JPWO2017022022A1 - 車両用情報通信システムおよび車両用情報通信方法 - Google Patents

車両用情報通信システムおよび車両用情報通信方法 Download PDF

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Abstract

サーバは、複数の車両を複数のグループに分け、送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機に対して制御情報を送信し、当該制御情報を用いた車載器の更新による異常の有無を示す応答を各車両の車載情報機から受信する。サーバは、異常有りの応答が予め定められた基準値以下である場合は次の順番のグループに対する前記制御情報の送信処理を行い、異常有りの応答が予め定められた基準値より大きい場合は次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留する。

Description

この発明は、サーバと車載情報機との間で通信を行う車両用情報通信システムおよび車両用情報通信方法に関するものである。
特許文献1には、通信ネットワークを介して、車両に搭載された車載器と外部デバイスとの間で通信を行う車両制御装置について記載されている。外部デバイスは、通信ネットワークを介して車両制御装置を遠隔操作して、車載器の制御情報を設定可能である。車両制御装置は、車載器が遠隔操作により設定された制御情報に基づいて動作しているときに車載器の異常に伴う車両の挙動の異常が発生した場合、制御情報をデフォルト値に戻して正常動作させる。
国際公開第2012/132401号
上記特許文献1に記載された方法では、車載器の異常を引き起こした制御情報と同じ制御情報が、遠隔操作により再度車載器に対して設定される事態を事前に防ぐことができなかった。また、外部デバイスの遠隔操作を受ける他の車両においても、車載器の異常を引き起こした上記制御情報が設定された場合、同様の異常が発生する懸念があるが、このような事態を事前に防ぐこともできなかった。
このように、従来は、制御情報の更新が引き起こす車載器の異常の拡散を防止することができないという課題があった。さらに、この異常については、ある車両に搭載されている車載器に固有のものか他の車両に搭載されている車載器でも起こるものか分からないため、制御情報の更新により各車両に共通に起こり得る異常か車両固有の異常かを判別できないという課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、制御情報の更新が引き起こす車載器の異常の拡散を防止する、およびこの異常が制御情報の更新により各車両に共通に起こり得る異常か車両固有の異常かを判別可能にすることを目的とする。
この発明に係る車両用情報通信システムは、複数の車両に搭載された各車載情報機とサーバとの間で通信を行うものであって、車載情報機は、サーバから制御情報を受信して車載器の制御情報を更新し、更新した制御情報に基づいて車載器が動作したときの異常の有無を示す応答を前記サーバへ送信し、サーバは、複数の車両を複数のグループに分けてグループごとに順番に制御情報の送信処理を行う際に、当該送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機に対して制御情報を送信して異常の有無を示す応答を受信し、異常有りの応答が予め定められた基準値以下である場合は次の順番のグループに対する制御情報の送信処理を行い、異常有りの応答が予め定められた基準値より大きい場合は次の順番以降のグループに対する制御情報の送信処理を保留するものである。
この発明によれば、制御情報を送信したグループの各車両の車載情報機から受信した異常有りの応答が、予め定められた基準値より大きい場合は次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留するようにしたので、前記制御情報の更新が引き起こす異常の拡散を防止することができる。また、異常の有無を示す応答をサーバに集約するようにしたので、サーバにおいて異常有りの車載器の数と異常無しの車載器の数を把握することにより、制御情報の更新により各車両に共通に起こり得る異常か車両固有の異常かを判別可能になる。
この発明の実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおけるサーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおける車両の構成例を示すブロック図である。 車両に搭載された車載情報機と車載器の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおけるサーバのハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおける車載情報機のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおける車載器のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおけるサーバの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおける車載情報機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおける車載器の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る車両用情報通信システムにおけるサーバが有する深刻度情報の一例を示す図である。 実施の形態2に係る車両用情報通信システムにおけるサーバの動作を示すフローチャートである。 図11のステップST121,ST123の詳細を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る車両用情報通信システムにおける車載情報機の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1(a)は、この発明の実施の形態1に係る車両用情報通信システムにおけるサーバ1の構成例を示すブロック図であり、図1(b)はこのサーバ1における制御部3の内部構成例を示すブロック図である。図2は、この車両用情報通信システムにおける車両10の構成例を示すブロック図である。車両用情報通信システムは、サーバ1と複数の車両10に搭載された各車載情報機20との間で通信を行い、サーバ1の遠隔操作により各車両10に搭載された車載器30A〜30Cの制御情報を更新するものである。
図1に示すサーバ1は、車両10に送信する予定の車載器30A〜30Cの制御情報を記憶している記憶部2と、制御情報の送受信処理などを実施する制御部3と、車両10との通信を実施する無線通信部4とを備えている。
