用サーボモータ25の回転速度)を第1回転速度とし、進退用サーボモータ13による保持部材19の初期設定の進退速度(つまり進退用サーボモータ13の回転速度)を第1進退速度として説明を行う。
工具交換装置10による工具交換動作を開始する前に、まず、回転機構24を構成する要素の温度を温度検出部61により検出する。回転機構24を構成する上記要素の一例として、回転用サーボモータ25が挙げられる。図2〜図4及び図6に示すように、回転用サーボモータ25上に、温度測定器の一例である熱電対63aが設けられる。この熱電対63aは回転用サーボモータ25の温度情報を検出し、温度検出部61の温度推定部61aに送信する。温度推定部61aは、熱電対63aからの上記温度情報と相関情報記憶部61bに予め記憶されている第1相関情報とから、潤滑油の温度を推定する。
ここで、相関情報記憶部61bは、上記の第1相関情報として、図8〜図11に示すような、熱電対63aによる温度情報と潤滑油の温度との関係を示す情報を記憶する。図8〜図11の各グラフには、回転用サーボモータ25及び進退用サーボモータ13の動作時間が経過するにつれ、回転用サーボモータ25の温度、進退用サーボモータ13の温度及び潤滑油の温度が上昇する傾向が示されている。相関情報記憶部61bが記憶する上記各温度の関係を示す情報に基づき、回転用サーボモータ25の温度から潤滑油の温度を推定することができる。例えば外気温が6℃であり、熱電対63aにより検出された回転用サーボモータ25の温度が16.5℃であるときには、温度推定部61aは、図8から潤滑油の温度が15℃であると推定し、その推定結果を制御装置60に送信する。なお、図8〜図11における進退用サーボモータ13の温度については後記の変形例で説明する。また、相関情報記憶部61bは、図8〜図11の外気温(すなわち、約6,10,15,20℃)における上記各温度の関係だけでなく、本実施形態の工具交換装置10が使用され得る全ての温度環境での外気温における上記各温度の関係を示す情報を記憶している。
次に、制御装置60は、温度推定部61aから与えられた潤滑油の温度の推定結果と、温度閾値記憶部62に記憶された第1温度閾値とを比較する。この第1温度閾値は、例えば15℃に設定されている。第1温度閾値は、図7に示すように、回転用サーボモータ25の位置偏差が急激に上昇し始める付近の温度に設定することができる。図7に示すように、回転用サーボモータ25の温度(換言すれば、潤滑油の温度)が上昇するにつれ、上記位置偏差が小さくなることが分かる。なお、上記位置偏差は、制御装置60による回転用サーボモータ25への指令パルス数と当該回転用サーボモータ25の出力パルス数との差分に基づき算出される。
そして、制御装置60は、上記比較を行った結果、潤滑油の温度(つまり上記推定結果である潤滑油の温度)が上記第1温度閾値以上の温度である場合には、回転用サーボモータ25の回転速度が初期設定値である第1回転速度となるように当該回転用サーボモータ25の回転動作を制御する。例えば、上述の図8でいえば、潤滑油の温度が15℃と推定され、当該温度は第1温度閾値である15℃以上の温度となるので、制御装置60は、後工程の工具交換動作において、回転用サーボモータ25の回転速度を第1回転速度とする。
これに対して、制御装置60は、上記比較を行った結果、潤滑油の温度(つまり上記推定結果である潤滑油の温度)が上記第1温度閾値未満の温度である場合には、回転用サーボモータ25の回転速度が初期設定値である第1回転速度よりも遅い第2回転速度となるように当該回転用サーボモータ25の回転動作を制御する。例えば、潤滑油の温度が10℃と推定されると、当該温度は第1温度閾値である15℃未満の温度となるので、制御装置60は、後工程の工具交換動作において、回転用サーボモータ25の回転速度を第2回転速度とする。なお、第2回転速度は、例えば第1回転速度の50%ほどの速度である。以上によって、工具交換動作を実行する前に、潤滑油の温度に基づいた、回転用サーボモータ25の回転速度が設定される。
