JP2004346910A - 発電量制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸気通路中に設けた容積型過給機によって駆動される発電機の発電要求とエンジンの吸入空気量要求とを同時に満足する。
【解決手段】吸気通路2中に配置される容積型過給機4と、前記容積型過給機4によって駆動される発電機4aと、前記吸気通路2の前記容積型過給機4の上流と下流とをバイパスするバイパス通路3と、前記バイパス通路3の連通を開閉可能なバイパス弁6と、前記容積型過給機4の回転速度を検知する手段10と、前記容積型過給機4の回転速度が、前記発電機4aの発電効率が低下する高回転速度になった場合に前記バイパス弁6を開くバイパス弁制御手段9と、を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】吸気通路2中に配置される容積型過給機4と、前記容積型過給機4によって駆動される発電機4aと、前記吸気通路2の前記容積型過給機4の上流と下流とをバイパスするバイパス通路3と、前記バイパス通路3の連通を開閉可能なバイパス弁6と、前記容積型過給機4の回転速度を検知する手段10と、前記容積型過給機4の回転速度が、前記発電機4aの発電効率が低下する高回転速度になった場合に前記バイパス弁6を開くバイパス弁制御手段9と、を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気通路中に設けた容積型過給機によって駆動され、前記容積型過給機の回転エネルギーを回収する発電機の発電量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのエネルギー効率を上げる為に、容積型過給機を吸気通路中に設け、エンジンの吸入負圧によって前記容積型過給機のコンプレッサーを回転させることによって前記発電機を駆動してエネルギーを回収する技術が特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−357127号公報
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のシステムは、吸気通路が1本のみであり、この唯一の吸気通路中に容積型過給機を配置しているため、エンジンの吸入空気量要求は容積型過給機の回転数によって定まる。一方、容積型過給機によって駆動される発電機に要求される発電量は、その時の電力消費量と電気蓄積可能量により決定される。
【0005】
上記の吸入空気量要求と発電要求とを同時に満足することは、例えば船舶用エンジンのようにほぼ一定の運転条件では可能であるが、自動車等のように運転状態が常に変化する場合には困難であった。
【0006】
そこで、本発明では常に運転状態が変化する場合においても吸入空気量要求と発電要求とを同時に満足するシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の発電量制御装置は、吸気通路中に配置される容積型過給機と、前記容積型過給機によって駆動される発電機と、前記吸気通路の前記容積型過給機の上流と下流とをバイパスするバイパス通路と、前記バイパス通路の連通を開閉可能なバイパス弁と、前記容積型過給機の回転速度を検知する手段と、前記容積型過給機の回転速度が、前記発電機の発電効率が低下する高回転速度になった場合に前記バイパス弁を開くバイパス弁制御手段と、を設ける。
【0008】
【作用・効果】
本発明によれば、発電機の回転速度が、発電効率が低下する高回転速度になった場合にはバイパス弁を開くことによって発電機の回転速度を発電効率の高い回転速度まで下げるので、発電機の回転速度は発電効率の高い速度に維持されて発電要求は満足され、このときエンジンの吸入空気量要求は開度を増したバイパス通路を通過した空気によって満足される。
【0009】
すなわち、発電機の発電要求とエンジンの吸入空気量要求とを同時に満足することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は本実施形態のシステム構成を表した図である。8はエンジンであり、エンジン8の吸気通路1は分岐部11で2つに分岐しており、一方を吸気通路2、他方をバイパス通路3とする。
【0012】
