本出願は、2015年6月2日に提出した米国仮出願第62/169,888号および2016年4月26日に提出した米国仮出願第62/326,785号の利点を主張し、これら出願の両方が、本明細書において参照により、それらの全体性に組み込まれる。
本明細書において、組織の試料を取得するために使用する器具を開示する。この器具の切離し機構は、少なくとも1つの管状要素から構成される。その管状要素は、中心軸に沿って回転可能である。当該管状要素の遠位端部は、可撓性切離しタブを備える。この切離しタブの角度は、使用中に調節可能である。当該切離しタブは、例えば上記装置が組織の塊体内に進んでいる間、かつ組織試料を切り取っている間は、上記管の壁部の残り部分と接触している;その切離しタブの角度が内方に設置されて上記組織の塊体から当該試料を切り離すことができる。当該切離しタブを別の位置に移動させているとき、上記管は回転している;その管が回転しているとき、その切離しタブは位置を移動しながら上記組織の塊体を切断できる。上記切離しタブが内方に位置した状態で、上記管状要素内に上記試料を取得することができる(例えば、当該切離しタブによって、その試料が当該管状要素の末端の遠位端部から脱落するのを防止できる)。
組織取得器具を開示する。この器具は、管状システムと切離しタブとを具備するカッター管を備える。上記切離しタブは、切離しタブの第1端部と切離しタブの第2端部を有する。上記切離しタブの第1端部は上記管状システムに固定でき、上記切離しタブの第2端部も上記管状システムに固定できる。上記カッター管は管長手軸を有する。上記切離しタブは、長手方向に伸長する構成と長手方向に収縮する構成を有する。上記長手方向に伸長する構成における上記管長手軸に沿った上記切離しタブの長さは、上記長手方向に収縮する構成における上記切離しタブの長さよりも長くなっている。
組織取得器具は、カッター管と、切離しタブの第1端部および第2端部を有する切離しタブと、アクチュエータとから構成される。上記切離しタブの第1端部は上記カッター管に固定でき、上記切離しタブの第2端部は上記アクチュエータに固定できる。上記長手方向に伸長する構成における上記管長手軸に沿った上記切離しタブの長さは、上記長手方向に収縮する構成における上記切離しタブの長さよりも長くなっている。
組織取得器具はカッター管を備える。上記カッター管は、上記管状システムと上記切離しタブを備える。上記長手方向に伸長する構成における管長手軸に沿った上記切離しタブの長さは、上記長手方向に収縮する構成における上記切離しタブの長さよりも長くなっている。上記切離しタブは、上記収縮する構成の際に2つの可撓点を有する。
組織取得器具はカッター管を備える。上記カッター管は、上記管状システムと上記切離しタブを備える。上記長手方向に伸長する構成における管長手軸に沿った上記切離しタブの長さは、上記長手方向に収縮する構成における上記切離しタブの長さよりも長くなっている。上記切離しタブは、上記収縮する構成の際に1つの屈曲点を有する。
組織取得器具は、カッター管と、切離しタブと、アクチュエータとを備える。上記切離しタブは、上記収縮する構成の際に2つの可撓点を有する。
組織取得器具は、カッター管と、切離しタブと、アクチュエータとを備える。上記切離しタブは、上記収縮する構成の際に1つの屈曲点を有する。
塊体切除装置の操作方法を開示する。この塊体切除装置は、上記管状システムと上記切離しタブとを具備するカッター管を備える。上記切離しタブは、切離しタブの第1端部と切離しタブの第2端部を有する。上記切離しタブの第1端部は上記管状システムに固定でき、上記切離しタブの第2端部も上記管状システムに固定できる。上記方法は、上記切離しタブを作動させることを含み、この作動は、上記カッター管に対して、半径方向の内方にまたは外方に上記切離しタブを伸長させることを含む。
塊体切除装置の操作方法を開示する。この塊体切除装置は、カッター管と、アクチュエータと、切離しタブとを備える。上記切離しタブは、切離しタブの第1端部と切離しタブの第2端部を有する。上記切離しタブの第1端部は上記カッター管に固定でき、上記切離しタブの第2端部は上記アクチュエータに固定できる。上記方法は、上記切離しタブを作動させることを含み、この作動は、上記カッター管に対して、半径方向の内方にまたは外方に上記切離しタブを伸長させることを含む。
塊体切除装置の操作方法を開示する。この塊体切除装置は、カッター管と、アクチュエータと、切離しタブとを備える。上記切離しタブは、切離しタブの第1端部と切離しタブの第2端部を有する。上記切離しタブの第1端部は上記カッター管に固定でき、上記切離しタブの第2端部は上記アクチュエータに固定できる。上記方法は、上記切離しタブを作動させることを含み、この作動は、上記カッター管に対して、半径方向の内方にまたは外方に上記切離しタブを伸長させることを含む。上記カッター管は、上記組織の塊体に対して回転できる。上記塊体切除装置は、上記組織の塊体内への1回の挿入だけで、多数の試料を取得できる。それらの試料は、上記カッター管内に連続的に蓄積できる。
図1は、殺菌され得る器具5を示す。器具5は、人間工学を適用したハンドル6を備える。ハンドル6では、ハンドル上部をハンドル底部に接合させることができる。器具5は、ハンドル左側部とハンドル右側部を備えてもよい。上記ハンドル上部とハンドル底部は、射出成型により形成できる。ハンドル6には、カッター管10が設けられる。カッター管10は、管長手軸8を中心に回転自在であってもよいし、ハンドル6に対して回転式に固定されてもよい。カッター管10は、ハンドル6に対して長手方向に固定されてもよい。カッター管10は、ハンドル6から遠位に延びて、カッター管末端の遠位端部12を有する。ハンドル6は、外部電源に接続可能な電気的接続を有する。器具5はその代わりに、もしくは外部電源との組合せにより、内部電池で機械的、水力学的または空気力学的に電力供給を行うことができる。収集室内の試料は、覆いで囲い込むことができる。その覆いを取り外したり、調節したりすることにより、上記収集室内に蓄積した試料に対する物理的アクセスが可能となる。上記覆いは、透明、半透明、もしくは不透明であってよい。カッター管10の回転は、第1のボタン22の操作により制御できる。第2のボタン7により、切離し機構31を作動させる。第2のボタン7と第1のボタン22は、同様のボタンであってよい;例えば、多数の位置が設定され、その位置に応じて切離し機構31の作動および/またはカッター管10の回転を行うことができる。第1のボタン22および/または第2のボタン7を用いて、カッター管10を異なる方向に(例えば、時計回りに、および反時計回りに)回転することができる。第1のボタン22および/または第2のボタン7を用いて、套管針11の位置を制御することができる。套管針11は、鋭利な先端を有する;例えば、套管針11は、3つの面により形成される;それら3つの面が、套管針11の遠位の末端部で套管針先端部13を形成している。套管針先端部13は、柔軟および/または組織損傷を最小にできるようになっている。套管針先端部13は、丸みがあり、角が取られ、断面が方形で、および/または斜角がついている。套管針11は、剛性および/または可撓性があるようになっている。套管針11は、1つの中実片の材料(例えば、ステンレス鋼またはプラスチック)から形成できる。套管針11は、2つまたは3つ以上の構成部品から形成することもできる;例えば、套管針11の一部が、残りの部分と異なる特性を有してもよい。例えば、套管針11の一部が剛性を有し、別の部分が可撓性を有してもよい。例えば、套管針11の遠位端部が、鋭利な套管針先端という特徴を有してステンレス鋼などの剛性材料から形成できる;例えば、套管針11の近位端部が、可撓性材料から形成できる。例えば、套管針11の可撓性部が、柔軟な重合体から形成されてもよい。套管針11の上記可撓性部が、チェーンおよび/またはボールチェーンなどの剛性構成部品の可撓性集成材から形成されてもよい。套管針11の一部が、套管針11の別の部分に対して回転してもよい。例えば、套管針11の遠位端部がカッター管10と共に回転し、套管針11の別の部分がハンドル6に対して回転式に定置されてもよい。套管針11は、カッター管10の内部に同心で配置してある。