JPWO2016207956A1 - 駆動回路、半導体装置 - Google Patents

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Abstract

第1電圧と第2電圧を生成する1つの定電圧回路と、該第1電圧及び該第2電圧が入力されゲート駆動信号が入力される第1第2出力回路と、該第1出力回路の出力につながる第1端子と、該第2出力回路の出力につながる第2端子と、を備え、該第1出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に該第1端子に該第1電圧を印加し、その後該ゲート駆動信号の電圧を高めて該第1端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に該第1端子に該第2電圧を印加し、該第2出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に該第2端子に該第1電圧を印加し、その後該ゲート駆動信号の電圧を高めて該第2端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に該第2端子に該第2電圧を印加する。

Description

この発明は、複数の半導体スイッチング素子を制御する駆動回路、及びその駆動回路を備えた半導体装置に関する。
特許文献1には、半導体スイッチング素子のミラー電圧を検知し、ゲート電圧を制御することが開示されている。上記技術では、半導体スイッチング素子のターンオン時にはゲート電圧を増強してターンオン動作を速め、ターンオフ時にはミラー時間を調整することで半導体スイッチング素子の並列接続を容易にする。
特許文献2には、半導体スイッチング素子が劣化することを防止する方法として、半導体スイッチング素子に流れる過電流を抑制する方法が開示されている。具体的には半導体スイッチング素子のゲート電圧を制限することにより、半導体スイッチング素子に流れ得る短絡電流を抑制する。
日本特開平11−262243号公報 日本特開2009−71956号公報
出力電流を増大させるために、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの複数の半導体スイッチング素子を並列接続することがある。このとき、並列接続された複数の半導体スイッチング素子は、一斉にターンオンし、一斉にターンオフすることが好ましい。しかしながら、複数の半導体スイッチング素子のVthがばらついていたり、複数の半導体スイッチング素子に異なるタイミングでゲート駆動信号が供給されたりすることがある。
ある半導体スイッチング素子が他の半導体スイッチング素子と比べて早くターンオンすると、その「ある半導体スイッチング素子」に電流が集中する。また、ある半導体スイッチング素子が他の半導体スイッチング素子に比べて遅くターンオフすると、その「ある半導体スイッチング素子」に電流が集中する。このような電流の不均衡は、出力電流が大容量になるほど顕著となり、半導体スイッチング素子へのダメージが大きくなる。
特許文献1では、半導体スイッチング素子毎にゲート電圧を検知する回路及び制御する回路が必要となるため、並列接続する半導体スイッチング素子の数が増加すると、制御が複雑化する問題があった。また、並列接続された半導体スイッチング素子のゲート配線を共通としていることから、ゲート発振の問題もある。
特許文献2に開示される駆動回路を、並列接続された半導体スイッチング素子毎に設けると、複数の半導体スイッチング素子に供給されるゲート駆動信号のタイミングがばらつく問題があった。
このように、複数の並列接続された半導体スイッチング素子のスイッチングのタイミングがばらつくことにより特定の半導体スイッチング素子に電流が集中する問題については、これまで十分な検討がなされていなかった。
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであり、並列に接続された複数の半導体スイッチング素子のスイッチング時に特定の半導体スイッチング素子に大電流が流れることを抑制できる駆動回路及び半導体装置を提供することを目的とする。
本願の発明にかかる駆動回路は、第1電圧と第2電圧を生成する1つの定電圧回路と、該定電圧回路に接続され、該第1電圧及び該第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される第1出力回路と、該定電圧回路に接続され、該第1電圧及び該第2電圧が入力され、該ゲート駆動信号が入力される第2出力回路と、該第1出力回路の出力につながる第1端子と、該第2出力回路の出力につながる第2端子と、を備え、該第1出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ該第1端子に該第1電圧を印加し、該第1期間の経過後には該ゲート駆動信号の電圧を高めて該第1端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ該第1端子に該第2電圧を印加し、該第2出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に該第1期間だけ該第2端子に該第1電圧を印加し、該第1期間の経過後には該ゲート駆動信号の電圧を高めて該第2端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に該第2期間だけ該第2端子に該第2電圧を印加することを特徴とする。
