JP5946757B2 - 内燃機関の過給発電システム、内燃機関の過給発電装置、及び内燃機関の過給発電方法 - Google Patents

内燃機関の過給発電システム、内燃機関の過給発電装置、及び内燃機関の過給発電方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の過給発電システム、内燃機関の過給発電装置、及び内燃機何の過給発電方法に関する。
吸気負圧によりロータを回転して発電機により発電し、発電した電力により電動過給機を作動させて過給することにより、内燃機関の効率を向上させる技術が期待されている。
このような背景に関連する技術としては、様々なものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
例えば、特許文献1には、発電量制御装置が記載されている。より具体的に説明すると、この装置は、過給機の回転速度が発電機の発電効率の高い回転域から外れた場合にバイパス弁の開度を大きくする。これとは異なり、この装置は、過給機の回転速度が過剰に低くなった場合にバイパス弁の開度を小さくする。そのため、この装置は、過給機の回転速度を発電効率の高い領域に戻して発電機の発電効率を高い状態に維持する。また、この装置は、過給機の回転速度やバイパス弁の開度の変化により、過給機側吸気通路およびバイパス通路を通過する空気量の合計が変化する場合に、スロットルバルブの開度を変化させる。そのため、この装置は、エンジンに吸入空気量要求通りの空気量を供給することができる。このようにして、この装置によっては、発電要求と内燃機関の吸入空気量要求とを同時に満足することができる。
また、例えば、特許文献2には、内燃機関の過給装置が記載されている。より具体的に説明すると、この内燃機関の過給装置は、運転者が操作する操作レバーを有し、この操作レバーを操作することにより電動過給機の過給量を調整することができる。そのため、この内燃機関の過給装置は、運転者の意思に応じて内燃機関の過給圧を調整できる。これにより、運転者がエンジン出力を上げて運転を楽しみたい場合や、エンジン出力を下げて走行したい場合等に応じて、運転者の使用したいエンジン出力に調整することができる。
特開2004−346910号公報 特開2006−258094号公報
特許文献1、及び特許文献2に記載の技術は、電動過給機を多用しても、吸気負圧による発電により電力不足、又は過給能力不足となることを抑制できない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、内燃機関の過給発電システムであって、内燃機関へ圧縮空気を供給する電動過給機と、電動過給機と並列に設けられて内燃機関の吸気により駆動されるロータと、ロータにより駆動される発電機と、電動過給機とロータとの運転を切り替える切替手段とを有する内燃機関の過給発電装置を備える。
電動過給機が過給する際にロータへの逆流を防止する手段をさらに設けてよい。
本発明の第2の形態によると、内燃機関の過給発電装置であって、内燃機関へ圧縮空気を供給する電動過給機と、電動過給機と並列に設けられて内燃機関の吸気により駆動されるロータと、ロータにより駆動される発電機と、電動過給機とロータとの運転を切り替える切替手段とを備える。
本発明の第3の形態によると、内燃機関の過給発電方法であって、内燃機関へ圧縮空気を供給するステップと、内燃機関の吸気によりロータを駆動するステップと、ロータにより発電機を駆動するステップと、電動過給機とロータとの運転を切り替えるステップとを含む。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によっては、電動過給機を多用しても、吸気負圧による発電により電力不足、又は過給能力不足となることを抑制することができる。
一実施の形態の内燃機関の過給発電システムのブロック構成図である。 一実施の形態の内燃機関の過給発電システムにおける発電・過給の第1切替ロジックである。 一実施の形態の内燃機関の過給発電システムにおける発電・過給の第2切替ロジックである。 一実施の形態の内燃機関の過給発電システムにおける発電ロジックである。 一実施の形態の内燃機関の過給発電システムにおける過給ロジックである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施の形態の内燃機関の過給発電システムのブロック構成図である。図1に示すように、内燃機関の過給発電システム1は、エンジン本体2に接続するものであり、内燃機関の過給発電装置10を備える。
