JPWO2016079879A1 - 走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置、走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法及び制御プログラム - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置、走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016079879A1
JPWO2016079879A1 JP2016559779A JP2016559779A JPWO2016079879A1 JP WO2016079879 A1 JPWO2016079879 A1 JP WO2016079879A1 JP 2016559779 A JP2016559779 A JP 2016559779A JP 2016559779 A JP2016559779 A JP 2016559779A JP WO2016079879 A1 JPWO2016079879 A1 JP WO2016079879A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
display
measurement data
designated
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016559779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6330917B2 (ja
Inventor
浩 新井
浩 新井
大田 昌弘
昌弘 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2016079879A1 publication Critical patent/JPWO2016079879A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6330917B2 publication Critical patent/JP6330917B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
    • G01Q30/00Auxiliary means serving to assist or improve the scanning probe techniques or apparatus, e.g. display or data processing devices
    • G01Q30/04Display or data processing devices
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/04845Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range for image manipulation, e.g. dragging, rotation, expansion or change of colour
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/0482Interaction with lists of selectable items, e.g. menus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/20Drawing from basic elements, e.g. lines or circles
    • G06T11/206Drawing of charts or graphs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置1は、複数の測定データをグループごとに管理・記憶するグループ情報記憶部37と、グループ情報記憶部37から、使用者が指定した測定データである指定データを取得する指定データ取得手段32と、前記指定データを表示部の画面上に画像として表示させる表示制御手段34と、前記指定データの決定をトリガとして、グループ情報記憶部37から、前記指定データが含まれるグループに属する他の測定データを取得し、該他の測定データが前記画面上に表示される際の画像である予備画像を生成する予備画像生成手段33と、前記指定データが前記画面上に表示されているときになされた前記使用者による第1の所定の入力操作に従って、前記予備画像を前記画面上の所定領域内で切り替えて表示させる第1の表示切替手段36とを備えることにより、使用者に煩雑な操作を強いることなく複数の測定データを簡易に閲覧可能とする。

Description

本発明は、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)などの走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope)により取得される測定データ、より詳しくは各種物理量の分布を示すデータ、を処理して画像表示する走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置等に関する。
AFMを代表とするSPMは一般に、垂直(z軸)方向に振動可能なカンチレバーの自由端に設けられた探針(プローブ)で、水平(x−y平面)及び垂直方向に可動な台上に載置された試料表面を走査することで該試料表面の状態を観察するものである(例えば特許文献1)。
通常のSPMで観察可能な試料表面に関する情報としては形状(凹凸)の他、様々な物性(粘弾性、吸着力、導電率及び磁化率等)が挙例され、データ解析用ソフトウェア(以下「解析ソフト」と称す)ではこれらの各々について個別の測定データが生成される(例えば非特許文献1)。また、これらの測定データは往復の走査方向ごとに生成されるため、一度の測定で1つの試料に関し多数の測定データが得られることとなる。これらの測定データは上記の解析ソフト上で1つのグループとして管理される。SPMデータ用解析ソフトによる画面表示の一例を図10に示す。
特開平5-157554号公報
「SPM-9700 カタログ」、株式会社島津製作所、2010年12月1日、p.8−15
こうした解析ソフトにおいては、1つのグループに属する測定データ群についてユーザが画面上に画像として表示させたい測定データが複数存在する場合、該ユーザは複数の測定データを明示的に指定する必要がある。ここで「明示的に指定する」とは、表示させたい複数の測定データの各々を個別に選択することと、該複数の測定データを一括に選択することとの両者を含む。
図10(a)を参照して具体例を示す。同図では「データ選択画面」なるウィンドウ内に複数のグループが試料と対応する形で表示されており、そのそれぞれについて1又は複数の測定データがサムネイルで表示されている。このとき、「試料4」のように多数の測定データが含まれるグループから2以上の測定データを詳細に閲覧したい場合、ユーザは凡そ次の2通りの操作のいずれかを行う。まず1つは、測定データのサムネイル上でのダブルクリック等の操作を所望の測定データの各々について個別に行うものである。もう1つは、所望する複数の測定データのサムネイルと重畳する矩形領域を画定するよう、マウスの左ボタンを押下したままカーソルを移動させて該左ボタンを離し(又は所定のショートカットキー操作を伴って)複数のサムネイルを仮選択状態にした上で、右クリック等により表示を指示するものである。これらのようにして指定された複数の測定データは、図10(b)に示す「データ表示画面」なるウィンドウ内に所定の解像度(例えば512画素×512画素)を有する画像として個別に(例えば同図のように独立のウィンドウとして)表示される。
しかしながら、上述した2通りのうち前者の操作では、ユーザがデータ選択画面とデータ表示画面とを交互に見たり、モニタの解像度によっては表示ウィンドウの切り替えを頻繁に行ったりする必要があり、視点やカーソルの移動が多く煩雑である。また、後者についても、一括指定によってデータ表示画面内に複数の測定データを表示させた後、グループ内の別の測定データを追加で表示させたい場合は、ユーザは当該別の測定データを改めて指定する必要があり、上記前者と同じ問題を抱えることとなる。
また、上述した従来の構成は、指定時にユーザが測定データの内容を正しく把握していることを前提としている。しかしながら、グループ内には、測定によって得られたままの状態の「元の」測定データだけでなく、該元の測定データに対し補正等の種々の編集が施された測定データも蓄積されてゆく。従って、ユーザの目的次第では1グループに含まれる測定データの数が膨大化する場合がある。しかも、編集前と編集後の測定データの外観が類似している場合には、データ選択画面に表示されているサムネイルから所望の測定データを識別することは困難である。このとき、目的の測定データのファイル名等をユーザが把握していないと、該目的の測定データを見つけるために、サムネイルから外観が類似している測定データを順に、又は一括に指定して表示させる必要がある。前者の操作が煩雑であるのはもちろんのこと、例え後者の場合であってもデータ表示画面内に表示された多数のウィンドウから目的の測定データを探し出す作業は頻繁なウィンドウの切り替えを伴い、ユーザを煩わせるものである。
