JPWO2016147570A1 - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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創右 大谷
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Abstract

本発明は、容積を可及的に小さくすることができるヘッドアップディスプレイを提供する。本発明は、映像光を出射する映像光出射装置(200)と、第1の光学素子(301)と、第2の光学素子(303)と、第3の光学素子(302)を備え、第1の光学素子(301)を透過する映像光を、コンバイナ(102)に投射するヘッドアップディスプレイである。第1の光学素子(301)は、映像光出射装置(200)の出射面に対して傾斜して設けられ、第1の偏光方向を有する映像光を反射し、第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する映像光を透過する。第2の光学素子(303)は、第1の光学素子(301)からの映像光を第1の光学素子(301)へ反射する。第3の光学素子(302)は、第1の光学素子(301)と第2の光学素子(303)の間に配置され、映像光が往復して透過することにより、第1の偏光方向を有する映像光を第2の偏光方向を有する映像光に変換する。

Description

本開示は、自家用車等の車両に搭載されるヘッドアップディスプレイに関する。
特許文献1には、移動体の投影面に表示画像を投影することにより、当該表示画像の虚像を移動体の室内の視認領域にて視認可能に表示するヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。
特開2014−170112号公報
本開示は、容積を可及的に小さくすることができるヘッドアップディスプレイを提供する。
本開示は、映像光を出射する映像光出射装置と、第1の光学素子と、第2の光学素子と、第3の光学素子と、を備え、第1の光学素子を透過する映像光を、コンバイナに投射するヘッドアップディスプレイである。第1の光学素子は、映像光出射装置の出射面に対して傾斜して設けられ、第1の偏光方向を有する映像光を反射し、第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する映像光を透過する。第2の光学素子は、第1の光学素子からの映像光を第1の光学素子へ反射する。第3の光学素子は、第1の光学素子と第2の光学素子との間に配置され、映像光が往復して透過することにより、第1の偏光方向を有する映像光を第2の偏光方向を有する映像光に変換する。
本開示におけるヘッドアップディスプレイによれば、容積を可及的に小さくすることができる。
本開示のヘッドアップディスプレイが搭載される車両の部分模式図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイの光学素子の配置を説明するための模式図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイが投写する映像の説明図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイにおける映像光の偏光状態の変遷を示すフローチャート 実施の形態1の変形例1に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態1の変形例2に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態4に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態4に係るヘッドアップディスプレイの要部を示す模式図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図5を用いて、本開示の実施の形態1を説明する。
[1−1.全体構成]
図1は、実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ(以下、HUDとも言う)101が搭載された車両100の部分模式図である。車両100は、移動体の一例である。
ヘッドアップディスプレイ101は、図1に示すようにダッシュボード103の内部に配置される。ヘッドアップディスプレイ101は、映像光Bを出射し、映像光Bをコンバイナとして機能するウインドシールド102により反射させることで、虚像Iを運転者D(観察者)に視認させるようにした映像表示装置である。
コンバイナは、背景である第2の画像と、ヘッドアップディスプレイ101から出射される映像光Bによる第1の画像を重畳する役割をもつ半透過型光学素子である。この場合、第2の画像は運転者Dからウインドシールド102を通して見える前方の景色である。この前方の景色にヘッドアップディスプレイ101からの映像光Bによる虚像Iがウインドシールド102上で重畳され、運転者Dは重畳された映像を視認することができる。
本実施の形態では、コンバイナは、車両100のウインドシールドであるが、ウインドシールドとは独立して配置されるハーフミラーなどでもよい。
[1−2.HUD構成]
図2は、実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ101を車両の側方からみた模式図である。ヘッドアップディスプレイ101は、第1の画像を生成するプロジェクタ(第1の光学系)200と、第1の画像を虚像として表示するHUD光学系(第2の光学系)300とで構成される。
プロジェクタ200は、LEDもしくは、レーザを光源とする投写型映像表示装置であり、映像光Bを出射する映像光出射装置の一例である。映像光出射装置として、他に液晶表示装置(Liquid Crystal Display)や蛍光表示管が使用できる。