本願の発明にかかる半導体装置は、第1電圧と第2電圧を生成する1つの定電圧回路と、該定電圧回路に接続され、該第1電圧及び該第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される複数の出力回路と、該複数の出力回路の出力につながる複数の端子と、該複数の端子に接続され、並列に接続された複数の半導体スイッチング素子と、を備え、該複数の出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ該複数の端子に該第1電圧を印加し、該第1期間の経過後には該ゲート駆動信号の電圧を高めて該複数の端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ該複数の端子に該第2電圧を印加することを特徴とする。
本願の発明に係る他の駆動回路は、第1電圧と第2電圧を生成する第1定電圧回路と、第3電圧と第4電圧を生成する第2定電圧回路と、該第1定電圧回路に接続され、該第1電圧及び該第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される第1出力回路と、該第2定電圧回路に接続され、該第3電圧及び該第4電圧が入力され、該ゲート駆動信号が入力される第2出力回路と、該第1出力回路の出力につながる第1端子と、該第2出力回路の出力につながる第2端子と、を備え、該第1出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ該第1端子に該第1電圧を印加し、該第1期間の経過後には該ゲート駆動信号の電圧を高めて該第1端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ該第1端子に該第2電圧を印加し、該第2出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に該第1期間だけ該第2端子に該第3電圧を印加し、該第1期間の経過後には該ゲート駆動信号の電圧を高めて該第2端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に該第2期間だけ該第2端子に該第4電圧を印加し、該第1定電圧回路、該第2定電圧回路、該第1出力回路及び該第2出力回路を1つのICとしたことを特徴とする。
本願の発明に係る他の駆動回路は、第1電圧と第2電圧を生成する第1定電圧回路と、該第1電圧と該第2電圧と同じ電圧を生成する第2定電圧回路と、該第1定電圧回路に接続され、該第1電圧及び該第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される複数の第1出力回路と、該第2定電圧回路に接続され、該第1電圧及び該第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される複数の第2出力回路と、該複数の第1出力回路の出力と該複数の第2出力回路の出力につながる複数の端子と、を備え、該複数の第1出力回路と該複数の第2出力回路は、該ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ該複数の端子に該第1電圧を印加し、該第1期間の経過後には該ゲート駆動信号の電圧を高めて該複数の端子に印加し、該ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ該複数の端子に該第2電圧を印加し、該第1定電圧回路、該第2定電圧回路、該複数の第1出力回路及び該複数の第2出力回路を1つのICとしたことを特徴とする。
本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
この発明によれば、並列接続された複数の半導体スイッチング素子のスイッチング時に、1つの定電圧回路で生成した電圧を印加するので、特定の半導体スイッチング素子に大電流が流れることを抑制できる。
実施の形態1に係る駆動回路のブロック図である。 第1出力回路の一例を示す回路図である。 波形図である。 実施の形態2に係る定電圧回路の回路図である。 実施の形態3に係る駆動回路のブロック図である。 実施の形態4に係る駆動回路のブロック図である。 実施の形態5に係る半導体装置の回路図である。 実施の形態6に係る駆動回路のブロック図である。 実施の形態7に係る駆動回路のブロック図である。
本発明の実施の形態に係る駆動回路と半導体装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る駆動回路10のブロック図である。駆動回路10は1つのIC(集積回路)で形成されている。駆動回路10は、外部からゲート駆動信号を受ける入力端子12と、外部へゲート駆動信号を出力する第1第2端子24、26とを備えている。第1端子24には第1半導体スイッチング素子のゲートが接続され、第2端子26には第1半導体スイッチング素子に並列接続された第2半導体スイッチング素子のゲートが接続される。第1第2半導体スイッチング素子は特に限定されないが例えばIGBTである。駆動回路10は並列接続された複数の半導体スイッチング素子を制御するものである。
入力端子12には信号伝達回路14が接続されている。信号伝達回路14は入力端子12から入力された信号に同期して、ゲート駆動信号(Preout)を生成する。信号伝達回路14は、少なくとも、フィルタ回路、ディレイ回路、又はレベルシフト回路のいずれか1つを備える。フィルタ回路は入力された信号に含まれるノイズを除去する回路である。ディレイ回路は、上下アームの半導体スイッチング素子が交互にオンオフを繰り返す場合において、上下アームの半導体スイッチング素子が同時にオンして電源を短絡することを防止するために設けられるデットタイム(オフ期間)を設定する回路である。レベルシフト回路は、制御対象の半導体スイッチング素子が高電圧で駆動するタイプの素子である場合に、ゲート駆動信号の信号レベルを高める回路である。信号伝達回路14は、任意の回路で構成される。