本発明は上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、SPMにより取得される種々の物理量を示す測定データを表示部の画面上に画像として表示させる際に、使用者に煩雑な操作を強いることなく複数の測定データを簡易に閲覧可能とする、走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置等を提供することにある。
上記課題を解決するために成された第1の発明は、走査型プローブ顕微鏡を用いて取得された所定の物理量の分布をそれぞれ示す複数の測定データに基づき、該物理量の分布を示す複数の画像を作成して表示部の画面上に表示させる走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置であって、
a)複数の測定データをグループごとに管理・記憶するグループ情報記憶部と、
b)前記グループ情報記憶部から、使用者が指定した測定データである指定データを取得する指定データ取得手段と、
c)前記指定データ取得手段が取得した前記指定データを前記画面上に画像として表示させる表示制御手段と、
d)前記指定データの決定をトリガとして、前記グループ情報記憶部から、前記指定データ取得手段が取得した前記指定データが含まれるグループに属する他の測定データを取得し、該他の測定データが前記画面上に表示される際の画像である予備画像を生成する予備画像生成手段と、
e)前記指定データが前記画面上に表示されているときになされた、前記使用者による第1の所定の入力操作に従って、前記予備画像生成手段が生成した前記予備画像を前記画面上の所定領域内で切り替えて表示させる第1の表示切替手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、「使用者による第1の所定の入力操作」としては、例えばマウスホイールの回転、及び方向キーやエンターキーの押下等が挙げられる。また、不所望の切り替え表示を防ぐために、通常時は上記のような入力操作が検出されても表示の切り替えを行わず、所定のトリガイベントによって、上記入力操作に従い表示を切り替える予備画像の切替モードに移行する構成としてもよい。上記トリガイベントとしては、例えば指定データの表示領域内でのダブルクリックや複数キーの同時押下等が挙げられる。
別の例として、指定データの表示領域内(例えば左右の縁部近傍)に矢印等のマークを表示させておき、該マーク上でのクリック操作(第1の所定の入力操作)を検出した場合に画像の切り替えを行ってもよい。
上記の構成によれば、或るグループに属する複数の測定データのうち特定のものを使用者が指定すると、指定データ取得手段が該測定データ(指定データ)をグループ情報記憶部から取得する。指定データ取得手段が取得した指定データは、表示制御手段によって通常通りに表示部の画面上に表示される。また、予備画像生成手段は、該指定データが属するグループ内の他の測定データを取得し、該取得した測定データが表示部の画面上に画像として表示される際の画像を予備画像として生成する。そして、上記指定データが画面上に表示されているときに使用者が第1の所定の入力操作を行うと、第1の表示切替手段によって、予備画像生成手段によって生成された予備画像が画面上の所定領域内で切り替わって表示される。
これにより使用者は、表示対象として指定した測定データと、該指定した測定データと同じグループに属する他の測定データとを、テレビのチャネルをザッピングするように画面上で切り替えて閲覧することができ、視点を大きく移動させる必要がないことから操作の煩雑性が抑えられる(以下、このような切替閲覧をザッピングと称す)。また、上記他の測定データの表示画像を予備画像として予め作っておくことで、素早い切り替えが可能となる。さらに、例えば、切り替え表示される予備画像を各測定データが画面上に表示される際の初期態様にすれば、該予備画像から所望の測定データを(例えば図10(a)に示すデータ選択画面中のサムネイルを参照することで)特定しやすくなるという利点もある。
なお、使用者が指定する測定データ(すなわち指定データ)は1つに限られず、複数であってもよい。また、指定データと同じグループに属する他の測定データの全てについて予備画像が生成されることは必須ではなく、例えば指定データに対する編集前及び/又は編集後のデータが存在する場合に、同一の元データから作成された測定データ(及び該元データ)についてのみ予備画像を生成してもよい。
前記予備画像生成手段は、前記指定データが含まれるグループに属する他の測定データを全て取得する構成とすることもできる。
これにより、使用者は或る測定データを指定した後は、上記第1の所定の入力操作により、同じグループに属する測定データの全てを切り替え表示により閲覧することが可能となる。従って例えば、グループ内に使用者が認識していない測定データが含まれている場合、従来の構成であれば、グループ内の測定データ数が多いと、図10(a)に示すようなデータ選択画面(すなわちサムネイル画像の一覧)で使用者が当該の測定データを見落としてしまう可能性が高かったところ、上記のように予備画像をザッピングすることにより、該測定データの存在を見落としにくくなる。よって使用者による測定データの種類や数の誤認の防止・是正に寄与する。
前記所定領域は、前記表示制御手段が前記指定データを画像として表示した領域であることが好ましい。
これにより、ユーザの視点移動量はさらに抑えられる。
前記表示制御手段はさらに、前記予備画像の表示中になされた前記使用者による確定操作に従って、当該予備画像と紐付けられた前記他の測定データを、前記指定データの表示領域と異なる領域にて画像として表示させることが好ましい。
上記の構成によれば、使用者は確定操作を行うことで所望の測定データを指定データと異なる領域にて表示させ、これらを画面上で比較することが可能となる。本構成の好ましい具体例としては、指定データと上記確定操作を行った後の測定データとを異なるウィンドウにて表示させる態様(図10(b)に類似する)が挙げられる。
好ましくは、前記第1の表示切替手段はさらに、各測定データに付随する情報を前記予備画像に付して表示させる。
測定データに付随する情報とは、例えばファイル名、種類、走査方向、並びに編集処理の種類及び回数等である。
これにより、使用者はグループ内の測定データをザッピングしながら、各測定データの内容を詳細に把握することができ、所望の測定データの特定により一層寄与する。
前記走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置はさらに、
f)前記複数の測定データの各々について、当該の測定データで表示可能な1又は複数の表示形式を紐付けて記憶する表示形式記憶部と、
g)前記表示形式記憶部を参照し、該指定データと紐付けられた表示形式のうち、前記画面上に現在表示されていない又は表示が指示されていない表示形式を特定し、該特定した表示形式で前記指定データが表示される際の画像である形式別予備画像を生成する形式別予備画像生成手段と、
h)前記指定データが前記画面上に表示されているときになされた、前記使用者による第2の所定の入力操作に従って、前記形式別予備画像生成手段が生成した前記形式別予備画像を前記画面上の所定領域内で切り替えて表示させる第2の表示切替手段と、
を備えることが好ましい。
ここで、「使用者による第2の所定の入力操作」としては、上記第1の所定の入力操作と同じであってもよいし、該第1の所定の入力操作として挙例した操作の中から異なる操作が割り当てられてもよい。本構成でも所定のトリガイベントにより表示形式の切替モードに移行可能な構成とする場合は、上述した予備画像の切替モードとの混同を避けるために、異なる操作(例えば押下すべきキーが異なる)をトリガイベントとすればよい。
また、指定データの表示領域内にクリック操作を受け付けるマークを表示させる場合についても、該マークを測定データの切替時と変更することで切替対象の種別(測定データ/表示形式)が分かるようにしてもよい。
上記の構成によれば、形式別予備画像生成手段は表示形式記憶部に保存された情報に基づき、指定データに係る形式別予備画像を生成する。そして、該指定データが画面上に表示されているときに使用者が第2の所定の入力操作を行うと、第2の表示切替手段によって、上記形式別予備画像が画面上の所定領域内で切り替わって表示される。これにより使用者は指定データに関して複数の表示形式の画像をザッピングすることができるため、例えば解析ソフトの操作に不慣れな使用者でも目的に合致した形式を目視により特定しやすくなり、ユーザビリティの向上に寄与する。
上記課題を解決するために成された第2の発明は、走査型プローブ顕微鏡を用いて取得された所定の物理量の分布をそれぞれ示す複数の測定データに基づき、該物理量の分布を示す複数の画像を作成して表示部の画面上に表示させる走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法であって、
a)複数の測定データをグループごとに管理・記憶するグループ情報記憶部から、使用者が指定した測定データである指定データを取得する指定データ取得ステップと、
b)前記指定データの決定をトリガとして、前記グループ情報記憶部から、前記指定データ取得ステップにて取得した前記指定データが含まれるグループに属する他の測定データを取得し、該他の測定データが前記画面上に表示される際の画像である予備画像を生成する予備画像生成ステップと、
