JPWO2016199599A1 - 生検針 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る生検針(100)は、長手方向の一端に針先(111)を有する筒状の外針(110)と、先端に形成された針先(121)と先端の針先(121)に向かって傾斜する傾斜面(122)とを有する先端部と、傾斜面(122)よりも基端側の側面に生体組織を採取するためのノッチが形成されたノッチ部(123)と、先端部からノッチ部(123)まで連通する溝(124)と、を有し、外針(110)に対して該外針(110)の長手方向に進退自在に挿通される柱状を成す内針(120)と、を備える。

Description

本発明は、生体組織を採取するための生検針に関する。
従来、病理確定診断等のために、超音波内視鏡による超音波断層像をガイドにし、超音波内視鏡の処置具用チャンネルを介して細長い生検針を観察部位まで誘導して病変組織に穿刺することによって生体組織を採取する生検が行なわれている。生検針として、中空の外針の内部に、先端側側面に組織採取用の切り欠き(ノッチ)が形成された内針を配置し、内針および外針を移動機構で前進或いは後退させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。生検では、生検針の外針が内針のノッチをほぼ覆った状態で生検部位の組織まで生検針を穿刺した後に、ノッチが露出するまで外針先端から内針を突出させる。これによってノッチ内部に生体組織が入り込むため、外針を前進させて、ノッチ内部に入り込んだ生体組織を外針先端で切り取りながら、ノッチ内部に生体組織を確保した状態でノッチを外針で覆う。この状態で生検針を生検部位から引き抜いた後に、外針を後退させることによってノッチを露出させ、ノッチ内部の生体組織を採取している。
特表2009−531115号公報
ところで、前立腺癌の診断のための生検は、現在、経直腸的或いは経会陰的に行われているが、患者への侵襲を低減するために、経尿道的に前立腺内部から生検を行う方法が望まれている。この方法によれば前立腺のカプセル(外側膜)を内側から外に貫かない限り、前立腺の外側を走行する神経に針先が接触することがなく、患者負担をより低減できる可能性がある。
しかしながら、従来の生検針では、検体採取が可能なノッチが針先より5mm程度基端側の部分になってしまうため、前立腺のカプセル境界近くにある組織を採取するためにノッチをカプセル境界近くまで到達させると、針先でカプセルを貫いてしまう場合も考えられ、神経に針先が接触する可能性が否定できなかった。このため、前立腺のカプセルから、カプセル外部へ生検針の針先をほとんど外に出すことなく、カプセル境界近傍の生体組織を採取できるようにしたいという要求があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、組織を確実に採取するとともに、組織採取の際に、組織の採取対象の部位から突出する生検針の長さを短くすることができる生検針を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る生検針は、長手方向の一端に第1の針先を有する筒状の外針と、先端に形成された第2の針先と先端の前記第2の針先に向かって傾斜する傾斜面とを有する先端部と、前記傾斜面よりも基端側の側面に生体組織を採取するためのノッチが形成されたノッチ部と、前記先端部から前記ノッチ部まで連通するガイド部と、を有し、前記外針に対して該外針の長手方向に進退自在に挿通される柱状を成す内針と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記ガイド部は、前記先端部から前記ノッチ部まで連通する溝であることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記溝の深さは、先端部側の方が、前記ノッチ部との連結部側よりも浅いことを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記溝の底は、前記先端部から前記連結部に向かって傾斜することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記ガイド部は、前記内針に対し、前記先端部から前記ノッチ部までの部分を長手方向に切り欠いた切り欠き部であることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記切り欠き部の切り欠き面は、前記先端部から前記連結部に向かって傾斜することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記ノッチ部には、リブが設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記リブの上部は、長手方向に切り欠かれていることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記ノッチ部および前記ガイド部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先と同じ側に位置することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記ノッチ部および前記ガイド部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先と逆側に位置することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記外針は、先端が斜めに切り欠かれることによって前記第1の針先が形成されており、前記内針の傾斜面と、前記外針の先端の切り欠きとは、略平行であることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記外針および前記内針をそれぞれ独立して長手方向にスライドさせ、前記内針の先端方向へのスライド可能な最大距離よりも前記外針の先端方向へのスライド可能な最大距離の方が大きく設定される移動機構をさらに備え、前記外針および前記内針は、前記移動機構によって移動されることによって、前記第2の針先が前記第1の針先よりも先端側に位置する第1の状態と、前記第1の針先が前記第2の針先よりも先端側に位置する第2の状態との間を遷移することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記内針は、円柱状であることを特徴とする。
本発明に係る生検針によれば、長手方向の一端に第1の針先を有する筒状の外針と先端に形成された第2の針先と先端の前記第2の針先に向かって傾斜する傾斜面とを有する先端部と、前記傾斜面よりも基端側の側面に生体組織を採取するためのノッチが形成されたノッチ部と、前記先端部から前記ノッチ部まで連通するガイド部と、を有し、前記外針に対して該外針の長手方向に進退自在に挿通される柱状を成す内針と、を備えることによって、ガイド部を介して組織を確実に採取するとともに、先端部までガイド部が連通するため、組織採取の際に組織の採取対象の部位から突出する生検針の長さを短くすることができる。
