JPWO2016088203A1 - 変位センサ、変位検出装置及び変位検出方法 - Google Patents

変位センサ、変位検出装置及び変位検出方法 Download PDF

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Abstract

照射光を被検出物の被検出面に向けて投光する投光部と、照射光を被検出面に向かって収束させ、照射光が被検出面によって拡散反射された反射光を取込む対物光学系と、対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を夫々通過させる複数の開口部が形成された遮光板と、画像を撮像する撮像部と、対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を撮像部に夫々結像させる複数の結像光学系と、撮像部によって撮像された複数のスポットの各々の輝度重心に基づいて、被検出面との間の距離を算出する信号処理部と、を備える。

Description

本発明は、被検出物の被検出面との間の距離を算出する変位センサ、変位検出装置及び変位検出方法に関する。
一般に、放電加工装置、レーザ加工装置で例示される加工装置で被加工物に高精度な加工を行う前には、加工装置の走査軸に対して被加工物の基準面を高精度に位置合わせする段取り工程が行われる。段取り工程では、被加工物を加工装置の走査部上に取付け治具で固定し、被加工物の基準面にダイヤルゲージを押し当て、被加工物の基準面に対応する走査軸を動かしてもダイヤルゲージの値が変化しないように、被加工物の位置を手動で調整する。しかし、手動での段取り工程では、時間がかかり、また、作業者の技量によって位置合わせ結果にばらつきが生じるという課題があった。
そこで、作業時間の短縮及び作業者によるばらつきを低減するため、加工装置に計測センサを取り付け、自動で段取りを行う方法がある。計測センサは、接触式センサの他に、非接触で計測可能な光学式センサがある。光学式センサは、被加工物の上面へレーザ光を照射し、反射光を検出して非接触で被検出面の位置を計測する。そのため、光学式センサは、細い基準穴も計測でき、柔らかい被加工物も計測できる利点がある。
関連する技術として、下記の特許文献1から特許文献3が知られている。
特公平6−72775号公報 特開平2−184715号公報 特開平6−167305号公報
特許文献1記載の技術では、複数の光電変換素子2から9を、ビームスポット19を中心として放射状に配置するので(特許文献1の第1図参照)、装置のサイズが大きくなってしまう。
また、特許文献2記載の技術では、平行な光線24を位置感知検出器32で感知するので(特許文献2の第1a図参照)、位置感知検出器32が平行な光線24よりも大きくなければならないので、装置のサイズが大きくなる。
また、特許文献3記載の技術では、被測定体100で反射された光を2つのPSD(Position Sensitive Device)で検出するので、装置のサイズが大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置のサイズを小さくすることができる変位センサを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、照射光を被検出物の被検出面に向けて投光する投光部と、前記照射光を前記被検出面に向かって収束させ、前記照射光が前記被検出面によって拡散反射された反射光を取込む対物光学系と、前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を夫々通過させる複数の開口部が形成された遮光板と、画像を撮像する撮像部と、前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を前記撮像部に夫々結像させる複数の結像光学系と、前記撮像部によって撮像された複数のスポットの各々の輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出する信号処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる変位センサ、変位検出装置及び変位検出方法は、装置のサイズを小さくすることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる変位検出装置を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの構成を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの遮光板を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの撮像部の撮像面を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの三角測量の原理を説明する図 実施の形態1にかかる変位センサの三角測量の原理を説明する図 実施の形態1にかかる変位センサの被検出物の被検出面を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの撮像部で撮像されるスポットの輝度分布を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの撮像部で撮像されるスポットの輝度分布を示す図 実施の形態1にかかる変位検出装置の処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる変位センサの照射光が面取り面に照射されている様子を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの遮光板の他の例を示す図 実施の形態1にかかる変位センサの遮光板の他の例を示す図 実施の形態2にかかる変位センサの構成を示す図 実施の形態2の変形例にかかる変位センサの構成を示す図 実施の形態3にかかる変位センサの構成を示す図 実施の形態3にかかる変位センサの撮像部の撮像面を示す図 実施の形態4にかかる変位センサの構成を示す図 実施の形態4にかかる変位センサと被検出面との間のおおよその距離を算出する原理を説明する図 実施の形態4にかかる変位センサと被検出面との間のおおよその距離を算出する原理を説明する図 実施の形態4にかかる変位センサと被検出面との間のおおよその距離を算出する原理を説明する図 実施の形態4にかかる変位センサの対物光学系と被検出面との間の距離と、光量検出部で検出される光量と、の関係を示す図 実施の形態4にかかる変位検出装置の処理を示すフローチャート 実施の形態4にかかる変位センサの被検出物のエッジを検出する様子を示す図 実施の形態4にかかる変位センサのX座標と検出光量との関係を示す図 比較例にかかる変位センサの構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる変位センサ、変位検出装置及び変位検出方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる変位検出装置を示す図である。変位検出装置1は、被加工物でもある被検出物9を加工する加工装置である。加工装置は、放電加工装置又はレーザ加工装置が例示される。
