JP2012527986A - 生検デバイスニードルセット - Google Patents

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Abstract

【課題】環状に入れ子になった複数のカニューレを含む、生検デバイスで使用するためのニードルセットを提供する。
【解決手段】カニューレの各々は、遠位端、近位端、内腔、及びカニューレ本体を含む。これらのカニューレのうちの少なくとも二つがそれらの近位端のところで接合されている。二つの接合されたカニューレの遠位端は、生検デバイスに取り付けることができる。二つの接合されたカニューレのうちの少なくとも一方は、更に、カニューレ本体をその近位端に接合する少なくとも二つの可撓性リンクを含む。カニューレ本体をその近位端を固定した状態でその長さ方向軸線を中心として回転すると、リンクが互いに接触し、カニューレ本体とカニューレの近位端との間の内腔空間を効果的に切断し、これによって内腔内に存在する何らかの材料、例えば生検材料を切断する。
【選択図】図1

Description

本願は、米国特許法第119条(e)に基づき、2009年5月28日に出願された米国仮特許出願第61/181,933号及び2009年5月30日に出願された米国仮特許出願第61/182,695号の恩恵を主張するものである。出典を明示することにより、これらの出願に開示された全ての内容は本明細書の開示の一部とされる。
本発明は、全体として、生検デバイス用ニードルセットに関する。
癌性腫瘍、前癌状態、及び他の疾患又は障害を持つ患者の診断及び治療を行うため、人間、場合によっては動物から組織の一部を試料採取し又は試験することが望ましい場合が多く、多くの場合、絶対に必要とされる。代表的には、癌又は悪性腫瘍の疑いがある場合、組織生検と呼ばれる非常に重要なプロセスを行い、細胞が癌化しているかどうかを確認する。
生検は、開放技術で行ってもよいし、閉鎖技術で行ってもよい。開放生検は、組織の塊全体又は組織の塊の一部を取り出す。他方、閉鎖生検は、通常は、ニードル等の器具で行われ、吸引(注射器に設けた中空ニードル)又はコア生検(特殊な組織切断ニードル設計)のいずれであってもよい。ニードル吸引生検では、細胞学的検査を行うため、個々の細胞又は細胞のクラスターを得る。コア生検では、凍結切片又はパラフィン切片として行ってもよい組織学的検査を行うため、組織のセグメントを得る。
細胞学的検査又は組織学的検査用の組織試料を得るための方法及び手順は、従来、ニードルを手作業で挿入し、操作することによって行われてきた。これらの手順は、医師によって「ブラインド」で行われ、「感覚」及び周知の解剖学的「ランドマーク」によって案内される。
腫瘍が患者で最初に確認されるのは、触診、x線撮像、又は超音波画像診断の三つの方法のうちの一つによってである。腫瘍の確認後、生検手順を行う。現代の医師の意見によれば、癌の早期検出は治療の成功率の向上を意味する。生検は直径が2mm程度の小さい「腫瘍の塊」について行われる。この手順は、超音波又はx線による誘導下で行われる。この大きさの腫瘍は、手作業では確実に生検できない。これは、腫瘍と生検ニードルの大きさがほぼ同じであるためである。生検を手作業で試みると、塊を穿刺せずに腫瘍を押し退けてしまうことがある。たとえ小さな腫瘍でも穿刺できる速度にニードルを加速するため、自動穿刺デバイスが必要とされている。
過去5年において、医療技術の分野における二つの重要な革新が組織生検の分野に影響を及ぼしてきた。一つは、医師が体内を「見て」ニードルを腫瘍の塊に視覚的に案内できる組織画像診断デバイス(tissue imaging devices)の使用である。二つは、自動コア生検デバイス(ACBD)即ち「生検銃」の発明である。ACBDは、ニードルセットをかなりの力及び速度で推進し、腫瘍の塊を穿刺し、組織試料を収集する器具である。このACBDデバイスにより、医師は組織の塊を成長の早い段階で試験でき、癌を早期に診断することにより十分な治療を行うという医療の潮流に寄与してきた。
このようなACBDデバイスの例は、組織試料の収集に関し、米国特許第4,651,752号、米国特許第4,702,260号、及び米国特許第4,243,048号に記載されている。
従来の生検デバイスには幾つかの問題点があった。最も重大な問題点は、生検デバイスの作動サイクル中に試料を得損なってしまうということである。このような試料採取の不確実性は、切断縁部の鋭さが不十分であること、試料採取カニューレにおける摩擦が大き過ぎること、及び/又は試料切断/保持機構が不良であることを含む幾つかの異なる要因による。例えば、生検デバイスのオペレータがその発射直後に回転すると、試料採取の確実性が劇的に向上するということが報告されている。この報告は、試料切断/保持機構が不良であると、試料採取がうまく行われないということを意味する。
更に、現在の生検デバイスは組織試料の断面領域の一部しか切断せず、そのため試料の断面領域の残りの部分から切り離す必要がある。これにより試料の部分が失われる可能性が生じる。
更に、従来の生検デバイスは、傷付き易く容易に損傷する構成要素が含まれることが多く、こうした構成要素は、組織の穿刺及び試料回収部位内へのニードルセットの配置並びに生検試料の回収と関連した強い力に露呈される。このように、従来の生検デバイスで損傷が生じると、デバイスが使用できなくなる。例えば、幾つかの現在の生検デバイスは、ニードルセット内に組織を捕捉するウィンドウ又は他の複雑な構造がニードルセットに設けられており、生検試料の捕捉及び取り出しが困難である。
米国特許第4,651,752号 米国特許第4,702,260号 米国特許第4,243,048号
かくして、本発明の目的は、比較的信頼性がある切断機構を持つ生検デバイスを提供することである。
一つの特徴では、環状に入れ子になった複数のカニューレを含む、生検デバイスで使用するためのニードルセットにおいて、カニューレの各々は、遠位端、近位端、内腔、及びカニューレ本体を含み、カニューレのうちの少なくとも二つがそれらの近位端のところで接合されており、少なくとも二つの接合されたカニューレの遠位端は、生検デバイスに取り付けることができ、少なくとも二つの接合されたカニューレのうちの少なくとも一方は、更に、カニューレ本体をその近位端に接合する少なくとも二つの可撓性リンクを含む、ニードルセットが提供される。
特定の実施例では、複数のカニューレのうちの少なくとも一つのカニューレの近位端に切断縁部が設けられている。
特定の実施例では、ニードルセットは、更に、複数のカニューレ内に環状に入れ子になったスタイレットを含む。
特定の実施例では、可撓性リンクを含むカニューレは、このカニューレが接合されたカニューレの内腔内に配置されている。
