JP2005188348A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸入負圧によって回転するローターから電力を回収する発電機を備えた内燃機関において、発電要求とエンジンの吸入空気量要求を同時に満足する。
【解決手段】吸気通路2に介装したローター4と、前記ローター4に接続され、前記ローター4が回転することによって発電する発電機4aと、前記発電機4aを迂回して吸気を流すバイパス通路3と、前記バイパス通路3に介装したバイパス弁6と、エンジン8の運転状態に応じた要求吸気量を算出する要求吸気量算出手段9と、前記ローター4の回転数を検知する手段10と、前記吸気通路2の、前記バイパス通路3以外の部分に介装した吸気絞り手段7と、機関の要求電気負荷を検知する手段16と、前記要求吸気量と前記要求電気負荷とに応じて、前記バイパス弁6および前記吸気絞り手段7の開度と前記発電機の発電量とを制御する制御手段9と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】吸気通路2に介装したローター4と、前記ローター4に接続され、前記ローター4が回転することによって発電する発電機4aと、前記発電機4aを迂回して吸気を流すバイパス通路3と、前記バイパス通路3に介装したバイパス弁6と、エンジン8の運転状態に応じた要求吸気量を算出する要求吸気量算出手段9と、前記ローター4の回転数を検知する手段10と、前記吸気通路2の、前記バイパス通路3以外の部分に介装した吸気絞り手段7と、機関の要求電気負荷を検知する手段16と、前記要求吸気量と前記要求電気負荷とに応じて、前記バイパス弁6および前記吸気絞り手段7の開度と前記発電機の発電量とを制御する制御手段9と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、吸入負圧を利用して発電を行う発電機を備える内燃機関の制御装置に関する。
従来からエンジン出力を上げる技術として、エンジン吸気通路に設けるエンジンや電動機により駆動される容積型過給機、いわゆるスーパーチャージャーが知られている。
特許文献1には、電動機および発電機に連結された容積型過給機を用いて、高負荷時には電動機により容積型過給機を駆動して過給を行い、低負荷時にはエンジンの吸入負圧によって回転する容積型過給機と連結された発電機によって発電を行う技術が開示されている。
特開2002-357127号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムはスロットルバルブを有さず、吸気量の制御も容積型過給機で行っている。これは船舶のようにエンジンがほぼ一定の条件で運転される場合においては有効な技術である。しかし自動車のようにエンジンの運転状況が常に変化する場合には制御が困難である。また、発電要求は、そのときの電力消費量と電気蓄積可能量で決定されている。
したがって、自動車用の過給装置として考えると、容積型過給機がスロットルバルブの機能を兼用する特許文献1のシステムでは、上記の発電要求と吸気量要求を同時に満足することは非常に困難である。
そこで、本発明では吸入負圧によって回転するローターから電力を回収するシステムにおいて、発電要求とエンジンの吸気量要求を同時に満足する内燃機関の制御装置の提供を目的とする。
本発明の内燃機関の制御装置は、吸気通路に介装したローターと、前記ローターに接続され、前記ローターが回転することによって発電する発電機と、前記発電機を迂回して吸気を流すバイパス通路と、前記バイパス通路に介装したバイパス弁と、エンジンの運転状態に応じた要求吸気量を算出する要求吸気量算出手段と、前記発電機の回転数を検知する手段と、前記吸気通路の、前記バイパス通路以外のいずれかの場所に介装した吸気絞り手段と、機関の要求電気負荷を検知する手段と、前記要求吸気量と前記要求電気負荷とに応じて、前記バイパス弁および前記吸気絞り手段の開度を制御する制御手段と、を備える。
本発明によればエンジンの要求吸気量と車両の電気負荷とに応じて、バイパス弁と吸気絞り手段の開度を制御し、例えば電気負荷が大きく、要求吸気量が少ない場合には、バイパス弁を閉弁して全ての吸入空気がローターを通過するようにして発電量を確保し、エンジンへ供給する吸気量は吸気絞り手段の開度を絞ることで調節する。また、電気負荷が小さく要求吸気量が多い時はバイパス弁を開いてバイパス通路からエンジンへ空気を供給する。
