JP2007316993A - 画像処理装置、画像データを選択させる方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像データを選択させる方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対象画像データの選択の効率が向上した画像処理装置、画像データを選択させる方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
【解決手段】
画像処理装置1は、三次元画像データを含む複数の画像データを記憶するメモリ20と、複数の画像データの画像を表示させる表示部6と、複数の画像データに対して処理を行なう制御部(演算部)18とを備える。制御部18は、メモリ20から複数の画像データを読み出して、処理対象となる画像データを選択させるための一覧表示を表示部6に行なわせる際に、少なくとも1つの三次元画像データに対応する視線方向が異なる複数の画像を表示部6に表示させる。より好ましくは、制御部18は、複数の画像を次々と切換えて、三次元形状が自転しているように表示部6に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像データを選択させる方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関し、特に三次元画像を扱う画像処理装置に関する。
拡大観察装置が光学顕微鏡に代わり研究、開発、生産現場の品質管理等に用いられるようになってきている。拡大観察装置は、撮像素子で撮像した画像を拡大してディスプレイ上に表示させるもので、顕微鏡と異なり複数の人物が同時に観察可能、電子データであるので保存が容易でデータの加工も容易等の利点がある。
しかし、立体的な観察対象物の像を観察する場合、被写界深度によりその像の一部がぼやけてしまうのは、顕微鏡と同様であり、被写界深度に比べて高さが高いワークの形状を把握するのは困難であった。
この問題に対し、特開2000−39566号公報(特許文献1)には、観察対象物の光学拡大像を三次元データ化して、観察対象物の観察したい領域を任意の視点、視野および角度から立体画像として観察することが可能な拡大観察装置が開示されている。
特開2000−39566号公報
観察した画像が保存可能な拡大観察装置のように、多数の画像データを保存することができる画像処理装置では、保存した画像データファイルの中から1ファイルを選択してそのファイル中のデータに対してさらに高度な処理を施したり詳細な表示を行なったり高さの計測処理を行なったりすることがしばしば行なわれる。
所望のデータを選択する選択画面では、ユーザにとって判りやすく選択できるようファイル名に代えてまたはファイル名に加えて縮小二次元画像であるサムネイル(thumbnail)の一覧と選択されたサムネイルの拡大画像とを同時に表示することもしばしば行なわれる。
しかしながら、研究や評価の作業では、複数の似通った画像を扱うケースが多い。たとえば、プリント配線基板への部品のはんだ付け部分を観察する場合に、いくつものサンプルに対して比較し易いように同じ観察方向から撮影したようなときがこのようなケースに該当する。
また、すべての画像を三次元画像データファイルとして保存するのは、ファイルサイズが大きくなり保存や読出しの所要時間も長くなるので現実的ではない。したがって、サムネイル画像を一覧させた場合に三次元画像データファイルと二次元画像データファイルが混在していることも考えられる。
さらに、選択する対象が三次元画像データファイルの場合には、サムネイルで1方向の視線方向の二次元画像を表示し、その視線方向からの形状を見て所望の画像データファイルか否かを判断しなければならない。しかし、複数の三次元画像データファイルから所望の三次元画像データファイルを選択する場合、1方向の視線方向の二次元画像のみでは判断できない場合がある。たとえば、欠陥部分がその視線方向からは観察できない場合である。この場合、一度選択画面から、三次元画像データファイルを扱うアプリケーションプログラムを起動し画面を表示させてから視線方向を変えて形状全体を確認しなければならない。このときの作業に手間がかかるので、作業効率が悪いという問題があった。
この発明の目的は、対象画像データの選択の効率が向上した画像処理装置、画像データを選択させる方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することである。
この発明は、要約すると、画像処理装置であって、三次元画像データを含む複数の画像データを記憶する記憶手段と、複数の画像データの画像を表示させる表示手段と、複数の画像データに対して処理を行なう処理手段とを備える。処理手段は、記憶手段から複数の画像データを読み出して、処理対象となる画像データを選択させるための一覧表示を表示手段に行なわせる際に、少なくとも1つの三次元画像データに対応する視線方向が異なる複数の画像を表示手段に表示させる。
好ましくは、処理手段は、複数の画像を切換えて表示手段に表示させる。
より好ましくは、処理手段は、複数の画像を次々と切換えて、三次元形状が自転しているように表示手段に表示させる。
さらに好ましくは、自転の軸は、三次元画像の撮像方向に対して傾いている。
好ましくは、画像処理装置は、操作者からの指示を入力する入力手段をさらに備える。処理手段は、入力手段からの指示に応じて複数の画像を切換えて表示する。
より好ましくは、処理手段は、表示手段に表示させる画像を現在の画像から入力手段からの指示に応じた量だけ視線方向を移動させた画像に切換える。