変位検出装置1は、被検出物9を搭載する走査部2と、走査部2をX方向、Y方向及びZ方向に駆動する駆動部3と、被検出物9を加工する加工ヘッド4と、加工ヘッド4をX方向、Y方向及びZ方向に駆動する駆動部5と、加工ヘッド4の側面に取り付けられた変位センサ6と、駆動部3及び5並びに変位センサ6を制御する制御部7と、を備える。
実施の形態1において、X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交する。また、X−Y平面は水平であり、Z方向は鉛直方向であるものとする。以下において、X方向を+X方向、X方向と逆方向を−X方向、Y方向を+Y方向、Y方向と逆方向を−Y方向、Z方向を+Z方向、Z方向と逆方向を−Z方向と称することがある。
被検出物9は、走査部2に取付け治具8で固定される。被検出物9のZ方向の面、つまり上面が、被検出面9aである。実施の形態1において、被検出面9aは、X−Y平面とおおむね平行であるものとする。変位センサ6は、被検出面9aの複数点の高さを計測することにより、X−Y平面に対する被検出面9aの傾き、つまり取付け誤差を求めることを目的とする。複数点は、3点が例示される。また、被検出物9の4つの側面と被検出面9aの四辺との境界部は、面取りが施されており、面取り面9bが形成されている。
変位センサ6は、被検出面9aへ光を照射し、被検出面9aからの反射光に基づいて、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離を算出する。制御部7は、走査部2と変位センサ6との間の距離から、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離を減じることにより、被検出部9の高さを算出することができる。
図2は、実施の形態1にかかる変位センサの構成を示す図である。図2は、変位センサ6をY方向に見た構成を示す図である。
変位センサ6は、照射光35を被検出面9aに垂直な方向から被検出面9aに向けて投光する投光部20と、照射光35を被検出面9aに向けて収束し、照射光35が被検出面9aによって拡散反射された反射光36を平行光37にする対物光学系24と、を備える。
また、変位センサ6は、平行光37の複数の部分を夫々通過させる、後述する開口部25a、25b、25c及び25dが形成された遮光板25と、画像を撮像する撮像部27と、平行光37の複数の部分を撮像部27に夫々結像させる、後述する結像光学系26a、26b、26c及び26dと、を備える。
また、変位センサ6は、撮像部27によって撮像された複数のスポットの各々の輝度重心に基づいて、被検出面9aとの間の距離を算出する信号処理部28を備える。
スポットの輝度重心とは、スポット内の各画素に輝度で重み付けをした重心である。
図3は、実施の形態1にかかる変位センサの遮光板を示す図である。図3は、遮光板25をZ方向に見た図である。遮光板25は、開口部25a、25b、25c及び25dが形成されている。開口部25aの中心と開口部25cの中心とを結ぶ線40は、X方向に沿っており、開口部25bの中心と開口部25dの中心とを結ぶ線41は、Y方向に沿っている。また、開口部25a、25b、25c及び25dは、後述する基準軸22から等距離に形成されている。開口部25a、25b、25c及び25dのZ方向側には、結像光学系26a、26b、26c及び26dが、夫々配置されている。
再び図2を参照すると、投光部20は、光30を出射する光源20aを備える。光源20aは、レーザダイオードが例示される。光30の光軸は、X方向に沿った軸21である。ここで、光軸とは、照射される光束全体又は受光される光束全体の代表となる仮想的な光線の進行方向を表す軸であり、光束全体の進行方向を表す軸となる。
また、投光部20は、光30を平行光32にする投光光学系20bを備える。実施の形態1では、投光光学系20bは、1枚のレンズとするが、複数枚のレンズを組み合わせたものでも良い。
変位センサ6は、投光光学系20bを備えず、光30を平行光にしない構成も考えられる。しかし、設計のし易さ、組み立てやすさ及び高さ計測精度で例示される観点から、変位センサ6は、投光光学系20bを備えて、光30を平行光32にすることが望ましい。
投光部20は、平行光32の一部の光33を通過させる開口部20c1が形成された投光絞り板20cを備える。変位センサ6は、開口部20c1の径を調整することで、被検出面9aでのスポット径を調整することができる。
投光部20は、開口部20c1を通過した光33を被検出面9aに向けて反射するビームスプリッタ20dを備える。ビームスプリッタ20dによって反射され被検出面9aへ向かう光34の光軸は、Z方向に沿った基準軸22である。つまり、基準軸22は、鉛直方向に延在する。ビームスプリッタ20dとX軸とのなす角及びビームスプリッタ20dとZ軸とのなす角は、夫々90度である。
光34は、対物光学系24に入射する。実施の形態1では、対物光学系24は、1枚のレンズとするが、複数枚のレンズを組み合わせたものでも良い。光34が対物光学系24によって収束された照射光35は、被検出面9aに照射される。照射光35の光軸は、基準軸22である。照射光35は、被検出面9aによって拡散反射される。一般的に、加工前の被検出面9aは粗面となっており、照射光35は拡散反射される。
照射光35が被検出面9aによって拡散反射された反射光36は、対物光学系24に入射する。反射光36の光軸は、基準軸22である。対物光学系24は、反射光36を平行光37にする。平行光37の光軸は、基準軸22である。
ここで、対物光学系24は、反射光36を厳密に平行光37にする必要は無く、高さ計測に使用する光を取り込めれば良い。ただし、対物光学系24は、設計のし易さ、組み立てやすさ及び高さ計測精度で例示される観点から、反射光36を平行光37にすることが望ましい。
平行光37は、ビームスプリッタ20dを通過して、遮光板25に照射される。遮光板25は、X−Y平面に平行に配置されている。つまり、遮光板25は、基準軸22に垂直に配置されている。
