JP2017532111A - ヘリカルドリブン回転組織採取 - Google Patents

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エム. シュナイダー、エリック
エム. シュナイダー、エリック
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Abstract

組織試料を採取するための装置であって、近位端から遠位端まで延びる外シースと、外シースを貫通するルーメンと、外シース内に移動可能に収容されたニードルとを含んでいる。ニードルは、近位端から鋸状の遠位端まで延び、全体にわたって貫通するチャネルを含んでいる。ニードルは、当該ニードルの遠位端が外シースの遠位端の近位にある挿入姿勢と、当該ニードルの遠位端が目標組織を貫通し、チャネル内に組織試料を採取するために外シースの遠位端から遠位側へ延出する組織採取姿勢との間で外シースに対し長手方向に相対移動可能である。ニードルが挿入姿勢と組織採取姿勢との間で移動する際に、ニードルの遠位部を長手軸周りに回転させる駆動機構を備えている。

Description

本発明は、ヘリカルドリブン回転組織採取に関する。
針生検施術は、疾患の診断及び病期診断に一般的である。特に、超音波内視鏡下穿刺吸引(endoscopic ultrasound−guided fine needle aspiration:EUS−FNA)においては、医師が目標組織に対するニードルの位置を視覚化できるように、超音波誘導の下でニードルを進行させる。次いで、ニードルのルーメン内に組織試料を採取するために、当該ニードルの遠位端が目標組織塊に挿入される。しかして、EUS−FNAは、患者に対するリスクを最小限に抑えながら、適正な組織が採取されることを保証する。EUS−FNAは、高度に鋭敏で特殊な施術ではあるが、特定の臨床状況下では、適切な試料の入手が困難な場合がある。とりわけ組織学的試料のために、より多くの細胞又は組織を得ることが可能であるほど、特定的な診断の潜在性は高まる。しかしながら、大き目のゲージニードルは、曲がりくねった解剖学的構造を通過することが困難であり、より多くの血液を含む試料を得ることとなり、診断がより困難にする。
本発明は、組織試料を採取するための装置に関し、該装置は、基端から先端へ長手方向に延び、全長にわたって貫通するルーメンを、その内部に移動可能に収容されるニードルとともに含む外シースと、近位端から鋸刃状の遠位端へ長手方向に延び、チャネルが延びている前記ニードルであって、当該ニードルの遠位端が前記外シースの遠位端の近位にある挿入姿勢と、当該ニードルの遠位端が目標組織を貫通して前記チャネル内に組織試料を採取するために前記外シースの遠位端から遠位側へ延出する組織採取姿勢との間で前記外シースに対し長手方向に相対移動可能な前記ニードルと、前記ニードルが前記挿入姿勢と前記組織採取姿勢との間で移動する際に、前記ニードルの遠位部を長手軸周りに回転させる駆動機構と、を備えている。
ある態様において、前記駆動機構は、前記ニードルの遠位部の周りに延びるヘリカル構造体と、前記外シースの遠位端に接続された駆動カラーの内面に沿う相手側ヘリカル構造体と、を備え、前記ニードルのヘリカル構造体と前記駆動カラーの相手側ヘリカル構造体とは、前記ニードルが前記外シースに対し長手方向に相対移動する場合に当該ニードルが外シースに対し相対回転するように係合していてもよい。
ある態様において、前記ニードルは、その内部に収容された組織を把持するために、チャネル内に横方向に延びる係止片を含んでいてもよい。
ある態様において、係止片は、ニードルの壁を切り抜き、チャネル内に横方向に折り曲げて形成された舌片であってもよい。
ある態様において、駆動機構は、前記ニードルの近位部と遠位部とを連結する第1のラチェット機構及び第2のラチェット機構を含み、前記第1のラチェット機構は、ラチェット歯を当該遠位部の内面に沿って噛合させるために当該近位部から遠位側へ延びるロッドを含んでいるとともに、前記第2のラチェット機構は、前記遠位部を近位部に対して相対回転するべく前記第1のラチェット機構と前記第2のラチェット機構とが択一的に噛合するように、近位部の遠位端周りと遠位部の近位端周りのそれぞれに一組の歯を含んでいてもよい。
ある態様において、前記第1、第2のラチェット機構は、前記近位部のリニア振動によって択一的に噛合してもよい。
ある態様において、前記装置は、そこから横方向に延びる突起を含むスタイレットをさらに含んでいてもよい。