好ましくは、処理手段は、一覧表示後に対象画像データを選択する指示を受けると対象画像データを使用する所定の処理を実行する。
より好ましくは、所定の処理は、計測、保存、印刷、画像加工、表示変更のいずれかの処理を含む。
好ましくは、処理手段は、一覧表示として複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を表示手段に表示させるとともに、三次元画像データに対応する縮小画像に対して視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する。
好ましくは、画像処理装置は、操作者からの指示を入力する入力手段をさらに備える。処理手段は、一覧表示として複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を表示手段に表示させるとともに、入力手段によって操作者からの画像データを仮選択する指示を受け、仮選択された画像データが三次元画像データである場合には、縮小画像とは別に視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する。
この発明は、他の局面に従うと、画像データを選択させる方法であって、三次元画像データを含む複数の画像データを記憶する記憶手段から複数の画像データを読み出すステップと、複数の画像データの一覧表示を表示させるステップと、少なくとも1つの三次元画像データに対応する視線方向が異なる複数の画像を表示させるステップとを備える。
好ましくは、複数の画像を表示させるステップは、複数の画像を切換えて表示手段に表示させる。
より好ましくは、複数の画像を表示させるステップは、複数の画像を次々と切換えて、三次元形状が自転しているように表示手段に表示させる。
さらに好ましくは、自転の軸は、三次元画像の撮像方向に対して傾いている。
好ましくは、操作者からの指示を入力するステップをさらに備える。複数の画像を表示させるステップは、指示に応じて複数の画像を切換えて表示する。
より好ましくは、複数の画像を表示させるステップは、表示手段に表示させる画像を現在の画像から入力手段からの指示に応じた量だけ視線方向を移動させた画像に切換える。
好ましくは、画像データを選択させる方法は、一覧表示後に対象画像データを選択する指示を受けると対象画像データを使用する所定の処理を実行するステップをさらに備える。
より好ましくは、所定の処理は、計測、保存、印刷、画像加工、表示変更のいずれかの処理を含む。
好ましくは、一覧表示を表示させるステップは、一覧表示として複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を表示手段に表示させ、複数の画像を表示させるステップは、三次元画像データに対応する縮小画像として視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する。
好ましくは、画像データを選択させる方法は、操作者からの指示を入力するステップをさらに備える。一覧表示を表示させるステップは、一覧表示として複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を表示手段に表示させる。複数の画像を表示させるステップは、操作者から指示として画像データを仮選択する指示を受け、仮選択された画像データが三次元画像データである場合には、縮小画像とは別に視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する。
この発明は、さらに他の局面では、上記いずれかの画像データを選択させる方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、選択画面で複数の二次元画像で三次元画像データを表示するので、選択画面内で形状全体を確認することが出来、ユーザの作業効率が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[拡大観察装置の構成]
本発明は、保存された画像に関する複数のデータファイル中から処理対象のデータファイルを選択してそのデータファイルに対して処理を行なう装置であれば適用が可能であるが、その具体例として拡大観察装置について説明を行なうことにする。
図1は、本発明の実施の形態における拡大観察装置1のブロック図である。
図1を参照して、拡大観察装置1は、カメラ部2と、コントローラ4と、表示部6と、入力部8とを含む。
カメラ部2は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)センサ等の撮像素子を内蔵する撮像部12と、撮像部12と被観察ワークを置くステージとの距離を微調整する撮像制御部14とを含む。撮像制御部14は、カメラ部2を上下に移動させる送りねじを回転させるモータと、モータを駆動するモータドライバとを含む。
コントローラ4は、インターフェース部16と、制御部(演算部)18と、メモリ20と、入出力制御部22とを含む。インターフェース部16は、カメラ部2の撮像部12および撮像制御部14と接続され、制御部(演算部)18に撮像部12からの画像データを送ったり、制御部(演算部)18からのカメラ部を上下に微調整する指示を撮像制御部14に送ったりする。メモリ20は、撮像部12で撮像された画像データをファイルとして保存しておく記憶装置であり、不揮発性メモリやハードディスクドライブ装置などを用いることができる。入出力制御部22は、入力部8からの入力指示を制御部(演算部)18に伝達すると共に、制御部(演算部)18の制御の下に表示部6に表示される画像を変更する。