再び図3を参照すると、平行光37は、開口部25a、25b、25c及び25dを含む領域に照射される。開口部25a、25b、25c及び25dは、平行光37の複数の部分の光37a、37b、37c及び37dを夫々通過させる。光37a、37b、37c及び37dが結像光学系26a、26b、26c及び26dを夫々通過した後の複数の結像光は、撮像部27の撮像面に夫々結像する。実施の形態1では、結像光学系26a、26b、26c及び26dは、夫々1枚のレンズとするが、夫々複数枚のレンズを組み合わせたものでも良い。また、結像光学系26a、26b、26c及び26dは、三角プリズムであっても良い。
ここで、図2に示すように、結像光学系26aは、中心軸26a1が開口部25aの中心軸25a1よりも基準軸22に近い位置に配置されている。従って、図2に示すように、結像光38aが撮像部27の撮像面27aに結像する位置は、開口部25aの中心軸25a1よりも基準軸22に近い位置になる。
同様に、結像光学系26cは、中心軸26c1が開口部25cの中心軸25c1よりも基準軸22に近い位置に配置されている。従って、図2に示すように、結像光38cが撮像部27の撮像面に結像する位置は、開口部25cの中心軸25c1よりも基準軸22に近い位置になる。
また、図3に示すように、結像光学系26b及び26dも、中心軸26b1及び26d1が開口部25b及び25dの中心軸25b1及び25d1よりも基準軸22に近い位置に配置されている。従って、結像光学系26b及び26dを通過した結像光が撮像部27の撮像面に結像する位置は、開口部25b及び25dの中心軸25b1及び25d1よりも夫々基準軸22に近い位置になる。
このように、変位センサ6は、対物光学系24が反射光36を平行光37にするので、X方向及びY方向の寸法幅を小さくすることができ、サイズを小さくすることができる。
また、変位センサ6は、撮像部27のサイズを小さくすることができるので、コストを低減することができる。
図4は、実施の形態1にかかる変位センサの撮像部の撮像面を示す図である。図4は、撮像部27の撮像面をZ方向に見た図である。光37a、37b、37c及び37dが、結像光学系26a、26b、26c及び26dによって撮像部27の撮像面27aに結像し、スポット39a、39b、39c及び39dが夫々形成されている。撮像部27は、スポット39a、39b、39c及び39dの画像を撮像する。撮像部27は、撮像素子が2次元に配列された2次元素子アレイ又は2次元イメージセンサである。撮像部27は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが例示される。
撮像部27は、信号処理部28から制御されることにより、複数のスポット39a、39b、39c及び39dを撮像する。
信号処理部28は、三角測量の原理を利用して、スポット39a、39b、39c及び39dの各々の輝度重心に基づいて、被検出面9aとの間の距離を算出する。信号処理部28は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)が例示される。
図5は、実施の形態1にかかる変位センサの三角測量の原理を説明する図である。まず、被検出面103が位置107にある場合について説明する。光源100から出射されて対物レンズ101を通過した照射光102は、被検出面103で拡散反射される。反射光104は、結像レンズ105によって1次元イメージセンサ106上に結像される。
次に、被検出面103が、位置107よりも光源100及び1次元イメージセンサ106から遠い位置108に移動した場合について説明する。光源100から出射されて対物レンズ101を通過した照射光102は、被検出面103で拡散反射される。反射光109は、結像レンズ105によって1次元イメージセンサ106上に結像される。反射光109は、反射光104が反射される位置107よりも遠い位置108で反射されるので、反射光109によって1次元イメージセンサ106上に形成されるスポットの位置は、反射光104によって1次元イメージセンサ106上に形成されるスポットの位置よりも、光源100に近い位置になる。
図6は、実施の形態1にかかる変位センサの三角測量の原理を説明する図である。図6に示すように、1次元イメージセンサ106の撮像面において、被検出面103が位置107にあるときの反射光104によって形成されるスポット110は、被検出面103が位置108に移動したときの反射光109によって形成されるスポット111に移動する。スポット110及び111の各々の輝度重心を算出し、スポット110からスポット111への移動量を算出することで、被検出面103との間の距離を算出することができる。
ところで、被検出物9は、超硬材、ステンレス又は銅で例示される金属を材料とした部材である。加工前の被検出物9の被検出面9aは、母材から被検出物9を切り出した際に付いた加工痕によって微小な凹凸形状をしている。すなわち、加工前の被検出物9の表面は粗面となっている。
図7は、実施の形態1にかかる変位センサの被検出物の被検出面を示す図である。図7は、被検出面9aをZ方向と反対方向に見た図である。被検出面9aには、第1の方向に沿って夫々延在する複数の加工痕10が第1の方向と交差する第2の方向に間隔を置いて並んでいる。間隔は、3μmから5μmが例示される。実施の形態1において、複数の加工痕10は、第1の方向であるY方向に沿って夫々延在し、X方向に3μmから5μmの間隔で並んでいる。
そのため、被検出面9aに照射光35を照射したときに、反射角度に対する反射光36の強度分布が被検出面9a上の位置によって変化する。従って、撮像部27で撮像されるスポット39a、39b、39c及び39dの強度分布は、被検出面9a上の位置によって大きく変化し、安定した輝度検出信号が得られず、ばらつきが生じる。そこで、投光絞り板20cに形成される開口部20c1の径は、被検出面9aに照射されるスポット径が凹凸を複数個含むように設定することが望ましい。
理想的には、被検出面9aに照射されるスポット径が小さい方が、スポット39a、39b、39c及び39dのスポット径も小さくできるので、高さ検出の分解能は向上する。しかし、被検出面9aが微小な凹凸形状である場合には、被検出面9aに照射されるスポット径を小さくし過ぎると、照射光35が反射した角度である反射角度に対する反射光36の強度分布が、凹凸の影響を受けるために照射位置によって変化しやすくなり、輝度検出信号のばらつきが大きくなる。そのため、被検出面9aに照射される照射光35のスポット径は、輝度検出信号のばらつきを抑えつつ、高さ検出の分解能が高い適切な大きさとする必要がある。被検出面9aに照射される照射光35のスポット径は、複数の加工痕10の間隔が3μmから5μmの間隔の場合には、8μm±1μm、より好ましくは8μmとすることが好適である。被検出面9aに照射される照射光35のスポット径は、前述した通り、投光絞り板20cの開口部20c1の径を調整することで、調整することができる。
