JPWO2017002970A1 - ケーブルリール - Google Patents

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車両のステアリング装置等にケーブルリールを装着する際の作業効率を高める。そのため、ステータ部材(30)と、ステータ部材(30)に回動自在に連結されたロータ部材(20)と、ステータ部材(30)とロータ部材(20)との間を電気的に接続する可撓性ケーブル(50)と、ロータ部材(20)のステータ部材(30)に対する相対回転を防止するロック部材(40)とを備え、ロック部材(40)を、ステータ部材(30)と、ロータ部材(20)との間に配置した。

Description

本発明は、車両のステアリング装置等に用いて好適なケーブルリールに関する。
車両のステアリングホイールには、様々な電装品が装着され、これら電装品と車両本体の制御装置との間で信号や電力が入出力される。そこで、ステアリング装置には、ステアリングホイールの回動を許容しつつ電気的な接続を可能にするため、ケーブルリールが装着される。ケーブルリールは、車両のフレームに固定されるステータ部材と、ステアリング軸に結合されるロータ部材とを有する。ステータ部材とロータ部材は、それぞれコネクタを有しており、これらコネクタは可撓性を有するケーブルで接続され、このケーブルがケーブルリールの内部に収納される。ケーブルリールの可動範囲は、ステアリング装置の操舵範囲に合わせて、基準位置から左右にそれぞれ数回転程度であるため、ケーブルリールにステアリング装置を結合する以前の段階では、ステータ部材とロータ部材とを固定しておくことが望ましい。そこで、特許文献1には、ステータ部材とロータ部材とを固定するロック部材を設け、必要に応じて作業者がロック部材を破断できるようにする技術が開示されている。
特開2009−238588号公報
しかし、特許文献1に開示された技術によれば、「作業者がロック部材を破断する」という作業が必要であり、さらに「破断したロック部材を捨てる」という作業も必要になり、作業が煩雑で、また注意を要するものであった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、作業効率を高めることができるケーブルリールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明のケーブルリールは、ステータ部材と、前記ステータ部材に回動自在に連結されたロータ部材と、前記ステータ部材と前記ロータ部材との間を電気的に接続する可撓性ケーブルと、前記ロータ部材の前記ステータ部材に対する相対回転を防止するロック部材とを備え、前記ロック部材は、前記ステータ部材と、前記ロータ部材との間に配置されていることを特徴とする。
ロック部材をステータ部材とロータ部材との間に設けたことにより、ロック部材がケーブルリールを車両等に装着する際の邪魔になることを防止でき、ロック部材をケーブルリールから取り外す手間を省くことができる。
また、好ましくは、前記ロック部材には、前記ロータ部材が回転方向に回転させられた場合に破断する脆弱部を設けるとよい。
これにより、脆弱部において、ロック部材を容易に破断させることができる。
また、好ましくは、前記ロック部材には、前記ステータ部材の周回方向に沿って配置され前記ステータ部材に係合する複数の係合部材を設けるとよい。
さらに、前記係合部材は、前記ステータ部材の周回方向に沿って等間隔に配置するとよい。
これにより、複数の係合部材によって、ロック部材とステータ部材との位置関係を安定して保持できる。
また、好ましくは、前記ロック部材は、前記脆弱部が破断した後に前記ステータ部材に残留するとともに前記係合部材を含む残留部を有し、前記ステータ部材は、前記係合部材に係合する爪部材を有し、前記爪部材は、前記係合部材と接触する箇所において、前記残留部が前記ロータ部材から離れる方向に力が生じるように、傾斜を形成するとよい。
これにより、脆弱部が破断した後、ロック部材をロータ部材から確実に引き離すことができる。
また、好ましくは、前記爪部材、前記係合部材および前記脆弱部は、前記脆弱部が破断する以前には、前記ロータ部材の回転軸に沿った方向に配置されているようにするとよい。
これにより、ロック部材に対し、脆弱部が存在していた箇所において、ロータ部材から離れる方向に付勢することができる。
本発明のケーブルリールによれば、作業効率を高めることができる。
本発明の一実施形態のケーブルリールの一部切欠斜視図である。 (a)ステータ部材とロータ部材とを結合する前のケーブルリールの要部の斜視図、(b)爪部材の斜視図、および(c)係合部材の斜視図である。 (a)ステータ部材とロータ部材とを結合した後のケーブルリールの要部の斜視図、(b)爪部材と係合部材の斜視図、および(c)爪部材と係合部材の断面図である。 (a)使用状態におけるケーブルリールの要部の斜視図、(b)爪部材と係合部材の斜視図、および(c)爪部材と係合部材の断面図である。