図1は、実施の形態1に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図2は、図1のA−A線 断面図である。 図3は、図1のB−B線 断面図である。 図4は、生体組織採取後における図1に示す生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。 図5は、図1に示す生検針による生検方法を説明するための図である。 図6は、従来技術に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図7は、図6のC−C線 断面図である。 図8は、生体組織採取後における従来技術に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。 図9は、生体組織採取後における従来技術に係る生検針の先端部分を、長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。 図10は、生体組織採取後における従来技術に係る生検針の先端部分を、長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。 図11は、実施の形態1に係る生検針を、該生検針の長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。 図12は、図1に示す生検針における第1の状態および第2の状態を説明する図である。 図13は、図1に示す生検針における外針および内針の突出動作について説明する図である。 図14Aは、図11に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図14Bは、図11に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図14Cは、図11に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図14Dは、図11に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図14Eは、図11に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図14Fは、図11に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図15は、実施の形態1の変形例1に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。 図16は、図15のD−D線断面図である。 図17は、実施の形態1の変形例2に係る生検針の先端部分の平面図である。 図18は、実施の形態1の変形例2に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。 図19は、実施の形態2に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図20は、生体組織採取後における実施の形態2に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。 図21は、実施の形態2の変形例1に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図22は、図21に示す内針の先端部の斜視図である。 図23は、図21のE−E線断面図である。 図24は、実施の形態2の変形例1に係る他の生検針の先端部分の平面図である。 図25は、実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図26は、実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分の他の例を示す図である。 図27は、図26のF−F線 断面図である。 図28は、実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分の他の例を示す図である。 図29は、実施の形態3に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。 図30は、図29のG−G線断面図である。 図31は、実施の形態3の変形例1に係る生検針の先端部分を該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。 図32は、図31のH−H線断面図である。 図33は、実施の形態3の変形例2に係る内針の先端部分の側面図である。 図34は、図33に示す内針の先端部分の斜視図である。 図35は、図33のI−I線断面図である。 図36は、実施の形態3の変形例2に係る他の内針の先端部分を、該内針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。 図37は、図36に示す内針の先端部分の斜視図である。 図38は、図36のJ−J線断面図である。 図39は、実施の形態4に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図40は、図39のL矢視図である。 図41は、図39のK−K線断面図である。 図42は、実施の形態4に係る他の生検針の先端部分を説明するための図である。 図43は、図42のN矢視図である。 図44は、図42のM−M線 断面図である。 図45は、本実施の形態4に係る他の生検針の先端部分を説明するための図である。 図46は、図45のP矢視図である。 図47は、図45のO−O線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。また、以下の説明において、人間を含む動物の生体組織内に穿刺されて生体組織を採取する生検針を例示するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、同一の構成には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図1の(1)は、本実施の形態1に係る生検針の先端部分の平面図であり、図1の(2)は、本実施の形態1に係る生検針の先端部分の側面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、図1のB−B線断面図である。