吸気通路2には容積型の過給機4が配置され、過給機4にはシャフト5を介して発電機4aが接続され、シャフト5の近傍にはシャフト5の回転数を検出する回転センサー10が設けられている。発電機4aは従来のオルタネータと同様のもので、車両の電気負荷状態とバッテリの状態に応じて発電のコントロールを発電機4a自身で行っている。
【0013】
前記発電機4aの発電の原理は以下のとおりである。エンジン8が吸気行程において吸入負圧を発生すると、容積型の過給機4は負圧に引かれて回転する。このときシャフト5を介して過給機4に接続された発電機4aも回転するので発電が行われる。
【0014】
バイパス通路3にはバイパス弁6が開閉可能に設けられており、全閉状態ではバイパス通路3の連通は遮断される。
【0015】
過給機4下流の吸気通路2bとバイパス弁6下流のバイパス通路3bは合流部12で合流している。合流部12下流にはスロットルバルブ7が設けられている。
【0016】
上記バイパス弁6、スロットルバルブ7の動きは後述するように過給機4の回転センサー10の検出値、アクセル開度センサー13とエンジン回転数センサー14の検出値に基づくエンジン8の吸入空気量要求等に応じてエンジンコントロールユニット(ECU)9によって制御される。
【0017】
ここで、前述したエンジン8の吸入負圧による発電可能量について図2を参照して説明する。図2はエンジン8の吸入負圧による発電可能量と、エンジン回転速度及びエンジン負荷との関係についてのマップであり、このマップによるとエンジン回転速度が高く、かつエンジン負荷が小さい時ほど発電可能量が大きくなっている。しかし従来のエンジンで負荷が小さい時は、スロットル開度を小さくしてエンジンへの吸気量を絞っていたので、スロットルより下流の圧力が低下してポンピングロスが発生していた。すなわち、本実施形態では、従来スロットル部分でポンピングロスとして損失していたエネルギーを発電機4aで回収しているわけである。
【0018】
発電機4aの発電効率について図3を参照して説明する。図3は発電効率と過給機4の回転速度との関係を示しており、回転速度が約1700rpm付近で発電効率が約60%まで急激に上昇しており、約1700〜2000rpm付近では発電効率約60%を保つ。それ以上の回転速度になると徐々に発電効率は低下して、過給機4の回転速度が約3500rpmでは約50%まで、約6000rpmでは約45%まで低下している。つまり、発電機4aの発電効率は過給機4の回転速度が高すぎても低すぎても悪化することがわかる。
【0019】
一方、過給機4は容積型過給機であるので、エンジン8の吸入空気量要求が大きい場合には回転速度も高くなり、過給機4の回転速度が発電機4aの発電効率の高い回転速度より高くなってしまうこともある。
【0020】
そこで、ECU9は上記のような場合にも過給機4の回転速度を発電効率の高い回転速度に維持しつつ、エンジン8の吸入空気量要求を満たす空気量を流すための制御を行う。具体的には、バイパス弁6の開度を変化させることによって過給機4を通過する空気量を制御し、これにより過給機4の回転速度を発電機4aの発電効率の良い範囲に維持する。このとき、スロットルバルブ7の開度は基本的にはアクセル開度に応じて制御し、後述する条件ではバイパス弁6の開度変化も加味して制御される。ここで図4にECU9が行うバイパス弁6の開度制御のフローチャートを示す。
【0021】
ステップS100では、回転センサー10によって検出される過給機4の回転速度Nsを読込む。
【0022】
ステップS101ではステップS100で読込んだ過給機4の回転速度Nsと予め設けた上限値との比較を行い、回転速度Nsが上限値よりも大きい場合はステップS108へ進み、上限値以下の場合はステップS102に進む。
【0023】
ステップS102では過給機4の回転速度と予め設けた下限値との比較を行い、過給機4の回転速度Nsが下限値よりも小さい場合には処理を終了してステップS100に戻る。
【0024】
なお、ここで用いる上限値は、前述した図3のように発電効率と過給機4の回転速度との関係を求めておき、この結果から、発電効率の高い回転数として適当な値、例えば2700rpmに定める。下限値も同様に図3から発電効率の高い範囲の下限値として適当な値、例えば1700rpmに設定する。つまり、過給機4の回転速度が上限値と下限値の間である場合には、バイパス弁6の開度は変化させない。
【0025】