c)前記指定データ取得ステップにて取得した前記指定データを前記画面上に画像として表示させる表示制御ステップと、
d)前記指定データが前記画面上に表示されているときになされた、前記使用者による第1の所定の入力操作に従って、前記予備画像生成ステップにて生成した前記予備画像を前記画面上の所定領域内で切り替えて表示させる表示切替ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、SPMにより取得される種々の物理量を示す測定データを表示部の画面上に画像として表示させる際に、使用者に煩雑な操作を強いることなく複数の測定データが簡易に閲覧可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るSPM用データ表示処理装置を含む測定システムの概略構成図。 同実施形態に係るSPM用データ表示処理装置が実行するデータ切替処理の流れの一例を示すフローチャート。 同実施形態に係るSPM用データ表示処理装置による、測定データの選択画面の表示例。 同実施形態に係るSPM用データ表示処理装置による、指定データの表示画面の表示例。 同実施形態に係るSPM用データ表示処理装置による、データ切替モードにおける画面表示例。 図5に示すデータ切替モードにおいて、ユーザによる確定操作がなされた場合の画面表示例(a)及びその後データ切替モードの終了操作がなされた場合の画面表示例(b)。 本発明の第2の実施形態に係るSPM用データ表示処理装置を含む測定システムの概略構成図。 同実施形態に係るSPM用データ表示処理装置が実行する表示形式切替処理の流れの一例を示すフローチャート。 同実施形態に係るSPM用データ表示処理装置による、表示形式切替モードにおける画面表示例。 従来のSPMデータ解析ソフトによる測定データの選択画面の表示例(a)及び指定データの表示画面の表示例(b)。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の記載において、先に説明した図面と同一の機能を有する部材には同一の番号を付し、その説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明の第1の実施形態に係るSPM用データ表示処理装置を含む測定システムの概略構成を示すブロック図である。本測定システムは、SPM100と、SPM100が行う測定を管理したりSPM100による測定結果を解析・編集したりするための、SPM100と接続されたワークステーション1(本発明のSPM用データ表示処理装置に相当)とを備える。
SPM100は、試料表面の形状や種々の物性を測定するためのものである。
観察対象である試料111は、略円筒形状を有するスキャナ113上に設けられた試料台112にて保持される。試料111の上方には先端に探針115を有するカンチレバー114が配置され、図示しない圧電素子を含む励振部が該カンチレバー114を振動させる。スキャナ113は圧電素子を備えた微動機構であり、スキャナ駆動部116からの印加電圧に応じて、互いに直交する3軸(x、y、z)の各方向に試料台112を微動させる。スキャナ駆動部116による印加電圧はワークステーション1から発せられる制御信号により制御される。
カンチレバー114の上方には、カンチレバー114のz軸(垂直)方向の変位を検出するために、レーザ光源117、レンズ118、ビームスプリッタ119、ミラー120及び光検出器121を含む変位検出機構が設けられている。レーザ光源117が出射したレーザ光(一点鎖線で図示)はレンズ118による集光、及びビームスプリッタ119による反射を経てカンチレバー114の先端付近に到達する。カンチレバー114の上面(探針115が設けられた面と反対側の面)は金やアルミニウム等でコーティングされており、該カンチレバー114上面で反射されたレーザ光はミラー120で反射され、z軸方向に複数に分割された受光面を有する光検出器121に到達する。
DFM(Dynamic Force Microscope)モードによる通常観察を行う際には、カンチレバー114はその共振点付近の周波数fでz軸方向に振動する。このとき探針115と試料111の表面との間に原子間力などによる引力(又は斥力)が作用すると、カンチレバー114の振動振幅が変化する。カンチレバー114が上下に変位すると、光検出器121が有する複数の受光面に入射する光量の割合が変化する。変位量算出部122は、これら複数の受光面の各々の受光量に応じた検出信号を演算処理することにより、カンチレバー114の変位量を算出し、ワークステーション1に送信する。
ワークステーション1は、変位量算出部122からのフィードバックを受け、カンチレバー114の変位量がゼロとなるように、つまり探針115と試料111表面との間の距離が一定になるように、スキャナ113をz軸方向に変位させる電圧値を算出し、スキャナ駆動部116を制御してスキャナ113をz軸方向に微動させる。また、ワークステーション1は予め決められた走査パターンに従って、試料111がx−y平面内で探針115に対して相対移動するようにx軸、y軸方向の電圧値を算出し、スキャナ駆動部116を介してスキャナ113をx軸及びy軸方向に微動させる。スキャナ駆動部116への制御信号及び変位量算出部122からのフィードバック信号の各値はワークステーション1に逐次保存される。ワークステーション1ではこれらの信号値が時系列情報とともに参照され、試料111上のx−y平面内の各座標におけるカンチレバー114のz軸方向の変位量に基づき、測定位置ごとの高さ、すなわち試料111表面の凹凸に対応する測定データが作成される。
上記のような試料111表面の凹凸の他にも、SPM100とワークステーション1とを含む測定システムでは様々な物理量を測定することができる。一例として、カンチレバー114を振動させるための上記励振部への制御信号の位相と、変位量算出部122からのフィードバック信号の位相との間の時間的ずれから該試料111表面の各部位の粘弾性や吸着力を求めたり、カンチレバー114に交流電気信号を印加し、試料111表面とカンチレバー114との間に作用する静電気力を検出することにより試料111表面の各部位の電位を求めたりできる。その他、偏差(縦)、偏差(横)、振幅、sinδ、cosδ及び電流等の物理量があり、各物理量に基づく測定データがワークステーション1側で作成される。さらに、これらのそれぞれについて、試料111表面に対する探針115の走査方向(往路及び復路)ごとにトレースとリトレースとの2種の測定データが作成され、1つのグループとして管理される。
ワークステーション1の構成について詳細に説明する。
ワークステーション1の実態はコンピュータであり、中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)10にメモリ12、LCD(Liquid Crystal Display)等から成るモニタ14(本発明の表示部に相当)、キーボードやマウス等から成る入力部16及び記憶部20が互いに接続されている。このうち、上記のメモリ12はRAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置、記憶部20はROM(Read only Memory)・フラッシュメモリ・EPROM(Erasable Programmable ROM)・EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)・HDD(Hard Disc Drive)・SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置によって構成される。記憶部20には測定制御プログラム21、解析・表示プログラム22が設けられている。解析・表示プログラム22が備える後述の各要素は、CPU10がこのプログラムをメモリ12に読み出して実行することで実現される機能手段である。記憶部20にはまた、OS(Operating System)29も記憶されている。
ワークステーション1は、外部装置との直接的な接続や、外部装置等とのLAN(Local Area Network)などのネットワークを介した接続を司るためのインターフェース(I/F)18を備えており、該I/F18よりネットワークケーブルNW(又は無線LAN)を介してSPM100に接続されている。なお、ワークステーション1と接続されるSPMは複数台であっても構わない。
測定制御プログラム21は、SPM100による測定を制御するためのアプリケーションソフトウェアである。具体的には、上述したワークステーション1の機能のうち、励振部やスキャナ駆動部116への制御信号の送出、変位量算出部122からのフィードバック信号の取得、並びにこれら制御信号及びフィードバック信号の各値の記憶部20への保存等は、測定制御プログラム21の実行により実現される動作である。測定する物理量や測定対象領域等といった各種パラメータを、入力部16を介してなされたユーザ入力に基づいて設定するといった機能も測定制御プログラム21が担う。
解析・表示プログラム22は、測定制御プログラム21が記憶部20に保存した各種信号値に基づき、SPM100による測定結果を解析し、該解析結果をモニタ14の画面上に画像として表示させるためのアプリケーションソフトウェアである。
