JP2004108152A - 過給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボ過給機と電動過給機を備え、加速初期の良好な過給特性を維持しつつ、電動過給機、バッテリの過負荷状態からの保護を図るよう制御される過給装置を提供する。
【解決手段】エンジン11の排気ガスにより駆動されるターボ過給機3と、ターボ過給機3の下流の吸気通路8に設けられ、電動機4bによって駆動される電動過給機4と、電動過給機4を迂回して電動過給機4の上流と下流の吸気通路8および9をつなぐバイパス通路10と、前記バイパス通路10を開閉するバイパス弁6aと、車両の加速要求を検出する手段16と、前記加速要求を検出したときに前記バイパス弁6aと関連づけながら電動過給機4による過給を行い、ターボ過給機3が過給を行えるようになったら電動過給機4を停止させる一方、電動過給機4の連続稼動に対する制限を設定し、制限に達したら稼動を制約する制御手段とを備えることとする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ過給機と電動過給機を有する過給装置に関し、特に電動過給機の連続運転の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
ターボ過給機のタイムラグを補うために、ターボ過給機の下流にエンジンで駆動される機械式過給機を備えているものがある(特許文献1参照)。
【0003】
また、機械式過給機の代わりに電動式過給機を備えたものが知られている(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第2816381号公報
【特許文献2】
特開2001−280145号公報
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1の機械式過給機では、エンジン回転速度が低い領域では十分な過給効果が得られない。これに対して特許文献2の電動式過給機では、エンジン回転速度にかかわらず所定の過給効果が得られるメリットがある。
【0006】
しかし、電動式過給機は大きな電力を必要とし、運転条件によってはバッテリに過大な負担がかかるだけでなく、過給機を駆動する電動機の劣化も問題となるが、過給特性とこれらの調和を図ったものはなかった。
【0007】
本発明は、ターボ過給機と電動過給機を備えた過給装置であって、加速初期の良好な過給特性を維持しつつ、電動過給機、バッテリの過負荷状態からの保護を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の過給装置は、エンジンの排気ガスにより駆動されるターボ過給機と、前記ターボ過給機の下流の吸気通路に設けられ、電動機によって駆動される電動過給機と、前記電動過給機を迂回して前記電動過給機の上流と下流の吸気通路をつなぐバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉するバイパス弁と、車両の加速要求を検出する手段と、前記加速要求を検出したときに前記バイパス弁と関連づけながら電動過給機による過給を行い、ターボ過給機が過給を行えるようになったら電動過給機を停止させる一方、電動過給機の連続稼動に対する制限を設定し、制限に達したら稼動を制約する制御手段とを備えることとする。
【0009】
【作用・効果】
本発明によれば、加速時にターボ過給が十分に行われるまでは電動過給機により応答のよい過給を行う一方で、電動過給機を連続稼動できる条件を定めて、それを満たさなくなった場合には、たとえ加速中であっても前記電動過給機を停止、または駆動力を低下させるので、バッテリの早期劣化や電動機の劣化および故障を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
第一実施形態の構成を図1に示す。
【0012】
図1は車両に搭載した本発明のシステムを示す図であり、11はエンジン、3はエンジン11の排気ガスによって駆動するターボ過給機である。
【0013】
ターボ過給機3の上流の吸気通路7にはエアクリーナ1とエアクリーナ1から吸入した吸気量Qaを計測するエアフロメータ(AFM)2を設置する。