套管針11の外径とカッター管10の内径間の隙間は、隙間嵌めにあり、例えば、0.001〜0.006インチ(0.02〜0.15mm)である。套管針先端部13は、カッター管末端の遠位端部12を通り過ぎて延びているので、より容易に組織内に挿入され得る。ハンドル6には、同軸導入具54が固定される。同軸導入具54は、管部材と誘導取付け具から構成される。同軸導入具54の誘導取付け具により、同軸導入具54をハンドル6に固定できる。同軸導入具54は、ラッチ機構および/または磁石を利用してハンドル6に固定できる。同軸導入具54は、ハンドル6に対して同軸導入具54を回転させることなく、ハンドル6に固定できる。同軸導入具54の管部は、カッター管10と隙間嵌めを有している。例えば、カッター管10と同軸導入具54の隙間は、0.001〜0.006インチ(0.02〜0.15mm)である。套管針11、カッター管10および/または同軸導入具54は、無線周波数(RF)エネルギーを利用して切断を補助できる。例えば、第1のボタン22、第2のボタン7および/または第3のボタンを用いて、上記RFエネルギーを制御することができる。RFエネルギーを作動させることにより、探り針を組織に挿入している間および/または組織試料を採取/切離ししている間に補助を行うことができる。套管針11は、ハンドル6に対して管長手軸8を中心に回転できる。套管針11は、ハンドル6に対して回転式に固定されてもよい。カッター管10および/または同軸導入具54は、潤滑コーティングが施されてもよい。例えば、カッター管10および/または同軸導入具54の外径部を、テフロン(登録商標)、パリレン、親水性コーティング、および/または疎水性コーティングで被覆することにより、摩擦をなくすことができる。また、カッター管10および/または同軸導入具54の外径部に、研摩、マイクロスカフォールドの設置、および/またはプラズマ活性化などの技術的処理を施すことにより、摩擦をなくすことができる。また、カッター管10および/または同軸導入具54の外径を、約0.1未満、またはさらに小さく、約0.05未満に変更して、摩擦を小さくすることができる。同軸導入具54は、ハンドル6に対して、長手方向に固定および/または回転式に固定できる。同軸導入具54は、ハンドル6に対して、平行な方向に移動および/または回転できる。第1のボタン22および/または第2のボタン7などのボタンを押下することにより、同軸導入具54および/またはカッター管10を移動させることができる。例えば、組織から標本を切り取るとき、同軸導入具54をカッター管10に対して退避させる(もしくは、カッター管10を同軸導入具54に対して前進させる)ことにより、カッター管末端の遠位端部12を露出させることができる。標本切取り後には、カッター管末端の遠位端部12は、同軸導入具54の遠位端部の下に退避している。例えば、組織の切離しおよび/または組織の移送の間は、カッター管末端の遠位端部12は退避しているので、標本の切取りおよび/または余分の組織の切断の危険を冒すことなく、カッター管10を回転させることができる。
器具5を当該組織内に挿入している間および/または組織の試料を取得している間に、カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11は、管長手軸8を中心に回転できる。カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11を回転させることにより、器具5の前進に対する抵抗をより小さく、および/またはより一定にできる。例えば、その抵抗が小さくない場合であっても、スティック・スリップ式摩擦現象を最小限にすることにより、当該抵抗をより一定にできる。カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11の回転速度は可変にできる;例えば、その速度は、組織の種類、器具5の前進速度、器具5の状態(例えば、挿入、標本切取りおよび/または切離し)、および/または周囲の温度に依存する。カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11の回転速度はすべて、異なってもよいし、および/または、同じであってもよい。カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11の回転速度は、別個のモータで制御できる。カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11の回転速度は、例えば、歯車および/またはプーリーで連動させることができる。また、カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11の回転速度は、受動的に連動させることができ、例えば、カッター管10と同軸導入具54の間の摩擦により、同軸導入具54をカッター管10と共に回転させることができる。
カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11は、それらの表面上に螺旋形状の特徴を備えることができる。例えば、同軸導入具54は、旋条面14を備えることができる。旋条面14は、同軸導入具54の表面上に、エンボス加工および/またはデボス加工を施すことにより形成できる。旋条面14は、同軸導入具54の外側および/または内側であってもよい。また、旋条面14は、時計回りおよび/または反時計回りであってもよい。旋条面14により、同軸導入具54が回転するにつれて、器具5を遠位および/または近位に推進させることができる。例えば、同軸導入具54を挿入および/または標本切取りの間に回転させると、旋条面14が当該組織と相互作用して、その結果、器具5を遠位に推進させることができる。器具5を長さ方向に(例えば、遠位および/または近位に)推進して、引いて、押して、および/または強制的に移動させることにより、当該が器具5の位置を定める際の操作性がさらに良好になる。これは、パワーステアリングにより、車両の運転者が優れたハンドル操作を行うことができるのと類似している。旋条面14は、同軸導入具54の表面上に、例えば、その表面に対する刻印および/または機械加工により形成でき、および/または、同軸導入具54に(例えば、溶接、半田付け、蝋付けおよび/または摩擦によって)固定される別個の材料であってもよい。旋条面14は、カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11上に形成される。
カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11は、管長手軸8の方向に遠位/近位で律動的に移動させることができる。例えば、挿入、標本切取りおよび/または切離しの間に、カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11は律動することにより、抵抗を小さくでき、および/または、優れた切断を実現できる。カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11は、超音波周波数で振動できる。
套管針タブ19は、カッター管10および/またはハンドル6に対する套管針11の長手方向の位置を指示することができる。套管針タブ19は、套管針タブスロット20内に見えている。套管針タブスロット20は、ハンドル6内に設けられている。套管針タブスロット20は、開放されて、および/または、覆われていてもよい。例えば、套管針タブスロット20は、ハンドル6の透明部分であってもよい。套管針タブスロット20には、目視の、および/または触知できる位置指示計が設けられている。套管針タブスロット20上のその位置指示計は、メートルおよび/またはイングリッシュ単位で、例えば、1cmごとに指し示せばよい。套管針タブスロット20上のその位置指示計では、近似の試料長さの印が付けられる。当該は、套管針タブ19を調節して、套管針11の位置を操作することができる。套管針タブ19は、套管針11に対して、長手方向および/または回転式に固定されている。套管針11は、套管針タブ19に固定されて、および/または、両者が別個の要素であってもよい。カッター管10の外部に近位で延びている套管針11の長さは、第1の指示計長さなどの指示計長さであり、カッター管10内の当該組織の長さおよび/または量に対応する。