駆動回路10は、第1電圧VEpと第2電圧VEnを生成する1つの定電圧回路16を備えている。定電圧回路16は駆動回路の外に設けてもよい。定電圧回路16を駆動回路10の中に設ける場合も駆動回路10の外に設ける場合も定電圧回路は1つである。定電圧回路16は、第1電圧VEpと第2電圧VEnを外部に出力するものであればよく、その構成は任意である。
駆動回路10は、第1出力回路20及び第2出力回路22を備えている。第1出力回路20は、信号伝達回路14及び定電圧回路16に接続され、ゲート駆動信号、第1電圧、第2電圧を受ける。第2出力回路22は、信号伝達回路14及び定電圧回路16に接続され、ゲート駆動信号、第1電圧、第2電圧を受ける。第1出力回路20の出力に第1端子24がつながっている。第1出力回路20の出力は第1端子24に印加される。第2出力回路22の出力に第2端子26がつながっている。第2出力回路22の出力は第2端子26に印加される。
第1出力回路20と第2出力回路22は、ゲート駆動信号Preoutに同期して、出力信号を出力する。具体的には、ゲート駆動信号Preoutの立ち上りに同期して第1、第2端子24、26の信号OUTa、OUTbが立ち上り、ゲート駆動信号Preoutの立ち下がりに同期して第1、第2端子24、26の信号OUTa、OUTbが立ち下がる。
第1出力回路20は、第1制限回路20a、第1遅延回路20b、及び第1駆動回路20cを備えている。第2出力回路22は、第2制限回路22a、第2遅延回路22b、及び第2駆動回路22cを備えている。
第1制限回路20aと第2制限回路22aは、ゲート駆動信号Preoutを受け、ゲート駆動信号Preoutに同期して出力信号の電圧値を制限する回路である。具体的には、ゲート駆動信号Preoutの立ち上り時において出力信号OUTa、OUTbの上昇を第1電圧VEpに制限し、ゲート駆動信号Preoutの立ち下がり時において、出力信号OUTa、OUTbの低下を第2電圧VEnに制限する。
第1遅延回路20bと第2遅延回路22bは、ゲート駆動信号Preoutを遅延させる回路である。第1遅延回路20bと第2遅延回路22bによるゲート駆動信号の遅延時間は、複数の半導体スイッチング素子に同一タイミングでゲート駆動信号が供給された際のスイッチングのタイミングのばらつきに対し、十分に長いものとする。つまり、複数の半導体スイッチング素子の特性ばらつきに起因して生じるスイッチングの時間差よりも長い時間を遅延時間とする。
第1駆動回路20cと第2駆動回路22cは、定常時(非スイッチング時)における出力信号OUTa、OUTbの電圧値を制御する回路である。第1駆動回路20cは、第1遅延回路20bにより遅延したゲート駆動信号Preoutにより駆動される。第2駆動回路22cは、第2遅延回路22bにより遅延したゲート駆動信号Preoutにより駆動される。
このように、第1出力回路20と第2出力回路22は、信号伝達回路14から入力されたゲート駆動信号を出力する。信号伝達回路14、定電圧回路16、第1出力回路20、及び第2出力回路22は、1つのICとして形成されている。
図2は、第1出力回路20の一例を示す回路図である。第1出力回路20には、第1電圧VEp、ゲート駆動信号Preout、第2電圧VEnが入力される。第1制限回路20aはソースフォロワ回路である。つまり、第1制限回路20aは、ソースフォロワ接続されたNMOS36とPMOS38を備えている。NMOS36とPMOS38は、それぞれ、インバータ32、34の出力により制御される。
インバータ32、34はインバータ30を経由したゲート駆動信号Preoutに同期して、NMOS36とPMOS38のゲートに電圧を印加する。インバータ32の電源電圧は第1電圧VEpである。インバータ32は、ゲート駆動信号Preout=H(High)のとき、NMOS36のゲート電圧を第1電圧VEpとする。他方、インバータ34の基準電位は第2電圧VEnである。インバータ34は、ゲート駆動信号Preout=L(Low)のとき、PMOS38のゲート電圧を第2電圧VEnとする。そのため、第1制限回路20aの出力は、ゲート駆動信号Preoutに同期し、NMOS36とPMOS38のゲート電圧値に対応した電圧値に制限される。
第1電圧VEpと第2電圧VEnは、並列接続された複数の半導体スイッチング素子の何れかに集中した電流値がその半導体スイッチング素子の破壊耐量以下となるように設定される。
図2において、第1駆動回路20cは直列接続されたPMOS50とNMOS52を備えている。PMOS50及びNMOS52は、第1遅延回路20bにより遅延されたゲート駆動信号Preoutにより制御される。
図2において、第1遅延回路20bはディレイ回路40、42を備えている。ディレイ回路40、42は入力される信号の立ち上り時のみ信号を遅延させる。例えば、ゲート駆動信号Preoutの立ち上り時は、ゲート駆動信号はディレイ回路40により遅延される。遅延させられたゲート駆動信号はディレイ回路40の後段のNOT回路(インバータ)によって反転し、PMOS50に入力される。
他方、ゲート駆動信号Preoutの立ち下がり時は、NOT回路によって反転した信号がディレイ回路42により遅延される。遅延されたゲート駆動信号はNMOS52に入力される。
ゲート駆動信号Preoutの立ち上り時には、まず、第1制限回路20aにより第1端子24に第1電圧VEpが印加され、一定の遅延時間経過後PMOS50がオンする。他方、ゲート駆動信号Preoutの立ち下り時には、まず第1制限回路20aにより第1端子24に第2電圧VEnが印加され、一定の遅延時間経過後NMOS52がオンする。つまり、ディレイ回路40、42によりゲート駆動信号Preoutが遅延している期間において、第1端子24の電圧値を第1電圧VEp又は第2電圧VEnに制限することができる。
なお、第2出力回路22については、第1出力回路20と同じ回路構成とすることができるので説明を省略する。