特定の実施例では、更に、治療組成物を含む。
別の特徴では生検試料を得るための方法が提供される。
本発明のこれらの及びその他の態様は、以下の詳細な説明を参照して添付図面を読むことにより更に明らかになるであろう。更に、特定の手順及び組成物(例えばデバイス及びそれらの構成要素)を詳細に説明する様々な文献が本明細書中に記載されているが、出典を明示することにより、この出願に開示された全ての内容は本明細書の開示の一部とされる。
図1は、本発明の一実施例による生検ニードルセットの内カニューレ及び外カニューレの近位端の分解斜視図である。 図2は、本発明の別の実施例による生検ニードルセットの内カニューレ及び外カニューレの近位端の分解斜視図である。 図3は、本発明の一実施例による生検デバイスに取り付けられたニードルセットの断面斜視図である。 図3Aは、生検ニードルの内カニューレ及び外カニューレの近位端の拡大断面斜視図である。 図4は、デバイスが、図3に示す本発明の一実施例によるコッキング位置にある場合の、生検デバイスに取り付けられたニードルセットの断面斜視図である。 図5は、デバイスが、図3に示す本発明の一実施例による発射位置にある場合の、生検デバイスに取り付けられたニードルセットを上方から見た断面斜視図である。 図6は、デバイスが、図3に示す本発明の一実施例による発射位置にある場合の、生検デバイスに取り付けられたニードルセットを下方から見た断面斜視図である。 図7は、図3に示す本発明の一実施例による第1コッキングストローク後の生検デバイスに取り付けられたニードルセットを下方から見た断面図である。 図8は、図3に示す本発明の一実施例による第2コッキングストローク後の生検デバイスに取り付けられたニードルセットを下方から見た断面図である。 図9は、図3に示す本発明の一実施例によるニードルセットを含む生検デバイスの分解図である。 図10は、本発明の別の実施例による、生検デバイスに取り付けたニードルセットの斜視図である。 図11は、図10に示す本発明の一実施例による生検デバイスの断面斜視図である。 図12は、図10に示す本発明の一実施例による、第2コッキングストローク後の生検デバイスに取り付けられたニードルセットを下から見た断面図である。 図13は、図10に示す本発明の一実施例による生検デバイスの分解図である。 図14は、内カニューレドライバー及び外カニューレドライバーの分解図である。 図15は、連結された状態の内カニューレドライバー及び外カニューレドライバーの斜視図である。
「上方から」、「上」、「下」等の横方向の表示は、図面に描かれた方向によって定義される。「近位」及び「遠位」という用語は、生検試料が取り出される人に関し、「前」及び「後」という用語は、対応する意味を持つ。かくして、生検装置の近位端は、患者に向けられたその前端である。
本明細書中に開示したニードルセットの実施例は、内カニューレ及び外カニューレを含み、これらのカニューレは実質的に同軸に配置されており、それらの夫々のチップのところで又はその近くで接合されている。様々な実施例において、ニードルセットはスタイレットを含んでいてもよく、その他の様々な実施例では、内部にニードルセットの実施例が装填された生検デバイスのハンドルにスタイレットが設けられていてもよい。いずれの場合でも、内カニューレ及び外カニューレはスタイレットの周囲に環状をなして配置されている。
図1を参照すると、ニードルセット10の内カニューレ12は、内カニューレ本体28を内カニューレ近位端32と関連する少なくとも二つの長さ方向ウェブ即ちリンク30を有する。同様に、ニードルセット10の外カニューレ14は、外カニューレ本体22をその近位端24と関連する少なくとも二つのウェブ即ちリンク20を含む。外カニューレ本体22の近位端24の縁部には、外カニューレ組織切断縁部26が設けられている。内カニューレ12の少なくとも一部が外カニューレ14の内側に配置されており、内カニューレ12の近位端32は外カニューレ14の近位端24に接合されている。外カニューレのリンクは、外カニューレの近位端24が外カニューレの本体22に対して実質的に回転しないように、十分に剛性であるように選択される。他方、内カニューレ12のリンク30は、所与の大きさの回転力を加えたとき、近位端32が内カニューレ12の本体28に対して回転できる(リンク30を損傷することなく)ように選択されている。回転力の大きさは、ニードルセットが取り付けられた生検デバイスの発射によって加えられる大きさである。こうした選択は、材料の選択(例えば幾つかの実施例では、リンクは、このような回転を可能にするのに十分に可撓性の材料で形成されていてもよい)、寸法の選択(例えば幾つかの実施例では、リンクは、このような回転を可能にするのに十分に狭幅であってもよい)、及び形状の選択(例えば、幾つかの実施例では、リンクは、リンクをカニューレ本体及びカニューレ端に接合するボール継手、撓み継手等を含んでいてもよい)等の要因を考慮して行われる。かくして、幾つかの実施例では、内カニューレ本体28の遠位部分が回転しないように保持されている場合、外カニューレ14をその軸線を中心として回転すると、内カニューレの近位端32が外カニューレ14とともに回転することにより内カニューレのリンク30を捩じり、交点のところで互いに近づける(及び所望であれば、互いに出会わせ、又は通過する)。別の実施例では、外カニューレ14が回転しないように保持されている場合、内カニューレ本体28の遠位部分がその軸線を中心として回転するとき、内カニューレ近位端32は外カニューレ14とともに動かないままであり、その結果、内カニューレ近位端32が内カニューレ本体22に対して回転し、内カニューレリンク30を捩じり、交点のところで互いに近づける(及び所望であれば、互いに出会わせ、又は通過する)。内カニューレリンク30を交点のところで互いに近づけるのに必要な回転の最小の程度は、設けられたリンクの幅で決まる。例えば、内カニューレリンクが非常に狭幅の実施例では、リンクを交点のところで出会わせるのに約180°の回転が必要とされるのに対し、広幅のリンクが設けられた実施例では、リンクを捩じって出会わせるのに必要な回転はこれよりも小さい。
