JP2018106271A - 報告書作成装置、プログラム、情報記憶媒体、および報告書作成方法 - Google Patents

報告書作成装置、プログラム、情報記憶媒体、および報告書作成方法 Download PDF

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【課題】容易に報告書を作成することができる報告書作成装置を提供する。【解決手段】報告書作成装置100は、分析装置で取得した測定データに基づいて、報告書を作成する報告書作成装置であって、測定データを解析するためのユーザーの操作を操作情報として記憶部130に記憶させる操作情報取得部114と、記憶部130に記憶された操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つのレイアウト情報を選択するレイアウト選択部116と、選択されたレイアウト情報に基づいて、測定データを配置して報告書を作成する報告書作成部118と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、報告書作成装置、プログラム、情報記憶媒体、および報告書作成方法に関する。
電子顕微鏡や、質量分析装置、電子プローブマイクロアナライザーなどの分析装置で取得された測定データ(スペクトルや、画像など)は、多くの情報を有している。そのため、分析装置で取得された測定データに対して様々な解析を行うことで、様々な情報を取得することができる(例えば特許文献1参照)。
特開2016−61765号公報
しかしながら、測定データが有している多くの情報のなかでも、ユーザーが注目する情報はごく一部である場合が多い。そのため、測定データの解析結果を示す報告書は、この注目する情報がわかりやすいようにレイアウトされていることが望ましい。
従来、報告書を作成する際には、ユーザーが実際に画像やスペクトルを報告書上の様々な位置に配置してみるなど試行錯誤して、注目する情報がわかりやすいレイアウトを探し出していた。そのため、報告書の作成に手間がかかっていた。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、容易に報告書を作成することができる報告書作成装置、プログラム、および情報記憶媒体を提供することができる。
(1)本発明に係る報告書作成装置は、
分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成する報告書作成装置であって、
前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得部と、
前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択部と、
選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成部と、
を含む。
このような報告書作成装置では、レイアウト選択部が操作情報に基づいてレイアウトを選択するため、測定データを解析するためのユーザーの操作が反映された報告書を容易に作成することができる。測定データを解析するためのユーザーの操作には、ユーザーが解析の際に注目していたポイント(情報)が反映される。したがって、このような報告書作成装置では、ユーザーが解析を行う際に注目していたポイント(情報)が反映された報告書を容易に作成することができる。
(2)本発明に係る報告書作成装置において、
前記操作情報取得部は、前記操作情報を受け付けて、順次、前記操作情報記憶部に記憶させ、
前記レイアウト選択部は、前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報の履歴に基づいて、前記レイアウト情報を選択してもよい。
このような報告書作成装置では、測定データに対する解析が複数回行われた場合であっても、操作情報の履歴から報告書作成の指示が行われた時点での測定データの解析状況の情報を得ることができる。そのため、このような報告書作成装置では、測定データに対する解析が複数回行われた場合であっても、ユーザーが解析を行う際に注目していたポイントが反映された報告書を容易に作成することができる。
(3)本発明に係る報告書作成装置において、
前記レイアウト情報は、前記測定データの種類の情報、前記報告書上における前記測定データが表示される領域の位置の情報、および前記報告書上における前記測定データが表示される領域の大きさの情報を含んでいてもよい。
(4)本発明に係る報告書作成装置において、
前記操作情報を入力するための操作部と、
前記操作情報に基づいて、前記測定データに対する解析を行う解析部と、
を含んでいてもよい。
(5)本発明に係るプログラムは、
分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成するためのプログラムであって、
前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得部と、
前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択部と、
選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成部としてコンピューターを機能させる。
このようなプログラムでは、ユーザーが解析を行う際に注目していたポイント(情報)が反映された報告書を容易に作成することができる。
(6)本発明に係る情報記憶媒体は、