HUD光学系300は、HUD収容筐体400の開口部401近傍に配置される反射型偏光子301と、位相差板である1/4波長板302と、凹面ミラー303とを有する。
反射型偏光子301は、固有の偏光軸を有し、偏光軸と平行な直線偏光成分は透過し、偏光軸に垂直な直線偏光成分は反射する光学素子であり、例えばワイヤグリッドフィルムなどが使用される。この反射型偏光子301は、第1の光学素子の一例であり、本実施の形態では平面形状を成している。反射型偏光子301は、凹面ミラー303の光軸に対し、偏心して配置されるとともに、プロジェクタ200から出射されるS偏光の映像光Bの出射面に対して傾斜して配置される。
1/4波長板302は、互いに垂直な関係にある2つの偏光成分の位相をずらす位相差板であり、遅相軸が反射型偏光子301の偏光軸に対し、45度傾けて配備される。1/4波長板302は、プロジェクタ200から出射される映像光の波長領域をカバーする広帯域の特性を有する。この1/4波長板302は、第3の光学素子の一例である。
凹面ミラー303は、正パワーを持つ反射型光学素子であり、例えば回転対称性を持たない自由曲面形状を有する。この凹面ミラー303は、第2の光学素子の一例である。なお、1/4波長板302と反射型偏光子301は、構造の把握を容易にするため、平面形状であるものとして説明するが、これに捕らわれずあらゆる形状を取り得る。また、1/4波長板302は、粘着面を備えたフィルムとして形成し、凹面ミラー303に貼りつけて一体的に構成してもよい。
図3は、プロジェクタ200と、反射型偏光子301と、凹面ミラー303との好ましい位置関係を説明するための図である。
プロジェクタ200から出射する映像光の中心に位置する主光線が反射型偏光子301で反射して凹面ミラー303に入射する入射光と、この入射光が凹面ミラー303で反射した反射光との成す角θが、下記(数1)式を満たすように凹面ミラー303を配置する。
Figure 2016147570
ここで、
Y:映像短軸方向長さ(≒Y1)(図4参照)
L:反射型偏光子301と凹面ミラー303との面間隔
φ:プロジェクタ200から出射する映像光Bの光軸と反射型偏光子301との成す角
上記のような関係になるように凹面ミラー303を配置することにより、HUDの容積を小さくするができる。
[1−3.動作]
実施の形態1における、HUD光学系300の動作について、図5を用いて説明する。
図5は、ヘッドアップディスプレイ101における映像光Bの偏光状態の変遷を進行順に示した図である。
以下、説明の便宜上、反射型偏光子301を透過する方向をP方向、反射する方向をS方向とし、これらの方向に沿って振動する直線偏光をそれぞれP偏光、S偏光と呼ぶ。また、P偏光が1/4波長板302により変換された後の偏光状態を左回り円偏光、S偏光が1/4波長板302により変換された後の偏光状態を右回り円偏光と呼ぶ。他の実施の形態においても同様である。
プロジェクタ200から出射する映像光BはS偏光を有するため、反射型偏光子301によって反射し、1/4波長板302に入射する。映像光Bは、1/4波長板302により、その位相を90度回転させられ右回り円偏光となり、その後、凹面ミラー303を反射する際に回転方向が逆転し、左回り円偏光となって、再度、1/4波長板302に入射する。左回り円偏光の映像光Bは、1/4波長板302により、P偏光に変換されて反射型偏光子301に入射するため、反射型偏光子301を透過して、ウインドシールド102へと入射する。
このように、プロジェクタ200から出射したS偏光の映像光Bは、1/4波長板302を往復して透過することにより、P偏光の映像光Bに変換される。
ヘッドアップディスプレイ101からウインドシールド102に入射した映像光Bが、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像Iとしてその映像を視認する。
[1−4.効果]
本実施の形態によれば、反射型偏光子301と凹面ミラー303の間の空間を映像光が往復する為、十分な光路長を確保することができ、HUDを小型にすることが可能である。また、凹面ミラー303を観察者である運転者Dの方向へ傾ける角度が緩和される為、HUD光学系300の鉛直方向寸法を小さくすることが出来る。さらに、光学性能においても、偏心に起因する、歪曲、非点隔差といった収差を低減し画質を向上することが可能となる。開口部401の直下に反射型偏光子301が配置される為、ヘッドアップディスプレイ101に入射する外部からの光は約半分が反射される。このため内部構造を見えにくくし、また太陽光によるプロジェクタ200の被爆を半減することで装置寿命を延ばすことが可能である。
[実施の形態1の変形例1]
図6は、実施の形態1の変形例1に係るヘッドアップディスプレイ111の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ111では、ヘッドアップディスプレイ101に対して、図6に示すように、プロジェクタ200からの映像光Bの出射面近傍に凸レンズ201が配置されている。凸レンズ201を配置することにより光学面が増えて設計自由度が増し、具体的にはプロジェクタ200の投写画像のサイズを調整することができる。凸レンズ201は、屈折光学素子の一例である。
[実施の形態1の変形例2]
図7は、実施の形態1の変形例2に係るヘッドアップディスプレイ121の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ101(HUD光学系300)の反射型偏光子301は平面形状であるが、ヘッドアップディスプレイ121(HUD光学系320)の反射型偏光子321は、図7に示すように、開口部401側に凹面を有するシリンドリカル形状に構成される。このように反射型偏光子321をシリンドリカル形状に構成することにより、太陽光等の外光が反射型偏光子321で反射し、運転者Dに到達することを回避することができる。
