JP2006183894A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Naoki Kuroda
直己 黒田
Koichi Shibata
耕一 柴田
Kazufumi Sasamura
和文 笹村
Makoto Ashida
誠 芦田
Shintaro Yamawaki
信太郎 山脇
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/068Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans
    • F25D2317/0681Details thereof

Abstract

【課題】
冷蔵庫使用者の使い勝手と、内容積効率の向上をともに図れる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】
冷却器にて生成した冷気を、送風機25により冷蔵温度室21と冷凍温度室22とに導く構成を備えた冷蔵庫20において、冷蔵温度室21と冷凍温度室22とを上下に仕切る仕切り部材23と、仕切り部材23の後方であって仕切り部材23の前方投影面よりも下側に、鉛直線に対して傾斜して配設される送風機25と、送風機23の下方に配置され、冷蔵庫20の側方縦断面における送風機25の下方投影面内に収めて配設される冷却器24とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送風機を有する冷蔵庫に関する。
送風機を有する冷蔵庫の従来例として特許文献1の記載の構成がある。この特許文献1では、冷蔵庫の上部に冷蔵室、冷蔵庫の下部に冷凍室、冷蔵室と冷凍室との間に野菜室をそれぞれ設け、冷凍室の後に熱交換器を配置し、野菜室の後に冷気分配器と送風機を配置して、実装効率を向上させていた。
また、野菜室の引出ドアの上端部の高さを、冷蔵庫の設置面から850mm以上で1,000mm以下の範囲として、野菜室の使い勝手を良好にしていた。
特許第2913285号公報
特許文献1に記載の構成は、野菜室の後方に、野菜室と庫内温度が著しく異なる冷気送出するための圧力室(以下、本明細書において、送風機の下流側で、各貯蔵室へと冷気を送る冷気通路の上流側の空間を圧力室と称する。)があるので、この圧力室と野菜室との間には縦断熱壁を設置していた。したがって、この送風機、圧力室及び縦断熱壁の設置のために、野菜室の奥行寸法が小さくなってしまい、内容積効率が低下してしまうという問題があった。
この問題について、図6に示す従来構成の要部縦断面図により、詳細を説明する。冷蔵庫1は、上部に冷蔵室1a、下部に冷凍室1cが配設され、冷蔵室1aと冷凍室1cとの間に冷蔵室1aと室内温度が近似した野菜室1bを備えている。野菜室1bと冷凍室1cとの間は断熱横仕切2によって仕切られており、冷蔵温度室と冷凍温度室との間を断熱している。冷凍室1cの後には冷却器4が配置され、冷却器4の上方の野菜室1bの後方の空間には送風機5が配置されている。
ここで、この構成による庫内の冷却方法を説明する。冷却器4で生成された低温度の冷気は、送風機5により吸引されてほぼ垂直に上昇し、送風機5の前面に形成された圧力室6に送られる。圧力室6の冷気は送風機5の運転によって、冷凍室冷却用冷気通路9と、冷気分配器7を通して冷蔵室と野菜室を冷却する冷気通路8とに分流して、それぞれの室を所定の温度に冷却する。
圧力室6内の温度は、野菜室1bの温度が0℃から+3℃程度であるのに対して、−20℃から−30℃程度となり、野菜室1bの温度よりはるかに低温度となる。そこで、野菜室1bが過冷却とならないように、野菜室1bと圧力室6との間には、断熱材で形成した縦断熱壁3を必要とする。したがって、縦断熱壁3の容積分だけ野菜室1bの奥行きが小さくなり、内容積効率が低下してしまう。
送風機5、圧力室6及び縦断熱壁3によって生ずる無効空間をなくすためには、冷却器4上方の送風機5及び圧力室6を断熱横仕切2よりも下側に配設することが考えられる。このような構成とした場合、圧力室が野菜室よりもはるかに低温度であったとしても、両室の間は断熱横仕切によって断熱されるため、図6に示すような縦断熱壁3を必要としない。したがって、野菜室の無効空間は大幅に削減され、内容積効率が格段に向上させることができる。