ある態様において、前記駆動機構は、前記ニードルの近位部と遠位部とを連結するラチェット機構を含み、このラチェット機構は、前記ニードルの遠位部の内面に沿って延びる溝を含み、前記スタイレットの前記突起は、当該スタイレットのリニア振動で前記遠位部を近位部に対し相対回転させるように、ラチェット歯を溝に沿って係合させてもよい。
ある態様において、前記ニードルは、複数の制御ワイヤによって制御されるピボットジョイントにより互いに相対的に回動するように接続される近位部と遠位部とを含んでいてもよい。
ある態様において、前記ニードルは、組織が切除されている際に、体液の漏出を許容にするべく遠位部を横方向に貫通する複数の孔を含んでいてもよい。
ある態様において、前記装置は、組織を吸引するためにニードルのチャネルを通って吸引力を加える吸引源をさらに備えていてもよい。
本発明はまた、組織試料を採取する装置であって、近位端から遠位端へ長手方向に延び、全長にわたって貫通するルーメンを含む外シースと、前記外シースに摺動可能に収容され、近位端からテーパ状の遠位端へ長手方向に延び、挿入姿勢と、外シースから遠位側へ相対的に延出する組織採取姿勢との間で前記外シースに対し長手方向に相対移動可能なニードルと、を備えている。
ある態様において、組織試料は、外シースのルーメンの内面とニードルの外面との間の空間に採取されてもよい。
ある態様において、組織を吸引する吸引力を前記空間に加えてもよい。
ある態様において、前記ニードルは、当該ニードルの近位端に取り付けられた第1カムと、前記外シースの近位端内に収容された第2カムと、前記装置を退避姿勢に付勢するばね要素とを備えた駆動機構によって、前記退避姿勢と前記組織採取姿勢との間で移動されてもよい。
本発明はまた、組織試料を採取する方法に関し、前記方法は、ニードルの遠位端が外シースの遠位端に近接するように当該ニードルが前記外シース内に収容される挿入姿勢にある組織採取装置を、内視鏡の作業チャネルを介して患者の身体の目標組織に挿入するステップと、前記ニードルを目標組織に挿入されるために、当該ニードルの遠位端が前記外シースの遠位端を遠位側へ延出する遠位側の組織採取姿勢に前記ニードルを前記外シースに対し相対移動するステップとを備え、前記ニードルは、当該ニードルの鋸状の遠位エッジが採取した目標組織から組織試料をくり抜くように、外シースの遠位側外方に飛び出す際、駆動機構によって長手軸周りに回転するものである。
ある態様において、本方法は、前記装置を患者の身体から装置を抜き取るために、前記ニードルを組織採取位置から退避位置に動かすステップをさらに備えていてもよい。
ある態様において、駆動機構は、遠位部の周りに延びるヘリカル構造体と、前記外シースの遠位端に接続された駆動カラーの内面に沿う相手側ヘリカル構造体とを含み、前記ニードルのヘリカル構造体と前記外シースの相手側ヘリカル構造体は、当該ニードルが外シースに対して長手方向に動かされる場合に、当該ニードルが外シースに対して相対的に回転するように、互いに噛合している。
ある態様において、駆動機構は、ニードルの近位部と遠位部とを連結する第1のラチェット機構及び第2のラチェット機構を含み、前記第1のラチェット機構は、ラチェット歯を当該遠位部の内面に沿って噛合させるために当該近位部から遠位側へ延びるロッドを含んでいるとともに、前記第2のラチェット機構は、前記遠位部を近位部に対して相対回転するべく前記第1のラチェット機構と前記第2のラチェット機構とが択一的に噛合するように、近位部の遠位端周りと遠位部の近位端周りのそれぞれに一組の歯を含んでいてもよい。
ある態様において、前記駆動機構は、ニードルの近位部と遠位部とを連結するラチェット機構を含み、このラチェット機構は、チャネル内に収容されたスタイレットの一部から横方向に延びる突起を受けるために、ニードルの遠位部の内面に沿って延びる溝を含み、前記スタイレットの前記突起は、当該スタイレットのリニア振動で前記遠位部を近位部に対し相対回転させるように、ラチェット歯を溝に沿って係合させてもよい。
本発明の例示的な実施形態による装置の斜視図。 図1の装置の遠位刃先の一部の斜視図。 内向きの係止片を含む、図1の装置のニードルの一部の斜視図。 内向きの係止片を含む、図3のニードルの部分の断面図。 図1の装置の駆動カラーの一部の斜視図。 第1の位置にある、図1の装置用の試料取出具の断面図。 第2の位置にある、図6の試料取出具の断面図。 第1の姿勢における、本発明の別の例示的な実施形態による装置の縦断面図。 第2の姿勢における、図8の装置の縦断面図。 図8の装置のニードルの近位部の縦断面図。 図8の装置のニードルの遠位部の縦断面図。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による装置の縦断面図。 本発明の別の例示的な実施形態による装置の側面斜視図。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による装置の透明な側面図。 本発明の別の例示的な実施形態による装置の遠位部の縦断面図。 図15の装置の横断面図。