したがって、さまざまに変化する自動車の運転状況に対応し、その時点での車両の発電要求とエンジンの要求吸気量とを同時に満足することが可能となる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態のシステム構成を表した図である。8はエンジンであり、エンジン8の吸気通路1は分岐部11で2つに分岐しており、一方を吸気通路2、他方をバイパス通路3とする。吸気通路2には容積型過給機のブロワー部分と同様の構造のローター4が配置される。
ローター4はシャフト5を介して発電機4aと接続され、シャフト5の近傍にはシャフト5の回転数を検出する回転数センサー(ローターの回転速度検出手段)10が設けられている。
バイパス通路3にはバイパス弁6が設けられている。バイパス弁6は閉弁時にはバイパス通路3の連通を遮断する。
ローター4下流の吸気通路2bとバイパス弁6下流のバイパス通路3bは合流部12で合流している。合流部12下流には吸気絞り手段としてのスロットルバルブ7が設けられている。
エンジン8の要求吸気量Qaは、回転数センサー10の検出値およびアクセル開度センサー13とエンジン回転数センサー14の検出値に基づいてコントロールユニット(ECU)9によって算出される(要求吸気量算出手段)。
上記バイパス弁6、スロットルバルブ7は共に図示しないアクチュエータにより駆動され、その関係は、ECU9によって、エンジン8の要求空気量Qaに応じて、後述するように制御される。前記ローター4はエンジン8が高負荷運転時等、過給が要求されるときに、発電機4aによって駆動され過給を行うが、エンジン8が低中負荷運転時等、非過給時には発電を行う。発電の原理は以下のとおりである。エンジン8が吸気行程において吸入負圧を発生すると、ローター4は負圧に引かれて回転する。このときローター4に連結され回転する発電機4aで発電を行ない、発電した電力はバッテリ15に蓄えられる。
これにより従来のガソリンエンジン等が空気流量制御を行うスロットル部で損失しているエネルギー(ポンピングロス)を回収することが可能となる。
なお、発電機4aは従来のオルタネータと同様のもので、電気負荷スイッチ16によって検出するヘッドライト、デフォッガ等の使用による車両の電気負荷状態(以下、要求電気負荷Iという)に応じて、その発電量をコントロールしている。
また、ECU9は加速時等のエンジン8が高負荷運転時には、発電機4aに電力を供給してローター4を駆動して過給を行う。過給を行うか否かの判定は、例えばアクセル開度に予めしきい値を設け、このしきい値を超えた場合には車両が加速要求をしていると判定する。加速要求を検出した場合には、スロットルバルブ7を全開にして、発電機4aによってローター4を駆動し、ローター4による過給開始後にバイパス弁6を閉じる。
次にECU9が行う制御について図2、図3に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
図2は過給を行うか否かの判定のフローチャートである。ステップS50でアクセル開度センサー13の検出値を読込み、ステップS51でこの検出値と予め設定した高負荷域に相当するしきい値とを比較する。
検出値の方が大きい場合はステップS52に進み、過給制御を選択し、検出値の方が小さい場合はステップS53に進み、非過給制御を選択する。
ローター4を駆動しての過給制御の場合は、ステップS54でバイパス弁6を閉じて空気がバイパス通路3を逆流することを防止して、ステップS55でエンジン8の加速、出力要求を満たすようにスロットルバルブ7を開く。
非過給制御の場合は図3のフローチャートに移行する。
図3は前述した非過給制御のフローチャートであり、エンジン8の出力要求が低い場合に、発電機4aにより発電を行ない、電気負荷に応じて、発電要求を満たすようにバイパス弁6、スロットルバルブ7の開度を制御する。
ステップS100でアクセル開度センサー13及びエンジン回転数センサー14の検出信号に基いてエンジン8の要求吸気量Qaを算出する。
ステップS101で、スロットルバルブ7の開度を要求吸気量Qaに応じた開度に設定する。
ステップS102では要求される電気負荷Iが予め定めた規定値(下限の規定値)I1以上であるか否かの判定を行ない、規定値I1より小さい場合はステップS110でバイパス弁6を全開して処理を終了する。この状態では要求発電量が非常に小さく、バイパス弁6を全開することでエンジン8の要求空気量はほぼ全量がバイパス通路3を通り、発電機4aは実質的に発電を行わない。