制御部3は、複数の車両10を複数のグループに分けて制御情報を送信するグループを選択する送信グループ選択部5と、送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20に対して制御情報を送信して異常の有無を示す応答を受信する送受信処理部6と、異常有りの応答が予め定められた基準値以下であるか否かを判定する異常判定部7と、異常有りの応答が予め定められた基準値より大きい場合に次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留するよう送受信処理部6に指示する送信保留部8とを備えている。
図2に示す車両10において、CAN(Controller Area Network)などの車両内ネットワークには表示装置11、入力装置12、車載情報機20および1つ以上の車載器30A〜30Cが接続されている。以下の説明において、車載器30A〜30Cを区別する必要のないときは車載器30と称す。
表示装置11は、車載情報機20の制御下で情報を表示することが可能であり、液晶ディスプレイなどである。入力装置12は、ユーザによる操作が入力されるものであり、リモートコントローラなどの操作デバイス、タッチセンサ、スイッチ、または音声認識装置などである。
図3は、車載情報機20および車載器30の構成例を示すブロック図である。
車載情報機20は、サーバ1との通信を実施する無線通信部21、車載器30との通信を実施する車両内通信部22、およびサーバ1から受信した制御情報を用いて車載器30の制御情報の更新処理などを実施する制御部23を備えている。
車載器30は、車載情報機20との通信を行う車両内通信部31、車載情報機20から受け取った制御情報などを記憶する記憶部33、車載情報機20からの処理要求に従って自身の制御情報の更新などを実施する制御部32、および更新実施後に自身の機能をテストし異常の有無を検出する異常検出部34を備えている。
車載器30は、例えば、EPS(Electric Power Steering)、ABS(Antilock Brake System)、EBD(Electronic Brake force Distribution)、またはナビゲーション装置などである。
なお、本発明の各実施の形態において、車載情報機20は、サーバ1と車載器30との間に設けられたゲートウェイとして機能する。
次に、サーバ1、車載情報機20および車載器30のハードウェア構成例を説明する。
図4は、サーバ1のハードウェア構成例を示す図である。図4に示すように、サーバ1における無線通信部4は、複数の車両10に搭載された各車載情報機20との間で無線通信を行う無線通信装置103である。サーバ1における記憶部2は、メモリ101である。
また、サーバ1における制御部3は、処理回路により実現される。即ち、サーバ1は、複数の車両10を複数のグループに分けてグループごとに順番に制御情報の送信処理を行うための処理回路を備える。処理回路は、メモリ101に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)102である。
この制御部3の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ101に格納される。CPU102は、メモリ101に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、送信グループ選択部5、送受信処理部6、異常判定部7および送信保留部8の各機能を実現する。即ち、サーバ1は、CPU102により実行されるときに、後述する図7に示す各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ101を備える。また、これらのプログラムは、制御部3の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、CPU102および後述するCPU202,302は、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などのことである。
メモリ101および後述するメモリ201,301は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、ミニディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
図5は、車載情報機20のハードウェア構成例を示す図である。図5に示すように、車載情報機20における無線通信部21は、サーバ1との間で無線通信を行う無線通信装置203である。車載情報機20における車両内通信部22は、表示装置11、入力装置12および車載器30との間で通信を行う車両内通信装置204である。
また、車載情報機20における制御部23は、処理回路により実現される。即ち、車載情報機20は、サーバ1から受信した制御情報を用いて車載器30の制御情報を更新し、更新した制御情報に基づいて車載器30が動作したときの異常の有無を示す応答をサーバ1へ送信するための処理回路を備える。処理回路は、メモリ201に格納されるプログラムを実行するCPU202である。
この制御部23の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ201に格納される。CPU202は、メモリ201に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、車載情報機20は、CPU202により実行されるときに、後述する図8に示す各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ201を備える。また、これらのプログラムは、制御部23の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
図6は、車載器30のハードウェア構成例を示す図である。図6に示すように、車載器30における車両内通信部31は、車載情報機20との間で通信を行う車両内通信装置304である。車載器30において記憶部33は、メモリ301である。
また、車載器30における制御部32および異常検出部34は、処理回路により実現される。即ち、車載器30は、車載情報機20からの処理要求に従って自身の制御情報の更新などを実施し、更新実施後に自身の機能をテストして異常の有無を検出するための処理回路を備える。処理回路は、メモリ301に格納されるプログラムを実行するCPU302である。
この制御部32および異常検出部34の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ301に格納される。CPU302は、メモリ301に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、車載器30は、CPU302により実行されるときに、後述する図9に示す各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ301を備える。また、これらのプログラムは、制御部32および異常検出部34の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