本発明は、以下の説明及び添付の図面を参照してさらに理解可能であり、同様の要素は、同じ参照番号で参照される。本発明は、組織試料を得るための装置に関し、特に、EUS−FNA装置に関する。本発明の例示的な諸実施形態は、長手軸周りに回転するとともに、組織試料をくり抜いてチャネル内に採取できる鋭利な又は鋸状の遠位エッジを含むニードルを備えた装置を記載したものである。「近位」及び「遠位」という用語が用いられているが、これらは、装置の使用者に向かうこと(近位)及び装置の使用者から離れること(遠位)を指すことを意図していることに留意されたい。
図1から図7に示すように、本発明の第1の例示的な実施形態による装置100は、挿入姿勢と組織採取姿勢との間を移動するべく、外シース104内に収容されたニードル102を備えている。挿入姿勢において、ニードル102の遠位端110は、シース104内に収容され、シース104の遠位端120から遠位に延出していない。組織採取姿勢において、ニードル102は、目標組織への挿入のために当該ニードル102の遠位端110が遠位端120から延出するべく、シース104の外側に当該ニードル102が長手方向に駆動される際、当該ニードルが長手軸周りの第1の方向に回転するように、シース104に対し、相対的に遠位側に移動される。ニードル102がシース104の外側で回転するにつれて、当該ニードル102の鋸状の遠位端は、目標組織から試料をくり抜き、そのチャネル106内に組織試料を採取する。今、既存のEUS−FNA法でニードルを利用する方法は、一般に、組織の塊から組織試料を分離するために、塊に対してニードルの遠位側の挿入を繰り返すことを含んでいる。しかしながら、いくつかの場合において、この方法は、大量の血液が混入した組織試料又は組織学的組織を生成することとなり、正確な診断を妨げとなっている。ニードル102に設けた鋸刃状の遠位エッジ108の回転は、周囲の組織への外傷を最小なものとし、もって、血液の混入を最小限に抑制し、より良好な試料の採取を可能にする。一旦、組織試料がニードル102内に採取されると、ニードル102はシース104内に引き戻される。ニードル102をシース104に対して相対的に近位方向に引くことで、ニードル102は、長手方向軸周りに第1の方向とは反対の第2の方向に回転する。装置100は、当該装置の遠位部が体内の目標組織部位に挿入されている間、シース104の近位端が身体の外部に留まるように、シース104の近位端に結合されたハンドルアセンブリ(図示せず)をさらに備えていてもよい。当業者には理解されるように、ハンドルアセンブリは、シース104に対するニードル102の相対移動を制御するためのアクチュエータを含んでいてもよい。
ニードル102は、近位端(図示せず)から遠位端110まで長手方向に延び、全長にわたって貫通するチャネル106を含んでいる。ある実施形態において、このニードル102は、相対回転可能な状態で互いに連結された、長手方向に延びる近位部(図示せず)と長手方向に延びる遠位部142とを備えていてもよい。ニードル102の遠位部142の外面112は、ニードル102を回転させながらシース104の内外に駆動するため、当該外面112の長手の周囲に延びるヘリカル構造体114を含んでいる。ある実施形態において、ヘリカル構造体114は、外面112に形成されたヘリカル凹部で構成されており、同ヘリカル凹部は、ニードル102が長手方向にシース104内で動く際、長手方向の運動の一部を回転方向の運動に変換するようにシース104の遠位端の内面上に形成された相手側の構造物と係合する。例えば、前記構造物は、突起であってもよく、該突起に沿って又は突起を越えてニードル102が動く際、このニードル102を回転させるべくヘリカル構造体114(凹部)に係合するために、シース104の内面から半径方向内向きに突出する。突起は、ヘリカル凹部に対応するヘリカル経路に沿って延びていてもよく、或いは、単純にこの凹部に係合する短片であってもよい。同様に、ニードル102は、シース104の内面に形成された細長いヘリカル構造体に嵌るか又はそれを受ける、長手方向に短い構造物のみを含むものであってもよい。