(実施の形態2)
以下、図8を用いて、実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ131について説明する。図8は、実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ131の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ131が映像光Bを出射し、コンバイナとして機能するウインドシールド102により反射させることで、虚像Iを運転者Dに視認させる点は、実施の形態1で説明したヘッドアップディスプレイ101と同じであり、ヘッドアップディスプレイ131のHUD光学系330の構成が異なる。本実施の形態では、HUD光学系330の構成のうち、主に実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1と同一の構成要素については、同一符号を付している。
[2−1.HUDの構成]
ヘッドアップディスプレイ131は、実施の形態1で説明した1/4波長板302に代えて、図8に示すように、第1の1/4波長板302a及び第2の1/4波長板302bを有する。第1の1/4波長板302aは反射型偏光子301に近接して略平行に配置され、第2の1/4波長板302bはプロジェクタ200の出射面側に配置されている。プロジェクタ200からの映像光Bは、第2の1/4波長板302b及び第1の1/4波長板302aを透過して、反射型偏光子301に導かれる。実施の形態2では、第1の1/4波長板302aは、実施の形態1で説明した1/4波長板302と同様の特性を有するが、1/4波長板302とはHUD光学系における配置が異なる。第2の1/4波長板302bは、偏光調整素子の一例である。
[2−2.動作]
実施の形態2における、HUD光学系330の動作について説明する。プロジェクタ200から出射するS偏光の映像光Bは、第2の1/4波長板302bを透過すると右回り円偏光に変換される。右回り円偏光に変換された映像光Bは第1の1/4波長板302aを透過するとS偏光に変換される。
S偏光に変換された映像光Bは、プロジェクタ200から出射される映像光Bの出射面に対して傾けて配置された反射型偏光子301で反射された後、再び第1の1/4波長板302aに入射する。反射型偏光子301で反射されたS偏光の映像光Bは第1の1/4波長板302aを透過することによって右回り円偏光に変換され、凹面ミラー303に入射する。凹面ミラー303に入射した右回り円偏光の映像光は、反射されて左回り円偏光になった後、再び第1の1/4波長板302aに入射する。第1の1/4波長板302aに入射された左回り円偏光の映像光Bは、P偏光に変換されて反射型偏光子301に入射する。反射型偏光子301に入射したP偏光の映像光Bは、反射型偏光子301を透過し、ウインドシールド102に入射する。このように映像光は第1の1/4波長板302aを3回透過することになる。
上述のように、HUD光学系330では、第2の1/4波長板302bとして、S偏光を右回り円偏光に変換する偏光調整素子を用いたが、プロジェクタ200からP偏光の映像光を出射し、第2の1/4波長板302bとして、P偏光を右回り円偏光に変換する偏光調整素子を用いることもできる。
これによって、ヘッドアップディスプレイ131からウインドシールド102に入射した映像光Bが、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像Iとしてその映像を視認することができる。
[2−3.効果]
本実施の形態によれば、第1の1/4波長板302aは反射型偏光子301の近傍に重ねて配置される為、保持構造が簡素化され、保持構造に掛かるコストを下げることができる。
(実施の形態3)
以下、図9を用いて、実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイ141について説明する。図9は、実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイ141の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ131が映像光Bを出射し、コンバイナとして機能するウインドシールド102により反射させることで、虚像Iを運転者Dに視認させる点は、実施の形態1で説明したヘッドアップディスプレイ101と同じであり、ヘッドアップディスプレイ141のHUD光学系340の構成が異なる。本実施の形態では、HUD光学系340の構成のうち、主に実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1と同一の構成要素については、同一符号を付している。
[3−1.HUD構成]
実施の形態1との相違点は、反射型偏光子301とウインドシールド102との間に第2の位相差板304を配置している点である。この第2の位相差板304は、第4の光学素子の一例である。
この第2の位相差板304は、例えば1/4波長板または、1/2波長板が使用できる。
[3−2.動作]
1/4波長板を第2の位相差板304として使用した場合について説明する。
プロジェクタから出射される映像光Bは、S偏光である。映像光Bは、プロジェクタ200から出射される映像光Bの出射方向に対して傾けて配置された反射型偏光子301で反射されて、1/4波長板302に入射する。