ステップS108では過給機4の回転速度Nsが上昇中であるか否かの判定を行い、上昇中である場合は、ステップS112に進みバイパス弁6の開度を一定時間当たり予め定めた所定値(1)の割合で大きくする。過給機4の回転速度Nsが上昇中でない場合にはステップS109に進み、バイパス弁6の開度を一定時間あたり予め定めた所定値(2)の割合で大きくする。
【0026】
ステップS109またはS112でバイパス弁6の開度を大きくしたら、ステップS110に進み、バイパス弁6を開いたことによって増加した通過空気量を算出してステップS111に進む。通過空気量の増加分の算出方法としては、例えば、バイパス通路3に流量計を設けてバイパス通路3を通過する空気量を検出し、また、発電機4aの回転速度の変化から過給機4を通過する空気量を検出し、前記2つの検出値を用いてバイパス弁6の開度変化前後の差を算出する方法がある。
【0027】
ステップS111ではステップS110で算出した通過空気量の増加分を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を小さくする。これにより、バイパス弁6の開度を増したことでバイパス弁6を通過する空気量が増加して、過給機4およびバイパス通路3を通過する空気量の合計がエンジン8の吸入空気量要求に対して過剰となった場合にも、エンジン8には要求通りの空気量を供給することができる。
【0028】
所定値(1)および所定値(2)は前述したとおり一定時間あたりのバイパス弁6の開度変化率であり、数値が大きいほどバイパス弁6を通過する空気量の増加も大きくなるので発電機4aの回転速度Nsの変化率も大きくなる。具体的な数値は、過給機4の回転速度Nsとバイパス弁6の開度とエンジン8の吸入空気量との関係を実験等により予め求めることによって決定する。なお、所定値(1)は所定値(2)より大きく設定する。これは、過給機4の回転速度Nsが上限値を超えて更に上昇中である場合は、上限値を超えてはいるものの上昇はしていない場合に比べてエンジン8の吸入空気量要求が大きく、回転速度Nsを下げた場合には、その分だけ多くの空気をバイパス弁6を通してエンジン8に供給する必要があるからである。
【0029】
次に、ステップS102で過給機4の回転速度Nsが下限値よりも小さく、ステップS103に進んだ場合には、回転速度Nsが下降中であるか否かの判定を行う。
【0030】
下降中である場合にはステップS107に進み、バイパス弁6の開度を時間当たり前記所定値(1)の割合で小さくする。
【0031】
下降中でない場合にはステップS104に進み、バイパス弁6の開度を時間当たり前記所定値(2)の割合で小さくする。
【0032】
バイパス弁6を閉じる割合をステップS105で所定値(1)、ステップS104で所定値(2)を選択したのは、過給機4の回転速度Nsが下限値を超えてさらに下降中の場合は、下限値より小さいものの下降はしていない場合に比べてエンジン8の吸入空気量要求は小さいので、過給機4を回転させる為にはバイパス弁6の開度をより小さくして過給機4を通過する空気量を増加させる必要があるからである。
【0033】
ステップS104またはS107でバイパス弁6の開度を小さくしたら、ステップS105でバイパス弁6の開度を小さくすることによって減少する通過空気量を算出する。算出方法は、前述したステップS110と同様の方法を用いることができる。
【0034】
ステップS106ではステップS105で算出した通過空気量の減少分を打ち消すだけスロットルバルブ7の開度を大きくする。これにより、バイパス弁6の開度を小さくすることでバイパス弁6を通過する空気量が減少しても、エンジン8には要求通りの空気量が供給される。
【0035】
上記のフローチャートに従って制御を実行した場合のタイムチャートを図5に示す。図5の上段は過給機4の回転速度Nsの変化、中段はバイパス弁6の開度の変化、下段はスロットルバルブ7の開度の変化を表している。
【0036】
t0において、バイパス弁6が全閉状態で過給機4が回転を開始し、t1で回転速度Nsが下限値に達するまでの間は、ステップS100からステップS101、S102を繰り返すのみで、バイパス弁6の開度は全閉のままであり、したがってスロットルバルブ7の開度も変化しない。
【0037】
t1〜t2間は、ステップS102からステップS103、S104へと進むが、バイパス弁6は全閉であるので、それ以上閉じることはなく全閉のままであり、したがってスロットルバルブ7の開度も変化しない。
