JP4920778B2 - 冷却庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫などの冷却庫に関する。
たとえば、特開2007−71484号公報などに示すように、一般に、冷蔵庫などの冷却庫は、冷蔵室や冷凍室などの冷却室と、この冷却室に供給する冷気を生成する冷却器と、冷却器によって生成された冷気を冷却室に向けて送風する送風器とを備える。冷却器および送風機は冷却器室に収容されている。
特開2009−63221号公報に記載された冷蔵庫は、貯蔵物を冷却保存する冷却室と、冷却室に流入する冷気を生成する冷却器と、冷却器で生成された冷気を流通させる送風機とを備える。
冷却室の背後には、背面板で仕切られる冷気通路が設けられており、冷気通路は、仕切板によって前部と後部とに仕切られている。後部には、冷却器および送風機が配置されている。
送風機の外枠部は、方形形状となるように形成されており、送風機の枠部の側面と、冷気通路の内周面との間は近接している。
特開2002−31465号公報に記載された電気冷蔵庫は、複数の冷蔵室と、蒸発器と、蒸発器で生成された冷気を送出する送風ファンと、送風ファンから各冷蔵室に送風ファンからの送り出された冷気を配分する冷気配分ダクトとを備える。そして、冷気配分ダクトの左右側壁部には、内方に突出する山型状の凸部が形成されている。
特開2002−228328号公報に記載された電気冷蔵庫は、冷蔵室、野菜室および冷凍室と、野菜室の後方に設けられた蒸発器室と、蒸発器室内に設けられた蒸発器と、蒸発器の上方に設けられた送風ファンとを備える。
特開2003−114084号公報および特開平10−2653号公報に記載された冷蔵庫は、蒸発器と、蒸発器が内部に設けられた冷気通路と、蒸発器の上方に配置されたファンと、蒸発器を通過した冷気をファンに向けて案内する誘導案内面とを備える。
特開2007−71484号公報 特開2009−63221号公報 特開2002−31465号公報 特開2002−228328号公報 特開2003−114084号公報 特開平10−2653号公報
一般に、冷却器内の冷媒は、気液分離器をとおり、気体状の冷媒が圧縮機に戻される。圧縮機や冷却器の駆動は、制御部によって制御されている。
特開2007−71484号公報に記載された冷蔵庫において、気液分離器や制御部を冷気通路や冷却器室の外に配置すると、冷媒管の引き回しや、配線の引き回しなどが複雑なものとなる。単純に気液分離器や制御部などを冷気通路内や冷却器室内に配置すると、冷却通路や冷却器室が大きくなり、冷蔵室や冷凍室の容積が小さくなってしまう。
さらに、単純に冷気通路や冷却器室内に気液分離器や制御部を配置すると、送風器の送風性能が著しく低下するおそれがある。
また、送風器の送風効率の向上を図るために、案内壁部を設けることが考えられるが、冷気が案内壁部によって案内される間に冷気の温度が上がるおそれがある。
特開2009−63221号公報に記載された冷蔵庫においては、送風機の外枠部と冷気通路の内周面との間の距離は狭く、冷気通路内の冷気が送風機によって前部に送られにくくなっている。
このため、特開2009−63221号公報に記載された冷蔵庫においては、仮に、冷気通路内に気液分離器や制御部を配置すると、冷気通路の容積が大きくなると共に、送風器の送風効率は著しく低下する。
特開2002−31465号公報に記載された電気冷蔵庫においても、蒸発器が設けられた部屋に、気液分離器や制御部を単純に配置したのでは、蒸発器が設けられた部屋が大きくなったり、送風ファンの送風能力が低下したりする。特開2002−228328号公報に記載された電気冷蔵庫においても同様に、蒸発器室内に単純に気液分離器や制御部を配置したのでは、蒸発器室が大きくなったり、送風ファンの送風能力が低下するおそれがある。
特開2003−114084号公報および特開平10−2653号公報に記載された冷蔵庫においても、気液分離器や制御部などを単純に冷気通路内に配置すると、冷気通路が大きくなったり、ファンの送風効率が著しく低下する。また、冷気が誘導案内面によって案内される間に暖められるおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、気液分離器や制御部等の機器を冷気通路内に配置したとしても、冷気通路の容積の増大およびファンの送風能力の低下の抑制が図られた冷却庫を提供することである。本発明の第2の目的は、冷却器によって生成された冷気をファンに案内するときに、冷気の温度が上昇することが抑制された冷却庫を提供することである。
本発明に係る冷却庫は、1つの局面では、冷却対象物を冷却する冷却室と、冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、冷却器が収められると共に、冷却器から上方に向けて延びる収容室を形成する筐体と、収容室の内側面のうち、冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、開口部に設けられ、冷気を開口部から冷却室に供給するファンと、収容室内に設けられると共に、ファンの側方からファンの上端側に向けて延び、冷却器からの冷気をファンに案内する案内壁部と、冷却器に接続された気液分離器と、案内壁部に対してファンと反対側に位置し、案内壁部および前筐体の間に形成され、気液分離器が収容された収容室とを備える。
好ましくは、上記収容室には、冷却器からの冷気を取りれる取入口と、収容室内の空気をファンに向けて排気する排気口とが形成される。好ましくは、上記案内壁部は、断熱材料から形成される。
好ましくは、上記筐体は、冷却室側に位置する隔壁部と、隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、第1側壁部と対向する第2側壁部と、隔壁部と対向する背面壁部と、隔壁部の上端に設けられた上壁部とを含む。上記隔壁部および第1側壁部によって第1角部が形成され、隔壁部および第2側壁部によって第2角部が形成される。上記案内壁部は、ファンと隣り合う第1案内側壁部と、ファンに対して第1案内側壁部と反対側に位置する第2案内側壁部とを含む。上記収容室は、第1角部および第1案内側壁部によって形成された第1分割収容室と、第2角部および第2案内側壁部によって形成された第2分割収容室とを含む。