しかし、特許文献1にも記載されているように、冷蔵庫20の中段位置に引出し式扉によって閉塞される貯蔵室を有する場合には、冷蔵庫の使い勝手を考慮すると、扉の高さを無制限に変えることはできない。すなわち、上述のような方法で内容積効率を向上させると、必然的に断熱横仕切2の高さが上方へシフトせざるを得ず、野菜室の配設位置が高くなってしまうという問題が生ずる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、冷蔵庫使用者の使い勝手と、内容積効率の向上をともに図れる冷蔵庫を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、冷却器にて生成した冷気を送風機により冷蔵温度室と冷凍温度室とに導く構成を備えた冷蔵庫において、本発明は、
前記冷蔵温度室と前記冷凍温度室とを上下に仕切る仕切り部材と、
この仕切り部材の後方であってこの仕切り部材の前方投影面よりも下側に、鉛直線に対して傾斜して配設される送風機と、
前記送風機の下方に配置され、前記冷蔵庫の側方縦断面における前記送風機の下方投影面内に収めて配設される冷却器とを備えた。
また、上記の冷蔵庫において、前記送風機よりも上方かつ下流側にダンパーを備え、このダンパーを前記冷蔵庫の側方縦断面における前記送風機の上方投影面内に収め、かつ、前記仕切り部材の後方投影面内に収めて配設した。
また、上記の冷蔵庫において、前記送風機の下流側に、前記送風機の軸部側に突出する突起を備え、前記冷蔵温度室側の冷気通路と前記冷凍温度室側の冷気通路とに冷気を分ける構成とした。
また、上記の冷蔵庫において、前記ダンパーは前記送風機の幅よりも広い幅を有し、前記ダンパーの開口部の幅方向の中央位置を、前記送風機の中心よりも前記送風機の回転方向側に位置させた。
また、上記の冷蔵庫において、前記送風機を、前記冷却器のフィン配設部の上端高さと、前記仕切り部材の上方部高さとの高低差よりも、前記上端高さと前記送風機の上端高さの差よりも小さく角度で傾斜させた。また、前記送風機の径D1、前記送風機の送風方向の厚さD1’、前記冷却器の奥行寸法D3、前記ダンパーの開口の奥行寸法Dに対し、
D1sin(θ1)+D1’cos(θ1)>D3、及び、
D1sin(θ1)+D1’cos(θ1)>D
の関係を満たすθ1角度に前記送風機を傾斜させた。
また、前記ダンパーの下流側に前記冷蔵温度室へ至る冷気通路を備え、この冷気通路を前記ダンパーの開口部の断面積よりも小さい断面積とした。
本発明によれば、冷蔵庫使用者の使い勝手と、内容積効率の向上をともに図れる冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例を示す冷蔵庫の要部の縦断面図である。本実施例の冷蔵庫20は、その上部に冷蔵室21aと、この冷蔵室21aと庫内温度が近似した野菜室21bとを有する冷蔵温度室21を有しており、その下方に製氷室22aと、この製氷室22aと庫内温度が近似した冷凍室22bとを有する冷凍温度室22を有している。冷蔵温度室21と冷凍温度室22は庫内温度が著しく異なるように設定されており、例えば、冷蔵温度室21は0℃からプラス10℃程度、冷凍温度室22はマイナス10℃からマイナス30℃程度に設定されている。したがって、冷蔵温度室21と冷凍温度室22とを上下に仕切る仕切り部材23は、所定の断熱性能を有し、所定の厚さを有する断熱部材、例えば、スチレン発泡体やウレタン発泡体若しくは真空断熱材により形成されている。
冷凍温度室22奥側には、内箱面と冷凍温度室22との間にほぼ垂直に、フィン高さH3を有する冷却器24が設置されており、冷却器24で生成した冷気は、冷却器24上方の送風機25により吸引されてほぼ垂直に上昇して、送風機25の吐出側に形成した圧力室26に導かれるように構成してある。また、圧力室26は、仕切り部材23の後方で、且つ、仕切り部材23と冷蔵庫背面壁20aとが交差する部分を一部含んで、設置されている。換言すれば、仕切り部材23と冷蔵庫背面壁20aとが交差する断熱壁厚肉部を利用し圧力室26を設けている。