ステップS102で電気負荷Iが規定値I1以上であった場合には、ステップS103に進みバイパス弁6の開度を予め設定した所定量だけ絞る。これによりバイパス通路3を流れる空気量が減少し、その分ローター4を通過する空気が増加して発電量が増加する。
ステップS104では、図4に示すテーブルを用いてバイパス弁6の開度からバイパス通路3を通過する空気量(バイパス弁流量)Qbを算出する。なお、図4はバイパス弁開度とバイパス弁流量Qbとの関係を表すテーブルであり、バイパス弁流量Qbが増えるほどバイパス弁開度も大きくなっている。
ステップS105ではバイパス弁流量Qbとローター4を通過する空気量Qsから実際のエンジン吸気量Qarを算出する。
ここでローター4を通過する空気量Qsの算出方法について説明する。
エンジン8の吸入負圧によって回転するローター4の回転数を回転数センサー10によって検知して、ローター4を通過する空気量Qsを算出する。容積型のローター4は1回転あたり一定の容積の空気を上流から下流に圧送するので、回転数とローター4を通過する空気量Qsの関係は以下のような計算で求められる。
Qs=(係数)×(ローター4の回転数)
したがって、上記のように算出したローター4を通過する空気量QsとステップS104で算出したバイパス弁流量Qbとから、エンジン吸気量Qarは次式(1)のように表すことができる。
したがって、上記のように算出したローター4を通過する空気量QsとステップS104で算出したバイパス弁流量Qbとから、エンジン吸気量Qarは次式(1)のように表すことができる。
Qar=Qb+Qs ・・・(1)
ステップS106ではステップS100で算出した要求吸気量QaとステップS105で算出したエンジン吸気量Qarとの比較を行う。要求吸気量Qaがエンジン吸気量Qar以上である場合にはステップS107に進み、そうでない場合にはステップS103に戻り、実際のエンジン吸気量Qarを減少させる為にバイパス弁6の開度を絞る。
ステップS106ではステップS100で算出した要求吸気量QaとステップS105で算出したエンジン吸気量Qarとの比較を行う。要求吸気量Qaがエンジン吸気量Qar以上である場合にはステップS107に進み、そうでない場合にはステップS103に戻り、実際のエンジン吸気量Qarを減少させる為にバイパス弁6の開度を絞る。
ステップS107ではエンジン吸気量Qarを増加させて要求吸気量Qaと等しくするためにスロットルバルブ7を予め定めた所定量だけ開き、ステップS108に進んで再び要求吸気量Qaとエンジン吸気量Qarとの比較を行う。
ステップS108で要求吸気量Qaがエンジン吸気量Qar以上の場合にはステップS109に進み、そうでない場合にはステップS103に戻り、エンジン吸気量Qarが要求吸気量Qaと等しくなるようにバイパス弁6の開度を絞る。
ステップS109では電気負荷Iと規定値I1との比較を行う。発電負荷Iが規定値I1よりも小さい場合は発電する必要がなく、ステップS110でバイパス弁6を全開にして、実際のエンジン吸気量Qarの全量をバイパス通路3に流し、応答のよい吸入空気量制御を確保する。
要求される電気負荷Iが規定値I1以上である場合にはステップS111に進み、要求電気負荷Iと予め定めた規定値(上限の規定値で、高負荷域での設定値に相当する)I2との比較を行う。要求電気負荷Iが規定値I2よりも小さい場合にはステップS107に戻りエンジン吸気量Qarを増加させるためにスロットルバルブ7の開度を増加させる。要求される電気負荷Iが規定値I2以上の場合にはステップS112に進む。
ステップS112では、発電量を増加させるためにバイパス弁6を全閉にしてローター4を通過する空気量を増加させる。そしてステップS113に進み、要求吸気量Qaとエンジン吸気量Qarとの比較を行う。
要求吸気量Qaがエンジン吸気量Qar以上である場合にはステップS115に進み、エンジン吸気量Qarを増加させるためにスロットルバルブ7を予め定めた所定量だけ開いてステップS116に進み、ステップS116ではスロットルバルブ7が全開か否か判断し、全開でなければステップS117に進む。これに対し、スロットルバルブ7が全開していると判断されたときは、ステップS118に進んで、バイパス弁6を一定開度だけ開く。