内燃機関の過給発電装置10は、発電部11と、電動過給部12と、電池部13と、制御部14とを備える。発電部11は、ロータ15と、逆止弁16と、発電機17とを備える。電動過給部12は、モータ18と、コンプレッサ19と、インバータ20と、制御指令部21とを備える。電池部13は、バッテリ22と、充放電制御装置23とを備える。制御部14は、コントローラ24を備える。コントローラ24は、スロットルバルブV1と、バイパスバルブV2と、コンプレッサ入口バルブV3と、回転数センサ25と、第1圧力センサP1と、第2圧力センサP2とに接続している。また、コントローラ24は、過給設定調整部26と、アクセル開度情報部27と、エンジン回転数情報部28と、表示部29とに接続している。エンジン本体2は、吸気通路3と、排気通路4とを有する。吸気通路3は、第1吸気通路5と、第2吸気通路6と、第3吸気通路7とを並列に備える。
ロータ15は、第2吸気通路6内に配置されており、第2吸気通路6内を通過する流体により回転して発電機17を発電する。逆止弁16は、第2吸気通路6におけるロータ15の下流側に配置している。逆止弁16は、コンプレッサ掃気圧の低下を防ぐ機能を有する。ロータ15の回転数情報は、回転数センサ25により取得してコントローラ24に送られる。
コンプレッサ19は、第3吸気通路7内に配置されている。コンプレッサ19に有する不図示の回転軸は、モータ18に連結している。モータ18は、インバータ20を通じて制御指令部21に接続している。制御指令部21はコントローラ24から与えられた指令に基づき、モータ18を回転してコンプレッサ19を回転させる。コンプレッサ19は、回転に伴い、上流側に負圧を発生してエンジン本体2に対して流体を強制的に送る。
バッテリ22は、発電機17の発電電力を取得し、インバータ20に対して電流を与える。バッテリ22は、充放電制御装置23に接続している。充放電制御装置23は、コントローラ24に接続している。
スロットルバルブV1は、エンジン本体2の各吸気通路5、6、7の下流側に配置している。スロットバルブV1は、コントローラ24に接続している。バイパスバルブV2は、第1吸気通路5内に配置している。バイパスバルブV2は、コントローラ24に接続している。コンプレッサ入口バルブV3は、第3吸気通路7におけるコンプレッサ19の上流側に配置している。コンプレッサ入口バルブV3は、コントローラ24に接続している。
第1圧力センサP1は、第3吸気通路7におけるコンプレッサ19の下流側に配置している。第1圧力センサP1は、コントローラ24に接続している。第2圧力センサP2は、第3吸気通路7におけるコンプレッサ19の上流側であって、コンプレッサ入口バルブV3及び第1圧力センサP1の下流側に配置している。第2圧力センサP2は、コントローラ24に接続している。
過給設定調整部26は、運転者の操作により過給量の調整を行うための操舵レバーである。過給設定調整部26は、発進時・急加速時の応答性を重視する応答モード指令と、発電を重視した効率モード指令等の選択をコントローラ24に与える。アクセル開度情報部27は、運転者によるアクセル開度(アクセルペダルの開度。)を電気信号に変換してコントローラ24に与える。エンジン回転数情報部28は、エンジン本体2の回転数を電気信号に変換してコントローラ24に与える。表示部29は、モニタやメータであって、発電機17の発電状態や、コンプレッサ19の過給状態等を運転者に目視可能に表示する。
コントローラ24は、電動過給部12のモータ18による過給量の調整と、発電部11の発電機17の回転数検知との制御を行う。コントローラ24は、過給設定調整部26に応じた過給制御と、発電機17の効率が最大かつエンジン本体2の吸入空気量要求を満たすバイパスバルブV2の開閉制御とを同時に行う。さらに、コントローラ24は、発電機17の発電量と、バッテリ22の充電量と、エンジン本体2の回転数と、アクセル開度と、過給設定とを監視する。コントローラ24は、第1圧力センサP1、第2圧力センサP2からの圧力情報と、スロットルバルブV1、バイパスバルブV2、コンプレッサ入口バルブV3の弁開度制御とを監視する。そして、コントローラ24は、電動過給部12の制御指令部21と、電池部13の充放電制御装置23と、スロットルバルブV1と、バイパスバルブV2と、コンプレッサ入口バルブV3とに指令を送り、最適な制御を司る。