分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成するためのプログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な非一時的な情報記憶媒体であって、
前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得部と、
前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択部と、
選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成部としてコンピューターを機能させるプログラムを記憶している。
(7)本発明に係る報告書作成方法は、
分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成する報告書作成方法であ
って、
前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得工程と、
前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択工程と、
選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成工程と、
を含む。
このような報告書作成方法では、ユーザーが解析を行う際に注目していたポイント(情報)が反映された報告書を容易に作成することができる。
本実施形態に係る報告書作成装置を含む分析システムの構成を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の機能ブロック図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 スペクトルの解析結果を示すためのレイアウト情報の一例を示す図。 スペクトルの解析結果を示す報告書の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 マップ画像の解析結果を示すためのレイアウト情報の一例を示す図。 マップ画像の解析結果を示す報告書の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 スペクトルの解析結果を示す報告書の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 スペクトルを比較した結果を示す報告書の一例を示す図。 スペクトルの解析結果を示す報告書の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 1つの画像の解析結果を示す報告書の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の表示部に表示される解析画面の一例を示す図。 測長結果を示す報告書の一例を示す図。 本実施形態に係る報告書作成装置の処理部の処理の流れの一例を示すフローチャート。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 報告書作成装置
まず、本実施形態に係る報告書作成装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る報告書作成装置100を含む分析システム1の構成を示す図である。
分析システム1は、図1に示すように、報告書作成装置100と、分析装置200と、を含んで構成されている。分析装置200は、測定データを得ることができる装置であれば特に限定されない。分析装置200は、例えば、走査電子顕微鏡(SEM)、透過電子顕微鏡(TEM)、走査透過電子顕微鏡(STEM)などの電子顕微鏡や、質量分析装置(MS)、電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)、光電子分光装置(XPS)、蛍光X線分析装置、核磁気共鳴装置(NMR)などである。
分析装置200で得られる測定データの種類としては、画像データ、スペクトルデータなどが挙げられる。例えば、分析装置200が走査電子顕微鏡(SEM)である場合、分析装置200で得られる画像データとしては、走査電子顕微鏡像(二次電子像や反射電子像など)のデータや、マップ画像(EDSマッピング分析による元素マップ画像など)のデータなどが挙げられる。また、分析装置200が走査電子顕微鏡である場合、分析装置200で得られるスペクトルデータとしては、EDSスペクトルデータや、WDSスペクトルデータなどが挙げられる。測定データには、測定データを取得したときの測定条件の情報も含まれている。
報告書作成装置100は、分析装置200から測定データを取得し、測定データの解析結果を示す報告書を作成する。報告書作成装置100で作成される報告書には、測定データから得られた画像や、スペクトル、測定条件、測定データに対する各種演算結果(定量分析の結果、定性分析の結果など)などが、所定のレイアウトで配置される。
図2は、本実施形態に係る報告書作成装置100の機能ブロック図である。なお、本実施形態に係る報告書装置は、図2に示す構成要素の一部を省略した構成としてもよい。
報告書作成装置100は、図2に示すように、処理部110と、操作部120と、記憶部130と、情報記憶媒体140と、表示部150と、音出力部160と、通信部170と、を含んで構成されている。
操作部120は、ユーザーからの操作情報を入力するための機器であり、ユーザーの操作情報を処理部110に出力する。操作部120の機能は、タッチパネル(タッチパネル型ディスプレイ)、タッチパッド、マウス、方向キーやボタン、キーボード等の入力機器により実現することができる。