【0014】
ターボ過給機3の下流の吸気通路8には、駆動モータ4bによってコンプレッサ4aを駆動して過給を行う電動過給機4と、電動過給機4を迂回して吸気通路8と更に下流の吸気通路9をつなぐバイパス通路10およびバイパス通路10を開閉するバイパス弁6を設置する。
【0015】
なお、本実施形態において電動過給機4はルーツタイプの容積型過給機とする。
【0016】
電動過給機4は、駆動モータ4bにより駆動されるため、回転数がエンジン11の回転数に依存せず、過給圧が高まるまでの時間がターボ過給機3よりも短い。
【0017】
そこでこの特性を生かして、エンジン11が低回転域にある状況や、過給に遅れが生じるターボラグといったターボ過給機3が過給を行えない状況で、ターボ過給機3の過給が高まるまでの過給を賄うために電動過給機4を稼働させる。
【0018】
電動過給機4と連動してバイパス通路10を開閉するバイパス弁6は、アクチュエータ6bとアクチュエータ6bによって駆動される開閉弁6aとで構成される。
【0019】
これら電動過給機4とバイパス弁6を制御するためにコントロールユニット(ECM)5が備えられる。ECM5は、車両の加速要求があったとき、とくに加速初期にターボ過給機3によるターボラグのある間、例えば数秒間、電動過給機4を作動させると共にバイパス弁6を開閉させて過給圧のつながりが滑らかとなるように過給を行わせるが、一方で急勾配の登りが続く走行時など、エンジン回転速度がなかなか上昇しない加速時には、ターボ過給機3による過給効果が高まらず、電動過給機4が長時間運転することになるため、電動過給機4の駆動モータ4bやバッテリが過負荷状態とならないように、電動過給機4の運転を制限するようになっている。
【0020】
これらの制御のために、まず、電動過給機4の上流の吸気通路8に圧力センサ12、下流の吸気通路9に圧力センサ13を配置してそれぞれの吸気通路内の圧力を検出し、この検出結果は圧力検出信号P、PとしてECM5に読み込まれる。
【0021】
電動過給機4の回転シャフト4cの近傍に回転速度センサ15を配置してコンプレッサ4aの回転速度を検出し、同じく測定結果は回転速度検出信号NcとしてECM5に読み込まれる。
【0022】
また、ECM5には加速要求検出手段16からの加速要求検出信号Thも読み込まれる。加速要求検出手段16は吸気通路9に介装したスロットルバルブ16aの開度(あるいはアクセル開度)を検出するもので、スロットルバルブ16aの開度が予め定めた敷居値を超えた場合に、車両が加速要求状態であると判断し、加速要求検出信号ThをECM5に送る。ただし、前記敷居値は一定の値、もしくはエンジン回転数に応じて徐々に大きくなるように決められる値となっている。
【0023】
上記の圧力検出信号P、P、回転数検出信号Ncおよび加速要求検出信号Thに基づいて、ECM5は電動過給機4のモータ4bおよびバイパス弁6のアクチュエータ6bを制御する。
【0024】
ここで、ECM5の制御動作について図2を参照しながら説明する。
【0025】
図2はECM5が実行する制御ルーチンのフローチャートであり、例えば10msec毎に一回というように、所定の周期ごとに繰り返し演算される。
【0026】
本実施形態では加速要求を検出したときに電動過給機4による過給を行える状態の状態フラグをF=0とし、ターボ過給機3による過給が高まり電動過給機4による過給が必要なくなったために電動過給機4を停止した状態、または電動過給機4が稼働に制約を受けている状態の状態フラグをF=1とする。
【0027】
ステップS110で加速要求が検出されたらステップS112で状態フラグの判定を行い、状態フラグがF=0であればステップS113に進む。
【0028】
ステップS110で加速要求が検出されないときは、ステップS111で状態フラグをF=0とする。
【0029】
ステップS113では後述するサブルーチンによって電動過給機4が連続稼働可能か否かを判定し、ステップS113で電動過給機4が連続稼働不可能と判定された場合にはステップS114で電動機4bを停止し、ステップS115でバイパス弁6aの状態を判定する。
【0030】