図1〜3に示すように、本実施の形態1に係る生検針100は、長手方向に延設した筒状の外針110と、外針110に対して長手方向に進退自在に挿通される中実の円柱状の内針120とを有する。なお、生検針100は、後述するように、外針110および内針120の基端を内部に収納するとともに外針110および内針120をそれぞれ独立して長手方向にスライドさせる移動機構を有する操作部(不図示)をさらに備える。
外針110は、先端が尖った筒状を成し、長手方向の先端に針先111(第1の針先)を有する。外針110は、生体適合性を有する材料、例えば、ステンレス、チタン、アルミなどの金属やフッ素樹脂などの樹脂によって形成される。
内針120は、外針110と同様に、生体適合性を有する材料によって形成され、先端に形成された針先121(第2の針先)と先端の針先121に向かって傾斜する傾斜面122とを有する先端部と、傾斜面122よりも基端側の側面に生体組織を採取するためのノッチが形成されたノッチ部123と、を備える。針先121は、内針120の長手方向の中心軸を通る平面上に位置する。短手方向で見た場合に、傾斜面122と逆側に頂部ができるように内針120先端がカット加工されることによって、針先121を尖形化する。傾斜面122は、ランセット、バックカット、セラミンセット、平研ぎ等の加工方法によって形成される。ノッチ部123は、傾斜面122よりも基端側の部分において、切り欠き面が平面となるように(図3参照)、円柱部を長手方向に沿って切り欠くことによってノッチが形成される。ノッチ部123において、先端面および基端面は、側面から見た場合、ノッチ部123の底面から上部に向かって傾斜する。なお、内針120は、円柱状だけではなく角柱状でもよい。
さらに、内針120は、先端部からノッチ部123まで連通する溝124(ガイド部)を有する。図1および図2に示すように、内針120には、傾斜面122の基端からノッチ部123の先端面まで、V字型に溝124が切られている。図1〜図3の例では、溝124の深さは、ノッチ部123の深さよりも浅くなるように設定されている。ノッチ部123および溝124は、短手方向において針先121の形成部(頂部)とは逆側に位置する。
図4は、生体組織採取後における生検針100の先端部分を、該生検針100の長手方向の中心軸および内針120の針先121の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。生体組織へ刺した時には、内針120の射出時のエネルギーによって先端側の溝124に自然に生体組織が入り、さらに内針120が射出することによって、溝124を経由して、溝124よりも基端側のノッチ部123に生体組織が誘導される。また、生体組織の採取対象の領域までノッチ部123が達していなくとも、溝124が生体組織の採取対象の領域まで達していれば、溝124内に採取対象の生体組織を収容できるようにしている。なお、図4に示すように、生検針100は、先端側の溝124と基端側のノッチ部123との双方に生体組織2bを収容できるため、溝124が形成されていない構成と比較し、生体組織を多く採取できる。
図5は、図1に示す生検針100による生検方法を説明するための図である。図5に示すように、超音波内視鏡による超音波断層像をガイドにして、患者の尿道3を経由して超音波内視鏡の挿入部10を生検対象の前立腺2まで到達させる。挿入部10の処置具チャネルに挿入した生検針先端を、挿入部10先端の開口部11から突出させて、外針110および内針120を前立腺2に穿刺する。この場合、少なくとも溝124が露出するまで内針120の先端を外針110から突出させる。この内針120の突出によって、溝124を経由して、溝124よりも基端側のノッチ部123に生体組織が順次誘導される。その後に外針110を先端方向に前進させて、溝124およびノッチ部123に入り込んだ生体組織を外針110先端で切り取りながら、溝124およびノッチ部123内部に生体組織を確保した状態で溝124およびノッチ部123を外針110で覆う。この状態で生検針を、処置具チャネルを介して体外に引き抜いた後に、溝124およびノッチ部123に確保した生体組織を採取する。なお、前立腺2の奥には膀胱4が位置する。
ここで、従来の生検針について説明する。図6は、従来技術に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図6の(1)は、従来技術に係る生検針の先端部分の平面図であり、図6の(2)は、従来技術に係る生検針の先端部分の側面図である。図7は、図6のC−C線断面図である。図8〜図10は、生体組織採取後における従来技術に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。
図6および図7に示すように、従来の生検針100Pにおいては、生体組織を採取するために、内針120Pの先端側の側面を、断面が半円状となるように切り欠いたノッチ部123Pを形成しているのみで、傾斜面122Pの基端とノッチ部123Pとの間の領域は、中実の円筒状となる(図7参照)。このため、生検針100Pを用いる場合には、図8のようにノッチ部123P内に生体組織2bを採取するために、ノッチ部123Pが露出するまで外針110Pから内針120Pを突出させる必要がある。そして、従来の生検針100Pでは、生体組織採取後にノッチ部123Pから生体組織が逃げないように、外針110Pでノッチ部123Pの先端まで確実に被覆するために、図9のように、内針120Pの針先121Pからノッチ部123Pまでの長さPを5〜6mm程度の長さまで長くして一定のマージンを持たせる必要があった。このため、従来の生検針100Pでは、採取したい組織がある部位よりも5〜6mmも奥まで内針120Pの針先121Pを深く穿刺せざるを得なかった。また、図10に示す生検針100P´のように、組織の奥まで深く差し込むことなく組織採取を行うために、ノッチ部123P´を傾斜面122P´の基端近傍まで先端方向に延伸して、組織の採取対象の部位から突出する内針120P´の長さPを2〜3mm程度の長さまで短くした構成も検討されている。しかしながら、図10に示す構成の場合、傾斜面122P´の基端近傍までノッチ部123P´が延伸するため、内針120P´の先端部の強度が低下し、硬い組織に内針120P´を穿刺した場合に内針120P´が屈曲してしまうおそれがあった。
これに対し、本実施の形態1における内針120においては、ノッチ部123の位置はそのままで、先端部からノッチ部123まで連通する溝124を形成したのみであるため、先端部からノッチ部123までの強度も保持でき、針先121に対する穿刺の力も伝わりやすいことから、硬い組織に内針120を穿刺しても内針120が屈曲してしまうことはない。