記憶部130は、処理部110や通信部170などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。記憶部130には、後述するように操作情報が記憶される。すなわち、記憶部130は、操作情報記憶部として機能する。
情報記憶媒体140(コンピューターにより読み取り可能な媒体(非一時的な情報記憶媒体))は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。処理部110は、情報記憶媒体140に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。すなわち、情報記憶媒体140には、処理部110の各部としてコンピューターを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピューターに実行させるためのプログラム)が記憶される。
本実施形態では、情報記憶媒体140には、報告書のレイアウトに関する情報であるレイアウト情報が複数記憶されている。すなわち、本実施形態では、情報記憶媒体140が、レイアウト情報が複数記憶されたレイアウト情報記憶部として機能する。なお、記憶部130がレイアウト情報記憶部として機能してもよい。
表示部150は、処理部110で生成された画像(例えば測定データの解析結果や、作成された報告書等)を出力するものであり、その機能は、LCD、CRT、或いはタッチパネルなどのディスプレイにより実現できる。
音出力部160は、処理部110で生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
通信部170はサーバとの間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサまたは通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
処理部110(プロセッサ)は、操作部120からの操作情報、プログラム、通信部170を介して受信したデータなどに基づいて、測定データを解析する処理、測定データから報告書を作成する処理などの処理を行う。処理部110は、記憶部130をワーク領域として各種処理を行う。処理部110の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)でプログラムを実行することにより実現することができる。なお、処理部110の機能の少なくとも一部を、ASIC(ゲートアレイ等)などの専用回路により実現してもよい。
処理部110は、解析部112と、操作情報取得部114と、レイアウト選択部116と、報告書作成部118と、を含む。
解析部112は、分析装置200から取得した測定データに対する解析を行う。解析部112は、操作部120からの操作情報に基づいて、ユーザーから指定された測定データに対して、ユーザーにより指定された解析を行う。解析部112は、解析結果を表示部150に表示させる制御を行う。
解析部112は、例えば、測定データを解析するためのユーザーインターフェイス(解析画面)を表示部150に表示させる制御を行う。ユーザーは、当該ユーザーインターフェイスを用いて、測定データを読み込む処理を行った後、所望の解析をユーザーインターフェイスのボタンやメニューなどから選択して測定データに対して適用するといった操作(測定データに対する解析を行うための操作)を行う。
測定データに対する解析としては、画像やスペクトルに対する各種演算処理(微分処理、積分処理、平滑化処理、定性分析処理、定量分析処理など)、画像の測長、画像の比較、スペクトルの比較、などが挙げられる。また、測定データに対する解析としては、さらに、画像やスペクトルの表示方法の変更(色の変更、拡大または縮小する領域の変更、表示倍率の変更)、画像上やスペクトル上へのコメントの追加、マッピングデータからのスペクトルデータの抽出、マッピングデータからのラインデータの抽出などが挙げられる。
操作情報取得部114は、測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として記憶部130に記憶させる処理を行う。操作情報取得部114は、操作部120から出力された操作情報を受け付けて、当該操作情報を記憶部130に記憶させる処理を行う。
操作情報取得部114は、操作部120から出力された操作情報を受け付けて、順次、
記憶部130に記憶させる。そのため、記憶部130に記憶された複数の操作情報から、操作情報の履歴(操作が行われた順序)の情報、すなわち測定データに対する解析の履歴(解析の順序)の情報を得ることができる。
レイアウト選択部116は、記憶部130に記憶された操作情報に基づいて、情報記憶媒体140に記憶された複数のレイアウト情報から1つのレイアウト情報を選択する。レイアウト選択部116は、記憶部130に記憶された操作情報から報告書作成の指示が行われた時点での測定データの解析状況の情報を得て、当該解析状況にあったレイアウト情報を選択する。
測定データの解析状況の情報には、解析が行われた測定データの種類と数、解析画面における測定データの表示状態、測定データに対して行われた演算処理(定量分析処理など)の種類、などの情報が含まれる。
レイアウト情報は、報告書のレイアウトに関する情報である。レイアウト情報には、報告書に表示される測定データの種類と数、報告書上における測定データが表示される領域の位置、報告書上における測定データが表示される領域の大きさ、などの情報が含まれる。また、レイアウト情報には、さらに、測定条件が表示される領域の位置と大きさの情報、演算処理の種類とその結果が表示される領域の位置と大きさの情報が含まれていてもよい。なお、レイアウト情報には、報告書上に測定データをレイアウトするためのその他の情報が含まれていてもよい。