続いて、駆動回路10の動作について、図3の波形図を参照しつつ説明する。図3において、ゲート駆動信号Preoutの立ち上がりにより、第1期間Taが開始する。図3では時刻t1からt2までの期間が第1期間Taである。第1期間Taにおいては、第1制限回路20aにより、第1端子24に第1電圧VEpが印加される。また、第2制限回路22aにより、第2端子26に第1電圧VEpが印加される。
第1期間Taは第1遅延回路20bと第2遅延回路22bによってゲート駆動信号が遅延される期間に等しい。時刻t2で第1期間が終わると時刻t2からt3まで続く定常期間が始まる。定常期間では、第1遅延回路20bによって遅延されたゲート駆動信号が第1駆動回路20cで増幅されて第1端子24に印加される。第1駆動回路20cは、第1期間Taの後から第2期間の開始(時刻t3)までの間(定常期間)、第1遅延回路20bの出力を増幅して第1端子24に印加する。
定常期間において、第2遅延回路22bによって遅延されたゲート駆動信号が第2駆動回路22cで増幅されて第2端子26に印加される。第2駆動回路22cでは、第2遅延回路22bの出力が増幅され、増幅された信号が第2端子26に印加される。
その後、時刻t3において、ゲート駆動信号Preoutが立ち下がる。時刻t3から時刻t4までの期間は第2期間Tbである。第1制限回路20aは、第2期間Tb中、第1端子24に第2電圧VEnを印加する。第2制限回路22aは、第2期間Tbに第2端子26に第2電圧VEnを印加する。なお、第2期間Tbは第1遅延回路20bと第2遅延回路22bによってゲート駆動信号が遅延される期間に等しい。
本発明によれば、ゲート駆動信号Preoutの立ち上がり時に第1第2端子24、26に印加される電圧を第1電圧VEpに制限し、ゲート駆動信号Preoutの立ち下がり時に第1第2端子24、26に印加される電圧が第2電圧VEnより低下しないようにする。これにより、並列接続された複数の半導体スイッチング素子のスイッチング時のゲート電圧を制限することができ、特定の半導体スイッチング素子に大電流が流れることを抑制できる。
具体的には、複数の半導体スイッチング素子のターンオン時においては相対的に早くターンオンする半導体スイッチング素子に電流が集中する為、その半導体スイッチング素子のゲート電圧の上昇を制限することでその半導体スイッチング素子に大電流が流れることを抑制できる。
複数の半導体スイッチング素子のターンオフ時においては相対的に遅くターンオフする半導体スイッチング素子に電流が集中する為、相対的に早くターンオフする半導体スイッチング素子のゲート電圧の低下を制限することで、特定の半導体スイッチング素子に大電流が流れることを抑制できる。
本発明の効果について、並列接続された2つの半導体スイッチング素子がターンオフする場合を想定し具体的に説明する。ターンオフ時において、Vthのばらつきなどにより、並列接続された何れかの半導体スイッチング素子(例えば第1半導体スイッチング素子)が先行してターンオフすると、第1半導体スイッチング素子に流れていた電流は依然オン状態である他の半導体スイッチング素子(第2半導体スイッチング素子)に流れ込む。つまり、第2半導体スイッチング素子にはオン状態時(定常期間)に流れていた電流が集中することになる。このとき、第2半導体スイッチング素子に流れる電流が破壊耐量以上となると、第2半導体スイッチング素子が劣化又は破壊することがある。
ところが、本発明の実施の形態1に係る駆動回路によれば、先行してターンオフする第1半導体スイッチング素子のゲート電圧の低下を第2電圧VEnに制限することにより、第2半導体スイッチング素子に流れ込む電流値を制限することができる。第2電圧VEnは、第2半導体スイッチング素子に流れ込む電流値が破壊耐量以下となるように設定される。
ところで、第1遅延回路20bと第2遅延回路22bで設定する遅延時間は、複数の半導体スイッチング素子のスイッチングのばらつき(スイッチング時間差)に対して十分に長くする必要がある。しかし、この遅延時間を長くすると所望の制御が実現できない。本発明の実施の形態1では、遅延時間を短くするために、複数の出力回路(第1出力回路20と第2出力回路22)を1つの駆動回路10内に集積した。そして、1つの信号伝達回路14から、複数の出力回路にゲート駆動信号Preoutを供給するので、第1遅延回路20bと第2遅延回路22bに入力されるゲート駆動信号には伝達遅延差がほとんどない。よって、駆動回路10から複数の半導体スイッチング素子に対しほぼ同時にゲート駆動信号を供給できるので、複数の半導体スイッチング素子の動作ばらつきを抑止しつつ、遅延回路(第1遅延回路20b、第2遅延回路22b)で設定する遅延時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1では、1つの定電圧回路16から複数の出力回路に第1電圧と第2電圧を供給した。そのため、複数の出力回路は共通の第1電圧と第2電圧を用いることとなり、複数の半導体スイッチング素子の動作ばらつきを抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る駆動回路10はその特徴を失わない範囲で様々な変形が可能である。例えば、信号伝達回路14は省略してもよい。また、第1出力回路20は、ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ第1端子24に第1電圧VEpを印加し、第1期間の経過後にはゲート駆動信号の電圧を高めて第1端子24に印加し、ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ第1端子24に第2電圧VEnを印加するものである。この機能を有する限り、上記の第1出力回路20とは別の構成を有する第1出力回路を用いてもよい。