また、本実施の形態1では、先端部からノッチ部123に連通する溝124が形成されており、生体組織の採取対象の領域まで、少なくとも溝124が達すれば生体組織を採取可能である。したがって、実施の形態1によれば、生検時において、ノッチ部123よりも先端側の溝124が生体組織の採取対象の領域まで達すればよく、基端側のノッチ部123が達するまで内針120を突出させずとも足りるため、内針120の突出長さを短くしながら、針先121近傍の生体組織も溝124およびノッチ部123内に採取できるようにしている。また、実施の形態1によれば、先端側の溝124と基端側のノッチ部123との双方に生体組織2bを収容できるため、生体組織を多く採取できる。
次に、生検針100の全体構成について説明する。図11は、生検針100を、該生検針100の長手方向の中心軸および内針120の針先の中心を通る平面で切断した場合の断面図である。図11に示すように、生検針100は、外針110および内針120に加え、外針110および内針120の基端を内部に収納するとともに外針110および内針120をそれぞれ独立して長手方向にスライド可能に移動させる移動機構を有する操作部130をさらに備える。
操作部130は、中空の柱状の操作部本体131に、移動機構として機能する、トリガーボタン132、内針チャージ用コイルバネ133、内針スライダ134、内針ノブ135、内針用ストッパ136、外針固定フック解除レバー137、外針チャージ用コイルバネ138、外針スライダ139、外針ノブ140、外針用ストッパ141が組み付けられた構成を有する。
操作部本体131においては、先端にルア口金部131aが設けられ、内部基端にバネ組み付け用凸部131bが設けられ、バネ組み付け用凸部131b上部にはトリガーボタン用孔131cが設けられ、基端側底部には長手方向に掘られた内針ノブ用溝131dが設けられ、先端側底部には、長手方向に掘られた外針ノブ用溝131eが設けられる。ルア口金部131aからは、外針110および内針120の先端が先端方向に突出する。バネ組み付け用凸部131bには、後述する内針チャージ用コイルバネ133の基端が組み付けられる。トリガーボタン用孔131cからは、後述するトリガーボタン132の基端が突出する。内針ノブ用溝131d内では、後述する内針ノブ135が長手方向にスライド可能である。外針ノブ用溝131e内では、後述する外針ノブ140が長手方向にスライド可能である。
トリガーボタン132は、内針120の前進操作のトリガーとなり、操作部本体131内部と接続する支点132aを軸として両端が交互に上下する。トリガーボタン132の先端には、後述する内針スライダ134の凹部に引っかかる内針固定フック132bが設けられている。
内針チャージ用コイルバネ133は、バネ組み付け用凸部131bの基端部に基端が組み付けられ、後述する内針スライダ134の基端側側面に先端が組み付けられており、圧縮(チャージ)後に伸長することによって、内針スライダ134を先端方向に向けて付勢する。
内針スライダ134は、内針120の基端と接続し、内針チャージ用コイルバネ133による先端方向への付勢によって先端方向に前進し、これに伴い、内針120を先端方向に前進させる。内針スライダ134の上面には、内針固定フック132bが嵌る凹部が形成されている。
内針ノブ135は、内針ノブ用溝131dを長手方向に進退可能にスライドする。内針ノブ135の上面は、内針スライダ134の底面と接続する。内針ノブ135の下部は、内針ノブ用溝131dから突出する。内針ノブ135は、内針スライダ134の前進に伴って内針ノブ用溝131d内を前進する。また、生検針100の操作者は、内針ノブ135を、内針ノブ用溝131dに沿って基端側に後退させることによって、内針スライダ134および内針120を基端側に後退させることができる。内針ノブ135が内針ノブ用溝131dの基端まで後退した場合には、内針固定フック132bが内針スライダ134の凹部に嵌り、内針120が最も基端側に配置する位置で固定する。
内針用ストッパ136は、内針スライダ134の前進動作を停止させ、これに伴い、内針120の前進動作も停止させる。
外針固定フック解除レバー137は、内針用ストッパ136と接続する支点137aを軸として両端が上下する。外針固定フック解除レバー137の先端には、後述する外針スライダ139の凹部に引っかかる外針固定フック137bが設けられている。
外針チャージ用コイルバネ138は、内針用ストッパ136の先端側側面に基端が組み付けられ、後述する外針スライダ139の基端側側面に先端が組み付けられており、圧縮(チャージ)後に伸長することによって、外針スライダ139を先端方向に向けて付勢する。
外針スライダ139は、外針110の基端と接続し、外針チャージ用コイルバネ138による先端方向への付勢によって先端方向へ前進し、これに伴い、外針110を先端方向に前進させる。外針スライダ139の上面には、外針固定フック137bが嵌る凹部が形成されている。
外針ノブ140は、外針ノブ用溝131eを長手方向に進退可能にスライドする。外針ノブ140の上面は、外針スライダ139の底面と接続する。外針ノブ140の下部は、外針ノブ用溝131eから突出する。外針ノブ140は、外針スライダ139の前進に伴って外針ノブ用溝131e内を前進する。また、生検針100の操作者は、外針ノブ140を、外針ノブ用溝131eに沿って基端側に後退させることによって、外針スライダ139および外針110を基端側に後退させることができる。外針ノブ140が外針ノブ用溝131eの基端まで後退した場合には、外針固定フック137bが外針スライダ139の凹部に嵌り、外針110が最も基端側に配置する位置で固定する。
外針用ストッパ141は、操作部本体131の先端部に設けられ、外針スライダ139の前進動作を停止させ、これに伴い、外針110の前進動作も停止させる。
外針ノブ用溝131eの長手方向の長さL、すなわち、外針110における先端方向へのストローク(スライド可能な最大距離)Lは、内針ノブ用溝131dの長手方向の長さL、すなわち、内針120における先端方向へのストロークLよりも大きく設定される。ストロークLは、少なくとも溝124が、外針110の針先111から組織採取が可能な程度に露出できるように設定される。
ここで、本実施の形態に係る生検針100では、先端部からノッチ部123まで連通する溝124を形成するとともに、第1の状態と第2の状態とを規定し、第1の状態と第2の状態の間を遷移することによって、前立腺2のカプセル2aを内針120の針先で内側から外側に貫かないように、生検時における採取対象からの内針120の突出長さを確実に短くし、かつ、溝124およびノッチ部123に生体組織を採取できるようにしている。生検針100は、外針110における長手方向のストロークLを、内針120における長手方向のストロークLよりも大きく設定することによって、第1の状態と第2の状態とを規定する。次に、生検針100における第1の状態および第2の状態について説明する。