表示部6としては、たとえば液晶パネルディスプレイやブラウン管ディスプレイを用いることができる。また、入力部8としては、マウスやキーボードやディスプレイ上に設けられるタッチパネルを用いることができる。
つまり、拡大観察装置1は、三次元画像データを含む複数の画像データを記憶するメモリ20と、複数の画像データの画像を表示させる表示部6と、複数の画像データに対して処理を行なう制御部(演算部)18とを備える。制御部(演算部)18は、メモリ20から複数の画像データを読み出して、処理対象となる画像データを選択させるための一覧表示を表示部6に行なわせる際に、少なくとも1つの三次元画像データに対応する視線方向が異なる複数の画像を表示部6に表示させる。より好ましくは、制御部(演算部)18は、複数の画像を次々と切換えて、三次元形状が自転しているように表示部6に表示させる。
図2は、図1のカメラ部2の概観を示した図である。
図2を参照して、カメラ部2の撮像部12は、鏡筒と、鏡筒上部に収容されている撮像素子と、鏡筒の撮像素子下部に収容されている対物レンズおよびズームレンズと、鏡筒下部に設けられた被観察ワークを照らすためのLED等の照明装置とを有する。
撮像素子は、例えばCCD(charge coupled device)撮像素子やCMOSセンサであり、鏡筒の上端に設けられ、対物レンズおよび鏡筒を通じて拡大された被観察ワークの光学拡大像を撮像する。
鏡筒は、被観察ワークの光学拡大像を得るためのものであり、たとえば、ズーム式の組み合わせレンズを内部に収容している。ズームレンズは鏡筒側面に露出するリングを回すことにより倍率が変化する。対物レンズは、被観察ワークを光学的に拡大するために鏡筒の下端に設けられている。
撮像制御部14は、被観察ワークを置くステージに固定されたスタンドにZ軸方向の位置を粗く変更可能なようにねじ留めされている。鏡筒は、撮像制御部14に内蔵されたZ軸送り機構によって、Z軸方向の所定範囲内の位置に微調整移動が可能となっている。Z軸送り機構は、たとえば、電動モータと送りネジで構成され、送りネジが鏡筒に固定された固定部材に螺合され、この送りネジが電動モータによって回転駆動されることにより、撮像部12がZ軸方向の所定範囲内の指定位置に位置決めされる。これにより、鏡筒の焦点位置を被観察ワークに対して任意の高さに設定することができる。また、鏡筒先端の照明部から照射された光は、被観察ワークを上方から照らす。
図3は、図1のコントローラ4の概観を示した図である。
図3を参照して、コントローラ4の上には、角度が変えられるように表示部6が設置されている。表示部6を液晶ディスプレイにすることで、コントローラ4と一体的にコンパクトに収納することができる。
コントローラ4に内蔵される図1の制御部(演算部)18は、撮像制御部14のZ軸送り機構の電動モータの駆動制御を行い、撮像部12を所定範囲内のある高さに位置決めする。また、制御部(演算部)18は、上記した撮像部12の撮像した画像データを取り込んで、この画像データに所定の処理を施し、複数の画像データを合成して三次元形状を表わす画像データを生成し、これを表示部6に表示する。
コントローラ4は、図3に示すように専用機であっても良いが、たとえば、パーソナルコンピュータに画像処理用ボードおよびモーターコントロールボードを付加し、これらボードを動作させるソフトウェアをパーソナルコンピュータに備えることによって構成することもできる。そして、表示部6としても、たとえば、パーソナルコンピュータ用のモニタを使用することができる。いずれの場合でも、図1の制御部(演算部)18として、マイクロコンピュータを用いることができる。
図3のコントローラ4には、入力装置としてマウスを接続するためのコネクタが設けられている。マウスを移動させることによって表示部6に出力されたマウスポインタの画面上での位置を設定する信号が制御部(演算部)18に対して出力され、また、マウスに設けられた操作ボタンの操作によって、所定の処理を実行させる信号が制御部(演算部)18に対して出力される。
[実施の形態1]
図4は、実施の形態1に係る画像処理装置の表示画面例を示した図である。
図4を参照して、この画面には、基本メニュー表示領域32と、フォルダ表示領域34と、ファイル検索表示領域36と、サムネイル表示領域38と、拡大画像表示領域40とが含まれる。
基本メニュー表示領域32には、「再生」、「ファイル表」、「編集」、「CD/DVD」、「新規フォルダ」、「戻る」、「次に」、「上に」、「閉じる」の各ボタンが表示されている。
フォルダ表示領域34には、ローカルディスク中の「共有データ」フォルダの下にフォルダ1〜3があることを示す階層構造が示され、さらに四角枠で囲まれることにより、現在フォルダ3が選択されていることが示されている。
ファイル検索表示領域36には、ファイルの種類、ファイル名、キーワードおよびファイル作成時期を入力する画面が示され、「検索」ボタンが示されている。「検索」ボタンをマウスでクリックすることにより、指定された条件に合致するファイルの検索が実行される。