このために、送風機25の羽根は、冷蔵庫背面壁20aに沿ってほぼ垂直に上昇する冷気風路に対して傾斜して設けられている。この送風機25の傾斜配設については後述する。圧力室26から上方の冷蔵温度室用冷気通路28へと至る冷気の量を調節するダンパー27は、仕切り部材23の後方で、かつ、仕切り部材23と冷蔵庫背面壁20aとが交差する断熱厚肉部分を一部含んだ位置に設けられており、この位置で開閉することによって、冷蔵温度室への冷気の供給量が制御される。また、ダンパー27は送風機25の上方に空間を介して積み上げるように設置されている。換言すれば、送風機25の羽根とダンパー27とを、下方への投影面(以下、平面投影面という。)がお互いに重なるように配置されている。この配置の詳細については後述する。また、図からわかるとおり、ダンパー27は、仕切り部材23の後方投影面内に収めて配設されている。
図2は本実施例の冷気通路を模式的に示す冷蔵庫の正面図であり、前述の図1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。冷却用フィンの幅寸法W3を有する冷却器24の上方に送風機25を、送風機25の上方で、かつ、送風機25の吐出側に形成した圧力室26の上方にダンパー27を、順に空間を介して積み上げるように設置してあり、ダンパー27の上方には複数の冷気吐出口28aを設けた冷蔵温度室用冷気通路28が配設されている。送風機25とダンパー27との位置関係は、図2に示すように、送風機25の吐出側に形成した圧力室26の冷気吐出方向にダンパー27の開口27aを設置して、送風機25よりの吐出冷気がダンパー27の開口27aを通して冷蔵温度室用冷気通路28にスムーズに吐出されるように構成してある。
また、送風機25よりの吐出冷気が圧力室26を通してスムーズにダンパー27の開口27aに入るように、送風機25と温度設定用ダンパー27との位置寸法W6、W7を設定してある。つまり、例えば、送風機25の羽根回転方向が本正面図に示す右回転のときは、寸法関係を「W7>W6」として、送風機25よりの吐出冷気が圧力室26を通してスムーズにダンパー27の開口27aへと導いている。換言すれば、送風機25の羽根とダンパー27とを、互いの平面投影面が重なるように配置するとともに、ダンパー27の開口部27aの幅寸法を送風機25の羽根25aの外径寸法D1(図3参照)よりも幅方向に広くとり、ダンパー27の開口27aの幅方向の中心を、送風機25の幅方向の中心位置に対し、送風機25の回転方向側(本正面図に示す右側)に位置させるように構成してある。
また、冷凍温度室22を冷却する冷気は、圧力室26で冷蔵温度室21を冷却する冷気と分けられ、冷凍温度室用冷気通路31に設けられた複数の冷気吐出口31aを通して、冷凍貯蔵室22内に流入し、冷凍貯蔵室22を所定の温度に冷却保持するように構成されている。
また、W4は、後述するように、送風機25の配設位置付近の内箱面に設けられた凹部34の幅寸法であり、凹部34の幅寸法W4は、冷却器24で生成された冷気を、送風機25により効率よく循環するために、羽根25aの外径寸法D1より大きく、かつ、冷却器24の冷却用フィンの幅寸法W3に対して、1/2以上の大きさ(W3/2以上の大きさ)にするのが望ましい。
次に、図3を用いて圧力室26付近の構成について説明する。図3は図2におけるA−A線の要部の断面図である。送風機25は、ほぼ垂直に設置された冷却器24において生成された冷気を、矢印Gのように冷却器24側から吸引して、冷蔵温度室21や冷凍温度室22に吐出する。この送風機25の羽根25aを垂直方向の風路に対して角度θ1だけ傾斜させることにより、送風機25の吐出側に形成した圧力室26を、冷蔵温度室21と冷凍温度室22とを上下に仕切る仕切り部材の後方に設置するように構成してある。換言すれば、送風機の吐出側に形成した圧力室26を、冷蔵温度室21と冷凍温度室22とを上下に仕切る仕切り部材23の後方に形成すべく、矢印Gで示すような冷気流れとなる垂直方向の風路の中心線に対して送風機25の羽根25aを角度θ1(例えば45度)を設定して傾斜させたものである。