ここで、測定データの解析状況の情報に含まれる情報の少なくとも一部は、レイアウト情報に含まれる情報の少なくとも一部と対応している。例えば、解析状況の情報に含まれる、解析が行われた測定データの種類と数の情報は、レイアウト情報に含まれる、表示される測定データの種類と数の情報と対応している。また、解析状況の情報に含まれる、測定データに対して行われた演算処理の種類の情報は、レイアウト情報に含まれる、演算処理の種類の情報と対応している。レイアウト選択部116は、複数のレイアウト情報のなかから、解析状況の情報に含まれるこれらの対応する情報と一致する情報を持つレイアウト情報(または最も一致する情報の数が多いレイアウト情報)を選択する。
ここで、測定データに対する解析は、複数回行われる場合がある。例えば、スペクトルに対して平滑化処理を行った後に、定量分析処理を行う場合などである。このような場合でも、記憶部130に記憶された操作情報からは、上述したように、操作情報の履歴の情報、すなわち測定データに対する解析の履歴の情報を得ることができる。この操作情報の履歴から報告書作成の指示が行われた時点での解析状況の情報を得ることができる。したがって、レイアウト選択部116は、解析が複数回行われた場合であっても、操作情報の履歴に基づいて、適切なレイアウト情報を選択できる。
上述したように、情報記憶媒体140には、複数のレイアウト情報が記憶されている。レイアウト情報は、解析部112で行われる解析に応じてあらかじめ複数準備されている。
例えば、情報記憶媒体140に記憶される複数のレイアウト情報は、画像の解析結果を示すためのレイアウト情報、スペクトルの解析結果を示すためのレイアウト情報、画像およびスペクトルの両方の解析結果を含むレイアウト情報に大別できる。
画像の解析結果を示すためのレイアウト情報としては、例えば、1つの画像の解析結果を示すためのレイアウト情報、複数の画像を比較した結果を示すためのレイアウト情報、測長結果を示すためのレイアウト情報、マップ画像の解析結果を示すためのレイアウト情
報、などが挙げられる。また、スペクトルの解析結果を示すためのレイアウト情報としては、例えば、1つのスペクトルの解析結果を示すためのレイアウト情報、複数のスペクトルを比較した結果を示すためのレイアウト情報、定量分析の結果を示すためのレイアウト情報などが挙げられる。また、画像およびスペクトルの両方の解析結果を含むレイアウト情報としては、例えば、上記のレイアウト情報を組み合わせたレイアウト情報などが挙げられる。
報告書作成部118は、レイアウト選択部116で選択されたレイアウト情報に基づいて、報告書を作成する処理を行う。報告書作成部118は、選択されたレイアウト情報に従って、報告書上の指定された位置に指定された画像やスペクトルを、指定された大きさで配置して報告書を作成する。
報告書作成部118は、操作情報に基づいて、測定データを解析するためのユーザーの操作を反映した表示状態で、測定データを報告書上のレイアウト情報で指定された領域に表示させる。報告書作成部118は、例えば、報告書作成の指示が行われた時点の表示状態を反映した画像やスペクトルを報告書上に表示させることができる。すなわち、例えば、解析画面上に表示されていた画像やスペクトルがそのまま報告書上に表示される。
なお、報告書作成部118は、測定データが保存された時点での画像やスペクトルの表示状態を反映した画像やスペクトルを報告書上に表示させてもよい。いつの時点(報告書作成の指示の時点または測定データが保存された時点)での測定データの表示状態を反映するかは、ユーザーの要求により選択可能になっていてもよい。
報告書作成部118は、作成された報告書を所定のファイルフォーマットで出力してもよいし、プリンタに出力してもよい。
2. 手法
次に、本実施形態の手法について、図面を参照しながら説明する。以下では、報告書作成装置100における報告書を作成する方法について、解析の手法ごとに説明する。
2.1. スペクトルの解析結果を示す報告書の作成
まず、報告書作成装置100がスペクトルの解析結果を示す報告書を作成する場合について説明する。
図3および図4は、報告書作成装置100の表示部150に表示される解析画面の一例を示す図である。
図3および図4に示す解析画面は、スペクトルの解析を行うためのGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)画面である。解析画面には、スペクトルの平滑化処理を実行するための平滑化ボタンA1、定性分析処理を実行するための定性ボタンA2、定量分析処理を実行するための定量ボタンA3が表示されている。また、解析画面には、報告書を作成する処理を実行するため報告書作成ボタンRが表示されている。なお、解析画面に表示されるボタンやメニューはこれらに限定されず、スペクトルに対する解析を実行するためのその他のボタンやメニューが表示されていてもよい。以下、スペクトルデータに対する解析の手順を説明する。
ユーザーが操作部120を用いて、サンプル像I1、分析視野を示すSEM像I2、スペクトルS1を選択する操作を行うと、図3に示すように、解析画面に、サンプル像I1、SEM像I2、スペクトルS1が表示される。画像データやスペクトルデータの選択は、例えば、画像データのファイルやスペクトルデータのファイルを選択(指定)し、選択
したデータを解析画面に移動させる(ドラッグ&ドロップする)といった操作で行うことができる。