第2出力回路22は、ゲート駆動信号の立ち上がりの際に第1期間だけ第2端子26に第1電圧VEpを印加し、第1期間の経過後にはゲート駆動信号の電圧を高めて第2端子26に印加し、ゲート駆動信号の立ち下がりの際に第2期間だけ第2端子26に第2電圧VEnを印加するものである。この機能を有する限り、上記の第2出力回路22とは別の構成を有する第2出力回路を用いてもよい。
実施の形態1では、駆動回路10が2つの出力回路を有し、駆動回路10に2つの半導体スイッチング素子が接続されることとしたが、駆動回路10が有する出力回路の数、及び並列接続される半導体スイッチング素子の数は任意である。例えば、1つの駆動回路で3つの半導体スイッチング素子を制御する場合には、2つの半導体スイッチング素子を制御する場合と比較して、第1電圧VEpを低くし、第2電圧VEnを高くする。多数の半導体スイッチング素子を制御する場合は1つの半導体スイッチング素子に集中する電流が大きくなるおそれがあるが、こうすることで、特定の半導体スイッチング素子に大電流が流れることを抑制できる。
これらの変形は以下の実施の形態に係る駆動回路と半導体装置に適宜応用できる。なお、以下の実施の形態については、実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
実施の形態2に係る駆動回路は定電圧回路の構成に特徴がある。図4は、実施の形態2に係る定電圧回路16の回路図である。定電圧回路16は、抵抗101、102、103、104、105、106と、可変抵抗部110、112と、MOS114、116を備えている。可変抵抗部110は抵抗101と抵抗102の間に複数のヒューズを備えている。可変抵抗部112は抵抗103と抵抗104の間に複数のヒューズを備えている。ヒューズにレーザを照射するか否かを選択することで、可変抵抗部110、112の抵抗値を自在に変更することができる。可変抵抗部110、112の抵抗値を所望の値とし、MOS114、116のゲート入力電圧を制御することで、第1電圧VEpと第2電圧VEnを制御(調節)することができる。
MOS114、116は、ドレイン端子がそれぞれGND、VCCに接続され、ソース端子が端子(VEp、VEnで表されている)に接続されているソースフォロア構成となっている。MOS114、116のソース端子に接続されている抵抗105、106はMOS114、116のソース端子がハイインピーダンスになるのを防止する為に挿入されるものであり、ハイインピーダンスになる懸念がない場合には省略することも可能である。抵抗101、102の何れか一方は定電流源とすることが可能である。また、抵抗103、104の何れか一方を定電流源とすることもできる。
このように、ヒューズを用いて定電圧回路16を構成することにより、第1電圧VEpと第2電圧VEnを調整することができる。これにより、半導体スイッチング素子のVthのばらつきを考慮して、複数の半導体スイッチング素子に最適な第1電圧VEpと第2電圧VEnを設定することができる。
定電圧回路は、溶断の前後で第1電圧VEp又は第2電圧VEnを変化させるヒューズを備える限り、適宜その構成を変更することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る駆動回路は保護回路を設けたことに特徴がある。図5は、本発明の実施の形態3に係る駆動回路のブロック図である。この駆動回路には、信号伝達回路14に接続された1つの保護回路200が設けられている。保護回路200は、第1駆動回路20c又は第2駆動回路22cの電源電圧(VCC)が予め定められた値よりも低下したときに、ゲート駆動信号Preoutを遮断することで、第1駆動回路20cと第2駆動回路22cの出力をストップさせるものである。
このように、1つの保護回路200で複数の駆動回路の保護動作を担うことで、複数の駆動回路に均一の保護をかけることができる。具体的には、保護回路200により複数の駆動回路の出力を一斉にストップすることができるので、複数の半導体スイッチング素子のターンオフのタイミングを揃えることができる。さらに、信号伝達回路14、定電圧回路16、第1出力回路20、第2出力回路22、及び保護回路200を1つのICとすることで、保護回路を駆動回路の外部に設けた場合よりも装置構成を簡素にできる。なお、1つの保護回路を第1駆動回路20cと第2駆動回路22cに接続してそれらの出力をストップさせてもよいし、別の方法でそれらの出力をストップさせてもよい。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4に係る駆動回路のブロック図である。この駆動回路は、駆動回路の温度を測定する温度検出回路202を備えている。温度検出回路202は周知の方法で駆動回路10の温度を測定する。温度検出回路202は定電圧回路16に接続されている。定電圧回路16は、温度検出回路202で測定した温度の情報を得て、駆動回路10の温度が予め定められた温度より高くなった場合、第1電圧VEpを低くし、第2電圧VEnを高くする。このように温度情報と出力電圧(第1電圧と第2電圧)を連動させるのは、例えば増幅器を利用する周知の方法により実現可能である。
半導体装置における主要な発熱源は半導体スイッチング素子であるので、駆動回路10の温度が高ければ半導体スイッチング素子の温度も高いと予測される。そのため、駆動回路10の温度が予め定められた温度より高い場合、半導体スイッチング素子の温度も相当高いと考えられ、そのような高温の複数の半導体スイッチング素子の1つに電流が集中するとその半導体スイッチング素子の劣化が進む。そこで、上記のように、第1電圧VEpを低くし、第2電圧VEnを高くすることで、複数の半導体スイッチング素子の1つに集中する電流値を小さくすることができる。
温度検出回路を駆動回路に設けた場合、温度検出回路で駆動回路の温度を測定し間接的に半導体スイッチング素子の温度を検出することになる。直接的に半導体スイッチング素子の温度を測定したい場合は、温度検出回路を半導体スイッチング素子の上又は近傍に設けてもよい。
実施の形態5.