図1においては、解析・表示プログラム22に係るように、操作取得・判定部31、指定データ取得部32、初期表示画像生成部33(本発明の予備画像生成手段に相当)、表示制御部34、測定データ編集部35、データ切替部36(本発明の第1の表示切替手段に相当)及びグループ情報データベース(DB)37(本発明のグループ情報記憶部に相当)が示されている。なお、解析・表示プログラム22は必ずしも測定制御プログラム21と別個のプログラムである必要はなく、二者が一体にパッケージングされたアプリケーションソフトウェアとして提供されても構わない。
操作取得・判定部31は、入力部16を介してなされたユーザによる入力操作を取得し、その指示内容を判定するものである。例えば、入力部16が検知したクリック操作やキー入力と、モニタ14の画面上に現在表示されているGUI(Graphical User Interface)等の情報を参照して指示の内容を特定し、特定結果に応じて指定データ取得部32、測定データ編集部35及びデータ切替部36等への通知を行う。
指定データ取得部32は、ユーザが指定した測定データを、後述のグループ情報DB37から取得するものである。ここで「指定する」とは、モニタ14の画面上に画像として表示させるべき測定データを、クリックやファイル名入力等の操作により手動で選択することを意味している。以下、ユーザにより指定された測定データを「指定データ」と称す。
初期表示画像生成部33は、指定データが含まれるグループに属する他の測定データ全てをグループ情報DB37から取得するとともに、該取得した他の測定データのそれぞれについて初期表示画像を生成する。本実施形態における初期表示画像とは、或る測定データが通常のモードにおいて表示対象として選択された場合にモニタ14の画面上に表示される際の初期態様の画像であり、典型的には512画素×512画素のトップビュー画像である。この表示形式は多くの一般的な解析ソフトにおいてサムネイルの元画像となることからも好適と言える。
表示制御部34は、モニタ14に対し、解析・表示プログラム22によって処理された各種情報の映像信号を出力するものである。本実施形態では特に、図3に示すように、グループ310に含まれる8個の測定データのサムネイル311〜318をデータ選択画面300内にて表示させたり、図4に示すように、指定データ取得部32が取得した指定データ画像413をデータ表示画面400にて表示させたりする。
測定データ編集部35は、ユーザの指示に応じて測定データに対し種々の編集処理を施すものである。例えば、モニタ14の画面上に画像として表示された指定データを補正したり、所定の2点を結ぶ線分上の凹凸形状のラインを抽出したり、複数の表示形式を組み合わせた画像を生成したりする。
データ切替部36は、モニタ14の画面上に表示させる測定データの画像を切り替えるものである。具体的には、後述する指定データ画像の表示領域において、初期表示画像生成部33が生成した初期表示画像をユーザによる切替操作(本発明における第1の所定の入力操作に相当)に従って表示させるよう、表示制御部34に指示信号を出力する。
グループ情報DB37は、複数の測定データの情報をグループごとに保存するものである。各測定データには作成日時、対応するファイル名、並びに施された編集処理の種類及び回数等が関連付けられており、ユーザによる指示に応じて各グループについて測定データの追加・削除・変更等がなされる。
<データ切替処理の流れ>
ここで、フローチャートである図2、及び必要に応じて図3〜図6を参照しつつ、本実施形態の解析・表示プログラム22によるデータ切替処理の流れについて説明を行う。
まず、操作取得・判定部31が、ユーザによる測定データの指定の有無を判定する(ステップS101)。具体的には、図3に示すデータ選択画面300上に表示された複数の測定データのサムネイル(例えば311〜318)の表示領域上でのダブルクリック操作が検出されたか否かを判定する。
ここで、ユーザが「試料1」のグループ310に属する測定データ「高さトレース_傾き補正2」のサムネイル313上にカーソルCを移動させダブルクリックを行ったとする。これにより操作取得・判定部31は該測定データが指定されたと判定し(ステップS101でYes)、該判定結果を指定データ取得部32及び初期表示画像生成部33に通知する。
すると、指定データ取得部32が指定データを取得する(ステップS102)。具体的には、操作取得・判定部31から通知された判定結果に基づき、測定データ「高さトレース_傾き補正2」をグループ情報DB37に照会し、これを指定データとして取得する。
さらに、初期表示画像生成部33が上記指定データと同じグループ310に属する他の測定データを全て取得する(ステップS103)。具体的には、操作取得・判定部31から通知された判定結果に基づき、指定データである測定データ「高さトレース_傾き補正2」をグループ情報DB37に照会し、該指定データ以外の7個の測定データを全て取得する。初期表示画像生成部33はさらに、これら7個の測定データのそれぞれについて、上述したような初期表示画像を生成する(ステップS104)。
なお、ステップS102とS103とは同時に実行されてもよい。別の例として、ステップS101にて操作取得・判定部31は指定データ取得部32にのみ通知を行う構成としてもよく、この場合、指定データ取得部32は、指定データの取得後に該指定データに対応する測定データの識別子を初期表示画像生成部33に通知すればよい。
次に、表示制御部34が指定データを画面上にウィンドウ表示する(ステップS105)。具体的には、表示制御部34は、図4に示すデータ表示画面400にてウィンドウ410を新規に作成し、該ウィンドウ410内に測定データ「高さトレース_傾き補正2」に対応する指定データ画像413を表示させる。なお、本ステップより前の段階でデータ表示画面400がモニタ14の画面上に表示されていなければ、本ステップにてデータ表示画面400も表示させればよい。
次に、操作取得・判定部31が指定データに対する編集操作の有無を判定する(ステップS106)。具体的には、例えばデータ表示画面400のメニューバー401の「編集」メニューから種々のデータ編集処理が可能となっている場合、当該編集処理に割り当てられたGUIの表示領域におけるクリック等の操作が検出されたか否かを判定する。
上記のような編集操作が検出された場合(ステップS106でYes)、操作取得・判定部31が該編集操作内容を測定データ編集部35に通知し、測定データ編集部35は、該通知内容に応じた編集処理を指定データに施す(ステップS107)。
なお、図4に示す指定データ画像413は、同じ「試料1」のグループ310に含まれる測定データ「高さトレース」(図3中のサムネイル311に対応)に対しz軸方向の傾き補正を2回行うことで得られた画像である。すなわち、指定データ画像413が得られる前に、元データである「高さトレース」を指定データとした一連の編集・保存処理が行われている。
その後、操作取得・判定部31がユーザによる保存指示操作を検出すれば(ステップS108でYes)、測定データ編集部35からの入力を受け、グループ情報DB37において、ステップS107での編集処理が施された指定データが「試料1」のグループ310に追加される(ステップS109)。
一方、保存指示がなければ(ステップS108でNo)、ステップS106に戻る。
ステップS106において編集操作が検出されなければ(ステップS106でNo)、次に操作取得・判定部31はデータ切替モードへの移行操作の有無を判定する(ステップS110)。データ切替モードへの移行操作の具体例としては、指定データ画像413の表示領域内でのダブルクリック、ウィンドウ410を最前面にした状態での複数キーの押下、及び所定キーの押下と上記表示領域内でのクリックとの組み合わせ等が挙げられる。移行操作はプログラムの開発時に予め設定されていることが好ましく、ユーザによる変更が可能であってもよい。こうした移行操作が検出されなければ(ステップS110でNo)ステップS106に戻る。
一方、移行操作が検出されれば(ステップS110でYes)、解析・表示プログラム22はデータ切替モードに移行する(ステップS111)。
このときのモニタ14による画面表示例を図5(a)に示す。図4と比較すると、指定データ画像413の左右の縁部近傍に切替マーク500が表示されている。切替マーク500は前マーク501と次マーク502とから成る。別の例として、切替マーク500の表示位置は指定データ画像413の上下の縁部近傍であってもよく、また指定データ画像413の外側であっても構わない。
なお、データ切替モードにあることが分かるよう、また後述の切り替え後の画像の情報とユーザに誤認されないよう、指定データに固有の情報(例えばウィンドウ410右下のヒストグラム等)が提示された領域の画素値を変更してこれらの視認性を低下させておくことが好ましい。
まず、操作取得・判定部31がデータ切替モードの終了操作の有無を判定する(ステップS112)。データ切替モードの終了操作は、データ切替モードへの移行操作と同じ操作であってもよいし、異なる操作であってもよい。但し、後述の切替操作や確定操作と混同されない操作である必要がある。この終了操作もユーザが任意に変更可能であってもよい。終了操作が検出されれば(ステップS112でYes)、解析・表示プログラム22はデータ切替モードを終了し(ステップS117)、ステップS106に戻る。