本発明に係る冷却庫は、他の局面では、冷却対象物を冷却する冷却室と、冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、冷却器が収められると共に、冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、冷却器収容室の内側面のうち、冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、開口部に設けられ、冷気を開口部から冷却室に供給するファンと、冷却器収容室内に設けられると共に、ファンの側方からファンの上端側に向けて延び、冷却器からの冷気をファンに案内する案内壁部と、冷却器の駆動を制御する制御部と、案内壁部に対してファンと反対側に位置し、案内壁部および前筐体の間に形成され、制御部が収容された機器収容室とを備える。
本発明に係る冷却庫は、他の局面では、冷却対象物を冷却する冷却室と、冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、冷却器が収められると共に、冷却器から上方に向けて延びる収容室を形成する筐体と、収容室の内側面のうち、冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、開口部に設けられ、冷気を開口部から冷却室に供給するファンと、収容室内に設けられると共に、ファンの側方からファンの上端側に向けて延び、冷却器からの冷気をファンに案内する案内壁部とを備える。上記案内壁部は、断熱材料から形成される。
記筐体は、冷却室側に位置する隔壁部と、隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、第1側壁部と対向する第2側壁部と、隔壁部と対向する背面壁部と、隔壁部の上端に設けられた上壁部とによって形成される。上記開口部は隔壁部に形成され、ファンは、上方に向かうにつれて、隔壁部から背面壁部に向かうように傾斜させられる。
記隔壁部のうち、案内壁部と第1側壁部との間に設けられた第1ルーバと、隔壁部のうち、案内壁部と第2側壁部との間に設けられた第2ルーバとをさらに備える。上記第1ルーバおよび第2ルーバは、上方に向かうにつれて、隔壁部から背面壁部に向かうように傾斜させられる。
本発明に係る冷却庫は、他の局面では、冷却対象物を冷却する冷却室と、冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、冷却器が収められると共に、冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、冷却器収容室の内側面のうち、冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、開口部に設けられ、冷気を開口部から冷却室に供給するファンと、冷却器収容室内に設けられると共に、ファンの側方からファンの上端側に向けて延び、冷却器からの冷気をファンに案内する案内壁部と、案内壁部に対してファンと反対側に位置し、案内壁部および前筐体の間に形成され、機器を収容可能な機器収容室とを備える。上記筐体は、冷却室側に位置する隔壁部と、隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、第1側壁部と対向する第2側壁部と、隔壁部と対向する背面壁部と、隔壁部の上端に設けられた上壁部とによって形成される。上記開口部は隔壁部に形成され、ファンは、第1側壁部側、上壁部側および第2側壁部側を順次通るように回転する。上記収容室のうち、冷却器よりも上方であって、ファンと第1側壁部との間にする容積は、冷却器よりも上方であって、ファンと第2側壁部との間にする容積よりも大きい。本発明に係る冷却庫は、他の局面では、冷却対象物を冷却する冷却室と、冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、冷却器が収められると共に、冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、冷却器収容室の内側面のうち、冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、開口部に設けられ、冷気を開口部から冷却室に供給するファンと、冷却器収容室内に設けられると共に、ファンの側方からファンの上端側に向けて延び、冷却器からの冷気をファンに案内する案内壁部とを備える。上記案内壁部は、断熱材料から形成される。上記筐体は、冷却室側に位置する隔壁部と、隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、第1側壁部と対向する第2側壁部と、隔壁部と対向する背面壁部と、隔壁部の上端に設けられた上壁部とによって形成される。上記開口部は隔壁部に形成される。上記ファンは、第1側壁部側、上壁部側および第2側壁部側を順次通るように回転する。上記冷却器収容室のうち、冷却器よりも上方であって、ファンと第1側壁部との間にする容積は、冷却器よりも上方であって、ファンと第2側壁部との間にする容積よりも大きい。
発明に係る冷却庫によれば、気液分離器や制御部等の機器を冷却器が収められた冷気通路内に配置したとしても、冷気通路の容積の増大を抑制することができると共に、ファンの送風効率の低下を抑制することができる。