1/4波長板302に入射されたS偏光の映像光は、右回り円偏光に変換されて凹面ミラー303に入射する。凹面ミラー303に入射した右回り円偏光の映像光は反射されて左回り円偏光となった後、再び1/4波長板302に入射する。1/4波長板302に入射した左回り円偏光の映像光はP偏光に変換されて反射型偏光子301に入射する。反射型偏光子301に入射したP偏光の映像光は、反射型偏光子301を透過し、第2の位相差板(1/4波長板)304に入射する。
第2の位相差板304(1/4波長板)に入射した映像光は、左回り円偏光に変換されてウインドシールド102に入射する。
これによって、ヘッドアップディスプレイ141からウインドシールド102に入射した左回り円偏光の映像光が、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像としてその映像を視認することができる。
[3−3.効果]
このように運転者Dに対し円偏光の映像光が反射された場合には、運転者Dが偏光サングラスを着用していても、映像の鑑賞の妨げにならない。
[実施の形態3の変形例]
第2の位相差板304として1/4波長板に代えて1/2波長板を用いた場合について説明する。第2の位相差板304(1/2波長板)は、遅相軸の向きを反射型偏光子301に対して調整することで、反射型偏光子301を透過したP偏光の偏光方向を回転させることができる。すなわち、第2の位相差板304(1/2波長板)は、P偏光の偏光方向を有する光の一部をS偏光に変換することになる。
これによって、ヘッドアップディスプレイ141からウインドシールド102に入射した映像光の入射角がブリュースター角に近い場合においても、ウインドシールド102で良好な反射率が得られる。
(実施の形態4)
[4−1.HUD構成]
図10は、実施の形態4に係るヘッドアップディスプレイ151を車両の構成を示す模式図である。実施の形態1のヘッドアップディスプレイ101との相違点は、ヘッドアップディスプレイ151のHUD光学系350がルーバー光学素子305を有する点である。ルーバー光学素子305は、反射型偏光子301とウインドシールド102との間に配置される。ルーバー光学素子305は、第5の光学素子の一例である。
ルーバー光学素子305について、その構造を図11に示す。ルーバー光学素子305は、内部にルーバーと呼ばれる遮光部306が略平行に配列された構造を持ち、遮光部306に平行に進行する光を透過し、それ以外の方向へ進行する光を吸収する機能を有する。ルーバー光学素子305は、遮光部306の角度がルーバー光学素子305の内部を透過する映像光Bと平行になるように、構成される。ルーバー光学素子305としては、例えば、ルーバーフィルムを図10に示すように、開口部401側に凹面を有するシリンドリカル形状に保持し、使用することができる。
[4−2.動作]
ルーバー光学素子305を配置したヘッドアップディスプレイ151について説明する。反射型偏光子301を透過する映像光Bは、図11に示すように、ルーバー光学素子305に入射角度θ1で入射し、ルーバー光学素子305と空気の屈折率差により、角度θ2でルーバー光学素子305の内部を透過する。角度θ2はルーバーの傾斜角θ3と同等であるため、映像光は、ルーバー光学素子305内部で吸収されずに、ウインドシールド102に導かれる。
これによって、ヘッドアップディスプレイ151からウインドシールド102に入射したP偏光の映像光Bが、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像Iとしてその映像を視認することができる。
一方で、ヘッドアップディスプレイ151に外部より入射する外光B2は、ルーバー光学素子305に入射する際に、表面での反射光B3と内部へ透過する透過光B4に分かれる。反射光B3は、ルーバー光学素子305のシリンドリカル形状により、運転者Dに視認されない方向へと反射される。透過光B4は、ルーバー光学素子305の内部を、遮光部306の角度θ3と異なる角度で進行するため、遮光部306で吸収される。
[4−3.効果]
このように、ルーバー光学素子305を追加することにより、太陽光などの外光が運転者に視認されることを防止し、映像光の視認性を向上させることができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
本開示は、自家用車等の車両に搭載されるヘッドアップディスプレイに適用可能である。
100 車両
101,111,121,131,141,151 ヘッドアップディスプレイ
102 ウインドシールド
103 ダッシュボード
200 プロジェクタ
201 凸レンズ
300,320,330,340,350 HUD光学系
301,321 反射型偏光子
302,302a,302b 1/4波長板
303 凹面ミラー
304 第2の位相差板
305 ルーバー光学素子
306 遮光部
400 HUD収容筐体
401 開口部
本開示は、自家用車等の車両に搭載されるヘッドアップディスプレイに関する。
特許文献1には、移動体の投影面に表示画像を投影することにより、当該表示画像の虚像を移動体の室内の視認領域にて視認可能に表示するヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。
特開2014−170112号公報
本開示は、容積を可及的に小さくすることができるヘッドアップディスプレイを提供する。
本開示は、映像光を出射する映像光出射装置と、第1の光学素子と、第2の光学素子と、第3の光学素子と、を備え、第1の光学素子を透過する映像光を、コンバイナに投射するヘッドアップディスプレイである。第1の光学素子は、映像光出射装置の出射面に対して傾斜して設けられ、第1の偏光方向を有する映像光を反射し、第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する映像光を透過する。第2の光学素子は、第1の光学素子からの映像光を第1の光学素子へ反射する。第3の光学素子は、第1の光学素子と第2の光学素子との間に配置され、映像光が往復して透過することにより、第1の偏光方向を有する映像光を第2の偏光方向を有する映像光に変換する。