エンジン吸気量Qarが要求吸気量Qaに達していないにもかかわらずスロットルバルブ7が全開すれば、それ以上、吸入空気量を増やすことはできない。そこで、このときにはバイパス弁6を開いて、ローター4を迂回して空気を流すことでエンジン8の要求吸気量に近づける。
ステップS113にてエンジン吸気量Qarが要求吸気量Qaより多いと判定された場合にはステップS114に進み、エンジン吸気量Qarが要求吸気量Qaとなるようにスロットルバルブ7を予め定めた所定量だけ絞り、さらに、ステップS119でバイパス弁6を全開にしてステップS117に進む。
ステップS117では要求電気負荷Iと規定値I2との比較を行う。要求電気負荷Iが規定値I2以上ならば、そのまま発電量を維持し、ステップS113に戻る。これに対して、要求電気負荷Iが規格値I2以下のときは、ステップS120に進み、要求電気負荷Iを規格値I1と比較し、規格値I1以上ならば発電要求があるため、ステップS103に戻る。しかし、規格値I1以下ならば発電要求がないのでステップS121でバイパス弁6を全開にして処理を終了する。
上記の制御は以下のようにまとめることができる。
発電要求が低い場合(規定値I1≦要求電気負荷I≦規定値I2)には、バイパス弁6とスロットルバルブ7の開度によりエンジン吸気量Qarを調整して発電を行う。
発電要求が高い場合(規定値I2≦要求電気負荷I)には、バイパス弁6を全閉とし、スロットルバルブ7の開度のみでエンジン吸気量Qarを調整し、発電を行う。ただし、スロットルバルブ7が全開になってもエンジン吸気量Qarが要求吸気量Qaよりも少ない場合にはバイパス弁6を開いてエンジン吸気量Qarを調整する。
また、要求電気負荷Iが規定値I1より小さいときは、バイパス弁6を全開して、発電は実質的に停止する。
次に上記制御を行なった場合の各制御量の変化を図4のタイムチャートを参照して説明する。
t0で要求電気負荷Iが増加して規定値I1以上I2以下になると、バイパス弁6の開度を絞りローター4を通過する空気量Qsを増加させることによってローター4の回転数を高めて発電量を増加させている。このとき、バイパス弁6の開度を絞ることでエンジン吸気量Qarは減少するが、スロットルバルブ7の開度を増すことで補っている。
t1では電気負荷Iが増加して上限の規定値I2を超えている。このため発電電流はt1で瞬間的に増加し、その後も要求電気負荷Iを満足するまで徐々に増加する。また、要求電気負荷Iが増大することによって、ローター4は発電負荷トルクが増大して回転速度が低下するので、ローター4を通過する空気量Qsも同様に減少する。
そこで、発電電流の増加に対応するために、バイパス弁6の開度を絞り、ローター4に多くの空気を通過させることでローター4の回転速度を増加させている。しかし、t2でスロットルバルブ7が全開になると、エンジン吸気量Qar確保の為にバイパス弁6を開く。これによりローター4を通過する空気量が減少するのでローター4の回転数は下がり、ローター4を通過する空気量Qsが減少する。
t3で電気負荷Iが減少して規定値I1≦I≦I2になると、発電量を減少させる為バイパス弁6の開度は増加し、これによりバイパス通路3を通過する空気量が増加するのでスロットルバルブ7の開度を絞りエンジン吸気量Qarを調整する。
t4で電気負荷Iが規定値I1小さくなった場合も、t3での動作と同様にバイパス弁6の開度は増し、スロットルバルブ7の開度は絞る。
以上により、本実施形態ではローター4に過給が要求されない低中負荷域など、非過給時に、車両の発電要求(電気負荷)に応じて、バイパス通路3に設けたバイパス弁6の開度とスロットルバルブ7の開度とを制御することでエンジン8の要求空気量Qaを確保しつつ発電機4aによる発電を行うので、さまざまに変化するエンジン運転要求に対応し、その時点での発電要求とエンジンの吸入空気要求を同時に満たすことが可能となる。
発電要求の低い時は、バイパス弁6の開度を絞りつつ、スロットル弁7開度を調整して発電するので、必要量の発電を行える。
エンジン8に過給が要求されていない低中負荷時において、発電要求の高い時は、バイパス弁6を全閉して、発電機4aに全ての吸入空気を通過させて発電するので、エンジン8のポンピングロスに相当する分のエネルギーを回生して要求電力を確保することが可能である。
発電要求が高い時でも、スロットルバルブ7が全開に達しているときなど、吸入空気量が不足する時は、バイパス弁6を少し開いて吸気量を確保するので、吸気不足を起こすことなく発電することが可能である。