本実施の形態1に係る冷却庫1を模式的に示す側断面図である。 冷却器18およびアキュームレータ19を示す背面図であり、冷却庫1の背面側から見た背面図である。 収容室24、冷却器18およびファン32等を示す分解斜視図である。 図4は、収容室24、冷却器18およびファン32等を示す斜視図である。 ファン32および冷却器18等の配置状態を示す側断面図である。 上記図3および図4に示すように、ファン32の両側に案内壁部50および案内壁部51を配置したときの空気の流れを示すシミュレーション結果である。 案内壁部50および案内壁部51を配置しないときの空気の流れを示すシミュレーション結果である。 案内壁部50および案内壁部51の変形例を示す斜視図である。 図8に示す案内壁部50および案内壁部51を採用したときの空気の流れシミュレーションしたときの結果を示す図である。 本実施の形態2に係る冷却庫1に設けられた収容室24およびファン32等を示す斜視図である。 図11は、図10に示された収容室24などの正面図である。 本実施の形態3に係る冷却庫に設けられた収容室24、ファン32および冷却器18などを示す斜視図である。 収容室24および冷却器18等を示す斜視図である。 図13に示す収容室24および冷却器18などの正面図である。 収容室24内などを示す斜視図である。 図12に示す例の第1変形例を示す斜視図である。 図12に示す例の第2変形例を示す斜視図である。 図16に示す例の変形例を示す斜視図である。 図17に示す例の変形例である。 本発明に係る冷却庫のファン32、案内部材65,66および冷却器18を模式的に示した図である。 耳部90,91、ファン32および冷却器18を模式的に示した図である。
図1から図21を用いて、本発明に係る冷却庫1について説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではなく、各々の構成要素の位置関係も、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも限定されるものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る冷却庫1を模式的に示す側断面図である。この図1に示すように冷却庫1は、冷蔵室などが内部に形成された筐体2と、冷蔵室などに供給する冷気を生成する冷却装置と、この冷凍装置などの駆動を制御する制御部30とを備える。
筐体2は、外箱3と、内箱4と、外箱3および内箱4の間に充填された断熱材5とを備える。冷却庫1は、筐体2内部の上部に形成された冷蔵室6と、冷蔵室6の下方に形成された製氷室7と、製氷室7の下方に形成された冷凍室8と、冷凍室8の下方に形成された野菜室9とを備える。
筐体2は、冷蔵室6を開閉する扉10と、製氷室7を開閉する扉11と、冷凍室8を開閉する扉12と、野菜室9を開閉する扉13とを含む。
筐体2は、天板壁20と、天板壁20の周縁部から垂下する背面壁21と、図示されない両側壁部とを含む。筐体2は、冷蔵室6および製氷室7の間に設けられた断熱壁14と、冷凍室8および野菜室9の間に設けられた断熱壁15とを含む。
冷凍室8の背面側には、冷気通路22が設けられており、冷凍室8と冷気通路22との間には隔壁部23が設けられている。冷気通路22の背面側には、後述する冷却器18等が収容された収容室24が設けられている。収容室24および冷気通路22の間には、隔壁部25が設けられている。収容室24は、隔壁部25および背面壁21を含む筐体によって形成されており、収容室24は、高さ方向に延びるように形成されている。
冷蔵室6の背面側には冷却通路27が設けられており、冷却通路27と冷蔵室6との間には、隔壁部26が設けられている。
冷却通路27と冷気通路22とは接続されており、冷却通路27および冷気通路22の間にはダンパ29よびファン28が設けられている。
冷却装置は、冷蔵室6、製氷室7、冷凍室8および野菜室9に冷気を供給するための冷気を生成する。冷却装置は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機17と、圧縮機17で圧縮された高温高圧の冷媒ガスを凝縮させる凝縮器(図示せず)と、凝縮器で凝縮された冷媒液が通る膨張器(図示せず)と、膨張器で圧力が下げられた冷媒液を蒸発させる冷却器(蒸発器)18と、冷却器18および圧縮機17に接続されたアキュームレータ19とを備える。
圧縮機17は、野菜室9の背面側に形成された機械室16内に収容されている。冷却器18は、機械室16の上方に位置し、収容室24内に収容されている。アキュームレータ19も、収容室24内に収容され、冷却器18の上方に設けられている。収容室24内には、制御部30も収容されている。
収容室24の内側面のうち、冷却器18よりも上方に位置する部分には、開口部31が形成されており、この開口部31にファン32が設けられている。冷却器18の下方にはヒータ33が設けられており、ヒータ33と冷却器18の間にはヒータカバ34が配置されている。
冷却装置が駆動すると、収容室24内において冷却器18の周囲に位置する空気が冷却される。ファン32は、冷却された収容室24内の空気を冷気通路22に流し込む。冷気通路22には、冷気口などが形成されており、製氷室7や冷凍室8内に入り込む。
ファン28は、冷気通路22に供給された冷気を冷却通路27に流し込む。隔壁部26には、冷蔵室6に通じる冷気口が形成されており、この冷気口から冷蔵室6内に冷気が入り込む。冷凍室8の底面側には、収容室24に連通する戻り通路35が設けられており、野菜室9にも収容室24に連通する戻り通路36が設けられている。
冷蔵室6、製氷室7、冷凍室8および野菜室9などを通り冷却対象物を冷却した空気は、戻り通路35,36から収容室24内に入り込み、再度、冷却器18によって冷却される。
戻り通路35や戻り通路36から収容室24内に入り込む空気は水分を多く含む場合がある。このような空気が冷却器18によって冷却されることで、冷却器18に霜が付着する場合がある。
制御部30は、冷却器18などに付着した霜を除霜するために、所定のタイミングで、冷却装置およびヒータ33を除霜運転させる。除霜運転中においては、冷却装置の駆動は停止し、ヒータ33が駆動する。ヒータ33が駆動することで、冷却器18等の表面に付着した霜が除かれる。
図2は、冷却器18およびアキュームレータ19を示す背面図であり、冷却庫1の背面側から見た背面図である。この図2に示すように、冷却器18は、冷媒が流れる冷媒管37と、冷媒管に設けられた複数の冷却フィン38とを含む。
冷媒管37は、始端部39から蛇行しながら下方に向けて延び、さらに、下方から上方に向けて蛇行しながら延びている。冷媒管37の始端部39には、膨張器として機能するキャピラリチューブが接続されており、キャピラリチューブから冷媒が冷媒管37に供給される。冷媒が冷媒管37内に入り込むと、冷媒が気化し、冷却器18の周囲に位置する空気が冷却フィン38等を介して冷却される。終端部40には気液分離器として機能するアキュームレータ(気液分離器)19が接続されており、液体状の冷媒がアキュームレータ19に溜められ、気体状の冷媒が圧縮機17に送られる。
