JPWO2017002768A1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D21/00Defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water
    • F25D21/04Preventing the formation of frost or condensate

Abstract

冷蔵庫において、冷却器室には、冷蔵室から送られてくる冷蔵室空気及び冷凍室から送られてくる冷凍室空気を冷却する冷却器が設置されている。また、冷却器室は、冷却器の上流側に配置してあり除湿を行うプレ冷却器と、プレ冷却器を加熱する除霜ヒーターと、冷凍室から冷却器室に送られた冷凍室空気が直接に冷却器へと向かう位置に設けた冷凍室戻り口と、冷蔵室から冷却器室に送られた冷蔵室空気がプレ冷却器へと向かう位置に設けた冷蔵室戻り口とを備えている。

Description

この発明は、冷却器を備えた冷蔵庫に関するものである。
冷凍室の壁及び冷蔵室の壁で仕切られた裏側に冷却器(熱交換器)を設置し、冷却器によって生じた冷気を風路に設けられたファンによって冷凍室及び冷蔵室等の各庫内に送る冷蔵庫が知られている。そのような冷蔵庫では、各庫内の熱負荷によって温度上昇した冷気が再び冷却器に戻って庫内風路を循環する構成となっている。
上述したような従来の冷蔵庫では、冷却器の表面温度が−25℃付近まで低下する。そのため、各庫内から戻ってくる水蒸気を含んだ冷気と熱交換する際に、冷却器表面で着霜が発生する。
冷凍室と比較して冷蔵室は、一般的に高頻度で開け閉めがなされる。そのため、冷凍室からの戻り冷気と比較して冷蔵室からの戻り冷気には、水分量を多く含む外気の侵入によって水分量が多くなる傾向がある。冷蔵室からの戻り冷気は、含有する水分量が多く、冷却器との温度差も大きいため、着霜発生の主要因となっている。着霜が発生した場合、冷却器の風路抵抗が増加し、性能低下等の影響を及ぼし、エネルギー消費量の増大を引き起こす可能性がある。
特許文献1記載の冷却器は、上述した冷却器の性能低下抑制及び着霜に対する耐力向上を目的とし、背面側にフィンを有さない扁平管で形成される第1冷却部と、その第1冷却部に隣接して前面側に多数のフィンを有する冷媒配管で形成される第2冷却部とで構成されている。水分を多く含む冷蔵室戻りの冷気をフィンが設けられていない第1冷却部に通気して熱交換を行うことによって、着霜に起因した目詰まりの発生を抑制しようとしている。
特許文献2記載の冷却器は、上述した冷却器の性能低下抑制及び着霜に対する耐力向上を目的とし、冷却器の高さ方向における上方のフィンピッチよりも下方のフィンピッチが狭くなるように構成している。この構成を用い、冷却器の下方部分で集中的に着霜を促進させ、冷却器の上方部分を有効に使用しようとしている。
特開2014−20736号公報 特開2008−202823号公報
特許文献1記載の冷却器は、扁平管を使用している。扁平管は一般的に製造コストが高く、冷媒側の圧力損失増大に伴って圧縮機の動力が増大する(エネルギー消費量が増大する)虞がある。そのため、実用化に向けて課題がある。
特許文献2記載の冷却器は、冷却器の下方部分に偏って着霜した場合、着霜によって閉塞が発生し、冷却器の下方から戻る空気における風路抵抗が増加し得る。そのため、冷蔵庫全体の風量低下を招き、冷却器の性能低下及びエネルギー消費量の増大を招く虞がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、冷却器の着霜耐力が向上した冷蔵庫の提供を目的とする。
この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵室と、冷凍室と、冷蔵室から送られてくる冷蔵室空気及び冷凍室から送られてくる冷凍室空気を冷却する冷却器が設置された冷却器室と、冷却器で冷却された冷却後空気を冷蔵室及び冷凍室に送風する循環ファンとを備えた冷蔵庫であって、冷却器室は、冷却器の上流側に配置してあり除湿を行うプレ冷却器と、プレ冷却器を加熱する除霜ヒーターと、冷凍室から冷却器室に送られた冷凍室空気が直接に冷却器へと向かう位置に設けた冷凍室戻り口と、冷蔵室から冷却器室に送られた冷蔵室空気がプレ冷却器へと向かう位置に設けた冷蔵室戻り口とを備える。
この発明の冷蔵庫によれば、冷凍室戻り口から排出された空気と冷蔵室戻り口から排出された空気とは分離して流れ、水分を多く含む冷蔵室から戻る空気はプレ冷却器で除湿された後に冷却器で冷却されるため、冷却器の着霜耐力が大幅に向上する。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1における冷却器室の構造概要図である。 本発明の実施の形態1における冷凍室戻り口の部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態1における吹き出し口及び戻り口の部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態1におけるプレ冷却器の幅まで冷蔵室戻り口の幅を拡大させた冷却器室の正面図である。 本発明の実施の形態1におけるラジアントヒーター及びヒータールーフを示す模式図である。 解析による冷却器室の無次元水蒸気濃度分布の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍室戻り口の上下方向寸法を拡大させた冷却器室の構造概要図である。 冷凍室戻り口の上下方向寸法によるショートサイクル評価結果の説明図である。 解析による冷凍室戻り口の上下方向寸法を拡大させた冷却器室の無次元水蒸気濃度分布の断面図である。 本発明の実施の形態2における冷却器室の構造概要図である。 本発明の実施の形態3における冷却器室の断面図である。 本発明の実施の形態4における冷却器室の正面図である。 プレ冷却器10における除湿能力試験装置を示す概要図である。 比較例1に対し実施の形態1〜4におけるプレ冷却器の除湿能力比を表わす棒グラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明の冷蔵庫の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は一例であり、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