図2aは、カッター管10が丸いことを示している。カッター管10は、ステンレス鋼製の皮下注射用管材料(すなわち、皮下注射用管)から製作される。例えば、カッター管10は、フルハード304SSの皮下注射用管から製作できる。その皮下注射用管は、鍛接して引き抜いてよい。また、上記皮下注射用管は、研削(例えば、心無し研削および/または差し込んで研削)してもよい。
図2aは、套管針11が套管針支持具16に固定されていることを示している。套管針支持具16は、套管針タブ19であってもよい。套管針支持具16は、套管針11とは異なる特性を有している。套管針11および/または套管針支持具16は、硬化した300または400シリーズのステンレス鋼、プラスチック(例えば、アクリロニトリル=ブタジエン=スチレン、デルリン(登録商標)、ガラス充填アクリロニトリル=ブタジエン=スチレン、ガラス充填デルリン、ライトン(登録商標)、ポリカーボネーなどのプラスチック)から製作される。套管針支持具16は、摩擦、溶接、蝋付け、半田付け、オーバーモールド、スナップ嵌合、接着剤および/または溶剤接合によって、套管針11に固定される。套管針支持具16は、射出成型で形成される。套管針支持具16は、可撓性を有する。套管針支持具16の外径には、ねじが切られている。例えば、套管針支持具16の位置は、ねじを切ったナット17に対して套管針支持具16を回転することにより、操作することができる。ねじを切ったナット17は、カッター管10、同軸導入具54および/または套管針11に固定できる。例えば、カッター管10を時計回りに回転することにより、套管針支持具16と套管針11を近位に推進させることができる。また、例えば、カッター管10を反時計回りに回転することにより、套管針支持具16と套管針11を遠位に推進させることができる。套管針支持具16の一部に、ねじを切ってもよい。例えば、套管針支持具16の遠位端部がねじを切られていない場合には、套管針支持具16が完全に近位にあるとき、套管針支持具16上のねじ山がねじを切ったナット17と螺合しない。ねじを切ったナット17は、拡張可能なナットでもよい。また、ねじを切ったナット17は、半割りナットおよび/または部分ナットであってもよい。ねじを切ったナット17を移動させることにより、ねじを切ったナット17が套管針支持具16と螺合しているかどうかを操作することができる。
図2bは、套管針11がカッター管末端の遠位端部12に対して近位に配置されて、組織試料用空間18が作り出されていることを示している。套管針先端部13は、第1の套管針位置などのカッター管末端の遠位端部12を通り過ぎて延びることができる。また、套管針先端部13は、カッター管末端の遠位端部12および/または切離し機構31を決して通り過ぎて延びないように制約されてもよい。組織試料用空間18は、組織試料無し、1つまたは多数の組織試料で満たされる。組織試料用空間18は、套管針11に遠位端部上で境を接している。組織試料用空間18は、カッター管10によって取り囲まれている。組織試料用空間18の遠位端部は、開放されていても閉鎖されていてもよい;例えば、切離し機構31によって実施できる。組織試料用空間18の容積を調節することができる。挿入の間に、套管針11がカッター管末端の遠位端部12を通り過ぎて遠位に延びているとき、組織試料用空間18は存在しない。標本切取りの間には、組織試料用空間18は、空である、組織で部分的に満たされている、および/または、組織で完全に満たされている。例えば、套管針11が組織および/または組織の試料により推進されて、および/または押し戻されることにより、組織試料用空間18が広くなって、必要性に応じてより多くの組織の試料を収納できる。套管針タブ19および/または套管針11によって、カッター管10内にどのくらい多くの組織試料があるかに関して、目視および/または触知できる表示の提供が可能になる。套管針タブ19は、套管針タブ19が所定の位置に移動された場合には、第1のボタン22および/または第2のボタン7が作動しない状態にしてもよい。套管針11が完全に近位にあるとき、套管針タブ19は完全に近位にある。套管針11が第2の套管針位置などの完全に近位にあるとき、套管針11の一部はカッター管10内に残って、および/または、套管針11はカッター管10から完全に抜け出してもよい。例えば、套管針11が完全に近位にあるとき、当該組織試料は、カッター管10の近位端部からハンドル6および/または収集室内に抜け出る。套管針11をカッター管10および/またはハンドル6から取り外すことにより、当該がカッター管10の内腔にアクセスでき、例えば、組織の移送機構および/または吸引および/またはマーカーを利用することができる。套管針11の近位の末端部は常に、ハンドル6の近位の末端部に対して遠位にある。套管針11および/または套管針タブ19は、ハンドル6および/またはカッター管10に対する套管針11および/または套管針タブ19の位置に基づいて、第1のボタン22および/または第2のボタン7に係合、もしくは、第1のボタン22および/または第2のボタン7を作動しない状態にしてもよい。標本切取りの間には、套管針11が完全に近位に配置しているので、組織試料用空間18が可能な最大限容量まで広くなる;当該組織試料が組織試料用空間18を必要性に応じて満たすことができる。組織試料用空間18の近位端部を開放してもよい。例えば、套管針11がカッター管10から完全に抜け出す;それにより、上記操作者は、カッター管10の内部で一回分に相当するものよりも多くの組織の試料を取得できる。套管針11は遠位に前進して、いずれの試料も組織試料用空間18から押し出すことができる。例えば、器具5を当該組織から取り外して、その組織の試料をカッター管末端の遠位端部12から抜き出してもよい。套管針11が組織の試料を組織試料用空間18から押し出した後に、套管針11は、カッター管末端の遠位端部12に対して(図2aに示すように)遠位に配置されて、器具5が挿入状態になる;それから、上記操作者は器具5を当該組織内に挿入して組織の試料をさらに取得できる。
図2bは、器具5を手作業で当該組織内に挿入できることを示す。当該操作者は、第1のボタン22および/または第2のボタン7を押して器具5を標本切取り状態に設置する。その標本切取り状態で、カッター管10が回転できる。カッター管10が前進するにつれて、カッター管末端の遠位端部12が当該組織を通って切断する。末端の遠位端部12は鋭利にしてある。1つの組織試料または多数の組織試料が、組織試料用空間18に入る。上記操作者は、カッター管10を回転させながら、器具5を手作業で当該組織を通って前進させる。上記操作者は、カッター管10および/または器具5の前進速度と全偏向を調整できる。例えば、上記操作者は、長さが異なる組織試料を取得可能である。例えば、上記操作者は、安全のために、および/または、当該組織の種類(例えば、硬いおよび/または高密度の組織)に応じて、器具5を低速で前進させてもよい。