図12は、図1に示す生検針100における第1の状態および第2の状態を説明する図であり、生検針100先端部分を該生検針100の長手方向の中心軸および内針120の針先121 を 通る平面で切断した断面図である。図12の(a)は、第1の状態を示す図である。第1の状態は、内針チャージ用コイルバネ133および外針チャージ用コイルバネ138がともに圧縮し、伸長するためのエネルギーをチャージしているチャージ状態である。言い換えると、第1の状態は、外針110および内針120が突出するためのエネルギーをチャージしている状態であり、外針110および内針120が、生検部位に穿刺される際の状態である。図12の(a)に示すように、第1の状態では、内針120の針先121が外針110の針先111よりも先端側に位置する。また、第1の状態では、外針110の針先111は、採取対象の生体組織に達する途中で採取対象以外の生体組織が溝124内に入り込まないように、溝124先端よりも先端側に位置するのが理想的である。
図12の(b)は、生検針100における第2の状態を説明する図であり、生検針100先端部分を長手方向の中心軸および内針120の針先121 を通る平面で切断した断面図である。第2の状態は、内針120および外針110が先端方向の生検部位までスライドし生検採取を完了した状態である。第2の状態では、外針110の針先111が内針120の針先121よりも先端側に位置する。すなわち、外針110は、内針120の溝124全体を被覆する状態となる。
次に、図13は、図1に示す生検針100における外針110および内針120の突出動作について説明する図である。なお、図13では、内針120および外針110は、x軸方向に突出する場合について示す。また、図13は、生検針100の先端部分を該生検針100の長手方向の中心軸および内針120の針先121を通る平面で切断した断面図である。
図13の(a)は、内針120の針先121が外針110の針先111よりも先端側に位置した第1の状態(チャージ状態)であって、生検部位である前立腺2のカプセル2a近傍の部位に穿刺する前の状態を示す。
図13の(b)は、前立腺2のカプセル2a付近の組織を採取するために、移動機構によって内針120が移動されることによって、内針120のみが先端側のx軸方向へ突出した状態を示す。この場合、内針120は、第1の状態と比して、前述したストロークL分、x軸方向に突出する。したがって、内針120の針先121は、第1の状態における位置Bから、ストロークL分、x軸方向に移動したカプセル2aに近接する位置Bに達する。これによって溝124が十分に露出し、溝124の内部に前立腺2の組織が入り込む。さらに、溝124を介してノッチ部123にも前立腺2の組織が入り込む。
図13の(c)は、外針110も突出して生検動作が終了した状態であって、第2の状態を示す。外針110は、第1の状態と比して、ストロークL分、x軸方向に突出する。このストロークLはストロークLよりも大きい。このため、第1の状態で内針120の針先121よりも基端側の位置Bに位置していた外針110の針先111は、内針120のノッチ部123および溝124を超え、さらに、内針120の針先121を超えた位置Bに達する。この外針110の突出によって、ノッチ部123および溝124の内部に入り込んだ前立腺2の組織を外針110の針先111で切り取りながら、ノッチ部123および溝124の内部に生体組織2bを確保した状態でノッチ部123および溝124を外針110で完全に覆うことができる。
このように、本実施の形態に係る生検針100では、外針110における長手方向のストロークLを内針120における長手方向のストロークLよりも大きく設定することによって、内針120の針先121が外針110の針先111よりも先端側に位置したチャージ状態である第1の状態と、内針120および外針110が先端方向にスライドして外針110の針先111が内針120の針先121よりも先端側に位置する第2の状態との間を遷移可能となり、ノッチ部123および溝124に生体組織2bを確実に採取できるようにした。また、生検針100では、前述したように、生検時における内針120の突出長さを従来よりも短くしているため、前立腺2のカプセル2aを内針120の針先121で内側から外に貫く可能性も格段に低くなる。
なお、生検針100の生検動作についてさらに詳細に説明する。図14A〜図14Fは、図11に示す生検針100の生検動作について説明する図であり、生検針100を該生検針100の長手方向の中心軸および内針120の針先の中心を通る平面で切断した断面図である。
図14Aは、前述した生検針100における第1の状態を示す図である。図14Aに示すように、第1の状態では、内針固定フック132bが内針スライダ134の凹部に引っかかっており、外針固定フック137bが外針スライダ139の凹部に引っかかっており、内針チャージ用コイルバネ133および外針チャージ用コイルバネ138がともに圧縮し、伸長するためのエネルギーをチャージしている。
図14Bの矢印Yaに示すように、トリガーボタン132が押されると、支点132aを軸に先端部の内針固定フック132bが上がって内針スライダ134の凹部から外れ、図14Cに示すように、圧縮していた内針チャージ用コイルバネ133が先端方向に伸長し、内針チャージ用コイルバネ133の伸長によって付勢されて、矢印Ybのように内針スライダ134が先端方向にスライドする。これに伴い、内針120も矢印Ycのように先端方向にスライドする。
そして、図14Dに示すように、内針チャージ用コイルバネ133の付勢によって、内針スライダ134および内針ノブ135が、内針用ストッパ136に当て付くまで先端方向にスライドする。これによって、内針120は、ストロークL分、x軸方向に突出する。さらに、内針チャージ用コイルバネ133の付勢によって、内針スライダ134が矢印Ydのように外針固定フック解除レバー137を基端から押すと、支点137aを軸に先端部の外針固定フック137bが矢印Yeのように上がって外針スライダ139の凹部から外れる。これによって、図14Eに示すように、圧縮していた外針チャージ用コイルバネ138が先端方向に伸長し、外針チャージ用コイルバネ138の伸長によって付勢されて、矢印Yfのように外針スライダ139および外針ノブ140が外針用ストッパ141に当て付くまで、先端方向に移動する。これによって、外針110は、ノッチ部123に入り込んだ組織を針先111で切り取りながら、ストロークL分、x軸方向に矢印Ygのように突出し、生検針100は、図14Fに示す第2の状態に遷移する。
生検針100の操作者は、この状態で生検部位から生検針100を抜き取る。そして、外針ノブ140を外針ノブ用溝131eの基端まで移動させることによって、外針110を後退させ(図14D)、ノッチ部123を露出させてからノッチ部123内部の生体組織を採取する。その後、内針ノブ135を内針ノブ用溝131dの基端まで移動させる(図14A)ことによって、生検針100を第1の状態に遷移させる。
このように、生検針100は、外針110における長手方向のストロークLが、内針120における長手方向のストロークLよりも長く設定されるとともに、外針110および内針120をそれぞれ独立して長手方向にスライド可能に移動させる移動機構を有することによって、第1の状態および第2の状態との間の遷移が可能となる。