【0038】
t2で回転速度Nsは上限値を超えて、その後も上昇し続けるので、ステップS101からステップS106、S108と進みバイパス弁6を一定時間当たり所定値(1)の割合で開弁し、これにより過給機4の回転速度Nsの上昇速度は低下する。このとき、バイパス弁6の開度増加によってバイパス通路3の通過空気量が増加するので、エンジン8への供給空気量を吸入空気量要求に保つため、増加した空気量を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を減少させる。これをt3で回転速度Nsが下降に転ずるまで繰り返す。
【0039】
t3で回転速度Nsが下降し始めたら、ステップS106からステップS107に進み、一定時間当り所定値(2)の割合でバイパス弁6を開弁する。ここでも、バイパス弁6の開度増加によるバイパス通路3通過空気量の増加を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を減少させる。これを過給機4の回転速度Nsが上限値まで降下するt4まで繰り返す。
【0040】
t4〜t5間は、過給機4の回転速度Nsが上限値と下限値の間、つまり発電効率が高い範囲内にあるのでバイパス弁6の開度はそのままである。したがってスロットルバルブ7の開度も変化させない。
【0041】
t5で過給機4の回転速度Nsが下限値まで降下し、その後もさらに降下し続けるのでステップS102からS103、S105と進み、バイパス弁6を一定時間当り所定値(1)の割合で閉弁し、回転速度Nsの降下速度を低下させる。
【0042】
このとき、バイパス弁6の開度減少によりバイパス通路3の通過空気量が減少するので、通過空気量の減少分を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を増加させてエンジン8に要求通りの空気量を供給する。
【0043】
t6で過給機4の回転速度Nsの降下は止まり、上昇に転ずる。したがってステップS102からS103、S104へと進み、下限値に達するt7までバイパス弁6の開度を一定時間当り所定値(2)の割合で閉弁する。ここでもバイパス通路3の通過空気量の減少分を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を増加させてエンジン8に要求通りの空気量を供給する。
【0044】
t7以降は上記制御の繰り返しである。
【0045】
以上により、過給機4の回転速度Nsが発電機4aの発電効率が高い回転域から外れた場合には、ECU9がバイパス弁6の開度を調節、例えば発電機4aの回転数が過剰に高くなった場合にはバイパス弁6の開度を大きくし、逆に過剰に低くなった時はバイパス弁6の開度を小さくすることによって過給機4の回転速度を発電効率の高い領域に戻すので、発電機4の発電効率が高い状態を維持することが可能である。また、過給機4の回転速度およびバイパス弁6の開度が変化することによって、過給機側吸気通路2およびバイパス通路3を通過する空気量の合計が変化しても、それに応じてスロットルバルブ7の開度を変化させるので、エンジン8には吸入空気量要求通りの空気量を供給することが可能である。すなわち、発電要求とエンジンの吸入空気量要求とを同時に満足することが可能である。
【0046】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成を表す図である。
【図2】電動機の回転速度、エンジン負荷に対する発電可能量のマップである。
【図3】過給機の回転速度と発電効率との関係を表す図である。
【図4】本実施形態の制御フローチャートである。
【図5】本実施形態の制御を実行した場合の、バイパス弁開度、スロットル開度、過給機の回転速度のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 吸気通路
2 過給機側吸気通路
3 バイパス通路
4 過給機
4a 発電機
5 シャフト
6 バイパス弁
7 スロットルバルブ
8 エンジン
9 エンジンコントロールユニット(ECU)
10 回転センサー
11 分岐部
12 合流部
13 アクセル開度センサー
14 エンジン回転速度センサー