<冷蔵庫の全体構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の正面図である。冷蔵庫100は、図1に示すように、最上部に冷蔵室1及び最下部に野菜室5を備える。また冷蔵庫100は、野菜室5の上に位置する冷凍室4、冷凍室4と冷蔵室1の間にあって正面右側に位置する切替室2、正面左側に位置する製氷室3を備える。
図1に示す一例では、冷蔵室1の扉部6が両開き式(観音式)の2枚扉となっているが、冷蔵室1の扉部6については特に限定されるものでなく、片開き式の1枚扉でもよい。
<庫内冷却概要>
図2は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の断面図である。冷蔵庫100を側面から見た庫内断面図を示している。冷蔵庫内は、各室の扉部6及び断熱壁7によって、庫外(外気)から断熱されている。
冷蔵庫100は、冷蔵する部屋及び冷凍する部屋を個別に備えている。また冷蔵庫100は、各部屋から送られる空気を冷却する冷却器9、冷却器9で冷却された冷却後空気を各部屋に送風する循環ファン8、冷却器9の下部に位置するプレ冷却器10、プレ冷却器10への着霜を加熱して除去するためのラジアントヒーター24、及び背面の最下部に位置する圧縮機12を備える。冷却器9、プレ冷却器10、ラジアントヒーター24は冷凍室4の背面側などに設置された冷却器室200に収められている。
冷却器9で冷却された冷却後空気は、循環ファン8によって各部屋に送風され、庫内温度の低温維持に貢献している。その後、各部屋に送風された冷却後空気は、各部屋から再び冷却器9に戻して冷却され、庫内を循環するように構成されている。また、冷却器室200では冷却器9を下から上に空気が流れるようにされている。冷却器室200で冷却された空気はダクトを通って各室に吹き出し口から供給される。
扉部6を開閉した場合、水分量を多く含む外気が扉部6の内側に侵入し得る。冷凍室4と比較して冷蔵室1は、一般的にユーザによって高頻度に開け閉めされ、冷凍室4からの戻り冷気と比較して冷蔵室1からの戻り冷気には水分量が多く含まれ得る。そのため、長時間に渡って冷蔵庫100を動作させ、水分量を多く含んだ冷蔵室1からの戻り冷気が冷却器9と熱交換した場合、冷却器9表面に霜が付着する虞がある。
実施の形態1に係る冷蔵庫100では、冷却器9の下部にプレ冷却器10を配置し、冷蔵室1からの戻り冷気が冷却器9よりも先にプレ冷却器10と熱交換するように構成している。この構成を用いて冷却器9よりも先にプレ冷却器10へ着霜させることによって、冷却器9の着霜耐力向上を図っている。また、冷却器9における着霜及びプレ冷却器10における着霜は、ラジアントヒーター24によって定期的に除霜するように構成している。この構成によって、着霜に伴う冷蔵庫100の性能低下を抑制している。また、冷却器室200に冷蔵室1から戻る位置と冷凍室4からの戻る位置とを分離して、プレ冷却器10では、ほぼ冷蔵室1から戻る空気のみが除湿される構成とした。
冷蔵庫100の背面の最下部に設置してある圧縮機12は、冷蔵庫100が有する冷凍サイクルを構成する一部品であり、冷媒を圧縮する作用を有する。
<冷媒回路>
図3は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の冷媒回路図である。冷蔵庫100は、図3に示すように、冷媒回路として圧縮機12、配管群13、膨張機14、プレ冷却器10、及び冷却器9を備える。
圧縮機12は、イソブタン等の冷媒を断熱圧縮して高温高圧の気体冷媒とする。高温高圧の気体冷媒は、冷蔵庫筐体に設けた断熱壁7に埋設されている配管群13へと流され、この配管群13内で放熱して液冷媒となる。その後、液冷媒は、キャピラリーチューブなどの膨張機14によって膨張され、気液二相の冷媒となる。膨張した低温の気液二相冷媒は、冷却器9、プレ冷却器10を経由し、庫内の各部屋からの戻り空気15と熱交換する。熱交換の際、気液二相冷媒は戻り空気15の熱を吸収して気体となり、圧縮機12へと戻る。冷却器9及びプレ冷却器10によって吸熱されて温度が低下した空気は、循環ファン8によって庫内へと送気される。このように、冷蔵庫100の冷媒回路は、庫内の空気を循環させて冷却する冷却運転を行っている。
<冷却器室の構造概要>
図4は、本発明の実施の形態1における冷却器室200の構造概要図である。図4の(a)は正面図であり、(b)は(a)のA−A’で切断した断面図である。なお、図4の(b)は、(a)のA−A’断面を紙面の右から左へ向けて見た図である。冷却器室200は、循環ファン8、冷却器9、プレ冷却器10、及びラジアントヒーター24を収容する部分を意味する。
<冷却器>
冷却器9は、図4に示すように、複数のフィン16と複数の冷媒配管17とで構成されている。伝熱面積を拡大して冷却性能を向上させるため、複数のフィン16は、フィン16とフィン16との間隔が一定のフィンピッチとなるように、積載されている。着霜によるフィン間の目詰まり(風路抵抗増加)などに対する品質を考慮し、フィンピッチとしては5mm以上〜10mm以下の範囲が望ましい。例えば、風の流れる風流れ方向においては、冷却器9の下流側と比較して冷却器9の上流側で着霜が顕著に生じ得る。フィン16との熱交換に起因して生じる着霜によって、下流側に進むにつれて戻り空気15に含まれる水分量が減少する。そのため、上流側のフィンピッチを広めに設定してもよい。例えば、下流側のフィンピッチを5mm、上流側のフィンピッチを7.5mm以上〜10mm以下としもよい。