また、本実施形態では、低中負荷過給機通過空気量Qsを、回転数センサー10で検知したローター4の回転速度から算出するので、吸気通路2内に吸気流量測定用の機器を設ける必要がなく、吸気抵抗を小さくできる。
エンジン8に過給が要求される高負荷時は、ローター4により過給を行うので、高出力を得ることが可能である。
本実施形態ではスロットルバルブ7を用いて吸気量を調節したが、吸気バルブのリフト量を可変にすることによって吸気量を制御する手段としてもよい。
なお、本実施形態では車両の加速要求時には発電機4aによりローター4を駆動して過給を行っているが、過給を行わずに、常に非過給時と同様の制御を行ってもよい。
また、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
本発明は、内燃機関の発電制御装置に適用することができる。
2 吸気通路
3 バイパス通路
4 ローター
4a 発電機
5 シャフト
6 バイパス弁
7 スロットルバルブ
8 エンジン
9 コントロールユニット(ECU)
10 回転数センサー
11 分岐部
12 合流部
13 アクセル開度センサー
14 エンジン回転数センサー
15 バッテリ
16 電気負荷スイッチ
3 バイパス通路
4 ローター
4a 発電機
5 シャフト
6 バイパス弁
7 スロットルバルブ
8 エンジン
9 コントロールユニット(ECU)
10 回転数センサー
11 分岐部
12 合流部
13 アクセル開度センサー
14 エンジン回転数センサー
15 バッテリ
16 電気負荷スイッチ
Claims (8)
- 吸気通路に介装したローターと、
前記ローターに接続され、前記ローターが回転することによって発電する発電機と、
前記発電機を迂回して吸気を流すバイパス通路と、
前記バイパス通路に介装したバイパス弁と、
エンジンの運転状態に応じた要求吸気量を算出する要求吸気量算出手段と、
前記ローターの回転数を検知する手段と、
前記吸気通路の、前記バイパス通路以外の部分に介装した吸気絞り手段と、
車両の要求電気負荷を検知する手段と、
前記要求吸気量と前記要求電気負荷とに応じて、前記バイパス弁および前記吸気絞り手段の開度を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記発電機は、車両の加速要求時には前記ローターを駆動させて過給を行なう請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記要求電気負荷が設定値より大きいときは、前記バイパス弁を絞り、かつ前記バイパス弁開度と前記過給機回転数とから推定したエンジン吸気量が、前記要求吸気量となるように前記バイパス弁の開度とスロットルバルブの開度とを制御する請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記推定した実際のエンジン吸気量が前記要求吸気量より多いときは、前記バイパス弁を絞る請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記推定した実際のエンジン吸気量が前記要求吸気量より少ないときは、要求電気負荷を確保しつつ前記要求吸気量を満足するように前記吸気絞り手段を開く請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記要求電気負荷が設定値より大きいときは、前記バイパス弁を全閉とし、かつ前記推定したエンジン吸気量が、前記要求吸気量となるように前記吸気絞り手段の開度を制御する請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記推定した実際のエンジン吸気量が、前記吸気絞り手段を全開にしても前記要求吸気量に達していないときは、前記要求吸気量となるように前記バイパス弁を開く請求項6に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記要求電気負荷が実質的に無いときは前記バイパス弁を全開とする請求項6に記載の内燃機関の制御装置。
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- 2003-12-25 JP JP2003429079A patent/JP2005188348A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |