JPWO2016125304A1 - 車載機器操作装置および車載機器操作システム - Google Patents

車載機器操作装置および車載機器操作システム Download PDF

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Abstract

ステアリングホイール(4)の環状の領域にディスプレイ(1)とタッチセンサ(2)が設けられている。車載機器操作装置は、タッチセンサ(2)が検出する情報に基づき、運転者によりステアリングホイール(4)が把持されている把持位置を基準とした検出対象範囲において運転者の動作を検出した場合に、ディスプレイ(1)のうちの動作位置を基準とした表示範囲(100)に車載機器の操作画面を配置した映像を生成し、ディスプレイ(1)に表示させる。

Description

この発明は、車載機器の操作画面を運転者に提示する車載機器操作装置、およびこの車載機器装置を備えた車載機器操作システムに関するものである。
例えば特許文献1に係る車載システムは、ステアリングホイールのセンタパッドに配置されたディスプレイと、このディスプレイ上に配置されたタッチパネルと、ボタンを配置した画面をディスプレイに表示してボタンに対する運転者の操作を受け付けるユーザインタフェース制御手段とを備えている。ユーザインタフェース制御手段が、ボタンをディスプレイの表示領域の左右に円弧上に配置した画面を表示することにより、運転者はステアリングホイールを把持する手をステアリングホイールから離すことなく、当該手の親指のみを移動して操作できるようにしている。また、ユーザインタフェース制御手段が、ステアリングホイールの把持位置に応じて、ディスプレイの表示領域の左右に配置した円弧の位置を移動することにより、運転者の運転状態に関わらず良好な操作性が確保できるようにしている。
特開2013−25620号公報
上記特許文献1では、運転者がセンタパッドの左右側のステアリングホイールを把持した状態で操作することを前提としているが、運転者によってステアリングホイールを把持する位置はさまざまであり、また運転状況によっても把持する位置は変化するため、ステアリングホイールを現在の位置で把持したままでは親指がセンタパッドに届かないことがある。そのため、必ずしも運転者にとって良好な操作性が確保できるとは限らないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、運転者がステアリングホイールから手を離したり把持したまま手を移動したりすることなく車載機器を操作できるよう、操作性に優れた車載機器操作装置、およびこの車載機器操作を備えた車載機器操作システムを提供することを目的とする。
この発明に係る車載機器操作装置は、ステアリングホイールのうちの運転者に面する環状の領域に設けられたディスプレイ、およびステアリングホイールのうちの少なくともディスプレイを覆う領域に設けられたタッチセンサに接続される車載機器操作装置であって、タッチセンサが検出する情報に基づき、運転者によってステアリングホイールが把持されている把持位置を検出する把持位置検出部と、タッチセンサが検出する情報に基づき、把持位置検出部が検出した把持位置を基準とした検出対象範囲のタッチセンサに対して行われた、予め定められた運転者の動作とその動作位置とを検出する動作検出部と、動作検出部が運転者の動作とその動作位置とを検出した場合、ディスプレイのうちの動作位置を基準とした表示範囲に車載機器の操作画面を配置した映像を生成する映像生成部とを備えるものである。
この発明によれば、運転者によりステアリングホイールが把持されている把持位置を基準とした検出対象範囲において運転者の動作を検出した場合に、ディスプレイのうちの動作位置を基準とした表示範囲に車載機器の操作画面を配置した映像を生成するようにしたので、運転者がステアリングホイールから手を離したり把持したまま手を移動したりすることなく車載機器を操作できるようになり、操作性に優れた車載機器操作装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る車載機器操作システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1のディスプレイとタッチセンサが設けられたステアリングホイールの一例を示す図である。 実施の形態1のディスプレイとタッチセンサが設けられたステアリングホイールを、図2のAA線に沿って切断した断面図である。 表示指示動作の例を示す図である。 操作画面を表示する表示範囲の配置例を示す図である。 実施の形態1に係る車載機器操作装置の動作を説明するフローチャートであり、車載機器の操作画面をディスプレイに表示させる動作を示す。 ディスプレイに表示されている操作画面の例を示す図である。 実施の形態1に係る車載機器操作装置の動作を説明するフローチャートであり、操作画面に対する操作動作に応じて車載機器を操作する動作を示す。 実施の形態1に係る車載機器操作システムのハードウエア構成図である。 この発明の実施の形態2に係る車載機器操作システムの構成例を示すブロック図である。 表示指示動作の動作位置と操作画面の表示範囲との位置関係を変更した例を示す図である。 操作画面を配置する表示範囲の大きさを変更した例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る車載機器操作システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係る車載機器操作装置の動作を説明するフローチャートである。 運転操作中の運転者の手の移動例と、操作画面を表示する表示範囲の配置例を示す図である。 実施の形態3に係る車載機器操作装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る車載機器操作システムの構成例を示すブロック図である。 第1操作画面の表示中に、車載機器からの通知に応じた第2操作画面に表示を切り替える例を示す図である。 実施の形態4に係る車載機器操作装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1に示すように、実施の形態1に係る車載機器操作システムは、車載機器3を操作するものであり、ディスプレイ1と、タッチセンサ2と、車載機器操作装置10とを備えている。車載機器3は、車両に搭載されている機器であれば何でもよく、例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、ラジオ装置などである。
図2は、ディスプレイ1とタッチセンサ2が設けられたステアリングホイール4の一例を示す図である。図3(a)〜図(c)は、ステアリングホイール4を図2のAA線に沿って切断した断面図である。
ディスプレイ1は、ステアリングホイール4のうちの運転者に面する環状の領域に設けられている。ディスプレイ1は、車載機器3の操作画面など、車載機器操作装置10から受け取った映像を表示する。
タッチセンサ2は、運転者の手指が接触したことおよび接触した位置を検出し、車載機器操作装置10へ出力する。タッチセンサ2は、運転者がステアリングホイール4を把持した手の位置を検出できるように、また、運転者がステアリングホイール4を把持した手の親指等で行う表示指示動作の位置を検出できるように、ステアリングホイール4のうちの少なくともディスプレイ1を覆う領域に設けられている。具体的には、タッチセンサ2は、図3(a)のようにステアリングホイール4の全周に亘って設けられていてもよいし、図3(b)のようにステアリングホイール4のうちのディスプレイ1を覆う領域に設けられていてもよいし、図3(c)のようにステアリングホイール4のうちのディスプレイ1を覆う領域に加えてディスプレイ1の上側と下側の各領域に設けられていてもよい。