次に、ユーザーが操作部120を用いて平滑化ボタンA1に対する押下操作を行うと、スペクトルS1が平滑化される。次に、ユーザーが操作部120を用いて定性ボタンA2に対する押下操作を行うと、スペクトルS1に対して定性分析処理が行われる。これにより、図3に示すようにスペクトルS1上には、定性分析の結果が表示される。
次に、ユーザーが操作部120を用いて定量ボタンA3に対する押下操作を行うと、スペクトルS1に対して定量分析処理が行われる。この結果、図4に示すように、解析画面には、定量分析の結果を示すテーブルT1が表示される。
上記のようにして、スペクトルに対して解析が行われた後に、ユーザーが操作部120を用いて報告書作成ボタンRに対する押下操作を行うと、報告書が自動で作成される。
ここで、報告書作成装置100では、操作情報取得部114が操作情報を、順次、記憶部130に記憶させる処理を行うため、記憶部130には上記のユーザーの操作に関する操作情報が記憶されている。具体的には、記憶部130には、サンプル像I1、SEM像I2、スペクトルS1を選択する操作に関する操作情報、スペクトルS1に対して平滑化処理を行うための操作に関する操作情報、測定データに対して定性分析処理を行うための操作に関する操作情報、定量分析処理を行うための操作に関する操作情報が記憶されている。
レイアウト選択部116は、これらの操作情報に基づいて、情報記憶媒体140に記憶されている複数のレイアウト情報から1つのレイアウト情報を選択する。
図5は、スペクトルの解析結果を示すためのレイアウト情報の一例を示す図である。図5に示す例では、レイアウト情報は、報告書上におけるサンプル像が表示される領域の位置と大きさの情報i1、報告書上における分析視野を示すSEM像が表示される領域の位置と大きさの情報i2、SEM像の測定条件が表示される領域の位置と大きさの情報i3、報告書上におけるスペクトルが表示される領域の位置と大きさの情報i4、報告書上における定量分析の結果を示すテーブルが表示される領域の位置と大きさの情報i5、を含む。
レイアウト選択部116は、記憶部130に記憶された操作情報から、サンプル像I1、SEM像I2、スペクトルS1、およびテーブルT1が解析画面に表示されている状態であるとの情報(解析状況の情報)を得る。この解析状況の情報に含まれる測定データの種類と数(サンプル像I1、SEM像I2、スペクトルS1)および演算処理(定量分析処理)の種類の情報は、図5に示すレイアウト情報に含まれる測定データの種類と数および演算処理の種類の情報と一致する。そのため、レイアウト選択部116は、図5に示すレイアウト情報を選択する。
図6は、スペクトルの解析結果を示す報告書の一例を示す図である。
報告書作成部118は、図5に示すレイアウト情報に従って、報告書上にサンプル像I1、SEM像I2、スペクトルS1、および定量結果のテーブルT1を配置し、図6に示す報告書を作成する。このとき、サンプル像I1、SEM像I2、スペクトルS1は、解析画面に表示された状態がそのまま報告書に反映される。
2.2. マップ画像の解析結果を示す報告書の作成
次に、報告書作成装置100がマップ画像の解析結果を示す報告書を作成する場合について説明する。図7および図8は、報告書作成装置100の表示部150に表示される解析画面の一例を示す図である。
図7および図8に示す解析画面は、マップ画像の解析を行うためのGUI画面である。解析画面には、マップ画像からスペクトルを抽出するためのスペクトル表示ボタンA4および報告書作成ボタンRが表示されている。なお、解析画面に表示されるボタンやメニューはこれらに限定されず、マップ画像に対する解析を実行するためのその他のボタンやメニューが表示されていてもよい。以下、マップ画像に対する解析の手順を説明する。
ユーザーが操作部120を用いてマッピング時の電子プローブの電流量の分布を示す画像I3、およびマッピング領域のSEM像I4を選択する操作を行うと、図7に示すように、解析画面に画像I3およびSEM像I4が表示される。次に、ユーザーが操作部120を用いて複数の元素マップ画像M1,M2,M3,M4を選択する操作を行うと、元素マップ画像M1,M2,M3,M4が表示される。
次に、ユーザーが操作部120を用いてスペクトル表示ボタンA4に対して押下操作を行うと、図8に示すように、スペクトルS2(マッピング領域の全体のEDSスペクトル)が表示される。
上記のようにして、マップ画像に対して解析が行われた後、ユーザーが操作部120を用いて報告書作成ボタンRに対する押下操作を行うと、報告書が自動で作成される。
ここで、記憶部130には、画像I3を表示させるための操作に関する操作情報、SEM像I4を表示させるための操作に関する操作情報、元素マップ画像M1、M2,M3,M4を表示させるための操作に関する操作情報、スペクトルS2を表示させるための操作に関する操作情報、が記憶されている。
レイアウト選択部116は、これらの操作情報に基づいて、情報記憶媒体140に記憶されている複数のレイアウト情報から1つのレイアウト情報を選択する。
図9は、マップ画像の解析結果を示すためのレイアウト情報の一例を示す図である。図9に示す例では、レイアウト情報は、報告書上における電子プローブの電流量の分布を示す画像が表示される領域の位置と大きさの情報i10、報告書上におけるSEM像が表示される領域の位置と大きさの情報i11、報告書上における4つの元素マップ画像が表示される領域の位置と大きさの情報i12,i13,i14,i15、報告書上におけるスペクトルが表示される領域の位置と大きさの情報i16、元素の凡例が表示される領域の位置と大きさの情報i17を含む。