サムネイル表示領域38には、現在選択されているフォルダ3に含まれる画像データファイルの内容を示すサムネイルの一覧が表示される。画面例では、サムネイル表示領域38には、ファイルA〜Fのファイル名の上に各々サムネイル画像が表示されている。図4の画面例では、ファイルEのサムネイルが二重枠で囲まれているが、これはファイルEが仮選択されていることを示す。二重枠に代えて色付枠や白黒反転画像等を用いても良い。仮選択するには、サムネイルをマウスでクリックしたり、キーボードや本体フロントパネルに設けられた矢印キーを使用して現在仮選択されているサムネイルの位置を基準として仮選択するサムネイルを指定したりすればよい。
そしてファイルEのサムネイルをマウスでダブルクリックしたり、ファイルEのサムネイルを仮選択した状態でキーボード上の「Enter」キーが押し下げられたりすると、ファイルEが対象ファイルとして選択されることになる。対象ファイルが選択されると、ファイル選択モードから、三次元画像データから高さや面積の計測を実行したり、画像加工を行なったり、加工後の画像を保存したり、拡大率や色の変更、表示方法をワイヤフレーム表示変更等する表示変更を行なったり、これらの結果の印刷を行なったりすることが可能なモードに移行する。
ユーザのファイル選択を支援するために、拡大画像表示領域40には仮選択されたファイルEの画像がサムネイルよりも拡大されて示され、この拡大画像は仮選択された三次元画像データファイルEに対応する視線方向が異なる複数の画像が切換えられて示される。
つまり、図1の拡大観察装置1は、操作者からの指示を入力する入力部8としてマウスやキーボード等を備える。制御部(演算部)18は、一覧表示として複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を表示部6に表示させるとともに、入力部8によって操作者からの画像データを仮選択する指示を受け、仮選択された画像データが三次元画像データである場合には、縮小画像とは別に拡大画像表示領域40に視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する。
図5は、三次元画像データファイルの内容を説明するための図である。
図5を参照して、三次元(3D)画像データファイル100は、全焦点画像データ102と、高さ情報データ104と、各種校正値106と、表示用サムネイル108とを含む。全焦点画像データ102は、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)フォーマットを用いることができ、他のデータは拡張データとしてファイルに追加されても良い。
全焦点画像データ102と、高さ情報データ104の作成について簡単に説明する。まず、鏡筒のZ軸方向の複数の目標位置に位置決めして、複数の画像データを取得する。
複数の目標位置は、被観察ワークの高さを対物レンズおよびズームレンズ位置から定まる被写界深度ごとに区切った位置を目安として定められる。すなわち、概ね被写界深度を1ステップとしてZ軸方向の位置をずらしながら複数の画像が撮影される。
これら複数の画像は、焦点の合った合焦点領域とぼやけた非合焦点領域とが1画面中に存在する。これらの各画像は、Z軸方向の位置と対応付けられて一旦図1のメモリ20に保存される。
そして、制御部(演算部)18は、各画像データの合焦点領域のみを抽出し、複数の画像の合焦点領域を合成することにより、全ての領域で焦点の合った全焦点画像データ102を得る。しかしながら、たとえば観察対象物の形状を知らない場合には、合焦点画像データから観察対象物の立体形状を認識することができない場合がある。
そこで、合焦点領域の抽出時に抽出された画像のピクセルごとにZ軸方向の位置すなわち高さ情報を保存し、高さ情報データ104を作成する。この高さ情報によって被観察ワークの三次元形状が記録される。
なお、表示用サムネイル108として斜視方向から見た画像の縮小画像を3D画像データファイルに含めておくことで、全焦点画像を表示するよりもサムネイルを表示するだけでこの被観察ワークの三次元形状をわかりやすく表示することができる。
また、校正値106としては、X,Y方向の1ピクセルあたりの寸法補正値や、Z方向に対して画像の輝度を変化させる割合などが記録されている。
図6は、本発明の実施の形態1で実行されるファイルを選択させるプログラムの制御について説明するためのフローチャートである。
図1、図6を参照して、拡大観察装置1に電源が投入されると、まずステップS1において初期メニュー表示が表示部6に表示される。初期メニュー表示は、たとえば、図4の基本メニュー表示領域32のみが表示され、サムネイル表示領域38や拡大画像表示領域40は表示されていない状態である。
続いて、ステップS2において、基本メニュー表示領域32の「再生」機能が選択されたか否かが判断される。選択動作は、たとえばマウスで「再生」ボタンをダブルクリックすることに対応する。「再生」機能が選択されていなければステップS3に処理が進み他の機能の選択が行なわれたか否かが判断される。そしてステップS3で他の機能の選択がされた場合には、ステップS4に進み選択された機能の実行処理ルーチンに処理が移行する。一方、ステップS3において他の機能が選択されていない場合には、ステップS2に戻り再び「再生」機能が選択されたか否かが判断される。
ステップS2において、「再生」機能が選択された場合には、処理はステップS5に進む。ステップS5では、制御部(演算部)18は、設定されているフォルダ内のファイルからサムネイルデータを取得する。そしてステップS6においてサムネイルの一覧表示を行なう。その結果、図4の画面例において、設定されたフォルダ3のファイルA〜Fからサムネイルデータが読み出されてサムネイル表示領域38に表示される。