なお、ステアリングホイール4は図示したような完全な円環状である必要はなく、一部が歪んだ形状であったり、一部が途切れた形状であったりしてもよい。その場合、ディスプレイ1とタッチセンサ2も完全な円環状である必要はなく、一部が歪んだ形状であったり、一部が途切れた形状であったりしてもよい。
車載機器操作装置10は、例えば、図2に示したステアリングホイール4の近くに設置されている。この車載機器操作装置10は、把持位置検出部11、動作検出部12、映像生成部13、車内通信部14、および制御部15を備えている。
把持位置検出部11は、タッチセンサ2が検出する情報を受け取り、運転者によってステアリングホイール4が把持されている把持位置を検出し、制御部15へ出力する。
例えば、タッチセンサ2は、ステアリングホイール4の円環に沿った接触位置を検出して出力し、把持位置検出部11は、円環上の固定点を基準として円環に沿った座標を設定しておき、タッチセンサ2が検出した情報から把持位置の座標を特定する。
動作検出部12は、制御部15を経由して把持位置検出部11が検出した把持位置を受け取ると、タッチセンサ2が検出する情報に基づき、把持位置を基準とした検出対象範囲のタッチセンサ2に対して行われた運転者の表示指示動作とその動作位置とを検出し、制御部15へ出力する。具体的には、動作検出部12は、検出対象範囲内のタッチセンサ2に対して行われた運転者の動作が予め定められた表示指示動作に一致する場合に、運転者が表示指示動作を行ったことを検出し、その動作がされた位置を検出する。検出対象範囲は、ステアリングホイール4を把持した手指の動作とそれ以外とを区別するために設けられるものであり、運転者がステアリングホイール4を把持したまま指が届く範囲、例えば把持位置からステアリングホイール4の円環に沿って上下10cmずつまでの範囲が予め定められている。ここで言う上下とは、原則、左手に対してはステアリングホイール4の把持位置から円環沿いに時計回りに向かう方向を上、反時計回りに向かう方向を下とし、左手に対しては把持位置から円環沿いに反時計回りに向かう方向を上、時計回りに向かう方向を下とする。
例えば、動作検出部12も把持位置検出部11と同様に、ステアリングホイール4の円環上の固定点を基準として円環に沿った座標を設定しておき、タッチセンサ2が検出した情報から動作位置の座標を特定する。
なお、運転者が左手と右手でステアリングホイール4を把持している場合、把持位置検出部11において把持位置が2箇所検出される。この場合、動作検出部12は、2箇所の把持位置それぞれに検出対象範囲を設定して、検出対象範囲ごとに表示指示動作を検出すればよい。
ここで、図4に、表示指示動作の例を示す。この例は、運転者がステアリングホイール4を把持している左手または右手の親指を使って表示指示動作をする場合を想定し、表示指示動作を行ったときの親指の軌跡を示している。運転者はステアリングホイール4を把持している手の親指で図4に示されたいずれかの表示指示動作を行うことにより、車載機器操作装置10に対して車載機器3の操作画面を表示するよう指示する。
表示指示動作は、図4に示す動作に限定されるものではなく、また、運転者が設定できるようにしてもよい。
また、動作検出部12は、制御部15から操作動作の検出指示を受け取ると、タッチセンサ2が検出する情報に基づき、操作画面に対して行われた運転者の操作動作とその動作位置とを検出し、制御部15へ出力する。
映像生成部13は、制御部15を経由して動作検出部12が検出した表示指示動作とその動作位置とを受け取ると、ディスプレイ1のうちの動作位置を基準とした表示範囲に車載機器3の操作画面を配置した映像を生成し、ディスプレイ1へ出力する。これにより、運転者がステアリングホイール4を把持している位置に、車載機器3の操作画面が表示される。
また、映像生成部13は、制御部15から操作画面の遷移指示を受け取ると、その遷移指示に従って操作画面を遷移した後の映像を生成し、ディスプレイ1へ出力する。これにより、ディスプレイ1が表示している車載機器3の操作画面が遷移する。
なお、映像生成部13は、操作画面を配置した映像をディスプレイ1へ出力しているとき以外は、予め定められた背景映像をディスプレイ1へ出力してもよいし、ステアリングホイール4と同色の背景映像をディスプレイ1へ出力してもよいし、省電力のためにディスプレイ1のバックライトをオフにしてもよい。背景映像は、運転者が設定できるようにしてもよい。
映像生成部13は、ディスプレイ1に表示させている映像が背景映像のみか操作画面有りか、操作画面有りの場合にはその操作画面がディスプレイ1のどこに配置されているかおよび操作画面内のどこに何のボタンが配置されているかといった情報を、制御部15へ出力する。
ここで、図5に、操作画面を表示する表示範囲100,100L,100Rの配置例を示す。表示範囲100,100L,100Rは、動作検出部12が検出した動作位置を基準にして設定される。図5(a)のように、運転者がステアリングホイール4の上部を右手で把持している場合、その右手付近に表示範囲100が設定される。図5(b)のように、運転者がステアリングホイール4の下部を両手で把持している場合、運転者が左手で表示指示動作を行うと左手付近に表示範囲100Lが設定され、運転者が右手で表示指示動作を行うと右手付近に表示範囲100Rが設定され、運転者が左手と右手のそれぞれで表示指示動作を行うと左手付近に表示範囲100Lが設定されると共に右手付近に表示範囲100Rが設定される。
この表示範囲100,100L,100Rに車載機器3の操作画面が表示されることになる。表示範囲100,100L,100Rの大きさは、運転者がステアリングホイール4を把持している手を離すことなく指が届く範囲が望ましい。
車内通信部14は、CAN(Controller Area Network)などの車内通信網を介して車載機器3と通信する。車内通信部14は、制御部15から車載機器3を操作する操作内容を受け取ると、CANを通じて車載機器3へ送信する。また、車載機器3から車載機器操作装置10に対して通知があった場合、車内通信部14がCANを通じてその通知を受信し、制御部15へ出力する。
図1では、CANを通じて車載機器操作装置10と車載機器3とが通信する場合を例示しているために車内通信部14が必要であるが、CANを利用せずに車載機器操作装置10と車載機器3とが直接通信する場合には車内通信部14は不要である。
制御部15は、車載機器操作装置10の動作を制御するものであり、把持位置検出部11、動作検出部12、映像生成部13および車内通信部14に動作を行うよう指示を出したり、データのやり取りを仲介したりする。
また、制御部15には、操作画面に対する操作動作と操作内容との対応関係が、予め設定されている。制御部15は、操作画面に対する操作動作を動作検出部12から受け取とると、その動作位置で行われた操作動作に対応する車載機器3の操作内容を判定し、車内通信部14を経由して車載機器3へ送信する。例えばボタンが表示された操作画面においてこのボタンを選択する操作動作が行われた場合、選択されたボタンに割り当てられた操作内容を制御部15で判定し、車内通信部14を経由して車載機器3へ送信する。
次に、図6と図8のフローチャートおよび図7の具体例を用いて、車載機器操作装置10の動作を説明する。
図6は、車載機器操作装置10が、車載機器3の操作画面をディスプレイ1に表示させる動作を示すフローチャートである。
映像生成部13は、例えばステアリングホイール4と同色の背景映像をディスプレイ1へ出力しており、ディスプレイ1には車載機器3の操作画面が表示されていない状態とする。この状態において、把持位置検出部11は、タッチセンサ2が検出する情報に基づき運転者によりステアリングホイール4が把持されているか否かを判定する(ステップST1)、把持位置検出部11は、ステアリングホイール4が把持されていると判定した場合(ステップST1“YES”)、把持位置を検出し(ステップST2)、制御部15を経由して動作検出部12へ出力する。一方、ステアリングホイール4が把持されていないと判定した場合(ステップST1“NO”)、把持位置検出部11はステップST1を繰り返す。