なお、車載器30の制御情報とは、上述したソフトウェア、ファームウェア、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせ、またはソフトウェアなどの実行時に参照されるパラメータのうちの少なくとも1つである。
また、本発明の各実施の形態においては、サーバ1の無線通信部4と車載情報機20の無線通信部21との間で無線通信を行う構成を示すが、有線通信を行う構成であってもよい。例えば、車両10が電気自動車である場合、この電気自動車の充電時にサーバ1と車載情報機20とが有線通信することが可能となっており、このような通信機能を用いて制御情報を更新するようにしてもよい。
次に、実施の形態1に係る車両用情報通信システムの動作例を説明する。ここでは、1番から1000番の車両10に搭載されている車載器30の制御情報の更新が必要になった場合を想定して、サーバ1、車載情報機20および車載器30の各動作を説明する。
図7は、実施の形態1におけるサーバ1の動作例を示すフローチャートである。更新が必要な制御情報が準備されると、サーバ1の記憶部2に登録される。更新対象の車両情報も、前記制御情報と共に登録されるものとする。ここでの車両情報は、1番から1000番の車両10を示す情報である。制御部3における送信グループ選択部5は、記憶部2に記憶されている車両情報を用いて、複数の車両10を適当なグループに分け、送信順を決定する。以下では、送信グループ選択部5が、1番から1000番までの車両10を100番ずつの10グループに分け、番号が小さいグループから順番に前記制御情報を送信すると決定したものとする。
ステップST101において、送信グループ選択部5はまず、最初の送信グループとして1番から100番までの車両10からなるグループを選択し、送受信処理部6へ通知する。
ステップST102において、送受信処理部6は、送信保留部8において何らかの異常により制御情報の送信が保留されているか否かを確認する。送受信処理部6は、送信保留中でなければ(ステップST102“NO”)、ステップST103以降の送信処理へ進み、送信保留中であれば(ステップST102“YES”)、ステップST111へ進む。
ステップST103において、送受信処理部6は、記憶部2に記憶されている制御情報をステップST101で選択した送信グループ内の各車両10の車載情報機20へ、無線通信部4を介して送信する。
ステップST104において、送受信処理部6は、ステップST101で選択した送信グループ内の各車両10の車載情報機20からの応答を、無線通信部4を介して受信したか否かを確認する。送受信処理部6は、車載情報機20からの応答を受信していなければ(ステップST104“NO”)、ステップST104にて車載情報機20からの応答を待ち、車載情報機20からの応答を受信した場合は(ステップST104“YES”)、ステップST105へ進む。
ステップST105において、送受信処理部6は、応答を受信したことを異常判定部7へ通知する。異常判定部7は、この通知を受け取ると、選択中の送信グループ内における車載情報機20からの応答数を加算する。
ちなみに、詳細は後述するが、車載情報機20からの応答には、更新した制御情報に基づいて車載器30が動作したときに異常が検出されたことを示す異常応答と、異常が検出されなかったことを示す正常応答とがある。
ステップST106において、異常判定部7は、選択中の送信グループ内におけるすべての車両10の車載情報機20から応答があったか否かを確認する。異常判定部7は、選択中の送信グループ内におけるすべての車両10の車載情報機20、つまり1番から100番までのすべての車両10の車載情報機20から応答があれば(ステップST106“YES”)、ステップST107へ進み、未応答の車両10があれば(ステップST106“NO”)、ステップST104へ戻って応答を待つ。
ステップST107において、異常判定部7は、選択中の送信グループについて全応答数に対する異常応答数の比率、つまり異常応答率(=異常応答数/全応答数)を計算し、異常応答率と予め定められた基準値とを比較する。ここでの予め定められた基準値とは、例えば、制御情報の更新により各車両10に搭載された車載器30に共通に起こり得る異常と、ある車両10に搭載された車載器30に固有の異常とを判別するための、予め定められた比率(例えば、1%)である。
異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答率が予め定められた比率以下である場合(ステップST107“YES”)、制御情報の異常ではなく車載器30に固有の異常が発生していると判定して、前記制御情報の送信を継続すべくステップST108へ進む。一方、異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答率が予め定められた比率より大きい場合(ステップST107“NO”)、ある車両10の車載器30に固有の異常ではなく各車両10の車載器30に共通に起こり得る制御情報の異常が発生していると判定して、ステップST110へ進む。
ステップST110において、異常判定部7は、異常発生を送信保留部8へ通知する。送信保留部8は、この通知を受け取ると、送信保留を設定し、ステップST108へ進む。
なお、実施の形態1のステップST106において、異常判定部7は、選択中の送信グループ内におけるすべての車両10の車載情報機20から応答があったか否かを確認することとしているが、選択中の送信グループ内におけるすべての車両10の車載情報機20のうち所定以上の車載情報機20から応答があったか否かを確認することとしてもよい。例えば、異常判定部7は、送信グループ内における95%以上の車載情報機20から応答があったか否かを確認することとしてもよい。もしくは、制御情報を送信完了した時点から異常判定を行うのに十分な所定時間を経過したときに、異常応答数の比率を計算して、予め定められた比率と比較するようにしてもよい。
ステップST108において、送信グループ選択部5は、すべての送信グループに対して制御情報を送信したか否かを確認する。送信グループ選択部5は、すべての送信グループに対する送信が完了していれば(ステップST108“YES”)、ステップST109へ進んで正常終了と判定して、一連の動作を終了する。この際、制御部3は、正常終了した旨などをログとして記憶部2に記憶してもよい。一方、送信グループ選択部5は、すべての送信グループに対する送信が完了していなければ(ステップST108“NO”)、ステップST101へ戻って次の順番の送信グループを選択する。
ステップST111において、1つ前の送信グループに対する送信の結果として送信保留が設定されているため、送受信処理部6は、ステップST101で選択した送信グループ以降への制御情報の送信を行わず、異常終了と判定して、一連の動作を終了する。この際、制御部3は、異常終了した旨などをログとして記憶部2に記憶してもよい。