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気通路中に設けた容積型過給機によって駆動され、前記容積型過給機の回転エネルギーを回収する発電機の発電量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのエネルギー効率を上げる為に、容積型過給機を吸気通路中に設け、エンジンの吸入負圧によって前記容積型過給機のコンプレッサーを回転させることによって前記発電機を駆動してエネルギーを回収する技術が特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−357127号公報
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のシステムは、吸気通路が1本のみであり、この唯一の吸気通路中に容積型過給機を配置しているため、エンジンの吸入空気量要求は容積型過給機の回転数によって定まる。一方、容積型過給機によって駆動される発電機に要求される発電量は、その時の電力消費量と電気蓄積可能量により決定される。
【0005】
上記の吸入空気量要求と発電要求とを同時に満足することは、例えば船舶用エンジンのようにほぼ一定の運転条件では可能であるが、自動車等のように運転状態が常に変化する場合には困難であった。
【0006】
そこで、本発明では常に運転状態が変化する場合においても吸入空気量要求と発電要求とを同時に満足するシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の発電量制御装置は、吸気通路中に配置される容積型過給機と、前記容積型過給機によって駆動される発電機と、前記吸気通路の前記容積型過給機の上流と下流とをバイパスするバイパス通路と、前記バイパス通路の連通を開閉可能なバイパス弁と、前記容積型過給機の回転速度を検知する手段と、前記容積型過給機の回転速度が、前記発電機の発電効率が低下する高回転速度になった場合に前記バイパス弁を開くバイパス弁制御手段と、を設ける。
【0008】
【作用・効果】
本発明によれば、発電機の回転速度が、発電効率が低下する高回転速度になった場合にはバイパス弁を開くことによって発電機の回転速度を発電効率の高い回転速度まで下げるので、発電機の回転速度は発電効率の高い速度に維持されて発電要求は満足され、このときエンジンの吸入空気量要求は開度を増したバイパス通路を通過した空気によって満足される。
【0009】
すなわち、発電機の発電要求とエンジンの吸入空気量要求とを同時に満足することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は本実施形態のシステム構成を表した図である。8はエンジンであり、エンジン8の吸気通路1は分岐部11で2つに分岐しており、一方を吸気通路2、他方をバイパス通路3とする。
【0012】
吸気通路2には容積型の過給機4が配置され、過給機4にはシャフト5を介して発電機4aが接続され、シャフト5の近傍にはシャフト5の回転数を検出する回転センサー10が設けられている。発電機4aは従来のオルタネータと同様のもので、車両の電気負荷状態とバッテリの状態に応じて発電のコントロールを発電機4a自身で行っている。
【0013】
前記発電機4aの発電の原理は以下のとおりである。エンジン8が吸気行程において吸入負圧を発生すると、容積型の過給機4は負圧に引かれて回転する。このときシャフト5を介して過給機4に接続された発電機4aも回転するので発電が行われる。
【0014】
バイパス通路3にはバイパス弁6が開閉可能に設けられており、全閉状態ではバイパス通路3の連通は遮断される。
【0015】
過給機4下流の吸気通路2bとバイパス弁6下流のバイパス通路3bは合流部12で合流している。合流部12下流にはスロットルバルブ7が設けられている。
【0016】
上記バイパス弁6、スロットルバルブ7の動きは後述するように過給機4の回転センサー10の検出値、アクセル開度センサー13とエンジン回転数センサー14の検出値に基づくエンジン8の吸入空気量要求等に応じてエンジンコントロールユニット(ECU)9によって制御される。
【0017】