図3は、切離しタブ30により、組織試料101dおよび101eがカッター管10から抜け出るのを防止することを示している。切離しタブ30は、切離し機構31の構成部品である。切離し機構31を用いて、組織部位から組織試料を切り離すことができる;例えば、(その組織部位になお、くっついているかもしれないが)当該組織試料の標本を切り取った後に実施する。切離し機構31は、受動および/または能動システムである。例えば、切離し機構31は、展開可能なタブ、マルチバー・リンク機構、または受動的な、負荷スプリング形タブであってもよい。切離し機構31は、管長手軸8を中心に回転している間に展開できる。切離し機構31は、当該組織を管長手軸8に沿って近位および/または遠位に移動させることができる少なくとも1つのタブである。同軸導入具54は、切離し機構31の展開を規制する;例えば、カッター管10に対する同軸導入具54および/または組織係合内部要素100の軸上の位置により、切離し機構31の位置が規制される。組織係合内部要素100は、カッター管10の内部に配設されている。例えば、組織係合内部要素100を螺旋形状にしてもよい。また、組織係合内部要素100はステンレス鋼から形成される。組織係合内部要素100は、カッター管10に対して、回転式に定置/固定または回転されてもよい。また、組織係合内部要素100は、ハンドル6に対して回転式に定置および/または回転されてもよい。組織係合内部要素100は、ハンドル6および/またはカッター管10に対して、長手方向に固定および/または移動できる。組織試料101dおよび101eが組織係合内部要素100および/またはカッター管10に接触する。例えば、カッター管10により、組織試料101dおよび101eを回転させることができる。例えば、組織試料101dおよび101eが組織係合内部要素100に対して回転できる。組織試料101dおよび/または101eと組織係合内部要素100との間の相対回転により、それらの組織試料がハンドル6に対して近位および/または遠位に推進される。例えば、器具5を当該組織内に前進させながら、カッター管10を回転させる(例えば、ハンドル6および/または上記組織に対して回転させる)ことができ、組織試料101dおよび/または101eを切り取って、組織試料用空間18の内部に配置できる。組織試料101dおよび/または101eと組織係合内部要素100との間の相対回転により、それらの組織試料がカッター管10内にさらに推進/引込み/強制的に移動させられる;例えば、機械的吸込み力を作り出して、より大きな組織試料101dおよび/または101eを取得してもよい。組織試料101dおよび/または101eをカッター管10の内部に近位で移送すれば、真空空間が作り出されることにより、より多くの組織がカッター管10内に引き込むことができる。試料を採取、および/または器具5を前進させている間に、真空空間が付与されて、当該組織がカッター管10内に推進される。例えば、真空空間がカッター管10の近位端部に付与されている間には、ハンドル6および/またはカッター管10は長手方向に定置されている。その真空空間によって、当該組織がカッター管10内に推進されて、カッター管10が回転している間に、標本切取りおよび/または切断が行われる。
図3は、組織試料101dが最初に取得されることを示している(例えば、組織の塊体の中心部に進んでから、その組織の塊体から当該組織試料を切り離す)。その次の組織試料101eは、上記同一の組織の塊体または異なる組織の塊体から取得する。組織試料101eの標本が切り取られると、最初の組織試料101dがハンドル6に向けて近位に押される。それらの試料は、取得された順番で、連続的/発生順に蓄積される。細長い棒で上記試料を押し出して取り出す。上記試料は、水力学的、空気力学的圧力および/または真空空間によって取り出されてもよい。切離しタブ30がその作動位置に置かれて、組織試料101が遠位端部12から抜け出すのを防止できる。
図3は、組織係合内部要素100がカッター管10の中にあることを示している。その組織移送系100は、細長いコイルを備える。組織係合内部要素100は、ハンドル6に対して回転式に定置されている。組織係合内部要素100は、切離しタブ30の近位で終点となっている。組織係合内部要素100は、切離しタブ30に対して、2〜3cmの近位で終点とすればよい。第2の組織試料101eが組織試料101dを押して組織試料101dが組織係合内部要素100と接触した後に、組織係合内部要素100が組織試料101dと係合する。例えば、当該操作者は最初に、組織試料101dを取得する。それから、上記操作者は第2の組織試料101eを取得し、その後、組織試料101dを近位で押して組織係合内部要素100と接触させる。組織試料101dが組織係合内部要素100といったん係合すれば、組織試料101dはハンドル6内に近位で移送される。例えば、組織試料101dが組織係合内部要素100に対して回転しているなら、組織試料101dは近位に推進される(例えば、コークスクリュー効果)。組織係合内部要素100を切離しタブ30まで完全に延ばしてもよく、それにより、第2の組織試料101eに組織試料101dを近位に押させる必要性がなくなり、組織試料101dが組織係合内部要素100と直に接触できる。組織係合内部要素100は、カッター管10に対して平行な方向に移動してもよい;例えば、その組織移送系100は、近位/遠位に0.5〜1mmで振動してもよい。
図4および図5は、ハンドル6が、再利用可能なハンドル50という特徴を有することを示す。再利用可能なハンドル50および/またはハンドル6は、モータ、スイッチ、電源差込み口、電池、LED、PCB、抵抗器、回路、コンデンサー、ニチノール・アクチュエータ、形状記憶アクチュエータ、マッスルワイヤー、ばね、および/または、紐の少なくとも1つを含む。套管針11および/または套管針タブ19は、ハンドル6内に見えている。套管針11および/または套管針タブ19は、第1のボタン22または別のボタン(図示略)を用いて操作できる。套管針11は、組織試料101によって近位に押すことができる。套管針11は、手動、自動または半自動で押す、および/または引くことができる。例えば、当該操作者は、套管針11および/または套管針タブ19を遠位に押すことができる。上記操作者は、套管針11および/または套管針タブ19に係合する大歯車および/または指回し式円形板を回せばよい;例えば、当該指回し式円形板は、摩擦またはラック/ピニオン式機構を利用して、套管針11および/または套管針タブ19に接触させることができる。上記指回し式円形板を噛み合わせることにより、必要とされるトルクおよび/または操作のレベルの最適化を確実に行うことができる。その組織指示計はまっすぐであって套管針タブスロット20が図示されているが、あるいは、異なる形状および/または機構であってもよい。例えば、套管針タブスロット20は、丸形および/または螺旋形であってもよい。上記組織指示計は、套管針11および/または套管針タブ19を用いて駆動できるダイヤル式指示計であってもよい。例えば、紐またはワイヤーを、套管針タブ19および/または套管針11の近位端部および/または指示計(例えば、ダイヤル式指示計および/または套管針タブスロット20)の間につないでもよい。紐またはワイヤーを、套管針タブ19および/または套管針11と回転式および/または直線式アクチュエータの間につないでもよい。例えば、紐またはワイヤーを、プーリーと套管針タブ19および/または套管針11の両方につないでもよい;そのプーリーを回転させることで、当該紐を引っ張ることができるので、套管針先端部13を強制的に遠位に移動させることができる;上記プーリーは、手動で、および/またはモータなどのアクチュエータを用いて駆動される。(カッター管10を回転させるために使用したモータに加えて)第2のモータを、套管針タブ19および/または套管針11を作動させるために使用してもよい。套管針11を強制的に遠位に移動させることにより、組織試料をカッター管末端の遠位端部12から押し出すことができる。套管針11および/または套管針タブ19は、ブラシ・モータ、ブラシレス・モータ、ばね、および/または形状記憶アクチュエータを含む多種のアクチュエータを用いて操作できる。ハンドル6は、その内部に2つのボタンを備える:1つのボタンは、当該組織から標本を切り取るためであり、もう1つのボタンは、套管針11の位置を前進させるために用いる。標本切取りの間は、上記組織の試料によって、または器具5の中に組み込まれたアクチュエータを用いて、套管針11が押し戻される。套管針11および/または套管針先端部13は、カッター管10と共に回転して、いかなる組織試料に対する損傷も最小限にできる。