更に、内カニューレリンク30の材料、形状、及び/又は寸法は、リンク30が組織を切断できるように選択される。例えば、幾つかの実施例では、リンク30は、組織を切断するための鋭い長さ方向縁部を備えていてもよい。同様に、幾つかの実施例では、リンク30は組織を切断するのに十分に薄くてもよい。他の実施例では、リンク30には焼灼剤が設けられ(例えば焼灼剤がコーティング等によって組み込まれ)ていてもよく、又は加熱されてもよく、又は組織を焼灼により切断するために電流が加えられてもよい。ニードルセット10が生検デバイスに装填され、組織の部位に展開されたとき、外カニューレ14の切断縁部26が組織内に延び、組織を切断し、切断縁部26によって取り囲まれた所定容積の組織を内カニューレ12の内腔内に捕捉する。ニードルセット10を組織部位内にその長さ一杯に延ばしたとき、外カニューレ14をその軸線を中心として回転し、内カニューレ12の近位端32を内カニューレ本体22に対して回転し、これにより内カニューレリンク30をこれらのリンクが出会うまで捩じり、リンク30を通って延びる組織を絞扼し及び/又は切断する。内カニューレ12の内腔内にあり、リンク30を捩じることによって切断された組織の容積が生検試料を形成する。生検試料に含まれなかった組織は、ニードルセットから、外カニューレ14の開放した近位端24又は外カニューレリンク20が形成する穴のいずれかを通って出る。ニードルセットを生検試料とともに組織部位から引き出したとき、内カニューレリンクがその元の位置に戻るまで外カニューレ14を逆方向に開放することによって生検試料を取り出す。
次に図2を参照すると、ニードルセット50は、内カニューレ52及び外カニューレ54を含む。内カニューレ52は、内カニューレ本体68を内カニューレ近位端72と関連する少なくとも二つの長さ方向ウェブ即ちリンク70を含み、外カニューレ54は、外カニューレ本体62及びその近位端に設けられた外カニューレ組織切断縁部66を含む。内カニューレ52の少なくとも一部が外カニューレ54内に配置されており、内カニューレ52の近位端72が組織切断縁部66の近くで外カニューレ54に接合されている。リンク70は、所与の大きさの回転力を加えたとき、近位端72を内カニューレ本体68に対して(リンク70を損傷せずに)回転できるように選択されている。回転力の大きさは、ニードルセットが取り付けられた生検デバイスの発射によって加えられる大きさである。この場合も、選択を行う上で、材料の選択(例えば幾つかの実施例では、リンクは、このような回転を可能にするのに十分に可撓性の材料で形成されていてもよい)、寸法の選択(例えば幾つかの実施例では、リンクは、このような回転を可能にするのに十分に狭幅であってもよい)、及び形状の選択(例えば、幾つかの実施例では、リンクは、リンクをカニューレ本体及びカニューレ端に接合するボール継手、撓み継手等を含んでいてもよい)等の要因が考慮される。かくして、幾つかの実施例では、内カニューレ本体68の遠位部分が回転しないように保持されているとき、外カニューレ54をその軸線を中心として回転し、次いで内カニューレ近位端72が外カニューレ54と共に回転し、これによって内カニューレリンク70を捩じり、交点のところで互いに近づける(及び所望であれば、互いに出会わせ、又は通過する)。他の実施例では、外カニューレ54が回転しないように保持されており、内カニューレ本体68の遠位部分をその軸線を中心として回転するとき、内カニューレ近位端72は外カニューレ54とともに動かず、内カニューレ近位端72が内カニューレ本体68に対して回転し、内カニューレリンク70を捩じり、交点のところで互いに近づける(及び所望であれば、互いに出会わせ、又は通過する)。内カニューレリンク70を交点のところで互いに近づけるのに必要な最小程度の回転は、提供されたリンクの幅で決まる。例えば、非常に狭幅のカニューレリンクを持つ実施例では、リンクを交点のところで出会わせるのに約180°の回転が必要とされる。これに対し、広幅のリンクが設けられている場合には、これらのリンクが出会うまで捩じるのに必要な回転が小さくなる。
更に、内カニューレリンク70の材料、形状及び/又は寸法は、リンク70で組織を切断できるように選択される。例えば、幾つかの実施例では、リンク70には、組織を切断するための鋭い長さ方向縁部が設けられていてもよい。同様に、幾つかの実施例では、リンク70は、組織を切断するのに十分薄くてもよい。更に他の実施例では、リンク70には焼灼剤が設けられ(例えば焼灼剤がコーティング等によって組み込まれ)ていてもよく、又は加熱されてもよく、又は組織を焼灼により切断するために電流が加えられてもよい。ニードルセット50を生検デバイスに装填し、組織部位に展開したとき、外カニューレ54の切断縁部66が組織内に延び、組織を通して切断し、切断縁部66によって取り囲まれた所定容積の組織を内カニューレ52の内腔内に捕捉する。ニードルセット50を組織部位内に一杯に延ばした位置に至ったとき、外カニューレ54をその軸線を中心として回転し、内カニューレ52の近位端72を内カニューレ本体68に対して回転し、これにより内カニューレリンク70をこれらのリンクが出会うまで捩じり、組織を絞扼し、リンク70が通過した組織を切除する。内カニューレ52の内腔内にある、リンク70を捩じることによって切断された組織の容積が生検試料を形成する。生検試料に含まれなかった組織は、ニードルセットから、外カニューレ54の開放した近位端を通って出る。ニードルセット50が生検試料とともに組織部位から引き出されたとき、内カニューレリンクがその元の位置に戻るまで外カニューレ54を逆方向に回転することによって生検試料を取り出してもよい。
更に、本明細書中に説明した生検ニードルセットには、組織の状態を治療し、治癒を促し、瘢痕形成、感染症、疼痛、等の望ましからぬ作用をなくす組成物(composition) が設けられていてもよい。これは、例えば(a)製剤物(formulation) をニードルセットに直接的に付けること(例えば、ニードルセットにポリマー/薬剤の薄膜のスプレーすることによって、又はニードルセットをポリマー/薬剤溶液に浸漬することによって)、(b)組成物を吸収するヒドロゲル等の物質でニードルセットをコーティングすること、又は(c)ニードルセット自体を組成物で形成することを含む様々な方法で行うことができる。このような組成物には、抗細胞増殖剤、血管新生阻害剤、感染症治療剤、線維化誘導剤、抗瘢痕剤、潤滑剤、音響発生剤、抗炎症剤、細胞周期阻害剤、鎮痛剤、微小管阻害剤が含まれるが、これらに限定されない。癌組織の有無を確認するために行われる生検について、ニードルセットに抗癌剤を設けることが特に重要である。異なる目的のため(鎮痛剤、感染症治療剤、及び抗瘢痕剤の組み合わせ等)、又はそれらの相乗効果のためのいずれかで、多数の組成物を選択できる場合、こうした組成物には、複数の薬剤が一緒に含まれていてもよいし、ニードルセットの異なる部分に含まれていてもよい。