ステップS6に続いて、ステップS7では、設定されている仮選択ファイルの拡張子が三次元画像データファイルを示すものであるか否かが判断される。たとえば、ファイルの拡張子が「.tdr」である場合にそのファイルが三次元画像データファイルであることが示される。仮選択するには、サムネイルをマウスでクリックしたり、現在仮選択されているサムネイルの位置を基準とし矢印キーを使用して仮選択するサムネイルの移動を指定したりすればよい。なお、フォルダが選択された直後は、デフォルト(たとえば先頭)のファイルが仮選択される。
ステップS7でファイルの拡張子が三次元画像データファイルに対応するものであれば、ステップS8においてファイルの種別が三次元画像データファイルであると認識され、そうでなければステップS9においてファイルの種別が二次元画像データファイルであると認識される。ステップS8またはステップS9の処理が終了すると、ステップS10において後に詳細に説明する仮選択画像表示処理が行なわれる。
ステップS10では、仮選択されている画像に対し複数の視線方向の異なる二次元画像が切換えて表示されることにより、ユーザがファイルを選択する支援が行なわれる。
そしてステップS11において選択ファイルの確定入力の有無が判断される。ファイルの確定入力は、サムネイルをマウスでダブルクリックしたり、ファイルのサムネイルを仮選択した状態でキーボード上の「Enter」キーが押し下げたりすることで行なわれ、これによりファイルが処理を行なう対象ファイルとして選択されることになる。
ステップS11で選択ファイルの確定入力が無い場合には、ステップS12に処理が進み仮選択ファイルの移動入力が有るか否かが判断される。仮選択ファイルの移動は、他のサムネイルをマウスでクリックしたり、矢印キーを使用して現在仮選択されているサムネイルの位置を基準として仮選択するサムネイルの移動を指示したりして実行される。
ステップS12で仮選択ファイルの移動入力があった場合には、ステップS7に処理が戻り仮選択ファイルが三次元画像データファイルか二次元画像データファイルかの判断が行なわれ、以降仮選択画像表示処理が再実行される。
ステップS12で仮選択ファイルの移動が無ければ、ステップS13において設定フォルダの移動入力が有るか否かが判断される。設定フォルダの移動は、たとえば図4の画面例では、フォルダ表示領域34の他のフォルダ名をマウスでクリックしたり、矢印キーを使用して現在選択されているフォルダの位置を基準として選択するフォルダを指定したりして実行される。
ステップS13において、選択フォルダの移動が無ければステップS10に処理が戻り、仮選択された画像データファイルの表示画像が視線方向が異なる画像に切換えられる処理が行なわれることになる。
一方、ステップS13において、選択フォルダの移動があった場合には、ステップS5に処理が戻り、サムネイルの一覧表示が再実行される。
また、ステップS11において選択ファイルの確定入力が行なわれた場合には、ステップS14に処理が進み、図示しない三次元計測モードメニューが表示される。たとえば、三次元計測モードメニューには、三次元画像データから高さや面積の計測を実行したり、画像加工を行なったり、加工後の画像を保存したり、拡大率や色の変更や表示方法をワイヤフレーム表示等に変更する表示変更を行なったり、これらの結果の印刷を行なったりする各種処理のメニューが終了メニューと共に含まれている。
ステップS14のメニュー表示が終了するとステップS15において、まず終了メニューが選択されているか否かが判断される。終了メニューが選択された場合は、ステップS1に戻り初期メニュー表示が再度実行される。
ステップS15において終了メニューの選択が無い場合には、ステップS16において、選択されたメニューの処理が実行される。これにより、ファイル選択時の画像表示変更よりもさらに高度な各種処理を行なうことができる。つまり、図1の制御部(演算部)18は、一覧表示後に対象画像データを選択する指示を受けると対象画像データを使用する所定の処理を実行する。好ましくは、この所定の処理は、計測、保存、印刷、画像加工、表示変更のいずれかの処理を含む。
図7は、図6のステップS10の仮選択画像表示処理の詳細を示したフローチャートである。
図7を参照して、仮選択画像表示処理が開始されると、まずステップS21において仮選択されているファイルの種別が3Dすなわち三次元画像データファイルか否かが判断され、ファイル種別が3Dではない場合にはステップS31に処理が進む。この場合、画像データファイルには二次元の画像データしか含まれておらず高さ情報は含まれていない。したがってステップS31では、図4の拡大画像表示領域40に二次元の画像データ(2D画像)を表示させ、ステップS32に処理が進み制御は図6のフローチャートに移される。
一方、ステップS21においてファイル種別が3Dであった場合には、ステップS22に処理が進む。ステップS22では、図1の制御部(演算部)18は、図5で説明した3D画像データファイル100から高さ情報データ104を取得する。続いてステップS23において、制御部(演算部)18は、図5で説明した3D画像データファイルから全焦点画像データ102を取得する。
その後ステップS24において視線方向変更指示入力があるかどうかが判断される。ここで、視線方向と視線方向の変更指示について説明する。
図8は、視線方向と視線方向の変更について説明するための図である。
図8には、8ピンのICパッケージがプリント配線基板上にはんだ付けされたものが被観察ワークSであり、図1の撮像部12で画像を撮像した方向がZ軸方向である場合が示される。パッケージ上の1番ピンを示す丸印がパッケージにつけられている。撮像部12の有効視野に収まる画像部分が実線で示され、視野外になる部分が破線で示されている。