冷却器9のフィンピッチは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、特に限定されるものではなく、上流側及び下流側を問わず、フィンピッチを一律5mmにするなど適宜変更が可能である。フィン16の形状に関しても、特に限定されるものではなく、プレートフィン、コルゲートフィン、ルーバーフィン、スリットフィン等を用いることができる。
<プレ冷却器>
プレ冷却器10は、図4に示すように、冷却器9と同様に複数のフィン16と複数の冷媒配管17とで構成されている。プレ冷却器10が有する複数のフィン16は、冷却器9と同様にフィン16とフィン16との間隔が一定のフィンピッチとなるよう積載されている。プレ冷却器10は、冷却器9よりも風流れ方向で上流側に配置される。そのためプレ冷却器10は、冷却器9と比べて、着霜がより顕著に生じる。したがって、プレ冷却器10のフィンピッチは、冷却器9のフィンピッチ(5mm以上〜10mm以下)よりも大きくしてある。プレ冷却器10のフィンピッチは、例えば、10mm以上〜15mm以下の範囲が望ましい。なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、プレ冷却器10のフィンピッチは特に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、プレ冷却器10が有するフィン16の形状に関しても、特に限定されるものではなく、プレートフィン、コルゲートフィン、ルーバーフィン、スリットフィンなどが挙げられる。冷却器9とプレ冷却器10とは少し間隔をあけて設置すると良い。冷却器室200では下から上に空気が流れる構成であるため、たとえば、プレ冷却器10は冷却器9の下側に少し距離をあけて設置すると良い。
また、プレ冷却器10のフィン形状は冷蔵室空気23の流れに沿うようにフィンの傾き角度を変えたり、フィン下端を菱形にして前縁効果を促進させたり、除霜時にスムーズに水を落下させるようにフィン下端を鋭利にしたりなど、適宜形状を変えてもよい。
<除霜装置>
冷蔵庫100は、除霜装置として、冷却器9の下部に配置されて除霜に使用されるラジアントヒーター24以外に、冷却器9のフィン16に密着させた複数の電熱線ヒーター、即ちコードヒーター18を備える。ラジアントヒーター24は輻射熱でプレ冷却器10を加熱するもので、たとえば図のようにプレ冷却器10と少し間隔をあけて設置するとよい。コードヒーター18は、冷却器9の前面側と背面側とに配置してある。また、コードヒーター18は、冷却器9のフィン16間などに挿入され、フィン16に密着して主に熱伝導でフィン16を加熱する。
<プレ冷却器と除霜装置の配置>
プレ冷却器10は、除霜ヒーターであるラジアントヒーター24と水平方向で並列に、かつ冷却器室200の背面側に配置されている。これは、冷蔵室空気23が冷却器室200の背面側を主体的に流れるためであり、冷蔵室空気23に含まれる水分を除去する最適な配置となっている。例えば、冷蔵室空気23が冷却器室200の手前側を主体的に流れる場合は、プレ冷却器10を冷却器室の手前側に配置し、除霜ヒーターであるラジアントヒーター24を背面側にするなど、冷蔵室空気23の流れの経路に合わせて、プレ冷却器10を配置するのが望ましい。
また、水平方向でプレ冷却器10とラジアントヒーター24を並列に配置することで、プレ冷却器10が着霜により閉塞した際、ラジアントヒーター24側の空いたスペースに冷蔵室空気23が流れることで、冷蔵室空気23の風量低下を抑制することができる。
冷蔵庫100は、ラジアントヒーター24とコードヒーター18とを同時に発熱させることによって、冷却器9及びプレ冷却器10に付着した霜を融解する。
除霜時には、冷却器9から滴下する水がラジアントヒーター24に当たる虞がある。そのため、ラジアントヒーター24上部にヒータールーフ25が配置してあり、冷却器9から滴下する水が直接的にラジアントヒーター24に当たる事態を防止している。冷却器9及びプレ冷却器10より滴下した水は冷却器室200下部のドレンパン26で受容され、排水溝27から排出される。
<冷凍室戻り口及び冷蔵室戻り口の配置>
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100では、図4に示すように、冷凍室戻り口20の入口(冷凍室側端部)下縁が冷却器9の下端よりも上方となるように構成してあり、冷蔵室戻り口22が冷凍室戻り口20の入口下端よりも下方となるように構成してあり、冷却器9によって冷却された空気とプレ冷却器10によって冷却された空気とを各庫へ吹き出し口28が冷蔵室戻り口22に対して冷凍室戻り口20を挟む位置に配置してある。冷凍室戻り口20は冷凍室4からの空気が冷却器9の下端に直接向かう位置に設置されている。また、冷蔵室戻り口22は冷蔵室1からの空気が、まずプレ冷却器10に向かった後に冷却器9に向かう位置に設置される。例えば、冷蔵室戻り口22は、プレ冷却器10が冷却器室200の背面側に配置される場合、背面側へ冷蔵室空気23を送り出す為に、冷却器室200の手前から流入させた方が良い。
図5は、本発明の実施の形態1における冷凍室戻り口20の部分拡大断面図である。冷凍室戻り口20の流入部には、図5に示すように、手や指の直接的な接触防止、冷凍室4内の貯蔵物の冷却器室200への侵入防止などを目的とし、複数の気流制御リブ29を設けてある。複数の気流制御リブ29は、間隔が一定となるようにピッチを設定してある。
