JPWO2016121092A1 - 過給システム及び過給システム用制御装置並びに過給システムの運転方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】過給システムは、第1コンプレッサを有する第1過給機と、第2コンプレッサを有する第2過給機と、第1及び第2過給機を制御するための制御装置とを備え、前記第1又は第2過給機は、前記コンプレッサを駆動する電動機を有し、前記第1又は第2過給機は、エンジンからの排ガスにより回転駆動されるタービンと、前記タービンへの排ガスの流路面積を調節するノズルベーンとを有し、前記制御装置は、バッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記電動機の出力指令値の上限値を低く設定する又は前記電動機を回生運転に切り替えるための電動機制御部と、前記バッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記電動機制御部による前記電動機の制御に伴い、前記流路面積が小さくなるように前記ノズルベーンの開度を制御するためのベーン制御部とを含む。

Description

本開示は、過給システム及び過給システム用制御装置並びに過給システムの運転方法に関する。
バッテリにより駆動される電動機(モータ)を備える過給機が知られている。
例えば、特許文献1には、バッテリにより駆動される電動機を備えるターボ過給機が開示されている。このターボ過給機では、排気タービンの回転数を早期に上昇させるために、電動機によって排気タービンの回転をアシストするようになっている。
特許第4433051号公報
特許文献1に記載のターボ過給機では、バッテリの充電量が低下したときには、電動機による排気タービンのアシストが禁止されるとともに、過給圧を調整するために可変ノズルの開度が制御されるようになっている。このように、電動機を備える過給機を1つ含む単段の過給システムでは、電動機が停止した場合には、過給圧を維持する方向に可変ノズルの開度を制御する、という比較的単純な制御により過給圧の調整が可能である。
一方、複数の過給機を含む過給システムにおいては、上述のような単段の構成に比べて制御対象が多く制御が複雑であり、バッテリの充電量が低下した時に適切に制御しなければ、エンジン出力及び車速が急に低下してドライバビリティが低下する可能性がある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、複数の過給機を備える過給システムにおいて、バッテリ充電量の低下に起因するドライバビリティの悪化を緩和可能な過給システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る過給システムは、
エンジンに供給される空気を圧縮するための第1コンプレッサを有する第1過給機と、
前記第1コンプレッサにより圧縮された空気をさらに圧縮するための第2コンプレッサを有する第2過給機と、
前記第1過給機及び前記第2過給機を制御するための制御装置と、
を備える過給システムであって、
前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサを駆動するための電動機をさらに有し、
前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記エンジンからの排ガスにより回転駆動されるように構成されたタービンと、前記タービンに流入する前記排ガスの流路面積を調節するように構成されたノズルベーンと、をさらに有し、
前記制御装置は、
前記電動機に電力を与えるためのバッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上のときに比べて前記電動機の出力指令値の上限値を低く設定するように、又は、前記電動機を回生運転に切り替えるように構成された電動機制御部と、
前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満のときに、前記電動機制御部による前記電動機の制御に伴い、前記流路面積が小さくなるように前記ノズルベーンの開度を制御するためのベーン制御部と、を含む。
電動機により回転駆動される過給機においては、電動機の出力を低下させることで、過給圧は低下する。また、電動機により回転駆動される過給機においては、電動機を回生運転に切り替えたときには電動機の加勢出力はゼロとなるので、過給圧は低下する。一方、タービンに流入する排ガスの流路面積を調節可能に構成されたノズルベーンを備える過給機では、ノズルベーンの開度を小さくして流路面積を絞ることで、過給圧は上昇する。
上記(1)の構成によれば、バッテリの充電量が低下して第1閾値未満となったときに、該充電量が第1閾値以上であるときよりも電動機の出力指令値の上限値が低く設定され、又は、電動機が回生運転に切り替えられるとともに、ノズルベーンの開度が減少させられる。すなわち、電動機の出力指令値の低下又は回生運転への切り替えによる過給圧の低下に応じて、ノズルベーンの開度を小さくして過給圧を上昇させるので、電動機制御部による制御を行いながら、過給システムによる過給圧を確保することができる。よって、バッテリ充電量の低下に起因するドライバビリティの悪化を緩和することができる。
また、バッテリの充電量が低下した時に電動機の出力指令値の上限値が低く設定されるので、バッテリの枯渇を遅延させることができる。あるいは、バッテリの充電量が低下した時に電動機を回生運転に切り替えるので、バッテリの充電量を回復させることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記電動機制御部は、
前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満、且つ、前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上である場合に、前記電動機の出力指令値の前記上限値を前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上の場合に比べて小さく、且つ、ゼロよりも大きい値に設定し、