図2は、内燃機関の過給発電システム1における発電・過給の第1切替ロジックである。この第1切替ロジックは、コンプレッサ停止時の圧損(コンプレッサ入口バルブV3全開)よりもバイパスバルブV2の全開時の圧損が大である場合に実行する。また、この第1切替ロジックは、コンプレッサ19のレスポンスが同じであり、バルブ開閉時間が同じである場合に実行する。そして、この第1切替ロジックは、コンプレッサ19のレスポンスが短く、バルブ開閉時間が長い場合に実行する。
図2に示すように、まず、過給設定調整部26における過給モードの確認を行う(ステップS101)。ステップS101の判定で過給モードがオフである場合、電動過給部12のモータ18が回転しているか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102の判定でモータ18が回転していない場合、コンプレッサ入口バルブV3が全閉か否かを判定する(ステップS103)。このとき、ステップS103の判定でコンプレッサ入口バルブV3が全閉である場合、図4に示す発電ロジックに移行する。これとは異なり、ステップS103の判定でコンプレッサ入口バルブV3が全閉ではない場合、コンプレッサ入口バルブV3を一定時間当たり所定値の割合で閉じる(ステップS104)。そして、図4に示す発電ロジックに移行する。ステップS102の判定でモータ18が回転している場合、第1圧力センサP1の圧力値が第2圧力センサP2の圧力値よりも大きいか否かを判定する(ステップS105)。ステップS105の判定で第1圧力センサP1の圧力値が第2圧力センサP2の圧力値よりも大きい場合、モータ18に対する供給電力を一定時間当り所定値の割合で減少させる(ステップS106)。これに反して、ステップS105の判定で第1圧力センサP1の圧力値が第2圧力センサP2の圧力値よりも大きくない場合、モータ18に対する供給電力を一定時間当り所定値の割合で減少させる(ステップS107)。そして、ステップS106、ステップS107に続いて、ステップS103を実行する。
ステップS101の判定で過給モードがオンである場合、アクセル開度信号、エンジン回転数から急加速要求を判別する(ステップS108)。ステップS108の判定で急加速要求がないと判定した場合、ステップS102に移行して以下のルーチンを実行する。ステップS108の判定で急加速要求があると判定した場合、コンプレッサ入口バルブV3が全開か否かを判定する(ステップS109)。ステップS109の判定でコンプレッサ入口バルブV3が全開であると判定した場合、バイパスバルブV2が全閉か否かを判定する(ステップS110)。このとき、コンプレッサ入口バルブV3が全開ではないと判定した場合、コンプレッサ入口バルブV3を一定時間当り所定値の割合で開く(ステップS111)。そして、ステップS110へ移行する。ステップS110の判定でバイパスバルブV2が全閉であると判定した場合、図5に示す過給ロジックに移行する。
図3は、内燃機関の過給発電システム1における発電・過給の第2切替ロジックである。この第2切替ロジックは、コンプレッサ停止時の圧損(コンプレッサ入口バルブV3全開)よりもバイパスバルブV2の全開時の圧損が大ではない場合に実行する。また、この第2切替ロジックは、コンプレッサ19のレスポンスが長く、バルブ開閉時間が短い場合に実行する。
図3に示すように、まず、過給設定調整部26における過給モードの確認を行う(ステップS201)。ステップS201の判定で過給モードがオフである場合、電動過給部12のモータ18が回転しているか否かを判定する(ステップS202)。ステップS202の判定でモータ18が回転していない場合、コンプレッサ入口バルブV3が全閉か否かを判定する(ステップS203)。このとき、ステップS203の判定でコンプレッサ入口バルブV3が全閉ではないと判定した場合、図4に示す発電ロジックに移行する。これとは異なり、ステップS203の判定でコンプレッサ入口バルブV3が全閉であると判定した場合、コンプレッサ入口バルブV3を一定時間当たり所定値の割合で閉じる(ステップS204)。