図6は、再利用可能なハンドル50が、電池および/または壁からの電力供給(例えば、テザーでつながれる)であることを示す。再利用可能なハンドル50は、当該患者および患者の組織/体液から密封されて、クロス汚染を防止することができる。例えば、シールおよび/または磁石を用いて、再利用可能なハンドル50が直接または間接に患者の組織と係合することを防止できる。再利用可能なハンドル50は、第1のハブ51と第2のハブ52をその内部に備えている。第1のハブ51および/または第2のハブ52は、使い捨てのハンドルのハブと噛み合って係合できる。第1のハブ51および/または第2のハブ52は、同一のアクチュエータまたは異なるアクチュエータを用いて駆動される。第1のハブ51および/または第2のハブ52には、一方向クラッチが用いられているので、第1のハブ51および/または第2のハブ52は、一方向の駆動しかできないようになっている。例えば、モータを時計方向に回転すれば、第1のハブ51だけが駆動し、そのモータを反時計方向に回転すれば、第2のハブ52だけが駆動する(その逆も同様)。あるいは、一方のハブが常に駆動し、他方のハブが一方向に駆動するだけでもよい。減速装置および/またはギアヘッドを用いて、一方のハブに対する他方のハブの速度および/またはトルクを調節してもよい。
同軸導入具54および/またはカッター管10は、ハンドル6に対して長さ方向に固定されている。同軸導入具54および/またはカッター管10は、ハンドル6に対して長さ方向に部分的に固定されてもよい。例えば、組織の標本切取りの間に、同軸導入具54および/またはカッター管10を、0.01インチ(0.25mm)と1インチ(2.5cm)、例えば、0.06インチ(1.5mm)の間で前進または退避させてもよいし、器具5を手作業で当該組織内に前進させながら、ハンドル6に対しては長さ方向に固定したままであってもよい。標本切取りが完了したら、同軸導入具54および/またはカッター管10を退避または前進させてもよい。第1のボタン22および/または別のボタンが放された後、カッター管10を回転し続ける;例えば、カッター管10を0.01秒から30秒の間、例えば約0.5または1秒間、回転し続けてもよい。第1のボタン22を押下することにより、切離し機構31を標本切取り状態に調節して、それからカッター管10を回転できる。カッター管10を放せば、切離し機構31が標本切取り状態に調節され、カッター管10を所定またはユーザ設定の時間、例えば約0.5秒間に亘って回転させ続けて、当該組織の切離し/分離/切断を完了し、それからカッター管10の回転を停止させる同軸導入具54およびカッター管10の互いに対する軸上の位置を操作することにより、カッター管末端の遠位端部12が余分の組織を切り取るのを防止しながら、カッター管10を回転させ続けることができる。例えば、組織標本の切取り後、カッター管10は回転し続けて当該組織の塊体から組織試料を切り離し、および/または、(例えば、螺旋形の移送要素を用いて)その組織試料を移送してもよい;同軸導入具54に対するカッター管10の直線上の位置を調節することにより、カッター管末端の遠位端部12が同軸導入具54の中に隠れ、余分の組織の切取りおよび/または損傷が確実に生じないようにできる。同軸導入具54は、ハンドル6および/または上記組織に対して回転式に固定される。同軸導入具54は、カッター管10と共に、またはカッター管10に対して回転してもよい。
図7は、套管針管120が套管針11に関して同心で配置されていることを示す。套管針管120は、套管針11と隙間嵌めを有し、例えば、0.01インチ未満の隙間、約0.005インチである。套管針11は、套管針管120に対して長さ方向に移動可能であって、および/または、固定されてもよい。套管針11は、套管針管120に対して回転式に移動可能であって、および/または、固定されてもよい。器具5を当該組織内に挿入している間に、套管針先端部13は、套管針管の遠位端部121に対して遠位に延びる。その組織取得の間は、套管針先端部13は、套管針管の遠位端部121に対して近位に退避する;それにより、套管針先端部13が保護されて、套管針先端部13が作り出すかもしれない当該組織試料に対する損傷を最小限にできる。套管針管120の遠位端部に可撓性および/またはスリットシールを設置して、套管針先端部13と組織試料の間の接触を最小限にすることができる。套管針管の遠位端部121は、組織取得の間、および組織試料101をカッター管10から押し出しているときは、組織試料101と接触している。
図8は、内部管125が、カッター管10の中に同心で配置されていることを示す。内部管125の端部は、鈍いまたは鋭利である。内部管125は、カッター管10に対して回転式におよび/または長さ方向に固定される。内部管125は、カッター管10に対して回転または移動する。内部管125は、カッター管10と隙間嵌めを有し、それらの壁部間の隙間は、0.02インチ未満、例えば0.003インチである。内部管125は、標本切取りの間は、カッター管末端の遠位端部12に対して近位にあり、器具5が標本切取りを行っていないときは、カッター管末端の遠位端部12に対して遠位にある。超音波、空間立体的、MRI、X線断層撮影法および/または断層合成を含む、様々な画像化システムを用いて、器具5を使用することができる。器具5は、手動、自動または半自動で前進させることができる。器具5を使用して、様々な長さの組織試料を取得できる。当該操作者が器具5を手動で(例えば、超音波診断法のガイダンスに従って)使用する場合に、器具5が当該組織を通って切断しているのが視覚化され、必要とされる理想的な長さの組織が取得できる。上記操作者が器具5を手動で(例えば、超音波診断法のガイダンスに従って)使用する場合に、器具5が上記組織を通って切断しているのが視覚化されることにより、当該患者が確実に、器具5で不要な損傷を受けないようにできる;例えば、器具5が所望外の組織に入ろうとしていることを上記操作者が気付いた場合には、上記操作者は器具5上のボタンを放す、および/または器具5の前進を停止させることができる。第1のボタン22を押下および/または軸上で移動させることにより、ただ1つのボタンで追加的機能性が実現できる。例えば、第1のボタン22を押下すれば、カッター管10の回転が調整され、第1のボタン22を前方および/または後方に押せば、切離し機構31を操作できる。第1のボタン22を左側および/または右側に操作すれば、套管針11の位置を調整できる。第1のボタン22を押下すれば、カッター管10の回転が調整され、第1のボタン22を後方に引いたなら、切離し機構31が操作され、第1のボタン22を前方に押したなら、套管針11の位置が調整される。ノブおよび/またはボタンを用いて、ハンドル6に対するカッター管10の位置が調整できる。例えば、ノブを回転させることにより、ハンドル6を定置状態で保持しながら、カッター管10を遠位に前進させることもできる。これにより、ハンドル6を当該組織に対して操作する必要性なく、カッター管末端の遠位端部12を高精度で操作できるようになる。第1のボタン22を押下することにより、カッター管10を所定の速度(秒速0〜2cmで、例えば秒速約1cm)および/または所定の距離(例えば、1,2または3cm)で、遠位に前進させることができる。第1のボタン22を放せば、カッター管10がハンドル6内に退避される。カッター管末端の遠位端部12は、その初期設定の待機位置では、同軸導入具54または内部管125の遠位端部に近位であるので、カッター管末端の遠位端部12の鋭利な端部が引っ込んだ状態になっている。標本切取りの間であって、カッター管10が回転しているとき、カッター管末端の遠位端部12は、同軸導入具54または内部管125の遠位端部に対して遠位に配置しているので、カッター管末端の遠位端部12が上記組織と接触している。カッター管末端の遠位端部12を引っ込める、および/または露出させることにより、カッター管末端の遠位端部12と当該患者の両者を不要な、および/または意図していない損傷から保護できる。器具5には、LEDまたは電気蛍光発光材料などの光源を使用してもよい。その光源を用いて、当該組織、ボタン、套管針11および/または套管針タブ19を電光させることができる。デジタル指示計を用いて、套管針先端部13の位置を指示してもよい。套管針先端部13と套管針タブ19の間の距離および/または角度の位置は、固定または可変にしてもよい。例えば、套管針先端部13と套管針タブ19は、同一の材料(例えば、射出成型構成部品)から製作してもよい。套管針タブ19は別個の構成部品であって、套管針先端部13を遠位に押すために用いるが、套管針先端部13に対して、近位に向けた力を加えることができないようにしてもよい。套管針11の近位端部を用いて、套管針タブ19の代わりに套管針先端部13の位置を指示してもよい。