動作検出部12は、制御部15を経由して把持位置検出部11から把持位置を受け取ると、この把持位置を基準とした検出対象範囲内での表示指示動作の検出を開始する(ステップST3)。動作検出部12は、検出対象範囲において運転者が予め定められた表示指示動作を行ったことを検出した場合(ステップST3“YES”)、表示指示動作の動作位置を検出し(ステップST4)、制御部15を経由して映像生成部13へ出力する。一方、表示指示動作が検出されない場合(ステップST3“NO”)、動作検出部12はステップST3を繰り返す。
映像生成部13は、制御部15を経由して動作検出部12から表示指示動作とその動作位置を受け取ると、動作位置を基準とした表示範囲に車載機器3の操作画面を配置した映像を生成し(ステップST5)、ディスプレイ1へ出力する。ディスプレイ1は、映像生成部13から受け取った映像を表示する。
ここで、図7に、ディスプレイ1に表示されている操作画面の例を示す。図7(a)に示すように、ディスプレイ1において表示指示動作の動作位置101を基準として、その上方向に表示範囲が設定され、「Navi」ボタンなどの各種ボタンを含む操作画面102が表示されている。「Navi」ボタンは、図7(b)に示すような、ナビゲーション装置を操作する操作画面102aに遷移するボタンである。「Audio」ボタンは、オーディオ装置を操作する操作画面に遷移するボタンである。「Radio」ボタンは、ラジオ装置を操作する操作画面に遷移するボタンである。「Page」ボタンは、この操作画面102の別のページに遷移するボタンである。
図7(b)は、図7(a)に示す「Navi」ボタンが操作されたときに遷移するナビゲーション装置の操作画面102aである。この操作画面102aには、ナビゲーション装置のディスプレイに表示されたカーソルの位置を上下左右方向に操作する「↑」「↓」「←」「→」カーソルボタンと、操作を決定する「E」ボタンと、操作をキャンセルする「C」ボタンと、「Page」ボタンとが表示されている。
図8は、車載機器操作装置10が、操作画面に対する操作動作に応じて車載機器3を操作する動作を示すフローチャートである。
車載機器操作装置10が図6のフローチャートに示す動作を行った結果、ディスプレイ1に車載機器3の操作画面が表示されている状態とする。この状態において、制御部15は、車載機器3の操作画面に対して運転者が行う操作動作を検出するよう、動作検出部12に指示する。また、制御部15は、ディスプレイ1のうちの操作画面の配置位置、および操作画面内のボタン配置位置などの情報を、映像生成部13から受け取り、映像の内容を認識している。
動作検出部12は、制御部15から操作動作の検出指示を受け取ると、タッチセンサ2が検出する情報に基づき、操作画面に対して行われた運転者の操作動作とその動作位置の検出を開始する(ステップST11)。動作検出部12は、操作動作とその動作位置とを検出すると(ステップST11“YES”)、制御部15へ出力する。
なお、ディスプレイ1が操作画面を表示した辞典でその操作画面上にステアリングホイール4を把持する運転者の手(以下、把持手と呼ぶ)が置かれていると、運転者に車載機器3等を操作する意図がなかったとしても動作検出部12が把持手の指の接触を検出してしまうことになる。そこで、動作検出部12は、操作画面の表示開始時の指の接触は検出せず、操作画面を表示開始した後の指の接触を検出する。
制御部15は、動作検出部12から操作動作とその動作位置を受け取ると、操作動作と動作位置に基づいてどのボタンに対する操作動作が行われたか判定し、ボタンに割り当てられた操作内容を車内通信部14へ出力する。車内通信部14は、制御部15から受け取った操作内容を車載機器3へ送信する(ステップST12)。例えば、操作動作が、図7(b)に示す「↑」カーソルボタンの押下だった場合、制御部15は、ナビゲーション装置が表示しているカーソルの位置を上方向へ移動させる操作内容を、車内通信部14を経由してナビゲーション装置へ送信する。
また、図8のフローチャートでは省略しているが、ステップST12において、動作検出部12から受け取った操作動作と動作位置に応じた操作内容が、操作画面を遷移するものだった場合、制御部15は、操作画面の遷移指示を映像生成部13へ出力する。映像生成部13はディスプレイ1に表示中の操作画面を遷移させる。例えば、操作内容が、図7(a)に示す「Navi」ボタンを押下する操作動作だった場合、制御部15は、現在表示中の操作画面からナビゲーション装置の操作画面に遷移させる指示を映像生成部13へ出力し、映像生成部13が図7(a)の操作画面102から図7(b)の操作画面102aに遷移させる。
一方、動作検出部12において操作画面に対する操作動作が検出されなかった場合(ステップST11“NO”)、制御部15は時間の計測を開始して(ステップST13)、所定時間(例えば、5秒)が経過するまでの間ステップST11,ST13の処理を繰り返す。所定時間が経過するまでの間操作画面に対する操作動作が検出されなかった場合(ステップST13“YES”)、制御部15は、操作画面を非表示にさせる指示を映像生成部13へ出力する(ステップST14)。映像生成部13は、制御部15から非表示の指示を受け取ると、ディスプレイ1に背景映像のみを表示させるか、ディスプレイ1のバックライトをオフさせる。なお、映像生成部13は、所定時間が経過するまでの間操作画面に対する操作動作が検出されなかったときに即座にバックライトをオフさせるのではなく、例えば、ステップST13において所定時間の5秒が経過したときにステップST14においてバックライトの照度を低下させ、そのあと制御部15が再びステップST11、T13の処理を繰り返してさらに5秒が経過したときにバックライトをオフさせるようにしてもよい。
車載機器操作装置10は、ステップST14の後、図6のステップST1へ戻る。
図9は、車載機器操作システムのハードウエア構成図である。図1に示した把持位置検出部11、動作検出部12、映像生成部13および制御部15は、メモリ6に記憶されたプログラムを実行するプロセッサ5により、実現される。プロセッサ5は、CPUまたはシステムLSI等の処理回路である。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実行してもよい。車内通信部14は、CAN等を通じて車載機器3と通信する通信装置7である。ディスプレイ1、タッチセンサ2、プロセッサ5、メモリ6および通信装置7は、バス等で接続されており、情報のやり取りが可能である。
以上より、実施の形態1によれば、車載機器操作システムは、ステアリングホイール4のうちの運転者に面する環状の領域に設けられたディスプレイ1と、ステアリングホイール4のうちの少なくともディスプレイ1を覆う領域に設けられたタッチセンサ2と、車載機器操作装置10とを含み、車載機器操作装置10は、タッチセンサ2が検出する情報に基づき、運転者によってステアリングホイール4が把持されている把持位置を検出する把持位置検出部11と、タッチセンサ2が検出する情報に基づき、把持位置検出部11が検出した把持位置を基準とした検出対象範囲のタッチセンサ2に対して行われた、予め定められた運転者の表示指示動作とその動作位置とを検出する動作検出部12と、動作検出部12が運転者の表示指示動作とその動作位置とを検出した場合、ディスプレイ1のうちの動作位置を基準とした表示範囲に車載機器3の操作画面を配置した映像を生成する映像生成部13とを備える構成にしたので、運転者がステアリングホイール4を把持した手の指が届く範囲に操作画面を表示できる。よって、運転者がステアリングホイール4から手を離したり把持したまま手を移動したりすることなく車載機器3を操作できるようになり、操作性に優れた車載機器操作システムおよび車載機器操作装置10を提供できる。
実施の形態2.