なお、この角度θ1は、冷蔵庫全体における仕切り部材23の配置位置と、冷却器24の高さ寸法H3と、傾斜させた送風機の羽根25aの高さ寸法H1と、冷却器24と送風機の羽根25aの間隔寸法H2と、送風機の羽根25aの外形寸法D1と、冷却器24の奥行き寸法D3との相関関係により設定される。ただし、少なくとも冷却器24のフィン配設部の上端高さと、仕切り部材23の上方部高さ(野菜室21bの底面高さ)との高低差よりも、(H1+H2)が小さくなるように各寸法を設定している。
仕切り部材23の後方位置には、圧力室26内の送風機25の出口に冷気分配用部材である突起部33が設けられている。この突起部33により、圧力室26内の冷気を、冷蔵温度室用冷気通路28と冷凍温度室用冷気通路31とにスムーズに分流できる。本実施例では、突起部33は、送風機25の軸部に向かって突出しており、軸部より遠ざかるにしたがって、送風機25からの距離が離れる構成とした。
したがって、本実施例のように送風機25を仕切り部材23の前方投影面よりも下側に配設した場合(少なくとも、軸部を前方投影面よりも完全に下側に配設した場合)には、冷凍室側の圧縮室を仕切り部材23よりも下方に位置させることによって、冷凍室を冷却するための冷気のほとんどは仕切り部材23よりも上方へと向かわず、通風抵抗の低減はもちろん、無効空間の低減にも大きく寄与する。
なお、ここで述べた圧力室26は、送風機の吐出側に形成した空間であり、その大きさは、図3に示すH4の範囲、つまり、送風機25出口からダンパー27の開口27a入口部まで、及び、送風機25出口から冷凍温度室用冷気通路31の最初の吐出口31a1と冷凍温度室用冷気通路31までを意味している。
また、圧力室26の幅方向の大きさは、送風機25周囲のマウスリング部よりも大きく形成されており、冷蔵室側の圧力室の幅は、ダンパー27の幅相当まで連続的または断続的に拡大し、また、冷凍室側圧力室の幅は冷凍温度室冷気通路31幅相当まで連続的または断続的に拡大するような寸法関係としている。この構成については後述する。
冷蔵庫背面壁の一部となる内箱面20bには、送風機25の吸込み風量を拡大するための凹部(球状)34が設けられであり、凹部34は、ほぼ垂直に形成された内箱面20bに対して角度θ1を成して斜めに取り付けられた送風機の羽根の羽根外周入口端25bと近接する内箱面20bで、かつ、前記羽根の延長線25cより下方の内箱面即ち送風機25の上流側に、吸い込み風量を拡大するように設けてある。
換言すれば、送風機25全幅が所定の風量を吸い込みできるに必要な距離L1寸法を確保している。さらに説明するならば内箱面を凹部状にして、凹部34の羽根外周入口端25bからθ2角度(直角)の上流側凸部位置34bと羽根外周入口端25bとの間隔を確保した構成、すなわち、送風機25の奥側の内箱面20a側の吸込み空間をL1寸法確保した構成にしてある。
なお、図中の符号32はマウスリングが設けられるプレートで、送風機25のマウスリング32aを構成すると共に、冷却器24と冷凍温度室用冷気通路31との間を区画する。
次に、幅方向の構成について図4を用いて説明する。図4は、図2におけるB−B線の要部の断面図であ。凹部34の幅寸法W4は、送風機25の羽根25aの外形寸法D1より大きく形成して、送風機25の所定吸い込み風量を確保するように構成されている。また、凹部34の幅寸法W4は、前述した冷却器24の冷却用フィンの幅寸法W3より小さく形成して、凹部34から冷蔵庫外への熱漏洩量をできるだけ少なくするように構成されている。なお、凹部34の幅寸法W4を、冷却器24の冷却用フィンの幅寸法W3の1/2以上とすることにより、送風機25が吸引する冷気の幅方向のばらつき量を非常に小さくすることができるが、凹部34を設置した効果はこの寸法に限られるものではない。尚、図中の符号32aはマウスリングプレート32で送風機25のマウスリングを構成すると共に冷却器24と冷蔵庫22との間を区画する。
図3及び図4に示したように、本実施例のダンパー27、送風機25、冷却器24は、図3に示すような側方から見た縦断面において、送風機25の平面投影面内に、ダンパー27の開口27a及び冷却器24の平面投影面が収まるようにそれぞれ配設される。すなわち、送風機25の径をD1とし、送風方向の厚さをD1’とし、送風機25を鉛直面に対してθ1だけ傾斜させたとき、冷却器24の奥行寸法D3との関係は、