図8は、実施の形態1にかかる変位センサの撮像部で撮像されるスポットの輝度分布を示す図である。図8は、撮像部27で撮像されるスポット39b及び39dの輝度分布を示す図である。
スポット39a及びスポット39cの位置は、複数の加工痕10の延在方向であるY方向と交差するX方向に沿っている。従って、スポット39a及びスポット39cの輝度分布45は、複数の加工痕10の影響を受けやすい。そのため、スポット39a及び39cの輝度分布45は、2つのピークを有しており、理想的な輝度分布47と比較してばらついている。従って、スポット39a及び39cの輝度分布45の輝度重心46と理想的な輝度分布47の輝度重心48とは、複数の加工痕10に起因する誤差49を生じてしまっている。
図9は、実施の形態1にかかる変位センサの撮像部で撮像されるスポットの輝度分布を示す図である。図9は、撮像部27で撮像されるスポット39b及び39dの輝度分布を示す図である。
スポット39b及びスポット39dの位置は、複数の加工痕10の延在方向であるY方向に沿っている。従って、スポット39b及びスポット39dの輝度分布50は、複数の加工痕10の影響を受けにくい。そのため、スポット39b及び39dの輝度分布50は、理想的な輝度分布52と概ね一致している。従って、スポット39b及び39dの輝度分布50の輝度重心51と理想的な輝度分布52の輝度重心53とは、概ね一致している。
信号処理部28は、複数のスポット39a、39b、39c及び39dの各々の輝度重心位置のばらつきを算出する。信号処理部28は、スポット39a、39b、39c及び39dの内の輝度重心位置のばらつきが小さい方の1つ又は複数のスポットを選択し、選択したスポットの輝度重心に基づいて、被検出面9aとの間の距離を算出する。つまり、信号処理部28は、スポット39a、39b、39c及び39dの内の輝度重心位置のばらつきが最も小さいもの1つ、又は、スポット39a、39b、39c及び39dを輝度重心位置のばらつきの小さいものから大きいものへと並べたときに輝度重心位置のばらつきが最も小さいものから順に複数個を選択する。
信号処理部28は、スポット39a、39b、39c及び39dの内の輝度重心位置の標準偏差が小さい方の1つ又は複数のスポットを選択することができる。つまり、信号処理部28は、輝度重心位置の標準偏差を輝度分布のばらつきの尺度とすることができる。
実施の形態1では、複数の加工痕10がY方向に延在しているので、位置がY方向に沿っている2つのスポット39b及び39dの輝度重心位置のばらつきは、他の2つのスポット39a及び39cの輝度重心位置のばらつきよりも小さくなる。従って、信号処理部28は、スポット39a、39b、39c及び39dの内の輝度重心位置のばらつきが小さい方の2つ、すなわち輝度重心位置のばらつきが最も小さいスポット39b及び次に輝度重心位置のばらつきが小さいスポット39dを選択し、選択したスポット39b及び39dの輝度重心に基づいて、被検出面9aとの間の距離を算出する。
選択した複数のスポットに基づいて高さを算出する方法を例示する。輝度重心位置のばらつきが小さいスポット39b及び39dは、スポット39a及び39cよりは加工痕10の影響を受けにくいが、被計測面9aが金属粗面であるので、輝度重心位置がばらつく可能性がある。しかし、スポット39b及び39dは、基準軸22を中心とするY方向に対称の位置に現れ、スポット39b及び39dの輝度分布も同様に現れることが考えられる。そのため、スポット39bのY方向の輝度重心位置YbがΔYばらついた際には、スポット39dのY方向の輝度重心位置YdもΔYばらつく。したがって、スポット39b及び39dの輝度重心位置の差から高さを算出すると、輝度重心位置のばらつきΔYを相殺することができ、高精度に高さを計測することができる。
これにより、信号処理部28は、スポット39a、39b、39c及び39dの内の輝度重心位置のばらつきが小さい方の2つのスポット39b及び39dを選択し、選択したスポット39b及び39dの輝度重心に基づいて、被検出面9aとの距離を高い精度で算出することができる。
変位検出装置1は、以下の処理を実行することにより、被検出面9aとの距離を高い精度で算出することができる。
図10は、実施の形態1にかかる変位検出装置の処理を示すフローチャートである。
まず、制御部7は、ステップS100において、駆動部5を制御して、変位センサ6を+X方向に予め定められた距離だけ走査させながら、信号処理部28を制御して、信号処理部28からの制御により撮像部27に複数のスポット39a、39b、39c及び39dの各々を複数回撮像させ、信号処理部28を制御して、複数のスポット39a、39b、39c及び39dの輝度重心位置のばらつきを算出させる。
なお、制御部7は、信号処理部28を制御して、変位センサ6が+X方向に走査されている間に、信号処理部28からの制御により撮像部27に複数のスポット39a、39b、39c及び39dの各々を複数回撮像させ、信号処理部28を制御して、複数のスポット39a、39b、39c及び39dの各々の輝度重心位置のばらつきを複数回算出させても良い。
また、制御部7は、変位センサ6を−X方向に走査させても良い。また、制御部7は、駆動部5を制御して、変位センサ6を+X方向又は−X方向に走査させることに代えて、駆動部3を制御して、走査部2を+X方向又は−X方向に走査させても良い。
次に、制御部7は、ステップS102において、駆動部5を制御して、変位センサ6を+Y方向に予め定められた距離だけ走査させながら、信号処理部28を制御して、信号処理部28からの制御により撮像部27に複数のスポット39a、39b、39c及び39dの各々を複数回撮像させ、信号処理部28を制御して、複数のスポット39a、39b、39c及び39dの輝度重心位置のばらつきを算出させる。
なお、制御部7は、信号処理部28を制御して、変位センサ6が+Y方向に走査されている間に、信号処理部28からの制御により撮像部27に複数のスポット39a、39b、39c及び39dの各々を複数回撮像させ、信号処理部28を制御して、複数のスポット39a、39b、39c及び39dの各々の輝度重心位置のばらつきを複数回算出させても良い。
また、制御部7は、変位センサ6を−Y方向に走査させても良い。また、制御部7は、駆動部5を制御して、変位センサ6を+Y方向又は−Y方向に走査させることに代えて、駆動部3を制御して、走査部2を+Y方向又は−Y方向に走査させても良い。