図7は、実施の形態5に係る半導体装置300の回路図である。半導体装置300は、駆動回路304、306が形成された駆動モジュール302を備えている。駆動回路304、306は基本的には実施の形態1で説明した図1の駆動回路10と同じ構成を有しているが、出力回路と出力用の端子を3つ有している点で図1の駆動回路10と異なっている。
駆動回路304は、入力端子HINからゲート駆動信号の入力を受け、第1端子HO1、第2端子HO2、及び第3端子HO3にゲート駆動信号を出力する。駆動回路306は、入力端子LINからゲート駆動信号の入力を受け、第1端子LO1、第2端子LO2、及び第3端子LO3にゲート駆動信号を出力する。
駆動回路304と駆動回路306のどちらについても、1つの定電圧回路が3つの出力回路に第1電圧と第2電圧を供給する。また、1つの信号伝達回路が3つの出力回路にゲート駆動信号を供給する。
第1端子HO1に半導体スイッチング素子310のゲートが接続され、第2端子HO2に半導体スイッチング素子312のゲートが接続され、第3端子HO3に半導体スイッチング素子314のゲートが接続されている。半導体スイッチング素子310、312、314は並列接続されている。半導体スイッチング素子310、312、314は高電位側の半導体スイッチング素子である。
第1端子LO1に半導体スイッチング素子320のゲートが接続され、第2端子LO2に半導体スイッチング素子322のゲートが接続され、第3端子LO3に半導体スイッチング素子324のゲートが接続されている。半導体スイッチング素子320、322、324は並列接続されている。半導体スイッチング素子320、322、324は低電位側の半導体スイッチング素子である。
複数の出力回路(駆動回路304、306に3つずつ設けられている)は、ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ複数の端子(第1端子HO1、LO1、第2端子HO2、LO2、第3端子HO3、LO3)に第1電圧VEpを印加する。そして複数の出力回路は、第1期間の経過後にはゲート駆動信号の電圧を高めて複数の端子に印加する。複数の出力回路は、ゲート駆動信号の立ち下がりの際には、予め定められた第2期間だけ複数の端子に第2電圧VEnを印加する。
ゲート駆動信号の立ち上がりの際には、並列駆動する半導体スイッチング素子310、312、314のゲート電圧が第1電圧VEp以下に抑制されるので、いずれか1つの素子に過大な電流が流れることはない。また、ゲート駆動信号の立ち下がりの際には並列駆動する半導体スイッチング素子310、312、314のゲート電圧が第2電圧VEn以上に制限されるので、いずれか1つの素子に過大な電流が流れることはない。半導体スイッチング素子320、322、324についても同様の効果を得ることができる。
したがって、本実施の形態によればスイッチングの(タイミングの)ばらつきにより特定の半導体スイッチング素子に大電流が流れることを抑制できる。また、各半導体スイッチング素子を個別のゲート駆動信号により制御する為、ゲート発振の懸念もなく、しかも、半導体スイッチング素子のゲート電圧の検出が不要である為制御も容易である。
並列接続される半導体スイッチング素子として、SOA(安全動作領域)が設定されているものを用いてもよい。その場合、半導体スイッチング素子に流れ得る最大の電流値がSOA内におさまるように第1電圧VEpと第2電圧VEnを設定することで、より安定した大容量の半導体装置を実現することができる。
第1電圧VEpは、ゲート駆動信号の立ち上がり時に複数の半導体スイッチング素子のうち最初にターンオンした素子に定格電流以下の電流が流れる値に設定されることが好ましい。また、第2電圧VEnは、ゲート駆動信号の立ち下がり時に複数の半導体スイッチング素子のうち最後にターンオフした素子に定格電流以下の電流が流れる値に設定されることが好ましい。
1つの駆動回路で制御される半導体スイッチング素子の数は複数であれば特に限定されない。制御対象となる半導体スイッチング素子の数と同数の、出力回路と、端子を設ける。駆動モジュール302に2つの駆動回路を別々に設けるのではなく、これらの2つの駆動回路を1つのIC(集積回路)としてもよい。また、1つの端子から駆動回路304、306にゲート駆動信号を入力させてもよい。駆動回路の出力用の端子と半導体スイッチング素子のゲートとの間にゲート抵抗を設けてもよい。
半導体スイッチング素子としてIGBTを図示したが、他のタイプのスイッチング素子を用いてもよい。電源VBについては、図7に示すように半導体装置300の外部から供給するのではなく、半導体装置の内部で生成してもよい。このような電源生成には、例えばブートストラップダイオードを含むブートストラップ回路を用いるものなど、周知の技術を利用することができる。
図7に示す構成を2つ備えることでブリッジ回路を形成することができ、3つ備えることで3相交流インバータを形成することができる。駆動回路304、306としては、ここまでの実施の形態で説明した駆動回路のいずれかを用いることができる。
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、1つの駆動回路に1つの定電圧回路を設けた。しかし、1つの駆動回路の中に複数の定電圧回路を設けることが適切な場合があるので、そのような場合について実施の形態6、7で説明する。図8は、実施の形態6に係る駆動回路のブロック図である。この駆動回路10は、第1電圧VEp1と第2電圧VEn1を生成する第1定電圧回路16Aと、第3電圧VEp2と第4電圧VEn2を生成する第2定電圧回路16Bを備えている。第1電圧VEp1と第3電圧VEp2は異なり、第2電圧VEn1と第4電圧VEn2は異なる。
第1出力回路20は第1定電圧回路16Aに接続され、第1電圧VEp1及び第2電圧VEn1が入力され、ゲート駆動信号が入力される。第2出力回路22は第2定電圧回路16Bに接続され、第3電圧VEp2及び第4電圧VEn2が入力され、ゲート駆動信号が入力される。
第1出力回路20は、ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ第1端子24に第1電圧VEp1を印加し、第1期間の経過後にはゲート駆動信号の電圧を高めて第1端子24に印加し、ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ第1端子24に第2電圧VEn1を印加する。
第2出力回路22は、ゲート駆動信号の立ち上がりの際に第1期間だけ第2端子26に第3電圧VEp2を印加し、第1期間の経過後にはゲート駆動信号の電圧を高めて第2端子26に印加し、ゲート駆動信号の立ち下がりの際に第2期間だけ第2端子26に第4電圧VEn2を印加する。第1定電圧回路16A、第2定電圧回路16B、第1出力回路20及び第2出力回路22は1つのICに設けられている。
例えば、第1端子24にIGBTのゲートを接続し、第2端子26に前述のIGBTと並列接続されたMOSFETのゲートを接続する場合がある。IGBTとMOSFETでは電気特性が異なるので、IGBTとMOSFETに別々に第1期間(図3のt1からt2までの期間)における上限電圧と第2期間(図3のt3からt4までの期間)における下限電圧を設定することが好ましい。
そこで、本発明の実施の形態6では、第1定電圧回路16Aと第2定電圧回路16Bを設けたので、第1期間と第2期間においてIGBTとMOSFETに別々の電圧を印加することができる。しかも、第1定電圧回路16A、第2定電圧回路16B、第1出力回路20及び第2出力回路22は1つのICに設けられているので、複数の半導体スイッチング素子のスイッチングタイミングのずれ(不均衡)を抑制できる。
このように複数の定電圧回路を設けるのは、異なる種類の半導体スイッチング素子を1つの駆動回路で駆動する場合に有効である。当然ながら、複数の半導体スイッチング素子はIGBTとMOSFETに限定されず、周知の半導体スイッチング素子を適宜利用することができる。
実施の形態7.