(実施の形態1の変形例1)
図15は、本実施の形態1の変形例1に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。図16は、図15のD−D線断面図である。図15および図16の内針120Aに示すように、先端部とノッチ部123とが連通する溝124Aは、半円状に切り欠いた形状であってもよい。
(実施の形態1の変形例2)
図17は、本実施の形態1の変形例2に係る生検針の先端部分の平面図である。図18は、本実施の形態1の変形例2に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。図18の(1)は、実施の形態1の変形例2に係る生検針における第1の状態を示す図であり、図18の(2)は、実施の形態1の変形例2に係る生検針における第2の状態を示す図である。
図17に示すように、外針110Bを内針120に対して径方向に上下反転させてもよい。すなわち、外針110Bの先端の切り欠きと、傾斜面123とが平行であってもよい。この場合には、図18の(1)に示すように、第1の状態において、外針110Bは、必ずしも溝124全体を覆わずともよく、外針110Bの針先111Pが、傾斜面122の一部に達していれば足りる。すなわち、外針110Bの針先111Pを外針110Bおよび内針120の短手方向に平行に投影した領域が、内針120の傾斜面122に重複していれば、生体組織への生検針の穿刺に問題はない。ただし、実施の形態1の変形例2においても、図18の(2)に示すように、第2の状態では、外針110Bの針先111Pを内針120の針先121よりも先端側に位置させて、外針110Bで、内針120の溝124先端まで被覆し、ノッチ部123および溝124の内部に生体組織を確実に確保する必要がある。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図19は、本実施の形態2に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図19の(1)は、本実施の形態2に係る生検針の先端部分の平面図であり、図19の(2)は、本実施の形態2に係る生検針の先端部分の側面図である。図20は、生体組織採取後における実施の形態2に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。
図19の(1)および図19の(2)に示すように、本実施の形態2に係る生検針は、図15に示す内針120Aの先端部分Dを切り欠いた内針220を有する。内針220は、内針120Aの傾斜面122とは逆側に傾斜面222が形成されるように、内針120Aの先端部分Dが切り欠かれた形状を有する。内針220の傾斜面222と外針110の傾斜面112とが略平行となるように、傾斜面222が設定されている。このため、内針220の針先は、位置Cから二つの針先221a,221bに分かれる。
内針220の傾斜面222と外針110の傾斜面112とが略平行であるため、図20に示すように、外針110の針先111を内針220の針先221aの先端側に多少突出させるだけで、外針110内に内針220の針先221a,221bが収納できる。また、内針220には、針先221a,221b間の位置Cからノッチ部123に連通するように溝124が形成されるため、内針220のほぼ先端で生体組織2bを採取でき、生体組織の採取対象領域から内針220の針先221a,221bが突出しない状態での生体組織の採取も可能である。外針110も、針先111を内針220の針先221aの先端側に少々突出させるだけで、内部に内針220の針先221a,221bが収納できるため、外針110の針先111も生体組織の採取対象領域からほとんど突出することはなく、採取対象領域よりも外の部分を傷つけるおそれもない。
なお、実施の形態2において、内針に形成する溝は、V字型の溝124に限らず、半円状に切り欠いた形状の溝124A(図16参照)であってもよい。
(実施の形態2の変形例1)
図21は、本実施の形態2の変形例1に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図21では、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図22は、図21に示す内針の先端部の斜視図である。図23は、図21のE−E線断面図である。
図21〜図23の内針220Aに示すように、位置Cに針先221Aが形成されるように、二つの面225AでDカット加工を行い、図19に示す内針220の針先221a,221b部分を切り落とす。この形状の場合には、針先221A(位置C)から直接溝124がノッチ部123に連通するため、内針220Aの最先端で生体組織2bを採取でき、内針220Aおよび外針110を、生体組織の採取対象領域から殆ど突出させずともよくなる。また、内針220Aは、針先が二つに分かれていないため、穿刺時の抵抗が少なくなり、針先221Aに対する穿刺の力も伝わりやすく、より軽い力で穿刺することができる 。
なお、図24は、本実施の形態2の変形例1に係る他の生検針の先端部分の平面図である。図24に示す内針220Bのように、面225BでDカット加工を行い、図19に示す内針220の針先221b部分を切り落とした形状も採用できる。この形状の場合も、内針220Bの針先が二つに分かれていないため、穿刺時の抵抗が少なくなり、針先221aに対する穿刺の力も伝わりやすく、より軽い力で穿刺することができる 。
(実施の形態2の変形例2)
次に、実施の形態2の変形例2について説明する。図25は、本実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図25の(1)は、本実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分の平面図であり、図25の(2)は、本実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分の側面図であり、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図25の内針220Cの溝224Cは、溝224Cの底が、図19に示す内針220の溝124と比して、先端部の位置Cからノッチ部123との連結部の中心Cに向かって傾斜するように形成されている。言い換えると、溝224Cは、先端部に向かうにしたがって底が浅くなるように形成される。この場合、内針220Cの突出によって、生体組織は、ノッチ部123側よりも針先側の方が細い状態で溝224C内に入り込むため、外針110先端で切り取りやすくなり、確実に溝224Cおよびノッチ部123内部に生体組織を回収することができる。もちろん、実施の形態2と同様に、内針220Cのほぼ先端で生体組織を採取できる。