ステップS115でバイパス弁6が開いている場合にはそのまま開いておき、閉じている場合にはステップS116で吸気管8内の圧力Pと吸気管9内の圧力Pを比較する。
【0031】
吸気管8内の圧力Pが吸気管9内の圧力Pより低い場合はそのままバイパス弁6は閉じておき、高い場合はステップS117でバイパス弁6を開き、ステップS118で状態フラグをF=1とする。
【0032】
ステップS113で連続稼働可能と判定された場合はステップS119に進み電動過給機4が稼働していなければステップS120で電動過給機4を稼働する。
【0033】
ステップS119で電動機過給機4が稼働している場合はステップS121に進み、バイパス弁6の状態を判定する。バイパス弁6が開いている場合にはステップS122に進み、後述するコンプレッサ4aが圧送する空気量Qsとエンジン11が吸気する全空気量Qaとの比較を行う。コンプレッサ4aが圧送する空気量Qsがエンジン11が吸気する全空気量Qaと等しければステップS123でバイパス弁6を閉じて処理を終了する。
【0034】
ステップS122でコンプレッサ4aが圧送する空気量Qsがエンジン11が吸気する全空気量Qaよりも少なければ処理を終了する。
【0035】
ステップS121でバイパス弁6が閉じている場合には、ステップS124に進み、吸気管8内の圧力Pと吸気管9内の圧力Pを比較する。
【0036】
吸気管8内の圧力Pが吸気管9内の圧力Pと等しければステップS125でバイパス弁6を開き、ステップS126で電動機4bを停止し、ステップS127で状態フラグをF=1として終了する。
【0037】
ステップS124で吸気管8内の圧力Pが吸気管9内の圧力Pよりも低ければ、処理を終了する。
【0038】
図3はステップS113で行う判定のフローチャートである。
【0039】
ステップS40で電動機4bが稼働しているか否かを回転速度センサ15からの検出信号に基づいてECM5にて判定し、稼働している場合はステップS41に進む。
【0040】
ステップS41では、回転速度センサ15からの信号に基づいて電動過給機4の連続稼働時間TをECM5にて読み込み、S42に進む。
【0041】
ステップS42ではステップS41で読み込んだ連続稼働時間Tと、予め定めた所定時間とを比較する。
【0042】
なお、前記所定の時間は、実験により求めたバッテリの劣化限界や電動機4bの耐久性等に基づいて決定する。
【0043】
また、電動過給機4が数秒以内程度の停止後に再稼働した場合には連続稼働とみなし、稼働している時間を積算して連続稼働時間Tとする。
【0044】
連続稼働時間Tが所定時間を超えていればステップS43で電動過給機4は連続稼働不可能な状態であるとする。
【0045】
連続稼働時間Tが所定時間より短い場合はステップS45で電動過給機4は連続稼働可能な状態であるとする。
【0046】
ステップS40で電動過給機4が稼働していない場合はそれまでに読み込んだ連続駆動時間Tをクリアし、ステップS45で電動過給機4は連続稼働可能な状態であるとする。
【0047】
次に全体の作用について図4、図5を用いて説明する。
【0048】
図4において、加速要求検出手段16によって加速要求が検出されると(点A)、ECM5は電動機4bに駆動指令を出す。このときバイパス弁6は開いたままである。
【0049】
そのまま加速状態が継続すると電動機4bの回転速度が上昇していき、コンプレッサ4aが圧送する空気量Qsは増加する。エンジン11が吸気する全空気量Qaとコンプレッサ4aが圧送する空気量Qsが一致したとき(点B)にバイパス弁6を閉じる。
【0050】
このため、電動過給機4から過給気がバイパス弁6を逆流して上流側に戻ることがない。
【0051】
その後、ターボ過給機3の過給が高まり、電動過給機4の上流の圧力Pが上昇して下流の圧力Pと等しくなったところ(点C)で電動過給機4を停止して、バイパス弁6を開く。
【0052】
なお、電動過給機4を通過する空気量Qs(質量流量)は、電動過給機4のシャフト4c近傍に配置した回転速度センサ15によって検出したコンプレッサ4aの回転速度、吸気通路8内に配置した圧力センサ12、吸気温度センサ17によって検出された吸気通路8内の圧力、温度に基づいて以下の式から求める。
【0053】