そして、制御部7は、ステップS104において、信号処理部28を制御して、スポット39a、39b、39c及び39dの内の輝度重心位置のばらつきが最も小さいもの1つ、又は、スポット39a、39b、39c及び39dを輝度重心位置のばらつきの小さいものから大きいものへと並べたときに輝度重心位置のばらつきが最も小さいものから順に複数個を選択させ、選択された1つ又は複数のスポットの輝度分布の輝度重心に基づき、被検出面9aとの間の距離を算出させる。
実施の形態1では、複数の加工痕10がY方向に延在しているので、位置がY方向に揃っているスポット39b及び39dの輝度重心位置のばらつきが、位置がX方向に揃っているスポット39a及び39cの輝度重心位置のばらつきよりも、小さくなる。従って、信号処理部28は、スポット39a、39b、39c及び39dの内の輝度重心位置のばらつきが小さい方の2つのスポット39b及び39dを選択し、選択されたスポット39b及び39dの輝度重心に基づいて、被検出面9aとの間の距離を算出する。
これにより、信号処理部28は、被検出面9aとの距離を高い精度で算出することができる。
次に、変位センサ6が面取り面9bとの間の距離を算出する場合について説明する。
変位センサ6は、被検出面9aに焦点が調整されているので、変位センサ6と面取り面9bとの間の距離を算出する場合は、被検出面9aを照射光35のスポットの焦点深度内に調整する必要がある。実施の形態1において、焦点深度は、−50μmから+50μmが例示されるが、この範囲に限定されない。焦点深度は、変位センサ6が備える対物光学系24の仕様によって変化する。
図11は、実施の形態1にかかる変位センサの照射光が面取り面に照射されている様子を示す図である。図11に示すように、面取り面9bでは、照射光35の正反射光55の進行方向は、+X方向となる。そのため、平行光37の部分の光37a、37b、37c及び37dの光量は、光37a>光37b及び37d>光37cとなるので、スポット39a、39b、39c及び39dに光量差が生じる。特に、スポット39cにはほとんど光が集光されず、スポット39cは、S/N比(signal/noise ratio)が悪くなる。
また、信号処理部28は、スポット39a及び39cを使用する場合は、+X方向の輝度重心位置の移動量に基づいて、変位センサ6と面取り面9bとの間の高さを算出するので、スポット39aの光量とスポット39cの光量とが大きく異なると、誤差が生じやすい。
上記の理由から、信号処理部28は、スポット39b及び39dを使用すれば、変位センサ6と面取り面9bとの間の高さを高精度に算出することができる。信号処理部28は、面取り面9bの傾斜方向を変位センサ6又は被検出物9の移動方向から判定できるので、スポット39a、39b、39c及び39dの内から高さの算出に使用するスポットを選択することができる。
これにより、変位センサ6は、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離を算出することができるほか、変位センサ6と面取り面9bとの間の高さも算出することができる。
なお、実施の形態1では、遮光板25に4つの開口部25a、25b、25c及び25dが形成されていることとしたが、開口部の数は4つに限定されない。
図12は、実施の形態1にかかる変位センサの遮光板の他の例を示す図である。図12に示す遮光板25Aは、2つの開口部25a及び25bが形成されている。基準軸22と開口部25aの中心とを結ぶ線56と、基準軸22と開口部25bの中心とを結ぶ線57と、の間の角度D1は、90度のときに、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離を高い精度で算出できるので、好適である。角度D1が90度からずれる程、変位センサ6によって算出された、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離の精度が低下する。従って、角度D1は、80度から100度の範囲、より好ましくは85度から95度の範囲、さらには88度から92度の範囲に収めることが好ましい。
図13は、実施の形態1にかかる変位センサの遮光板の他の例を示す図である。図13に示す遮光板25Bは、3つの開口部25a、25b及び25cが形成されている。基準軸22と開口部25aの中心とを結ぶ線58と、基準軸22と開口部25bの中心とを結ぶ線59と、の間の角度D2、線59と、基準軸22と開口部25cの中心とを結ぶ線60と、の間の角度D3、及び、線58と、線60と、の間の角度D4は、120度のときに、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離を高い精度で算出できるので、好適である。
図26は、比較例にかかる変位センサの構成を示す図である。変位センサ120は、光140を出射する光源130を備える。光140の光軸は、X方向に沿った軸141である。
光140は、投光光学系131によって平行光143となる。平行光143は、ビームスプリッタ133によって被検出面9aへ向かって反射される。ビームスプリッタ133によって反射された光144の光軸は、Z方向に沿った基準軸142である。光144が対物光学系134によって被検出面9aに向けて収束された照射光145は、被検出面9aに照射される。
変位センサ120は、照射光145が被検出面9aによって拡散反射された反射光146の複数の部分の光146a及び146cを夫々通過させる、複数の開口部135a及び135cが形成された遮光板135と、画像を撮像する撮像部137と、開口部135a及び135cを通過した光148a及び148cを撮像部137に夫々結像させる、結像光学系136a及び136cと、を備える。
また、変位センサ120は、撮像部137によって撮像された複数のスポットの各々の輝度重心に基づいて、被検出面9aとの間の距離を算出する信号処理部138を備える。
比較例にかかる変位センサ120は、反射光146が平行光にされずに遮光板135に照射されるので、X方向及びY方向の幅が大きくなっており、サイズが大きくなっている。また、変位センサ120は、撮像部137が大きくなっているので、コストが高くなっている。
一方、実施の形態1にかかる変位センサ6は、図2に示したように、対物光学系24が反射光36を平行光37にするので、X方向及びY方向の幅を小さくすることができ、サイズを小さくすることができる。また、変位センサ6は、撮像部27のサイズを小さくすることができるので、コストを低減することができる。
実施の形態2.
