JPH0831534A - ロールコネクタ装置 - Google Patents

ロールコネクタ装置

Info

Publication number
JPH0831534A
JPH0831534A JP15994894A JP15994894A JPH0831534A JP H0831534 A JPH0831534 A JP H0831534A JP 15994894 A JP15994894 A JP 15994894A JP 15994894 A JP15994894 A JP 15994894A JP H0831534 A JPH0831534 A JP H0831534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
roll connector
engaging projection
connector device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15994894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Nochida
一憲 後田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP15994894A priority Critical patent/JPH0831534A/ja
Publication of JPH0831534A publication Critical patent/JPH0831534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮止めピン等の特別な部品を用いることな
く、仮止めを保持・解除できるロールコネクタ装置を提
供する。 【構成】 ロータ本体11から径方向外側に突出する係
合突起12をロータ本体11と一体的に成形する一方、
ステータ20には受け入れ穴23を形成する。ロールコ
ネクタ1は、係合突起12が受け入れ穴23に係合した
仮止め保持状態で、車両に装着される。装着後、ロータ
10に連結されたハンドルが強制的に回転されると、係
合突起12は切欠き14が形成された破断容易部15で
破断されて、仮止めが解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ハンドルとステ
アリングコラムとの間の電気的接続装置としてのロール
コネクタ装置に関し、詳しくは、ロールコネクタ装置を
構成するロータおよびステータの両部材を、その内部に
収納するフラットケーブルの中立位置で、一体的に仮止
めする構成を有するロールコネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のハンドルとステアリングコラム
間の電気的接続を行なうための装置としては、一般に、
ロールコネクタが用いられている。このロールコネクタ
は、そのケーシングは、ハンドルとともに回動するロー
タと、ステアリングコラムに固定されるステータとの各
部材によって構成されている。そしてその内部には、複
数の導電体を一体に被覆して帯状に形成されかつ柔軟性
に富んだフラットケーブルが、渦巻き状に巻かれて収納
されている。そして、このフラットケーブルの一方の周
端部はロータに固定され、他方の周端部はステータに固
定されている。
【0003】このような構成のロールコネクタは、フラ
ットケーブルの渦巻き状態が緩められたり締められたり
することによりハンドルの回動に追随でき、これにより
ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続が常時可
能となる。したがって、ロールコネクタを自動車へ装着
する前は、一般に、上記ロータおよびステータは当然相
対的に回動自在であるので、その内部に収納されたフラ
ットケーブルの渦巻き状態は、上記各部材間の回動に伴
って任意に変化する。
【0004】ところで、ハンドルをステアリングシャフ
トに装着する際には、当然のこととして、ハンドルの中
立位置とフラットケーブルの中立位置(フラットケーブ
ルの渦巻き状態が、締められあるいは緩められた状態の
いずれにも偏らない状態)は互いに一致する必要があ
る。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、ロータとステータとの相対回転を仮止めする仮止め
装置が、従来より、採用されている。この仮止め装置
は、通常、仮止めピンが使用される。その一例を、図
1,2に示す。ロータ52には係合突起54を、ステー
タ56には位置決め穴58を、それぞれの所定箇所に設
けておき、ロータ52をステータ56に対する中立位置
に合わせた状態で、その係合突起54および位置決め穴
58から仮止めピン60を抜き差しすることによって、
仮止めおよびその解除を行なうものが使用されている。
【0006】ところが、このような仮止めピン60によ
り仮止めするロールコネクタ50では、仮止めピン60
という別個の部品が必要となり、また、仮止めピン60
の取り付けおよび解除という特別な作業が必要となる。
このような別個の部品、特別な作業は省略できることが
好ましいことは言うまでもない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、仮止めのために別個の部品を
用いることなく、ロータとステータとの相対回転の仮止
めを保持・解除できるロールコネクタ装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明によれば、以下の構
成のロールコネクタ装置が提供される。
【0009】すなわち、この装置は、相対的に回転可能
なロータとステータとを備えるロールコネクタ装置であ
る。上記ロータおよびステータのいずれか一方の本体か
ら突出した突起部がその本体と一体的に成形され、か
つ、この突起部と上記本体との接続部には破断容易部が
形成される。上記ロータおよびステータの他方には、上
記突起部の側面に対向する干渉側壁を有する受け入れ部
が形成される。ここで、側面とは、周方向に平行に延在
しない面をいい、大略径方向および軸方向に延在する面
であり、好ましくは、周方向と直交する。
【0010】上記構成において、ロールコネクタの中立
状態において、突起部の側面が受け入れ部の干渉側面に
対向するので、ロータとステータとの相対回転が阻止さ
れ、ロールコネクタは仮止めされる。一方、ロールコネ
クタの仮止め解除は、ロールコネクタが装着された後に
ハンドルを回転することによって、行なわれる。すなわ
ち、ロータとステータは、ハンドルの回転によって強制
的に相対回転されて、受け入れ部の干渉側面と干渉する
突起部は、破断容易部において破断され、その結果、ロ
ータとステータとは自由に相対回転できるようになり、
仮止めが解除される。
【0011】したがって、上記構成のロールコネクタ装
置は、仮止めのために別個の部品を用いることなく、ロ
ータとステータとの相対回転の仮止めを保持・解除でき
る。
【0012】
【実施例】以下に、図3〜5に示した本発明の一実施例
に係るロールコネクタ装置について詳細に説明する。
【0013】図3は、本発明の一実施例に係るロールコ
ネクタ装置1の斜視図である。図4は、その仮止め部を
上方から見た要部拡大平面図である。図5は、変形例の
要部断面平面図である。
【0014】ロールコネクタ1は、従来のものと同様
に、ステータ20の内部において、ロータ10の本体1
1が回転するように構成されている。
【0015】ロータ本体11は、ステアリングコラム内
のハンドル側に装着されてハンドル(図示せず)とともに
回動するようになっており、一方、ステータ20は、ス
テアリングコラム側の部材に固定されるようになってい
る。
【0016】詳細は図示していないが、このロータ本体
11とステータ20とは相互に回動自在に組み合わされ
ており、その内部には、フラットケーブルが渦巻き状に