そして、三次元画像データを二次元の画面に表示する際に、破線で示すようにZ軸に対して傾いた視線方向から観察したように拡大画像表示領域40に表示する。
再び図7を参照して、ステップS24において視線方向の変更指示があれば、ステップS25に処理が進み、軌跡R上のいずれかの点からワークを見たように視線方向が回転される。このとき、表示画像は画面において回転する。なお、三次元形状が軸を中心として自転しているように画像を表示させても良い。この自転の軸は、三次元画像の撮像方向(図8のZ軸)に対して傾けておくのが好ましく、そうすれば特にワークに撮像方向に直交する広い面(図8ではICパッケージの上面)がある場合に、三次元形状を把握しやすい。
一方、ステップS24において視線方向の変更指示がない場合には視線方向を変更しなくても良いが、好ましくはステップS26に示すように三次元画像データであることがユーザにわかるように視線方向を所定の一定量移動させる。視線方向が一定量移動することが繰返されることにより拡大画像表示領域40に表示される画像は回転しているように見える。この場合も、三次元形状が軸を中心として自転しているように画像を表示させても良い。この自転の軸も、三次元画像の撮像方向(図8のZ軸)に対して傾けておくのが好ましく、そうすれば三次元形状を把握しやすい。
ステップS25またはステップS26で視線方向が定まると、制御部(演算部)18は、ステップS27で図5の高さ情報データから三次元形状を作成する。そして、さらにステップS28で作成された三次元形状を構成する頂点座標を視線方向に合わせて二次元に座標変換する。制御部(演算部)18は、拡大画像表示領域40に表示させる三次元形状の各ピクセルが定められた視線方向から見た場合に拡大画像表示領域40のどの部分に表示されるかを求める。つまり、ステップS28では色無しの形状のみが拡大画像表示領域40にどのように表示されるかが求まることになる。
続いてステップS29において、図5の全焦点画像データ102の各ピクセルをステップS28で求めた対応位置に貼り付けていき表示画像のデータを作成し、ステップS30において拡大画像表示領域40に画像を表示させる。ステップS30で拡大画像表示領域40の表示が更新されるとステップS32に処理が進み制御はステップS6のフローチャートに移される。
図9は、視線方向の変更指示と表示画像の切換えを説明するための図である。
図9に示すように、矢印で示される拡大画像表示領域40内のマウスポインタをマウスのボタンを押しながら移動させることで、ステップS24、S25で判断され使用される視線方向の変更指示を与えることができる。
このような視線方向の変更指示が与えられた結果、マウスポインタの移動距離に応じた量だけ視線方向が変更される。つまり、図8の軌跡R上の視点がマウスポインタの移動量に応じて移動し、視線方向が定まる。この場合変更された視線方向に対応する画像がステップS27〜S29で作成され、拡大画像表示領域40に作成された画像がステップS30で再表示される。
すなわち、図1の拡大観察装置1は、操作者からの指示を入力する入力部8としてマウス等を備える。制御部(演算部)18は、入力部からの指示に応じて複数の画像を切換えて表示する。たとえば、入力部8として押しボタンやカーソルキーを備え、押しボタンを押すごとに画像を少しずつ回転させて表示しても良い。
また、マウスポインタの移動量に応じた量だけ視線方向を移動させたが、これに代えて押しボタンやカーソルキーを押している時間に応じた量だけ視線方向を移動させても良い。
図10は、マウスによる視線方向変更指示が無かった場合の表示画像の切換を説明するための図である。
図10に示すように、ステップS24でマウス操作等が無かった場合でも、視線方向を一定量動かすことで拡大画像表示領域40内の画像を徐々に回転するように画像切換えを行なうようにすれば、所望の三次元画像データを見つけやすくなる。この場合、図6、図7のフローチャートにおいてステップS26の視線方向の回転処理とステップS27〜ステップS30の再描画処理が繰り返し実行されることで、拡大画像表示領域40内の画像が徐々に回転するように見える。
なお、図7のフローチャートでは、ステップS25、ステップS26のいずれか一方の処理が実行されるようにしたが、たとえばステップS26を実行せずに直接ステップS32にジャンプするように変更してもよく、この場合は視線変更指示があったときだけ拡大画像表示領域40の表示が変更される。
このように、選択画面で所望の三次元画像データファイルを選択する時、計測等の高度な処理も行なうことができる三次元表示アプリケーションを起動する前に、複数の方向からの三次元データの外形をユーザ操作によって確認でき、ファイルの選択を行ないやすくなり、作業効率が向上する。
また、ステップS24、ステップS25の処理を行なわず、ステップS23の処理の次にステップS26、S27の処理が順に行なわれるように変更してもよく、この場合は仮選択サムネイルを変更するだけで仮選択されたサムネイルに対応する三次元画像が回転しながら拡大画像表示領域40内に表示されるようになる。
このようにすれば、マウスのような入力装置が無くても、(たとえばカーソルキー操作のみでも)拡大観察装置において、選択画面で所望の三次元画像データファイルを選択する時、拡大表示領域内に表示し、全方向からの三次元データの外形を、三次元表示アプリケーションを起動する前に、自動回転させることによって確認できる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、拡大画像表示領域40内の表示を切換えたが、一覧表示させた場合に三次元画像データファイルのサムネイル自身を切換えて表示しても良い。