実施の形態2では、運転者による変更指示に応じて、ディスプレイ1に表示する操作画面の表示態様を自由に変更できるようにする。
図10は、実施の形態2に係る車載機器操作システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係る車載機器操作装置10は、図1に示した実施の形態1の車載機器操作装置10に対して設定管理部21、記憶部22および把持手識別部23が追加された構成である。図10において図1と同一または相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。
設定管理部21および把持手識別部23は、図9に示したプロセッサ5がメモリ6に記憶されているプログラムを実行することにより、実現される。記憶部22はメモリ6である。
設定管理部21は、操作画面の表示態様の設定情報を管理する。設定情報は、記憶部22に記憶されている。また、設定管理部21は、操作画面の表示態様を変更する変更指示を運転者から受け付けて、記憶部22に記憶されている設定情報を変更する。運転者による変更指示は、例えば、ディスプレイ1に表示された設定変更用の操作画面を運転者が操作することによって行われ、動作検出部12がタッチセンサ2からの情報に基づいて設定変更用の操作画面に対して行われた変更指示の動作を検出し、制御部15aを経由して設定管理部21に通知する。
制御部15aおよび映像生成部13aは、記憶部22に記憶されている設定情報を設定管理部21から受け取り、その設定情報に従って各構成部を制御したり映像を生成したりする。
以下に、操作画面の表示態様の設定変更例を説明する。
例えば、操作画面の表示態様として、動作検出部12が検出した動作位置と操作画面を配置する表示範囲との位置関係を変更可能にする。設定管理部21は、運転者による変更指示に応じて、記憶部22に記憶されている動作位置と表示範囲との位置関係を規定した設定情報を変更し、変更した設定情報を映像生成部13aへ出力する。
設定情報が、動作検出部12が検出した表示指示動作の動作位置を基準としてその上方に表示範囲を配置という内容であった場合、映像生成部13aは、図7に示したように動作位置101の上方に操作画面102の表示範囲を配置した映像を生成することになる。また、設定情報が、動作位置を中心としてその上下に表示範囲を配置するという内容であった場合、映像生成部13aは、図11(a)に示すような位置関係の映像を生成する。さらに、設定情報が、動作位置を基準としてその下方に表示範囲を配置する内容の場合、映像生成部13aは、図11(b)に示すような位置関係の映像を生成する。
このように、動作位置に対する表示範囲の配置を運転者が自由に変更できるため、運転者がステアリングホイール4を把持したまま手を移動せず無理なく操作可能な範囲に限って操作画面を表示することができる。
また例えば、操作画面の表示態様として、運転者による変更指示に応じて、操作画面を配置する表示範囲の大きさを変更可能にしてもよい。設定管理部21は、運転者による変更指示に応じて、記憶部22に記憶されている表示範囲の大きさを規定した設定情報を変更し、変更した設定情報を映像生成部13aへ出力する。
図7(a)に示した表示範囲が初期サイズであり、設定情報がこの初期サイズより1段階小さくするという内容であった場合、映像生成部13aは、例えば図12(a)に示すように表示範囲を初期サイズより1段階小さくする。図12(a)では、映像生成部13aは、小さい表示範囲に操作画面のサイズを合わせるために、図7(a)の操作画面102と比較して「Radio」ボタンが無い操作画面102bを生成する。この場合、「Radio」ボタンは例えば次のページに配置される。
また、図7(b)に示した表示範囲が初期サイズであり、設定情報がこの初期サイズより1段階大きくするという内容であった場合、映像生成部13aは、例えば図12(b)に示すように表示範囲を初期サイズより1段階大きくする。図12(b)では、映像生成部13aは、大きい表示範囲に操作画面サイズを合わせるために、ボタンを一列に配置した操作画面102cを生成する。
このように、表示範囲の大きさを運転者が自由に変更できるため、運転者がステアリングホイール4を把持したまま手を移動せず無理なく操作可能な範囲に限って操作画面を表示することができる。
また例えば、操作画面の表示態様として、運転者による変更指示に応じて、操作画面の内容を変更可能にしてもよい。設定管理部21は、運転者による変更指示に応じて、記憶部22に記憶されている操作画面に配置するボタンの種類、配置順などを規定した設定情報を変更し、変更した設定情報を映像生成部13aへ出力する。
設定情報が、「Navi」ボタン、「Audio」ボタン、「Radio」ボタン、「Page」ボタンをこの順番で1ページ内に配置するという内容であった場合、映像生成部13aは、例えば図7(a)に示したようなボタン配置の操作画面102を生成する。
このように、操作画面の内容を運転者が自由に変更できるため、運転者が使用頻度の低いボタンを操作画面に表示しないようにしたり、使用頻度の高いボタンを操作画面の操作しやすい位置に表示させたりすることが可能になる。よって、運転者にとって操作性および利便性の高い操作画面を表示することができる。
また例えば、操作画面の表示態様として、ステアリングホイール4を把持する運転者の手が左手か右手かに応じて、操作画面の内容を変更可能にしてもよい。設定管理部21は、運転者による変更指示に応じて、記憶部22に記憶されている把持手と操作画面の関係を規定した設定情報を変更し、変更した設定情報を映像生成部13aへ出力する。
把持手識別部23には、例えば図4に示したような、表示指示動作と把持手との対応関係が予め設定されている。把持手識別部23は、動作検出部12が検出した表示指示動作を受け取り、運転者の把持手が左手か右手かを判定して、制御部15aへ出力する。
制御部15aは、把持位置検出部11で表示指示動作が検出された場合に、その表示指示動作が左右どちらの手で行われたものかを示す識別結果を把持手識別部23から受け取り、映像生成部13aへ出力する。
設定情報が、図4に示した左手の表示指示動作のいずれかが行われた場合に図7(a)に示した「Navi」ボタン等の操作画面102を表示し、右手の表示指示動作のいずれかが行われた場合に図7(b)に示したナビゲーション装置の操作画面102aを表示するという内容であった場合、映像生成部13aは、制御部15aから指示された把持手に対応する操作画面を配置した映像を生成する。
このように、操作画面の内容と把持手との対応関係を運転者が自由に変更できるため、運転者の利き手または好みなどに応じて左右別々の操作画面を表示することができる。よって、運転者にとって操作性および利便性の高い操作画面を表示することができる。
また例えば、操作画面の表示態様として、運転者が行った表示指示動作の種別に応じて、操作画面の内容を変更可能にしてもよい。設定管理部21は、運転者による変更指示に応じて、記憶部22に記憶されている表示指示動作と操作画面の関係を規定した設定情報を変更し、変更した設定情報を映像生成部13aへ出力する。
制御部15aは、把持位置検出部11で検出された表示指示動作の種別を動作位置と合わせて、映像生成部13aへ出力する。