前記バッテリの充電量が前記第2閾値未満である場合に、前記電動機の出力指令値の前記上限値をゼロに設定するように構成される。
上記(2)の構成では、バッテリの充電量が低下して第1閾値未満となったときに電動機の出力指令値の上限値をゼロより大きい値に設定し、第1閾値よりも小さい第2閾値未満となったときに電動機の出力指令値の上限値をゼロに設定する。このように、バッテリの充電量の低下に従い電動機の出力指令値の上限値を段階的に減少させるので、バッテリの充電量が少なくなった際に直ちに電動機が停止される場合に比べて、緩やかに電動機出力が低下されるので、ドライバビリティの悪化が緩和される。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記制御装置は、前記エンジンによって駆動されて前記電動機に与える電力を生成するためのオルタネータの負荷に基づいて、前記第1閾値及び前記第2閾値を決定するように構成された閾値決定部をさらに含む。
上記(3)の構成によれば、オルタネータの負荷に応じて、電動機の出力指令値の上限値を制限するバッテリ充電量の閾値を決定するようにしたので、オルタネータ及びバッテリによる電力の供給状況に応じて適切に電動機出力を制御することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、前記閾値決定部は、前記オルタネータの負荷の増加とともに、前記第1閾値及び前記第2閾値を増大するように構成される。
上記(4)の構成によれば、オルタネータの負荷が増加してオルタネータの出力余裕が小さくなったときに、第1閾値及び第2閾値を増大させて、バッテリ充電量が比較的大きいうちに電動機の出力に制限をかけるので、バッテリの充電量を適切に維持することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(4)の何れかの構成において、前記電動機制御部は、前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満であり、且つ、前記ノズルベーンの開度が第3閾値以上のときに、前記電動機を回生運転に切り替えるように構成される。
上記(5)の構成によれば、ノズルベーンの開度が所定の第3閾値以上であるとき、すなわち、ノズルベーンの開度を第3閾値未満に小さくして過給圧をより大きくするための余裕があるときに電動機を回生運転に切り替えるので、過給圧を維持しながら、回生運転によりバッテリの充電量を回復させることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(5)の何れかの構成において、前記電動機制御部は、前記ノズルベーンの開度に基づいて前記電動機による目標回生量を決定し、前記電動機による回生量を前記目標回生量に制御するように構成される。
上記(6)の構成によれば、電動機による回生量がノズルベーンの開度に基づいて決定された目標回生量に制御されるので、ノズルベーンの開度に応じた適切な回生量にて電動機の回生運転を行うことができる。例えば、過剰な回生量での回生運転により過給圧が不足する事態を防ぐことができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、前記電動機制御部は、前記ノズルベーンの開度の減少とともに、前記目標回生量を減少させるように構成される。
上記(7)の構成によれば、ノズルベーンの開度が減少して過給不足を補う余裕が少なくなるに従って目標回生量を減少させるので、過給システムによる過給圧を適切に維持することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(7)の何れかの構成において、前記電動機制御部は、前記バッテリの充電量に基づいて前記電動機による目標回生量を決定し、前記電動機による回生量を前記目標回生量に制御するように構成される。
上記(8)の構成によれば、電動機による回生量がバッテリの充電量に基づいて決定された目標回生量に制御されるので、バッテリの充電量に応じた適切な回生量にて電動機の回生運転を行うことができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)の構成において、前記電動機制御部は、前記バッテリの最大容量と前記バッテリの充電量との差が小さくなるとともに、前記目標回生量を減少させるように構成される。
上記(9)の構成によれば、バッテリの充電量が十分である場合には、目標回生量が低く設定されるので、回生量を減らして、過給システムによる過給圧の確保を優先させることができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(9)の何れかの構成において、
前記第1過給機又は前記第2過給機のうち前記一方は、前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサに連結された前記電動機を備えた電動スーパーチャージャであり、
前記電動機制御部は、前記バッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記出力指令値の前記上限値をゼロに設定し、吸気による前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサの回転によって前記電動機が回生モードで駆動されるように構成される。
電動スーパーチャージャの場合、タービンが存在しないため、エンジンの排ガスから回収したエネルギーによって電動機を回生運転させることができない。
この点、上記(10)の構成によれば、電動機の出力がゼロに設定されるとともに、吸気によるコンプレッサの回転により電動機を回生モードで駆動するようにしたので、電動スーパーチャージャの電動機を回生運転させてバッテリ充電を行うことができる。
(11)本発明の少なくとも一実施形態に係る過給システム用制御装置は、上記(1)〜(10)の何れかの構成を有する過給システムに用いられる制御装置であって、