巻かれて収納されている。そして、このフラットケーブ
ルの内周端部および外周端部が、それぞれロータ10お
よびステータ20の接点端子に接続されている。
【0017】一般に、ロールコネクタは、自動車のステ
アリング装置(装舵装置)への装着時にハンドルとの整合
性を保つため、フラットケーブルの渦巻き状態を中立状
態に仮止め保持される必要がある。
【0018】そのために、図3,4に示すように、仮止
め保持手段として、ロータ10にはその外周面から径方
向外側へ突出する係合突起12がロータ本体11と一体
にプラスチック成形され、ステータ20にはこの係合突
起12に対応して受け入れ穴23を有する仮止め部22
がステータ20の本体21と一体にプラスチック成形さ
れる。係合突起12および/または仮止め部22は、製
造工程途中において複数の部品を結合して、実質的に一
体に形成されもよい。
【0019】係合突起12とロータ本体11との接続部
には、軸方向に延在する切欠き14が形成されて、折損
しやすい破断容易部15となっている。受け入れ穴23
には、係合突起12が挿入され、係合突起12の側面す
なわち径方向に延在する面16は、仮止め部22の側壁
26と対向している。仮止め部22の側壁26の内側面
25には、係合突起12の側面16を両側から挾む保持
突起28が突出・形成されている。
【0020】上記構成のロールコネクタ1は、ロータ1
0をステータ20の上方より挿入して組み立てる。この
とき、フラットケーブルを中立状態にして、係合突起1
2を受け入れ穴23にはめ込む。組み立て後、係合突起
12の側面16は、仮止め部22の側壁26と、より詳
しくは側壁26の保持突起28と干渉するので、ロータ
10とステータ20との相対回転が阻止され、ロールコ
ネクタ1は仮止めされる。
【0021】ロールコネクタ1は、この仮止め状態でス
テアリングコラムに装着される。そして、ハンドルがス
テアリングシャフトに接続されかつロールコネクタ1の
ロータ10に連結される。その後、ハンドルを強制的に
回転すると、ロータ10はステータ20に対して相対回
転する。このとき、ロータ10の係合突起12は、その
側面16が仮止め部22の側壁26と、より詳しくは保
持突起28と干渉するので、断面減少部である切欠き1
4のところで破断する。その結果、ロータ10はステー
タ20に対して自由に回転できるようになり、仮止めが
解除される。
【0022】破断されてロータ本体11から分離された
係合突起12は、破断後も保持突起28に保持され続
け、受け入れ穴23に留どまる。そのため、受け入れ穴
23から抜け出した破断片がロールコネクタ1周辺の他
の機器類にかみ込む等の不都合は、生じない。
【0023】したがって、上記実施例のロールコネクタ
装置1は、仮止めのための別個の部品を用いることな
く、ロータ10とステータ20との相対回転の仮止めを
保持・解除できる。また、仮止めの保持・解除のための
特別な作業は不要である。
【0024】つぎに、変形例を説明する。図5に示すよ
うに、ロールコネクタ1aのロータ本体11aの下面の一
部分には、係合突起12が一体成形される。係合突起1
2aは、上記実施例で径方向に突出していたのに対し
て、この変形例では下方に突出している。ロータ本体1
1aと係合突起12aとの接続部には穴14aが形成さ
れ、断面積が小さくなった破断容易部15aが形成され
る。ステータ20aには、係合突起12aに対応して受け
入れ穴23aが形成され、上記実施例と同様に、係合突
起12aの側面に対向する干渉側壁が形成され、ロータ
10aのステータ20a対する相対回転を阻止する。
【0025】なお、本発明はその他種々の態様で実施可
能である。例えば、破断容易部は、要は、ロータとステ
ータとの相対回転の力により係合突起が容易に破断する
構造であればよく、例えば、切欠き14や穴14aの代
わりに、材質を部分的に脆弱にすることによっても、ま
た、突起部と本体部とを接着することによっても形成で
きる。また、ロータ側に受け入れ穴を、ステータ側に突
起部を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例のロールコネタ装置の斜視図である。
【図2】 図1の要部断面図である。
【図3】 本発明の一実施例に係るロールコネクタ装置
の斜視図である。
【図4】 図3の要部拡大平面図である。
【図5】 図3の変形例を示す部分断面側面図である。
【符号の説明】
1,1a ロールコネクタ 10,10a ロータ 11,11a ロータ本体 12,12a 係合突起(突起部) 14 切欠き 14a 穴 15,15a 破断容易部 16 側面 20,20a ステータ 21 ステータ本体 22 仮止め部 23,23a 受け入れ穴(受け入れ部) 25 内側面 26 側壁(干渉側壁) 28 保持突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回転可能なロータ(10,10a)
    とステータ(20,20a)とを備えるロールコネクタ装置
    (1,1a)であって、 上記ロータ(10,10a)およびステータ(20,20a)の
    いずれか一方の本体(11,11a)から突出した突起部
    (12,12a)が該本体(11,11a)と一体的に成形さ
    れ、かつ、該突起部(12,12a)と上記本体(11,11
    a)との接続部には破断容易部(15,15a)が形成され、 上記ロータ(10,10a)およびステータ(20,20a)の
    他方には、上記突起部(12,12a)の側面(16)に対向
    する干渉側壁(26)を有する受け入れ部(23,23a)が
    形成されたことを特徴とするロールコネクタ装置。
JP15994894A 1994-07-12 1994-07-12 ロールコネクタ装置 Pending JPH0831534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15994894A JPH0831534A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ロールコネクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15994894A JPH0831534A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ロールコネクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0831534A true JPH0831534A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15704662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15994894A Pending JPH0831534A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ロールコネクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0831534A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013249A1 (en) * 1996-09-26 1998-04-02 Ut Automotive Dearborn, Inc. Method and apparatus for a modular steering assembly
KR20020022464A (ko) * 2000-09-20 2002-03-27 이계안 자동차용 스티어링 휠 어셈블리의 로터 회전 제한 구조
CN107735912A (zh) * 2015-07-02 2018-02-23 本田技研工业株式会社 电缆盘