気流制御リブ29の形状、ピッチ、角度は、上記の目的を逸脱しない範囲であれば、適宜変更可能である。また冷凍室戻り口20は、除霜時に溶融して冷却器9から滴下する水が庫内に侵入する事態を防止するため、冷凍室4側から冷却器室200にかけて傾斜角をつける方が望ましい。傾斜角については、風路圧損増大との兼ね合いもあり、5°〜20°が望ましい。なお、上記では冷凍室戻り口20の入口下縁が冷却器9の下端よりも上方となるように構成するとしたが、図のように冷凍室4側が冷却器9の下端よりも上方であれば、冷却器室200の出口側が冷却器9の下端よりも少し下となってもよい。また、冷凍室戻り口20の傾斜は、冷凍室4側から冷却器室200側に下るようにした傾斜である。この傾斜は滑らかな傾斜であると水を排出する点に優れるので望ましいが、微小な階段を有する傾斜としてもよい。
冷凍室戻り口20に上述した傾斜角をつけた場合、冷凍室戻り口20から排出される冷凍室空気21は、冷却器9の下端部に少し下がった後に循環ファン8によって冷却器9の上方に流れる。そのため、冷凍室空気21によるエアーカーテンが冷却器9の下端前部に発生する。発生したエアーカーテンによって、冷蔵室戻り口22から排出される冷蔵室空気23が冷却器9の前面側下端部へ侵入する事態を抑制することができ、行き場を失った冷蔵室空気23は冷却器9の背面側下方に位置するプレ冷却器10へ流れることになる。
冷凍室戻り口20及び冷蔵室戻り口22の高さ方向における配置の違いによって、冷凍室戻り口20から排出される冷凍室空気21のエアーカーテン効果で発生し、冷蔵室戻り口22から排出される冷蔵室空気23が冷却器9の前面側下端への侵入する事態を抑制することが可能となる。したがって、冷凍室空気21は冷却器9前面側にある冷凍室空気流路111(図9)を流れ、冷蔵室空気23は冷却器9に対して冷凍室空気流路111と対向する位置にある冷蔵室空気流路112(図9)、つまりプレ冷却器10及び冷却器9の背面側にある冷蔵室空気流路112を流れ、冷却器室200内の冷凍室空気21と冷蔵室空気23とを分離して流すことが可能となる。なお、このようなエアーカーテンの効果を得るためには、ある程度大きな風量を有することが望ましい。たとえば、冷凍室戻り口20から排出される冷凍室空気21の風量が冷蔵室戻り口22から排出される冷蔵室空気23の風量よりも多いとエアーカーテンの効果が高まり好ましい。
<冷凍室ショートサイクル抑制機構>
吹き出し口28下縁と冷凍室戻り口20上縁との距離を縮小した場合、冷凍室空気21のショートサイクルによって冷凍室4の温度上昇が起こる恐れがある。ここでショートサイクルとは、吹き出し口28から吹き出された冷却後空気が庫内を循環せずにそのまま冷凍室戻り口20に流れることを意味する。ショートサイクルが発生した場合、冷却時間(圧縮機運転時間)の延長、冷却効率の悪化、消費エネルギーの増加等を招く虞がある。
図6は、本発明の実施の形態1における吹き出し口28及び冷凍室戻り口20の部分拡大断面図である。図6には、冷凍室4に対するショートサイクルを抑制する抑制機構の例が示されている。
吹き出し口28の下方及び冷凍室戻り口20の上方には、つまり吹き出し口28と冷凍室戻り口20との間には、図6に示すように、吹き出し口28の近傍に設けた気流制御リブ29と冷凍室戻り口20の近傍に設けた気流制御リブ29とが配置してある。これらの気流制御リブ29は、吹き出し口28から吹き出された冷却後空気がショートサイクルによって循環無しで直接的に冷凍室戻り口20へ向かう流れを遮断する役割を担う。気流制御リブ29は吹き出し口28が冷凍室戻り口20よりも上方にあるため、背面に沿って上方から下方に流れる空気の少なくとも一部、可能であれば全部を遮る構造体であることが望ましい。気流制御リブ29の長さは、冷凍室ケース30との干渉が起こらない範囲で設定すればよく、例えば5mm〜10mmが望ましい。
気流制御リブ29は、配置角度について特に限定されるものではない。気流制御リブ29の配置角度については、構造上の制約が無い限り、図6(b)に示すように、水平面に対して下向き15°〜30°が望ましい。
気流制御リブ29は、配置箇所について特に限定されるものでな。例えば図6(c)に示すように、冷凍室ケース30と庫内壁面との間に形成される空間に気流制御リブ29を設けてもよい。
ショートサイクル抑制機構については、気流制御リブ29の設置に限定されるものではなく、例えば図6(d)又は(e)に示すように、吹き出し口28又は冷凍室戻り口20の片方を庫内側に伸長させる構成としてもよい。
ショートサイクル抑制機構については、庫内壁面を冷凍室4側へ隆起させることによって冷凍室ケース30と庫内壁面との間の空間を狭め、風路抵抗を増加させる方法もある。隆起させる部分は、図6(f)に示すように、吹き出し口28(図6−f)と冷凍室戻り口20との間が全面隆起するように構成してもよいし、図6(g)に示すように、吹き出し口28側がテーパー状に隆起するように構成してもよいし、図6(h)に示すように、戻り口20側がテーパー状に隆起するように構成してもよいし、図6(i)に示すように、冷凍室ケース30が吹き出し口28の下端へ向けて伸長するように構成してもよい。
上述したようなショートサイクル抑制機構を設けることによって、吹き出し口28から吹き出された冷却後空気が庫内を循環せずにそのまま冷凍室戻り口20に流れるショートサイクルを抑制し、冷凍室4の冷却効率を向上させることが可能となる。
<冷蔵室戻り口の幅>
図4に示す一例では、プレ冷却器10の幅に対し、冷蔵室戻り口22が部分的に開口している。この場合、その開口部付近のプレ冷却器10から着霜が始まり、局所的な着霜分布が生じる虞がある。
図7は、本発明の実施の形態1におけるプレ冷却器10の幅まで冷蔵室戻り口22の幅を拡大させた冷却器室200の正面図である。図7(a)は、プレ冷却器10の幅まで冷蔵室戻り口22の幅を拡大させた冷却器室200の正面図を示しており、図7(b)は、プレ冷却器10の幅まで冷蔵室戻り口22の幅を拡大させた冷却器室200の部分拡大図を示している。図7に示すように、冷蔵室戻り口22の幅は、プレ冷却器10と同じ幅まで拡大する方が望ましい。冷蔵室戻り口22の幅がプレ冷却器10の幅と同等まで拡大しているため、冷蔵室空気23がプレ冷却器10全体に均一に流れるようになり、プレ冷却器10における更なる除湿能力の向上に寄与できるからである。