そして、図4に示す発電ロジックに移行する。ステップS202の判定でモータ18が回転している場合、第1圧力センサP1の圧力値が第2圧力センサP2の圧力値よりも大きいか否かを判定する(ステップS205)。ステップS205の判定で第1圧力センサP1の圧力値が第2圧力センサP2の圧力値よりも大きい場合、モータ18に対する供給電力を一定時間当り所定値の割合で減少させる(ステップS206)。これに反して、ステップS205の判定で第1圧力センサP1の圧力値が第2圧力センサP2の圧力値よりも大きくない場合、モータ18に対する供給電力を一定時間当り所定値の割合で減少させる(ステップS207)。そして、ステップS206、ステップS207に続いて、ステップS203を実行する。
ステップS201の判定で過給モードがオンである場合、アクセル開度信号、エンジン回転数から急加速要求を判別する(ステップS208)。ステップS208の判定で急加速要求がないと判定した場合、ステップS202に移行して以下のステップを実行する。ステップS208の判定で急加速要求があると判定した場合、第2圧力センサP2の圧力値が第1圧力センサP1の圧力値よりも大きいか否かを判定する(ステップS209)。このとき、ステップS209の判定で第2圧力センサP2の圧力値が第1圧力センサP1の圧力値よりも大きい場合、バイパスバルブV2が全閉か否かを判定する(ステップS210)。ステップS210の判定でバイパスバルブV2が全閉であると判定した場合、図5に示す過給ロジックに移行する。このとき、ステップS210の判定でバイパスバルブV2が全閉ではないと判定した場合、バイパスバルブV2を一定時間当り所定値の割合で閉じる。そして、図5に示す過給ロジックに移行する。
ステップS209の判定で第2圧力センサP2の圧力値が第1圧力センサP1の圧力値よりも大きくない場合、エンジン回転数から要求供給量Pmを算出する(ステップS212)。次に、電動過給部12のコンプレッサ19が要求供給量Pmを作るのに必要な回転数Nc及び動力Wcを算出する(ステップS213)。そして、電力値が動力値よりも大きくなっているか否かを判定する(ステップS214)。このとき、ステップS214の判定で電力値が動力値よりも大きくなっていない場合、ステップS202に移行して以下のルーチンを実行する。これと異なり、ステップS214の判定で電力値が動力値よりも大きくなっている場合、バイパスバルブV2を一定時間当り所定値の割合で閉じる(ステップS214)。そして、Mに回転信号を代入(N→Nc)(ステップS216)し、ステップS209に移行して以下のルーチンを実行する。
図4は内燃機関の過給発電システム1における発電ロジックである。図4に示すように、まず、電動過給部12のモータ18の回転速度Nsを読み込む(ステップS301)。次に、回転速度Nsが上限値よりも大きいか否かを判定する(ステップS302)。ステップS302の判定で回転速度Nsが上限値よりも大きくない場合、回転速度Nsが下限値よりも小さいか否かを判定する(ステップS303)。そして、ステップS303の判定で回転速度Nsが下限値よりも小さくない場合、図2、図3に示した各切替ロジックに移行する。
ステップS302の判定で回転速度Nsが上限値よりも大きい場合、回転速度Nsが上昇しているか否かを判定する(ステップS304)。ステップS304の判定で回転速度Nsが上昇していない場合、バイパスバルブV2を一定時間当り所定値(2)の割合で開ける(ステップS305)。これとは異なり、ステップS304の判定で回転速度Nsが上昇している場合、バイパスバルブV2を一定時間当り所定値(1)の割合で開ける(ステップS306)。なお、所定値(1)、所定値(2)は、あらかじめ定められている。次に、アクセル開度信号、エンジン回転数から急加速要求を判別する(ステップS307)。ステップS307の判別で急加速要求がある場合、図2、図3に示した各切替ロジックに移行する。これとは異なり、ステップS307の判別で急加速要求がない場合、バイパスバルブV2の開き量に対する通過空気増加量を演算する(ステップS308)。そして、通過空気量増加分を打ち消す分だけスロットルバルブV1を閉じる(ステップS309)。続いて、図2、図3に示した各切替ロジックに移行する。