これにより、例えば、最初の送信グループである1番から100番の各車両10に搭載された車載情報機20からの異常応答率が予め定められた比率以下であった場合、101番から1000番までの各車両10に搭載された車載情報機20に対する制御情報の送信が保留される。従って、前記制御情報の更新が引き起こす車載器30の異常の拡散を防止することができる。
なお、送信保留から送信再開する場合については、下記の実施の形態2において説明する。
図8は、実施の形態1における車載情報機20の動作例を示すフローチャートである。車両10のイグニッション・スイッチがオンされ、車両10の各部への電源供給が開始されると、車載情報機20が図8に示す処理を繰り返し行う。図8に示す処理は、1番から1000番までの各車両10に搭載されている各車載情報機20が共通して行う。
ステップST201において、制御部23は、サーバ1からの制御情報を、無線通信部21を介して受信したか否かを確認する。制御部23は、サーバ1からの制御情報を受信していなければ(ステップST201“NO”)、ステップST201にてサーバ1からの送信を待ち、サーバ1からの制御情報を受信した場合は(ステップST201“YES”)、ステップST202へ進む。
ステップST202において、制御部23は、サーバ1から受信した制御情報を用いて車載器30の更新処理を実施する通知を、車両内通信部22を介して表示装置11へ送信して表示させる。
ステップST203において、制御部23は、サーバ1から受信した制御情報を、車両内通信部22を介して車載器30へ送信し、車載器30に更新処理および動作確認処理を実施させる。
車載器30において更新処理および動作確認処理が完了すると、車載器30から車載情報機20へ、異常が検出されなかったことを示す正常応答または異常が検出されたことを示す異常応答が送信される。
ステップST204において、制御部23は、車載器30からの応答を車両内通信部22を介して受信し、この応答が正常応答か否かを確認する。制御部23は、車載器30から正常応答を受信した場合(ステップST204“YES”)、ステップST205へ進み、車載器30から異常応答を受信した場合は(ステップST204“NO”)、ステップST207へ進む。
ステップST205において、制御部23は、制御情報の更新処理により車載器30に異常が発生しなかったことを示す正常応答を、無線通信部21を介してサーバ1へ送信する。
ステップST206において、制御部23は、制御情報の更新処理が正常終了したことを示す通知を、車両内通信部22を介して表示装置11へ送信して表示させる。
ステップST207において、制御部23は、制御情報の更新処理により車載器30に異常が発生したことを示す異常応答を、無線通信部21を介してサーバ1へ送信する。
ステップST208において、制御部23は、制御情報の更新処理が異常終了したことを示す通知を、車両内通信部22を介して表示装置11へ送信して表示させる。これにより、車載器30に異常が発生したことを、ユーザに注意喚起できる。
なお、図8のフローチャートでは、ステップST202,ST206,ST208において車載情報機20がユーザに対する通知を行う構成にしたが、ユーザに対する通知を行わない構成であってもよい。
図9は、実施の形態1における車載器30の動作例を示すフローチャートである。車両10のイグニッション・スイッチがオンされ、車両10の各部への電源供給が開始されると、車載器30が図9に示す処理を繰り返し行う。図9に示す処理は、1番から1000番までの各車両10に搭載されている各車載器30が共通して行う。
ステップST301において、制御部32は、車載情報機20からの制御情報を、車両内通信部31を介して受信したか否かを確認する。制御部32は、車載情報機20からの制御情報を受信していなければ(ステップST301“NO”)、ステップST301にて車載情報機20からの送信を待ち、車載情報機20からの制御情報を受信した場合は(ステップST301“YES”)、ステップST302へ進む。
ステップST302において、制御部32は、車載情報機20から受信した制御情報を用いて更新処理を行う。なお、制御部32は、車載情報機20から受信した前記制御情報を用いて更新処理を行う前に、現在の制御情報を記憶部33に記憶しておいてもよい。
ステップST303において、異常検出部34は、更新処理完了後の車載器30の動作確認処理として、更新後の制御情報に基づいて車載器30が動作したときの異常の有無を検出する。異常検出部34は、動作確認処理として、例えば自己診断モードに移行して車載器30が備える各種センサおよびアプリケーションの動作チェックなどを実施し、異常の有無を検出する。
ステップST304において、制御部32は、異常検出部34により異常が検出されたか否かを確認する。制御部32は、車載器30が正常に動作し異常は検出されなかった場合(ステップST304“YES”)、ステップST305へ進み、車載器30が正常に動作せず異常が検出された場合(ステップST304“NO”)、ステップST306へ進む。
ステップST305において、制御部32は、異常が検出されなかったことを示す正常応答を、車両内通信部31を介して車載情報機20へ送信する。
ステップST306において、制御部32は、異常が検出されたことを示す異常応答を、車両内通信部31を介して車載情報機20へ送信する。
ステップST307において、制御部32は、記憶部33に更新前の制御情報が記憶されている場合、異常を発生させた制御情報を更新前の制御情報に戻す。
以上より、実施の形態1によれば、車載情報機20は、サーバ1から制御情報を受信して車載器30の制御情報を更新し、更新した制御情報に基づいて車載器30が動作したときの異常の有無を示す応答をサーバ1へ送信し、サーバ1は、複数の車両10を複数のグループに分けてグループごとに順番に制御情報の送信処理を行う際に、当該送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20に対して制御情報を送信して異常の有無を示す応答を受信し、異常有りの応答率が予め定められた比率以下である場合は次の順番のグループに対する前記制御情報の送信処理を行い、異常有りの応答率が予め定められた比率より大きい場合は次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留する構成であるため、前記制御情報の更新が引き起こす異常の拡散を防止することができる。また、異常の有無を示す応答をサーバ1に集約するので、サーバ1において異常有りの車載器30が搭載された車両10の数と異常無しの車載器30が搭載された車両10の数を把握することができ、制御情報の更新により各車両に共通に起こり得る異常か車両固有の異常かを判別可能になる。よって、制御情報の更新により各車両に共通に起こり得る異常である場合に当該制御情報の送信を保留することができる。
また、実施の形態1によれば、車載情報機20は、制御情報の更新により車載器30の異常が発生した場合、ユーザに対する通知を行うようにしたので、サーバ1の遠隔操作による車載器30の更新に異常が発生したことをユーザに対して注意喚起できる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る車両用情報通信システムの構成は、上記実施の形態1の図1〜図6に示した車両用情報通信システムの構成と図面上は同様であるため、以下では図1〜図6を援用する。