図3は、収容室24、冷却器18およびファン32等を示す分解斜視図であり、図4は、収容室24、冷却器18およびファン32等を示す斜視図である。なお、図3は、冷却庫1の正面側から見た斜視図であり、図4は、冷却庫1の背面側から見た斜視図である。
図3および図4に示すように、背面壁21は、板状に形成された主壁部44と、主壁部44の主表面に形成された、高さ方向に延びる側壁部41と、側壁部41と間隔をあけて形成された側壁部42と、側壁部41および側壁部42の上辺部を接続するように設けられた上壁部43とを含む。
隔壁部25は、側壁部41、側壁部42および上壁部43を覆うように配置されている。換言すれば、収容室24を形成する筐体は、側壁部41、側壁部42、上壁部43および隔壁部25を含む。隔壁部25は、平坦部45と、平坦部45に連設された傾斜部46とを含む。傾斜部46は、下方から上方に向かうにつれて、主壁部44側に倒れこむように傾斜している。
傾斜部46には、開口部31が形成されており、開口部31にファン32が配置されている。図5は、ファン32および冷却器18等の配置状態を示す側断面図である。この図5に示すように、ファン32は、上方に向かうにつれて、主壁部44に近接するように傾斜するように配置されている。
ファン32と隔壁部23との間の距離を距離L1とし、隔壁部25と隔壁部23との間の距離を距離L2とする。ファン32と主壁部44との間の距離を距離L3とする。具体的には、距離L1は、ファン32の回転中心線を通る仮想軸線O1および隔壁部23の交点と、ファン32との間の距離である。距離L3は、ファン32の回転中心軸線を通る仮想軸線O1および主壁部44の交点と、ファン32との間の距離である。一般に、ファンの送風能力は、ファンの周囲に位置する近傍壁との距離が近くなると著しく低下する。そこで、回転中心線が水平方向に向くように、ファン32を立たせたときのファン32Aと、ファン32とについて検討する。ファン32Aと主壁部44との間の距離を距離L6とする。この際、距離L6と上記距離L3との間の距離が等しくなるように、ファン32Aは位置している。
破線で示された隔壁部23Aは、ファン32Aとの距離L4が、上記距離L1と等しくなるように、隔壁部23をファン32Aから離したときの隔壁部23を示す。このように、距離L1と距離L4とが一致し、距離L3と距離L6とが一致しているため、ファン32の送風能力と、ファン32Aの送風能力とは略一致する。その一方で、隔壁部23Aは隔壁部23よりも、距離L5分だけ、図1に示す冷凍室8側に移動している。このように、ファン32を傾斜させることで、ファン32の送風能力を維持しつつ、図1に示す冷凍室8などの冷却室の容積を広く確保することができる。
図4および図5において、隔壁部25の表面のうち、背面壁21側の主表面には、ルーバ52およびルーバ53が設けられている。
ルーバ52とルーバ53は、ファン32の両側に配置されている。ルーバ52および
ルーバ53の案内面も、傾斜部46と同様に、下方から上方に向かうにつれて、背面壁21側に傾斜するように傾斜している。
収容室24内には、冷却器18によって冷却された空気をファン32に向けて案内する案内部材が設けられており、案内部材は案内壁部50および案内壁部51を含む。ファン32は、冷却器18の幅方向の中央部の上方に設けられており、案内壁部50および案内壁部51は、冷却器18の上方であって、ファン32の両側に配置されている。
案内壁部50および案内壁部51は、上方に向かうにつれて互いに近接するように形成されており、案内壁部50および案内壁部51は、いずれも、湾曲面状に形成されている。
案内壁部50と、上壁部43と、側壁部41とによって収容室54が形成されており、上壁部43と、側壁部42と案内壁部51とによって収容室55が形成されている。収容室54は、案内壁部50に対してファン32と反対側に形成されており、収容室55は、案内壁部51に対してファン32と反対側に形成されている。アキュームレータ19は、収容室54内に収容されており、制御部30は収容室55内に収容されている。
このように、収容室54にアキュームレータ19を収容すると共に、収容室55内に
制御部30を収容することで、収容室24内におけるデッドスペースの有効活用を図ることができ、収容室24内における機器の搭載効率の向上を図ることができる。
アキュームレータ19や制御部30を収容室24内に収容することで、図1に示す冷蔵室6、製氷室7、冷凍室8および野菜室9等の冷却室の容積が狭められることを抑制することができ、野菜などの冷却対象物の収容容積を大きく確保することができる。
図6は、上記図3および図4に示すように、ファン32の両側に案内壁部50および案内壁部51を配置したときの空気の流れを示すシミュレーション結果である。図7は、案内壁部50および案内壁部51を配置しないときの空気の流れを示すシミュレーション結果である。
図6に示すように、冷却器18によって冷却された空気は、案内壁部50および案内壁部51によって良好に案内され、渦の発生が抑制されていることが分かる。その一方で、図7に示すように、案内壁部50および案内壁部51が設けられていない比較例においては、収容室24の角部において、空気が渦を巻いていることが分かる。
このように、本実施の形態1に係る冷却庫1によれば、冷却された空気がファン32によって良好に吹き出され、冷蔵室6等の冷却室に良好に冷気を供給することができ、冷却効率の向上を図ることができることが分かる。
なお、案内壁部50および案内壁部51は、発砲スチロール(foamed polystyrene)などの断熱材料から形成されている。
図3および図4に示す例においては、案内壁部50および案内壁部51を湾曲させた例について説明したが、案内壁部50および案内壁部51の形状として他の形状を採用することができる。