別の実施形態では、ヘリカル構造体114は、外面112から半径方向外向きに延びる螺旋形状の突起であってもよい。このヘリカル構造体114は、目標組織への所望の挿入長さに対応する長さに沿ってニードル102の遠位部142の周りに延びて、シース104の内面に形成された対応する溝又は凹部と係合可能である。例えば、ヘリカル構造体114は、長さ2cmまでのコア組織資料の採取を可能にするように選択されたニードル102の遠位部142の長さに沿って延びていてもよい。しかしながら、当業者には理解されるように、ヘリカル構造体114の長さは、必要に応じてより大きな、又はより小さなコア組織資料を採取するようにばらついていてもよい。
図2に示すように、遠位端110の遠位エッジ108は、ニードル102がその長手軸周りに回転された場合に、当該遠位エッジ108が接触する目標組織を切除するような鋸刃状になっている。図3から図4に示すように、ニードル102もまた、内部に組織試料を捕捉又は保持するために、チャネル106内に延びるひとつ以上の内向き係止片116を含んでいてもよい。内向き係止片116は、組織試料がチャネル106の近位側に容易に受け入れ可能である一方、チャネル106から遠位側には滑り止めとなるべく、チャネル106内に半径方向に曲げられてニードル102の近位端に向かって指向する舌片を形成するために、例えば、チャネル106を形成する壁118の一部を打ち抜き又はレーザーによる切り取りにより、形成可能である。係止片116は、半径方向外方に動いてチャネル106内に入り込まないような材質で形成されているのであれば、半径方向内向きに付勢されてもよい。
シース104は、近位端(図示せず)から遠位端120まで長手方向に延びているとともに、全長にわたって貫通するルーメンを含んでいる。このルーメンは、その中にニードル102を摺動可能に収容するような寸法及び形状を有する。特に、ニードル102は、シース104のルーメン内で回転可能かつ長手方向に移動可能である。シース104の遠位端120は、遠位側へ延びる駆動カラー122を含み、該駆動カラー122は、ニードル102を収容するためにシース104のルーメンと同軸に整列するルーメンを含んでいる。
図5に示すように、駆動カラー122は、ニードル102のヘリカル構造体114に対応する内面126に沿った構造体124を含んでいる。例えば、ヘリカル構造体114がニードル102の外面112の周囲において螺旋形状に形成された凹部である場合、相手側ヘリカル構造体124は、駆動カラーの内面126に沿って対応するヘリカル突起である。ヘリカル構造体114が外面112に延びる螺旋形状に形成された突起である場合、相手側ヘリカル構造体124は、内面126に沿って対応するヘリカル凹部である。このように、ヘリカル構造体114と相手側ヘリカル構造体124とは、互いに相対的な摺動動作を許容するように構成されている。
本装置100を使用する例示的な方法によれば、装置100は、例えば、内視鏡の作業チャネルを経由して患者の身体の目標組織に挿入可能である。作業チャネルや目標外の組織への損傷を防止するために、装置100は、ニードル102の遠位エッジ108がシース104内に収容された挿入姿勢で作業チャネルから挿入される。一旦、装置100が目標組織の部位に到達すると、ニードル102がシース104の遠位側外方に駆動されて、目標組織内で第1の方向に沿ってシース104に対し長手軸周りに相対回転するように、長手方向遠位側に駆動される。特に、ニードル102がシース104に対して遠位側に移動するにつれて、ニードル102の遠位部142は、ヘリカル構造体114とシース104の相手側ヘリカル構造体124との係合により、長手軸周りに回転する。ニードル102の遠位部142がシース104から遠位側に駆動されるにつれて回転することに起因して、鋸刃状の遠位エッジ108が目標組織から組織試料をくり抜き、この組織試料をチャネル106に収容して捕捉する。組織試料は、チャネル106内にて係止片116を越えて近位側に移動し、この係止片116に保持される。一旦、所望の組織試料がチャネル106内に収容されると、ニードル102は、近位側に引っ張られることによって、シース104内に退避する。ニードル102が近位側に引っ張られるにつれて、ヘリカル構造体114は、相手側ヘリカル構造体124と接続して、ニードル102を第1の方向とは反対の第2の方向に回転させる。ニードル102がシース102内の近位側に引き込まれる際、係止片116は、溝106内に組織試料を捕捉して保持する。
図6及び図7に示すように、目標組織から装置100を除去すると、係止片116がチャネル106内に採取された組織試料と係合しなくなるように、係止片116を半径方向内側位置から半径方向外側位置に動かす、例えば取出具130を用いることで、組織試料は、チャネル106から除去される。取出具130は、例えば、ニードル102の内径よりわずかに小さい外径を有する管状要素を含んでいてもよい。かくして取出具130がチャネル106内の近位側に挿入されると、取出具130の外面132が係止片116と接触して、係止片116が採取された組織試料から外れるように係止片116を半径方向外側に移動させる。次いで組織試料は、例えば、試料フラッシュ法等の公知の方法を用いて、取出具130のルーメン134を介してチャネル106から取り出される。
スタイレットは明示的に図示又は説明されていないが、当業者であれば、装置100がスタイレットをさらに具備可能であることが理解されよう。スタイレットは、目標外の組織がチャネル106に入るのを防ぐために、装置100を身体に挿入している間にニードル102のチャネル106内に収容可能である。一旦、装置100が目標組織の部位に到達すると、スタイレットは、チャネル106内の組織試料の採取を容易にするために、取り除かれる。
図8から図11に示すように、装置200は、上述の装置100と同様であり、シース204内に移動可能に収容されたニードル202を備えており、当該ニードル202の遠位端201が当該シース204の遠位端の近位側にある挿入姿勢と、当該ニードル202の遠位端210が当該シース204の遠位端220から延出して目標組織内にある組織採取姿勢との間で、ニードル202がシース204に対し、長手軸周りに相対回転可能となっている。前記ニードル202もまた、上述のニードル102と実質的に同様であり、組織試料がチャネル206に採取されるように、ニードル202が長手軸周りに回転することによって当該ニードル202が挿入された目標組織から組織試料をくり抜く鋸刃状の遠位端208を含んでいる。
しかしながら、ニードル202は、近位部240と遠位部242とを含み、これら近位部240及び遠位部242は、当該近位部240に堅固に取り付けられたロッド246を含む第1のラチェット機構244によって互いに連結されているとともに、さらにニードル202は、前記遠位部242の内面に形成された溝250内に摺動可能に受け入れられる噛合端248を含んでいる。溝250及び噛合端248のそれぞれは、近位部240に対する遠位部242の相対回転を制御するために互いに選択的に噛合する一組の歯245を含んでいる。ニードル202は、近位部に対する遠位部242の回転を制御するための第2ラチェット機構252をさらに含んでいる。第2のラチェット機構252は、近位部240の遠位端256及び遠位部242の近位端258のそれぞれに一組の歯254を含んでいる。
噛合端248が近位位置と遠位位置との間で移動可能となるように、溝250の長さは、噛合端248の長さよりも長い。図8に示すように、ロッド246が遠位側に前進している場合、第1ラチェット機構244の歯245が離脱している一方、第2のラチェット機構252の歯254は、噛合している。図9に示すように、ロッド246が部分的に退避している場合、第1ラチェット機構244の歯245が噛合している一方、第2のラチェット機構252の歯254は、離脱している。第1、第2のラチェット機構244、252の歯245、254のそれぞれが択一的に噛合、離脱することに起因して、ニードル202の遠位部242が近位部240に対し、ロッド246周りに相対回転するように、一組の歯245、254のそれぞれの傾斜面260、262が逆向きに傾斜している。ロッド246が前進することや部分的に後退することは、ニードル202の近位端に振動を入力することによって促進されるリニア振動によって達成可能である。このように、ロッド246のリニア振動は、ロッド246及び近位部240に対するニードル202の遠位部244の連続的な相対回転をもたらすことが可能となる。
図12に示すように、本発明の代替的な実施形態による装置200’は、上述した装置200と実質的に同様であり、シース204内に移動可能に収容されたニードル202’を備えており、当該ニードル202の遠位端201’が当該シース204’の遠位端の近位側にある挿入姿勢と、当該ニードル202’の遠位端210’が当該シース204’の遠位端220’から延出して目標組織内にある組織採取姿勢との間で、前記ニードル202’がシース204’に対し、長手軸周りに相対回転可能となっている。ニードル202と同様に、ニードル202’は、例えばラチェット機構によって、長手軸周りに互いに相対回転可能な近位部240’と遠位部242’とを含んでいる。しかしながら、装置200’は、その近位端のところで振動ユニットによって振動するロッドではなく、ニードル202’のチャネル206’内に収容されて、直線的に振動するスタイレット246’を含んでいる。挿入姿勢(破線で示す)において、スタイレット246’は、遠位先端247’がニードル202’の遠位端210’よりわずかに遠位側になるように、ニードル202’内に収容される。組織採取姿勢において、スタイレット246’は、横向きに突出する突起248’がニードル202’の内側の周りに延びる溝250’内に収容されるまでニードル202’に対して近位側に引き出される。かくして、組織が遠位の鋸刃状のエッジ208’によってくり抜かれ、スタイレット246’の遠位先端247’遠位側のチャネル206’の一部内に採取可能となる。
溝250’は、遠位部242’の内面に形成されている。この溝250’は、一連の突出部を含んでおり、突出部のそれぞれは、螺旋状の部分に沿って延びており、しかしてスタイレット246’が遠位部242’に対して相対的に遠位側に進むについて、係合部248’が溝250’の螺旋状部分に入り込み、単一の歯の幅に対応する遠位部242’の周方向の部分に対応する角度で近位部240’に対し相対的に遠位部242’を回転し、もって遠位部242’が近位部240’に沿ってラチェット機構244’の単一の歯にわたって回転する際に、後続する歯が最初の位置から反対方向に逆転しないように遠位部242’に噛合する。次に、突起248’が溝250’のヘリカル部分の近位端に達するまでスタイレット246’が近位側に引っ張られた場合、突起248’は、その動作が繰り返される際、スタイレット246’の遠位側への進行ごとに一枚の歯の幅に対応する量だけ近位部240’に対し遠位部242’を相対回転させるように、溝250’の第2の螺旋部分に及ぶ自然弾性力の下で、溝250’の円周部分を通って回転する。
図13に示すように、本発明の別の例示的な実施形態による装置300は、上述した装置100、200と実質的に同様なものであり、挿入姿勢と組織採取姿勢との間でシース304内に回転可能に収容されたニードル302を備えている。ニードル302は、近位部340及び組織切断遠位部342を含んでいる。ニードル302は、近位部340の長手軸周りの回転が、遠位部342の回転運動に対応して変換されるように構成される。しかしながら、近位部340、遠位部342はまた、ピボットジョイント346によって互いに接続されている。特に、装置300の遠位端342から近位端にわたって制御ワイヤ344が延びていてもよく、この制御ワイヤ344は、制御ワイヤ344を制御するアクチュエータを含む、例えばハンドルアセンブリを含んでいる。この制御ワイヤ344は、より多くの組織を切り取る梃子を提供するため、例えば4つの方向に、ニードル302の遠位部342を近位部342に対して相対的に揺動可能である。
遠位部342は、ニードル102の遠位エッジ108と実質的に同様な遠位端308を含んでいる。特に、遠位エッジ308は、鋸刃を有していてもよく、該鋸刃は、ニードル302が長手軸周りに回転することによって遠位側の目標組織内に進行した場合に、挿入された目標組織から組織試料をくり抜き、そのチャネル306内に組織試料を採取するものである。遠位部342はまた、当該遠位部342の壁を横方向に貫通する複数の孔348を含んでいてもよい。孔348は、目標組織を切り取る間に何らかの体液の漏出を許容にするように特に構成されてもよい。
装置300は、組織を切断している間、当該組織を内部に保持し、チャネル306に吸引するために、吸引力をニードル302のチャネル306に加える吸引源をさらに備えてもよい。一旦、組織試料が目標組織からくり抜かれると、目標組織は、装置300を患者の体から除去する間、チャネル306内に保持される。
図14に示すように、本発明の別の例示的な実施形態による装置400は、前記装置100と実質的に同様であり、外シース404内に移動可能に収容されたニードル402を備えている。しかしながら、ニードル402は、前記外シース404の長手軸周りに相対回転可能にするのではなく、突発的で正確に目標組織に挿入されるとともに、迅速に引き戻されることによって、そのチャネル406内に組織試料を採取するものである。ニードル402の迅速な挿入と引き戻しとは、装置400の近位端に設けたピン440の単一運動によって行われる。ピン440を外シース404に対して遠位方向に押すことにより、駆動機構442が作動され、この駆動機構442が外シース404に対するニードル402の相対的且つ迅速な挿入及び引き戻しを実行する。ニードル402を目標組織に迅速に挿入し、引き戻すことにより、より大きな組織試料の採取を許容する。
ニードル402は、近位端409から遠位端410まで長手方向に延びているとともに、当該長手方向に貫通して組織試料を内部に採取するチャネル406を含んでいる。遠位端410は、ニードル402が挿入される目標組織を穿刺するために、ベベル状の、或いはテーパ状の先端408を含んでいてもよい。外シース404は、近位端419から遠位端420まで長手方向に延びるとともに、ニードル402を摺動可能に収容するために当該外シース404を貫通するルーメン422を含んでいる。退避位置において、前記ニードルは、当該遠位端410が外シース404の遠位端420の近位側にあるように、外シース404内に収容される。組織挿入位置において、ニードル402は、外シース404の遠位端420を越えて遠位側に延出し、テーパ先端408で目標組織を穿刺し、目標組織をくり抜いてチャネル406内に採取する。
駆動機構442は、ニードル402の近位端409に接続された第1のカム444と、外シース404の近位端419のルーメン422内に収容された第2のカム446とを含んでいる。第2のカム446は、ピン440に接続され、ピン440は、外シース404の近位端419を通って近位方向に延び、装置400の使用者がアクセス可能である。駆動機構442はまた、外シース404内に遠位に収容される第1のカム444と、ルーメン422内に半径方向に延びる肩部452との間に配置されている。
ピン440が外シース404に対して相対的に遠位方向に押された場合、第2のカム446が遠位側に移動して第1のカム442と接続し、ニードル402を退避位置から組織貫通位置まで外シース404の遠位側外方に押し込む。外シース404に対する第1及び第2のカム444、446の遠位方向の動作に起因して第1のカム444の遠位側にあるばね要素450もまた圧縮されるので、使用者がピン440を離した際、ばね要素450が解放されて付勢姿勢に復元され、第1のカム444とニードル402とを外シース404に対して相対的に近位側に退避させた位置に移動させることになる。かくして、ピン440の単純な押圧と解放とにより、ニードル402は、挿入され、後退し、単一の動作で組織試料をチャネル406内に採取することが可能になる。
図15から図16に示すように、本発明の別の例示的な実施形態による装置500は、上述の装置400と実質的に同様であり、外シース504内に摺動可能に収容されたニードル502を含んでいる。ニードル402と同様に、ニードル502は、近位端(図示せず)からテーパ先端部508を含む遠位端部510まで延びている。外シース504は、近位端(図示せず)から、遠位端520を貫通するルーメン522を含めて、この遠位端520まで延びている。このルーメン522は、ニードル502をその内部に収容している際に、当該ルーメン522の内面523とニードル502の外面512との間の空間506が組織試料を受けるべく構成されるような寸法と形状を有している。外シース504の遠位端520は、ベベルエッジ521を含んでいる。
挿入姿勢において、ニードル502のテーパ先端部508は、テーパ先端部508とベベルエッジ521が滑らかに連続した一体物となって装置500が目標組織内に挿入可能となるように、外シース504のベベルエッジ521を越えてわずかに遠位側に延出している。一旦、装置500が目標組織に挿入されると、ニードル502が外シース504に対して遠位に相対移動し、目標組織の部分は、外シース504とニードル502との間の空間506に移動される。吸引空間506を経由して目標組織を空間506内に引き込む力を空間506に加えてもよい。外シース504のベベルエッジ521の目標組織の半径方向の圧力は、ニードル502が外シース504に対して遠位側に動かされて、空間506を通って加えられる吸引力が目標組織を空間506に移動させる。一旦、所望の組織試料が空間506に採取されると、外シース506は、ニードル502を越えて遠位側に移動される。次いで、ベベルエッジ521は、組織試料を内部に採取した状態で装置500を患者の身体から取り除くことができるように、周囲の組織から組織試料を切り取る。
本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の構造及び方法に変形を加えることができることは、当業者には明らかであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物の範囲内に入るならば、本発明の修正及び変形を包含することが意図される。

Claims (15)

  1. 組織試料を採取する装置であって、
    近位端から遠位端へ長手方向に延び、全長にわたって貫通するルーメンを含む外シースと、
    前記外シースに移動可能に収容されるニードルであって、近位端から鋸状の遠位端へ長手方向に延び、全長にわたって貫通するチャネルを含み、当該ニードルの前記遠位端が前記外シースの遠位端の近位にある挿入姿勢と、当該ニードルの前記遠位端が目標組織を貫通して前記チャネル内に組織試料を採取するために前記外シースの遠位端から遠位側へ延出する組織採取姿勢との間で前記外シースに対し長手方向に相対移動可能な前記ニードルと、