実施の形態2において、サーバ1の記憶部2には、制御情報の更新により車載器30の異常が発生した場合に車両10に及ぼす影響の深刻度に応じて設定された異常応答数の上限値を示す深刻度情報が記憶されている。
図10に、深刻度情報の一例を示す。EPS、ABS、またはEBDなどの車載器30に対する制御情報は、例えば車両10を安全に運転する上で重要な車両制御情報としての制御情報であり、車載器30に異常が発生した場合に車両10に及ぼす影響が深刻である。そのため、深刻度が高く設定され、小さい上限値(例えば、1)が設定されている。一方、ナビゲーション装置などの車載器30に対する制御情報は、車両10を安全に運転する上で重要でない車両制御情報以外の制御情報であり、車載器30に異常が発生した場合に車両10に及ぼす影響はさほど深刻ではない。そのため、深刻度が低く設定され、大きい上限値(例えば、10)が設定されている。
次に、実施の形態2に係る車両用情報通信システムの動作例を説明する。実施の形態1と同様に、1番から1000番の車両10に搭載されている車載器30の制御情報の更新が必要になった場合を想定して、サーバ1および車載情報機20の各動作を説明する。車載器30の動作は、実施の形態1と実施の形態2とで同様のため、説明を省略する。
図11は、実施の形態2におけるサーバ1の動作例を示すフローチャートである。
ステップST101,ST102において、制御部3は、図7のステップST101,ST102と同様の処理を行う。そして、制御部3における送受信処理部6は、1つ前の送信グループに対する送信の結果として送信保留中となっていなければ(ステップST102“NO”)、ステップST121へ進み、送信保留中となっていれば(ステップST102“YES”)、ステップST122へ進む。
ステップST121において、送受信処理部6は、ステップST101で選択した送信グループ内の各車両10の車載情報機20に対して制御情報の送信処理を行い、応答を受信する。
ステップST121における送信処理の詳細は後述する。
ステップST122において、送受信処理部6は、1つ前の送信グループにおける応答内容に基づき、制御情報に異常があったことを示す異常情報を生成して、前記制御情報に付加する。
ステップST123において、送受信処理部6は、ステップST101で選択した送信グループ内の各車載情報機20に対して異常情報が付加された制御情報の送信処理を行い、応答を受信する。
ステップST123における送信処理の詳細は後述する。
ステップST124において、異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答率と予め定められた比率とを比較する。異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答率が予め定められた比率以下である場合(ステップST124“YES”)、ステップST125へ進み、選択中の送信グループ内における異常応答率が予め定められた比率より大きい場合(ステップST124“NO”)、2つのグループで連続して送信保留となる状態が続いていることを意味しているため、ステップST111へ進んで異常終了と判定し、一連の動作を終了する。
ステップST125において、異常判定部7は、異常がないことを送信保留部8へ通知する。送信保留部8は、この通知を受け取ると、1つ前の送信グループに対する送信の結果として設定されていた送信保留を解除し、ステップST108へ進む。
ステップST108,ST109,ST111において、制御部3は、図7のステップST108,ST109,ST111と同様の処理を行う。
図12は、実施の形態2におけるサーバ1の送信処理の動作例を示すフローチャートであり、図11に示したステップST121,ST123の送信処理の詳細を示している。
ステップST121−1において、送受信処理部6は、制御情報、または異常情報が付加された制御情報を、選択中の送信グループ内の各車両10の車載情報機20へ、無線通信部4を介して送信する。
ステップST121−2において、送受信処理部6は、選択中の送信グループ内の各車両10の車載情報機20からの応答を、無線通信部4を介して受信したか否かを確認する。送受信処理部6は、車載情報機20からの応答を受信していなければ(ステップST121−2“NO”)、ステップST121−2にて車載情報機20からの応答を待ち、車載情報機20からの応答を受信した場合は(ステップST121−2“YES”)、ステップST121−3へ進む。
ステップST121−3において、送受信処理部6は、車載情報機20からの応答が正常応答または未実施応答のいずれか一方であるか否かを確認する。送受信処理部6は、応答が正常応答または未実施応答であった場合(ステップST121−3“YES”)、ステップST121−4へ進み、応答が正常応答または未実施応答ではなく異常応答であった場合(ステップST121−3“NO”)、ステップST121−5へ進む。
ステップST121−4において、送受信処理部6は、応答を受信したことを異常判定部7へ通知する。異常判定部7は、この通知を受け取ると、選択中の送信グループ内における応答数を加算する。
例えば、更新対象の制御情報がEPS用である場合、車両10のEPSが実際に動作するまで制御情報更新後の動作確認および異常有無の検出ができない。そのため、車載情報機20からサーバ1への応答が遅くなる。
そこで、実施の形態2では、車載情報機20が制御情報を受信してから所定時間(例えば、1時間)が経過するまでの間に車載器30が更新処理または動作確認処理を実施しなかった場合に、車載情報機20は、サーバ1へ未実施応答を送信することとする。詳細は後述する。
ステップST121−5において、送受信処理部6は、応答が異常応答であったことを異常判定部7へ通知する。異常判定部7は、この通知を受け取ると、選択中の送信グループ内における異常応答数を加算する。
ステップST121−6において、異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答数と、図10に示した深刻度情報に設定されている異常応答数の上限値とを比較する。異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答数が深刻度情報に基づく上限値より小さい場合(ステップST121−6“NO”)、ステップST121−4へ進み、選択中の送信グループ内における異常応答数が深刻度情報に基づく上限値以上である場合(ステップST121−6“YES”)、ステップST121−7へ進む。
即ちステップST121−6においては、深刻度が高い車両制御情報である制御情報により引き起こされた異常が上限値「1」以上であったとき、もしくは深刻度が低い車両制御情報以外の制御情報により引き起こされた異常が上限値「10」以上であったときのいずれかに該当するとき、ステップST121−7へ進む。