図8は、案内壁部50および案内壁部51の変形例を示す斜視図である。この図8に示す例においては、案内壁部50および案内壁部51は平板状に形成されている。なお、図8に示す例においても、案内壁部50および案内壁部51の間隔は、下方から上方に向かうにつれて小さくなるように形成されている。
図9は、図8に示す案内壁部50および案内壁部51を採用したときの空気の流れシミュレーションしたときの結果を示す図である。この図9に示すように、案内壁部50および案内壁部51を平板状に形成した場合においても、冷却器18によって冷却された空気は、案内壁部50および案内壁部51によって良好にファン32に案内され、空気が渦を巻くことが抑制されていることが分かる。
なお、図8に示す例においても、収容室54内にアキュームレータ19を配置したり、収容室55内に制御部30を配置することで、機器の搭載効率の向上が図られている。
(実施の形態2)
図10と図11および適宜図1を用いて、実施の形態2に係る冷却庫について説明する。なお、図10および図11に示す構成のうち、上記図1から図9に示す構成と同一または相当する構成については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図10は、本実施の形態2に係る冷却庫1に設けられた収容室24およびファン32等を示す斜視図であり、図11は、図10に示された収容室24などの正面図である。
図10および図11に示すように、冷却器18は、冷却器18および側壁部41の間に設けられた支持部材56と、側壁部42および冷却器18の間に設けられた支持部材57とによって支持されている。
案内壁部50と、冷却器18の上面との間には隙間60が設けられている。案内壁部50および上壁部43の間にも、隙間61が設けられている。
案内壁部50、上壁部43および側壁部41とによって形成された収容室54には、隙間61および隙間60が形成されており、ファン32が駆動することで、隙間60から冷却器18によって冷却された空気が収容室54内に入り込む。入り込んだ冷気は、アキュームレータ19と接触した後、隙間61から収容室54の外部に排出される。
冷却器18によって冷却された空気の水蒸気圧は低いため、アキュームレータ19に霜が付着している場合には、霜が気化し易くなる。この結果、アキュームレータ19に霜が付着し難くなる。
案内壁部51、上壁部43および側壁部42によって形成された収容室55には、制御部30が収容されている。案内壁部51と冷却器18の上面との間には、隙間62が設けられており、案内壁部51と上壁部43との間にも隙間63が設けられている。
ファン32が駆動すると、冷却器18によって冷却された空気が収容室55内に入り込み、冷却された空気が制御部30と接触する。その後、空気は隙間63から収容室55の外部に排出される。
冷却器18によって冷却された空気の水蒸気圧は低いので、冷却器18によって冷却された空気が制御部30に接触することで、天板壁20に付着した霜は気化し易くなる。この結果、制御部30に霜が付着し難くなる。さらに、制御部30に冷たい空気をあてることで、制御部30を冷却することができ、制御部30の動作不良の低減を図ることができる。
(実施の形態3)
図12から図14を用いて、本実施の形態3に係る冷却庫について説明する。なお、図12から図14に示す構成のうち、上記図1から図11に示す構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図12は、本実施の形態3に係る冷却庫に設けられた収容室24、ファン32および冷却器18などを示す斜視図である。この図12に示すように、収容室24のうち、上壁部43および側壁部41によって形成された角部には、案内部材65が設けられている。
収容室24のうち、上壁部43および側壁部42によって形成された角部には、案内部材66が設けられている。
案内部材65には、冷却器18によって冷却された空気をファン32に向けて案内する案内面67が形成されており、案内部材66にも冷却器18によって冷却された空気をファン32に向けて案内する案内面68が形成されている。案内面67および案内面68は、ファン32の側方からファン32の上端側に向けて延びており、案内面67および案内面68は、湾曲面状に形成されている。
冷却器18によって冷却された空気は、案内面67および案内面68によって案内され、ファン32に達するまでの間に渦を巻くことが抑制されている。
支持部材56は、案内面67から上壁部43および側壁部41までの空間を占めるように中実状に形成されており、発砲スチロール(foamed polystyrene)などの断熱材料から構成されている。案内部材66は、案内面68から上壁部43および側壁部42までの空間を占めるように中実状に形成されており、発砲スチロール(foamed polystyrene)などの断熱材料から構成されている。
中実状の案内部材65および案内部材66を断熱材料で形成することで、冷却器18によって冷却された空気が収容室24の外部の熱によって、暖められることを抑制することができる。
(実施の形態4)
図13および図14を用いて、本実施の形態4に係る冷却庫について説明する。図13および図14に示す構成のうち、図1から図12に示す構成と同一または相当する構成についてはその説明を省略する場合がある。図13は、収容室24および冷却器18等を
示す斜視図であり、図14は、図13に示す収容室24および冷却器18などの正面図である。
図13および図14に示すように、収容室24内のうち、上壁部43および側壁部41によって形成されるの角部には、案内部材70が設けられており、上壁部43および側壁部42によって形成される角部には、案内部材71が設けられている。
案内部材70は、冷却器18によって冷却された空気を案内する案内面72を含み、案内部材71も、冷却器18によって冷却された空気を案内する案内面73を含む。
なお、図13および図14に示す例においては、案内部材70および案内部材71は互いに連結されており、案内面72および案内面73は、接合点74において互いに接続されている。接合点74は、ファン32の回転中心よりも側壁部42側に位置すると共に、ファン32の上方に位置している。