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013249A1 (en) * 1996-09-26 1998-04-02 Ut Automotive Dearborn, Inc. Method and apparatus for a modular steering assembly
KR20020022464A (ko) * 2000-09-20 2002-03-27 이계안 자동차용 스티어링 휠 어셈블리의 로터 회전 제한 구조
CN107735912A (zh) * 2015-07-02 2018-02-23 本田技研工业株式会社 电缆盘
US10286861B2 (en) 2015-07-02 2019-05-14 Honda Motor Co., Ltd. Cable reel
CN107735912B (zh) * 2015-07-02 2019-09-20 本田技研工业株式会社 电缆盘

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2538866Y2 (ja) 回転コネクタ
US5816733A (en) Rotary member having a cover securing structure
JPH07335193A (ja) バッテリーターミナル
EP2597734B1 (en) Rotary connector device
JPS62814U (ja)
JPH0831534A (ja) ロールコネクタ装置
JPH10324108A (ja) ベアリングロックナット・ワッシャ構造
JP2981136B2 (ja) ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置
US5662486A (en) Rotary connector
JP2001057277A (ja) 回転コネクタ
JPH0711426Y2 (ja) 回転コネクタのエンドサポート取付構造
JP3258810B2 (ja) 回転コネクタ
JPH0521836Y2 (ja)
JPH0650276Y2 (ja) ハンドルとステアリング・コラムとの電気的接続装置
JP3700896B2 (ja) 回転給電装置
JPH03676Y2 (ja)
JPH0136300Y2 (ja)
JPH0837072A (ja) ロールコネクタの仮止め機構
JPH09171870A (ja) ブラシレス継電器
JP2008221974A (ja) ステアリングロールコネクタ
JP4204143B2 (ja) ロールコネクタ
JPH0845632A (ja) ロールコネクタ
JP2595998Y2 (ja) ロールコネクタ
JP3069940B2 (ja) 回転コネクタ装置
JP3769743B2 (ja) 電気機器