記憶部130に記憶された操作情報から、画像I3、SEM像I4、元素マップ画像M1,M2,M3,M4、およびスペクトルS2が表示されている状態であるとの情報(解析状況の情報)が得られる。この解析状況の情報に含まれる測定データの種類と数(すなわち、画像I3、SEM像I4、スペクトルS2)とレイアウト情報に含まれる測定データの種類および数は一致する。そのため、レイアウト選択部116は、情報記憶媒体140に記憶されている複数のレイアウト情報から図9に示すレイアウト情報を選択する。
図10は、マップ画像の解析結果を示す報告書の一例を示す図である。
報告書作成部118は、図9に示すレイアウト情報に従って、報告書上に、画像I3、SEM像I4、元素マップ画像M1,M2,M3,M4、スペクトルS2、および元素の
凡例を配置し、図10に示す報告書を作成する。
2.3. スペクトルの比較
次に、報告書作成装置100が、スペクトルを比較した結果を示す報告書を作成する場合について説明する。図11は、報告書作成装置100の表示部150に表示される解析画面の一例を示す図である。図11に示す解析画面は、スペクトルの解析を行うためのGUI画面である。
ユーザーが操作部120を用いてスペクトルデータを表示させる操作を行うと、図11に示すように、スペクトルS3が表示される。
この状態で、ユーザーが操作部120を用いて報告書作成ボタンRに対する押下操作を行うと、図12に示す報告書が自動で作成される。
報告書作成ボタンRに対する押下操作が行われた時には、記憶部130にはスペクトルS3を表示させるための操作に関する操作情報のみが記憶されている。そのため、レイアウト選択部116は1つのスペクトルを表示するためのレイアウト情報を選択する。したがって、報告書作成部118によって作成された報告書には、図12に示すように、スペクトルS3が単独で表示される。
次に、ユーザーが操作部120を用いてスペクトルデータを追加する操作(例えば、スペクトルデータのファイルを選択(指定)し、選択したスペクトルデータを解析画面に移動させる(ドラッグ&ドロップする)操作)を行うと、図13に示すように、解析画面にスペクトルS4が追加される。
この状態で、ユーザーが操作部120を用いて報告書作成ボタンRに対する押下操作を行うと、図14に示す報告書が自動で作成される。
報告書作成ボタンRに対する押下操作が行われた時には、記憶部130には、スペクトルS3を表示させるための操作に関する操作情報と、スペクトルS4を表示させるための操作に関する操作情報と、が記憶されている。そのため、レイアウト選択部116は2つのスペクトルを比較した結果を示すためのレイアウト情報を選択する。当該レイアウト情報には、2つのスペクトルを比較しやすいように2つのスペクトルを並べて配置するレイアウトが採用されている。したがって、報告書作成部118によって作成された報告書には、図14に示すように、スペクトルS3とスペクトルS4とが並んで表示される。
次に、ユーザーが操作部120を用いてスペクトルS3を削除する操作を行うと、スペクトルS3が削除される。
この状態で、ユーザーが操作部120を用いて報告書作成ボタンRに対する押下操作を行うと、図15に示す報告書が自動で作成される。報告書作成ボタンRに対する押下操作が行われた時には、記憶部130には、スペクトルS3を表示させるための操作に関する操作情報、スペクトルS4を表示させるための操作に関する操作情報、スペクトルS3を削除するための操作に関する操作情報が記憶されている。レイアウト選択部116は、操作情報に基づいて、1つのスペクトルを表示するためのレイアウト情報を選択する。したがって、報告書作成部118によって作成された報告書には、図15に示すように、スペクトルS4が単独で表示される。
2.4. 測長
次に、報告書作成装置100が測長結果を示す報告書を作成する場合について説明する
。図16は、報告書作成装置100の表示部150に表示される解析画面の一例を示す図である。図16に示す解析画面は、画像の測長を行うためのGUI画面である。解析画面には、測長を行うための測長ボタンA5および報告書作成ボタンRが表示されている。
ユーザーが操作部120を用いてSEM像I5を選択する操作を行うと、図16に示すように、解析画面にSEM像I5が表示される。この状態で、ユーザーが操作部120を用いて報告書作成ボタンRに対する押下操作を行うと、図17に示す報告書が自動で作成される。
報告書作成ボタンRに対する押下操作が行われた時には、記憶部130にはSEM像I5を表示させるための操作に関する操作情報のみが記憶されている。そのため、レイアウト選択部116は1つの画像を表示するためのレイアウト情報を選択する。したがって、報告書作成部118によって作成された報告書には、図17に示すように、SEM像I5が単独で表示される。
次に、ユーザーが操作部120を用いてSEM像I5上で測長を行うための操作(例えば、測長ボタンA5に対する押下操作を行った後に、SEM像I5上でラインLを描く操作)を行うと、図18に示すように、測長結果が表示される。
この状態で、ユーザーが操作部120を用いて報告書作成ボタンRに対する押下操作を行うと、図19に示す報告書が自動で作成される。
報告書作成ボタンRに対する押下操作が行われた時には、記憶部130にはSEM像I5を表示させるための操作に関する操作情報と、測長を行うための操作に関する操作情報と、が記憶されている。そのため、レイアウト選択部116は、測長結果を示すためのレイアウト情報を選択する。したがって、報告書作成部118によって作成された報告書には、図19に示すように、SEM像I5およびSEM像I5上に示された測長結果が表示される。
3. 処理