<ヒータールーフ形状>
図8は、本発明の実施の形態1におけるラジアントヒーター24及びヒータールーフ25を示す模式図である。図8には、半円弧状のヒータールーフ25と、矢印付実線で示す冷凍室空気21の流れと、矢印破線で示す冷蔵室空気23の流れとが示されている。図のように、プレ冷却器10の下方にラジアントヒーター24およびヒータールーフ25はプレ冷却器10と水平方向ずれた位置に配置されている。ヒータールーフ25はプレ冷却器10よりも冷凍室戻り口20に近い位置にあり、冷凍室戻り口20のすぐ下方となる位置にある。
除霜時に冷却器9の着霜が溶融することによって滴下する水をドレンパン26に落とすために、ヒータールーフ25の形状はラジアントヒーター24を中心に半円弧の形をしている。冷凍室空気21は、冷却器9の下端前部に流れる際、僅かではあるが、ヒータールーフ25上に沿ってプレ冷却器10に流れ込む。そのため、図8(a)に示すように、冷蔵室空気23は冷却器9の背面側に押し込まれることになり、プレ冷却器10の下端部に流れるように導かれる。
冷凍室空気21がプレ冷却器10へ流入することを遮断するため、図8(b)に示すように、ヒータールーフ25を平らな直線状の形状、即ち平坦形状とし、冷却器9から冷凍室戻り口20側へ傾斜させてもよい。プレ冷却器10全体に冷蔵室空気23が流れるようになり、プレ冷却器における除湿能力の更なる向上に寄与できる。なおヒータールーフ25は、10°〜30°の範囲の傾斜角度を与え、プレ冷却器10から冷凍室戻り口20側の方向に傾斜させる構成が望ましい。
<着霜耐力向上効果>
上記で説明した実施の形態1に係る冷蔵庫100の風路構造における冷凍室空気21及び冷蔵室空気23の流れの把握を行うため、冷凍室戻り口20の上下方向寸法を28mmとして数値解析を行った。数値解析を行うに際し、冷凍室戻り口20及び冷蔵室戻り口22を風量規定(実測結果)とし、循環ファン8の出口を外部開口の静圧0Paとした。また、着霜に寄与する冷蔵室空気23の水蒸気の模擬的に表現して流れをトレースするために、冷蔵室戻り口22の無次元水蒸気濃度(割合)を1[−]とし、冷凍室戻り口20の無次元水蒸気濃度(割合)を0[−]とした。
冷蔵室空気23のみに無次元水蒸気濃度を設定した理由は2点ある。1点目は、冷蔵室空気23の方が冷凍室空気21よりも、扉部6開閉に伴う高温多湿の外気流入の機会が多いことである。2点目は、冷却器9の温度(Teva=―23℃)と冷蔵室空気23の温度(T冷蔵室戻り=0℃)との温度差が、冷凍室空気21の温度との温度差と比較し、23℃と大きく、冷却器9表面へ着霜が誘発されやすいことである。以上、2点が相まって、冷蔵室空気23が着霜の主要因であると一般的に考えられている。
図9は、解析による冷却器室200の無次元水蒸気濃度分布の断面図である。コンターの色が黒い領域は冷凍室空気21を表わし、コンターの色が白い領域は冷蔵室空気23を表わし、両者の流れを可視化している。
図9(a)に示すように冷却器9の流入部で冷凍室空気21と冷蔵室空気23とが合流する場合、冷蔵室空気23についてプレ冷却器10には流れにくく、冷却器9の前面側へ優先的に流れる傾向が見られた。一方実施の形態1に係る冷蔵庫100では、図9(b)に示すように、冷蔵室空気23についてプレ冷却器10及び冷却器9の背面側に優先的に流れている傾向が見られた。つまり実施の形態1における風路構造においては、冷凍室空気21が冷却器9の前面側にある冷凍室空気流路111を流れ、冷蔵室空気23がプレ冷却器10及び冷却器9の背面側にある冷蔵室空気流路112を流れ、冷凍室空気21と冷蔵室空気23とが分離して流れることを確認した。
実施の形態1に係る冷蔵庫100では、冷凍室空気21の風量が冷蔵室空気23の風量よりも約4倍大きくなっている。そのため、冷凍室空気21がエアーカーテンの役割を担い、冷蔵室空気23が冷却器9の前面側へ侵入する事態を抑制することになり、冷凍室戻り口20から排出された冷凍室空気21と冷蔵室戻り口22から排出された冷蔵室空気23とが分離して流れることになる。
水分量の多い冷蔵室空気23がプレ冷却器10へと優先的に流れることによって、従来の冷蔵庫と比較し、実施の形態1に係る冷蔵庫100ではプレ冷却器10による除湿能力が向上し、冷却器9の着霜耐力を向上することができる。また、冷却器9の着霜耐力が向上することによって、着霜に伴う冷却器9の冷却性能低下が抑制され、実施の形態1に係る冷蔵庫100では着霜時においても高い冷却性能を維持できる。
<冷凍室戻り口の上下方向寸法>
図10は、本発明の実施の形態1に係る冷凍室戻り口20の上下方向寸法を拡大させた冷却器室200の構造概要図である。図10(a)は、冷却器室200の正面図を示しており、図10(b)は図10(a)のA−A’で切断した冷却器室200の断面図である。図4で示した冷却器室200と比較し、冷凍室戻り口20の上下方向寸法は、図10で示されたように拡大して冷凍室戻り口20の開口面積を大きくした方が望ましい。具体的な上下方向寸法に関しては、冷凍室ショートサイクルを考慮する必要がある。
<冷凍室戻り口の上下方向寸法のパラメータ評価>
図11は、冷凍室戻り口の上下方向寸法によるショートサイクル評価結果の説明図である。図11(a)には、ショートサイクル評価の試験方法が示されている。冷凍室戻り口20の上下方向寸法Bを拡大した際の吹き出し口28と冷凍室戻り口20との温度を、図11(a)で示した位置にある熱電対で計測し、吹き出し口28と冷凍室戻り口20との温度差に基づくショートサイクルの影響を評価した。ここでショートサイクルとは、上述したように、吹き出された冷却後空気が庫内を循環せずにそのまま戻り口に流れることを意味する。そのため、ショートサイクルが起こった場合、吹き出し口28と冷凍室戻り口20との温度差が縮まる傾向になる。なお、冷凍室4の吹き出し口28下部に気流制御リブ29を配置し、冷凍室戻り口20上部にも気流制御リブ29を配置し、ショートサイクル抑制を図っている。