図4の一番上に示した左右に2度フリックする表示指示動作の場合に図7(a)に示した「Navi」ボタン等の操作画面102を表示し、図4の上から二番目に示した渦巻き状にスライドする表示指示動作の場合に図7(b)に示したナビゲーション装置の操作画面102aを表示し、図4の一番下に示した上下に2度フリックする表示指示動作の場合にオーディオ装置の操作画面を表示するという内容の設定情報であった場合、映像生成部13aは、制御部15aから指示された表示指示動作の種別に対応する操作画面を配置した映像を生成する。
このように、操作画面の内容と表示指示動作の種別との対応関係を運転者が自由に変更できるため、運転者は少ない操作回数で希望する操作画面を表示することができる。よって、操作性および利便性をより高めることができる。
なお、上述した表示態様の変更例を複数組み合わせてもよい。
以上より、実施の形態2によれば、車載機器操作装置10は、運転者による変更指示に応じて操作画面の表示態様の設定を変更する設定管理部21を備え、映像生成部13aは、設定管理部21の設定変更に応じて操作画面の表示態様を変更するようにしたので、操作性をより高めることができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2で説明したように、この発明に係る車載機器操作装置10は、ステアリングホイール4のうちの運転者に面する環状の領域にディスプレイ1を設けているため、運転者が運転負荷が高くなった状態で不用意に表示中の操作画面に触れて誤操作してしまう可能性がある。そこで、実施の形態3では、運転負荷が高い状況では運転者が操作画面を操作できないようにする。
図13は、実施の形態3に係る車載機器操作システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態3に係る車載機器操作装置10は、図1に示した実施の形態1の車載機器操作装置10に対して運転状況判定部31が追加された構成である。図13において図1と同一または相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。
運転状況判定部31は、図9に示したプロセッサ5がメモリ6に記憶されているプログラムを実行することにより、実現される。
運転状況判定部31は、運転負荷が高い状況であるか否かを判定し、運転負荷が高い状況である場合に制御部15bへ通知する。運転負荷が高い状況であるか否かの判定方法は、以下に示すような2通りの方法がある。
まず、運転負荷が高い状況であるか否かを判定する1つ目の方法を説明する。
運転状況判定部31は、運転者による操作に応じて車両の動作を制御する操作子に対する操作量の変化度に基づいて、予め設定された運転状況、つまり運転者の運転負荷が高い状況であるか否かを判定する。操作子は、例えばアクセルペダル、ブレーキペダルまたはステアリングホイール4などである。アクセルペダルおよびブレーキペダルの踏み込み量、ならびにステアリングホイール4の回転量は、車載機器3であるECU(Electronic Control Unit)などから出力され、CANを通じて車載機器操作装置10へ入力される。車内通信部14がこれらの情報を受信し、制御部15bを経由して運転状況判定部31へ出力する。
運転状況判定部31は、単位時間dtあたりのアクセルペダルまたはブレーキペダルのる踏み込み量dpの変化度dp/dtを、予め設定されている閾値と比較する。あるいは、運転状況判定部31は、単位時間dtあたりのステアリングホイール4の回転量dpの変化度dp/dtを、予め設定されている閾値と比較する。運転状況判定部31は、アクセルペダル、ブレーキペダルおよびステアリングホイール4のうちの少なくとも1つの変化度が閾値以上の場合に、運転者の運転負荷が高い状況であると判定し、制御部15bへ通知する。
なお、車両の走行速度または回転角速度などに基づいて運転負荷が高い状況を判定してもよいが、この情報だけでは、例えば駐停車時のように走行速度が低くても運転負荷が高い状況を判定できない。そのため、運転状況判定部31は、走行速度および回転角速度に加えて、または走行速度および回転角速度の代わりに、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキペダルの踏み込み量およびステアリングホイール4の操舵量のうちの少なくとも1つを用いることが望ましい。
制御部15bは、運転状況判定部31から運転負荷が高い状況であることが通知されると、車載機器3の操作画面を運転者が操作できないように、動作検出部12bと映像生成部13bに対して操作画面を操作不能にするよう指示する。
映像生成部13bは、制御部15bから操作画面を操作不能にする指示を受け取ると、操作画面がない背景映像のみをディスプレイ1に表示させたり、あるいは操作画面が操作不能であることが運転者に分かるように操作画面の表示色を暗くしたりする。
動作検出部12bは、制御部15bから操作画面を操作不能にする指示を受け取ると、操作画面に対する運転者の操作動作を検出しない。
次に、図14のフローチャートを用いて、車載機器操作装置10の動作を説明する。
運転状況判定部31は、図14に示すフローチャートの動作を行っている間、アクセルペダルなどの操作子に対する操作量の情報を、制御部15bから定期的に受け取っているものとする。
運転状況判定部31は、アクセルペダルなどの操作子に対する操作量の変化度を閾値と比較し(ステップST21)、操作量の変化度が閾値以上の場合に(ステップST21“YES”)、運転負荷が高い状況であると判定して、制御部15bに通知する。制御部15bは、運転状況判定部31から運転負荷が高い状況である旨の通知を受け取ると、ディスプレイ1に表示中の操作画面を操作不能にする指示を、動作検出部12bおよび映像生成部13bへ出力する(ステップST22)。動作検出部12bおよび映像生成部13bは、制御部15bの指示に従って、上記のように操作画面を操作不能な状態にする。
操作量の変化度が閾値未満の場合(ステップST21“NO”)、運転状況判定部31はステップST21の処理を繰り返す。
ステップST22に続いて、運転状況判定部31は、操作量の変化度を閾値と比較し(ステップST23)、操作量の変化度が閾値未満の場合に(ステップST23“YES”)、運転負荷が高い状況ではないと判定して、制御部15bに通知する。制御部15bは、運転状況判定部31から運転負荷が高い状況ではない旨の通知を受け取ると、ステップST22で操作不能な状態にした操作画面を操作可能な状態に戻す指示を、動作検出部12bおよび映像生成部13bへ出力する(ステップST24)。動作検出部12bは、制御部15bの指示に従って、操作画面に対する運転者の操作動作の検出を再開する。映像生成部13bは、制御部15bの指示に従って、操作画面を配置した映像をディスプレイ1に再表示させたり、操作画面の表示色をもとの明るさに戻したりする。
車載機器操作装置10は、ステップST24の後、ステップST21へ戻る。
次に、運転負荷が高い状況であるか否かを判定する2つ目の方法を説明する。
右左折または方向転換などの運転負荷が高い運転操作を行う際、運転者は、ステアリングホイール4から手を離し、その後別の場所を把持し直すことになる。以下では、操作画面の表示中に運転操作の前後で把持位置が変わる場合でも、運転者が継続して操作画面を容易に操作可能とする方法について、図15の具体例および図16のフローチャートを用いて説明する。