Qs=(変換係数)×(コンプレッサ4aの回転速度)×(吸気管8内圧力)÷(吸気管8内温度)・・・(*)
通常の加速においては、電動過給機4の稼働時間(T−T)は数秒である。
【0054】
しかし、ターボ過給機3は所定の回転数以上にならないと過給が実効的に開始されないので、急勾配の登坂路を走行する場合など、加速要求をしてもエンジン回転数がなかなか上昇しない状況では、ターボ過給機3の過給圧が上昇するまでに時間がかかるため、圧力Pが圧力Pに等しくなるまでの時間が長くなり、電動過給機4の稼働時間も長くなる場合があり得る。
【0055】
また、急カーブが続く登坂路等では、カーブを曲がるために減速するとターボ過給機3の過給圧が下がってしまうのでカーブを曲がるたびに電動過給機4が駆動され、駆動−短時間停止−駆動というサイクルが続く場合もあり得る。
【0056】
このような場合も、バッテリ(図示せず)の劣化が進み、また、電動機4bの劣化が早まるなどの問題が生じるので、例えば電動過給機4の停止時間が数秒以内であるようならば、電動過給機4を長時間連続で稼働し続ける連続稼働とみなすものとする。
【0057】
電動過給機4の駆動には、非常に大きな電力を必要とするが、この電力はバッテリに予め貯えておいた電力を使うしかなく、前述の連続稼動により過剰に電力を消費した場合バッテリの劣化が激しくなり、また稼働する際には電動機4bに非常に大きな電流が流れるので、前述の連続稼動は電動機4bには大きな負荷となるのである。
【0058】
そこで本発明では、このような特殊な運転条件にあっては、過給特性よりも電動過給機4、バッテリの保護を優先することにして、電動過給機4の連続稼働に制限を設け、制限の範囲を超えたら電動過給機4の駆動を停止させている。
【0059】
つまり、図5に示すように、電動過給機4の連続稼働時間Tが所定時間に達した時(点E)に電動過給機4は連続稼働不可能と判定し、たとえ更なる稼動が要求されている場合でも、電動機4bを停止する(点G)。
【0060】
このようにして、加速時などの過給特性と電動過給機4、バッテリの保護との両立を図っている。
【0061】
なおこのときバイパス弁6は閉じているが、電動機4bを停止(点G)した後、吸気通路8内の圧力Pが下流の吸気通路9内の圧力Pと等しくなるのを待ってからバイパス弁6を開く。
【0062】
このように上流と下流の圧力が一致してからバイパス弁6を開くことで、吸気の逆流を防ぎ、電動過給機4を停止したときにエンジンへ供給される吸気量の滑らかなつながりを維持することができる。
【0063】
以上により、本実施形態では電動過給機4の連続稼働時間Tに制限を設け、制限の範囲を超えた場合には電動過給機4を停止させるので、バッテリの早期劣化や電動過給機4の電動機4bの劣化、故障を防止できる。
【0064】
第二実施形態について説明する。
【0065】
本実施形態は基本的には第一の実施形態と同じであるが、電動電動機4の連続稼働可能か否かの判定方法と、電動過給機4が連続稼働不可能な状態と判定された場合の処理が異なる。
【0066】
基本構成は図1と同じであり、図6に示すフローチャートにより、相違部分のみ説明すると、ステップS513で連続稼働不可能と判定された場合には、ステップS514で電動機4bの駆動力を低下させるようになっている。
【0067】
また、ステップS117に相当するステップS517でバイパス弁6を開いた後に状態フラグF=1とするステップS118に相当するステップが無い。
【0068】
ステップS513の電動過給機4が連続稼働可能か否かの判定方法のフローチャートを図7に示す。
【0069】
ステップS60で回転速度センサ15からの信号に基づいて電動過給機4が稼働しているか否かを判定し、稼働している場合はステップS61に進む。
【0070】
ステップS61で回転速度センサ15からの信号に基づいてECM5にて連続稼働時間Tを読み込み、ステップS62で電動過給機4に供給する電圧と電流を乗じた電力量を一定時間毎に積算することによって得られる電力積算量σWをECM5によって算出しS63に進む。
【0071】
ステップS63ではステップS62で算出した電力積算量σWを所定値と比較する。なお、前記所定値は、バッテリ容量、バッテリの劣化限界等に基づいて定める。