[実施形態の構成]
本発明の一実施形態によるケーブルリールの構成を、図1に示す一部切欠斜視図を参照し説明する。
図1においてケーブルリールは、ロータ部材20と、ステータ部材30とを有している。なお、図1は、後記する脆弱部が破断されている状態であり、ロータ部材20とステータ部材30とが相対的に回動可能になっている。ロータ部材20は、円環状に形成された円環部21と、円環部21の内周部分から前方に突出した円筒部22とを有している。これにより、ロータ部材20は、半径方向に切断したときの断面形状が略L字状になるように形成されている。また、円筒部22の内周面には、前後方向に沿って、断面略台形状の突起22aが複数形成されている。
円筒部22には、ステアリング装置(図示せず)の一部であるステアリング軸(図示せず)が挿通する。ステアリング軸には、突起22aに嵌合する複数の溝が形成されている。これにより、ロータ部材20全体がステアリング軸に連動して回動する。円環部21には、コネクタ23と、円柱状に形成された位置決め部材24とが後方に突出するように形成されている。位置決め部材24はステアリング軸の所定箇所に係合することにより、ロータ部材20とステアリング軸とを位置決めする。
ステータ部材30は、ロータ部材20の円筒部22を囲むように円環状に形成された円環部33と、円環部33の内周部分から前方に突出し、ロータ部材20の円筒部22に摺動する小径円筒部32とを有している。小径円筒部32は、前端部分において内径方向に突出しており、これによってロータ部材20の円筒部22を係止する。また、円環部33の外周部分からは後方に向かって、大径円筒部31が突出している。これにより、ステータ部材30は、半径方向に切断したときの断面形状が略クランク状になるように形成されている。また、ロータ部材20とステータ部材30との間には、断面が略矩形状の中空部Aが形成されている。
ステータ部材30の大径円筒部31は、その前部分が肉厚部31aになっており、後部分が薄肉部31bになっている。肉厚部31aにおいては、左右方向に矩形板状の一対のフランジ34が突出している。フランジ34は、ボルト等によって車両のフレーム(図示せず)に固定され、これによってステータ部材30全体がフレームに固定される。また、肉厚部31aにおいては、上方向に突出するようにコネクタ36が形成されている。
コネクタ23,36は、可撓性を有するフラットケーブル50によって接続されている。フラットケーブル50は、コネクタ23から前方向に突出した後、直角に折れ曲がり、中空部Aの内周に沿って反時計回りに延設され、しかる後に略半円状に撓みつつ折り返されている。さらに、フラットケーブル50は、中空部Aの外周に沿って時計回りに延設され、しかる後に直角に折れ曲がり、コネクタ36に接続されている。なお、図1に示すフラットケーブル50の形状は、ロータ部材20が基準位置(ステアリング装置の操舵範囲の中央位置)にある場合の形状であり、ロータ部材20が回動すると、フラットケーブル50はロータ部材20の動きに追従して変形する。
また、大径円筒部31の薄肉部31bの外周面には、略三角形板状の爪部材35が半径方向に突出するように形成されている。図1において爪部材35は1個のみ図示するが、爪部材35は、薄肉部31bの周回等分8箇所に形成されている。ロック部材であるストッパリング40は、薄肉部31bの外周を囲むように配置されており、前後方向に所定の幅を有するリング状に形成されたリング部41と、リング部41から矩形枠状に前方に突出し爪部材35に係合する8個の係合部材42とを有している。なお、本実施形態においては、ケーブルリールが実際に使用に供された後は、ストッパリング40は特に役割を果たすわけではない。
[製造・装着手順]
ケーブルリールを製造する(組み立てる)にあたっては、ステータ部材30とロータ部材20とをそれぞれ製造し、図2(a)の斜視図に示すように、両者を対向させる。なお、以降の図においては、主としてストッパリング40に関係する箇所のみを図示するので、図1に示したロータ部材20の円筒部22、フラットケーブル50等は図示を省略する。図2(a)に示すように、ステータ部材30とロータ部材20とを結合していない状態では、ストッパリング40は、脆弱部43(図2(b)参照)を介してロータ部材20と一体になっている。
次に、爪部材35の詳細形状を図2(b)の斜視図に示す。上述したように、爪部材35は略三角形板状に形成されるが、その頂点部分の前部は、薄肉部31bの半径方向に沿って切り欠かれており、段差部35aが形成されている。また、係合部材42付近におけるストッパリング40の詳細形状を図2(c)の斜視図に示す。上述したように、係合部材42は、リング部41から矩形枠状に前方に突出している。すなわち、係合部材42は、四角柱状の一対の突出柱42aと、これら突出柱42aを前端で結合する係合柱42bとを有している。