D1sin(θ1)+D1’cos(θ1)>D3
としており、この平面投影面の奥行寸法となるD1sin(θ1)+D2sin(θ1)内に冷却器24のD3寸法が収まるように配設される。
また、ダンパー27の開口27aの奥行寸法をDとすると、
D1sin(θ1)+D1’cos(θ1)>D
の関係にあり、送風機25の平面投影面の奥行寸法となるD1sin(θ1)+D1’cos(θ1)内にダンパー27の開口27aのD寸法が収まるように、送風機25の上方投影面内に配設される。
これらの構成によって、冷却器24によって冷却された冷気が、送風機25によってスムーズにダンパー27より下流側の冷気通路28へと送られ、冷気通路28の断面積をダンパー27の開口27a面積よりも小さくしても冷却能力を維持することができる。このように、冷気通路28を狭く形成しても冷蔵室へと十分に冷気を導くことができることから、野菜室の無効空間の低減だけではなく、冷気通路28が配設される冷蔵室後方の無効空間をも低減することができる。
これらの効果は、送風機25の幅方向の中心位置と、ダンパー27の幅方向の中央部位置をずらして配置することによって、さらに向上する。
図5は、図2におけるC−C線の要部の断面図である。図に示すように、圧力室26は前述した仕切り部材23と冷蔵庫背面壁20aとが交差する部分を一部含んで、形成されている。換言すれば、仕切り部材23と冷蔵庫背面壁20aとが交差する無効容積となる空間20c(圧力室26と送風機25等が設けられている冷却器24の上部空間)を有効活用するように構成されている。圧力室26の一壁を構成するマウスリング32aは、マウスリングプレート32と一体或いは別体にて形成されている。
なお、H5寸法は、ここで言う圧力室26の大きさを示すものであり、冷凍温度室用冷気通路31aの最初の吐出口31a1から上述した空間20cの上端までを意味している。
ここで、H4>H5とすることによって(H4は図3に図示)、圧力室26内の冷気を、ダンパー27を介して冷蔵温度室用冷気通路28へとスムーズに導くことができる。すなわち、圧力室26の幅寸法を送風機25からダンパー27に向かって連続的又は断続的に大きくなるように形成することによって、冷気通路28へと冷気をスムーズに導くことができるだけではなく、冷気通路28内を送られる冷気の進行にも抵抗が少なく、冷蔵室内に十分な冷気を送ることができる。
以上の如く、本実施例は、従来のような圧力室と野菜室間の断熱を行う縦断熱壁がないので、縦断熱壁分だけ野菜室奥行きが大きくなり、内容積効率の向上が図れる冷蔵庫を提供できる。
また、冷蔵庫背面壁と貯蔵室との間に、下から順に、冷却器24、送風機25、ダンパー27を、空間を介して積み上げるように設置することにより、すなわち、送風機の羽根25aとダンパー27とを、互いの平面投影面が重なるように配置し、ダンパー27の開口部27aを送風機の羽根25aよりも幅方向に広く形成するとともに、前述のように、送風機25の中心とダンパー27の開口27aの幅方向中央部とを、送風機25の回転方向側に位置させるようにしたので、冷蔵室への通風がスムーズになり、冷蔵室への所定の通風量が確保しやすいだけではなく、送風によるノイズ音が発生しにくい構造を提供できる。
以上、上記の実施例によれば、冷蔵温度室と冷凍温度室とを上下に仕切る仕切り部材に近接して送風機を設けて、この送風機の羽根を垂直方向の風路に対して傾斜させることによって、送風機の吐出側に形成した圧力室を、仕切り部材の後方に形成したので、従来のような圧力室と野菜室間の断熱を行う縦断熱壁の必要がない。したがって、この縦断熱壁分だけ野菜室奥行を大きくとることができ、内容積効率が向上する。
また、圧力室内に、冷蔵温度室と冷凍温度室に冷気を分流するための冷気分配用突起をダンパよりも下方に設けたので、送風ノイズの発生し難い送風方式が実現できる。
また、送風機の羽根とダンパーとを、互いの平面投影面が重なるように配置し、このダンパーの開口部を送風機の羽根よりも幅広とし、送風機の中心と温度設定用ダンパーの開口部中心とを、送風機の回転方向に偏って配置させたので、冷蔵室への通風がスムーズになる。したがって、冷蔵室への通風量が確保しやすく、送風によるノイズ音が発生し難い構造を実現できる。