図14は、実施の形態2にかかる変位センサの構成を示す図である。図14は、変位センサ6AをY方向から見た構成を示す図である。
変位センサ6Aは、実施の形態1にかかる変位センサ6の構成に加えて、対物光学系24と遮光板25との間に、平行光37を収束光66に収束させる収束光学系65を更に備えている。実施の形態1では、収束光学系65は、1枚のレンズとするが、複数枚のレンズを組み合わせたものでも良い。
このように、変位センサ6Aは、収束光学系65が平行光37を収束光66に収束するので、X方向及びY方向の幅を変位センサ6よりも更に小さくすることができ、サイズを変位センサ6よりも更に小さくすることができる。
また、変位センサ6Aでは、結像光学系26aは、中心軸26a1が開口部25aの中心軸25a1よりも基準軸22から遠い位置に配置されている。変位センサ6Aでは、収束光66の部分66aは、結像光学系26aの中心軸26a1よりも基準軸22側の部分に入射する。従って、結像光67aが撮像部27の撮像面に結像する位置は、変位センサ6よりも更に基準軸22に近い位置になる。
同様に、結像光学系26cは、中心軸26c1が開口部25cの中心軸25c1よりも基準軸22から遠い位置に配置されている。変位センサ6Aは、収束光66の部分66cが、結像光学系26cの中心軸26c1よりも基準軸22側の部分に入射する。従って、結像光67cが撮像部27の撮像面に結像する位置は、変位センサ6よりも更に基準軸22に近い位置になる。
従って、変位センサ6Aは、撮像部27のサイズを変位センサ6よりも更に小さくすることができるので、コストを変位センサ6よりも更に低減することができる。
図15は、実施の形態2の変形例にかかる変位センサの構成を示す図である。図15は、変位センサ6A1をY方向から見た構成を示す図である。
変位センサ6A1は、変位センサ6Aと比較して、投光光学系20b及び収束光学系65を備えていない点で異なる。
変位センサ6A1では、光源20aから出射された光30は、発散した状態で開口部20c1を通過する。ビームスプリッタ20dは、開口部20c1を通過した光30を被検出面9aに向けて反射する。ビームスプリッタ20dによって反射され被検出面9aへ向かう光34Aの光軸は、Z方向に沿った基準軸22である。
ビームスプリッタ20dによって反射された光34Aは、発散した状態で対物光学系24に入射する。光34Aが対物光学系24によって収束された照射光35Aは、被検出面9aに照射される。照射光35Aの光軸は、基準軸22である。照射光35Aは、被検出面9aによって拡散反射される。
照射光35Aが被検出面9aによって拡散反射された反射光36Aは、対物光学系24に入射する。反射光36Aの光軸は、基準軸22である。対物光学系24は、反射光36Aを収束光37Aにする。収束光37Aの光軸は、基準軸22である。
このように、変位センサ6A1は、投光光学系20b及び収束光学系65を削減できる。つまり、変位センサ6A1は、部品点数を削減できる。これにより、変位センサ6A1は、コストを低減できる。
実施の形態3.
図16は、実施の形態3にかかる変位センサの構成を示す図である。図16は、変位センサ6BをY方向から見た構成を示す図である。
変位センサ6Bでは、実施の形態2にかかる変位センサ6Aと比較して、結像光学系26aは、中心軸26a1が基準軸22側に向かって傾けて配置されている。
同様に、変位センサ6Bでは、実施の形態2にかかる変位センサ6Aと比較して、結像光学系26cは、中心軸26c1が基準軸22側に向かって傾けて配置されている。
同様に、変位センサ6Bでは、結像光学系26b及び26dが、中心軸26b1及び26d1が基準軸22側に向かって傾けて配置されている。
図17は、実施の形態3にかかる変位センサの撮像部の撮像面を示す図である。図17は、撮像部27の撮像面をZ方向から見た図である。
変位センサ6Bは、結像光学系26aが、中心軸26a1が基準軸22側に向かって傾けて配置されているので、基準軸22とスポット39aとを結ぶ線に沿った方向のスポット39aの径が、基準軸22とスポット39aとを結ぶ線に交差する方向のスポット39aの径よりも小さくなる。スポット39aは、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離の変動に伴って、基準軸22とスポット39aとを結ぶ線に沿って移動する。つまり、変位センサ6Bは、スポット39aの移動方向に沿った方向のスポット39aの径を小さくすることができる。
これにより、変位センサ6Bは、スポット39aの輝度重心を変位センサ6Aよりも更に高い精度で算出することができる。
同様に、変位センサ6Bは、結像光学系26b、26c及び26dが、中心軸が基準軸22側に向かって傾けて配置されているので、基準軸22とスポット39b、39c及び39dとを結ぶ線に沿った方向のスポット39b、39c及び39dの各々の径が、基準軸22とスポット39b、39c及び39dの各々とを結ぶ線に交差する方向のスポット39b、39c及び39dの各々の径よりも小さくなる。スポット39b、39c及び39dの各々は、変位センサ6と被検出面9aとの間の距離の変動に伴って、基準軸22とスポット39b、39c及び39dの各々とを結ぶ線に沿って移動する。つまり、変位センサ6Bは、スポット39b、39c及び39dの各々の移動方向に沿った方向のスポット39b、39c及び39dの各々の径を小さくすることができる。
これにより、変位センサ6Bは、スポット39b、39c及び39dの輝度重心を変位センサ6Aよりも更に高い精度で算出することができる。
従って、変位センサ6Bは、スポット39a、39b、39c及び39dの輝度重心を変位センサ6Aよりも更に高い精度で算出することができる。これにより、変位センサ6Bは、変位センサ6Bと被検出面9aとの間の距離を、変位センサ6Aよりも更に高い精度で算出することができる。
実施の形態4.