前記電動機に電力を与えるためのバッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上のときに比べて前記電動機の出力指令値の上限値を低く設定するように、又は、前記電動機を回生運転に切り替えるように構成された電動機制御部と、
前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満のときに、前記電動機制御部による前記電動機の制御に伴い、前記流路面積が小さくなるように前記ノズルベーンの開度を制御するためのベーン制御部と、
を備える。
上記(11)の構成によれば、バッテリの充電量が低下して第1閾値未満となったときに、該充電量が第1閾値以上であるときよりも電動機の出力指令値の上限値が低く設定され、又は、電動機が回生運転に切り替えられるとともに、ノズルベーンの開度が減少させられる。すなわち、電動機の出力指令値の低下又は回生運転への切り替えによる過給圧の低下に応じて、ノズルベーンの開度を小さくして過給圧を上昇させるので、電動機制御部による制御を行いながら、過給システムによる過給圧を確保することができる。よって、バッテリ充電量の低下に起因するドライバビリティの悪化を緩和することができる。
また、バッテリの充電量が低下した時に電動機の出力指令値の上限値が低く設定されるので、バッテリの枯渇を遅延させることができる。あるいは、バッテリの充電量が低下した時に電動機を回生運転に切り替えるので、バッテリの充電量を回復させることができる。
(12)本発明の少なくとも一実施形態に係る過給システムの運転方法は、
エンジンに供給される空気を圧縮するための第1コンプレッサを有する第1過給機と、前記第1コンプレッサにより圧縮された空気をさらに圧縮するための第2コンプレッサを有する第2過給機と、を備える過給システムの運転方法であって、
前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサを駆動するための電動機をさらに有し、
前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記エンジンからの排ガスにより回転駆動されるように構成されたタービンと、前記タービンに流入する前記排ガスの流路面積を調節するように構成されたノズルベーンと、をさらに有し、
前記電動機に電力を与えるためのバッテリの充電量を取得する充電量取得ステップと、
前記バッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上のときに比べて前記電動機の出力指令値の上限値を低く設定する、又は、前記電動機を回生運転に切り替える電動機制御ステップと、
前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満のときに、前記電動機制御ステップでの前記電動機の制御に伴い、前記流路面積が小さくなるように前記ノズルベーンの開度を制御するベーン開度制御ステップと、を備える。
上記(12)の方法によれば、バッテリの充電量が低下して第1閾値未満となったときに、該充電量が第1閾値以上であるときよりも電動機の出力指令値の上限値が低く設定され、又は、電動機が回生運転に切り替えられるとともに、ノズルベーンの開度が減少させられる。すなわち、電動機の出力指令値の低下又は回生運転への切り替えによる過給圧の低下に応じて、ノズルベーンの開度を小さくして過給圧を上昇させるので、電動機制御部による制御を行いながら、過給システムによる過給圧を確保することができる。よって、バッテリ充電量の低下に起因するドライバビリティの悪化を緩和することができる。
また、バッテリの充電量が低下した時に電動機の出力指令値の上限値が低く設定されるので、バッテリの枯渇を遅延させることができる。あるいは、バッテリの充電量が低下した時に電動機を回生運転に切り替えるので、バッテリの充電量を回復させることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、複数の過給機を備える過給システムにおいて、バッテリ充電量の低下に起因するドライバビリティの悪化を緩和可能な過給システムが提供される。
一実施形態に係る過給システムの構成を示す図である。 一実施形態に係る過給システムの構成を示す図である。 一実施形態に係る過給システムの構成を示す図である。 一実施形態に係る過給システムの構成を示す図である。 一実施形態に係る過給システムの構成を示す図である。 一実施形態に係る過給機の有するタービンの概略断面図である。 一実施形態に係る過給システム用制御装置の構成を示す図である。 一実施形態に係る過給システムの運転方法のフローチャートである。 一実施形態における閾値決定部による処理フローを示す図である。 一実施形態における電動機制御部の処理フローを示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1〜図5は、それぞれ、一実施形態に係る過給システムの構成を示す図である。図1〜図5に示すように、過給システム1は、エンジン8に供給される空気を圧縮するための第1コンプレッサ10を有する低圧段の第1過給機2と、第1コンプレッサ10により圧縮された空気をさらに圧縮するための第2コンプレッサ20を有する高圧段の第2過給機6と、第1過給機2及び第2過給機6を制御するための制御装置100と、を備える。
過給システム1において、第1過給機2又は第2過給機6の少なくとも一方は、第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20を駆動するための電動機12をさらに有する。図1〜図5の各図に示される実施形態の中で、図1、図3及び図5に示す過給システム1においては、低圧段の第1過給機2が第1コンプレッサ10を駆動するための電動機12を有し、図2及び図4に示す過給システム1においては、高圧段の第2過給機6が第2コンプレッサ20を駆動するための電動機12を有する。