図9は、実施の形態7に係る駆動回路のブロック図である。この駆動回路10は、並列接続された10個の半導体スイッチング素子を制御するものである。そのために、10個の出力回路を備える。具体的には5個の第1出力回路210と5個の第2出力回路212を備える。第1定電圧回路16Aは第1電圧VEpと第2電圧VEnを5個の第1出力回路210に供給する。第2定電圧回路16Bも第1電圧VEpと第2電圧VEnを5個の第2出力回路212に供給する。第1定電圧回路16Aが生成する第1電圧と第2定電圧回路16Bが生成する第1電圧は等しく、第1定電圧回路16Aが生成する第2電圧と第2定電圧回路16Bが生成する第2電圧は等しい。
5個の第1出力回路210には、それぞれ、第1定電圧回路16Aが接続され、第1電圧及び第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される。5個の第2出力回路212には、それぞれ、第2定電圧回路16Bが接続され、第1電圧及び第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される。合計10個の出力回路の出力はそれぞれ端子214に接続されている。
10個の出力回路は、それぞれ、図1の第1出力回路20と同等の構成を有している。第1出力回路210と第2出力回路212は、ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ複数の端子に第1電圧VEpを印加し、第1期間の経過後にはゲート駆動信号の電圧を高めて複数の端子に印加し、ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ複数の端子に第2電圧VEnを印加する。第1定電圧回路16A、第2定電圧回路16B、複数の第1出力回路210及び複数の第2出力回路212は1つのICとした。
多数(例えば10個)の並列接続された半導体スイッチング素子を1つの駆動回路で制御する場合、出力回路も多数(例えば10個)必要となる。この場合に1つの定電圧回路で10個の出力回路に第1電圧と第2電圧を供給しようとすると、電圧を供給する配線が長くなってしまい、複数の出力回路に供給される定電圧値にばらつきが生じる場合がある。
この場合、本実施の形態のように定電圧回路を複数個用意することで、複数の出力回路に供給される電圧値を略均等にすることができる。この際、複数の定電圧回路の定電圧値を均一にすることが重要となる。複数の定電圧回路の定電圧値を均一にするためには、例えば、定電圧回路として図4の回路を用いることが有効である。
第1定電圧回路16A、第2定電圧回路16B、複数の第1出力回路210及び複数の第2出力回路212は1つのICとしたので、複数の出力回路の制御ばらつきを抑制できる。
出力回路の数は10個に限定されない。仮に出力回路の数が4つ程度だったとしても、複数の出力回路に対して供給する定電圧値を均一化する必要が生じた場合には、定電圧回路を複数設けるべきである。なお、ここまでの実施の形態で説明した駆動回路の特徴を適宜に組み合わせて、本発明の効果を高めても良い。
10 駆動回路、 12 入力端子、 14 信号伝達回路、 16 定電圧回路、 20 第1出力回路、 20a 第1制限回路、 20b 第1遅延回路、 20c 第1駆動回路、 22 第2出力回路、 22a 第2制限回路、 22b 第2遅延回路、 22c 第2駆動回路、 24 第1端子、 26 第2端子、 200 保護回路、 202 温度検出回路

Claims (13)

  1. 第1電圧と第2電圧を生成する1つの定電圧回路と、
    前記定電圧回路に接続され、前記第1電圧及び前記第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される第1出力回路と、
    前記定電圧回路に接続され、前記第1電圧及び前記第2電圧が入力され、前記ゲート駆動信号が入力される第2出力回路と、
    前記第1出力回路の出力につながる第1端子と、
    前記第2出力回路の出力につながる第2端子と、を備え、
    前記第1出力回路は、前記ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ前記第1端子に前記第1電圧を印加し、前記第1期間の経過後には前記ゲート駆動信号の電圧を高めて前記第1端子に印加し、前記ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ前記第1端子に前記第2電圧を印加し、
    前記第2出力回路は、前記ゲート駆動信号の立ち上がりの際に前記第1期間だけ前記第2端子に前記第1電圧を印加し、前記第1期間の経過後には前記ゲート駆動信号の電圧を高めて前記第2端子に印加し、前記ゲート駆動信号の立ち下がりの際に前記第2期間だけ前記第2端子に前記第2電圧を印加することを特徴とする駆動回路。
  2. 前記第1出力回路は、
    前記第1期間に前記第1端子に前記第1電圧を印加し、前記第2期間に前記第1端子に前記第2電圧を印加する第1制限回路と、
    前記ゲート駆動信号を遅延させて出力する第1遅延回路と、
    前記第1期間の後から前記第2期間の開始までの間、前記第1遅延回路の出力を増幅して前記第1端子に印加する第1駆動回路と、を備え、
    前記第2出力回路は、
    前記第1期間に前記第2端子に前記第1電圧を印加し、前記第2期間に前記第2端子に前記第2電圧を印加する第2制限回路と、
    前記ゲート駆動信号を遅延させて出力する第2遅延回路と、
    前記第1期間の後から前記第2期間の開始までの間、前記第2遅延回路の出力を増幅して前記第2端子に印加する第2駆動回路と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 少なくとも、フィルタ回路、ディレイ回路、又はレベルシフト回路のいずれか1つを備え、前記第1出力回路と前記第2出力回路に前記ゲート駆動信号を出力する1つの信号伝達回路を備えたことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記定電圧回路、前記第1出力回路、前記第2出力回路及び前記信号伝達回路を1つのICとしたことを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  5. 前記第1制限回路と前記第2制限回路はソースフォロワ回路であることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  6. 前記定電圧回路は、溶断の前後で前記第1電圧又は前記第2電圧を変化させるヒューズを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動回路。