【0072】
電力積算量σWが所定値を越えていればステップS64で電動過給機4は連続稼働不可能な状態であるとする。
【0073】
電力積算量σWが所定値より少ない場合はステップS66で電動過給機4は連続稼働可能な状態であるとする。
【0074】
ステップS60で電動過給機4が稼働していない場合はステップS65でそれまでに読み込んだ連続駆動時間T、電力積算量σWをクリアし、ステップS66で電動機4bは連続稼働可能とする。
【0075】
以上により、本実施形態では電動過給機4の連続稼動による消費電力に基づいて電動過給機4の稼働に制限を設け、制限の範囲を超えた場合には電動機4bの駆動力を低下させるのでバッテリの早期劣化や電動機4bの劣化、故障を確実に防止できる。
【0076】
第三実施形態について説明する。
【0077】
装置の構成は第一実施形態と同じで図1に示す通りであり、制御フローチャートも基本的には第一実施形態と同様で図2に示す通りであるが、ステップS113で行う電動過給機4が連続稼働可能か否かの判定方法が異なる。
【0078】
本実施形態の電動過給機4が連続稼働可能か否かの判定方法のフローチャートを図8に示す。
【0079】
ステップS70で回転速度センサ15からの信号に基づいて電動過給機4が稼働しているか否かを判定し、稼働している場合はステップS71に進む。
【0080】
ステップS71では、回転速度センサ15からの信号に基づいてECM5にて連続稼働時間Tを読み込み、続いてステップS72では電動機4bの電圧と電流を乗じた電力量を一定時間毎に積算することによって得られる電力積算量σWをECM5によって算出し、S73に進む。
【0081】
ステップS73ではステップS71で読み込んだ連続稼働時間Tを予め定めた所定時間と比較する。
【0082】
連続稼働時間Tが所定時間を越えている場合はステップS74で電動過給機4は連続稼働不可能な状態であるとする。
【0083】
連続稼働時間Tが所定時間より短ければステップS75に進み、電力積算量σWを予め定めた所定値と比較する。
【0084】
ステップS75で電力積算量σWが所定値よりも大きい場合はステップS74に進み、電動機4bは連続稼働不可能な状態とする。
【0085】
電力積算量σWが所定値より少ない場合はステップS77に進み、電動機4bは連続稼働可能な状態とする。
【0086】
ステップS70で電動過給機4が稼働していない場合はステップS76でそれまでに読み込んだ連続稼働時間T、電力積算量σWをクリアする。
【0087】
以上により本実施形態ではバッテリの早期劣化や電動機4bの劣化、故障を防止するために電動過給機4の連続稼動を停止する場合に、連続稼働時間Tおよび電力積算量σWの二つの要素に基づいて判定を行うので、より速く、かつ精度の高い制御が可能となる。
【0088】
第四実施形態について図9、10を用いて説明する。
【0089】
図9は本実施形態の構成を示す図である。第一実施形態の構成に加えて、バッテリの電気量B、電動過給機4稼動中の発電機(図示せず)の発電量Cおよび電動過給機4稼動中のバッテリ放電量Dが図示しない電圧計や電流計等により検出され、これらの各検出値がECM5に読み込まれる。
【0090】
本実施形態の制御フローは基本的に第一実施形態と同じで、ステップS113で行う電動過給機4が連続稼動可能か否かの判定方法が異なる。
【0091】
電動過給機4が連続駆動可能か否かの判定方法の制御フローを図10に示す。
【0092】
ステップS90で回転速度センサ15からの信号に基づいて電動過給機4が稼働しているか否かを判定し、電動過給機4が稼働していればステップS93でバッテリの電気量B、電動過給機4稼動中のバッテリ放電量D、および電動過給機4稼動中の発電機の発電量CをECM5に読み込む。
【0093】
ステップS94でバッテリの電気量Bと電動機4b駆動中の発電機の発電量Cの和から電動機4b稼動中のバッテリ放電量Dを引いたものと、所定値(予め求めたバッテリの消費電力量と劣化の関係に基づいて定めた値)とを比較して、所定値より大きければステップS92で電動過給機4は連続稼働可とし、所定値より小さければステップS95で電動過給機4は連続稼働不可とする。
【0094】