案内面72は、冷却器18側の下端部76からファン32の側方、およびファン32の上方をとおり接合点74に達するように延びており、湾曲面状に形成されている。案内面73は、冷却器18側の下端部75からファン32の側方をとおり接合点74に達するように湾曲面状に形成されている。
収容室24内のうち、冷却器18より上方に位置すると共に、ファン32と案内部材71(案内面73)との間に位置する容積が、収容室24内のうち、冷却器18より上方に位置すると共に、ファン32と案内部材70(案内面72)との間に位置する容積よりも大きくなるように、案内面72および案内面73が湾曲している。
ファン32は、冷却器18の幅方向の中央部に位置しており、案内面72の下端部76とファン32との間の距離と、案内面73の下端部75とファン32との間の距離は等しい。その一方で、下端部75,76よりも上方に位置する部分であって、高さ方向に同一の位置で、案内面72およびファン32の間の距離と、案内面73およびファン32の間の距離とを比較すると、案内面73およびファン32の間の距離の方が、案内面72およびファン32の間の距離よりも大きい。
案内面73のうち、ファン32の上端部より下方に位置する部分の曲率半径は、案内面72のうち、ファン32の上端部よりも下方に位置する部分の曲率半径よりも大きい。
ファン32は、回転方向Rに回転している。具体的には、ファン32は、側壁部42側、上壁部43および側壁部41を順次通るように回転する。
このため、図14に示すように、冷却器18を経由した空気は、回転方向Rに旋回しながら、ファン32に近づくように渦状に流れようとする。
冷却器18のうち、ファン32よりも側壁部42側を通過した空気は、冷却器18から良好に引き出され、回転方向Rに旋回しつつ、ファン32に近接するように流れる。冷却器18のうち、ファン32の下方に位置する部分を通過した空気は、冷却器18の略直上に位置するファン32に引き込まれる。
冷却器18のうち、ファン32より側壁部41側に位置する部分を通過する空気の流れの方向と、ファン32の周囲を旋回する空気の流れとは、互いに略反対の方向を向いている。
このため、冷却器18によって冷却された空気は、主に、冷却器18のうち、ファン32よりも側壁部42側に位置する部分から引き出される。この結果、ファン32の側壁部42側を流れる冷気の方が、ファン32の側壁部41側を流れる冷気よりも多くなる。
ここで、高さ方向に同一の位置で、案内面73およびファン32の間の距離と、案内面72およびファン32の間の距離とを比較すると、案内面73およびファン32の間の距離の方が大きいため、冷却器18によって冷却された冷気は良好にファン32および案内面73の間を流れることができる。さらに、案内面73および案内面72は、湾曲面状に形成されており、ファン32の周囲を旋回する冷気が渦を巻くことが抑制されている。
(実施の形態5)
図15を用いて、本実施の形態5に係る冷却庫について説明する。なお、図15に示す構成のうち、上記図1から図14に示す構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図15において、収容室24内のうち、上壁部43と側壁部41によって形成された角部には、案内部材65が配置されている。収容室24内のうち、上壁部43および側壁部42によって形成された角部には、案内部材66が配置されている。
収容室24内には、案内壁部50が配置されており、案内壁部50は案内部材65よりもファン32側に間隔をあけて配置されている。案内部材65と案内壁部50との間には、冷却通路80が形成されている。
収容室24内には、案内壁部51が配置されており、案内壁部51は案内部材66よりもファン32側に間隔をあけて配置されている。案内部材66および案内壁部51の間には、冷却通路81が形成されている。
冷却通路80を規定する案内部材65の案内面67および案内壁部50の側面は、互いに略平行に延びており、いずれも湾曲している。冷却通路81を規定する案内部材66の案内面68および案内壁部51の側面は、互いに平行に延びており、いずれも、湾曲している。冷却通路80および冷却通路81の下端部は、冷却器18の上端に位置しており、冷却通路80および冷却通路81の上端部は、ファン32に向けて開口している。冷却通路80内には、アキュームレータ19が配置されており、冷却通路81内には、制御部30が配置されている。
ファン32が駆動すると、冷却通路80の下端部から冷気が冷却通路80内に入り込み、アキュームレータ19に冷却器18からの冷気が吹き付けられ、冷却器18に形成された霜が気化し易くなる。同様に、冷却通路81の下端部から冷気が冷却通路81内に入り込み、制御部30に冷気が吹き付けられ、制御部30に形成された霜が気化し易くなる。
案内部材65,66と、案内壁部50,51とは、いずれも、断熱材料から構成されており、外部の熱によって、冷気が暖められることを抑制することができる。
なお、冷却器18によって冷却された空気の大部分は、案内壁部50,51によってファン32に案内される。案内壁部50,51は、円弧状に湾曲しており、冷却器18を通過した空気がファン32に達するまでの間に渦を巻くことが抑制されている。
図1から図15に示す例においては、ルーバ52およびルーバ53をファン32の両側に配置した例について説明したが、ルーバ52およびルーバ53は必ずしも必須の構成ではない。図16は、図12に示す例の第1変形例を示す斜視図である。この図16に示す例においては、図12に示す例とは異なりルーバ52およびルーバ53が隔壁部25に設けられていない。さらに、図16に示す例においては、図1に示すように、ファン32は、収容室24側に倒れこむように傾斜しているが、ファン32を傾斜させることは必ずしも必須ではない。図17は、図12に示す例の第2変形例を示す斜視図である。この図17に示す例においては、ファン32は傾斜しておらず、隔壁部25に沿うように配置されている。
図18は、図16に示す例の変形例を示す斜視図であり、案内部材65および案内部材66の案内面67および案内面68を傾斜面としてもい。図19は、図17に示す例の変形例であり、この図19に示すように、案内部材65および案内部材66の案内面67および案内面68を傾斜面としてもい。