次に、本実施形態に係る報告書作成装置100の処理部110の処理について、図面を参照しながら説明する。ここでは、処理部110の報告書を作成する処理について説明する。
図20は、本実施形態に係る報告書作成装置100の処理部110の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
解析部112は、操作部120からの操作情報に基づいて、ユーザーから指定された測定データに対してユーザーにより指定された解析処理を行う。
操作情報取得部114は、操作部120から出力された操作情報に基づいて、ユーザーが解析指示を行ったか否かを判定する処理を行う(ステップS102)。操作情報取得部114は、例えば、解析画面(GUI)の操作が行われた場合に、ユーザーが解析指示を行ったと判定する。
ユーザーが解析指示を行ったと判定された場合(ステップS102でYESの場合)、操作情報取得部114は、操作部120から出力された操作情報を記憶部130に記憶させる処理を行う(ステップS104)。
一方、ユーザーが解析指示を行わなかったと判定された場合(ステップS102でNO
の場合)、レイアウト選択部116はユーザーが報告書作成指示を行ったか否かを判定する(ステップS106)。レイアウト選択部116は、例えば、報告書作成ボタンRに対する押下操作が行われた場合に、ユーザーが報告書作成指示を行ったと判定する。
操作情報取得部114は、ユーザーが報告書作成指示を行ったと判定されるまで、解析指示が行われたか否かを判定する処理(ステップS102)および操作情報を記憶部130に記憶させる処理(ステップS104)を繰り返し行う。
ユーザーが報告書作成指示を行ったと判定された場合(ステップS106でYESの場合)、レイアウト選択部116は、記憶部130に記憶された操作情報に基づいて、複数のレイアウト情報から1つのレイアウト情報を選択する(ステップS108)。
次に、報告書作成部118は、レイアウト選択部116で選択されたレイアウト情報に基づいて、報告書を作成する処理を行う(ステップS110)。報告書作成部118は作成された報告書を所定のファイルフォーマットで出力し(またはプリンタに出力し)、処理部110は処理を終了する。
なお、処理部110は、ステップS110の後に処理を終了せずに、ステップS102に戻って報告書を作成する処理(ステップS102〜S110の処理)を繰り返し行ってもよい。
報告書作成装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
報告書作成装置100では、操作情報取得部114が測定データを解析するためのユーザーの操作を操作情報として記憶部130に記憶させ、レイアウト選択部116が記憶部130に記憶された操作情報に基づいて情報記憶媒体140(レイアウト情報記憶部)に記憶された複数のレイアウト情報から1つのレイアウト情報を選択し、報告書作成部118が選択されたレイアウト情報に基づいて報告書を作成する。
このように報告書作成装置100では、レイアウト選択部116が操作情報に基づいてレイアウトを選択するため、測定データを解析するためのユーザーの操作が反映された報告書を容易に作成することができる。測定データを解析するためのユーザーの操作には、ユーザーが解析の際に注目していたポイント(情報)が反映される。したがって、報告書作成装置100では、ユーザーが解析を行う際に注目していたポイント(情報)が反映された報告書を容易に作成することができる。よって、報告書作成のための手間や時間を低減できる。
また、報告書作成装置100では、レイアウト選択部116が操作情報に基づいてレイアウト情報を選択するため、ユーザーが同じ手順で解析を行うことで、同じレイアウト情報が選択される。そのため、報告書作成装置100では、ユーザーが同じ手順で解析を行うことで、同じレイアウト情報で作成された報告書を得ることができる。同じレイアウト情報で作成された報告書は、例えば、結果の比較が容易である。
4. 変形例
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。なお、上述した実施形態と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
4.1. 第1変形例
上述した実施形態では、レイアウト選択部116がレイアウト情報を選択していたが、
ユーザーがレイアウト選択部116が選択したレイアウト情報を別のレイアウト情報に変更することも可能である。
本変形例では、報告書作成部118は、レイアウト選択部116が選択したレイアウト情報に基づいて報告書を作成した後に、作成した報告書を表示部150に表示させる処理を行う。これにより、ユーザーは、この作成された報告書を確認して、ユーザーが望む報告書になっているか否かを確認できる。
ユーザーは、この報告書のレイアウトが適切でないと判断した場合には、ユーザー自身がレイアウト情報を選択する。例えば、処理部110は、ユーザーからの要求に応じて情報記憶媒体140に記憶されている複数のレイアウト情報の一覧を表示部150に表示させる処理を行う。ユーザーは、レイアウト情報の一覧から1つのレイアウト情報を選択する。報告書作成部118は、ユーザーが選択したレイアウト情報に基づいて、報告書を作成する。これにより、ユーザーが望む報告書を作成することができる。
なお、レイアウト選択部116は、このレイアウト情報の変更を学習し、その結果を次にレイアウト情報を選択する際に反映する。この結果、よりユーザーの好みにあった報告書を作成することができる。
4.2. 第2変形例