図1及び図2において、電動機12を有する過給機(第1過給機2又は第2過給機6)は、第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20が電動機12によって駆動される電動スーパーチャージャである。ここで、電動機12は、バッテリ30からの直流電圧を三相交流電圧に変換して電動機巻線に供給するためのインバータ28を含み、インバータ28を介してバッテリ30から電力の供給を受けて、回転エネルギーを生成するように構成される。この場合、第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20は、回転軸11を介して電動機12に接続されており、電動機12により生成された回転エネルギーによって回転軸11が回転して第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20が回転駆動されて、第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20に流入した吸気が圧縮されるようになっている。
一方、図3〜図5において、電動機12を有する過給機(第1過給機2又は第2過給機6)は、タービン(14又は24)をさらに備え、エンジン8からの排ガスによりタービン(14又は24)が回転駆動されるとともに、排ガスによるタービン(14又は24)の回転駆動が電動機12によって補助される電動アシストターボチャージャである。すなわち、タービン(14又は24)は、エンジン8からの排ガス及び電動機12により回転駆動可能に構成される。この第1過給機2又は第2過給機6では、タービン(14又は24)が回転軸11を介して第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20と接続されており、第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20と同軸で回転可能に構成される。第1過給機2又は第2過給機6において、タービン(14又は24)は、エンジン8からの排ガスが流入することにより回転駆動されて、これに伴い回転軸11を介して第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20が同軸駆動されて、第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサに流入した吸気が圧縮されるようになっている。
バッテリ30は、エンジン8によって駆動されて電動機12ならびに他の車載電装品に与える電力を生成するためのオルタネータ60に接続されており、オルタネータ60により生成された電力を蓄電可能に構成される。
図3〜図5に示す電動機12を有する過給機(第1過給機2又は第2過給機6)において、電動機12は、図1等に示す第1過給機2と同様に、バッテリ30からの直流電圧を三相交流電圧に変換して電動機巻線に供給するためのインバータ28を含み、インバータ28を介してバッテリ30から電力の供給を受けて、回転エネルギーを生成するように構成される。そして、回転軸11の回転又は第1コンプレッサ10若しくは第2コンプレッサ20の回転駆動を補助するように構成される。
また、過給システム1において、第1過給機2又は第2過給機6の少なくとも一方は、エンジン8からの排ガスにより回転駆動されるように構成されたタービン(14又は24)と、タービン(14又は24)に流入する排ガスの流路面積を調節するように構成されたノズルベーン(16又は26)と、をさらに有する。
図1〜図5の各図に示される実施形態の中で、図1及び図3に示す過給システム1においては、高圧段の第2過給機6がタービン24に流入する排ガスの流路面積を調節するように構成されたノズルベーン26を有する。また、図2、図4及び図5に示す過給システム1においては低圧段の第1過給機2がタービン14に流入する排ガスの流路面積を調節するように構成されたノズルベーン16を有する。
すなわち、図1〜図4に示す過給システム1では、第1過給機2又は第2過給機6のいずれか一方が電動機12を有し、他方がノズルベーン(16又は26)を有する。また、図5に示す過給システム1では、第1過給機2が電動機12を有するとともにノズルベーン16を有する。
ここで、図6を参照して、ノズルベーンによる排ガスの流路面積の調節について説明する。図6は、一実施形態に係る過給機の有するタービン(タービン14)の概略断面図である。ここでは、タービン14及びノズルベーン16について説明するが、タービン24及びノズルベーン26についても同様に説明できる。図6に示すように、タービン14は、タービンケーシング50内に複数の動翼56が取り付けられたタービンロータ54を備える。タービンロータ54は回転軸11を介して第1コンプレッサ10に接続される。エンジン8からの排ガスがタービン14に流入すると、動翼56が排ガスの流れを受けてタービンロータ54が回転し、これにより第1コンプレッサ10が回転駆動されるようになっている。タービンロータ54の外周側には、支持軸17を回動軸として回動自在に構成された複数のノズルベーン16が設けられている。
複数のノズルベーン16は、アクチュエータ(不図示)によって支持軸17を回転させることで開度を変化させることができるようになっている。図6において、破線で示されるノズルベーン16aは、実線で示されるノズルベーン16よりも開度が大きい状態である。すなわち、破線で示されるノズルベーン16a同士の間の距離D2は、実線で示されるノズルベーン16同士の間の距離D1よりも大きい。このため、排ガスの流路面積は、開度が小さい時に比べて、開度が大きい時の方が大きくなる。
ノズルベーン16の開度を減少させる(すなわち、排ガスの流路面積を減少させる)ことで、排ガスのタービン14への流入速度が上昇するため、過給システム1による過給圧を上昇させることができる。また、ノズルベーン16の開度を開く(すなわち、排ガスの流路面積を増加させる)ことで、排ガスのタービン14への流入速度が減少するため、過給システム1による過給圧を減少させることができる。このようにして、ノズルベーン16の開度を調整することにより、過給システム1による過給圧を調節することができる。