図3乃至図9に示す生検デバイスは、生検デバイスのハンドルに取り付けられた生検ニードルセットを含む。ニードルセットは、ハンドルの近位端を通って延びる、入れ子になった複数のカニューレを有する。これらのカニューレのうちの少なくとも二つのカニューレが、それらの近位端のところで接合されており、このように接合されたカニューレのうちの少なくとも一方が、その近位端をその本体の残りの部分に接合する少なくとも二つの長さ方向ウェブ又はリンクを含む。デバイスには、デバイスを一杯にコッキングする、即ち打ち込み準備位置まで一杯に引っ込めるまで二つのコッキングストロークを可能にする機構が設けられており、デバイスのオペレータは、この機構を片手で操作できる。この実施例では、各コッキングストロークの長さは、オペレータが指(オペレータがデバイスを保持するのに使用しているのと同じ手の指)でデバイスに快適に加えることができる動きと対応するように選択され、コッキングストロークの長さの和は、打ち込み深度(throw depth) と等しく、又は打ち込み深度よりも大きく、打ち込み深度で決まる。打ち込み深度は、ニードルセット全体又はその一部に捩じり運動が加えられるか否かに関わらず、ニードルセットがフルコック位置(fully cocked position) 即ち打ち込み準備位置まで一杯に引っ込めた位置からフルファイヤ位置(fully fired position)即ち一杯に打ち込んだ位置まで移動する距離である。生検ニードルセットが移動する距離が比較的大きい(例えば、打ち込み深度が比較的大きい)場合には、追加のコッキングストロークを提供するのが望ましい。更に別の実施例では、オペレータが両手を使おうと片手を使おうと、デバイスを一杯にコッキングするのに一つのコッキングストロークしか必要としない。例えば、生検デバイスを両手で作動するのが望ましく、オペレータが一方の手を使用してデバイスを保持すると同時に他方の手を使用してデバイスのコッキングを行う実施例では、ニードルセットがデバイスのフルコック位置からフルファイヤ位置まで移動する距離と等しいか或いはこれよりも大きい一つのコッキングストロークを使用してもよい。他の実施例では、生検デバイスのニードルセットの片手フルコックを可能にする機構にギヤシステム等が設けられていてもよい。
次に図3を参照すると、生検デバイス100は、ニードルセット102、ハウジング104、コッキングアッセンブリ108、キャリッジアッセンブリ124、アクチュエータアッセンブリ132、ニードルセットドライバーアッセンブリ146、及び打ち込み深度ストップ164を含む。図4乃至図9を更に参照すると、コッキングアッセンブリ108のコッキングアクチュエータ114が孔118を通ってハウジング104の外に延びており、これには、追加としてコッキングアクチュエータボタン110が設けられていてもよい。コッキングアッセンブリ108のコッキングレバー112がキャリッジアッセンブリ124の複数のキャッチ120のうちの一つと係合する。この実施例において一対の引張ばねとして示すキャリッジドライバーアッセンブリ156は、それらの端部の他方がハウジング104の近位端の近くのマウント158に取り付けられており、キャリッジアーム128を含むアッセンブリ124のキャリッジ126と係合し、第1コッキングストローク中、ハウジング104に設けられた中間キャッチガイド160と摺動係合する。キャリッジ126は、更に、外カニューレ144が駆動可能に取り付けられた外カニューレドライバー150と摺動係合し、外カニューレドライバー150は、内カニューレ142が駆動可能に取り付けられた内カニューレドライバー148と係合する。この他の特定の実施例では、キャリッジは別のカニューレドライバーと係合してもよいし、このようなドライバー全てと係合してもよい。ニードルセット102の内カニューレ及び外カニューレは、スタイレットの周囲に環状をなして配置されている。本実施例では、スタイレットアッセンブリ140は、一端にスタイレットマウントを持つスタイレットを含み、ハウジング内の遠位側に配置されている。(この他の様々な実施例では、ニードルセットもまたスタイレットを含んでいてもよく、これによってデバイスハンドルにスタイレットアッセンブリを設ける必要なくす。)内カニューレ142及び外カニューレ144は、ハウジング104の近位端の開口部を通って延びている。開口部は、ニードルセット102を更に安定的に案内するため、ニードルセットガイド106で強化されていてもよい(ニードルセットガイドは、ハウジング104の一体の部分であってもよいし、ハウジング104に取り付けられていてもよい)。
一実施例では、内カニューレドライバー148及び外カニューレドライバー150は、横方向に直列に配置されており、カニューレドライバーカップラー154によって連結されている。かくしてニードルセットドライバーアッセンブリ146を形成する。このように、一方のカニューレドライバーの変位により他方のカニューレドライバーを変位する。両ドライバーは、ニードルセットドライバーガイド152に沿って横方向に変位可能である。ニードルセットドライバーガイド152はハウジング104の内面に取り付けられており、打ち込み深度ストップ164の部分を含む障壁がその近位端に設けられている。打ち込み深度ストップ164は、外カニューレドライバー150の移動距離を決定し、これによってニードルセット102が選択された打ち込み深度を越えて移動することがないようにする。
本実施例では、デバイスは、二つのストロークで打ち込み準備位置まで引っ込められる。第1コッキングストロークは、キャリッジをその初期未コッキング位置から横方向にハウジングを通して中間位置まで変位する。図7を参照すると、このような第1コッキングストローク中にデバイスのコッキングを行うとき、コッキングアクチュエータ114に設けられたコッキングアクチュエータボタン110にオペレータが力を加えることによってコッキングアッセンブリを作動し、コッキングアッセンブリ108を遠位方向に変位する。コッキングアッセンブリ108が遠位方向に移動されると、コッキングレバー112が遠位キャリッジキャッチ120の一つと係合し、これによってキャリッジアッセンブリ124をコッキングレバー112とともに移動する。かくして、弾性キャリッジアーム128及びキャリッジアーム端130が中間キャッチガイド160(これは、本実施例では、ハウジング104の内面に配置されている)に沿って変位される。本実施例において、中間キャッチガイド160は、ハウジング104の中央軸線と平行に延びておらず、遠位端がハンドルの側部に向かって拡がっているため、キャリッジアーム128は、第1コッキングストローク中に中間キャッチガイド160に沿って遠位方向に移動するに従って僅かに変形し、ハウジング104に向かって拡がる。かくして、キャリッジアーム128が中間キャッチガイド160の遠位端に達したとき、キャリッジアーム128は、キャリッジアーム128が中間キャッチガイド160と係合し続けることができる程度までハンドルの中央に向かって撥ね戻る。キャリッジアーム端130がハンドルの中央に向かって戻った後、キャリッジアーム端130と中間キャッチガイド160の遠位端の中間キャッチ162との係合により、キャリッジアーム128が近位方向に移動しないようにする。この際、キャリッジ駆動アッセンブリ156は、端130を中間キャッチ162から変位するための追加の力が加えられないと(例えば、第2コッキングストロークの力が加えられないと)、キャリッジアーム128が遠位方向に摺動しないようにする。これと同時に、図4を参照すると、内カニューレドライバー148及び外カニューレドライバー150は、キャリッジアーム端130が中間キャッチ162に達するまで、ニードルセットドライバーガイド152に沿って移動する。これが中間ストップ位置即ち部分コッキング位置である。