図26は、実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分の他の例を示す図である。図26では、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図27は、図26のF−F線断面図である。
図26及び図27の内針220Dに示すように、先端部側の溝224D−1の方がノッチ部123との連結部側の方の溝224D−2よりも底が浅くなるように、溝の底に段を設けてもよい。この場合も、生体組織は、ノッチ部123側よりも針先側の方が細い状態で溝224D−1,224D−2内に入り込むため、外針110先端で切り取りやすくなる。
図28は、実施の形態2の変形例2に係る生検針の先端部分の他の例を示す図である。図28においても、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図28に示す内針220Eのように、溝124の途中に突起224Eを設けてもよい。この突起224Eで、溝124内に入り込んだ生体組織が途中で細くなるため、外針110先端での切り取りも円滑に行える。この突起224Eの位置で生体組織が切り取られやすいため、溝124への生体組織の採取量を多くするには、突起部224Eは、溝124の基端側よりも先端側にある方が望ましい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。図29は、実施の形態3に係る生検針の先端部分を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。図29においては、切り欠き部形成前の内針の先端形状を破線Laで示す。図30は、図29のG−G線断面図である。
図29および図30に示すように、実施の形態3では、図1に示す溝124に代えて、内針320に、先端部の傾斜面122の基端からノッチ部123までの部分を長手方向に切り欠いた切り欠き部324(ガイド部)を形成する。この切り欠き部324を形成した場合も、生体組織への穿刺時には、内針320の射出時のエネルギーによって切り欠き部324に自然に生体組織が入り、さらに内針320が射出することによって、切り欠き部324を経由して、ノッチ部123に生体組織が誘導される。したがって、このような切り欠き部324を形成した場合も、生体組織の採取対象の領域まで切り欠き部324が達していれば、切り欠き部324がノッチ部123への生体組織の入り込みをガイドし、ノッチ部123内に採取対象の生体組織を収容できるようにしている。
(実施の形態3の変形例1)
次に、実施の形態3の変形例1について説明する。図31は、本実施の形態3の変形例1に係る生検針の先端部分を該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。図31においては、切り欠き部形成前の内針の先端形状を破線Lbで示す。図32は、図31のH−H線断面図である。図31および図32の内針320Aに示すように、切り欠き部324Aの切り欠き面は、先端部である傾斜面122の基端326から、ノッチ部123との連結部327に向かって傾斜してもよい。この場合も、図25に示す内針220Cの溝224Cと同様に、先端部に向かうにしたがって内針320Aと外針110との間の隙間が狭くなるため、外針110先端で切り取りやすくなり、確実に切り欠き部324Aおよびノッチ部123内部に生体組織を回収することができる。
(実施の形態3の変形例2)
次に、実施の形態3の変形例2について説明する。図33は、実施の形態3の変形例2に係る内針の先端部分の側面図である。図33においては、切り欠き部形成前の内針の先端形状を破線Lcで示す。図34は、図33に示す内針の先端部分の斜視図である。図35は、図33のI−I線断面図である。
図29に示す内針320が、短手方向において、傾斜面122の先端の針先121とは異なる側に、ノッチ部123および切り欠き部324が位置する構成であるのに対し、図33〜図35に示す実施の形態3の変形例2に係る内針320Bは、短手方向において、傾斜面322Bの先端の針先321Bと同じ側に、ノッチ部123および切り欠き部324が位置する。この形状の場合には、針先321Bから直接切り欠き部324が開始するため、内針320Bの先端で生体組織を採取でき、内針320Bおよび外針110を、生体組織の採取対象領域から殆ど突出させずともよくなる。また、さらに、内針320Bでは、針先321Bの側面を面325Bで両方からDカット加工を行って、針先321Bを尖形化することによって、針先321Bに対する穿刺の力も伝わりやすくしている。
また、図36は、実施の形態3の変形例2に係る他の内針の先端部分を、該内針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面図である。図37は、図36に示す内針の先端部分の斜視図である。図38は、図36のJ−J線断面図である。図31に示す内針320Aが、短手方向において、傾斜面122の先端の針先121形成部(頂部)とは異なる側にノッチ部123および切り欠き部324Aが位置する構成であるのに対し、図36〜図38に示す内針320Cは、短手方向において、傾斜面322Cの先端の針先321Cの形成部と同じ側に、ノッチ部123および切り欠き部324Aが位置する。この場合も、針先321Cから直接切り欠き部324Aがノッチ部123に連通するため、内針320Cの先端で生体組織を採取でき、内針320Cおよび外針110を、生体組織の採取対象領域から殆ど突出させずともよくなる。なお、内針320Cにおいては、切り欠き部324Aの切り欠き面は、針先321Cから基端に向かって傾斜する形状であるため、内針320Cの先端は切り欠かれず、針先321Cは尖った形状を保持できることから、先端部側面に対するDカット加工は不要となる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。図39は、本実施の形態4に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図39では、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図40は、図39のL矢視図である。図41は、図39のK−K線断面図である。
図21〜図23の内針220Aに比して、図39〜図41示す実施の形態4における内針420では、ノッチ部423にリブ428を設け、内針強度を補強する。これによって、内針420では、針先221Aに対する穿刺の力も伝わりやすくして、さらに硬い組織に穿刺可能となるとともに、図21〜図23の内針220Aに比して、ノッチ部423をさらに先端側に延伸することもできる。
