JP3700896B2 - 回転給電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転給電装置、例えば、自動車のステアリングパッドに搭載されてステアリングホイールと共に回転するエアバッグ装置と、車体側に固定された電気機器との間を接続する回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車で使用される回転給電装置、例えば、回転コネクタは、互いに回転自在に組み付けられ、内部に環状の空間を形成する回転ケースと固定ケース内に、可撓性を有するフラットケーブルを渦巻き状に巻回して収容したものである。この回転コネクタは、前記フラットケーブルの巻き締まり、巻き緩みによって前記回転ケースの固定ケースに対する回転を許容している。
【0003】
この回転コネクタにおいては、組立後、回転ケースが固定ケースに対して左右方向へ同一回数回転するように、前記フラットケーブルを巻き締まり、巻き緩みの中立位置に調節した状態で固定される。そして、回転コネクタは、ステアリング装置の適正な作動を確保するために、ステアリングハンドルを直進位置に設定した状態で自動車のステアリング装置に組み付けられる。
【0004】
ここで、回転コネクタを中立位置に固定する手段として、例えば、実開平5−45977号公報には、中立固定ピンを使用した回転コネクタが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、中立固定ピンを用いた前記回転コネクタは、ステアリング装置に組み付けるときに、中立固定ピンを抜き去って固定状態を解除する必要がある。
このため、前記回転コネクタにおいては、ステアリング装置への組付作業が煩雑であると共に、中立固定ピンを抜き忘れてしまうこともあるうえ、抜き去った中立固定ピンを処分する必要があり、資源が無駄になるという問題もあった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ステアリング装置への組み付けが容易で、組み付け段階で自動的に固定状態を解除することができ、中立固定ピンを無駄にすることのない回転給電装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記目的を達成するため、互いに相対回転自在に組み合わされ、内部に環状の空間が形成される第1及び第2のケース、一端を前記第1のケースに、他端を前記第2のケースに、それぞれ接続して前記環状の空間に渦巻き状に巻回した収納される帯状伝送線を備えた回転給給電装置において、前記第1及び第2のケースのいずれか一方に前記両ケースの回転を規制する2安定ばねの一端を取付け、他方のケースに前記2安定ばねの他端を係止する係止部材が設けられているとともに、2安定ばねの保護部材が破断可能に設けられている
【0008】
【作用】
2安定ばねが取り付けられた回転給電装置は、ステアリング装置に組付けられると、ステアリングホイールによって2安定ばねが押圧されて両ケースの回転規制が自動的に解除される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。
回転コネクタ1は、図1に示すように、回転ケース2、固定ケース3、フラットケーブル6及び2安定ばね7を備えている。
回転ケース2は、フラットケーブル6の一端(内端)が接続される内筒軸部2aと上フランジ2bとを有している。上フランジ2bには、図2に示すように、取付台2cと門形の保護部材2dが一体に設けられている。ここで、取付台2cは、2安定ばね7を取り付ける台で、保護部材2dは不用意な外力が作用して中立固定を解除しないように2安定ばね7を保護する。
【0010】
固定ケース3は、図1に示すように、外筒部4とベースプレート5とを有し、回転ケース2と相対回転自在に組み合わされ、内部にフラットケーブル6を収納する環状の空間Sを形成する。外筒部4は、フラットケーブル6の他端(外端)が接続され、側壁4aと上フランジ4bとを有している。ここで、側壁4aには、図2に示すように、2つの係止片4cが所定間隔をおいて上下方向に形成されている。ベースプレート5は、図1に示すように、中央に内筒軸部2aの下端を係合する開口5aが形成されたリング状の部材で、外周縁に外筒部4が配置される。
【0011】
フラットケーブル6は、例えば、複数の平行な電気導体を電気絶縁性の被覆で覆った可撓性を有する帯状の伝送線で、渦巻き状に巻回されて回転ケース2と固定ケース3とによって形成される環状の空間Sに収納される。