<冷凍室戻り口の上下方向寸法のパラメータ評価の条件>
冷蔵庫として、600Lのフレンチ型冷蔵庫を使用した。外気条件とし、温度30℃及び相対湿度70%の外気を使用した。定常運転時の消費電力は、温度の計測と同時に計測した。冷凍室戻り口20の上下方向寸法として、28mm、56mm、84mm、100mm、115mm、及び130mmの冷蔵庫を用意した。
<冷凍室戻り口の上下方向寸法のパラメータ評価の結果>
図11(b)には、冷凍室戻り口20の上下方向寸法、吹き出し口28と冷凍室戻り口20との温度差、及び定常運転時の1日あたりの消費電力[kWh/d]の関係が示されている。図11(b)に示すように、消費電力は上下方向寸法が84mmで最小値になった。上下方向寸法が100mmよりも大きくなった場合、消費電力は悪化傾向を示した。吹き出し口28と冷凍室戻り口20との温度差は、上下方向寸法が100mmよりも大きいと温度差が縮小し、ショートサイクルの兆候を示した。上下方向寸法が100mmよりも大きい場合にショートサイクルが発生して消費電力悪化につながった、と考えられる。そのため、消費電力に対する悪影響を考慮し、冷凍室戻り口20の上下方向寸法は、冷却器9の下端を基準として100mm以下が望ましい。しかしながら、冷凍室戻り口20の上下方向寸法は100mm以下に特に限定されるものはなく、除霜時における庫内熱侵入、剛性変化によるファン騒音などの品質を考慮し、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
冷凍室戻り口20の開口面積を拡大した場合、冷凍室空気21の流速が減少する。冷凍室4の風量[m3/s](実機計測値)と冷凍室戻り口20の開口面積[m2]とを用い、冷凍室戻り口20から排出された冷凍室空気21の風速[m/s]を算出した場合、冷凍室戻り口20の上下方向寸法が28mmの冷蔵庫100では冷凍室空気21の風速が1.3m/sとなり、冷凍室戻り口20の上下方向寸法が84mmの冷蔵庫100では冷凍室空気21の風速が0.7m/sなり、上下方向寸法が3倍に増加した場合に冷凍室空気21の風速が約半分まで低下することを確認した。
図12は、解析による冷凍室戻り口20の上下方向寸法を拡大させた冷却器室200の無次元水蒸気濃度分布の断面図である。図12(a)は、冷凍室戻り口20の上下方向寸法が28mmである冷蔵庫100の冷却器室200の無次元水蒸気濃度分布を示しており、図12(b)は、冷凍室戻り口20の上下方向寸法が84mmである冷蔵庫100の冷却器室200の無次元水蒸気濃度分布を示している。図12に示すように、冷凍室戻り口20の上下方向寸法が84mmである場合、28mmである場合と比較し、プレ冷却器10周辺の無次元水蒸気濃度が増加している。冷凍室戻り口20の上下方向寸法が84mmである場合には、28mmである場合と比較し、冷凍室空気21の風速が減少する。冷凍室空気21の風速減少によって冷凍室空気21がプレ冷却器10側へ流れにくくなるためプレ冷却器10周辺の無次元水蒸気濃度が増加した、と考えられる。解析結果が示すように、冷凍室空気21のプレ冷却器10側への流入を抑制した場合、プレ冷却器10周辺の無次元水蒸気濃度が増加する。そのため、プレ冷却器10を用いた更なる除湿能力の向上が期待できる。
以上のとおり、実施の形態1の冷蔵庫100では冷蔵室戻り口22が冷凍室戻り口20よりも下方になり、高さ方向における位置がずれた状態で配置されることになる。また、冷凍室戻り口20から排出された冷凍室空気21が流れる冷凍室空気流路は主に前面側、プレ冷却器10が除湿した冷蔵室空気が流れる冷蔵室空気流路は主に背面側となり、分離して空気が流れるようになる。そのため、冷蔵室戻り口22から排出され除湿されていない冷蔵室空気23が冷却器9に侵入することを抑制し得る。この侵入抑制効果によって、プレ冷却器10における除湿能力を有効活用できるようになり、冷却器9の着霜耐力を飛躍的に向上することができる。
実施の形態2.
図13は、本発明の実施の形態2における冷却器室200の構造概要図である。図13(a)は、冷却器室200の正面図を示しており、図13(b)は、冷却器室200の断面図を示しており、図13(c)は、冷却器室200のプレ冷却器10周辺における拡大図を示している。実施の形態2では実施の形態1と異なり、図13に示すように、冷蔵室戻り口22を冷却器9に対し側面側に配置してある。そのため実施の形態2では、実施の形態1と異なり、冷蔵室空気23がプレ冷却器10の側面側から流入する。このように、実施の形態2では冷凍室戻り口20は冷却器室200の正面側に配置され、冷蔵室戻り口22は冷却器室200の側面側に配置される。
実施の形態2に係る冷蔵庫100は、冷却器室200の側面に沿って鉛直方向に延びる冷蔵室戻り風路31を備える。冷蔵室空気23は、冷蔵室戻り風路31から冷却器室200の側面に設けた冷蔵室戻り口22を経由し、側面側からプレ冷却器10に流入する。実施の形態2においては、側面から冷却器室200内に流入した冷蔵室空気23がドレンパン26に沿ってプレ冷却器10のフィン表面に対向して流れる。冷蔵室空気23はプレ冷却器10の下部とドレンパン26との間の隙間をプレ冷却器10の長手方向(水平方向)に沿って流れる。そして循環ファン8の吸引力に加えてフィン表面に衝突することにより冷蔵室空気23の流れは上方に偏向され、フィン間の隙間を通って冷却器9がある上方に向かって流れる。そのため、伝熱が促進され、プレ冷却器10における更なる除湿能力の向上実現できる。
プレ冷却器10の更なる除湿能力向上を図る場合、冷蔵室戻り口22の上端はプレ冷却器10上端よりも低く配置される構成が望ましい。また、側面から冷却器室200内に冷蔵室空気23が流入する際、冷却器9の冷媒配管17を支持する両端に配置された側板32(支持板)が流動抵抗となるため、側板下部を切断する構成が望ましい。
実施の形態3.