終了操作が検出されなければ(ステップS112でNo)、次に操作取得・判定部31が切替操作の有無を判定する(ステップS113)。具体的には、図5(a)に示す例では前マーク501及び次マーク502のいずれかの表示領域(及びその近傍)におけるクリック操作が検出されたか否かを判定する。別の例として、切替操作は左右又は上下の方向キーの押下であってもよいし、マウスホイールの回転であってもよい。こうした切替操作が検出されなければ(ステップS113でNo)、ステップS112に戻る。
切替操作が検出されれば(ステップS113でYes)、データ切替部36が、ウィンドウ410において測定データの画像を切替表示させる(ステップS114)。ここで、「測定データの画像」とは、指定データ以外に関してはステップS104にて生成した初期表示画像である。従って例えば、図5(a)に示す状態で次マーク502上でのクリック操作が検出されると、データ切替部36は、グループ310において「高さトレース_傾き補正2」の次に当たる測定データ「高さリトレース」(図3中のサムネイル314に対応)の初期表示画像514を指定データ画像413から切り替えて表示させるよう、表示制御部34に指示を出す。これにより得られる画面表示例を図5(b)に示す(簡略化のためウィンドウ410内のみ図示)。この状態でさらに次マーク502上でのクリック操作が検出されれば、さらに次の測定データ「電位トレース」(図3中のサムネイル315に対応)の初期表示画像515を初期表示画像514から切り替えて表示させる(図5(c))。同様に、図5(a)に示す状態で前マーク501上でのクリック操作が検出されれば、グループ310において「高さトレース_傾き補正2」の前に当たる測定データ「高さトレース_傾き補正1」(図3中のサムネイル312に対応)の初期表示画像を指定データ画像413から切り替わって表示されることとなる(図示は省略)。
なお、一方向への切替表示の繰り返しによりグループ310内の最初/最後の測定データに達した場合は、切替マーク500のうち前マーク501/次マーク502を非表示にして切替不可能にしてもよいし、ループ式にしてグループ310内の最後/最初の測定データに切替可能にしてもよい。
ここで、切替表示された初期表示画像がそれぞれどの測定データに対応する画像であるのかをユーザに通知するため、図5(b)及び(c)に示すように、初期表示画像514、515に測定データの種類等を示す付加情報514i、515i(本発明の各測定データに付随する情報に相当)をそれぞれ付して表示させることが好ましい。こうした情報はステップS103においてグループ情報DB37から取得した測定データに基づいて作成すればよい。付加情報514i、515iの例としては測定データの種類及び走査方向の他に、測定データが作成された日時、対応するファイル名、並びにグループ310内の全測定データ数及び当該測定データがそのうち何番目か等が挙げられる。さらに、当該の測定データが作成されるまでに施された編集処理の種類及びその回数(すなわち編集履歴)等を付してもよい。編集履歴は、例えば同一の元データから作成された編集後の測定データが複数存在する場合、ユーザが該編集後の測定データを切替表示させて比較する際に、ノイズが少ない、視認性が高いといった観点から好ましい測定データ(及びその作成方法)を特定する際の識別情報となり得る。なお、同図では付加情報514i、515iは初期表示画像514、515に重畳するよう表示されているが、表示態様はこれに限定されず、例えばウィンドウ410の余白領域に表示してもよいし、付加情報514i、515iを初期表示画像514、515に画像として埋め込んでもよい。
次に、操作取得・判定部31が確定操作の有無を判定する(ステップS115)。ここでの「確定」とは、測定データの簡易閲覧用に表示されている初期表示画像について、該初期表示画像に対応する測定データを新たな指定データとすることを意味する。確定操作の例としては、例えば、初期表示画像の表示領域内の、切替マーク及びその近傍以外の領域におけるクリック操作やエンターキーの押下等が挙げられる。こうした確定操作が検出されなければ(ステップS115でNo)、ステップS112に戻る。
確定操作が検出されれば(ステップS115でYes)、表示制御部34が、確定した測定データをモニタ14の画面上にて新規ウィンドウで表示させる(ステップS116)。具体的には、指定データ取得部32が、ステップS115にてYesと判定された時点でウィンドウ410内に表示されている初期表示画像に対応する測定データについて、ステップS102及びS105の処理を実行する。同一のグループ310内で新たに測定データを指定する場合、ステップS103及びS104は省略することができる。先の指定データの初期表示画像は、前回のステップS105にて表示された画像を用いればよい。そしてウィンドウ410に関する処理はステップS112に戻る。
このときのモニタ14による画面表示例を図6(a)に示す。ここでは、図5(b)に示した初期表示画像514の表示中に確定操作がなされたものとする。これにより、測定データ「高さリトレース」が新たな指定データとして決定され、新規ウィンドウ420内に該測定データの指定データ画像414が表示されている。ここで、この指定データ画像414と、先の指定データである「高さトレース_傾き補正2」の指定データ画像413との比較が所望される場合には、ユーザはウィンドウ410を選択し、データ切替モードの終了操作を行えばよい。これにより得られる画面表示例を図6(b)に示す。別の例として、ステップS115における確定操作をステップS112における終了操作に代えて、ウィンドウ410のデータ切替モードを終了させてもよい。
なお、上述のとおりステップS115にて確定した測定データは新たな指定データとなり、この指定データの画像を表示する新たなウィンドウもステップS106〜S117の適用対象である。すなわち、図6に示すウィンドウ420でも測定データの画像を切り替えて表示させることができる。
また、図2においてステップS106〜S109とステップS110〜S117との順序は逆であってもよい。
以上説明した処理によれば、ユーザが所望の測定データを表示対象として指定すると、該指定された測定データ(指定データ)が含まれるグループ310に属する全ての測定データがグループ情報DB37から取得され、指定データについては指定データ画像413がデータ表示画面400内のウィンドウ410にて表示され、指定データ以外の測定データについては、該測定データが表示対象として選択された(すなわち指定データとなった)場合に最初に表示される画像である初期表示画像が生成される。そして、指定データ画像413の表示中にユーザが所定の移行操作を行うことでウィンドウ410はデータ切替モードに移行し、ユーザは指定データ画像413の表示領域内(又は近傍)に表示された切替マーク500をクリックする等の簡易な操作により、ウィンドウ410内で指定データ画像413及び7個の初期表示画像を切り替えて表示させることができる。換言すれば、グループ310内の全測定データのザッピング(切替閲覧)が可能となり、各測定データを簡易に目視確認することができる。また、上述のように切替操作を視点移動の少ない簡易な操作とすることで、複数の測定データの閲覧時の煩雑さを大幅に低減することができる。
さらに、ザッピング中に所望の測定データが見つかった場合には、該測定データの初期表示画像表示中に所定の確定操作を行うことで該測定データが新たな指定データとして別のウィンドウ420で表示される。これにより、2つの異なるウィンドウ410、420で異なる測定データを表示させて比較することが容易となり、ユーザにとっての利便性が高まる。
また、本実施形態のように指定データと同一のグループ310に属する全測定データを閲覧可能とすることにより、ユーザ自らも認識していなかった測定データの存在が見落とされる危険性を低減することができる。
〔第2の実施形態〕
上記第1の実施形態では、測定データごとに1つの初期表示画像を生成し、これを切替表示させる構成について説明した。本実施形態ではさらに、複数の表示形式による指定データの画像を簡易にザッピング可能とする構成について説明する。
通常、SPM用の解析ソフトでは1つの測定データは複数の表示形式に対応している。例えば、トップビュー、高低(2D)、ライン(2D)、メッシュ(2D)、等高線、陰影、ミックス、高低(3D)、ライン(3D)、メッシュ(3D)等の表示形式があり、測定データの種類によって対応可能な表示形式が異なる場合もある。従来は、表示中の測定データについて表示形式を変更しようとする場合、例えば図4に示したデータ表示画面400において、メニューバー401の「表示」メニューからユーザが表示形式を設定する必要があった。しかし、設定した表示形式が所望のものと異なっていた場合、再度の設定が必要となり、目的の表示形式がユーザにとって明確でない場合の探索作業が煩雑であった。本実施形態は上述したとおりザッピングによってこの問題を解決するものである。
図7は本発明の第2の実施形態に係るSPM用データ表示処理装置を含む測定システムの概略構成を示すブロック図である。本測定システムは、SPM100とワークステーション1aとを備える。SPM100の内部構成については上記第1の実施形態と同様であるため図示を省略する。
ワークステーション1aは、上記第1の実施形態に係るワークステーション1において、解析・表示プログラム22に代えて解析・表示プログラム22aを備えた構成である。解析・表示プログラム22aは、解析・表示プログラム22が備える各要素に加え、対応形式画像生成部71(本発明の形式別予備画像生成手段に相当)と表示形式切替部72(本発明の第2の表示切替手段に相当)とを備えている。また、本実施形態におけるグループ情報DB37は本発明の表示形式記憶部にも相当する。