図20、図21および下記表1を用いて、本発明が適用された例のファン32の送風量と、比較例の送風量とについてのシミュレーション結果について説明する。
図20は、本発明に係る冷却庫のファン32、案内部材65,66および冷却器18を模式的に示した図でありシミュレーションを行った、図21は、耳部90,91、ファン32および冷却器18を模式的に示した図である。
なお、下記表1においてファン傾きとは、鉛直方向に延びる仮想線に対するファン32の回転軸線の傾斜角度を意味する。距離Aとは、図20および図21に示すように、ファン32および冷却器18との間の距離を示す。距離Bとは、図21に示すように、案内部材66の上端とファン32との水平方向の距離を意味する。距離Cとは、図20に示す例においては、案内部材66,65の下端部と冷却器18との間の距離を示す。図21においては、距離Cとは、耳部90,91の下端部と冷却器18との間の距離を意味する。距離Dとは、図21に示す耳部90,91と、ファン32との間の距離を意味する。
下記表1において、例1は、図20において、案内部材65,66を設けず、さらに、ファン32が傾斜していない。さらに、距離Aが20mmとされている。
Figure 0004920778
表1において、比率とは、上記の例1の風量を基準として各例2〜22の風量の増減を示す。表1において、例2〜7と、例14,15,18,20,22は、図20に示す例であって、ファンの傾き、距離A、距離Bおよび距離Cを各々変更した例である。表1において、例8,9,10,12,13,17は、形成された図21に示す例において、ファンの傾き、距離A、距離B、距離Cおよび距離Dを適宜変更した例を示す。
表1において、「耳なし」と記載された例1,11,16,19,21は、案内部材65,66が設けられていない例を示し、ファンの傾きおよび距離Dを適宜変更した例を示す。
表1に示すように、例2〜7は、例1と比較して、風量はほとんど変わらない。その一方で、例2〜7は、案内部材65および案内部材66を備えており、外部の熱によって、冷却器18によって冷却された空気が暖められることを抑制することができる。さらに、案内部材65,66に替えて、図4などに示す案内壁部50,51とすることで、アキュームレータ19および制御部30などの機器を収容可能な収容室54および収容室55を形成することができる。
例20および例22に示すように、ファン32を傾けることで、ファン32を傾けない場合よりも送風量の向上を図ることができることが分かる。ここで、例2〜7は、例8〜10よりも、送風量が多いことが分かる。例14,15の送風量は、例12,13の送風量よりも多いことが分かる。例18の送風量は、例17に示す送量よりも多いことが分かる。このため、本発明に係る冷却庫1のファン32の冷却効率は、図21に示す冷却庫の冷却効率よりも高いことが分かる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、冷却庫に適用することができる。
2 筐体、3 外箱、4 内箱、5 断熱材、6 冷蔵室、7 製氷室、8 冷凍室、9 野菜室、10,11,12,13 扉、14,15 断熱壁、16 機械室、17 圧縮機、17 例、18 冷却器、19 アキュームレータ、20 天板壁、21 背面壁、22 冷気通路、23,25,26 隔壁部、24,54,55 収容室、27,80,81 冷却通路、28,32 ファン、29 ダンパ、30 制御部、31 開口部、33 ヒータ、34 ヒータカバ、35,36 戻り通路、37 冷媒管、38 冷却フィン、39 始端部、40 終端部、41,42 側壁部、43 上壁部、44 主壁部、45 平坦部、46 傾斜部、50,50,51,51 案内壁部、52,53 ルーバ、56,57 支持部材、60,61,62,63 隙間、65,66,65,66,66,65,70,71 案内部材、67,68,72,73 案内面、74 とおり接合点、74 接合点、75,75,76,76 下端部、90,91 耳部、A,B,C,D 距離、R 回転方向。

Claims (8)

  1. 冷却対象物を冷却する冷却室と、
    前記冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、
    前記冷却器が収められると共に、前記冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、
    前記冷却器収容室の内側面のうち、前記冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、
    前記開口部に設けられ、前記冷気を前記開口部から前記冷却室に供給するファンと、
    前記冷却器収容室内に設けられると共に、前記ファンの側方から前記ファンの上端側に向けて延び、前記冷却器からの冷気を前記ファンに案内する案内壁部と、
    前記冷却器に接続された気液分離器と、
    前記案内壁部に対して前記ファンと反対側に位置し、前記案内壁部および前筐体の間に形成され、前記気液分離器が収容された機器収容室と、
    を備えた、冷却庫。
  2. 冷却対象物を冷却する冷却室と、
    前記冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、
    前記冷却器が収められると共に、前記冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、
    前記冷却器収容室の内側面のうち、前記冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、
    前記開口部に設けられ、前記冷気を前記開口部から前記冷却室に供給するファンと、
    前記冷却器収容室内に設けられると共に、前記ファンの側方から前記ファンの上端側に向けて延び、前記冷却器からの冷気を前記ファンに案内する案内壁部と、
    前記冷却器の駆動を制御する制御部と、
    前記案内壁部に対して前記ファンと反対側に位置し、前記案内壁部および前筐体の間に形成され、前記制御部が収容された機器収容室と、
    を備えた、冷却庫。