図14は、本発明の実施の形態3における冷却器室200の断面図である。図14(a)には、冷却器室200の構造概要図の断面図が示してあり、図14(b)には、冷蔵室戻り口22及びプレ冷却器10の近傍を拡大した模式拡大図が示してあり、図14(c)には、冷蔵室戻り口22の変形例を備える冷却器室200の冷蔵室戻り口22及びプレ冷却器10の近傍を拡大した模式拡大図が示してある。
実施の形態3では、図14に示すように、ドレンパン26の奥行き方向の幅が実施の形態1と比較して縮小してある。実施の形態3に係る冷蔵庫100では、冷蔵室戻り口22は直線的に伸長する伸長部22aを備え、冷蔵室空気23が伸長部22aを介してプレ冷却器10近傍に排出されるという点で、実施の形態1と異なる。冷却器室200内では冷却器9の下方にプレ冷却器10とラジアントヒーター24とが水平方向にずれた位置にある。つまり、プレ冷却器10は冷却器室200内で水平方向に偏った位置にある。また、冷蔵室戻り口22はラジアントヒーター24の下方側から冷却器室200内に接続される。従って冷蔵室戻り口22はプレ冷却器10が遍在する側と反対側から接続されている。ラジアントヒーター24の下方には冷蔵室空気23をプレ冷却器10に近づける風路が形成されるように冷蔵室戻り口22が構成されている。
実施の形態3では、図14(a)に示すように、伸長部22aを介して冷蔵室戻り口22から排出される冷蔵室空気23がプレ冷却器10に接近しており、冷蔵室空気23がプレ冷却器10に到達するまでの距離が縮小する。そのため、プレ冷却器10以外の領域へバイパスする冷蔵室空気23の流れを抑制し、プレ冷却器10に集中的に冷蔵室空気23を流入させることができ、プレ冷却器10における更なる除湿能力の向上に寄与できる。なお、冷蔵室戻り口22のプレ冷却器10側への接近方法としては、特に限定されるものはなく、例えば図14(b)に示すように、ドレンパン26に沿う形で伸長部22aを設け、プレ冷却器10下部に配置される気流制御リブ29に沿って冷蔵室空気23がプレ冷却器10下部から流入するように構成してもよい。なお、除霜時に滴下する水を排水溝27に流入させるために、排水溝27の鉛直上には重ならないように伸長部22aを設ける必要がある。
実施の形態4.
図15は、本発明の実施の形態4における冷却器室200の正面図である。実施の形態4では、実施の形態1と異なり、冷却器9の側面バイパス風路41に気流制御リブ29が配置してある。
実施の形態1では、説明を省略していたが、冷却器9の配管を支持する両端に配置された側板32と冷却器室200壁面との間に、側面バイパス風路41が形成されている。冷却器9はフィンが積層され、その積層方向の外側に側板32が設けられ、側板32よりも外側には冷媒配管17どうしを接続する空間がある。この空間も空気が流れるので、側面バイパス風路41となっている。冷凍室空気21及び冷蔵室空気23は、側面バイパス風路41へ若干流れている。この側面バイパス風路41においては、露出した冷媒配管17のみと熱交換する。冷媒配管17は、冷却器9中央部の積層フィンに比べ、熱交換面積が極めて小さく、冷却効率も悪い。
実施の形態4では、冷却器9両端の側板32の上部に気流制御リブ29を配置し、側面バイパス風路41の風路抵抗を増加させて、冷凍室空気21及び冷蔵室空気23を側面バイパス風路41に流れないようにしている。側面バイパス風路41へ冷気が流入する事態を抑制することによって、側面バイパス風路41における熱交換ロスを低減できる。また、冷却器9及びプレ冷却器10に流入する冷蔵室空気23の風量を増加させるため、更なる冷却器9の熱交換性能向上とプレ冷却器10の除湿能力向上とに寄与できる。なお、側面バイパス風路41の気流制御リブ29の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、フィンと同じ材質のアルミなどが挙げられる。また、側面バイパス風路41への冷気流入抑制方法として、側面バイパス風路41を発泡スチロールなどで完全密閉するなど、本発明の趣旨を逸脱しない限り、特に限定されるものではない。
<プレ冷却器における除湿能力向上効果>
本発明による実施の形態1〜4におけるプレ冷却器の除湿能力向上を検討する。冷却器室200の下部で冷凍室空気21と冷蔵室空気23とが合流して流入する比較例1、及び冷凍室空気21と冷蔵室空気23とが分離して流入する本発明に係る実施の形態1〜4を用い、プレ冷却器10における除湿能力(着霜量[g])を試験で測定した。測定結果に基づき、比較例1に対する本発明の除湿能力比の比率を比較した。
<試験装置・着霜量測定方法>
図16は、プレ冷却器10における除湿能力試験装置を示す概要図である。除湿能力試験装置及び着霜量測定方法が示されている。図16に示すように、冷蔵室1内に設置したヒーター51の加熱で水を蒸発させて、冷却器9に強制着霜させ、プレ冷却器10における着霜量[g]を測定し、比較した。
プレ冷却器10における着霜量測定方法としては、冷却器9とプレ冷却器10との間にアクリル板52を挟み、ドライヤ53の温風54をプレ冷却器10のみに当てて、プレ冷却器10の着霜のみを溶融させて測定を行った。
比較例1では、図9(a)で示すような冷蔵庫を使用し、冷却器室200の下部で冷凍室空気21と冷蔵室空気23とが合流して流入するように構成してある。
実施の形態1では、冷凍室戻り口20の上下方向寸法を28mmとして図9(b)で示すような冷蔵庫100を使用し、冷凍室戻り口20の下縁が冷却器9の下端よりも上方に配置してあり、冷蔵室戻り口22が冷凍室戻り口20の下端よりも下方に配置してある。そのため、冷却器室200内の冷凍室空気21と冷蔵室空気23とが分離して流入するように構成してある。実施の形態1aでは、実施の形態1に係る冷蔵室戻り口22の幅を拡大させ、冷蔵室戻り口22の幅がプレ冷却器10の幅と等しくなるように構成してある。実施の形態1bでは、実施の形態1における冷凍室戻り口20の上下方向寸法が84mmとなるように構成してある。実施の形態1cでは、実施の形態1に係るヒータールーフ25の形状を平らな直線状にし、冷却器9から冷凍室戻り口20側へ傾斜を有する構成としてある。実施の形態2では、実施の形態1における冷蔵室戻り口22を冷却器9に対し側面側に配置してある。実施の形態3では、実施の形態1に係る冷蔵室戻り口22に伸長部22aを設けて直線的に伸長し、プレ冷却器10側へと接近した位置に冷蔵室空気23が伸長部22aを介して排出されるように構成してある。実施の形態4では、実施の形態1に係る冷却器9の側面バイパス風路41に気流制御リブ29が設置してある。