図9は、第2のボタン7が、ボタントラック201内で滑動可能であることを示す。ボタントラック201は、ハンドル6の長さ全域に亘って、またはハンドル6の一部に延びてもよい。第2のボタン7は、ボタントラック201内で、例えば、第1のボタントラック位置202aと第2のボタントラック位置202bの間で滑動できる。第2のボタン7は、套管針11と直接および/または間接に係合できる。例えば、ボタン7は、一方向クラッチ機構の特徴を有してもよい。一方向クラッチ機構として、ラチェット、クランプ、スピードクランプおよび一方向軸受で見受けられるものを含む、多数の型版が使用できる。一方向クラッチ機構の一例としては、一枚の金属薄板があって、例えば、その厚さは0.005インチ(0.13mm)〜0.060インチ(1.5mm)であり、例えば、その細長片に套管針11が摺動できるような穴および/またはスロット状切り口が形成され、厚さは0.02インチ(0.5mm)まででよい;上記金属薄板の角度は、その金属薄板が套管針11と一方向で結合できるが、別の方向では結合できないように設定してよい。例えば、上記金属薄板の細長片は、前面に対する角度は5〜60°であり、例えば、15°および/または20°でよい。その前面は、管長手軸8に対して垂直である。別の一方向クラッチ機構は、套管針11の反対側に、傾斜したスロット内に収容される2つの玉軸受を備え、それらの玉軸受は、套管針11が一方向に摺動すると、套管針11に対して圧搾して套管針11に結合するが、套管針11がその他方に移動すると、係合を解除する。第1のボタントラック位置202aと第2のボタントラック位置202bの間で第2のボタン7を滑動させることにより、套管針11を遠位に押すことができる。第2のボタン7をボタントラック位置202aと202bの間で繰返し滑動させることにより、套管針11を、カッター管末端の遠位端部12から出るまで遠位に移動させることができる。第3のボタントラック位置202cは、第2のボタン7がロック開放柱200と係合することを可能にする。ロック開放柱200が、第2のボタン7の一方向クラッチを作動しない状態にすることにより、套管針11が近位、遠位および/または回転式に、自由に摺動できるようになる。例えば、組織の標本切取りおよび/または取得を行っているとき、第2のボタン7は第3のボタントラック位置202cにあることにより、ロック開放柱200と係合して、組織試料101が套管針11を近位に押すことにより、套管針11が平行な方向に近位に移動させられる。套管針11は、ボタントラック201および/またはハンドル6を通して見えるようになっているので、どのくらい多くの組織がカッター管10の中にあるかを指示できる。それから、当該操作者は、当該組織部位から当該装置を取り外して、第2のボタン7をボタントラック位置202aと202bの間で前後に滑動させることによってカッター管10から組織試料101を取り出すことができる。ボタンをロックする特徴があるので、ボタントラック位置202aと202bの間における第2のボタン7の移動が制限される;このようなボタンをロックする特徴は、第1のボタン22を押下することにより、解除してもよい。このボタンをロックする特徴を用いて、第2のボタン7が確実に、ロック開放柱200と接触しないようにすることができる。器具5を上記組織部位に挿入している間に、上記ボタンをロックする特徴を用いて、套管針11がカッター管10の中に近位に滑ってずれることがないように、第2のボタン7を確実に套管針11に結合させることができる。上記ボタンをロックする特徴により、第2のボタン7および/または套管針11、例えば套管針11の末端の遠位端部をロックすることができる。上記ボタンをロックする特徴により、套管針11を案内具として用いることができ、套管針11が所定の位置に一旦到達したら、例えば套管針先端部13がカッター管末端の遠位端部12に延びているときに、上記ボタンをロックする特徴により、第2のボタン7および/または套管針11をロックしてもよい。第2のボタン7は、第1のボタン22および/または切離し機構31と直接および/または間接に係合するボタン傾斜部205を備えてもよい。例えば、套管針11が遠位に前進しているとき、ボタン傾斜部205は、(例えば、標本切取りの状態および/または構成で)切離し機構31が隠れるおよび/または退避する位置に、第1のボタン22を強制的に移動させることにより、カッター管10から組織試料101を抜き出すことができる。例えば、ボタン傾斜部205により、第1のボタン22が完全に押下されることによってカッター管10が回転するのを防止できる。套管針11を、ハンドル6から完全に取り外すことができる。1つまたは2つ以上のばねを用いることで、例えば、第2のボタン7を近位に偏らせてもよい。套管針11がカッター管10と係合しないように、套管針11がハンドル6から取り外され、または近位に移動されたなら、組織試料101は試料収集空間210に入ることになる。試料収集空間210は収集室である。套管針11の近位端部は、より大きな直径および/または縁部を有してもよい。例えば、套管針11の近位は、長さで0.02インチ(0.5mm)〜0.8インチ(2cm)、例えば0.1インチ(2.5mm)部分は、套管針11のそれ以外の部分よりも大きな外径を有してもよい。套管針11の近位縁部は、例えば、クランピング、クリンピングおよび/またはスエージングによって套管針11を変形させることによって形成できる。套管針11の近位縁部は、薄肉管などの別の構成部品を、套管針11に対して接着、クリンピング、プレス嵌め(圧入)、蝋付け、溶接、半田付けまたは機械的締付けにより、套管針11に固定することによって形成してもよい。套管針11の近位縁部を、カッター管10、ハンドル6および/または第2のボタン7と係合させることにより、套管針11がさらに遠位に前進するのを防止できる。套管針11の近位縁部により、套管針11がハンドル6に対して自由に回転できる。套管針11は、ケーブル線、糸、ワイヤー、電気機械的、電磁的、磁気的、空気力学的、空気力学的、真空空間、ばね、および/または手作業(例えば、套管針11を手で押す、および/または引くこと)によって、移送してもよい。上記金属薄板の細長片は、打抜き加工、レーザ切断、金属射出成型、ウォータージェット切断、機械加工、プラズマ切断、エッチングおよび/または切断によって形成できる。ボタントラック201は、套管針タブスロット20であってもよい。
当該組織試料は、螺旋形の移送系(例えば、定置コイル)および/または追加系を用いて移送できる。例えば、第2の管を、カッター管10内に同心で配置して、近位に引っ張ってもよい。その第2の管は、調節可能な、および/または一方向でロックする特徴を有しているので、組織試料101に係合または固定できる。上記第2の管は、内部管125と同じであってもよい。一方向でロックする特徴は、内方に曲げられるタブを備えて、組織試料101を近位に移動させることが、遠位に移動させることはできない。上記コイルは、組織試料101と共に、または組織試料101なしで近位に移動させてもよい。真空空間を用いて、組織試料101を近位に引っ張ってもよい。套管針11は可撓性があってもよい。套管針11が、プーリーに巻きつくようにして、そのプーリーを回すことにより、套管針11を前進および/または退避させてもよい;上記プーリーの角度の位置を利用して、套管針先端部13の位置を指示してもよい。套管針11は可撓性があり、ハンドル6内の輪郭に沿った案内具またはハンドル6内の空いた空間の中に配置してもよい。套管針11は、ハンドル6を過ぎて、例えば、ハンドル6および/または套管針タブスロット20に近位に延びてもよい。圧縮、張力、捩じり力、クロックおよび/またはパワーばねを用いて、套管針11を遠位および/または近位の方向に偏らせてもよい。ラチェット機構を用いて、套管針11を前進または退避させてもよい。例えば、ボタンおよび/またはノブを、初期設定の位置から0.1〜3インチ、例えば0.75インチで前方に押すことにより、套管針11を前進させた後、ばねを用いて初期設定の位置に退避させる;手作業の押し工程の間に套管針11の位置を調節するが、退避工程の間は套管針11の位置を調節しなくてもよい。