  7. 前記第1駆動回路又は前記第2駆動回路の電源電圧が予め定められた値よりも低下したときに前記第1駆動回路と前記第2駆動回路の出力をストップさせる1つの保護回路を備え、
    前記定電圧回路、前記第1出力回路、前記第2出力回路、前記信号伝達回路及び前記保護回路を1つのICとしたことを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  8. 前記駆動回路の温度を測定する温度検出回路を備え、
    前記定電圧回路は、前記温度検出回路で測定した温度の情報を得て、前記駆動回路の温度が予め定められた温度より高くなった場合、前記第1電圧を低くし、前記第2電圧を高くすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の駆動回路。
  9. 第1電圧と第2電圧を生成する1つの定電圧回路と、
    前記定電圧回路に接続され、前記第1電圧及び前記第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される複数の出力回路と、
    前記複数の出力回路の出力につながる複数の端子と、
    前記複数の端子に接続され、並列に接続された複数の半導体スイッチング素子と、を備え、
    前記複数の出力回路は、前記ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ前記複数の端子に前記第1電圧を印加し、前記第1期間の経過後には前記ゲート駆動信号の電圧を高めて前記複数の端子に印加し、前記ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ前記複数の端子に前記第2電圧を印加することを特徴とする半導体装置。
  10. 前記第1電圧は、前記ゲート駆動信号の立ち上がり時に前記複数の半導体スイッチング素子のうち最初にターンオンした素子に定格電流以下の電流が流れる値に設定され、
    前記第2電圧は、前記ゲート駆動信号の立ち下がり時に前記複数の半導体スイッチング素子のうち最後にターンオフした素子に定格電流以下の電流が流れる値に設定されたことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記複数の半導体スイッチング素子の温度を測定する温度検出回路を備え、
    前記定電圧回路は、前記温度検出回路で測定した温度の情報を得て、前記複数の半導体スイッチング素子の温度が予め定められた温度より高くなった場合、前記第1電圧を低くし、前記第2電圧を高くすることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  12. 第1電圧と第2電圧を生成する第1定電圧回路と、
    第3電圧と第4電圧を生成する第2定電圧回路と、
    前記第1定電圧回路に接続され、前記第1電圧及び前記第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される第1出力回路と、
    前記第2定電圧回路に接続され、前記第3電圧及び前記第4電圧が入力され、前記ゲート駆動信号が入力される第2出力回路と、
    前記第1出力回路の出力につながる第1端子と、
    前記第2出力回路の出力につながる第2端子と、を備え、
    前記第1出力回路は、前記ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ前記第1端子に前記第1電圧を印加し、前記第1期間の経過後には前記ゲート駆動信号の電圧を高めて前記第1端子に印加し、前記ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ前記第1端子に前記第2電圧を印加し、
    前記第2出力回路は、前記ゲート駆動信号の立ち上がりの際に前記第1期間だけ前記第2端子に前記第3電圧を印加し、前記第1期間の経過後には前記ゲート駆動信号の電圧を高めて前記第2端子に印加し、前記ゲート駆動信号の立ち下がりの際に前記第2期間だけ前記第2端子に前記第4電圧を印加し、
    前記第1定電圧回路、前記第2定電圧回路、前記第1出力回路及び前記第2出力回路を1つのICとしたことを特徴とする駆動回路。
  13. 第1電圧と第2電圧を生成する第1定電圧回路と、
    前記第1電圧と前記第2電圧と同じ電圧を生成する第2定電圧回路と、
    前記第1定電圧回路に接続され、前記第1電圧及び前記第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される複数の第1出力回路と、
    前記第2定電圧回路に接続され、前記第1電圧及び前記第2電圧が入力され、ゲート駆動信号が入力される複数の第2出力回路と、
    前記複数の第1出力回路の出力と前記複数の第2出力回路の出力につながる複数の端子と、を備え、
    前記複数の第1出力回路と前記複数の第2出力回路は、前記ゲート駆動信号の立ち上がりの際に予め定められた第1期間だけ前記複数の端子に前記第1電圧を印加し、前記第1期間の経過後には前記ゲート駆動信号の電圧を高めて前記複数の端子に印加し、前記ゲート駆動信号の立ち下がりの際に予め定められた第2期間だけ前記複数の端子に前記第2電圧を印加し、
    前記第1定電圧回路、前記第2定電圧回路、前記複数の第1出力回路及び前記複数の第2出力回路を1つのICとしたことを特徴とする駆動回路。
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