ここで、前述したエンジン8の吸入負圧による発電可能量について図2を参照して説明する。図2はエンジン8の吸入負圧による発電可能量と、エンジン回転速度及びエンジン負荷との関係についてのマップであり、このマップによるとエンジン回転速度が高く、かつエンジン負荷が小さい時ほど発電可能量が大きくなっている。しかし従来のエンジンで負荷が小さい時は、スロットル開度を小さくしてエンジンへの吸気量を絞っていたので、スロットルより下流の圧力が低下してポンピングロスが発生していた。すなわち、本実施形態では、従来スロットル部分でポンピングロスとして損失していたエネルギーを発電機4aで回収しているわけである。
【0018】
発電機4aの発電効率について図3を参照して説明する。図3は発電効率と過給機4の回転速度との関係を示しており、回転速度が約1700rpm付近で発電効率が約60%まで急激に上昇しており、約1700〜2000rpm付近では発電効率約60%を保つ。それ以上の回転速度になると徐々に発電効率は低下して、過給機4の回転速度が約3500rpmでは約50%まで、約6000rpmでは約45%まで低下している。つまり、発電機4aの発電効率は過給機4の回転速度が高すぎても低すぎても悪化することがわかる。
【0019】
一方、過給機4は容積型過給機であるので、エンジン8の吸入空気量要求が大きい場合には回転速度も高くなり、過給機4の回転速度が発電機4aの発電効率の高い回転速度より高くなってしまうこともある。
【0020】
そこで、ECU9は上記のような場合にも過給機4の回転速度を発電効率の高い回転速度に維持しつつ、エンジン8の吸入空気量要求を満たす空気量を流すための制御を行う。具体的には、バイパス弁6の開度を変化させることによって過給機4を通過する空気量を制御し、これにより過給機4の回転速度を発電機4aの発電効率の良い範囲に維持する。このとき、スロットルバルブ7の開度は基本的にはアクセル開度に応じて制御し、後述する条件ではバイパス弁6の開度変化も加味して制御される。ここで図4にECU9が行うバイパス弁6の開度制御のフローチャートを示す。
【0021】
ステップS100では、回転センサー10によって検出される過給機4の回転速度Nsを読込む。
【0022】
ステップS101ではステップS100で読込んだ過給機4の回転速度Nsと予め設けた上限値との比較を行い、回転速度Nsが上限値よりも大きい場合はステップS108へ進み、上限値以下の場合はステップS102に進む。
【0023】
ステップS102では過給機4の回転速度と予め設けた下限値との比較を行い、過給機4の回転速度Nsが下限値よりも小さい場合には処理を終了してステップS100に戻る。
【0024】
なお、ここで用いる上限値は、前述した図3のように発電効率と過給機4の回転速度との関係を求めておき、この結果から、発電効率の高い回転数として適当な値、例えば2700rpmに定める。下限値も同様に図3から発電効率の高い範囲の下限値として適当な値、例えば1700rpmに設定する。つまり、過給機4の回転速度が上限値と下限値の間である場合には、バイパス弁6の開度は変化させない。
【0025】
ステップS108では過給機4の回転速度Nsが上昇中であるか否かの判定を行い、上昇中である場合は、ステップS112に進みバイパス弁6の開度を一定時間当たり予め定めた所定値(1)の割合で大きくする。過給機4の回転速度Nsが上昇中でない場合にはステップS109に進み、バイパス弁6の開度を一定時間あたり予め定めた所定値(2)の割合で大きくする。
【0026】
ステップS109またはS112でバイパス弁6の開度を大きくしたら、ステップS110に進み、バイパス弁6を開いたことによって増加した通過空気量を算出してステップS111に進む。通過空気量の増加分の算出方法としては、例えば、バイパス通路3に流量計を設けてバイパス通路3を通過する空気量を検出し、また、発電機4aの回転速度の変化から過給機4を通過する空気量を検出し、前記2つの検出値を用いてバイパス弁6の開度変化前後の差を算出する方法がある。
【0027】
ステップS111ではステップS110で算出した通過空気量の増加分を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を小さくする。これにより、バイパス弁6の開度を増したことでバイパス弁6を通過する空気量が増加して、過給機4およびバイパス通路3を通過する空気量の合計がエンジン8の吸入空気量要求に対して過剰となった場合にも、エンジン8には要求通りの空気量を供給することができる。
【0028】