また、係合部材42の後方において、ストッパリング40のリング部41と、ロータ部材20の円環部21とは、細い四角柱状の脆弱部43を介して結合されている。この脆弱部43の強度は、リング部41、係合部材42、円環部21の強度よりも小さくなっている。従って、円環部21と係合部材42とに対して、相対的に周回方向に回転させる力が印加されると、脆弱部43が破断するようになっている。
図2(a)に示すように、爪部材35と係合部材42とを対向させるように位置決めし、ロータ部材20をステータ部材30に嵌め合せると、両者の外観は図3(a)の斜視図に示すようになる。図3(a)において、各係合部材42は、半径方向に押し広げられるように変形しつつ爪部材35に係合している。従って、この状態においては、大径円筒部31の周回等分8箇所において、係合部材42、脆弱部43および爪部材35は、ロータ部材20の回転軸に沿った方向に(図中における前後方向)に沿って配置されていることになる。
この状態における係合部材42の付近の詳細を図3(b)の斜視図に示す。図示のように、係合部材42の係合柱42bは、爪部材35の段差部35aよりも前方に位置している。ここで、ストッパリング40に対して後方に引き抜くような力が働いたとしても、係合柱42bが段差部35aに係止されるため、ストッパリング40は容易には脱落しないようになっている。また、図1に示したように、ロータ部材20はステータ部材30の小径円筒部32に係止されているため、ストッパリング40は図示の位置よりも前方向に動くこともない。
図3(b)において、爪部材35および係合柱42bをステータ部材30の半径方向に切断した断面図を図3(c)に示す。係合部材42は半径方向に押し広げられるように変形しているため、半径方向に力F1が働く。一方、爪部材35は、段差部35aから薄肉部31bに至る区間は、前方に向かうほど半径が小さくなるように傾斜している。これにより、力F1は、爪部材35と係合柱42bとの接触箇所において、爪部材35の傾斜面に沿った接線成分F1Hと、これに垂直な法線成分F1Vとに分離され、この接線成分F1Hによって係合柱42bは、爪部材35の表面に沿った方向(前方)に付勢される。
ケーブルリールは、図3(a)に示した状態のまま、車両に装着される。すなわち、ステータ部材30は車両のフレームに装着され、ロータ部材20はステアリング装置に装着される。その際、円筒部22にはステアリング軸が挿通される。車両にステアリング装置を装着した後、作業者がステアリングホイールをやや強く回動させると、ステアリング軸を介してロータ部材20に回動方向の力が印加され、脆弱部43が破断し、ロータ部材20とストッパリング40とが分離される。これにより、ロータ部材20とステータ部材30のロック状態が解除される。図3(b),(c)において、脆弱部43が破断すると、係合部材42は力F1の接線成分F1Hによって、爪部材35の傾斜面に摺動しつつ前方に移動し、やがて係合柱42bは大径円筒部31の肉厚部31aに衝合する。
この状態において、ケーブルリールの外観は、図4(a)の斜視図に示すようになる。上述したように、各係合部材42は大径円筒部31の肉厚部31aに衝合する位置まで移動している。この状態における係合部材42の付近の詳細を図4(b)の斜視図に示す。図3(b)に示されていた脆弱部43は、破断された結果、図4(b)においては破断片25,45になっている。図4(b)において、爪部材35および係合柱42bをステータ部材30の半径方向に切断した断面図を図4(c)に示す。
爪部材35の各部の外径は、係合部材42の内径よりも若干大きくなっている。従って、図4(c)の状態においても、係合部材42は、半径方向に若干押し広げられるように変形しているため、半径方向に力F2が働く。この力F2は、爪部材35と係合柱42bとの接触箇所において、爪部材35の表面に沿った接線成分F2Hと、これに垂直な法線成分F2Vとに分離され、この接線成分F2Hによって、係合柱42bは、肉厚部31aに当接し続けるように前方に付勢され続ける。
仮に、車両の走行中に、図4(b)に示す破断片25,45が接触すると、これによって異音が生じ、あるいはステアリングホイールの操舵に「引っ掛かり感」が生じることも起こり得る。しかし、本実施形態においては、上述したように、係合柱42bは肉厚部31aに当接し続けるように前方に付勢され続けるので、破断片25,45の間に充分なクリアランスを確保でき、これらの接触を抑制することができる。
また、車両の走行中、振動によって大径円筒部31とストッパリング40とが相対的に動くと、両者の衝突によって異音が生じることも起こり得る。しかし、本実施形態においては、係合柱42bは肉厚部31aに当接し続けるように前方に付勢され続けるので、大径円筒部31とストッパリング40との相対的な位置関係が保持され、振動による異音の発生も抑制することができる。
[実施形態の効果]