本開示におけるヘッドアップディスプレイによれば、容積を可及的に小さくすることができる。
本開示のヘッドアップディスプレイが搭載される車両の部分模式図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイの光学素子の配置を説明するための模式図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイが投写する映像の説明図 実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイにおける映像光の偏光状態の変遷を示すフローチャート 実施の形態1の変形例1に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態1の変形例2に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態4に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図 実施の形態4に係るヘッドアップディスプレイの要部を示す模式図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図5を用いて、本開示の実施の形態1を説明する。
[1−1.全体構成]
図1は、実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ(以下、HUDとも言う)101が搭載された車両100の部分模式図である。車両100は、移動体の一例である。
ヘッドアップディスプレイ101は、図1に示すようにダッシュボード103の内部に配置される。ヘッドアップディスプレイ101は、映像光Bを出射し、映像光Bをコンバイナとして機能するウインドシールド102により反射させることで、虚像Iを運転者D(観察者)に視認させるようにした映像表示装置である。
コンバイナは、背景である第2の画像と、ヘッドアップディスプレイ101から出射される映像光Bによる第1の画像を重畳する役割をもつ半透過型光学素子である。この場合、第2の画像は運転者Dからウインドシールド102を通して見える前方の景色である。この前方の景色にヘッドアップディスプレイ101からの映像光Bによる虚像Iがウインドシールド102上で重畳され、運転者Dは重畳された映像を視認することができる。
本実施の形態では、コンバイナは、車両100のウインドシールドであるが、ウインドシールドとは独立して配置されるハーフミラーなどでもよい。
[1−2.HUD構成]
図2は、実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ101を車両の側方からみた模式図である。ヘッドアップディスプレイ101は、第1の画像を生成するプロジェクタ(第1の光学系)200と、第1の画像を虚像として表示するHUD光学系(第2の光学系)300とで構成される。
プロジェクタ200は、LEDもしくは、レーザを光源とする投写型映像表示装置であり、映像光Bを出射する映像光出射装置の一例である。映像光出射装置として、他に液晶表示装置(Liquid Crystal Display)や蛍光表示管が使用できる。
HUD光学系300は、HUD収容筐体400の開口部401近傍に配置される反射型偏光子301と、位相差板である1/4波長板302と、凹面ミラー303とを有する。
反射型偏光子301は、固有の偏光軸を有し、偏光軸と平行な直線偏光成分は透過し、偏光軸に垂直な直線偏光成分は反射する光学素子であり、例えばワイヤグリッドフィルムなどが使用される。この反射型偏光子301は、第1の光学素子の一例であり、本実施の形態では平面形状を成している。反射型偏光子301は、凹面ミラー303の光軸に対し、偏心して配置されるとともに、プロジェクタ200から出射されるS偏光の映像光Bの出射面に対して傾斜して配置される。
1/4波長板302は、互いに垂直な関係にある2つの偏光成分の位相をずらす位相差板であり、遅相軸が反射型偏光子301の偏光軸に対し、45度傾けて配備される。1/4波長板302は、プロジェクタ200から出射される映像光の波長領域をカバーする広帯域の特性を有する。この1/4波長板302は、第3の光学素子の一例である。
凹面ミラー303は、正パワーを持つ反射型光学素子であり、例えば回転対称性を持たない自由曲面形状を有する。この凹面ミラー303は、第2の光学素子の一例である。なお、1/4波長板302と反射型偏光子301は、構造の把握を容易にするため、平面形状であるものとして説明するが、これに捕らわれずあらゆる形状を取り得る。また、1/4波長板302は、粘着面を備えたフィルムとして形成し、凹面ミラー303に貼りつけて一体的に構成してもよい。
図3は、プロジェクタ200と、反射型偏光子301と、凹面ミラー303との好ましい位置関係を説明するための図である。
プロジェクタ200から出射する映像光の中心に位置する主光線が反射型偏光子301で反射して凹面ミラー303に入射する入射光と、この入射光が凹面ミラー303で反射した反射光との成す角θが、下記(数1)式を満たすように凹面ミラー303を配置する。
Figure 2016147570
ここで、
Y:映像短軸方向長さ(≒Y1)(図4参照)
L:反射型偏光子301と凹面ミラー303との面間隔
φ:プロジェクタ200から出射する映像光Bの光軸と反射型偏光子301との成す角
上記のような関係になるように凹面ミラー303を配置することにより、HUDの容積を小さくするができる。
[1−3.動作]