図1〜図5に示す過給システム1では、吸気管路32に導入された空気(吸気)は、第1過給機2の第1コンプレッサ10に流入し、第1コンプレッサ10の回転により圧縮される。第1コンプレッサ10で圧縮された吸気は、第2過給機6の第2コンプレッサ20に流入し、第2コンプレッサ20の回転によりさらに圧縮される。第2コンプレッサ20で圧縮された給気は、インタークーラ34で冷却され、スロットルバルブ(不図示)でその吸気量が調整されて、吸気マニフォールド36を介してエンジン8の各気筒に供給されるようになっている。エンジン8の各気筒には、圧縮空気及び燃料が供給されて、これらが燃焼して生成した排ガスは、排気マニフォールド38を介して排気管路40に排出されるようになっている。
なお、吸気管路32において、吸気マニフォールド36よりも上流側には、エンジン8に供給される空気の圧力(過給圧)を計測するための圧力センサ5が設けられていてもよい。
図1〜図5に示す過給システム1は、低圧段過給機である第1過給機2の第1コンプレッサ10及び高圧段過給機である第2過給機6の第2コンプレッサ20が配置される吸気管路32において、第2過給機6の第2コンプレッサ20の上流側と下流側を結び、第2コンプレッサ20をバイパスするように設けられた再循環通路46と、再循環通路46に設けられた再循環バルブ47とを含む。過給システム1におけるサージングを抑制するために、吸気管路32に導入されて第1過給機2の第1コンプレッサ10及び高圧段過給機である第2過給機6の第2コンプレッサ20により圧縮された空気の一部を、再循環バルブ47を介して再循環通路46を通して第2過給機6の第2コンプレッサ20の入口に戻すことができるようになっている。
図1及び図2に示す過給システム1では、エンジン8からの排ガスは、ノズルベーン(16又は26)を有する過給機(図1においては第2過給機6、図2においては第1過給機2)のタービン(14又は24)に流入し、タービン(14又は24)で仕事をした後の排ガスが排気管路40に排出されるようになっている。
排気管路40には、タービン(14又は24)を迂回するバイパス管路42が接続されていてもよく、バイパス管路42には、ウェイストゲートバルブ43が設けられていてもよい。ウェイストゲートバルブ43の開度を調節することにより、タービン(14又は24)に流入する排ガスの流量及びバイパス管路42に流れる排ガスの流量を調節することができ、これにより、タービン(14又は24)及びこれと同軸駆動するコンプレッサ(10又は20)の回転数を制御できるようになっている。ウェイストゲートバルブ43の開度は、制御装置100によって制御されるようになっていてもよい。
図3〜図5に示す過給システム1では、エンジン8からの排ガスは、高圧段過給機である第2過給機6のタービン24及び低圧段過給機である第1過給機2のタービン14に、この順に流入し、第1過給機2のタービン14で仕事をした後の排ガスが排気管路40に排出されるようになっている。
排気管路40には、第1過給機2のタービン14を迂回するバイパス管路42が接続されていてもよく、バイパス管路42には、ウェイストゲートバルブ43が設けられていてもよい。ウェイストゲートバルブ43の開度を調節することにより、第1過給機2のタービン14に流入する排ガスの流量及びバイパス管路42に流れる排ガスの流量を調節することができ、これにより、第1過給機2のタービン14及びこれと同軸駆動する低圧段過給機90のコンプレッサ(10又は20)の回転数を制御できるようになっている。ウェイストゲートバルブ43の開度は、制御装置100によって制御されるようになっていてもよい。
また、排気管路40と排気マニフォールド38とは、第2過給機6のタービン24を迂回するように構成された第2バイパス流路48により接続される。エンジン8からの排気の一部は、第2バイパス流路48に設けられたバイパス弁45を介して、第2過給機6のタービン24を通らずに、第1過給機2のタービン14に流入できるようになっている。そして、バイパス弁45の開度を調節することにより、第2過給機6のタービン24及び第1過給機2のタービン14に流入する排ガスの流量を調節することができ、これにより、第2過給機6のタービン24及び第1過給機2のタービン14及びこれと同軸駆動する第2過給機6の第2コンプレッサ20及び第1過給機2の第1コンプレッサ10の回転数を制御できるようになっている。バイパス弁45の開度は、制御装置100によって制御されるようになっていてもよい。
図7は、一実施形態に係る過給システム用制御装置の構成を示す図である。図7に示すように、一実施形態に係る過給システム1に用いられる制御装置100は、電動機12の制御をするための電動機制御部102と、ノズルベーン(16又は26)を制御するためのベーン制御部104と、閾値決定部106と、を備える。
制御装置100は、過給システム1を制御するためのECUであってもよい。また、制御装置100は、エンジン8を制御するためのエンジンECUとは独立に設けられたECUであってもよい。
制御装置100は、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、およびI/Oインターフェイス等を含んで構成されたマイクロコンピュータであってもよい。
一実施形態に係る制御装置100を用いた過給システム1の運転方法について、図8のフローチャートに沿って説明する。図8は、一実施形態に係る過給システムの運転方法のフローチャートである。
まず、第1過給機2又は第2過給機6が有する電動機12に電力を与えるためのバッテリ30の充電量を取得する(S2)。取得された充電量は、電気信号として制御装置100に送られるようになっている。
次に、制御装置100により、S2におけるバッテリ30の充電量が予め設定された第1閾値未満であるか否かを判定する(S4)。制御装置100は記憶部(メモリ)を備えていてもよく、第1閾値は、予め記憶部に記憶されていてもよい。そして、制御装置100は、記憶部に記憶された第1閾値と、バッテリ30の充電量とを比較するように構成されていてもよい。