中間ストップ位置に達し、キャリッジアーム端130が中間キャッチ162と係合すると、オペレータは、第1コッキングを完了する上でこれ以上の力を加えず、コッキング復位器116(これは、本実施例では、一端がコッキングアッセンブリに取り付けられており且つ他端がハウジング104の内面の近位位置に取り付けられた張力ばねである)がコッキングアッセンブリ108を後方にその元の非コック位置に押圧する。
第1コッキングストロークの終了時に、キャリッジ126はコッキングアッセンブリ108に対して遠位方向に変位されており、コッキングレバー112がキャリッジアッセンブリ124の近位コッキングキャッチ120の一つと係合している。第2コッキングストロークの力が加えられると、コッキングレバー112が再び遠位方向に変位し、これに従ってキャリッジ126が更に遠位方向に変位し、キャリッジアーム端130を中間キャッチ162から解放する。このとき、弾性キャリッジアーム128及びキャリッジアーム端130が主キャッチガイド170(これは、中間キャッチガイド160と同様に、デバイスハウジング104の中央軸線から遠ざかる方向に角度をなしている)に沿って変位し、キャリッジアーム128を、主キャッチガイド170に沿って遠位方向に移動するに従ってハウジング104の側部に向かって外方に変形する。かくして、キャリッジアーム128は、主キャッチ172に向かって前進し、主キャッチ172のところでキャリッジアーム128はハンドルの中央軸線に向かって撥ね戻り、アーム端130がキャッチ172に捕捉される。キャリッジ126は、キャリッジドライブアッセンブリ156の張力によって、これ以上遠位方向に移動しないようにされており、アーム端130が主キャッチ172と係合することによって近位方向に移動しないようにされている。第2コッキングストローク中のキャリッジ126の変位により、外カニューレドライバー150及び内カニューレドライバー148の両方が、キャリッジアーム端130が主キャッチ172内で停止するまで、ニードルセットドライバーガイド152に沿って更に遠位方向に変位する。これがフルコック位置であり、ひとたびこの位置に達すると、オペレータはもはやコッキング力を加えない。この場合、コッキング復位器116は、コッキングアッセンブリ108をその最初の位置に戻す。
ニードルセットを移動しようとする組織内の深さを打ち込み深度選択器166を使用して設定するとき、打ち込み深度選択器166及び打ち込み深度ストップ164の位置が、内カニューレドライバー148及び外カニューレドライバー150及びこれらのドライバーの夫々のカニューレが近位方向に移動する距離を制限する。打ち込み深度ストップ164は、所与の範囲(この範囲は、打ち込み深度選択器166を変位し、設定するハウジングの開口部の長さで決まる)内の任意の数の打ち込み深度を提供するように形成されていてもよく、又は限られた数の打ち込み深度を提供するように形成されていてもよい。打ち込み深度ストップ164はニードルセットドライバーガイド152と関連しており、打ち込み深度ストップ164を変位することにより、ニードルセットドライバーガイド152をハウジング104内で変位し、かくして、キャリッジ126及び従って内カニューレドライバー148及び外カニューレドライバー150が、ハウジング104内で、ガイド152の近位端にある打ち込み深度ストップ164まで、どれ程大きく移動するのかを決定する。他の実施例では、打ち込み深度選択器166は、ダイヤルアッセンブリ等の他の形態をとってもよい。
打ち込み深度を選択し、デバイスを一杯にコッキングした後、デバイスのオペレータは、組織採取を行うため、選択した組織進入部位のところでニードルセットを発射する。デバイスを作動するため、オペレータは、アクチュエータアッセンブリ132(これは、本実施例では、アクチュエータ134及びアクチュエータ復位器136を含む)の下のアクチュエータ安全装置138を、デバイスが作動しないようにするそのブロック位置即ち「安全」位置から、アクチュエータ134の真下の作動位置(図4及び図5参照)まで移動し、次いでアクチュエータ134を押し、キャリッジアーム端130を主キャッチ172の外に押圧する。キャリッジアーム端130が主キャッチ172から解放された後、アクチュエータ134はアクチュエータ復位器136によってその非作動位置に戻される。オペレータがアクチュエータ134に力を及ぼすことにより、主キャッチ172に捕捉されたキャリッジアーム端130に向かってアクチュエータを近位方向に変位し、キャリッジアーム端130を押して主キャッチ172から外す。このようにキャリッジアーム端130を解放することにより、キャリッジドライブアッセンブリ156に蓄えられたエネルギ(デバイスの二段階コッキングによって蓄えられたエネルギ)を解放でき、これにより、キャリッジアッセンブリ124及び従って内カニューレドライバー148及び外カニューレドライバー150を近位方向に、外カニューレドライバー150がニードルセットドライバーガイド152の近位端に達するまで移動する。従って、内カニューレ142及び外カニューレ144の近位端は、デバイスから遠ざかる方向に組織採取部位に向かって移動する。
ニードルセットのカニューレの少なくとも一方に捩じり運動を加えるため、デバイスの作動中に対応するカニューレドライバーを回転する。円筒形カニューレドライバーについては、ドライバーは、例えばウォーム駆動装置(ドライバーの外面にウォームが設けられ、ニードルセットドライバーガイド又はキャリッジアッセンブリにウォームギヤが設けられているか或いはこの逆の構成を備えている)の部分であってもよく、又はそれ自体に螺旋溝−ピンアッセンブリが設けられていてもよい。様々な種類の回転賦与手段を適当に使用してもよく、その選択及び形状は、製造費、所望の回転の程度、及びこのような回転が加えられるべきニードルセットの移動距離等の要因で決まるということは理解されるべきである。