ステップS303の判定で回転速度Nsが下限値よりも小さい場合、回転速度Nsが下降しているか否かを判定する(ステップS310)。ステップS310の判定で回転速度Nsが下降していない場合、バイパスバルブV2を一定時間当り所定値(2)の割合で閉じる(ステップS311)。これとは異なり、ステップS310の判定で回転速度Nsが下降している場合、バイパスバルブV2を一定時間当り所定値(1)の割合で閉じる(ステップS312)。次に、アクセル開度信号、エンジン回転数から急加速要求を判別する(ステップS313)。ステップS313の判別で急加速要求がある場合、図2、図3に示した各切替ロジックに移行する。これとは異なり、ステップS313の判別で急加速要求がない場合、バイパスバルブV2の閉じ量に対する通過空気増加量を演算する(ステップS314)。そして、通過空気量増加分を打ち消す分だけスロットルバルブV1を開く(ステップS315)。続いて、図2、図3に示した各切替ロジックに移行する。
図5は内燃機関の過給発電システム1における過給ロジックである。図5に示すように、まず、バッテリ22の電圧が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS401)。ステップS401の判定でバッテリ22の電圧が所定値以上である場合、車輪が滑り易い状態でないか否を判定する(ステップS402)。なお、車輪が滑り易い状態か否かは、不図示のスリップセンサによりスリップの前兆を検知することができる。ステップS402の判定で車輪が滑り易い状態でない場合、エンジン回転数が所定値以下か否かを判定する(ステップS403)。ステップS403の判定でエンジン回転数が所定値以下である場合、モータ18の温度が所定値以下か否かを判定する(ステップS404)。なお、モータ18の温度は、モータ18のモータケースに熱的に接続した温度センサ等で検出する。
ステップ404の判定でモータ18の温度が所定値以下である場合、通電後の所定時間が経過前か否かを判定する(ステップS405)。ステップS405の判定で通電後の所定時間が経過前である場合、電動過給を可能であることを表示部29に表示する(ステップS406)。そして、アクセル開度等により目標過給圧を算出する(ステップS407)。次に、ステップS407で算出した目標過給圧が実過給圧よりも大きいか否かを判定する(ステップS408)。ステップS408の判定で目標過給圧が実過給圧よりも大きい場合、電動過給量の設定値を読み込む(ステップS409)。そして、ステップS409で設定した電動過給量を表示部29に表示する(ステップS410)。次に、電動過給量に応じてモータ18に電力を供給する(ステップS411)。続いて、現在の電動過給量を表示部29に表示し(ステップS412)、これらのルーチンを繰り返し実行する。
ステップS401の判定でバッテリ22の電圧が所定値以上でない場合、通電中か否かを判定する(ステップS413)。ステップS413の判定で通電中である場合、モータ18への電力供給を停止する(ステップS414)。そして、ステップS412に移行する。このとき、ステップS413の判定で通電中ではない場合、ステップS414をスキップしてステップS412に移行する。ステップS402の判定で車輪が滑り易い状態ではない場合、ステップS413に移行する。ステップ403の判定でエンジン回転数が所定値以下でない場合、ステップS413に移行する。ステップ404の判定でモータ18の温度が所定値以下ではない場合、ステップS413に移行する。ステップS405の判定で通電後の所定時間が経過前ではない場合、ステップS413に移行する。ステップ408の判定で目標過給圧が実過給圧よりも大きくない場合、ステップS413に移行する。
このように、内燃機関の過給発電システム1は、エンジン吸気負圧で回転するロータ15による発電機17の発電と、モータ18の駆動に伴うコンプレッサ19の駆動による過給を運転状況に応じて切替えることができる。これにより、内燃機関の過給発電システム1は、エンジンエネルギの効率化と、発進時・急加速時の過給能力をアシストすることができる。
また、内燃機関の過給発電システム1は、過給設定調整部26に応じた過給と、発電機17の効率が最大かつエンジン本体2の吸入空気量要求を満たすバイパスバルブV2の制御とを同時に行うことができる。