S4においてバッテリ30の充電量が第1閾値以上であると判定された場合(S4のNo)、特に何も行わずにフローを終了する。あるいは、再度S2に戻ってバッテリ30の充電量を取得するステップを行ってもよい。
一方、S4においてバッテリ30の充電量が第1閾値未満であると判定された場合(S4のYes)、電動機制御部102によって、バッテリ30の充電量が第1閾値以上のときに比べて電動機12の出力指令値の上限値を低く設定して、該上限値以下の範囲内にて電動機12の出力を制御するか(S10又はS12)、あるいは、電動機12を回生運転に切り替えて、バッテリ30の充電を行う(S14)。さらに、ベーン制御部104によって、電動機制御部102による前述の電動機12の制御に伴い、第1過給機2又は第2過給機6が有するタービン(14又は24)に流入するエンジン8からの排ガスの流路面積が小さくなるようにノズルベーン(16又は26)の開度を制御する(S16)。
このように、バッテリ30の充電量が低下して第1閾値未満となったときに、充電量が第1閾値以上であるときよりも電動機12の出力指令値の上限値が低く設定され、又は、電動機12が回生運転に切り替えられるとともに、ノズルベーン(16又は26)の開度が減少させられる。すなわち、電動機12の出力指令値の低下又は回生運転への切り替えによる過給圧の低下に応じて、ノズルベーン(16又は26)の開度を小さくして過給圧を上昇させるので、電動機制御部102による制御を行いながら、過給システム1による過給圧を確保することができる。よって、バッテリ30の充電量の低下に起因するドライバビリティの悪化を緩和することができる。
また、バッテリ30の充電量が低下した時に電動機12の出力指令値の上限値が低く設定されるので、バッテリ30の枯渇を遅延させることができる。あるいは、バッテリ30の充電量が低下した時に電動機12を回生運転に切り替えるので、バッテリ30の充電量を回復させることができる。
なお、電動機制御部102は、電動機12の出力を制御するために、電動機12の出力が所望の値となるように、インバータ28が電動機12に与える電圧を制御するようになっていてもよい。
上述のS4においてバッテリ30の充電量が第1閾値未満であると判定された場合(S4のYes)、さらに、制御装置100によりノズルベーン(16又は26)の開度が第3閾値以上であるか否かを判定し(S6)、ノズルベーン(16又は26)の開度が第3閾値以上である場合に(S6のYes)、電動機制御部102によって電動機12を回生運転に切り替えるようにしてもよい。
ノズルベーン(16又は26)の開度が所定の第3閾値以上であるとき、すなわち、ノズルベーン(16又は26)の開度を第3閾値未満に小さくして過給圧をより大きくするための余裕があるときに電動機12を回生運転に切り替えることで、過給圧を維持しながら、回生運転によりバッテリ30の充電量を回復させることができる。
第3閾値は、制御装置100の記憶部に予め記憶されていてもよい。そして、制御装置100は、記憶部に記憶された第3閾値と、ノズルベーン(16又は26)の開度とを比較するように構成されていてもよい。
また、上述のS4においてバッテリ30の充電量が第1閾値未満であると判定された場合(S4のYes)、さらに、制御装置100により、バッテリ30の充電量が第1閾値よりも小さい第2閾値未満であるか否かを判定する(S8)ようにしてもよい。そして、S8においてバッテリ30の充電量が第2閾値以上であるときには(S8のNo)、電動機制御部102により、電動機12の出力指令値の上限値をバッテリ30の充電量が第1閾値以上の場合に比べて小さく、且つ、ゼロよりも大きい値に設定する(S10)。一方、S8においてバッテリ30の充電量が第2閾値未満であるときには(S8のYes)、電動機制御部102により、電動機12の出力指令値の上限値をゼロに設定する(S12)。
このように、バッテリ30の充電量の低下に従い電動機12の出力指令値の上限値を段階的に減少させるので、バッテリ30の充電量が少なくなった際に直ちに電動機12が停止される場合に比べて、緩やかに電動機12の出力が低下されるので、ドライバビリティの悪化が緩和される。
第2閾値は、制御装置100の記憶部に予め記憶されていてもよい。そして、制御装置100は、記憶部に記憶された第2閾値と、バッテリ30の充電量とを比較するように構成されていてもよい。
図9は、一実施形態における閾値決定部による処理フローを示す図である。一実施形態では、上記S4での第1閾値及びS8での第2閾値は、図9に示すように、エンジン8によって駆動されて電動機12に与える電力を生成するためのオルタネータ60の負荷に基づいて、閾値決定部106により決定される。すなわち、オルタネータ60の負荷に応じて、第1及び第2閾値を可変とする。
オルタネータ60の負荷に応じて、電動機12の出力指令値の上限値を制限するバッテリ30の充電量の閾値(第1閾値及び第2閾値)を決定することで、オルタネータ60及びバッテリ30による電力の供給状況に応じて適切に電動機12の出力を制御することができる。
例えば、閾値決定部106は、オルタネータ60の負荷の増加とともに、第1閾値及び第2閾値を増大するように構成される。
オルタネータ60の負荷が増加してオルタネータ60の出力余裕が小さくなったときに、第1閾値及び第2閾値を増大させて、バッテリ30の充電量が比較的大きいうちに電動機12の出力に制限をかけることで、バッテリ30の充電量を適切に維持することができる。
図10は、一実施形態における電動機制御部の処理フローを示す図である。一実施形態では、上記S14において電動機12を回生運転に切り替える際の電動機12による目標回生量は、図10に示すように、ノズルベーン(16又は26)の開度に基づいて、電動機制御部102により決定される。また、電動機制御部102により、電動機12による回生量を決定された目標回生量に制御する。
電動機12による回生量がノズルベーン(16又は26)の開度に基づいて決定された目標回生量に制御することで、ノズルベーン(16又は26)の開度に応じた適切な回生量にて電動機12の回生運転を行うことができる。例えば、過剰な回生量での回生運転により過給圧が不足する事態を防ぐことができる。