対応形式画像生成部71は、指定データ取得部32が取得した指定データの情報に基づき、該指定データが対応している他の表示形式を全て特定するとともに、該特定した表示形式のそれぞれについて、モニタ14の画面上に表示される際の初期態様の画像である形式別初期表示画像を生成する。ここでの初期態様とは、具体的には例えば色や輝度、及び3Dにあっては俯瞰・回転角度等の各種パラメータについて、各表示形式を選択した場合に最初に適用される値が反映された態様であることを意味する。また、「他の表示形式」とは、指定データに対応可能な全表示形式から、現在画面上に表示されている(又は表示が指示された)表示形式を除いたものを意味する。
表示形式切替部72は、モニタ14の画面上に表示されている指定データの表示形式を切り替えるものである。具体的には、上記第1の実施形態で示したような指定データ画像の表示領域において、対応形式画像生成部71が生成した形式別初期表示画像をユーザによる切替操作(本発明における第2の所定の入力操作に相当)に従って表示させるよう、表示制御部34に指示信号を出力する。
<表示形式切替処理の流れ>
ここで、フローチャートである図8、及び必要に応じて図9を参照しつつ、本実施形態の解析・表示プログラム22aによる表示形式切替処理の流れについて説明を行う。なお、本実施形態では、上記第1の実施形態におけるデータ切替モードと同様に、指定データ画像の表示後に所定の移行操作がなされることで表示形式切替モードが開始する。表示形式切替モードへの移行操作は、上記第1の実施形態におけるデータ切替モードへの移行操作や該モードの終了操作と重複しない操作とする。
説明の簡略化のため、図8では本実施形態に特徴的な処理のみを示す。本実施形態においても、上記第1の実施形態と同じグループ310(図3参照)から測定データ「高さトレース_傾き補正2」が指定データとして選択され、少なくともステップS101〜S105(図2参照)が実行されたものとする。表示形式切替モードが開始する前又は終了後にステップS106以降が実行されても構わない。
表示形式切替モードにおけるモニタ14による画面表示例を図9に示す(ウィンドウ410内のみ図示)。本モードでは、図5(a)に示したデータ切替モードにおける切替マーク500とは異なる切替マーク900(前マーク901及び次マーク902)を表示させることが好ましい。切替マーク900の表示位置については切替マーク500と同様である。
まず、対応形式画像生成部71が、指定データに対応可能な他の表示形式を全て特定する(ステップS203)。具体的には、図2に示すステップS102にて取得した指定データ「高さトレース_傾き補正2」をグループ情報DB37に照会し、該指定データに関連付けられている、現在表示中の形式以外の表示形式を特定する。対応形式画像生成部71はさらに、該特定した表示形式の各々について、上述のような形式別初期表示画像を生成する(ステップS204)。
次に、操作取得・判定部31が表示形式切替モードの終了操作の有無を判定する(ステップS212)。この終了操作は、データ切替モードの終了操作と同じ操作であってもよく、ユーザが任意に変更可能であることが好ましい。但し、上記第1の実施形態と同様、後述の切替操作や確定操作と混同しない操作である必要がある。終了操作が検出されれば(ステップS212でYes)、解析・表示プログラム22は表示形式切替モードを終了する。
終了操作が検出されなければ(ステップS212でNo)、次に操作取得・判定部31が切替操作の有無を判定する(ステップS213)。本ステップにおける処理は上記第1の実施形態におけるステップS113と同様であり、切替操作も同一であっても構わない。こうした切替操作が検出されなければ(ステップS213でNo)、ステップS212に戻る。
切替操作が検出されれば(ステップS213でYes)、表示形式切替部72が、ウィンドウ410にて異なる形式の画像を切替表示させる(ステップS214)。ここで、「異なる形式の画像」とは、図9に示すトップビュー形式以外に関してはステップS204にて生成した形式別初期表示画像である。従って例えば、図9に示す状態で次マーク902上でのクリック操作が検出されると、表示形式切替部72は、グループ310において「トップビュー」の次に当たる表示形式「高低2D」の初期態様の画像(図示は省略)を指定データ画像413(トップビュー形式)から切り替えて表示させるよう、表示制御部34に指示を出す。切替表示の態様については、上記第1の実施形態と同様であり、測定データの初期表示画像に代えて指定データの形式別初期表示画像が切り替わって表示される。
次に、操作取得・判定部31が確定操作の有無を判定する(ステップS215)。本ステップにおける処理は上記第1の実施形態におけるステップS115と同様であり、確定動作も同一であっても構わない。こうした確定操作が検出されなければ(ステップS215でNo)、ステップS212に戻る。
確定操作が検出されれば(ステップS215でYes)、表示制御部34が、確定した表示形式の指定データ画像をモニタ14の画面上にて新規ウィンドウで表示させる(ステップS216)。具体的には、表示制御部34が、ステップS215にてYesと判定された時点でウィンドウ410内に表示されている形式別初期表示画像に対応する表示形式で指定データ画像を表示させる。そしてウィンドウ410に関する処理はステップS212に戻る。
確定した表示形式をトップビュー画像と比較したい場合には、上記第1の実施形態と同様、上述した終了操作をウィンドウ410において行えばよい。また、当該新規ウィンドウにて表示形式切替モードへの移行操作がなされれば、該新規ウィンドウでステップS212〜S216が実行される。トップビューに関する形式別初期表示画像は、図2に示すステップS105にて表示された画像を利用すればよい。
なお、本実施形態において、ステップS203及びS204が実行されるタイミングは、図8に示すように表示形式切替モードの開始後に限定せずともよい。例えば、図2に示すステップS102とS105との間にステップS203及びS204が実行されてもよい。
以上説明した処理によれば、上記第1の実施形態に加え、ユーザが指定データ画像413の表示中に、表示形式切替モードへ移行するための所定の操作を行うことで、当該指定データについて対応可能な他の表示形式が全て特定され、それら各々について形式別初期表示画像が生成される。この形式別初期表示画像は、上記第1の実施形態における初期表示画像と類似した概念を有しており、すなわち、その表示形式が選択された場合に最初に表示される画像である。そして、該第1の実施形態と同様の簡易な切替操作によって、指定データを画像として表示する際の様々な表示形式をザッピングすることが可能となる。
また、確定された表示形式を別ウィンドウで表示することにより、複数の表示形式間での比較が容易となる。さらに、対応する全ての表示形式をザッピング可能としたことにより、例えば解析ソフトの操作に不慣れなユーザであっても、自身の目的に最も合致する表示形式を目視により特定しやすくなり、ユーザビリティの向上に寄与する。
〔変更例〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で適宜変更が許容される。以下、本発明の変更例の極一部について記載する。
上述の各実施形態では入力部16をマウスやキーボードとして説明を行ったが、入力部16はタッチパネルであってもよい。入力部16がタッチパネルによって実現される場合には、データ切替モード又は表示形式切替モードへの移行トリガを、指定データ画像413上でのマルチタッチ(例えば3点以上)としてもよい。
また、上述の各実施形態ではデータ/表示形式切替モードにおいて確定操作がなされた後に新規ウィンドウで確定された測定データ/表示形式を表示させる構成として説明を行った。別の例として、データ/表示形式切替モードへの移行時に新規ウィンドウを表示し、該新規ウィンドウ内で他の測定データを切替表示させ、確定操作により該新規ウィンドウで該確定した測定データの指定データ画像を表示させる構成とすることもできる。さらに別の例として、ウィンドウを分けずに、すなわちウィンドウ410のみで切替表示と新たな指定データ画像の表示を行ってもよい。切替表示の目的が測定データの探索であり比較が不要である場合には、本構成を適用することで表示領域を省スペース化できる。
上記第1の実施形態においては、ステップS103にて初期表示画像生成部33がグループ310に属する他の測定データを全て取得することにより、該グループ310内の全測定データをザッピング可能とした。しかし、指定データと同じグループに属する他の測定データを全て取得することは、本発明において必須の機能ではない。具体的には、例えば指定データが、グループ内の別の測定データを元にした編集後のデータである場合、初期表示画像生成部33は、該指定データと同一の元データから作成された他の測定データ群及び該元データをグループ情報DB37から取得し、これらについてのみ初期表示画像を生成してもよい。別の状況として、指定データを元にした編集後のデータがグループ内に存在する場合には、該指定データを元に作成された測定データ群を取得し、各々の初期表示画像を生成してもよい。これらの構成は、或る物理量を反映した元の測定データについて多数の編集処理を施した後に最も見栄えのよい測定データを探索するような状況で有用である。