図18は、実施の形態4にかかる変位センサの構成を示す図である。図18は、変位センサ6CをY方向から見た構成を示す図である。
変位センサ6Cは、実施の形態3にかかる変位センサ6Bの構成に加えて、収束光学系65と遮光板25との間に、収束光66のX−Z平面に垂直に偏光する成分をX方向側に反射させるビームスプリッタ70と、ビームスプリッタ70によって反射された反射光71を通過させるピンホール72aが形成された遮光板72と、ピンホール72aを通過した光の光量を検出する光量検出部73と、を更に備えている。光量検出部73は、フォトダイオードが例示される。
信号処理部28は、光量検出部73で検出された光量に基づいて、変位センサ6Cと被検出面9aとの間のおおよその距離を算出することができる。
図19から図21は、実施の形態4にかかる変位センサと被検出面との間のおおよその距離を算出する原理を説明する図である。
図19は、被検出面9aが、対物光学系24の焦点位置にある場合を示す図である。この場合、反射光71は、光量検出部73の光量検出面で焦点を結ぶ。従って、反射光71の全体が、ピンホール72aを通過して、光量検出部73で検出される。
図20は、被検出面9aが、対物光学系24の焦点位置よりも遠くにある場合を示す図である。この場合、反射光71は、収束点71aで一旦収束した後拡散して遮光板72に照射される。従って、反射光71の一部が、ピンホール72aを通過して、光量検出部73で検出される。
図21は、被検出面9aが、対物光学系24の焦点位置よりも近くにある場合を示す図である。この場合、反射光71は、収束し切る前に遮光板72に照射される。従って、反射光71の一部が、ピンホール72aを通過して、光量検出部73で検出される。
図22は、実施の形態4にかかる変位センサの対物光学系と被検出面との間の距離と、光量検出部で検出される光量と、の関係を示す図である。
上述したように、被検出面9aが、対物光学系24の焦点位置74にあるときに、光量検出部73で検出される光量は、極大となる。
つまり、信号処理部28は、光量検出部73で検出される光量が極大となったときに、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離が、対物光学系24の焦点距離で定まる距離であるとおおよそ判定することができる。従って、信号処理部28は、光量検出部73で検出される光量が極大となったときに、被検出面9aが照射光35のスポットの焦点深度内にあると判定することができる。
この後、信号処理部28は、続けて、撮像部27でスポット39a、39b、39c及び39dの画像を撮像し、スポット39a、39b、39c及び39dの輝度重心に基づいて、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離を算出することができる。これにより、信号処理部28は、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離の算出を、迅速に行うことが可能となる。
光量を検出する光量検出部73は、スポット39a、39b、39c及び39dの画像を撮像する撮像部27より、速い速度で動作できる。従って、変位センサ6Cは、変位センサ6Bよりも、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離が対物光学系24の焦点距離で定まる距離であるとのおおよそ判定を、速い速度で行うことができる。
また、撮像部27で撮像されたスポット39a、39b、39c及び39dの輝度重心に基づく変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離の算出では、被検出面9aが照射光35のスポットの焦点深度内であることが望ましい。一方、光量検出部73で検出された光量に基づく変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離の算出では、上記焦点深度よりも広い範囲で距離を算出することができる。従って、変位センサ6Cは、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離を広い範囲で算出することができる。
なお、遮光板72は必須ではないが、遮光板72を備えることとすれば、反射光71の光量の極大の検出精度を高めることができ、好適である。
図23は、実施の形態4にかかる変位検出装置の処理を示すフローチャートである。
まず、制御部7は、ステップS110において、駆動部5を制御して、変位センサ6をZ方向に移動可能な最下端に移動させる。なお、制御部7は、駆動部5を制御して、変位センサ6をZ方向に移動可能な最上端に移動させても良い。
なお、制御部7は、駆動部5を制御して、変位センサ6をZ方向に移動させることに代えて、駆動部3を制御して、走査部2をZ方向に移動させても良い。
次に、制御部7は、ステップS112において、信号処理部28を制御して、反射光71の光量を算出させる。
次に、制御部7は、ステップS114において、反射光71の光量が極大になったか否かを判定する。
制御部7は、ステップS114で反射光71の光量が極大になっていないと判定したら(No)、ステップS116において、駆動部5を制御して、変位センサ6Cを上方、つまりZ方向に予め定められた距離だけ移動させ、処理をステップS112に進める。なお、制御部7は、駆動部5を制御して、変位センサ6Cを下方、つまり−Z方向に予め定められた距離だけ移動させても良い。
一方、制御部7は、ステップS114で反射光71の光量が極大になったと判定したら(Yes)、ステップS118において、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離が対物光学系24の焦点距離で定まる距離であると判定し、処理を終了する。
これにより、変位検出装置1は、被検出面9aを照射光35のスポットの焦点深度内に調整することができる。変位検出装置1は、例えば、距離計測位置が面取り面9bである場合でも、図23の処理を実行することで、被検出面9aを照射光35のスポットの焦点深度内に調整することができる。
従って、変位検出装置1は、続けて、撮像部27でスポット39a、39b、39c及び39dの画像を撮像し、スポット39a、39b、39c及び39dの輝度重心に基づいて、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離を算出することができる。これにより、変位検出装置1は、変位センサ6Cと被検出面9aとの間の距離の算出を、迅速に行うことが可能となる。
上記では、被検出物9に面取り面9bが形成されている場合について説明した。しかし、変位センサ6Cは、被検出物9に面取り面9bが形成されていない場合に、被検出物9のエッジ位置の検出をも行う事ができる。制御部7は、駆動部5を制御して、変位センサ6Cを被検出物のエッジを横切るように移動させ、光量検出部73は、その時の被検出物からの反射光を受光する。
図24は、実施の形態4にかかる変位センサの被検出物のエッジを検出する様子を示す図である。図24に示すように、被検出物9には、面取り面9bが形成されておらず、エッジ9cを有する。
変位センサ6Cが被検出面9aの上方に位置し、X座標がX1である場合、照射光35のほぼ全部が反射され、光量検出部73には反射光71が入射する。
変位センサ6Cが被検出物9のエッジ9cの上方に位置し、X座標がX2である場合、照射光35のおおよそ半分が反射され、光量検出部73には反射光71が入射する。
変位センサ6Cが被検出物9の上方ではない場所に位置し、X座標がX3である場合、照射光35の全部が反射されず、光量検出部73には反射光71が入射しない。
図25は、実施の形態4にかかる変位センサのX座標と検出光量との関係を示す図である。図25に示すように、変位センサ6CのX座標と検出光量との関係を示すグラフ160は、X座標がX1の付近で最大光量V1付近を維持し、X座標がX2の付近で最大光量V1の半分の光量V2となり、X座標がX3の付近でゼロとなる。