図11は、実施の形態2における画面表示について説明するための図である。
図11に示した画面は、図4に示した画面に対して、拡大画像表示領域40を削除した点と、仮選択されているファイルEのサムネイルが視線方向の異なる複数のサムネイルを切換えて表示される点が異なる。その結果、三次元画像データファイルのサムネイルは、仮選択されると回転するように表示される。他の部分については、図11の画面は図4で説明した画面と同様であるので説明は繰返さない。
この場合、図1の制御部(演算部)18は、一覧表示として複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を表示部6に表示させるとともに、三次元画像データに対応する縮小画像に対して視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する。
なお、仮選択しなくても、三次元画像データファイルであればすべて回転表示を行なうようにしても良い。
図12は、実施の形態2の画面を表示するための仮選択画像表示処理を説明するためのフローチャートである。なお、実施の形態2においても図6のフローチャートの処理が実行されて、その中の仮選択画像表示処理として図12のフローチャートの処理が実行される。
図12のフローチャートの処理は、図7に示したフローチャートに対して、ステップS30に代えてステップS30Aの処理が実行される点と、ステップS31の処理が削除されている点とが異なる。他の部分については、図12のフローチャートは図7で説明したフローチャートと同様であるので説明は繰返さない。
図12のフローチャートにおいては、ステップS21でファイル種別が3Dでないと判断されると、画像データファイルは二次元画像データファイルであるので、現在サムネイルとして表示している画像の表示を変える必要がない。そのため、この場合にはステップS21からステップS32に処理が進み制御は図6のフローチャートに移されることとなる。
また、図7のフローチャートでは、視線方向が変更された画像がステップS29までに作成され、これをステップS30で拡大画像表示領域40に表示していた。これに対して、図12のフローチャートでは、ステップS29までに作成された視線方向が変更された画像は、ステップS30Aにおいて縮小されて、仮選択サムネイル画像に対して上書き表示される。
実施の形態2においても、拡大観察装置において、選択画面で所望の三次元画像データファイルを選択する時、拡大表示領域内に表示し、全方向からの三次元データの外形を、三次元表示アプリケーションを起動する前に、自動回転させることによって確認できるので、作業効率が向上する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における拡大観察装置1のブロック図である。 図1のカメラ部2の概観を示した図である。 図1のコントローラ4の概観を示した図である。 実施の形態1に係る画像処理装置の表示画面例を示した図である。 三次元画像データファイルの内容を説明するための図である。 本発明の実施の形態1で実行されるファイルを選択させるプログラムの制御について説明するためのフローチャートである。 図6のステップS10の仮選択画像表示処理の詳細を示したフローチャートである。 視線方向と視線方向の変更について説明するための図である。 視線方向の変更指示と表示画像の切換えを説明するための図である。 マウスによる視線方向変更指示が無かった場合の表示画像の切換を説明するための図である。 実施の形態2における画面表示について説明するための図である。 実施の形態2の画面を表示するための仮選択画像表示処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 拡大観察装置、2 カメラ部、4 コントローラ、6 表示部、8 入力部、12 撮像部、14 撮像制御部、16 インターフェース部、20 メモリ、22 入出力制御部、32 基本メニュー表示領域、34 フォルダ表示領域、36 ファイル検索表示領域、38 サムネイル表示領域、40 拡大画像表示領域、100 画像データファイル、102 全焦点画像データ、104 高さ情報データ、106 校正値、108 表示用サムネイル、A〜F ファイル、R 軌跡、S 被観察ワーク。

Claims (21)

  1. 三次元画像データを含む複数の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記複数の画像データの画像を表示させる表示手段と、
    前記複数の画像データに対して処理を行なう処理手段とを備え、
    前記処理手段は、前記記憶手段から前記複数の画像データを読み出して、処理対象となる画像データを選択させるための一覧表示を前記表示手段に行なわせる際に、少なくとも1つの三次元画像データに対応する視線方向が異なる複数の画像を前記表示手段に表示させる、画像処理装置。