また、ダンパーの少なくとも一部を、仕切り部材の後方に設置したので、仕切り部材と冷蔵庫背面壁とが交差する無効容積となる空間を有効利用が可能である。したがって、内容積効率が向上する。
また、垂直方向の風路に対して送風機の羽根を斜めに取り付け、この風路と羽根との角度が鋭角となる側の、羽根外周入口端と近接する内箱面で、且つ、羽根の延長線より下方の内箱面に、吸い込み風量を拡大する凹部を設けたことによって、送風機上流側からの吸込み量を確保でき、冷蔵室への通風量が確保しやすい構成とできる。
このように仕切り部材23、冷却器24、送風機25、ダンパー27を配設することによって、冷蔵庫20の中段位置に引出し式扉によって閉塞される貯蔵室を有する場合であっても、内容積効率の向上とともに、扉の高さを使用者が使いやすい位置に配置することができる。
本発明の一実施例を示す冷蔵庫の要部の縦断面図。 本実施例の冷気通路を模式的に示す冷蔵庫の正面図。 図2におけるA−A線の要部の断面図。 図2におけるB−B線の要部の断面図。 図2におけるC−C線の要部の断面図。 従来例を示す冷蔵庫の要部の縦断面図。
符号の説明
20…冷蔵庫、21…冷蔵温度室、22…冷凍温度室、23…仕切り部材、24…冷却器、25…送風機、26…圧力室、27…ダンパー、28…冷蔵温度室用冷気通路、31…冷凍温度室用冷気通路、33…突起部。

Claims (7)

  1. 冷却器にて生成した冷気を送風機により冷蔵温度室と冷凍温度室とに導く構成を備えた冷蔵庫において、
    前記冷蔵温度室と前記冷凍温度室とを上下に仕切る仕切り部材と、
    この仕切り部材の後方であってこの仕切り部材の前方投影面よりも下側に、鉛直線に対して傾斜して配設される送風機と、
    前記送風機の下方に配置され、前記冷蔵庫の側方縦断面における前記送風機の下方投影面内に収めて配設される冷却器とを備えた冷蔵庫。
  2. 前記送風機よりも上方かつ下流側にダンパーを備え、このダンパーは前記冷蔵庫の側方縦断面における前記送風機の上方投影面内に収め、かつ、前記仕切り部材の後方投影面内に収めて配設される請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記送風機の下流側に、前記送風機の軸部側に突出する突起を備え、前記冷蔵温度室側の冷気通路と前記冷凍温度室側の冷気通路とに冷気を分ける構成とした請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ダンパーは前記送風機の幅よりも広い幅を有し、前記ダンパーの開口部の幅方向の中央位置を、前記送風機の中心よりも前記送風機の回転方向側に位置させた請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記送風機を、前記冷却器のフィン配設部の上端高さと、前記仕切り部材の上方部高さとの高低差よりも、前記上端高さと前記送風機の上端高さの差よりも小さくなる角度で傾斜させた請求項1乃至4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記送風機の径D1、前記送風機の送風方向の厚さD1’、前記冷却器の奥行寸法D3、前記ダンパーの開口の奥行寸法Dに対し、
    D1sin(θ1)+D1’cos(θ1)>D3、及び、
    D1sin(θ1)+D1’cos(θ1)>D
    の関係を満たすθ1角度に前記送風機を傾斜させた請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記ダンパーの下流側に前記冷蔵温度室へ至る冷気通路を備え、この冷気通路を前記ダンパーの開口部の断面積よりも小さい断面積とした請求項1乃至6のいずれかに記載の冷蔵庫。
JP2004375268A 2004-12-27 2004-12-27 冷蔵庫 Withdrawn JP2006183894A (ja)

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