比較例1及び実施の形態1〜4に対し、ヒーターで蒸発させる水の質量が300ccとなるように共通の設定を用い、上述した除湿能力の比較試験を行った。
<効果(プレ冷却器の除湿量)>
図17は、比較例1に対し実施の形態1〜4におけるプレ冷却器10の除湿能力比を表わす棒グラフである。プレ冷却器10における除湿能力測定結果より求めた比較例1に対する本発明の除湿能力の比を示している。
図17に示すように、プレ冷却器10における除湿能力比は、実施の形態1が125%、実施の形態1aが158%、実施の形態1bが167%、実施の形態1cが133%、実施の形態2が175%、実施の形態3が133%、実施の形態4が142%となり、比較例1(100%)に対して高い除湿能力を示した。したがって、本発明の実施の形態1〜4に係る冷蔵庫100は、冷蔵室空気をプレ冷却器10に積極的に流入させることが可能となり、プレ冷却器10における除湿能力、及び冷却器9における冷却能力を飛躍的に向上させることができる。
1 冷蔵室、2 切替室、3 製氷室、4 冷凍室、5 野菜室、6 扉部、7 断熱壁、8 循環ファン、9 冷却器、10 プレ冷却器、12 圧縮機、13 配管群、14 膨張機、15 戻り空気、16フィン、17 冷媒配管、18 コードヒーター、100 冷蔵庫、20 冷凍室戻り口、21 冷凍室空気、22 冷蔵室戻り口、23 冷蔵室空気、24 ラジアントヒーター(除霜ヒーター)、25 ヒータールーフ、26 ドレンパン、27 排水溝、28 冷凍室吹き出し口、29 気流制御リブ、200 冷却器室、30 冷凍室ケース、31 冷蔵室戻り風路、32 冷却器の側板、41 側面バイパス風路、51 ヒーター、52 アクリル板、53 ドライヤ、54 温風。

Claims (13)

  1. 冷蔵室と、冷凍室と、前記冷蔵室から送られてくる冷蔵室空気及び前記冷凍室から送られてくる冷凍室空気を冷却する冷却器が設置された冷却器室と、前記冷却器で冷却された冷却後空気を前記冷蔵室及び前記冷凍室に送風する循環ファンとを備えた冷蔵庫であって、
    前記冷却器室は、
    前記冷却器の上流側に配置してあり、除湿を行うプレ冷却器と、
    前記プレ冷却器を加熱する除霜ヒーターと、
    前記冷凍室から前記冷却器室に送られた前記冷凍室空気が直接に前記冷却器へと向かう位置に設けた冷凍室戻り口と、
    前記冷蔵室から前記冷却器室に送られた前記冷蔵室空気が前記プレ冷却器へと向かう位置に設けた冷蔵室戻り口と、
    を備えている冷蔵庫。
  2. 前記プレ冷却器は、前記除霜ヒーターと水平方向で同じ高さに配置されており、かつ前記除霜ヒーターよりも前記冷却器室の背面側に配置されている請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷却器室内では、前記冷凍室からの前記冷凍室空気及び前記冷蔵室からの前記冷蔵室空気が下から上に流れ、
    前記冷凍室戻り口下端は、前記冷却器の下端よりも上方に配置され、
    前記冷蔵室戻り口は、前記冷凍室戻り口下端よりも下方に配置されている請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷凍室空気と前記冷蔵室空気は、前記冷却器に対し同一方向から流入する請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷凍室戻り口から前記冷却器室へ送られる前記冷凍室空気の風量は前記冷蔵室戻り口から前記冷却器室へ送られる前記冷蔵室空気の風量よりも大きい請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記冷却器室は、前記冷却後空気が吹出される吹き出し口を前記冷凍室戻り口の上方に備え、
    前記冷凍室戻り口の前記冷凍室側の上部から前記吹き出し口の下部までの間に、前記吹き出し口から吹き出された前記冷却後空気の流れの少なくとも一部を遮る気流制御リブが配置されている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記冷凍室戻り口は、前記冷却器の側が下に傾斜している請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記冷蔵室戻り口の幅と前記プレ冷却器の幅とは同等である請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記冷凍室戻り口は、前記冷却器室の正面側に配置してあり、
    前記冷蔵室戻り口は、前記冷却器室の側面側に配置してある請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記除霜ヒーターは、ヒータールーフを備えるラジアントヒーターであり、
    前記ヒータールーフは、前記冷凍室戻り口の下方に設置された平坦形状を有し、前記冷凍室戻り口の側が低くなるように傾斜している請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  11. 前記冷凍室戻り口の上下方向寸法は100mm以下である請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  12. 前記プレ冷却器は、前記冷却器室内で前記除霜ヒーターに対し水平方向にずれた位置に配置してあり、
    前記冷蔵室戻り口は、前記除霜ヒーターの下方に設置され前記プレ冷却器に接近する風路を備える請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  13. 前記冷却器は、積層フィンと前記積層フィンの積層方向の外側に側板とを備え、
    前記側板と前記冷却器室の壁面の間に形成された側面バイパス風路を流れる空気を遮る側部の気流制御リブが設置してある請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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