実施の形態1における、HUD光学系300の動作について、図5を用いて説明する。
図5は、ヘッドアップディスプレイ101における映像光Bの偏光状態の変遷を進行順に示した図である。
以下、説明の便宜上、反射型偏光子301を透過する方向をP方向、反射する方向をS方向とし、これらの方向に沿って振動する直線偏光をそれぞれP偏光、S偏光と呼ぶ。また、P偏光が1/4波長板302により変換された後の偏光状態を左回り円偏光、S偏光が1/4波長板302により変換された後の偏光状態を右回り円偏光と呼ぶ。他の実施の形態においても同様である。
プロジェクタ200から出射する映像光BはS偏光を有するため、反射型偏光子301によって反射し、1/4波長板302に入射する。映像光Bは、1/4波長板302により、その位相を90度回転させられ右回り円偏光となり、その後、凹面ミラー303を反射する際に回転方向が逆転し、左回り円偏光となって、再度、1/4波長板302に入射する。左回り円偏光の映像光Bは、1/4波長板302により、P偏光に変換されて反射型偏光子301に入射するため、反射型偏光子301を透過して、ウインドシールド102へと入射する。
このように、プロジェクタ200から出射したS偏光の映像光Bは、1/4波長板302を往復して透過することにより、P偏光の映像光Bに変換される。
ヘッドアップディスプレイ101からウインドシールド102に入射した映像光Bが、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像Iとしてその映像を視認する。
[1−4.効果]
本実施の形態によれば、反射型偏光子301と凹面ミラー303の間の空間を映像光が往復する為、十分な光路長を確保することができ、HUDを小型にすることが可能である。また、凹面ミラー303を観察者である運転者Dの方向へ傾ける角度が緩和される為、HUD光学系300の鉛直方向寸法を小さくすることが出来る。さらに、光学性能においても、偏心に起因する、歪曲、非点隔差といった収差を低減し画質を向上することが可能となる。開口部401の直下に反射型偏光子301が配置される為、ヘッドアップディスプレイ101に入射する外部からの光は約半分が反射される。このため内部構造を見えにくくし、また太陽光によるプロジェクタ200の被爆を半減することで装置寿命を延ばすことが可能である。
[実施の形態1の変形例1]
図6は、実施の形態1の変形例1に係るヘッドアップディスプレイ111の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ111では、ヘッドアップディスプレイ101に対して、図6に示すように、プロジェクタ200からの映像光Bの出射面近傍に凸レンズ201が配置されている。凸レンズ201を配置することにより光学面が増えて設計自由度が増し、具体的にはプロジェクタ200の投写画像のサイズを調整することができる。凸レンズ201は、屈折光学素子の一例である。
[実施の形態1の変形例2]
図7は、実施の形態1の変形例2に係るヘッドアップディスプレイ121の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ101(HUD光学系300)の反射型偏光子301は平面形状であるが、ヘッドアップディスプレイ121(HUD光学系320)の反射型偏光子321は、図7に示すように、開口部401側に凹面を有するシリンドリカル形状に構成される。このように反射型偏光子321をシリンドリカル形状に構成することにより、太陽光等の外光が反射型偏光子321で反射し、運転者Dに到達することを回避することができる。
(実施の形態2)
以下、図8を用いて、実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ131について説明する。図8は、実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ131の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ131が映像光Bを出射し、コンバイナとして機能するウインドシールド102により反射させることで、虚像Iを運転者Dに視認させる点は、実施の形態1で説明したヘッドアップディスプレイ101と同じであり、ヘッドアップディスプレイ131のHUD光学系330の構成が異なる。本実施の形態では、HUD光学系330の構成のうち、主に実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1と同一の構成要素については、同一符号を付している。
[2−1.HUDの構成]
ヘッドアップディスプレイ131は、実施の形態1で説明した1/4波長板302に代えて、図8に示すように、第1の1/4波長板302a及び第2の1/4波長板302bを有する。第1の1/4波長板302aは反射型偏光子301に近接して略平行に配置され、第2の1/4波長板302bはプロジェクタ200の出射面側に配置されている。プロジェクタ200からの映像光Bは、第2の1/4波長板302b及び第1の1/4波長板302aを透過して、反射型偏光子301に導かれる。実施の形態2では、第1の1/4波長板302aは、実施の形態1で説明した1/4波長板302と同様の特性を有するが、1/4波長板302とはHUD光学系における配置が異なる。第2の1/4波長板302bは、偏光調整素子の一例である。
[2−2.動作]
実施の形態2における、HUD光学系330の動作について説明する。プロジェクタ200から出射するS偏光の映像光Bは、第2の1/4波長板302bを透過すると右回り円偏光に変換される。右回り円偏光に変換された映像光Bは第1の1/4波長板302aを透過するとS偏光に変換される。