図15(a)と図15(b)に示す通り操作画面の表示中に、車両の進行方向転換のために運転者がステアリングホイール4の操作を開始した後、図15(c)の例のように、交差点などでステアリングホイール4を切った状態で一時停止した場合には、ステアリングホイール4の把持位置が変化することが考えられる。
ここで、運転操作を行う前に運転者がステアリングホイール4を把持している位置を「第1把持位置」と呼ぶ。また、この運転操作により第1把持位置から変化した把持位置を「第2把持位置」と呼ぶ。
運転状況判定部31は、操作画面の表示中にステアリングホイール4の把持位置が第1把持位置から第2把持位置へ変化する状況である場合に、運転者の運転負荷が高い状況であると判定する。
図16に示すフローチャートのステップST31において、運転状況判定部31は、把持位置検出部11の検出結果を制御部15bを経由して受け取り、現在表示中の操作画面102dを表示させる表示指示動作を行った把持手がステアリングホイール4の第1把持位置から離れたか否かを判定する。運転状況判定部31は、把持手が離れたと判定した場合(ステップST31“YES”)、運転負荷が高い状況であると判定して、制御部15bに通知する。制御部15bは、運転状況判定部31から運転負荷が高い状況である旨の通知を受け取ると、ディスプレイ1に表示中の操作画面102dを操作不能にする指示を、動作検出部12bおよび映像生成部13bへ出力する(ステップST32)。
把持手がステアリングホイール4の第1把持位置から離れていない場合(ステップST31“NO”)、運転状況判定部31はステップST31の処理を繰り返す。
続いて運転状況判定部31は、把持位置検出部11の検出結果を制御部15bを経由して受け取り、運転者によりステアリングホイール4が把持し直されたか否かを判定すると共に、把持し直された位置が第1把持位置とは別の位置であるか否かを判定する(ステップST33)。運転状況判定部31は、把持し直された位置が第1把持位置とは別の位置である場合(ステップST33”YES”)、この別の位置を第2把持位置に設定して時間の計測を開始し、所定時間(例えば、3秒)が経過するまでの間に把持手が第2把持位置から別の箇所へ変化するか否かを判定する(ステップST34)。
所定時間は、車両を方向転換させる運転操作が終了したか否かを判定するための時間である。すなわち、所定時間が経過するまでの間に把持手が第2把持位置のまま変化しなかった場合は、運転操作が終了しており、運転負荷は高くない状況になったと判定される。
所定時間が経過するまでの間に把持手が第2把持位置のまま変化しなかった場合(ステップST34“YES”)、運転状況判定部31から制御部15bへ通知する。制御部15bは、運転状況判定部31から通知を受けると、ステップST31で表示していた操作画面102dの配置を第2把持位置に移動するよう映像生成部13bに指示する(ステップST35)。映像生成部13bは、制御部15bから指示された第2把持位置を基準とした表示範囲に操作画面102eを配置した映像を生成する。操作画面102dと操作画面102eは、操作画面の内容は同じであるが、表示される位置が異なる。
また、制御部15bは、配置を変更した操作画面102eを操作可能にする指示を、動作検出部12bおよび映像生成部13bへ出力する(ステップST36)。これにより、図15(d)に示すように、運転者が現在把持している第2把持位置に操作画面102eが移動する。よって、運転者はステアリングホイール4から手を離したり把持したまま手を移動したりすることなく、操作画面102eの操作を継続できる。
一方で、図15(b)において運転者がステアリングホイール4の操作を開始した後、図15(e)に示すようにさらなる方向転換などのためにステアリングホイール4を把持し直すことが考えられる。この場合においても、前記と同様に、図16のフローチャートに示すステップST31において、現在表示中の操作画面102dを表示させる表示指示動作を行った把持手がステアリングホイール4の第1把持位置から離れたことを運転状況判定部31が判定したことをトリガとして、ステップST32の処理に移行し、制御部15bが表示中の操作画面102dを操作不能に設定する。運転状況判定部31は、続くステップST33で第1把持位置とは別の第2把持位置が把持されたと判定すると、ステップST34の処理に移行する。
ここで、図15(f)と図15(g)に示すように、車両の方向転換が完了して運転者がステアリングホイール4を戻す運転操作を行う場合には、ステアリングホイール4を把持する手が短時間に変化することが考えられ、依然として運転負荷が高い。このような場合は、所定時間が経過するまでの間に把持手が第2把持位置から別の箇所へ変化するので(ステップST34“NO”)、運転状況判定部31は所定時間の計測をリセットして、ステップST33の処理へ戻り、新たな第2把持位置の判定を開始する。運転状況判定部31は、以降のステップST34にて所定時間が経過するまでの間に把持位置が第2把持位置から別の箇所へ変化しない限りは、ステップST33,ST34の処理を繰り返す。
その後、図15(h)に示すように、所定時間が経過するまでの間に把持位置が第2把持位置から別の箇所へ変化しなかった場合(ステップST34“YES”)、運転状況判定部31から制御部15bへ通知する。制御部15bは、運転状況判定部31から通知を受けると、ステップST31で表示していた操作画面102dの配置を第2把持位置に移動するよう映像生成部13bに指示すると共に(ステップST35)、移動後の操作画面102eを操作可能にする指示を動作検出部12bおよび映像生成部13bへ出力する(ステップST36)。これにより、図15(h)に示すように、運転者が現在把持している第2把持位置に操作画面102eが移動する。よって、運転者はステアリングホイール4から手を離したり把持したまま手を移動したりすることなく、操作画面102eの操作を継続できる。
以上より、実施の形態3に係る車載機器操作装置10は、予め設定された運転状況であるか否かを判定する運転状況判定部31を備え、映像生成部13bは、運転状況判定部31により予め設定された運転状況であると判定された場合に操作画面を表示しないようにした。そして、運転状況判定部31は、運転者による操作に応じて車両の動作を制御する操作子に対する操作量の変化度が閾値以上の場合に予め設定された運転状況、つまり運転負荷が高い状況であると判定するようにした。このため、運転負荷が高い状況下では操作画面の誤操作を防止することができる。