以上のように本実施形態では、電動過給機4の連続稼動が可能か否かの判定にバッテリの放電量、電力量および発電機による発電量を用いるので運転状況に応じた制御が可能となる。
【0095】
例えばエアコンやヘッドライト使用時等のように電動過給機4以外にも消費電力が多いときや、バッテリの劣化などによりバッテリの電気量が少ない状態の場合には電動過給機4の連続稼働可能時間は短くなり、これとは反対に電動過給機4以外の消費電力が少ない場合やバッテリの電力に余裕があるときには電動過給機4の連続稼働可能時間は長くなる。
【0096】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の構成を表す図である。
【図2】第一実施形態の基本制御ルーチンのフローチャートである。
【図3】同じく電動過給機の連続稼動を判定するフローチャートである。
【図4】本発明の基本的な制御のタイムチャートである。
【図5】本発明の第一実施形態で電動機が連続稼動に制限を受けた場合のタイムチャートである。
【図6】本発明の第二実施形態の制御ルーチンを表すフローチャートである。
【図7】本発明の第二実施形態の電動機が連続稼働可能か否かの判定を行うためのルーチンを表すフローチャートである。
【図8】本発明の第三実施形態の電動機が連続稼働可能か否かの判定を行うためのルーチンを表すフローチャートである。
【図9】本発明の第四実施形態の構成を表す図である。
【図10】本発明の第四実施形態の電動機が連続稼働可能か否かの判定を行うためのルーチンを表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エアクリーナ
2 エアフロメータ(AFM)
3 ターボ過給機
3aコンプレッサ
3bタービン
3cシャフト
4 電動過給機
4aコンプレッサ
4b電動機
4cシャフト
5 エンジンコントロールユニット(ECM)
6 バイパス弁
6a開閉弁
6bアクチュエータ
7、8、9吸気通路
10 バイパス通路
11 エンジン
12、13 圧力センサ
15 回転速センサ
16 加速状態検出手段
16aスロットルバルブ

Claims (8)

  1. エンジンの排気ガスにより駆動されるターボ過給機と、
    前記ターボ過給機の下流の吸気通路に設けられ、電動機によって駆動される電動過給機と、
    前記電動過給機を迂回して前記電動過給機の上流と下流の吸気通路をつなぐバイパス通路と、
    前記バイパス通路を開閉するバイパス弁と、
    車両の加速要求を検出する手段と、
    前記加速要求を検出したときに前記バイパス弁と関連づけながら前記電動過給機による過給を行い、前記ターボ過給機が過給を行えるようになったら前記電動過給機を停止させる一方、前記電動過給機の連続稼動に対する制限を設定し、制限に達したら稼動を制約する制御手段とを備えることを特徴とする過給装置。
  2. 前記電動過給機の稼働が制限を超えた場合には、前記電動過給機を停止する請求項1に記載の過給装置。
  3. 前記電動過給機の稼働が制限を超えた場合には、前記電動機の駆動力を低下させる請求項1に記載の過給装置。
  4. 前記制御手段は、前記電動過給機の連続稼働時間が所定の時間に達したら前記電動過給機の稼働を制約する請求項2または3に記載の過給装置。
  5. 前記制御手段は、前記電動過給機の連続稼動中の消費電力の積算値が所定の値に達したら前記電動過給機の稼働を制約する請求項2または3に記載の過給装置。
  6. 前記制御手段は、前記電動過給機の連続稼働時間もしくは連続稼働中の消費電力の積算値のどちらかが所定の値に達したら前記電動過給機の稼働を制約する請求項2または3に記載の過給装置。
  7. バッテリの電気量検出手段、発電機の発電量検出手段、バッテリの放電量検出手段を設け、前記電動過給機の稼働の制限は前記各検出手段によって検出された検出値に基づいて決定する請求項2または3に記載の過給装置。
  8. 稼動中の前記電動過給機が停止し、任意に設定した所定の時間内に再び稼働した場合には、連続稼働とみなす請求項4から7のいずれか一つに記載の過給装置。
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