図3乃至図9に示す実施例では、内カニューレ142は、内カニューレ本体188を内カニューレ近位端192と関連する少なくとも二つの長さ方向ウェブ即ちリンク190を含み、外カニューレ144は、外カニューレ本体182及び外カニューレの近位端に設けられた外カニューレ組織切断縁部186を含む。内カニューレ142の少なくとも一部が外カニューレ144の内側に配置されており、内カニューレ142の近位端192が組織切断縁部186の近くで外カニューレ144に接合されている。リンク190は、ニードルセットが取り付けられた生検デバイス100を発射することによって回転力を加えたとき、内カニューレ近位端192を内カニューレ本体188に対して(リンク190を損傷することなく)回転できるように選択される。従って、内カニューレ本体188の遠位部分が回転しないように保持されている場合、外カニューレ144がその軸線を中心として回転し、次いで内カニューレ近位端192が外カニューレ144とともに回転することによって内カニューレリンク190を捩じり、交点のところで互いに近付ける(及び所望であれば、互いに出会わせ、又は通過する)。内カニューレリンク190を交点のところで互いに近付けるのに必要な回転の最小の程度は、設けられたリンクの幅で決まる。例えば非常に狭幅の内カニューレリンクを持つ実施例では、リンクを交点のところで出合わせるのに必要な回転は約180°であるのに対し、比較的広幅のリンクが設けられている場合には、リンクを捩じって出合わせるのに必要な回転はこれよりも小さい。
この回転を行うため、外カニューレドライバー150の外面には、キャリッジアッセンブリ124のピン122(図3参照)と摺動係合する螺旋溝が設けられている。かくして、外カニューレドライバー150の近位端が打ち込み深度ストップ164の遠位端に達し、近位方向にこれ以上移動しないようにされたとき、キャリッジアッセンブリ124は、螺旋溝174の長さよりも大きくない所定の距離に亘って近位方向に移動し続け、これによって、ピン122との係合を維持するため、外カニューレドライバー150を回転する。生検手順中、ニードルセット102が組織採取部位に達したとき、外カニューレドライバー150の回転が生じ、組織が組織採取部位から内カニューレ142の内腔に入る。かくして、外カニューレドライバー150を回転することによって外カニューレ144を内カニューレ本体188に対して回転し、リンク190が捩れ、互いに近付き、組織を切断し、これによって別個の生検試料をニードルセット102内に捕捉し、次いでこれを回収する。
この他の様々な実施例において、螺旋溝がキャリッジアッセンブリに設けられ、ピンが捩じられるべきカニューレと対応するカニューレドライバーの表面に設けられていてもよい。他の実施例では、螺旋溝及びピンのうちの一方が問題のカニューレドライバーに配置され、これらのうちの他方が打ち込み深度ストップ又はニードルセットドライバーガイドに配置されていてもよい。
デバイスを作動し、組織内に発射し、生検試料をニードルセットで捕捉した後、ニードルセットを組織の部位から引っ込めてもよい。生検試料をニードルセットから回収するため、デバイスを再びコッキングし、ニードルセットを後方に引っ込めてもよい。図3乃至図9に示す実施例では、デバイスを作動後にコッキングすることにより、外カニューレドライバー150を作動時とは逆方向に回転し、内カニューレドライバー148及び外カニューレドライバー150の両方を遠位方向に押圧する。内カニューレ142及び外カニューレ144がアッセンブリ140のスタイレット部分に入れ子をなすように配置されており、スタイレットアッセンブリ140が定置のままであるため、内カニューレドライバー148及び外カニューレドライバー150を遠位方向に移動することにより、カニューレ142及び144を遠位方向に移動し、これと対応する生検試料の遠位方向移動がスタイレットアッセンブリ140の近位端によって阻止される。このようにして、カニューレ142及び144を遠位方向に移動することにより生検試料を露呈し、解放する。
次に図10乃至図13に示す実施例を参照する。生検デバイス200は、図10に示すように、孔218に摺動自在に配置されたコッキングボタン210と、ハウジング204の近位端の近くの打ち込み深度選択器266と、ハウジング204の遠位端に配置されたアクチュエータ234と、ハウジング204の遠位端の近くに配置されたアクチュエータ安全装置236とを含む。ニードルセット202がデバイスハウジング204に取り付けられている。図10乃至図13を更に参照すると、デバイスのコッキングは二つのストロークで行われる。第1ストロークは、キャリッジ226をその初期非コッキング位置から横方向にハウジング204を通して中間位置まで変位する。コッキングアッセンブリ208は、オペレータがコッキングアクチュエータボタン210に力を加えることによってコッキングアッセンブリ208を作動したとき、遠位方向に変位される。コッキングアッセンブリ208が遠位方向に移動するとき、コッキングレバー212が遠位キャリッジキャッチ220のうちの一つと係合し、これによってキャリッジアッセンブリ224と一緒に移動する。かくして、弾性キャリッジアーム228及びキャリッジアーム端230を中間位置(即ち部分コッキング位置)まで変位する。これと同時に、カニューレドライバーカップラー254によって連結された内カニューレドライバー248及び外カニューレドライバー250が、キャリッジアーム端230が中間位置に達するまで、ニードルセットドライバーガイド252に沿って移動する。この場合、コッキング復位器216(これは、この実施例では、一端がコッキングアッセンブリに取り付けられており、他端がハウジング204の内面の近位位置に取り付けられた引張ばねによって表されている)がコッキングアッセンブリ208をその元の非コッキング位置に戻すように押圧している。
第1コッキングストロークの終了時に、キャリッジ226がコッキングアッセンブリ208に対して遠位方向に変位されており、コッキングレバー212が近位コッキングキャッチ220のうちの一つと係合している。第2コッキングストロークの力が加えられると、コッキングレバー212が再び遠位方向に変位し、これに従ってキャリッジ226を主キャッチガイド270に沿って、キャリッジアーム端230が主キャッチ272に捕捉されるまで、更に遠位方向に変位する。キャリッジ226は、キャリッジドライブアッセンブリ256の張力によって、これ以上遠位方向に移動しないようにされており、アーム端230が主キャッチ272と係合することによって近位方向移動しないようにされている。第2コッキングストローク中のキャリッジ226の変位により、外カニューレドライバー250及び内カニューレドライバー248の両方を、ニードルセットドライバーガイド252に沿って、キャリッジアーム端230が主キャッチ272内で停止するまで、更に遠位方向に変位する。これがフルコック位置であり、ひとたびこの位置に達すると、オペレータはもはやコッキング力を加えない。この場合も、コッキング復位器216がコッキングアッセンブリ208を再びその元の位置に戻す。
打ち込み深度ストップ264がニードルセットドライバーガイド252と関連しているため、及び打ち込み深度ストップ264を変位するとニードルセットドライバーガイド252がハウジング204内で変位するため、オペレータは、打ち込み深度ストップ264を所望の深さ(即ち、生検試料を取り出そうとする組織の深さ)に設定してもよい。これは、キャリッジ226及び従って内カニューレドライバー248及び外カニューレドライバー250を、ハウジング204内で、ガイド252の近位端の打ち込み深度ストップ264までどれ程大きく移動するのか決定するためである。
打ち込み深度が選択され、デバイスがフルコック位置にある状態で、デバイスのオペレータは、組織採取を行うため、選択した組織進入部位でニードルセットを発射する。デバイスを作動するため、オペレータはアクチュエータ安全装置238をその「安全」位置から外し、アクチュエータアッセンブリ232が近位方向に変位しないようにし、次いでアクチュエータ234を押し、キャリッジアーム端230を主キャッチ272の外に押圧する。キャリッジアーム端230が主キャッチ272から解放された後、アクチュエータ234はアクチュエータ復位器216によってその非作動位置に戻される。オペレータの押す作用によりアクチュエータ234を主キャッチ272内のキャリッジアーム端230に向かって近位方向に変位し、キャリッジアーム端230を押して主キャッチ272から外す。このようにキャリッジアーム端230を解放することにより、キャリッジ駆動アッセンブリ256の潜在的エネルギ(デバイスの二段階コッキングによって蓄えられたエネルギ)を解放でき、これにより、キャリッジ226及び従って、内カニューレドライバー248及び外カニューレドライバー250を近位方向に、外カニューレドライバー250がニードルセットドライバーガイド252の近位端に達するまで移動する。従って、ニードルセット202の近位端は、デバイスから遠ざかる方向に組織採取部位に向かって移動する。
少なくとも一方のカニューレに捩じり運動を加えることによって、ニードルセット202による組織試料の切断を容易にするため、デバイスの作動中に対応するカニューレドライバーを回転する。円筒形カニューレドライバーについては、ドライバーは、例えば、ウォームドライブ(ドライバーの外面にウォームが設けられ、ニードルセットドライバーガイド又はキャリッジアッセンブリはウォームギヤを含み、又はこの逆の構成である)の部分であってもよく、又はそれ自体に螺旋溝−ピンアッセンブリが設けられていてもよい。更に、様々な種類の回転賦与手段を適当に使用してもよく、その選択及び形状は、製造費、所望の回転の程度、及びこのような回転が加えられるべきニードルセットの移動距離等の要因で決まるということは理解されるべきである。
図10乃至図15に示す実施例では、外カニューレドライバー250はその外面に螺旋溝274が設けられており、この螺旋溝がキャリッジアッセンブリ224のピン222(図12参照)と摺動係合する。かくして、外カニューレドライバー244の近位端が打ち込み深度ストップ264の遠位端に達し、近位方向にこれ以上移動しないようにされたとき、キャリッジアッセンブリ224は、螺旋溝274の長さよりも大きくない所定の距離に亘って近位方向に移動し続け、従って、ピン22との係合を維持するため、外カニューレドライバー244を回転する。この他の様々な実施例では、螺旋溝がキャリッジアッセンブリに設けられ、ピンが捩じられるべきカニューレと対応するカニューレドライバーの表面に設けられていてもよい。更に他の実施例では、螺旋溝及びピンのうちの一方が問題のカニューレドライバーに配置され、これらのうちの他方が打ち込み深度ストップ又はニードルセットドライバーガイドに配置されていてもよい。
図14及び図15に示す実施例では、外カニューレドライバー250は、内カニューレドライバー248に、一方のドライバーが他方のドライバーに固定的に嵌着された部分を介して連結されている。かくして、図14に示すように、外カニューレドライバー250は領域250a、250b、及び250cに分けることができるのに対し、内カニューレドライバー248は領域248a、248b、及び248cに分けることができる。図14及び図15に示す実施例では、領域250bは、隣接した領域250a及び250cよりも小径であり、かくして、ドライバー248及び250を連結状態で示す図15で最もよくわかるように、内カニューレドライバーの領域248aが嵌着するネックを提供する。更に、領域248bは、外カニューレドライバーの比較的大径の領域250cを受け入れるように形成されている。外カニューレ250の近位面250d及びこれと向き合った遠位面250eは、各々、ねじが所定のピッチを持つように所定のピッチを有し、これらの二つの表面250d及び250eは互いに対して本質的に平行である。これらの二つの表面の各々が所定のピッチを有するため、これらの二つの表面は、段をなして上がり(又は見方によっては下がり)、これらの段を図14に特徴250f及び250gとして示す。内カニューレドライバーの領域248aを外カニューレドライバーのネック250bの周囲に嵌着し、連結された構成を提供したとき、これらの二つのドライバーは互いに関して回転でき、更に、互いに関して長さ方向に僅かに移動できる。カニューレが生検試料を得るときにリンクを捩じることによって発生した動きを補償するため、この移動が望ましい。この捩れにより、リンクを含むカニューレの全長が僅かに短くなる。このように内カニューレドライバー及び外カニューレドライバーを連結することにより、カニューレを、リンクを捩じることによって生じた寸法変化と比例して相対的に移動できる。
内外のカニューレを遠位端のところで連結することによってこれらのカニューレ間に生じたこの動きの制約は、生検デバイスの発射時にリンク70が短くなったり又は膨張したりする程度を制限する上で有用である。リンクは比較的壊れ易く、この動きの範囲を制限することによって、リンクは壊れ難くなり又は損傷を受け難くなる。例えば、生検デバイスを発射したとき、動的な衝撃は、カニューレストップが移動するときにリンクを座屈する及び/又はカニューレが一杯に延ばした位置に達した後の反動中にリンクを破壊するのに十分に大きい。
別の実施例では、カニューレドライバーカップラー154は、内カニューレドライバーと外カニューレドライバーとの間に配置されたばねであってもよく、その場合、ばねが延びることによって、内カニューレが外カニューレに対して過度に移動することに抵抗する力を提供する。このように移動を抑制することにより、内外のカニューレの遠位端が長さ方向に互いに関して大きく移動し過ぎ、リンク70が壊れることを予防する。
デバイスを作動し、組織に打ち込み、ニードルセットで生検試料を捕捉した後、ニードルセットを組織の部位から引っ込める。生検試料をニードルセットから取り出すため、デバイスを再びコッキングし、ニードルセットを引き戻す。回転カニューレドライバーを含む実施例では、作動後にデバイスをコッキングすることにより、カニューレドライバーを作動時とは逆方向に回転する。更に、作動後コッキングにより両カニューレドライバーを遠位方向に押圧する。内カニューレ242及び外カニューレ244がアッセンブリ240のスタイレット部分の周囲に環状をなして配置されており、スタイレットアッセンブリ240が定置のままであるため、カニューレドライバー248及び250の遠位方向移動により、カニューレ242及び244は、スタイレットアッセンブリ240の近位端上で遠位方向に引っ張られ、これによって生検試料を露呈し、解放する。
好ましい実施例では、本発明は、環状をなして入れ子になった二つのカニューレを含む、即ち一方のカニューレが他方のカニューレの内腔内に入れ子になった、生検デバイスで使用するためのニードルセットを提供する。入れ子になった二つのカニューレの各々は、遠位端、近位端、内腔、及びカニューレ本体を有する。入れ子になった二つのカニューレは、互いに関して回転方向又は長さ方向のいずれかで独立して移動できないように、例えば一方の近位端が移動すると、他方の近位端が同様に、同じ程度だけ、又はほぼ同じ程度だけ移動しなければならず、そうでない場合にはこれらの二つの近位端が外れてしまうように、それらの近位端が接合されている。接合された少なくとも二つのカニューレの遠位端は生検デバイスに取り付けることができ、好ましくは、互いに連結され、即ち二つの遠位端は互いから独立して長さ方向及び回転方向に移動できる。しかしながら、連結されているため、一方の遠位端を他方の遠位端に対して長さ方向に移動する程度及び回転移動の程度が制限され、即ち制約される。連結は、各カニューレをハブに固定的に取り付けることによって、即ち内カニューレを内カニューレハブに取り付け、外カニューレを外カニューレハブに取り付け、ハブ−カニューレ対の各部材が一緒に移動するように行ってもよい。これらの二つのハブの各々は、夫々のカニューレに、例えばハブをカニューレに接着することによって、又はボルト止めすることによって固定される。これらの二つのハブは、例えばばねで互いに連結され、これによって、内カニューレ及び外カニューレの遠位端を互いに効果的に連結する。接合された二つのカニューレのうちの少なくとも一方、好ましくは内カニューレは、更に、カニューレ本体をその近位端に接合する少なくとも二つの可撓性リンクを含む。近位端を固定位置に維持した状態でカニューレ本体をその長さ方向軸線を中心として回転すると、リンクが互いに接触し、カニューレ本体と近位端との間の位置のカニューレ本体内の内腔空間を効果的に切断し、これにより、更に、内腔内に存在する何らかの材料、例えば生検試料を切断する。
本発明をその2〜3の例示の実施例だけに関して図示し且つ詳細に説明したが、本発明を開示の特定の実施例に限定しようとするものではないということは当業者には理解されるべきである。本発明の新規の教示及び利点から本質的に逸脱することなく、特に以上の教示に従って、開示の実施例に様々な変更、省略、及び追加を行ってもよい。従って、このような変更、省略、追加、及び等価物は全て、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の精神及び範囲内に含まれる。
10 ニードルセット
12 内カニューレ
14 外カニューレ
20 リンク
22 外カニューレ本体
24 近位端
26 外カニューレ組織切断縁部
28 内カニューレ本体
30 リンク
32 内カニューレ近位端

Claims (9)

  1. 環状に入れ子になった複数のカニューレを含む、生検デバイスで使用するためのニードルセットにおいて、
    a.前記カニューレの各々は、遠位端、近位端、内腔、及びカニューレ本体を含み、前記カニューレのうちの少なくとも二つがそれらの近位端のところで接合されており、
    b.前記少なくとも二つの接合されたカニューレの遠位端は、前記生検デバイスに取り付けることができ、
    c.前記少なくとも二つの接合されたカニューレのうちの少なくとも一方は、更に、カニューレ本体をその近位端に接合する少なくとも二つの可撓性リンクを含む、ニードルセット。
  2. 請求項1に記載のニードルセットにおいて、
    前記複数のカニューレのうちの少なくとも一つのカニューレは、その近位端に切断縁部を含む、ニードルセット。
  3. 請求項1又は2に記載のニードルセットにおいて、更に、
    前記複数のカニューレ内に環状に入れ子になったスタイレットを含む、ニードルセット。
  4. 請求項1、2、又は3に記載のニードルセットにおいて、
    可撓性リンクを含む前記カニューレは、このカニューレが接合されたカニューレの内腔内に配置されている、ニードルセット。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のニードルセットにおいて、更に、
    治療組成物を含む、ニードルセット。
  6. 請求項1に記載のニードルセットにおいて、
    前記少なくとも二つの接合されたカニューレの近位端は、互いに連結されている、ニードルセット。
  7. 請求項6に記載のニードルセットにおいて、
    前記少なくとも二つの接合されたカニューレの近位端は、ばねによって互いに連結されている、ニードルセット。
  8. 請求項6に記載のニードルセットにおいて、
    前記少なくとも二つの接合されたカニューレは、内カニューレ及び外カニューレを含み、前記内カニューレは前記外カニューレの前記内腔内に少なくとも部分的に配置されており、前記内カニューレは内カニューレドライバーに固定的に取り付けられており、前記外カニューレは外カニューレドライバーに固定的に取り付けられており、前記内カニューレドライバー及び前記外カニューレドライバーは互いに接合されており、前記内カニューレの前記遠位端の前記外カニューレの前記遠位端に対する移動を制約する、ニードルセット。
  9. 請求項8に記載のニードルセットにおいて、
    前記内カニューレドライバー及び前記外カニューレドライバーは互いに連結されており、前記内カニューレの前記遠位端の前記外カニューレの前記遠位端に対する移動を制限する、ニードルセット。
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