また、実施の形態3によれば、運転状況判定部31は、操作画面の表示中にステアリングホイール4の把持位置が第1把持位置から第2把持位置へ変化する状況を予め設定された運転状況、つまり運転負荷の高い状況であると判定し、映像生成部13bは、運転状況判定部31により運転者の把持手が第1把持位置から離れたと判定された場合に操作画面を非表示にし、当該非表示にした時点から予め設定された時間が経過するまでの間にステアリングホイール4の把持位置が第2把持位置から別の箇所へ変化しなかった場合は第2把持位置を基準とした表示範囲に操作画面を配置した映像を生成するようにしたので、運転負荷が高い状況から脱した際にはそのときの把持手の近くに操作画面が表示し直される。よって、運転負荷が高い状況から脱した際に、ステアリングホイール4の舵角が大きな状況であっても、運転者が操作画面を操作するためにステアリングホイール4の別の箇所を把持し直すことなく継続して操作画面を操作することができる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3で説明したように、この発明に係る車載機器操作装置10は、運転者の表示指示動作に基づいてディスプレイ1に操作画面を表示させるものである。これに対し、実施の形態4では、車載機器3から情報が通知された場合に、この情報に関する操作画面をディスプレイ1に表示させるようにする。
図17は、実施の形態4に係る車載機器操作システムの構成例を示すブロック図である、実施の形態4に係る車載機器操作装置10は、図1に示した実施の形態1の車載機器操作装置10に対して通知判定部41および記憶部42が追加された構成である。図17において図1と同一または相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。
通知判定部41は、図9に示したプロセッサ5がメモリ6に記憶されているプログラムを実行することにより、実現される。記憶部42はメモリ6である。
通知判定部41は、予め定められた種別の情報が車載機器3から通知されたか否かを判定し、通知がある場合に制御部15cへ通知する。車載機器3から通知される情報とは、例えば、ナビゲーション装置に接続されたスマートフォンが電話を着信したとき、またはメールもしくはメッセージを受信したとき等に、CANを通じてナビゲーション装置から車載機器操作装置10へ通知される、着信等を知らせる情報である。なお、スマートフォンの着信等以外にも、運転者が通知を受けて何らかの操作を行う必要性があるものであれば何でもよい。車内通信部14が着信等の情報を車載機器3から受信し、制御部15cを経由して通知判定部41へ出力する。
記憶部42は、ディスプレイ1に表示させる操作画面を、現在表示中の操作画面から、車載機器3から通知された情報に対応する操作画面に切り替えるときに、当該現在表示中の操作画面の情報を一時的に記憶する。
次に、図18の具体例と図19のフローチャートを用いて、車載機器操作装置10の動作を説明する。以下では、車載機器3として、スマートフォンが接続されたナビゲーション装置を例示する。
図18(a)のように、ディスプレイ1に第1操作画面102fが表示されているときに、スマートフォンが接続されたナビゲーション装置から車載機器操作装置10に対して電話着信の情報が通知された場合、第1操作画面102fの代わりに、図18(b)のような受話ボタン103と終話ボタン104を含む第2操作画面102gが表示される。また、メールまたはメッセージ受信の情報が通知された場合、第1操作画面102fの代わりに、図18(c)のようなナビゲーション装置に対してメッセージ読み上げを指示する読み上げボタン105、返信ボタン106、運転者の発話によりメッセージを入力する発話ボタン107、キャンセルまたは終了ボタン108を含む第2操作画面102hが表示される。
図19に示すフローチャートのステップST41において、通知判定部41は、車内通信部14が車載機器3から受信した情報を制御部15c経由で受け取り、この情報が予め設定されている種別の情報、つまり着信等の情報であるか否かを判定する。この例では、通知判定部41において、スマートフォンが電話を着信したことを知らせる種別の情報であると判定したこととし、その判定結果を制御部15cへ通知する(ステップST41“YES”)。
一方、この情報が予め設定されている種別の情報でない場合(ステップST41“NO”)、通知判定部41はステップST41の処理を繰り返す。
制御部15cは、通知判定部41から判定結果を受け取ると(ステップST41“YES”)、車載機器3からの通知に応じた操作画面をディスプレイ1に表示させるにあたって、まず、現在ディスプレイ1に操作画面を表示中か否かを判定する(ステップST42)。現在表示中の操作画面を「第1操作画面」と呼び、車載機器3からの通知に応じた操作画面を「第2操作画面」と呼ぶ。第1操作画面を表示中の場合(ステップST42“YES”)、制御部15cは、第1操作画面の情報を記憶部42に記憶させ(ステップST43)、ステップST47に移行する。
一方、第1操作画面を表示中でない場合(ステップST42“NO”)、制御部15cは、ステップST44に移行する。
ステップST44において制御部15cは、把持位置検出部11の検出結果に基づいて運転者によりステアリングホイール4が把持されているか否かを判定する。運転者によりステアリングホイール4が把持されている場合(ステップST44“YES”)、制御部15cは、現在の把持位置を、第2操作画面を表示するときの基準となる位置に設定し(ステップST45)、ステップST47に移行する。運転者によりステアリングホイール4が把持されていない場合(ステップST44“NO”)、制御部15cは、予め設定されている初期位置を、第2操作画面を表示するときの基準となる位置に設定し(ステップST46)、ステップST47に移行する。初期位置は、例えばステアリングホイール4の右中央とする。なお、初期位置は、運転者が設定できるようにしてもよい。ステップST45,ST46で設定された位置は、上記実施の形態1において映像生成部13cが表示範囲設定時に基準とした表示指示動作の動作位置と、同じ用途で使用されることになる。
ステップST47において、制御部15cは、通知判定部41で判定した情報の種別に応じた操作画面を第2操作画面としてディスプレイ1に表示するよう、映像生成部13cに指示する。なお、第1操作画面を表示中である場合は、この第1操作画面の表示をやめて第2操作画面を表示するよう、制御部15cから映像生成部13cへ指示する。例えば、通知判定部41で判定した情報の種別が電話の着信であった場合、制御部15cは、図18(b)に示すような電話着信に応じた第2操作画面102gの表示を指示する。通知判定部41で判定した情報の種別がメールまたはメッセージの受信であった場合、制御部15cは、図18(c)に示すようなメールまたはメッセージ受信に応じた第2操作画面102hの表示を指示する。映像生成部13cは、第1操作画面の情報を基に第1操作画面102fと同じ表示範囲に第2操作画面102g,102hを配置するか、またはステップST45,ST46で設定された位置を基準とした表示範囲に第2操作画面102g,102hを配置する。
さらに、制御部15cは、上記実施の形態1の図8に示したフローチャートと同様の動作を行い、第2操作画面102g,102hに対する運転者の操作動作に応じて車載機器3を操作する。よって、運転者はステアリングホイール4から手を離したり把持したまま手を移動したりすることなく、第2操作画面を操作できる。
続いて通知判定部41は、ステップST41で判定した種別の情報が車内通信部14にて受信されなくなった場合(ステップST48“YES”)、第2操作画面の表示を終了するよう制御部15cに通知する。
一方、ステップST41で判定した種別の情報が車内通信部14にて受信されている間は(ステップST48“NO”)、制御部15cはステップST47の処理を繰り返す。