そして、内燃機関の過給発電システム1は、電動過給部12によるアシスト量と吸気負圧による発電量を、過給設定調整部26、アクセル開度情報部27、エンジン回転数情報部28、回転数センサ25の情報に基づいて制御する。また、内燃機関の過給発電システム1は、これらの情報に基づいて、電動過給部12によるアシスト量と吸気負圧による発電量を、バイパスバルブV2の開度により制御している。これにより、内燃機関の過給発電システム1は、所定のエンジン出力と発電量要求を同時に満たすことができる。
さらに、内燃機関の過給発電システム1は、過給が不要な場合、過給機制御弁を閉じ、バイパスバルブV2を制御することにより、発電機17の高効率点での発電を行うことができる。これに反して、内燃機関の過給発電システム1は、過給が必要な場合、発電機17の発電要求量を下げ、バイパスバルブV2を制御することにより、最適な吸気の過給を行うことができる。
以上、説明したように、一実施の形態の内燃機関の過給発電システム1によれば、電動過給部12を多用しても、吸気負圧による発電により電力不足、又は過給能力不足となることを抑制することができる。
また、内燃機関の過給発電システム1によれば、逆止弁16により、電動過給部12が過給する際にロータ15への逆流を防止することができる。
一実施の形態の内燃機関の過給発電装置10によれば、電動過給部12を多用しても、吸気負圧による発電により電力不足、又は過給能力不足となることを抑制することができる内燃機関の過給発電システム1を提供できる。
一実施の形態の内燃機関の過給発電方法によれば、電動過給部12を多用しても、吸気負圧による発電により電力不足、又は過給能力不足となることを抑制することができる。
なお、本発明の内燃機関の過給発電システム、内燃機関の過給発電装置、及び内燃機関の過給発電方法は、前述した各実施形態に限定するものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
1 内燃機関の過給発電システム
2 エンジン本体
10 内燃機関の過給発電装置
12 過給部
15 ロータ
16 逆止弁
24 コントローラ
V2 バイパスバルブ

Claims (5)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関の過給発電装置と
    を備え、
    前記過給発電装置は、
    内燃機関へ圧縮空気を供給する電動過給機と、
    前記電動過給機と並列に設けられて前記内燃機関の吸気負圧により駆動されるロータと、
    前記ロータにより駆動される発電機と、
    前記電動過給機と前記ロータとの運転を切り替える切替手段と
    を有する内燃機関の過給発電システム。
  2. 前記内燃機関は、互いに並列に配置された第1吸気通路、第2吸気通路、及び第3吸気通路を備える吸気通路を有し、
    前記電動過給機は、モータと、前記モータによって回転するコンプレッサを含み、
    前記ロータは、前記第2吸気通路に配置され、
    前記コンプレッサは、前記第3吸気通路に配置され、
    前記第1吸気通路には、該第1吸気通路を開閉するバイパスバルブが配置され、
    前記第2吸気通路には、該第2吸気通路を開閉するコンプレッサバルブが配置され、
    前記切替手段は、前記バイパスバルブ及び前記コンプレッサバルブの各々のバルブ開度を制御することで、前記電動過給機と前記ロータとの運転を切り替えるように構成される
    請求項1に記載の内燃機関の過給発電システム。
  3. 前記過給発電装置は、
    前記第2吸気通路における前記ロータの下流側に配置される逆止弁
    を更に有する請求項2に記載の内燃機関の過給発電システム。
  4. 内燃機関へ圧縮空気を供給する電動過給機と、
    前記電動過給機と並列に設けられて前記内燃機関の吸気負圧により駆動されるロータと、
    前記ロータにより駆動される発電機と、
    前記過給機と前記ロータとの運転を切り替える切替手段と
    を備える内燃機関の過給発電装置。
  5. 内燃機関へ圧縮空気を供給するステップと、
    前記内燃機関の吸気負圧によりロータを駆動するステップと、
    前記ロータにより発電機を駆動するステップと、
    電動過給機と前記ロータとの運転を切り替えるステップと
    を備える内燃機関の過給発電方法。
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