また、本実施形態では、回転用サーボモータ25の上記温度情報に基づき進退用サーボモータ13の動作を制御する。すなわち、制御装置60は、上記比較を行った結果、潤滑油の温度が上記第1温度閾値以上の温度である場合には、保持部材19の進退速度(つまり、進退用サーボモータ13の回転速度)が初期設定値である第1進退速度となるように当該進退用サーボモータ13の回転動作を制御する。一方、制御装置60は、上記比較を行った結果、潤滑油の温度が上記第1温度閾値未満の温度である場合には、保持部材19の進退速度(つまり、進退用サーボモータ13の回転速度)が第1進退速度よりも遅い第2進退速度となるように当該進退用サーボモータ13の回転動作を制御する。なお、第2進退速度は、例えば第1進退速度の50%ほどの速度である。以上によって、工具交換動作を実行する前に、潤滑油の温度に基づいた、進退用サーボモータ13の回転速度が設定される。
このように、潤滑油の温度に基づいた回転用サーボモータ25の回転速度及び進退用サーボモータ13の回転速度の設定が終了した後、次のように工具交換動作が実行される。この工具交換動作においては、保持部材19の回転動作と進退動作とが一部重複するように並進させてもよいし、当該回転動作の終了時を起点に進退動作を行い、また当該進退動作の終了時を起点に回転動作を行うようにしてもよい。何れにしても本実施形態に係る工具交換装置10によれば、上述の追随遅れは生じない。なお以下では、回転動作の終了時を起点に進退動作を行い、また進退動作の終了時を起点に回転動作を行う場合について説明する。
まず、制御装置60は、回転用サーボモータ25を駆動して、工具交換アーム40を第1支持軸17及び第2支持軸18の軸線を中心として、図2の矢示C方向(正回転方向)に回転させる。これにより、主軸5に装着された工具(つまり現工具)Tが工具保持部42に保持され、待機位置にある工具(つまり次工具)Tが工具保持部52に保持される。
次に、制御装置60は、進退用サーボモータ13を駆動して、工具交換アーム40を第1支持軸17及び第2支持軸18に沿って下方の前進端まで進出させる。これにより、主軸5から工具(現工具)Tが抜き取られるとともに、待機位置の工具ポット72から工具(次工具)Tが抜き取られる。また、工具交換アーム40が下方に移動することによって、圧縮コイルばね49,59の付勢力によりロックロッド47,57が上方に移動して、保持爪43,53による工具Tの把持がロックされる。
続いて、制御装置60は、回転用サーボモータ25を駆動して、工具交換アーム40を第1支持軸17及び第2支持軸18の軸線を中心として180度、矢示C方向(正回転方向)に回転させる。これにより、工具保持部52に保持された工具(次工具)Tが、主軸5の直下に同軸上に位置し、工具保持部42に保持された工具(現工具)Tが、待機位置の工具ポット72の直下に位置する。
次に、制御装置60は、進退用サーボモータ13を駆動して、工具交換アーム40を第1支持軸17及び第2支持軸18に沿って上方の進退原点まで後退させる。これにより、主軸5に工具(次工具)Tが装着されるとともに、待機位置の工具ポット72に工具(現工具)Tが装着される。また、工具交換アーム40が後退端に移動することにより、ロックロッド47,57が下方に移動して、保持爪43,53による把持のロックが解除され、各工具保持部42,52から工具Tを取り出し可能な状態となる。
最後に、制御装置60は、回転用サーボモータ25を駆動して、工具交換アーム40を第1支持軸17及び第2支持軸18の軸線を中心として矢示D方向(逆回転方向)に回転させ、工具交換アーム40を回転原点に復帰させる。これにより、工具保持部42,52からそれぞれ工具Tが抜き取られる。以上のようにして、制御装置60は工具交換動作を終了する。
このように、本実施形態に係る工具交換装置10によれば、推定結果である潤滑油の温度が第1温度閾値未満である場合(すなわち、潤滑油の粘性の低下が見込まれる場合)には、回転用サーボモータ25の回転速度が第2回転速度に低下されるので、潤滑油の粘性低下に起因した、回転用サーボモータ25に対する負荷の上昇が回避される。これにより、工具交換アーム40の回転動作において制御目標である設定速度に対する追随遅れが生じない。したがって、工具交換アーム40の回転中に意図しないタイミングで当該工具交換アーム40の進退動作が開始されてしまうような事態は生じない。これによって、工具交換アーム40が意図しない位置に移動することがないので、他の構造物と干渉することがない。一方、上記潤滑油の温度が第1温度閾値以上である場合(すなわち、潤滑油の粘性の低下は見込まれない場合)には、回転用サーボモータ25の回転速度が初期設定値である第1回転速度に維持されるので、工具交換アーム40の交換の処理効率を維持することができる。