例えば、電動機制御部102は、ノズルベーン(16又は26)の開度の減少とともに、目標回生量を減少させるように構成される。
この場合、ノズルベーン(16又は26)の開度が減少して過給不足を補う余裕が少なくなるに従って目標回生量を減少させるので、過給システム1による過給圧を適切に維持することができる。
また、一実施形態では、上記S14において電動機12を回生運転に切り替える際の電動機12による目標回生量は、図10に示すように、バッテリ30の充電量に基づいて、電動機制御部102により決定される。また、電動機制御部102により、電動機12による回生量を決定された目標回生量に制御する。
電動機12による回生量をバッテリ30の充電量に基づいて決定された目標回生量に制御することで、バッテリ30の充電量に応じた適切な回生量にて電動機12の回生運転を行うことができる。
例えば、電動機制御部102は、バッテリ30の最大容量とバッテリ30の充電量との差が小さくなるとともに、電動機12による目標回生量を減少させるように構成される。
この場合、バッテリ30の充電量が十分である場合には、目標回生量が低く設定されるので、回生量を減らして、過給システムによる過給圧の確保を優先させることができる。
ところで、一実施形態に係る過給システム1において、第1過給機2又は第2過給機6のうち一方は、第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20に連結された電動機12を備えた電動スーパーチャージャであり、電動機制御部102は、バッテリ30の充電量が第1閾値未満のときに、電動機12の出力指令値の上限値をゼロに設定し、吸気による第1コンプレッサ10又は第2コンプレッサ20の回転によって電動機12が回生モードで駆動されるように構成される。
電動スーパーチャージャにおいてはタービンが存在しないため、エンジン8の排ガスから回収したエネルギーによって電動機12を回生運転させることができない。
そこで、電動機12の出力がゼロに設定されるとともに、吸気によるコンプレッサの回転により電動機12を回生モードで駆動することで、電動スーパーチャージャの電動機12を回生運転させてバッテリ30の充電を行うことができる。
例えば、図1に示す過給システム1において、低圧段の第1過給機2は、第1コンプレッサ10に連結された電動機12を備える電動スーパーチャージャであり、高圧段の第2過給機6は、タービン24及びノズルベーン26を備えるターボチャージャである。このような過給システム1において、電動機12の出力指令値の上限をゼロに設定し(すなわち電動機12の出力をゼロに設定し)、エンジン8からの排気のエネルギーにより第2過給機6を駆動させると、吸気管路32から空気が吸い込まれることにより、第1過給機2(電動スーパーチャージャ)の第1コンプレッサ10が回転するようにしておく。そして、第1コンプレッサの回転によって、電動機12が回生モードで(すなわち発電機として)駆動されるようにしておく。このようにして、バッテリ30の充電量が第1閾値未満のときに、電動機12の出力指令値の上限をゼロに設定して電動スーパーチャージャの電動機12を回生運転させることで、バッテリ30の充電を行うことができる。
また、この際、ベーン制御部104により、タービン24に流入するエンジン8からの排ガスの流路面積が小さくなるようにノズルベーン26の開度を制御して、過給システム1による過給圧を維持するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また、本明細書において、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 過給システム
2 第1過給機
5 圧力センサ
6 第2過給機
8 エンジン
10 第1コンプレッサ
11 回転軸
12 電動機
14 タービン
16 ノズルベーン
17 支持軸
20 第2コンプレッサ
24 タービン
26 ノズルベーン
28 インバータ
30 バッテリ
32 吸気管路
34 インタークーラ
36 吸気マニフォールド
38 排気マニフォールド
40 排気管路
42 バイパス管路
43 ウェイストゲートバルブ
45 バイパス弁
46 再循環通路
47 再循環バルブ
48 第2バイパス流路
50 タービンケーシング
54 タービンロータ
56 動翼
60 オルタネータ
90 低圧段過給機
100 制御装置
102 電動機制御部
104 ベーン制御部
106 閾値決定部

Claims (12)

  1. エンジンに供給される空気を圧縮するための第1コンプレッサを有する第1過給機と、
    前記第1コンプレッサにより圧縮された空気をさらに圧縮するための第2コンプレッサを有する第2過給機と、
    前記第1過給機及び前記第2過給機を制御するための制御装置と、
    を備える過給システムであって、
    前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサを駆動するための電動機をさらに有し、
    前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記エンジンからの排ガスにより回転駆動されるように構成されたタービンと、前記タービンに流入する前記排ガスの流路面積を調節するように構成されたノズルベーンと、をさらに有し、
    前記制御装置は、
    前記電動機に電力を与えるためのバッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上のときに比べて前記電動機の出力指令値の上限値を低く設定するように、又は、前記電動機を回生運転に切り替えるように構成された電動機制御部と、
    前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満のときに、前記電動機制御部による前記電動機の制御に伴い、前記流路面積が小さくなるように前記ノズルベーンの開度を制御するためのベーン制御部と、