    前記ニードルが前記挿入姿勢と前記組織採取姿勢との間で移動する際に、前記ニードルの遠位部を長手軸周りに回転させる駆動機構と、を備えている装置。
  2. 前記駆動機構は、前記ニードルの遠位部の周りに延びるヘリカル構造体と、前記外シースの遠位端に接続された駆動カラーの内面に沿う相手側ヘリカル構造体と、を備え、前記ニードルのヘリカル構造体と前記駆動カラーの相手側ヘリカル構造体とは、前記ニードルが前記外シースに対し長手方向に相対移動する場合に当該ニードルが外シースに対し相対回転するように係合している、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ニードルは、その内部に収容された組織を把持するために、チャネル内に横方向に延びる係止片を含んでいる、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記係止片は、前記ニードルの壁を切り抜き、前記チャネル内に横方向に折り曲げて形成された舌片である、請求項3に記載の装置。
  5. 前記駆動機構は、前記ニードルの近位部と遠位部とを連結する第1のラチェット機構及び第2のラチェット機構を含み、前記第1のラチェット機構は、ラチェット歯を当該遠位部の内面に沿って噛合させるために当該近位部から遠位側へ延びるロッドを含んでいるとともに、前記第2のラチェット機構は、前記遠位部を近位部に対して相対回転するべく前記第1のラチェット機構と前記第2のラチェット機構とが択一的に噛合するように、近位部の遠位端周りと遠位部の近位端周りのそれぞれに一組の歯を含んでいる、請求項1、3、4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記第1、第2のラチェット機構は、前記近位部のライナ振動によって択一的に噛合される、請求項5に記載の装置。
  7. 横方向に延びる突起を含んでいるスタイレットをさらに備えている、請求項1、3、4のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記駆動機構は、前記ニードルの近位部と遠位部とを連結するラチェット機構を含み、このラチェット機構は、前記ニードルの遠位部の内面に沿って延びる溝を含み、前記スタイレットの前記突起は、当該スタイレットのリニア振動で前記遠位部を近位部に対し相対回転させるように、ラチェット歯を溝に沿って係合させる、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ニードルは、複数の制御ワイヤによって制御されるピボットジョイントにより互いに相対的に回動するように接続される近位部と遠位部とを含んでいる、請求項1、3、4のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記ニードルは、組織が切り取られた際に、体液の漏出を許容するべく遠位部を横方向に貫通する複数の孔を含んでいる、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 組織を吸引するために前記ニードルのチャネルを介して吸引力を加える吸引源をさらに備えている、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 組織試料を採取する装置であって、
    近位端から遠位端へ長手方向に延び、全長にわたって貫通するルーメンを含む外シースと、
    前記外シースに摺動可能に収容され、近位端からテーパ状の遠位端へ長手方向に延び、挿入姿勢と、外シースから遠位側へ相対的に延出する組織採取姿勢との間で前記外シースに対し長手方向に相対移動可能なニードルと、を備えている装置。
  13. 組織試料は、前記外シースのルーメンの内面と前記ニードルの外面との間の空間に採取される、請求項12に記載の装置。
  14. 組織を内部に吸引するために吸引力を前記空間に加える、請求項13に記載の装置。
  15. 前記ニードルは、当該ニードルの近位端に取り付けられた第1カムと、前記外シースの近位端内に収容された第2カムと、前記装置を退避姿勢に付勢するばね要素とを備えた駆動機構によって、前記退避姿勢と前記組織採取姿勢との間で移動される、請求項12から14のいずれか1項に記載の装置。
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