カッター管10の内径は、約0.04インチ(1.0mm)より大きくてもよいが、まだもっと厳密に、約0.06インチ(1.5mm)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約0.08インチ(2.0mm)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約0.1インチ(2.5mm)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約0.12インチ(3.0mm)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約0.14インチ(3.5mm)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約0.16インチ(4.0mm)より大きくてもよい。カッター管10の内径は、約0.16インチ(4.0mm)未満であってもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.14インチ(3.5mm)より小さくてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.12インチ(3.0mm)より小さくてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.10インチ(2.5mm)より小さくてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.08インチ(2.0mm)より小さくてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.06インチ(1.5mm)より小さくてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.04インチ(1.0mm)より小さくてもよい。
カッター管10の壁部肉厚は、約0.002インチ(0.05mm)より厚くてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.004インチ(0.10mm)より厚くてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.006インチ(0.15mm)より厚くてもよい。カッター管10の壁部肉厚は、約0.006インチ(0.15mm)より薄くてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.004インチ(0.10mm)より薄くてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.002インチ(0.05mm)より薄くてもよい。カッター管10の壁部肉厚は、変更されてもよい。例えば、切離しタブ30は、アクチュエータ32と異なる壁部肉厚を有してもよい。
カッター管10、または器具5のいずれあるいはすべての要素、および/または他の器具あるいは装置が、本明細書において記載されているが、以下に列挙した材料を用いて、製作またはコーティングできる。例えば、1つまたは多数のステンレス鋼合金、鋼、ばね鋼、ニッケルチタン合金(例えば、ニチノール)、コバルトクロム合金(例えば、Elgin Specialty Metals, Elgin, ILからのELGILOY(登録商標);Carpenter Metals Corp., Wyomissing, PAからのCONICHROME(登録商標))、ニッケルコバルト合金(例えば、Magellan Industrial Trading Company, Inc., Westport, CTからのMP35N(登録商標))、モリブデン合金(例えば、モリブデンTZM合金)、タングステンレニウム合金、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリマー、ポリエステル(例えば、E. I. Du Pont de Nemours and Company, Wilmington, DEからのDACRON(登録商標))、ポリプロピレン、液晶ポリマーなどの芳香族ポリエステル(例えば、Kuraray Co., Ltd. Tokyo, JapanからのVectran)、超高分子量ポリエチレン(すなわち、拡張連鎖、高率または高性能ポリエチレン)繊維および/または紡ぎ糸(例えば、Honeywell International, Inc., Morris Township, NJからのSPECTRA(登録商標) FiberおよびSPECTRA(登録商標) Guard、またはRoyal DSM N. V., Heerlen, the NetherlandsからのDYNEEMA(登録商標))、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パリレンポリ(p-キシリレン)ポリマー、パリレンN、パリレンC、パリレンD、発泡PTFE(ePTFE)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)(さらに、ポリアクリルエーテルケトンケトン)、ナイロン、ポリエーテルブロック・コポリアミドポリマー(例えば、ATOFINA, Paris, FranceからのPEBAX(登録商標))、脂肪族ポリエーテルポリウレタン(例えば、Thermedics Polymer Products, Wilmington, MAからのTECOFLEX(登録商標))、ポリ塩化ビニル(PVC)、ナイロン、ビニル、ポリウレタン、熱可塑性のフッ素化合したエチレンプロピレン(FEP)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ-L-グリコール酸(PLGA)、ポリ乳酸(PLA)、ポリ-L-乳酸(PLLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリエチルアクリル酸塩(PEA)、ポリジオキサノン(PDS)および擬似ポリアミノ・チロシン基酸などの吸収可能または再吸収可能なポリマー、押出成形コラーゲン、シリコーン、亜鉛、エコー発生、放射性、放射線不透過性材料、医用生体材料(例えば、解剖用人間死体の組織、コラーゲン、同種移植片、自己移植片、異種移植片、骨充填材、小部分に分割した骨片、骨生成粉末、骨片のビードなど)、高強度(60ksi)および生体適合性を有する材料、本明細書において列挙したその他の材料のいずれか、またはそれらの組合せである。放射線不透過性材料の例は、硫酸バリウム、酸化亜鉛、チタン、ステンレス鋼、ニッケルチタン合金、タンタルおよび金である。上記装置は、略100%のPEEK、編組したナイロン、編組強化ナイロン、編組強化ナイロン、編組強化ポリイミド、編組強化管類、略100%のチタンまたはチタン合金、またはそれらの組合せから製作できる。
カッター管10は、ハンドル6に対して、約100rpmよりも高速で回されまたは回転されてもよいが、まだもっと厳密に、約1,000rpmよりも高速であってもよく、まだもっと厳密に、約2,500rpmよりも高速であってもよく、まだもっと厳密に、約3,000rpmよりも高速であってもよく、まだもっと厳密に、約4,000rpmよりも高速であってもよく、まだもっと厳密に、約5,000rpmよりも高速であってもよく、まだもっと厳密に、約7,500rpmよりも高速であってもよく、まだもっと厳密に、約10,000rpmよりも高速であってもよい。カッター管10は、ハンドル6に対して、約10,000rpmよりも低速で回されまたは回転されてもよいが、まだもっと厳密に、約7,500rpmよりも低速であってもよく、まだもっと厳密に、約5,000rpmよりも低速であってもよく、まだもっと厳密に、約4,000rpmよりも低速であってもよく、まだもっと厳密に、約3,000rpmよりも低速であってもよく、まだもっと厳密に、約2,500rpmよりも低速であってもよく、まだもっと厳密に、約1,000rpmよりも低速であってもよく、まだもっと厳密に、約100rpmよりも低速であってもよい。