また、本発明に係るSPM用データ表示処理装置の一例として、解析・表示プログラム22、22aを備えたワークステーション1、1aを挙げたが、本発明のSPM用データ表示処理装置は当該プログラムが搭載されたPCによっても実現可能である。
1、1a…ワークステーション
10…CPU
100…SPM
111…試料
112…試料台
113…スキャナ
114…カンチレバー
115…探針
116…スキャナ駆動部
117…レーザ光源
118…レンズ
119…ビームスプリッタ
12…メモリ
120…ミラー
121…光検出器
122…変位量算出部
14…モニタ
16…入力部
18…I/F
20…記憶部
21…測定制御プログラム
22、22a…解析・表示プログラム
300…データ選択画面
31…操作取得・判定部
310…グループ
311、312、313、314、315、316、317、318…測定データのサムネイル
32…指定データ取得部
33…初期表示画像生成部
34…表示制御部
35…測定データ編集部
36…データ切替部
37…グループ情報DB
400…データ表示画面
401…メニューバー
410…ウィンドウ
410…該ウィンドウ
413、414…指定データ画像
420…新規ウィンドウ
500、900…切替マーク
501、901…前マーク
502、902…次マーク
514、515…初期表示画像
514i、515i…付加情報
71…対応形式画像生成部
72…表示形式切替部
C…カーソル

Claims (8)

  1. 走査型プローブ顕微鏡を用いて取得された所定の物理量の分布をそれぞれ示す複数の測定データに基づき、該物理量の分布を示す複数の画像を作成して表示部の画面上に表示させる走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置であって、
    a)複数の測定データをグループごとに管理・記憶するグループ情報記憶部と、
    b)前記グループ情報記憶部から、使用者が指定した測定データである指定データを取得する指定データ取得手段と、
    c)前記指定データ取得手段が取得した前記指定データを前記画面上に画像として表示させる表示制御手段と、
    d)前記指定データの決定をトリガとして、前記グループ情報記憶部から、前記指定データ取得手段が取得した前記指定データが含まれるグループに属する他の測定データを取得し、該他の測定データが前記画面上に表示される際の画像である予備画像を生成する予備画像生成手段と、
    e)前記指定データが前記画面上に表示されているときになされた、前記使用者による第1の所定の入力操作に従って、前記予備画像生成手段が生成した前記予備画像を前記画面上の所定領域内で切り替えて表示させる第1の表示切替手段と、
    を備えることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置。
  2. 前記予備画像生成手段は、前記指定データが含まれるグループに属する他の測定データを全て取得することを特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置。
  3. 前記所定領域は、前記表示制御手段が前記指定データを画像として表示した領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置。
  4. 前記表示制御手段はさらに、前記予備画像の表示中になされた前記使用者による確定操作に従って、当該予備画像と紐付けられた前記他の測定データを、前記指定データの表示領域と異なる領域にて画像として表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置。
  5. 前記第1の表示切替手段はさらに、各測定データに付随する情報を前記予備画像に付して表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置。
  6. f)前記複数の測定データの各々について、当該の測定データで表示可能な1又は複数の表示形式を紐付けて記憶する表示形式記憶部と、
    g)前記表示形式記憶部を参照し、該指定データと紐付けられた表示形式のうち、前記画面上に現在表示されていない又は表示が指示されていない表示形式を特定し、該特定した表示形式で前記指定データが表示される際の画像である形式別予備画像を生成する形式別予備画像生成手段と、
    h)前記指定データが前記画面上に表示されているときになされた、前記使用者による第2の所定の入力操作に従って、前記形式別予備画像生成手段が生成した前記形式別予備画像を前記画面上の所定領域内で切り替えて表示させる第2の表示切替手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置。
  7. 走査型プローブ顕微鏡を用いて取得された所定の物理量の分布をそれぞれ示す複数の測定データに基づき、該物理量の分布を示す複数の画像を作成して表示部の画面上に表示させる走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法であって、
    a)複数の測定データをグループごとに管理・記憶するグループ情報記憶部から、使用者が指定した測定データである指定データを取得する指定データ取得ステップと、
    b)前記指定データの決定をトリガとして、前記グループ情報記憶部から、前記指定データ取得ステップにて取得した前記指定データが含まれるグループに属する他の測定データを取得し、該他の測定データが前記画面上に表示される際の画像である予備画像を生成する予備画像生成ステップと、
    c)前記指定データ取得ステップにて取得した前記指定データを前記画面上に画像として表示させる表示制御ステップと、
    d)前記指定データが前記画面上に表示されているときになされた、前記使用者による第1の所定の入力操作に従って、前記予備画像生成ステップにて生成した前記予備画像を前記画面上の所定領域内で切り替えて表示させる表示切替ステップと、
    を含むことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法。
  8. コンピュータを請求項1〜6のいずれかに記載の走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
JP2016559779A 2014-11-21 2014-11-21 走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置、走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法及び制御プログラム Active JP6330917B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/080965 WO2016079879A1 (ja) 2014-11-21 2014-11-21 走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置、走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法及び制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016079879A1 true JPWO2016079879A1 (ja) 2017-06-29
JP6330917B2 JP6330917B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=56013479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016559779A Active JP6330917B2 (ja) 2014-11-21 2014-11-21 走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置、走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法及び制御プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10175264B2 (ja)
JP (1) JP6330917B2 (ja)
CN (1) CN107003334B (ja)
WO (1) WO2016079879A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD860253S1 (en) * 2016-09-08 2019-09-17 Canon Kabushiki Kaisha Display screen with icon
JP7281841B2 (ja) * 2018-01-26 2023-05-26 株式会社日立ハイテクサイエンス 走査プローブ顕微鏡
JP2019128302A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社日立ハイテクサイエンス 走査プローブ顕微鏡