ステップST121−7において、異常判定部7は、異常発生を送受信処理部6へ通知する。送受信処理部6は、この通知を受け取ると、制御情報の更新取り消しを指示するキャンセル信号を、選択中の送信グループおよびすでに前記制御情報を送信し終えた送信グループ内の各車両10の車載情報機20へ、無線通信部4を介して送信する。例えば、選択中の送信グループが301番から400番までの各車両10である場合、送受信処理部6は、1番から400番までの各車両10の車載情報機20に対してキャンセル信号を送信する。
なお、実施の形態1における制御部3の構成を示した図1(b)では異常判定部7から送受信処理部6への矢印がないが、実施の形態2における制御部3では異常判定部7から送受信処理部6へ、キャンセル信号の送信を指示するための通知を出力する矢印があるものとする。
ステップST121−8において、異常判定部7は、異常発生を送信保留部8へ通知する。送信保留部8は、この通知を受け取ると、送信保留を設定し、ステップST121−4へ進む。ステップST121−4において、異常判定部7は、応答があった数を加算する。
ステップST121−9において、異常判定部7は、選択中の送信グループ内におけるすべての車両10の車載情報機20から応答があったか否かを確認する。異常判定部7は、選択中の送信グループ内におけるすべての車両10の車載情報機20から応答があれば(ステップST121−9“YES”)、ステップST121−10へ進み、未応答の車載情報機20があれば(ステップST121−9“NO”)、ステップST121−2へ戻って応答を待つ。
ステップST121−10において、異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答率と予め定められた比率とを比較する。この予め定められた比率は、図11のステップST124で用いる比率と同じ値である。異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答率が予め定められた比率以下である場合(ステップST121−10“YES”)、図11のステップST121またはステップST123の処理を終了したこととなり、ステップST121またはステップST123の次のステップに進む。一方、異常判定部7は、選択中の送信グループ内における異常応答率が予め定められた比率より大きい場合(ステップST121−10“NO”)、ステップST121−11へ進む。
ステップST121−11において、異常判定部7は、異常発生を送信保留部8へ通知する。送信保留部8は、この通知を受け取ると、送信保留を設定し、ステップST121またはステップST123の次のステップに進む。
例えば、サーバ1が、車両制御情報としての制御情報を、EPS、ABS、またはEBDなどの車載器30に対して送信しているとき、この制御情報の深刻度は「高」、上限値は「1」であるため、選択中の送信グループ内の車両10において1つでも車載器30に異常が発生した場合には、送信済みのグループ内の各車両10の車載情報機20に対してキャンセル信号を送信して更新処理を取り消すと共に、送信保留を設定することになる。これにより、たとえ異常応答率が予め定められた比率以下だったとしても、送信を保留でき、次のグループでも送信保留とすべき状態が続く場合に深刻な異常の拡散を防止できる。
他方、サーバ1が、車両制御情報以外の制御情報を、ナビゲーション装置などの車載器30に対して送信しているとき、この制御情報の深刻度は「低」、上限値は「10」であるため、選択中の送信グループ内の車両10において1つの車載器30に異常が発生しただけでは、更新処理の取り消しおよび送信保留は行わない。このように、制御情報が車両10に及ぼす影響の深刻度に応じて、当該制御情報の送信可否の判定条件を変更することができる。
図13は、実施の形態2における車載情報機20の動作例を示すフローチャートである。
ステップST221において、制御部23は、サーバ1から送信された情報を、無線通信部21を介して受信したか否かを確認する。制御部23は、サーバ1からの情報を受信していなければ(ステップST221“NO”)、ステップST221にてサーバ1からの送信を待ち、サーバ1からの情報を受信した場合は(ステップST221“YES”)、ステップST222へ進む。
ステップST221において車載情報機20がサーバ1から受信する情報とは、制御情報、異常情報が付加された制御情報、またはキャンセル信号である。
ステップST222において、制御部23は、サーバ1から受信した情報がキャンセル信号であるか否かを確認する。制御部23は、キャンセル信号を受信した場合(ステップST222“YES”)、ステップST223へ進み、キャンセル信号を受信していない場合(ステップST222“NO”)、ステップST224へ進む。
ステップST223において、制御部23は、キャンセル信号を受信するより前に受信した制御情報を車載器30へ送信せず、車載器30の更新処理を実施させない。そして、制御部23は、更新処理を行わないことを示す未実施応答を、無線通信部21を介してサーバ1へ送信する。
なお、キャンセル信号をサーバ1から受信した時点ですでに制御情報を車載器30へ送信し終えていた場合、制御部23は更新処理を取り消す指示を車載器30へ送信すればよい。この指示を受け付けた車載器30は、車載情報機20から受信済みの制御情報を破棄するか、すでに更新処理を実施した後であれば記憶部33に記憶しておいた更新前の制御情報に戻すかのいずれかを実行する。
ステップST224において、制御部23は、サーバ1から受信した情報が、異常情報が付加された制御情報であるか否かを確認する。制御部23は、異常情報が付加された制御情報を受信した場合(ステップST224“YES”)、ステップST225へ進み、異常情報が付加された制御情報を受信していない場合、つまり制御情報のみを受信した場合(ステップST224“NO”)、ステップST202へ進む。
ステップST225において、制御部23は、制御情報に付加されている異常情報の内容を、車両内通信部22を介して表示装置11へ送信して表示させる。制御部23は、例えば「50台中1台に○○の異常がありましたが、特に大きな影響はありませんでした。更新を実施しますか?」といった異常情報の内容をユーザに通知して、続くステップST226においてユーザに更新処理を実施するか否かを選択させる。ユーザは、車載器30を更新するか否かの指示を、入力装置12に入力する。
ステップST226において、制御部23は、異常情報が付加された制御情報を用いて車載器30を更新するか否かの指示を、車両内通信部22を介して入力装置12から受け付ける。制御部23は、更新を実行する指示を受け付けた場合(ステップST226“YES”)、ステップST202へ進み、更新を実行しない指示を受け付けた場合(ステップST226“NO”)、ステップST223へ進む。
ステップST202,ST203において、制御部23は、図8のステップST202,ST203と同様の処理を行い、ステップST227へ進む。