カッター管10の内径は、約0.5mm(0.02インチ)より大きくてもよいが、まだもっと厳密に、約1mm(0.04インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約1.5mm(0.06インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約2mm(0.08インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約2.5mm(0.10インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約3mm(0.12インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約3.5mm(0.14インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約4mm(0.16インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約4.5mm(0.18インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約5mm(0.20インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約6mm(0.24インチ)より大きくてもよく、まだもっと厳密に、約7mm(0.28インチ)より大きくてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約10mm(0.39インチ)より大きくてもよい。カッター管10の内径は、約10mm(0.39インチ)より小さくてもよいが、もっと厳密に、約7mm(0.28インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約6mm(0.24インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約5mm(0.20インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約4.5mm(0.18インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約4mm(0.16インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約3.5mm(0.14インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約3mm(0.12インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約2.5mm(0.10インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約2mm(0.08インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約1.5mm(0.06インチ)より小さくてもよく、まだもっと厳密に、約1mm(0.04インチ)より小さくてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.5mm(0.02インチ)より小さくてもよい。
カッター管10の壁部肉厚は、約0.05mm(0.002インチ)より厚くてもよく、もっと厳密に、約0.10mm(0.004インチ)より厚くてもよく、まだもっと厳密に、約0.15mm(0.006インチ)より厚くてもよく、まだもっと厳密に、約0.20mm(0.008インチ)より厚くてもよく、まだもっと厳密に、約0.30mm(0.012インチ)より厚くてもよく、まだもっと厳密に、約0.50mm(0.020インチ)より厚くてもよく、まだもっと厳密に、約0.70mm(0.028インチ)より厚くてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約1.00mm(0.039インチ)より厚くてもよい。カッター管10の壁部肉厚は、約1.00mm(0.039インチ)より薄くてもよく、まだもっと厳密に、約0.70mm(0.028インチ)より薄くてもよく、まだもっと厳密に、約0.50mm(0.020インチ)より薄くてもよく、まだもっと厳密に、約0.43mm(0.017インチ)より薄くてもよく、まだもっと厳密に、約0.30mm(0.012インチ)より薄くてもよく、まだもっと厳密に、約0.20mm(0.008インチ)より薄くてもよく、まだもっと厳密に、約0.15mm(0.006インチ)より薄くてもよく、まだもっと厳密に、約0.10mm(0.004インチ)より薄くてもよく、もしくは、まだもっと厳密に、約0.05mm(0.002インチ)より薄くてもよい。
多数の組織試料が、器具5を組織の塊体(すなわち、組織塊体)から取り出すことなく、収集および/または取得および/または切離しできる。管長手軸8は、カッター管10、移送系100および/またはハンドル6を通っている。カッター管末端の遠位端部12は、機械的、電気化学的および/または化学的に鋭利になっている。套管針11は、カッター管10および/またはハンドル6内で摺動できる。第1のボタン22および/または第2のボタン7は、套管針11および/または套管針タブ19と接触する。套管針11と(カッター管10、第1のボタン22、ハンドル6および/または第2のボタン7などの)器具5の別の構成部品との間には、十分な摩擦が生じて、套管針11が重力のためにハンドル6に対して移動するのを防止できる;しかし、その摩擦は十分に小さいために、組織試料101が套管針11を近位に推進させることができる。その摩擦力は調整可能である;例えば、套管針11と(カッター管10、第1のボタン22、ハンドル6および/または第2のボタン7などの)器具5の別の構成部品との間の摩擦は、第1のボタン22および/または第2のボタン7が押下されるとき、いずれのボタンも全く押下されないときと比べて、小さくなる。套管針11と(カッター管10、第1のボタン22、ハンドル6および/または第2のボタン7などの)器具5の別の構成部品との間の摩擦は、0.01〜2ニュートンである。
套管針11は、カッター管10内で摺動可能に配置されている。ハンドル6は、カッター管10に対して長さ方向に固定されている。カッター管10は、標本切取り要素であってもよい。套管針11は、指示計であってもよい。例えば、套管針11は、紐、液体および/またはいくらかの他の材料であってもよく、カッター管10の中で組織試料101によって変位させられる。
2014年8月26日に提出したPCT/米国第2014/052,431号;2014年10月19日に提出した米国出願第14/517,873号;2011年11月16日に提出したPCT/米国第11/061,089号;2012年4月21日に提出した米国特許第8,317,727号;2013年8月31日に提出した米国仮出願第61/872,678号;2014年12月2日に提出した米国仮出願第62/086,523号;および2013年8月31日に提出した米国仮出願第61/872,674号が全て、本明細書において参照により、それらの全体性に組み込まれる。
本発明の精神と範囲から逸脱することなく、この開示に関して、種々の変更および修正がなされ、同等物、すなわち、ここで開示した構成要素、特徴、構成要件、装置、器具、工程または方法のいずれかの組合せが採用され得ることは、当業者にとって明白である。ここで開示した構成要素、特徴、構成要件、装置、器具、工程または方法のいずれも、当該構成要素、特徴、構成要件、装置、器具、工程または方法が本明細書において単数または複数として明示されているかどうかに係わりなく、単数または複数として存在し得る。いずれかの変形形態で示された構成要素は、その特定の変形形態に対する具体例であって、この開示の範囲内の他の変形形態に関して利用できる。