なお、図42は、本実施の形態4に係る他の生検針の先端部分を説明するための図である。図42では、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図43は、図42のN矢視図である。図44は、図42のM−M線断面図である。図33〜図35に示す内針320Bに対しても、図42〜図44に示す内針420Aのように、ノッチ部423にリブ428を設け、内針強度を補強することによって、ノッチ部423をさらに先端側に延伸してもよい。
図45は、本実施の形態4に係る他の生検針の先端部分を説明するための図である。図45では、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図46は、図45のP矢視図である。図47は、図45のO−O線断面図である。図45〜図47の内針420Cのように、図42〜図44に示す内針420Aの先端の切り欠き部324を延長して、リブ428Cの先端から基端までの間もリブ428Cの上部を切り欠いた切り欠き部424Cを形成してもよい。この構成の内針420Cによれば、切り欠き部424Cを形成した分、生体組織の採取量を多くすることができるとともに、リブ428Cで仕切られたノッチ部423を切り欠き部424Cで連通できるため、採取した生体組織は、ノッチ部423のいずれか一方からの取り出しでほぼ全てを取り出すことができ、生体組織の生検針からの取り出し作業が一度で済むという効果を奏する。
なお、本実施の形態では、生検針100を用いて前立腺2の組織を採取する場合を例に説明したが、もちろん、前立腺2に限らず、いずれの部位の組織の採取に用いてもよい。また、本実施の形態では、超音波内視鏡の挿入部10の処置具チャネルを介して生検針100の先端を生検部位まで到達させる場合を例に説明したが、生検部位によっては、超音波内視鏡の処置具チャネルを介さずに生検針100を体外から穿刺することも可能である。
以上のように、本発明にかかる生検針は、組織を確実に採取するとともに、組織採取の際に、組織の採取対象の部位から突出する生検針の長さを短くするのに有用である。
2 前立腺
2a カプセル
3 尿道
4 膀胱
10 挿入部
11 開口部
100,100P,100P´ 生検針
110,110B,110P 外針
111,111P,121,121P,221a,221b,221A,321B,321C 針先
112,122,122P,122P´,222,322B,322C 傾斜面
120,120A,120P,120P´,220,220A,220B,220C,220D,220E,320,320A,320B,320C,420,420A,420C 内針
123,123P,123P´,423 ノッチ部
124,124A,224C,224D−1,224D−2 溝
130 操作部
131 操作部本体
131a ルア口金部
131b バネ組み付け用凸部
131c トリガーボタン用孔
131d 内針ノブ用溝
131e 外針ノブ用溝
132 トリガーボタン
132a,137a 支点
132b 内針固定フック
133 内針チャージ用コイルバネ
134 内針スライダ
135 内針ノブ
136 内針用ストッパ
137 外針固定フック解除レバー
137b 外針固定フック
138 外針チャージ用コイルバネ
139 外針スライダ
140 外針ノブ
141 外針用ストッパ
224E 突起
324,324A,424C 切り欠き部
428,428C リブ

Claims (13)

  1. 長手方向の一端に第1の針先を有する筒状の外針と、
    先端に形成された第2の針先と先端の前記第2の針先に向かって傾斜する傾斜面とを有する先端部と、前記傾斜面よりも基端側の側面に生体組織を採取するためのノッチが形成されたノッチ部と、前記先端部から前記ノッチ部まで連通するガイド部と、を有し、前記外針に対して該外針の長手方向に進退自在に挿通される柱状を成す内針と、
    を備えたことを特徴とする生検針。
  2. 前記ガイド部は、前記先端部から前記ノッチ部まで連通する溝であることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  3. 前記溝の深さは、先端部側の方が、前記ノッチ部との連結部側よりも浅いことを特徴とする請求項2に記載の生検針。
  4. 前記溝の底は、前記先端部から前記連結部に向かって傾斜することを特徴とする請求項3に記載の生検針。
  5. 前記ガイド部は、前記内針に対し、前記先端部から前記ノッチ部までの部分を長手方向に切り欠いた切り欠き部であることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  6. 前記切り欠き部の切り欠き面は、前記先端部から前記連結部に向かって傾斜することを特徴とする請求項5に記載の生検針。
  7. 前記ノッチ部には、リブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  8. 前記リブの上部は、長手方向に切り欠かれていることを特徴とする請求項7に記載の生検針。
  9. 前記ノッチ部および前記ガイド部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先と同じ側に位置することを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  10. 前記ノッチ部および前記ガイド部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先と逆側に位置することを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  11. 前記外針は、先端が斜めに切り欠かれることによって前記第1の針先が形成されており、
    前記内針の傾斜面と、前記外針の先端の切り欠きとは、略平行であることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  12. 前記外針および前記内針をそれぞれ独立して長手方向にスライドさせ、前記内針の先端方向へのスライド可能な最大距離よりも前記外針の先端方向へのスライド可能な最大距離の方が大きく設定される移動機構をさらに備え、
    前記外針および前記内針は、前記移動機構によって移動されることによって、前記第2の針先が前記第1の針先よりも先端側に位置する第1の状態と、前記第1の針先が前記第2の針先よりも先端側に位置する第2の状態との間を遷移することを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  13. 前記内針は、円柱状であることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
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