また、本実施形態では、回転用サーボモータ25の温度情報に基づいて、進退用サーボモータ13の回転動作を制御するので、進退用サーボモータ13等の進退機構12の要素の温度を検出する必要がない。
また、本実施形態では、回転用サーボモータ25の温度を検出し、当該温度から潤滑油の温度を推定するように構成した。このように、潤滑油の温度を直接検出せずとも、当該潤滑油の温度情報を取得することができるので、当該潤滑油に触れる位置に熱電対等の温度測定器を設置するという煩雑な手間が省ける。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明が採り得る態様は何ら上記構成に限定されるものではなく、以下の変形例を適用することができる。
上記実施形態では、回転用サーボモータ25上に熱電対63aを設け、当該回転用サーボモータ25の温度から潤滑油の温度を推定することとしたが、これに限定されるものではない。図12に示すように、例えばハウジング11内の位置であって潤滑油に触れる位置に熱電対64を設けて、当該潤滑油の温度を直接検出するように構成してもよい。この場合、潤滑油の温度を直接検出することができるので、当該潤滑油の粘性を考慮した、回転用サーボモータ25の回転速度の制御をより適切に行うことができる。
また、上記実施形態では、回転用サーボモータ25側の温度情報に基づき進退用サーボモータ13の動作を制御することとしたが、これに限定されるものではなく、進退用サーボモータ13側の温度を検出し、この温度に基づき進退用サーボモータ13の動作を制御するように構成してもよい。詳細には、図13及び図14に示すように、上述した図6の構成に加えて、進退用サーボモータ13上に熱電対63bが設けられると共に、温度推定部65a及び相関情報記憶部65bを備え、上述の温度検出部61と同機能を有する温度検出部65が設けられる。
このような構成において、熱電対63bは進退用サーボモータ13の温度を検出し、温度検出部65の温度推定部65aに送信する。温度推定部65aは、熱電対63bからの上記温度情報と相関情報記憶部65bに予め記憶されている第2相関情報とから、潤滑油の温度を推定する。
相関情報記憶部65bは、上記の第2相関情報として、図8〜図11に示すような、熱電対63bによる温度情報と潤滑油の温度との関係を示す情報を記憶する。相関情報記憶部65bが記憶する上記各温度の関係を示す情報に基づき、進退用サーボモータ13の温度から潤滑油の温度を推定することができる。例えば、外気温が6℃であり、熱電対63bにより検出された進退用サーボモータ13の温度が22℃であるときには、温度推定部65aは、図8から潤滑油の温度が15℃であると推定し、その推定結果を制御装置60に送信する。なお、相関情報記憶部65bは、図8〜図11の外気温(すなわち、約6,10,15,20℃)における上記各温度の関係だけでなく、本実施形態の工具交換装置10が使用され得る全ての温度環境での外気温における上記各温度の関係を示す情報を記憶している点は相関情報記憶部61bと同様である。
制御装置60は、温度推定部65aから与えられた潤滑油の温度の推定結果と、温度閾値記憶部62に記憶された第2温度閾値とを比較する。この第2温度閾値は、上記第1温度閾値と同様に例えば15℃に設定される。制御装置60は、上記比較を行った結果、潤滑油の温度(つまり上記推定結果である潤滑油の温度)が上記第2温度閾値以上の温度である場合には、進退用サーボモータ13の回転速度が初期設定値である第1進退速度となるように当該進退用サーボモータ13の回転動作を制御する。例えば、上述の図8でいえば、潤滑油の温度が15℃と推定され、当該温度は第2温度閾値である15℃以上の温度となるので、制御装置60は、後工程の工具交換動作において、進退用サーボモータ13の回転速度を第1進退速度とする。