上述した実施形態では、レイアウト情報はあらかじめ情報記憶媒体140に記憶されたレイアウト情報に限られていたが、レイアウト選択部116が新たにレイアウト情報を作成する処理を行ってもよい。
本変形例では、レイアウト選択部116は、情報記憶媒体140に記憶されている複数のレイアウト情報のなかから、適したレイアウト情報を見つけることができなかった場合に、新たにレイアウト情報を作成する処理を行う。
例えば、解析画面に5つの測定データが表示されているにも関わらず、5つの測定データを示すためのレイアウト情報が無かった場合、レイアウト選択部116は適したレイアウト情報が無いと判断し、レイアウト情報を作成する処理を行う。具体的には、レイアウト選択部116は、5つの測定データを示すためのレイアウト情報を作成する。
このように、レイアウト選択部116は、情報記憶媒体140に記憶されている複数のレイアウト情報から操作情報に基づき適したレイアウト情報があるか否かの判定を行う。そして、レイアウト選択部116は、適したレイアウト情報がないと判断された場合には、新たなレイアウト情報を作成する処理を行う。
本変形例によれば、ユーザーがレイアウト情報を作成する作業を行う必要がなく、レイアウト情報を作成する手間や時間を低減できる。
なお、上述した実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることが可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…分析システム、100…報告書作成装置、110…処理部、112…解析部、114…操作情報取得部、116…レイアウト選択部、118…報告書作成部、120…操作部、130…記憶部、140…情報記憶媒体、150…表示部、160…音出力部、170…通信部、200…分析装置

Claims (7)

  1. 分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成する報告書作成装置であって、
    前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得部と、
    前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択部と、
    選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成部と、
    を含む、報告書作成装置。
  2. 請求項1において、
    前記操作情報取得部は、前記操作情報を受け付けて、順次、前記操作情報記憶部に記憶させ、
    前記レイアウト選択部は、前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報の履歴に基づいて、前記レイアウト情報を選択する、報告書作成装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記レイアウト情報は、前記測定データの種類と数の情報、前記報告書上における前記測定データが表示される領域の位置の情報、および前記報告書上における前記測定データが表示される領域の大きさの情報を含む、報告書作成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記操作情報を入力するための操作部と、
    前記操作情報に基づいて、前記測定データに対する解析を行う解析部と、
    を含む、報告書作成装置。
  5. 分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成するためのプログラムであって、
    前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得部と、
    前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択部と、
    選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成部としてコンピューターを機能させるプログラム。
  6. 分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成するためのプログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な非一時的な情報記憶媒体であって、
    前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得部と、
    前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択部と、
    選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成部としてコンピューターを機能させるプログラムを記憶した情報記憶媒体。
  7. 分析装置で取得した測定データの解析結果を示す報告書を作成する報告書作成方法であ
    って、
    前記測定データに対する解析を行うためのユーザーの操作を操作情報として操作情報記憶部に記憶させる操作情報取得工程と、
    前記操作情報記憶部に記憶された前記操作情報に基づいて、レイアウト情報記憶部に記憶された複数のレイアウト情報から1つの前記レイアウト情報を選択するレイアウト選択工程と、
    選択された前記レイアウト情報に基づいて、前記測定データを配置して報告書を作成する報告書作成工程と、
    を含む、報告書作成方法。
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