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350320A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Olympus Optical Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡
JP2007519893A (ja) * 2003-11-12 2007-07-19 プロト マニュファクチャリング リミテッド 材料特性情報を表示するシステムおよび方法
JP2012063212A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Shimadzu Corp 表面分析装置
JP2012063255A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Shimadzu Corp 表面分析装置
US20120265487A1 (en) * 2011-04-15 2012-10-18 Bruker Nano, Inc. Method and Apparatus of Analyzing Sample Surface Data
JP2014020857A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Shimadzu Corp 分析データ表示処理装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05157554A (ja) 1991-12-09 1993-06-22 Olympus Optical Co Ltd 光学顕微鏡組込型プローブ顕微鏡
US6744037B2 (en) * 2000-09-11 2004-06-01 Ricoh Company, Ltd. Method for measuring scan beam light quantity distribution in scan optical system, measurement apparatus thereof, measurement evaluation apparatus thereof, and image formation apparatus using the measurement evaluation apparatus
US20080316549A1 (en) * 2007-06-19 2008-12-25 Bush Iii James Lesesne Method For Scanning And Processing A Document With An Imaging Apparatus
JP5438962B2 (ja) * 2008-12-25 2014-03-12 シスメックス株式会社 細胞画像表示装置
JP4850278B2 (ja) * 2009-11-20 2012-01-11 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント コンテンツ作成支援装置、コンテンツ作成支援方法、およびシナリオファイル生成方法
JP5434767B2 (ja) * 2010-04-16 2014-03-05 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム
WO2012077417A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 日本電気株式会社 映像投影装置、映像投影方法
CN102436342A (zh) * 2011-10-13 2012-05-02 上海合合信息科技发展有限公司 图像预览及处理方法
JP2013214275A (ja) * 2012-03-08 2013-10-17 Canon Inc 三次元位置指定方法
CN103019537B (zh) * 2012-11-19 2016-04-13 广东欧珀移动通信有限公司 一种图像预览方法及装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350320A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Olympus Optical Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡
JP2007519893A (ja) * 2003-11-12 2007-07-19 プロト マニュファクチャリング リミテッド 材料特性情報を表示するシステムおよび方法
JP2012063212A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Shimadzu Corp 表面分析装置
JP2012063255A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Shimadzu Corp 表面分析装置
US20120265487A1 (en) * 2011-04-15 2012-10-18 Bruker Nano, Inc. Method and Apparatus of Analyzing Sample Surface Data
JP2014020857A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Shimadzu Corp 分析データ表示処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107003334B (zh) 2019-10-01
WO2016079879A1 (ja) 2016-05-26
US20170322234A1 (en) 2017-11-09
CN107003334A (zh) 2017-08-01
JP6330917B2 (ja) 2018-05-30
US10175264B2 (en) 2019-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11520472B2 (en) Inspection program editing environment including integrated alignment program planning and editing features
JP6330917B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理装置、走査型プローブ顕微鏡用データ表示処理方法及び制御プログラム
JP2007041866A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラム
WO2014002812A1 (ja) 端末装置及びアノテーション方法並びにコンピュータシステム及びコンピュータプログラム
JP2012063255A (ja) 表面分析装置
CN102445566B (zh) 表面分析器
JP2014095891A (ja) プロジェクタ、画像投影方法ならびにプログラム
JP5170429B2 (ja) 分析装置用画像表示装置及び該装置を用いた表面分析装置
JP6624287B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡用データ処理装置
JP3853658B2 (ja) 画像測定装置及び画像測定用プログラム
JP2010032277A (ja) 機器分析データ処理装置
JP2007316452A (ja) 観察装置および観察装置の画面表示方法
JP5875340B2 (ja) 画像検査支援方法及び画像検査支援装置
JP2003156460A (ja) データ管理方法及びデータ管理システム
JP5742699B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡用データ処理装置
JP2004239761A (ja) 画像測定装置及びエッジ追跡測定プログラム生成用プログラム
KR101412823B1 (ko) 캠 데이터 작성 장치 및 캠 데이터 작성 프로그램
JP7211764B2 (ja) パートプログラム生成装置及びプログラム
JP2007316993A (ja) 画像処理装置、画像データを選択させる方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP5038958B2 (ja) データ管理システム、データ管理方法、およびプログラム
US20100094857A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
JP2013122431A (ja) 走査型プローブ顕微鏡用データ処理装置
JP2001215230A (ja) 分析装置
JP5305838B2 (ja) 共焦点顕微鏡システム
JP2018106271A (ja) 報告書作成装置、プログラム、情報記憶媒体、および報告書作成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180409

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6330917

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151