ステップST227において、制御部23は、ステップST203にて車載器30に制御情報の更新を指示してから所定時間(例えば、1時間)内に、車両内通信部22を介して車載器30から応答を受信したか否かを確認する。制御部23は、所定時間内に応答を受信しなかった場合(ステップST227“NO”)、ステップST223へ進み、所定時間内に応答を受信した場合(ステップST227“YES”)、ステップST204へ進む。
ステップST204〜ST208において、制御部23は、図8のステップST204
〜ST208と同様の処理を行う。
なお、制御部23は、実施の形態2のステップST208において、制御情報の更新処理が異常終了したことを示す通知を、車両内通信部22を介して表示装置11へ送信して表示させる場合に、当該制御情報が車両制御情報であるか車両制御情報以外であるか、深刻度を示す通知を表示させるようにしてもよい。これにより、車両制御情報としての制御情報を用いた更新処理により車載器30に異常が発生した場合に、この異常が車両10に深刻な影響を及ぼす可能性があることをユーザに対して注意喚起できる。
以上より、実施の形態2によれば、サーバ1は、次の順番以降のグループに対する制御情報の送信処理の保留中に、次の順番以降のグループのうちの一部のグループ内の各車両10の車載情報機20に対して、前記制御情報に異常があったことを示す異常情報を付加して送信処理を行い、異常有りの応答率が予め定められた比率以下である場合は保留を解除して残りのグループに対する前記制御情報の送信処理を再開するようにしたので、あるグループ内の車両10に搭載された車載器30において起こった固有の異常か、他のグループ内の車両10に搭載された車載器30でも共通に起こり得る異常かを確認することができる。また、あるグループ内の車両10に搭載された車載器30において起こった固有の異常だった場合に、他のグループに対しては制御情報の更新を実施させることができる。さらに、先に送信処理が行われたグループにおいて制御情報の更新により異常が発生したことを、残りのグループに通知することができる。
また、実施の形態2によれば、車載情報機20は、サーバ1から異常情報が付加された制御情報を受信した場合、ユーザに対する通知を行うと共に、異常情報が付加された制御情報を用いて更新するか否かの指示を受け付け、ユーザからの更新の指示を受け付けると車載器30の制御情報を異常情報が付加された制御情報に更新するようにしたので、ユーザが異常発生を想定した上で車載器30の更新を実施することができる。
なお、実施の形態2では、サーバ1が異常情報を付加した制御情報を送信する構成にしたが、異常情報を付加しなくてもよい。つまり、次の順番以降のグループに対する制御情報の送信処理の保留中に、次の順番以降のグループのうちの一部のグループ内の各車両10の車載情報機20に対して前記制御情報の送信処理を行い、異常有りの応答率が予め定められた比率以下である場合は保留を解除して残りのグループに対する前記制御情報の送信処理を再開するように、サーバ1を構成してもよい。この構成の場合にも、あるグループ内の車両10に搭載された車載器30において起こった固有の異常か、他のグループ内の車両10に搭載された車載器30でも共通に起こり得る異常かを確認することができる。また、あるグループ内の車両10に搭載された車載器30において起こった固有の異常だった場合に、他のグループに対しては制御情報の更新を実施させることができる。
また、実施の形態2によれば、サーバ1は、制御情報の更新により車載器30の異常が発生した場合に車両10に及ぼす影響の深刻度に応じて設定されたものであって他の制御情報に比し深刻度が高い制御情報に対して異常有りの応答数の上限値を示す深刻度情報を有し、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20から受信した異常有りの応答数が深刻度情報に基づく上限値以上である場合は次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留するようにしたので、車両10に深刻な影響を及ぼす制御情報の送信を保留して、次のグループでも送信保留とすべき状態が続く場合に異常の拡散を防止することができる。また、制御情報が車両10に及ぼす影響の深刻度に応じて、当該制御情報の送信可否の判定条件を変更することができる。
また、実施の形態2によれば、サーバ1は、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20から受信した異常有りの応答数が深刻度情報に基づく上限値以上である場合、当該グループ内および制御情報の送信処理が終わっているグループ内の各車両10の車載情報機20に対して、更新の取り消しを指示するキャンセル信号を送信するようにしたので、車両10に深刻な影響を及ぼす制御情報の更新を取り消して異常の拡散を防止することができる。
また、実施の形態2によれば、車載情報機20は、他の制御情報に比し深刻度が高い制御情報の更新により車載器30の異常が発生した場合、ユーザに対する通知を行うようにしたので、車載器30に発生した異常が車両10に深刻な影響を及ぼす可能性があることを、ユーザに対して注意喚起できる。
なお、実施の形態2では、サーバ1は制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20から受信した異常有りの応答数が深刻度情報に基づく上限値以上である場合(ステップST121−6“YES”)に送信保留を設定し(ステップST121−8)、その後、異常有りの応答率が予め定められた比率以下であるとこの送信保留を解除する(ステップST125)構成にしたが、この構成に限定されるものではない。例えば、異常有りの応答数が深刻度情報に基づく上限値以上である場合(ステップST121−6“YES”)にステップST111へ進んで異常終了する構成にすれば、車両10に深刻な影響を及ぼす制御情報の送信を禁止でき、より確実に異常の拡散を防止することができる。
また、実施の形態1,2では、異常判定部7は、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20から受信した異常有りの応答率が予め定められた比率より大きい場合に次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留すると判定したが、保留するか否かの判定方法はこの方法に限定されるものではない。
例えば、異常判定部7は、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20から受信した異常有りの応答数が異常ではない応答数より大きい場合に、次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留すると判定してもよい。異常ではない応答数とは、正常応答数、または正常応答数と未実施応答数との合計数である。
また、例えば、異常判定部7は、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20から受信した異常有りの応答数が予め定められた数より大きい場合に、次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留すると判定してもよい。