所定値(1)および所定値(2)は前述したとおり一定時間あたりのバイパス弁6の開度変化率であり、数値が大きいほどバイパス弁6を通過する空気量の増加も大きくなるので発電機4aの回転速度Nsの変化率も大きくなる。具体的な数値は、過給機4の回転速度Nsとバイパス弁6の開度とエンジン8の吸入空気量との関係を実験等により予め求めることによって決定する。なお、所定値(1)は所定値(2)より大きく設定する。これは、過給機4の回転速度Nsが上限値を超えて更に上昇中である場合は、上限値を超えてはいるものの上昇はしていない場合に比べてエンジン8の吸入空気量要求が大きく、回転速度Nsを下げた場合には、その分だけ多くの空気をバイパス弁6を通してエンジン8に供給する必要があるからである。
【0029】
次に、ステップS102で過給機4の回転速度Nsが下限値よりも小さく、ステップS103に進んだ場合には、回転速度Nsが下降中であるか否かの判定を行う。
【0030】
下降中である場合にはステップS107に進み、バイパス弁6の開度を時間当たり前記所定値(1)の割合で小さくする。
【0031】
下降中でない場合にはステップS104に進み、バイパス弁6の開度を時間当たり前記所定値(2)の割合で小さくする。
【0032】
バイパス弁6を閉じる割合をステップS105で所定値(1)、ステップS104で所定値(2)を選択したのは、過給機4の回転速度Nsが下限値を超えてさらに下降中の場合は、下限値より小さいものの下降はしていない場合に比べてエンジン8の吸入空気量要求は小さいので、過給機4を回転させる為にはバイパス弁6の開度をより小さくして過給機4を通過する空気量を増加させる必要があるからである。
【0033】
ステップS104またはS107でバイパス弁6の開度を小さくしたら、ステップS105でバイパス弁6の開度を小さくすることによって減少する通過空気量を算出する。算出方法は、前述したステップS110と同様の方法を用いることができる。
【0034】
ステップS106ではステップS105で算出した通過空気量の減少分を打ち消すだけスロットルバルブ7の開度を大きくする。これにより、バイパス弁6の開度を小さくすることでバイパス弁6を通過する空気量が減少しても、エンジン8には要求通りの空気量が供給される。
【0035】
上記のフローチャートに従って制御を実行した場合のタイムチャートを図5に示す。図5の上段は過給機4の回転速度Nsの変化、中段はバイパス弁6の開度の変化、下段はスロットルバルブ7の開度の変化を表している。
【0036】
t0において、バイパス弁6が全閉状態で過給機4が回転を開始し、t1で回転速度Nsが下限値に達するまでの間は、ステップS100からステップS101、S102を繰り返すのみで、バイパス弁6の開度は全閉のままであり、したがってスロットルバルブ7の開度も変化しない。
【0037】
t1〜t2間は、ステップS102からステップS103、S104へと進むが、バイパス弁6は全閉であるので、それ以上閉じることはなく全閉のままであり、したがってスロットルバルブ7の開度も変化しない。
【0038】
t2で回転速度Nsは上限値を超えて、その後も上昇し続けるので、ステップS101からステップS106、S108と進みバイパス弁6を一定時間当たり所定値(1)の割合で開弁し、これにより過給機4の回転速度Nsの上昇速度は低下する。このとき、バイパス弁6の開度増加によってバイパス通路3の通過空気量が増加するので、エンジン8への供給空気量を吸入空気量要求に保つため、増加した空気量を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を減少させる。これをt3で回転速度Nsが下降に転ずるまで繰り返す。
【0039】
t3で回転速度Nsが下降し始めたら、ステップS106からステップS107に進み、一定時間当り所定値(2)の割合でバイパス弁6を開弁する。ここでも、バイパス弁6の開度増加によるバイパス通路3通過空気量の増加を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を減少させる。これを過給機4の回転速度Nsが上限値まで降下するt4まで繰り返す。
【0040】
t4〜t5間は、過給機4の回転速度Nsが上限値と下限値の間、つまり発電効率が高い範囲内にあるのでバイパス弁6の開度はそのままである。したがってスロットルバルブ7の開度も変化させない。