  3. 前記機器収容室には、前記冷却器からの冷気を取りれる取入口と、前記機器収容室内の空気を前記ファンに向けて排気する排気口とが形成された、請求項1または請求項2に記載の冷却庫。
  4. 前記案内壁部は、断熱材料から形成された、請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷却庫。
  5. 前記筐体は、前記冷却室側に位置する隔壁部と、前記隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、前記第1側壁部と対向する第2側壁部と、前記隔壁部と対向する背面壁部と、前記隔壁部の上端に設けられた上壁部とを含み、
    前記隔壁部および前記第1側壁部によって第1角部が形成され、
    前記隔壁部および前記第2側壁部によって第2角部が形成され、
    前記案内壁部は、前記ファンと隣り合う第1案内側壁部と、前記ファンに対して前記第1案内側壁部と反対側に位置する第2案内側壁部とを含み、
    前記機器収容室は、前記第1角部および前記第1案内側壁部によって形成された第1分割収容室と、前記第2角部および前記第2案内側壁部によって形成された第2分割収容室とを含む、請求項1から請求項のいずれかに記載の冷却庫。
  6. 冷却対象物を冷却する冷却室と、
    前記冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、
    前記冷却器が収められると共に、前記冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、
    前記冷却器収容室の内側面のうち、前記冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、
    前記開口部に設けられ、前記冷気を前記開口部から前記冷却室に供給するファンと、
    前記冷却器収容室内に設けられると共に、前記ファンの側方から前記ファンの上端側に向けて延び、前記冷却器からの冷気を前記ファンに案内する案内壁部と、
    を備え、
    前記案内壁部は、断熱材料から形成され
    前記筐体は、前記冷却室側に位置する隔壁部と、前記隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、前記第1側壁部と対向する第2側壁部と、前記隔壁部と対向する背面壁部と、前記隔壁部の上端に設けられた上壁部とによって形成され、
    前記開口部は前記隔壁部に形成され、
    前記ファンは、上方に向かうにつれて、前記隔壁部から前記背面壁部に向かうように傾斜させられ、
    前記隔壁部のうち、前記案内壁部と前記第1側壁部との間に設けられた第1ルーバと、前記隔壁部のうち、前記案内壁部と前記第2側壁部との間に設けられた第2ルーバとをさらに備え、
    前記第1ルーバおよび前記第2ルーバは、上方に向かうにつれて、前記隔壁部から前記背面壁部に向かうように傾斜させられた、冷却庫。
  7. 冷却対象物を冷却する冷却室と、
    前記冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、
    前記冷却器が収められると共に、前記冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、
    前記冷却器収容室の内側面のうち、前記冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、
    前記開口部に設けられ、前記冷気を前記開口部から前記冷却室に供給するファンと、
    前記冷却器収容室内に設けられると共に、前記ファンの側方から前記ファンの上端側に向けて延び、前記冷却器からの冷気を前記ファンに案内する案内壁部と、
    前記案内壁部に対して前記ファンと反対側に位置し、前記案内壁部および前筐体の間に形成され、機器を収容可能な機器収容室と、
    を備え、
    前記筐体は、前記冷却室側に位置する隔壁部と、前記隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、前記第1側壁部と対向する第2側壁部と、前記隔壁部と対向する背面壁部と、前記隔壁部の上端に設けられた上壁部とによって形成され、
    前記開口部は前記隔壁部に形成され、
    前記ファンは、前記第1側壁部側、前記上壁部側および前記第2側壁部側を順次通るように回転し、
    前記冷却器収容室のうち、前記冷却器よりも上方であって、前記ファンと前記第1側壁部との間にする容積は、前記冷却器よりも上方であって、前記ファンと前記第2側壁部との間にする容積よりも大きい冷却庫。
  8. 冷却対象物を冷却する冷却室と、
    前記冷却室に供給される冷気を生成する冷却器と、
    前記冷却器が収められると共に、前記冷却器から上方に向けて延びる冷却器収容室を形成する筐体と、
    前記冷却器収容室の内側面のうち、前記冷却器よりも上方に位置する部分に形成された開口部と、
    前記開口部に設けられ、前記冷気を前記開口部から前記冷却室に供給するファンと、
    前記冷却器収容室内に設けられると共に、前記ファンの側方から前記ファンの上端側に向けて延び、前記冷却器からの冷気を前記ファンに案内する案内壁部と、
    を備え、
    前記案内壁部は、断熱材料から形成され、
    前記筐体は、前記冷却室側に位置する隔壁部と、前記隔壁部の側辺に設けられた第1側壁部と、前記第1側壁部と対向する第2側壁部と、前記隔壁部と対向する背面壁部と、前記隔壁部の上端に設けられた上壁部とによって形成され、
    前記開口部は前記隔壁部に形成され、
    前記ファンは、前記第1側壁部側、前記上壁部側および前記第2側壁部側を順次通るように回転し、
    前記冷却器収容室のうち、前記冷却器よりも上方であって、前記ファンと前記第1側壁部との間にする容積は、前記冷却器よりも上方であって、前記ファンと前記第2側壁部との間にする容積よりも大きい、冷却庫。
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