S偏光に変換された映像光Bは、プロジェクタ200から出射される映像光Bの出射面に対して傾けて配置された反射型偏光子301で反射された後、再び第1の1/4波長板302aに入射する。反射型偏光子301で反射されたS偏光の映像光Bは第1の1/4波長板302aを透過することによって右回り円偏光に変換され、凹面ミラー303に入射する。凹面ミラー303に入射した右回り円偏光の映像光は、反射されて左回り円偏光になった後、再び第1の1/4波長板302aに入射する。第1の1/4波長板302aに入射された左回り円偏光の映像光Bは、P偏光に変換されて反射型偏光子301に入射する。反射型偏光子301に入射したP偏光の映像光Bは、反射型偏光子301を透過し、ウインドシールド102に入射する。このように映像光は第1の1/4波長板302aを3回透過することになる。
上述のように、HUD光学系330では、第2の1/4波長板302bとして、S偏光を右回り円偏光に変換する偏光調整素子を用いたが、プロジェクタ200からP偏光の映像光を出射し、第2の1/4波長板302bとして、P偏光を右回り円偏光に変換する偏光調整素子を用いることもできる。
これによって、ヘッドアップディスプレイ131からウインドシールド102に入射した映像光Bが、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像Iとしてその映像を視認することができる。
[2−3.効果]
本実施の形態によれば、第1の1/4波長板302aは反射型偏光子301の近傍に重ねて配置される為、保持構造が簡素化され、保持構造に掛かるコストを下げることができる。
(実施の形態3)
以下、図9を用いて、実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイ141について説明する。図9は、実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイ141の構成を示す模式図である。ヘッドアップディスプレイ141が映像光Bを出射し、コンバイナとして機能するウインドシールド102により反射させることで、虚像Iを運転者Dに視認させる点は、実施の形態1で説明したヘッドアップディスプレイ101と同じであり、ヘッドアップディスプレイ141のHUD光学系340の構成が異なる。本実施の形態では、HUD光学系340の構成のうち、主に実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1と同一の構成要素については、同一符号を付している。
[3−1.HUD構成]
実施の形態1との相違点は、反射型偏光子301とウインドシールド102との間に第2の位相差板304を配置している点である。この第2の位相差板304は、第4の光学素子の一例である。
この第2の位相差板304は、例えば1/4波長板または、1/2波長板が使用できる。
[3−2.動作]
1/4波長板を第2の位相差板304として使用した場合について説明する。
プロジェクタから出射される映像光Bは、S偏光である。映像光Bは、プロジェクタ200から出射される映像光Bの出射方向に対して傾けて配置された反射型偏光子301で反射されて、1/4波長板302に入射する。
1/4波長板302に入射されたS偏光の映像光は、右回り円偏光に変換されて凹面ミラー303に入射する。凹面ミラー303に入射した右回り円偏光の映像光は反射されて左回り円偏光となった後、再び1/4波長板302に入射する。1/4波長板302に入射した左回り円偏光の映像光はP偏光に変換されて反射型偏光子301に入射する。反射型偏光子301に入射したP偏光の映像光は、反射型偏光子301を透過し、第2の位相差板(1/4波長板)304に入射する。
第2の位相差板304(1/4波長板)に入射した映像光は、左回り円偏光に変換されてウインドシールド102に入射する。
これによって、ヘッドアップディスプレイ141からウインドシールド102に入射した左回り円偏光の映像光が、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像としてその映像を視認することができる。
[3−3.効果]
このように運転者Dに対し円偏光の映像光が反射された場合には、運転者Dが偏光サングラスを着用していても、映像の鑑賞の妨げにならない。
[実施の形態3の変形例]
第2の位相差板304として1/4波長板に代えて1/2波長板を用いた場合について説明する。第2の位相差板304(1/2波長板)は、遅相軸の向きを反射型偏光子301に対して調整することで、反射型偏光子301を透過したP偏光の偏光方向を回転させることができる。すなわち、第2の位相差板304(1/2波長板)は、P偏光の偏光方向を有する光の一部をS偏光に変換することになる。
これによって、ヘッドアップディスプレイ141からウインドシールド102に入射した映像光の入射角がブリュースター角に近い場合においても、ウインドシールド102で良好な反射率が得られる。
(実施の形態4)
[4−1.HUD構成]
図10は、実施の形態4に係るヘッドアップディスプレイ151を車両の構成を示す模式図である。実施の形態1のヘッドアップディスプレイ101との相違点は、ヘッドアップディスプレイ151のHUD光学系350がルーバー光学素子305を有する点である。ルーバー光学素子305は、反射型偏光子301とウインドシールド102との間に配置される。ルーバー光学素子305は、第5の光学素子の一例である。
ルーバー光学素子305について、その構造を図11に示す。ルーバー光学素子305は、内部にルーバーと呼ばれる遮光部306が略平行に配列された構造を持ち、遮光部306に平行に進行する光を透過し、それ以外の方向へ進行する光を吸収する機能を有する。ルーバー光学素子305は、遮光部306の角度がルーバー光学素子305の内部を透過する映像光Bと平行になるように、構成される。ルーバー光学素子305としては、例えば、ルーバーフィルムを図10に示すように、開口部401側に凹面を有するシリンドリカル形状に保持し、使用することができる。