以上のように本実施形態によれば、「ステアリングホイールを回動させる」という動作によって脆弱部43を破断して、ステータ部材30とロータ部材20とのロック状態を解除することができる。ここで、「ステアリングホイールを回動させる」という作業は、ケーブルリールのロック状態が解除されているか否かにかかわらず、ステアリング装置が正常であることを確認するため、車両の試験においては必須なものである。従って、本実施形態においては、ロック状態を解除するために「のみ」必要な作業を解消することができ、作業効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、ストッパリング40をステータ部材30とロータ部材20との間に設けたことにより、ケーブルリールを車両に装着する際にストッパリング40が邪魔になることを防止でき、ストッパリング40を装着したままケーブルリールを車両に装着することができる。従って、ストッパリング40をステータ部材30から取り外して捨てる作業も不要になるので、作業効率を一層高めることができる。さらに、ストッパリング40がロータ部材20の円環部21から分離された後、係合柱42bは肉厚部31aに当接し続けるように前方に付勢され続けるので、走行中の引っ掛かり感や異音を防止できる。また、上述した特許文献1に開示された技術によれば、ロック部材を外すと、ステータに対してロータが回転してしまうので、ステアリング装置の組み立てにおいて気を使うことになるが、本実施形態によれば、そのような必要がなくなる。
また、本実施形態においては、脆弱部43が破断する前は、爪部材35、係合部材42および脆弱部43がロータ部材20の回転軸に沿った方向(前後方向)に配置されている(図3(b)参照)。従って、脆弱部43が破断した後は、破断片25,45に近接した箇所にて係合部材42と爪部材35とが係合する(図4(b)参照)。これにより、仮に、リング部41に前後方向の撓みが発生した場合であっても、破断片25,45の間のクリアランスを確実に維持することができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記実施形態においては、ステータ部材30の大径円筒部31とロータ部材20の円環部21とは接触していないが、両者が接触し摺動するようにしてもよい。
(2)上記実施形態においては、係合部材42と脆弱部43とをロータ部材20の回転軸に沿った方向に配置したが、これらの位置関係は適宜変更してもよい。また、係合部材42と脆弱部43の個数(上記実施形態においては何れも8個)も同一でなくてもよい。
20 ロータ部材
21 円環部
23,36 コネクタ
25,45 破断片
30 ステータ部材
31 大径円筒部
31a 肉厚部
31b 薄肉部
32 小径円筒部
33 円環部
35 爪部材
35a 段差部
40 ストッパリング(ロック部材)
41 リング部(残留部)
42 係合部材(残留部)
42a 突出柱
42b 係合柱
43 脆弱部
50 フラットケーブル(可撓性ケーブル)

Claims (6)

  1. ステータ部材と、
    前記ステータ部材に回動自在に連結されたロータ部材と、
    前記ステータ部材と前記ロータ部材との間を電気的に接続する可撓性ケーブルと、
    前記ロータ部材の前記ステータ部材に対する相対回転を防止するロック部材と
    を備え、
    前記ロック部材は、前記ステータ部材と、前記ロータ部材との間に配置されていることを特徴とするケーブルリール。
  2. 前記ロック部材は、前記ロータ部材が回転方向に回転させられた場合に破断して前記ステータ部材との連結を解除する脆弱部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のケーブルリール。
  3. 前記ロック部材は、
    前記ステータ部材の周回方向に沿って配置されたリング部と、
    前記リング部に結合され前記ステータ部材に係合する複数の係合部材と
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のケーブルリール。
  4. 前記係合部材は、前記ステータ部材の周回方向に沿って等間隔に配置されている
    ことを特徴とする請求項3記載のケーブルリール。
  5. 前記リング部と前記係合部材とは、前記脆弱部が破断した後に前記ステータ部材に残留する残留部であり、
    前記ステータ部材は、前記係合部材に係合する爪部材を有し、
    前記爪部材は、前記係合部材と接触する箇所において、前記残留部が前記ロータ部材から離れる方向に力が生じるように、傾斜が形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のケーブルリール。
  6. 前記爪部材、前記係合部材および前記脆弱部は、前記脆弱部が破断する以前には、前記ロータ部材の回転軸に沿った方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のケーブルリール。
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