これに対して、制御装置60は、上記比較を行った結果、潤滑油の温度(つまり上記推定結果である潤滑油の温度)が上記第2温度閾値未満の温度である場合には、進退用サーボモータ13の回転速度が初期設定値である第1進退速度よりも遅い第2進退速度となるように当該進退用サーボモータ13の回転動作を制御する。例えば、潤滑油の温度が10℃と推定されると、当該温度は第2温度閾値である15℃未満の温度となるので、制御装置60は、後工程の工具交換動作において、進退用サーボモータ13の回転速度を第2進退速度とする。なお、第2進退速度は、例えば第1進退速度の50%ほどの速度である。以上によって、工具交換動作を実行する前に、潤滑油の温度に基づいた、進退用サーボモータ13の回転速度が設定される。これによって、進退用サーボモータ13側の温度情報に基づき当該進退用サーボモータ13の動作を制御することができ、また、潤滑油の温度を直接検出せずとも、当該潤滑油の温度情報を取得することができる。なお、温度検出部65は、進退機構12内で潤滑油に触れる位置に熱電対63bを設けて、当該潤滑油の温度を直接検出するように構成してもよい。この場合、上記潤滑油の温度を直接検出することができるので、当該潤滑油の粘性を考慮した、進退用サーボモータ13の回転速度の制御をより適切に行うことができる。
また、上記実施形態では、工具交換装置10による工具交換動作を開始する前に、潤滑油の温度に基づいた回転用サーボモータ25の回転速度及び進退用サーボモータ13の回転速度の設定を行うように構成したが、これに限定されるものではなく、工具交換動作中に上記の各回転速度を設定するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、保持爪43,53を進退させて当該保持爪43,53と工具保持部42,52とにより工具Tを把持するように構成したが、これに限定されるものではなく、所謂カニバサミのようなグリッパ型の工具保持部を採用してもよい。
また、上記実施形態では、相関情報記憶部61b及び相関情報記憶部65bをそれぞれ別個独立に構成することとしたが、これに限定されるものではなく、相関情報記憶部61bと相関情報記憶部65bとを分離せずに一体的に構成してもよい。
また、上記実施形態では、工作機械の制御装置と、工具マガジンンの制御装置と、工具交換装置10の制御装置60とを別々の構成としたが。これに限定されるものではなく、上記3つの制御装置を統合して構成してもよい。
さらに、上記実施形態では、工具交換装置10を適用し得る工作機械として、所謂立形のマシニングセンタを例示したが、これに限定されるものではなく、例えば横形のマシニングセンタや、旋削加工及びミーリング加工が可能な複合型のNC旋盤等を好適に適用することができる。
1 工作機械
5 主軸
10 工具交換装置
11 ハウジング(回転機構の要素のうち潤滑油以外の要素)
12 進退機構
13 進退用サーボモータ(進退機構の要素のうち潤滑油以外の要素)
13b エンコーダ
19 保持部材
24 回転機構
25 回転用サーボモータ(回転機構の要素のうち潤滑油以外の要素)
25b エンコーダ
40 工具交換アーム
42 工具保持部
52 工具保持部
60 制御装置
61 温度検出部
61a 温度推定部(第1温度推定部)
61b 相関情報記憶部(第1相関情報記憶部)
62 温度閾値記憶部(記憶部)
63a 熱電対(第1温度測定器)
63b 熱電対(第2温度測定器)
64 熱電対
65 温度検出部
65a 温度推定部(第2温度推定部)
65b 相関情報記憶部(第2相関情報記憶部)
T 工具

Claims (7)

  1. 工作機械の工具交換位置に配設され、主軸に装着された工具を待機位置にある次工具と交換する工具交換装置であって、
    中心軸が前記主軸の軸線と平行に配設され、当該中心軸を中心として回転可能、且つ前記主軸の軸線に沿った方向に移動可能に設けられた保持部材と、
    エンコーダを備える回転用サーボモータを有し、前記保持部材をその前記中心軸を中心として正逆に第1回転速度で回転させる回転機構と、