[4−2.動作]
ルーバー光学素子305を配置したヘッドアップディスプレイ151について説明する。反射型偏光子301を透過する映像光Bは、図11に示すように、ルーバー光学素子305に入射角度θ1で入射し、ルーバー光学素子305と空気の屈折率差により、角度θ2でルーバー光学素子305の内部を透過する。角度θ2はルーバーの傾斜角θ3と同等であるため、映像光は、ルーバー光学素子305内部で吸収されずに、ウインドシールド102に導かれる。
これによって、ヘッドアップディスプレイ151からウインドシールド102に入射したP偏光の映像光Bが、運転者Dに向けて反射され、運転者Dは虚像Iとしてその映像を視認することができる。
一方で、ヘッドアップディスプレイ151に外部より入射する外光B2は、ルーバー光学素子305に入射する際に、表面での反射光B3と内部へ透過する透過光B4に分かれる。反射光B3は、ルーバー光学素子305のシリンドリカル形状により、運転者Dに視認されない方向へと反射される。透過光B4は、ルーバー光学素子305の内部を、遮光部306の角度θ3と異なる角度で進行するため、遮光部306で吸収される。
[4−3.効果]
このように、ルーバー光学素子305を追加することにより、太陽光などの外光が運転者に視認されることを防止し、映像光の視認性を向上させることができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
本開示は、自家用車等の車両に搭載されるヘッドアップディスプレイに適用可能である。
100 車両
101,111,121,131,141,151 ヘッドアップディスプレイ
102 ウインドシールド
103 ダッシュボード
200 プロジェクタ
201 凸レンズ
300,320,330,340,350 HUD光学系
301,321 反射型偏光子
302,302a,302b 1/4波長板
303 凹面ミラー
304 第2の位相差板
305 ルーバー光学素子
306 遮光部
400 HUD収容筐体
401 開口部

Claims (11)

  1. 映像光を出射する映像光出射装置と、
    前記映像光出射装置の出射面に対して傾斜して設けられ、第1の偏光方向を有する前記映像光を反射し、前記第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する前記映像光を透過する第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子からの前記映像光を前記第1の光学素子へ反射する第2の光学素子と、
    前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間に配置され、前記映像光が往復して透過することにより、前記第1の偏光方向を有する前記映像光を前記第2の偏光方向を有する前記映像光に変換する、第3の光学素子と、を備え、
    前記第1の光学素子を透過する前記映像光を、コンバイナに投射する、ヘッドアップディスプレイ。
  2. 前記第1の光学素子は、平面形状である、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  3. 前記映像光出射装置の出射面側に屈折光学素子が配置され、
    前記映像光は、前記屈折光学素子を透過する、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  4. 前記第1の光学素子は、シリンドリカル形状である、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  5. 前記第1の光学素子と前記コンバイナの間に第4の光学素子が配置され、
    前記第4の光学素子は、前記第2の偏光方向を有する前記映像光の一部を第1の偏光方向に変換する、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  6. 前記映像光が、前記第3の光学素子を3回透過する、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  7. 前記第2の光学素子は、凹面ミラーである、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  8. 前記第3の光学素子は、1/4波長板であり、遅相軸が前記第1の偏光方向を含む軸に対し、45度傾けて配置される、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  9. 前記映像光出射装置の出射面側に偏光調整素子が配置され、
    前記映像光は、前記偏光調整素子を透過する、
    請求項6に記載のヘッドアップディスプレイ。
  10. 前記第1の光学素子と前記コンバイナの間に第5の光学素子が配置され、
    前記第5の光学素子は、内部に遮光部を有する、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  11. 前記第2の光学素子に入射する前記映像光と前記第2の光学素子で反射する前記映像光との成す角θが、下記(数1)式を満たす、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
    Figure 2016147570
    但し、
    Y:映像短軸方向長さ
    L:第1の光学素子と第2の光学素子との面間隔
    φ:映像光出射装置から出射する映像光の光軸と第1の光学素子との成す角
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