2安定ばね7は、図3(a)に示すように、中央に形成したスリット7aによって2枚のばね片7bに分けられた板ばねで、各ばね片7bにはねじ孔7cが形成されている。2安定ばね7は、2枚のばね片7bの先端を重ね合わせ、ねじ孔7cにねじを挿通して図3(b)に示すように成形される。2安定ばね7は、図2に示すように、保護部材2dを通って先端を2つの係止片4cの間に配置し、ねじ孔7cの部分で回転ケース2の取付台2cに取り付けられる。ここで、2安定ばね7は、先端が2つの係止片4cの間に位置して両ケース2,3の回転を規制した組立時の形態(図4(a)参照)と、図4(a)の状態において中間部分を矢印で示すように押すことにより、先端が2枚のばね片7bの間から跳ね上がり両ケース2,3の回転規制を解除した形態(図4(b)参照)の2通りの安定形態を有する。
【0012】
以上のように構成される回転コネクタ1は、フラットケーブル6を巻き締まりと巻き緩みの中立位置に調節した状態で組み立てられる。
そして、回転コネクタ1は、図5に示すように、ステアリングシャフト10を挿通した車体側の取付部材11に取り付けた後、上方からシャフト10上端にステアリングホイール12をナット10aで取り付けて自動車のステアリング装置に組み付けられる。
【0013】
このとき、回転コネクタ1は、ステアリング装置に組み付ける前の組立時の状態においては、2安定ばね7が先端が2つの係止片4cの間に位置して、回転ケース2と固定ケース3との相対回転を規制した組立時の状態にある。
そして、回転コネクタ1をステアリング装置に組み付けると、ステアリングホイール12に設けた突起12aが2安定ばね7の中間部分を押圧する。これにより、回転コネクタ1は、2安定ばね7が図4(a)に示す組立時の両ケース2,3の回転を規制している形態から、図4(b)に示す形態に変化し、回転ケース2と固定ケース3との相対回転の規制(固定状態)が自動的に解除される。
【0014】
このとき、回転ケース2においては、不用意な外力による2安定ばね7の形態変化を規制している門形の保護部材2dは、突起12aによる押圧によって形態変化するときのばね力によって破断され、2安定ばね7の形態変化を妨げることはない。
ここで、上記実施形態においては、取付台2cを回転ケース2側に、2つの係止片4cを固定ケース3側の外筒部4に、それぞれ設けた。しかし、この逆に、取付台を固定ケース3側に、2つの係止片を回転ケース2側に、設けても良いことはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ステアリング装置への組み付けが容易で、組み付け段階で自動的に固定状態を解除することができる回転給電装置を提供することができるうえ、中立固定ピンに代えて2安定ばねで回転を規制するので、中立固定ピンを無駄にすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転給電装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の回転給電装置の主要部を示す斜視図である。
【図3】図1の回転給電装置で用いる2安定ばねの成形前の平面図(図3(a))と成形時の斜視図(図3(b))である。
【図4】図1の回転給電装置に取り付けた2安定ばねの両ケースの回転を規制した組立時の形態を示す断面図(図4(a))と、両ケースの回転規制を解除した形態を示す断面図(図4(b))である。
【図5】図1の回転給電装置を自動車のステアリング装置に組み付ける状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転コネクタ(回転給電装置)
2 回転ケース(第1のケース)
2c 取付台
3 固定ケース(第2のケース)
4 外筒部
4c 係止片(係止部材)
5 ベースプレート(第2のケース)
6 フラットケーブル
7 2安定ばね
S 環状の空間

Claims (1)

  1. 互いに相対回転自在に組み合わされ、内部に環状の空間が形成される第1及び第2のケース、一端を前記第1のケースに、他端を前記第2のケースに、それぞれ接続して前記環状の空間に渦巻き状に巻回して収納される帯状伝送線を備えた回転給電装置において、前記第1及び第2のケースのいずれか一方に前記両ケースの回転を規制する2安定ばねの一端を取付け、他方のケースに前記2安定ばねの他端を係止する係止部材が設けられているとともに前記2安定ばねの保護部材が破断可能に設けられていることを特徴とする回転給電装置。
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