    エンコーダを備える進退用サーボモータを有し、前記保持部材を前記主軸の軸線に沿った方向に第1進退速度で進退させる進退機構と、
    前記保持部材の径方向に延びるように当該保持部材に配設されると共に、前記工具をその軸線が前記保持部材の前記中心軸と平行となるように保持する少なくとも一つの工具交換アームと、
    前記回転機構を構成する要素の温度を直接又は間接的に検出する温度検出部と、
    第1温度閾値を予め記憶する記憶部と、
    前記温度検出部により検出された前記回転機構における前記温度と前記記憶部に記憶されている前記第1温度閾値とを比較し、当該温度が前記第1温度閾値以上である場合には、前記回転機構による前記保持部材の回転速度を前記第1回転速度に維持し、前記温度が前記第1温度閾値未満である場合には、前記回転機構による前記保持部材の回転速度を前記第1回転速度よりも遅い第2回転速度にする制御装置と、を備えることを特徴とする工具交換装置。
  2. 前記制御装置は、前記温度検出部により検出された前記回転機構における前記温度と前記記憶部に記憶されている前記第1温度閾値とを比較し、当該温度が前記第1温度閾値以上である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度に維持し、前記温度が前記第1温度閾値未満である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度よりも遅い第2進退速度にするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の工具交換装置。
  3. 前記温度検出部は、前記進退機構を構成する要素の温度を直接又は間接的に検出するように構成され、
    前記記憶部は、第2温度閾値を予め記憶するように構成され、
    前記制御装置は、前記温度検出部により検出された前記進退機構における前記温度と前記記憶部に記憶されている前記第2温度閾値とを比較し、当該温度が前記第2温度閾値以上である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度に維持し、前記温度が前記第2温度閾値未満である場合には、前記進退機構による前記保持部材の進退速度を前記第1進退速度よりも遅い第2進退速度にするように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の工具交換装置。
  4. 前記回転機構の前記要素には潤滑油が含まれ、
    前記温度検出部は、前記回転機構の前記潤滑油の温度を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の工具交換装置。
  5. 前記進退機構の前記要素には潤滑油が含まれ、
    前記温度検出部は、前記進退機構の前記潤滑油の温度を検出するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の工具交換装置。
  6. 前記回転機構の前記要素のうち前記潤滑油以外の要素に設けられ当該要素の温度を測定する第1温度測定器をさらに備え、
    前記温度検出部は、前記第1温度測定器により測定された前記温度と前記回転機構の潤滑油の温度との関係を示す第1相関情報を予め記憶する第1相関情報記憶部と、前記第1温度測定器により測定された前記温度と前記第1相関情報記憶部の前記第1相関情報とから前記回転機構の潤滑油の温度を推定する第1温度推定部と、を有することを特徴とする請求項4に記載の工具交換装置。
  7. 前記進退機構の前記要素のうち前記潤滑油以外の要素に設けられ当該要素の温度を測定する第2温度測定器をさらに備え、
    前記温度検出部は、前記第2温度測定器により測定された前記温度と前記進退機構の潤滑油の温度との関係を示す第2相関情報を予め記憶する第2相関情報記憶部と、前記第2温度測定器により測定された前記温度と前記第2相関情報記憶部の前記第2相関情報とから前記進退機構の潤滑油の温度を推定する第2温度推定部と、を有することを特徴とする請求項5に記載の工具交換装置。
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