このように、異常判定部7は、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両10の車載情報機20から受信した異常有りの応答が予め定められた基準値より大きい場合に、次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留すると判定する構成であればよく、数と率のどちらを判定の基準に用いてもよい。同様に、異常判定部7は、制御情報の送信処理が保留されている場合に当該保留を解除して再開するか否かを判定する際にも、数と率のどちらを判定の基準に用いてもよい。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る車両用情報通信システムは、制御情報を送信したグループにおいて多くの車載器に異常が発生した場合に他のグループへの前記制御情報の送信を保留するようにしたので、サーバの遠隔操作により多数の車載器を更新する車両用情報通信システムなどに用いるのに適している。
1 サーバ、2 記憶部、3 制御部、4 無線通信部、5 送信グループ選択部、6 送受信処理部、7 異常判定部、8 送信保留部、10 車両、11 表示装置、12 入力装置、20 車載情報機、21 無線通信部、22 車両内通信部、23 制御部、30A〜30C 車載器、31 車両内通信部、32 制御部、33 記憶部、34 異常検出部、101,201,301 メモリ、102,202,302 CPU、103,203 無線通信装置、204,304 車両内通信装置。

Claims (8)

  1. 複数の車両に搭載された各車載情報機とサーバとの間で通信を行う車両用情報通信システムであって、
    前記車載情報機は、前記サーバから制御情報を受信して車載器の制御情報を更新し、更新した制御情報に基づいて前記車載器が動作したときの異常の有無を示す応答を前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、前記複数の車両を複数のグループに分けてグループごとに順番に制御情報の送信処理を行う際に、当該送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機に対して前記制御情報を送信して異常の有無を示す応答を受信し、異常有りの応答が予め定められた基準値以下である場合は次の順番のグループに対する前記制御情報の送信処理を行い、異常有りの応答が前記予め定められた基準値より大きい場合は次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留することを特徴とする車両用情報通信システム。
  2. 前記サーバは、前記次の順番以降のグループに対する制御情報の送信処理の保留中に、前記次の順番以降のグループのうちの一部のグループ内の各車両の車載情報機に対して、前記制御情報の送信処理を行い、異常有りの応答が前記予め定められた基準値以下である場合は前記保留を解除して残りのグループに対する前記制御情報の送信処理を再開することを特徴とする請求項1記載の車両用情報通信システム。
  3. 前記サーバは、制御情報の更新により前記車載器の異常が発生した場合に前記車両に及ぼす影響の深刻度に応じて設定されたものであって他の制御情報に比し深刻度が高い制御情報に対して異常有りの応答数の上限値を示す深刻度情報を有し、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機から受信した異常有りの応答数が前記深刻度情報に基づく上限値以上である場合は次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留することを特徴とする請求項2記載の車両用情報通信システム。
  4. 前記サーバは、制御情報の送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機から受信した異常有りの応答数が前記深刻度情報に基づく上限値以上である場合、当該グループ内および前記制御情報の送信処理が終わっているグループ内の各車両の車載情報機に対して、更新の取り消しを指示するキャンセル信号を送信することを特徴とする請求項3記載の車両用情報通信システム。
  5. 前記車載情報機は、前記他の制御情報に比し深刻度が高い制御情報の更新により前記車載器の異常が発生した場合、ユーザに対する通知を行うことを特徴とする請求項3記載の車両用情報通信システム。
  6. 前記サーバは、前記次の順番以降のグループに対する制御情報の送信処理の保留中に、前記次の順番以降のグループのうちの一部のグループ内の各車両の車載情報機に対して、前記制御情報に異常があったことを示す異常情報を付加して送信処理を行い、異常有りの応答が前記予め定められた基準値以下である場合は前記保留を解除して残りのグループに対する前記制御情報の送信処理を再開することを特徴とする請求項3記載の車両用情報通信システム。
  7. 前記サーバは、前記次の順番以降のグループに対する制御情報の送信処理の保留中に、前記次の順番以降のグループのうちの一部のグループ内の各車両の車載情報機に対して、前記制御情報に異常があったことを示す異常情報を付加して送信処理を行い、
    前記車載情報機は、前記サーバから前記異常情報が付加された前記制御情報を受信した場合、ユーザに対する通知を行うと共に、前記異常情報が付加された前記制御情報を用いて更新するか否かの指示を受け付け、前記ユーザからの更新の指示を受け付けると前記車載器の制御情報を前記異常情報が付加された前記制御情報に更新することを特徴とする請求項2記載の車両用情報通信システム。
  8. 複数の車両に搭載された各車載情報機とサーバとの間で通信を行う車両用情報通信方法であって、
    前記サーバが、前記複数の車両を複数のグループに分けてグループごとに順番に制御情報を送信する送信処理を行う際に、当該送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機に対して前記制御情報を送信し、
    前記送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機が、前記サーバから前記制御情報を受信して車載器の制御情報を更新し、更新した前記制御情報に基づいて前記車載器が動作したときの異常の有無を示す応答を前記サーバへ送信し、
    前記サーバが、前記送信処理が行われる順番となったグループ内の各車両の車載情報機から異常の有無を示す応答を受信し、異常有りの応答が予め定められた基準値以下である場合は次の順番のグループに対する前記制御情報の送信処理を行い、異常有りの応答が前記予め定められた基準値より大きい場合は次の順番以降のグループに対する前記制御情報の送信処理を保留することを特徴とする車両用情報通信方法。
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