従って、変位センサ6Cは、光量検出部73で検出される光量の変化に基づいて、被検出物9のエッジ9cの位置をも検出することもできる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 変位検出装置、2 走査部、3,5 駆動部、6 変位センサ、7 制御部、20 投光部、24 対物光学系、25,72 遮光板、26a,26b,26c,26d 結像光学系、27 撮像部、28 信号処理部、65 収束光学系、70 ビームスプリッタ、73 光量検出部。

Claims (12)

  1. 照射光を被検出物の被検出面に向けて投光する投光部と、
    前記照射光を前記被検出面に向かって収束させ、前記照射光が前記被検出面によって拡散反射された反射光を取込む対物光学系と、
    前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を夫々通過させる複数の開口部が形成された遮光板と、
    画像を撮像する撮像部と、
    前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を前記撮像部に夫々結像させる複数の結像光学系と、
    前記撮像部によって撮像された複数のスポットの各々の輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出する信号処理部と、
    を備えることを特徴とする変位センサ。
  2. 前記結像光学系の中心軸は、前記開口部の中心軸よりも前記対物光学系によって取込まれた透過光の光軸に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の変位センサ。
  3. 前記信号処理部は、前記複数のスポットの内の輝度分布のばらつきが小さい方の1つ又は複数のスポットを選択し、選択されたスポットの輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出することを特徴とする、請求項1又は2に記載の変位センサ。
  4. 前記信号処理部は、前記複数のスポットの内の前記被検出面の加工痕が延在する方向に沿って位置する2つのスポットを選択し、選択したスポットの輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の変位センサ。
  5. 前記対物光学系と前記遮光板との間に、前記対物光学系によって取込まれた透過光を収束させる収束光学系を更に備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の変位センサ。
  6. 前記結像光学系の中心軸は、前記開口部の中心軸よりも前記対物光学系によって取込まれた透過光の光軸から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の変位センサ。
  7. 前記結像光学系の中心軸は、前記対物光学系によって取込まれた透過光の光軸側に向かって傾いていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の変位センサ。
  8. 前記収束光学系で収束された光の光量を検出する光量検出部を更に備え、
    前記信号処理部は、前記光量検出部で検出された光量が極大値をとったときに、前記変位センサと前記被検出面との間の距離が前記対物光学系の焦点距離で定まる距離であると判定することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の変位センサ。
  9. 照射光を被検出物の被検出面に垂直な方向から前記被検出面に向けて投光する投光部と、前記照射光を前記被検出面に向かって収束し、前記照射光が前記被検出面によって拡散反射された反射光を取込む対物光学系と、前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を夫々通過させる複数の開口部が形成された遮光板と、画像を撮像する撮像部と、前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を前記撮像部に夫々結像させる複数の結像光学系と、前記撮像部によって撮像された複数のスポットの各々の輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出する信号処理部と、を備える変位センサと、
    前記被検出物が載置される走査部と、
    前記変位センサ又は前記走査部を駆動して前記変位センサと前記走査部との相対的な位置を変更する駆動部と、
    前記信号処理部及び前記駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記駆動部を制御して、前記変位センサ又は前記走査部を第1の方向に走査させながら、前記信号処理部を制御して、前記複数のスポットの輝度分布のばらつきを算出させ、前記駆動部を制御して、前記変位センサ又は前記走査部を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査させながら、前記信号処理部を制御して、前記複数のスポットの輝度分布のばらつきを算出させ、前記信号処理部を制御して、前記複数のスポットの内の輝度分布のばらつきが小さい方の1つ又は複数のスポットを選択し、選択されたスポットの輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出させることを特徴とする、変位検出装置。
  10. 前記変位センサは、
    前記対物光学系と前記遮光板との間に配置され、前記対物光学系によって取込まれた透過光を収束させる収束光学系と、
    前記収束光学系で収束された光の光量を検出する光量検出部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記駆動部を制御して、前記変位センサと前記被検出面との間の距離を変えながら、前記信号処理部を制御して、前記収束光学系で収束された光の光量を前記光量検出部によって検出させ、前記光量検出部で検出された光の光量が極大になったときに、前記変位センサと前記被検出面との間の距離が前記対物光学系の焦点距離で定まる距離であると判定する、請求項9に記載の変位検出装置。
  11. 照射光を被検出物の被検出面に垂直な方向から前記被検出面に向けて投光する投光部と、前記照射光を前記被検出面に向かって収束し、前記照射光が前記被検出面によって拡散反射された反射光を取込む対物光学系と、前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を夫々通過させる複数の開口部が形成された遮光板と、画像を撮像する撮像部と、前記対物光学系によって取込まれた透過光の複数の部分を前記撮像部に夫々結像させる複数の結像光学系と、前記撮像部によって撮像された複数のスポットの各々の輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出する信号処理部と、を備える変位センサを用いて変位を検出するにあたって、
    前記変位センサと前記被検出面との相対位置を第1の方向に走査させながら、前記複数のスポットの輝度分布のばらつきを算出する工程と、
    前記変位センサと前記被検出面との相対位置を前記第1の方向と交差する第2の方向に走査させながら、前記複数のスポットの輝度分布のばらつきを算出する工程と、
    前記複数のスポットの内の輝度分布のばらつきが小さい方の1つ又は複数のスポットを選択し、選択されたスポットの輝度重心に基づいて、前記被検出面との間の距離を算出する工程と、
    を備える、変位検出方法。
  12. 前記変位センサは、
    前記対物光学系と前記遮光板との間に配置され、前記対物光学系によって取込まれた透過光を収束させる収束光学系と、
    前記収束光学系で収束された光の光量を検出する光量検出部と、
    を更に備え、
    前記変位センサと前記被検出面との間の距離を変えながら、前記収束光学系で収束された光の光量を前記光量検出部によって検出する工程と、
    前記光量検出部で検出された光の光量が極大になったときに、前記変位センサと前記被検出面との間の距離が前記対物光学系の焦点距離で定まる距離であると判定する工程と、
    を更に備える、請求項11に記載の変位検出方法。
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