  2. 前記処理手段は、前記複数の画像を切換えて前記表示手段に表示させる、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記処理手段は、前記複数の画像を次々と切換えて、三次元形状が自転しているように前記表示手段に表示させる、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記自転の軸は、前記三次元画像の撮像方向に対して傾いている、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置は、操作者からの指示を入力する入力手段をさらに備え、
    前記処理手段は、前記入力手段からの指示に応じて前記複数の画像を切換えて表示する、請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記処理手段は、前記表示手段に表示させる画像を現在の画像から前記入力手段からの指示に応じた量だけ視線方向を移動させた画像に切換える、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理手段は、前記一覧表示後に対象画像データを選択する指示を受けると前記対象画像データを使用する所定の処理を実行する、請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の処理は、計測、保存、印刷、画像加工、表示変更のいずれかの処理を含む、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記処理手段は、前記一覧表示として前記複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記三次元画像データに対応する縮小画像に対して視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する、請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理装置は、操作者からの指示を入力する入力手段をさらに備え、
    前記処理手段は、前記一覧表示として前記複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力手段によって前記操作者からの前記画像データを仮選択する指示を受け、仮選択された画像データが三次元画像データである場合には、前記縮小画像とは別に視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する、請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 三次元画像データを含む複数の画像データを記憶する記憶手段から前記複数の画像データを読み出すステップと、
    前記複数の画像データの一覧表示を表示させるステップと、
    少なくとも1つの三次元画像データに対応する視線方向が異なる複数の画像を表示させるステップとを備える、画像データを選択させる方法。
  12. 前記複数の画像を表示させるステップは、前記複数の画像を切換えて表示手段に表示させる、請求項11に記載の画像データを選択させる方法。
  13. 前記複数の画像を表示させるステップは、前記複数の画像を次々と切換えて、三次元形状が自転しているように前記表示手段に表示させる、請求項12に記載の画像データを選択させる方法。
  14. 前記自転の軸は、前記三次元画像の撮像方向に対して傾いている、請求項13に記載の画像データを選択させる方法。
  15. 操作者からの指示を入力するステップをさらに備え、
    前記複数の画像を表示させるステップは、前記指示に応じて前記複数の画像を切換えて表示する、請求項11に記載の画像データを選択させる方法。
  16. 前記複数の画像を表示させるステップは、前記表示手段に表示させる画像を現在の画像から前記入力手段からの指示に応じた量だけ視線方向を移動させた画像に切換える、請求項15に記載の画像データを選択させる方法。
  17. 前記一覧表示後に対象画像データを選択する指示を受けると前記対象画像データを使用する所定の処理を実行するステップをさらに備える、請求項11に記載の画像データを選択させる方法。
  18. 前記所定の処理は、計測、保存、印刷、画像加工、表示変更のいずれかの処理を含む、請求項17に記載の画像データを選択させる方法。
  19. 前記一覧表示を表示させるステップは、前記一覧表示として前記複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を前記表示手段に表示させ、
    前記複数の画像を表示させるステップは、前記三次元画像データに対応する縮小画像として視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する、請求項11に記載の画像データを選択させる方法。
  20. 操作者からの指示を入力するステップをさらに備え、
    前記一覧表示を表示させるステップは、前記一覧表示として前記複数の画像データの画像をそれぞれ縮小した複数の縮小画像を前記表示手段に表示させ、
    前記複数の画像を表示させるステップは、前記操作者から前記指示として前記画像データを仮選択する指示を受け、仮選択された画像データが三次元画像データである場合には、前記縮小画像とは別に視線方向が異なる複数の画像を切換え表示する、請求項11に記載の画像データを選択させる方法。
  21. 請求項11〜20のいずれか1項に記載の画像データを選択させる方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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