    を含むことを特徴とする過給システム。
  2. 前記電動機制御部は、
    前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満、且つ、前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上である場合に、前記電動機の出力指令値の前記上限値を前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上の場合に比べて小さく、且つ、ゼロよりも大きい値に設定し、
    前記バッテリの充電量が前記第2閾値未満である場合に、前記電動機の出力指令値の前記上限値をゼロに設定する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の過給システム。
  3. 前記制御装置は、前記エンジンによって駆動されて前記電動機に与える電力を生成するためのオルタネータの負荷に基づいて、前記第1閾値及び前記第2閾値を決定するように構成された閾値決定部をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の過給システム。
  4. 前記閾値決定部は、前記オルタネータの負荷の増加とともに、前記第1閾値及び前記第2閾値を増大するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の過給システム。
  5. 前記電動機制御部は、前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満であり、且つ、前記ノズルベーンの開度が第3閾値以上のときに、前記電動機を回生運転に切り替えるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の過給システム。
  6. 前記電動機制御部は、前記ノズルベーンの開度に基づいて前記電動機による目標回生量を決定し、前記電動機による回生量を前記目標回生量に制御するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の過給システム。
  7. 前記電動機制御部は、前記ノズルベーンの開度の減少とともに、前記目標回生量を減少させるように構成されたことを特徴とする請求項6に記載の過給システム。
  8. 前記電動機制御部は、前記バッテリの充電量に基づいて前記電動機による目標回生量を決定し、前記電動機による回生量を前記目標回生量に制御するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の過給システム。
  9. 前記電動機制御部は、前記バッテリの最大容量と前記バッテリの充電量との差が小さくなるとともに、前記目標回生量を減少させるように構成されたことを特徴とする請求項8に記載の過給システム。
  10. 前記第1過給機又は前記第2過給機のうち前記一方は、前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサに連結された前記電動機を備えた電動スーパーチャージャであり、
    前記電動機制御部は、前記バッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記出力指令値の前記上限値をゼロに設定し、吸気による前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサの回転によって前記電動機が回生モードで駆動されるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の過給システム。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の過給システムに用いられる制御装置であって、
    前記電動機に電力を与えるためのバッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上のときに比べて前記電動機の出力指令値の上限値を低く設定するように、又は、前記電動機を回生運転に切り替えるように構成された電動機制御部と、
    前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満のときに、前記電動機制御部による前記電動機の制御に伴い、前記流路面積が小さくなるように前記ノズルベーンの開度を制御するためのベーン制御部と、
    を備えることを特徴とする過給システム用制御装置。
  12. エンジンに供給される空気を圧縮するための第1コンプレッサを有する第1過給機と、前記第1コンプレッサにより圧縮された空気をさらに圧縮するための第2コンプレッサを有する第2過給機と、を備える過給システムの運転方法であって、
    前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記第1コンプレッサ又は前記第2コンプレッサを駆動するための電動機をさらに有し、
    前記第1過給機又は前記第2過給機の少なくとも一方は、前記エンジンからの排ガスにより回転駆動されるように構成されたタービンと、前記タービンに流入する前記排ガスの流路面積を調節するように構成されたノズルベーンと、をさらに有し、
    前記電動機に電力を与えるためのバッテリの充電量を取得する充電量取得ステップと、
    前記バッテリの充電量が第1閾値未満のときに、前記バッテリの充電量が前記第1閾値以上のときに比べて前記電動機の出力指令値の上限値を低く設定する、又は、前記電動機を回生運転に切り替える電動機制御ステップと、
    前記バッテリの充電量が前記第1閾値未満のときに、前記電動機制御ステップでの前記電動機の制御に伴い、前記流路面積が小さくなるように前記ノズルベーンの開度を制御するベーン開度制御ステップと、
    を備えることを特徴とする過給システムの運転方法。
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