制御部15cは、通知判定部41から通知を受けると、記憶部42に第1操作画面の情報が記憶されているか否かを判定する(ステップST49)。記憶部42に情報が記憶されているということは、つまり、第2操作画面を表示する以前に運転者による表示指示動作に応じた第1操作画面が表示中であったということである。記憶部42に第1操作画面の情報が記憶されている場合(ステップST49“YES”)、制御部15cは、その情報を読み出して映像生成部13cへ出力すると共に(ステップST50)、第2操作画面の表示をやめて第1操作画面の表示に戻すよう指示する(ステップST51)。
一方、記憶部42に第1操作画面の情報が記憶されていない場合(ステップST49“NO”)、制御部15cは、第2操作画面の表示をやめるよう映像生成部13cに指示する(ステップST52)。
以上より、実施の形態4によれば、車載機器操作装置10は、車載機器3から情報が通知されたか否かを判定する通知判定部41を備え、映像生成部13cは、通知判定部41により情報が通知されたと判定された場合に把持位置検出部11が検出した把持位置を基準とした表示範囲にその情報に応じた操作画面を配置した映像を生成するようにしたので、車載機器3から通知された情報に応じた操作画面を自動的に、運転者によるステアリングホイール4の把持位置に表示することができる。よって、運転者がステアリングホイール4から手を離したり把持したまま手を移動したりすることなく、通知があった車載機器3の操作動作が可能となる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る車載機器操作装置は、ユーザが手を移動させることなく機器の操作動作を行えるようにしたので、ステアリングホイールに設けられるユーザインタフェースなどに用いるのに適している。
1 ディスプレイ、2 タッチセンサ、3 車載機器、4 ステアリングホイール、5 プロセッサ、6 メモリ、7 通信装置、10 車載機器操作装置、11 把持位置検出部、12,12b 動作検出部、13,13a〜13c 映像生成部、14 車内通信部、15,15a〜15c 制御部、21 設定管理部、22 記憶部、23 把持手識別部、31 運転状況判定部、41 通知判定部、42 記憶部、100,100L,100R 表示範囲、101 動作位置、102,102a〜102h 操作画面、103 受話ボタン、104 終話ボタン、105 読み上げボタン、106 返信ボタン、107 発話ボタン、108 キャンセルまたは終了ボタン。

Claims (11)

  1. ステアリングホイールのうちの運転者に面する環状の領域に設けられたディスプレイ、および前記ステアリングホイールのうちの少なくとも前記ディスプレイを覆う領域に設けられたタッチセンサに接続される車載機器操作装置であって、
    前記タッチセンサが検出する情報に基づき、前記運転者によって前記ステアリングホイールが把持されている把持位置を検出する把持位置検出部と、
    前記タッチセンサが検出する情報に基づき、前記把持位置検出部が検出した把持位置を基準とした検出対象範囲の前記タッチセンサに対して行われた、予め定められた前記運転者の動作とその動作位置とを検出する動作検出部と、
    前記動作検出部が前記運転者の動作とその動作位置とを検出した場合、前記ディスプレイのうちの前記動作位置を基準とした表示範囲に車載機器の操作画面を配置した映像を生成する映像生成部とを備えることを特徴とする車載機器操作装置。
  2. 前記運転者による変更指示に応じて、前記操作画面の表示態様の設定を変更する設定管理部を備え、
    前記映像生成部は、前記設定管理部の設定変更に応じて、前記操作画面の表示態様を変更することを特徴とする請求項1記載の車載機器操作装置。
  3. 前記映像生成部は、前記設定管理部の設定変更に応じて、前記動作検出部が検出した動作位置と前記操作画面を配置する表示範囲との位置関係を変更することを特徴とする請求項2記載の車載機器操作装置。
  4. 前記映像生成部は、前記設定管理部の設定変更に応じて、前記操作画面を配置する表示範囲の大きさを変更することを特徴とする請求項2記載の車載機器操作装置。
  5. 前記映像生成部は、前記設定管理部の設定変更に応じて、前記操作画面の内容を変更することを特徴とする請求項2記載の車載機器操作装置。
  6. 前記ステアリングホイールを把持する前記運転者の手が左手か右手かを識別する把持手識別部を備え、
    前記映像生成部は、前記把持手識別部の識別結果に応じて、前記操作画面の内容を変更することを特徴とする請求項1記載の車載機器操作装置。
  7. 予め設定された運転状況であるか否かを判定する運転状況判定部を備え、
    前記映像生成部は、前記運転状況判定部により前記予め設定された運転状況であると判定された場合、前記操作画面を表示しないことを特徴とする請求項1記載の車載機器操作装置。
  8. 前記運転状況判定部は、前記運転者による操作に応じて車両の動作を制御する操作子に対する操作量の変化度が閾値以上の場合、前記予め設定された運転状況であると判定することを特徴とする請求項7記載の車載機器操作装置。
  9. 前記運転状況判定部は、前記操作画面の表示中に前記ステアリングホイールの把持位置が第1把持位置から第2把持位置へ変化する状況を前記予め設定された運転状況であると判定し、
    前記映像生成部は、前記運転状況判定部により前記運転者の把持手が前記第1把持位置から離れたと判定された場合に前記操作画面を非表示にし、当該非表示にした時点から予め設定された時間が経過するまでの間に前記ステアリングホイールの把持位置が前記第2把持位置から別の箇所へ変化しなかった場合は前記第2把持位置を基準とした表示範囲に前記操作画面を配置した映像を生成することを特徴とする請求項7記載の車載機器操作装置。
  10. 車載機器から情報が通知されたか否かを判定する通知判定部を備え、
    前記映像生成部は、前記通知判定部により情報が通知されたと判定された場合、前記把持位置検出部が検出した把持位置を基準とした表示範囲に前記情報に応じた操作画面を配置した映像を生成することを特徴とする請求項1記載の車載機器操作装置。
  11. ステアリングホイールのうちの運転者に面する環状の領域に設けられたディスプレイと、
    前記ステアリングホイールのうちの少なくとも前記ディスプレイを覆う領域に設けられたタッチセンサと、
    前記タッチセンサが検出する情報に基づき、前記運転者によって前記ステアリングホイールが把持されている把持位置を検出する把持位置検出部と、
    前記タッチセンサが検出する情報に基づき、前記把持位置検出部が検出した把持位置を基準とした検出対象範囲の前記タッチセンサに対して行われた、予め定められた前記運転者の動作とその動作位置とを検出する動作検出部と、
    前記動作検出部が前記運転者の動作とその動作位置とを検出した場合、前記ディスプレイのうちの前記動作位置を基準とした表示範囲に車載機器の操作画面を配置した映像を生成する映像生成部とを備えることを特徴とする車載機器操作システム。
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