【0041】
t5で過給機4の回転速度Nsが下限値まで降下し、その後もさらに降下し続けるのでステップS102からS103、S105と進み、バイパス弁6を一定時間当り所定値(1)の割合で閉弁し、回転速度Nsの降下速度を低下させる。
【0042】
このとき、バイパス弁6の開度減少によりバイパス通路3の通過空気量が減少するので、通過空気量の減少分を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を増加させてエンジン8に要求通りの空気量を供給する。
【0043】
t6で過給機4の回転速度Nsの降下は止まり、上昇に転ずる。したがってステップS102からS103、S104へと進み、下限値に達するt7までバイパス弁6の開度を一定時間当り所定値(2)の割合で閉弁する。ここでもバイパス通路3の通過空気量の減少分を打ち消す分だけスロットルバルブ7の開度を増加させてエンジン8に要求通りの空気量を供給する。
【0044】
t7以降は上記制御の繰り返しである。
【0045】
以上により、過給機4の回転速度Nsが発電機4aの発電効率が高い回転域から外れた場合には、ECU9がバイパス弁6の開度を調節、例えば発電機4aの回転数が過剰に高くなった場合にはバイパス弁6の開度を大きくし、逆に過剰に低くなった時はバイパス弁6の開度を小さくすることによって過給機4の回転速度を発電効率の高い領域に戻すので、発電機4の発電効率が高い状態を維持することが可能である。また、過給機4の回転速度およびバイパス弁6の開度が変化することによって、過給機側吸気通路2およびバイパス通路3を通過する空気量の合計が変化しても、それに応じてスロットルバルブ7の開度を変化させるので、エンジン8には吸入空気量要求通りの空気量を供給することが可能である。すなわち、発電要求とエンジンの吸入空気量要求とを同時に満足することが可能である。
【0046】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成を表す図である。
【図2】電動機の回転速度、エンジン負荷に対する発電可能量のマップである。
【図3】過給機の回転速度と発電効率との関係を表す図である。
【図4】本実施形態の制御フローチャートである。
【図5】本実施形態の制御を実行した場合の、バイパス弁開度、スロットル開度、過給機の回転速度のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 吸気通路
2 過給機側吸気通路
3 バイパス通路
4 過給機
4a 発電機
5 シャフト
6 バイパス弁
7 スロットルバルブ
8 エンジン
9 エンジンコントロールユニット(ECU)
10 回転センサー
11 分岐部
12 合流部
13 アクセル開度センサー
14 エンジン回転速度センサー
Claims (4)
- 吸気通路中に配置される容積型過給機と、
前記容積型過給機によって駆動される発電機と、
前記吸気通路の前記容積型過給機の上流と下流とをバイパスするバイパス通路と、
前記バイパス通路の連通を開閉可能なバイパス弁と、
前記容積型過給機の回転速度を検知する手段と、
前記容積型過給機の回転速度が、前記発電機の発電効率が低下する高回転速度になった場合に前記バイパス弁を開くバイパス弁制御手段と、を設けたことを特徴とする内燃機関の発電量制御装置。 - 前記バイパス弁制御手段は、前記容積型過給機の回転速度が、前記発電機の発電効率が略最高となる回転速度になったときには前記バイパス弁を閉じる請求項1に記載の内燃機関の発電量制御装置。
- 前記発電機の発電効率が低下する高回転速度になった場合に前記バイパス弁を所定開度開くバイパス弁制御手段と、前記バイパス弁の開き量に基づく吸入空気増加量を演算する手段と、前記吸入空気増加量に応じて吸気通路を絞る吸気通路絞り手段と、を設ける請求項1または2に記載の内燃機関の発電量制御装置。
- 前記発電機の発電効率が略最高となる高回転速度になった場合に前記バイパス弁を所定開度閉じるバイパス弁制御手段と、前記バイパス弁の閉じ量に基づく吸入空気減少量を演算する手段と、前記吸入空気減少量に応じて吸気通路を開く吸気通路開き手段と、を設ける請求項2に記載の内燃機関の発電量制御装置。
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